JPH08131400A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH08131400A
JPH08131400A JP6275051A JP27505194A JPH08131400A JP H08131400 A JPH08131400 A JP H08131400A JP 6275051 A JP6275051 A JP 6275051A JP 27505194 A JP27505194 A JP 27505194A JP H08131400 A JPH08131400 A JP H08131400A
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JP
Japan
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endoscope
circuit board
solid
scope
image pickup
Prior art date
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Application number
JP6275051A
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English (en)
Inventor
Wataru Kameishi
渉 亀石
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多画素用のCCDを採用した場合であっても、
内視鏡スコープの先端部の小型化を図ることができる内
視鏡装置を提供する。 【構成】内視鏡装置はスコープ1を有し、このスコープ
1の先端部内に少なくとも鉗子孔10及び一方の面に撮
像面14aを形成した板状のCCD14を備える。この
CCD14を、その撮像面14aがスコープ1の軸方向
に略平行となるように配置する状態で、スコープ1の中
心軸と鉗子孔10の中心軸とを通る面を外した位置であ
って、撮像面14aの長手(H)方向がスコープ1の軸
方向に略平行となるように配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内視鏡装置に係り、
とくに内視鏡スコープの先端部におけるCCD(固体撮
像素子)の配置と、CCD、回路基板(カバーガラス及
びフレキシブルプリント基板)、及び電子部品等から成
るCCDモジュールの実装と、CCDモジュールと同軸
ケーブルとの接続に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡装置に使用される内視鏡ス
コープ(以下、単に「スコープ」と呼ぶ)は、その先端
部にCCD(固体撮像素子)を備えており、そのCCD
を駆動させて内視鏡画像用の映像信号を取得するように
なっている。このCCDを装備したスコープの一例を図
11〜図14に示す。
【0003】このスコープには、図11及び図12に示
す如く、鉗子孔100、送気孔101、送水孔102、
2つのライトガイド103、103、及び複数の同軸ケ
ーブル104…104が挿通されている。この内、同軸
ケーブル104…104の夫々は、その一端が図示しな
い装置本体に電気的に接続されると共に、他端(スコー
プ先端側)が、フレキシブルプリント基板(以下、「F
PC」と呼ぶ)105及び回路基板106の夫々の電極
を介してCCD107に電気的に接続されている。ここ
で、FPC105にはCCD107に関する信号回路
(駆動回路及び映像信号処理回路等)から成る複数の電
子部品108…108が実装されている。
【0004】また、スコープには、その先端部に少なく
とも光学レンズ系109及びプリズム110から成る対
物光学系111が配設されており、この対物光学系11
1により被写体からの反射光LBをCCD107に入射
させるようになっている。
【0005】CCD107は、その前面に多数の受光部
(受光素子の開口部)が水平(H)方向及び垂直(V)
方向の格子状に配列した撮像面107aを有し、その撮
像面107aが内視鏡スコープ100の軸方向に略平行
となる状態で配置(以下、便宜上「横置配置」と呼ぶ)
されると共に、その撮像面107aのV方向が内視鏡ス
コープ100の軸方向に略平行となるように配設されて
いる。また、このCCD107は、その撮像面107a
側に表面保護用のカバーガラス112が貼付されると共
に、その撮像面107の外側周囲に設けた複数の電極を
介して回路基板106に実装されている。
【0006】回路基板106は、図13及び図14に示
す如く、例えば断面略コ字状のセラミック基板(「チッ
プキャリア」とも言う)から成り、CCD107の背面
側及び側面側を殆ど嵌め込む状態で固定されている。こ
の回路基板106には、その前面側の両端部に、ワイヤ
ボンディング法によりCCD107の複数の電極とワイ
ヤを介して接続される複数のリード用電極が設けられて
おり、この複数のリード用電極が、その背面側に設けら
れる複数の電極を介してFPC105のスコープ先端側
の複数の信号用電極に電気的に接続されている。
【0007】FPC105は、スコープ基端側に複数の
信号用電極及びグランド用電極を有しており、この内、
信号用電極の夫々が複数の同軸ケーブルの信号芯線10
5a…105aに個別に接続されると共に、グランド用
電極がその信号線の夫々のシールド線105b…105
bに接続されるようになっている(図11参照)。
【0008】ところで、上記回路基板106としては、
カバーガラス112の一方の面(接続面)に設けたリー
ド線のパターンを介してCCD107を実装する、ワイ
ヤレスボンディング法を採用したものが知られている
(例えば、特開平4−5947)。このワイヤレスボン
ディング法によると、例えば図15に示すように、カバ
ーガラス112は、CCD107のチップ幅よりも大き
い幅を有し、その接続面112aにCCD107の複数
の電極に接続されるリード線のパターンを設け、このパ
ターンのスコープ先端側及びスコープ基端側の夫々に、
FPC105、105の夫々のスコープ先端側の信号用
電極が電気的に接続されるようになっている。
【0009】いずれにしても、臨床の場における内視鏡
検査では、患者の苦痛をできるだけ低減させるため、ス
コープは細径のものが好ましく、その先端部の軸長が極
力短いものがよい。また、高解像度の内視鏡画像を得て
操作性を高めるためには、多画素用のCCDを使用する
ことが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスコープでは、以下のような問題があった。
【0011】第1に、図11〜図14に示す従来のスコ
ープの先端部の配置状態で多画素用のCCDを採用する
場合、CCDのチップサイズの増大に伴って、スコープ
の先端部(先端径及び軸長)が大型化するといった問題
があった。
【0012】(1):例えば、CCDの画素数を増やす
ことは、通常、撮像面のH方向の増大を意味する。この
H方向の増大に伴って、CCD自体のH方向に相当する
チップ幅も拡大し、そのチップ幅がスコープの半径方向
のサイズに強く関与するため、多画素用のCCDを採用
しようとすると、スコープの先端径を大きくしなけらば
ならない。
【0013】(2):また、多画素用のCCDの採用に
伴って、そのCCDの駆動や映像信号処理を高速に行う
ための新たな電子回路を実装する必要があるため、この
実装スペース分、スコープの先端径や軸長を拡大しなけ
ればならない。例えば、回路基板の背面部にはFPC接
続用のパッドを設ける必要上、その背面部に電子部品を
実装するのが困難であり、通常、その背面部を外した位
置に電子部品を実装している。従って、FPC上の電子
部品実装用のスペースに相当する分、先端部の軸長が長
くなってしまう。
【0014】(3):さらに、CCDと鉗子孔との配置
上の理由、即ち、図12に示すように、CCDの撮像面
が鉗子孔の中心軸とスコープの中心軸を通る面に略垂直
となる位置にCCDを設けているため、鉗子孔を大径化
した場合(鉗子孔は各種処置具や採取物の通路であるた
め、所定径以上を確保する必要があり、臨床の場からの
より一層の大径化の要請もある)、CCDの配置スペー
スがより一層制限されてしまう。従って、この限られた
配置スペース内に、上記の如く、チップサイズの大きい
多画素用のCCDを採用しようとすると、上記(1)に
加えて、スコープをより一層大径化しなければならな
い。
【0015】第2に、図15に示すワイヤレスボンディ
ング法を適用した内視鏡スコープにあっても、上記第1
の(1)及び(3)と同様の問題があった。加えて、以
下の問題もあった。
【0016】(4):まず、2枚のFPCの内の一方を
CCDの背面側に通す必要上、スコープ先端側のFPC
をS字状に2カ所折り曲げており、この折り曲げに伴う
曲げ応力の緩和を図るため、スコープ先端側のFPC接
続用スペースに相当する分、カバーガラスの幅を大きく
する必要があった。従って、そのカバーガラスの幅分、
スコープの先端部の軸長が長くなってしまう。しかも、
このように設定しても、FPCの折曲付近には依然とし
て曲げ応力が集中しやすく、最悪の場合に断線等の不都
合が生じていた。
【0017】(5):また、スコープ先端側のFPCの
背面部に電子部品を実装しようとすると、FPCのカバ
ーガラス側の接続面(一方の面)とは反対側の面(他方
の面)に接続パッド用のスルーホール、ラウンド等を設
ける必要があった。このため、より一層実装作業が繁雑
となり、しかもラウンド等の存在により、実装密度も小
さくなってしまう。
【0018】第3に、FPCと同軸ケーブルとの接続に
由来した問題もあった。
【0019】(6):例えば、FPCと同軸ケーブルと
は、図11に示す如く、複数の同軸ケーブルの信号芯線
の夫々のシールド線を寄り合わせてFPCのグランド用
電極に半田付けする一方で、その信号芯線の夫々を個別
にグランド用電極の上側に通して、FPCの信号用電極
に半田付けして接続している。このため、細かい上に繁
雑な作業を必要とし、作業効率も悪かった。
【0020】(7):また、電気的短絡を避けるため、
FPCの信号用電極とグランド用電極との絶縁距離を確
保する必要があり、その絶縁距離に相当する分、先端部
の軸長が、上記(2)及び(4)に加えてさらに長くな
ってしまう。
【0021】(8):さらに、複数の同軸ケーブルを適
宜に寄せ集めた状態で、上記(6)の如く、FPCに接
続しているので、例えばアングルを掛けてスコープの先
端部を曲げたときに、その曲げ応力(張力等)が複数の
同軸ケーブルに個別に作用し、例えば一部の同軸ケーブ
ルに曲げ応力が集中したり、最悪の場合、信号線が断線
してしまうことがあった。
【0022】本発明は、上述した従来技術の問題を考慮
してなされたもので、多画素用のCCDを採用した場合
であっても、内視鏡スコープの先端部の小型化を図るこ
とができる内視鏡装置を提供することを第1の目的とす
る。
【0023】この第1の目的に加えて、内視鏡スコープ
の先端部にCCD、特に多画素用のCCDに関する信号
回路の電子部品を効率良く組み込んで、内視鏡スコープ
の先端部のより一層の小型化を図ることができる内視鏡
装置を提供することを第2の目的とする。
【0024】また、FPCと同軸ケーブルとの接続との
関して、内視鏡スコープの先端部の小型化を図って、作
業性を向上させ、且つ、曲げ応力に対する耐久性を向上
させた内視鏡装置を提供することを第3の目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成さ
せるため、請求項1記載の発明に係る内視鏡装置は、内
視鏡スコープを有し、この内視鏡スコープの先端部内に
少なくとも鉗子孔及び一方の面に撮像面を形成した板状
の固体撮像素子を備え、この固体撮像素子を、その撮像
面が上記内視鏡スコープの軸方向に略平行となるように
配置した構成とし、上記固体撮像素子を、上記内視鏡ス
コープの中心軸と上記鉗子孔の中心軸とを通る面を外し
た位置に配設している。
【0026】また請求項2記載の発明では、内視鏡スコ
ープを有し、この内視鏡スコープの先端部内に一方の面
に撮像面を有し、その撮像面が長方形状を成す、板状の
固体撮像素子を備え、この固体撮像素子を、その撮像面
が上記内視鏡スコープの軸方向に略平行となるように配
置した構成とし、上記固体撮像素子を、その撮像面の長
手方向が当該内視鏡スコープの軸方向に略平行となるよ
うに配設している。
【0027】上記請求項2記載の発明に加え、請求項3
記載の発明では、前記内視鏡スコープはその先端部内に
少なくとも鉗子孔を備え、前記固体撮像素子を、その内
視鏡スコープの中心軸と鉗子孔の中心軸とを通る面を外
した位置に配設している。
【0028】上記請求項2又は3記載の発明に加え、請
求項4記載の発明では、前記固体撮像素子はその長方形
状の撮像面の外側周囲に設けられたリード用の複数の電
極を介して回路基板に実装されると共に、この回路基板
はその一方の面に上記複数の電極をワイヤレスボンディ
ング法により電気的に接続する複数のリード線パターン
を有し、且つ、上記撮像面に光を入射させるように形成
した構造であって、上記複数のリード線パターンを、上
記複数の電極の夫々との接続部から前記内視鏡スコープ
の軸方向に向けて引き出すように形成している。
【0029】また請求項5記載の発明では、前記回路基
板はガラス部材である。
【0030】一方、上記第2の目的を達成するため、請
求項6記載の発明に係る内視鏡装置は、内視鏡スコープ
を有し、この内視鏡スコープの先端部内に、一方の面に
撮像面を形成した板状の固体撮像素子を当該撮像面が上
記内視鏡スコープの軸方向に略平行となるように配置す
ると共に、上記固体撮像素子の撮像面側に当該固体撮像
素子を実装可能であって、その撮像面に光を入射させる
構造を有する回路基板を配設し、この回路基板の実装面
の少なくともスコープ先端側の端部に、少なくとも1枚
のフレキシブルプリント基板を電気的に接続して成る構
成とし、上記フレキシブルプリント基板を、上記回路基
板との接続部から上記内視鏡スコープの軸方向における
スコープ基端側に向けて折り返し、その折り返した状態
で上記固体撮像素子の他方の面に沿わせるように配置し
ている。
【0031】例えば、請求項7記載の発明では、前記フ
レキシブルプリント基板の内の折り返された平坦部分に
前記固体撮像素子に関する信号回路の電子部品を実装し
ている。
【0032】さらに、上記第3の目的を達成させるた
め、請求項8記載の発明に係る内視鏡装置は、内視鏡ス
コープを有し、この内視鏡スコープの先端部内に、固体
撮像素子を実装した回路基板と、この回路基板に電気的
に接続される少なくとも1枚のフレキシブルプリント基
板と、このフレキシブルプリント基板に電気的に接続さ
れる、信号線及びそのシールド線を有する複数の同軸ケ
ーブルとを備えた構成とし、円環状部材の内部に当該複
数の同軸ケーブルを挿通した状態で、その複数の同軸ケ
ーブルの夫々の信号線を前記フレキシブルプリント基板
に電気的に接続している。
【0033】請求項9記載の発明では、前記フレキシブ
ルプリント基板は、スコープ先端側に前記回路基板が電
気的に接続されるリード用電極部と、スコープ基端側に
前記複数のシールド線が接続されるグランド用電極部
と、このグランド用電極部寄りの位置に前記複数の信号
線が接続される信号用電極部とを少なくとも備えてい
る。
【0034】請求項10記載の発明では、前記円環状部
材を導電性材料で形成する一方、前記複数の同軸ケーブ
ルを束状に揃えた状態で、その複数の同軸ケーブルの夫
々のシールド線の一部を露出させて上記束状部分の外側
周囲に折り返し、前記円環状部材の内側の壁面と上記折
り返した複数のシールド線とを電気的に接続すると共
に、当該円環状部材のスコープ先端側の一部に軸方向に
沿って溝を設け、その溝に上記フレキシブルプリント基
板を嵌め込んだ状態で、そのフレキシブルプリント基板
のグランド用電極部と当該円環状部材とを電気的に接続
している。
【0035】請求項11記載の発明では、前記複数の同
軸ケーブルを、1本の複合同軸ケーブルのシース内に束
ねて収納している。
【0036】
【作用】請求項1記載の発明を要部とする内視鏡装置に
あっては、内視鏡スコープの先端部における配置空間の
内の鉗子孔の大小の制約を最も回避できる位置に固体撮
像素子が配置される。従って、内視鏡スコープの先端部
(径及び軸長)の大小に関わらず、鉗子孔を外した位置
に、例えばチップサイズのより一層大きい固体撮像素子
も配置されるようになる。加えて、固体撮像素子の背面
側空間もより一層柔軟に活用できるので、例えば、その
背面側空間に固体撮像素子に関する信号回路の電子部品
等も配置されるようになる。
【0037】請求項2記載の発明を要部とする内視鏡装
置にあっては、内視鏡スコープの先端部の半径方向にお
ける配置空間の内の撮像面の長手方向の大小の制約を回
避できる位置に固体撮像素子が配置される。従って、内
視鏡スコープの先端径の大小に関わらず、上記と同様
に、例えばチップサイズ(長手方向の幅)のより一層大
きい固体撮像素子も配置されるようになる。
【0038】請求項6記載の発明を要部とする内視鏡装
置にあっては、回路基板のスコープ先端側に電気的に接
続されるフレキシブルプリント基板が、スコープ基端側
に折り返すように配置される。従って、スコープ先端側
の接続幅を短くした回路基板により内視鏡スコープの先
端部の軸長を小さくできる。また、スコープ先端側のフ
レキシブルプリント基板にあっても、折り返した平坦部
分の背面側の外側表面が回路基板との接続面と同一とな
るため、その平坦部分に電子部品等も容易に実装でき
る。また、1カ所折り返しているだけなので、この折り
返しに伴う曲げ応力が大幅に緩和され、スコープ先端側
のフレキシブルプリント基板の耐久性が向上するように
なる。
【0039】請求項8記載の発明を要部とする内視鏡装
置にあっては、フレキシブルプリント基板と複数の同軸
ケーブルとの接続に関して、機械的強度を保つ円環状部
材を設けているので、内視鏡スコープの先端部にアング
ル等の曲げ応力が掛ったときでも、一部の同軸ケーブル
にストレスが殆ど掛からなり、複数の同軸ケーブルの耐
久性が向上するようになる。例えば、円環状部材を導電
性材料で形成し、その円環状部材の一部に溝を設けた構
成により、フレキシブルプリント基板のグランド用電極
と複数の同軸ケーブルの信号線の夫々のシールド線とを
円環状部材を介して接続されるため、繁雑な作業が大幅
に減って、接続作業が容易となる。また、フレキシブル
プリント基板の絶縁距離を小さく設定できる分、内視鏡
スコープの先端部の軸長を小さくできる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10に基
づき説明する 図1に示す内視鏡装置は、体腔内に挿入可能なスコープ
1と、このスコープ1が接続される装置本体2とを備え
ている。装置本体2には、通常の内視鏡装置に搭載され
る図示しない機能上の各部(制御部、光学部、画像処理
部、表示部等)が一体に搭載されており、これらの各部
の所要の動作によりスコープ1を駆動させて内視鏡画像
を取得し、その内視鏡画像を図示しない表示部(モニ
タ)に画面表示するようになっている。
【0041】スコープ1は、体腔内に挿入される挿入部
3と、その挿入部3の装置本体2側に接続され、体腔内
に挿入された挿入部3の動作を体外から操作支援するた
めの操作部4とを備え、この操作部4がユニバーサルコ
ード5を介して装置本体2に接続されている。この内、
挿入部3は、操作部4から延びる可撓性のある本体部6
と、この本体部6に接続される湾曲自在のアングル部7
と、このアングル部7の先端側に配置される先端硬性部
8とを備えている。
【0042】先端硬性部8は、図2に示すように、スコ
ープ1の内部に挿通される複数の構成要素の先端側にお
ける各種機能を担うものであって、これらの各構成要素
が図示しない複数の固定用支持部材により適宜に配設さ
れている。即ち、この先端硬性部8は、装置本体2の光
源系(図示しない)から供給される光をスコープ1の先
端側に光伝送するための2つのライトガイド9、9と、
生検鉗子等の処置具やその処置具により採取された細胞
組織等の通路となる鉗子孔10と、レンズ洗浄用の水の
通路となる送水孔11と、水滴等の吹飛用等の空気の通
路となる送気孔12とを備えている。
【0043】また、先端硬性部8は、ライトガイド9、
9により照明された被写体からの反射光線LBを受け取
るための対物光学系13と、この対物光学系13からの
光線LBを映像用の電気信号に変換するCCD14を有
するCCDモジュール(以下、単に「モジュール」)1
5とを備えている。このモジュール15からの映像用の
電気信号は、装置本体2に送られて内視鏡画像に供せら
れる。
【0044】対物光学系13は、図3に示すように、ス
コープ先端側に配設される対物レンズ系(凹レンズ、絞
り、色消レンズ、水晶フィルタ、及び色補正フィルタ等
から成る)16と、この対物レンズ系16の出射側に配
設されるプリズム17とを備えている。この構成によ
り、対物レンズ系16は、被写体からの反射光線LBを
CCD14の撮像面14aに入射させるようになってい
る。
【0045】モジュール15は、図2及び図3に示すよ
うに、多数の画素に相当する受光素子(フォトダイオー
ド等)を有するチップ状のCCD14と、このCCD1
4の前面(受光)側に貼付される、回路基板としての機
能を一部に有する撮像面保護用の板状のカバーガラス
(以下、「ガラス基板」と呼ぶ)18と、このガラス基
板18に接続される回路基板である2枚のフレキシブル
プリント基板(FPC)19a、19bと、このFPC
19a、19bに実装される駆動用及び映像信号処理用
の複数の電子部品20とを備えた構成で、この構成の内
のガラス基板18の前面(入射)側を除く大部分が樹脂
21により一体にモールドされている。このモジュール
15は、導電性リング22及び複合同軸ケーブル23を
介して装置本体2に電気的に接続されている。
【0046】CCD14は、その前面側の中央部に、標
準TV方式の規格(例えばNTSC規格)に応じたH
(水平)方向及びV(垂直)方向で定まる2次元格子状
に多数の受光素子の開口部を配列した撮像面14aを有
し、この撮像面14aを挟むV方向の外側両端部2カ所
に、略H方向に沿って複数の電極14b…14bを設け
ている。また、このCCD14は、その撮像面14aが
スコープ1の軸方向に略平行する状態で横置配置されて
いる。
【0047】ここで、CCD14自体の配置状態の設定
例を説明する。まず、標準TV方式の規格ではV方向の
画素数をほぼ一定としているため、CCD14の画素数
の増加とは、通常、H方向の画素数の増加を意味する。
従って、CCD14を多画素化すれば、その撮像面14
aのH方向の幅W1が大きくなり、これに合わせてCC
D14のH方向のチップ幅W2も大きくなる。そこで、
本実施例では、CCD14のチップ幅W2がスコープ1
の先端径に関与するのを回避するため、図3及び図4に
示すように、CCD14の配置を、撮像面14aのH方
向がスコープ1の軸方向に略平行となる位置に設定して
いる。
【0048】次に、鉗子孔10に対するCCD14の配
置状態の設定例を説明する。先端硬性部8のモジュール
15を除く各構成要素の中で、スコープ1の先端径の大
小に最も関与するものは鉗子孔10である。鉗子孔10
の直径はライトガイド9、送水孔11、及び送気孔12
の夫々の直径よりも2倍程度も大きいためである。従っ
て、スコープ1の先端径を同一に保った状態で鉗子孔1
0を大径化すれば、他の構成要素の配置用空間がより制
限され、例えばCCD14の背面側に電子部品等を実装
する空間を確保できない。
【0049】そこで、本実施例では、鉗子孔10の大小
によりCCD14の背面側の空間の大小が左右されるこ
とを極力回避するため、CCD14の配置をスコープ1
の中心軸Oと鉗子孔10の中心軸01とを通る面10a
を外した位置に設定している。例えば、図2に示すよう
に、CCD14を、撮像面14aが上記面10aと略平
行となる位置に配置している。
【0050】ガラス基板18は、図4及び図5に示すよ
うに、CCD16のH方向のチップ幅W2よりも大きい
幅W5を有し、その背面側(接合面側)の水平方向の両
端部に、CCD16の複数の電極14b…14bがワイ
ヤレスボンディング法(フリップチップ方式等)により
電気的に接続される導体部18aを形成している。この
導体部18aは、図5に示す如く、CCD16の各電極
16b…16bに対する信号電極用の複数の接続パッド
P1…P1と、この接続パッドP1…P1の夫々からC
CD16のH方向の外側両端部2カ所(先端側及び基端
側)に向けてパターン状に引き出される複数のリード
(配線)R1…R1とを備えている。先端側及び基端側
の夫々のリードR1…R1は、2枚のFPC19a、1
9bの夫々に電気的に接続されるようになっている。
【0051】FPC19a、19bの夫々は、図3に示
すように、例えば一層のパタ−ン状の導体部の両面を絶
縁フィルムで挟んで成る、いわゆる片面FPCと呼ばれ
る構造を有している。この片面FPCの製造法を概説す
ると、まず、絶縁性の樹脂フィルム(以下、「ベース」
と呼ぶ)F1の片面に導体部P2を接合し、その導体部
P2をエッチング処理によりパタ−ン状に形成し、その
パターン状の導体部P2に、予め複数の接続パッド(電
極部)P3…P3の箇所に穴を設けたポリイミドフィル
ム等の絶縁性の樹脂フィルム(以下、「カバーレイ」と
呼ぶ)F2を接合して製造するようになっている。
【0052】2枚の内の一方のFPC19aは、図3に
示す如く、ガラス基板18の先端側において、カバーレ
イF1を前面側に向けた状態で、その一端に設けた導体
部P2の露出部分(図4中の幅W3に相当する部分参
照)から成るリード用の接続パッドP3を、そのパター
ン毎に異方性導電膜(ACF)P4等によりガラス基板
18の先端側の各リードR1…R1に接続している。
【0053】この接続部分から延びる途中部分(導体部
Pの非露出部分)で、FPC19aは約180度反対方
向の基端側に向けてU字状又はV字状等に折返され、即
ち前面側のカバーレイF1を外向きの背面側に向けた状
態で、前面側に向いたベースF2を、CCD16の背面
に密着させながら基端側に通している。このFPC19
aのベースF2とCCD16の密着部は絶縁性の接着剤
Z1で固定されており、この密着部の背面側に位置する
カバーレイF1の接続パッドP3…P3に、異方性導電
膜P4等により複数の電子部品(駆動回路、映像信号処
理回路等から成る)20…20が接続されている。
【0054】他方のFPC19bは、ガラス基板18の
基端側において、カバーレイF1を前面側に向けた状態
で、その一端に設けた導体部P2の露出部分(図4中の
幅W4に相当する部分参照)から成るリード用の接続パ
ッドP3を、そのパターン毎に異方性導電膜P4等によ
りガラス基板18の基端側の各リードR1…R1に接続
している。
【0055】このFPC19bは、そのカバーレイF1
を前面側に向けたままで基端側に向けて延び、その途中
で一方のFPC19aと合流するようになっている。ま
た、このFPC19bには、その途中部分に位置するカ
バーレイF1の各接続パッドP3…P3に、異方性導電
膜P4等により複数の電子部品20…20又はこの複数
の電子部品20…20を実装した別の回路基板20aが
接続されている。
【0056】上記FPC19a、19bは、図6〜図8
に示すように、合流付近から基端側の端部の間に設けた
信号電極用の複数の接続パッドP3…P3に、複合同軸
ケーブル23の芯線25が半田又は導電性接着剤(以
下、半田も含めて「導電性接着剤」と呼ぶ)P5により
接続されると共に、その端部における導体部P2の露出
部分であるグランド電極用の接続パッドP3に、複合同
軸ケーブル23のシールド線26が導電性リング22を
介して電気的に接続されるようになっている。
【0057】導電性リング22は、複合同軸ケーブル2
3を挿通可能な内径を有する略円筒状の導体から成り、
その2つの円環状側面の内の一方の円周部における、中
心軸を挟んで対向する2カ所に夫々、直線状の溝22
a、22aが軸方向に沿って設けられている。この溝2
2a、22aは、その幅及び深さが2枚のFPC19
a、19bのグランド電極用の接続パッドP3、P3を
指し込み可能な適宜値に設定されている。この溝に22
a、22aに指し込まれた両接続パッドP3、P3は、
図8に示す如く、導電性接着剤P5により固定されるよ
うになっている。
【0058】複合同軸ケーブル23は、図3に示す如
く、スコープ1の内部に挿通される1本の絶縁性シ−ス
内23aに、複数の同軸ケーブル24…24を束ねて収
納したものであり、その同軸ケーブル24…24の夫々
は、そのシース24a…24a内に、信号線25aを絶
縁体25bで被覆した芯線25と、その芯線25の外側
に網目状の裸線であるシ−ルド線26とを備えている。
【0059】芯線25…25及びそのシールド線26…
26の夫々は、その一端が装置本体2に電気的に接続さ
れている。この内、芯線25は、図9に示すように、導
電性リング22内の途中部分で露出した状態で挿通され
ており、その他端が導電性接着剤P5によりFPC19
a、19bの信号電極用の接続パッドP3…P3に接続
されている。一方、シールド線26は、図9及び図10
に示すように、導電性リング22内の途中部分で露出し
た状態で内壁に密着するように折り返され、その他端を
含む密着部分が導電性接着剤P5により固定されてい
る。これにより、シールド線26とFPC19a、19
bのグランド電極用の接続パッドP3とが導電性リング
22を介して導通をとるようになっている。
【0060】以上により、本実施例の内視鏡装置は、C
CDの撮像面のH方向の幅及び鉗子孔の位置に基づい
て、CCD自体の向き及びCCDの配置を設定したた
め、スコープの細径化を図ることができ、このように細
径を保った状態で鉗子孔の大小に殆ど左右されることな
く、CCDの背後に電子部品、例えば多画素のCCDに
伴う新たな電子部品を搭載可能な配置空間を確保でき
る。従って、スコープの寸法等の構造的制約が大幅に緩
和されて、多画素のCCD及びそのCCDに関連する新
たな電子部品等を搭載でき、これにより、多画素のCC
Dによる高解像度の内視鏡画像を使った検査を実施でき
る。
【0061】また、本実施例の内視鏡装置は、従来のガ
ラス基板を用いたワイヤレスボンディング法の利点を生
かしながら、2枚の内の一方のFPCを折り返すように
配置する構成としたため、ガラス基板のH方向の幅、即
ち先端硬性部の軸長を短くでき、この効果に加えて、従
来の屈曲部での断線等も殆ど回避でき、耐久性等の装置
の信頼性が大幅に向上するようになる。また、FPCの
同一面(カバーレイ)側に予め設けた接続パッドに電子
部品等を接続できるので、反対面(ベース)側の接続パ
ッド用のスルーホール、ラウンド等が不要となって、C
CDの背後の実装密度が高くなり、上記と同様に新たな
電子部品等を容易に搭載できる。さらに、いわゆる両面
FPCに比べて屈曲性のよい片面FPCも使用できる。
【0062】また、本実施例の内視鏡装置は、導電性リ
ングを設ける構成としたため、シールド線の接続作業が
容易となり、工数も減って、作業能率が大幅に向上する
ようになる。また、一部の同軸ケーブルにストレスが集
中しなくなり、断線等も殆ど回避でき、耐久性等の装置
の信頼性が大幅に向上するようになる。
【0063】従って、オペレータは多画素用のCCDに
拠る高解像度の内視鏡画像を見ながら検査できるので、
その検査効率が大幅に向上するようになる。また、スコ
ープが細径で、しかも先端硬性部の軸長も短くなってい
るので、患者のスコープ挿入に関する心理的、肉体的不
快感が大幅に低減されるようになる。
【0064】なお、上記実施例では円環状部材の溝を一
方の側面の内の中心軸を挟んで対向する円周部2カ所に
設ける構成としているが、本発明に係る内視鏡装置はこ
れに限定されるものではなく、例えば円環状部材の一方
の側面の内の任意の位置にFPCのグランド用電極を挿
入可能な構造であればよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明を要部とする内視鏡装置では、内視鏡スコープの先端
部(径及び軸長)の大小に関わらず、鉗子孔を外した位
置に、例えばチップサイズのより一層大きい固体撮像素
子、例えば多画素用の固体撮像素子を配置でき、固体撮
像素子の背面側空間もより一層柔軟に活用でき、例え
ば、背面側空間に固体撮像素子に関する信号回路の電子
部品等を配置できる。従って、内視鏡スコープの先端部
を小型化できる構造で、多画素用の固体撮像素子の高解
像度機能を最大限に発揮させることができる。
【0066】また、請求項2記載の発明を要部とする内
視鏡装置にあっては、内視鏡スコープの先端径の大小に
関わらず、上記と同様に、例えばチップサイズ(長手方
向の幅)のより一層大きい固体撮像素子、例えば多画素
用の固体撮像素子を配置できるので、上記と同様に、内
視鏡スコープの先端部を小型化できる構造で、多画素用
の固体撮像素子の高解像度機能を最大限に発揮させるこ
とができる。
【0067】さらに、請求項6記載の発明を要部とする
内視鏡装置にあっては、スコープ先端側のフレキシブル
プリント基板との接続幅を短くした回路基板を搭載で
き、これにより、内視鏡スコープの先端部の軸長を小さ
くできる。また、スコープ先端側のフレキシブルプリン
ト基板については、折り返した平坦部分の背面側の外側
表面が回路基板との接続面と同一となるように配置した
ため、その平坦部分に電子部品等も容易に実装できる。
さらに、フレキシブルプリント基板の折り返しに伴う曲
げ応力が緩和され、耐久性が大幅に向上するようにな
る。
【0068】さらに、請求項8記載の発明を要部とする
内視鏡装置は、フレキシブルプリント基板と複数の同軸
ケーブルとの接続に関して、機械的強度を保つ円環状部
材を設けているので、内視鏡スコープの先端部にアング
ル等の曲げ応力が掛ったときでも、一部の同軸ケーブル
にストレスが殆ど掛かることなく、耐久性が大幅に向上
するようになる。
【0069】特に、円環状部材を導電性材料で形成し、
その円環状部材の一部に溝を設けた構成により、フレキ
シブルプリント基板のグランド用電極と複数の同軸ケー
ブルの信号線の夫々のシールド線とを円環状部材を介し
て接続されるため、その接続作業の効率が大幅に向上す
るようになる。加えて、フレキシブルプリント基板の絶
縁距離を小さく設定できる分、内視鏡スコープの先端部
の軸長を小さくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る内視鏡装置の要部構成を示す概略
斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿った先端硬性部の断面図。
【図3】内視鏡スコープの先端部の概略の要部構成図。
【図4】CCDモジュールの要部構成を示す概略の側面
図。
【図5】図4のB−B線に沿ってカバーガラスの一方側
を見た正面図。
【図6】FPCと複合同軸ケーブルとの接続状態を説明
する概略図。
【図7】FPCのグランド用電極と導電性リングの溝と
の接続状態を説明する概略側面図。
【図8】図7のC−C線に沿った概略断面図。
【図9】導電性リングと複数の同軸ケーブルの芯線の夫
々のシールド線の接続状態を説明する概略側面図。
【図10】図9のD−D線に沿った概略断面図。
【図11】従来の内視鏡スコープの先端部の要部構成
図。
【図12】図11のE−E線に沿った概略断面図。
【図13】従来のCCDモジュールの概略の要部構成
図。
【図14】図13のF−F線に沿ってCCDモジュール
側を見た正面図。
【図15】従来の図13とは別のCCDモジュールの概
略の要部構成図。
【符号の説明】
1 内視鏡スコープ 2 装置本体 3 挿入部 4 操作部 5 ユニバーサルコード 6 本体部 7 アングル部 8 先端硬性部 9、9 ライトガイド 10 鉗子孔 11 送水孔 12 送気孔 13 対物光学系 14 CCD(固体撮像素子) 14a 撮像面 15 CCDモジュール 16 対物レンズ系 17 プリズム 18 カバーガラス 19a、19b FPC(フレキシブルプリント基板) 20 電子部品 21 樹脂 22 導電性リング 23 複合同軸ケーブル 24 同軸ケーブル 25 芯線 26 シールド線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡スコープを有し、この内視鏡スコ
    ープの先端部内に少なくとも鉗子孔及び一方の面に撮像
    面を形成した板状の固体撮像素子を備え、この固体撮像
    素子を、その撮像面が上記内視鏡スコープの軸方向に略
    平行となるように配置した内視鏡装置において、上記固
    体撮像素子を、上記内視鏡スコープの中心軸と上記鉗子
    孔の中心軸とを通る面を外した位置に配設したことを特
    徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡スコープを有し、この内視鏡スコ
    ープの先端部内に一方の面に撮像面を有し、その撮像面
    が長方形状を成す、板状の固体撮像素子を備え、この固
    体撮像素子を、その撮像面が上記内視鏡スコープの軸方
    向に略平行となるように配置した内視鏡装置において、
    上記固体撮像素子を、その撮像面の長手方向が当該内視
    鏡スコープの軸方向に略平行となるように配設したこと
    を特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記内視鏡スコープはその先端部内に少
    なくとも鉗子孔を備え、前記固体撮像素子を、その内視
    鏡スコープの中心軸と鉗子孔の中心軸とを通る面を外し
    た位置に配設した請求項2記載の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子はその長方形状の撮像
    面の外側周囲に設けられたリード用の複数の電極を介し
    て回路基板に実装されると共に、この回路基板はその一
    方の面に上記複数の電極をワイヤレスボンディング法に
    より電気的に接続する複数のリード線パターンを有し、
    且つ、上記撮像面に光を入射させるように形成した構造
    であって、上記複数のリード線パターンを、上記複数の
    電極の夫々との接続部から前記内視鏡スコープの軸方向
    に向けて引き出すように形成した請求項2又は3記載の
    内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板はガラス部材である請求項
    4記載の内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 内視鏡スコープを有し、この内視鏡スコ
    ープの先端部内に、一方の面に撮像面を形成した板状の
    固体撮像素子を当該撮像面が上記内視鏡スコープの軸方
    向に略平行となるように配置すると共に、上記固体撮像
    素子の撮像面側に当該固体撮像素子を実装可能であっ
    て、その撮像面に光を入射させる構造を有する回路基板
    を配設し、この回路基板の実装面の少なくともスコープ
    先端側の端部に、少なくとも1枚のフレキシブルプリン
    ト基板を電気的に接続して成る内視鏡装置において、上
    記フレキシブルプリント基板を、上記回路基板との接続
    部から上記内視鏡スコープの軸方向におけるスコープ基
    端側に向けて折り返し、その折り返した状態で上記固体
    撮像素子の他方の面に沿わせるように配置したことを特
    徴とする内視鏡装置。
  7. 【請求項7】 前記フレキシブルプリント基板の内の折
    り返された平坦部分に前記固体撮像素子に関する信号回
    路の電子部品を実装した請求項6記載の内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 内視鏡スコープを有し、この内視鏡スコ
    ープの先端部内に、固体撮像素子を実装した回路基板
    と、この回路基板に電気的に接続される少なくとも1枚
    のフレキシブルプリント基板と、このフレキシブルプリ
    ント基板に電気的に接続される、信号線及びそのシール
    ド線を有する複数の同軸ケーブルとを備えた内視鏡装置
    において、円環状部材の内部に当該複数の同軸ケーブル
    を挿通した状態で、その複数の同軸ケーブルの夫々の信
    号線を前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続し
    たことを特徴とする内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブルプリント基板は、スコ
    ープ先端側に前記回路基板が電気的に接続されるリード
    用電極部と、スコープ基端側に前記複数のシールド線が
    接続されるグランド用電極部と、このグランド用電極部
    寄りの位置に前記複数の信号線が接続される信号用電極
    部とを少なくとも備えた請求項8記載の内視鏡装置。
  10. 【請求項10】 前記円環状部材を導電性材料で形成す
    る一方、前記複数の同軸ケーブルを束状に揃えた状態
    で、その複数の同軸ケーブルの夫々のシールド線の一部
    を露出させて上記束状部分の外側周囲に折り返し、前記
    円環状部材の内側の壁面と上記折り返した複数のシール
    ド線とを電気的に接続すると共に、当該円環状部材のス
    コープ先端側の一部に軸方向に沿って溝を設け、その溝
    に上記フレキシブルプリント基板を嵌め込んだ状態で、
    そのフレキシブルプリント基板のグランド用電極部と当
    該円環状部材とを電気的に接続した請求項9記載の内視
    鏡装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の同軸ケーブルを、1本の複
    合同軸ケーブルのシース内に束ねて収納した請求項8記
    載の内視鏡装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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