WO2014157352A1 - 車両における車輪速センサの保護構造 - Google Patents

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純孝 小川
英男 高橋
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Abstract

車輪とともに回転するパルサリングと、該パルサリングに近接する検出部を有する車輪速センサと、該車輪速センサを固定するブラケットとを有する車両において、車輪速センサ(26)の検出部(26a)を囲む筒状の保護壁(35)が、該保護壁(35)のパルサリング(24)側の端部を検出部(26a)よりもパルサリング(24)に近接させてブラケット(23)に設けられる。これにより、特別な部品を追加することなく車輪速センサを保護可能とする。

Description

車両における車輪速センサの保護構造
 本発明は、車輪とともに回転するパルサリングと、該パルサリングに近接する検出部を有する車輪速センサと、該車輪速センサを固定するブラケットとを有する車両に関し、特に、車輪速センサの保護構造の改良に関する。
 自動二輪車における後輪の車輪速を検出する車輪速センサを、泥や埃など異物から保護するために、伝動ケースにプロテクタ板が取付けられるようにしたものが、特許文献1で知られている。
日本特開2002-205633号公報
 上記特許文献1で開示されたものでは、車両の主要構成部品とは別にプロテクタ板を追加する必要があり、コストおよび重量の増加が懸念される。
 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、特別な部品を追加することなく車輪速センサを保護し得るようにした車両における車輪速センサの保護構造を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本発明は、車輪とともに回転するパルサリングと、該パルサリングに近接する検出部を有する車輪速センサと、該車輪速センサを固定するブラケットとを有する車両において、前記検出部を囲む筒状の保護壁が、該保護壁の前記パルサリング側の端部を前記車輪速センサの前記検出部よりも前記パルサリングに近接させて前記ブラケットに設けられることを第1の特徴とする。
 また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記保護壁の前記パルサリング側の端部に、側方に開口した開口凹部が形成されることを第2の特徴とする。
 本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記開口凹部が、前記パルサリングの半径方向外側に向けて開口されることを第3の特徴とする。
 本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、前記開口凹部が、車両後方に向けて開口されることを第4の特徴とする。
 本発明は、第2~第4の特徴の構成に加えて、前記開口凹部は、前記パルサリングに近接、対向する対向部を有し、該対向部および前記パルサリング間の距離が、前記検出部および前記パルサリング間の距離以上に設定されることを第5の特徴とする。
 本発明は、第2~第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記開口凹部は、前記対向部が段差状となるようにして前記保護壁の周方向一方に向かうにつれて前記対向部から階段状に深くなるように形成されることを第6の特徴とする。
 本発明は、第1~第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車輪に取付けられるブレーキディスクとともにディスクブレーキを構成するキャリパが、前記車輪の後方に配置される車体構造物および前記車輪速センサ間に配置されるようにして前記ブラケットに支持されることを第7の特徴とする。
 さらに本発明は、第1~第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車輪に取付けられるブレーキディスクとともにディスクブレーキを構成するキャリパが、前記車輪の上方および前方の少なくとも一方に配置される車体構造物および前記車輪速センサ間に配置されるようにして前記ブラケットに支持されることを第8の特徴とする。
 本発明の第1の特徴によれば、車輪速センサを固定するブラケットに設けられる筒状の保護壁で検出部が囲まれ、その保護壁のパルサリング側の端部が検出部よりもパルサリングに近接しているので、ブラケット以外の特別の部品を追加することなく車輪速センサの検出部を保護することができ、コストおよび重量の増加を回避することができる。
 また本発明の第2の特徴によれば、保護壁のパルサリング側の端部に形成されて側方に開口した開口凹部によって、検出部およびパルサリング間に入り込んだ異物を外に除去することができ、開口凹部にゲージを挿入することで検出部およびパルサリング間のギャップ長を測定することができる。
 本発明の第3の特徴によれば、開口凹部がパルサリングの半径方向外側に向けて開口しているので、検出部およびパルサリング間に入り込んだ異物を、パルサリングが回転することで生じる遠心力で外に排除することができる。
 本発明の第4の特徴によれば、開口凹部が車両後方に向けて開口しているので、車両前方からの飛び石が開口凹部から保護壁内に入り込み難くすることができる。
 本発明の第5の特徴によれば、開口凹部のパルサリングに近接、対向する対向部およびパルサリング間の距離が検出部およびパルサリング間の距離以上であるので、保護壁の側方から開口凹部を介して検出部を目視で確認することができる。
 本発明の第6の特徴によれば、開口凹部が、段差状の対向部を有しつつ保護壁の周方向一方に向かうにつれて対向部から階段状に深くなるように形成されるので、前記対向部および前記パルサリング間の距離が前記検出部および前記パルサリング間の距離と同一であったとしても、保護壁の周方向に沿う対向部の一端に角部が形成され、その角部から前記検出部が保護壁の周方向に突出することになるので、前記検出部および前記パルサリング間の距離を正確に目視確認することができる。
 本発明の第7の特徴によれば、ディスクブレーキのキャリパが、車輪の後方に配置される車体構造物および車輪速センサ間に配置されるので、車体構造物にぶつかった飛び石が車輪速センサに当たり難くなる。
 さらに本発明の第8の特徴によれば、ディスクブレーキのキャリパが、車輪の上方および前方の少なくとも一方に配置される車体構造物および車輪速センサ間に配置されるので、車体構造物にぶつかった飛び石が車輪速センサに当たり難くなる。
図1は自動二輪車の側面図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2矢示部拡大図である。(第1の実施の形態) 図3は図2の3-3線断面図である。(第1の実施の形態) 図4は図3の4-4線矢視図である。(第1の実施の形態) 図5は図1の5矢示部拡大図である。(第1の実施の形態) 図6は図5の6-6線断面図である。(第1の実施の形態) 図7は図6の7-7線矢視図である。(第1の実施の形態) 図8は第2の実施の形態の図3に対応した断面図である。(第2の実施の形態) 図9は図8の9-9線矢視図である。(第2の実施の形態)
10,17・・・車軸
23,40・・・ブラケット
24,41・・・パルサリング
26,43・・・車輪速センサ
26a,43a・・・検出部
30,47・・・ディスクブレーキ
31,48・・・ブレーキディスク
32,49・・・キャリパ
34・・・車体構造物としての車体カバー
35,52・・・保護壁
37,54,57・・・開口凹部
37a,54a,57a・・・対向部
51・・・車体構造物としてのリヤフェンダー
L3,L6・・・対向部およびパルサリング間の距離
L2,L5・・・検出部およびパルサリング間の距離
WF・・・前車輪
WR・・・後車輪
 本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で、前後、左右および上下は、自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
第1の実施の形態
 本発明の第1の実施の形態について図1~図7を参照しながら説明すると、先ず図1において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFは、前車輪WFの車軸10を軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14…と、それらのメインフレーム14…の後端から下方に延びるようにして各メインフレーム14…と一体に形成されるピボットフレーム15…と、前記メインフレーム14…の後端に連結されて後ろ上がりに延びる左右一対のシートフレーム16…とを備える。
 前記車体フレームFのピボットフレーム15…には、後車輪WRの車軸17を後端部で軸支するスイングアーム18の前端部が支軸19を介して上下揺動可能に支承され、前記後車輪WRを駆動する動力を発揮するエンジンEが、前記メインフレーム14…の下方かつ前記ピボットフレーム15…の前方に配置されるようにして前記車体フレームFに搭載される。
 また前記エンジンEの上方に配置される燃料タンク20が前記メインフレーム14…に支持され、この燃料タンク20の後方に配置される乗車用シート21が前記シートフレーム16…に支持される。
 図2において、前記フロントフォーク11の下部には、前記前車輪WFの車軸10との相対位置が一定であるブラケット23が設けられており、このブラケット23には、前車輪WFとともに回転するパルサリング24の内周部に等間隔に設けられる複数の透孔25,25…を検出することで前車輪WFの車輪速を得るようにした車輪速センサ26が固定される。
 ところで前記前車輪WFは、ディスクブレーキ30で制動されるものであり、前記前車輪WFに取付けられるブレーキディスク31とともにディスクブレーキ30を構成するキャリパ32が、前記ブラケット23に支持される。しかも前記パルサリング24は、前記ブレーキディスク31よりも小径に形成されており、該ブレーキディスク31に複数のボルト33,33…で取付けられる。
 また前記キャリパ32は、前記前車輪WFの後方に配置される車体構造物である車体カバー34と、前記車輪速センサ26との間に配置されるようにして前記ブラケット23に支持される。
 図3および図4を併せて参照して、前記車輪速センサ26は、その検出部26aを前記パルサリング24に近接、対向させるようにして一対のボルト28,28で前記ブラケット23に取付けられており、前記ブラケット23には前記検出部26aを囲む筒状の保護壁35が設けられる。
 すなわち前記ブラケット23には、前記パルサリング24に対向するように開口する挿入孔36が設けられるとともにその挿入孔36の一部を形成する筒状の保護壁35が設けられており、前記車輪速センサ26が備えるフランジ27が一対のボルト28,28で前記ブラケット23に取付けられた状態で該車輪速センサ26が備える前記検出部26aは、その先端を前記パルサリング24に近接、対向させるようにして前記挿入孔36に挿入される。
 一方、前記保護壁35は、その保護壁35の前記パルサリング24側の端部を前記検出部26aよりも前記パルサリング24に近接させるように形成される。すなわち車輪速センサ26がブラケット23に取付けられた状態で、前記パルサリング24および前記保護壁35間の距離L1は前記検出部26aおよび前記パルサリング24間の距離L2よりも小さい。
 前記保護壁35の前記パルサリング24側の端部には、側方に開口した開口凹部37が形成されており、この開口凹部37は、前記パルサリング24の半径方向外側かつ車両後方に向けて開口される。
 また前記開口凹部37は、前記パルサリング24に近接、対向する対向部37aが段差状となるようにして前記保護壁35の周方向一方(図4の矢印38で示す方向)に向かうにつれて前記対向部37aから階段状に深くなるように形成されるものであり、この実施の形態では、前記対向部37aと、閉塞端部37bとを有する2段の階段状に前記開口凹部37が形成される。
 前記パルサリング24に対向する前記対向部37aおよび前記パルサリング24間の距離L3は、前記検出部26aおよび前記パルサリング24間の距離L2以上に設定される。
 図5において、前記スイングアーム18の後端上部には、前記後車輪WRの車軸17との相対位置が一定であるブラケット40が設けられており、このブラケット40には、後車輪WRとともに回転するパルサリング41の内周部に等間隔に設けられる複数の透孔42,42…を検出することで前車輪WFの車輪速を得るようにした車輪速センサ43が固定される。
 ところで前記後車輪WRは、ディスクブレーキ47で制動されるものであり、前記後車輪WRに取付けられるブレーキディスク48とともにディスクブレーキ47を構成するキャリパ49が、前記ブラケット40に支持される。しかも前記パルサリング41は、前記ブレーキディスク48よりも小径に形成されており、該ブレーキディスク48の内周部に一体に形成される。
 また前記キャリパ49は、前記後車輪WRの上方および前方の少なくとも一方、この実施の形態では前上方に配置される車体構造物としてのリヤフェンダー51と、前記車輪速センサ43との間に配置されるようにして前記ブラケット40に支持される。
 図6および図7を併せて参照して、前記車輪速センサ43は、その検出部43aを前記パルサリング41に近接、対向させるようにして一対のボルト45,45で前記ブラケット40に取付けられており、前記ブラケット40には前記検出部43aを囲む筒状の保護壁52が設けられる。
 すなわち前記ブラケット40には、前記パルサリング41に対向するように開口する挿入孔53が設けられるとともにその挿入孔53の一部を形成する筒状の保護壁52が設けられており、前記車輪速センサ43が備えるフランジ44が一対のボルト45,45で前記ブラケット40に取付けられた状態で該車輪速センサ43が備える前記検出部43aは、その先端を前記パルサリング41に近接、対向させるようにして前記挿入孔53に挿入される。
 一方、前記保護壁52は、その保護壁52の前記パルサリング41側の端部を前記検出部43aよりも前記パルサリング41に近接させるように形成される。すなわち車輪速センサ43がブラケット40に取付けられた状態で、前記パルサリング41および前記保護壁52間の距離L4は前記検出部43aおよび前記パルサリング41間の距離L5よりも小さい。
 前記保護壁52の前記パルサリング41側の端部には、側方に開口した開口凹部54が形成されており、この開口凹部54は、前記パルサリング41の半径方向外側かつ車両後方に向けて開口される。
 また前記開口凹部54は、前記パルサリング41に近接、対向する対向部54aが段差状となるようにして前記保護壁52の周方向一方(図7の矢印55で示す方向)に向かうにつれて前記対向部54aから階段状に深くなるように形成されるものであり、この実施の形態では、前記対向部54aと、閉塞端部54bとを有する2段の階段状に前記開口凹部54が形成される。
 前記開口凹部54の前記パルサリング41に対向する対向部54aおよび前記パルサリング41間の距離L6は、前記検出部43aおよび前記パルサリング41間の距離L5以上に設定される。
 次にこの実施の形態の作用について説明すると、前車輪WFとともに回転するパルサリング24に近接する検出部26aを有する車輪速センサ26が、前車輪WFの車軸10との相対位置を一定としたブラケット23に固定され、後車輪WRとともに回転するパルサリング41に近接する検出部43aを有する車輪速センサ43が、後車輪WRの車軸17との相対位置を一定としたブラケット40に固定されるのであるが、検出部26a,43aを囲む筒状の保護壁35,52が、該保護壁35,52の前記パルサリング24,41側の端部を前記車輪速センサ26,43の前記検出部26a,43aよりも前記パルサリング24,41に近接させて前記ブラケット23,40に設けられるので、ブラケット23,40以外の特別の部品を追加することなく車輪速センサ26,43の検出部26a,43aを保護することができ、コストおよび重量の増加を回避することができる。
 また前記保護壁35,52の前記パルサリング24,41側の端部に、側方に開口した開口凹部37,54が形成されるので、検出部26a,42aおよびパルサリング24,41間に入り込んだ異物を前記開口凹部37,54から外に除去することができ、開口凹部37,54にゲージを挿入することで検出部26a,43aおよびパルサリング24,41間のギャップ長を測定することができる。
 また前記開口凹部37,54が、前記パルサリング24,41の半径方向外側に向けて開口されるので、検出部26a,43aおよびパルサリング24,41間に入り込んだ異物を、パルサリング24,41が回転することで生じる遠心力で外に排除することができる。
 しかも前記開口凹部37,54が車両後方に向けて開口されるので、車両前方からの飛び石が開口凹部37,54から保護壁35,52内に入り込み難くすることができる。
 また前記開口凹部37,54は、前記パルサリング24,41に近接、対向する対向部37a,54aを有し、該対向部37a,54aおよび前記パルサリング24,41間の距離L3,L6が、前記検出部26a,43aおよび前記パルサリング24,41間の距離L2,L5以上に設定されるので、保護壁35,52の側方から開口凹部34,54を介して検出部26a,43aを目視で確認することができる。また上記距離L3,L6を、前記検出部26a,43aが前記パルサリング24,42の回転を検出し得る限度距離に設定すれば、前記開口凹部37,54を目視確認するだけで、前記検出部26a,43aが前記パルサリング24,42の回転を検出できる位置に在ることを確認することができる。
 また前記開口凹部37,54は、前記対向部37a,54aが段差状となるようにして前記保護壁35,52の周方向一方に向かうにつれて前記対向部37a,54aから階段状に深くなるように形成されるので、対向部37a,54aおよびパルサリング24,41間の距離L2,L5が前記検出部26a,43aおよび前記パルサリング24,41間の距離L2,L5と同一であったとしても、保護壁35,52の周方向に沿う対向部37a,54aの一端に角部37c,54cが形成され、その角部から前記検出部26a,43aが保護壁35,52の周方向に突出することになり、検出部26a,43aおよびパルサリング24,41間の距離を正確に目視確認することができる。
 なお開口凹部37,54が、その閉塞端部37b,54bを前車輪WFおよび後車輪WRの回転方向に沿って前記対向部37a,54aよりも前方に位置させるように形成されていてもよく、そうすれば、異物を前記開口凹部37,54から外部により除去し易くすることができる。
 また前車輪WFに取付けられるブレーキディスク31とともにディスクブレーキ30を構成するキャリパ32が、前車輪WFの後方に配置される車体カバー34および前記車輪速センサ26間に配置されるようにして前記ブラケット23に支持されるので、車体カバー34にぶつかった飛び石が車輪速センサ26に当たり難くなる。
 さらに後車輪WRに取付けられるブレーキディスク48とともにディスクブレーキ47を構成するキャリパ49が、前記後車輪WRの上方および前方の少なくとも一方(この実施の形態では前上方)に配置されるリヤフェンダー51および前記車輪速センサ43間に配置されるようにして前記ブラケット40に支持されるので、リヤフェンダー51にぶつかった飛び石が車輪速センサ43に当たり難くなる。
第2の実施の形態
 本発明の第2の実施の形態として、図8および図9で示すように、前車輪WFの車輪速を検出するためにブラケット23に固定される車輪速センサ26の検出部26aを囲んで前記ブラケット23に設けられる筒状の保護壁35のパルサリング24側の端部に、上記第1の実施の形態の開口凹部37よりも広い範囲で側方に開口する開口凹部57が形成されてもよく、この開口凹部57は、たとえば前記保護壁35の周方向に略90度の範囲で側方に開口するように形成される。
 しかも前記開口凹部57は、前記パルサリング24の半径方向外側かつ車両後方に向けて開口されており、そのパルサリング24に近接、対向する対向部57aおよび前記パルサリング24間の距離L3を、前記検出部26aおよび前記パルサリング24間の距離L2以上とするとともに、前記対向部57aが段差状となるようにして前記保護壁35の周方向一方(図9の矢印38で示す方向)に向かうにつれて前記対向部57aから階段状に深くなるように形成されるものであり、この実施の形態では、前記対向部57aと、閉塞端部57bとを有する2段の階段状に前記開口凹部57が形成される。
 この第2の実施の形態によっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
 以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。

Claims (8)

  1.  車輪(WF,WR)とともに回転するパルサリング(24,41)と、該パルサリング(24,41)に近接する検出部(26a,43a)を有する車輪速センサ(26,43)と、該車輪速センサ(26,43)を固定するブラケット(23,40)とを有する車両において、前記検出部(26a,43a)を囲む筒状の保護壁(35,52)が、該保護壁(35,52)の前記パルサリング(24,41)側の端部を前記車輪速センサ(26,43)の前記検出部(26a,43a)よりも前記パルサリング(24,41)に近接させて前記ブラケット(23,40)に設けられることを特徴とする車両における車輪速センサの保護構造。
  2.  前記保護壁(35,52)の前記パルサリング(24,41)側の端部に、側方に開口した開口凹部(37,57;54)が形成されることを特徴とする請求項1記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  3.  前記開口凹部(37,57;54)が、前記パルサリング(24,41)の半径方向外側に向けて開口されることを特徴とする請求項2記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  4.  前記開口凹部(37,57;54)が、車両後方に向けて開口されることを特徴とする請求項2または3記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  5.  前記開口凹部(37,57;54)は、前記パルサリング(24,41)に近接、対向する対向部(37a,57a;54a)を有し、該対向部(37a,57a;54a)および前記パルサリング(24,41)間の距離(L3,L6)が、前記検出部(26a,43a)および前記パルサリング(24,41)間の距離(L2,L5)以上に設定されることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  6.  前記開口凹部(37,57;54)は、前記対向部(37a,57a;54a)が段差状となるようにして前記保護壁(35,52)の周方向一方に向かうにつれて前記対向部(37a,57a;54a)から階段状に深くなるように形成されることを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  7.  前記車輪(WF)に取付けられるブレーキディスク(31)とともにディスクブレーキ(30)を構成するキャリパ(32)が、前記車輪(WF)の後方に配置される車体構造物(34)および前記車輪速センサ(26)間に配置されるようにして前記ブラケット(23)に支持されることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の車両における車輪速センサの保護構造。
  8.  前記車輪(WR)に取付けられるブレーキディスク(48)とともにディスクブレーキ(47)を構成するキャリパ(49)が、前記車輪(WR)の上方および前方の少なくとも一方に配置される車体構造物(51)および前記車輪速センサ(43)間に配置されるようにして前記ブラケット(40)に支持されることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の車両における車輪速センサの保護構造。
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