JP3902267B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はライトガイドなどの内蔵物を一対の接続部材で着脱自在に接続した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡に固体撮像素子による撮像手段を備え、前記撮像手段により光電変換して得られた被写体の映像信号を電気信号処理してモニタに内視鏡画像を表示し、体腔内の臓器や航空エンジン内を観察できる電子内視鏡が用いられるようになってきた。
【0003】
一般に電子内視鏡は、図14に示すように挿入部81の先端側に配設された対物光学系82の後方にCCD等の固体撮像素子83と信号処理回路84とが配設され、信号処理回路84に電気的に接続された信号ケーブル85は、挿入部81、この挿入部81に連結された操作部86、および操作部86に連結された可撓性を有する連結コード87内を挿通され、連結コード87の操作部86とは反対側の端部に連結したコネクタ部88に設けられた接点部89に半田付け等で接続している。
【0004】
また、挿入部81の先端において照明光学系91の後方に光伝達部材92が配設されており、前記信号ケーブル85同様に連結コード87のコネクタ部88まで延び、固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この様な構成では、挿入部81が損傷をきたした場合、コネクタ部88を分解して、信号ケーブル85の信号線と接点部89のハンダを溶かしてはずし、また光伝達部材92をはずして、連結コード87を操作部86から外す。
【0006】
次に挿入部81を操作部86から外し、挿入部81内の損傷部品を交換する。部品を交換した後、組立を行うが、その工程は、挿入部81を操作部86に組み付けた後、連結コード87内に内蔵物を挿通し、連結コード87を操作部86に組み付ける。そして、信号ケーブル85の信号線85を接点部89にハンダ付けし、また光伝達部材82を組み付け、コネクタ部88を組み立てる。
【0007】
この様に、コネクタ部88の分解、組み立て作業、および内蔵物の連結コード87内への挿脱作業を行わなくてはならず、作業時間が多くかかるという問題があった。
【0008】
そこで、信号ケーブル85、及び光伝達部材92を操作部86内で、一対の接続部材で接続し、挿入部81に損傷をきたした場合の修理を行う際に、連結コード87側の分解を行う必要のない構成にして組立性を良くすることが考えられる。
その場合にも、挿入部81内に挿入し易い挿通性の良く、かつ挿入部81が太くなってしまうことを回避できるものが望まれる。
【0009】
上記説明では内蔵物として信号線を有する電子内視鏡の場合で説明したが、一般の光学式の内視鏡の場合においても例えばライトガイドが折損等して修理する場合には、同様に挿入部内を挿通し易く、かつ挿入部を太くしなくて済むことが望まれる。
【0010】
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、挿入部内に内蔵物を挿入する場合、組立などが容易にでき、かつ挿入部の外径を太くしなくて済む内視鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡は、細長で屈曲可能な軟性を備えた挿入部と、前記挿入部の先端に配設された撮像素子と、前記挿入部の先端に配設された照明光学系素子と、外部機器に接続されるコネクタ部を備えたユニバーサルコードが延出され、前記挿入部の基端側に連結された操作部と、前記操作部内に配置され、前記コネクタ部から延出される第1の撮像信号用ケーブルに対して前記撮像素子から延出される第2の撮像信号用ケーブルを接続させる、第1の硬質部を有する第1の接続コネクタと、前記操作部内に配置された、前記コネクタ部から延出される第1のライトガイドに対して前記照明光学系素子から延出される第2のライトガイドを接続させる、第2の硬質部を有する接続コネクタであって、前記挿入部の屈曲に応じて前記操作部内で進退する前記第1の接続コネクタが当該第1のライトガイドまたは前記第2のライトガイドに対して当接すること、および、自己が前記第1の撮像信号用ケーブルまたは前記第2の撮像信号用ケーブルと当接することを防止するため、前記第1の接続コネクタに対して軸方向に並列に配置され、当該第1の接続コネクタに対して当該軸方向の相対移動距離が最大になった場合に当該第1の接続コネクタに対して当該軸方向とは異なる方向に相対移動した際においても、前記第1の硬質部と前記第2の硬質部とが互いに当接するように配設された第2の接続コネクタと、を具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を備えた電子内視鏡装置の全体構成を示し、図2は本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の主要な内部構成を分解して示し、図3は信号ケーブル及びライトガイド接続部を示し、図4は信号ケーブルの接続部の具体的な構造等を示し、図5は湾曲部を湾曲させた場合における信号ケーブル及びライトガイド接続部の相対的な位置関係を示す。
【0013】
図1に示すように、電子内視鏡装置1は撮像手段を備えた第1の実施の形態の電子内視鏡2と、この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、電子内視鏡2に対応する信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号を表示するモニタ5と、このビデオプロセッサ4に接続され映像信号を記録するVTRデッキ6、およびビデオディスク7と、映像信号を映像としてプリントアウトするビデオプリンタ8等から構成される。
【0014】
前記電子内視鏡2は細長の挿入部10を有し、この挿入部10の後端に太幅の操作部11が形成され、この操作部11からユニバーサルコード12が延出されている。このユニバーサルコード12の末端に配設されたコネクタ部13を光源装置3に接続することにより、ランプ14aの照明光がコンデンサレンズ14bで集光されてライトガイドコネクタ15の入射端面に供給される。
【0015】
このコネクタ部13には、ビデオケーブル16の一方の電気コネクタ17aが着脱自在で接続され、他方の電気コネクタ17bをビデオプロセッサ4に接続することにより、電子内視鏡2の撮像手段で撮像した撮像信号を信号処理して所定の映像信号に変換し、モニタ5等に出力する。
【0016】
前記挿入部10は細長で可撓性を有する可撓部18と、この可撓部18の先端に連設された湾曲自在の湾曲部19と、湾曲部19の先端側に連設された硬性の先端構成部20とから構成されている。操作部11は挿入部10側に術者が把持する把持部11aが形成され、この把持部11aの後端側に図示しない湾曲操作を行う湾曲ノブなどが設けられた操作部本体11bが形成されている。また、把持部11aと可撓部18との接続部には折れ止め部21が設けてある。
【0017】
図2はこの電子内視鏡2を分解した主要部の構成を示す。
図2に示すように先端構成部20を形成する先端構成部材22には、撮像素子ユニット23の先端側、照明光学系ユニット24の先端側が配置されている。撮像素子ユニット23は対物光学系25と対物光学系25の後方に配設される固体撮像素子26と、固体撮像素子26に接続される信号処理回路27と、内部に複数の信号線を有し、先端がこの信号処理回路27に接続される信号ケーブル28とからなる。この信号ケーブル28により、ビデオプロセッサ4側からのドライブ信号を伝送して固体撮像素子26に印加すると共に、光電変換された信号(撮像信号)を読み出し、ビデオプロセッサ4側に伝送する働きをする。
【0018】
この信号ケーブル28の後端には後述する他方の信号ケーブル32と接続される一方の接続部材としての信号ケーブル接続コネクタ(以下、信号コネクタと略記)29が設けてある。
【0019】
また、照明光学系ユニット24は照明光学系30と、照明光学系30の後方に配置され、光伝達部材としてのライトガイド31とからなり、このライトガイド31の後端にはライトガイド31を後述する他方のライトガイド35に接続する一方の接続部材となるライトガイド口金31aが設けてある。そして、ライトガイド31等により光源装置3からの照明光を照明光学係30側に伝達する。
【0020】
電子内視鏡2を組立時には、湾曲部19、可撓部18の内部に信号コネクタ29側から信号線28、ライトガイド31を挿通し、先端構成部20、湾曲部19、可撓部18を連結して、挿入部部組を構成している。
【0021】
一方、操作部11、ユニバーサルコード12の内部に配置される信号ケーブル32の操作部11側の一端(前端)には信号ケーブル接続コネクタ受け(以下、信号コネクタ受けと略記)33が接続され、この信号コネクタ受け33は信号コネクタ29と着脱自在に電気的に接続できるように、信号コネクタ29が接続される嵌合穴33aを有している。
【0022】
一端が信号コネクタ受け33に接続された信号ケーブル32の各信号線の他端は電気接点部34に電気的に接続されている。つまり、信号ケーブル32はユニバーサルコード12の内部を挿通した状態でコネクタ13の電気接点部34に電気的に接続されており、この電気接点部34にビデオケーブル16に一端の電気コネクタ17aが着脱自在で接続される。
【0023】
また、このユニバーサルコード12内にはライトガイド35が挿通され、操作部11内に配置される一端(前端)には、ライトガイド口金31aと着脱自在で接続されるライトガイド口金受け36が設けられ、コネクタ13に固定される他端にはライトガイドコネクタ15が設けられている。そして操作部及びユニバーサルコードの部組を構成している。このライトガイド口金受け36には挿入部側のライトガイド31の後端に形成したライトガイド口金31aを嵌合して接続する嵌合穴36aが設けてある。
【0024】
図2の信号コネクタ29を信号コネクタ受け33に接続し、ライトガイド口金31aをライトガイド接続部材36に接続した状態を図3で示している。また、図4は信号コネクタ29と信号コネクタ受け33の構造を示している。図4(A)は信号コネクタ29と信号コネクタ受け33の構造をそれぞれ平面図で示し、図4(B)は信号コネクタ29と信号コネクタ受け33を接続した状態の構造を断面図で示し、図4(C)は図4(A)のA−A線断面で信号ケーブル28の構造を示す。なお、図4(A)では樹脂38を透視した状態で示している。
【0025】
図4(A)に示すようにこの信号コネクタ29は0.2〜0.3mm程度の厚さ、6mm程度の幅W、10mm程度の長さLを有している電気的に絶縁性で、柔軟性のあるフレキシブル基板29aを用いて構成される。
【0026】
なお、この場合、挿入部10の内径(より、具体的には湾曲部19、可撓部18の外皮の内径)は上記信号コネクタ29の厚み及び幅Wよりも大きく、信号コネクタ29は挿入部10内に挿通できるサイズである。勿論、ライトガイド口金31aも挿入部10内に挿通できるサイズである。
上記フレキシブル基板29aの一方の面には信号ケーブル28の各信号線28aが半田により接続されるライン形状の導電部29bが複数、平行に設けられている。
【0027】
また、半田による接続部は補強の為に、電気絶縁性の樹脂38によりフレキシブル基板29aの基端側部分と信号ケーブル28から引き出された信号線28aとはその外皮を含めて固着されている。
【0028】
一方、信号コネクタ受け33の大きさは、信号コネクタ29にくらべ、幅で4mm程度、厚さで2〜3mm程度大きくなっている。この信号コネクタ受け33は信号コネクタ29の幅Wと殆ど等しく、かつ信号コネクタ29の厚さより若干大きいサイズの嵌合穴33aが設けられた電気的に絶縁性を有する部材でその本体33bが形成されている。
【0029】
この本体33bには、嵌合穴33aに挿入された信号コネクタ29における各導体部29bに接触するようにリン青銅などの弾性を有するライン形状の導体33cが平行に配置され、本体33bの後端から突出する端部には信号ケーブル32の一端から引き出された各信号線32aが半田で電気的に接続されている。また、信号コネクタ29側の場合とと同様に、半田による接続部は補強の為、電気絶縁性の樹脂38により、本体33bの後端と信号ケーブル32から引き出された各信号線32aの端部はその外皮を含めた部分までが固着されている。
【0030】
図4(B)に示すように本体33bに設けられた導体33cは嵌合穴33aの内部で一部が露出し、この嵌合穴33aに挿入されたフレキシブル基板29aの導体部29bと接触するように設けてある。また、導体33cは露出する部分より後方側は本体33bの孔内を挿通され、上述のようにその後端は信号線32aと接続される。
【0031】
図4(C)に示すように、信号ケーブル28は信号ケーブル28の絶縁外皮内に図示しないシールド線でシールドし、その内側にそれぞれ外皮で絶縁被覆された複数の信号線28aを収納している。他方の信号ケーブル32も同様の構造である。実際には信号線28aは同軸構造の信号線もある。
【0032】
本実施の形態では操作部11に前記挿入部部組を連結し、かつ信号コネクタ29と信号コネクタ受け33及びライトガイド口金31aとライトガイド口金受け36とをそれぞれ接続することで電子内視鏡2の組立が完了するような構造にしている。
【0033】
図5は組立終了した電子内視鏡2における操作部11内の信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を湾曲部19を湾曲した状態で示し、その一部を拡大図で示している。
【0034】
操作部11内において、信号ケーブル28と32は、信号コネクタ29、信号コネクタ受け33によって着脱自在に接続され、信号ケーブル接続部となっている。また、操作部11内において、ライトガイド31と35は、ライトガイド口金31aをライトガイド口金受け36によって、着脱自在に接続され、ライトガイド接続部となっている。
【0035】
本実施の形態では、図5の拡大図に示すようにライトガイド口金受け36は信号コネクタ受け33の長さに比較してより長い形状になっており、このライトガイド口金受け36の外周面に隣接して信号コネクタ受け33が接するような具合に配置されている。つまり、信号コネクタ受け33とライトガイド口金受け36の相対的な配置位置は、略並列に配置されている。
【0036】
この時、信号コネクタ受け33の硬質部長さL1と、ライトガイド口金受け36の硬質部長さL2の関係は、湾曲部19を図示しない湾曲機構により一方の側(例えば左側)に湾曲させた場合と、他方の側(例えば右側)に湾曲させた場合との信号コネクタ受け33とライトガイド口金受け36の相対的な移動距離が最大になった場合(図中D)でも、両方の硬質部が互いに当接する長さとなるように例えばライトガイド口金受け36の硬質部長さL2等を適宜の値に設定している。
【0037】
例えば挿入部10内で信号ケーブル28とライトガイド31とが左右に隣接するように配置され、操作部11内でも信号コネクタ受け33とライトガイド口金受け36とが左右に隣接して配置されている場合、湾曲機構により湾曲部19を図5の実線で示すように左側等に湾曲した場合には、ライトガイドコネクタ受け36側の移動量が信号コネクタ受け33よりも相対的に大きく、図5の実線で示すようにライトガイド口金受け36の後方側で信号コネクタ受け36が接触する。
【0038】
また、湾曲機構により湾曲部19を図5の2点鎖線で示すように反対側に湾曲した場合には、信号コネクタ受け33側の移動量がライトガイドコネクタ受け36側の移動量より相対的に大きく、図5の拡大図の2点鎖線で示すようにライトガイド口金受け36の前方側で信号コネクタ受け36が接触する状態を維持するようにしている。
【0039】
なお、図示していないが、湾曲部19を湾曲させないストレート状態では、ライトガイド口金受け36の中央付近で信号コネクタ受け36が接触する状態を維持するようにしている。
【0040】
このような構造にすることによって挿入部10を湾曲させた時、一方の硬質の接続部により他方の内蔵物を損傷させることがない。また、小スペースで、損傷を防止することができる(新たに仕切部材等で隔離することにより損傷を防止する手段を構成するよりも小スペースで実現できる)。
なお、信号コネクタ受け33及びライトガイド口金受け36の両硬質部は小さい摩擦が作用するのみで、互いにスムーズに摺動するようにしている。
【0041】
なお、各接続部材を、それぞれ挿通可能で各内蔵物を隔離できる孔を有する隔離部材で分離することも考えられるが、スペースが多くとられ、操作部11が大きくなってしなう。また、隔離部材の部品コストが余分にかかってしまう。これに対し、図5の構成はスペースも小さくて済み、隔離部材のような余分なコストもかからないようにしている。
【0042】
また、一方の接続部材によって他方の内蔵物に損傷を与えないように一対の接続部材の長さを長くする場合、挿入部側に配設される内蔵物の操作部側端部における接続部材の長さを長くすることも考えられるが、硬質部が長くなり、内視鏡組み立て時の挿入部内への挿通性が悪くなる。これに対し、図5の構成は挿入部内への挿通性が良い。
【0043】
本実施の形態では図2或いは図4から分かるように、挿入部10、操作部11、連結コードとしてのユニバーサルコード12内を挿通される内蔵物としての信号ケーブル28、32及びライトガイド31、35は操作部11内でそれぞれ一対の接続部材(具体的には信号コネクタ29,信号コネクタ受け33及びライトガイド口金31a,ライトガイド口金受け36)で着脱自在に接続可能とし、かつ挿入部10側の内蔵物の接続部材(具体的には信号コネクタ29及びライトガイド口金31a)の方が挿入部10の長手方向から見た投影面積がユニバーサルコード12側の内蔵物の接続部材(具体的には信号コネクタ受け33及びライトガイド口金受け36)より小さいものに接続して、挿入部10内に挿通する作業を容易に行うことができるようにしていることが特徴となっている。
また、挿入部10側の内蔵物の接続部材は、挿入部10内を挿通自在のサイズとなっている。
【0044】
なお、ライトガイド31、35の場合の接続部材は回転対称な形状であるので、半径方向のサイズで述べることができる。つまり、挿入部10側に挿通されるライトガイド31の接続部材としてのライトガイド口金31aの方がユニバーサルコード12側に配置されるライトガイド35の接続部材としてのライトガイド口金受け36よりも半径方向のサイズが小さいものが接続することにより、挿入部10内への挿通を容易にしている。
【0045】
次に本実施の形態の主要部の作用を以下に説明する。
電子内視鏡2を組み立て時、まず、先端構成部20に設けた孔(図示しない)に、撮像素子ユニット23、照明光学系ユニット24の先端側を嵌挿し、固定する。次に可撓部18、湾曲部19の管空内に信号コネクタ29及びライトガイド口金31a側から挿入する。その時、信号コネクタ29は信号コネクタ受け36より(挿入部10の長手方向から見た投影面積)が小さいため、可撓部18等の内径を余分に太くすることなく可撓部18等の挿入部10内への挿通することが容易にできる。
【0046】
また、挿入部10側に挿通されるライトガイド31の後端のライトガイド口金31aも他方のライトガイド口金受け36よりもその外径が小さいので、挿入部10内を挿通する作業を簡単に行うことができる。そして、操作部11で操作部及びユニバーサルコードの部組側と接続する。
【0047】
組み立てた電子内視鏡2を繰り返し使用することにより、仮に挿入部10内の信号ケーブル28が断線等して修理が必要な場合、挿入部部組側のみを分解することにより挿入部10側の信号ケーブル28のみを新しい信号ケーブル28に交換したり、断線した信号線28aを修理するなどして、上記のように再び挿入部部組を組立て、操作部11で操作部及びユニバーサルコードの部組側と接続する作業を行う。
【0048】
このように本実施の形態によれば、内蔵物が断線などして修理が必要な場合にも、挿入部10側など損傷した部分のみの修理で済む場合が多い。このため、接続部材で着脱自在にしない場合よりもはるかに修理が容易となる。特に修理のための組立性が良い。
【0049】
この場合、挿入部10は屈曲した体腔内に繰り返し挿入されたり、湾曲が繰り返し行われるため、ユニバーサルコード12側に挿通された内蔵物よりも損傷する可能性が高い。このため、本実施の形態のように、挿入部10側での内蔵物の挿通などの作業がユニバーサルコード側での作業よりも行い易いことが有効となる。
【0050】
また、単に着脱自在の接続部材で接続した場合よりも、挿入部10側に内蔵される内蔵物に接続した接続部材の(挿入部10の長手方向から見た投影面積という)サイズを他方の接続部材より小さくしたので、挿入部10の径を太くしないで、内蔵物の挿通作業が容易である。
【0051】
つまり、本実施の形態は以下の効果を有する。
挿入部10の外径を太くする必要がない。また、挿入部10内への内蔵物の挿入が容易にできる。
【0052】
なお、上記説明では信号コネクタ29は挿入部10内に挿通できるサイズであると説明したが、フレキシブル基板29aを丸めて挿入部10内に挿通できるものであれば、必ずしも挿入部10の内径よりも大きい幅などを有するものでも良い。
【0053】
本実施の形態ではユニバーサルコード12内に挿通される信号ケーブル32のコネクタ部13側の端部を電気接点部34に接続する場合、半田による接続としたが、操作部11内での接続と同様に信号コネクタと信号コネクタ受けにより接続してもよい。
【0054】
この時、ユニバーサルコード12内への挿通が容易となるように、信号ケーブル32のコネクタ部13側端部には信号コネクタ29と同様(にユニバーサルコード12の長手方向から見た投影面積がより小さいよう)な部材を接続し、電気接点部34として信号コネクタ受け33とすると良い。
【0055】
本実施のでは挿入部10内に挿通された内蔵物として光伝達部材(より具体的にはライトガイド31)と、信号ケーブル28に限って述べたが、その他の内蔵物、例えば体腔内の汚物を吸引するため等に使用される吸引管路等を含めてもよい。このとき、吸引管路関しても操作部近傍で着脱自在に接続されている。
【0056】
ここで、本願発明の参考となる例について、説明する。
(第1の参考例)
図6は第1の参考例における信号ケーブルの接続部と、信号コネクタを示す。つまり、図6(A)は信号ケーブルの接続部の断面構造を示し、図6(B)は信号コネクタの(信号コネクタ受け側から見た)端面の形状を示す。
【0057】
第1の参考例では信号ケーブル28の後端には図6(A)に示す信号コネクタ41に接続されている。また、信号ケーブル32の先端には信号コネクタ受け42に接続され、この信号コネクタ受け42の嵌合穴42aに信号コネクタ41が着脱自在で接続されるようにしている。
【0058】
信号コネクタ41は、図6(B)にも示すようにフレキシブル基板41aの両面に導体部41bが形成され、信号ケーブル28の各信号線28aとそれぞれ半田で接続されている。
【0059】
また、信号ケーブル28とフレキシブル基板41aとの半田による接続部はその補強の為に、電気絶縁性の樹脂38によりフレキシブル基板41aの基端側部分と信号ケーブル28から引き出された信号線28aとは信号線28aの外皮を含めて固着されている。
【0060】
一方、信号コネクタ受け42を形成する本体42bは嵌合穴42aの上下の内壁内側に導体部41bと導通するようにリン青銅などの弾性を有するライン形状の導体42cが平行に配置され、本体42bの後端から突出する端部には信号ケーブル32の一端から引き出された各信号線32aが半田で電気的に接続されている。
【0061】
又、信号コネクタ41側の場合と同様に、半田による接続部付近はその補強の為、本体42bの後端と信号ケーブル32が引き出された信号線32aの端部はその外皮を含めた部分までが電気絶縁性の樹脂38により、固着されている。
【0062】
その他の構成は第1の実施の形態と同様の構成である。また、その作用も同様である。本第1の参考例は図6(B)に示すようにフレキシブル基板41aの両面に導体部41bを形成して、それぞれ各信号線28aと接続しているので、信号コネクタ41の幅のサイズを第1の実施の形態の場合の半分にできる。また、信号コネクタ受け42側も同様である。このため、挿入部内への挿通の作業が第1の実施の形態の場合よりもさらに容易にできる。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0063】
(第1の参考例の変形例)
図7は第1の参考例の変形例における信号コネクタ43及び信号コネクタ受け44部分を示す。第1の参考例では信号ケーブル28の各信号線28aはフレキシブル基板41aの両面の導体部41bに接続して、信号コネクタ41の幅を小さくしたが、本変形例では信号コネクタ43を形成する2枚のフレキシブル基板43aの各片面に設けた導体部43bに接続する構成にした。
【0064】
また、信号コネクタ受け44はこの信号コネクタ受け44を形成する本体44aには前記2枚のフレキシブル基板43aが嵌合して挿入できる2つの嵌合穴44bが設けられ、かつ各嵌合穴44bの内部にはフレキシブル基板43aの各片面に設けた導体部43bに接続する導体(図示略)が設けられ、本体44bの後端から突出する導体に信号ケーブル32の各信号線32aがそれぞれ接続されるようにしている。
【0065】
その他の構成は第1の参考例と同様である。本変形例の作用も第1の参考例と殆ど同様である。また、その効果も第1の参考例と同様である。
なお、2枚のフレキシブル基板43aの各面にそれぞれ導体部43bを設けるようにしてさらに幅などを小さくしても良い。
【0066】
(第2の参考例)
図8ないし図10は第2の参考例に係り、図8は第2の参考例における信号コネクタ51及び信号コネクタ受け52部分をそれぞれ示し、図9は信号コネクタ51及び信号コネクタ受け52の接続状態を示し、図10(A)及び図10(B)は信号コネクタ51及び信号コネクタ受け52それぞれの端面の形状を示す。
【0067】
図8に示すように信号ケーブル28の後端は略円筒形状の信号コネクタ51に接続される。図10(A)に示すようにこの信号コネクタ51は略円筒形状の接続基板51aを有し、この接続基板51aの外周面にはその長手方向にライン状の導体部51bが複数設けてある。
【0068】
そして、図8或いは図9に示すように各導体部51bには信号ケーブル28の各信号線28aが半田等で接続され、さらに半田による接続部は補強の為に、電気絶縁性の樹脂38により信号線28aの外皮を含めて接続基板51aの基端付近まで固着されている。
【0069】
この接続基板51aの大きさは、信号ケーブル28の外径が2mm程度に対し、3〜4mm程度の径となっている。
【0070】
一方、信号ケーブル32の前端には略円筒形状の信号コネクタ受け52が設けられ、この信号コネクタ受け52は信号コネクタ51が着脱自在に挿入される円柱形状の穴52aを有する本体52bを有する。
【0071】
この本体52bには、図10(B)にも示すように信号コネクタ51の導体部51bと電気的に接触するように複数の導体52cが穴52aの内周面に一部が露出するように設けられており、各導体52cは、本体52bの後端で信号ケーブル32の各信号線32aとそれぞれ半田で接続される。
【0072】
また、半田による接続部は補強の為に、電気絶縁性の樹脂38により信号線32aの外皮を含めて本体52bの基端が固着されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。また、作用も第1の実施の形態とほぼ同様である。
【0073】
本第2の参考例は第1の実施の形態のように、信号線28a等が接続される導体部29b等を並列するように設けた場合よりも、幅をおさえられることで、挿入部10の内径が第1の実施の形態よりも小さい場合にも適用できる。または、挿入部10内への挿入が第1の実施の形態よりも容易となる効果がある。
【0074】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
(第2の実施の形態)
図11は本発明の第2の実施の形態における操作部11内の信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を示す。本実施の形態では例えば第1の実施の形態における信号コネクタ受け33において、ライトガイド口金受け36と接する側に硬質の壁状部材61を一体的に設けたものである。
【0075】
一方、本実施の形態ではライトガイド口金受け36′は第1の実施の形態よりも硬質部の長さが短いものを用いている。本実施の形態では壁状部材61を設け、この壁状部材61の長さは、第1の実施のと同様に、湾曲部19を湾曲させた場合、信号コネクタ受け33とライトガイド口金受け36′との相対的な移動距離が最大になった場合(図11の実線と2点鎖線で示す最大距離D)でも、それぞれの硬質部或いは硬質部と壁状部材61同士が接する長さとなるように設定している。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0076】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態よりもライトガイド口金受け36′の長さを短くでき、両接続部材が隣接する側に損傷を防止する部材を設けているので、接続部材全体の大きさをよりコンパクトにできる。その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0077】
なお、壁状部材61は信号コネクタ受け33に一体的に設けたのもに限定されるものでなく、着脱自在或いは接着剤などで信号コネクタ受け33に固着して設けるようにしても良い。また、信号コネクタ受け33側に設けないで、ライトガイド口金受け36′側に、かつ信号コネクタ受け33に対向する側に設けるようにしても良い。
【0078】
(第3の実施の形態)
図12は本発明の第3の実施の形態における操作部11内の信号ケーブル接続部及びライトガイド接続部を斜視図で示す。
【0079】
本実施の形態では例えば第1の実施の形態における信号コネクタ受け33の壁面に、例えばT字形状の突起部71を設け、第1の実施の形態におけるライトガイド口金受け36の形状を例えば箱型のライトガイド口金受け72にしてその壁面に、前記T字形状の突起部71が嵌合するように収納するT字溝73をその長手方向に設けた構造にしたものである。
【0080】
そして、図13に示すようにT字状の突起部71をT字溝73に嵌合させることにより、両接続部材が隣接する状態を維持するようにしている。
例えばT字溝73の長さは、少なくとも信号コネクタ受け33とライトガイド口金受け72との相対的な移動距離以上の長さとなるように設定している。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0081】
本実施の形態によれば両接続部材がねじれるように移動することを規制しているので、両接続部材がそれぞれ接続された内蔵物(具体的には信号ケーブル及びライトガイド)がねじれて移動することによる耐久性の低下を防止できるると共に、ねじれて移動することにより一方の接続部材の硬質部が隣接する内蔵物を損傷させることを防止できる(第2の実施の形態の場合には、ねじれて移動すると、壁状部材61がその機能を果たさない可能性がある)。
つまり、本実施の形態は、内蔵物がねじれることがなく、内蔵物の耐性を向上できる。
【0082】
なお、図12の係合手段を逆にしても良い。つまり、信号コネクタ受け33側にT字溝73、ライトガイド口金受け72側にT字状の突起部71を設けるようにしても良い。また、T字状の突起部及び溝に限定されるものでない。
【0083】
なお、上述の各実施の形態等では挿入部側の内蔵物と連結コード側の内蔵物とは操作部内で一対の接続部材で接続されると説明したが、操作部付近で接続するものも本発明に属する。
【0084】
なお、挿入部10側の信号ケーブル28の先端にも信号コネクタを設け、信号処理回路27或いは(信号処理回路27を設けない場合には)固体撮像素子の信号コネクタ受けと着脱自在に接続できる構造にしても良い。このような構造にすると、挿入部10内の信号ケーブル28が断線などした場合にもその両端が信号コネクタを有するので、両端の信号コネクタごと新しい信号ケーブル28に交換することにより、半田付け等の作業を必要としないで、簡単かつ短時間に修理することができる。
【0085】
[付記]
1.細長の挿入部と、前記挿入部の基端が連結される操作部と、一端が前記操作部に連結され、他端にコネクタ部を設けた連結コードとを有する内視鏡において、
前記挿入部と前記操作部と、前記連結コード内を挿通される内蔵物が、前記操作部近傍で着脱自在に接続される一対の接続部材を有し、前記挿入部側に配置される挿入部側内蔵物は前記一対の接続部材のうち、挿入部の長手方向から見た投影面積が小さいものが接続されていることを特徴とする内視鏡。
【0086】
2.前記挿入部の先端に撮像素子を備え、前記内蔵物は前記撮像素子からの信号を伝える信号線である付記1記載の内視鏡。
3.前記挿入部の先端に照明用光学系を備え、前記内蔵物は前記照明用光学系へ照明光を伝達する光伝達部材である付記1記載の内視鏡。
4.前記挿入部長手方向から見た投影面積の小さい方の接続部材は前記挿入部に挿通自在の寸法である付記1記載の内視鏡。
【0087】
(付記1〜4の効果)
内蔵物を挿入部内へ容易に挿入できる。
挿入部を細くできる。
【0088】
5.細長挿入部と、前記挿入部の基端で連結された操作部と、一端が前記操作部に連結され、他端がコネクタ部に連結された連結コードとからなり、前記挿入部の先端側に撮像素子と照明用光学素子とを備え、前記撮像素子からの信号を伝達する信号線の途中に設けられ、着脱自在に接続する対となる第1の接続部材と、前記照明用光学素子に接続され、照明光を伝達する光伝達部材の途中に着脱自在に接続する対となる第2の接続部材とを有する電子内視鏡において、
それぞれ対となる第1の接続部材と第2の接続部材は、ほぼ並列に配置され、前記挿入部が屈曲された場合に対応して前記第1の接続部材と第2の接続部材の相対位置が変化しても、前記第1の接続部材と第2の接続部材が隣合う長さに設定したことを特徴とする電子内視鏡。
【0089】
6.前記第1の接続部材と第2の接続部材のうち、挿入部の長手方向から見た投影面積が大きい方の接続部材は、対となる前記第1の接続部材と第2の接続部材が相対的に移動しても前記第1の接続部材と第2の接続部材が隣合うような長さに設定されている付記5記載の電子内視鏡。
7.それぞれ対となる第1の接続部材と第2の接続部材の何れか一方が、互いに対向する面のみ長くして、前記第1の接続部材と第2の接続部材の相対位置が変化しても、前記第1の接続部材と第2の接続部材が隣合う長さに設定したことを特徴とする付記5記載の電子内視鏡。
【0090】
(付記5〜7の課題)
仮に信号ケーブル及び光伝達部材を操作部内等で一対の接続部材で接続した場合、内視鏡の先端部を湾曲させた時や、挿入部を観察対象物内に挿入させた場合等、操作部近傍に配置された信号ケーブル及び光伝達部材の各接続部材が移動するため、一方の接続部材によって、他方の内蔵物を損傷させる可能性が考えられる。
【0091】
(付記5〜7の目的)
接続部材が移動しても一方の接続部材によって他方の内蔵物に損傷を与えないこと。
この目的を達成するために、付記5〜7の構成にした。
(付記5の効果)
一方の接続部により他方の内蔵物を損傷させることを防止できる。
(付記6、7の効果)
付記5の効果の他に、組立性を向上できる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、細長の挿入部と、前記挿入部の基端が連結される操作部と、一端が前記操作部に連結され、他端にコネクタ部を設けた連結コードとを有する内視鏡において、
前記挿入部と前記操作部と、前記連結コード内を挿通される内蔵物が、前記操作部近傍で着脱自在に接続される一対の接続部材を有し、前記挿入部側に配置される挿入部側内蔵物は前記一対の接続部材のうち、挿入部の長手方向から見た投影面積が小さい方を接続するようにしているので、挿入部の径を太くしなくても組立時等の挿入部内部への内蔵物の挿通が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えた電子内視鏡装置の全体構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電子内視鏡の主要な内部構成を示す分解図。
【図3】信号ケーブル及びライトガイド接続部を示す斜視図。
【図4】信号ケーブルの接続部の具体的な構造等を示す図。
【図5】湾曲部を湾曲させた場合における信号ケーブル及びライトガイド接続部の相対的な位置関係を示す図。
【図6】本発明の第1の参考例における信号ケーブル接続部及び信号コネクタの端面形状を示す図。
【図7】第1の参考例の変形例における信号ケーブル接続部を示す斜視図。
【図8】本発明の第2の参考例における信号コネクタ及び信号コネクタ受けとを示す斜視図。
【図9】図8の信号コネクタ及び信号コネクタ受けを接続した状態の断面図。
【図10】図8の信号コネクタ及び信号コネクタ受けの端面形状を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における信号ケーブル及びライトガイド接続部の相対的な位置関係を示す図。
【図12】本発明の第3の実施の形態における信号ケーブル及びライトガイド接続部を示す斜視図。
【図13】図12の両接続部を係合させる係合機構部分を示す拡大図。
【図14】従来例の内視鏡を示す図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置
2…電子内視鏡
3…光源装置
4…ビデオプロセッサ
5…モニタ
10…挿入部
11…操作部
12…ユニバーサルコード
13…コネクタ部
18…可撓部
19…湾曲部
20…先端構成部
22…先端構成部材
23…撮像素子ユニット
24…照明光学系ユニット
26…固体撮像素子
28,32…信号ケーブル
29…信号コネクタ
29a…フレキシブル基板
31,35…ライトガイド
31a…ライトガイド口金
33…信号コネクタ受け
33a,36a…嵌合穴
36…ライトガイド口金受け
Claims (1)
- 細長で屈曲可能な軟性を備えた挿入部と、
前記挿入部の先端に配設された撮像素子と、
前記挿入部の先端に配設された照明光学系素子と、
外部機器に接続されるコネクタ部を備えたユニバーサルコードが延出され、前記挿入部の基端側に連結された操作部と、
前記操作部内に配置され、前記コネクタ部から延出される第1の撮像信号用ケーブルに対して前記撮像素子から延出される第2の撮像信号用ケーブルを接続させる、第1の硬質部を有する第1の接続コネクタと、
前記操作部内に配置された、前記コネクタ部から延出される第1のライトガイドに対して前記照明光学系素子から延出される第2のライトガイドを接続させる、第2の硬質部を有する接続コネクタであって、前記挿入部の屈曲に応じて前記操作部内で進退する前記第1の接続コネクタが当該第1のライトガイドまたは前記第2のライトガイドに対して当接すること、および、自己が前記第1の撮像信号用ケーブルまたは前記第2の撮像信号用ケーブルと当接することを防止するため、前記第1の接続コネクタに対して軸方向に並列に配置され、当該第1の接続コネクタに対して当該軸方向の相対移動距離が最大になった場合に当該第1の接続コネクタに対して当該軸方向とは異なる方向に相対移動した際においても、前記第1の硬質部と前記第2の硬質部とが互いに当接するように配設された第2の接続コネクタと、
を具備したことを特徴とする内視鏡。
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