JP5200434B2 - 音響設定支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンサートなどのイベント開催時における音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置に関する。
コンサートなどの公演には、マイクロフォン、音響調整装置、アンプ、スピーカなどを有する音響システムが用いられる。このような公演に際しては、事前にマイクロフォンやスピーカの割り当てなどの音響プランを作成し、該音響プランに基づく音響プラン図(事前セッティング図)に従って入出力チャンネルと機器のセッティングが行われている。
音響プラン図は、入力チャンネルにどの楽器を割り当ててどのマイクロフォンを使用するか、出力チャンネルにどの信号を割り当てるか、どこのスピーカを使用するか、どのアンプを使用するかなど、入出力の各チャンネルとそれに割り当てられる入出力機器との対応を記載したものであり、重要な属性はほとんどその中に記載されている。この音響プラン図を用いることにより、事前に破綻のないプランを立てたり、他のスタッフと情報を共有することができる。
音響システムには、1又は複数の入力系統から入力された音をミックスしたり、加工したりして、1又は複数の出力系統に出力するために、音響調整卓(ミキシングコンソール、アナログミキサー又はデジタルミキサー)などの音響調整装置が備えられている。
音響調整卓には複数のフェーダ等の操作子が設けられており、チャンネルごとに、信号処理に関する種々のパラメータ(例えば、ヘッドアンプやイコライザー、コンプレッサー等のパラメータ)が設定されるが、その設定は、ユーザーが現場においてゼロから設定していくのが通常であった。
例えば、アナログミキサーの場合、チャンネルごとに、ヘッドアンプのレベル、PEQ(パラメトリックイコライザ)の周波数とレベル、MIXバスヘの送り、フェーダーレベル、パンなどの設定をオペレータがマニュアルで行っていた。
したがって、アーティストの入れ替えがあるときなどは、設定値のメモを一つ一つ取ったり、カメラで撮影したりして設定を記録しておき、再度それを見ながら再設定していたため、大変煩雑であった。
また、デジタルミキサーにおいては、フェーダ等の操作子にエンコーダ及びアクチュエータが装着されており、自動的に操作子の操作状態の検出及び設定が可能とされている。このような装置によれば、ある設定を作って、それをそのままシーンメモリに保存しておき、該保存したデータを呼び出して(リコール)設定することができる(特許文献1、非特許文献1)。例えばコンサートのリハーサル時において、各種の舞台状況毎に、オペレータが設定したミキシング状態を予めメモリに記憶させておき、それをリコールすることによりその状態を再現することができる。
また、デジタルミキサー本体に接続したパーソナルコンピュータから、デジタルミキサー本体の設定をコントロールしたり、デジタルミキサー本体における設定データをパーソナルコンピュータに保存し、該保存したデータをデジタルミキサー本体に設定(リコール)することも知られている(非特許文献2)。
特開2005−217458号公報 DM2000取扱説明書、P.157、[on line]、ヤマハ株式会社、[平成19年5月8日検索]、インターネット、(URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/DM2000J.pdf) M7CL Editor取扱説明書、[on line]、ヤマハ株式会社、[平成19年5月8日検索]、インターネット、(URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/m7cleditor_ja_om.pdf)
上述のように、音響調整装置としてアナログミキサーを使用する場合には、各操作子の初期設定はオペレータがマニュアルで行うしかなく煩雑な作業が必要であった。
また、デジタルミキサーのシーンメモリ機能は、ミキサー上のある瞬間の設定をまとめて保存し再現することができるものであるが、どのようなイベントか、どのチャンネルに何の楽器が入力されたか、どの出力チャンネルにどんなスピーカが割り当てられていたかなどの属性(使用状況)の情報は保存されていなかった。
さらに、デジタルミキサーのライブラリ機能には楽器ごとのイコライザーやコンプレッサーの推奨プリセットが入っているものがあるが、これはあくまで大まかな想定値であって、個別楽器の特性、各オペレータの嗜好、イベントごとの最適値、現場のノウハウなどが反映されたものではなかった。
さらにまた、コンサートなどのイベントを開催するときには音響プランが作成されていたが、この音響プランと音響調整装置の設定値はリンクされていなかった。
しかし、例えばある楽器とマイクロフォンに対してはいつも同じような設定値を初期値として入れることが多いため、楽器とマイクロフォンを指定することにより過去に使った設定値等を簡単に呼び出すことができれば、初期設定などの手間を大幅に削減することができる。
そこで本発明は、音響調整装置に関する設定作業を大幅に効率化することができる音響設定支援装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響設定支援装置は、マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段であって、前記属性情報に対応する信号処理データが前記記憶手段中に存在しなかったときに、選択された前記属性情報に近似する属性情報に対応する信号処理データを取得することができる手段と、前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段と、前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段とを有するものである。
また、本発明の他の音響設定支援装置は、マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段と、前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段であって、前記選択された属性情報に対応する信号処理データが複数得られたときには、該複数の信号処理データを平均化することにより前記設定データを作成する手段と、前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段とを有するものである。
さらに、本発明のさらに他の音響設定支援装置は、マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段と、前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段であって、前記選択された属性情報に対応する信号処理データが複数得られたときには、該複数の信号処理データのうちの直近の信号処理データほど大きい重みを付けて平均化することにより前記設定データを作成する手段と、前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段とを有するものである。
さらにまた、前記記憶手段は、複数の前記音響設定支援装置からアクセスすることができるデータベースとされているものである。
このような本発明の音響設定支援装置によれば、音響プランのデータ及び音響調整装置における各種設定値(信号処理データ)を、実際に用いたイベントの名称や種類、施設名称、開催日時、出演者名又はオペレータ名などのイベント属性情報とリンクさせて記憶手段に記憶させておき、ユーザーが用途に応じた音響プランや信号処理データを前記記憶手段から取得して用いることにより、音響プランの作成や音響調整装置の初期設定などの手間を大幅に軽減することができる。
イベント属性情報(イベント日時、名称、施設名称等)は、ユーザーにとって検索しやすいキーワードであるため、イベント属性情報を用いて検索することにより音響プランや信号処理データを容易に取得することができる。例えば、毎年開催されるイベントで、昨年使った設定値を呼び出して参考にしたり、初めての会場でのイベントで、他のユーザーが過去に設定した内容を呼び出して参考にすることができる。
さらに、キーワード検索により該当する複数のデータから最適なデータを任意に絞り込むことができる。例えば、同一イベント名称でも最新のデータや特定の条件(オペレータをさらに限定する等)を追加してデータを取得することができる。これに対して、従来技術ではシーンメモリをリコールすることで、一つの設定データを直接取得するだけなので、本発明のような、直感的、機能的、あるいは曖昧な検索を絞り込むような使い方ができなかった。
さらにまた、前記記憶手段が、複数の音響設定支援装置からアクセスすることができるデータベースである場合には、いろいろな人がデータベースにアクセスしてデータを蓄積することにより、いろいろな人のノウハウを設定に反映させることが可能となり、また、遠隔地から利用することも可能となる。
図1は、本発明の音響設定支援装置の一実施の形態が適用されたシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
この図において、1は、マイクロフォン、音響調整卓(デジタルミキサー)及びスピーカなどが含まれている音響システム、11は前記音響システム1とネットワーク12に接続されたパーソナルコンピュータなどのコンピュータ、12はインターネットなどのネットワーク、13は前記ネットワーク12に接続されたサーバー装置、14は前記サーバー装置に接続されたデータベースである。図示するように、複数の音響システム1及びコンピュータ11が前記ネットワーク12を介してデータベース14にアクセスすることができる。
ここで、前記コンピュータ11は音響システム1における音響調整卓に接続されており、該音響調整卓の設定を行う機能、前記音響調整卓における各種設定値のデータ(信号処理パラメータのデータ、信号処理データ)を取得するとともに、コンピュータ11に内蔵するメモリに記憶されている設定データで前記音響調整卓を設定する機能、前記ネットワーク12及び前記サーバー13を介して前記データベース14にアクセスする機能、音響プランや音響プラン図を出力(表示又は印刷)する機能などの各種機能を有している。
また、前記データベース14は、後述するように、イベントが開催されたときに前記コンピュータ11から登録される、そのイベントで使用された音響プランのデータ(音響プランデータ)、当該音響システム1における音響調整卓の各種操作子の操作状態を示す信号処理データ及び開催されたイベントの属性情報(施設名称、イベントの種別、名称、開催日時、出演者名、オペレータ名などの情報)がリンクして格納されるものである。また、コンサートなどのイベントの会場となる施設の音響設備などに関する情報、各施設又は音響調整卓に対応した音響プラン図のテンプレート(ひな型)のデータの情報などもデータベース14に格納されている。
図2は、前記音響システム1の構成を示すブロック図である。
この図において、2はステージ上に設置されたマイクロフォン、3は複数チャンネル分の入力信号をまとめる入力ボックス(いわゆるマルチボックス)、4は前記複数の入力ボックス3からの信号が入力される入力部、5は前記入力部4からの信号が入力される前述した音響調整卓、6はイコライザ、コンプレッサー、リミッタなどを含む周辺機器、7は前記音響調整卓5から複数の出力系統の出力信号が供給される出力部、8は前記出力部7からの複数の出力系統の信号をそれぞれ電力増幅する電力部、9は該電力部8でそれぞれ電力増幅された複数系統の出力信号を放音するスピーカである。なお、ここでは、イコライザ、コンプレッサー、リミッタなどは、周辺機器6として前記音響調整卓5の外部に接続されているものとして記載したが、前記音響調整卓5に内蔵されている場合もある。
前記マイクロフォン2で収音された信号は、前記入力ボックス3及び入力部4を介して音響調整卓5に入力され、ミキシング、イコライザ、コンプレッサ、リミッタなどの信号処理を施された後、レベル/ディレイが個別に調整された複数系統の出力信号とされて、前記出力部7及び電力部8を介して、それぞれ対応するスピーカ9から放音される。
ここで、前記音響調整卓5は前述したデジタルミキサーであり、フェーダ等の操作子にエンコーダ及びアクチュエータが装着されており、自動的に操作状態の検出及び設定が可能とされている。そして、各操作子の操作状態(設定値)を音響調整卓5に内蔵されたシーンメモリに保存し、呼び出して設定(リコール)することができる。また、前記コンピュータ11に搭載されているコントロールプログラムの制御により、シーンメモリに記憶されている設定データ(信号処理データ)を前記コンピュータ11に転送したり、あるいは、前記コンピュータ11から設定データを受け取って、シーンメモリからのリコール時と同様に各操作子に設定することができる。
次に、イベントの開催時に前記コンピュータ11により前記データベース14に登録される音響プランデータ、音響調整卓5の信号処理データ及びイベントの属性情報について説明する。なお、前述のように、データベース14には、これらの情報以外にも、施設又は音響調整卓対応あるいは汎用の音響プラン図のテンプレート(ひな形)及び各施設の音響設備などに関する情報が蓄積されている。
図3は、音響プランに基づいて作成された音響プラン図の一例を示す図である。前述のように、コンサートなどのイベントを開催するときには、事前に音響プランを作成し、それに基づいて作成されたこのような音響プラン図を用いて音響調整卓に接続される機器等のセッティングを行う。なお、図以外の形で表現された音響プランを用いるようにしてもよい。
この図に示す音響プラン図の例では、入力チャンネルに対して割り当てる機器の内容を記述した表31、出力チャンネルに対して割り当てる機器の内容を記述した表32、FB(Fold Back:跳ね返り)チャンネルに対して割り当てる機器の内容を記述した表33で構成される。具体的には、入力チャンネルにどの楽器や音源(INST.)を割り当ててどのマイクロフォン(MIC)やどのマイクスタンド(STAND)を使用するかを示す表(INPUT MULTI)31、出力チャンネルにどの信号(SIGNAL)を割り当てるか、どこのスピーカか、どのアンプかなどを示す表(OUTPUT MULTI)32及びFBチャンネルをどのように割り当て、どのスピーカ(SP.)やどのアンプ(AMP.)を使用するかを示す表(FB OUTPUTS)33の3つの表が記載されており、さらに、当該イベントの名称(種類)、いつ(開催日)、どの会場で(施設名称)、プランナー名などの属性情報34も記載されている。
音響プランデータは、例えば、上述のような各種の表形式のデータであり、例えば、表計算ソフトウェアなどを用いて前記音響プラン図を出力することができる。
図示する例では、入力チャンネルに対する割り当てを記述した表31には、48系統の入力チャンネルそれぞれに対し、それに対応する楽器の種別、マイクロフォンの種別、マイクスタンドの情報及び注意事項が記載されており、例えば、入力チャンネル19はボーカルに割り当てられており、SM58という型番(種類)のマイクロフォンとST201という型番(種類)のマイクスタンドが用いられることが指示されている。
また、出力チャンネルに対する割り当てを記述した表32には、16系統の出力チャンネルそれぞれに割り当てられている信号が記述されており、例えば、出力チャンネル1にはFOH(Front of House:客席向けのメインスピーカ)のLチャンネルの信号が割り当てられることが指示されている。なお、表32中の「In.Fill」とは、前記メインスピーカを補助するスピーカのことであり、「Cluster」とは、施設に既存のクラスタースピーカのことである。
さらに、FBチャンネルに対する割り当てを記述した表33には、12系統のFBチャンネルとCUEチャンネルそれぞれに対する演奏者の割り当てとインサートの有無及び使用するアンプとスピーカの情報が記述されており、例えば、FBチャンネル8はサックスのプレーヤーに対するフォールバックに割り当てられ、Q1131というグラフィックイコライザを介して、FM1202というモニタースピーカ3本に出力されることが指示されている。
さらに、当該イベントの属性情報34の領域には、そのイベントのタイトル、種類、開催日、施設名称、プランナーの名前などの属性情報が記載されている。なお、この図には示していないが、出演者又はアーティスト名、各出演者又はアーティストの出演時間など、その他の音響システムや音響調整卓の設定作業に関連するイベントの属性情報が記載されている。
次に、前記音響調整卓5における操作子の操作状態を示す設定値のデータ(信号処理データ)について説明する。
前記音響調整卓5の設定は、音響調整卓5そのものを操作することにより実行することもできるし、前記コンピュータ11に搭載された音響調整卓のコントロールプログラムを用いて設定することもできる。イベントのリハーサル時及び本番時には、前述のように、前記音響調整卓5の各操作子を操作することにより、各チャンネル(入力チャンネル及び出力チャンネル)における各種信号処理パラメータの設定が行われる。
図4は、前記音響調整卓のコントロールプログラムを使用して前記コンピュータ11から設定を行う場合の前記コンピュータ11の表示画面の一例を示す図であり、選択した一つの入力チャンネルにおける信号処理パラメータの設定を行っているときの画面を示している。
図中41は操作の対象として選択された入力チャンネルの番号と名称を表示する領域であり、ここでは、チャンネル1が選択されている様子が示されている。オペレータは、SELECTボタン又は左右の三角ボタンを使用してチャンネルを切り替えることができる。また、PATCHはこのチャンネルに割り当てる入力ソースを選択するものであり、この例では、入力端子#1(IN 1)が選択されている。
42は、この入力チャンネルからMIXバス(1〜16)及びMATRIXバス(1〜8)に送られる信号の送り(センド)レベルを調節する領域である。
43は、ヘッドアンプ(HA)のゲイン、信号の位相(φ)の反転の有無、ハイパスフィルター(HPF)のオン/オフ及びカットオフ周波数の設定を行う領域である。
44は、現在選ばれている入力チャンネルからステレオバス/モノバスへのセンドの設定及びパン(PAN)の設定を行う領域である。
45は、現在選ばれているチャンネルのイコライザ(EQ)に関する設定表示を行う領域であり、イコライザの特性の表示やLOW、LO-MID、HI-MID及びHIGHの4バンドのQ、中心周波数、ブースト/カット量などの調節が行われる。
46と47は、2系統のダイナミクスプロセッサーに関する設定を行う領域である。この例では、46のダイナミックスプロセッサーはゲート(GATE)処理(設定したレベルより高い信号だけを発音させる)、47のダイナミックスプロセッサーはコンプレッサー(COMPRESSOR)処理(設定したレベルを超える信号を減衰させる)が選択されており、それぞれの処理の特性曲線の表示やスレッショルドレベルなどの各種パラメータの設定が行われる。
48は、インサートイン/アウトの有効/無効、ダイレクト出力のオン/オフ、リコールセーフ/ミュートセーフの有効/無効の設定を行う領域である。
49は、この入力チャンネルが所属するDCAグループ及びミュートグループをそれぞれ1〜8の中から選択する領域である。
50は、この入力チャンネルのオン/オフの切り替え、及び、入力レベル(フェーダーレベル)の調整を行うフェーダー領域である。
なお、図4には、入力系チャンネル(INPUT#1〜#48)に対する各種信号処理パラメータ設定画面を示したが、他の入力系チャンネルや出力系チャンネル(MIXチャンネル1〜16、MATRIXチャンネル1〜8、STEREO/MONOチャンネル)における各チャンネルについても、それぞれに応じたパラメータ設定画面を用いて、同様に、各種信号処理パラメータの設定を行うことができるようになされている。
このように、入力系のチャンネルに対する設定値のデータ(信号処理データ)には、各チャンネルごとに、チャンネル名、フェーダーレベル、MIXへの送りレベル、MATRIXへの送りレベル、ヘッドアンプ(HA)のゲイン、HPFのオン/オフとカットオフ周波数)、PAN、ゲートの設定値、コンプレッサーの設定値、EQ(イコライザー)の周波数とレベルなどのパラメータが含まれている。
また、出力系のチャンネルに対する信号処理データには、各チャンネルごとに、PEQ(Lo、Mid、Hi、LPF、HPF)、GEQ、コンプレッサー/リミッター、フェーダー位置、ディレイ、スピーカプロセッシングなどのパラメータが含まれている。
このような入力系及び出力系の各チャンネルごとの信号処理データを、パラメータセットとして前記データベース14に登録する。この各レコードには「チャンネル名」の名前を付して保存する。ミキサーの使用時には、使うチャンネルには必ず「チャンネル名」を使用するものであるから(例えば、ピアノHi/Lo、ヴォーカル、アナウンス・・・など)、オペレータ(ユーザー)は特に追加の手間無しにこのレコードを登録することができる。
前述のように、イベントが開催されたときに、そのイベントで使用した前記音響プラン図(図3)のデータ及びそのときの音響調整卓の操作子の操作状態(図4)を示す設定値のデータ(信号処理データ)が、前記コンピュータ11から前記データベース14に蓄積される。このとき、前記音響プランデータには、前述のように、そのイベントの属性情報(イベントの種類、開催日、施設名称等)、及び楽器名、使用するマイクロフォンの機種名、アンプの機種名、スピーカの機種名などが含まれているが、さらに、その他の属性情報(出演者又はアーティスト名、出演者又はアーティストの出演時間、音響オペレータ名など)も前記音響プランデータ及び信号処理データをデータベース14に蓄積するときに同時に蓄積される。
一般に、属性が決まれば、音響調整卓の設定値(信号処理パラメータ)はほぼ同一のものとなる。例えば、あるチャンネルの楽器とマイクロフォンとが決まれば(例えば、ピアノの音を拾うマイクロフォンの種類が決まれば)、そのチャンネルについての設定はほぼ同一のものとなり、操作子のつまみの位置は大きく異なることはない。
そこで、本発明においては、イベントが開催されるごとに、そのイベントに関する音響プランデータ及び信号処理データを属性とリンクして前記データベース14に蓄積していき、、新たな本番時(リハーサルも含む。)において、該属性で前記データベース14を検索して対応する音響プランデータや信号処理データを呼び出し、これを利用することで音響プランの作成や音響調整卓の初期設定などの作業の手間を大幅に削減するようにしている。また、オペレータ名や音響プランナー名でも検索可能で、これら操作者や創作者の製作意図やクセなども音響調整装置に関する設定作業に利用することが可能となる。
図5を参照して、属性とそれに応じて決定される設定値などのパラメータについて説明する。
図示するように、施設という属性については、各施設(Aホール、○○会館、○○アリーナなど)ごとに、システムの規模やスピーカ数、配置、アンプレベルなどのパラメータが決定される。
イベント種別という属性については、各イベントの種別(ロックコンサート、ミュージカル、講演会など音響システムが異なる形態となるカテゴリ)ごとに、使用するマイクの種類、入力チャンネル数、アンプレベルなどのパラメータが決まってくる。
出演者及びミュージシャンという属性については、各出演者(アナウンサーA、ミュージシャンBなど)ごとに入力チャンネルのゲイン、PEQ、モニターセンドレベルなどのパラメータが決まってくる。
過去1年とか過去5年といった時間経過に応じて、過去1年は以前に比べ低域を増強するようになったなどという傾向が存在する場合もある。この属性は、前記音響プランデータに含まれている開催日の情報を使用する。
ピアノ、ギター、バスドラム・・・といった楽器ごとに、入力チャンネルのゲイン、PEQ、コンプレッサー、リミッター等のパラメータも決まってくる。
使用するマイクロフォンの機種(SM58、C−414、CMC65・・・など)によって、ファンタムのON/OFF、ゲイン、PEQなどのパラメータが決まってくる。
また、この図には示していないが、オペレータにより、PEQの設定値(Aオペレータはハウリングには神経質)、アンプレベル調整値(Bオペレータは高域を下げ目に設定)などが決まってくることがある。
さらに、イベントの種類ごとに、コンプレッサーやリミッターの設定値(音楽物ではコンプレッサー/リミッターが深め/高め、Cイベントでは安全側の設定とする必要あり)が決まってくることがある。
このように、属性をキーとして前記データベース14を検索することにより、その属性に最適な設定値や他のひとのノウハウが含まれた信号処理データを取得することができる。
このように構成された本発明の音響設定支援装置を使用してコンサートなどのイベントを開催するときの処理について、図6〜図8を参照して説明する。なお、ここでは、音響プラン図を出力する場合について説明するが、前述のように、図形式以外の形式で音響プランを出力するようにしてもよい。
図6はコンサートなどのイベントを開催するときの処理の全体を示している。
音響プラン図を作成するときは(S1がYES)、ステップS2の音響プラン図作成処理に進む。
図7は、音響プラン図作成処理の流れを示すフローチャートである。
音響プラン図作成処理では、まず、前記コンピュータ11を用いて、前記データベース14にアクセスし、今回開催するイベントに対応する属性を有する音響プランデータが登録されているか否かを検索する(S11)。例えば、同じ施設を使用する同種類のイベントの音響プランデータがあるか否かを検索する。
検索条件に合致する音響プランデータが登録されているときには(S12がYES)、対応する音響プランデータをダウンロードし(S13)、該ダウンロードした音響プランデータを必要に応じて修正して、今回のイベント用の音響プラン図を作成し、表示又は印刷する(S14)。
一方、条件に合致する音響プランデータが見つからなかったときは(ステップS12がNO)はその会場となる施設の音響設備などに関する情報、及び、その会場用又は使用する音響調整卓に対応する音響プラン図のテンプレートを取得する(S15)。そして、ダウンロードした設備などに関する情報を参照しつつ各入力チャンネルへのマイクロフォンの割り当てや各出力チャンネルへのスピーカの割り当て等を示す音響プランを作成し、ダウンロードした音響プラン図のテンプレートを用いて今回開催するイベント用の音響プラン図を作成し、出力する(S16)。
会場となる施設又は使用する音響調整卓に対応した音響プラン図のテンプレートを前記データベース14からダウンロードし、それを用いて音響プラン図を作成することで、共通のフォーマットを有する音響プラン図を作成することができるようになる。なお、各施設又は使用する音響調整卓に対応する音響プラン図のテンプレートは、前記データベース14からのダウンロード以外の方法であらかじめコンピュータ11に保存してあっても良い。
このように、例えば、毎年開催されるイベントでは、昨年使った音響プランデータを呼び出して参考にしたり、初めての会場でのイベントで、他のユーザーが過去に設定した内容を呼び出して参考にすることができる。
図6に戻り、音響調整卓に設定する設定データを作成する場合は(ステップS3がYES)、ステップS4の音響調整卓の設定データ作成処理を実行する。
図8は、前記音響調整卓の設定データ作成処理の流れを示すフローチャートである。
音響調整卓の設定データ作成処理においては、まず、開催するイベントに関する属性情報をキーとして選択し、前記データベース14中の信号処理データを検索する(S21)。このとき、イベント種類(オペラ、ロックコンサート、講演会など)などの前述したイベントの属性情報だけではなく、使用される楽器の種類、使用されるマイクロフォンの種類などの情報もキーとして、前記データベース14を検索し、同様の条件を有する信号処理データがあるか否かを検索する。
その結果、検索条件に合致する信号処理データが見つかった場合には(S22がYES)、その信号処理データをダウンロードし(S23)、ダウンロードした信号処理データに基づいて前記音響調整卓5に設定する設定データを作成する(S24)。すなわち、ダウンロードした信号処理データそのもの、あるいは、必要に応じて修正した信号処理データを、前記音響調整卓5に設定する設定データとしてコンピュータ11中のメモリに記憶する。
なお、例えば、属性としてあるボーカルマイクを選択した際、ゲイン設定やEQはどの場所でもほとんど同じ値をプリセットとして与えてよいが、リバーブのかかり具合はずいぶん異なるという場合がある。そのため、前記ステップS23において、全ての設定値を呼び出せるだけでなく、あるパラメータの設定値は呼び出さない、という選択もできるようにされている。
また、前記ステップS22で検索条件に合致する信号処理データが複数存在するときには、(1)該複数の信号処理データの単純平均値を算出する、(2)新しいほうから所定回数分の信号処理データの平均値を算出する、(3)直近のデータほど重み付けを重くして重み付け平均を算出する、などの処理を行って、音響調整卓5の設定データとすればよい。
上記(2)及び(3)の場合には、オペレーション技術の変化や、時代の流れに伴う音楽性の変化、オペレータの習熟度、施設の老朽化・経年変化等の時間的な変化を反映させることができる。
そして、全てのチャンネルについて設定データの作成が終了したか否かを判定し(S25)、終了していないときは前記ステップS21に戻り、さらに、設定データの作成を行う。
一方、検索条件に合致する信号処理データが無い場合には(S22がNO)、検索条件を変更してさらに検索を行うか否かを判定し(S26)、検索条件を変更して再度検索を行なう場合には前記ステップS21に戻る。
また、検索条件を変更しないときは(S26がNO)、コンピュータ11で前記コントロールプログラムを用いて音響調整卓5の設定データを作成するか否かを判断し(S27)、作成しないときは、そのまま前記ステップS25に進む、
コンピュータ11で設定データを作成するときは(S27がYES)、ステップS28に進み、前記図4に示したように、前記コントロールプログラムを用いて、音響調整卓5の設定用データを作成し、前記メモリに記憶する。そして、前記ステップS25に進む。
このようにして、音響調整卓5の設定データが作成され、前記コンピュータ11のメモリに記憶される。
なお、上記においては、検索条件に合致するデータが無い場合に、検索条件を変更して再検索するようにしていたが、さらに、前記データベース14から検索条件に最も近似する属性情報を有する信号処理データを検索結果として得ることができるようにしてもよい。例えば、入力された検索条件に合致するレコードがデータベース14中に存在しなかったとき、前記データベース14に接続されているサーバー13において、データベース14に登録されているレコードに含まれている属性情報と、コンピュータ11から入力された検索条件との近似度を算出し、最も近似する属性情報を有するレコードを選択して、検索結果として出力する。これにより、新たなオペレータ、イベントなどであっても、類似した過去の操作条件のデータを用いて、最適値を効率的に設定することが可能となる。
図6に戻り、イベント又はそのリハーサルが行われるときになると(S5がYES)、まず、前記ステップS2の音響プラン図作成処理において作成された音響プラン図に従って、マイクロフォン、入力チャンネル、出力チャンネル及びスピーカなど各種機器のセッティングを行う(S6)。そして、前記ステップS4の音響調整卓設定データ作成処理により作成された設定データを前記コンピュータ11のメモリから読み出して、前記音響調整卓5に設定し、音響調整卓の初期設定を行う(S7)。
そして、当該イベント又はそのリハーサルが開始される(S8)。
公演中の各種の舞台状況ごとに(例えば、アーティストの変更がある前など)、音響調整卓5の各操作子の設定値などのデータ(信号処理データ)を取得し、前記コンピュータ11内のメモリに記憶する(S9)。なお、このとき、取得した時刻を示す情報及びオペレータの名前などの属性情報も同時に記憶させておく。
そして、公演が終了した後、あるいは、所望のタイミングで、前記ステップS2で作成した音響プランデータ、前記ステップS9で取得した信号処理データを、そのイベントの属性情報(施設名称、イベントの名称又は種別、イベントの開催日、アーティストや出演者が出演した時刻を示す情報、信号処理データを取得した時刻を示す情報、及び、オペレータの名前などの情報)とともに、前記データベース14に登録する(S10)。
これにより、公演などのイベントを開催するごとに、その音響プランデータと信号処理データをそのイベントの属性情報とともにデータベース14に蓄積することができる。
このように、イベントを開催するごとに、そのイベントにおいて使用した音響プランのデータ及び各種パラメータのデータ(信号処理データ)がそのイベントの属性情報とともに、データベース14に蓄積されるので、後日、同様のイベントを開催するときに、過去の開催における音響プランと信号処理データを利用することにより、音響プランを白紙の状態から作成する必要がなく、また、音響調整卓5の初期設定などを容易に行うことができる。以上の処理を繰り返すことにより、より有益なデータベースを構築することができる。
なお、上記においては、前記音響システム1に接続されたコンピュータ11を用いて前記データベース14にアクセスするようにしているが、前記音響システム1内に前記コンピュータ11と同様の機能を持たせるようにしてもよい。
また、上記においては、ネットワークに接続されたデータベース14に音響プランデータ及び信号処理データを蓄積するようにしているが、これに限られることはなく、単なる大容量記憶装置に蓄積するようにしてもよい。
本発明の音響設定支援装置の一実施の形態が適用されたシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 音響システム1の構成を示すブロック図である。 音響プラン図の一例を示す図である。 コンピュータ11から音響調整卓の設定を行う場合のコンピュータ11の表示画面の一例を示す図である。 属性情報の例について説明するための図である。 本発明の音響設定支援装置を使用してコンサートなどのイベントを開催するときの処理の流れを示すフローチャートである。 音響プラン図を作成する処理の流れを示すフローチャートである。 音響調整卓の設定データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1:音響システム、2:マイクロフォン、3:入力ボックス、4:入力部、5:音響調整卓、6:周辺機器、7:出力部、8:電力部、9:スピーカ、11:コンピュータ、12:ネットワーク、13:サーバー装置、14:データベース

Claims (4)

  1. マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、
    前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段であって、前記属性情報に対応する信号処理データが前記記憶手段中に存在しなかったときに、選択された前記属性情報に近似する属性情報に対応する信号処理データを取得することができる手段と、
    前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、
    前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段と、
    前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段と
    を有することを特徴とする音響設定支援装置。
  2. マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、
    前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段と、
    前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、
    前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段であって、前記選択された属性情報に対応する信号処理データが複数得られたときには、該複数の信号処理データを平均化することにより前記設定データを作成する手段と、
    前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段と
    を有することを特徴とする音響設定支援装置。
  3. マイクロフォンからの入力信号に対して所定の信号処理を行ってスピーカに出力信号を供給する音響調整装置に関する設定作業を支援する音響設定支援装置であって、
    前記音響調整装置を使用するイベントにおける少なくとも前記マイクロフォン又は前記スピーカのいずれかの割り当て内容を示す音響プランデータ及び前記音響調整装置における前記信号処理の内容を示す信号処理データを、前記設定作業に関連する前記イベントの属性情報とともに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、選択された前記属性情報に対応する前記音響プランデータ及び前記信号処理データを取得する手段と、
    前記記憶手段から取得した前記音響プランデータ又は該音響プランデータを改変した音響プランデータに基づいて音響プランを出力する手段と、
    前記記憶手段から取得した前記信号処理データ又は該信号処理データを改変した信号処理データに基づいて前記音響調整装置に設定する設定データを作成する手段であって、前記選択された属性情報に対応する信号処理データが複数得られたときには、該複数の信号処理データのうちの直近の信号処理データほど大きい重みを付けて平均化することにより前記設定データを作成する手段と、
    前記設定データに基づいて前記音響調整装置を設定する手段と
    を有することを特徴とする音響設定支援装置。
  4. 前記記憶手段は、複数の前記音響設定支援装置からアクセスすることができるデータベースであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の音響設定支援装置。
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