WO2016006572A1

WO2016006572A1 - プリンタ装置

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Publication number: WO2016006572A1
Application number: PCT/JP2015/069410
Authority: WO
Inventors: 耕平高橋; 雅博金子; 谷津　信夫; 内山　卓也; やよい徳原; 瀛李; 克明越村; 楚キ梁; 美希北原
Original assignee: 富士通コンポーネント株式会社
Priority date: 2014-07-07
Filing date: 2015-07-06
Publication date: 2016-01-14
Also published as: CN106660376A; US20170144456A1; US9878563B2

Abstract

　プリンタ装置は、プリントヘッドと、プラテンローラと、フレームと、リリースレバーと、バネを有する。プリントヘッドは記録紙に印字を行う。プラテンローラは、プラテンローラとプリントヘッドとの間に挟まれた記録紙を搬送する。プリントヘッド及びプラテンローラは、フレームに設置される。フレームは、フレーム溝が形成された側板を含む。リリースレバーはフレーム対して移動する。バネはフレームとプリントヘッドとの間に設けられ、プリントヘッドをプラテンローラに向けて付勢する。プラテンローラは、フレーム溝及びリリースレバーの間に保持された状態でフレームに設置されている。リリースレバーを動かすことにより、フレーム溝が解放される。

Description

プリンタ装置

　本発明は、プリンタ装置に関する。

　レシート等を発行するプリンタは、商店等のレジスタ、銀行等におけるＡＴＭ（Automated Teller Machine）やＣＤ（Cash dispenser）等の用途に幅広く用いられている。レシート等を発行するプリンタは、プラテンローラとヘッドとの間に挟まれた記録紙をプラテンローラを回転させることにより搬送しながら、ヘッドにより記録紙に印字等を行う。印字のなされた記録紙は、カッターにより所定の長さで切断される。カッターは、固定刃と可動刃とを有しており、可動刃が固定刃側に動くことにより、固定刃と可動刃との間に挟まれた記録紙が切断される。

特開２００３－１９８４５号公報

　ところで、このようなサーマルヘッドを用いたプリンタ装置においては、メンテナンスや記録紙を補充する際に、ヘッドからプラテンローラが離される。

　通常、プラテンローラは、プリンタ装置のフレームの側板とプラテンローラを取り外すためのプラテンリリースレバーの側板により支持されており、プラテンリリースレバーを動かすことにより、プラテンローラを取り外すことができる。この際、プラテンローラを容易に取り外すことができないと、メンテナンスや記録紙を補充する際に支障となり、プリンタ装置を使用する際に手間がかかり、使い勝手が悪くなるため、好ましくない。

　よって、プラテンリリースレバーを操作して、プラテンローラを取り外す際には、容易にプラテンローラを取り外すことのできるプリンタ装置が求められている。

　本発明の一側面によれば、プリンタ装置は、プリントヘッドと、プラテンローラと、フレームと、リリースレバーと、バネを有する。プリントヘッドは記録紙に印字を行う。プラテンローラは、プラテンローラとプリントヘッドとの間に挟まれた記録紙を搬送する。プリントヘッド及びプラテンローラは、フレームに設置される。フレームは、フレーム溝が形成された側板を含む。リリースレバーはフレーム対して移動する。バネはフレームとプリントヘッドとの間に設けられ、プリントヘッドをプラテンローラに向けて付勢する。プラテンローラは、フレーム溝及びリリースレバーの間に保持された状態でフレームに設置されている。リリースレバーを動かすことにより、フレーム溝が解放される。

　本発明の一側面によれば、プリンタ装置は、プリントヘッドと、プラテンローラと、フレームと、リリースレバーを有する。プリントヘッドは記録紙に印字を行う。プラテンローラは記録紙を搬送する。フレームは、フレーム板と、フレーム板の第１の端部及び第２の端部にそれぞれ設けられた第１の側板及び第２の側板とを有する。プリントヘッド及びプラテンローラは、フレームに設置される。リリースレバーは、第１の側板の外側に、第１の側板から離れる方向に移動可能にフレームに取り付けられる。プラテンローラは、第１及び第２の側板のそれぞれに形成されたフレーム溝及びリリースレバーにより支持される。リリースレバーを第１の側板から離れる方向に移動させることにより、フレーム溝よりプラテンローラを外すことができる。

　本発明の一側面によれば、プリンタ装置において、プラテンリリースレバーを操作して、プラテンローラを取り外す際には、容易にプラテンローラを取り外すことができる。

プリンタ装置の斜視図プリンタ装置のプラテンローラの説明図プリンタ装置のプラテンローラの説明図プリンタ装置の説明図プリンタ装置の説明図プリンタ装置の説明図プリンタ装置の説明図プリンタ装置の説明図プリンタ装置の説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図第１の実施の形態におけるプリンタ装置のプラテンローラの説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置のプラテンローラの説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第２の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第２の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第２の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第２の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第２の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第３の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第４の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第５の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第５の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図第６の実施の形態のプリンタ装置のプラテンローラの説明図第６の実施の形態におけるプリンタ装置のプラテンローラの説明図第６の実施の形態におけるプリンタ装置のフレームの正面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置のフレームの側面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置のリリースレバーの斜視図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の側面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第６の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置のフレームの側面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置のリリースレバーの斜視図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の側面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の正面図第７の実施の形態におけるプリンタ装置の上面図第８の実施の形態におけるプリンタ装置のフレームの側面図第８の実施の形態におけるプリンタ装置のリリースレバーの斜視図第９の実施の形態におけるプリンタ装置のフレームの側面図第９の実施の形態におけるプリンタ装置のリリースレバーの斜視図第１０の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１０の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１０の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図第１１の実施の形態におけるプリンタ装置の説明図

　本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。

　最初に、サーマルヘッドを用いたプリンタ装置について、図１から図９を参照して説明する。このプリンタ装置は、図１に示されるように、サーマルヘッド９１０とプラテンローラ９２０とを有しており、サーマルヘッド９１０とプラテンローラ９２０との間に挟まれた記録紙をプラテンローラ９２０の回転により搬送しながら、サーマルヘッド９１０により当該記録紙に対して印字を行うものである。

　図２は、プラテンローラ９２０の斜視図であり、図３は、プラテンローラ９２０の分解斜視図である。プラテンローラ９２０は、図２及び図３に示されるように、ローラ９２１の両端にプラテンシャフト９２２が設けられており、各プラテンシャフト９２２にはプラテンキャップ９２３が被せられている。また、一方のプラテンシャフト９２２にはギア９２４が接続されている。このプリンタ装置においては、サーマルヘッド９１０により印字がなされる際には、搬送用モータの回転がプラテンローラ９２０におけるギア９２４に伝達され、ギア９２４が回転することにより、プラテンローラ９２０により記録紙を搬送しながら、記録紙に対して印字がなされる。

　図４はプリンタ装置のフレーム９３０の側面図であり、図５はフレーム９３０の斜視図である。

　フレーム９３０は、図４及び図５に示されるように、その両端にフレーム側板９３１を有している。各フレーム側板９３１にはプラテンローラ９２０を設置するためのフレーム溝９３２が設けられている。また、各フレーム側板９３１には、後述する回転軸９５１を入れるための開口穴９３３が設けられている。

　図６はプリンタ装置のリリースレバー９４０の側面図であり、図７はリリースレバー９４０の斜視図である。図８はプリンタ装置の側面図であり、図９はフレーム９３０を取り除いた状態のプリンタ装置の側面図である。リリースレバー９４０は、図６及び図７に示されるように、その両端にレバー側板９４１を有している。各レバー側板９４１にはプラテンローラ９２０を支持するためのレバー溝９４２が設けられている。また、各レバー側板９４１には、回転軸９５１を入れるための開口穴９４４が設けられている。リリースレバー９４０は、図８及び図９に示されるように、回転軸９５１を中心に回転することができる状態でフレーム９３０に接続されており、レバー操作部９４３に被せられているレバーキャップ９４５を押し下げることにより、リリースレバー９４０を回転軸９５１を中心に回転させることができる。

　このプリンタ装置においては、プラテンローラ９２０のプラテンキャップ９２３が、フレーム９３０のフレーム側板９３１におけるフレーム溝９３２とリリースレバー９４０のレバー側板９４１におけるレバー溝９４２とに入れられており、プラテンローラ９２０が所定の位置に回転可能な状態で設置されている。

　回転軸９５１の周囲にはねじりコイルバネ９５２が設けられている。ねじりコイルバネ９５２の一方の端部９５２ａはフレーム側板９３１の一方に接続されており、他方の端部９５２ｂはリリースレバー９４０に接続されている。従って、リリースレバー９４０のレバーキャップ９４５を下に押し下げた場合には、リリースレバー９４０は回転軸９５１を中心に回転するが、レバーキャップ９４５を押し下げている力がなくなると、ねじりコイルバネ９５２の復元力によりリリースレバー９４０が元の状態に戻る。

　また、図１及び図９に示されるように、サーマルヘッド９１０とフレーム９３０との間には、コイルバネ９６０が設置されており、サーマルヘッド９１０は、コイルバネ９６０の復元力によりプラテンローラ９２０の方向に押されている。

　各フレーム溝９３２は、例えば図４及び図５に示されるように、サーマルヘッド９１０側の支持部９３２ａと、サーマルヘッド９１０側とは反対側に、即ち、支持部９３２ａに対向する支持部９３２ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。各フレーム溝９３２は、コイルバネ９６０の復元力が働く方向と略垂直な方向に開いており、プラテンキャップ９２３は、支持部９３２ａと支持部９３２ｂの間に入れられる。

　また、例えば図６及び図７に示されるように、各レバー溝９４２も、サーマルヘッド９１０側の支持部９４２ａと、サーマルヘッド９１０側とは反対側に、即ち、支持部９４２ａに対向する支持部９４２ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。プラテンキャップ９２３は、支持部９４２ａと支持部９４２ｂの間に入れられる。このプリンタ装置においては、フレーム溝９３２に入れられているプラテンキャップ９２３が、支持部９４２ｂにより上から覆うように押さえられているため、プラテンローラ９２０がフレーム溝９３２から抜けることなく、所定の位置に設置することができる。

　このようなプリンタ装置において、レバーキャップ９４５を押し下げることにより、リリースレバー９４０を回転軸９５１を中心に回転させ、プラテンキャップ９２３を上から覆っていた支持部９４２ｂが動き、フレーム溝９３２の上部が解放される。即ち、プラテンキャップ９２３のフレーム溝９３２から上方への移動が可能となる。この結果、プラテンローラ９２０を取り外すことが可能にはなるものの、コイルバネ９６０の復元力の働く方向と、プラテンローラ９２０の外される方向とは、略直角であるため、フレーム溝９３２よりプラテンローラ９２０を取り外す際に、時間や手間を要し、プリンタ装置の使い勝手が悪い。

　〔第１の実施の形態〕
　次に、第１の実施の形態におけるプリンタ装置について、図１０から図１６を参照して説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、図１０に示されるように、プリントヘッドであるサーマルヘッド１０とプラテンローラ２０とを有しており、サーマルヘッド１０とプラテンローラ２０との間に挟まれた記録紙をプラテンローラ２０の回転により搬送しながら、サーマルヘッド１０により記録紙に印字を行うものである。

　図１１は、プラテンローラ２０の斜視図であり、図１２は、プラテンローラ２０の分解斜視図である。プラテンローラ２０は、図１１及び図１２に示されるように、ローラ２１とローラ２１の両端に設けられたプラテンシャフト２２を含み、プラテンシャフト２２には、プラテンキャップ２３が被せられている。また、一方のプラテンシャフト２２には、ギア２４が接続されている。このプリンタ装置においては、サーマルヘッド１０により印字がなされる際には、搬送用モータの回転がギア２４に伝達され、ギア２４が回転することによりプラテンローラ２０により記録紙を搬送しながら、記録紙に対して印字がなされる。尚、図をわかりやすくするため、一部の図面においてギア２４が省略される場合がある。

　図１３はプリンタ装置のフレーム３０の側面図であり、図１４はプリンタ装置の側面図である。図１３及び図１４に示されるように、フレーム３０はその両端にフレーム側板３１を有しており、各フレーム側板３１にはプラテンローラ２０を設置するためのフレーム溝３２が設けられている。また、各フレーム側板３１には、後述する回転軸５１を入れるための開口穴３３が設けられている。

　図１５はプリンタ装置のリリースレバー４０の斜視図であり、図１６はプリンタ装置の側面図である。リースレバー４０は、図１５及び図１６に示されるように、その両端にレバー側板４１を有しており、各レバー側板４１にはプラテンローラ２０を設置するためのレバー溝４６が設けられている。リリースレバー４０は、回転軸５１を中心に回転することができる状態でフレーム３０に接続されており、図１６に示すように、レバー操作部４３に被せられているレバーキャップ４５を押し下げることにより、リリースレバー４０を回転軸５１を中心に回転させることができる。リリースレバー４０には、また、回転軸５１を入れるための開口穴が設けられている。

　図１４及び図１６に示されるように、回転軸５１の周囲にはねじりコイルバネ５２が設けられている。ねじりコイルバネ５２の一方の端部５２ａはフレーム３０に接続されており、他方の端部５２ｂはリリースレバー４０に接続されている。従って、リリースレバー４０のレバーキャップ４５を押し下げている場合には、リリースレバー４０は回転軸５１を中心に回転するが、レバーキャップ４５を押し下げている力がなくなると、ねじりコイルバネ５２の復元力によりリリースレバー４０が元の状態に戻る。

　また、図１０に示すように、サーマルヘッド１０とフレーム３０との間にはコイルバネ６０が設置されている。サーマルヘッド１０は、コイルバネ６０の復元力により、プラテンローラ２０の方向に押されている。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンキャップ２３がフレーム３０のフレーム側板３１に設けられたフレーム溝３２に入れられた状態で、リリースレバー４０におけるレバー側板４１に設けられた支持部４２により支持されることにより、プラテンローラ２０がフレーム３０に設置されている。

　例えば図１３に示されるように、各フレーム溝３２は、各フレーム側板３１の上側の支持部３２ａと、支持部３２ａに対向する下側の支持部３２ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。各フレーム溝３２は、コイルバネ６０の復元力の働く方向に開いており、プラテンキャップ２３は支持部３２ａと支持部３２ｂとの間のフレーム溝３２に入れられている。

　また、例えば図１０に示されるように、リリースレバー４０のレバー側板４１の支持部４２は、プラテンキャップ２３のサーマルヘッド１０側とは反対側においてプラテンキャップ２３を支持している。即ち、プラテンキャップ２３は、コイルバネ６０の復元力に抗して、支持部４２により支持されている。

　本実施の形態においては、プラテンキャップ２３は、コイルバネ６０の復元力が働く方向と垂直な方向において、フレーム溝３２における支持部３２ａ、３２ｂにより支持されている。また、プラテンキャップ２３は、コイルバネ６０の復元力が働く方向において、リリースレバー４０の支持部４２により支持されている。これにより、プラテンローラ２０をフレーム溝３２から抜けることなく、所定の位置となるように設置することができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、図１６に示すように、レバーキャップ４５を押し下げることにより、リリースレバー４０が回転軸５１を中心に回転し、レバー側板４１における支持部４２が動き、フレーム溝３２のコイルバネ６０の復元力の働く方向が解放される。即ち、リリースレバー４０が回転軸５１を中心に回転することにより、プラテンキャップ２３をコイルバネ６０の復元力の働く方向において支持していたレバー側板４１の支持部４２が動き、フレーム３０とリリースレバー４０の間に保持されていたプラテンキャップ２３のフレーム溝３２からのコイルバネ６０の復元力の働く方向への移動が可能となるため、コイルバネ６０の復元力によりプラテンローラ２０が押され、フレーム溝３２よりプラテンローラ２０を容易に取り外すことができる。

　〔第２の実施の形態〕
　次に、第２の実施の形態について説明する。本実施の形態は、リリースレバーがフレームに対してスライドするものである。本実施の形態におけるプリンタ装置について、図１７から図２１に基づき説明する。

　本実施の形態におけるプリンタ装置は、フレーム１３０及びリリースレバー１４０を含む。フレーム１３０は、フレーム側板１３１を除き、第１の実施の形態のフレーム３０と同じ構造であっても良い。フレーム側板１３１は、フレーム１３０の両端に設けられており、図１７及び図１８に示されるように、各フレーム側板１３１にはプラテンローラ２０を設置するためのフレーム溝１３２が設けられている。また、一方のフレーム側板１３１には、後述するバネ用突起１５１を入れるための開口穴１３３が設けられている。また、少なくとも一方のフレーム側板１３１には、２つの突起１３５ａ、１３５ｂが設けられている。

　リリースレバー１４０は、レバー側板１４１を除き、第１の実施の形態のリリースレバー４０と同じ構造であっても良い。レバー側板１４１は、リリースレバー１４０の両端に設けられており、図１９及び図２０に示されるように、各レバー側板１４１はプラテンローラ２０を支持するための支持部１４２を含む。また、レバー側板１４１には、フレーム側板１３１における２つの突起１３５ａ、１３５ｂに対応した細長い開口１４６ａ、１４６ｂが設けられている。

　本実施の形態においては、フレーム１３０の突起１３５ａはリリースレバー１４０の開口１４６ａに入っており、開口１４６ａ内を自由に移動することができる。同様に、フレーム１３０の突起１３５ｂは、リリースレバー１４０の開口１４６ｂに入っており、開口１４６ｂ内を自由に移動することができる。

　従って、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、フレーム１３０に対し、リリースレバー１４０を、例えば図１９及び図２１における上下方向にスライドさせることができる。尚、本実施の形態においては、サーマルヘッド１０とフレーム１３０との間には、第１の実施の形態のコイルバネ６０と同様なコイルバネが設置されており、サーマルヘッド１０は、コイルバネの復元力により、プラテンローラ２０の方向に押されている。リリースレバー１４０は、コイルバネの復元力の働く方向に対し垂直方向にスライドするものであることが好ましい。リリースレバー１４０のスライド操作は、リリースレバー１４０のレバー操作部に被せられたレバーキャップ１４５を押し下げることにより行う。

　また、一方のフレーム側板１３１に設けられた開口穴１３３には、バネ用突起１５１が設けられており、ねじりコイルバネ１５２が、その中心部分にバネ用突起１５１が挿入されて設置されている。ねじりコイルバネ１５２の一方の端部１５２ａはフレーム１３０に接続されており、他方の端部１５２ｂはリリースレバー１４０に接続されている。従って、リリースレバー１４０のレバーキャップ１４５を押し下げた場合には、リリースレバー１４０はスライドして下方向に移動するが、レバーキャップ１４５を押し下げている力がなくなると、ねじりコイルバネ１５２の復元力により、リリースレバー１４０が上方向にスライドして元の状態に戻る。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンキャップ２３がフレーム側板１３１に設けられたフレーム溝１３２に入れられた状態で、リリースレバー１４０のレバー側板１４１の支持部１４２により支持されることにより、プラテンローラ２０が所定の位置に回転可能な状態で設置されている。

　各フレーム溝１３２は、例えば図１７に示されるように、各フレーム側板１３１の上側の支持部１３２ａと、支持部１３２ａに対向する下側の支持部１３２ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。各フレーム溝１３２は、コイルバネの復元力の働く方向に開いており、プラテンキャップ２３は、支持部１３２ａと支持部１３２ｂとの間のフレーム溝１３２に入れられている。

　また、例えば図２０に示されるように、リリースレバー１４０のレバー側板１４１の支持部１４２は、プラテンキャップ２３のサーマルヘッド１０側とは反対側においてプラテンキャップ２３を支持する。即ち、プラテンキャップ２３は、コイルバネの復元力に抗して支持部１４２により支持されている。

　本実施の形態においては、プラテンキャップ２３は、コイルバネの復元力が働く方向と垂直な方向においてフレーム溝１３２における支持部１３２ａと支持部１３２ｂにより支持されている。また、コイルバネの復元力が働く方向において、プラテンキャップ２３はリリースレバー１４０の支持部１４２により支持されている。これにより、プラテンローラ２０をフレーム溝１３２から抜けることなく、所定の位置となるように設置することができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、図２１に示すように、レバーキャップ１４５を押し下げることにより、リリースレバー１４０がフレーム１３０に対してスライドし、フレーム溝１３２のコイルバネの復元力の働く方向が解放される。即ち、リリースレバー１４０をスライドさせることにより、プラテンキャップ２３をコイルバネの復元力の働く方向において支持していた支持部１４２が動き、フレーム１３０とリリースレバー１４０の間に保持されていたプラテンキャップ２３がフレーム溝１３２からコイルバネの復元力の働く方向へ移動可能となるため、コイルバネの復元力によりプラテンローラ２０が押され、フレーム溝１３２よりプラテンローラ２０を容易に取り外すことができる。

　尚、第２の実施の形態は、上記以外の内容については、第１の実施の形態と同様であって良い。

　〔第３の実施の形態〕
　次に、第３の実施の形態におけるプリンタ装置について、図２２から図２７に基づき説明する。図２２は、本実施の形態におけるプリンタ装置の斜視図である。本実施の形態におけるプリンタ装置は、図２２に示されるように、サーマルヘッド１０とプラテンローラ２０とを有しており、サーマルヘッド１０とプラテンローラ２０との間に挟まれた記録紙をプラテンローラ２０が回転することにより搬送しながら、サーマルヘッド１０により印字を行うものである。

　本実施の形態におけるプリンタ装置は、フレーム２３０及びリリースレバー２４０を含む。図２３はフレーム２３０の側面図である。フレーム２３０はその両端にフレーム側板２３１を有しており、図２３に示されるように各フレーム側板２３１にはプラテンローラ２０を設置するためのフレーム溝２３２が設けられている。また、各フレーム側板２３１には、回転軸５１を入れるための開口穴２３３が設けられている。

　図２４はプリンタ装置の側面図である。図２５はプリンタ装置の一部拡大図であり、リリースレバー２４０が回動する以前の状態を示す。図２６は、プラテンローラ２０を押し上げるプラテンローラ押し上げ部材２７０を示す図である。図２７はプリンタ装置の一部拡大図であり、リリースレバー２４０の回動後の状態を示す。
　リリースレバー２４０はその両端にレバー側板２４１を有しており、図２４に示されるように、各レバー側板２４１はプラテンローラ２０を支持するための支持部２４２を含む。リリースレバー２４０は、回転軸５１を中心に回転することができる状態でフレーム２３０に接続されており、図２７に示すように、レバー操作部に被されているレバーキャップ２４５を押し下げることにより、リリースレバー２４０を回転軸５１を中心に回転させることができる。尚、リリースレバー２４０には、回転軸５１を入れるための開口穴が設けられている。

　回転軸５１の周囲にはねじりコイルバネ５２が設けられている。ねじりコイルバネ５２の端部５２ａはフレーム２３０に接続されており、端部５２ｂはリリースレバー２４０に接続されている。従って、リリースレバー２４０のレバーキャップ２４５を押し下げた場合には、リリースレバー２４０は回転軸５１を中心に回転するが、レバーキャップ２４５を押し下げている力がなくなると、ねじりコイルバネ５２の復元力により、リリースレバー２４０が元の状態に戻る。

　また、図２２に示すように、サーマルヘッド１０とフレーム２３０との間にはコイルバネ６０が設置されており、サーマルヘッド１０はコイルバネ６０の復元力によりプラテンローラ２０の方向に押されている。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンキャップ２３がフレーム側板２３１に設けられたフレーム溝２３２に入れられた状態で、レバー側板２４１の支持部２４２により支持されることにより、プラテンローラ２０が所定の位置に回転可能な状態で設置されている。

　各フレーム溝２３２は、各プラテンキャップ２３の下側及びサーマルヘッド１０側をそれぞれ支持する、各フレーム側板２３１の支持部２３２ａと支持部２３２ｂにより形成されている。フレーム溝２３２は、上側及びコイルバネ６０の復元力の働く方向が開いており、プラテンキャップ２３は支持部２３２ａ、２３２ｂにより支持されている。

　また、図２２及び図２４に示されるように、レバー側板２４１の支持部２４２は、プラテンキャップ２３のサーマルヘッド１０側とは反対側においてプラテンキャップ２３を支持する。即ち、プラテンローラ２０におけるプラテンキャップ２３は、コイルバネ６０の復元力に抗して、支持部２４２により支持されている。

　本実施の形態においては、プラテンキャップ２３は、フレーム溝２３２における支持部２３２ａ、２３２ｂにより支持されるとともに、コイルバネ６０の復元力が働く方向においては、支持部２４２により支持されている。これにより、プラテンローラ２０をフレーム溝２３２から抜けることなく、所定の位置となるように設置することができる。

　また、フレーム２３０には、図２５乃至図２７に示されるように、プラテンローラ２０を押し上げるプラテンローラ押し上げ部材２７０が、フレーム２３０に設けられた回転軸２７１を中心に回転するように接続されている。プラテンローラ押し上げ部材２７０は、孔部２７０ｂが形成された接続部２７０ａを有し、接続部２７０ａは孔部２７０ｂにおいて、回転軸２７１に回動可能に接続されている。プラテンローラ押し上げ部材２７０は、接続部２７０ａの一端からフレーム側板２３１に平行に延伸する、当接部２７０ｃを更に有する。当接部２７０ｃは、例えば、Ｌ字形状を有する。

　図２７に示すように、レバーキャップ２４５を押し下げることにより、レバー側板２４１の支持部２４２が動き、フレーム溝２３２のコイルバネ６０の復元力の働く方向が解放される。即ち、フレーム２３０とリリースレバー２４０の間に保持されていたプラテンキャップ２３（図２７では不図示）のフレーム溝２３２からのコイルバネ６０の復元力の働く方向への移動が可能となる。また、レバーキャップ２４５の下方への移動に伴い、プラテンローラ押し上げ部材２７０の他方の端部２７０ｄがリリースレバー２４０により押し下げられ、プラテンローラ押し上げ部材２７０が回転軸２７１を中心に回転（図２７では時計方向）し、当接部２３０ｃがプラテンローラ２０（図２７では不図示）に当接し、プラテンローラ２０を押し上げる。これにより、容易にプラテンローラ２０を容易に取り外すことができる。

　尚、第３の実施の形態は、上記以外の内容については、第１の実施の形態と同様であって良い。

　〔第４の実施の形態〕
　次に、第４の実施の形態について説明する。本実施の形態は、リリースレバーがフレームに対してスライドするものである。本実施の形態におけるプリンタ装置について、図２８から図３４を参照して説明する。

　本実施の形態におけるプリンタ装置は、フレーム３３０及びリリースレバー３４０を含む。フレーム３３０は、フレーム側板３３１を除き、第２の実施の形態のフレーム１３０と同じ構造であっても良い。図２８及び図２９は、それぞれプリンタ装置の一部を外側及び内側から見た斜視図である。フレーム側板３３１は、フレーム３３０の両端に設けられており、図２８及び図２９に示されるように、各フレーム側板３３１にはプラテンローラ２０を設置するためのフレーム溝３３２が設けられている。また、少なくとも一方のフレーム側板３３１には、２つの突起３３５ａ、３３５ｂが設けられている。

　リリースレバー３４０は、レバー側板３４１を除き、第２の実施の形態のリリースレバー１４０と同じ構造であっても良い。図３０は、リリースレバー３４０の一部を示す図である。レバー側板３４１は、リリースレバー３４０の両端に設けられており、図３０に示されるように、各レバー側板３４１はプラテンローラ２０を支持するための支持部３４２を含む。また、少なくとも一方のレバー側板３４１には、少なくとも一方のフレーム側板３３１における２つの突起３３５ａ、３３５ｂに対応した細長い開口３４６ａ、３４６ｂが設けられている。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンキャップ２３がフレーム側板３３１のフレーム溝３３２に入れられ、レバー側板３４１の支持部３４２により支持されることにより、所定の位置に回転可能な状態でプラテンローラ２０が設置されている。

　本実施の形態においては、フレーム３３０の突起３３５ａは、リリースレバー３４０の開口３４６ａに入っており、開口３４６ａ内を自由に移動することができる。同様に、フレーム３３０の突起３３５ｂは、リリースレバー３４０の開口３４６ｂに入っており、開口３４６ｂ内を自由に移動することができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、フレーム３３０に対し、リリースレバー３４０を、例えば図３１における上下方向にスライドさせることができる。図３１はプリンタ装置の側面図である。本実施の形態においては、第２の実施の形態におけると同様、サーマルヘッド１０とフレーム３３０との間にコイルバネが設置されており、サーマルヘッド１０は、コイルバネの復元力により、プラテンローラ２０の方向に押されている。リリースレバー３４０は、コイルバネの復元力の働く方向に対し垂直方向にスライドさせるものであることが好ましい。リリースレバー３４０のスライド操作は、リリースレバー３４０の操作部に被せられたレバーキャップ３４５を押し下げることにより行うことができる。

　本実施の形態においては、リリースレバー３４０の少なくとも一方のレバー側板３４１の内面には、突起３４７が設けられている。また、少なくとも一方のフレーム側板３３１の、フレーム溝３３２の表面を含むサーマルヘッド１０とは反対側の面には、例えば図３２乃至図３４に示されるように板バネ３３７が設けられており、板バネ３３７の端部３３７ａは折り曲げられている。図３２は、リリースレバー３４０の一部を板バネ３３７と共に示す図である。図３３は、プリンタ装置の一部の斜視図であり、レバーキャップ３４５が押し下げられる前の状態を示す。図３４は、プリンタ装置の一部の斜視図であり、レバーキャップ３４５が押し下げられた後の状態を示す。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、図３３の状態でレバーキャップ３４５を押し下げると、図３４に示すようにリリースレバー３４０がフレーム３３０に対してスライドし、フレーム溝３３２のコイルバネの復元力の働く方向が解放される。また、レバーキャップ３４５の下方への移動に伴い、リリースレバー３４０に設けられている突起３４７が板バネ３３７の端部３３７ａを押し下げ又は引き下げ、板バネ３３７が伸び、フレーム溝３３２に入れられているプラテンローラ２０を板バネ３３７により押し出すことができる。これにより、フレーム溝３３２よりプラテンローラ２０を容易に取り外すことができる。

　尚、第４の実施の形態は、上記以外の内容については、第２の実施の形態と同様であって良い。

　〔第５の実施の形態〕
　次に、第５の実施の形態について、図３５及び図３６を参照し説明する。本実施の形態は、第１の実施の形態におけるプリンタ装置のリリースレバー４０に、プラテンローラ２０のプラテンキャップ２３を挟んで少なくとも一方のレバー側板４１の支持部４２と対向する位置に押出部４４２を設けた構造である。即ち、少なくとも一方のレバー側板４１は、レバー溝４２０の一方の側に支持部４２を含み、他方の側に押出部４４２を含む。

　図３５はプリンタ装置の側面図であり、レバーキャップ４５が押し下げられる前の状態を示し、図３６はプリンタ装置の側面図であり、レバーキャップ４５が押し下げられた後の状態を示す。図３５に示されるように、少なくとも一方のプラテンキャップ２３は、支持部４２と押出部４４２との間のレバー溝４２０に設置されている。

　図３５の状態でリリースレバー４０におけるレバーキャップ４５を押し下げると、図３６に示すようにプラテンキャップ２３が押出部４４２により押されて、プラテンローラ２０を取り外すことができる。

　尚、第５の実施の形態は、上記以外の内容については、第１の実施の形態と同様であって良い。

　〔第６の実施の形態〕
　次に、第６の実施の形態におけるプリンタ装置について、図３７から図５０を参照して説明する。本実施の形態におけるプリンタ装置は、図３７に示されるように、プリントヘッドであるサーマルヘッド５１０とプラテンローラ５２０とを有しており、サーマルヘッド５１０とプラテンローラ５２０との間に挟まれた記録紙をプラテンローラ５２０の回転により搬送しながら、サーマルヘッド５１０により記録紙に印字を行うものである。

　本実施の形態におけるプリンタ装置は、サーマルヘッド５１０とフレーム５３０との間に設置されたコイルバネ５６０を有しており、サーマルヘッド５１０は、コイルバネ５６０の復元力により、プラテンローラ５２０が設置されている方向に押されている。

　図３８は、プラテンローラ５２０の斜視図であり、図３９は、プラテンローラ５２０の分解斜視図である。プラテンローラ５２０は、図３８及び図３９に示されるように、ローラ５２１と、ローラ５２１の両端に設けられたプラテンシャフト５２２を有し、各プラテンシャフト５２２には、プラテンキャップ５２３が被せられている。一方のプラテンシャフト５２２には、当該一方のプラテンシャフト５２２を覆う一方のプラテンキャップ５２３の内側でギア５２４が接続されている。本実施の形態によるプリンタ装置においては、サーマルヘッド５１０により印字がなされる際には、搬送用モータの回転がプラテンローラ５２０におけるギア２４に伝達され、ギア５２４を介してプラテンローラ５２０が回転することにより、プラテンローラ５２０により記録紙を搬送しながら、記録紙に対して印字がなされる。尚、図をわかりやすくするため、一部の図面においてギア５２４が省略される場合がある。

　図４０はフレーム５３０の正面図である。図４１はフレーム５３０の側面図である。フレーム５３０は、図４０及び図４１に示されるように、板状のフレーム板５３１と、フレーム板５３１の両端側の各々に設けられたフレーム側板５３２を有しており、各フレーム側板５３２にはプラテンローラ５２０を設置するためのフレーム溝５３３が設けられている。フレーム溝５３３は、各フレーム側板５３２の上側の支持部５３３ａと、支持部５３３ａに対向する下側の支持部３３ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。

　各フレーム側板５３２は、フレーム板５３１の面５３１ａと略垂直な面５３２ａを有する。また、サーマルヘッド５１０及びプラテンローラ５２０は、サーマルヘッド５１０の長手方向及びプラテンローラ５２０の軸方向がフレーム板５３１の面５３１ａと略平行となるようにフレーム５３０に設置されるため、プラテンローラ５２０の軸方向は、各フレーム側板５３２の面５３２ａと略垂直となる。

　フレーム溝５３３はコイルバネ５６０の復元力の働く方向に開いており、プラテンキャップ５２３は、支持部５３３ａと支持部５３３ｂとの間に入れられる。

　また、図４０に示されるように、フレーム５３０のフレーム側板５３２よりも外側のフレーム板５３１には、後述するリリースレバー５４０の回動軸５４２が入る円形の開口５３５が設けられている。また、フレーム側板５３２よりも内側のフレーム板５３１には、後述するねじりコイルバネ５５０の一方の端部５５０ａが入るバネ穴５３６が設けられている。

　図４２に示される構成のリリースレバー５４０は、フレーム５３０の両端に各々設けられたフレーム側板５３２の外側に各々設置されている。従って、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、リリースレバー５４０は、フレーム５３０の両側に一つずつ、合わせて二つ設置されており、一対のリリースレバーを構成している。

　図４３はプラテンローラ５２０がフレーム５３０に取り付けられている状態の本実施の形態におけるプリンタ装置の側面図であり、図４４は正面図であり、図４５は上面図である。

　図４２及び図４３に示されるように、各リリースレバー５４０は、フレーム５３０に設置されたプラテンローラ５２０を支持するための支持部５４１を含む板状の本体を有する。また、各リリースレバー５４０は、本体の一方の端部に設けられた回動軸５４２と、本体の他方の端部に取り付けられたレバーキャップ４３を有する。従って、各リリースレバー５４０において、支持部５４１は、回動軸５４２とレバーキャップ５４３との間に形成されている。また、リリースレバー５４０には、ねじりコイルバネ５５０の他方の端部５５０ｂが入るバネ穴５４６が設けられている。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンローラ５２０に取り付けられたプラテンキャップ５２３が、フレーム側板５３２に設けられたフレーム溝５３３に入れられた状態で、リリースレバー５４０の支持部５４１により支持されることにより、プラテンローラ５２０がフレーム５３０に設置されている。

　図４３に示すように、リリースレバー５４０の支持部５４１は、プラテンキャップ５２３のサーマルヘッド５１０側とは反対側において、プラテンキャップ５２３を支持している。即ち、プラテンキャップ５２３は、コイルバネ５６０の復元力に抗して支持部５４１により支持されている。

　本実施の形態においては、プラテンキャップ５２３は、コイルバネ５６０の復元力が働く方向と垂直な方向では、フレーム溝５３３で支持部５３３ａ、５３３ｂにより支持されている。また、コイルバネ５６０の復元力が働く方向においては、リリースレバー５４０の支持部５４１により支持されている。これにより、プラテンローラ５２０を、フレーム溝５３３から抜けることなく、フレーム５３０に設置することができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、図４３から図４５に示されるように、各々のリリースレバー５４０の回動軸５４２は、フレーム５３０に設けられた開口５３５の一つに入れられており、リリースレバー５４０は回動軸５４２を中心に、図４４では矢印で「動作方向」と示されるフレーム５３０から離れる方向に回動させることができる。また、各ねじりコイルバネ５５０の一方の端部５５０ａはフレーム５３０に設けられたバネ穴５３６の一つに入れられており、他方の端部５５０ｂは一つのリリースレバー５４０のバネ穴５４６に入れられている。ねじりコイルバネ５５０の復元力は、フレーム側板５３２の側にリリースレバー５４０が押さえ付けられる方向に働いている。即ち、ねじりコイルバネ５５０の復元力は、フレーム側板５３２にリリースレバー５４０が引き寄せられる方向に働いている。リリースレバー５４０を回動させていない状態においては、リリースレバー５４０の面５４０ａは、フレーム側板５３２と略平行となっている。

　図４６は、各々のリリースレバー５４０の間隔が広がる方向にレバーキャップ５４３に力を加えた状態のプリンタ装置の正面図であり、図４７は上面図である。また、図４８は各々のリリースレバー５４０の間隔が広がる方向にレバーキャップ５４３に力を加え、プラテンローラ５２０をフレーム５３０から取り外した状態のプリンタ装置の上面図である。図４９は、プラテンローラ５２０が取り外されている状態のプリンタ装置の正面図であり、図５０は上面図である。尚、図４９及び図５０では、リリースレバー５４０は図４４及び図４５と同じ位置にある。

　本実施の形態におけるプリンタ装置において、プラテンローラ５２０を取り外す際には、図４６から図４８に示すように、一対のリリースレバー５４０の支持部５４１の間隔が広がる方向に、レバーキャップ５４３に力を加える。具体的には、プラテンローラ５２０の軸方向の支持部５４１の間隔が広がる方向にレバーキャップ５４３に力を加えることにより、リリースレバー５４０は回動軸５４２を中心に回動し、一対のリリースレバー５４０の支持部５４１同士の間隔が広がる。このようにリリースレバー５４０を回動することにより、支持部５４１が、プラテンローラ５２０のプラテンキャップ５２３よりも外側まで広がり、プラテンキャップ５２３と支持部５４１とが接触していない状態となり、プラテンローラ５２０を取り外すことができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、一対のリリースレバー５４０の支持部５４１をそれぞれプラテンキャップ５２３よりも外側まで広げることにより、フレーム溝５３３のコイルバネ５６０の復元力の働く方向（図４３の左方向）が解放される。これにより、コイルバネ５６０の復元力によりプラテンローラ５２０がフレーム５３０の外に押され、フレーム溝５３３よりプラテンローラ５２０を容易に取り外すことができる。

　〔第７の実施の形態〕
　次に、第７の実施の形態について説明する。本実施の形態は、リリースレバーがフレームに対してスライドして動くものである。本実施の形態におけるプリンタ装置について、図５１から図６０に基づき説明する。

　図５１は、本実施の形態のプリンタ装置のフレーム６３０の側面図である。フレーム６３０は、フレーム板５３１の両側の各々に、図５１に示すフレーム側板６３２を有している。各フレーム側板６３２にはプラテンローラ５２０を設置するためのフレーム溝５３３が設けられている。各フレーム溝５３３は、各フレーム側板６３２の上側の支持部５３３ａと支持部５３３ａに対向する下側の支持部５３３ｂの間に略Ｕ字状に形成されている。

　各フレーム側板６３２は、フレーム板５３１の面５３１ａと略垂直な面６３２ａを有する。また、第６の実施形態と同様、プラテンローラ５２０は、プラテンローラ５２０の軸方向とフレーム側板６３２の面６３２ａとが略垂直となるようにフレーム６３０に設置される。

　第６の実施の形態と同様、フレーム溝５３３は、サーマルヘッド５１０を押圧するコイルバネの復元力の働く方向に開いており、プラテンキャップ５２３は、支持部５３３ａと支持部５３３ｂとの間に入れられる。

　また、各フレーム側板６３２には、後述するリリースレバー６４０に設けられたスライド軸６４２が入る開口６３５が設けられており、更に、フレーム側板６３２よりも内側のフレーム板５３１には、例えば図５４に示されるように、後述するねじりコイルバネ６５０の一方の端部６５０ａが入るバネ穴６３６が設けられている。

　図５２に示される構成のリリースレバー６４０は、フレーム６３０の両端に各々設けられたフレーム側板６３２の外側に各々設置されている。従って、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、リリースレバー６４０は、フレーム６３０の両側に一つずつ、合わせて二つ設置されており、一対のリリースレバーを構成している。

　各リリースレバー６４０は、フレーム６３０に設置されたプラテンローラ５２０を支持するための支持部６４１を含む板状の本体を有する。また、リリースレバー６４０のフレーム側板６３２と接する面には、フレーム側板６３２の側に出っ張ったスライド軸６４２が設けられている。リリースレバー６４０には、レバーキャップ５４３が取り付けられており、また、後述するねじりコイルバネ６５０の他方の端部６５０ｂが入るバネ穴６４６が設けられている。

　図５３は本実施の形態におけるプリンタ装置の側面図であり、図５４は正面図であり、図５５は上面図である。

　図５３に示されるように、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、プラテンローラ５２０に取り付けられたプラテンキャップ５２３が、フレーム側板６３２に設けられたフレーム溝５３３に入れられた状態で、リリースレバー６４０の支持部６４１により支持されることにより、プラテンローラ５２０がフレーム５３０に設置されている。

　リリースレバー６４０の支持部６４１は、プラテンキャップ５２３のサーマルヘッド５１０側とは反対側において、プラテンキャップ５２３を支持している。即ち、プラテンキャップ５２３は、コイルバネの復元力により支持部６４１に向けて押圧され、支持部６４１により支持されている。

　本実施の形態においては、プラテンキャップ５２３は、コイルバネの復元力が働く方向と垂直な方向では、フレーム溝５３３で支持部５３３ａ、５３３ｂにより支持されている。また、コイルバネの復元力が働く方向においては、リリースレバー６４０の支持部６４１により支持されている。これにより、プラテンローラ５２０をフレーム溝５３３から抜けることなく、所定の位置に設置することができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置では、図５４及び図５５に示されるように、各々のリリースレバー６４０のスライド軸６４２は、一つのフレーム側板６３２の開口６３５に入れられており、フレーム側板６３２の開口６３５にスライド軸６４２が入れられた状態で、フレーム側板６３２に対しリリースレバー６４０をスライドさせることができる。

　また、各ねじりコイルバネ６５０の一方の端部６５０ａは、フレーム６３０に設けられたバネ穴６３６の一つに入れられており、他方の端部６５０ｂは、一つのリリースレバー６４０のバネ穴６４６に入れられている。よって、ねじりコイルバネ６５０の復元力は、フレーム側板６３２の側にリリースレバー６４０が押さえ付けられる方向に働いている。即ち、ねじりコイルバネ６５０の復元力は、フレーム側板６３２にリリースレバー６４０が引き寄せられる方向に働いている。リリースレバー６４０を操作していない状態においては、リリースレバー６４０は、フレーム側板６３２と略平行となっている。

　図５６は、本実施の形態におけるプリンタ装置において、各々のリリースレバー６４０の間隔が広がる方向にレバーキャップ５４３に力を加えた状態の正面図であり、図５７は上面図である。また、図５８はレバーキャップ５４３に力を加えてプラテンローラ５２０を取り外した状態におけるプリンタ装置の上面図である。図５９は、プラテンローラ５２０が取り外されている状態におけるプリンタ装置の正面図であり、図６０は上面図である。

　本実施の形態におけるプリンタ装置において、プラテンローラ５２０を取り外す際には、図５６から図５８に示すように、一対のリリースレバー６４０の支持部６４１の間隔が広がる方向に、レバーキャップ５４３に力を加える。即ち、リリースレバー６４０がフレーム側板６３２から離れる方向にレバーキャップ５４３に力を加えることにより、スライド軸６４２がフレーム側板６３２の開口６３５内に入れられている状態でリリースレバー６４０をスライドさせることができ、各々のリリースレバー６４０の支持部６４１が外側に移動する。このようにリリースレバー６４０をスライドさせることにより、リリースレバー６４０の支持部６４１がプラテンキャップ５２３よりも外側の位置まで移動し、プラテンキャップ５２３と支持部６４１とが接触していない状態となり、プラテンローラ５２０を取り外すことができる。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、一対のリリースレバー６４０の支持部６４１の間隔をプラテンキャップ５２３よりも外側まで広げることにより、フレーム溝５３３において、コイルバネの復元力の働く方向が解放される。これにより、コイルバネの復元力の働く方向（図５３の左方向）が解放されるため、コイルバネの復元力により、プラテンローラ５２０が押され、フレーム溝５３３よりプラテンローラ５２０を容易に取り外すことができる。

　尚、第７の実施の形態は、上記以外の内容については、第６の実施の形態と同様であって良い。

　〔第８の実施の形態〕
　次に、第８の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第７の実施の形態において、スライド軸を複数設けたものである。

　図６１は、本実施の形態におけるフレーム６３０の側面図である。図６１に示されるように、本実施の形態におけるフレーム６３０の各フレーム側板６３２には、リリースレバー６４０の一つに設けられているスライド軸６４２ａが入る開口６３５ａと、スライド軸６４２ｂが入る開口６３５ｂとが設けられている。また、図６２に示されるように、各リリースレバー６４０のフレーム側板６３２の一つと接する面には、当該フレーム側板６３２の側に出っ張ったスライド軸６４２ａ、６４２ｂが設けられている。

　本実施の形態においては、リリースレバー６４０のスライド軸６４２ａがフレーム６３０のフレーム側板６３２に形成された開口６３５ａに入れられる。このため、スライド軸６４２ｂがフレーム側板６３２の開口６３５ｂに入れられた状態で、リリースレバー６４０をフレーム側板６３２に対してスライドさせることができる。

　第７の実施の形態のように各リリースレバー６４０に設けたスライド軸６４２が１つの場合には、フレーム側板６３２に対しリリースレバー６４０がスライド軸６４２を中心に回転してしまう可能性がある。これに対し、本実施の形態においては、各リリースレバー６４０にスライド軸を複数設けることにより、このようなリリースレバー６４０の回転を防ぐことができる。

　尚、第８の実施の形態は、上記以外の内容については、第７の実施の形態と同様であって良い。

　〔第９の実施の形態〕
　次に、第９の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第７の実施の形態において、スライド軸の断面形状が長細い形状となるように形成したものである。

　図６３は、本実施の形態のフレーム６３０の側面図である。図６３に示されるように、本実施の形態におけるフレーム６３０の各フレーム側板６３２は、各リリースレバー６４０に設けられているスライド軸６４２ｃが入る開口６３５ｃが設けられている。また、図６４に示されるように、各リリースレバー６４０のフレーム側板６３２の一つと接する面には、当該フレーム側板６３２の側に出っ張ったスライド軸６４２ｃが設けられている。フレーム側板６３２に設けられた開口６３５ｃのそれぞれは、各リリースレバー６４０のスライド軸６４２ｃの断面に対応した形状、即ち、縦と横の長さが異なる長細い形状を有する。

　本実施の形態においては、リリースレバー６４０のスライド軸６４２ｃがフレーム６３０のフレーム側板６３２に形成された開口６３５ｃに入れられた状態で、リリースレバー６４０をフレーム側板６３２に対してスライドさせることができる。

　このように、本実施の形態においては、開口６３５ｃと、スライド軸６４２ｃの断面とを、それぞれ縦と横の長さが異なるように長細い形状により形成することにより、フレーム側板６３２に対しリリースレバー６４０がスライド軸を中心に回転してしまうことを防ぐことができる。

　尚、本実施の形態においては、開口６３５ｃ及びスライド軸６４２ｃの断面の形状は、円形以外の形状であれば、どのような形状であってもよく、例えば、正方形であってもよい。しかしながら、本実施の形態においては、上述したように、開口６３５ｃ及びスライド軸６４２ｃの断面の形状は、直交する縦と横の長さが異なるように形成されていることが、より好ましい。

　尚、第９の実施の形態は、上記以外の内容については、第７の実施の形態と同様であって良い。

　〔第１０の実施の形態〕
　次に、第１０の実施の形態について説明する。本実施の形態は、リリースレバーがフレームの一方の端部のみに設けられているものである。よって、本実施の形態におけるプリンタ装置においては、リリースレバーが一つしか設けられていない。

　図６５は、本実施の形態におけるプリンタ装置において、プラテンローラ５２０が設置されている状態を示す斜視図であり、図６６は、プラテンローラ５２０が取り外されている状態を示す斜視図である。

　本実施の形態におけるプリンタ装置では、図６５及び図６６に示されるように、フレーム７３０は、一方の端部にフレーム側板５３２を、他方の端部にフレーム側板７３２を有する。フレーム側板７３２には、プラテンローラ５２０の一方の端部が入れられる軸受７３３が形成されている。

　本実施の形態においては、プラテンローラ５２０の他方の端部は、プラテンキャップ５２３が、第６の実施の形態と同様に、フレーム７３０のフレーム側板５３２とリリースレバー５４０により支持されている。

　即ち、プラテンローラ５２０は、図６７に示されるように、一方の端部がフレーム側板７３２に設けられた軸受７３３に入れられた状態で、他方の端部がフレーム側板５３２とリリースレバー５４０により保持されている。

　本実施の形態におけるプリンタ装置においては、第６の実施の形態と同様に、リリースレバー５４０に設けられたレバーキャップ５４３に力を加え、リリースレバー５４０の支持部５４１をプラテンキャップ５２３の外側となるまでリリースレバー５４０を図６７に２点鎖線矢印で示す操作方向に回動させることにより、プラテンローラ５２０を図６７に白矢印で示す取り外し方向に移動させて、フレーム７３０から取り外すことができる。従って、本実施の形態におけるプリンタ装置は、フレーム７３０の一方の端部に設けられた１つのリリースレバー５４０を操作することにより、プラテンローラ５２０を取り外すことができる。

　尚、第１０の実施の形態は、上記以外の内容については、第６の実施の形態と同様であって良い。また、第７の実施の形態のプリンタ装置についても、同様にフレームの一方の端部にのみスライド可能なリリースレバーを設ける構成とすることができる。

　〔第１１の実施の形態〕
　次に、第１１の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図６８に示されるように、第７の実施の形態におけるプリンタ装置における各リリースレバー６４０のレバーキャップ５４３が取り付けられる部分を外側に曲げたものである。このようにリリースレバー６４０においてレバーキャップ５４３の取り付けられる位置が外側となるように各リリースレバー６４０を曲げることにより、プラテンローラ５２０を設置しやすくなる。

　図６９に示されるように、プラテンローラ５２０を、プラテンローラ５２０がフレーム６３０に設置されていない状態でリリースレバー６４０に近づける。このように、プラテンローラ５２０をリリースレバー６４０に近づけることにより、プラテンキャップ５２３がレバーキャップ５４３と接触し、プラテンキャップ２３により各レバーキャップ４３が図７０に操作方向として２点鎖線矢印で示されるように外側に押され、ねじりコイルバネ６５０の復元力に抗してフレーム側板６３２とリリースレバー６４０との間隔が広がる。そして、図７０に示す位置から更にプラテンローラ５２０を白矢印で示す装着方向に動かし、リリースレバー６４０に近づけることにより、プラテンキャップ５２３によりレバーキャップ５４３が押され、図７１に示すように、フレーム側板６３２とリリースレバー６４０との間隔が更に広がり、この状態のままプラテンキャップ５２３がリリースレバー６４０の内側と接触しながら移動し、図６８に示されるように、プラテンローラ５２０をフレーム６３０の所定の位置に設置することができる。即ち、プラテンローラ５２０をフレーム側板６３２とリリースレバー６４０により保持することができる。

　尚、第１１の実施の形態は、上記以外の内容については、第７の実施の形態と同様であって良い。また、本実施の形態は、第６の実施の形態におけるプリンタ装置にも適用可能である。

　以上、プリンタ装置を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は具体的に開示された実施の形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変形例及び改良例がなされ得る。

１０，５１０　　　　サーマルヘッド
２０，５２０　　　　プラテンローラ
２１，５２１　　　　ローラ
２２，５２２　　　　プラテンシャフト
２３，５２３　　　　プラテンキャップ
２４，５２４　　　　ギア
３０，１３０，２３０，３３０，５３０，６３０，７３０　　　　フレーム
３１，１３１，２３１，３３１，５３２，６３２　　　　フレーム側板
３２，１３２，２３２，３３２，５３３　　　　フレーム溝
３２ａ，１３２ａ，２３２ａ，５３３ａ　　　支持部
３２ｂ，１３２ｂ，２３２ｂ，５３３ｂ　　　支持部
３３，１３３，２３３　　　　開口穴
４０，１４０，２４０，３４０，５４０，６４０　　　　リリースレバー
４１，１４１，２４１，３４１　　　　レバー側板
４２，１４２，２４２，３４２，５４１，６４１　　　　支持部
４３　　　　レバー操作部
４５，１４５，２４５，３４５，５４３　　　　レバーキャップ
４６，４２０　　　　レバー溝
５１　　　　回転軸
５２，１５２，５５０，６５０　　　　ねじりコイルバネ
５２ａ，１５２ａ，５５０ａ，６５０ａ　　　一方の端部
５２ｂ，１５２ｂ，５５０ｂ，６５０ｂ　　　他方の端部
６０，５６０　　　　コイルバネ
５４２　　　回転軸

Claims

　記録紙に印字を行うプリントヘッドと、
　前記プリントヘッドとの間に挟まれた前記記録紙を搬送するプラテンローラと、
　フレーム溝が形成された側板を含み、前記プリントヘッド及び前記プラテンローラが設置されるフレームと、
　前記フレーム対して移動するリリースレバーと、
　前記フレームと前記プリントヘッドとの間に設けられ、前記プリントヘッドを前記プラテンローラに向けて付勢するバネと、
　を有し、
　前記プラテンローラは、前記フレーム溝及び前記リリースレバーの間に保持された状態で前記フレームに設置されており、
　前記リリースレバーを動かすことにより、前記フレーム溝が解放されることを特徴とするプリンタ装置。
　前記リリースレバーは、前記プラテンローラの軸方向を中心として回動するものであることを特徴とする請求項１に記載のプリンタ装置。
　前記フレームに回転可能な状態で接続されている押し上げ部材を更に有し、
　前記リリースレバーを動かすことにより押し上げ部材が回転し、前記プラテンローラを押し上げることを特徴とする請求項２に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーは側板を有し、該側板の第１の部分と第２の部分の間にはレバー溝が形成されており、
　前記プラテンローラは前記フレーム溝と前記レバー溝に入れられており、
　前記リリースレバーが回動することにより、前記リリースレバーの側板の第１の部分と第２の部分のいずれか一方が前記プラテンローラを押すことを特徴とする請求項２に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーは、前記フレームに対してスライドすることを特徴とする請求項１に記載のプリンタ装置。
　前記バネが前記プリントヘッドを付勢する方向は、前記リリースレバーがスライドする方向と異なることを特徴とする請求項５に記載のプリンタ装置。
　前記フレーム溝の内側に設置された板バネを更に有し、
　前記リリースレバーを前記フレームに対しスライドして動かすことにより、前記リリースレバーの一部が前記板バネの端部と接触して前記板バネを引っ張り、前記板バネが伸びることにより、前記フレーム溝より、前記プラテンローラを押し出すことを特徴とする請求項５に記載のプリンタ装置。
　記録紙に印字を行うプリントヘッドと、
　前記記録紙を搬送するプラテンローラと、
　フレーム板と、前記フレーム板の第１の端部及び第２の端部にそれぞれ設けられた第１の側板及び第２の側板とを有し、前記プリントヘッド及び前記プラテンローラが設置されるフレームと、
　前記第１の側板の外側に、前記第１の側板から離れる方向に移動可能に前記フレームに取り付けられるリリースレバーと、
　を有し、
　前記プラテンローラは、前記第１及び第２の側板のそれぞれに形成されたフレーム溝及び前記リリースレバーにより支持され、
　前記リリースレバーを前記第１の側板から離れる方向に移動させることにより、前記フレーム溝より前記プラテンローラを外すことができることを特徴とするプリンタ装置。
　前記第２の側板の外側において、前記フレーム板に、前記第２の側板から離れる方向に移動可能に取り付けられる別のリリースレバーを更に含み、
　前記プラテンローラは、前記リリースレバーにより第１の端が支持され、前記別のリリースレバーにより第２の端が支持されることを特徴とする請求項８に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーは、前記第１の側板から離れる方向に回動可能に前記フレームに取り付けられることを特徴とする請求項８に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーは、前記第１の側板から離れる方向にスライド可能に前記フレームに取り付けられることを特徴とする請求項８に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーに設けられたスライド軸を更に有し、
　前記スライド軸は、前記第１の側板に形成された開口にはめ込まれていることを特徴とする請求項１１に記載のプリンタ装置。
　前記フレームと前記プリントヘッドとの間に設けられ、前記プリントヘッドを前記プラテンローラに向けて押圧するバネを更に有し、
　前記バネによる押圧方向に、前記フレーム溝が開いていることを特徴とする請求項８に記載のプリンタ装置。
　前記リリースレバーを操作するレバーキャップを更に有し、
　前記レバーキャップは、前記リリースレバーのうち、前記第１の側板よりも外側に曲げられている部分に設けられていることを特徴とする請求項８に記載のプリンタ装置。