JP4740702B2 - 内視鏡湾曲部、及び、内視鏡 - Google Patents

内視鏡湾曲部、及び、内視鏡 Download PDF

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Description

本発明は、湾曲操作される湾曲部を有する内視鏡に関する。
従来、体腔内に細長い挿入部を挿入して、体腔内で観察等を行う内視鏡が用いられている。このような内視鏡の挿入部には、湾曲操作される湾曲部が配設されている。このような湾曲部の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1の湾曲部では、複数の略円筒形状の節輪を共軸かつ互いに回動可能にリベット止めによって連結している。そして、各節輪の内周面に、ワイヤ受けがレーザー溶接等によって固定されており、各節輪のワイヤ受けに操作ワイヤが挿通されている。操作ワイヤの先端部は湾曲部の先端部に連結されており、操作ワイヤの基端部は挿入部の基端部に配設されている操作部内の湾曲操作機構に接続されている。湾曲操作機構によって操作ワイヤを進退操作することにより、節輪が互いに回動されて、湾曲部が湾曲操作されるようになっている。
特開平5−3852号公報
特許文献1の湾曲部では、節輪を互いに回動可能にリベット止め等によって連結すると共に、各節輪の内周面に複数のワイヤ受けを固定している。このため、特に細径の内視鏡では、微細な部品を精密に加工、組立することが必要となり、湾曲部の製造工程が非常に煩雑となり、内視鏡の製造が難しくなっている。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、製造が容易な内視鏡を提供することである。
本発明の一実施態様の内視鏡湾曲部は、略筒形状を有する内側湾曲部材と、前記内側湾曲部材に外挿され、略筒形状を有する外側湾曲部材と、前記内側湾曲部材及び前記外側湾曲部材を湾曲操作するための操作ワイヤと、を具備し、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との少なくとも一方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有し、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材とによって、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間に前記操作ワイヤを進退可能に保持するワイヤ保持部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面に前記内側湾曲部材の中心軸方向に延設されている溝部と、前記外側湾曲部材の内周面と、によって形成されている、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面と、前記外側湾曲部材の内周面に前記外側湾曲部材の中心軸方向に延設されている溝部と、によって形成されている、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面に前記内側湾曲部材の中心軸方向に延設されている内側溝部と、前記外側湾曲部材の内周面に前記外側湾曲部材の中心軸方向に前記内側溝部と対面して延設されている外側溝部と、によって形成されている、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記他方の湾曲部材の前記連結部は、前記他方の湾曲部材の中心軸方向に螺旋状に順次配置されている、ことを特徴とする。
本発明の好ましい一実施態様の内視鏡湾曲部は、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、一体に形成されている螺旋管により形成されている、ことを特徴とする。
本発明の別の一実施態様の内視鏡は、上記内視鏡湾曲部を具備することを特徴とする。
本発明のさらに別の一実施態様の内視鏡は、体腔内に挿入される細長い挿入部と、前記挿入部に設けられている湾曲部と、を具備し、前記挿入部は、一体に形成されて、前記挿入部の長手軸方向の全長にわたって延びている螺旋管を有し、前記湾曲部は、略筒形状を有する内側湾曲部材と、前記内側湾曲部材に外挿され、略筒形状を有する外側湾曲部材と、前記内側湾曲部材及び前記外側湾曲部材を湾曲操作するための操作ワイヤと、を有し、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との一方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有し、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、前記螺旋管により形成されており、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間には、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間に前記操作ワイヤを進退可能に保持するワイヤ保持部が形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、内視鏡の製造が容易になっている。
以下、本発明の第1実施形態を図1から図4Dまでを参照して説明する。図1に示されるように、本実施形態の内視鏡14は、体腔内に挿入される細長い挿入部16を有する。この挿入部16は、先端構成部18と、湾曲操作される湾曲部20と、長尺で可撓性の可撓管部22とを先端側から順に連結することにより形成されている。挿入部16の基端部には操作者に保持操作される操作部24が連結されており、操作部24には湾曲部20を湾曲操作するための上下方向湾曲操作ノブ26a、左右方向湾曲操作ノブ26bが配設されている。
図1及び図2を参照し、本実施形態の湾曲部20は、略筒形状の内側湾曲部材28aを有する。この内側湾曲部材28aは、例えば、弾性を有する樹脂材料を押出成形、射出成形することにより、あるいは、金属部材をプレス加工することにより、一体に形成されている。
内側湾曲部材28aでは、多数の略円筒形状の筒状部30が弾性を有する連結部31によって屈曲可能に連結されている。即ち、所定の第1の筒状部30とその後方の第2の筒状部30とを連結する第1の一対の連結部31は、内側湾曲部材28aの中心軸に対して略対称な位置に夫々配置されている。このため、第1の筒状部30は、第2の筒状部30に対して、第1の一対の連結部31を通る軸に対して屈曲可能である。なお、図2では、一対の連結部31の一方の連結部のみしか見えない状態になっている。そして、第2の筒状部30とその後方の第3の筒状部30とを連結している第2の一対の連結部31は、内側湾曲部材28aの中心軸方向にみて、第1の一対の連結部31を略90°だけ回転移動させた位置に配置されている。このため、第2の筒状部30は、第3の筒状部30に対して、第2の筒状部30に対する第1の筒状部30の屈曲方向に略直交する方向に屈曲可能である。以下同様に、内側湾曲部材28aの中心軸方向にみて、一対の連結部31が略90°づつ回転移動されて順次配置されている。隣接する筒状部30間の屈曲を組み合わせることにより、内側湾曲部材28aは任意の方向に湾曲可能である。
また、内側湾曲部材28aの外周面において、観察視野を基準として上下左右となる位置に、夫々、内側溝部32aが内側湾曲部材28aの軸方向に内側湾曲部材28aの全長にわたって延設されている。本実施形態では、これら内側溝部32aは、夫々、内側湾曲部材28aの中心軸の軸回り方向に対して連結部31と略同じ位置に配置されている。
図1から図3までを参照し、本実施形態の湾曲部20は、内側湾曲部材28aの外周側に嵌合される、この内側湾曲部材28aと同様な構成の外側湾曲部材28bを有する。但し、外側湾曲部材28bには、溝部は形成されていない。ここで、外側湾曲部材28bの筒状部30の軸方向の寸法及び隣接する筒状部30間の軸方向の距離は、夫々、内側湾曲部材28aの筒状部30の軸方向の寸法及び隣接する筒状部30間の軸方向の距離と略等しくなっている。
図4A及び図4Bに示されるように、内側湾曲部材28aに、外側湾曲部材28bが外挿され、嵌合されている。ここで、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとは、互いの筒状部30,30が重なるように、軸方向に位置合わせされ、内側湾曲部材28aの所定の隣接する筒状部30間の屈曲方向とこれらに重なる外側湾曲部材28bの隣接する筒状部30間の屈曲方向とが一致するように、軸回り方向に位置合わせされている。そして、内側湾曲部材28aの内側溝部32aと、外側湾曲部材28bの内周面とによって、上下左右の位置に、ワイヤ保持部34が内側湾曲部材28aの軸方向に内側湾曲部材28aの全長にわたって形成されている。これら上下左右のワイヤ保持部34に、夫々、上下左右湾曲操作用の操作ワイヤ36が挿通されている。
図4C及び図4Dに示されるように、操作ワイヤ36の先端部には、球形状の嵌合部38が配設されている。この嵌合部38は、内側湾曲部材28aの最先端の筒状部30の外周面に全周にわたって形成されている内側嵌合溝40aに嵌合されている。そして、嵌合部38は、内側湾曲部材28aの内側嵌合溝40aと、外側湾曲部材28bの最先端の筒状部30の内周面との間で圧着固定されている。
図1から図4Dまでを参照し、操作ワイヤ36は、挿入部16を挿通されて操作部24に導入されており、操作ワイヤ36の基端部は湾曲操作機構の各湾曲操作ノブ26a,26bに接続されている。上下方向湾曲操作ノブ26a、左右方向湾曲操作ノブ26bを操作することにより、上下左右湾曲操作用の操作ワイヤ36が進退操作されて、湾曲部20が上下左右方向に湾曲操作される。
従って、本実施形態の内視鏡14は次の効果を奏する。本実施形態の湾曲部20では、内側湾曲部材28aの複数の筒状部30、及び、筒状部30を互いに屈曲可能に連結する連結部31が内側湾曲部材28aとして一体に形成されている。さらに、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとによって、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとの間に操作ワイヤ36を進退可能に保持するワイヤ保持部34が形成されている。このため、湾曲部20の製造が非常に簡単となっており、内視鏡14を容易に製造することが可能となっている。
また、湾曲部20の組立工程では、内側湾曲部材28aの外周側から、内側嵌合溝40aに操作ワイヤ36の嵌合部38を嵌め込み、また、各内側溝部32aに操作ワイヤ36を挿入して、その後、内側湾曲部材28aに外側湾曲部材28bを外挿することとなる。このため、湾曲部20の組立てが容易となっている。
そして、ワイヤ保持部34は、内側湾曲部材28aの外周面に内側湾曲部材28aの軸方向に延設されている内側溝部32aと、外側湾曲部材28bの内周面とによって形成されている。即ち、内側湾曲部材28aに内側溝部32aを形成する一方で、外側湾曲部材28bには溝部を形成していない。このため、内蔵物の配置、要求強度等に応じて、内側湾曲部材28aの肉厚を厚く、外側湾曲部材28bの肉厚を薄くすることが好ましい湾曲部について、本実施形態は好適なものとなっている。
図5Aから図5Cまでは、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図5Aに示されるように、本実施形態では、内側湾曲部材28aには溝部は形成されておらず、外側湾曲部材28bの内周面において上下左右の位置に、夫々、外側溝部32bが外側湾曲部材28bの軸方向に外側湾曲部材28bの全長にわたって延設されている。そして、内側湾曲部材28aの外周面と、外側湾曲部材28bの外側溝部32bとによって、ワイヤ保持部34が形成されている。
また、図5B及び図5Cに示されるように、外側湾曲部材28bの最先端の筒状部30の内周面には、外側嵌合溝40bが全周にわたって延設されている。そして、操作ワイヤ36の嵌合部38は、外側嵌合溝40bに嵌合され、内側湾曲部材28aの最先端の筒状部30の外周面と、外側湾曲部材28bの外側嵌合溝40bとの間で圧着固定されている。
本実施形態は、内側湾曲部材28aの肉厚を薄く、外側湾曲部材28bの肉厚を厚くすることが好ましい湾曲部に好適なものとなっている。
図6Aから図6Cまでは、本発明の第3実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図6Aに示されるように、本実施形態では、第1実施形態と同様に内側湾曲部材28aに内側溝部32aが形成されており、第2実施形態と同様に外側湾曲部材28bにも外側溝部32bが形成されている。これら内側溝部32aと外側溝部32bとは、互いに対面して配置されている。そして、内側湾曲部材28aの内側溝部32aと、外側湾曲部材28bの外側溝部32bとによって、ワイヤ保持部34が形成されている。
また、図6B及び図6Cに示されるように、第1実施形態と同様に内側湾曲部材28aに内側嵌合溝40aが形成されており、第2実施形態と同様に外側湾曲部材28bにも外側嵌合溝40bが形成されている。これら内側嵌合溝40aと外側嵌合溝40bとは、互いに対面して配置されている。そして、操作ワイヤ36の嵌合部38は、内側湾曲部材28aの内側嵌合溝40aと、外側湾曲部材28bの外側嵌合溝40bとの間で圧着固定されている。
本実施形態は、内側湾曲部材28aの肉厚と外側湾曲部材28bの肉厚とを同程度にすることが好ましい湾曲部に好適なものとなっている。
図7は、本発明の第4実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態では、内側湾曲部材28aの最先端の筒状部30の外周面において、内側溝部32aの幅を広げるように、内側溝部32aと一体的に内側嵌合溝40aが延設されている。操作ワイヤ36の先端部は、折り返されて内側嵌合溝40aへと嵌入されて、内側湾曲部材28aに固定されている。本実施形態では、操作ワイヤ36の先端部を固定するのに、第1から第3実施形態までの嵌合部のような部品が必要なく、部品点数が削減されている。
図8は、本発明の第5実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図1、図2及び図8を参照し、本実施形態の外側湾曲部材28bでは、隣接する筒状部30は1つの連結部31によって互いに連結されており、一方の筒状部30は他方の筒状部30に対して任意の方向に屈曲可能である。そして、これら連結部31は、外側湾曲部材28bの中心軸方向に沿って螺旋状に順次配置されている。
第1実施形態では、内側湾曲部材28aの所定の隣接する筒状部30間の屈曲方向と、これらに重なる外側湾曲部材28bの隣接する筒状部30間の屈曲方向とが互いに異なっていると、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとが互いに干渉して屈曲を妨げあい、湾曲部20が湾曲しにくくなる。このため、この屈曲方向が一致するように、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとを軸回り方向に正確に位置合わせする必要がある。
これに対して、本第5実施形態の外側湾曲部材28bでは、一方の筒状部30は他方の筒状部30に対して任意の方向に屈曲可能であるため、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとを互いの筒状部30が重なるように軸方向に位置合わせすれば、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとが互いに干渉して屈曲を妨げあうことが少なく、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとの軸回り方向の位置合わせが不要となっている。従って、湾曲部20の製造工程が一層簡単になっており、内視鏡14の製造が一層容易になっている。
なお、本実施形態では、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとの内、外側湾曲部材28bの連結部31を軸方向に沿って螺旋状に配置しているが、内側湾曲部材28aの連結部31を螺旋状に配置するようにしてもよい。
図9は、本発明の第6実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図1及び図9を参照し、本実施形態の挿入部16は、挿入部16の全長にわたって延びている螺旋管42を有する。この螺旋管42は、帯状部材を螺旋状に巻回することにより一体に形成されている。そして、螺旋管42は、可撓管部22を形成するのに用いられると共に、湾曲部20において外側湾曲部材28bを形成している。
本実施形態では、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとは、軸方向及び軸回り方向に対して互いにどのように配置されても干渉して屈曲を妨げあうことが少なく、内側湾曲部材28aと外側湾曲部材28bとの位置合わせが不要となっている。また、1つの螺旋管42を湾曲部20及び可撓管部22を形成するのに用いることが可能であり、内視鏡14の挿入部16の構成の単純化、組立の簡単化、部品点数の削減を実現することができる。
本実施形態では、螺旋管42によって外側湾曲部材28bを形成しているが、外側湾曲部材28bとしては、一体に形成され、任意の方向に湾曲可能であり、内側湾曲部材28aの内側溝部32aとの間にワイヤ保持部34を形成可能ないかなる管状部材を用いてもよい。また、このような環状部材を網状管、ゴムチューブ等の外装部材と一体に形成するようにしてもよい。さらに、本実施形態では、螺旋管42によって外側湾曲部材28bを形成しているが、螺旋管42によって内側湾曲部材28aを形成し、外側湾曲部材28bとして第2実施形態の外側湾曲部材28bを用いる構成としてもよい。
本発明は、製造が容易な、湾曲操作される湾曲部を有する内視鏡を提供する。
本発明の第1実施形態の内視鏡を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の内側湾曲部材を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の外側湾曲部材を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の湾曲部を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の湾曲部を、図4AのIVB−IVB線で切断して示す横断面図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す縦断面図。 本発明の第1実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を、図4AのIVD−IVD線で切断して示す横断面図。 本発明の第2実施形態の内視鏡の湾曲部を示す横断面図。 本発明の第2実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す縦断面図。 本発明の第2実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す横断面図。 本発明の第3実施形態の内視鏡の湾曲部を示す横断面図。 本発明の第3実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す縦断面図。 本発明の第3実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す横断面図。 本発明の第4実施形態の内視鏡の操作ワイヤの先端部の固定構造を示す斜視図。 本発明の第5実施形態の内視鏡の外側湾曲部材を示す斜視図。 本発明の第6実施形態の内視鏡の湾曲部を示す斜視図。
符号の説明
14…内視鏡、20…内視鏡湾曲部、28a…内側湾曲部材、28b…外側湾曲部材、36…操作ワイヤ、30…筒状部、32…連結部、34…ワイヤ保持部、36…ワイヤ。

Claims (9)

  1. 略筒形状を有する内側湾曲部材と、
    前記内側湾曲部材に外挿され、略筒形状を有する外側湾曲部材と、
    前記内側湾曲部材及び前記外側湾曲部材を湾曲操作するための操作ワイヤと、
    を具備し、
    前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との少なくとも一方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有し、
    前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材とによって、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間に前記操作ワイヤを進退可能に保持するワイヤ保持部が形成されている、
    ことを特徴とする内視鏡湾曲部。
  2. 前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  3. 前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面に前記内側湾曲部材の中心軸方向に延設されている溝部と、前記外側湾曲部材の内周面と、によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  4. 前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面と、前記外側湾曲部材の内周面に前記外側湾曲部材の中心軸方向に延設されている溝部と、によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  5. 前記ワイヤ保持部は、前記内側湾曲部材の外周面に前記内側湾曲部材の中心軸方向に延設されている内側溝部と、前記外側湾曲部材の内周面に前記外側湾曲部材の中心軸方向に前記内側溝部と対面して延設されている外側溝部と、によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  6. 前記他方の湾曲部材の前記連結部は、前記他方の湾曲部材の中心軸方向に螺旋状に順次配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡湾曲部。
  7. 前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、一体に形成されている螺旋管により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の内視鏡湾曲部を具備することを特徴とする内視鏡。
  9. 体腔内に挿入される細長い挿入部と、
    前記挿入部に設けられている湾曲部と、を具備し、
    前記挿入部は、一体に形成されて、前記挿入部の長手軸方向の全長にわたって延びている螺旋管を有し、
    前記湾曲部は、略筒形状を有する内側湾曲部材と、前記内側湾曲部材に外挿され、略筒形状を有する外側湾曲部材と、前記内側湾曲部材及び前記外側湾曲部材を湾曲操作するための操作ワイヤと、を有し、
    前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との一方の湾曲部材は、一体に形成され、少なくとも2つの筒状部と、弾性を有し隣接する前記筒状部を互いに屈曲可能に連結する連結部と、を有し、
    前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との他方の湾曲部材は、前記螺旋管により形成されており、
    前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間には、前記内側湾曲部材と前記外側湾曲部材との間に前記操作ワイヤを進退可能に保持するワイヤ保持部が形成されている、
    ことを特徴とする内視鏡。
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