JP4075901B2 - 楽曲データ生成システム及びプログラム - Google Patents

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    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments

Description

この発明は、インターネットなどの通信ネットワークを介してサーバ及びクライアント端末を通信可能に接続し、クライアント端末を使用するユーザが所望する3次元(3D)音響特性付き楽曲データを生成するための楽曲データ生成システムに関する。
従来より、携帯用電話機端末において、インターネットなどを通じてコンテンツ配信サイトから提供される着信メロディ用楽曲のアレンジを変更するものがある。また、最近になって、非特許文献1,2に示されるように、音源が近づいてくるなどの効果を含む3Dポジショナルオーディオ技術が採用された携帯電話端末や、このような携帯電話端末に、音を移動させて立体音響や音の広がりを体感できる3D着信メロディを配信するサービスが現れている。
http://ascii24.com/news/i/tech/article/2004/12/09/653023-000.html http://www.yamaha.co.jp/news/2005/05011101.html
しかしながら、着信メロディ配信サービスの殆どは、変更したい楽曲(元ファイル)ないし変更可能なパラメータを予め用意されたものの中から選択するという所謂“テンプレート型”の曲変換を行う手法を用いるものである。つまり、ユーザは、予め決められたパターンで元ファイルを変換する際のバリエーションが選べるだけで、ユーザ独自のオリジナルな楽曲コンテンツを得ることができない。
なお、音像の位置を移動させる装置としては、例えば、特許文献1,2に示されるようなものがある。特許文献1では、ゲームプログラム或いはトラックボールやジョイスティック等の操作子により音像定位位置の移動状態が指示されるのに応じて左右2チャンネルからの楽音の音像位置を制御して音像移動のリアル感を豊かにすることができるようにしている。また、特許文献2には、トラックボール等の操作子の操作に基づいて操作位置に近い予定の音像移動径路上に音像を確実に移動させるようにしている。
特開平6−327100号公報 特開平7−143598号公報
この発明は、このような事情に鑑み、クライアント端末のユーザによる位置指定操作に基づいてユーザ独自の3次元音響特性付き音楽コンテンツを自由に生成することができる楽曲データ生成システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、通信ネットワーク(CN)を介して通信可能に接続されるサーバ(SV)及びクライアント端末(CL;CLa,CLb)から成るシステムであって、サーバ(SV)は、複数の楽曲データを蓄積する元楽曲蓄積手段(DB)と、元楽曲蓄積手段から楽曲データを読み出す元楽曲読出し手段(S4,S12)と、クライアント端末(CL)から位置シーケンスデータを受信するシーケンス受信手段(S5,S11)と、楽曲読出し手段により読み出された楽曲データに位置シーケンスデータを付加することにより、3次元音響特性をもって再生可能な位置シーケンス付き楽曲データ(3D楽曲データMd)を生成する3次元楽曲生成手段(S5,S14〜S18)と、位置シーケンス付き楽曲データ(Md)をクライアント端末(CL)に送信する3次元楽曲送信手段(S5,S19)とを具備し、クライアント端末(CL)は、ユーザ操作に基づいて仮想的な音像の位置座標(Pg)を順次入力するシーケンス入力手段(C19;C34〜C41)と、入力された一連の位置座標を位置シーケンスデータとして記録するシーケンス記録手段(C19;C39,C40)と、記録された位置シーケンスデータをサーバ(SV)に送信するシーケンス送信手段(C20)と、位置シーケンス付き楽曲データ(Md)をサーバ(SV)から受信する3次元楽曲受信手段(C24)と、受信された位置シーケンス付き楽曲データ(Md)を再生可能に記憶する3次元楽曲記憶手段(2,4;C25)と、記憶された位置シーケンス付き楽曲データ(Md)を3次元音響特性をもって再生する3次元楽曲再生手段(C25’)とを具備する楽曲データ生成システム〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、対応する実施例の参照記号等を表わし、以下においても同様である。
この発明による楽曲データ生成システムにおいて、サーバ(SV)は、さらに、クライアント端末(CL)からのリクエストに応じて楽曲読出し手段(S4)により読み出された楽曲データをクライアント端末(CL)に送信する元楽曲送信手段(S4)を具備し、クライアント端末(CL)は、さらに、楽曲データを要求するリクエストをサーバ(SV)に送信するリクエスト送信手段(C5)と、送信されたリクエストに応じてサーバ(SV)から送信されてくる楽曲データを受信する元楽曲受信手段(C18)と、受信された楽曲データを再生可能に記憶する元楽曲記憶手段(2,4;C18)とを具備し、シーケンス入力手段(C19)による位置座標(Pg)の入力は、元楽曲記憶手段(2)に記憶された楽曲データの再生に並行して行われる(C33〜C41)〔請求項2〕ように構成することができる。
この発明による楽曲データ生成システムでは、シーケンス入力手段(C19)は、ユーザ操作により順次指示される座標位置を連続的に入力する第1入力手段(C38)、及び/又は、ユーザ操作により指示される移動態様に応じた座標位置系列を生成し入力する第2入力手段(C40)を備える〔請求項3〕ように構成することができる。
この発明の別の特徴に従うと、通信ネットワーク(CN)を介してサーバ(SV)に通信可能に接続されるコンピュータ(クライアント端末:CL;CLa,CLb)に、楽曲データを要求するリクエストをサーバ(SV)に送信するリクエスト送信ステップ(C3)と、送信されたリクエストに応じてサーバ(SV)から送信されてくる楽曲データを受信する元楽曲受信ステップ(C18)と、元楽曲受信ステップで受信された楽曲データを再生可能に記憶する元楽曲記憶ステップ(C18)と、元楽曲記憶ステップで記憶された楽曲データを再生すると共に、ユーザ操作により順次指示される座標位置を連続的に入力することにより(C38)、及び/又は、ユーザ操作により指示される移動態様に応じた座標位置を入力することにより(C40)、仮想的な音像の位置座標(Pg)を順次入力するシーケンス入力ステップ(C34〜C41)と、シーケンス入力ステップで入力された一連の位置座標を位置シーケンスデータとして記録するシーケンス記録ステップ(C39,C40)と、記録された位置シーケンスデータをサーバ(SV)に送信するシーケンス送信ステップ(C20)と、リクエスト送信ステップで送信されたリクエストに対応する楽曲データに位置シーケンスデータを付加することにより生成された、3次元音響特性をもって再生可能な位置シーケンス付き楽曲データ(3D楽曲データMd)を、サーバ(SV)から受信する3次元楽曲受信ステップ(C24)と、3次元楽曲受信ステップで受信された位置シーケンス付き楽曲データ(Md)を再生可能に記憶する3次元楽曲記憶ステップ(C25)と、3次元楽曲記憶ステップで記憶された位置シーケンス付き楽曲データ(Md)を3次元音響特性をもって再生する3次元楽曲再生ステップ(C25’)とから成る手順を実行させるための楽曲データ生成プログラム〔請求項4〕が提供される。
この発明による楽曲データ生成システムでは、サーバ(SV)は、通信手段(8)よりインターネット等の通信ネットワーク(CN)を介して、通信機能及び楽曲再生機能を有する携帯用電話機端末(CLa)やパーソナルコンピュータ(CLb)などのクライアント端末(CL)との間で送受信可能であり、3次元(3D)音響特性付き楽曲データ(3D楽曲データMd)の元になる複数の楽曲データ(元楽曲データ)を蓄積する元楽曲蓄積手段(DB)を備え、クライアント端末(CL)からの要求に応じて元楽曲データを送信したり、元楽曲データを3次元音響特性付き楽曲データ(3D楽曲データMd)に変換してクライアント端末(CL)に配信することができる。
まず、サーバ(SV)からクライアント端末(CL)に元楽曲データが送信されると(S4)、クライアント端末(CL)は、受信された元楽曲データの進行に対応して、ユーザ操作に応じて仮想的な音像位置(Pg)となる3次元(3D)位置座標を順次指示し、指示された一連の座標位置を記憶手段に記録していく(C6,C19,C34〜C41)。この場合、座標位置の入力方法には、実際の座標位置を連続的に順次入力していく第1の方法(C38)と、ユーザ操作により指示される移動態様に応じて座標位置を入力する第2の方法(C40)があり、何れかの方法或いは両方法を併用することができる。
クライアント端末(CL)は、このようにして1つの楽曲データに対応して一連の座標位置(Pg)を入力すると(C38,C40)、この入力に対応して記録された一連の座標位置を位置シーケンスデータとしてサーバ(SV)に送信し(S20)、サーバ(SV)は、受信された位置シーケンスデータを元楽曲データに付加して3次元音響特性付き楽曲データ(Md)を生成し(S14〜S18)、この3D楽曲データをクライアント端末(CL)に配信する(S19)。そして、クライアント端末(CL)は、サーバ(SV)から取得した3次元音響特性付き楽曲データ(Md)を保存しておき、必要時に立体音響で再生することができる。例えば、クライアント端末(CL)が携帯用電話機端末(CLa)の場合には、あたかもスピーカ位置を飛び越え自由に音が飛んでくるように聞こえる着信報知音(着信メロディ)等として利用することができる。
従って、この発明によれば、クライアント端末においてユーザによる位置指定操作に基づき仮想音源位置(3D位置情報)を記録することにより3次元音響特性付き楽曲データを生成するようにしているので、ユーザ独自の3次元音響特性付き音楽コンテンツを生成することができる。また、楽曲データのアレンジを行うのではなく、仮想音源位置を自由に指定することができる。さらに、元楽曲データを再生しながら、ユーザにより任意の仮想音源位置を指定するようにしているので、3D楽曲データをその楽曲にマッチした立体音響で再生することができる。また、座標位置のシーケンス入力には2つの方法が用意されているので、位置の指定が難しい場合には、予め用意しておいた第2の方法による自動機能に従って位置シーケンスを生成することができる。
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による3次元(3D)音響特性付き楽曲データ生成システム全体の構成例を表わす図である。この楽曲データ生成システムは、図1(1)は、3次元(3D)音響特性付き楽曲データ(以下「3D楽曲データ」という)を提供する3D楽曲提供サイトとして機能するサーバSVと、インターネット等の広域通信ネットワークCNを通じてサーバ(SV)と通信可能な複数のクライアント端末CL;CLa,CLb(記号“CL”は、クライアント端末を一般的に示す)から成る。この例では、クライアント端末(ユーザ端末)CLは、例えば、サーバSVとの通信機能を有し楽曲データ処理機能を備えた携帯用電話機端末CLaやパーソナルコンピュータ(PC)端末CLb等の電子音楽装置で構成される。クライアント端末CLには、好適には、携帯用電話機端末CLaが用いられ、このシステムで生成された3D楽曲データを着信メロディ等として任意の使用環境で楽しむことができる。
サーバSVの大容量の外部記憶装置には、クライアント端末CLのユーザに3D楽曲データを提供するための複数のデータベースDBが構築されている。例えば、アプリケーションデータベースには、クライアント端末CLで実行可能な3次元(3D)音響特性付き楽曲データ生成プログラム(以下「アプリケーション」という)を含むクライアント端末用各種アプリケーションが蓄積される。楽曲データベースには、3D楽曲データを生成する元になる既存タイプの多数の楽曲データ(「元楽曲データ」という)が蓄積され、各元楽曲データは、1乃至複数の楽音チャンネル分の音楽情報で構成される。また、テンプレートデータベースには、3D楽曲データを生成するために予め定められた位置シーケンスを与える多数の3Dテンプレートが蓄積されている。
各携帯用電話機端末CLは、携帯用電話機端末CLaの場合、無線基地局BS及び通信ネットワークCNを介してサーバSVに接続され、PC端末CLbの場合は通信ネットワークCNを介してサーバSVに接続される。図1(2)は、この楽曲データ生成システムを構成する各装置のハードウエア構成を説明するためのブロック図であり、クライアント端末CLを基準に表わしている。
クライアント端末CLについては、以下の説明では、主として携帯用電話機端末CLaが用られるものとして説明するが(但し、通常の電話機能については説明を省略する)、前述したように、通信機能及び楽音データ処理機能を備えたPCのような汎用の情報処理装置CLbを用いてもよい。クライアント端末CLは、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)部2、読出専用メモリ(ROM)部3、補助記憶部4、入力デバイス5、音源6、表示器7、通信インターフェース(通信I/F)8などを備え、これらの装置1〜8はバス9を介して互いに接続されている。
CPU1、RAM部2及びROM部3は本体処理部を構成する。ROM部3は、機器全体を統括制御するためのファームウェアや各種プログラム等を記憶しており、CPU1は、ROM部3に記憶されたプログラムに従い機器全体を統括制御する。RAM部2は、各種処理に際してOSや各種プログラムの作業用エリアとして利用され、例えば、位置シーケンスデータ作成時には、元楽曲データや位置イベント或いは3Dテンプレート等の各種データを一時的に格納(仮記憶)しておくための各種データ記憶(テンポラリメモリ)領域が確保される。なお、携帯用電話機端末CLaの場合、RAM部2乃至ROM部3には、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリを用いることができる。
補助記憶部(外部記憶部)4は、3D楽曲データを含む各種データやネットセッション制御プログラム、アプリケーション等を記憶(保存)しておくのに利用される。PC端末CLbの場合ハードディスク駆動装置(HDD)が用いられるが、携帯用電話機端末CLaの場合には、HDDは備えられず、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリが用いられる。この場合、RAM部2やROM部3に用いられるフラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリに補助記憶部4の機能を持たせて、当該半導体メモリに全てのデータ類を保存しておくように構成することができる。
入力デバイス5は、各種入力キー等の操作子と、これら操作子の操作内容を検出して本体処理部に導入する操作検出回路から成る。携帯用電話機端末CLaの場合、キー操作子には、例えば、カーソルキー、機能キー、オンフックキー、オフフックキー、電話用数字・記号キーなどがあり、PC端末CLbの場合にはマウスやキーボードが操作子に用いられる。表示器7は、各種画面を表示するディスプレイと、CPU1からの指令に従って画面表示を制御する表示回路から成り、クライアント端末CLの動作状態を表示したりユーザ操作に対する表示援助を行う。
音源部6及び音源部6に接続されるサウンドシステム10は楽音再生部を構成する。すなわち、音源部6は、音源回路(TG)やDSP(ディジタル信号処理器)等を含み、元楽曲データや3D楽曲データに対応する楽音信号を生成し、特に、DSPは、3D楽曲データに従って3D音場制御を行う機能を有する。サウンドシステム10は、D/A変換部やアンプ、ステレオツインスピーカを備え、音源部6からの楽音信号に基づく楽音を発生し、特に、3D楽曲データの再生により、楽音の音像が所定の経路で移動して音の広がりがある立体音響空間を実現することができる。
通信I/F8は、少なくともインターネットに直接的/間接的に接続可能なモデムやイーサ等の通信インターフェースであり、有線に限らず無線通信を行うインタフェースでもよい。クライアント端末CLは、通信I/F8により、インターネットを含むネットワークCNを通じてサーバSVと交信することができ、サーバSVに対して元楽曲データや3D楽曲データの要求及び受信を行うことができる。この場合、携帯用電話機端末CLaでは、通信I/F8から無線データ通信で基地局BSを介してサーバSVと交信する。
なお、サーバSVのハードウエア構成については、図1(2)で説明したクライアント端末CLとほぼ同様であるが、サウンドシステム10は装備していなくてもよい。サーバSVは大容量の外部記憶装置(HDD等)を備える。この外部記憶装置には、前述したように、アプリケーション、元楽曲データ、3Dテンプレート等をそれぞれ蓄積した複数のデータベースDBが構築されると共に、各クライアント端末ユーザを管理するためのユーザ管理データファイルなども記憶される。
〔動作の概要〕
図2は、この発明の一実施例による楽曲データ生成システムにおける全体的な処理動作をクライアント端末の表示画面の推移と共に表わした図である。このシステムの処理動作は、アプリケーション即ち3D音響特性付き楽曲データ生成プログラムをクライアント端末CLにダウンロードする第1段階と、ダウンロードしたアプリケーションをクライアント端末CL上で実行する第2段階に分かれる。
第1段階では、まず、ユーザは、クライアント端末CLからサーバSVにアプリケーションを要求する(ステップC1)。このとき、アプリケーションのリクエストと共にクライアント端末CLの機種、ユーザID等を通知する。サーバSVは、新規ユーザであればユーザ管理データファイルにユーザ登録し、そうでなければ、ユーザ管理データファイルの当該端末ユーザの登録データと照合して機種やユーザID、ユーザアドレス等を確認した上、アプリケーションをクライアント端末CLに配信する(ステップS1)。そして、クライアント端末CLでは、配信を受けたアプリケーションを記憶手段(補助記憶部4又はROM部3)に記憶する(ステップC2)。
第2段階は、クライアント端末CLにて、記憶手段に記憶されたアプリケーションを起動することにより開始し、図示のような画面推移C3〜C7を呈する。まず、アプリケーションを起動すると、「最近の人気曲」や「曲名別検索」、「アーティスト別検索」などの楽曲選択に必要な項目を載せた起動画面(アプリケーショントップ画面)が表示器7のディスプレイ(以下、記号「7」はディスプレイの参照にも用いられる)に表示される(ステップC3)。ユーザは起動画面を利用して所望の項目を指示する操作を行うと、クライアント端末CLは、指示された項目に対応する楽曲リストをサーバSVに要求する。サーバSVは、楽曲リストのリクエストに伴って送信されてきた機種やユーザID等を確認した上、当該楽曲リストを当該クライアント端末CLに送信する(ステップS2)。
クライアント端末CLは、サーバSVからの楽曲リストの受信に応じて当該楽曲リストを載せた楽曲選択画面をディスプレイ7に表示する(ステップC4)。ユーザは楽曲選択画面を利用して所望の楽曲を選択する操作を行うと、クライアント端末CLは、楽曲が選択されたことをサーバSVに通知し、サーバSVは、当該選択楽曲に対応可能な処理を表わす処理項目データをクライアント端末CLに返信する(ステップS3)。
クライアント端末CLは、これに応じて当該選択楽曲の処理項目を載せた処理選択画面をディスプレイ7に表示する(ステップC5)。この処理項目には、端末ユーザの手入力で作成したシーケンスに基づいて3D楽曲を生成する第1の処理方法と、ユーザの選択操作で指示された3Dテンプレートに基づいて3D楽曲を生成する第2の処理方法があり、第2の処理方法としては、処理項目データに含まれるテンプレート情報により、サーバSVに予め用意された複数の3Dテンプレートの名称を列挙し、これに対するユーザのテンプレート選択操作によって所望の3Dテンプレートを選択的に指示することができる。
これに対して、ユーザが所望の処理方法を選択する操作を行うと、クライアント端末CLは当該処理方法をサーバSVに通知し、サーバSVは、当該処理方法に対応する処理を行う。例えば、第1の処理方法が選択された場合は、楽曲選択画面で選択された楽曲に対応する元楽曲データを楽曲データベース(DB)から読み出し、その楽曲IDと共にクライアント端末CLに送信する。また、第2の処理方法が選択された場合には、当該元楽曲データ及び楽曲IDに加えて、さらに、テンプレート選択操作に対応して選択された3Dテンプレートを送信する。
第1の処理方法が選択された場合、クライアント端末CLは、サーバSVからの元楽曲データを受信すると、当該元楽曲データをRAM部2の元楽曲記憶領域に格納すると共に、シーケンス入力画面(「3D画面」とも呼ばれる)をディスプレイ7に表示する(ステップC5)。端末ユーザは、シーケンス入力画面を用いて、元楽曲データの再生に合わせて手入力で楽曲の音像位置を順次指示することにより、一連の音像位置イベントデータ列から成る位置シーケンスデータを作成することができる。クライアント端末CLは、当該元楽曲データに対応して作成された位置シーケンスデータを当該元楽曲データの楽曲IDと共にサーバSVに送信する。
また、第2の処理方法が選択された場合には、クライアント端末CLは、サーバSVからの元楽曲データ及び3DテンプレートをRAM部2の元楽曲及びテンプレート記憶領域に格納し、テンプレート確認画面(「3D画面」とも呼ばれる)をディスプレイ7に表示する(ステップC5)。テンプレート確認画面には、元楽曲データの再生に合わせて3Dテンプレートに基づく音像位置が表示されるので、表示された音像移動態様を端末ユーザが確認して了解(OK)操作を行うと、クライアント端末CLは、当該3Dテンプレートに対する了解信号を楽曲IDと共にサーバSVに送信する。
なお、選択した処理方法や3Dテンプレートが端末ユーザの好みでなくNG操作が行われた場合は、処理選択ステップ(C5)に戻って処理方法や3Dテンプレートの再選択を行うことができる。また、元楽曲自体が端末ユーザの好みでなく「戻る」操作が行われた場合には楽曲選択ステップ(C4)に戻ることができ、何れの場合もその旨をサーバSVに通知する。
サーバSVは、第1の処理方法が選択された場合は、楽曲IDで指定される元楽曲データに位置シーケンスデータを付加して元楽曲データから3D楽曲データ即ち3次元(3D)音響特性付き楽曲データに変換する3D変換を行い、また、第2の処理方法が選択された場合には、了解信号の受信により、選択された3Dテンプレートに従って3D変換を行って、3D変換により得られた3D楽曲データ(MD:図3)をクライアント端末CLに配信する(ステップS5)。なお、第2の処理方法が選択された場合の処理方法としては、上述のように元楽曲データや3Dテンプレートの送信(S4)や了解信号の受信(S5)を経ることなく、直ちに、ステップS4で、クライアント端末CL側で選択された3Dテンプレートに従って3D変換すべきことを決定するように構成してもよい。
クライアント端末CLは、サーバSVから3D楽曲データを受信すると、ダウンロード通知画面(3D画面)をディスプレイ7に表示し、ユーザが音像の移動を確認してダウンロード通知画面に対して3D楽曲データの取得を決定する操作を行うと、当該3D楽曲データを記憶手段(2,4)に保存する(ステップC7)。以後、クライアント端末CLでは記憶手段に保存された3D楽曲データを再生して、ユーザが作成した位置シーケンスデータ或いはユーザにより選択された3Dテンプレートに対応して楽曲の音像が移動する楽曲演奏空間を楽しむことができ、また、この楽曲再生に合わせて楽曲の音像位置を移動表示する3D楽曲再生画面(3D画面)をディスプレイ7に表示することができる。
さらに、別の楽曲について3D楽曲データを希望する場合には、入力デバイス5の「戻る」(「F3」キー)操作により楽曲選択画面(C3)に戻って、上述した処理動作C3〜C7,S2〜S5を繰り返すことができ、これにより、クライアント端末CLのユーザは、新たな元楽曲データを基にして新たな3D楽曲データを取得することができる。
この発明の一実施例による楽曲データ生成システムは、特に、3D楽曲データの生成に必要な位置シーケンスデータをクライアント端末CL側でシーケンス入力画面(C6)を用いて作成することを特徴としている。すなわち、このシステムの要点は次の点にある:クライアント端末CLでは、ユーザが、サーバSVから送信されてきた所望の元楽曲データを再生しながら、3D音響空間を表わす3Dシーケンス入力画面を用いて仮想的な音像位置を順次指定し記録していく(C6)。記録された一連の音像位置は位置シーケンスとしてサーバSVに送信され、サーバSVでは、位置シーケンスを元楽曲データに付加することにより3次元(3D)音響特性付き楽曲データ(3D楽曲データ)を生成し、これをクライアント端末に配信する(S5)。クライアント端末CLでは、配信された3D楽音データに従いユーザ独自の位置シーケンスに対応して音像が移動する楽曲演奏空間を生成することができる(C7)。
〔3D楽曲データの構造〕
図3は、サーバでの3D変換により得られる3D楽曲データの構成例を表わす。3D楽曲データMdは、ヘッダ情報Hd、楽音トラック情報Mt及び位置シーケンストラック情報Stから成る。ヘッダ情報Hdは、この3D楽曲データMdには、どのような種類のトラックがいくつあり、各トラックはどのような種類のチャンネルをいくつ持っているのか、各トラック及び各チャンネルのアドレス情報等を表わし、3D楽曲データMd先頭のヘッダ部分に記述されている。楽音トラック情報Mtは、元楽曲データに対応して楽音トラックに記述される音楽情報であり、元楽曲データと同様、メロディや伴奏などのパートに対応する任意個数のチャンネルから成る。各チャンネルの音楽情報は、MIDI形式或いはMIDI形式に類似したイベント形式で楽音を表わすイベントシーケンスデータ、或いは、ADPCM等の符号化形式で楽音波形を表わすオーディオ信号データで構成される。
また、位置シーケンストラックに記述される位置シーケンストラック情報Stは、所定チャンネルの楽音トラック情報Mtに対応して、当該楽音トラック情報Mtに基づく各楽音の音像位置を微小な移動時間Δt毎の位置イベントでシーケンシャルに規定する音像位置規定データである。位置シーケンストラック情報Stは、座標位置Pg(r,θ,φ)とその時間情報とを組にして1つの位置イベントを表わすことができ、時間情報には、楽音トラック情報Mtの演奏開始からの絶対時間(時刻データ)t及び移動時間Δtが用いられる。例えば、1つの位置イベントについて、位置イベント時刻tを2バイト、移動時間Δtを2バイト、移動後の座標位置Pg(r,θ,φ)を3バイト〔極座標値〕とした計7バイトのデータとすることができる。
なお、シーケンス入力画面(C6)で入力される位置イベントシーケンスの中身は、基本的には、上述した位置シーケンストラック情報Stと同じ形式であるが、座標系は、描画座標系(ユークリッド系、直交座標系)或いは極座標系の何れを用いてもよい。例えば、1位置イベントについて、位置イベント時刻t=2バイト、移動時間Δt=2バイト、移動後の座標位置Pg(x,y,z)=3バイト〔直交座標値〕或いはPg(r,θ,φ)=3バイト〔極座標値〕とした計7バイトのデータとすることができる。
〔クライアント端末での処理〕
図4は、この発明の一実施例によるクライアント端末で実行される3D楽曲データ生成処理を表わすフローチャートである。クライアント端末CLでは、サーバSVからダウンロードしたアプリケーション(S1,C2:図2)を起動すると、CPU1は、初期化を行い、まず、ディスプレイ7に起動(トップ)画面を表示し、次いで、この画面で要求した所望の楽曲リストがサーバSVから送信されてくるので(S2:図2)、当該楽曲リストを取得する(ステップC11)。これに応じて、キー機能及びメニューを楽曲選択用に割り当てて(ステップC12)、取得した楽曲リストを楽曲選択画面に表示し(ステップC13)、楽曲選択画面に対するユーザ操作を待機する(ステップC14→NO)。
ここで、ユーザ操作により所望の楽曲を選択すると(C14→YES)、選択された楽曲の情報はサーバSVに通知され、当該選択楽曲に対応する処理項目がサーバSVから送信されてくる(S3:図2)のに応じて、キー機能及びメニューを処理選択用に割り当てると共に(ステップC15)、これらの処理項目を処理選択画面に表示し(ステップC16)、処理選択画面に対するユーザ操作を待機する(ステップC17)。
処理選択画面に対するユーザ操作により、ユーザ自身が手入力により自分で選択楽曲に対する位置シーケンスの入力処理を行う旨を選択したときは(C17→YES)、その旨がサーバSVに通知され、選択された楽曲の内容を表わす元楽曲データがサーバSVから送信されてくるので(S4:図2)、当該元楽曲データを受信しRAM部2の元楽曲記憶領域に格納する(ステップC18)。クライアント端末CLは、次いで、シーケンス入力処理(図5)を行い、受信した元楽曲データに対して位置シーケンスデータを作成する(ステップC19)。そして、作成された位置シーケンスデータを楽曲データの楽曲IDと共にサーバSVに送信する(ステップC20)。
一方、処理選択画面に対するユーザ操作により、サーバSVに予め用意されている3Dテンプレートの中から所定の3Dテンプレートを選択し、この3Dテンプレートに従って選択楽曲を3D変換する旨を選択したときには(C17→NO)、その旨がサーバSVに通知され、選択された楽曲の内容を表わす元楽曲データと共に選択された3DテンプレートがサーバSVから送信されてくるので(S4:図2)、これらのデータを受信し(ステップC21)、楽音再生部6−10及びディスプレイ7のテンプレート確認画面で再生する(ステップC22)。そして、このテンプレート確認画面による音像位置の移動表示をユーザが観察して当該3Dテンプレートが気に入った場合は、ユーザ操作により了解(OK)した旨をサーバSVに通知する(ステップC23)。
すなわち、サーバSVには、聴取位置を原点として楽曲の音像位置が、例えば、
・原点を中心にして円状又は楕円状に回転する、
・回転しつつ遠くから徐々に原点に近づき再び遠ざかる、
・左右、前後又は斜めに振り子状、曲線状又は直線状に往復動する、…、
等々の音像移動態様が3Dテンプレートとして用意されており、クライアント端末CLには、テンプレート情報に従ってこれらの音像移動態様が処理選択画面にテンプレートの選択肢として表示される。従って、ユーザ操作により何れかのテンプレートを選択すると、テンプレート確認画面がディスプレイ7に表示され、選択楽曲の再生(楽音再生部6−10)に合わせて、ユーザ操作により選択された何れかのテンプレートの位置シーケンスデータに従って当該楽曲の音像位置がテンプレート確認画面内に移動表示されるので、ユーザの希望にマッチした3Dテンプレートであるか否かを確認することができる。
サーバSVは、ステップC20,C23での通知に従って、対応する3D楽曲データMdを作成して3D変換済みファイルとして配信してくるので(S5:図2)、クライアント端末CLは、この3D楽曲データ(3D変換済みファイル)Mdを取得し(ステップC24)、この3D楽曲データをダウンロード通知画面(3D画面)に表示してその音像移動内容を確認した後、記憶手段(2,4)に再生可能に保存する(ステップC25)。
なお、記憶手段に保存された3D楽曲データMdについては、必要なときに、3D楽曲再生画面で3D楽曲の選択及び再生を指示することによって所望の3D楽曲データMdが読み出され、楽音再生部6−10を通じて、シーケンス入力処理又は選択された3Dテンプレートで指定された位置シーケンスに従って音像位置が移動するように楽曲を再生することができ、また、当該3D楽曲データMdの位置シーケンストラック情報Stに基づいて、楽曲再生に合わせて当該楽曲の音像位置をディスプレイ7の3D楽曲再生画面(3D画面)にアニメーション的に移動表示することもできる(ステップC25’)。
さて、3D楽曲データの保存処理(C25)の後、この3D楽曲データ生成処理を終了するか否かがユーザに打診され(ステップC26)、処理を終了しない旨を指示したときは(C26→NO)、元楽曲選択段階(C12)に戻り、新たに選択した元楽曲について上述したステップC12〜C25の動作を繰り返す。そして、終了する旨を指示したときには(C26→YES)、RAM部2の各種データ記憶領域に残っているデータを全て消去してこの3D楽曲データ生成処理を終了する。
〔シーケンス入力処理の例〕
図5は、この発明の一実施例によるシーケンス入力処理、つまり、図4のクライアント端末CL側での3D楽曲データ生成処理におけるシーケンス入力処理(C19)の具体例を表わすフローチャートである。このシーケンス入力処理に当っては、図4のステップC12,C15と同様に、キー機能及びメニューをシーケンス入力処理用に割り当ててシーケンス入力画面が表示され、ユーザは、シーケンス入力画面を利用して所定のキー操作を行うことにより、自力入力で所望の位置シーケンスデータを作成することができる。
図6は、携帯用電話機端末のようなクライアント端末において入力デバイスとして用いられるキーの典型的な配置例及び数字キーへの機能割当て例を示す。図6(1)のキー配置例に示すように、入力デバイス5の操作子としては、メニュー等を表示するためのファンクションキーとして用いられる「F1」〜「F3」キー、「決定」キー、その上下左右の「カーソル移動」キー、「オン」及び「オフ」フックキー、「1」〜「9」,「*」,「0」,「#」の数字・記号キー等を備える。例えば、楽曲選択画面(C4)で元楽曲リストを表示したり3D楽曲再生画面(C25’)で3D楽曲の選択や再生を指示する際には、「F1」キーでメニューを表示し、カーソルキーでメニューアイテムを選択し、「決定」キーで確定操作を行うというように、各キーに所定の機能が割り当てられる。
また、シーケンス入力処理時には、「F1」キーにはリトライ(retry)、「F2」キーには「モード1」〜「モード3」のモード変更、「F3」キーには元楽曲再生の進行をその操作の度に順次起動/停止するプレイ/ストップ機能、「*」キーには視点位置変更、というように、各キーに所定の機能が割り当てられる。また、シーケンス入力処理のモードには、ユークリッド系(直交座標)で位置イベントを順次入力(Step)することができる「モード1」と、極座標で位置イベントを順次入力することができる「モード2」と、ジャンプや移動経路を指示する任意の自動制御処理(Jump)で全ての位置イベントを入力する「モード3」(座標系は直交座標でも極座標でよい)があり、数字キーには、図6(2)に示すように、各モード毎に所定の機能が割り当てられる。
図7は、クライアント端末ディスプレイに表示されるシーケンス入力画面の一例を表わす。クライアント端末CLでのシーケンス入力処理時にディスプレイ7に表示されるシーケンス入力画面は、聴取位置即ちサウンドシステム10のヘッドホン位置Poを原点に表示した座標グリッドによって楽曲の聴取空間を3次元的に模擬表示するものである。なお、図7は、理解の便のために聴取空間を例示的に表現したものであり、例えば、グリッドのメッシュは簡略化されており、原点及び頂点の座標値〔単位はm(メートル)〕も実際の表示ではない(但し、必要に応じて表示してもよい)。また、聴取空間の大きさやメッシュサイズは任意の尺度に設定される。
ユーザは、元楽曲を再生しながら、キー操作によって、楽音の音像を表わす図形(単に「音像」ともいう)Pgをシーケンス入力画面の聴取空間内を移動させることにより、リアルタイムに音像位置の指定及び制御を行い、音像の位置イベントをシーケンシャルに決定してリアルタイムに記録していくことができる。この際、シーケンス入力画面上で順次設定された音像Pgの軌跡(x,y,z)は、図7に示すように、一定時間の間フェードアウト表示され、例えば、最新に設定された位置までの一定時間にわたる音像Pg(x,y,z)を、新しい時点の音像位置ほど濃く表示し、古い音像位置ほど淡く、表示する。なお、先に説明したダウンロード通知画面や3D楽曲再生画面(C7,C25,C25’)においても、このようなフェードアウト表示がなされる。
キー操作と位置イベントの関係を簡単に説明すると、例えば、モード1では、「2」キーを操作する毎に前(+y)方向に1単位距離だけ移動し、「4」キーを操作する毎に左(−x)方向に1単位距離だけ移動する。このように、「2」、「4」、「6」、「8」キーの操作によると、ステップバイステップで音像位置を指定して行くことができ、このタイプの位置入力方法は“Step”型と呼ばれる。また、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」キーを操作すると、その時点に指定されていた現在位置から予め定められた形状の移動経路を経て所定の位置にジャンプすることができ、この経路は、「直線状」、「ジグザグ状」「ランダム(不規則な曲線状)」など移動軌跡に揺らぎを持たせるように別途指定することができる。このタイプの位置入力方法は、“Jump”型と呼ばれ、キー操作による指示に従った自動制御処理により、予め定められた位置イベントが自動的に作成されていく。なお、「0」キーは、キー機能の座標系を変更するために設けられ、「0」キー操作毎に、「1」〜「3」、「7」〜「9」キー操作によるジャンプ点又は移動方向は前後(+y,−y)と上下(+z,−z)が切り替えられる。
「F2」キーを1度操作した後のモード2では、図7右側に示すように、位置イベントが極座標形式で入力される。例えば、「2」キーを操作する毎に仰角φを+方向(+z側)に1単位角度だけ変位し、「4」キーを操作する毎に方位角θを−方向(x−y平面上を右回り)に1単位角度だけ変位し、「5」キーを操作する毎に原点から距離rを−方向(原点側)に1単位距離だけ移動するというように、「2」、「4」〜「6」、「8」キーにより“Step”型で位置を入力することができる。また、「1」、「3」、「7」、「9」キーを操作すると、モード1と同様、“Jump”型で入力される。なお、モード1で「0」キーが操作されて前後と上下が切り替えられた場合、この切替え状態はモード2の「1」、「3」、「7」、「8」キーの操作についても維持される。例えば、モード1で「0」キー操作を操作して「前後」から「上下」に切り替えた後、モード2に入って「1」キーを操作すると、上(+z)方向左の定点にジャンプする。
更に「F2」キーを操作するとモード3に入る。このモードは自動制御モードとも呼ばれ、「1」、「3」、「7」、「9」キーの操作によりモード1と同様にジャンプするだけでなく、他のどのキーを操作しても、図6に示すように、所定の経路を経て所定の位置に到達する“Jump”型で全ての位置イベントが入力される。例えば、「1」キーを操作すると、現在位置から所定形状の移動経路を経て、予め離散的に定められた特定の座標位置(定点又はランダムな点)a〜dのうちの1つの座標位置aにジャンプし、「2」キーを操作したときは、x−y平面に関して現在位置(x,y,z)と対称的な位置(x,y,−z)にジャンプする。また、「4」キーを操作すると、x−y平面に平行な面上をz軸を中心に1回転して現在位置(x,y,z)に戻り、「0」キー操作があれば、原点(0,0,0)と現在位置(x,y,z)を含む任意の平面上を所定座標位置を中心にして1回転した後、再び、現在位置(x,y,z)に戻る。
さて、図5のシーケンス入力処理の第1ステップでは、CPU1は、シーケンス入力画面(図7:3D画面)に対するユーザの設定操作に応じて音像Pgの初期位置を設定する(ステップC31)。このとき、設定された音像位置Pg(x,y,z)は、画面の3D聴取空間に画像として表示されると共に端部の現在位置表記Dgで座標値で表示され、ユーザが確認することができる。なお、初期位置設定ステップ(C31)では、モード1又はモード2で「*」キーを操作した後、数字キー(2,4,6,8,0)の操作で視点位置を変更し「決定」キーで確定して座標グリッドの視点位置を変更することができる。
次いで、「F3」キー操作で処理を開始し、音像位置イベントの移動時間Δtを「0」にリセットして、設定された音像初期位置Pg(x,y,z)及び時間情報(絶対時間t=「0」,移動時間Δt=「0」)をRAM部2の位置イベント記憶領域に最初の位置イベントとして記録するすると共に(ステップC32)、RAM部2の元楽曲記憶領域から元楽曲データを読み出して楽音出力部6−10を通じて再生を開始する(ステップC33)。なお、次に「F3」キーを操作することにより元楽曲の再生を一時停止することができ、更に「F3」キーを操作することにより元楽曲の再生を再開することができる。なお、元楽曲の再生停止中は計時動作は停止し、再生再開で再び計時動作を開始する。
次に、位置イベントに関するユーザの入力操作があったか否かを判定し(ステップC34)、位置入力操作がないときは(C34→NO)、元楽曲の再生がしない間は(ステップC35→NO)入力操作判定ステップ(C34)に戻る。そして、位置入力操作があったときは(C34→YES)、前回の位置入力操作時点(シーケンス入力処理の開始当初は「F3」キーによる開始操作時点)から当該位置入力操作時点までの経過時間で音像位置イベントの移動時間Δtを更新した上(ステップC36)、位置イベントに関する入力操作の種別判定を行う(ステップC37)。
ここで、入力操作の種別が“Step”(順次)型位置入力のときには(C37→YES)、入力操作に基づく移動乃至変位量に応じて音像の現在位置Pg(x,y,z)を更新し(ステップC38)、更新後の音像現在位置Pg(x,y,z)とその時間情報(元楽曲データの再生開始からの絶対時間t及び移動時間Δt)から成る位置イベントを生成し、これをRAM部2の位置イベント記憶領域に記録する(ステップC39)。
一方、入力操作の種別が“Jump”(自動制御)型位置入力のときには(C37→NO)、入力操作により指定される移動内容に応じて、音像が移動する経路を自動制御し、当該経路に相当する代表的な複数の座標位置とそれらの時間情報(経過時間Δtから割り出した各座標位置通過時点を表わす絶対時間及び相対的移動時間)から成る一連の位置イベントを生成し、これをRAM部2の位置イベント記憶領域に順次記録する(ステップC40)。なお、“Jump”(自動制御)型位置入力で音像位置を移動する際の移動速度は、等速度でもよいし、等加速度(加速方向、減速方向)であってもよく、等加速度の場合における加速と減速の度合いは同じでなくてもよい。また、既に説明したように、移動軌跡には、ジグザグ経路やランダムな揺らぎなど、揺らぎを持たせても良い。
また、新たな位置イベントが記録されたときには(C39,C40)、図7の画面に示すように、最新の音像位置Pgから一定時間前までの音像を3D聴取空間内に画像としてフェードアウトで表示すると共に、画面端部の現在位置表記Dgで最新音像位置の座標値Pg(x,y,z)を表示する。このような位置入力操作に基づく位置イベントの記録処理があると(C39,C40)、直ちに、移動時間Δtを「0」値にリセットして(ステップC41)、位置入力操作検出ステップ(C34)に戻り、元楽曲データの再生が終了しない間は(C35→NO)、上述したステップC34〜C41の動作を繰り返し、位置イベント記憶領域に元楽曲データ1曲分の位置イベントを記録して位置シーケンスデータを完成することができる。
そして、位置入力操作がなく(C34→NO)しかも元楽曲データの再生が終了したときには(C35→YES)、「リトライ(retry)」を指示する操作がなされたか否かを判定する(ステップC42)。つまり、元楽曲データの再生終了時には、ファンクションキーF2,F3の機能割当てが変更され、「F2」キーにはリプレイ(replay)機能が割り当てられ、「F3」キーには「(ステップC13に)戻る」機能が割り当てられるようになっており、このステップ(C42)で「F1」のユーザ操作によりリトライ(retry)を指示したかどうかを判定する。そこで、リトライの指示があったときは(C42→YES)、ファンクションキーF2,F3の機能割当てを元に戻した上、ステップC31に戻り、再度、ステップC31〜C42の動作を繰り返して同じ元楽曲データにつき新たな位置シーケンスデータを作成する。
また、リトライ指示ではなく「F2」キー操作によるリプレイ(replay)の指示があったときには(C42→NO)、このシーケンス入力処理を終了し、図4のステップC20にリターンして、サーバSVに元楽曲データの楽曲IDと位置シーケンスデータを送信し3D楽曲データへの変換をリクエストする。また、図示していないが、「F3」キー操作による「戻る」指示があったときにも、このシーケンス入力処理を終了し、直ちに、図4のステップC13(図2のステップC4に相当)に戻って新たな元楽曲データを選択することができる。
〔サーバ側の処理〕
図8は、この発明の一実施例によるサーバ側の楽曲データ生成処理を表わすフローチャートであり、この処理フローは、特に、図2の3D変換ステップ(S5)において、ユーザ独自の位置シーケンスに基づいて実行される3D楽曲変換動作のより詳細な手順を示す。サーバSVは、元楽曲データベースDBに多数の元楽曲データを蓄積しており、ユーザ管理データファイルには、クライアント端末CLの機種に関する諸情報やユーザID、ユーザアドレスなどの端末情報を記憶している。なお、これらの元楽曲データは、既に説明したように、MIDI形式或いはMIDI形式に類似したイベント形式で楽音を表わすイベントシーケンスデータ、或いは、ADPCM等の符号化形式で楽音波形を表わすオーディオ信号データである。
さて、サーバSVは、3D変換対象となる元楽曲データの楽曲IDと位置シーケンスデータをクライアント端末CLから受信して3D楽曲へのデータ変換のリクエストを受け付けると、まず、受信した楽曲ID及び位置シーケンスデータ、クライアント端末CLの機種、当該クライアント端末CLのユーザアドレス等のリクエスト内容を確認する(ステップS11)。次いで、当該楽曲IDにより特定される元楽曲データを元楽曲データベースDBから読み出し(ステップS12)、さらに、ユーザ管理データファイルから当該クライアント端末CLの端末情報を読み出す(ステップS13)。ここで、読み出される端末情報には、音量バランス等の補正情報が含まれる。
次に、受信した位置シーケンスデータの座標系を音響用座標系に変換する(ステップS14)。そして、元楽曲データのデータ部分を楽音トラック情報Mtとし、位置シーケンストラックを追加する(ステップS15)。次いで、座標系の変換がなされた位置シーケンスデータを位置シーケンストラックに記録して位置シーケンストラック情報Stとし、元楽曲データのヘッダ部分に必要な情報を追加したものをヘッダ情報Hdとして付加することにより、元楽曲データを立体音像変化効果付楽曲データに変換する(ステップS16)。なお、楽音トラック情報Mtが複数チャンネルで構成される場合、位置シーケンストラック情報Stに対応付けられる楽曲チャンネルは固定したものとする(例えば、メロディーパートのチャンネル)。また、元楽曲データがイベントシーケンスデータ形式の場合は、サーバSV側の音源回路により、元楽曲データに基づいて対応するオーディオ信号データを生成し、生成されたオーディオ信号データを楽音トラック情報Mtに置換する。
続いて、変換された立体音像変化効果付楽曲データについて、音量バランス等を調整するバランス補正を行う(ステップS17)。つまり、3D楽曲変換をリクエストしたクライアント端末CLに実装されているDSPの仕様によっては、3D音響効果を付けたチャンネルのボリュームが、3D音響効果のかからない他のチャンネルのボリュームよりも下がってしまう場合がある。そのため、ユーザ端末の機種情報から音量バランス等の補正情報を取得し、この補正情報に従って楽音トラック情報Mtの各チャンネルのボリューム補正を行うことにより、クライアント端末に最適化した音量バランスを再現する。
これにより、バランス補正がなされたオーディオ信号データで構成される楽音トラック情報Mtと、座標系の変換がなされた位置シーケンスデータで構成される位置シーケンストラック情報Stから成る3D楽曲データMdを生成する(ステップS18)。そして、生成された3D楽曲データMdを当該クライアント端末CLに配信すると(ステップS19)、当該リクエストに対する楽曲データ生成処理を終了し、新たなリクエストの受付け段階にリターンする。
〔種々の実施態様〕
以上、この発明の好適な一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。例えば、実施例では、サーバ側でADPCM形式等のオーディオ信号データに変換した3D(立体音響付)楽曲データを提供するようにしたが、3D変換機能をクライアント端末側に持たせて、クライアント端末上で変換を行うようにしてもよい。
実施例では、元楽曲データをサーバから送信するようにしたが、クライアント端末に保存している楽曲データを元楽曲データとして用いることができる。この場合、作成された位置シーケンスと共にサーバに送信して3D変換をリクエストするようにしてもよいし、上述のように、クライアント端末上で3D変換を行うようにしてもよい。
変換後の3D楽曲データの楽曲トラック情報(Mt)はADPCM形式に限らない。他の形式のディジタルオーディオ信号データであってもよいし、MIDI等のイベントシーケンスデータ形式のままでもよい。なお、MIDI等のイベントシーケンスデータ形式の楽曲トラック情報をもつ3D楽曲データの場合、クライアント端末において、実時間でオーディオ信号データを作成して3D音響効果を付加することは、処理量的に困難なことがあるので、3D楽曲データの利用に先立ち、予め、イベントシーケンスデータ形式の楽曲トラック情報を対応するオーディオ信号データ形式の楽曲トラック情報に置換しておくことが望ましい。
位置シーケンストラック情報(St)による3D効果は複数チャンネルの楽曲トラック情報(Mt)に付加することができる。例えば、予め特定の楽曲チャンネルに3D音響効果が付加されている3D楽曲データの他の楽音チャンネルに同様の3D効果を付加するようにしてもよい。また、1つの元楽曲データに対して複数回位置シーケンスを入力し、各位置シーケンスにより元楽曲データの各チャンネルに3D変換を加えてもよい。
3D効果が既に付加されている3D楽曲データを再生しながら、その位置シーケンストラックを修正するようにしてもよい。例えば、3D効果が付いた3D楽曲データを再生中に位置シーケンスの入力があると、既存の位置シーケンスからの相対変位で位置シーケンスを更新するようにしてもよい。
3D楽曲データへの変換を行う際、連続する3以上の位置変位の軌跡が原点を通る平面上で単調変化する場合は2点間の移動に置き換えて、データ量の圧縮を図るようにしてもよい。或いは、時間分解能を落してデータを間引いても良い。
課金処理については、実施例では説明しなかったが、任意の時点で課金を行うことができる。例えば、変換後の3D楽曲データをダウンロードし、クライアント端末上で再生可能に記録する(即ち、クライアント端末のデータライブラリに登録する)時点で課金処理を行うようにしてもよい。この場合、3D楽曲データのダウンロードに対する課金と元楽曲データから3D楽曲データへの変換に対する課金とを分けてもよい。例えば、既に課金処理が実行されクライアント端末に保存されている楽曲データを変換する場合は、楽曲データ自体に対する再課金は行わず変換処理についてのみ追加課金を行う。
この発明の一実施例による楽曲データ生成システム全体の概要構成図である。 この発明の一実施例による楽曲データ生成システムにおける全体的な処理動作を表わす。 この発明の一実施例による楽曲データ生成システムで生成される3次元(3D)音響特性付き楽曲データの構造例を表わす。 この発明の一実施例によるクライアント端末側楽曲データ生成処理を表わすフローチャートである。 この発明の一実施例によるクライアント端末側楽曲データ生成処理中のシーケンス入力処理を表わすフローチャートである。 クライアント端末のキー配置の一例を表わす。 クライアント端末におけるシーケンス入力画面(3D画面)の一例を表わす。 この発明の一実施例によるサーバ側楽曲データ生成処理を表わすフローチャートである。
符号の説明
CL;CLa,CLb クライアント端末やPC等で構成されるサーバSvと通信可能なクライアント端末(電子音楽装置)、
Gr 座標グリッド、
Po 聴取位置即ち原点座標位置、
Pg 音像位置(音源位置ともいう)又は音像位置を表わす画像、
Dg 音像位置Pgの最新座標値を表わす現在位置表記。

Claims (4)

  1. 通信ネットワークを介して通信可能に接続されるサーバ及びクライアント端末から成るシステムであって、
    サーバは、
    複数の楽曲データを蓄積する元楽曲蓄積手段と、
    上記元楽曲蓄積手段から楽曲データを読み出す元楽曲読出し手段と、
    クライアント端末から位置シーケンスデータを受信するシーケンス受信手段と、
    上記楽曲読出し手段により読み出された楽曲データに上記位置シーケンスデータを付加することにより、3次元音響特性をもって再生可能な位置シーケンス付き楽曲データを生成する3次元楽曲生成手段と、
    上記位置シーケンス付き楽曲データをクライアント端末に送信する3次元楽曲送信手段と
    を具備し、
    クライアント端末は、
    ユーザ操作に基づいて仮想的な音像の位置座標を順次入力するシーケンス入力手段と、
    入力された一連の位置座標を位置シーケンスデータとして記録するシーケンス記録手段と、
    記録された位置シーケンスデータをサーバに送信するシーケンス送信手段と、
    位置シーケンス付き楽曲データをサーバから受信する3次元楽曲受信手段と、
    受信された位置シーケンス付き楽曲データを再生可能に記憶する3次元楽曲記憶手段と、
    記憶された位置シーケンス付き楽曲データを3次元音響特性をもって再生する3次元楽曲再生手段と
    を具備する
    ことを特徴とする楽曲データ生成システム。
  2. サーバは、さらに、クライアント端末からのリクエストに応じて前記楽曲読出し手段により読み出された楽曲データをクライアント端末に送信する元楽曲送信手段を具備し、
    クライアント端末は、さらに、
    楽曲データを要求するリクエストをサーバに送信するリクエスト送信手段と、
    送信されたリクエストに応じてサーバから送信されてくる楽曲データを受信する元楽曲受信手段と、
    受信された楽曲データを再生可能に記憶する元楽曲記憶手段と
    を具備し、
    前記シーケンス入力手段による位置座標の入力は、上記元楽曲記憶手段に記憶された楽曲データの再生に並行して行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲データ生成システム。
  3. 前記シーケンス入力手段は、ユーザ操作により順次指示される座標位置を連続的に入力する第1入力手段、及び/又は、ユーザ操作により指示される移動態様に応じた座標位置系列を生成して入力する第2入力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の楽曲データ生成システム。
  4. 通信ネットワークを介してサーバに通信可能に接続されるコンピュータに、
    楽曲データを要求するリクエストをサーバに送信するリクエスト送信ステップと、
    送信されたリクエストに応じてサーバから送信されてくる楽曲データを受信する元楽曲受信ステップと、
    元楽曲受信ステップで受信された楽曲データを再生可能に記憶する元楽曲記憶ステップと、
    元楽曲記憶ステップで記憶された楽曲データを再生すると共に、ユーザ操作により順次指示される座標位置を連続的に入力することにより、及び/又は、ユーザ操作により指示される移動態様に応じた座標位置を入力することにより、仮想的な音像の位置座標を順次入力するシーケンス入力ステップと、
    シーケンス入力ステップで入力された一連の位置座標を位置シーケンスデータとして記録するシーケンス記録ステップと、
    記録された位置シーケンスデータをサーバに送信するシーケンス送信ステップと、
    リクエスト送信ステップで送信されたリクエストに対応する楽曲データに上記位置シーケンスデータを付加することにより生成された、3次元音響特性をもって再生可能な位置シーケンス付き楽曲データを、サーバから受信する3次元楽曲受信ステップと、
    3次元楽曲受信ステップで受信された位置シーケンス付き楽曲データを再生可能に記憶する3次元楽曲記憶ステップと、
    3次元楽曲記憶ステップで記憶された位置シーケンス付き楽曲データを3次元音響特性をもって再生する3次元楽曲再生ステップと
    から成る手順を実行させるための楽曲データ生成プログラム。
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