JP2017068047A - カラオケシステム、サーバ、カラオケ装置 - Google Patents

カラオケシステム、サーバ、カラオケ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】歌唱や演奏が録音された投稿データを、サーバにより補正された音量で再生することと、録音時の設定を再現した音量で再生することを選択可能にする。【解決手段】カラオケ装置(新規投稿)からホストサーバにアップロードされた投稿データについて、ホストサーバは音声の記録された録音データを音量正規化する。そして、ホストサーバは、録音当時の元の音量値を表す録音音量情報と、音量正規化による調節量を表す補正音量情報を含む公開データとして保存する。カラオケ装置(コラボ投稿)は、ホストサーバから公開データをダウンロードして再生する際、ユーザからのリクエストに応じて録音当時の音量値を再現して再生する決定がなされた場合、公開データに含まれる録音音量情報と補正音量情報に基づいて、音量正規化された補正録音データから、録音時における元の音量値を再現して再生を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザによる歌唱音や楽器演奏音が録音された録音情報を投稿したり再生する技術に関する。
従来、カラオケシステムのサービス形態として、ユーザによる歌唱音や楽器演奏音が録音された録音情報を含む投稿データをサーバに投稿し、サーバに投稿された投稿データをカラオケ装置において再生するサービスがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のサービスにおいて、カラオケ装置において再生された投稿データの歌唱音や楽器演奏音に合わせてユーザが歌唱や楽器演奏を行うことで、複数のユーザ間で非リアルタイムのコラボレーション(共同制作や共演)を実現できる。さらに、コラボレーションにおいて新たに録音された歌唱音や楽器演奏音の録音情報を含む投稿データを、コラボレーションにより製作された投稿データとしてサーバに投稿することが行われている。
特開2014−48471号公報
ところで、カラオケ装置において作成される投稿データの音量に関する設定は、録音が行われるカラオケ装置の設置環境等によって異なる。そのため、設置環境の異なる複数のカラオケ装置においてそれぞれ作成される投稿データは、音量にばらつきがある。そこで、異なる投稿データ間における音量のばらつきを均等化するために、サーバにおいて各カラオケ装置からアップロードされた投稿データの音量値を補正して音量正規化した後で各ユーザに配信することが行われている。この投稿データを利用する各ユーザのカラオケ装置は、サーバからダウンロードした投稿データに基づいて演奏を行う際、サーバにおいて音量正規化された音量値に基づいて、投稿データの再生音を出力するときの音量を制御する。このようにすることで、コラボレーションによって複数の投稿データが複合化されることによって制作された投稿データをユーザが利用するときに、常に複数の投稿データ間の音量のばらつきがない状態でユーザが再生音を聴くことができる。
一方、投稿データを利用して演奏を聴いたりコラボレーションをするユーザにとって、補正された適正な音量で再生をしたい場合もあれば、投稿データが録音された環境と同じ音量が再現された状態で再生をしたい場合もあると考えられる。しかしながら、従来、サーバにおいて音量正規化された状態のままで投稿データを再生することと、録音時の音量設定を再現した状態で投稿データを再生することを両方可能にすることは行われていなかった。
本発明は上記課題を解決することを目的する。本発明の目的は、歌唱や演奏が録音された投稿データを、サーバにより補正された音量で再生することと、録音時の設定を再現した音量で再生することを選択可能にする技術を提供することである。
本発明の一形態に係るカラオケシステムは、第1のカラオケ装置と、サーバと、第2のカラオケ装置とを備える。
このうち、第1のカラオケ装置は、第1記憶手段と、第1制御手段と、録音手段と、アップロード手段とを備える。第1記憶手段は、楽曲の演奏音を表す楽曲データを記憶する。第1制御手段は、第1記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、当該演奏時に音入力手段により入力された入力音を併せて出力する。録音手段は、楽曲データに基づく演奏時において音入力手段により入力された入力音を、予め設定されている録音音量値で録音した情報である録音情報を生成する。アップロード手段は、演奏された楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時に録音手段により生成された録音情報と、録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データをサーバにアップロードする。
サーバは、第1取得手段と、音量補正手段と、保存手段と、配信手段とを備える。第1取得手段は、アップロードされた投稿データを取得する。音量補正手段は、第1取得手段により取得された投稿データに含まれる録音情報の音量値を、標準の音量値に合わせて調節した情報である補正録音情報を生成する。保存手段は、音量補正手段により生成された補正録音情報と、その補正録音情報に対応する楽曲識別情報と、投稿データに含まれる音量情報と、補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報とを含む公開データをデータベースに保存する。配信手段は、保存された公開データを第2のカラオケ装置に配信する。
第2のカラオケ装置は、第2取得手段と、決定手段と、音量再現手段と、第2記憶手段と、第2制御手段とを備える。第2取得手段は、演奏に用いる公開データをサーバから取得する。決定手段は、第2取得手段により取得された公開データについて、音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は補正録音情報の音量値のまま再生するかを決定する。音量再現手段は、音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、補正録音情報の音量値を音量情報及び補正情報に基づいて補正することにより、補正録音情報について録音当時の録音音量値を再現する。第2記憶手段は、楽曲の演奏音を表す楽曲データを記憶する。第2制御手段は、音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、公開データの楽曲識別情報に該当する楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、音量再現手段により補正された補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する。一方、補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、第2制御手段は、楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、公開データの補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する。
本発明のカラオケシステムによれば、第1のカラオケ装置からアップロードされた投稿データについて、サーバが録音情報の音量値を標準の音量値に補正することで、複数の異なる投稿データを音量正規化するようになっている。このとき、サーバは、録音当時の元の音量値を表す音量情報と、音量値の補正による調節量を表す補正情報を含む公開データとして保存することができる。このようにすることで、第2のカラオケ装置が公開データを用いて演奏する際、公開データに含まれる音量情報と補正情報に基づいて、音量値が補正された補正録音情報から、録音時における元の音量値を再現することができる。したがって、第2のカラオケ装置において、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、サーバにより音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することが可能になり、より多くのユーザの要望を満たすことができる。
本発明の第2の形態に係るカラオケシステムは、公開データを用いて第2のカラオケ装置で行われたコラボレーション演奏に関する第2投稿データをサーバにアップロードする機能を有する。第2投稿データには、楽曲の楽曲識別情報と、コラボレーション演奏時に生成された第2録音情報と、第2録音情報の録音音量値を表す第2音量情報と、コラボレーション演奏に用いられた公開データに関する公開データ識別情報とが含まれる。サーバは、第2投稿データに含まれる第2録音情報の音量値を調節して第2補正録音情報を生成
する。そして、サーバは、第2補正録音情報と、楽曲識別情報と、第2音量情報と、第2補正録音情報の音量値の調節量を表す第2補正情報と、コラボレーションに用いられた公開データの補正録音情報と、音量情報と、補正情報とを含む第2公開データを配信する。このようにすることで、コラボレーション演奏において録音された歌唱音や楽器演奏音についても、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、サーバにより音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することが可能になる。
本発明の第3の形態に係るカラオケシステムは、第2のカラオケ装置において第2公開データを録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、第2公開データの補正録音情報及び第2補正録音情報を録音当時の録音音量値に補正して再生する。一方、第2公開データの補正録音情報及び第2補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、第2公開データの補正録音情報及び第2補正録音情報の音量を補正せずに再生する。このようにすることで、コラボレーション演奏により作成された第2公開データについても、第2のカラオケ装置において、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することができる。
本発明の第4の形態に係るサーバは、取得手段と、音量補正手段と、保存手段と、配信手段とを備える。取得手段は、楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時において入力された入力音が録音された録音情報と、録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データを取得する。音量補正手段は、第1取得手段により取得された投稿データに含まれる録音情報の音量値を、標準の音量値に合わせて調節した情報である補正録音情報を生成する。保存手段は、音量補正手段により生成された補正録音情報と、その補正録音情報に対応する楽曲識別情報と、投稿データに含まれる音量情報と、補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報を含む公開データをデータベースに保存する。配信手段は、保存された公開データをカラオケ装置に配信する。
本発明のサーバによれば、アップロードされた投稿データに含まれる録音情報の音量値を標準の音量値に補正することで、複数の異なる投稿データの音量値を正規化するようになっている。このとき、サーバは、録音当時の元の音量値を表す音量情報と、音量値の補正による調節量を表す補正情報を含む公開データとして保存することができる。このようにすることで、公開データを用いて演奏を行うカラオケ装置において、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することが可能になり、より多くのユーザの要望を満たすことができる。
本発明の第5の形態に係るカラオケ装置は、記憶手段と、制御手段と、録音手段と、アップロード手段と、取得手段と、決定手段と、音量再現手段とを備える。制御手段は、記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、当該演奏時に音入力手段により入力された入力音を併せて出力する。録音手段は、楽曲データに基づく演奏時において音入力手段により入力された入力音を、予め設定されている録音音量値で録音した情報である録音情報を生成する。アップロード手段は、演奏された楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時に録音手段により生成された録音情報と、録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データを、サーバにアップロードする。
取得手段は、演奏に用いる公開データをサーバから取得する。この公開データには、曲目を表す楽曲識別情報と、標準の音量値に合わせて調節された補正録音情報と、録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報と、補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報とが含まれる。決定手段は、取得された公開データについて、音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は補正録音情報の音量値のまま再生するかを決定する。音量再現手段は、録音当時の音量値を再現して再生すると
決定された場合、音量情報及び補正情報に基づいて補正録音情報から録音当時の録音音量値を再現する。そして、制御手段は、録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、音量再現手段により補正された補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する。一方、補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、制御手段は、楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、公開データの補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する。
本発明のカラオケ装置によれば、楽曲の演奏時に録音された録音情報と、その録音情報に関する音量情報とを含む投稿データをサーバにアップロードすることができる。そして、サーバにより音量正規化された補正録音情報と、録音当時の音量情報と、音量正規化による音量値の調節量を表す補正情報とを含む公開データをサーバから取得することができる。これにより、公開データを録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することが可能になり、より多くのユーザの要望を満たすことができる。
カラオケシステムの構成を表すブロック図。 カラオケシステムの各部が実行する処理の手順を表すシーケンス図。 (a)投稿データ(コラボレーションなし)の構造を表す説明図、(b)公開データ(コラボレーションなし)の構造を表す説明図。 (a)投稿データ(コラボレーションあり)の構造を表す説明図、(b)公開データ(コラボレーションあり)の構造を表す説明図。 ホストサーバが実行する処理の手順を表すフローチャート。 カラオケ装置が実行する処理の手順を表すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケシステム1の構成の説明]
図1に示すように、カラオケシステム1は、カラオケ店舗に設置されるカラオケ装置10と、カラオケ装置10を遠隔操作するためのリモコン端末30と、ホストサーバ40とを備える。カラオケ装置10とホストサーバ40とが、インターネットを介して通信可能に接続される。また、カラオケ装置10とリモコン端末30とが、カラオケ店舗に設置されるLAN(Local Area Network)を介して通信可能に接続される。なお、図1では、理解を容易にするため、2つのカラオケ店舗にカラオケ装置10及びリモコン端末30を1つずつ図示しているが、これより多くのカラオケ店舗内のLANがインターネットに接続されていてもよい。また、1つのカラオケ店舗に複数のカラオケ装置10及びリモコン端末30が設置されていてもよい。なお、インターネットとLANとは図示しないルータで接続されている。また、LANは有線方式であっても無線方式であってもよい。
カラオケ装置10は、制御部11、記憶部12、楽曲再生部13、音声入出力部14、映像制御部15、操作部17、通信部18等を備える。このカラオケ装置は、カラオケ楽曲の再生や、公開データのダウンロード及び再生、投稿データの生成及びアップロード等の機能を有する。
制御部11は、CPUやROM、RAM等を中心に構成された情報処理装置であり、カラオケ装置10全体の制御を司る。制御部11は、記憶部12から読込んだプログラムやデータに従って演算処理を実行することにより、各種機能を実現する。カラオケ装置10の主な機能として、制御部11は、リモコン端末30や操作部17を介してカラオケ楽曲の再生のリクエストを受付け、リクエストされたカラオケ楽曲に対応する内部楽曲データ
(本発明における楽曲データに相当)を楽曲再生部13に再生させる。
記憶部12は、ハードディスクドライブ等の記憶装置であり、カラオケ楽曲を演奏するための内部楽曲データを多数収録したカラオケデータベースや、カラオケ装置10の動作を制御するシステムプログラムやアプリケーションプログラム、各種の情報コンテンツの再生に用いられるデータ等を記憶する。記憶部12のカラオケデータベースに記憶される内部楽曲データは、カラオケ楽曲を識別する楽曲識別情報(例えば、曲番号)と、カラオケ楽曲の演奏音を構成する楽曲構成データとからなる。この楽曲構成データとしては、例えば、MIDI形式の演奏データ(MIDIデータ)や所定の音声圧縮フォーマットの音声ファイルが用いられる。
楽曲再生部13は、記憶部12に記憶されている内部楽曲データや、ホストサーバ40からダウンロードされた公開データに基づいて音声の再生を行い、音源信号を発生する。音声入出力部14は、音声の入出力を制御するデバイスである。音声入出力部14の入力側には、マイク19、楽器20が接続される。これにより、音声入出力部14は、マイク19を介してユーザの歌唱音を取得し、取得した歌唱音を音源信号に変換する。また、音声入出力部14は、ユーザが楽器20を用いて演奏した楽器音を取得し、取得した楽器音を音源信号に変換する。このため、音声入出力部14は、マイク19や楽器20を接続するための端子等を備える。なお、楽器20は、弦楽器・打楽器・管楽器・鍵盤楽器の他にも、パソコンや携帯情報処理端末、ゲーム機等によって実現される電子的な楽器も含むものとする。
また、音声入出力部14の出力側にはスピーカ21が接続される。これにより音声入出力部14は、楽曲再生部13によって再生される音声の音源信号や、マイク19及び楽器20から入力される歌唱音や楽器音の音源信号をスピーカ21に出力する。スピーカ21は、音声入出力部14から出力される音源信号を音に換えて出力する。
映像制御部15は、制御部11から送られてくる映像データに基づく映像の再生及び出力を行う。映像制御部15が再生する映像としては、カラオケ楽曲の演奏と共に表示する背景及び歌詞画像が含まれる。映像制御部15には、映像の表示を行うモニタ23が接続されている。これにより、映像制御部15は再生した映像をモニタ23に表示させる。
操作部17は、カラオケ装置10に対する各種操作を行うための入力装置である。通信部18は、カラオケ装置10をLANに接続して通信を行うための通信インタフェースである。カラオケ装置10は、通信部18によりLAN及びインターネットを介して、リモコン端末30やホストサーバ40と通信を行う。なお、カラオケ装置10のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
リモコン端末30は、装置全体を制御する制御部31、タッチパネルやキースイッチ等からなる操作部32、各種情報を記憶する記憶部33、各種情報の表示を行う表示部34、LAN及びインターネットを介した通信を制御する通信部35等を備える。リモコン端末30は、通信機能、情報表示機能及びユーザが入力操作する入力機能を有する。リモコン端末30には、演奏をリクエストするカラオケ楽曲や公開データの識別情報や、ユーザに関する情報、公開データを音量正規化された音量値のまま再生するか録音当時の音量値を再現して再生するかを指示する情報等がユーザから入力される。リモコン端末30は、ユーザから入力された情報を、LAN経由でカラオケ装置10に送信する。なお、リモコン端末30のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
ホストサーバ40は、サーバ装置からなり、コンピュータシステムを構成している。こ
のホストサーバ40は、ホストサーバ40全体を制御する制御部41、各種情報を記憶する記憶部42、インターネットを介した通信を制御する通信部43等を備える。このホストサーバ40は、複数のカラオケ装置10からアップロードされたユーザの投稿データを基に生成された公開データを蓄積するデータベースを記憶部42に備える。
ホストサーバ40にアップロードされる投稿データは、カラオケ装置10でカラオケ楽曲の演奏が行われる際に、カラオケ装置10によって作成される。この投稿データには、カラオケ楽曲の演奏時にマイク19や楽器20から入力される音が録音された録音データ(本発明の録音情報に相当)や録音音量情報(本発明の音量情報に相当)等が含まれる。なお、投稿データに含まれる情報の詳細内容については、後述する。作成された投稿データは、カラオケ装置10からホストサーバ40にアップロードされる。
カラオケ装置10において生成される録音データの録音音量に関する設定は、録音が行われるカラオケ装置10の設置環境等によって異なる。そのため、ホストサーバ40は、アップロードされた投稿データに含まれる録音データについて、異なる投稿データ間における録音音量のばらつきを均等化するための補正である音量正規化を行う。この音量正規化は、アップロードされた投稿データに含まれる録音データの音量を調節して、カラオケシステム1の運営者により予め定められた標準の音量値に統一する処理である。
そして、ホストサーバ40は、音量正規化された録音データ(以下、補正録音データと称する)と、録音当時の音量に関する録音音量情報と、音量正規化による音量値の調節量を表す補正音量情報(本発明の補正情報に相当)とを含む公開データを生成し、記憶部42のデータベースに蓄積する。これにより、ホストサーバ40は、カラオケ装置10からアップロードされた投稿データに基づいて生成された公開データを記憶部42に多数蓄積することが可能となる。この公開データは、楽曲識別情報や投稿ユーザ名と対応付けられており、これらの情報を手掛かりにリモコン端末30等で投稿データを検索可能となっている。
カラオケ装置10は、ユーザからリクエストされた公開データをホストサーバ40からダウンロードする。カラオケ装置10は、ダウンロードされた公開データに対応するカラオケ楽曲の内部楽曲データを再生し、同時に公開データに含まれる補正録音データを再生する。加えて、マイク19や楽器20から入力された歌唱音や楽器音を出力する。このようにすることで、その場にいない複数のユーザ間で非リアルタイムのコラボレーション(共同制作や共演)が実現する。本実施形態では、カラオケ装置10が内部楽曲データと公開データの補正録音データとを一緒に再生し、再生されたカラオケ楽曲及び公開データの音声と一緒にカラオケ装置10のユーザが歌唱や楽器の演奏を行う行為を、コラボレーション演奏と称する。
なお、カラオケ装置10は、ユーザからのリクエストにおいて録音当時の録音音量を再現すると指定された場合、補正録音データの音量を録音当時の音量値(すなわち、音量正規化前の音量値)に戻して再生を行う。一方、録音当時の録音音量を再現しないとユーザから指定された場合、カラオケ装置10は、補正録音データの音量値(すなわち、音量正規化後の音量値)で再生を行う。
また、カラオケ装置10は、ダウンロードされた公開データを利用したコラボレーション演奏において行われた歌唱や演奏に基づいて、新たに録音データを取得する。取得された新たな録音データは、コラボレーション演奏で制作された投稿データとしてホストサーバ40にアップロード可能である。そして、コラボレーション演奏によって制作された投稿データに関連する複数の録音データを含む公開データが、ホストサーバ40に蓄積される。これにより、カラオケ装置10は、コラボレーション演奏に関連する公開データをホ
ストサーバ40からダウンロードし、その公開データに関連する複数の録音データに基づく音声を複数同時に再生できる。さらに、このようなコラボレーション演奏により制作された投稿データを基に、別のユーザが更に歌唱や演奏を加えて投稿データを制作することで、コラボレーション演奏の参加者を増やすことができる。
[カラオケシステム1の全体動作の説明]
カラオケシステム1の各装置による一連の動作について、図2のシーケンス図に基づいて説明する。
まず、リモコン端末30が、ユーザから投稿(コラボレーションなし)のリクエストを受付ける。具体的には、演奏を所望するカラオケ楽曲を指定する入力操作を、ユーザがリモコン端末30に行う。リモコン端末30は、前記入力操作を受付けると、指定されたカラオケ楽曲の楽曲識別情報と、リクエストしたユーザ名等のユーザ情報とを含む投稿リクエスト情報を、操作対象のカラオケ装置10に送信する(S10)。なお、ユーザ名は、ユーザがカラオケ装置10の利用を開始する際に所定のログイン手続きを行ったときに、予めリモコン端末30に記憶されているものとする。
カラオケ装置10は、リモコン端末30から受信した投稿リクエスト情報に基づき、楽曲識別情報に対応するカラオケ楽曲の内部楽曲データを再生する(S12)。このとき、カラオケ装置10は、内部楽曲データが再生された再生音と、マイク19や楽器20から入力される歌唱音や楽器音とを混合してスピーカから出力する。また、カラオケ装置10は、内部楽曲データの再生と並行して、マイク19や楽器20から入力される歌唱音や楽器音を、カラオケ装置10において設定されている録音音量値で録音した録音データを生成する。
カラオケ楽曲の再生が終わると、カラオケ装置10は、生成された録音データに録音音量情報等を含む投稿データ管理情報を付与して投稿データを生成する(S14)。カラオケ装置10は、S14において生成された投稿データを、インターネット経由でホストサーバ40にアップロードする(S16)。
S16においてカラオケ装置10からホストサーバ40にアップロードされる投稿データの一例について、図3(a)を参照しながら説明する。図3(a)は、コラボレーション演奏の行われていない単独のユーザにより制作された投稿データ(コラボレーションなし、1ユーザ)の構造の一例である。図3(a)に例示されるとおり、投稿データは、投稿データ管理情報と、録音データとからなる。
投稿データ管理情報は、投稿データの管理に関する情報であり、投稿識別情報、コラボレーション識別情報、楽曲識別情報、投稿ユーザ名、コラボレーションユーザ名、及び録音音量情報が含まれる。投稿識別情報は、投稿データを識別する情報であり、カラオケ装置10の制御部11によって付与される。図3(a)の事例において、「UL00001」が投稿識別情報に相当する。コラボレーション識別情報は、コラボレーション演奏において一緒に再生された他の公開データに対応する投稿識別情報を表す情報である。なお、図3(a)の事例のように、コラボレーションなしの投稿データにおいては、コラボレーション識別情報は「なし」と表される。
楽曲識別情報は、投稿データに対応するカラオケ楽曲、すなわち、投稿データが制作されたときにカラオケ装置10によって演奏されたカラオケ楽曲を識別する識別情報である。図3(a)の事例において、「12345」が楽曲識別情報に相当する。投稿ユーザ名は、投稿データに係るユーザの名称、すなわち、リモコン端末30による投稿リクエスト情報において入力されたユーザ名であり、ユーザを識別する固有の識別情報である。図3
(a)の事例において、「aaaa」が投稿ユーザ名に相当する。コラボレーションユーザ名は、コラボレーション演奏の相手、すなわちコラボレーション演奏において一緒に再生された他の公開データに係る投稿ユーザの名称である。なお、図3(a)の事例のように、コラボレーションなしの投稿データにおいては、コラボレーションユーザ名は「なし」と表される。
録音音量情報は、投稿データに含まれる録音データについて、マイク19や楽器20から入力される音が録音されたときの音量の設定値である録音音量値を表す情報である。図3(a)の事例において、「10」が録音音量情報に相当する。なお、音量値は音の大きさを表す値である。音量値を表す情報としては、音の大きさを表す単位として一般的に用いられるデシベル(dB)を用いてもよいし、カラオケ装置10において独自に設定された尺度を用いてもよい。
カラオケ装置10において独自に設定された尺度を用いる場合、その尺度で表される音量値に対応するデシベル値が予め定義されているものとする。例えば、音量値10が5デシベル、音量値11が6デシベル、音量値12が7デシベル…といった具合である。本実施形態では、カラオケ装置10において独自に設定された尺度によって録音音量情報を表すものとする。録音データは、投稿ユーザ名に係るユーザによる歌唱音や楽器音が録音された音声データである。図3(a)の事例では、「UL00001_録音データ」との名称のファイルが録音データに相当する。
図2の説明に戻る。ホストサーバ40は、カラオケ装置10からアップロードされた投稿データを記憶部42に保存する(S18)。そして、ホストサーバ40は、その投稿データに対して音量正規化処理や、公開データ管理情報及び投稿ユーザ情報の付与等を行うことで、他のユーザに公開するための公開データを生成する(S20)。
S20において生成される公開データの一例について、図3(b)を参照しながら説明する。図3(b)は、コラボレーション演奏の行われていない単独のユーザの作品に関する公開データ(コラボレーションなし、1ユーザ)の構造の一例である。なお、図3(b)に例示される公開データは、図3(a)に例示される投稿データを基に生成されたものとする。図3(b)に例示されるとおり、公開データは、公開データ管理情報と、投稿ユーザ情報と、補正録音データとからなる。
公開データ管理情報は、公開データの管理に関する情報であり、公開識別情報及び楽曲識別情報が含まれる。公開識別情報は、公開データを識別する情報であり、ホストサーバ40の制御部41によって付与される。図3(b)の事例において、「DL00001」が公開識別情報に相当する。楽曲識別情報は、公開データに対応するカラオケ楽曲を識別する識別情報であり、公開データの基となった投稿データに含まれる楽曲識別情報と同一の内容である。図3(b)の事例において、「12345」が楽曲識別情報に相当する。
投稿ユーザ情報(図3(b)では「投稿ユーザ情報1」と表記)は、公開データの基となった投稿データ及びその投稿ユーザに関連する情報である。投稿ユーザ情報は、投稿識別情報、ユーザ名、録音音量情報、及び補正音量情報からなる。投稿識別情報は、公開データの基となった投稿データを識別する情報であり、当該投稿データに含まれる投稿識別情報と同一の内容である。図3(b)の事例において、「UL00001」が投稿識別情報に相当する。ユーザ名は、前記投稿識別情報に該当する投稿データに係るユーザの名称であり、当該投稿データに含まれる投稿ユーザ名と同一の内容である。図3(b)の事例において、「aaaa」がユーザ名に相当する。
録音音量情報は、前記投稿識別情報に対応する録音データの録音音量を表す情報であり
、公開データの基となった投稿データに含まれる録音音量情報と同一の内容である。図3(b)の事例において、「10」が録音音量情報に相当する。補正音量情報は、前記投稿識別情報に対応する録音データについて、音量正規化によって元の音量値から調節された調節量を表す情報である。本実施形態では、元の録音データにおける録音音量値と標準の音量値との差を表す値とする。図3(b)の事例において、「+10」が補正音量情報に相当する。
補正録音データは、公開データの基となった投稿データに含まれる録音データを補正によって音量正規化した音声データである。図3(b)の事例では、「UL00001_補正録音データ」との名称のファイルが補正録音データに相当する。これは、図3(a)の投稿データに含まれる「UL00001_録音データ」を音量正規化することによって得られる補正録音データである。
図2の説明に戻る。ホストサーバ40は、生成された公開データを記憶部42のデータベースに保存する。そして、ホストサーバ40は、保存された公開データの公開データ管理情報やユーザ名を開示し、その公開データをリモコン端末30等の端末装置で検索できるように公開する。具体的には、ホストサーバ40は、公開データの公開識別情報や、楽曲識別情報、ユーザ名等のリストを公開する。
リモコン端末30は、公開された公開データに関する公開データ管理情報やユーザ名をホストサーバ40から取得する(S22)。ユーザがコラボレーション演奏を所望する場合、リモコン端末30は、ホストサーバ40によって開示された公開データに関する情報に基づいて、ユーザから投稿(コラボレーションあり)のリクエストを受付ける。具体的には、リクエストするカラオケ楽曲や、そのカラオケ楽曲に対応する公開データであってコラボレーション演奏を希望する公開データを指定する入力操作を、ユーザがリモコン端末30に行う。
また、リクエストする公開データについて、録音音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は音量正規化された補正録音データの音量値のまま再生するかを選択する入力操作を、ユーザがリモコン端末30に行う。この入力操作は、複数の公開データのダウンロードをリクエストする場合、個々の公開データについて個別に選択できるものとする。
リモコン端末30は、リクエストに係る入力操作を受付けると、指定されたカラオケ楽曲の楽曲識別情報と、リクエストしたユーザに関するユーザ情報と、指定された公開データの公開識別情報とを含む投稿リクエスト情報を、操作対象のカラオケ装置10に送信する(S24)。また、リクエストする公開データについて録音当時の音量値を再現して再生する指示が入力された場合、その指示内容を表す音量再現情報を前記リクエスト情報に付加して操作対象のカラオケ装置10に送信する。
リモコン端末30からコラボレーションありの投稿リクエストを受信したカラオケ装置10は、受信した投稿リクエスト情報に含まれる公開識別情報に対応する公開データをホストサーバ40からダウンロードする(S26)。ここでダウンロードされる公開データは、図3(b)に例示される。また、カラオケ装置10は、受信した投稿リクエスト情報に含まれる音量再現情報に基づいて、ホストサーバ40からダウンロードした公開データの補正録音データを録音当時の音量値を再現して再生するか、又は音量正規化された補正録音データの音量値のまま再生するかを決定する。
そして、カラオケ装置10は、受信した投稿リクエスト情報の楽曲識別情報に対応するカラオケ楽曲の内部楽曲データと、ホストサーバ40からダウンロードした公開データに
含まれる補正録音データとを同時に再生する(S28)。このとき、カラオケ装置10は、リクエスト情報に音量再現情報が付加されている場合、該当する公開データに含まれる録音音量情報及び補正音量情報に基づいて補正録音データの音量値を補正前の元の録音音量値に戻す補正をした上で再生を行う。
一方、音量再現情報が付加されていない場合、音量正規化された補正録音データの音量値まま再生を行う。カラオケ装置10は、内部楽曲データや補正録音データが再生された再生音と、マイク19や楽器20から入力される歌唱音や楽器音とを混合してスピーカから出力する。そして、カラオケ装置10は、内部楽曲データ及び公開データの再生と並行して、マイク19や楽器20から入力される歌唱音や楽器音を録音して、新たな録音データを生成する。
カラオケ楽曲及び公開データの再生が終わると、カラオケ装置10は、今回生成された録音データに録音音量情報等を含む投稿データ管理情報を付与した、新たな投稿データを生成する(S30)。カラオケ装置10は、S30において生成された投稿データを、インターネット経由でホストサーバ40にアップロードする(S32)。
S32においてカラオケ装置10からホストサーバ40にアップロードされる投稿データの一例について、図4(a)を参照しながら説明する。図4(a)は、1ユーザ分の公開データと歌唱者からなる2ユーザによるコラボレーション演奏において制作された投稿データ(コラボレーションあり、2ユーザ)の構造の一例である。なお、図4(a)に例示される投稿データは、図3(b)に例示される公開データを利用したコラボレーション演奏において新たに生成されたものを想定している。
図4(a)に例示されるとおり、投稿データ(コラボレーションあり、2ユーザ)は、投稿データ管理情報と、録音データとからなり、図3(a)の事例(コラボレーションなし、1ユーザ)と同一の情報項目で構成されている。ただし、図4(a)の事例は、コラボレーション識別情報とコラボレーションユーザ名の項目に、コラボレーション演奏に関する具体的な情報が記述されている点において、図3(a)の事例と相違する。
投稿データ管理情報には、投稿識別情報、コラボレーション識別情報、楽曲識別情報、投稿ユーザ名、コラボレーションユーザ名、及び録音音量情報が含まれる。図4(a)の事例において、「UL00002」が投稿識別情報に相当する。コラボレーション識別情報は、コラボレーション演奏において一緒に再生された他の公開データに対応する投稿識別情報を表す情報である。図4(a)の事例において、「UL00001」がコラボレーション識別情報に相当する。すなわち、このコラボレーション識別情報は、図3(b)に例示される公開データの投稿ユーザ情報に含まれる投稿識別情報である。
また、図4(a)の事例において、「12345」が楽曲識別情報に相当する。図4(a)の事例において、「bbbb」が投稿ユーザ名に相当する。コラボレーションユーザ名は、コラボレーション演奏の相手、すなわちコラボレーション演奏において一緒に再生された他の公開データに係る投稿ユーザの名称である。図4(a)の事例において、「aaaa」がコラボレーションユーザ名に相当する。すなわち、このコラボレーションユーザ名は、図3(b)に例示される公開データの投稿ユーザ情報に含まれるユーザ名である。また、図4(a)の事例において、「5」が録音音量情報に相当する。図4(a)の事例では、「UL00002_録音データ」との名称のファイルが録音データに相当する。
図2の説明に戻る。ホストサーバ40は、カラオケ装置10からアップロードされた投稿データを記憶部42に保存する(S34)。そして、ホストサーバ40は、その投稿データに対して音量正規化処理や、公開データ管理情報及び投稿ユーザ情報の付与等を行う
ことで、他のユーザに公開するための公開データを生成する(S36)。そして、ホストサーバ40は、生成された公開データを記憶部42のデータベースに保存する。そして、ホストサーバ40は、保存された公開データの公開データ管理情報やユーザ名を開示し、その公開データをリモコン端末30等の端末装置で検索できるように公開する。
S36において生成される公開データの一例について、図4(b)を参照しながら説明する。図4(b)は、2ユーザによるコラボレーション演奏において制作された作品に関する公開データ(コラボレーションあり、2ユーザ)の構造の一例である。なお、図4(b)に例示される公開データは、図4(a)に例示される投稿データを基に生成されたものとする。
図4(b)に例示されるとおり、公開データは、公開データ管理情報と、2ユーザ分の投稿ユーザ情報と、2ユーザ分の補正録音データとからなる。公開データ管理情報、投稿ユーザ情報、及び補正録音データのそれぞれは、図3(b)の事例(コラボレーションなし、1ユーザ)と同一の情報項目で構成されている。ただし、図4(b)の事例は、図4(a)の投稿データに係る投稿ユーザ情報及び補正録音データに加えて、コラボレーション演奏において一緒に再生された図3(b)の公開データに係る投稿ユーザ情報及び補正録音データが記録されている点において、図3(b)の事例と相違する。
公開データ管理情報には、公開識別情報及び楽曲識別情報が含まれる。図4(b)の事例において、「DL00002」が公開識別情報に相当する。図4(b)の事例において、「12345」が楽曲識別情報に相当する。投稿ユーザ情報1は、コラボレーション演奏において一緒に再生された図3(b)の公開データ及びそのユーザに関連する情報である。投稿ユーザ情報1は、投稿識別情報、ユーザ名、録音音量情報、及び補正音量情報からなる。
図4(b)の事例において、「UL00001」が投稿ユーザ情報1の投稿識別情報に相当する。この投稿識別情報は、図3(b)の公開データの投稿ユーザ情報に含まれる投稿識別情報であり、図4(a)の投稿データの投稿データ管理情報に含まれるコラボレーション識別情報と同一の内容である。図4(b)の事例において、「aaaa」が投稿ユーザ情報1のユーザ名に相当する。このユーザ名は、図3(b)の公開データの投稿ユーザ情報に含まれるユーザ名であり、図4(a)の投稿データの投稿データ管理情報に含まれるコラボレーションユーザ名と同一の内容である。図4(b)の事例において、「10」が投稿ユーザ情報1の録音音量情報に相当する。また、図4(b)の事例において、「+10」が投稿ユーザ情報1の補正音量情報に相当する。これらの録音音量情報及び補正音量情報は、図3(b)の公開データの投稿ユーザ情報に含まれる録音音量情報及び補正音量情報と同一の内容である。すなわち、ホストサーバ40は、データベースに蓄積されている既存の公開データから録音音量情報及び補正音量情報等の情報を読出して、新たに生成される公開データの投稿ユーザ情報に付与する。
なお、コラボレーション演奏において一緒に再生された公開データに複数のユーザに関する投稿ユーザ情報が含まれている場合、ホストサーバ40は、複数のユーザそれぞれについて個別の投稿ユーザ情報を新たに生成される公開データに付与する。
投稿ユーザ情報2は、図4(a)の投稿データ及びその投稿ユーザに関連する情報である。投稿ユーザ情報2は、投稿識別情報、ユーザ名、録音音量情報、及び補正音量情報からなる。図4(b)の事例において、「UL00002」が投稿ユーザ情報2の投稿識別情報に相当する。この投稿識別情報は、図4(a)の投稿データに含まれる投稿識別情報と同一の内容である。図4(b)の事例において、「bbbb」が投稿ユーザ情報2のユーザ名に相当する。このユーザ名は、図4(a)の投稿データに含まれる投稿ユーザ名と
同一の内容である。図4(b)の事例において、「5」が投稿ユーザ情報2の録音音量情報である。この得音音量情報は、図4(a)の投稿データに含まれる録音音量情報と同一の内容である。図4(b)の事例において、「+15」が投稿ユーザ情報2の補正音量情報である。この補正音量情報は、図4(a)の投稿データに含まれる録音データについて、音量正規化によって元の音量値から調節された調節量を表す情報である。
図4(b)の事例において、「UL00001_補正録音データ」との名称のファイルは、コラボレーション演奏において一緒に再生された図3(b)の公開データに係る補正録音データである。ホストサーバ40は、データベースに蓄積されている既存の公開データの中から前記補正録音データを取得し、新たに生成される公開データに付与する。なお、コラボレーション演奏において一緒に再生された公開データに複数の補正録音データが含まれている場合、ホストサーバ40は、全ての補正録音データを新たに生成される公開データに付与する。
図4(b)の事例において、「UL00002_補正録音データ」との名称のファイルが、図4(a)の投稿データに含まれる「UL00002_録音データ」を音量正規化することによって得られる補正音声データである。
[サーバ処理の説明]
ホストサーバ40の制御部41が実行するサーバ処理の手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、ホストサーバ40の稼働中に繰返し実行される。
S100では、制御部41は、リモコン端末30あるいはカラオケ装置10から公開データに関する情報の取得要求を受信したか否かを判定する。公開データに関する情報の取得要求を受信した場合(S100:YES)、制御部41はS102に進む。
S102では、制御部41は、S100で判定された取得要求が公開データ管理情報及びユーザ名の照会に関するものであるか否かを判定する。取得要求が公開データ管理情報及びユーザ名の照会に関するものである場合(S102:YES)、制御部41はS104に進む。この場合の取得要求は、例えば図2のS22においてリモコン端末30からリクエストされるものを想定している。S104では、制御部41は、記憶部42のデータベースに蓄積されている公開データに係る公開データ管理情報及びユーザ名の一覧を、要求元のリモコン端末30に送信する。S104の後、制御部41はS100に戻る。
一方、S100で判定された取得要求が公開データ本体の送信を要求するものである場合(S102:NO)、制御部41はS106に進む。この場合の取得要求は、例えば図2のS26においてカラオケ装置10からリクエストされるものを想定している。S106では、制御部41は、当該取得要求に含まれる公開識別情報に該当する公開データに含まれる公開データ管理情報、投稿ユーザ情報、及び補正録音データの全ての情報を、要求元のカラオケ装置10に送信する。S106の後、制御部41はS100に戻る。
一方、S100において公開データに関する情報の取得要求を受信していないと判定された場合(S100:NO)、制御部41はS108に進む。S108では、制御部41は、カラオケ装置10から投稿データのアップロードを受付けたか否かを判定する。投稿データのアップロードは、例えば図2のS16やS32において行われる。投稿データのアップロードを受付けていない場合(S108:NO)、制御部41はS100に戻る。一方、投稿データのアップロードを受付けた場合(S108:YES)、制御部41はS110に進む。
S110では、制御部41は、受信した投稿データを記憶部42に保存する。S112では、制御部41は、S110において保存された投稿データに含まれる録音データの音量値を標準の音量値に音量正規化する補正を行うことで、補正録音データを生成する。S114では、制御部41は、S112で生成された補正録音データに公開データ管理情報及び投稿ユーザ情報を付与することによって公開データを生成し、生成された公開データを記憶部42のデータベースに保存する。S114の後、制御部41はS100に戻る。
具体的には、制御部41は、S110において保存された投稿データの投稿データ管理情報に含まれる各情報に、公開識別情報や補正音量情報、コラボレーション演奏において一緒に再生された公開データに関する投稿ユーザ情報等の各情報を新たに加えることにより公開データを生成する。例えば、図3(a)に例示される投稿データ(コラボレーションなし、1ユーザ)がカラオケ装置10からアップロードされることで、この投稿データに基づいて図3(b)に例示される公開データ(コラボレーションなし、1ユーザ)が生成される。また、図4(a)に例示される投稿データ(コラボレーションあり、2ユーザ)がカラオケ装置10からアップロードされることで、この投稿データに基づいて図4(b)に例示される公開データ(コラボレーションあり、2ユーザ)が生成される。
[投稿処理の説明]
カラオケ装置10の制御部11が実行する投稿処理の手順について、図6のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、カラオケ装置10の稼働中に繰返し実行される。
S200では、制御部11は、リモコン端末30から受信された投稿リクエスト情報を読出す。この投稿リクエスト情報は、例えば図2のS10やS24においてリモコン端末30から送信される。S202では、制御部11は、読出した投稿リクエスト情報に、楽曲識別情報及びユーザ情報が含まれているか否かを判定する。投稿リクエスト情報に楽曲識別情報又はユーザ情報の何れか一方でも含まれていない場合(S202:NO)、この投稿リクエスト情報に関する処理を終了してS200に戻る。その後、制御部11は、次の投稿リクエスト情報に関する処理を行う。一方、投稿リクエスト情報に楽曲識別情報及びユーザ情報が含まれている場合(S202:YES)、制御部11はS204に進む。
S204では、制御部11は、S200で読出された投稿リクエスト情報から、楽曲識別情報、ユーザ情報、公開識別情報及び音量再現情報を読出す。S206では、制御部11は、S204で読出された楽曲識別情報に対応する内部楽曲データを記憶部12から読出す。S208では、制御部11は、S204で読出された情報の中にコラボレーション演奏をリクエストする公開識別情報が存在するか否かを判断する。制御部11は、公開識別情報の有無に基づいてコラボレーション演奏を行うか、単独の演奏を行うかを判断する。公開識別情報が存在しない場合(S208:NO)、制御部11はS218に進む。一方、公開識別情報が存在する場合(S208:YES)、制御部11はS210に進む。
S210では、制御部11は、公開識別情報に該当する公開データ、すなわち、コラボレーション演奏の相手となる公開データをホストサーバ40からダウンロードする。S212では、制御部11は、S204で読出された情報の中に音量再現情報が存在する否かを判定する。制御部11は、音量再現情報の有無に基づいて、公開データを録音当時の音量を再現して再生するか否かを判断する。音量再現情報が存在しない場合(S212:NO)、制御部11はS216に進む。一方、音量再現情報が存在する場合(S212:YES)、制御部11はS214に進む。
S214では、制御部11は、音量再現情報において指示された公開データに含まれる補正録音データについて、録音当時の録音音量値が再現されるように音量値を補正する。図3(b)及び図4(b)に例示されるとおり、公開データには各補正録音データについ
て録音当時の録音音量情報と、音量正規化されたときの補正音量情報とが投稿ユーザ情報として含まれている。制御部11は、補正の対象となる補正録音データに対応する録音音量情報及び補正音量情報に基づいて、その補正録音データの音量値を録音当時の音量値に補正する。
S216では、制御部11は、コラボレーション演奏の相手となる補正録音データを楽曲再生部13において再生する。ここでは、S214において補正が行われた補正録音データについては、録音当時の音量値(すなわち、音量正規化前の音量値)で補正録音データの再生を行う。一方、S214における補正の対象にならなかった補正録音データについては、音量正規化された補正録音データのまま再生を行う。
つぎに、制御部11は、S218,S220,S222の処理を並行して行う。S218では、制御部11は、S206で読出された内部楽曲データを楽曲再生部13において再生する。このS218では、コラボレーション演奏の相手となる補正録音データの再生が行われる場合、補正録音データと内部楽曲データとを同期させて再生する。このとき、音声入出力部14は、内部楽曲データや補正録音データが再生された再生音と、マイク19や楽器20から入力される歌唱音や楽器音とを混合してスピーカから出力する。S220では、制御部11は、音声入出力部14を介してマイク19や楽器20から入力される入力音をカラオケ装置10において設定されている録音音量値で録音して録音データを生成する。S222では、制御部11は、S220において録音された録音データの音量の設定値である録音音量値を取得する。
S224では、制御部11は、内部楽曲データの再生が終了したか否かを判定する。内部楽曲データの再生が終了していない場合(S224:NO)、制御部11はS218〜S222を繰返す。一方、内部楽曲データの再生が終了した場合(S224:YES)、制御部11はS226に進む。
S226では、制御部11は、S220で生成された録音データに投稿データ管理情報を付与して新たな投稿データを生成する。投稿データに付与される投稿データ管理情報には、投稿識別情報、コラボレーション識別情報、楽曲識別情報、投稿ユーザ名、コラボレーションユーザ名、及びS220で取得された録音音量情報が含まれる。歌唱者単独による演奏(コラボレーションなし)が行われた場合に生成される投稿データは、図2のS14で生成される投稿データの内容と同様であり、その具体的な内容は図3(a)に例示される。一方、ホストサーバ40からダウンロードした公開データとのコラボレーション演奏が行われた場合に生成される投稿データは、図2のS30で生成される投稿データの内容と同様であり、その具体的な内容は図4(a)に例示される。
S228では、制御部11は、S226で生成された投稿データを、通信部18を介してホストサーバ40にアップロードする。アップロード後、制御部11はS200に戻り、次の投稿リクエスト情報に関する処理を行う。
[効果]
実施形態のカラオケシステム1によれば、以下の効果を奏する。
カラオケ装置10からアップロードされた投稿データについて、ホストサーバ40が録音データの音量値を補正することで、複数の異なる投稿データを音量正規化するようになっている。このとき、ホストサーバ40は、録音当時の元の音量値を表す録音音量情報と、音量正規化による音量値の調節量を表す補正音量情報とを含む公開データとして保存することができる。
このようにすることで、カラオケ装置10が公開データをホストサーバ40からダウン
ロードして再生する際、公開データに含まれる録音音量情報と補正音量情報に基づいて、音量正規化された補正録音データから録音時における元の音量値を再現できる。したがって、カラオケ装置10は、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、音量正規化された状態で再生することをユーザのリクエストに応じて選択することが可能になり、より多くのユーザの要望を満たすことができる。
また、カラオケ装置10は、ホストサーバ40からダウンロードされた公開データを利用したコラボレーション演奏において制作された投稿データを、ホストサーバ40にアップロードできる。そして、コラボレーション演奏において制作された投稿データについても、録音当時の音量値を再現した状態で再生したり、音量正規化された状態で再生することをユーザの任意で選択することが可能である。
[変形例]
図2のシーケンス図において、新規投稿側のカラオケ装置10が行う処理と、コラボ投稿側のカラオケ装置10が行う処理を別個に記述したが、当然ながら同一のカラオケ装置10で両者の処理を実行してもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
ホストサーバ40が、サーバに相当する。ホストサーバ40の制御部41が実行する図5のS110が、第1取得手段及び請求項4の取得手段に相当する。ホストサーバ40の制御部41が実行する図5のS112が、音量補正手段に相当する。ホストサーバ40の制御部41が実行する図5のS114が、保存手段に相当する。ホストサーバ40の制御部41が実行する図5のS106が、配信手段に相当する。
コラボレーションなしで投稿データを生成してホストサーバ40にアップロードするときのカラオケ装置10(新規投稿)が、第1のカラオケ装置に相当する。ホストサーバ40から公開データをダウンロードしてコラボレーション演奏を行うときのカラオケ装置10(コラボ投稿)が、第2のカラオケ装置に相当する。
カラオケ装置10の記憶部12が、第1記憶手段、第2記憶手段及び記憶手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS210が、第2取得手段及び請求項5の取得手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS212が、決定手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS214が、音量再現手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS216,S218が、第1制御手段、第2制御手段及び制御手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS220が、録音手段に相当する。カラオケ装置10の制御部11が実行する図6のS226,S228が、アップロード手段に相当する。
1…カラオケシステム、10…カラオケ装置、11…制御部、12…記憶部、13…楽曲再生部、14…音声入出力部、15…映像制御部、17…操作部、18…通信部、19…マイク、20…楽器、21…スピーカ、23…モニタ、30…リモコン端末、31…制御部、32…操作部、33…記憶部、34…表示部、35…通信部、40…ホストサーバ、41…制御部、42…記憶部、43…通信部。

Claims (5)

  1. 楽曲の演奏音を表す楽曲データを記憶する第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、当該演奏時に音入力手段により入力された入力音を併せて出力する第1制御手段と、
    前記楽曲データに基づく演奏時において前記音入力手段により入力された入力音を、予め設定されている録音音量値で録音した情報である録音情報を生成する録音手段と、
    前記第1制御手段により演奏された楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時に前記録音手段により生成された録音情報と、前記録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データをサーバにアップロードするアップロード手段と、
    を備える第1のカラオケ装置と、
    アップロードされた前記投稿データを取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された投稿データに含まれる録音情報の音量値を、標準の音量値に合わせて調節した情報である補正録音情報を生成する音量補正手段と、
    前記音量補正手段により生成された補正録音情報と、その補正録音情報に対応する楽曲識別情報と、前記投稿データに含まれる音量情報と、前記音量補正手段において前記補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報とを含む公開データをデータベースに保存する保存手段と、
    保存された前記公開データを第2のカラオケ装置に配信する配信手段と、
    を備えるサーバと、
    演奏に用いる公開データを前記サーバから取得する第2取得手段と、
    前記第2取得手段により取得された公開データについて、前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は前記補正録音情報の音量値のまま再生するかを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記補正録音情報の音量値を前記音量情報及び前記補正情報に基づいて補正することにより、前記補正録音情報について録音当時の録音音量値を再現する音量再現手段と、
    楽曲の演奏音を表す楽曲データを記憶する第2記憶手段と、
    前記決定手段によって前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記公開データの楽曲識別情報に該当する楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記音量再現手段により補正された補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する一方、前記決定手段によって前記補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、前記楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記公開データの補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する第2制御手段と、
    を備える第2のカラオケ装置と、
    を有することを特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記第2のカラオケ装置では、
    前記第2制御手段は、前記楽曲データ及び前記公開データに基づく演奏音及び再生音を出力すると共に、当該演奏時に音入力手段により入力された入力音を併せて出力するコラボレーション演奏を実行し、
    前記コラボレーション演奏の実行時において前記音入力手段により入力された入力音を、予め設定されている録音音量値で録音した情報である第2録音情報を生成する第2録音手段と、
    前記コラボレーション演奏において演奏された楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、前記コラボレーション演奏時に前記録音手段により生成された第2録音情報と、前記第2録音情報が生成されたときの録音音量値を表す第2音量情報と、前記コラボレーション演奏に
    用いられた公開データを識別する公開データ識別情報とを含む第2投稿データをサーバにアップロードする第2アップロード手段とを備え、
    前記サーバでは、
    前記第1取得手段は、アップロードされた前記第2投稿データを取得し、
    前記音量補正手段は、前記第1取得手段により取得された第2投稿データに含まれる第2録音情報の音量値を、標準の音量値に合わせて調節した情報である第2補正録音情報を生成し、
    前記保存手段は、前記音量補正手段により生成された第2補正録音情報と、その第2補正録音情報に対応する楽曲識別情報と、前記第2投稿データに含まれる第2音量情報と、前記音量補正手段において前記第2補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す第2補正情報と、前記第2投稿データに含まれる公開データ識別情報に該当する公開データに関する前記補正録音情報と、前記音量情報と、前記補正情報とを含む第2公開データをデータベースに保存し、
    前記配信手段は、保存された前記第2公開データを前記第2のカラオケ装置に配信すること、
    を特徴とするカラオケシステム。
  3. 請求項2に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記第2のカラオケ装置では、
    前記第2取得手段は、演奏に用いる第2公開データを前記サーバから取得し、
    前記決定手段は、前記第2取得手段により取得された第2公開データについて、前記音量情報及び前記第2音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は前記補正録音情報及び前記第2補正録音情報の音量値のまま再生するかを決定し、
    前記音量再現手段は、前記決定手段によって前記音量情報及び前記第2音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記補正録音情報及び前記第2補正録音情報の音量値を、前記音量情報、前記第2音量情報、前記補正情報及び前記第2補正情報に基づいて補正することにより、前記補正録音情報及び前記第2補正録音情報について録音当時の録音音量値を再現し、
    前記第2制御手段は、前記決定手段によって前記音量情報及び前記第2音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記第2公開データの楽曲識別情報に該当する楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記音量再現手段により補正された補正録音情報及び第2補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する一方、前記決定手段によって前記補正録音情報及び前記第2補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、前記楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記第2公開データの補正録音情報及び第2補正録音情報に基づく再生音を併せて出力すること、
    を特徴とするカラオケシステム。
  4. 楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時において入力された入力音が録音された録音情報と、前記録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データを取得する取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された投稿データに含まれる録音情報の音量値を、標準の音量値に合わせて調節した情報である補正録音情報を生成する音量補正手段と、
    前記音量補正手段により生成された補正録音情報と、その補正録音情報に対応する楽曲識別情報と、前記投稿データに含まれる音量情報と、前記音量補正手段において前記補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報とを含む公開データをデータベースに保存する保存手段と、
    保存された前記公開データをカラオケ装置に配信する配信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  5. 楽曲の演奏音を表す楽曲データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、当該演奏時に音入力手段により入力された入力音を併せて出力する制御手段と、
    前記楽曲データに基づく演奏時において前記音入力手段により入力された入力音を、予め設定されている録音音量値で録音した情報である録音情報を生成する録音手段と、
    前記制御手段により演奏された楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、その楽曲の演奏時に前記録音手段により生成された録音情報と、前記録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報とを含む投稿データを、サーバにアップロードするアップロード手段と、
    演奏に用いる公開データであって、楽曲の曲目を表す楽曲識別情報と、前記録音情報の音量値が標準の音量値に合わせて調節されることにより生成された補正録音情報と、前記録音情報が生成されたときの録音音量値を表す音量情報と、前記補正録音情報が生成されたときの音量値の調節量を表す補正情報とを含む公開データを前記サーバから取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された公開データについて、前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生するか、又は前記補正録音情報の音量値のまま再生するかを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記補正録音情報の音量値を前記音量情報及び前記補正情報に基づいて補正することにより、前記補正録音情報について録音当時の録音音量値を再現する音量再現手段とを備え、
    前記制御手段は、前記前記決定手段によって前記音量情報で表される録音当時の音量値を再現して再生すると決定された場合、前記公開データの楽曲識別情報に該当する楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記音量再現手段により補正された補正録音情報に基づく再生音を併せて出力する一方、前記決定手段によって前記補正録音情報の音量値のまま再生すると決定された場合、前記楽曲データに基づいて演奏音を出力すると共に、前記公開データの補正録音情報に基づく再生音を併せて出力すること、
    を特徴とするカラオケ装置。
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