JP2008041737A - 圧電トランス及びその実装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧電トランスは、例えば直方体形状に成形された圧電セラミックス2と、その厚み方向で対をなす両側面にそれぞれ形成された一次電極4と、1つの外面に形成された二次電極6と、一次電極4、二次電極6に接続される回路が形成された回路基板8と、回路基板8の実装面に設けられ、圧電セラミックス2を挟み込んだ状態で保持する保持部材10,12と、保持部材10,12と一次電極4及び二次電極6との間に介在して設けられた導電性ゴム14,16とを有する。圧電セラミックス2の振動は導電性ゴム14,16に吸収されるため、保持部材10,12によって振動が阻害されることはない。
【選択図】図1
Description
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態の圧電トランスを示した斜視図である。圧電トランスは圧電セラミックス2を備えている。圧電セラミックス2は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックス(PZT)等の圧電体を分極して得られたものである。圧電セラミックス2の形状については特に限定しないが、ここでは一例として直方体形状(平板状)を挙げることができる。
次に、第2実施形態の圧電トランスについて説明する。以下の説明では、第1実施形態と共通する部材には同一の符号を付するものとし、第1実施形態と共通の事項については重複した説明を省略する。
図6は、第3実施形態の圧電トランスを示す斜視図である。第3実施形態の圧電トランスはベース基板80を備えており、圧電セラミックス2はベース基板80を介して他の回路基板に実装される。ベース基板80には、4本の棒状の保持部材100,120が貫通するようにして取り付けられている。これら保持部材100,120は、圧電セラミックス2の一次電極4、二次電極6にそれぞれ対応する位置でベース基板80の取付面上に突き出ている。一次電極4に対応する2本の保持部材100及び二次電極6に対応する1本の保持部材120には、それぞれベース基板80の取付面から突き出た部分に導電性ゴム30が被せられている。残り1本の保持部材120には、特に導電性を有しないゴム32が被せられている。
図7は、第4実施形態の圧電トランスを示す斜視図である。第1実施形態との違いは、先ず回路基板8の実装面上にソケット状の保持部材34が設けられている点である。ソケット状の保持部材34は金属等の導体から構成されており、回路基板8上で図示しない配線パターンに接続されている。
図8は、第5実施形態の圧電トランスを示す斜視図である。上記の第4実施形態では、一次電極4に対応する部位をピン形状の保持部材38により保持する点で第1実施形態と異なっていたが、第5実施形態では第1実施形態と同じ板ばね状の保持部材10を用いている。この場合、図8中(A)に示されているように、圧電セラミックス2の端部(二次電極6に対応する端部)をソケット状の保持部材34に差し込み、さらに板ばね状の保持部材10の間に一次電極4に対応する部位を挿入することで、圧電セラミックス2を回路基板8に実装することができる。このため第4実施形態とは異なり、導電性接着剤40を用いて接着する必要がない。
4 一次電極
6 二次電極
8 回路基板
10,12 保持部材
14,16 導電性ゴム
18 入力電圧発生器
20 入力回路
22 出力回路
Claims (7)
- 圧電体と、
前記圧電体の有する厚み方向で対をなす2つの外面にそれぞれ形成され、前記圧電体に周期的な電圧を入力することで機械的な振動を発生させる一次電極と、
前記一次電極とは別に前記圧電体の外面に形成され、前記一次電極からの電圧の入力により発生した振動を電圧に変換して出力する二次電極と、
前記一次電極に接続される入力回路及び前記二次電極に接続される出力回路がそれぞれ形成された回路基板と、
前記回路基板の実装面に設けられ、前記圧電体を少なくとも前記一次電極及び前記二次電極に対応する部位で挟み込んだ状態で保持し、かつ、この保持状態で前記一次電極及び前記二次電極をそれぞれ前記出力回路及び前記入力回路に接続させる保持部材と、
前記圧電体が前記保持部材に保持された状態で少なくとも前記保持部材と前記二次電極との間に介在して設けられ、前記保持部材と前記二次電極との間をそれぞれ電気的に接続させる導電性を有した弾性体と
を備えたことを特徴とする圧電トランス。 - 圧電体と、
前記圧電体の有する厚み方向で対をなす2つの外面にそれぞれ形成され、前記圧電体に周期的な電圧を入力することで機械的な振動を発生させる一次電極と、
前記一次電極とは別に前記圧電体の外面に形成され、前記一次電極からの電圧の入力により発生した振動を電圧に変換して出力する二次電極と、
前記一次電極に接続される入力回路及び前記二次電極に接続される出力回路がそれぞれ形成された回路基板と、
前記回路基板の実装面に設けられ、前記圧電体を少なくとも前記一次電極及び前記二次電極に対応する部位で挟み込んだ状態で保持し、かつ、この保持状態で前記一次電極及び前記二次電極をそれぞれ前記出力回路及び前記入力回路に接続させる保持部材と、
前記圧電体が前記保持部材に保持された状態で前記保持部材と前記一次電極及び前記二次電極との間にそれぞれ介在して設けられ、前記保持部材と前記一次電極及び前記二次電極との間をそれぞれ電気的に接続させる導電性を有した弾性体と
を備えたことを特徴とする圧電トランス。 - 請求項2に記載の圧電トランスにおいて、
前記弾性体は厚み方向のみに導電性を有するシート状のゴム材料からなり、このシート状のゴム材料が前記圧電体の2つの外面の一方から他方に至る周囲を取り巻き、かつ厚み方向で対をなす面の一方を前記一次電極に接触させた状態で前記保持部材と前記一次電極との間に介在して設けられていることを特徴とする圧電トランス。 - 請求項1から3のいずれかに記載の圧電トランスにおいて、
前記保持部材は、
前記回路基板の実装面上に間隔をおいて配置され、基端部が前記実装面に固定された状態で前記実装面から離れる方向に延びる一対の板ばね状の金属端子を有し、
これら一対の金属端子の弾性力で前記圧電体を前記一次電極及び前記二次電極の少なくとも一方に対応する部位で挟み込んで保持することを特徴とする圧電トランス。 - 請求項1から3のいずれかに記載の圧電トランスにおいて、
前記保持部材は、
前記回路基板の実装面上に設置されて前記実装面に沿う方向に開口する挿入口を有したソケット状の本体を有し、
前記ソケット状の本体に前記挿入口を通じて前記圧電体の前記二次電極に対応する端部を差し込ませることで前記圧電体を保持することを特徴とする圧電トランス。 - 電圧を入力するための一次電極及び変圧された電圧を出力するための二次電極がそれぞれ外面に形成された圧電体を、前記一次電極及び前記二次電極の位置にそれぞれ対応して回路基板上に設置された2組の保持部材の間に挟み込ませながら挿入し、
前記保持部材に対する前記圧電体の挿入時に、少なくとも前記二次電極と前記保持部材との間には導電性を有した弾性体を介在させた状態で前記回路基板に実装することにより、前記一次電極を通じて前記圧電体に周期的な電圧を入力する一方、この電圧の入力により発生した前記圧電体の機械的な振動を電圧に変換して前記二次電極から電圧を出力させる圧電トランスとして構成することを特徴とする圧電トランスの実装方法。 - 電圧を入力するための一次電極及び変圧された電圧を出力するための二次電極がそれぞれ外面に形成された圧電体を、前記一次電極及び前記二次電極の位置にそれぞれ対応してベース基板の取付面及びその反対側の面にそれぞれ突き出た状態で設置された2組の保持部材の間に挟み込ませながら挿入し、
前記保持部材に対する前記圧電体の挿入時に、少なくとも前記二次電極と前記保持部材との間には導電性を有した弾性体を介在させた状態で前記ベース基板に取り付けることにより、前記ベース基板の取付面と反対側の面に突き出た前記保持部材から前記一次電極を通じて前記圧電体に周期的な電圧を入力する一方、この電圧の入力により発生した前記圧電体の機械的な振動を電圧に変換して前記二次電極から前記ベース基板の取付面と反対側の面に突き出た前記保持部材を通じて電圧を出力可能な圧電トランス用部品として構成し、
前記圧電トランス用部品を回路基板に実装することで圧電トランスを構成することを特徴とする圧電トランスの実装方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069590A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Tamura Corporation | 圧電トランス |
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-
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US11251358B2 (en) | 2015-07-23 | 2022-02-15 | Epcos Ag | Holder for a piezoelectric component |
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