WO2016167078A1 - 圧電発電装置 - Google Patents

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Abstract

 発電効率が高く、かつ圧電体が破損し難い、圧電発電装置を提供する。 圧電発電装置21は、一方主面3Aaと、他方主面3Abとを有する板状の平面部と、他方主面3Abの中央部から突出する凸部3Adとを備える支持体3Aと、一方主面3Aaに設けられている圧電体4Aとを有し、一方主面3Aaに対して垂直な方向に沿って支持体3Aを平面視したときに、圧電体4Aが凸部と重なるように配置されている、発電素子22を複数備え、一方主面3Aaに対して垂直な方向に複数の発電素子22が重なっており、隣り合う一対の発電素子22のうちの少なくとも一方の支持体3Aは、平面部の中央部よりも外側の周縁部から突出する複数の支持部3Ac(脚部)を備え、隣り合う一対の発電素子22において、互いの支持体3Aの他方主面3Abと、一方主面3Aaとが対向するように、複数の発電素子は、脚部3Acを介して重なっている。

Description

圧電発電装置
 本発明は、圧電発電装置に関する。
 圧電発電装置は、圧電素子を用いた発電装置として用いられる。下記の特許文献1には、圧電発電装置の一例が開示されている。この圧電発電装置は、積層された複数の弾性体を有する。各弾性体は、円板状の形状を有する。各弾性体のドーナツ状の外周部と、中央部との間に凹部を有する。各弾性体の凹部に、圧電素子が設けられている。弾性体は、上記ドーナツ状の外周部同士が当接されて、積層されている。
 下記の特許文献2に記載の圧電発電装置は、中央に凸レンズ状の形状の加圧子が設けられた加圧部材を有する。積層された複数の圧電素子同士の間に、加圧部材がそれぞれ配置されている。各圧電素子は、加圧子に当接されている。
特開平11-031854号公報 特開2008-311529号公報
 特許文献1及び2に記載の圧電発電装置において、発電のための荷重が加えられると、荷重が加えられた部分に応力が集中していた。そのため、圧電素子が破損しやすかった。
 さらに、特許文献1に記載の圧電発電装置では、各弾性体は、ドーナツ状の外周部同士が当接されていた。よって、バネ定数が大きかった。従って、圧電素子を変形させるためには、大きな荷重が必要であり、発電効率を高め難かった。
 本発明の目的は、発電効率が高く、かつ圧電体が破損し難い、圧電発電装置を提供することにある。
 本発明に係る圧電発電装置のある広い局面では、一方主面と、他方主面とを有する板状の平面部と、前記平面部の前記他方主面の中央部から突出する凸部と、を備える支持体と、前記平面部の前記一方主面に設けられている圧電体と、を有し、前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記圧電体が前記凸部と重なるように配置されている、発電素子が複数備えられており、前記複数の発電素子が前記一方主面に対して垂直な方向に重なっており、隣り合う一対の前記発電素子のうちの少なくとも一方の発電素子における前記支持体は、前記平面部の前記一方主面及び前記他方主面のうちの少なくとも他方の発電素子側の主面であって、前記中央部よりも外側の周縁部から突出する複数の脚部を備え、隣り合う一対の前記発電素子において、一方の発電素子における前記支持体の前記他方主面と、他方の発電素子における前記支持体の前記一方主面とが対向するように、前記複数の発電素子は、前記脚部を介して重なっている。
 本発明に係る圧電発電装置のある特定の局面では、隣り合う一対の前記発電素子において、一方の発電素子における前記圧電体が前記他方主面側に押圧されたときに、一方の発電素子における前記凸部により、他方の発電素子における前記圧電体が押圧される。この場合には、複数の発電素子を重ねているので、単一の圧電素子と比較して、同一の発電量を得るために必要になる圧電体の押圧荷重を低減することができる。よって、発電効率を高くすることができる。
 本発明に係る圧電発電装置の他の特定の局面では、前記各発電素子における前記支持体の前記凸部が、前記他方主面側に直接重なっている他の前記発電素子における前記圧電体に接触している。この場合には、各圧電体を同じ曲率で変形させることができる。よって、各発電素子において発電量を同等とすることができる。これにより、各発電素子を並列接続した場合の電気的なロスを低減することができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに他の特定の局面では、複数の前記発電素子のうちの少なくとも1個の発電素子における前記支持体は、前記凸部における中央部の厚みが、前記中央部よりも外側の周縁部の厚みよりも厚い。この場合には、支持体の中央から同心円状に厚み分布を形成することで、圧電体の中央部が押圧されたときに圧電体にかかる応力の集中を均等に緩和することができる。それによって、機械的強度が上がり、圧電体の破損をより抑制できる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに他の特定の局面では、前記凸部が1段以上の段差部を有する。この場合には、支持体のうち、最も厚みの厚い部分が他の発電素子に接触する面積を小さくすることで、他の発電素子の任意の箇所を押圧することができる。それによって、重なった発電素子全てを同じように変形させやすくすることができ、発電量のばらつきによる発電効率の低下を抑制することができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記支持体は、前記平面部が多角形状であって、前記脚部が多角形状の前記平面部における多角形の頂点から突出する。この場合には、脚部を多角形の頂点としているので、平面部の周縁の全周を脚部とする場合と比較して、低いバネ定数を実現することができる。また、多角形の頂点以外の箇所を脚部とする場合と比較して、より高い発電効率を得ることができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、複数の前記発電素子のうちの少なくとも1個の発電素子における前記支持体は、前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記凸部が円形状の平面形状を有する。この場合には、圧電体の中央部が押圧されたときに圧電体にかかる応力の集中をより一層緩和することができる。よって、圧電体がより一層破損し難い。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記支持体が、前記平面部の前記他方主面から突出する複数の脚部を備え、前記脚部の他方主面からの距離が遠い側の端部の位置が、前記凸部よりも他方主面からの距離が遠い位置である。この場合には、省スペースなスタック構造を実現することができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記各発電素子が、前記圧電体に電気的に接続されており、前記圧電体の外側において、貫通孔及び切欠き部のうち一方を有する外部接続端子をそれぞれ有し、第1、第2及び第3の部分を有し、前記第2の部分の横断面積が前記第1の部分の横断面積よりも小さく、前記第3の部分の幅が前記第1の部分の幅よりも小さく、かつ前記第2の部分の幅よりも大きく、前記第2の部分が前記各発電素子の前記外部接続端子の前記貫通孔及び前記切欠き部のうち一方に挿入されている、ピンと、前記ピンの前記第3の部分を含む部分が挿入されている孔部を有し、かつ前記複数の外部接続端子を、前記ピンの前記第1の部分とにより挟むように配置されているベース部材とがさらに備えられており、前記ベース部材に前記ピンが固定されている。この場合には、外部接続端子に繰り返し加えられる応力による破損が生じ難い。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記複数の発電素子の前記外部接続端子が、前記複数の発電素子が積層されている方向に並ぶようにそれぞれ配置されており、前記複数の発電素子のうち最も前記ピンの前記第1の部分に近い発電素子の前記外部接続端子が、前記第1の部分に接触しており、かつ前記複数の外部接続端子同士が接触している。この場合には、外部接続端子に繰り返し加えられる応力による破損が生じ難い。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記ピンの前記第1の部分が前記外部接続端子に接触している面に、突起部が設けられている。この場合には、複数の外部接続端子同士の電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記ピンにおいて、前記第1の部分が前記外部接続端子に接触している面が、該面の外周縁から内側に向かい前記第1の部分の厚みが薄くなるように傾斜している。この場合には、複数の外部接続端子同士の電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
 本発明に係る圧電発電装置の他の広い局面では、一方主面と、他方主面とを有する板状の平面部と、前記平面部の前記他方主面の中央部から突出する凸部と、前記平面部の一方主面及び他方主面のうちの少なくとも一方であって、前記中央部よりも外側の周縁部から突出する複数の脚部と、を備える支持体と、前記平面部の前記一方主面に設けられている圧電体と、を有し、前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記圧電体が前記凸部と重なるように配置されている、発電素子が備えられており、前記支持体は、前記平面部が多角形状であって、前記脚部が多角形状の前記平面部における多角形の頂点から突出する。この場合には、脚部を多角形の頂点としているので、平面部の周縁の全周を脚部とする場合と比較して、低いバネ定数を実現することができる。また、多角形の頂点以外の箇所を脚部とする場合と比較して、より高い発電効率を得ることができる。
 本発明に係る圧電発電装置のさらに別の特定の局面では、前記発電素子において、前記脚部が支点、前記圧電体が力点、前記凸部が作用点であって、前記圧電体が前記他方主面側に押圧されたときに、前記凸部により外部に作用を及ぼす。
 本発明によれば、支持体の厚みが中央部と周縁部とで異なっているので、圧電体の中央部が押圧されたときに圧電体にかかる応力の集中を緩和することができるため、圧電体が破損し難く、かつ発電効率が高い圧電発電装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電装置の斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施形態における第1の発電素子の斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態における第1の発電素子の圧電体が下方側に押圧されたときの、圧電発電装置の変形を示す、圧電発電装置の正面図である。 図5は、比較例の圧電発電装置の正面図である。 図6は、比較例の圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態における圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る圧電発電装置の斜視図である。 図9は、本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る圧電発電装置を実装した例を示す部分切り欠き正面図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。 図11は、本発明の第2の実施形態における圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。 図12は、本発明の第2の実施形態の第1の変形例における第1の発電素子の斜視図である。 時13は、本発明の第2の実施形態の第2の変形例における第1の発電素子の斜視図である。 図14は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。 図15は、圧電体の分割数とバネ定数との関係を示す図である。 図16は、本発明の第4の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。 図17は、本発明の第5の実施形態に係る圧電発電装置の分解斜視図である。 図18は、本発明の第5の実施形態における圧電素子の分解斜視図である。 図19は、図18中のC-C線に沿う断面図である 図20は、本発明の第5の実施形態における第1,第2のピンの正面図である。 図21は、本発明の第5の実施形態における第1,第2のピンの平面図である。 図22は、本発明の第5の実施形態の第1の変形例における第1,第2のピンの正面図である。 図23は、本発明の第5の実施形態の第2の変形例における第1,第2のピンの正面断面図である。 図24は、本発明の第6の実施形態における発電素子の斜視図である。
 以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
 なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
 (第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。図2は、第1の実施形態に係る圧電発電装置の斜視図である。
 図1に示すように、圧電発電装置1は、第1の発電素子2Aと、第2の発電素子2Bを有する。図1では、第2の発電素子2Bの上に第1の発電素子2Aが設けられている。
 第1の発電素子2Aは、支持体3Aと、圧電体4Aとを有する。
 支持体3Aは、たとえば金属や合金などの導電性材料、またはセラミックス材料などの絶縁性材料からなる。支持体3Aは、平面部と、凸部3Adと、脚部としての支持部3Acとを有する。支持体3Aの平面部、凸部3Ad、支持部3Acは一体に形成されている。支持体3Aの平面部は、矩形板状であって、一方主面としての上面3Aaと、他方主面としての下面3Abとを有する。支持体3Aの凸部3Adは、支持体3Aの平面部の下面3Abに設けられている。支持体3Aの凸部3Adは、支持体3Aの平面部の中央部から突出している。図3を参照して、支持体3Aの下面3Abに対して垂直な方向に沿って支持体3Aを底面視したときに、凸部3Adは円形形状を有する。また、支持体3Aの中心と凸部3Adの中心とが重なっている。ここで、支持体3Aの上面3Aaと下面3Abとが対向し合う方向を上下方向と定義する。なお、本明細書における上下方向は、鉛直方向とは一致せずともよい。また、平面部の上面3Aaに対して垂直な方向に沿って支持体3Aを平面視したときに、支持体3Aの平面部のうち、凸部3Adが設けられている箇所を中央部と定義し、支持体3Aの平面部のうち、中央部よりも外側の領域を周縁部と定義する。
 図2に示すように、支持体3Aの支持部3Acは、下面3Abの周縁部の各頂点から、上下方向に突出している。詳述すると、平面部が矩形板であるので、複数の支持部3Acが、上記中央部よりも外側の周縁部の頂点から突出している。支持部3Acの下面3Ab側の端部の位置は、凸部3Adよりも下面3Abからの距離が遠い位置である。
 なお、図2では支持体3Aの矩形板状の平面部の各頂点から、4つの支持部3Acが突出しているが、必ずしも平面部の全ての頂点から支持部3Acが突出していなくてもよい。また、支持部3Acは、平面部の上面3Aa及び下面3Abのうちの少なくとも一方から突出していればよい。
 また、凸部3Ad及び支持部3Acは、平面部と一体成形されているが、別体としての凸部3Ad及び支持部3Acが平面部に接合されていてもよい。
 支持体3Aの上面3Aaには、圧電体4Aが設けられている。圧電体4Aは、矩形板状である。圧電体4Aは、上面3Aaに対して垂直な方向に沿って支持体3Aを平面視したときに、凸部3Adと重なるように配置されている。よって、上記平面視において、圧電体4Aと凸部3Adとは重なっている。より詳細には、上記平面視において、圧電体4Aは凸部3Adを覆っている。圧電体4Aの外周縁は、凸部3Adの外周縁の外側に位置している。なお、圧電体4Aの形状は特に限定されない。圧電体4Aは、例えば、圧電単結晶や圧電セラミックスなどからなる。
 第2の発電素子2Bは、第1の発電素子2Aと同様の構成を有する。第2の発電素子2Bは、支持体3Bと、圧電体4Bとを有する。支持体3Bは、一方主面としての上面3Baと、他方主面としての下面3Bbとを有する平面部と、凸部3Bdと、脚部としての支持部3Bcとを有する。第1の発電素子2Aと第2の発電素子2Bとは、上下方向において隣り合うように配置されている。すなわち、第1の発電素子2Aと第2の発電素子2Bとは、上面3Aaに対して垂直な方向に重なっている。より具体的には、隣り合う一対の発電素子において、第1の発電素子2Aにおける支持体3Aの下面3Abと、第2の発電素子2Bにおける支持体3Bの上面3Baとが対向するように配置されている。第1の発電素子2Aと第2の発電素子2Bとは、第1の発電素子2Aの支持部3Acを介して重なっている。
 なお、支持部は、隣り合う一対の発電素子のうちの少なくとも一方の発電素子における平面部の一方主面及び他方主面のうちの少なくとも他方の発電素子側の主面であって、中央部よりも外側の周縁部から突出していればよい。すなわち、図1においては、第1の発電素子2Aにおける支持部3Acが必須の支持部であって、支持部3Bcは必須ではない。また、支持部は、第1の発電素子2Aと第2の発電素子2Bとの間に設けられていればよい。たとえば、第1の発電素子2Aが支持部を有せず、第2の発電素子2Bが第1の発電素子2A側に突出する支持部を有する構造も、本発明の範囲内に含まれる。
 圧電発電装置1において、支持部3Bcが支点、圧電体4Aが力点、凸部3Bdが作用点である。圧電体4Aが下面側に押圧されたときに、上記凸部3Bdにより、外部に作用を及ぼす。
 圧電発電装置1が押圧されていないとき、圧電発電装置1は図1の様態を示す。第1の発電素子2Aにおける支持体3Aの凸部3Adは、支持体3Aの下面3Ab側に直接重なっている第2の発電素子2Bにおける圧電体4Bに接触している。圧電発電装置1が押圧されているとき、圧電発電装置1は図4に示すように変形する。第1の発電素子2Aの圧電体4Aが図4の下方向側に押圧されると、第1の発電素子2Aの支持体3Aの下面3Abに設けられている凸部3Adが下方向に変位する。第1の発電素子2Aの凸部3Adにより、第2の発電素子2Bの圧電体4Bが押圧されて下方向に変位する。従って、第1,第2の発電素子2A,2Bの圧電体4A,4Bが、同時かつ同様に変形する。この変形による圧電効果によって、電荷が発生し、電力を取り出すことができる。圧電発電装置1への押圧を停止すると、圧電発電装置1は図1の状態へと復帰する。
 以下に、第1の実施形態と比較例との違いについて説明する。図5は、比較例の圧電発電装置の正面図である。圧電発電装置101の各発電素子102の各支持体103は、凸部を有しない。上記の点以外においては、圧電発電装置101は、第1の実施形態の圧電発電装置1と同様の構成を有する。
 圧電体4Aが押圧されると、その押し込み量に応じた応力が発生する。例えば、圧電体4Aの中央部が押圧された場合、応力は、押圧された部分を中心とした分布を有する。図6は、比較例の圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。このとき、圧電発電装置101においては、図6に示すように、圧電体4Aが押圧された部分、すなわち中央部分において、応力が集中している。一点に応力が集中すると、圧電体4Aが破損することがある。
 これに対して、図7は、第1の実施形態における圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。なお、図7中の破線Aは、支持体の凸部の外周縁の位置を示す。本実施形態の圧電発電装置1では、図7に示すように、比較例よりも応力の最大値が小さいことがわかる。
 本実施形態では、第1の発電素子2Aの支持体3Aは凸部3Adを有する。ここで、上下方向における長さを厚みとする。上述したように、支持体3Aの上面3Aa側からの平面視において、凸部3Adの中央部と圧電体4Aの中央部とは重なっている。よって、圧電体4Aの中央部が押圧された場合の、応力が集中する部分において、支持部3Acの厚みが厚い。支持体の厚みが中央部と周縁部とで異なっているので、圧電体の中央部が押圧されたときに圧電体にかかる応力の集中を緩和することができる。すなわち、応力の最大値を低めることができ、かつ応力の分布を均一にすることができる。従って、圧電体が破損し難く、かつ発電効率が高い、圧電発電装置を提供することができる。
 なお、支持体の上面側からの平面視において、支持体の中央部、支持体の凸部の中央部及び圧電体の中央部は必ずしも重なっていなくともよい。もっとも、本実施形態のように、上記平面視において、凸部3Adの中央部と圧電体4Aの中央部とが重なっていることにより、応力の集中を緩和することができる。さらに、上記平面視において、圧電体4Aの中央部と支持体3Aの中央部とが重なっていることにより、圧電体4Aを大きく変形をさせることができ、発電効率を効果的に高めることができる。
 第1,第2の発電素子2A,2Bの支持体3A,3Bの凸部3Ad,3Bdの平面形状は、円形状であることが好ましい。それによって、応力の分布を均一にすることができる。
 図2に示すように、本実施形態では、第1の発電素子2Aの支持部3Acは、支持体3Aの下面3Abの各頂点に設けられている。そのため、下方に押圧されたときに支持体3Aを容易に変形させることができる。第2の発電素子2Bも同様である。よって、圧電発電装置1の上記変形についてのバネ定数は小さい。従って、小さい荷重により発電することができ、発電効率が高い。
 さらに、第2の発電素子2Bの支持体3Bの下面3Bb側からの底面視において、第1,第2の発電素子2A,2Bの支持部3Ac,3Bcは支持体3A,3Bの中央部に対してそれぞれ等方的に配置されている。それによって、支持体3A,3Bを等方的に変形させることができる。よって、応力の分布を均一にすることができる。これにより、発電効率を高めることができる。
 なお、支持体は、矩形以外の多角形状の平面形状や円形状の平面形状を有してもよい。この場合にも、支持体の下面側からの底面視において、支持部は支持体の中央部に対して等方的に配置されていることが好ましい。
 図1に示すように、本実施形態では、第1の発電素子2Aの圧電体4Aの外周縁は、支持体3Aの凸部3Adの外周縁よりも外側に位置している。同様に、第2の発電素子2Bの圧電体4Bの外周縁も、支持体3Bの凸部3Bdの外周縁よりも外側に位置している。それによって、圧電体4A,4Bを大きく変形させることができる。加えて、凸部3Ad,3Bdの面積が小さいため、圧電発電装置1のバネ定数を小さくすることができる。
 図8に示す第1の変形例の圧電発電装置41のように、例えば、第1の発電素子42Aの支持体43Aの外周縁において対向し合っている2辺の全体に支持部43Acが設けられていてもよい。この場合、第1の発電素子42Aと第2の発電素子42Bとの接合強度を高めることができる。なお、第2の発電素子42Bの支持体43Bにも、同様の支持部43Bcが設けられていてもよい。
 本実施形態の圧電発電装置1は、第2の発電素子2Bの下方側から外部に実装される。本実施形態では、第2の発電素子2Bの支持部3Bcの下方側の端部3Bc1は、凸部3Bdよりも下方側に位置している。このとき、圧電発電装置1は、第2の発電素子2Bの支持部3Bcにより支持されている。それによって、第1の発電素子2Aが下方に押圧されたときに、第1,第2の発電素子2A,2Bの圧電体4A,4Bがそれぞれ容易に変形し得る。
 支持部が設けられている位置は、支持体の下面には限られない。例えば、第1,第2の発電素子の支持体の上面及び下面に支持部が設けられていてもよい。この場合、例えば、第1の発電素子の支持部と第2の発電素子の支持部とが接合されていてもよい。
 第2の発電素子は、第1の発電素子と異なる構成を有してもよい。
 図9に示す第2の変形例の圧電発電装置51は、第2の発電素子52Bの支持体53Bの上面53Baに支持部53Bcが設けられており、第1の発電素子52Aの支持体53Aには支持部は設けられていない。このような圧電発電装置51は、凹部55が設けられている部分に実装することができる。より具体的には、実装されたときに第2の発電素子52Bの支持体53Bの凸部53Bdが凹部55内に位置する場合に、圧電発電装置51を実装することができる。
 本実施形態では、第1の発電素子2Aの支持体3Aの凸部3Adと第2の発電素子2Bの圧電体4Bとが接触している。それによって、第1の発電素子2Aが下方側に押圧されたときに、第1の発電素子2Aの変形の大きさと同じ大きさにおいて、第2の発電素子2Bを変形させることができる。なお、第1の発電素子の支持体の凸部は、第2の発電素子の圧電体には必ずしも接触していなくともよい。少なくとも、第1の発電素子が下方側に押圧されたときに、上記凸部により第2の発電素子の圧電体が押圧されればよい。
 図示されていないが、本実施形態の第1,第2の発電素子2A,2Bの圧電体4A,4Bの上面3Aa,3Ba及び下面3Ab,3Bbには、電極が設けられている。各電極には、引き出し電極がそれぞれ接続されている。それによって、圧電体4A,4Bは、外部に電気的に接続されている。なお、圧電体が外部に電気的に接続されている構成は、特に限定されない。
 例えば、第1,第2の発電素子の圧電体の上面を覆うように電極膜が設けられていてもよい。同様に、各圧電体の下面を覆うように電極膜が設けられていてもよい。このとき、支持体が金属からなる場合は、例えば、各発電素子において、圧電体の下面側の電極膜と支持体の上面との間に絶縁膜を設ければよい。加えて、第2の発電素子の圧電体の上面側の電極膜と第1の発電素子の支持体の凸部との間に絶縁膜を設ければよい。それによって、各電極膜と各支持体との電気的な短絡を防止できる。なお、各支持体が絶縁性材料からなる場合は、各電極と各支持体とは電気的に短絡しない。
 上記引き出し電極としては、例えば、ボンディングワイヤやフレキシブルCu基板などを用いることができる。
 (第2の実施形態)
 図10は、第2の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。
 圧電発電装置11においては、第1,第2の発電素子12A,12Bの支持体13A,13Bの凸部13Ad,13Bdの形状が第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、圧電発電装置11は、第1の実施形態の圧電発電装置1と同様の構成を有する。
 第1の発電素子12Aの支持体13Aの凸部13Adは、ベース部13Ad0と、1段の段差部13Ad1を有する。
 ベース部13Ad0は、支持体13Aの平面部の下面に設けられている。ベース部13Ad0は、支持体13Aの平面部の中央部から突出している。支持体13Aの下面に対して垂直な方向に沿って支持体13Aを底面視したときに、ベース部13Ad0は円形形状を有する。また、支持体13Aの中心とベース部13Ad0の中心とが重なっている。
 段差部13Ad1は、ベース部13Ad0における支持体13Aの平面部と反対側の面に設けられている。段差部13Ad1は、ベース部13Ad0の中央部から突出している。支持体13Aの下面に対して垂直な方向に沿って支持体13Aを底面視したときに、段差部13Ad1は円形形状を有する。また、ベース部13Ad0の中心と段差部13Ad1の中心とが重なっている。ここで、上記平面部の上面に対して垂直な方向に沿って支持体13Aを平面視したときに、ベース部13Ad0の平面部のうち、段差部13Ad1が設けられている箇所を中央部と定義し、ベース部13Ad0の平面部のうち、中央部よりも外側の領域を周縁部と定義する。第1の発電素子12Aにおける支持体13Aは、凸部13Adにおける中央部の厚みが、上記中央部よりも外側の周縁部の厚みよりも厚い。支持体13Aの厚みは、支持部13Acを除けば、凸部13Adの段差部13Ad1が設けられている領域が最も厚い。次に、凸部13Adのベース部13Ad0が設けられている領域の厚みが厚い。最も厚みが薄い部分は、支持体13Aにおいて凸部13Adが設けられていない部分である。このように、支持体13Aに厚みの分布が設けられている。
 すなわち、支持体13Aは、圧電体4Aの中央部が押圧された場合の、応力が最も集中する部分において、支持体13Aの厚みが最も厚い。上述したように、次に、凸部13Adのベース部13Ad0が設けられている領域の厚みが厚い。よって、応力が最も集中する部分の周囲においても、支持体13Aの厚みは厚い。第2の発電素子12Bも同様である。それによって、応力の集中をより一層緩和することができる。
 図11は、第2の実施形態における圧電体の中央部分が下方に押圧されたときに発生する応力の、圧電体の中央部を横断する方向における分布を示す図である。なお、図11中の破線B,Cは、支持体の凸部の各段の外周縁の位置を示す。
 図11に示すように、応力が効果的に分散されており、応力の最大値がより一層小さいことがわかる。従って、第2の実施形態においても、圧電体が破損し難く、かつ発電効率が高い、圧電発電装置を提供することができる。
 上述したように、上記凸部の段差部の位置は特に限定されない。段差部の配置を調整することにより、凸部により圧電体を押圧する位置を調整することができる。
 凸部は1段以上の段差部を有してもよい。この場合、より一層応力を分散させることができる。あるいは、例えば、図12に示す第2の実施形態の第1の変形例における第1の発電素子62Aのように、支持体63Aの凸部63Adが四角錐状の形状を有してもよい。このような場合であっても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、図13に示す第2の実施形態の第2の変形例における第1の発電素子72Aのように、支持体73Aの凸部73Adが四角錐台状の形状を有してもよい。このような場合であっても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
 (第3の実施形態)
 図14は、第3の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。
 圧電発電装置21は3個以上の発電素子22を有する点で、第1の実施形態と異なる。各発電素子22は、第1の実施形態における第1の発電素子2Aの構成と同様の構成を有する。
 圧電発電装置21においては、複数の発電素子22が上下方向に積層されている。各発電素子22は、第1の実施形態の第1,第2の発電素子2A,2Bと同様に重なっている。圧電発電装置21における最上部の発電素子22の圧電体4Aが下方側に押圧されたときに、最上部の発電素子22以外の各発電素子22の圧電体4Aも、各支持体3Aの凸部3Adにより押圧される。
 ここで、圧電体4Aは、圧電体4Aの断面二次モーメントが大きいほど、変形し難い。本実施形態の圧電体4Aの断面二次モーメントIは、圧電体4Aの厚みをh、圧電体4Aの横断方向の長さをbとしたときに、I=bh/12の式で表すことができる。このように、圧電体4Aの変形し難さは、圧電体4Aの厚みの3乗に比例する。
 図15は、圧電体の分割数とバネ定数との関係を示す図である。なお、分割数によらず、圧電体の体積の合計は一定である。
 図15において、圧電体の分割数が1のときは、圧電体が分割されていないことを示す。圧電体の分割数が1のときよりも、分割数が2のときの方がバネ定数は小さい。圧電体の分割数が2のときよりも、分割数が3のときの方がバネ定数は小さい。このように、圧電体の合計の体積が同じ場合においては、圧電体を多く分割するほど、バネ定数はより小さくなることがわかる。よって、圧電体の分割数が多いほど変形しやすい。
 なお、図15中の曲線は、バネ定数をy、圧電体の分割数をxとしたときに、y=168.83x-1.849の式で表すことができる。
 図14に戻り、本実施形態では、複数の圧電体4Aが同時に押圧される。よって、断面二次モーメントの式及び図15から明らかなように、複数の圧電体4Aをより一層小さい荷重により変形させることができる。従って、発電効率をより一層高めることができる。
 本実施形態では、各発電素子22はいずれも同じ構成を有するが、それぞれ異なる構成を有してもよい。例えば、複数の発電素子は、支持部を有しない発電素子を含んでいてもよい。この場合には、該発電素子は、該発電素子に隣接している発電素子の支持部を介して、隣接している発電素子と重なっていればよい。
 あるいは、各支持体の各凸部の形状は異なっていてもよい。もっとも、本実施形態のように、各凸部3Adの形状が同じ方が好ましい。それによって、各圧電体4Aを同じ曲率で変形させることができる。よって、各発電素子22において発電量を同等にすることができる。これにより、各発電素子22を並列接続した場合の電気的なロスを低減させることができる。
 (第4の実施形態)
 図16は、第4の実施形態に係る圧電発電装置の正面図である。
 圧電発電装置31は、発電素子22を1個有する点において、第1の実施形態と異なる。発電素子22は、第1の実施形態の第1の発電素子2Aと同様の構成を有する。
 このように、圧電発電装置31は、1個の発電素子22からなっていてもよい。この場合においても、第1の実施形態と同様に応力を分散させることができる。よって、圧電体4Aが破損し難い。
 なお、図9に示した第1の実施形態の第2の変形例と同様に、凹部を有する部分に実装される場合は、圧電発電装置の支持体は、支持部を有しなくてもよい。
 図17は、第5の実施形態に係る圧電発電装置の分解斜視図である。
 圧電発電装置81は、各発電素子82の圧電体84にそれぞれ接続されている第1,第2の外部接続端子86a,86bを有する点で、第3の実施形態と異なる。圧電発電装置81は、複数の第1,第2の外部接続端子86a,86bに電気的に接続されている第1,第2のピン87a,87b及びフレキシブルプリント基板88を有する。さらに、圧電発電装置81は、第1,第2のピン87a,87bを固定しているベース部材89を有する。これらの点においても、圧電発電装置81は第3の実施形態と異なる。
 ここで、発電素子82は、圧電体84と第1,第2の外部接続端子86a,86bとを含む圧電素子84Xを有する。圧電素子84Xの詳細を説明する。
 図18は、第5の実施形態における圧電素子の分解斜視図である。図19は、図18中のC-C線に沿う断面図である。なお、図19においては、第1,第2の外部接続端子は省略している。
 図19に示すように、本実施形態においては、圧電体84は、複数の圧電体層が積層された圧電体である。圧電体84は、例えば、PZT系の圧電セラミックスからなる。
 複数の圧電体層間には、複数の第1,第2の内部電極83Ba,83Bbが積層されている。より具体的には、第1の内部電極83Baと第2の内部電極83Bbとが圧電体層を介して対向し合うように、交互に積層されている。
 他方、図19における圧電体84の上面84aから下面84bにわたり、側面84cを経て連続的に第1の外部電極83Aaが設けられている。同様に、圧電体84の上面84aから下面84bにわたり、側面84cを経て連続的に第2の外部電極83Abが設けられている。第1,第2の外部電極83Aa,83Abは、同じ側面84c上に設けられていてもよく、あるいは、互いに異なる側面84c上に設けられていてもよい。第1,第2の外部電極83Aa,83Abは、互いに電気的に接続されないように設けられていればよい。
 第1,第2の外部電極83Aa,83Abは、例えば、スパッタリング法により形成することができる。本実施形態では、第1,第2の外部電極83Aa,83Abは、圧電体84側から、ニクロム層、モネル層及びAu層が積層された積層金属膜である。なお、第1,第2の外部電極83Aa,83Abの材料は上記に限定されない。
 第1の外部電極83Aaには、複数の第1の内部電極83Baが接続されている。第2の外部電極83Abには、複数の第2の内部電極83Bbが接続されている。
 圧電体84の上面84a上にはカバー層85が設けられている。カバー層85は、例えば、ポリイミドからなる。カバー層85の厚みは、特に限定されないが、本実施形態では、12.5μmである。カバー層85は、エポキシ系の接着剤などにより、圧電体84に接合することができる。カバー層85を有することにより、第1,第2の外部電極83Aa,83Abに異物が付着し難い。加えて、圧電素子84Xの強度を高めることができる。なお、圧電素子84Xは、カバー層85を有しなくともよい。
 図18に示すように、第1の外部電極83Aaには、導電性接着剤90aを介して上記第1の外部接続端子86aが接続されている。同様に、第2の外部電極83Abには、導電性接着剤90bを介して上記第2の外部接続端子86bが接続されている。
 ここで、図19に示した第1の内部電極83Baと第2の内部電極83Bbとは、圧電体84の変形に際し、異なる電位となる。第1,第2の外部接続端子86a,86bは、それぞれ第1,第2の外部電極83Aa,83Abを介して、第1,第2の内部電極83Ba,83Bbに電気的に接続されている。第1の外部接続端子86aと第2の外部接続端子86bとは、異なる電位に接続される。これにより、第1,第2の外部接続端子86a,86bを介して、発電素子82から電力を取り出すことができる。
 第1,第2の外部接続端子86a,86bには、例えば、リン青銅からなる主材にAu層が積層されたものなどを用いることができる。Au層の下地として、リン青銅からなる主材にNi層が積層されていてもよい。導電性接着剤90a,90bには、例えば、Agを含むエポキシ系接着剤などを用いることができる。
 なお、第1,第2の外部接続端子86a,86bが第1,第2の外部電極83Aa,83Abに接続されている部分は、第1,第2の外部電極83Aa,83Abとカバー層85とに挟まれている。
 図17に戻り、第1,第2の外部接続端子86a,86bには、それぞれ貫通孔86a1,86b1が設けられている。複数の発電素子82の第1の外部接続端子86aは、複数の発電素子82が積層されている方向に並ぶようにそれぞれ配置されている。複数の発電素子82の第2の外部接続端子86bも、複数の発電素子82が積層されている方向に並ぶようにそれぞれ配置されている。
 図17中の破線Aで示すように、上記第1のピン87aは、各第1の外部接続端子86aの貫通孔86a1に挿入されている。破線Bで示すように、上記第2のピン87bは、各第2の外部接続端子86bの貫通孔86b1に挿入されている。より具体的には、第1,第2のピン87a,87bの後述する第2の部分が貫通孔86a1,86b1に挿入されている。
 図20は、第5の実施形態における第1,第2のピンの正面図である。図21は、第5の実施形態における第1,第2のピンの平面図である。なお、図20中の破線は、第1~第3の部分の境界を示す。
 図20に示すように、第1のピン87aは、第1~第3の部分87a1~87a3を有する。第1の部分87a1は第2の部分87a2に連なっており、第2の部分87a2は第3の部分87a3に連なっている。
 図21に示すように、本実施形態においては、第1,第2の部分87a1,87a2の平面形状は円形である。第3の部分87a3の平面形状は、円形の形状に、対向し合う2個の突起が設けられた形状である。なお、第1~第3の部分87a1~87a3の平面形状は、上記に限定されない。
 第1の部分87a1の横断面積は、図17に示した第1の外部接続端子86aの貫通孔86a1の平面面積よりも大きい。第2の部分87a2の横断面積は、貫通孔86a1の平面面積以下である。また、第2の部分87a2の横断面積は、第1の部分87a1の横断面積よりも小さい。
 ここで、平面視したときの外周縁における2点間の最大寸法を幅とする。このとき、第3のピン87a3の幅は、第1の部分87a1の幅よりも狭く、かつ第2の部分87a2の幅よりも広い。なお、第1,第2の部分87a1,87a2の平面形状は円形であるため、径と幅とは同じ寸法である。
 第2のピン87bは、第1のピン87aと同様の構成を有し、第1~第3の部分87b1~87b3を有する。第1の部分87b1の横断面積は、図17に示した第2の外部接続端子86bの貫通孔86b1の平面面積よりも大きい。第2の部分87b2の横断面積は、貫通孔86b1の平面面積以下である。
 本実施形態では、第1,第2のピン87a,87bの第1の部分87a1,87b1の径は1.1mmである。第2の部分87a2,87b2の径は0.6mmである。第3の部分87a3,87b3の幅は0.75mmである。なお、第1~第3の部分87a1~87a3,87b1~87b3の径及び幅の寸法は特に限定されず、上記の関係を満たしていればよい。
 第1,第2のピン87a,87bは、適宜の金属を含む材料からなる。本実施形態では、第1,第2のピン87a,87bは、黄銅からなる主材にAu層が積層されたものからなる。Au層の下地として、黄銅からなる主材にNi層が積層されていてもよい。
 図17に戻り、圧電発電装置81は、ベース部材89を有する。ベース部材89は、複数の第1,第2の外部接続端子86a,86bを、図20に示した第1,第2のピン87a,87bの第1の部分87a1,87b1とにより挟むように配置されている。
 ベース部材89は、例えば、直方体のブロック状の形状を有する。なお、ベース部材89の形状は特に限定されず、複数の発電素子82を収納するケース状の形状であってもよい。
 ベース部材89は孔部89a1,89b1を有する。ベース部材89は適宜の樹脂からなる。ベース部材89には、例えば、ガラス繊維を含有するポリフェニレンサルファイド(PPSG)などを用いることができる。本実施形態では、PPSGにおけるガラス繊維の含有率は40%である。
 孔部89a1には、第1のピン87aの第3の部分87a3を含む部分が挿入されている。より詳細には、第1のピン87aは、孔部89a1に圧入されている。第3の部分87a3の幅は、孔部89a1の開口部の幅よりも広い。しかし、ベース部材89は樹脂からなるため、第1のピン87aを孔部89a1に圧入するに際し、孔部89a1が変形する。それによって、第1のピン87aの第3の部分87a3を含む部分が挿入されている。第1のピン87aはベース部材89に固定されている。
 上記のように、第1のピン87aを孔部89a1に圧入するに際し、第1の部分87a1とベース部材89とにより複数の第1の外部接続端子86aが挟まれる。第1の部分86a1とベース部材89とにより、複数の第1の外部接続端子86a同士が互いに近づくように、複数の第1の外部接続端子86aが押圧される。この押圧により、複数の第1の外部接続端子86aが変形し、複数の第1の外部接続端子86a同士が接触する。これにより、複数の第1の外部接続端子86aが互いに電気的に接続されている。
 複数の発電素子82のうち最も第1の部分87a1に近い発電素子82の外部接続端子86aが、第1の部分86a1に接触しており、かつ複数の第1の外部接続端子86a同士が接触している状態において、固定されている。
 同様に、第2のピン87bの第3の部分87b3の幅は、孔部89b1の開口部の幅よりも広い。第2のピン87bにおける第3の部分87b3を含む部分が、孔部89b1に挿入されている。複数の第2の外部接続端子86bが、互いに電気的に接続されている状態において、第2のピン87bがベース部材89に固定されている。孔部89a1,89b1の幅は、特に限定されないが、本実施形態では、0.65mmである。
 図21に示すように、平面視における第1のピン87aの第3の部分87a3の外周縁における2点間の最小寸法は、外周縁における2点間の最大寸法よりも小さいことが好ましい。それによって、第1のピン87aを、図17に示すベース部材89の孔部89a1に容易に圧入することができる。より好ましくは、第3の部分87a3の上記最小寸法は、第2の部分87a2の幅の寸法よりも小さいことが好ましい。それによって、第1のピン87aを孔部89a1に、より一層容易に圧入することができる。
 図17に示すように、圧電発電装置81は、フレキシブルプリント基板88を有する。フレキシブルプリント基板88は、ベース部材89に最も近い発電素子82の第1,第2の外部接続端子86a,86bと、ベース部材89とにより挟まれている。
 フレキシブルプリント基板88は、基材と、該基材上に形成されている配線とを有する。基材には、例えば、ポリイミドなどを用いることができる。配線には、Cuなどの適宜の金属を用いることができる。
 フレキシブルプリント基板88は、上記配線に接続されている第1,第2の端子88a,88bを有する。第1,第2の端子88a,88b及び上記基材には、第1,第2の貫通孔88a1,88b1が設けられている。第1,第2の貫通孔88a1,88b1には、それぞれ第1,第2のピン87a,87bの第2の部分87a2,87b2が挿入されている。
 第1,第2の端子88a,88bは、フレキシブルプリント基板88に最も近い発電素子82の第1,第2の外部接続端子86a,86bに接触している。これにより、第1,第2の端子88a,88bは、第1,第2の外部接続端子86a,86bに電気的に接続されている。圧電発電装置81は、フレキシブルプリント基板88を介して外部に電気的に接続される。
 なお、圧電発電装置81は、回路基板などに接続されていてもよい。回路基板としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂などからなる基板上に配線が形成された回路基板を用いることができる。
 本実施形態においては、第1,第2のピン87a,87bにより、複数の第1の外部接続端子86a同士及び複数の第2の外部接続端子86b同士の電気的な接続を行う。そのため、接合材を用いずに上記接続を容易に行うことができる。従って、生産性を高めることができる。
 半田などにより上記接合を行うと、接合部において柔軟性が損なわれ易い。そのため、接合部において応力集中が生じ易い。これに対して、本実施形態では、複数の第1の外部接続端子86a同士及び複数の第2の外部接続端子86b同士が接続されている部分は、第1,第2のピン87a,87bにより固定されている。よって、上記接続されている部分において柔軟性が損なわれ難く、かつ応力集中が生じ難い。従って、繰り返し加えられる応力による破損が生じ難い。
 加えて、上記接続に要する面積が小さいため、圧電発電装置81の小型化を進めることができる。
 図22に示す第5の実施形態の第1の変形例における第1,第2のピン117a,117bのように、第1の部分117a1,117b1の第1,第2の外部接続端子に接触している面に、突起部117cが設けられていてもよい。それによって、複数の第1の外部接続端子同士の電気的な接続及び複数の第2の外部接続端子同士の電気的な接続をより一層確実に行うことができる。なお、突起部117cの個数は特に限定されない。
 図23の正面断面図に示す第5の実施形態の第2の変形例における第1,第2のピン127a,127bのように、第1の部分127a1,127b1が第1,第2の外部接続端子に接触している面が傾斜していてもよい。より具体的には、該面の外周縁から内側に向かい、第1の部分127a1,127b1の厚みが薄くなるように傾斜していてもよい。このように、第1の部分127a,127bがすり鉢状の形状を有することにより、複数の第1の外部接続端子同士の電気的な接続及び複数の第2の外部接続端子同士の電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
 図24は、第6の実施形態における発電素子の斜視図である。
 本実施形態の圧電発電装置は、発電素子92の複数の第1,第2の外部接続端子96a,96bが切欠き部96a1,96b1を有する点で、第5の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の圧電発電装置は、第5の実施形態の圧電発電装置81と同様の構成を有する。
 本実施形態では、第1,第2のピンの第2の部分は、第1,第2の外部接続端子96a,96bの切欠き部96a1,96b1に挿入されている。本実施形態においても、第1のピンにより、複数の第1の外部接続端子96aが互いに電気的に接続されており、かつ固定されている。同様に、第2のピンにより、複数の第2の外部接続端子96bが互いに電気的に接続されており、かつ固定されている。従って、第5の実施形態と同様に、上記接続されている部分において応力集中が生じ難く、繰り返し加えられる応力による破損が生じ難い。さらに、生産性を高めることができ、かつ小型化を進めることができる。
 1…圧電発電装置
 2A,2B…第1,第2の発電素子
 3A,3B…支持体
 3Aa,3Ba…上面
 3Ab,3Bb…下面
 3Ac,3Bc…支持部
 3Bc1…端部
 3Ad,3Bd…凸部
 4A,4B…圧電体
 11…圧電発電装置
 12A,12B…第1,第2の発電素子
 13A,13B…支持体
 13Bb…下面
 13Ac…支持部
 13Ad,13Bd…凸部
 13Ad0…ベース部
 13Ad1…段差部
 21…圧電発電装置
 22…発電素子
 31…圧電発電装置
 41…圧電発電装置
 42A,42B…第1,第2の発電素子
 43A,43B…支持体
 43Ac,43Bc…支持部
 51…圧電発電装置
 52A,52B…第1,第2の発電素子
 53A,53B…支持体
 53Ba…上面
 53Bc…支持部
 53Bd…凸部
 55…凹部
 62A…第1の発電素子
 63A…支持体
 63Ad…凸部
 72A…第1の発電素子
 73A…支持体
 73Ad…凸部
 81…圧電発電装置
 82…発電素子
 83Aa,83Ab…第1,第2の外部電極
 83Ba,83Bb…第1,第2の内部電極
 84…圧電体
 84a…上面
 84b…下面
 84c…側面
 84X…圧電素子
 85…カバー層
 86a,86b…第1,第2の外部接続端子
 86a1,86b1…貫通孔
 87a…第1のピン
 87a1~87a3…第1~第3の部分
 87b…第2のピン
 87b1~87b3…第1~第3の部分
 88…フレキシブルプリント基板
 88a,88b…第1,第2の端子
 88a1,88b1…第1,第2の貫通孔
 89…ベース部材
 89a1,89b1…孔部
 90a,90b…導電性接着剤
 92…発電素子
 96a,96b…第1,第2の外部接続端子
 96a1,96b1…切欠き部
 101…圧電発電装置
 102…発電素子
 103…支持体
 117a,117b…第1,第2のピン
 117a1,117b1…第1の部分
 117c…突起部
 127a,127b…第1,第2のピン
 127a1,127b1…第1の部分

Claims (14)

  1.  一方主面と、他方主面とを有する板状の平面部と、前記平面部の前記他方主面の中央部から突出する凸部と、を備える支持体と、
     前記平面部の前記一方主面に設けられている圧電体と、を有し、
     前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記圧電体が前記凸部と重なるように配置されている、発電素子を複数備え、
     前記複数の発電素子が前記一方主面に対して垂直な方向に重なっており、
     隣り合う一対の前記発電素子のうちの少なくとも一方の発電素子における前記支持体は、前記平面部の前記一方主面及び前記他方主面のうちの少なくとも他方の発電素子側の主面であって、前記中央部よりも外側の周縁部から突出する複数の脚部を備え、
     隣り合う一対の前記発電素子において、一方の発電素子における前記支持体の前記他方主面と、他方の発電素子における前記支持体の前記一方主面とが対向するように、前記複数の発電素子は、前記脚部を介して重なっている、圧電発電装置。
  2.  隣り合う一対の前記発電素子において、一方の発電素子における前記圧電体が前記他方主面側に押圧されたときに、一方の発電素子における前記凸部により、他方の発電素子における前記圧電体が押圧される、請求項1に記載の圧電発電装置。
  3.  前記各発電素子における前記支持体の前記凸部が、前記他方主面側に直接重なっている他の前記発電素子における前記圧電体に接触している、請求項1または2に記載の圧電発電装置。
  4.  複数の前記発電素子のうちの少なくとも1個の発電素子における前記支持体は、前記凸部における中央部の厚みが、前記中央部よりも外側の周縁部の厚みよりも厚い、請求項1~3のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  5.  前記凸部が1段以上の段差部を有する、請求項4に記載の圧電発電装置。
  6.  前記支持体は、前記平面部が多角形状であって、前記脚部が多角形状の前記平面部における多角形の頂点から突出する、請求項1~5のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  7.  複数の前記発電素子のうちの少なくとも1個の発電素子における前記支持体は、前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記凸部が円形状の平面形状を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  8.  前記支持体が、前記平面部の前記他方主面から突出する複数の脚部を備え、前記脚部の他方主面からの距離が遠い側の端部の位置が、前記凸部よりも他方主面からの距離が遠い位置である、請求項1~7のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  9.  前記各発電素子が、前記圧電体に電気的に接続されており、前記圧電体の外側において、貫通孔及び切欠き部のうち一方を有する外部接続端子をそれぞれ有し、
     第1、第2及び第3の部分を有し、前記第2の部分の横断面積が前記第1の部分の横断面積よりも小さく、前記第3の部分の幅が前記第1の部分の幅よりも小さく、かつ前記第2の部分の幅よりも大きく、前記第2の部分が前記各発電素子の前記外部接続端子の前記貫通孔及び前記切欠き部のうち一方に挿入されている、ピンと、
     前記ピンの前記第3の部分を含む部分が挿入されている孔部を有し、かつ前記複数の外部接続端子を、前記ピンの前記第1の部分とにより挟むように配置されているベース部材と、
    をさらに備え、
     前記ベース部材に前記ピンが固定されている、請求項1~8のいずれか1項に記載の圧電発電装置。
  10.  前記複数の発電素子の前記外部接続端子が、前記複数の発電素子が積層されている方向に並ぶようにそれぞれ配置されており、
     前記複数の発電素子のうち最も前記ピンの前記第1の部分に近い発電素子の前記外部接続端子が、前記第1の部分に接触しており、かつ前記複数の外部接続端子同士が接触している、請求項9に記載の圧電発電装置。
  11.  前記ピンの前記第1の部分が前記外部接続端子に接触している面に、突起部が設けられている、請求項9または10に記載の圧電発電装置。
  12.  前記ピンにおいて、前記第1の部分が前記外部接続端子に接触している面が、該面の外周縁から内側に向かい前記第1の部分の厚みが薄くなるように傾斜している、請求項9または10に記載の圧電発電装置。
  13.  一方主面と、他方主面とを有する板状の平面部と、
     前記平面部の前記他方主面の中央部から突出する凸部と、
     前記平面部の一方主面及び他方主面のうちの少なくとも一方であって、前記中央部よりも外側の周縁部から突出する複数の脚部と、を備える支持体と、
     前記平面部の前記一方主面に設けられている圧電体と、を有し、
     前記平面部の前記一方主面に対して垂直な方向に沿って前記支持体を平面視したときに、前記圧電体が前記凸部と重なるように配置されている、発電素子を備え、
     前記支持体は、前記平面部が多角形状であって、前記脚部が多角形状の前記平面部における多角形の頂点から突出する、圧電発電装置。
  14.  前記発電素子において、前記脚部が支点、前記圧電体が力点、前記凸部が作用点であって、
     前記圧電体が前記他方主面側に押圧されたときに、前記凸部により、外部に作用を及ぼす、請求項13に記載の圧電発電装置。
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