JP6850694B2 - 内視鏡及び内視鏡の製造方法 - Google Patents

内視鏡及び内視鏡の製造方法 Download PDF

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本発明は、内視鏡及び内視鏡の製造方法に関する。
従来、医療分野及び工業分野において、各種検査のために内視鏡が広く用いられている。このうち、医療用の内視鏡は、患者等の被検体の体腔内に、撮像部を備えた細長形状をなす可撓性を有する挿入部を挿入することによって、被検体を切開せずとも体腔内の体内画像を取得でき、さらに、必要に応じて挿入部の先端から処置具を突出させて治療処置を行うことができるため、広く用いられている。
このような内視鏡は、挿入部の先端から撮像部が体腔内を撮像するための光を照射するライトガイドバンドルを備える。ライトガイドバンドルは、挿入部の先端に光を伝搬する光ファイバ束を有し、先端部が挿入部の先端に配置されている先端硬質部に組み付けられている。特許文献1には、ライトガイドバンドルが光を出射する方向と、撮像部が撮像する方向とが、挿入部が延在する方向と交差している斜視型の内視鏡が開示されている。
特開2006−145991号公報
斜視型の内視鏡では、挿入部が延在する方向と交差している方向に光を出射させるため、光ファイバ束が屈曲している部分がある。この屈曲している部分を先端硬質部に組み付けるためのスペースが必要となる。しかしながら、このスペースは、内視鏡の使用時にはデッドスペースとなるため、内視鏡の先端部の細径化が妨げられていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、先端部が細径化されている斜視型の内視鏡及び内視鏡の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る内視鏡は、被検体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端に位置し、外周に溝部が形成されている先端硬質部と、先端が前記溝部に組み付けられており、前記挿入部が延在する方向と交差する方向に光を出射するライトガイドバンドルと、を備え、前記ライトガイドバンドルは、前記先端硬質部の前記溝部に組み付けられており、先端側が前記挿入部の延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側が前記挿入部の延在する方向に沿って延在する第1ライトガイドバンドルと、中心軸線が前記第1ライトガイドバンドルの中心軸線と同軸となるように前記第1ライトガイドバンドルの基端側に配設されており、前記挿入部が延在する方向に沿って延在する第2ライトガイドバンドルと、前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを接続する接続部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡は、前記接続部は、前記第1ライトガイドバンドルの基端部に固定されたパイプ状の基端口金と、前記第2ライトガイドバンドルの先端部に固定されており、前記基端口金に嵌合するパイプ状の先端口金と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡は、前記接続部は、前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを接着し、かつ前記第2ライトガイドバンドルから前記第1ライトガイドバンドルに光を透過可能な接着剤を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡は、前記先端硬質部の前記溝部の前記第1ライトガイドバンドルを組み付けた位置より外周側に位置するパイプを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡は、前記接続部は、前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを着脱可能に接続することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡は、前記挿入部の先端に設けられており、前記被検体内において超音波を送受信する超音波振動子を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る内視鏡の製造方法は、被検体内に挿入される挿入部と、前記挿入部の先端に配置されており、外周に溝部が形成されている先端硬質部と、を備える内視鏡の製造方法であって、先端側が前記挿入部の延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側が前記挿入部の延在する方向に沿って延在する前記溝部に、該溝部の形状に整合する第1ライトガイドバンドルを組み付ける組み付け工程と、前記先端硬質部の前記溝部の前記第1ライトガイドバンドルを組み付けた位置より外周側にパイプを組み付けるパイプ組み付け工程と、前記挿入部が延在する方向に沿って延在する第2ライトガイドバンドルを、中心軸線が前記第1ライトガイドバンドルの中心軸線と同軸となるように前記第1ライトガイドバンドルの基端側に接続する接続工程と、前記パイプの基端部に前記パイプに連通するようにチューブを取り付けるチューブ取り付け工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、先端部が細径化されている斜視型の内視鏡及び内視鏡の製造方法を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す挿入部の先端の断面図である。 図3は、図2のA−A線に対応する断面図である。 図4は、図2のB−B線に対応する断面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図12は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図13は、実施の形態の変形例1に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図14は、実施の形態の変形例2に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。 図15は、実施の形態の変形例3に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る内視鏡及び内視鏡の製造方法の実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。以下の実施の形態においては、超音波振動子を有する内視鏡を例示して説明するが、本発明は、斜視型の内視鏡及び内視鏡の製造方法一般に適用することができる。
また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す模式図である。内視鏡1は、先端に撮像部が配設され、被検体内に挿入される挿入部2と、この挿入部2の基端側に連設された操作部3と、この操作部3の側部から延出するユニバーサルコード4と、ユニバーサルコード4に連設され、内視鏡1を制御する観察装置及び内視鏡1に照明光を供給するための光源装置等と接続されるコネクタ部5と、を備える。なお、本明細書において、図1に示すように、挿入部2を挿入する方向を「挿入方向」とし、挿入方向の操作部3からみて挿入部2側(図1の上方)を「先端側」、挿入方向の挿入部2からみて操作部3側(図1の下方)を「基端側」とする。
内視鏡1は、被検体の消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、又は呼吸器(気管、気管支)へ挿入され、消化管や呼吸器、その周囲臓器(膵臓、胆嚢、胆管、胆道、リンパ節、縦隔臓器、血管等)を撮像することが可能である。
挿入部2は、先端に設けられており、被検体内において超音波を送受信する超音波振動子21と、超音波振動子21の基端側に設けられている湾曲可能な湾曲部22と、湾曲部22の基端側に設けられている可撓性を有する可撓管部23と、を有する。可撓管部23の基端は、操作部3の先端側に連設されている。超音波振動子21は、コンベックス振動子、リニア振動子、及びラジアル振動子のいずれでも構わない。
図2は、図1に示す挿入部の先端の断面図である。図2に示すように、内視鏡1は、挿入部2の先端に配置されている先端硬質部201と、先端に撮像素子が設けられている撮像部202と、挿入部2が延在する方向と交差する方向に光を出射するライトガイドバンドル203と、を備える。
先端硬質部201は、硬質な樹脂又は金属等からなる。撮像部202が有する撮像素子は、CCD又はCMOS等であり、光を受光して光電変換を行うことにより電気信号を生成する。撮像素子は、挿入部2が延在する方向と交差する方向を撮像する。撮像部202は、撮像素子の基端側に電気的に接続されており、撮像素子が生成した電気信号を基端側に伝送するケーブルを有する。
撮像部202は、撮像部202より先端側に位置する超音波振動子が視野を妨げないように、撮像する方向が挿入方向と交差している斜視型である。
ライトガイドバンドル203は、挿入部2の先端に設けられている第1ライトガイドバンドル204と、第1ライトガイドバンドル204の先端に設けられており被検体に照明光を照射する照明レンズ205と、第1ライトガイドバンドル204の先端部に固定されているパイプ状の第1先端口金206と、第1ライトガイドバンドル204の基端部に固定されているパイプ状の基端口金207と、第1ライトガイドバンドル204の基端側に配設されている第2ライトガイドバンドル208と、第2ライトガイドバンドル208の先端部に固定されているパイプ状の第2先端口金209と、第2ライトガイドバンドル208の外周を覆うライトガイドバンドルチューブ210と、第2ライトガイドバンドル208を保護するライトガイドバンドル保護チューブ211と、を有する。
第1ライトガイドバンドル204及び第2ライトガイドバンドル208は、複数の光ファイバが束ねられた光ファイバ束からなる。
第1ライトガイドバンドル204は、先端硬質部201の溝部201aに組み付けられており、先端側において挿入部2が延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側において挿入部2が延在する方向に沿って延在する。換言すると、第1ライトガイドバンドル204は、基端側から挿入部2が延在する方向に沿って延在し、所定の位置で挿入部2が延在する方向と交差する方向に屈曲している。第1ライトガイドバンドル204は、光ファイバ束が接着剤等により所定の形状に屈曲するように固められた状態で、先端硬質部201の溝部201aに組み付けられる。ただし、第1ライトガイドバンドル204は、光ファイバ束が所定の形状に屈曲したパイプの内部に配置されており、光ファイバ束がパイプの形状に倣って屈曲している状態で、先端硬質部201の溝部201aに組み付けられていてもよい。また、第1ライトガイドバンドル204は、光ファイバ束が可撓性を有する状態で、先端硬質部201の溝部201aに組み付けられており、光ファイバ束が先端硬質部201の溝部201aの形状に倣って屈曲している構成であってもよい。
第2ライトガイドバンドル208は、中心軸線が第1ライトガイドバンドル204の中心軸線と同軸となるように第1ライトガイドバンドル204の基端側に配設されており、挿入部2が延在する方向に沿って延在する。第2ライトガイドバンドル208は、挿入部2に追従して湾曲するように可撓性を有している。
第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを接続する接続部は、基端口金207と、基端口金207に嵌合する第2先端口金209と、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを接着する接着剤と、を有する。基端口金207と第2先端口金209とが嵌合すると、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とが同軸となるように当接(又は近接)し、第1ライトガイドバンドル204から出射した光が第2ライトガイドバンドル208に入射する状態となる。第1先端口金206、基端口金207、第2先端口金209は、例えば各種金属又は合金からなる。ライトガイドバンドルチューブ210、ライトガイドバンドル保護チューブ211は、例えば、シリコーン、ゴム等の可撓性を有する材料からなる。接着剤は、第2ライトガイドバンドル208から第1ライトガイドバンドル204に光を透過可能な材料からなる。具体的には、接着剤は、例えばエポキシ樹脂や、ガラスレジン等の熱硬化樹脂からなる。
さらに、内視鏡1は、先端硬質部201の溝部201aのライトガイドバンドル203を組み付けた位置より外周側に配置されているパイプであるバルーン吸引管路パイプ212を備える。バルーン吸引管路パイプ212の基端部には、バルーン吸引管路パイプ212に連通するようにバルーン吸引チューブ213が接続されており、挿入部2の先端に配置された超音波振動子21を覆うバルーンに注入された液体を吸引して、バルーンを収縮させるための管路を構成する。バルーン吸引管路パイプ212は、例えば硬質な樹脂等からなり、バルーン吸引チューブ213は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やゴム等の可撓性を有する材料からなる。
図3は、図2のA−A線に対応する断面図である。なお、A−A線に対応する断面図とは、A−A線を切断面とする挿入部2の断面図である。図2は、図3のC−C線に対応する図である。図3に示すように、バルーン吸引管路パイプ212の外周側は、カバー214に覆われており、先端硬質部201の溝部201aの内部が水密に保たれている。カバー214は、先端硬質部201と同じ材料(樹脂又は金属等)からなり、先端硬質部201に接着剤等で固定されている。カバー214の内周側には、バルーン吸引管路パイプ212が固定される溝が形成されている。カバー214が先端硬質部201に固定された状態では、挿入部2の先端に段差等がない滑らかな状態となる。その結果、挿入部2を被検体に導入する際に、挿入部2が被検体に損傷を与えることが防止されている。
さらに、内視鏡1は、超音波振動子21に接続されており、超音波パルス信号を伝送する超音波ケーブル215と、超音波ケーブル215を保護する超音波ケーブル外装216と、基端側から挿通された処置具を突出させる開口部を構成するチャンネルパイプブロック218と、操作部3に対する操作に応じて不図示の処置具起上台を起上させる処置具起上台ワイヤ219と、超音波振動子21の外周に取り付けられたバルーン内に送水するバルーン送水管路パイプ220と、挿入部2の先端に空気や水を送出する送気送水管路パイプ221と、挿入部2の外周を覆う湾曲ゴム222と、を備える。
図4は、図2のB−B線に対応する断面図である。図2は、図4のD−D線に対応する段面図である。図4に示すように、内視鏡1は、超音波ケーブル外装216の基端部に超音波ケーブル外装216に連通するように接続されている超音波ケーブルガイドチューブ217と、処置具起上台ワイヤ219の外周を覆う処置具起上ワイヤチューブ224と、処置具起上台ワイヤ219が挿通される処置具起上ワイヤカバーコイル225と、バルーン送水管路パイプ220の基端部にバルーン送水管路パイプ220に連通するように接続されているバルーン送水チューブ226と、送気送水管路パイプ221の基端部に送気送水管路パイプ221に連通するように接続されている送気送水チューブ227と、を備える。
次に、内視鏡1の組立方法を説明する。図5〜図11は、本発明の実施の形態に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。はじめに、図5に示すように、先端側が挿入部2の延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側が挿入部2の延在する方向に沿って延在する溝部201aに、溝部201aの形状に整合する第1ライトガイドバンドル204を組み付ける(組み付け工程)。具体的には、先端硬質部201の外周に形成されている溝部201aに、先端部に第1先端口金206が、後端部に基端口金207がそれぞれ固定されている第1ライトガイドバンドル204を組み付ける。第1ライトガイドバンドル204は、溝部201aの形状に整合する形状となるように接着剤で固められている。なお、直視型の内視鏡では、ライトガイドバンドルを基端側から真っ直ぐ挿入して組み付けることができるが、内視鏡1は、斜視型であるため、先端硬質部201の外周に形成した溝部201aから第1ライトガイドバンドル204を組み付けている。
続いて、図6に示すように、先端硬質部201の溝部201aの第1ライトガイドバンドル204を組み付けた位置より外周側にバルーン吸引管路パイプ212を組み付ける(パイプ組み付け工程)。さらに、バルーン吸引管路パイプ212の外周側からカバー214を組み付ける。このように、内視鏡1では、先端硬質部201の溝部201aの第1ライトガイドバンドル204を組み付けた位置より外周側に別のパイプ(バルーン吸引管路パイプ212)が配置されており、第1ライトガイドバンドル204を組み付ける際に用いられたスペースがデッドスペースになっていない。
さらに、先端硬質部201に形成されている孔201bに超音波ケーブル外装216を、孔201cにチャンネルパイプブロック218を、孔201dに処置具起上ワイヤチューブパイプ228を、孔201eにバルーン送水管路パイプ220を、孔201fに送気送水管路パイプ221をそれぞれ組み付ける。このとき、既に組み付けたライトガイドバンドルが基端側に延在していると、各パイプの組み付け作業をライトガイドバンドルが邪魔をするだけでなく、作業時にライトガイドバンドルを破損させてしまうおそれがあるが、内視鏡1では、先端の第1ライトガイドバンドル204のみが組み付けられた状態であるから、ライトガイドバンドルが作業の邪魔をすることもなく、破損することもない。これらの構成が組み付けられた状態を図7に示す。
その後、図8に示すように、挿入部2が延在する方向に沿って延在する第2ライトガイドバンドル208を、中心軸線が第1ライトガイドバンドル204の中心軸線と同軸となるように第1ライトガイドバンドル204の基端側に接続する(接続工程)。具体的には、第1ライトガイドバンドル204の後端部に固定されている基端口金207に、第2ライトガイドバンドル208の先端部に固定されている第2先端口金209を嵌合させることにより、第1ライトガイドバンドル204の基端側にライトガイドバンドル保護チューブ211に覆われた第2ライトガイドバンドル208を接続する。このとき、図9の(a)に示すように、第2ライトガイドバンドル208の先端には、接着剤229が塗布されている。なお、接着剤229は、図9の(b)に示すように、第2先端口金209の外周に塗布されていてもよい。この場合には、接着剤229を第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208との間に流入しないように塗布することにより、接着剤229は、例えば有色の接着剤など、光を透過可能ではない材料であってもよい。また、接着剤229は、図9の(c)に示すように、第2ライトガイドバンドル208の先端と第2先端口金209の外周との双方に塗布されていてもよい。さらに、接着剤229は、第1ライトガイドバンドル204の後端や、基端口金207の内周に塗布されていてもよい。第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とが接続された状態を図9の(d)に示す。
さらに、図10に示すように、バルーン吸引管路パイプ212の基端部にバルーン吸引管路パイプ212に連通するようにバルーン吸引チューブ213を取り付ける(チューブ取り付け工程)。また、超音波ケーブル外装216の基端部に超音波ケーブル外装216に連通するように超音波ケーブルガイドチューブ217を、チャンネルパイプブロック218の基端部にチャンネルパイプブロック218に連通するようにチャンネルチューブ223を、処置具起上ワイヤチューブパイプ228の基端部に処置具起上ワイヤチューブ224及び処置具起上ワイヤカバーコイル225で覆われている処置具起上台ワイヤ219を、バルーン送水管路パイプ220の基端部にバルーン送水管路パイプ220(図7参照)に連通するようにバルーン送水チューブ226を、送気送水管路パイプ221の基端部に送気送水管路パイプ221に連通するように送気送水チューブ227をそれぞれ取り付ける。
続いて、図11に示すように、先端硬質部201の孔201gに、先端硬質部201の基端側から撮像部202を組み付ける。撮像部202が組み付けられた状態を図11に示す。
以上説明したように、実施の形態によれば、ライトガイドバンドル203が第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とに分割されていることにより、第1ライトガイドバンドル204を組み付けた後、バルーン吸引管路パイプ212等のパイプを組み付けた後に第2ライトガイドバンドル208を接続するため、パイプを組み付ける際に基端側に延在するライトガイドバンドルが組み立て作業を邪魔することがなく、組立時にライトガイドバンドルを破損させるおそれもない。その結果、組立時の作業性を考慮せずに挿入部2の先端の設計をすることができるため、細径化を図ることができる。これに対して、従来の内視鏡では、ライトガイドバンドルが2つに分かれていないため、基端側に延在するライトガイドバンドルが組み付けられた状態でパイプを組み付けることとなるため、この作業によりライトガイドバンドルが破損するおそれがあった。
また、実施の形態によれば、先端硬質部201の溝部201aのライトガイドバンドル203を組み付けた位置より外周側にバルーン吸引管路パイプ212が配置されているため、ライトガイドバンドル203を組み付ける際に用いたスペースがデッドスペースにならずに有効に活用されており、挿入部2の先端部を細径化することができる。なお、先端硬質部201の溝部201aのライトガイドバンドル203を組み付けた位置より外周側にパイプとしてバルーン送水管路パイプ220、又は送気送水管路パイプ221等が配置されていてもよい。これに対して、従来の内視鏡では、ライトガイドバンドル203を組み付ける際にライトガイドバンドル203の屈曲している部分が通過するためのスペースがデッドスペースになっていた。なお、図10を用いて説明したように、バルーン吸引チューブ213、バルーン送水チューブ226、送気送水チューブ227等のチューブ類は、パイプにチューブを被せることによって組み付けられる。このときの作業性を考慮して、チューブ類は外側に配置することが好ましい。チューブ類を外側に配置すると、ライトガイドバンドル203等は内側に配置されることとなる。そして、ライトガイドバンドル203を内側に配置すると、ライトガイドバンドル203を組み付けるためのスペースが必要となる。
(変形例1)
図13は、実施の形態の変形例1に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。図13は、図2と同一の面の部分段面図である。図13の(a)に示すように、接着部は、基端口金207Aの内周に形成されているネジ部207Aaと、第2先端口金209Aの外周に形成されているネジ部209Aaと、を有する。そして、図13の(b)に示すように、ネジ部207Aaとネジ部209Aaとを螺合することにより、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを着脱可能に接続する。この場合、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とが着脱可能であるため、修理の際に第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを取り外すことができる。その結果、第2ライトガイドバンドル208が破損した場合に、カバー214を外さずに、第2ライトガイドバンドル208のみを交換することができ、修理が容易である。このように、接続部は、接着剤を有しない構成であってもよい。
(変形例2)
図14は、実施の形態の変形例2に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。図14は、図2と同一の面の部分段面図である。図14の(a)に示すように、接続部は、基端口金207Bの内周に形成されている複数の穴207Baと、第2先端口金209Bの外周に形成されている半球状の複数の突起209Baと、を有する。そして、図14の(b)に示すように、複数の穴207Baと複数の突起209Baとをそれぞれ嵌合させることにより、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを着脱可能に接続する。この場合、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とが着脱可能であるため、修理の際に第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを取り外すことができる。その結果、第2ライトガイドバンドル208が破損した場合に、カバー214を外さずに、第2ライトガイドバンドル208のみを交換することができ、修理が容易である。また、変形例1では、基端口金207Aに第2先端口金209Aをねじ込む際に、第2ライトガイドバンドル208が破損する場合があるが、変形例2では、基端口金207Bに第2先端口金209Bを真っ直ぐ挿入すればよいため、接続時に第2ライトガイドバンドル208が破損することが防止されている。なお、穴207Ba及び突起209Baの形状は特に限定されない。例えば、突起209Baは、円錐状の形状でもよい。
また、図14の(c)に示すように、接続部は、基端口金207Cの内周に全周にわたって形成されている凹部207Caと、第2先端口金209Cの外周に全周にわたって形成されている凸部209Caと、を有する構成であってもよい。なお、図14の(c)には、凹部207Caの断面図と第2先端口金209Cの側面図とを示した。そして、凹部207Caと凸部209Caとを嵌合させることにより、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを着脱可能に接続する。なお、穴207Baと突起209Baとを嵌合させる場合、穴207Baと突起209Baとの周方向の位置を合わせる必要があるが、凹部207Caと凸部209Caとを嵌合させる場合、このような位置合わせが必要ないので、より接続が容易である。
(変形例3)
図15は、実施の形態の変形例3に係る内視鏡の製造方法を説明するための図である。図15は、図2と同一の面の部分段面図である。図15の(a)に示すように、接続部は、基端口金207Dの内周に全周にわたって形成されている凸部207Daと、第2先端口金209Dの外周に全周にわたって形成されている凹部209Daと、を有する。そして、図15の(b)に示すように、凸部207Daと凹部209Daとを嵌合させることにより、第1ライトガイドバンドル204と第2ライトガイドバンドル208とを着脱可能に接続する。このように、凸部及び凹部(又は穴部及び突起)は、基端口金と第2先端口金とのどちらに形成されていてもよい。
なお、上述した実施の形態では、超音波振動子を備える内視鏡1について説明したが、これに限られない。内視鏡1は、斜視型の内視鏡であれば超音波振動子を備えていない内視鏡であってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表し、かつ記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 内視鏡
2 挿入部
3 操作部
4 ユニバーサルコード
5 コネクタ部
21 超音波振動子
22 湾曲部
23 可撓管部
201 先端硬質部
201a 溝部
201b、201c、201d、201e、201f、201g 孔
202 撮像部
203 ライトガイドバンドル
204 第1ライトガイドバンドル
205 照明レンズ
206 第1先端口金
207、207A、207B、207C、207D 基端口金
207Aa、209Aa ネジ部
207Ba 穴
207Ca、209Da 凹部
207Da、209Ca 凸部
208 第2ライトガイドバンドル
209、209A、209B、209C、209D 第2先端口金
209Ba 突起
210 ライトガイドバンドルチューブ
211 ライトガイドバンドル保護チューブ
212 バルーン吸引管路パイプ
213 バルーン吸引チューブ
214 カバー
215 超音波ケーブル
216 超音波ケーブル外装
217 超音波ケーブルガイドチューブ
218 チャンネルパイプブロック
219 処置具起上台ワイヤ
220 バルーン送水管路パイプ
221 送気送水管路パイプ
222 湾曲ゴム
223 チャンネルチューブ
224 処置具起上ワイヤチューブ
225 処置具起上ワイヤカバーコイル
226 バルーン送水チューブ
227 送気送水チューブ
228 処置具起上ワイヤチューブパイプ
229 接着剤

Claims (7)

  1. 被検体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の先端に位置し、外周に溝部が形成されている先端硬質部と、
    先端が前記溝部に組み付けられており、前記挿入部が延在する方向と交差する方向に光を出射するライトガイドバンドルと、
    を備え、
    前記ライトガイドバンドルは、
    前記先端硬質部の前記溝部に組み付けられており、先端側が前記挿入部の延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側が前記挿入部の延在する方向に沿って延在する第1ライトガイドバンドルと、
    中心軸線が前記第1ライトガイドバンドルの中心軸線と同軸となるように前記第1ライトガイドバンドルの基端側に配設されており、前記挿入部が延在する方向に沿って延在する第2ライトガイドバンドルと、
    前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを接続する接続部と、
    を有することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記接続部は、
    前記第1ライトガイドバンドルの基端部に固定されたパイプ状の基端口金と、
    前記第2ライトガイドバンドルの先端部に固定されており、前記基端口金に嵌合するパイプ状の先端口金と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記接続部は、前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを接着し、かつ前記第2ライトガイドバンドルから前記第1ライトガイドバンドルに光を透過可能な接着剤を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記先端硬質部の前記溝部の前記第1ライトガイドバンドルを組み付けた位置より外周側に位置するパイプを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の内視鏡。
  5. 前記接続部は、前記第1ライトガイドバンドルと前記第2ライトガイドバンドルとを着脱可能に接続することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の内視鏡。
  6. 前記挿入部の先端に設けられており、前記被検体内において超音波を送受信する超音波振動子を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の内視鏡。
  7. 被検体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の先端に配置されており、外周に溝部が形成されている先端硬質部と、
    を備える内視鏡の製造方法であって、
    先端側が前記挿入部の延在する方向と交差する方向に沿って延在し、基端側が前記挿入部の延在する方向に沿って延在する前記溝部に、該溝部の形状に整合する第1ライトガイドバンドルを組み付ける組み付け工程と、
    前記先端硬質部の前記溝部の前記第1ライトガイドバンドルを組み付けた位置より外周側にパイプを組み付けるパイプ組み付け工程と、
    前記挿入部が延在する方向に沿って延在する第2ライトガイドバンドルを、中心軸線が前記第1ライトガイドバンドルの中心軸線と同軸となるように前記第1ライトガイドバンドルの基端側に接続する接続工程と、
    前記パイプの基端部に前記パイプに連通するようにチューブを取り付けるチューブ取り付け工程と、
    を含むことを特徴とする内視鏡の製造方法。
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