WO2013190955A1 - 充電器 - Google Patents

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Abstract

 電動工具の電源として用いられるバッテリパックを充電するための充電器であって、特に複数のバッテリパックを一度に充電できる多口タイプの充電器の場合、壁掛け状態で設置したり、肩に掛けて持ち運ぶための機能については考慮されていなかった。本発明では、充電器の耐久性、コンパクト性を損なうことなく、これらの機能を併せ持たせることを目的とする。 本体ハウジング(20)の背面に左右一対の固定孔(30,30)と、ストラップ取り付け孔(31,31)を、平面視側面領域Sからはみ出さない位置に設ける。左右それぞれにおいて、固定孔(30)の上方に上凹部(25)の底縁部(25a)を覆い被さるように設け、この底縁部(25s)にストラップ取り付け孔(31,31)を同軸に設けて、その耐久性及びコンパクト性を確保する。

Description

充電器
 この発明は、例えば充電式のねじ締め機等の電動工具の電源として用いるバッテリパック(二次電池)を充電するための充電器に関する。
 この種のバッテリパックは、工具本体から取り外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。この充電器については、その機能を向上させ、あるいは使い勝手を高めるために従来より様々な工夫が施されている。例えば、下記の特許文献には、当該充電器を壁掛け式とした場合におけるバッテリパックの取り付け、取り外し時の使い勝手を高めるための技術が開示されている。
特開2009-296724号公報
 しかしながら、上記従来の壁掛け構造についても次のような点で一層改善を施す必要があった。上記従来の壁掛け構造では、充電器の底面に、いわゆるだるま孔を設け、壁側に設けた突起部をこのだるま孔に引き掛けて吊り下げ状態で充電器を壁掛け状態に保持する構成となっていた。このため、例えば当該充電器に人が不用意に触れる等した場合に位置ずれし、大きく位置ずれした場合にはだるま孔から突起部が外れるおそれがある等当該充電器の壁掛け状態が安定しない問題があった。
 本発明では、人が不用意に触れる等した場合でも位置ずれせず、より安定した状態で充電器を壁に掛けておくことができるようにする。
 上記の課題は、下記の発明によって解決される。
 第1の発明は、本体ハウジングの底面を壁面に沿わせた壁掛け姿勢で設置可能で、この壁掛け姿勢において、バッテリパックを下方へスライドさせて取り付け、上方へスライドさせて取り外し可能とするバッテリ取り付け部を備えた充電器である、本体ハウジングは、壁面に対して凹凸係合して壁面に対するバッテリパックの取り外し方向への相対変位を規制する規制部材を備えている。
 第1の発明によれば、壁掛け設置状態において、当該充電器が規制部によりバッテリ取り外し方向の相対変位(上方への相対変位)が規制された状態となる。このため、バッテリパックをバッテリ取り付け部から上方へスライドさせて取り外す際に、使用者は当該充電器が上方へ位置ずれしないよう押さえ付けておく必要はなく、片手でバッテリパックを把持して上方へスライドさせることにより簡単に取り外すことができる。これにより、使用者は一方の手に工具を持ったまま、他方の手で充電済みのバッテリパックを充電器から取り外すことができ、この点で当該充電器の使い勝手(操作性)を高めることができる。
 第2の発明は、第1の発明において、本体ハウジングは壁面に沿った接合面で、壁面側の下分割ハウジングと、バッテリパック取り付け部を有する上分割ハウジングとが相互に突き合わされた2分割構造を備えており、下分割ハウジングに、本体ハウジングの平面視側面領域から内方へ凹んだ下凹部を設け、下凹部の底縁部に、本体ハウジングを壁面に対してねじ止めするための固定孔が設けられており、ねじ止め用の固定ねじを規制部材として機能させる構成とした充電器である。
 第2の発明によれば、固定孔を介して本体ハウジングをねじ止めする構成であるので、単にだるま孔を用いた引き掛け状態よりも安定した壁掛け姿勢で設置することができる。
 しかも、本体ハウジングの平面視側面領域からはみ出さない位置に設けた底縁部に固定孔が設けられた構成であるので、当該充電器を落下させた場合等であってもこの底縁部の損傷を未然に防止することができ、これにより当該底縁部の薄肉化を図って必要な固定ねじの長さを短くしつつ、当該本体ハウジングの耐久性を高めることができる。
 また、下分割ハウジング側の固定孔を介してねじ止めする構成であるので、仮に上分割ハウジング側の固定孔を介してねじ止めする構成に比して固定ねじの長さを短くすることができる。
 第3の発明は、第2の発明において、上分割ハウジングに、下凹部と平面視で同じ位置に上凹部を設けて、固定孔の上方にこの上凹部の底縁部を位置させた充電器である。
 第3の発明によれば、固定孔が設けられた下凹部の底縁部の上方に上凹部の底縁部が覆い被さるように配置されていることから、この点でも下凹部の底縁部について損傷を受けにくい構成とすることができる。
 第4の発明は、第3の発明において、上凹部の底縁部に固定孔と同軸の貫通孔を設けた充電器である。
 第4の発明によれば、上凹部側の貫通孔を、ドライバ(ねじ回し)を挿通させる作業孔として用いることにより固定孔に固定ねじを締め込むことが容易になる。
 また、上分割ハウジングと下分割ハウジングに分けて固定孔と貫通孔が設けられた構成であるので、これを樹脂成形により製作する場合に、成形金型の簡素化を図ることができる。
 第5の発明は、第4の発明において、貫通孔を肩掛け用ストラップを取り付けるためのストラップ取り付け孔として機能させる構成とした充電器である。
 第5の発明によれば、当該充電器を肩に掛けて持ち運ぶことができ、上凹部の底縁部に設けた貫通孔の機能を高めることができる。また、肩掛け用ストラップの取り付け孔と壁掛け固定用の固定孔が何れも平面視側面領域からはみ出さない位置に設けられていることがら、それぞれの強度を確保しつつ本体ハウジングひいては充電器の小型化を図ることができる。
 第6の発明は、第1の発明において、底面の四隅に壁掛け設置用の引き掛け部と規制部を備えており、上側左右一対の引き掛け部に引き掛け凹部を備え、引き掛け凹部に、壁面側に設けた引き掛け凸部を引き掛けて本体ハウジングの壁面に対する下方への変位、左右方向への変位及び壁面から離脱する方向の変位を規制するとともに、下側左右一対の規制部を、壁面側に設けた係合凸部の下側に位置させて係合凸部を規制部材として機能させる構成とした充電器である。
 第6の発明によれば、充電器は、上下両方向(バッテリパックの取り付け、取り外し方向)の位置ずれが規制された状態で壁面に設置された状態となる。このことから、壁掛け状態の充電器のバッテリ取り付け部に対してバッテリパックを下方へ向けてスライドさせて取り付ける場合に、使用者は充電器が下方へ変位しないよう手で押さえ付けておく必要はなく、片手でバッテリパックを把持してスライドさせればバッテリ取り付け部に対して迅速かつ簡単に取り付けることができる。逆に、バッテリ取り付け部からバッテリパックを取り外す際にも、使用者は一方の手でバッテリパックを把持して上方へスライドさせれば足り、他方の手で充電器自体を変位しないよう押さえ付けておく必要がない。
 このように、使用者は充電器を移動しないよう押さえ付けておく必要がなく、片手でバッテリパックを把持して上下にスライドさせれば当該バッテリパックをバッテリ取り付け部に対して取り付け、取り外しすることができることから当該充電器の使い勝手(操作性)を高めることができる。
 また、充電器の上下左右方向及び壁面から離脱する方向の変位が規制されることから、人が不用意に触れる等した場合であっても位置ずれが確実に防止される。
 第7の発明は、第6の発明において、下側の規制部についてその上面を壁面に対して直角に設け、若しくは先端側ほど上方へ変位する鋭角方向に傾斜させて設けた充電器である。
 第7の発明によれば、係合凸部に対する規制部の上方への係合状態が確実に維持されて当該充電器の取り外し方向への変位が規制され、これにより当該充電器の使い勝手をより確実に高めることができる。
本実施形態に係る充電器を、右斜め上方から見た全体斜視図である。 本実施形態に係る充電器を、図1中矢印(II)方向であって背面側を左斜め上方から見た全体斜視図である。 本実施形態に係る充電器を、図1中矢印(III)方向であって背面側を右斜め上方から見た全体斜視図である。 本実施形態に係る充電器を、図1中矢印(IV)方向であって背面側を斜め上方から見た全体斜視図である。 本実施形態に係る充電器の全体平面図である。 スライド取り付けタイプのバッテリパックの斜視図である。 充電式電気カンナの全体斜視図である。 本実施形態に係る充電器の平面視側面領域を示す平面図である。 本体ハウジングの背面側右端部であって凹部の斜視図である。 本実施形態に係る充電器を上下反転させて底面側を上方へ向けた状態の斜視図である。 壁掛け状態に設置した充電器を右側面側から見た概略図である。 肩掛け用のストラップを取り付けた状態の充電器の平面図である。 本実施形態に係る充電器を、右斜め上方から見た全体斜視図である。本図では、左端の第1バッテリ取り付け部における端子カバーが分解された状態で示されている。 本実施形態の充電器の上分割ハウジングを取り外した状態であって、下分割ハウジングを、右斜め上方から見た斜視図である。 本実施形態の充電器の上分割ハウジングを取り外した状態であって、下分割ハウジングの平面図である。 図15の(XVI)-(XVI)線断面矢視図であって、下分割ハウジングの長手方向の縦断面図である。 図5の(XVII)-(XVII)線断面矢視図である。本図は、充電器の縦断面図であって、第1動作表示部の縦断面図である。 上分割ハウジングの平面図である。本図は、第1~第4バッテリ取り付け部の端子カバーが取り外された分解状態であって、上分割ハウジングの部品としての単品状態を示している。 バッテリ取り付け部から取り外した状態の端子カバーを下面側から見た斜視図である。本図では、圧縮ばねが仮止めされたアッセンブリ状態の端子カバーが示されている。 端子カバーの組み付け手順を示す図であり、第1バッテリ取り付け部の縦断面図である。本図は、端子カバーが第1バッテリ取り付け部のカバー支持台座部に組み付けられる直前の状態を示している。 端子カバーの組み付け手順を示す図であり、第1バッテリ取り付け部の縦断面図である。本図は、端子カバーの支持ボス部が溝孔内に挿入され始めた状態を示している。 端子カバーの組み付け手順を示す図であり、第1バッテリ取り付け部の縦断面図である。本図は、圧縮ばねの前部が端子カバーの仮止めリブから上分割ハウジングのばね受けリブに受け渡される途中の状態を示している。 端子カバーの組み付け手順を示す図であり、第1バッテリ取り付け部の縦断面図である。本図は、圧縮ばねの前部が上分割ハウジングのばね受けリブに完全に受け渡され、かつ固定ねじが完全に締め付けられた組み付け完了状態を示している。 図16の(XXIV)-(XXIV)線断面矢視図であって、充電器の正面側を下向きにして立てた状態の縦断面図である。 充電器の壁掛け構造に関して第2実施形態を示す図である。本図は、充電器の縦断面図である。本図は、下側の脚部を壁面から浮き上がらせて上側の脚部に引き掛け凸部に挿入した状態を示している。 充電器の壁掛け構造に関して第2実施形態を示す図である。本図は、充電器の縦断面図である。本図は、充電器を下側に変位させて上側の脚部に引き掛け凸部を引き掛けた状態を示している。 充電器の壁掛け構造に関して第2実施形態を示す図である。本図は、充電器の縦断面図である。本図は、下側の脚部を壁面に当接させた壁掛け状態を示している。
 次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1~図5に示すように、本実施形態では、4個のバッテリパックB~Bを一度に取り付けて充電できる4口タイプの充電器10を例示する。この充電器10では、図6に示すバッテリパックB(二次電池)を充電することができる。
 このバッテリパックBは、バッテリケースBa内に複数本のバッテリセルBb~Bbを内装したスライド取り付けタイプのリチウムイオンバッテリで、図7に示すように電気カンナ等の充電式電動工具Tの電源として用いられる。このバッテリパックBは、充電式電動工具Tの後部に設けたバッテリ取り付け部Taに対して下向きにスライドさせることにより取り付け、上向きにスライドさせることにより取り外すことができる。バッテリパックBのバッテリ取り付け部Taからの取り外しは、その上面に設けたロック解除レバーBcを指先でスライドさせてバッテリ取り付け部Taに対する係合状態を解除することによりなされる。
 図6に示すようにバッテリパックBの取り付け面(図6において下面)には、スライド取り付け用の左右一対のスライドレールBd,Bdが設けられている。両スライドレールBd,Bd間に、正負の接続端子部Bf,Bf及び充電器や工具との通信用コネクタBeが配置されている。
 図1に示すように充電器10の上面には、4口のバッテリ取り付け部11~14が左右方向に並列配置されている。各バッテリ取り付け部11~14には、左右一対の受けレール部11a,11a~14a,14aが設けられている。左右の受けレール部11a,11a~14a,14aに対してスライドレールBd,Bdを係合させた状態で、バッテリパックBを各バッテリ取り付け部11~14に対して背面側から正面側へスライドさせれば当該バッテリパックBを取り付けることができ、逆方向にスライドさせれば取り外すことができる。各バッテリ取り付け部11~14の詳細については後述する。
 本実施形態の4口タイプの充電器10には様々な工夫がなされている。以下、順に説明する。先ず、この充電器10は、図5に示すように平面的に見て矩形の本体ハウジング20を備えている。また、この本体ハウジング20は、図1~図4に示すようにその高さ方向に2分割されて上側の上分割ハウジング21と下側の下分割ハウジング22を相互に突き合わせた2分割構造を備えている。図では、上分割ハウジング21と下分割ハウジング22との突き合わせ面(接合面)に符号Jが付されている。
 この本体ハウジング20の背面側の右端部には、角部が欠落されて背面と右側面の双方に対して凹んだ平面的に見て概ね矩形の凹部23が設けられている。この凹部23は、当該充電器10が平面視で示された図5及び図8に示すように、本体ハウジング20の正面20Fと背面20Bと右側面20R及び左側面20Lの各側面上の最も張り出した部位を通る線(包絡線、本実施形態では接合面Jの周囲を通る線)で囲まれた平面視側面領域Sを考えたときに、当該平面視側面領域Sの内側に設けられている。図2~図4及び図9に示すようにこの凹部23は、当該本体ハウジング20の高さ方向の全領域(全高H)にわたって設けられている。このため、凹部23は、後方及び右側方のみならず、上方及び下方に向けて開放された状態に設けられている。この凹部23内から電源コード24が引き出されている。電源コード24は、この凹部23内から後方、右側方の何れにも引き出すことができ、さらに図9に示すように上方及び下方へも引き出すことができる。
 このように本体ハウジング20の平面視側面領域Sよりも内側に凹んだ凹部23内から電源コード24が引き出されているため、当該充電器10をその背面を壁に当接させて設置する場合、あるいは右側面を壁に当接させて設置する場合のいずれであっても、電源コード24が邪魔になることなく、背面若しくは右側面をぴたりと壁に当接させて設置することができる。また、充電器10をその背面及び右側面の双方を同時に壁のコーナー部に当接させて設置する場合であっても、図9に示すように電源コード24を凹部23から上方又は下方へ引き出すことができるので、この場合であっても電源コード24が邪魔になることなく、当該充電器10を壁のコーナー部にぴたりと当接させて設置することができる。
 さらに、図9のみに示したが、本体ハウジング20の右側面には、電源コード24を留めておくためのコード保持部32が設けられている。このコード保持部32は平面視側面領域Sよりも内側に凹んだ状態に設けれている。このコード保持部32の中央には、引き掛け爪部32aが設けられている。図中二点鎖線で示すように電源コード24の差し込みプラグ24a付近をこのコード保持部32内に差し込んで引き掛け爪部32aに引き掛けておくことにより差し込みプラグ24aを本体ハウジング20の右側部に保持しておくことができる。このため、当該充電器10を持ち運ぶ場合等に電源コード24をぶらつかせることなく本体ハウジング20の右側部に差し込みプラグ24aを保持した状態で持ち運ぶことができ、次回使用時に差し込みプラグ24a迅速にコンセントに差し込み接続することができる。
 以上の構成によれば、本体ハウジング20の背面右側角部には高さ方向全域にわたる凹部23が設けられている。この凹部23は、本体ハウジング20の平面視側面領域Sの背面右側角部を欠落させてその内側に矩形に凹んだ状態で設けられている。この凹部23は、背面側及び右側方の少なくとも2方向(本実施形態では上下方向を含めた4方向)に開放された状態で設けられている。この凹部23内から電源コード24が引き出されている。
 このため、電源コード24は、凹部23内から背面側と右側方の少なくとも2方向(本実施形態では上方及び下方を含めた4方向)に引き出して配線することができる。このことから、電源コード24が邪魔になることなく例えば本体ハウジング20の背面を壁面にぴたりと当接させた状態、あるいは右側面を壁面にぴたりと当接させた状態で当該充電器10を設置することができる。
 壁面に隙間をあけることなく本体ハウジング20をぴたりと当接させた状態で充電器10を設置する場合にも電源コード24が邪魔にならないので、当該充電器10の設置スペースのコンパクト化を図ることができる(狭いスペースでも設置することができる)。
 また、例示した凹部23は、本体ハウジング20の高さ方向全領域にわたって形成されていることから、当該本体ハウジング20の平面視側面領域Sからはみ出すことなく電源コード24を上方若しくは下方(底面27側)に引き出してコンセントに接続することができる。このため、電源コード24が邪魔になることなく、本体ハウジング20の背面及び右側面の双方を壁面のコーナー部にぴたりと当接させた状態で当該充電器10を設置することができ、この点でも当該充電器10の設置スペースについて一層コンパクト化を図ることができ、また当該充電器10の使い勝手を一層高めることができる。
 以上の構成には種々変更を加えることができる。例えば、凹部23を設ける位置について、例示した背面右側角部に代えて背面左角部に設ける構成としてもよく、あるいは角部に限らず左右側面中央若しくは背面中央に凹部を設ける構成としてもよい。何れの構成であっても、本体ハウジング20の前後左右4側面の何れを壁面に当接させて設置する場合でも電源コードが邪魔になることがないので、壁面に隙間なくぴたりと当接させた状態で設置することができる。
 また、矩形に凹んだ凹部23を例示したが、本体ハウジング(平面視側面領域S)の相互に直交する2側面に対して傾斜する角部面取り形の凹部に変更してもよい。
 また、本体ハウジング20の高さ方向全領域にわたる凹部23を例示したが、高さ方向については一方(上方または下方の一方)にのみ開放される凹部であってもよい。例えば、下分割ハウジング22についてのみ平面視側面領域Sの内側に凹部を設け、この凹部から電源コードを引き出す構成としてもよい。この場合、凹部の上方は、上分割ハウジングの角部で塞がれた状態となるが、当該角部を壁面コーナー部に当接させた場合にも電源コードを底面側に取り回して接続することができるので、同様に設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
 以上の構成は、以下の第1~第4関連発明として把握することができる。
 第1の関連発明は、本体ハウジングの側部に、本体ハウジングの平面視側面領域の内側に凹む凹部を設け、この凹部から電源コードが引き出された充電器であって、凹部は、相互に異なる少なくとも2方向に開放されており、電源コードの平面側面領域からの引き出し方向を少なくとも2方向の何れかに変更可能な構成とした充電器である。
 第1の関連発明によれば、電源コードは凹部から引き出されているため、2側面の何れか一方を壁に隙間なく当接させて(壁際に)設置する場合に電源コードを他方の側面側に引き出すことができる。このことから、電源コードが邪魔になることなく、当該一方の側面を壁にぴたりと当接させて当該充電器を壁際に設置することができる。
 また、電源コードが邪魔になることなく壁に当接させた状態に設置できるので、当該充電器の設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
 第2の関連発明は、第1の関連発明において、凹部が本体ハウジングの相互に交差する2側面の角部に設けられた充電器である。
 第2の関連発明によれば、相互に交差する2側面であって例えば背面と右側面との交差部(角部)に凹部が設けられているので、電気コードを後方若しくは右側方の何れであっても引き出すことができる。このため、本体ハウジングの背面を壁面に当接させた状態に設置する場合には、電源コードを凹部から右側方へ引き出すことができ、右側面を壁面に当接させた状態に設置する場合には、電源コードを凹部から後方へ引き出すことができ、何れの場合であっても電源コードが邪魔になることなく本体ハウジングを壁面に当接させて設置することができる。
 第3の関連発明は、第1又は第2の関連発明において、凹部は本体ハウジングの高さ方向上方へ開放された充電器である。
 第3の関連発明によれば、電源コードを凹部から上方へ引き出すことができる。このため、電源コードが邪魔になることなく当該充電器を壁のコーナー部にぴたりと当接させた状態であって、例えば本体ハウジングの背面と右側面を壁面に当接させた状態に設置することができる。
 第4の関連発明は、第1~第3の何れか一つの関連発明において、凹部は本体ハウジングの高さ方向の全領域にわたって設けられて高さ方向上下両方向に開放された充電器である。
 第4の関連発明によれば、凹部が高さ方向の全領域について設けられていることから、電源コードを当該凹部から上方又は下方の何れからも引き出すことができる。このため、本体ハウジングの2側面(例えば背面と右側面)をともに壁に当接させて当該充電器を壁のコーナー部に設置する場合に、電源コードを凹部の上から若しくは下からの何れからも引き出して電源コンセントに接続することができ、この点で、当該充電器の設置スペースのコンパクト化を図りつつ、電源コードの取り回しが楽になって充電器に使い勝手を向上させることができる。
 次に、本実施形態に係る充電器10は、作業台上に設置した状態に限らず、例えば図11に示すように壁掛け状態に設置することもできる。また、本実施形態に係る充電器10は直接手に持って持ち運ぶことができる他、例えば図12に示すようにストラップSTを用いることにより肩に掛けて携行することもできる。
 図2~図5に示すように本体ハウジング20の背面には、左右一対の壁掛け用の固定孔30,30と、同じく左右一対のストラップ取り付け孔31,31が設けられている。図示するように壁掛け用の固定孔30,30及びストラップ取り付け孔31,31は、何れも平面視側面領域Sよりも内側であって側方へ突き出さない位置に設けられている。
 本体ハウジング20の背面であって平面視側面領域Sの内側には、上下二段の凹部25,26が左右に対をなして設けられている。上側の上凹部25,25は、上分割ハウジング21に設けられ、下側の下凹部26,26は下分割ハウジング22に設けられている。上凹部25,25の底縁部25a,25aに、それぞれストラップ取り付け孔31が上下に貫通する状態に設けられている。図5に示すように左右のストラップ取り付け孔31,31は、前後方向(図5において上下方向)に僅かに長い長溝孔形状に形成されている。
 また、図5に示すように左右のストラップ取り付け孔31,31は、それぞれ底縁部25aの左右方向中央から相互に離間する側(左右方向外側)に僅かにずれて配置されている。このため、左側のストラップ取り付け孔31は、上凹部25の底縁部25aの左端にずれて配置され、右側のストラップ取り付け孔31は、上凹部25の底縁部25aの右端にずれて配置されている。このように左右のストラップ取り付け孔31,31がそれぞれの上凹部25に対して相互に離間する側にずれて配置されていることから、図12に示すように両ストラップ取り付け孔31,31間にストラップSTを掛け渡した状態では、両上凹部25,25の内側端部(右側の上凹部25の左端部と左側の上凹部25の右端部)に当該ストラップSTが当たりにくくなっている。このように設けた左右のストラップ取り付け孔31,31間にストラップSTを掛け渡しておくことにより、使用者は当該充電器10を肩に掛けて携行することができる。
 以上のように構成した本実施形態の充電器10によれば、肩掛け用のストラップSTを取り付けるためのストラップ取り付け孔31,31が本体ハウジング20の側部に突き出さない状態に設けられているので、他部材を誤ってぶつけてしまった場合あるいは当該充電器10をあやまって落下させてしまった場合にその損傷を防止して当該充電器10の耐久性を高めることができる。
 また、ストラップ取り付け孔31,31が本体ハウジング20の背面に設けた上凹部25,25の底部25a,25aに設けられているので、ストラップSTを取り外しておけば本体ハウジング20の背面を壁に隙間なくぴたりと当接させた状態に設置することができ、これにより設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
 さらに、左右のストラップ取り付け孔31,31が、底縁部25a,25aの左右幅方向の中心に対して相互に離間する側にずれて配置されている。このため、両ストラップ取り付け孔31,31に取り付けたストラップSTを肩に掛けた状態では、肩に向かって山形に傾斜するストラップSTが上凹部25,25の内側の壁部に当たりにくくなり、当該ストラップSTを左右バランスよく取り付けることができるとともに、当該ストラップSTの本体ハウジング20(上凹部25の内壁部)に擦れることによる損傷を少なくすることができる。
 また、ストラップSTを取り付けるための底縁部25a,25aが、接合面Jで突き合わされる上下2分割構造ではなく、上分割ハウジング21側に一体に設けられた構成となっているため、本体ハウジング20を上分割ハウジング21と下分割ハウジング22に二分した状態であっても、当該底縁部25a,25aがその板厚方向に二分されることがない。このことから、当該底縁部25a,25aの強度を確保しつつその板厚を薄くすることができるとともに、2分割されないことからストラップ取り付け孔31,31の芯ずれを生ずることがない。
 例示した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、本体ハウジング20の背面側にストラップ取り付け孔31,31を設ける構成を例示したが、左右側部に設ける構成としてもよい。
 また、ストラップ取り付け孔31,31を左右一対設ける構成を例示したが、1つのストラップ取り付け孔にストラップを取り付けて肩掛け可能な構成としてもよい。
 さらに、左右のストラップ取り付け孔31,31をそれぞれの底縁部25a,25aに対して相互に離間する側にずれて配置した構成を例示したが、それぞれ底縁部25a,25aの左右幅方向中心に配置する構成であってもよい。
 また、ストラップ取り付け孔31,31は、例示したように長溝孔に限らず円形の貫通孔であってもよい。
 また、作業台設置用の固定孔30,30にストラップ取り付け孔の機能を併せ持たせた構成としてもよい。
 以上の構成は、以下の第5~第7関連発明として把握することができる。
 第5の関連発明は、肩掛け用のストラップを取り付け可能な充電器であって、ストラップの取り付け孔を、本体ハウジングの平面視側面領域の内側に備えた充電器である。
 第5の関連発明によれば、ストラップ取り付け用の取り付け孔が本体ハウジングの側部に突き出さない状態に設けられているので、他部材を誤ってぶつけてしまった場合あるいは当該充電器をあやまって落下させてしまった場合等における当該本体ハウジングの耐久性を高めることができる。
 また、ストラップ取り付け用の取り付け孔が本体ハウジングの側部に突き出さない状設けられているので、本体ハウジングの側部を壁に隙間なくぴたりと当接させた状態に設置することができ、これにより設置スペースのコンパクト化を図ることができる。
 第6の関連発明は、第5の関連発明において、ストラップの取り付け孔を左右一対備えており、この両取り付け孔は平面視側面領域から内側に凹んだ凹部の底縁部に貫通して設けられており、かつ平面視で底縁部の左右方向中心に対して相互に離間する側にずれて設けられた充電器である。
 第6の関連発明によれば、左右のストラップ取り付け孔にストラップの一端側及び他端側を引き掛けた場合に、相互に接近する側に傾いて掛け渡されるストラップが凹部の内側の壁部に当たりにくくなり、当該ストラップを左右バランスよく取り付けることができる。
 第7の関連発明は、第6の関連発明において、本体ハウジングは設置面に沿った接合面で、設置面側の下分割ハウジングと、バッテリパック取り付け部を有する上分割ハウジングを相互に突き合わせた2分割構造を備えており、底縁部は接合面を避けて、下分割ハウジング若しくは上分割ハウジングの一方に設けられた充電器である。
 第7の関連発明によれば、ストラップ取り付け孔が設けられる底縁部について接合面が設定されないことから、当該底縁部の強度を確保しやすくなり、またストラップ取り付け孔について上下の芯ずれを発生させることがない。
 さらに、図5に示すように左右のストラップ取り付け孔31,31の下方に固定孔30,30がそれぞれ左右方向の位置を一致させて(同軸に)配置されている。このため、図5では、左右のストラップ取り付け孔31,31を経て下方の固定孔30,30が見えている。
 左右の固定孔30,30も、それぞれ下凹部26,26の底縁部26a,26aの左右方向中央から相互に離間する側(左右方向外側)に僅かにずれて配置されている。このため、図4に示すように左側の固定孔30は、下凹部26の底縁部26aの左端にずれて配置され、右側の固定孔30は下凹部26の底縁部26aの右端にずれて配置されている。
 左右の固定孔30,30はそれぞれ底縁部26aを上下に貫通して設けられている。このため、両固定孔30,30は、下分割ハウジング22の底面側であって本体ハウジング20の底面27側に開口する状態に設けられている。図10には、本体ハウジング20を底面27側から見た状態が示されている。本体ハウジング20の底面27の四隅には、脚部27b~27bが設けられている。各脚部27bには滑り止め用のゴム板27hが貼り付けられている。背面側の左右二箇所の脚部27b,27bの内側にそれぞれ上記の固定孔30が開口されている。正面側の左右二箇所の脚部27b,27bの背面側(図10において上側)には、だるま孔形状の引き掛け部27e,27eが設けられている。図11に示すように当該充電器10を壁掛け状態で設置する際には、底面27を壁面Wに対向させて両引き掛け部27e,27eに壁面に設けた係合凸部28,28を引き掛け、この引き掛け状態で両固定孔30,30に固定ねじ29,29を挿通して壁面Wに締め込むことにより、充電器10を壁掛け状態に固定することができる。なお、図示するように壁掛け設置する場合には、各脚部27bのゴム板27hは予め取り外された状態とされる。
 この場合、固定孔30に対してストラップ取り付け孔31が同軸に配置されていることから、図11に示すようにねじ締め用の例えばねじ回しDを上凹部25を経てストラップ取り付け孔31に差し入れて固定ねじ29の締め付け、緩め作業を楽に行うことができる。
 図10に示すように本体ハウジング20の底面27は、充電器10として載置された際の本体ハウジング20のケース底部をなし、本体ハウジング20の内部に装置される各種の充電器機能部品(装置体)を支持する座として機能する。この充電器機能部品は、この底面の略中央範囲として設定される底央部271にて支持されている。これに対して、この底面27の周縁を含む底央部271の周囲は、底周部272~272として設定される。このように範囲が区分けされた底面27は、底周部272~272をなす4辺のうちの2辺以上となる底周部272~272の全てに、指掛け部27a~27aが設けられている。
 すなわち、指掛け部27a~27aは、この底面27のうち、前後左右の4辺に沿った周囲として設定される底周部272~272の全周に亘ってに設けられている。この指掛け部27a~27aは、底周部272~272に対して、この略中央範囲として設定される底央部271に設定される形状に比して、外側に突き出された形状にて形成される。具体的には、この指掛け部27a~27aは、底央部271よりも一段高くなるような形状となっている。このようにして、底周部272~272をなす4辺の全周には、これらの指掛け部27a~27aにより、底央部271に比してユーザの指の掛かりが高められたものとなっている。つまり、使用者は、この指掛け部27a~27aに指先を引っ掛けて、当該指掛け部27a~27aを滑り止め部として機能させることによって、当該充電器10を楽に持ち運ぶことができる。また、この指掛け部27a~27aに指先を引っ掛けることにより、当該充電器10を片手でも安定した状態で持ち運ぶことができる。
 指掛け部27a~27aは、底面27の周囲全周にわたって設けられているので、使用者は本体ハウジング20の正面側、背面側若しくは左右側部側の何れからでも指先を引っ掛けて当該充電器10をしっかりと把持することができる。このことから、左利きの使用者であっても右利きの使用者であっても、当該充電器10を利き手のみで楽に持ち運ぶことができる。この指掛け部27aは、底面27の4辺全てに沿って設ける他、正面側と背面側の一方と、左右側部の何れか一方との少なくとも相互に交差する2辺について設ける構成とすることにより同様の作用効果を得ることができる。
 指掛け部27a~27aの内側に設定される底央部271には、一段低い底面凹部27cが設けられている。この底面凹部27cは、当該指掛け部27aに使用者が指を引っ掛けるに足るスペースが確保されれば足り、極力狭い範囲に設けられることが望ましい。このため、図10中二点鎖線で示すように、この底央部271に設けられる底面凹部27cの中央には、指掛け部27a~27aと同等高さの中央段差部27dが設けられるようにしてもよい。この中央段差部27dは、本体ハウジング20に関して外側に向けて張り出された形状をなしている。このように底面凹部27cに中央段差部27dが設けられることとなると、この底面凹部27cの凹み範囲を少なくすることができ、本体ハウジング20の内部の収容量を拡大させることができる。つまり、当該本体ハウジング20の特に下分割ハウジング22の内部容量(深さ)をより大きくすることができる。このように下分割ハウジング22の収容拡大形状により、この本体ハウジング20の内部容量を大きくすると、例えば後述するように当該下分割ハウジング22に収容する制御基板40の電子部品レイアウト上の自由度を高めることができる。つまり、本体ハウジング20の内部の収容量を拡大させて、本体ハウジング20の内部に装置される装置体を有利に装置させることができる。
 以上のように構成した充電器10によれば、底面27の底周部272をなす4辺には、指掛け部27a~27aが設けられているので、底面27の底央部271よりもユーザの指の掛かりを高めることができる。これによって、ユーザが充電器10を持ち運ぶに際して、全周方向どこからでも充電器10を容易に掴むことができるようになるので、充電器10の持ち運びの際に、さまざまな態様の持ち方でも充電器10をしっかりと手で掴めるようになり、持ち運び時の利便性を向上させることができる。つまり、ユーザが充電器10の端縁部分を手で単純に掴んだ場合でも、この充電器10の端縁近くに設けられる指掛け部27aに指が引っ掛けることができて、この充電器10をしっかりと掴むことができる。また、ユーザが充電器10を小脇に抱え込むようにして持ち運ぶ場合でも、この充電器10の端縁近くに設けられる指掛け部27aに指が引っ掛けることができて、この充電器10をしっかりと掴むことができる。また、上記した充電器10によれば、指掛け部27a~27aは、底央部271よりもユーザの指の掛かりが高められるにあたり、底周部272に対して底央部271に設定される形状に比して外側に突き出された形状で設定されているので、指掛け部27a~27aを簡単かつ安価に設けることができる。
 また、例示した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、上記例示した指掛け部27a~27aは、底面27の底周部272をなす全周4辺に設けられるものであった。しかしながら、下記の第8~第11関連発明に係る指掛け部は、この底周部の全周4辺のうち、少なくとも2辺において設けられるものであればよい。下記の第8~第11関連発明に係る指掛け部としては、ユーザの指の掛かりが高められる構成であれば適宜の構成が選択できるものである。すなわち、下記の第8~第11関連発明に係る指掛け部としては、上記例示したような構造により指の掛かりが高められるものであってもよく、さらに細かな突起等のような形状により指の掛かりが高められるものであってもよく、また弾性材等のような素材により指の掛かりが高められるものであってもよい。より具体的に言えば、下記の第8~第11関連発明に係る指掛け部としては、滑り止め用の細かな突起を多数形成されるものであったり、あるいはローレット目のような滑り止め加工が施されるものであったり、さらには滑り止め用のゴムシート等の弾性部材を貼り付けられるものであってもよい。このように指掛け部が構成される場合であっても、当該充電器の持ち運びやすさを一層高めることができる。
 また、上記した実施形態のように、底央部271は、底面凹部27cとして形成されていても、中央段差部27dとして形成されていてもよく、適宜の形状を選択することができる。ただ、底央部271が中央段差部27dとして形成されている場合には、下分割ハウジング22の内部容量(深さ)をより大きくすることができて、本体ハウジング20の内部の収容量を拡大させることができるので、本体ハウジング20に収容される制御基板等のレイアウトに有利となる。
 以上の構成は、以下の第8~第11関連発明として把握することができる。
 第8の関連発明は、充電式バッテリを充電可能に構成される充電器であって、充電器としての外装をなす外装ケースを備え、充電器として載置された際の前記外装ケースのケース底部をなす底面は、該外装ケースの内部に装置される装置体を支持する底央部と、該底央部の周囲として設定される底周部とに、範囲が区分けされており、前記底周部をなす4辺のうち少なくとも2辺の該底周部には、前記底央部よりもユーザの指の掛かりが高められる、指掛け部が設けられていることを特徴とする。この第1の発明に係る充電器によれば、底面の底周部をなす4辺のうち少なくとも2辺の底周部には、指掛け部が設けられているので、底面の底央部よりもユーザの指の掛かりを高めることができる。これによって、ユーザが充電器を持ち運ぶに際して、少なくとも2つの方向から充電器を容易に掴むことができるようになるので、充電器の持ち運びの際に、さまざまな態様の持ち方でも充電器をしっかりと手で掴めるようになり、持ち運び時の利便性を向上させることができる。なお、この充電器の持ち運びの態様としては、充電器の端を手で単純に掴んで持ち運ぶ態様や、充電器を小脇に抱え込むようにして持ち運ぶ態様等が考えられる。
 第9の関連発明は、第8の関連発明において、前記指掛け部は、前記底周部に対して前記底央部に設定される形状に比して外側に突き出された形状で設定されることにより、該底央部よりもユーザの指の掛かりが高められていることを特徴とする。この第2の発明に係る充電器によれば、指掛け部は、底央部よりもユーザの指の掛かりが高められるにあたり、底周部に対して底央部に設定される形状に比して外側に突き出された形状で設定されているので、指掛け部を簡単かつ安価に設けることができる。
 第10の関連発明に係る充電器は、前記第8または前記第9の関連発明において、前記指掛け部は、前記底周部の全周をなす4辺に亘って設けられていることを特徴とする。この第3の発明に係る充電器によれば、指掛け部は底周部の全周をなす4辺に亘って設けられているので、ユーザが充電器を持ち運ぶに際して、全周方向どこからでも充電器を掴むことができる。これによって、さまざまな態様の持ち運びに対しても、いずれの方向でも手で掴めるようにして持ち運び時の利便性を更に向上させることができる。
 第11の関連発明は、前記第8から前記第10のいずれかの発明において、前記底央部には、前記外装ケースの外側に向けて張り出されることにより、該外装ケースの内部の収容量を拡大させる収容拡大形状が設けられていることを特徴とする。この第4の発明に係る充電器によれば、底央部には、外装ケースの外側に向けて張り出される収容拡大形状が設けられているので、この外装ケースの内部の収容量を拡大させることができる。これによって、外装ケースの内部の収容量を拡大させて、外装ケースの内部に装置される装置体を有利に装置させることができる。
 第8の関連発明に係る充電器によれば、さまざまな態様の持ち運びに対しても、しっかりと少なくとも2つの方向で手で掴めるようにして、持ち運び時の利便性を向上させることができる。
 第9の関連発明に係る充電器によれば、指掛け部を簡単かつ安価に設けることができる。
 第10の関連発明に係る充電器によれば、さまざまな態様の持ち運びに対しても、いずれの方向でも手で掴めるようにして持ち運び時の利便性を更に向上させることができる。
 第11の関連発明に係る充電器によれば、外装ケースの内部の収容量を拡大させて、外装ケースの内部に装置される装置体を有利に装置させることができる。
 次に、図13に示すように充電器10をなす充電器本体100には、外部露出可能に配設される4口のバッテリ取り付け部11~14が設けられている。この充電器本体100は、下記の第12~第16関連発明に係る装着装置本体に相当し、バッテリパックBを充電可能に構成される。また、これら4口のバッテリ取り付け部11~14は、下記の第12~第16関連発明に係るバッテリ装着構造に相当する。これら4口のバッテリ取り付け部11~14は、バッテリパックBに対する機械的及び電気的な取り付け形態について相互に同様の構成を備えている。以下、図13に分解状態で示すように左端の第1バッテリ取り付け部11について説明する。この第1バッテリ取り付け部11の左右に有する受けレール部11a,11a間に、正負の接続端子11b,11bと、信号送受信用のコネクタ11dが配置されている。これら正負の接続端子11b,11bと信号送受信用のコネクタ11dは、バッテリパックBの充電に資するように電気的に接続する充電器端子として機能する。
 これら正負の接続端子11b,11bと信号送受信用のコネクタ11dの外側には、ターミナルカバー機構11Aが設けられている。ターミナルカバー機構11Aは、概略、カバー部材としての端子カバー11cと、付勢ばねとしての圧縮ばね11eとを備える。この端子カバー11cは、正負の接続端子11b,11bとコネクタ11dに覆い被さる被覆位置と、接続端子11b,11bとコネクタ11dを接続可能に外部露出させる露出位置と両者の位置の間を位置変更にスライドする。圧縮ばね11eは、端子カバー11cを被覆位置の方向に向けてスライド付勢する。なお、端子カバー11cの被覆位置は図示背面側に設定されており、端子カバー11cの露出位置は図示正面側に設定されている。つまり、図19に示すように圧縮ばね11eの付勢方向端11eaは、図示背面側の圧縮ばね11eの端部にて設定されている。これに対して、圧縮ばね11eの支持基端11ebは、この付勢方向端11eaとは反対側端部となる、図示正面側の圧縮ばね11eの端部にて設定されている。
 このターミナルカバー機構11Aは、下記の第12~第16関連発明に係るカバー機構に相当する。このようにターミナルカバー機構11Aは、端子カバー11cによって接続端子11b,11bとコネクタ11dを覆うようになっていることにより、これら接続端子11b,11bとコネクタ11dの外部の露出を防いで損傷等から保護することができる。このように端子カバー11cは、圧縮ばね11e,11eによって背面側へスライドする方向(閉じ方向)に付勢されつつ前後方向にスライドできる。この端子カバー11cの第1バッテリ取り付け部11に対する組み付け構造についても工夫がなされている。
 すなわち、圧縮ばね11eのうち付勢方向端11eaは、端子カバー11cに設けられる付勢受部11cfにより本支持されている。また、圧縮ばね11eの支持基端11ebは、端子カバー11cに設けられる仮止めリブ11cdにより仮支持されるようになっている。なお、ここでいう本支持とは、端子カバー11cを組み付け後にでも支持される支持を意味する。また、ここでいう仮支持とは、端子カバー11cを組み付け後では支持されない一時的な支持を意味する。仮止めリブ11cdは、下記の第12~第16関連発明に係る仮受部に相当し、図示背面側に向けて突き出した1つのリブ形状にて形成される。この仮止めリブ11cdは、圧縮ばね11eの支持基端11ebを中間部分で仮支持するように形成されている。
 図19には、第1バッテリ取り付け部11から取り外された、若しくは組み付け前の端子カバー11cが示されている。この端子カバー11cの下面(裏面)ほぼ中央には、1つの支持ボス部11ceが下方へ突き出す状態に設けられている。この支持ボス部11ceの中心にねじ孔11caが設けられている。同じく端子カバー11cの下面であって支持ボス部11ceの左右側方に、一対のばね収容部11cb,11cbが設けられている。
 両ばね収容部11cb,11cbに、それぞれ上記の圧縮ばね11eが収容されている。圧縮ばね11eの後部側は、ばね収容部11cbの後部に設けた保持部11ccに挟まれて伸縮方向(前後方向)に変位不能に保持された状態となっている。圧縮ばね11eの前部側は、ばね収容部11cbの前部に設けた仮止めリブ11cdに当接された状態となっている。このため、両圧縮ばね11e,11eの前部側はその伸縮方向に変位可能な状態でそれぞれ仮止めリブ11cdに当接されている。このように2つの圧縮ばね11e,11eをばね収容部11cb,11cbに保持(仮止め)したアッセンブリ状態で、当該端子カバー11cが第1バッテリ取り付け部11に組み付けられる。
 図18には、第1~第4バッテリ取り付け部11~14が全て取り外された組み付け前の部品状態の上分割ハウジング21が示されている。この上分割ハウジング21の上面には、第1~第4バッテリ取り付け部11~14に対応する第1~第4台座部64~67が設けられている。図示するように第1~第4台座部64~67は同じ構成を備えているので、以下左端の第1台座部64について説明する。
 第1バッテリ取り付け部11に対応する第1台座部64の中央には矩形の窓部43aが設けられている。他の図に示すようにこの窓部43aを経て第1端子板43の接続端子11b,11b及びコネクタ11dが上方へ突き出される。第1~第4端子板43~46の支持構造については後述する。窓部43aの前側(図18において下側)には、閉じストッパ壁部60が上方へ張り出す状態に設けられている。この閉じストッパ壁部60の前方には、左右一対のばね受けリブ62,62が上方へ突き出す状態に設けられている。このばね受けリブ62は、下記の第12~第16関連発明に係る本受部に相当し、圧縮ばね11eの支持基端11ebを本支持する。このばね受けリブ62は、端子カバー11cを組み付けた後の、1つの仮止めリブ11cdの両側に配置される2つにて設定されている。すなわち、図13にも示すように両ばね受けリブ62,62は、それぞれ左右方向の中央にスリットを有する二股形状を有している。このばね受けリブ62と仮止めリブ11cdとの関係は、充電器本体100にターミナルカバー機構11Aを組み付ける際に、端子カバー11cの仮止めリブ11cdにて仮支持されていた圧縮ばね11eの支持基端が、端子カバー11cの組み付ける動きに応じて仮止めリブ11cdの当接から、ばね受けリブ62の当接に乗り移り、端子カバー11cの組み付け後に、ばね受けリブ62にて本支持されるように設定されている。詳しくは、端子カバー11cの組み付け後の、ばね受けリブ62にて本支持される支持基端11ebの位置が、仮止めリブ11cdにて仮支持される支持基端11ebの位置に比して、圧縮ばね11eを圧縮する図示背面側に位置するようになっている。
 また、図20以降に示すように両ばね受けリブ62,62の上部後面には、後方に下る案内傾斜面62a,62aが設けられている。この案内傾斜面62a,62aは、圧縮ばね11eの支持基端11ebが、仮止めリブ11cdの当接から、ばね受けリブ62の当接に乗り移るに際しての、ばね受けリブ62の乗り移り導入部分として設定される部分である。つまり、この案内傾斜面62a,62aは、圧縮ばね11eの支持基端11ebの乗り移りにしたがって、圧縮ばね11eの支持基端11ebを、圧縮する背面側に向かってガイドさせる機能を有している。具体的には、案内傾斜面62a,62aは、圧縮ばね11eの支持基端11ebを圧縮ばね11eの圧縮する方向にて支持していくように傾斜させた形状となっている。そして、端子カバー11cの組み付け後に、このばね受けリブ62,62が、圧縮ばね11eの支持基端11ebを、仮止めリブ11cdよりも背面側にズレた位置で支持することとなる。
 なお、案内傾斜面62a,62aの頂点62b,62bは、端子カバー11cの組み付け後の仮止めリブ11cdの位置よりも僅かに正面側にズレて配置されている。このため、仮止めリブ11cdからばね受けリブ62に支持基端11ebの当接が乗り移るに際して、この乗り移りの導入がよりスムーズとなる。つまり、このの頂点62b,62bの配置位置と、案内傾斜面62a,62aの傾斜構造により、端子カバー11cの組み付ける動きが真上から真下となる場合でも、圧縮ばね11eの支持基端11ebの当接を、仮止めリブ11cdからばね受けリブ62に乗り移させることができる。
 図13及び図18に示すように左右のばね受けリブ62,62間に、1つの溝孔63が設けられている。この溝孔63は両ばね受けリブ62,62間から後方へ延びて閉じストッパ壁部60の手前に至っている。この溝孔63は、端子カバー11cの支持ボス部11ceを挿通可能な幅寸法で、第1台座部64を板厚方向に貫通して設けられている。図23に示すようにこの溝孔63内に上から挿入された支持ボス部11ceのねじ孔11caに固定ねじ61が下方から締め込まれることにより、当該端子カバー11cが第1台座部64に前後方向に一定のストロークでスライド可能に支持された組み付け状態となる。
 図20~図23には、第1バッテリ取り付け部11に対する端子カバー11cの組み付け手順が示されている。図20に示すように端子カバー11cの組み付け前において、当該端子カバー11cは、その下面に2つ圧縮ばね11e,11eが仮止めされたアッセンブリ状態となっている。第1台座部64に対して端子カバー11cをセットした後に、溝孔63の下方から1つの固定ねじ61が挿入されてねじ孔11caに締め込まれて当該端子カバー11cの組み付けが完了する。
 先ず、図21に示すようにその支持ボス部11ceを、溝孔63内に上側から挿入しつつ、当該端子カバー11cを第1台座部64に被せるようにして接近させる。この際、左右の仮止めリブ11cd,11cdがそれぞればね受けリブ62のスリットに挿入されるよう、当該端子カバー11cの前後方向の位置については図示するように概ねその閉じ位置となる後方位置から接近させることが望ましい。
 端子カバー11cを第1台座部64に接近させると、その支持ボス部11ceが溝孔63内に挿入されるとともに、左右の圧縮ばね11e,11eの前端部が、それぞればね図21に示すように受けリブ62の案内傾斜面62aに押し付けられる。
 左右の圧縮ばね11e,11eの前端部がそれぞればね受けリブ62の案内傾斜面62aに押し付けられた状態で、さらに端子カバー11cを下方へ平行移動させて第1台座部64に接近させると、図22に示すように両圧縮ばね11e,11eの前端部が僅かに縮小方向に押されて仮止めリブ11cd,11cdから離間してばね受けリブ62,62の後面に当接した状態に移行する。
 こうして両圧縮ばね11e,11eの前端部が、それぞれ仮止めリブ11cdからばね受けリブ62に乗り移った状態で、さらに端子カバー11cを図23に示すように第1台座部64にほぼ当接する位置まで移動させたセット状態とする。このセット状態において、支持ボス部11ceのねじ孔11caに固定ねじ61を締め付ければ、当該端子カバー11cの第1台座部64に対する組み付け作業が完了する。この段階では、左右の圧縮ばね11e,11eの前端側がばね受けリブ62(第1台座部64側)に当接した状態となっていることから、当該圧縮ばね11e,11eの付勢力が端子カバー11cを閉じ側(後方)にスライドさせる方向に作用する状態となっている。
 このように、2つの圧縮ばね11e,11eをそれぞればね収容部11cb内に仮止めしたアッセンブリ状態の端子カバー11cを第1台座部64に組み付けると、仮止めされた両圧縮ばね11e,11eの前端部側が自動的にばね受けリブ62側に乗り移ってその付勢力が端子カバー11cの閉じ側に作用する状態となる。このことから、作業者は組み付け作業中に圧縮ばね11e,11eの前端部の移動等の面倒な作業を専用の工具等を用いて行う必要がなく、圧縮ばね11e,11eにはジグ等によるガイドをすることなく端子カバー11cの移動のみで組み付け作業を迅速かつ確実に完了することができる。このような組み付け作業により、第2~第4台座部65~67に端子カバー12c,13c,14cをそれぞれ迅速かつ確実に組み付けることができる。
 上記のようにして組み付けられた端子カバー11cを圧縮ばね11e,11eに抗して正面側へ押し開きつつバッテリパックBを背面側から正面側へ向けてやや下る方向にスライドさせることにより当該バッテリパックBを第1バッテリ取り付け部11に取り付けることができる。バッテリパックBを第1バッテリ取り付け部11に取り付けると、当該バッテリパックBは充電器10に対して機械的に固定され、また電気的に接続された状態となって、充電可能な状態となる。また、左端の第1バッテリ取り付け部11の他、その右側の第2バッテリ取り付け部12、第3バッテリ取り付け部13及び第4バッテリ取り付け部14の全てについて合計4個のバッテリパックB~Bを取り付けることにより、これらを同時に充電することができる。
 以上のように構成した第1バッテリ取り付け部11によれば、充電器本体100にターミナルカバー機構11Aを組み付ける際に、端子カバー11cの仮止めリブ11cdにて仮支持されていた圧縮ばね11eの支持基端11ebを、端子カバー11cの組み付ける動きに応じて仮止めリブ11cdの当接からばね受けリブ62の当接に乗り移させて、端子カバー11cの組み付け後にばね受けリブ62にて本支持されるようにすることができる。これによって、充電器本体100に対してターミナルカバー機構11Aをジグ等を用いることなく組み付けることができる。また、上記した第1バッテリ取り付け部11によれば、ばね受けリブ62にて本支持される支持基端11ebの位置を、仮止めリブ11cdにて仮支持される支持基端11ebの位置に比して、圧縮ばね11eを圧縮する背面側にズラしているので、端子カバー11cの組み付け後のばね受けリブ62による支持基端11ebの本支持を、より確実な支持にできる。また、上記した第1バッテリ取り付け部11によれば、案内傾斜面62a,62aは、圧縮ばね11eの支持基端11ebの乗り移りにしたがって、圧縮ばね11eの支持基端11ebを、圧縮する背面側に向かってガイドさせるので、端子カバー11cの組み付ける動きに応じた乗り移りを、よりスムーズに行えるようにできる。また、上記した第1バッテリ取り付け部11によれば、仮止めリブ11cdは支持基端11ebを中間部分で1つで仮支持し、ばね受けリブ62は組み付けた後の1つの仮止めリブ11cdの両側に配置される2つで本支持するので、仮止めリブ11cdとばね受けリブ62との構造を小さく組み合わせることができつつ、本支持の支持範囲を拡げて安定的な支持にすることができる。
 また、例示した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、上記した実施形態にあっては、バッテリパックBをスライドして取り付ける構造を具備する充電器10を例示するものであった。しかしながら、下記の第12~第16関連発明に係る装着装置本体としては、これに限定されることなく、このような充電式バッテリをスライドして取り付ける構造を具備する構造体に対して広く適用することができる。
 また、下記の第12~第16関連発明に係る仮受部と本受部の構成としては、上記した実施形態の仮止めリブ11cdとばね受けリブ62との組み合せ例に限定されることなく、適宜の態様の組み合せを選択することができる。また、端子カバー11cの組み付ける動きとしては適宜の工夫が加えられるものであってもよく、少なくとも、この動きが、仮止めリブ11cdからばね受けリブ62に圧縮ばね11eの支持基端11ebの当接を乗り移させることができればよいものである。
 以上の構成は、以下の第12~第16関連発明として把握することができる。
 第12の関連発明は、スライド装着される充電式バッテリのバッテリ端子と電気的に接続可能な装着側端子が、電気的に接続可能に構成される装着装置本体に外部露出可能に配設されるバッテリ装着構造であって、前記装着装置本体には、前記充電式バッテリの非装着時に前記装着側端子の外部露出を防ぐカバー機構が設けられており、前記カバー機構は、前記装着側端子に覆い被さる被覆位置と該装着側端子を接続可能に外部露出させる露出位置との両者の位置の間をスライドすることにより位置変更されるカバー部材と、該カバー部材が前記被覆位置に位置するように該カバー部材を該被覆位置の方向に向けてスライド付勢する付勢ばねと、を備え、前記付勢ばねのうち前記カバー部材の付勢方向端部となる付勢方向端は、前記カバー部材に設けられる付勢受部により本支持されるようになっており、前記付勢ばねのうち該付勢方向端とは反対側端部となる支持基端は、前記カバー部材に設けられる仮受部により仮支持されるようになっており、前記装着装置本体には、前記付勢ばねの前記支持基端を本支持する本受部が設けられており、該本受部と前記仮受部との関係は、前記装着装置本体に前記カバー機構を組み付ける際に、前記カバー部材の前記仮受部にて仮支持されていた前記付勢ばねの前記支持基端が、前記カバー部材の組み付ける動きに応じて該仮受部の当接から前記本受部の当接に乗り移り、該カバー部材の組み付け後に該本受部にて本支持されるように設定されている、ことを特徴とする。なお、ここでいう『本支持』とは、カバー機構を組み付け後にでも支持される支持を意味し、『仮支持』とは、カバー機構を組み付け後では支持されない一時的な支持を意味する。
 この第12の関連発明によれば、装着装置本体にカバー機構を組み付ける際に、カバー部材の仮受部にて仮支持されていた付勢ばねの支持基端を、カバー部材の組み付ける動きに応じて仮受部の当接から本受部の当接に乗り移させて、カバー部材の組み付け後に本受部にて本支持されるようにすることができる。これによって、装着装置本体に対してカバー機構をジグ等を用いることなく組み付けることができる。
 第13の関連発明に係るバッテリ装着構造は、前記第12の関連発明に係るバッテリ装着構造において、前記本受部と前記仮受部との関係は、前記カバー部材の組み付け後に該本受部にて本支持される前記支持基端の位置が、該仮受部にて仮支持される該支持基端の位置に比して、前記付勢ばねを圧縮する方向に配置されるように設定されていることを特徴とする。この第13の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、本受部にて本支持される支持基端の位置を、仮受部にて仮支持される支持基端の位置に比して、付勢ばねを圧縮する方向に配置させているので、カバー部材の組み付け後の本受部による支持基端の本支持を、より確実な支持にできる。
 第14の関連発明に係るバッテリ装着構造は、前記第13の関連発明に係るバッテリ装着構造において、前記付勢ばねの前記支持基端が前記仮受部の当接から前記本受部の当接に乗り移るに際しての該本受部の乗り移り導入部分には、該仮受部の当接から該本受部の当接に乗り移りにしたがって、該付勢ばねの該支持基端を該付勢ばねの圧縮する方向にて支持していくように傾斜させた形状が設けられていることを特徴とする。この第14の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、乗り移り導入部分には、仮受部の当接から本受部の当接に乗り移りにしたがって付勢ばねの支持基端を付勢ばねの圧縮する方向にて支持していくように傾斜させた形状が設けられているので、カバー部材の組み付ける動きに応じた乗り移りを、よりスムーズに行える。
 第15の関連発明に係るバッテリ装着構造は、前記第13または前記第14の関連発明に係るバッテリ装着構造において、前記仮受部は、前記付勢ばねの前記支持基端を中間部分で仮支持し、前記本受部は、前記カバー部材を組み付けた後の前記仮受部の両側で本支持することを特徴とする。この第4の発明に係るバッテリ装着構造によれば、仮受部は中間部分で仮支持し、本受部は組み付けた後の仮受部の両側で本支持するので、仮受部と本受部との構造を小さく組み合わせることができつつ、本支持の支持範囲を拡げて安定的な支持にすることができる。
 第16の関連発明に係る充電器は、前記第12から前記第15のいずれかの関連発明に係るバッテリ装着構造を具備して構成される充電器であって、前記装着装置本体は前記充電式バッテリを充電可能に構成される充電器本体であり、前記装着側端子は該充電式バッテリの充電に資する充電器端子であり、前記カバー機構は該充電器端子の外側に配設されるターミナルカバー機構である、ことを特徴とする。この第16の関連発明に係る充電器によれば、充電器の充電器端子の外側に配設されるターミナルカバー機構としての機能を発揮しながら、このターミナルカバー機構において上記した第12から第15の関連発明の作用効果を享受することができる。
 第12の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、装着装置本体に対してカバー機構をジグ等を用いることなく組み付けることができる。
 第13の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、カバー部材の組み付け後の本受部による支持基端の本支持を、より確実な支持にできる。
 第14の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、カバー部材の組み付ける動きに応じた乗り移りを、よりスムーズに行える。
 第15の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、仮受部と本受部との構造を小さく組み合わせることができつつ、本支持の支持範囲を拡げて安定的な支持にすることができる。
 第16の関連発明に係るバッテリ装着構造によれば、充電器の充電器端子の外側に配設されるターミナルカバー機構としての機能を発揮しながら、このターミナルカバー機構において上記した第12から第15の関連発明の作用効果を享受することができる。
 上記したように第1~第4バッテリ取り付け部11~14は、それぞれ独立してバッテリパックBを充電するための構成を個別に備えているが、相互間で共用できるものについては極力共用するための工夫がなされている。図14~図16には、上分割ハウジング21を取り外した状態の充電器10であって、下分割ハウジング22及びその内部構造が示されている。図では、電源コード引き出し用の凹部23等であって既に説明した部材若しくは構成については同位の符号が付されている。
 下分割ハウジング22内には、平板形状の制御基板40が底部27に沿って一定の隙間をおいて取り付けられている。
 制御基板40の上方には、2つの端子受け台41,42が左右方向に横並び状態で設けられている。左側の第1端子受け台41上に、第1端子板43と第2端子板44が搭載されている。右側の第2端子受け台42上に、第3端子板45と第4端子板46が搭載されている。
 第1端子板43に、第1バッテリ取り付け部11用の正負の接続端子11b,11bと信号送受信用のコネクタ11dがマウントされている。第2端子板44に、第2バッテリ取り付け部12用の正負の接続端子12b,12bと信号送受信用のコネクタ12dがマウントされている。第3端子板45に、第3バッテリ取り付け部13用の正負の接続端子13b,13bと信号送受信用のコネクタ13dがマウントされている。第4端子板46に、第4バッテリ取り付け部14用の正負の接続端子14b,14bと信号送受信用のコネクタ14dがマウントされている。図20に示すように、端子板43~46の下部にはそれぞればね47が取り付けられており、上分割ハウジング21を取り付けたときに端子板43と上分割ハウジング21がこのばね47の付勢力によって密着するように構成されている。
 下分割ハウジング22に上分割ハウジング21が結合されると、前記したように上分割ハウジング21の第1~第4台座部64~67に設けた矩形の窓部43a~46aを経て第1~第4端子板43~46が当該上分割ハウジング21の第1~第4台座部64~67からそれぞれ上面側に突き出されて、各バッテリ取り付け部11~14における各接続端子11b~14bとコネクタ11d~14dがバッテリパックBに対して接続可能な状態に突き出された状態となる。
 両端子受け台41,42の底部は、第1端子板43と第2端子板44との間、第3端子板45と第4端子板46との間において上方へ矩形に屈曲されて天板部41a,42aが形成されている。このため、両天板部41a,42aと制御基板40との間の高さ方向のスペースは、第1~第4端子板43~46を支持する底部41b,42bと制御基板40との間の高さ方向のスペースより大幅に大きくなっている。これにより両天板部41a,42aの下方には、コンデンサやトランス等の高さ寸法の大きな電子部材を制御基板40にマウントすることができる。
 図16に示すように両端子受け台41,42の背面側には、それぞれ一本の排水路41c,42cが設けられている。両排水路41c,42cは、両端子受け台41,42に右端部から左端部に至る左右幅方向全幅にわたって設けられている。図示するように両排水路41c,42cは、それぞれ左側に下る方向に傾斜している。両端子受け台41,42の左端部であって最も低い部位には、それぞれ排水口(水抜き孔)41d,42dが設けられている。
 図24に示すように両排水口41d,42dは、制御基板40の側方を経てそれぞれ底面27に開口された排水口27fに連通されている。図示するように排水口27fは正面側に傾斜して設けられているとともに、その後部(図24では上部)にはひさし部27gが底面に沿って正面側へ張り出す状態に設けられている。このひさし部27gによれば、図示するように当該充電器10をその正面側を接地させた起立状態に設置した場合に、上方から滴下する雨水等の排水口41d,42d側ひいては端子板43~46側への逆流が防止される。また、前記ストラップSTを用いて正面側を下方へ向けた肩掛け状態で当該充電器10を持ち運ぶ場合にも、このひさし部27g,27gによって雨水等の排水口41d,42d側ひいては端子板43~46側への逆流が防止される。
 このように両端子受け台41,42に設けた排水路41c,42c及び排水口41d,42dにより、当該充電器10に降り注いだ雨水等が端子受け台41,42上に溜まることなく本体ハウジング20の外部に排水されるので、主として制御基板40の浸水を防止して当該充電器10の耐水性(耐久性)を高めることができる。
 また、合計4口のバッテリ取り付け部11~14のうち、第1バッテリ取り付け部11の第1端子板43と第2バッテリ取り付け部12の第2端子板44が共通の第1端子受け台41に搭載され、第3バッテリ取り付け部13の第3端子板45と第4バッテリ取り付け部14の第4端子板46が共通の第2端子受け台42に搭載されており、2つの端子受け台41,42で4つの端子板43~46を支持する構成となっていることから、各端子板43,44,45,46について個別の端子受け台を4つ設定する構成に比して、部品点数の削減(共通部品化)が図られている。
 また、2つの端子板43,44(45,46)を支持する1つの端子受け台41(42)について共通の排水路41c(42c)及び排水口41d(42d)を備える構成であり、この点でも複数口のバッテリ取り付け部について部品若しくは構成の共通化が図られている。
 さらに、複数口のバッテリ取り付け部11~14について、端子受け台41,42の共通部品化がなされ、また排水路41c,42c及び排水口41d,42dの共用化がなされていることにより、これらを個別に設定した場合に比して本体ハウジング20内のスペースを有効活用することができるので、例えば制御基板40により大型若しくは多数の電子部品をマウントすることができるようになり、基板レイアウト上の制約を少なくすることができる。
 以上のように構成した本実施形態の4口タイプの充電器10によれば、4つの端子板43~46について、端子板43,44が1つの端子受け台41により支持され、端子板45,46が同じく1つの端子受け台42により支持された構成となっている。このため、4つの端子板43~46について、仮に個別の端子受け台を用いて支持した構成に比して端子受け台の部品点数を半分にすることができることから本体ハウジング20内のスペースを有効活用することでき、また制御基板40の実装面積を大きく確保することができる。
 また、2つの端子板43,44(45,46)を支持する1つの端子受け台41(42)に、共通の排水路41c(42c)及び排水口41d(42d)を設けることができ、この点でも部品及び構成の共通化を図ることができ、これにより本体ハウジング20内のスペースを一層有効活用することできる。
 さらに、例示した端子受け台41,42には、端子板43~46を支持する底部41b,42bよりも制御基板40からの高さ寸法が一段高い天板部41a,42aが設けられている。このため、両天板部41a,42aの下方には、例えばコンデンサやトランス等のより高さ寸法の大きな電子部品を配置することが可能になり、この点で制御基板40の実装部品レイアウト上の自由度を高めることができる。
 例示した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、4つの端子板43~46を2つのグループに分けてそれぞれ1つの端子受け台41,42により支持する構成を例示したが、4つの端子板43~46を1つの端子受け台により支持する構成としてもよい。この場合には、1つの排水路及び1つの排水口により4つの端子板43~46全てについて水抜き機能を持たせることができる。
 また、排水路41c,42c及び排水口41d,42dについては、各端子板43~46について個別に設ける構成としてもよい。さらに、排水路41c,42c及び排水口41d,42dは省略することもできる。
 また、端子受け台41,42の天板部41a,42aは省略してもよい。
 以上の構成は、以下の第17~第19関連発明として把握することができる。
 第17の関連発明は、複数のバッテリパックを同時に装着して充電可能な多口タイプの充電器であって、複数のバッテリパックが接続される複数の端子板を共通の端子受け台を介して本体ハウジングに支持した充電器である。
 第17の関連発明によれば、複数の端子板について個別の端子受け台を用いて支持した構成に比して共通部品を多くして本体ハウジング内のスペースを有効活用することができ、また制御基板の実装面積を大きく確保しやすくなる。
 例えば、4つ口タイプの充電器の場合、4つの端子板を2つずつにグループ化して、2つの端子板を1つの端子受け台に支持することにより、端子受け台を2つで済ますことができる。こうして共用部品化した端子受け台に例えば1つの排水路を設けることにより2つの端子板について排水路を機能させることができる。4つの端子板を1つの端子受け台で支持する構成としてもよい。
 第18の関連発明は、第17の関連発明において、端子受け台に、複数の端子板について共通の排水路を設けた充電器である。
 第18の関連発明によれば、複数の端子板について共通の端子受け台を用いることにより、各別の端子受け台を用いる構成に比して本体ハウジング内のスペースを有効活用することができ、また制御基板の実装面積を大きく確保することができる。
 第19の関連発明は、第17又は第18の関連発明において、複数の端子板の間において端子受け台を上方へ屈曲させて高さ寸法を端子板の取り付け部よりも高くした充電器である。
 第19の関連発明によれば、端子受け台の下方に制御基板が配置されている場合には、複数端子板間の下方について、制御基板により高さ寸法の大きなトランス等の部品を配置することができ、この点で制御基板の実装部品レイアウトの制約を少なくすることができる。
 次に、図1~図5に示すように充電器10の上面であって本体ハウジング20の上分割ハウジング21には、左右端部の幅狭の天板部15,16と、中央3箇所の幅広の天板部17~19が設けられている。左端の第1天板部15と中央左側の第2天板部17との間に第1バッテリ取り付け部11が配置されている。第2天板部17と中央の第3天板部18との間に第2バッテリ取り付け部12が配置されている。第3天板部18と中央右側の第4天板部19との間に第3バッテリ取り付け部13が配置されている。第4天板部19と右端の第5天板部16との間に第4バッテリ取り付け部14が配置されている。
 各天板部15~19は同じ高さ位置に設定されており、各バッテリ取り付け部11~14の端子カバー11c~14cよりも高い位置に設定されている。また、各バッテリ取り付け部11~14の受けレール部11a,11a~14a,14aは、各天板部15~19の上面に沿って対向内側へ張り出す状態に設けられている。
 このように第1~第4バッテリ取り付け部11~14がぞれぞれ左右両側に位置する第1~第5天板部15~19よりも低い領域に配置されていることから、例えば充電器10を過って床上に落下させてしまった場合や、作業台上に設置した充電器10上に電動工具等の他物品を過って置いてしまった場合等にも各バッテリ取り付け部11~14が直接床面に衝突することがなく、また各バッテリ取り付け部11~14に他物品が直接接触若しくは衝突することがないので、当該各バッテリ取り付け部11~14の損傷を未然に回避することができる。このことから、第1~第5天板部15~19は、各バッテリ取り付け部11~14のサイドガード部として機能させることができる。
 図1、図5、図13及び図17に示すように第1~第5天板部15~19は、それぞれ本体ハウジング20の上面に沿って前後方向に延びている。第1~第5天板部15~19の正面側にはより大きな角度で正面側へ下る方向に傾斜する傾斜面が設けられている。中央左右の第2天板部17と第4天板部19の傾斜面17a,19aには、第1~第4バッテリ取り付け部11~14の動作状態を報知するための動作表示部51,52が設けられている。第1バッテリ取り付け部11と第2バッテリ取り付け部12との間に、左側の第1動作表示部51が配置され、第3バッテリ取り付け部13と第4バッテリ取り付け部14との間に右側の第2動作表示部52が配置されている。左側の第1動作表示部51には、第1バッテリ取り付け部11と第2バッテリ取り付け部12の動作を表示するLED51a,51bがまとめて配置されている。右側の第2動作表示部52には、第3バッテリ取り付け部13と第4バッテリ取り付け部14の動作を表示するLED52a,52bがまとめて配置されている。
 両動作表示部51,52はそれぞれ4つのLEDが配置されている。第1動作表示部51において、左側の上下2つのLEDによって第1バッテリ取り付け部11の動作状態が表示され、右側の上下2つのLEDによって第2バッテリ取り付け部12の動作状態が表示される。また、第2動作表示部52において、左側の上下2つのLEDによって第3バッテリ取り付け部13の動作状態が表示され、右側の上下2つのLEDによって第4バッテリ取り付け部14の動作状態が表示される。両動作表示部51,52において、上側に緑色のLED51aが配置され、下側に赤色のLED51bが配置されている。上下2つのLED51a,51b,52a,52bの点滅、点灯、消灯の組み合わせにより、各バッテリ取り付け部11~14の「充電中」、「充電完了」等の情報が報知される。
 このように、第1~第4バッテリ取り付け部11~14の動作をLED表示する第1、第2動作表示部51,52が、使用者が見易い正面の傾斜面17a,19aに配置されているので、当該充電器10を作業台上に設置した場合、あるいは壁掛け状態に設置した場合のいずれであってもバッテリパックBの充電状態を容易に視認することができる。
 また、第1及び第2バッテリ取り付け部11,12の動作状態が1つの第1動作表示部51にまとめられて表示され、第3及び第4バッテリ取り付け部13,14の動作状態が1つの第2動作表示部52にまとめられて表示される。このため、各バッテリ取り付け部11~14について個別に動作表示部を設定した場合に比して、より少ないスペースで多くの情報を報知することができる。
 以上のように構成した本実施形態の充電器10によれば、本体ハウジング20の底面27に設けた左右一対の引き掛け部(だるま孔)27e,27eに壁面W側の係合凸部28,28を引き掛け、さらに左右一対の固定孔30,30に固定ねじ29,29を締め込んで当該本体ハウジング20ひいては充電器10を壁面Wに壁掛け状態で設置することができる。このため、単にだるま孔を用いた従来の引き掛け状態に比して充電器10をより安定した壁掛け姿勢で設置することができることから、例えば当該壁掛け状態の充電器10に人が不用意に触れる等した場合であっても位置ずれすることがない。
 また、壁面Wに完全に固定された状態で設置されているので、当該充電器10のバッテリ取り付け部11~14に対してバッテリパックBを取り付け、取り外しする際にも使用者は片手で操作することができ、この点で当該充電器10の壁掛け設置状態での取り扱い性を高めることができる。
 しかも、例示した充電器10によれば、本体ハウジング20の平面視側面領域Sからはみ出さない位置に設けた下凹部26の底部(底縁部26a)に固定孔30が設けられていることから、当該底縁部26aの強度が高められて損傷を受けにくい構成となっている。このため、当該底縁部26a,26aの薄肉化を図って必要な固定ねじ29,29の長さを短くすることができる。また、上分割ハウジング21側ではなく下分割ハウジング22側の固定孔30,30を介してねじ止めする構成であるので、この点でも短い固定ねじ29,29で本体ハウジング20を壁面Wに確実かつ強固に固定することができる。
 さらに、固定孔30,30が設けられた下凹部26,26の底縁部26a,26aの上方に上凹部25,25の底縁部25a,25aが覆い被さるように配置されていることから、より一層下凹部26,26の底縁部26a,26aについて損傷を受けにくい構成とすることができる。
 また、上凹部25,25の底縁部25a,25aに、固定孔30,30と同軸の貫通孔(ストラップ取り付け孔31,31)が設けられており、この貫通孔を、ドライバ(ねじ回し)Dを挿通させる作業孔として用いることにより固定孔30,30に対する固定ねじ29,29の締め込み作業を迅速かつ楽に行うことができ、この点で当該充電器10の設置の作業性を高めることができる。
 また、上分割ハウジング21にストラップ取り付け孔31,31(貫通孔)が設けられ、下分割ハウジング22に固定孔30,30が設けられた構成であるので、これを樹脂成形により製作する場合に、成形金型の簡素化を図ることができ、ひいては当該充電器10の製作コストの低減を図ることができる。
 例示した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、本体ハウジング20の背面側に上下凹部25,25,26,26を設けて、底縁部26a,26aに固定孔30,30を設ける構成を例示したが、同様の構成を本体ハウジング20の左右側部に設ける構成としてもよい。
 また、正面側の引き掛け部27e,27eに代えて同じく固定ねじ締め付け用の固定孔を設ける構成としてもよく、あるいは引き掛け部27e,27eを省略して、背面側の固定孔30,30のみに固定ねじ29,29を締め込んで壁掛け状態に固定する構成としてもよい。
 また、上凹部25,25の底縁部25a,25aを省略して、下凹部26,26が本体ハウジング20の上面に開放された構成としてもよい。
 さらに、4口タイプの充電器10を例示したが、1口タイプあるいは2口、3口、5口以上のバッテリ取り付け部を備える充電器についても同様に適用することができる。
 以上例示した壁掛け構造は、壁に対してねじ止めすることにより単にだるま孔を用いた引き掛け状態よりも安定した壁掛け姿勢で設置できる構成となっている。これに対して、以下説明する第2実施形態に係る壁掛け構造ではねじ止め用の固定孔を省略してだるま孔を用いた引き掛け構造を備えており、係る第2実施形態によっても同様の作用効果を得ることができる。
 図25~図27は、第2実施形態に係る壁掛け構造を示している。変更を要しない部位及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。本体ハウジング20の底面27の四隅には、引き掛け部35,35と規制部36,36が設けられている。背面側左右一対の引き掛け部35,35には、それぞれだるま孔形状の引き掛け凹部35aが設けられている。正面側左右一対の規制部36,36は、それぞれ壁面W側に張り出す壁部で、その基部側には逃がし凹部36aが設けられている。逃がし凹部36a,36aは、それぞれ規制部36の背面側に設けられている。この規制部36,36は、合成樹脂製の本体ハウジングの底面27に一体に成形されている。
 当該充電器10が設置される壁面Wには、背面側の引き掛け部35,35に対応する引き掛け凸部37,37が設けられている。また、左右の引き掛け凸部37,37の下方に、左右一対の規制部36,36に対応して係合凸部38,38が設けられている。
 充電器10を壁面Wに壁掛け状態で設置するには、先ず図25に示すように上側の引き掛け凹部35a,35aにそれぞれ引き掛け凸部37を挿入させる。この際、図示するように充電器10の正面側を壁面Wから浮かせて、正面側の規制部36,36が係合凸部38,38に干渉しないよう傾かせた斜め姿勢に保持して、上側の引き掛け凸部37,37を引き掛け凹部35a,35a内に挿入する。その後、図26に示すように充電器10を下方へずらせて、引き掛け凸部37,37をそれぞれ引き掛け凹部35aに引き掛けた状態とする。充電器10を下方へずらすことにより、正面側の規制部36,36は、下側の係合凸部38,38の前側(下側)に変位する。
 図26に示すように充電器10を下側へずらせて下側の規制部36,36が係合凸部38,38の前側に変位した状態で、図27に示すように充電器10の正面側を壁面W側に接近させて規制部36,36を壁面Wに当接させれば、当該充電器10の壁面Wへの設置が完了する。正面側の規制部36,36は、それぞれ係合凸部38,38の前側(下側)において、壁面Wに当接される。
 この設置状態では、上側の引き掛け部35,35が壁面Wに当接され、だるま孔形状の引き掛け凹部35a,35a内にそれぞれ引き掛け凸部37が挿入された状態となる。これにより、充電器10は、下方への変位、左右への変位及び壁面Wから離脱する方向の変位が規制された状態となっている。また、図27に示す設置状態では、正面側の規制部36,36が下側の係合凸部38,38の下側に位置してストッパとして機能することにより、当該充電器10の上方への変位が規制された状態となっている。
 しかも、両規制部36,36の背面(壁掛け設置状態で上面)36b,36bは、それぞれ壁掛け設置状態において壁面Wに対して直角となるように成形されて、係合凸部38,38に対する確実な係合状態が得られるようになっている。
 このように第2実施形態の壁掛け構造によれば、充電器10は、上下両方向(バッテリパックBの取り付け、取り外し方向)の位置ずれが規制された状態で壁面Wに設置された状態となる。このことから、壁掛け状態の充電器10の第1~第4バッテリ取り付け部11~14に対してバッテリパックBを下方へ向けてスライドさせて取り付ける場合に、使用者は充電器10が下方へ変位しないよう手で押さえ付けておく必要はなく、片手でバッテリパックBを把持してスライドさせればバッテリ取り付け部11~14に対して迅速かつ簡単に取り付けることができる。また、逆にバッテリ取り付け部11~14からバッテリパックBを取り外す際にも、使用者は片手でバッテリパックBを把持して上方へスライドさせれば足り、充電器10自体を変位しないよう押さえ付けておく必要がなく、この点で当該充電器10の取り扱い性(操作性)を高めることができる。
 また、上記例示した第2実施形態の壁掛け構造によっても、充電器10の上下左右方向及び壁面Wから離脱する方向の変位が規制されることから、人が不用意に触れる等した場合であっても位置ずれが確実に防止される。
 特に、下側の両規制部36,36の背面36b,36bが当該充電器の取り外し方向(上方)であって壁面Wに対して直角に成形されていることから、当該背面36b,36bの係合凸部38,38に対する引っ掛かり状態がより安定して維持される結果、当該充電器10の取り外し方向への変位が確実に規制されて取り外し作業の便宜が図られている。
 これに対して、両規制部36,36の背面について、例えば成形型の抜き勾配を考慮してその先端側ほど下方へ変位する方向(凹部36aの底部に対して鈍角方向)に傾斜して設けた場合には、当該充電器10の取り外し方向(壁掛け設置状態で上方)への変位が許容されやすくなって係合凸部38に対する引っ掛かり状態が安定しなくなるため、片手でバッテリパックBを把持してバッテリ取り付け部11~14から取り外す際にもう一方の手で充電器10自体を変位しないよう押さえ付けておく必要が生じ、この点で当該充電器10の使い勝手が低下してしまう。
 このことから、両規制部36,36の背面36b,36bの角度について、例示したように壁面Wに対して直角に成形する構成のほか、その先端側ほど上方へ変位する鋭角方向に傾斜させて成形することがより好ましい。

Claims (7)

  1. 本体ハウジングの底面を壁面に沿わせた壁掛け姿勢で設置可能で、該壁掛け姿勢において、バッテリパックを下方へスライドさせて取り付け、上方へスライドさせて取り外し可能とするバッテリ取り付け部を備えた充電器であって、
     前記壁面に対して凹凸係合して前記本体ハウジングの前記壁面に対する前記バッテリパックの取り外し方向への相対変位を規制する規制部材を備えた充電器。
  2. 請求項1記載の充電器であって、前記本体ハウジングは前記壁面に沿った接合面で、前記壁面側の下分割ハウジングと、前記バッテリパック取り付け部を有する上分割ハウジングとが相互に突き合わされた2分割構造を備えており、前記下分割ハウジングに、前記本体ハウジングの平面視側面領域から内方へ凹んだ下凹部を設け、該下凹部の底縁部に、前記本体ハウジングを前記壁面に対してねじ止めするための固定孔が設けられており、該ねじ止め用の固定ねじを前記規制部材として機能させる構成とした充電器。
  3. 請求項2記載の充電器であって、前記上分割ハウジングに、前記下凹部と平面視で同じ位置に上凹部を設けて、前記固定孔の上方に該上凹部の底縁部を位置させた充電器。
  4. 請求項3記載の充電器であって、前記上凹部の底縁部に前記固定孔と同軸の貫通孔を設けた充電器。
  5. 請求項4記載の充電器であって、前記貫通孔を肩掛け用ストラップを取り付けるためのストラップ取り付け孔として機能させる構成とした充電器。
  6. 請求項1記載の充電器であって、前記底面の四隅に壁掛け設置用の引き掛け部と規制部を備えており、上側左右一対の引き掛け部に引き掛け凹部を備え、該引き掛け凹部に、前記壁面側に設けた引き掛け凸部を引き掛けて前記本体ハウジングの前記壁面に対する下方への変位、左右方向への変位及び前記壁面から離脱する方向の変位を規制するとともに、前記下側左右一対の規制部を、前記壁面側に設けた係合凸部の下側に位置させて該係合凸部を前記規制部材として機能させる構成とした充電器。
  7. 請求項6記載の充電器であって、前記下側の規制部についてその上面を壁面に対して直角に設け、若しくは先端側ほど上方へ変位する鋭角方向に傾斜させて設けた充電器。
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