WO2013001601A1 - 配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システム - Google Patents

配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システム Download PDF

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Abstract

演奏データ等の複数のパートデータを適切な順番で配信する又は取得し且つ再生する。 配信装置(10)は、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータ(111)をパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得したパートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置(30)に対して、複数のパートデータを配信する配信装置であって、複数のパートデータの夫々の特性(112)に基づいて、複数のパートデータを配信する際の複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段(121)と、設定された優先度に応じた順番で、複数のパートデータをパート毎に配信する配信手段(122)とを備える。

Description

配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システム
 本発明は、例えば楽曲等のコンテンツを構成する複数のパートデータを配信する配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、楽曲等のコンテンツを構成する複数のパートデータを取得及び再生する再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びにこのような配信装置とこのような再生装置とを備える配信システムの技術分野に関する。
 この種の配信システムとして、例えば特許文献1に記載されているように、クライアント装置が、複数のパートに対応する複数の演奏データをネットワーク上のサーバからダウンロードすると共にストリーミング再生するシステムが知られている。このような配信システムによれば、ユーザは、各パートの演奏データをサーバ上にアップロードすると共に当該アップロードした演奏データを適宜組み合わせることで、好みに合わせた所望のコンテンツ(例えば、所望の楽曲)を作成及び再生することができる。
特開2001-331176号公報
 一方で、上述したシステムは、複数の演奏データを同時にダウンロードすると共に当該同時にダウンロードした複数の演奏データをダウンロードと並行して再生するストリーミング再生を行うシステムである。このようなストリーミング再生を行うシステムでは、サーバ-クライアント装置間のネットワーク網の回線容量とダウンロードする演奏データのデータ量との間の関係によっては、ストリーミング再生が適切に行われないという技術的問題点が生じかねない。
 このため、ストリーミング再生に代えて、複数の演奏データを1つずつダウンロードすると共に、ダウンロードした演奏データ(つまり、ダウンロードした演奏データのデータ部分)から順にミキシングしながら再生する手法を採用することが、上述した技術的問題点を解決する手段の一つとして考えられる。具体的には、例えば5つのパートに対応する5つの演奏データがダウンロードされる場合には、1つ目の演奏データのダウンロードと並行して、ダウンロードが完了した1つ目の演奏データのデータ部分が再生される。その後、1つ目の演奏データの全てのダウンロードが完了した後には、2つ目の演奏データのダウンロードが開始されると共に、当該2つ目の演奏データのダウンロードと並行して、1つ目の演奏データとダウンロードが完了した2つ目の演奏データのデータ部分とがミキシングされながら再生される。以降、同様の動作が、全ての演奏データのダウンロードが完了するまで繰り返される。全ての演奏データのダウンロードが完了した後には、全ての演奏データがミキシングされながら再生される。この手法によれば、ダウンロードする演奏データのデータ量に対してサーバ-クライアント装置間のネットワーク網の回線容量が不足している場合であっても、演奏データが1つずつダウンロードされるため、上述した技術的問題点は生じにくい。
 しかしながら、複数の演奏データのダウンロードの順番によっては、以下に示す新たな技術的問題点が生じてしまう。例えば、複数の演奏データのダウンロードの順番によっては、ユーザが、ダウンロードしている複数の演奏データから構成される楽曲全体を迅速に認識しにくい状況が発生し得る。具体的には、例えば、複数の演奏データとして、ボーカルパートの演奏データと、ギターパートの演奏データと、コーラスパートの演奏データと、ドラムパートの演奏データと、ベースパートの演奏データとがダウンロードされる例を用いて説明する。この例において、コーラスパートの演奏データやベースパートの演奏データが先にダウンロードされると仮定すると、コーラスパート及びベースパートのみがミキシングされながら再生されるため、ユーザにとってみれば、楽曲全体を認識しづらい状況であると推測できる。このため、複数の演奏データのダウンロードの順番を適切に設定することが好ましいと考えられる。
 尚、このような技術的問題点は、楽曲を構成する演奏データに限らず、任意のコンテンツ(例えば、映像等)を構成する複数のパートデータを配信する配信システムにおいても同様に生じ得る。
 本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、演奏データ等の複数のパートデータを適切な順番で配信することが可能な配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、演奏データ等の複数のパートデータを適切な順番で取得し且つ再生することが可能な再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに演奏データ等の複数のパートデータを適切な順番で配信することが可能な配信システムを提供することを課題とする。
 上記課題を解決するために、配信装置は、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信装置であって、前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信手段とを備える。
 上記課題を解決するために、配信方法は、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信方法であって、前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定工程と、前記設定工程により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信工程とを備える。
 上記課題を解決するために、配信制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述した配信装置として機能させる
 上記課題を解決するために、記録媒体には、コンピュータを上述した配信装置として機能させる配信制御用のコンピュータプログラムが記録されている。
 上記課題を解決するために、再生装置は、上述した配信装置から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得手段と、前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生手段とを備える。
 上記課題を解決するために、再生方法は、上述した配信装置から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得工程と、前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生工程とを備える。
 上記課題を解決するために、再生制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述した再生装置として機能させる。
 上記課題を解決するために、記録媒体には、コンピュータを上述した再生装置として機能させる再生制御用のコンピュータプログラムが記録されている。
 上記課題を解決するために、配信システムは、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生手段とを備える再生装置と、前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを前記再生装置に対して配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信手段とを備える配信装置とを備える。
本実施例の楽曲配信システムの構成を示すブロック図である。 本実施例の楽曲サーバの構成を示すブロック図である。 データベースが備えるパートデータ格納部に格納される複数のパートデータの態様を示す模式図である。 データベースが備えるパートデータ格納部に格納される複数のパートデータの態様を示す模式図である。 データベースが備えるシステム保有情報格納部に格納されるシステム保有情報の態様を示す模式図である。 本実施例のクライアント端末の構成を示すブロック図である。 制御部の制御によって実現される所望のパートデータのダウンロード及び再生の態様を概略的に示す模式図である。 本実施例の楽曲配信システムにおける動作の流れを示すフローチャートである。 優先度設定部による優先度の設定動作を、システム保有情報と対応付けて説明するデータ構造図である。 (i)パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定が行われない場合のパートデータの配信の様子と、(i)パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定が行われる場合のパートデータの配信の様子とを示す模式図である。
 以下、配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システムの実施形態について順に説明する。
 (配信装置の実施形態)
 本実施形態の配信装置は、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信装置であって、前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信手段とを備える。
 本実施形態の配信装置によれば、配信手段は、再生装置に対して複数のパートデータを配信する。尚、配信手段は、再生装置からの要求に応じて複数のパートデータを配信してもよいし、再生装置からの要求に関わらず自発的に複数のパートデータを配信してもよい。
 各パートデータは、コンテンツを構成する複数のパートのうちのいずれか一つに対応するデータ部分である。例えば、コンテンツが楽曲である場合には、楽曲を構成する複数の楽器パートないしは演奏パートのうちのいずれか一つに対応するデータ部分(例えば、ボーカルに対応するデータ部分や、ギターに対応するデータ部分)が、各パートデータの一例となる。或いは、例えば、コンテンツが映像である場合には、映像全体を構成する複数の部分映像のうちのいずれか一つに対応するデータ部分(例えば、映像全体のうちの第1部分の部分映像に対応するデータ部分や、映像全体のうちの第2部分の部分映像に対応するデータ部分)が、各パートデータの一例となる。
 再生装置は、複数のパートデータを、パート毎に順に一つずつ取得する。つまり、再生装置は、あるパートデータの取得を行い、当該パートデータの取得が完了した後に次のパートデータの取得を開始する。また、再生装置は、取得したパートデータから順にミキシングしながら再生する。つまり、再生装置は、取得が完了したパートデータと現在まさに取得中のパートデータとをミキシングしながら(言い換えれば、合成しながら)再生する。
 本実施形態の配信装置は特に、設定手段を更に備えている。設定手段は、複数のパートデータを再生装置に対して配信する際の、複数のパートデータの夫々の優先度を設定する。このとき、設定手段は、複数のパートデータの夫々の特性(言い換えれば、特徴ないしは仕様)に基づいて、複数のパートデータの夫々の優先度を設定する。より具体的には、例えば、設定手段は、複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、複数のパートデータの夫々が適切な順番で再生装置に対して配信される(言い換えれば、適切な順番で再生装置によって取得される)ように、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することが好ましい。このような観点から見れば、優先度を設定する際に参照される複数のパートデータの夫々の特性は、複数のパートデータの夫々の配信の順番を適切に設定することを可能とならしめる特性を含んでいてもよい。
 その結果、配信手段は、設定手段によって設定された優先度に応じた順番で、複数のパートデータを再生装置に対して配信する。つまり、本実施形態では、配信手段は、複数のパートデータをランダムな順番で再生装置に対して配信することに代えて、複数のパートデータを、複数のパートデータの夫々の特性に応じた適切な順番で、再生装置に対して配信することができる。
 例えば、コンテンツが楽曲であり且つパートデータが楽器パート又は演奏パートに対応するデータ部分である場合を例に挙げて、本実施形態の配信装置によって実現される技術的な効果について説明する。この場合、配信手段は、例えば、複数の楽器パートに対応する複数のパートデータを、例えば、取得したパートデータの演奏をユーザ(つまり、再生装置のユーザ)が聴くことで楽曲全体を認識し易い適切な順番で、パート毎に配信することができる。その結果、ユーザは、より早い段階で、配信された楽曲がどのような楽曲であるのかを認識することができる。このように、本実施形態の配信装置は、配信された楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から導かれる適切な順番で、複数のパートデータを配信することができる。
 本実施形態の配信装置の一の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記コンテンツの認識度に対する、前記複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む。
 この態様によれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによるコンテンツの認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記設定手段は、前記ユーザによる前記コンテンツの認識度に対する寄与度が高いパートデータほど相対的に高い優先度を設定し、前記配信手段は、前記複数のパートデータを、前記優先度が高いパートデータから順に配信するように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータの優先度を、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータを、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータよりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによるコンテンツの認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記複数のパートデータの夫々の再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 より具体的には、例えば、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に多いパートデータは、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に少ないパートデータと比較して、ユーザにとって人気であると想定される。加えて、このような人気があるパートデータが再生されれば、ユーザは、当該パートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるかを相対的に認識し易いと想定される。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々の再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方に基づいて、例えば、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に高い(つまり、人気が高い)パートデータの優先度を、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に低い(つまり、人気が低い)パートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に高い(つまり、人気が高い)パートデータを、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に低い(つまり、人気が低い)パートデータよりも先に配信することができる。言い換えれば、配信手段は、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータ(つまり、人気が高いパートデータ)を、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータ(つまり、人気が低いパートデータ)よりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによるコンテンツの認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々の再生時間を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 より具体的には、例えば、再生時間が相対的に長いパートデータは、再生時間が相対的に短いパートデータと比較して、コンテンツ全体の再生にとって大きな地位ないしは役割を占めていると想定される。加えて、このようなコンテンツ全体の再生にとって大きな地位ないしは役割を占めているパートデータが再生されれば、ユーザは、当該パートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるかを相対的に認識し易いと想定される。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々の再生時間に基づいて、例えば、再生時間が相対的に長いパートデータの優先度を、再生時間が相対的に短いパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、再生時間が相対的に長いパートデータを、再生時間が相対的に短いパートデータよりも先に配信することができる。言い換えれば、配信手段は、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータ(つまり、再生時間が長いパートデータ)を、コンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータ(つまり、再生時間が短いパートデータ)よりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成されるコンテンツがどのようなコンテンツであるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 本実施形態の配信装置の他の態様では、前記コンテンツは、楽曲であり、前記複数のパートデータの夫々は、前記複数のパートのうちのいずれか一つのパートに対応する演奏データである。
 この態様によれば、配信装置は、複数の楽器パートないしは演奏パートに対応する複数のパートデータをランダムな順番で再生装置に対して配信することに代えて、複数の楽器パートないしは演奏パートに対応する複数のパートデータを、当該複数のパートデータの特性に応じた適切な順番で、再生装置に対して配信することができる。
 上述の如くコンテンツが楽曲である配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記楽曲の認識度に対する、前記複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによる楽曲の認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記設定手段は、前記ユーザによる前記楽曲の認識度に対する寄与度が高いパートデータほど相対的に高い優先度を設定し、前記配信手段は、前記複数のパートデータを、前記優先度が高いパートデータから順に配信するように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータの優先度を、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータを、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータよりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによる楽曲の認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々に対応するパートの種類を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 より具体的には、例えば、特定の種類のパートに対応するパートデータが再生されれば、それ以外の種類のパートに対応するパートデータが再生される場合と比較して、ユーザは、当該パートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるかを相対的に認識し易いと想定される。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々に対応するパートの種類に基づいて、例えば、特定のパートの楽器に対応するパートデータの優先度を、それ以外の種類のパートに対応するパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、特定のパートに対応するパートデータを、それ以外の種類のパートに対応するパートデータよりも先に配信することができる。言い換えれば、配信手段は、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータ(つまり、特定の種類のパートに対応するパートデータ)を、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータ(つまり、それ以外の種類のパートに対応するパートデータ)よりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによる楽曲の認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々のユーザによる再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 より具体的には、例えば、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に多いパートデータは、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に少ないパートデータと比較して、ユーザにとって人気であると想定される。加えて、このような人気があるパートデータが再生されれば、ユーザは、当該パートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるかを相対的に認識し易いと想定される。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々の再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方に基づいて、例えば、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に高い(つまり、人気が高い)パートデータの優先度を、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に低い(つまり、人気が低い)パートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に高い(つまり、人気が高い)パートデータを、再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方が相対的に低い(つまり、人気が低い)パートデータよりも先に配信することができる。言い換えれば、配信手段は、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータ(つまり、人気が高いパートデータであり、人気が高い楽器に対応するパートデータ)を、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータ(つまり、人気が低いパートデータであり、人気が低い楽器に対応するパートデータ)よりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによる楽曲の認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々の再生時間を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、設定手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるという観点から、複数のパートデータの夫々の優先度を設定することができる。その結果、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 より具体的には、例えば、再生時間が相対的に長いパートデータは、再生時間が相対的に短いパートデータと比較して、楽曲全体の再生にとって大きな地位ないしは役割を占めていると想定される。加えて、このような楽曲全体の再生にとって大きな地位ないしは役割を占めているパートデータが再生されれば、ユーザは、当該パートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるかを相対的に認識し易いと想定される。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々の再生時間に基づいて、例えば、再生時間が相対的に長いパートデータの優先度を、再生時間が相対的に短いパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、再生時間が相対的に長いパートデータを、再生時間が相対的に短いパートデータよりも先に配信することができる。言い換えれば、配信手段は、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させやすいパートデータ(つまり、再生時間が長いパートデータ)を、楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザに迅速に認識させにくいパートデータ(つまり、再生時間が短いパートデータ)よりも先に配信することができる。従って、配信手段は、配信される複数のパートデータから構成される楽曲がどのような楽曲であるのかをユーザが迅速に認識することができるように、複数のパートデータを適切な順番で配信することができる。
 上述の如く複数のパートデータの夫々の特性がユーザによる楽曲の認識度に対する複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む配信装置の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々に対応するパートの演奏をユーザ自身が行うことができるか否かを示す情報を含むように構成してもよい。
 このように構成すれば、例えば、再生装置のユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータについては、当該パートデータが再生装置によって取得されなくとも、ユーザ自身の演奏によって補うことが可能であるとも想定される。従って、このような観点から見れば、再生装置のユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータは、配信の優先度が相対的に低いとも想定される。従って、この場合には、設定手段は、ユーザが演奏を行うことができるパートの種類に応じて、例えば、ユーザが演奏を行うことができないパートに対応するパートデータの優先度を、ユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、ユーザが演奏を行うことができないパートに対応するパートデータを、ユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータよりも先に配信することができる。
 或いは、他方で、例えば、再生装置のユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータについては、ユーザは、当該パートデータの早期の取得及び再生を望んでいるとも想定される。従って、このような観点から見れば、再生装置のユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータは、配信の優先度が相対的に高いとも想定される。従って、この場合には、設定手段は、ユーザが演奏を行うことができるパートの種類に応じて、例えば、ユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータの優先度を、ユーザが演奏を行うことができないパートに対応するパートデータの優先度よりも高くすることができる。その結果、配信手段は、ユーザが演奏を行うことができるパートに対応するパートデータを、ユーザが演奏を行うことができないパートに対応するパートデータよりも先に配信することができる。
 本実施形態の配信装置の他の態様では、前記複数のパートデータの夫々の特性を示す特性データを格納する格納手段を更に備え、前記設定手段は、前記格納手段に格納された前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する。
 この態様によれば、設定手段は、例えばメモリ等の格納手段に格納されている特性データを参照することで、複数のパートデータの夫々の特性を比較的容易に特定することができる。このため、設定手段は、複数のパートデータの夫々の優先度を適切に設定することができる。
 (配信方法の実施形態)
 本実施形態の配信方法は、コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信方法であって、前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定工程と、前記設定工程により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信工程とを備える。
 本実施形態の配信方法によれば、上述した本実施形態の配信装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 尚、上述した本実施形態の配信装置における各種態様に対応して、本実施形態の配信方法も各種態様を採ることが可能である。
 (配信制御用のコンピュータプログラムの実施形態)
 本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述した本実施形態の配信装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
 本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムによれば、上述した本実施形態の配信装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 尚、上述した本実施形態の配信装置における各種態様に対応して、本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
 また、本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムは、記録媒体(例えば、コンピュータ読取可能な記録媒体)に記録されていてもよい。
 (再生装置の実施形態)
 本実施形態の再生装置は、上述した本実施形態の配信装置(但し、その各種態様を含む)から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得手段と、前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生手段とを備える。
 本実施形態の再生装置によれば、取得手段は、パート毎に適切な順番で配信装置から配信される複数のパートデータを取得することができる。言い換えれば、取得手段は、パート毎に適切な順番で複数のパートデータを取得することができる。その結果、再生手段は、適切な順番で取得したパートデータから順にミキシングしながら再生することができる。
 例えば、コンテンツが楽曲であり且つパートデータが楽器パートに対応するデータ部分である場合を例に挙げて、本実施形態の再生装置によって実現される技術的な効果について説明する。この場合、取得手段は、例えば、複数の楽器パートに対応する複数のパートデータを、例えば、取得したパートデータの演奏をユーザ(つまり、再生装置のユーザ)が聴くことで楽曲全体をユーザが認識し易い適切な順番で、パート毎に取得することができる。従って、再生手段は、例えば、複数の楽器パートに対応する複数のパートデータを、例えば、取得したパートデータの演奏をユーザ(つまり、再生装置のユーザ)が聴くことで楽曲全体をユーザが認識し易い適切な順番でミキシングしながら再生することができる。その結果、ユーザは、より早い段階で、配信された楽曲がどのような楽曲であるのかを認識することができる。
 尚、上述した本実施形態の配信装置における各種態様に対応して、本実施形態の再生装置も各種態様を採ることが可能である。
 尚、本実施形態の再生装置は、上述した本実施形態の配信装置(つまり、パートデータの優先度を設定し且つ優先度に応じた順番で能動的にパートデータを配信する配信装置)を前提としている。しかしながら、再生装置自身が、パートデータの優先度を設定してもよい。つまり、再生装置が、上述した設定手段を備えていてもよい。この場合、再生装置は、設定した優先度を配信装置に対して通知すると共に、配信装置は、再生装置からの優先度の通知を契機として、再生装置から通知された優先度に応じた順番で受動的にパートデータを配信してもよい。このように構成しても、上述した各種効果を享受することができる。
 (再生方法の実施形態)
 本実施形態の再生方法は、上述した本実施形態の配信装置(但し、その各種態様を含む)から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得工程と、前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生工程とを備える。
 本実施形態の再生方法によれば、上述した本実施形態の再生装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 尚、上述した本実施形態の再生装置における各種態様に対応して、本実施形態の再生方法も各種態様を採ることが可能である。
 (再生制御用のコンピュータプログラムの実施形態)
 本実施形態の再生制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述した本実施形態の再生装置(但し、その各種態様を含む)として機能させる。
 本実施形態の再生制御用のコンピュータプログラムによれば、上述した本実施形態の再生装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
 尚、上述した本実施形態の再生装置における各種態様に対応して、本実施形態の再生制御用のコンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
 また、本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムは、記録媒体(例えば、コンピュータ読取可能な記録媒体)に記録されていてもよい。
 本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
 以上説明したように、本実施形態の配信装置は、設定手段と、配信手段とを備える。本実施形態の配信方法は、設定工程と、配信工程とを備える。本実施形態の配信制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを本実施形態の配信装置として機能させる。本実施形態の再生装置は、取得手段と、再生手段とを備える。本実施形態の再生方法は、取得工程と、再生工程とを備える。本実施形態の再生制御用のコンピュータプログラムは、コンピュータを本実施形態の再生装置として機能させる。従って、演奏データ等の複数のパートデータを適切な順番で配信する。
 以下、図面を参照しながら、配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システムの実施例について説明する。尚、以下では、配信システムの一例として、楽曲サーバ10からクライアント端末20に対して楽曲(より具体的には、楽曲を構成する複数のパートデータ)を配信すると共に、配信された楽曲をクライアント端末20上で再生する楽曲再生システム1を用いて説明を進める。但し、配信システムとして、楽曲以外の任意のコンテンツ(例えば、映像や、静止画や、テキストデータや、その他の任意のデータ)の配信システムを採用してもよい。
 (1)楽曲配信システムの構成
 はじめに、図1を参照して、本実施例の楽曲配信システム1の構成について説明する。ここに、図1は、本実施例の楽曲配信システム1の構成を示すブロック図である。
 図1に示すように、楽曲配信システム1は、楽曲サーバ10と、クライアント端末20と、ネットワーク網30とを備えている。
 楽曲サーバ10は、楽曲を構成する複数のパートデータを格納する。楽曲サーバ10が格納するパートデータは、例えば、クライアント端末20から楽曲サーバ10に対してアップロード(言い換えれば、送信)されたパートデータである。但し、楽曲サーバ10は、その他の態様で取得したパートデータを格納してもよい。各パートデータは、楽曲を構成する複数のパートのうちのいずれか(つまり、複数の楽器パートないしは演奏パートのうちのいずれか)に対応する演奏データに相当する。尚、パートデータについては、後に詳述する(図3等参照)。
 加えて、楽曲サーバ10は、クライアント端末20からの要求に応じて、クライアント端末20に対して所望のパートデータを配信(言い換えれば、送信)する。
 クライアント端末20は、楽曲サーバ20に対してパートデータをアップロードする。クライアント端末20がアップロードするパートデータは、例えば、クライアント端末20のユーザが実際に楽器を演奏して作成したパートデータである。但し、クライアント端末20は、その他の態様で作成ないしは取得したパートデータをアップロードしてもよい。
 加えて、クライアント端末20は、楽曲サーバ10に対して、楽曲サーバ10が格納している複数のパートデータのうちの所望のパートデータの配信を要求する。その結果、クライアント端末20は、楽曲サーバ10から配信される所望のパートデータをダウンロード(言い換えれば、取得ないしは受信)する。その後、クライアント端末20は、取得したパートデータを再生してもよい。
 ネットワーク網30は、楽曲サーバ10とクライアント端末20との間を接続するネットワーク回線である。ネットワーク網30は、有線のネットワーク回線であってもよいし、無線のネットワーク回線であってもよいし、有線のネットワーク回線と無線のネットワーク回線との組み合わせであってもよい。
 尚、図1は、楽曲配信システム1が1つの楽曲サーバ10を備える例を示している。しかしながら、楽曲配信システム1は、複数の楽曲サーバ10を備えていてもよい。この場合、クライアント端末20は、複数の楽曲サーバ10のうちの少なくとも1つに対してパートデータをアップロードすると共に、複数の楽曲サーバ10のうちの少なくとも1つからパートデータをダウンロードしてもよい。
 また、図1は、楽曲配信システム1が1つのクライアント端末20を備える例を示している。しかしながら、楽曲配信システム1は、複数のクライアント端末20を備えていてもよい。この場合、あるクライアント端末20は、他のクライアント端末20がアップロードしたパートデータをダウンロードしてもよい。
 (2)楽曲サーバの構成
 続いて、図2を参照して、本実施例の楽曲サーバ10の構成について説明する。ここに、図2は、本実施例の楽曲サーバ10の構成を示すブロック図である。
 図2に示すように、楽曲サーバ10は、データベース110と、制御部120と、表示部130と、データ通信部140と備えている。
 データベース110は、クライアント端末20からアップロードされた複数のパートデータを格納するためのパートデータ格納部111と、パートデータ格納部111に格納された複数のパートデータの特性を示すシステム保有情報を格納するためのシステム保有情報格納部112とを備える。
 ここで、図3及び図4を参照して、データベース110が備えるパートデータ格納部111に格納される複数のパートデータについて説明する。ここに、図3及び図4は、夫々、データベース110が備えるパートデータ格納部111に格納される複数のパートデータの態様を示す模式図である。
 図3に示すように、パートデータ格納部111には、複数のパートデータが、所定のルールに応じて分類された状態で格納されていることが好ましい。ここで、ルールの一例として、パートデータが構成する楽曲の曲名や、パートデータが構成する楽曲のテンポ等があげられる。従って、同一の曲名を有する楽曲であって且つテンポが同じ楽曲を構成する一又は複数のパートデータが、同一のルールによって分類されるデータ群を構成することが好ましい。例えば、図3に示す例では、曲名が「○○○○」である楽曲であって且つテンポが「102bpm(Beat Per Minute)」となる楽曲を構成する一又は複数のパートデータが、ルールAという区分に分類されるデータ群を構成した状態で、パートデータ格納部111に格納される。同様に、図3に示す例では、曲名が「×××」である楽曲であって且つテンポが「88bpm」となる楽曲を構成する一又は複数のパートデータが、ルールBという区分に分類されるデータ群を構成した状態で、パートデータ格納部111に格納される。
 このようなルールに応じて分類された状態で複数のパートデータを格納するために、パートデータ格納部111は、新たなパートデータを格納する都度、当該新たなパートデータの曲名やテンポ等(つまり、ルールを特徴づける特性)を分析することで、当該新たなパートデータをルールに応じて分類することが好ましい。
 加えて、パートデータ格納部111には、同一のルールによって分類されるデータ群を構成する複数のパートデータが、パート毎に分類された状態で格納されていることが好ましい。例えば、図3に示す例では、ルールAという区分に分類されるデータ群を構成する複数のパートデータが、リードギターに対応する一又は複数のパートデータと、コーラスに対応する一又は複数のパートデータと、ベースに対応する一又は複数のパートデータと、ドラムに対応する一又は複数のパートデータと、ボーカルに対応する一又は複数のパートデータとに分類された状態で格納される。同様に、図3に示す例では、ルールBという区分に分類されるデータ群を構成する複数のパートデータが、リードギターに対応する一又は複数のパートデータと、ベースに対応する一又は複数のパートデータと、ドラムに対応する一又は複数のパートデータと、ボーカルに対応する一又は複数のパートデータとに分類された状態で格納される。
 このようなパート毎に分類された状態で複数のパートデータを格納するために、パートデータ格納部111は、新たなパートデータを格納する都度、当該新たなパートデータに対応するパートを分析することで、当該新たなパートデータをパート毎に分類することが好ましい。
 或いは、図4に示すように、パートデータ格納部111には、同一のルールによって分類されるデータ群を構成する複数のパートデータが、バンドという単位で取りまとめられた状態で格納されていてもよい。ここで、「バンド」とは、一つの楽曲を構成するための一又は複数のパートの集合を示す。つまり、バンドという単位で取りまとめられた複数のパートデータがクライアント端末20上でミキシングされながら再生されることで、仮想的なあるバンドによって一つの楽曲が演奏されている状態が実質的に実現される。図3に示す例では、ルールAという区分に分類されるデータ群の中で、リードギターに対応する1つのパートデータと、ドラムに対応する1つのパートデータと、ボーカルに対応する1つのパートデータと、ベースに対応する1つのパートデータとの組み合わせからデータ群が、バンド#1という単位で取りまとめられた状態で格納されている。同様に、図3に示す例では、ルールAという区分に分類されるデータ群の中で、リードギターに対応する1つのパートデータと、ドラムに対応する1つのパートデータと、ベースに対応する1つのパートデータとの組み合わせからデータ群が、バンド#2という単位で取りまとめられた状態で格納されている。尚、バンド#2のデータ群は、バンド#1のデータ群と比較して、ボーカルに対応するパートデータが含まれていない、いわゆる「マイナスワン」のデータ群に相当する。
 このとき、バンドという単位で取りまとめられた状態で格納される各パートデータは、他のパートデータとミキシングされる時の設定の態様(例えば、音量やパン等)を示すミキシング情報と共に格納されていてもよい。従って、クライアント端末20は、バンドという単位で取りまとめられた複数のパートデータをミキシングする際には、各パートデータと共に記録されているミキシング情報を参照しながらミキシングすることが好ましい。これにより、クライアント端末20は、複数のパートデータの適切なミキシングを行うことができる。
 このようなパートデータ格納部111による複数のパートデータのルール毎の、パート毎の又はバンド毎の格納は、例えばパートデータと共にパートデータ格納部111に格納される所定の管理情報によって論理的に実現されることが好ましい。例えば、パートデータ格納部111は、複数のパートデータ自体を直接的に区別することなくそのまま格納すると共に、当該格納しているパートデータのルール毎の、パート毎又はバンド毎の分類を管理するための管理情報を別途格納することが好ましい。この場合、楽曲サーバ10は、管理情報を参照することで、複数のパートデータがあたかも図3及び図4に示す態様でパートデータ格納部111上に格納されていると認識することができる。但し、パートデータ格納部111は、物理的なパーティションを区切ることで、複数のパートデータのルール毎の、パート毎の又はバンド毎の格納を、物理的に実現してもよい。
 続いて、図5を参照して、データベース110が備えるシステム保有情報格納部112に格納されるシステム保有情報について説明する。ここに、図5は、データベース110が備えるシステム保有情報格納部112に格納されるシステム保有情報の態様を示す模式図である。
 図5に示すように、システム保有情報格納部112には、システム保有情報として、パートの種類という特性に応じたスコア(言い換えれば、点数ないしは重み付け)と、パートの使用頻度(人気)という特性に応じたスコアと、パートの演奏時間という特性に応じたスコアと、ユーザが演奏できるパートという特性に応じたスコアとを含むレコードが、パート毎に分類された状態で格納されている。
 パートの種類という特性に応じたスコアは、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるか否かという観点から設定されることが好ましい。各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすければし易いパートほど、パートの種類という特性に応じたスコアには高いスコアが設定されることが好ましい。図5に示す例では、「ドラム」に対して「6」というスコアが設定され、「リードギター」に対して「9」というスコアが設定され、「ベース」に対して「7」というスコアが設定され、「キーボード」に対して「5」というスコアが設定され、「リズムギター」に対して「2」というスコアが設定され、「ボーカル」に対して「10」というスコアが設定され、「コーラス」に対して「1」というスコアが設定されている。従って、図5に示す例で言えば、「ボーカル」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いは、「コーラス」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いよりも高いと言える。もちろん、図5に示すスコアの設定は一例であって、その他のスコアが設定されてもよい。
 パートの使用頻度(人気)という特性に応じたスコアは、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるか否かという観点から設定されることが好ましい。この場合、パートの使用頻度が相対的に高いパートほど、人気があるがゆえに当該パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識し易いと想定される。従って、各パートに対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数が多い(つまり、人気が高い)パートほど、パートの使用頻度という特性に応じたスコアには高いスコアが設定されることが好ましい。図5に示す例では、「ドラム」に対して「5」というスコアが設定され、「リードギター」に対して「3」というスコアが設定され、「ベース」に対して「4」というスコアが設定され、「キーボード」に対して「2」というスコアが設定され、「リズムギター」に対して「8」というスコアが設定され、「ボーカル」に対して「10」というスコアが設定され、「コーラス」に対して「4」というスコアが設定されている。従って、図5に示す例で言えば、「ボーカル」に対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数は、「コーラス」に対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数よりも多いと言える。その結果、図5に示す例で言えば、「ボーカル」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いは、「コーラス」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いよりも高いと言える。もちろん、図5に示すスコアの設定は一例であって、その他のスコアが設定されてもよい。
 尚、パートの使用頻度(人気)という特性に応じたスコアは、単に各パートに対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数のみならず、各パートに対応するパートデータが他のパートデータと組み合わせられた(つまり、ミキシングされた)回数も更に考慮して設定されてもよい。この場合、他のパートデータと組み合わせられた回数が多いパートほど、相対的に高いスコアが設定されることが好ましい。この場合、他のパートデータを組み合わせやすいパートほど、相対的に高いスコアが設定されることになる。
 パートの演奏時間という特性に応じたスコアは、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるか否かという観点から設定されることが好ましい。この場合、パートの演奏時間が相対的に長いパートほど、当該パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識し易いと想定される。従って、パートの演奏時間が相対的に長いパートほど、パートの演奏時間という特性に応じたスコアには高いスコアが設定されることが好ましい。図5に示す例では、「ドラム」に対して「6」というスコアが設定され、「リードギター」に対して「9」というスコアが設定され、「ベース」に対して「7」というスコアが設定され、「キーボード」に対して「5」というスコアが設定され、「リズムギター」に対して「2」というスコアが設定され、「ボーカル」に対して「10」というスコアが設定され、「コーラス」に対して「1」というスコアが設定されている。従って、図5に示す例で言えば、「ボーカル」に対応するパートデータの再生時間は、「コーラス」に対応するパートデータの再生時間よりも長いと言える。その結果、図5に示す例で言えば、「ボーカル」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いは、「コーラス」に対応するパートデータの再生によって楽曲全体をユーザが認識する度合いよりも高いと言える。もちろん、図5に示すスコアの設定は一例であって、その他のスコアが設定されてもよい。
 以上説明した3つの特性に応じたスコアは、主として、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるかという観点から設定されるスコアである。但し、システム保有情報は、上述した3つの特性以外の他の特性のスコアを更に含んでいてもよい。この場合、システム保有情報は、上述した3つの特性以外の他の特性であって且つ各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるかを適切に若しくは相応に示すことが可能な他の特性のスコアを含んでいることが好ましい。
 一方で、ユーザが演奏できるパートという特性に応じたスコアは、ユーザ(つまり、クライアント端末20のユーザ)がそのパートを演奏することができるか否か(或いは、ユーザがそのパートの楽器を保有しているか否か)に応じて設定されることが好ましい。例えば、ユーザが演奏することができるパートのスコアは、ユーザが演奏することができないパートのスコアよりも低くなるように設定されたてもよい。例えば、図5に示す例では、ユーザが演奏することができるパートのスコアが「0」に設定されている共に、ユーザが演奏することができないパートのスコアが「10」に設定されている。或いは、例えば、ユーザが演奏することができるパートのスコアは、ユーザが演奏することができないパートのスコアよりも高くしてもよい。
 加えて、システム保有情報格納部112には、システム保有情報として、上述の各特性に応じたスコアに対して、後述の優先度の算出の際に掛け合わせられる係数が、特性毎に格納されていてもよい。
 尚、システム保有情報格納部112には、パートデータ格納部111に複数のパートデータを格納する際のルールという区分ないしはバンドという単位毎に別個独立に用意される複数のシステム保有情報が格納されていてもよい。或いは、システム保有情報格納部112には、パートデータ格納部111に格納される複数のパートデータに共通する単一のシステム保有情報が格納されていてもよい。或いは、システム保有情報格納部112には、ユーザ毎に別個独立に用意される複数のシステム保有情報が格納されていてもよい。或いは、システム保有情報格納部112には、楽曲配信システム1を利用する全てのユーザに共通する単一のシステム保有情報が格納されていてもよい。
 再び図2において、制御部120は、楽曲サーバ10全体の動作を制御する中央制御装置(例えば、CPU:Central Processing Unit)である。制御部120は、その内部に実現される物理的な、論理的な又は機能的な処理ブロックとして、優先度設定部121と、データ通信制御部122とを備えている。
 優先度設定部121は、「設定手段」の一具体例であって、システム保有情報に基づいて、クライアント端末20から要求があった複数のパートデータを配信する際の優先度(言い換えれば、配信の順序)を設定する。尚、優先度設定部121の詳細な動作については後に詳述するため(図8参照)、ここでの説明は省略する。
 データ通信制御部122は、「配信手段」の一具体例であって、クライアント端末20から要求があった複数のパートデータを、優先度設定部121が設定した優先度に応じた順番で配信するようにデータ通信部140を制御する。尚、本実施例では、データ通信制御部122は、複数のパートデータを1つずつ配信することが好ましい。つまり、データ通信制御部122は、ある1つのパートデータを配信している間は他のパートデータを配信せず、当該ある1つのパートデータの配信が完了した後に次の1つのパートデータを配信することが好ましい。
 加えて、データ通信制御部122は、クライアント端末20からアップロードされるパートデータを受信するようにデータ通信部140を制御する。データ通信制御部122は、受信したパートデータをパートデータ格納部111に格納する。
 表示部130は、所定の画面(例えば、楽曲サーバ10の操作を指示するための操作画面や、楽曲サーバ10の状態を示す状態画面等)を表示する。
 データ通信部140は、データ通信制御部124の制御の下で、ネットワーク網30を介したクライアント端末20との間の通信を行う。従って、クライアント端末20からアップロードされるパートデータは、データ通信部140によって取得される。取得されたパートデータは、データ通信制御部122によってパートデータ格納部111に格納される。また、クライアント端末20から要求されたパートデータは、データ通信制御部122によってパートデータ格納部111から読み出される。読みだされたパートデータは、データ通信制御部122の制御の下で、データ通信部140からクライアント端末20に対して配信される。
 (3)クライアント端末の構成
 続いて、図6を参照して、本実施例のクライアント端末20の構成について説明する。ここに、図6は、本実施例のクライアント端末20の構成を示すブロック図である。
 図6に示すように、クライアント端末20は、記憶装置210と、制御部220と、表示部230と、データ通信部240と、音声入力部250と、音声出力部260と、操作部270とを備える。
 記憶装置210は、クライアント端末20内におけるデータ処理の過程で用いられるデータを一時的に又は恒久的に格納する。記憶装置210として、例えば、ROMやRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリや、ハードディスク等が一例としてあげられる。
 制御部220は、クライアント端末20全体の動作を制御する中央制御装置(例えば、CPU:Central Processing Unit)である。制御部220は、その内部に実現される物理的な、論理的な又は機能的な処理ブロックとして、表示制御221と、音声制御部222と、操作制御部223と、データ通信制御部224とを備えている。
 表示制御部221は、表示部230が所定の画面(例えば、クライアント端末20の操作の指示をユーザから受け付けるための画面や、クライアント端末20の状態をユーザに示す画面等)を表示するように、表示部230の動作を制御する。本実施例では、表示制御部221は、音声入力部250を介したユーザの演奏データ(つまり、パートデータ)の録音の指示や、当該録音されたパートデータの楽曲サーバ10へのアップロードの指示をユーザから受け付けるための画面を表示してもよい。また、表示制御部221は、楽曲サーバ10に格納されている複数のパートデータのうちの所望のパートデータのダウンロードの要求の指示をユーザから受け付けるための画面を表示してもよい。
 音声制御部222は、音声入力部250を介した音声(例えば、ボーカルないしはコーラスの音声や、各楽器の演奏による音声等)の録音を制御する。録音された音声は、一時的に又は恒久的に記憶装置210に格納されてもよい。加えて、音声制御部222は、楽曲サーバ10からダウンロードしたパートデータの、音声出力部260からの音声としての出力を制御する。
 操作制御部223は、操作部270を用いたユーザの操作を受け付けると共に、当該受け付けた操作に応じた動作が行われるよう、受け付けたユーザの操作の内容をクライアント端末20内の各部に通知する。例えば、操作制御部223は、音声入力部250を介したユーザの演奏データ(つまり、パートデータ)の録音を指示するユーザの操作を受け付けた場合には、当該操作を受け付けた旨を音声制御部222に通知する。その結果、音声制御部222は、ユーザの演奏データを録音するように音声入力部250の動作を制御する。
 データ通信制御部224は、例えば、操作制御部223からパートデータのアップロードを指示するユーザの操作を受け付けた旨の通知を受けた場合には、音声制御部222の制御の下で録音されたパートデータを楽曲サーバ10へアップロードするようにデータ通信制御部224を制御する。その結果、音声制御部222の制御の下で録音されたパートデータは、データ通信部240を介して、クライアント端末20から楽曲サーバ10へとアップロードされる。
 また、データ通信制御部224は、例えば、操作制御部223から楽曲サーバ10に格納されている複数のパートデータのうちの所望のパートデータのダウンロードを要求するユーザの指示を受け付けた旨の通知を受けた場合には、所望のパートデータのダウンロードを楽曲サーバ10に要求するメッセージを送信するようデータ通信部240を制御する。その結果、所望のパートデータは、データ通信部240を介して、楽曲サーバ10からクライアント端末20へとダウンロードされる。
 ここで、図7を参照して、データ通信制御部224の制御によって実現される所望のパートデータのダウンロード及び再生について説明する。ここに、図7は、制御部220の制御によって実現される所望のパートデータのダウンロード及び再生の態様を概略的に示す模式図である。
 図7に示すように、例えば、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、ルールAという区分に分類されるデータ群に含まれるリードギターに対応する複数のパートデータの中から、所望の1つのパートデータのダウンロードを要求してもよい。同様に、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、ルールAという区分に分類されるデータ群に含まれるコーラスに対応する複数のパートデータの中から、所望の1つのパートデータのダウンロードを要求してもよい。同様に、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、ルールAという区分に分類されるデータ群に含まれるベースに対応する複数のパートデータの中から、所望の1つのパートデータのダウンロードを要求してもよい。同様に、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、ルールAという区分に分類されるデータ群に含まれるドラムに対応する複数のパートデータの中から、所望の1つのパートデータのダウンロードを要求してもよい。同様に、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、ルールAという区分に分類されるデータ群に含まれるボーカルに対応する複数のパートデータの中から、所望の1つのパートデータのダウンロードを要求してもよい。
 その結果、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、リードギターに対応する1つのパートデータと、コーラスに対応する1つのパートデータと、ベースに対応する1つのパートデータと、ドラムに対応する1つのパートデータと、ボーカルに対応する1つのパートデータとを、パート毎に1つずつダウンロードする。このとき、クライアント端末20は、音声制御部222の制御の下で、ダウンロードしたパートデータをミキシングしながら再生してもよい。例えば、リードギターに対応するパートデータのダウンロードが完了し、コーラスに対応するパートデータをダウンロードしており、その他のパートに対応するパートデータのダウンロードが開始されていない段階では、クライアント端末20は、リードギターに対応するパートデータとコーラスに対応するパートデータ(特に、そのうちのダウンロードが完了したデータ部分)とをミキシングして再生してもよい。
 再び図2において、データ通信部240は、データ通信制御部224の制御の下で、ネットワーク網30を介した楽曲サーバ10との間の通信を行う。従って、クライアント端末20からアップロードされるパートデータは、データ通信部240を介して楽曲サーバ10に送信される。また、クライアント端末20の要求に応じて楽曲サーバ10から配信されるパートデータは、データ通信部240によって取得される。取得されたパートデータは、データ通信制御部224によって、記憶装置210に一時的に又は恒久的に格納されてもよいし、音声出力部260から出力されてもよい。
 音声入力部250は、例えば、マイク等の音声の入力を受け付ける装置である。
 音声出力部260は、例えば、スピーカ等の音声の出力を行う装置である。
 操作部270は、例えば、キーボードやマウスやタッチパネル等のユーザの操作を受け付ける装置である。
 (4)楽曲配信システムにおける動作の流れ
 続いて、図8を参照して、本実施例の楽曲配信システム1における動作の流れについて説明する。ここに、図8は、本実施例の楽曲配信システム1における動作の流れを示すフローチャートである。
 図8に示すように、クライアント端末20は、データ通信制御部224の制御の下で、楽曲サーバ10に格納されている複数のパートデータのうちの所望のパートデータのダウンロードを楽曲サーバ10に要求する(ステップS201)。具体的には、例えば、クライアント端末20のユーザは、表示制御部221の制御の下で表示部230に表示される画面(例えば、所望のパートデータを選択するための画面)を見ながら、操作部270を用いた操作によって所望のパートデータを指定する。ユーザによる操作部270を用いた操作は、操作制御部223によって検出される。その結果、操作制御部223は、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを特定することができる。その結果、操作制御部223からの通知を受けるデータ通信制御部224は、データ通信部240を用いて、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを特定可能な所定のメッセージないしは制御信号を楽曲サーバ10に対して送信する。
 その結果、楽曲サーバ10の優先度設定部121及びデータ通信制御部122は、データ通信部140を介して、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを特定可能な所定のメッセージないしは制御信号を受信する。この場合、まず、優先度設定部121は、システム保有情報格納部112に格納されているシステム保有情報に基づいて、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを配信する際の優先度を設定する(ステップS101)。
 ここで、図9を参照して、優先度設定部121による優先度の設定動作について説明する。ここに、図9は、優先度設定部121による優先度の設定動作を、システム保有情報と対応付けて説明するデータ構造図である。尚、図9に示すシステム保有情報は、図5に示すシステム保有情報と同一である。
 図9に示すように、優先度設定部121は、パート毎に、各特性のスコアと各特性の係数との乗算値を全ての特性に渡って加算することで得られる数値を、優先度として設定(言い換えれば、算出する)。例えば、優先度設定部121は、「ドラム」というパートを対象として、6×3(つまり、パートの種類という特性のスコアとパートの種類という特性の係数との乗算値)+5×2(つまり、使用頻度という特性のスコアと使用頻度という特性の係数との乗算値)+10×4(つまり、演奏時間という特性のスコアと演奏時間という特性の係数との乗算値)+10×1(つまり、ユーザのパートという特性のスコアとユーザのパートという特性の係数との乗算値)=「78」という数値を、「ドラム」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「リードギター」というパートを対象として、9×3+3×2+9×4+10×1=「79」という数値を、「リードギター」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「ベース」というパートを対象として、7×3+4×2+9×4+0×1=「65」という数値を、「ベース」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「キーボード」というパートを対象として、5×3+2×2+7×4+10×1=「57」という数値を、「キーボード」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「リズムギター」というパートを対象として、2×3+8×2+2×4+10×1=「40」という数値を、「リズムギター」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「ボーカル」というパートを対象として、10×3+10×2+6×4+10×1=「84」という数値を、「ボーカル」というパートの優先度として設定する。同様に、例えば、優先度設定部121は、「コーラス」というパートを対象として、1×3+4×2+3×4+10×1=「33」という数値を、「コーラス」というパートの優先度として設定する。優先度設定部121は、このように設定した各パートの優先度を、データ通信制御部122に対して通知する。
 尚、図9に示す例では、システム保有情報に含まれる係数は予め設定されている。しかしながら、システム保有情報に含まれる係数は、例えば優先度設定部121の動作によって逐次変更されてもよい。
 再び図8において、続いて、データ通信制御部122は、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを、ステップS101において設定された優先度の応じた順番で、パート毎に1つずつ配信する(ステップS102)。このとき、データ通信制御部122は、優先度が高いパートに対応するパートデータを、優先度が低いパートに対応するパートデータよりも先に配信することが好ましい。言い換えれば、データ通信制御部122は、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを、優先度が高い順番で(図9参照)、パート毎に1つずつ配信する。
 より具体的には、例えば、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータが、リードギターに対応するパートデータと、コーラスに対応するパートデータと、ベースに対応するパートデータと、ドラムに対応するパートデータと、ボーカルに対応するパートデータとであるとする。この場合、図9に示す優先度に従えば、データ通信制御部112は、まず、優先度が最も高いボーカルに対応するパートデータを配信する。その後、データ通信制御部112は、優先度が最も高いボーカルに対応するパートデータの配信が完了した後に、優先度が2番目に高いリードギターに対応するパートデータを配信する。その後、データ通信制御部112は、優先度が2番目に高いリードギターに対応するパートデータの配信が完了した後に、優先度が3番目に高いドラムに対応するパートデータを配信する。その後、データ通信制御部112は、優先度が3番目に高いドラムに対応するパートデータの配信が完了した後に、優先度が4番目に高いベースに対応するパートデータを配信する。その後、データ通信制御部112は、優先度が4番目に高いベースに対応するパートデータの配信が完了した後に、優先度が5番目に高い(言い換えれば、1番低い)コーラスに対応する1つのパートデータを配信する。
 その結果、クライアント端末20が備えるデータ通信部240は、データ通信制御部224の制御の下に、ユーザがダウンロードを要求している所望のパートデータを、優先度が高い順番で、パート毎に1つずつダウンロードする(ステップS202)。加えて、クライアント端末20は、音声制御部222の制御の下に、ダウンロードしたパートデータをミキシングしながら再生する。
 例えば、リードギターに対応するパートデータと、コーラスに対応するパートデータと、ベースに対応するパートデータと、ドラムに対応するパートデータと、ボーカルに対応するパートデータとが上述した優先度に応じた順番で配信される例について説明する。この場合、クライアント端末20のデータ通信部240は、優先度が最も高いボーカルに対応するパートデータをダウンロードする。このダウンロードと並行して、クライアント端末20の音声制御部222は、今現在ダウンロードしているボーカルに対応するパートデータを再生する。その結果、音声出力部260からは、ボーカルに対応するパートデータの音声が出力される。その後、データ通信部240は、優先度が最も高いボーカルに対応するパートデータのダウンロードが完了した後には、優先度が2番目に高いリードギターに対応するパートデータをダウンロードする。このダウンロードと並行して、クライアント端末20の音声制御部222は、ダウンロードが完了したボーカルに対応するパートデータと今現在ダウンロードしているリードギターに対応するパートデータとをミキシングしながら再生する。その結果、音声出力部260からは、ボーカルに対応するパートデータの音声とリードギターに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力される。その後、データ通信部240は、優先度が2番目に高いリードギターに対応するパートデータのダウンロードが完了した後には、優先度が3番目に高いドラムに対応するパートデータをダウンロードする。このダウンロードと並行して、クライアント端末20の音声制御部222は、ダウンロードが完了したボーカル及びリードギターに対応するパートデータと今現在ダウンロードしているドラムに対応するパートデータとをミキシングしながら再生する。その結果、音声出力部260からは、ボーカルに対応するパートデータの音声とリードギターに対応するパートデータの音声とドラムに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力される。その後、データ通信部240は、優先度が3番目に高いドラムに対応するパートデータのダウンロードが完了した後には、優先度が4番目に高いベースに対応するパートデータをダウンロードする。このダウンロードと並行して、クライアント端末20の音声制御部222は、ダウンロードが完了したボーカル、リードギター及びドラムに対応するパートデータと今現在ダウンロードしているベースに対応するパートデータとをミキシングしながら再生する。その結果、音声出力部260からは、ボーカルに対応するパートデータの音声とリードギターに対応するパートデータの音声とドラムに対応するパートデータの音声とベースに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力される。その後、データ通信部240は、優先度が4番目に高いベースに対応するパートデータのダウンロードが完了した後には、優先度が5番目に高い(言い換えれば、1番低い)コーラスに対応するパートデータをダウンロードする。このダウンロードと並行して、クライアント端末20の音声制御部222は、ダウンロードが完了したボーカル、リードギター、ドラムベースに対応するパートデータと今現在ダウンロードしているコーラスに対応するパートデータとをミキシングしながら再生する。その結果、音声出力部260からは、ボーカルに対応するパートデータの音声とリードギターに対応するパートデータの音声とドラムに対応するパートデータの音声とベースに対応するパートデータの音声とコーラスに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力される。
 以上説明したように、本実施例の楽曲配信システム1によれば、パートデータの特性(言い換えれば、パートの特性)に基づいて、パートデータの配信の順番を適切に設定することができる。ここで、パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定によって実現される技術的効果について、図10を参照して、説明する。ここに、図10は、(i)パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定が行われない場合のパートデータの配信の様子と、(i)パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定が行われる場合のパートデータの配信の様子とを示す模式図である。
 図10(a)に示すように、パートデータの特性に基づくパートデータの配信の順番の適切な設定が行われない場合には、ユーザがダウンロードを要求する複数の所望のパートデータは、ランダムな順番で楽曲サーバ10から配信される。例えば、図10(a)は、最初にコーラスに対応するパートデータが配信され、続いて、ベースに対応するパートデータが配信され、続いて、ドラムに対応するパートデータが配信され、続いて、ボーカルに対応するパートデータが配信され、続いて、リードギターに対応するパートデータが配信される例を示している。しかしながら、コーラスに対応するパートデータの配信が完了し且つベースに対応するパートデータの配信が行われている途中の段階では、クライアント端末20では、コーラスに対応するパートデータの音声とベースに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力されている。しかしながら、一般的に、コーラス及びベースの音声だけでは、ユーザは、楽曲全体がどのような楽曲であるのかを認識し難いのが現状である。このため、楽曲全体がどのような楽曲であるのかをユーザが認識するためには、ユーザは、他のパートに対応するパートデータの配信を待つ必要が出てくる。
 しかるに、本実施例では、上述したように、システム保有情報に基づいて設定される優先度が高いパートに対応するパートデータから順番に配信される。例えば、図10(b)は、システム保有情報に基づいて設定される優先度に従って、最初にボーカルに対応するパートデータが配信され、続いて、リードギターに対応するパートデータが配信され、続いて、ドラムに対応するパートデータが配信され、続いて、ベースに対応するパートデータが配信され、続いて、コーラスに対応するパートデータが配信される例を示している。従って、ボーカルに対応するパートデータの配信が完了し且つリードギターに対応するパートデータの配信が行われている途中の段階では、クライアント端末20では、ボーカルに対応するパートデータの音声とリードギターに対応するパートデータの音声とがミキシングされた音声が出力されている。一般的に、ボーカル及びリードギターの音声は、楽曲全体のリズムに大きな影響を与えている。このため、ユーザは、比較的早い段階で(言い換えれば、全てのパートデータの配信を待たなくとも)、楽曲全体がどのような楽曲であるのかを認識し易くなる。
 このように、本実施例の楽曲配信システム1によれば、システム保有情報に基づいて各パートデータの優先度が設定されることで、上述した技術的効果を好適に享受することができる。
 更に、本実施例の楽曲配信システム1によれば、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体をどの程度認識することができるか否かという観点から設定されるスコア(つまり、(i)パートの種類という特性に応じたスコア、(ii)パートの使用頻度(人気)という特性に応じたスコア、及び(iii)パートの演奏時間という特性に応じたスコア)を含むシステム保有情報に基づいて各パートデータの優先度が設定されるため、上述した技術的効果をより一層好適に享受することができる。
 具体的には、例えば、上述したように、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすければし易いパートほど、パートの種類という特性に応じたスコアには高いスコアが設定される。従って、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすければし易いパートほど、優先度が高くなる傾向にある。このため、楽曲サーバ10は、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすいパートほど先に配信することができる。従って、パートの種類という特性に応じて優先度が設定されることで、ユーザは、比較的早い段階で、楽曲全体がどのような楽曲であるのかを認識し易くなる。
 また、例えば、上述したように、各パートに対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数が多いパートほど、パートの使用頻度という特性に応じたスコアには高いスコアが設定される。つまり、各パートに対応するパートデータが要求された、取得された又は再生された回数が多いパートほど、優先度が高くなる傾向にある。ここで、パートの使用頻度が相対的に高いパートほど、人気があるがゆえに当該パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識し易いと想定される。このため、楽曲サーバ10は、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすいパート(つまり、人気があるパート)ほど先に配信することができる。従って、パートの使用頻度という特性に応じて優先度が設定されることで、ユーザは、比較的早い段階で、楽曲全体がどのような楽曲であるのかを認識し易くなる。
 また、例えば、上述したように、パートの演奏時間が相対的に長いパートほど、パートの演奏時間という特性に応じたスコアには高いスコアが設定される。つまり、パートの演奏時間が相対的に長いパートほど、優先度が高くなる傾向にある。ここで、パートの演奏時間が相対的に長いパートほど、当該パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識し易いと想定される。このため、楽曲サーバ10は、各パートに対応するパートデータの再生によってユーザが楽曲全体を認識しやすいパートほど(つまり、演奏時間が相対的に長いパートほど)先に配信することができる。従って、パートの演奏時間という特性に応じて優先度が設定されることで、ユーザは、比較的早い段階で、楽曲全体がどのような楽曲であるのかを認識し易くなる。
 加えて、本実施例の楽曲配信システム1によれば、ユーザが演奏できるパートという特性に応じたスコアによっても優先度が設定される。
 例えば、ユーザが演奏をすることができるパートに対応するパートデータについては、当該パートデータがクライアント端末20にダウンロードされなくとも、ユーザ自身の演奏によって補うことが可能であるとも想定される。従って、ユーザが演奏することができるパートのスコアは、ユーザが演奏することができないパートのスコアよりも低くなっていてもよい。この場合、ユーザが演奏することができるパートの優先度は、ユーザが演奏することができないパートの優先度よりも低くなる傾向にある。このため、楽曲サーバ10は、ユーザが演奏することができるパートに対応するパートデータよりも、ユーザが演奏することができないパートに対応するパートデータを優先的に配信することができる。
 或いは、ユーザが演奏することができるパートに対応するパートデータについては、ユーザは、当該パートデータを早期にダウンロードし且つ再生したいと望んでいるとも想定される。従って、ユーザが演奏することができるパートのスコアは、ユーザが演奏することができないパートのスコアよりも高くなっていてもよい。この場合、ユーザが演奏することができるパートの優先度は、ユーザが演奏することができないパートの優先度よりも高くなる傾向にある。このため、楽曲サーバ10は、ユーザが演奏することができないパートに対応するパートデータよりも、ユーザが演奏することができるパートに対応するパートデータを優先的に配信することができる。
 尚、上述した楽曲配信システム1では、パートデータを配信する際の優先度が、楽曲サーバ10側で設定されている。しかしながら、パートデータを配信する際の優先度が、クライアント端末20側で設定されてもよい。つまり、上述した優先度設定部121は、楽曲サーバ10が備えることに加えて又は代えて、クライアント端末20が備えていてもよい。この場合、クライアント端末20は、所望のパートデータのダウンロードを楽曲サーバ10に要求する際に、クライアント端末20自身が設定した優先度(或いは、当該優先度に応じて定まる配信の順番)を合わせて楽曲サーバ10に通知してもよい。この場合、楽曲サーバ10は、クライアント端末20が設定した優先度に応じた順番で、所望のパートデータを配信してもよい。
 また、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う配信装置、配信方法、及び配信制御用のコンピュータプログラム、再生装置、再生方法、及び再生制御用のコンピュータプログラム、並びに配信システムもまた本発明の技術思想に含まれる。
 1 楽曲配信システム
 10 楽曲サーバ
 110 データベース
 111 パートデータ格納部
 112 システム保有情報格納部
 120 制御部
 121 優先度設定部
 122 データ通信制御部
 140 データ通信部
 20 クライアント端末
 220 制御部
 222 音声制御部
 223 操作制御部
 240 データ通信部
 260 音声出力部
 270 操作部

Claims (21)

  1.  コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信装置であって、
     前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段と、
     前記設定手段により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信手段と
     を備えることを特徴とする配信装置。
  2.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記コンテンツの認識度に対する、前記複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む
     ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3.  前記設定手段は、前記ユーザによる前記コンテンツの認識度に対する寄与度が高いパートデータほど相対的に高い優先度を設定し、
     前記配信手段は、前記複数のパートデータを、前記優先度が高いパートデータから順に配信する
     ことを特徴とする請求項2に記載の配信装置。
  4.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記複数のパートデータの夫々の再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方を含む
     ことを特徴とする請求項2に記載の配信装置。
  5.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々の再生時間を含む
     ことを特徴とする請求項2に記載の配信装置。
  6.  前記コンテンツは、楽曲であり、
     前記複数のパートデータの夫々は、前記複数のパートのうちのいずれか一つのパートに対応する演奏データである
     ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  7.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、ユーザによる前記楽曲の認識度に対する、前記複数のパートデータの夫々の寄与度の大きさを含む
     ことを特徴とする請求項6に記載の配信装置。
  8.  前記設定手段は、前記ユーザによる前記楽曲の認識度に対する寄与度が高いパートデータほど相対的に高い優先度を設定し、
     前記配信手段は、前記複数のパートデータを、前記優先度が高いパートデータから順に配信する
     ことを特徴とする請求項7に記載の配信装置。
  9.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々に対応するパートの種類を含む
     ことを特徴とする請求項6に記載の配信装置。
  10.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々のユーザによる再生頻度及び取得頻度の少なくとも一方を含む
     ことを特徴とする請求項6に記載の配信装置。
  11.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々の再生時間を含む
     ことを特徴とする請求項6に記載の配信装置。
  12.  前記複数のパートデータの夫々の特性は、前記複数のパートデータの夫々に対応するパートの演奏をユーザ自身が行うことができるか否かを示す情報を含む
     ことを特徴とする請求項6に記載の配信装置。
  13.  前記複数のパートデータの夫々の特性を示す特性データを格納する格納手段を更に備え、
     前記設定手段は、前記格納手段に格納された前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する
     ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  14.  コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得すると共に、取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生装置に対して、前記複数のパートデータを配信する配信方法であって、
     前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定工程と、
     前記設定工程により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信工程と
     を備えることを特徴とする配信方法。
  15.  コンピュータを請求項1に記載の配信装置として機能させることを特徴とする配信制御用のコンピュータプログラム。
  16.  コンピュータを請求項1に記載の配信装置として機能させる配信制御用のコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
  17.  請求項1に記載の配信装置から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得手段と、
     前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生手段と
     を備えることを特徴とする再生装置。
  18.  請求項1に記載の配信装置から前記優先度に応じた順番でパート毎に配信される前記複数のパートデータを取得する取得工程と、
     前記複数のパートデータのうち取得した前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生工程と
     を備えることを特徴とする再生方法。
  19.  コンピュータを請求項17に記載の再生装置として機能させることを特徴とする再生制御用のコンピュータプログラム。
  20.  コンピュータを請求項17に記載の再生装置として機能させる再生制御用のコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
  21.  コンテンツを構成する複数のパートに夫々対応するデータ部分である複数のパートデータをパート毎に順に一つずつ取得する取得手段と、
     前記取得手段により取得された前記パートデータから順にミキシングしながら再生する再生手段と
     を備える再生装置と、
     前記複数のパートデータの夫々の特性に基づいて、前記複数のパートデータを前記再生装置に対して配信する際の前記複数のパートデータの夫々の優先度を設定する設定手段と、
     前記設定手段により設定された前記優先度に応じた順番で、前記複数のパートデータを前記再生装置に対してパート毎に配信する配信手段と
     を備える配信装置と
     を備えることを特徴とする配信システム。
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