WO2014181424A1 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置 Download PDF

Info

Publication number
WO2014181424A1
WO2014181424A1 PCT/JP2013/063050 JP2013063050W WO2014181424A1 WO 2014181424 A1 WO2014181424 A1 WO 2014181424A1 JP 2013063050 W JP2013063050 W JP 2013063050W WO 2014181424 A1 WO2014181424 A1 WO 2014181424A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
mark
tool
command
machining
mode
Prior art date
Application number
PCT/JP2013/063050
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
剛志 津田
佐藤 智典
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to BR112014002391A priority Critical patent/BR112014002391A2/pt
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to DE112013000138.1T priority patent/DE112013000138B4/de
Priority to US14/131,252 priority patent/US9400497B2/en
Priority to JP2013541090A priority patent/JP5420123B1/ja
Priority to CN201380002835.4A priority patent/CN104285191B/zh
Priority to PCT/JP2013/063050 priority patent/WO2014181424A1/ja
Publication of WO2014181424A1 publication Critical patent/WO2014181424A1/ja

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4067Restoring data or position after power failure or other interruption
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • G01M99/008Subject matter not provided for in other groups of this subclass by doing functionality tests
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/19Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by positioning or contouring control systems, e.g. to control position from one programmed point to another or to control movement along a programmed continuous path
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4063Monitoring general control system
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31439Alarms can be warning, alert or fault
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34286Intelligent positioning I-O

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

 ワークの加工のための工具を移動させるモータを備える工作機械において、加工プログラム(2)に基づいてモータの駆動を制御する数値制御装置(1)であって、モータへの位置指令(20)を生成する位置指令生成部(12)と、加工における異常の発生があったことを示すマークの加工のためのマーク指令(18)を生成するマーク指令生成部(11)と、を有し、マーク指令生成部は、加工による工具の移動経路の情報を逐次記憶し、異常が検知されたことによるアラームの発生があったとき、移動経路を加工時とは逆方向へ工具を移動させるとともに、加工時に対し工具軸方向について工具の位置が補正された移動指令を、マーク指令として生成し、位置指令生成部は、マーク指令に基づく位置指令を生成する。

Description

数値制御装置
 本発明は、工作機械を数値制御(NC:Numerical Control)する数値制御装置に関し、特に、加工途中の異常の発生によって生じた不良ワークを容易に認識可能とするための数値制御装置に関する。
 工作機械に搭載される数値制御装置は、工作機械の動作や状態における異常の発生を常時監視する。異常の発生を検知した場合、数値制御装置は、表示や音声などによって警報(アラーム)を発生させるとともに、工作機械の駆動を停止させる。工作機械の駆動を停止させることで、数値制御装置は、工作機械の誤作動や、誤作動による工作機械等の破損を防止する。
 工作機械の異常は、種々の要因によって引き起こされる。異常の要因としては、例えば、潤滑不良によってモータの駆動負荷が過大となったこと、工具の破損によって切削負荷が過大となったこと、指令位置およびモータ検出位置の間の誤差が過大となったことなどが挙げられる。アラームとしては、定期的に起こり得る事象によるもののほか、例えば切りくずの除去の状態に応じてアラームが発せられるように、不定期的かつ再現性の低い事象によるものも存在する。
 工作機械でアラームが発生すると、アラームの内容が確認された後、アラームに至った要因を解消させる復旧作業が実施される。復旧作業を終えると、工作機械は加工を再開させる。通常、アラームの内容の確認や復旧作業は、ユーザやメンテナンス要員などが行う。
 復旧作業は、人手を介さず自動で実施可能な場合もある。例えば、特許文献1には、異常の内容に応じた復旧動作プログラムを使用することで工作機械の自動復旧を可能とする数値制御装置が提案されている。特許文献2には、NCプログラム指令による自動運転の中断があったときに、NCプログラム指令によって実行した動作の内容に応じて復旧手順を自動で生成するための制御方法が提案されている。
 復旧作業の自動化が可能であれば、復旧に要する時間の短縮や、復旧のための手間を省くことができる。工作機械は、アラームが発せられたことによる中断があっても、人手を介さず後続のワークの加工を早期に再開することができる。
特開2008-234278号公報 特開2011-158979号公報
 例えば仕上げ加工などのように、ワークの最終形状に影響を及ぼす加工の途中でアラームが発生した場合、加工面に傷がつくなどによる不良ワークを生じさせることがある。この場合、復旧作業を終えてから、アラームが発生した時点以降の加工を直ちに再開するより、加工を一旦中止し、不良ワークを排出したほうが良い場合もある。例えば、タップ加工が途中で中断された場合、タップ加工の精度は著しく劣化することが多いにも関わらず仕上がり形状からは加工不良を判断しにくいため、タップ加工ではアラーム発生時のワークを不良ワークとして排出することが望ましい。
 工作機械は、ベルトコンベア、ローダ、パーツキャッチャー、シュータ、ロボットハンドなどの、加工済みのワークを機外へ自動的に排出あるいは回収するための移送装置が併設されることがある。これらの移送装置によって回収されたワークには、正常に加工された良品と、加工に異常があった不良品とが混在することとなる。良品および不良品の選別は、人手による検品作業や、ビジョン、三次元測定器などの機器による計測によって行われる。加工面に傷がついたことによる不良ワークの場合、傷が目立たないほど、不良ワークを選別することが困難である。例えば、仕上げ加工の途中でのアラーム発生があった場合、不良ワークを一目で選別することが困難であることが問題となる。
 不良ワークの容易な選別を可能とするために、加工中に異常が発生したワークに対し、不良ワークであることを識別するためのマークを付すことがある。ワークの仕上がり形状は加工プログラムごとに異なることとなるため、マークを付すための指令は、加工プログラムごとに用意しなければならないこととなる。
 さらに、加工の進行段階に応じてワークの形状は随時変化することから、マークを付すための指令は、加工の進行段階ごとに用意しなければならないこととなる。このことから、加工中に異常が発生したワークにマークを付すために、煩雑な加工プログラムの準備が必要となるとなることが問題となる。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加工中に異常が発生したワークの識別のためのマークを簡易な加工プログラムによって加工可能とし、異常の発生によって生じた不良ワークを容易に選別可能とする数値制御装置を得ることを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ワークの加工のための工具を移動させるモータを備える工作機械において、加工プログラムに基づいて前記モータの駆動を制御する数値制御装置であって、前記モータへの位置指令を生成する位置指令生成部と、前記加工における異常の発生があったことを示すマークの加工のためのマーク指令を生成するマーク指令生成部と、を有し、前記マーク指令生成部は、前記加工による前記工具の移動経路の情報を逐次記憶し、前記異常が検知されたことによるアラームの発生があったとき、前記移動経路を前記加工時とは逆方向へ前記工具を移動させるとともに、前記加工時に対し工具軸方向について前記工具の位置が補正された移動指令を、前記マーク指令として生成し、前記位置指令生成部は、前記マーク指令に基づく前記位置指令を生成することを特徴とする。
 本発明にかかる数値制御装置は、逐次記憶された移動経路をさかのぼった位置にマークを加工することで、不良ワークの容易な選別を可能とする。また、数値制御装置は、煩雑な加工プログラムを準備しなくても、ワークの形状や加工の進行段階に関わらずマークを加工することができる。これにより、数値制御装置は、加工中に異常が発生したワークの識別のためのマークを簡易な加工プログラムによって加工可能とし、異常の発生によって生じた不良ワークを容易に選別できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置を備える工作機械の全体構成を示す図である。 図2は、数値制御装置の全体構成と、モータの駆動のための構成とを示すブロック図である。 図3は、直線状の移動経路に沿って形成されたマークを示す図である。 図4は、円弧状の移動経路に沿って形成されたマークを示す図である。 図5は、加工プログラムの例を示す図である。 図6は、加工プログラムに記述された移動経路と、アラームが発生した位置との一例を示す図である。 図7は、モード制御部の動作手順を示すフローチャートである。 図8は、シフト量の算出について説明する図である。 図9は、ワークに外径旋削加工を行っている状態を示す図である。 図10は、ワークの外径部分に荒れ面を加工している状態を示す図である。 図11は、ワークに端面旋削加工を行っている状態を示す図である。 図12は、ワークの端面部分に荒れ面を加工している状態を示す図である。 図13は、ワークに内径旋削加工を行っている状態を示す図である。
 以下に、本発明にかかる数値制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1にかかる数値制御装置を備える工作機械の全体構成を示す図である。工作機械は、工作機械本体および数値制御装置を備える。工作機械本体は、ワーク100が載置されるステージ101と、ワーク100の加工のための工具102を移動させるモータとを備える。工作機械は、互いに垂直な3つの移動軸であるX軸、Y軸およびZ軸についての各モータを備える。数値制御装置は、加工プログラムに基づいて各モータの駆動を制御する。
 図2は、数値制御装置の全体構成と、モータの駆動のための構成とを示すブロック図である。数値制御装置1は、加工プログラム2に応じた動作を工作機械に行わせるように、サーボ制御部6へ位置指令20を出力する。
 サーボ制御部6は、位置指令生成部12からの位置指令20と、位置検出器8から出力される検出位置情報22とを基に、サーボモータ7へ電圧指令23を出力する。位置検出器8は、サーボモータ7の位置を検出し、検出された位置を検出位置情報22として出力する。サーボ制御部6は、位置指令20によって指令される位置に、検出位置情報22が示す位置が追従するように、サーボモータ7のフィードバック制御およびフィードフォワード制御を実施する。サーボモータ7は、サーボ制御部6からの電圧指令23に応じて駆動する。
 サーボ制御部6、サーボモータ7および位置検出器8には、それぞれセンサ9が取り付けられている。センサ9は、加工の状態を検出し、検出信号を出力する。
 数値制御装置1に接続されている操作スイッチ5は、工作機械を操作するためのスイッチである。操作スイッチ5は、例えば、サイクルスタートボタン、非常停止スイッチなどの、種々のスイッチを備える。サイクルスタートボタンは、加工プログラム2に記述されている動作を開始させるためのスイッチである。非常停止スイッチは、工作機械の動作を強制的に停止させるためのスイッチである。
 加工プログラム2は、例えば、NCプログラムやモーションプログラムである。加工プログラム2は、Gコード、Mコード、Tコードと呼ばれる指令コードを組み合わせて記述されたプログラムである。加工プログラム2の移動指令として、位置決め指令(G00)、切削指令(G01)、円弧指令(G02/03)などがある。また、移動指令として、座標系を指定する指令(G54など)、座標値を絶対値あるいは相対値で指定するための指令(G90/G91)などがある。なお、G1に続くX,YおよびZのアドレスは、ブロックの終点の座標を指定するものである。ブロックの始点位置から終点位置までの経路にて工具102を移動させるための送り速度は、Fアドレスによって指定される。
 このほか、Mコードとして、主軸の回転(M3)および停止(M5)を指定する指令、工具102の交換の指令(M6)などがある。M6に、工具番号を選択するTコードを併用することで、工具番号によって選択された工具102への交換を指示することができる。
 パラメータ3は、マークの形状および位置を規定するための設定値である。このマークは、加工における異常の発生があったことを示すものであり、ワーク100が不良ワークであることを示すものである。パラメータ3は、マークの加工形状の情報と、マークの加工位置の情報とを含む。加工形状の情報は、マークの種類、大きさ、線幅などの情報とする。加工位置の情報は、マークを加工する位置に関する情報とする。工具データ4は、加工に使用される工具102についての情報とする。工具データ4は、例えば、工具102の工具半径のデータを含む。
 数値制御装置1は、プログラム解析部10、マーク指令生成部11、位置指令生成部12、モード制御部13および異常状態判定部14を備える。
 プログラム解析部10は、数値制御装置1へ入力される加工プログラム2を解析する。プログラム解析部10は、加工プログラム2に記述されている指令を一行ずつ順次読み込み、解析データ17を出力する。解析データ17は、例えば、ブロックごとの始点位置、終点位置、送り速度などの移動に関する情報や、使用する工具102を表す番号などの情報を含む。
 位置指令生成部12は、プログラム解析部10からの解析データ17を基に、各モータへの位置指令20を生成する。マーク指令生成部11は、パラメータ3および工具データ4を基に、マーク指令18を生成する。マーク指令18は、加工における異常の発生があったことを示すマークの加工のための指令である。マーク指令生成部11は、記憶部15を備える。記憶部15は、加工による工具102の移動経路の情報を逐次記憶する。
 異常状態判定部14は、サーボ制御部6、サーボモータ7および位置検出器8に取り付けられているセンサ9からの検出信号を基に、工作機械の動作や状態に異常が発生しているか否かを判定する。異常状態判定部14は、異常の有無の判定結果を、状態信号21として出力する。また、異常状態判定部14は、異常の発生を検知したときに、不図示の表示手段や音声発生手段へアラームの発生を指示する。
 例えば、異常状態判定部14には、センサ9からの検出信号に対する閾値があらかじめ設定されている。異常状態判定部14は、検出信号と閾値とを比較した結果を基に、異常の有無を判定する。なお、検出信号を得るためのセンサ9は、サーボ制御部6、サーボモータ7および位置検出器8に取り付けられる場合に限られない。センサ9は、工作機械の動作や状態を検出可能であれば、いずれの構成あるいは位置に取り付けられたものであっても良い。
 数値制御装置1は、異常状態判定部14での判定と操作スイッチ5による操作とに応じて、解析データ17に基づく移動の継続と停止、マーク指令18に基づく移動のいずれかを選択し、選択内容を位置指令20に反映させる。
 モード制御部13は、位置指令20に反映させる動作モードの選択を制御する。モード制御部13は、操作スイッチ5の操作、および異常状態判定部14からの状態信号21に応じて、動作モード切り換え信号19を生成する。動作モード切り換え信号19は、位置指令生成部12の動作モードを切り換えるための信号である。モード制御部13は、位置指令生成部12へ動作モード切り換え信号19を出力する。モード制御部13は、記憶部16を備える。記憶部16は、前回の処理周期における動作モードを保持する。
 位置指令生成部12は、モード制御部13からの動作モード切り換え信号19に応じて位置指令20に反映させる動作モードを切り換える。位置指令生成部12は、動作モードとして、例えば、通常加工モード、移動停止モードおよびマーク加工モードへの切り換えを可能とする。
 通常加工モードは、プログラム解析部10からの解析データ17に基づいて位置指令20を生成する動作モードである。通常加工モードにおいて、位置指令生成部12は、解析データ17に応じた時々刻々の位置指令20を出力する。サーボ制御部6への位置指令20の入力に応じて、サーボモータ7は、通常の加工のための駆動を行う。
 移動停止モードは、異常の検知によるアラームの発生があった時点から、アラームを発生させる原因となった異常が解消されるまでにおいて継続される動作モードである。移動停止モードでは、位置指令生成部12は、サーボ制御部6への位置指令20の出力を停止させる。サーボ制御部6への位置指令20の入力が停止されたことで、サーボモータ7は、駆動を停止する。工具102は、移動を停止させる。
 マーク加工モードは、移動停止モードから通常加工モードへ切り換えられる際に実行される動作モードである。マーク加工モードにおいて、位置指令生成部12は、マーク指令18に応じた時々刻々の位置指令20を出力する。サーボ制御部6への位置指令20の入力に応じて、サーボモータ7は、マークの加工のための駆動を行う。
 図3および図4は、ワークに付されたマークの例を示す図である。本実施の形態において、マーク30の形状は、加工による工具102の移動経路104に沿う矢印形状とする。図3には、直線状の移動経路104に沿って形成されたマーク30を示す。図4には、円弧状の移動経路104に沿って形成されたマーク30を示す。
 本実施の形態では、マーク30は、アラームが発生した位置105から、移動経路104を加工時とは逆方向へ戻った位置を基準として加工されるものとする。パラメータ3には、加工形状の情報として、矢印の矢尻部分の先端からシャフト部分の端までの全体の長さAL1、矢尻部分の長さAL2、矢尻部分の最大幅AW2、シャフト部分の線幅AW1を示す各数値が含まれる。ここで、長さとは、移動経路104に沿う方向の長さをいうものとする。幅とは、移動経路104に垂直な方向の幅をいうものとする。パラメータ3には、加工位置の情報として、位置105と矢尻部分の先端との間の距離ΔDを示す数値が含まれる。
 図3に示すマーク30の場合、パラメータ3は、例えば、AL1=8mm,AL2=3mm,AW1=0.5mm,AW2=1.5mmおよびΔD=5mmと設定されている。
 ΔDは、アラームの発生があった時点からマーク30の加工を開始するまでにおいて工具102を移動させる距離に相当する。パラメータ3には、アラームの発生があった時点からマーク30の加工を開始するまでの工具102の移動について、一定の距離ΔDが設定されている。かかる加工位置の情報に応じて、マーク指令生成部11は、位置105から逆方向へ一定の距離だけさかのぼった位置まで工具102を移動させるマーク指令18を生成する。
 このほか、マーク指令生成部11は、位置105から逆方向へ、一定の時間の移動に相当する距離だけさかのぼった位置まで工具102を移動させるマーク指令18を生成することとしても良い。この場合、パラメータ3には、一定の距離ΔDに代えて、アラームの発生があった時点からマーク30の加工を開始するまでの一定の時間が設定される。
 マーク指令生成部11は、一定の距離ΔDと一定の時間との双方を、加工位置の情報として使用することとしても良い。さらに、マーク指令生成部11は、一定の距離ΔDと一定の時間とのいずれかを選択し、選択した情報を加工位置の情報として使用することとしても良い。マーク指令生成部11は、例えば、工具102の送り速度に応じて、一定の距離ΔDと一定の時間とのいずれかを選択する。
 本実施の形態によると、数値制御装置1は、加工プログラム2による移動経路104が直線状である場合に限られず、さまざまな形状の移動経路104に対応して、マーク30の加工のための制御を行うことができる。数値制御装置1は、移動経路104が直線状である場合のほか、図4に示す円弧状である場合などのいずれの場合も、パラメータ3に含まれる加工形状の同じ情報および加工位置の同じ情報を基に、マーク指令18を生成することができる。
 図3に示す場合と、加工形状の同じ情報および加工位置の同じ情報を使用することで、図4に示すマーク30も、AL1=8mm,AL2=3mm,AW1=0.5mm,AW2=1.5mmおよびΔD=5mmとなる。このように、移動経路104がいずれの形状である場合も、常に、移動経路104に沿って同じ長さを持ち、かつ同じ幅を持つマーク30が得られる。また、移動経路104がいずれの形状である場合も、常に、位置105から移動経路104に沿って同じ距離だけさかのぼった位置に、マーク30が加工される。
 本実施の形態の数値制御装置1によって、工作機械は、位置105へ矢尻部分の先端が向けられたマーク30を生成する。マーク30は、位置105から移動経路104を所定距離だけさかのぼった位置が矢尻部分の先端となるように加工される。なお、マーク30の形状は、矢印形状である場合に限られない。マーク30は、容易に視認可能であればいずれの形状としても良い。
 次に、プログラム解析部10の動作について説明する。図5は、加工プログラムの例を示す図である。ここでは、加工プログラム2の開始時点で機械原点への位置決めがなされた状態で、図5に示す加工プログラムを実行した場合を例として、プログラム解析部10の動作を説明する。
 プログラム解析部10は、まずN1ブロックの指令を読み込む。プログラム解析部10は、現在位置である機械原点(始点)から、G54として規定される座標系におけるX0.Y0.Z0の位置(終点)まで、送り速度F3000での移動を行う指令であることを認識する。プログラム解析部10は、始点座標値、終点座標値、送り速度、補間タイプなどの情報を、N1ブロックの解析データ17として出力する。N1ブロックの終点座標値は、ワーク座標系の原点(X0.Y0.Z0)とされる。
 次に、プログラム解析部10は、N2ブロックの指令を読み込む。プログラム解析部10は、ワーク座標系の原点(X0.Y0.Z0)から、X50.Y0.Z0の位置まで、F3000の速度での移動を行う指令であることを認識する。プログラム解析部10は、始点座標値、終点座標値、送り速度、補間タイプなどの情報を、N2ブロックの解析データ17として出力する。N3ブロック以降の指令についても同様の処理を行うことで、プログラム解析部10は、ブロックごとの解析データ17を出力する。
 次に、モード制御部の動作について説明する。図7は、モード制御部の動作手順を示すフローチャートである。モード制御部13は、工作機械の電源を入れたときの動作モードとして、通常加工モードを選択する。モード制御部13は、解析データ17に応じた処理を実行する周期ごとに、図7に示す手順にしたがい処理を実施する。
 ステップS1において、モード制御部13は、異常状態判定部14から入力される状態信号21から、異常の発生の有無を判断する。
 異常が発生していないと判断した場合(ステップS1、No)、モード制御部13は、記憶部16に記録されている前回動作モードを読み出す。前回動作モードは、前回の処理周期において選択されている動作モードとする。モード制御部13は、ステップS2において、前回動作モードが通常加工モードであるか否かを判断する。
 前回動作モードが通常加工モードであると判断した場合(ステップS2、Yes)、モード制御部13は、ステップS4において、通常加工モードを選択する。モード制御部13は、ステップS4において選択された動作モードである通常加工モードを、前回動作モードとして記憶部16に記憶させる(ステップS8)。
 ステップS2およびS4を経る手順は、正常な加工がなされている場合に行われる処理である。モード制御部13が通常加工モードを選択する間、位置指令生成部12は、解析データ17に応じた位置指令20を出力する。
 一方、ステップS1において異常が発生していると判断した場合(ステップS1、Yes)、モード制御部13は、ステップS3において、移動停止モードを選択する。モード制御部13は、ステップS3において選択された動作モードである移動停止モードを、前回動作モードとして記憶部16に記憶させる(ステップS8)。
 ステップS3を経る手順は、異常が検知されたときに行われる処理である。これにより、モード制御部13は、動作モードの選択を通常加工モードから移動停止モードへ切り換える。モード制御部13は、通常加工モードから移動停止モードへの切り換えのための動作モード切り換え信号19を出力する。
 モード制御部13は、ステップS1において異常が発生していないと判断されるまで、すなわち移動停止モードを選択する要因となった異常が解消されるまで、移動停止モードを継続する。モード制御部13が移動停止モードを選択する間、位置指令生成部12は、サーボ制御部6への位置指令20の出力を停止させる。
 また、ステップS2において、前回動作モードが通常加工モードではないと判断した場合(ステップS2、No)、モード制御部13は、ステップS5において、マーク加工モードを選択する。動作モードの選択が移動停止モードからマーク加工モードへ切り換えとなる場合、モード制御部13は、移動停止モードからマーク加工モードへの切り換えのための動作モード切り換え信号19を出力する。
 モード制御部13は、ステップS6において、マーク30の加工が完了したか否かを判断する。マーク30の加工が完了していないと判断した場合(ステップS6、No)、モード制御部13は、ステップS5において選択された動作モードであるマーク加工モードを、前回動作モードとして記憶部16に記憶させる(ステップS8)。
 マーク30の加工が完了したと判断した場合(ステップS6、Yes)、モード制御部13は、動作モードの選択を、マーク加工モードから通常加工モードへ切り換える(ステップS7)。モード制御部13は、マーク加工モードから通常加工モードへの切り換えのための動作モード切り換え信号19を出力する。モード制御部13は、ステップS7における切り換え後の動作モードである通常加工モードを、前回動作モードとして記憶部16に記憶させる(ステップS8)。
 ステップS2,S5およびS6を経る手順は、正常を示す状態信号21が入力される場合であって前回動作モードが通常加工モード以外の動作モードである場合に行われる処理である。かかる処理は、異常が解消されてから、通常の加工の再開に先立ってマーク30を加工する場合に行われる。さらに、ステップS6およびS7を経る手順は、マーク30の加工が完了し通常の加工を再開する場合に行われる処理である。各動作モードのいずれかが選択されてから、ステップS8において前回動作モードを記憶部16に記憶すると、モード制御部13は、現在の処理周期における処理を終了する。
 次に、加工プログラム2の実行中のアラームの発生による、マーク30の加工の詳細について説明する。図6は、加工プログラムに記述された移動経路と、アラームが発生した位置との一例を示す図である。
 数値制御装置1は、加工プログラム2に応じた加工を開始した時点からアラームが発生するまでの間、通常加工モードによる制御を行う。通常加工モードでは、数値制御装置1は、ブロックごとの指令の解析から位置指令20の出力までの動作を繰り返す。記憶部15は、解析データ17に応じて、移動経路104のデータを逐次記憶する。
 記憶部15は、位置指令20が示す最新の位置を基点として、少なくともパラメータ3に加工位置の情報として設定されている距離分の移動経路104を記憶していれば良い。記憶部15は、各ブロックにおける工具102の移動距離の和が、パラメータ3に設定されている距離、例えばΔDより長くなるように、順次移動経路104のデータを格納する。記憶部15は、通常加工モードにおいて、アラームが発生するまでの間、移動経路104のデータの更新を継続する。
 アラームが発生すると、モード制御部13は、動作モードを通常加工モードから移動停止モードへ切り換えるための動作モード切り換え信号19を生成する。モード制御部13からの動作モード切り換え信号19を受けて、位置指令生成部12は、位置指令20の出力を停止する。記憶部15は、移動経路104のデータの更新を停止する。モード制御部13は、アラームの要因となった異常が解消されるまで、移動停止モードを維持する。
 異常が解消されると、モード制御部13は、動作モードを移動停止モードからマーク加工モードへ切り換えるための動作モード切り換え信号19を生成する。モード制御部13からの動作モード切り換え信号19を受けて、位置指令生成部12は、マーク指令生成部11からのマーク指令18に応じた位置指令20を生成する。
 具体例として、図5に示す加工プログラム2のブロックN57の途中でアラームが発生した場合におけるマーク30の加工について説明する。数値制御装置1は、アラームが発生した位置105から移動経路104を所定の距離ΔDだけさかのぼった位置にマーク30を加工するための制御を実施する。ここでは、図3に示すマーク30を加工する場合について説明する。
 例えば図6に示す移動経路104のうち、X35.Y5.1.Z0の位置105でアラームが発生したとする。記憶部15は、位置105から距離ΔDと、マーク30の全体長さAL1との和(ΔD+AL1)よりも長い距離の移動経路104を記憶している。ΔDが5mm、AL1が8mmである場合、記憶部15は、位置105から少なくとも13mmさかのぼるまでの移動経路104を記憶している。
 モード制御部13でマーク加工モードが選択されると、マーク指令生成部11は、位置105から、加工時とは逆方向へ移動経路104をΔDだけ工具102を移動させる移動指令を生成する。この移動指令は、位置105からマーク30の矢尻部分の先端となる位置までの移動を指令するものである。この例では、加工時とは逆方向とはプラスX方向である。矢尻部分の先端となる位置は、X40.Y5.1.Z0の位置である。
 さらに、マーク指令生成部11は、工具102がワーク100から離れるような補正を移動指令に施すことで、加工時に対し、工具軸方向について工具102の位置をシフトさせる。この例では、工具軸方向とはZ軸方向である。
 これにより、マーク指令生成部11は、移動経路104を加工時とは逆方向へ工具102を移動させるとともに、加工時に対し工具軸方向について工具102の位置をシフトさせた移動指令を、マーク指令18として生成する。位置指令生成部12は、マーク指令18に基づく位置指令20を生成する。
 マーク指令18に基づいて生成された位置指令20をサーボ制御部6へ入力することで、工具102は、ワーク100の表面からZ軸方向において離れた状態で、位置105から移動経路104をΔDだけプラスX方向へ移動する。これにより、工具102は、ワーク100の表面を削ることなく移動する。工作機械は、工具102がワーク100と擦れる状態での移動を避けることが可能となる。
 なお、位置105からΔDだけ工具102を移動させる過程では、マーク指令生成部11は、工具軸方向についての工具102の位置の補正を省略しても良い。この場合、工具102は、ワーク100における加工済みの部分をなぞって移動する。この場合も、工作機械は、ワーク100の表面を新たに削ることなく工具102を移動させることができる。
 次に、マーク指令生成部11は、マーク30の加工のためのマーク指令18を生成する。この例では、マーク指令生成部11は、X40.Y5.1.Z0の位置を矢尻部分の先端、X48.Y5.1.Z0の位置をシャフト部分の端とするマーク30を加工するためのマーク指令18を生成する。
 まず、マーク指令生成部11は、矢尻部分の先端からシャフト部分の端まで、移動経路104に沿って工具102を移動させるとともに、工具軸方向について工具102の位置が補正された移動指令を、マーク指令18として生成する。マーク指令生成部11は、工具102の工具半径とシャフト部分の線幅AW1とを使用して、工具軸方向における工具102のシフト量を調整する。
 図8は、シフト量の算出について説明する図である。シフト量TCは、工具102がワーク100に接触した状態で移動することで切削される領域の幅TWが、シャフト部分の所望の線幅AW1に一致するように設定される。例えば、シャフト部分の線幅AW1を0.5mmとする場合、工具102がTW=0.5mmの領域を削り取るように、工具軸方向に工具102をシフトさせる。なお、シフト量TCは、ワーク100の表面から、工具軸方向における工具102の最も深い到達点までの長さとする。
 マーク指令生成部11は、工具データ4を参照することにより、現在使用している工具102の工具半径TRのデータを取得する。工具半径TRは、工具102の先端から工具中心106までの長さとする。TCは、次に示す式(1)によって表される。
TC=TR-{TR-(TW/2)1/2  ・・(1)
 例えば、工具102として、TR=5mmのボールエンドミルを使用する場合に、TW=0.5mmとすると、式(1)から、TCはおよそ0.0063mmと算出される。
 マーク指令生成部11は、このTCによる補正がなされたマーク指令18を生成する。マーク指令18に基づいて生成された位置指令20をサーボ制御部6へ入力することで、工具102は、矢尻部分の先端からシャフト部分の端まで線幅AW1の領域を切削する。
 次に、マーク指令生成部11は、矢尻部分の加工のためのマーク指令18を生成する。マーク指令生成部11は、移動経路104に沿って工具102を移動させるとともに、シフト量TCを徐々に変化させる移動指令を、マーク指令18として生成する。シフト量TCは、矢尻部分の先端と、矢尻部分のうちシャフト部分と接続する根元となる位置との間で、矢尻部分の形状に応じて変化させる。
 矢尻部分は、根元の位置で最大幅AW2となる。シフト量TCは、工具102がワーク100に接触した状態で移動することで切削される領域の幅TWが、矢尻部分の先端から根元にかけてAW1からAW2に徐々に増大するように調整される。例えば、AW2が1.5mmである場合、TW=AW2=1.5mmとなるときのTCは、式(1)によって、およそ0.0566mmと算出される。
 マーク指令生成部11は、TWがAW1=0.5mmからAW2=0.5mmへ徐々に変化するように、TCを0.0063mmからおよそ0.0566mmへ変化させるマーク指令18を生成する。マーク指令18に基づいて生成された位置指令20をサーボ制御部6へ入力することで、工具102は、矢尻部分の形状の領域を切削する。
 なお、マーク指令生成部11が生成するマーク指令18について、マーク30の加工の順序や、工具軸方向において工具102の位置を補正する方法などは、特に限定されるものではなく、任意に設定可能であるものとする。
 本実施の形態によると、数値制御装置1は、逐次記憶された移動経路104をさかのぼった位置にマーク30を加工することで、不良ワークの容易な選別を可能とする。正常に加工されたワーク100と、不良ワークであるワーク100とが混在する場合であっても、マーク30の確認によって不良ワークを一目で容易に選別することができる。また、数値制御装置1は、煩雑な加工プログラム2を準備しなくても、ワーク100の形状や加工の進行段階に関わらずマーク30を加工することができる。
 これにより、数値制御装置1は、加工中に異常が発生したワーク100の識別のためのマーク30を簡易な加工プログラム2によって加工可能とし、異常の発生によって生じた不良ワークを容易に選別できるという効果を奏する。
 数値制御装置1は、アラームの発生があった位置105から所定の距離だけ移動経路104をさかのぼった位置を、マーク30の位置とする。数値制御装置1は、マーク30の位置を、異常が発生したときの加工位置以外の位置に設定する。また、位置105からマーク30までの間隔の設定次第で、マーク30の位置を、異常が発生したときの加工位置に近い位置とすることができる。
 これにより、ユーザやメンテナンス要員は、マーク30の位置から、異常が発生したときの位置105を特定することができる。ユーザやメンテナンス要員は、マーク30を手がかりとして、異常による傷の程度を容易に確認することが可能となる。
 数値制御装置1は、工具半径とマーク30の線幅とに応じて、工具軸方向におけるシフト量を調整することで、所望の線幅のマーク30を得るための制御を可能とする。これにより、視覚によって認識し易いマーク30が得られ、不良ワークの容易な選別が可能となる。
実施の形態2.
 実施の形態2にかかる数値制御装置1は、旋盤である工作機械に備えられる。工作機械は、ワークを回転させる回転軸(旋削軸)であるC軸と、旋削工具を移動させる移動軸である少なくともX軸およびY軸を備える。工作機械は、円筒形状を備えるワークについて、外径部分の外径旋削加工と、端面部分の端面旋削加工を実施する。
 実施の形態2にかかる数値制御装置1は、実施の形態1にかかる数値制御装置1と同様の構成を備える。実施の形態1および2では、マーク指令生成部11は異なる処理を実施する。
 図9は、ワークに外径旋削加工を行っている状態を示す図である。工作機械は、ワーク100をC軸周りに回転させる。工具102は、X軸方向およびZ軸方向へ移動可能な旋削工具である。チャック103は、工作機械にワーク100を固定する工具である。図9には、ワーク100を外形旋削加工する際の移動経路104と、アラームが発生したときの位置105とを示している。
 マーク指令生成部11の記憶部15は、アラームが発生する直前の所定距離分の移動経路104として、X軸方向およびZ軸方向の工具102の移動量と、C軸周りのワーク100の移動量とを記憶する。
 本実施の形態では、旋削加工における異常の発生があったことを示すマークとして、ワーク100の表面に荒れ面107を形成する。マーク指令生成部11は、マーク形成モードにおいて、荒れ面107を得るためのマーク指令18を生成する。
 図10は、ワークの外径部分に荒れ面を加工している状態を示す図である。マーク形成モードにおいて、マーク指令生成部11は、移動経路104を加工時とは逆方向へ工具102を移動させるとともに、加工時に対し工具軸方向について工具102の位置が補正された移動指令を、マーク指令18として生成する。マーク指令生成部11は、ワーク100へ工具102を接触させる動作と、ワーク100から工具102を離す動作とを繰り返すように、工具軸方向であるX軸方向における工具102の位置を調整する。
 マーク指令18に基づいて生成された位置指令20をサーボ制御部6へ入力することで、工具102は、ワーク100の表面に荒れ面107を加工する。荒れ面107は、加工面の品質を著しく劣化させるものである。マーク指令生成部11は、移動経路104における工具102の移動の開始から終了までに、例えば任意の周期でシフト量を変化させる。または、マーク指令生成部11は、移動経路104における工具102の移動の開始から終了までに、シフト量を徐々に変化させることとしても良い。マーク指令生成部11は、著しく品質を低下させた荒れ面107を得られれば、シフト量をどのように変化させることとしても良い。
 図11は、ワークに端面旋削加工を行っている状態を示す図である。図11には、ワーク100を端面旋削加工する際の移動経路104と、アラームが発生したときの位置105とを示している。マーク指令生成部11の記憶部15は、アラームが発生する直前の所定距離分の移動経路104として、X軸方向およびZ軸方向の工具102の移動量と、C軸周りのワーク100の移動量とを記憶する。
 図12は、ワークの端面部分に荒れ面を加工している状態を示す図である。ワーク100の端面部分の加工においてアラームが発生した場合も、マーク指令生成部11は、移動経路104を加工時とは逆方向へ工具102を移動させるとともに、加工時に対し工具軸方向について工具102の位置が補正された移動指令を、マーク指令18として生成する。
 マーク指令生成部11は、ワーク100へ工具102を接触させる動作と、ワーク100から工具102を離す動作とを繰り返すように、工具軸方向であるZ軸方向における工具102の位置を調整する。
 マーク指令18に基づいて生成された位置指令20をサーボ制御部6へ入力することで、工具102は、ワーク100の表面に荒れ面107を加工する。マーク指令生成部11は、移動経路104における工具102の移動の開始から終了までに、例えば任意の周期でシフト量を変化させる。または、マーク指令生成部11は、移動経路104における工具102の移動の開始から終了までに、シフト量を徐々に変化させることとしても良い。マーク指令生成部11は、著しく品質を低下させた荒れ面107を得られれば、シフト量をどのように変化させることとしても良い。
 本実施の形態によると、数値制御装置1は、アラームの発生があってから、加工面の品質を著しく劣化させた荒れ面107を加工することで、不良ワークを一目で選別可能とする。数値制御装置1は、加工中に異常が発生したワーク100の識別のためのマークを簡易な加工プログラム2によって加工可能とし、異常の発生によって生じた不良ワークを容易に選別できるという効果を奏する。
実施の形態3.
 実施の形態3にかかる数値制御装置1は、旋盤である工作機械に備えられる。工作機械は、ワークを回転させる回転軸(旋削軸)であるC軸と、旋削工具を移動させる移動軸である少なくともX軸およびY軸を備える。
 本実施の形態は、アラームが発生する直前の移動経路104をさかのぼった位置が、ワーク100の外観からの視認が困難である場合に適用される。本実施の形態は、例えば、中ぐりバイトを使用する内径旋削加工や、タップ工具を使用するタップ加工のように、ワーク100の内側の加工において異常の発生があった場合に適している。例えば、本実施の形態の数値制御装置1は、円筒形状を備えるワーク100について、内径部分の内径旋削加工のための制御を実施する。
 実施の形態3にかかる数値制御装置1は、実施の形態1にかかる数値制御装置1と同様の構成を備える。実施の形態1および3では、マーク指令生成部11の処理が異なる。
 図13は、ワークに内径旋削加工を行っている状態を示す図である。工作機械は、ワーク100をC軸周りに回転させる。工具102は、X軸方向およびZ軸方向へ移動可能な旋削工具である。チャック103は、工作機械にワーク100を固定する工具である。図13には、ワーク100を内径旋削加工する際の移動経路104と、アラームが発生したときの位置105とを示している。
 通常加工モードにおいて、本実施の形態のマーク指令生成部11は、実施の形態1および2のマーク指令生成部11とは異なる動作を行う。マーク指令生成部11は、内径旋削加工のための工具102が選択されている間、記憶部15への移動経路104の記憶を停止する。
 工具102による内径旋削加工を実施する間、記憶部15は、内径旋削加工を開始する前における最新の移動経路104を保持している。アラームが発生すると、マーク指令生成部11は、記憶部15が過去に記憶した最新の移動経路104を基に、マーク指令18を生成する。マーク形成モードにおいて、マーク指令生成部11は、移動経路104を加工時とは逆方向へ工具102を移動させるとともに、加工時に対し工具軸方向について工具102の位置をシフトさせた移動指令を、マーク指令18として生成する。
 マーク指令18の生成に使用される移動経路104は、現在選択されている工具102とは別の工具102が選択されているときのものである。マーク形成モードでは、記憶部15が保持する移動経路104において選択されていた工具102が戻され、マークの加工に使用される。
 例えば、記憶部15が保持する移動経路104が、外径旋削加工によるものであった場合は、マーク指令生成部11は、マークである荒れ面107を加工するためのマーク指令18を生成する。マークの加工には、外径旋削加工において選択されていた工具102が使用される。
 マーク指令生成部11は、移動経路104の記憶を停止させる対象とする工具102についての設定をあらかじめ保持する。移動経路104の記憶を停止させる対象とする工具102としては、ワーク100の内側の加工において使用される中ぐりバイトやタップ工具などが設定される。
 本実施の形態によると、数値制御装置1は、ワーク100のうち外観において視認が困難な内側の加工において異常があった場合であっても、特定の工具102が選択されているとき以外における移動経路104を基に、見え易い位置にマークを加工することができる。数値制御装置1は、加工中に異常が発生したワーク100の識別のためのマークを簡易な加工プログラム2によって加工可能とし、異常の発生によって生じた不良ワークを容易に選別できるという効果を奏する。
 1 数値制御装置、2 加工プログラム、3 パラメータ、4 工具データ、5 操作スイッチ、6 サーボ制御部、7 サーボモータ、8 位置検出器、9 センサ、10 プログラム解析部、11 マーク指令生成部、12 位置指令生成部、13 モード制御部、14 異常状態判定部、15 記憶部、16 記憶部、17 解析データ、18 マーク指令、19 動作モード切り換え信号、20 位置指令、21 状態信号、22 検出位置情報、23 電圧指令、30 マーク、100 ワーク、101 ステージ、102 工具、103 チャック、104 移動経路、105 位置、106 工具中心、107 荒れ面。

Claims (5)

  1.  ワークの加工のための工具を移動させるモータを備える工作機械において、加工プログラムに基づいて前記モータの駆動を制御する数値制御装置であって、
     前記モータへの位置指令を生成する位置指令生成部と、
     前記加工における異常の発生があったことを示すマークの加工のためのマーク指令を生成するマーク指令生成部と、を有し、
     前記マーク指令生成部は、前記加工による前記工具の移動経路の情報を逐次記憶し、前記異常が検知されたことによるアラームの発生があったとき、前記移動経路を前記加工時とは逆方向へ前記工具を移動させるとともに、前記加工時に対し工具軸方向について前記工具の位置が補正された移動指令を、前記マーク指令として生成し、
     前記位置指令生成部は、前記マーク指令に基づく前記位置指令を生成することを特徴とする数値制御装置。
  2.  前記マーク指令生成部は、前記アラームの発生があった時点の位置から前記逆方向へ、一定の距離、あるいは一定の時間の移動に相当する距離だけさかのぼった位置まで前記工具を移動させる前記マーク指令を生成することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3.  前記マーク指令生成部は、前記加工時に選択されている前記工具の工具半径と、前記マークのうち前記移動経路の方向に対し垂直な方向の線幅とに基づいて、前記工具の前記工具軸方向におけるシフト量を調整することを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置。
  4.  前記ワークの内側の加工において使用される前記工具が選択されている間、前記マーク指令生成部は、前記移動経路の情報の記憶を停止し、かつ前記アラームの発生があったとき、過去に記憶された前記移動経路を基に、前記マーク指令を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の数値制御装置。
  5.  前記位置指令に反映させる動作モードの選択を制御するモード制御部をさらに有し、
     前記動作モードは、
     前記加工プログラムの解析による解析データに応じた加工のための通常加工モードと、
     前記アラームの発生があった時点から、前記アラームを発生させる原因となった前記異常が解消されるまで、前記工具の移動を停止させるための移動停止モードと、
     前記移動停止モードから前記通常加工モードへの切り換えの際に実行され、前記マークの加工のための駆動を前記モータに行わせるマーク加工モードと、を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の数値制御装置。
PCT/JP2013/063050 2013-05-09 2013-05-09 数値制御装置 WO2014181424A1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BR112014002391A BR112014002391A2 (pt) 2013-05-09 2012-05-09 dispositivo de controle numérico
DE112013000138.1T DE112013000138B4 (de) 2013-05-09 2013-05-09 Numerische Steuervorrichtung
US14/131,252 US9400497B2 (en) 2013-05-09 2013-05-09 Numerical control device
JP2013541090A JP5420123B1 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 数値制御装置
CN201380002835.4A CN104285191B (zh) 2013-05-09 2013-05-09 数控装置
PCT/JP2013/063050 WO2014181424A1 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 数値制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/063050 WO2014181424A1 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 数値制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2014181424A1 true WO2014181424A1 (ja) 2014-11-13

Family

ID=50287209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2013/063050 WO2014181424A1 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 数値制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9400497B2 (ja)
JP (1) JP5420123B1 (ja)
CN (1) CN104285191B (ja)
BR (1) BR112014002391A2 (ja)
DE (1) DE112013000138B4 (ja)
WO (1) WO2014181424A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022039142A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 ファナック株式会社 数値制御装置、工作機械、および工作機械の制御方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5644981B1 (ja) * 2013-06-26 2014-12-24 三菱電機株式会社 リモートユニットおよびリモートユニットの異常判定方法
JP6434246B2 (ja) * 2014-07-29 2018-12-05 ファナック株式会社 機械異常履歴の解析支援機能を有する数値制御装置
EP3088135A1 (de) * 2015-04-28 2016-11-02 HILTI Aktiengesellschaft Intelligente kernbohrendenerkennung
US9939800B2 (en) * 2015-04-30 2018-04-10 Bae Systems Plc Path following machining method and apparatus
CN110914770B (zh) * 2018-07-05 2021-03-12 三菱电机株式会社 数控装置
JP6870664B2 (ja) * 2018-07-10 2021-05-12 株式会社安川電機 制御システム、制御装置及びプログラム
JP6885910B2 (ja) * 2018-10-15 2021-06-16 ファナック株式会社 数値制御装置
WO2020084671A1 (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 三菱電機株式会社 保守支援システム、数値制御装置および保守支援システムの制御方法
CN113618256A (zh) * 2021-07-26 2021-11-09 合肥四维数控设备有限责任公司 一种激光切割机偏移再复位系统及复位方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0172604U (ja) * 1987-10-30 1989-05-16
JPH01237092A (ja) * 1988-03-16 1989-09-21 Hitachi Ltd レーザ溶接装置
JPH05228630A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 自動溶接装置
JP2008234278A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Brother Ind Ltd 数値制御装置、制御プログラム、制御プログラム記録媒体及び工作機械
JP2011036881A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Hitachi Via Mechanics Ltd レーザ加工方法
JP2011158979A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Mori Seiki Co Ltd 自動運転を再開可能な工作機械の制御方法およびその装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6126101A (ja) 1984-07-17 1986-02-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 数値制御ホブ盤におけるシ−ケンス制御方法
CN1023667C (zh) * 1988-02-19 1994-02-02 克罗斯公司 控制一个机床(例如一个车床)的方法和系统
JPH0628026A (ja) 1992-07-08 1994-02-04 Fanuc Ltd 異常検出方式
JP3654951B2 (ja) 1995-03-15 2005-06-02 大日本印刷株式会社 不良指示マーク印刷装置および不良指示マーク検知装置
US7193696B2 (en) * 2004-04-12 2007-03-20 United Technologies Corporation Systems and methods for using light to indicate defect locations on a composite structure
US8721944B2 (en) * 2010-12-27 2014-05-13 Cranial Technologies, Inc. Method for marking a three-dimensional surface
US20140172144A1 (en) * 2012-12-17 2014-06-19 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. System and Method for Determining Surface Defects

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0172604U (ja) * 1987-10-30 1989-05-16
JPH01237092A (ja) * 1988-03-16 1989-09-21 Hitachi Ltd レーザ溶接装置
JPH05228630A (ja) * 1992-02-18 1993-09-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 自動溶接装置
JP2008234278A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Brother Ind Ltd 数値制御装置、制御プログラム、制御プログラム記録媒体及び工作機械
JP2011036881A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Hitachi Via Mechanics Ltd レーザ加工方法
JP2011158979A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Mori Seiki Co Ltd 自動運転を再開可能な工作機械の制御方法およびその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022039142A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 ファナック株式会社 数値制御装置、工作機械、および工作機械の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104285191B (zh) 2016-04-20
US9400497B2 (en) 2016-07-26
JP5420123B1 (ja) 2014-02-19
BR112014002391A2 (pt) 2017-02-21
CN104285191A (zh) 2015-01-14
US20150153719A1 (en) 2015-06-04
JPWO2014181424A1 (ja) 2017-02-23
DE112013000138B4 (de) 2015-11-26
DE112013000138T5 (de) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5420123B1 (ja) 数値制御装置
CN105122160B (zh) 数控装置
US11556901B2 (en) Preventive maintenance system of machine tool
JP7277152B2 (ja) 工作機械の工具管理システム
US20220244701A1 (en) Control Device for Use on a Numerically Controlled Machine Tool, and Machine Tool Comprising a Control Device
US10073432B2 (en) Numerical controller having tool tip point control function
KR20150074258A (ko) 공작기계의 절삭 부하 모니터링 방법 및 장치
JP2010247246A (ja) 数値制御装置
JP2011237880A (ja) 工具交換位置の自動決定機能を備えた工作機械の制御装置
US20210331261A1 (en) Gear machining apparatus
JP5908552B1 (ja) 工作機械の制御装置
WO2015097893A1 (ja) 工作機械の制御装置
JP6962632B1 (ja) 工作機械の電流計測システムおよびその方法
JPWO2016199591A1 (ja) 加工機の制御装置および加工機の制御方法
JP2020013433A (ja) 数値制御装置、数値制御方法、及び数値制御プログラム
JP6356787B2 (ja) Nc工作機械
JP2018106279A (ja) 数値制御装置
JP2012110983A (ja) 主軸定位置停止の指令方法及びワーク測定方法
WO2021230203A1 (ja) 工具測定システム及び制御方法
US11586170B2 (en) Numerical controller and numerical control system
WO2023228356A1 (ja) 数値制御装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2008004124A (ja) Nc加工装置
JPH0751995A (ja) 加工負荷監視方式
KR20200131586A (ko) 공작기계 및 공작기계의 제어방법
WO1995004632A1 (fr) Systeme de surveillance de charge utile

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 201380002835.4

Country of ref document: CN

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2013541090

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 14131252

Country of ref document: US

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 112013000138

Country of ref document: DE

Ref document number: 1120130001381

Country of ref document: DE

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 13883889

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

REG Reference to national code

Ref country code: BR

Ref legal event code: B01A

Ref document number: 112014002391

Country of ref document: BR

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 13883889

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 112014002391

Country of ref document: BR

Kind code of ref document: A2

Effective date: 20140130