WO2012157276A1 - 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム - Google Patents

光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム Download PDF

Info

Publication number
WO2012157276A1
WO2012157276A1 PCT/JP2012/003223 JP2012003223W WO2012157276A1 WO 2012157276 A1 WO2012157276 A1 WO 2012157276A1 JP 2012003223 W JP2012003223 W JP 2012003223W WO 2012157276 A1 WO2012157276 A1 WO 2012157276A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
optical
optical connector
ferrule
connector plug
surface portion
Prior art date
Application number
PCT/JP2012/003223
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
篤 澤田
岩坂 喜久男
夏野 靖幸
Original Assignee
コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 filed Critical コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社
Priority to US14/118,505 priority Critical patent/US9709752B2/en
Priority to JP2013515003A priority patent/JP5839031B2/ja
Publication of WO2012157276A1 publication Critical patent/WO2012157276A1/ja

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/381Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres
    • G02B6/3826Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres characterised by form or shape
    • G02B6/3831Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres characterised by form or shape comprising a keying element on the plug or adapter, e.g. to forbid wrong connection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0071Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence by measuring fluorescence emission
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/381Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres
    • G02B6/3826Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres characterised by form or shape
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3869Mounting ferrules to connector body, i.e. plugs
    • G02B6/387Connector plugs comprising two complementary members, e.g. shells, caps, covers, locked together
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3874Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using tubes, sleeves to align ferrules
    • G02B6/3878Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls using tubes, sleeves to align ferrules comprising a plurality of ferrules, branching and break-out means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/381Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres
    • G02B6/3818Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres of a low-reflection-loss type
    • G02B6/3821Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres of a low-reflection-loss type with axial spring biasing or loading means

Abstract

 部品点数または部品の種類を減らしてコストの低減を図ることのできる光コネクタプラグ、ならびに、この光コネクタプラグを用いた光プローブおよび光学システムを提供する。この光コネクタプラグ(10)のハウジングは、光ファイバおよびフェルールが配設される配設スペースの下側を覆う下面部(21A)、光ファイバが外部に導出される背面部の半分(21D)、および、フェルールが外部に導出される前面部の半分(21C)を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により一体成形されてなる第1部材(21)と、前記配設スペースの上側を覆う上面部、前記背面部の残りの半分、および、前記前面部の残りの半分を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により前記第1部材と同一の形状に一体成形されてなる第2部材とを備えている。

Description

光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム
 この発明は、光コネクタプラグ、この光コネクタプラグを用いた光プローブおよび光学システムに関する。
 近年、光プローブを内視鏡に通して人体内部に挿入したのち、この光プローブを介して人体内部の診察部位に励起光を照射するとともに、この励起光により生じる蛍光を測定して診察部位の検査・分析を行う診察方法が知られている。このような診察方法においては、光プローブが人体内部に挿入されることから、1回の使用ごとに光プローブを新しいものに交換することが望まれる。したがって、光プローブの一段のコストの低減が要求される。
 光プローブは、光学装置に接続される光コネクタプラグと、複数の光ファイバがチューブに通されてなり先端部から励起光および照明光の送出ならびに蛍光の取り込みとを行う光ケーブル等から構成される。
 また、本発明に関連する従来技術として、特許文献1には、複数の光経路を一度に接続することのできる光コネクタプラグが開示されている。
米国特許第5231685号明細書
 上記従来の光コネクタプラグのように、部品点数が多いと組立工程が煩雑になって製造コストの増加を招く。さらに、非汎用の樹脂成形部品が複数種類あると、1種類につき1つの金型を製作しなければならないため、コストの大幅な増加を招く。
 また、従来の一般的な光通信用光コネクタプラグは、光の伝送損失の低減を図るため、各構成部品が高精度に成形されることを前提に設計されている。したがって、そのままではコストの低減を図ることは難しい。
 一方、光コネクタプラグの製造コストの低減を図るため、例えばハウジングなどの構成部材の成形精度を低くすると、構成部材の寸法誤差によりプラグとレセプタクルとを正確に接続することが難しくなる。特に、複数の光経路を一度に接続する光コネクタプラグの場合、プラグ側とレセプタクル側とで複数の光経路間の距離に僅かな誤差が生じると、この誤差によりプラグとレセプタクルとがスムーズに接続しにくくなる。
 この発明の目的は、部品の点数または種類を減らしてコストの低減を図ることのできる光コネクタプラグ、ならびに、この光コネクタプラグを用いた光プローブおよび光学システムを提供することにある。
 また、この発明の他の目的は、部品点数が少なく、かつ、ハウジングの成形精度を低くしても光コネクタレセプタクルへの正確な接続が可能な光コネクタプラグ、ならびに、この光コネクタプラグを用いた光プローブおよび光学システムを提供することにある。
 本発明に係る光コネクタプラグは、光ファイバと当該光ファイバの接続されたフェルールとがハウジングに覆われてなる光コネクタプラグにおいて、前記ハウジングは、光ファイバおよび前記フェルールが配設される配設スペースの下側を覆う下面部、前記光ファイバが外部に導出される背面部の半分、および、前記フェルールが外部に導出される前面部の半分を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により一体成形されてなる第1部材と、前記配設スペースの上側を覆う上面部、前記背面部の残りの半分、および、前記前面部の残りの半分を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により前記第1部材と同一の形状に一体成形されてなる第2部材とを備えた構成を採る。
 また、本発明に係る光コネクタプラグは、ハウジングと、光ファイバが接続されるフェルールと、前記ハウジングに固定される固定部、前記フェルールを保持する保持部、および、前記固定部と前記保持部との間で外力によって撓むバネ部が、熱可塑性樹脂により一体的に形成された保持部材とを備え、前記フェルールが前記バネ部の撓みにより変位可能な状態で前記保持部材を介して前記ハウジングに固定されている構成を採る。
 本発明によれば、ハウジングを第1部材と第2部材とから主に構成することができるため部品点数が削減される。さらに、これら第1部材と第2部材とが同一形状であるため、同一の金型により成形することができる。その結果、光コネクタプラグの一段のコスト低減を図ることができる。
 また、本発明によれば、光コネクタプラグの部品点数が少なくなり、それによって光コネクタプラグのコスト低減に寄与できる。さらに、ハウジングに成形誤差があっても保持部材のバネ部の撓みによって、この成形誤差を吸収してフェルールの光軸を接続相手のレセプタクルの光軸に正確に合わせることができる。従って、ハウジングの成形誤差を少し低くすることができ、それによって光コネクタプラグのコストの低減を図ることができる。
図1A~図1Cは本発明の実施形態の光プローブを示す三面図、図1Dはその底面図 図2A~図2Fは光コネクタプラグのハウジングの第1部材を示す六面図、図2Gは図1CのA-A線断面図 図3Aと図3Bはハウジングの第2部材をそれぞれ示す平面図と裏面図 図4A~図4Cはフェルールを示す三面図 図5A~図5Cは保持部材を示す三面図 フェルールに光ファイバが装着された状態を示す断面図 図7A~図7Cは保持部材にフェルールが保持された状態を示す三面図 ハウジングに保持部材および光ファイバが固定された状態を示す平面図 ハウジングに1つの保持部材が固定された状態を示す斜視図 ハウジングの光ファイバおよびケーブルの固定構造を示す斜視図 光プローブを光学装置に接続した状態を示す一部破断平面図 光プローブを光学装置に接続した状態のフェルール周辺部を示した拡大図
 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
 図1は、本実施形態の光プローブを示している。図1Aはその上面図、図1Bは正面図、図1Cは側面図、図1Dは下面図である。
 この実施形態の光プローブ1は、蛍光検出により人体内部の診察部位の検査・分析を行うためのプローブであり、光学装置100(図11参照)に接続される光コネクタプラグ10と、先端側が内視鏡に通されて人体内部に挿入されるケーブル80とから構成される。ケーブル80は、内部に複数の光ファイバ85…(図11参照)が通されるとともに、先端部81に複数の光ファイバ85…の各先端と集光用のレンズとが固定されて構成されている。
 光コネクタプラグ10は、ハウジングとなる第1部材21および第2部材11と、3つのフェルール30…と、これらのフェルール30をハウジングにそれぞれ固定するための3つの保持部材50…(図8参照)等から構成される。
 図2A~図2Gには、第1部材21の底面図、右側面図、平面図、背面図、正面図、左側面図およびA-A線断面図をそれぞれ示す。図3Aおよび図3Bには第2部材11の裏面図および平面図を示す。
 第1部材21は、図2に示すように、フェルール30と光ファイバ85…の配設スペースの下側を覆う下面部21Aと、右側面部21Bと、フェルール30が外部に導出される前面の半分を占める前面部21Cと、光ファイバ85が外部に導出される背面の半分を占める背面部21Dとが、熱可塑性樹脂の射出成形により一体的に形成されたものである。
 前面部21Cには、3本のフェルール30を外部に導出するための3つの半円溝27…が並んで設けられている。この半円溝27…は、ハウジングの半分の高さ位置に形成されており、第2部材11の同様の半円溝17…(図3参照)と合わさって円形の貫通孔を構成する。
 背面部21Dには、複数の光ファイバ85…を含んだケーブル80を外部に導出するための所定長の半管溝(ケーブル保持溝)29aが設けられている。この半管溝29aは、ハウジングの半分の高さに配置されるように下面部21Aから膨出された膨出部29に設けられ、第2部材11の同様の半管溝19a(図3参照)と合わさってハウジングの内側と外側とに開口してケーブル80を保持する管状路を構成する。半管溝29aには、長手方向に直交する向きの横溝29bが複数設けられ、この横溝29bに後述する結束金具83のフランジ83aが嵌入可能にされている。
 下面部21Aは、光コネクタプラグ10の背面側が狭く、前面側が広い多角形状(多角形の角が丸められた形状)に形成されている。下面部21Aには、上記3つの半円溝27…のうち右側と中央の2つの半円溝27…に対向する位置に、保持部材50をワンタッチで締結するための係合部(スナップフィットなど)24…がそれぞれ設けられている。係合部24は、一般的な構成であり、例えば、2つの片部材が撓みにより先端側が開閉可能に隙間を開けて並んで立設され、かつ、これら2つの片部材の各外側に抜け防止用の爪(係止爪)が設けられて構成される。そして、これら2つの片部材を挿入可能な幅小の差込孔に爪の部分が抜けるまで通すことで、係合部24と差込孔とが一定以上の強度で締結されるようになっている。
 左側の1つの半円溝27に対向する位置には、係合部24…の代わりに、識別用部材として上下識別用の凸部材70(図1参照)を取り付けるための取付孔(差込孔)22,22,23が設けられている。なお、取付孔22,22には、凸部材70の係止片が外側から通されて下面部21Aの内側に突出した状態になる。従って、この突出した部分を係合部24とほぼ同一の形状とすることで、凸部材70を取り付けたときに、取付孔22,22の部分にも係合部24と同様の構成を出現させて、この部分に保持部材50を締結させることが可能となる。
 また、下面部21Aには、第2部材11と締結するための係合部25および被係合部26が複数個ずつ設けられている。係合部25は、高さと幅が違うだけで、上述した係合部(スナップフィット)24と同様の構成である。被係合部26は、高さを設けるために下面部21Aから膨出させたブロックの上部に差込孔が形成されて構成される。これらの係合部25および被係合部26は、第2部材11の同様の被係合部16および係合部15とそれぞれ係合可能なように、ハウジングの半分以上の高さに形成されている。すなわち、被係合部16,26の差込孔が係合部15,25の爪の部分まで通すことが可能な高さに形成されている。図2Aと図3Aに示すように、これら係合部25と被係合部26の裏側には、射出成形により樹脂を充填させるため、ならびに、ドライバー等を差し込んで係合部25や被係合部26の係合を解くために溝25a,26a(第2部材11では溝15a,16a)が形成されるが、これらの溝25a,26aはシールW(図1Dを参照)によって塞がれる。
 また、これらの係合部25および被係合部26は、ハウジングの左右対称の位置に設けられている。この配置により、第2部材11の係合部15と被係合部16とを同一の配置として(図3Bを参照)、これらとそれぞれ係合させることが可能となる。
 係合部25は、図2Fおよび図2Gに示すように、2つの片部材が前後方向(背面部21Dから前面部21Cへ向いた方向)に並んだ向きに形成されている。係合部25の2つの片部材は撓みによって並んだ方向に僅かに変位する一方、並んだ方向に直交する左右方向へは厚みがあるため変位しにくい。そのため、係合部25を第1部材の被係合部16と係合させた際、係合部25と被係合部16とは前後方向よりも左右方向に強固に固定される。この実施形態では、ハウジングを構成する第1部材21と第2部材11とには、それぞれ左右の側面の一方が全く形成されず、かつ、このハウジングは左右の側面がユーザにより挟まれて持たれる構成である。そのため、第1部材21と第2部材11との左右方向の固定を強固にできると都合が良い。そこで、上記のような係合部25の2つの片部材の並び方により、係合部25と被係合部16との係合により左右方向の固定が強固にされるようになっている。
 右側面部21Bは、ハウジングの右側を覆う側壁を構成するとともに、光コネクタプラグ10を光学装置100の光コネクタレセプタクル110に接続する際に(図11参照)、この光コネクタレセプタクル110に係止させる板バネ状の係止片(プラグ係止部)28が全て設けられている。係止片28は、後端部が支持されて先端側が自由にされた片持梁構造にされ、先方外側に係止爪28aが設けられ、中ほどの外側に滑り止めの凸部28bが設けられている。係止片28と下面部21Aとの間、ならびに、係止片28と右側面部21Bの側壁一部との間には、係止片28の先端を内側に可動にする隙間が設けられている。
 第2部材11は、図3に示すように、フェルール30と光ファイバ85…の配設スペースの上面を覆う上面部11Aと、左側面部11Bと、フェルール30が外部に導出される前面の半分を占める前面部11Cと、光ファイバ85が外部に導出される背面の半分を占める背面部11Dとが、熱可塑性樹脂の射出成形によって一体的に形成されたものである。
 第2部材11は、第1部材21と同一形状で、ほぼ同一の構成が同一配置に形成されている。すなわち、第2部材11には、第1部材21の係合部24,25、被係合部26、3つの半円溝27…、係止片28および半管溝29aと同様に、係合部14,15、被係合部16、3つの半円溝17…、係止片18および半管溝19aが、それぞれ同じ配置、同じ向きに設けられている。係止片18には、第1部材21の係止片28と同様に係止爪18aと凸部18bが設けられ、半管溝19aは、第1部材21の半管溝29aと同様に膨出部19に形成され且つ複数の横溝19bを有する。
 ただし、第2部材11には、上下識別用の凸部材70を取り付けるための取付孔22,23と同様の構成が設けられず、その代わりに、左側の半円溝27と対向する位置にも保持部材50を固定するための係合部14が設けられている。このような平板上に形成される小さな取付孔22,23と、小さな係合部14との入れ替えは、同一の基本金型に対して一部の付属金型を交換して成形することで実現できるものである。したがって、第1部材21と第2部材11とは、共通の基本金型を用いて成形することができ、また、共通の基本金型を用いて成形されている。
 図4A~図4Cには、フェルール30の平面図、側面図および正面図を、図6には、フェルール30に光ファイバ85が装着された状態を表わした断面図を示す。
 フェルール30は、図4と図6に示すように、光ファイバ85を通してファイバ端面を先端中央に配置させる円柱状部材であり、例えば熱可塑性樹脂により射出成形されてなる。このフェルール30には、中央後端から先端にかけて形成された貫通孔31と、外側先端部に形成された先端小径のテーパー部35と、円柱部分の周方向一部の範囲を軸方向に沿って平面状に面取りした平面部36と、この平面部36から貫通孔31まで通じる横孔37と、根元部分に形成された円形フランジ32と、周方向の一部の角度範囲でのみ円形フランジ32と重なるように径方向に張り出し、かつ、円形フランジ32より軸方向に厚く形成された角形フランジ33とが設けられている。
 図6に示すように、フェルール30の中央の貫通孔31は、根元側が太い径に、先端側がインナーフェルール41と略同径の細い径に形成されている。このフェルール30には次のようにして光ファイバ85が固定される。すなわち、先ず、光ファイバ85は、心線がインナーフェルール41に通されて接着剤等により固着され、このインナーフェルール41とともに先端が研磨される。その後、光ファイバ85と結合されたインナーフェルール41がフェルール30の貫通孔31に通されてインナーフェルール41とフェルール30の端面が面一に調整される。この状態で横孔37を介して固定用部材として接着剤またはネジが挿入されてインナーフェルール41が貫通孔31に固着される。特に制限されないがインナーフェルール41は金属により構成されている。
 図5A~図5Cには、保持部材50の平面図、側面図および正面図を、図7には、フェルール30が保持部材50に保持された状態の三面図を示す。
 保持部材50は、図5と図7に示すように、ハウジング(第1部材21または第2部材11)に固定される固定部51と、フェルール30の根元部分を保持する保持部53と、外力により撓んで保持部53を上下左右前後方向に変位させるバネ部52とを備えている。固定部51は、平板部材に2つの差込孔51a,51aが形成されて構成され、この差込孔51a,51aに係合部14,14(或いは係合部24,24)が通されて、両者が締結される。バネ部52は、適切な硬さで撓む太さに形成された一方向に幅が狭い複数の輪52a,52aを一列に連結して構成される。
 保持部53は、ブロック上の底面部から4つの挟持片53a,53a,53b,53bが立設されて構成される。4つの挟持片53a,53a,53b,53bの前後間にはフェルール30の円形フランジ32を密着させて挟む隙間が設けられ、4つの挟持片53a,53a,53b,53bの左右間にはフェルール30の角形フランジ33と円柱部分とを密着させて挟む隙間が設けられている。これらの隙間部分が嵌入溝となる。円形フランジ32を挟む隙間部分の中央底面部53cには円形フランジ32の周面と同一曲率の曲面が形成されている。また、4つの挟持片53a,53a,53b,53bの中段より先端側は、左右間の隙間がフェルール30の円柱部分の周面に一部沿って少し狭くなるように形成されている。
 このような構成により、フェルール30の角形フランジ33を上に向けてフェルール30の円形フランジ32の部分を4つの挟持片53a,53a,53b,53bの間に上方から差し込むことでフェルール30を保持部53に一様に保持させることができる。このとき、図7Aに示すように、角形フランジ33が4つの挟持片53a,53a,53b,53bに挟まれて、保持部53に対するフェルール30の軸心を中心とした回転が抑止される。また、図7Cに示すように、円形フランジ32の周面下側が中央底面部53aに密着し、かつ、4つの挟持片53a,53a,53b,53bの左右間の隙間にフェルール30の円柱部分が挟み込まれるので、保持部53に対してフェルール30の上下方向(図7Cの左右方向)の移動が抑止される。
 図8には、ハウジングに保持部材50および光ファイバ85が固定された状態を表わした平面図を、図9には、ハウジングに1つの保持部材50が固定された状態を表わした斜視図を示す。図8と図9に示すように、保持部材50の固定部51は、第2部材11の係合部14,14が爪の部分が抜けるまでそれぞれ差込孔51a,51aに通されることで第2部材11に固定されている。このとき、図8に示すように、保持部材50の保持部53に保持されたフェルール30は、第2部材11の半円溝17に沿って配置される。
 さらに、この状態でハウジングの第1部材21と第2部材11とを嵌め合わせると、図1Bに示すように、第1部材21の半円溝27と第2部材11の半円溝17とが組み合わされて円筒孔(貫通孔)になり、この円筒孔からフェルール30が外部に導出された状態となる。この円筒孔とフェルール30との間には少量の隙間が設けられ、フェルール30は保持部材50のバネ部52の撓みによって前後方向(光軸に沿った方向)や上下左右(光軸に垂直な方向)に所定長の範囲で変位したり、フェルール30の根元近傍を支点とした回転方向にフェルール30の先端部分が所定長の範囲で変位したり可能となる。光ファイバ85はフェルール30の後端から一定長の範囲がハウジング内で少し変位可能に配設されて、上記のようなフェルール30の動きが阻害されないようになっている。
 図10には、ハウジングの光ファイバ85とケーブル80の固定構造を表わした斜視図を示す。この図に示すように、3つのフェルール30に接続された複数の光ファイバ85は、結束金具83を介してハウジングの後端部に固定されてコネクタ外部に導出される。なお、3つのフェルール30のうち、左側と右側の2つのフェルール30,30には光学装置100から励起光が入射される1本の光ファイバ85と、検出された蛍光を光学装置100へ送る1本の光ファイバ85とがそれぞれ接続される。一方、中央の1つのフェルール30には照明用の複数本の光ファイバ85…が接続されるため、光ファイバ85の総数は3本より多くなる。
 結束金具83は、複数の光ファイバ85…を通す円筒体に固定用のフランジ83aを設けて構成される。フランジ83aは非回転対称の形状にされている。この結束金具83には複数本の光ファイバ85…が通されて接着剤等により固着され、さらに、結束金具83の円筒部分にはケーブル80のチューブ80Aが嵌合されて固着される。そして、この結束金具83の筒状部分がハウジングの第1部材21と第2部材11の半管溝19a,29aに挟まれ、結束金具83のフランジ83aが複数の横溝19b,29bの何れかに嵌められることで、ケーブル80が回転抑止された状態でハウジングに固定される。なお、この結束金具83は樹脂により形成してもよい。
 図11には、光プローブ1を光学装置100に接続した状態の一部破断平面図を、図12には、コネクタ接続時のフェルール30の周辺部を示した拡大図を、それぞれ示す。
 この実施形態の光学システムは、光プローブ1の3つの光経路が接続されて励起光および照明光の出射ならびに蛍光の入力を行う光学装置100と、上述の光コネクタプラグ10を有する光プローブ1とから構成される。光学装置100には、光コネクタプラグ10が接続されて上述した光の入出力を行う光コネクタレセプタクル110が設けられている。
 光コネクタレセプタクル110は、フェルール30…と光軸が調整された状態で接続される3つのレセプタクル部品112…と、これら3つのレセプタクル部品112…の外側を覆うとともに光コネクタプラグ10の先端側が挿入される開口部を有するレセプタクルケース114とを備えている。
 レセプタクル部品112には、フェルール30の先方を位置固定された状態に挿入可能なスリーブ孔(挿入口)113を有し、このスリーブ孔113の端面中央に光経路(光ファイバスタブやレンズなど)が光軸調整されて配置されている。スリーブ孔113の入り口側には、少なくとも1/3以上の長さ範囲に手前側が大径となるテーパー113aが設けられ、フェルール30の先端を導いてフェルール30の光軸をスリーブ孔113の端面中央まで導くようになっている。
 このような構成により、光コネクタプラグ10をレセプタクルケース114の開口部に押し込むことで、3本のフェルール30…が3つのレセプタクル部品112…のスリープ孔113に挿入されるとともに、少しの位置ずれがあってもフェルール30…の先端がテーパー113aによってクリアランスの少ない端部まで導かれて位置が固定される。このとき、図12に示すように、フェルール30の保持部材50のバネ部52が撓むことで、光コネクタプラグ10のハウジングに僅かな誤差があっても、この誤差を吸収して、3本のフェルール30を3つのレセプタクル部品112…の端面に押し付けた状態に固定することができる。
 また、レセプタクルケース114の開口部の左右には被係止部115,115が設けられ、光コネクタプラグ10が接続された際に、係止片18,28の係止爪18a,28aが被係止部115,115に引っかかって係止されるようになっている。光コネクタプラグ10を外す際には、係止片18,28の凸部18b,28bを内側に押し込みながら光コネクタプラグ10を引っ張ることで、係止片18,28がレセプタクルケース114の被係止部115,115から外れて、両者を引き離すことができる。
 このように構成された光学システムにおいては、医師が新しい光プローブ1を光学装置100に接続し、光プローブ1のプローブ先端側を内視鏡のチューブ内に通して内視鏡ごと人体内部に挿入する。そして、医師が内視鏡の映像を見ながら人体内部の診察部位を探し出し、内視鏡の先端から光プローブ1の先端を出して診察部位に向ける。そして、蛍光検出の処理を開始する。蛍光検出の処理が開始されると、内視鏡の照明が消されて光プローブ1の照明に切り替えられる。この状態で、光学装置100の蛍光検出の操作を行うことで、光プローブ1の照明が一瞬停止してその間に励起光が出力されて光プローブ1の1本の光ファイバ85を介して診察部位に照射され、その直後に励起光に起因して発光される蛍光が光プローブ1の他の一本の光ファイバ85を介して光学装置100に送られて光量等が計測される。そして、この蛍光の光量に基づいて診察部位の分析が行われる。蛍光検出の処理が完了したら光プローブ1のケーブル80が内視鏡から抜かれ、光コネクタプラグ10も光学装置100から外されてこの光プローブ1が廃棄される。
 以上のように、この実施形態の光コネクタプラグ10、光プローブ1および光学システムにおいては、光コネクタプラグ10のハウジングが第1部材21と第2部材11との2つの部品から構成されて、光コネクタプラグ10の部品点数が少なくされる。さらに、これら第1部材21と第2部材11とが同一形状であるため、同一の金型により成形することができる。したがって、光コネクタプラグ10の製造コストを大幅に低減することができる。
 さらに、この実施形態の光コネクタプラグ10は、両側面に配置される係止片18,28の一方が第1部材21に一体的に設けられ、他方が第2部材11に一体的に設けられている。したがって、光コネクタプラグ10を光コネクタレセプタクル110に係止させる構成を付加するために部品点数が増加しない。また、係止片18,28を片側ずつ第1部材21と第2部材11とに設けているため、1個の係止片18(28)が第1部材21と第2部材11とに分断されて複雑な構造になってしまうことが回避されている。
 また、第1部材21と第2部材11には、係合部15,25と被係合部16,26とが設けられているので、第1部材21と第2部材11とを締結する別の部品が不要となる。さらに、これらの係合部15,25と被係合部16,26とがそれぞれ左右対称の配置で設けられているので、第1部材21と第2部材11とでこれらの係合部15,25と被係合部16,26とを同一配置として、両者を係合させることができる。したがって、第1部材21と第2部材11とを同一の金型を流用して形成することができる。
 また、係合部15,25の一対の片部材は前後方向の向きに並ぶように設けられているので、第1部材21と第2部材11との左右方向の固定を強固にすることができる。したがって、上述したようにハウジングが両側面から把持された際に、第1部材21と第2部材11とがずれてしまうことが防止される。
 また、第1部材21には外面に上下識別用の凸部材70が取り付けられているので、ハウジングが上下方向と左右方向とに対称の形状にされていても、光コネクタプラグ10の上下左右を正しく認識した状態で、この光コネクタプラグ10を光コネクタレセプタクル110に接続することができる。また、この凸部材70に関して第1部材21と第2部材11との違いは取付孔22の有無のみであるため、基本金型は流用して付属金型の交換のみで第1部材21と第2部材11とを成形することができる。
 また、光コネクタプラグ10の左右には係止片18,28が設けられ、光コネクタレセプタクル110へ接続した際に、係止片18,28がレセプタクルケース114の被係合部115に係止されるので、光コネクタプラグ10が強固に光コネクタレセプタクル110に接続され、光プローブ1のケーブル80が引っ張られても容易に外れないようになっている。
 さらに、この実施形態の光コネクタプラグ10、光プローブ1および光学システムにおいては、光コネクタプラグ10の部品点数が少なく、組み立ても容易であり、それにより光コネクタプラグ10および光プローブ1のコストを低減することができる。また、3つのフェルール30…が保持部材50により僅かに変位可能な状態に保持されるので、ハウジング(第1部材21と第2部材11)の成形寸法に少しの誤差が生じても、3本のフェルール30…を光コネクタレセプタクル110に正確に接続させることができる。したがって、ハウジングの成形精度を光通信用の一般的な光コネクタの樹脂部品の成形精度より低くすることができ、それによって光コネクタプラグ10および光プローブ1のコストを低減することができる。
 具体的には、フェルール30の回転非対称のフランジ部分(円形フランジ32と角形フランジ33)を、保持部材50の保持部53に片側から押し込むことで、簡単にフェルール30を保持部材50に保持させることができる。
 さらに、従来の光通信用の光コネクタプラグでは、各構成部品が精密に成形されることが前提に設計されているため、外部に突出したフェルールの周囲を囲うガイド枠が設けられるのが通常であるが、この実施形態の光コネクタプラグ10ではこのようなガイド枠を無くしている。したがって、ガイド枠をプラグ側とレセプタクル側とで合わせる必要がなくなり、その分、ハウジングの成形精度を少し低下させることができる。また、ガイド枠のような複雑な構造は樹脂の射出成形で作成する場合に、歩留まりを低くする要因となるが、このような複雑な構造を無くしていることで歩留まりを高くしてコストの低減に寄与することができる。
 また、フェルール30には、横孔37が設けられ、フェルール30に通された光ファイバ85は横孔37に通される接着剤またはネジ等の固定用部材により固定されるので、フェルール30と光ファイバ85との組み立ても容易なものとなる。
 なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、複数の光の経路を一度に接続可能な構成を示したが、フェルールやレセプタクル部品が1つずつの光コネクタに本発明を採用することもできる。また、上記実施形態では、上下識別用の凸部材70の取付孔を第1部材21のみに設けているが、このような取付穴を第1部材21と第2部材11の両方に設けて、第1部材21と第2部材11とを完全同一の部材としても良い。この場合、凸部材70は第1部材21と第2部材11の一方にのみ取り付けて、第1部材21と第2部材11の他方の取付孔はシール等で塞ぐようにすれば良い。また、上記実施形態では、フェルール30にインナーフェルール41を介して光ファイバの心線が通される構成を示したが、被覆された光ファイバをフェルール30の先端まで通して固定されるようにしてもよい。また、フェルール30の横孔37を光軸を中心とした回転方向の複数の角度位置に設けるようにしてもよい。その他、各部品および各部の形状等、実施の形態に示した細部は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
 2011年5月19日出願の特願2011-112606および2011年5月19日出願の特願2011-112608の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
 本発明は、例えば医療用の蛍光検出装置に使用される光プローブ、その光コネクタプラグおよび光学システムに適用することができる。
 1 光プローブ
 10 光コネクタプラグ
 11 第2部材
 14 係合部
 15 係合部
 16 被係合部
 17 半円溝
 18 係止片
 18a 係止爪
 18b 凸部
 19a 半管溝
 21 第1部材
 24 係合部
 25 係合部
 26 被係合部
 27 半円溝
 28 係止片
 28a 係止爪
 28b 凸部
 29a 半管溝
 30 フェルール
 32 円形フランジ
 33 角形フランジ
 37 横孔
 41 インナーフェルール
 50 保持部材
 51 固定部
 51a 差込孔
 53 保持部
 53a,53b 挟持片
 80 ケーブル
 83 結束金具
 85 光ファイバ
 100 光学装置
 110 光コネクタレセプタクル
 112 レセプタクル部品
 114 レセプタクルケース
 115 被係止部
 

Claims (16)

  1.  光ファイバと当該光ファイバの接続されたフェルールとがハウジングに覆われてなる光コネクタプラグにおいて、
     前記ハウジングは、
     光ファイバおよび前記フェルールが配設される配設スペースの下側を覆う下面部、前記光ファイバが外部に導出される背面部の半分、および、前記フェルールが外部に導出される前面部の半分を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により一体成形されてなる第1部材と、
     前記配設スペースの上側を覆う上面部、前記背面部の残りの半分、および、前記前面部の残りの半分を少なくとも有し、熱可塑性樹脂により前記第1部材と同一の形状に一体成形されてなる第2部材とを備えていることを特徴とする光コネクタプラグ。
  2.  前記ハウジングの両側面にそれぞれ配置されて先端部に係止爪を有する片持ち梁構造の2つの係止片を備え、
     前記第1部材には、前記2つの係止片の一方の全てが一体的に形成され、
     前記第2部材には、前記2つの係止片の他方の全てが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタプラグ。
  3.  前記第1部材には、係合部と被係合部とが、前記前面部と前記下面部と前記背面部との各中央を通る平面に対して対称的な配置に設けられ、
     前記第2部材には、前記第1部材の前記被係合部と係合される係合部と、前記第1部材の前記係合部と係合される被係合部とが、前記前面部と前記上面部と前記背面部との各中央を通る平面に対して対称的な配置に設けられ、
     前記第1部材の前記係合部および前記被係合部と前記第2部材の前記被係合部および前記係合部との係合によって前記第1部材と前記第2部材とが締結されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタプラグ。
  4.  前記第1部材の前記係合部は、前記下面部に並んで立設されて各先端に係止爪を有する2つの片部材から構成され、
     前記第2部材の前記係合部は、前記上面部に並んで立設されて各先端に係止爪を有する2つの片部材から構成され、
     前記2つの片部材は、前記背面部から前記前面部へ向かう向きに並んで設けられていることを特徴とする請求項3記載の光コネクタプラグ。
  5.  前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方または両方に部材取付用の差込孔が設けられ、
     前記第1部材および前記第2部材のいずれか一方にのみ、外面に突出して前記ハウジングの向きを識別可能とする向き識別用部材が、前記差込孔を介して取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタプラグ。
  6.  前記第1部材と前記第2部材とには、
     前記背面部の内側で前記光ファイバを前記上面部の側と前記下面部の側とからそれぞれ囲う半管状のケーブル保持溝がそれぞれ設けられ、
     前記ケーブル保持溝の内側には前記光ファイバの光軸の直交方向に伸びる横溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタプラグ。
  7.  請求項2に記載の光コネクタプラグを有する光プローブと、
     前記光コネクタプラグが接続される光コネクタレセプタクルを有する光学装置とを備え、
     前記光コネクタレセプタクルには、
     前記光コネクタプラグと前記光コネクタレセプタクルとが接続された際に当該光コネクタプラグの前記係止片が係止される被係止部が設けられていることを特徴とする光学システム。
  8.  ハウジングと、
     光ファイバが接続されるフェルールと、
     前記ハウジングに固定される固定部、前記フェルールを保持する保持部、および、前記固定部と前記保持部との間で外力によって撓むバネ部が、熱可塑性樹脂により一体的に形成された保持部材と、
     を備え、
     前記フェルールが前記バネ部の撓みにより変位可能な状態で前記保持部材を介して前記ハウジングに固定されていることを特徴とする光コネクタプラグ。
  9.  前記フェルールには、光軸を中心とした回転に対して非対称の形状をしたフランジが設けられ、
     前記保持部材の保持部は、一方が開放されて前記フランジを嵌入可能な嵌入溝を有し、
     前記フランジが前記嵌入溝に一方から嵌入されることで、前記フェルールが光軸を中心とした回転方向に回転抑止された状態で前記保持部に保持されていることを特徴とする請求項8記載の光コネクタプラグ。
  10.  前記フェルールおよび前記保持部材を複数組備えることを特徴とする請求項8記載の光コネクタプラグ。
  11.  前記ハウジングには、前記フェルールの先端を外部に露出させる貫通孔が設けられ、
     前記貫通孔と前記フェルールとの間には、当該フェルールを光軸の垂直方向へ変位可能にする隙間が設けられていることを特徴とする請求項8記載の光コネクタプラグ。
  12.  前記フェルールは、先端が前記ハウジングの前記貫通孔より外方に突出するように配置され、
     前記ハウジングの前記貫通孔より外方には前記フェルールの突出部分を囲むガイド枠が形成されていないことを特徴とする請求項11記載の光コネクタプラグ。
  13.  前記フェルールには、光ファイバが通される貫通孔と、側面から前記貫通孔に通じる横孔とが設けられ、
     前記横孔から固着用部材が挿入されて直接或いは間接的に前記光ファイバが前記フェルールに固着されていることを特徴とする請求項8記載の光コネクタプラグ。
  14.  複数の光ファイバと、
     これら複数の光ファイバが通されるチューブと、
     このチューブの後端側に設けられて光学装置に接続可能な請求項1~6および8~13のいずれか一項に記載の光コネクタプラグと、
     を備え、
     前記複数の光ファイバの先端が光の入出射可能な状態に前記チューブの先端側に固定される一方、前記複数の光ファイバの後端が前記光コネクタプラグのフェルールに接続されていることを特徴とする光プローブ。
  15.  請求項8~13のいずれか一項に記載の光コネクタプラグを有する光プローブと、
     前記光コネクタプラグが接続される光コネクタレセプタクルを有する光学装置とを備え、
     前記光コネクタレセプタクルの前記フェルールの挿入口に手前側径大のテーパーが設けられていることを特徴とする光学システム。
  16.  前記光コネクタプラグに設けられたプラグ係止部と、
     前記光コネクタレセプタクルに設けられた被係止部とを備え、
     前記光コネクタプラグと前記光コネクタレセプタクルとが接続された際に前記プラグ係止部が前記被係止部に係止されることを特徴とする請求項15記載の光学システム。
     
PCT/JP2012/003223 2011-05-19 2012-05-17 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム WO2012157276A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/118,505 US9709752B2 (en) 2011-05-19 2012-05-17 Optical connector plug, optical probe, and optical system
JP2013515003A JP5839031B2 (ja) 2011-05-19 2012-05-17 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011-112608 2011-05-19
JP2011-112606 2011-05-19
JP2011112608 2011-05-19
JP2011112606 2011-05-19

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2012157276A1 true WO2012157276A1 (ja) 2012-11-22

Family

ID=47176625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2012/003223 WO2012157276A1 (ja) 2011-05-19 2012-05-17 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9709752B2 (ja)
JP (1) JP5839031B2 (ja)
WO (1) WO2012157276A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016073A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 ウシオ電機株式会社 光ファイバーユニット
WO2019131098A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 住友電気工業株式会社 光コネクタおよび光接続構造

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11717139B2 (en) 2019-06-19 2023-08-08 Bolt Medical, Inc. Plasma creation via nonaqueous optical breakdown of laser pulse energy for breakup of vascular calcium
WO2020256898A1 (en) 2019-06-19 2020-12-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Balloon surface photoacoustic pressure wave generation to disrupt vascular lesions
US11660427B2 (en) 2019-06-24 2023-05-30 Boston Scientific Scimed, Inc. Superheating system for inertial impulse generation to disrupt vascular lesions
US20200406010A1 (en) 2019-06-26 2020-12-31 Boston Scientific Scimed, Inc. Side light direction plasma system to disrupt vascular lesions
US11583339B2 (en) 2019-10-31 2023-02-21 Bolt Medical, Inc. Asymmetrical balloon for intravascular lithotripsy device and method
US11672599B2 (en) 2020-03-09 2023-06-13 Bolt Medical, Inc. Acoustic performance monitoring system and method within intravascular lithotripsy device
US20210290286A1 (en) 2020-03-18 2021-09-23 Bolt Medical, Inc. Optical analyzer assembly and method for intravascular lithotripsy device
US11707323B2 (en) 2020-04-03 2023-07-25 Bolt Medical, Inc. Electrical analyzer assembly for intravascular lithotripsy device
US11672585B2 (en) 2021-01-12 2023-06-13 Bolt Medical, Inc. Balloon assembly for valvuloplasty catheter system
US11648057B2 (en) 2021-05-10 2023-05-16 Bolt Medical, Inc. Optical analyzer assembly with safety shutdown system for intravascular lithotripsy device
US11806075B2 (en) 2021-06-07 2023-11-07 Bolt Medical, Inc. Active alignment system and method for laser optical coupling
WO2023027887A1 (en) * 2021-08-24 2023-03-02 Bolt Medical, Inc. Connector for multiplexer optical coupling

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084910U (ja) * 1983-11-17 1985-06-12 山一電機工業株式会社 光ファイバ−プラグにおけるケ−ブル止め機構
JPS60110808U (ja) * 1983-12-27 1985-07-27 富士通株式会社 光コネクタ
JPS61502356A (ja) * 1984-06-08 1986-10-16 アンプ・インコ−ポレ−テッド 光ファイバコネクタ組立体
JPH01188809A (ja) * 1987-12-08 1989-07-28 Molex Inc 光ファイバ用のコネクタ組立体
JPH01316711A (ja) * 1988-04-25 1989-12-21 Amp Inc 光コネクタ組立体
JPH03100504A (ja) * 1989-09-05 1991-04-25 Molex Inc 光ファイバーコネクターアッセンブリー
JPH0659156A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Yamaichi Electron Co Ltd 光コネクタプラグ
JPH09304652A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd 光コネクタプラグ
JPH10160966A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Fujikura Ltd 光コネクタ
JP2001133658A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Dai Ichi Kasei Kk 光ファイバコネクタ用樹脂製フェルールとその成形金型
JP2001515597A (ja) * 1997-03-14 2001-09-18 ローズマウント アナリティカル インコーポレイテッド 改良されたレイリー後方散乱制御装置および方法
JP2005234498A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Fujikura Ltd 光ファイバテープ心線保護部材及び光ファイバコネクタフェルールの接続方法
JP2005241758A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Denso Corp 光ファイバ接続構造
JP2006018296A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Tyco Electronics Corp スモールフォームファクタの現場取付可能なコネクタ
JP2006330088A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光接続具用アタッチメント
JP2008046433A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光コネクタの光ファイバ固定機構
JP2011002709A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 光導波路接合体製造用治具および光導波路接合体の製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203891A (ja) 1982-05-11 1983-11-28 株式会社 前田製作所 温泉の真空充てん法
JPS6084910A (ja) 1983-10-14 1985-05-14 日動電工株式会社 耐張碍子用の電線引止めクランプ
JPS60110808A (ja) 1983-11-21 1985-06-17 Osaka Tokushu Gokin Kk 鋳鉄への接種方法
US4687291A (en) * 1984-06-08 1987-08-18 Amp Incorporated Duplex electro-fiber connector assembly
US5231685A (en) 1989-11-28 1993-07-27 Kel Corporation Multi-way electro-optic connector assemblies and optical fiber ferrule assemblies therefor
US5501606A (en) * 1993-04-01 1996-03-26 The Whitaker Corporation Electrical connector having contact guide member
US20040008950A1 (en) 2001-03-20 2004-01-15 Daiichi Kasei Co., Ltd. Resin ferrule for use in optical fiber connector and molding die therefor
US8442365B2 (en) * 2009-06-26 2013-05-14 Jds Uniphase Corporation Optical subassembly for coupling light into an optical waveguide

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084910U (ja) * 1983-11-17 1985-06-12 山一電機工業株式会社 光ファイバ−プラグにおけるケ−ブル止め機構
JPS60110808U (ja) * 1983-12-27 1985-07-27 富士通株式会社 光コネクタ
JPS61502356A (ja) * 1984-06-08 1986-10-16 アンプ・インコ−ポレ−テッド 光ファイバコネクタ組立体
JPH01188809A (ja) * 1987-12-08 1989-07-28 Molex Inc 光ファイバ用のコネクタ組立体
JPH01316711A (ja) * 1988-04-25 1989-12-21 Amp Inc 光コネクタ組立体
JPH03100504A (ja) * 1989-09-05 1991-04-25 Molex Inc 光ファイバーコネクターアッセンブリー
JPH0659156A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Yamaichi Electron Co Ltd 光コネクタプラグ
JPH09304652A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd 光コネクタプラグ
JPH10160966A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Fujikura Ltd 光コネクタ
JP2001515597A (ja) * 1997-03-14 2001-09-18 ローズマウント アナリティカル インコーポレイテッド 改良されたレイリー後方散乱制御装置および方法
JP2001133658A (ja) * 1999-11-04 2001-05-18 Dai Ichi Kasei Kk 光ファイバコネクタ用樹脂製フェルールとその成形金型
JP2005234498A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Fujikura Ltd 光ファイバテープ心線保護部材及び光ファイバコネクタフェルールの接続方法
JP2005241758A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Denso Corp 光ファイバ接続構造
JP2006018296A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Tyco Electronics Corp スモールフォームファクタの現場取付可能なコネクタ
JP2006330088A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 光接続具用アタッチメント
JP2008046433A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Sanwa Denki Kogyo Co Ltd 光コネクタの光ファイバ固定機構
JP2011002709A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 光導波路接合体製造用治具および光導波路接合体の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016073A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 ウシオ電機株式会社 光ファイバーユニット
WO2019131098A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 住友電気工業株式会社 光コネクタおよび光接続構造
JPWO2019131098A1 (ja) * 2017-12-26 2021-01-28 住友電気工業株式会社 光コネクタおよび光接続構造
US11054586B2 (en) 2017-12-26 2021-07-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical connector and optical connection structure
JP7211372B2 (ja) 2017-12-26 2023-01-24 住友電気工業株式会社 光コネクタおよび光接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5839031B2 (ja) 2016-01-06
US9709752B2 (en) 2017-07-18
JPWO2012157276A1 (ja) 2014-07-31
US20140114198A1 (en) 2014-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839031B2 (ja) 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム
US7871203B2 (en) Optical connector unit
JP5538328B2 (ja) 光コネクタ保護キャップ、コネクタキャップ付き光ファイバケーブル、キャップ抜き具
JP5518979B2 (ja) 光コネクタレセプタクル、レセプタクルハウジング、光コネクタアダプタ、アダプタハウジング
US9164244B2 (en) Optical connector plug
US20170212312A1 (en) Optical fiber connector and method of assembling the same on site
JP5820484B2 (ja) 光コネクタ
KR20130032321A (ko) 광 커넥터
US8596883B2 (en) Optical connector plug
US20020118926A1 (en) Optical connector
CA2972632A1 (en) Internal harnessing members and method for bend control of optical fibers in connector assemblies
JP6538625B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡の組立方法
JP5275953B2 (ja) 光コネクタ及び光コネクタ組立体
US20140376860A1 (en) Optical coupling member and optical connector
TW201706653A (zh) 電纜外套把持構件、光纖連接單元、光纖連接單元套組、及外套把持構件拆卸工具
JP2019158957A (ja) Lc型簡易コネクタプラグ及びそのプラグを使用した光コネクタ装置
JP5673347B2 (ja) 光コネクタプラグ、光プローブおよび光学システム
JP4339023B2 (ja) 光コネクタ、コネクタホルダ
JP2008152196A (ja) 光ファイバ連結機構
JP5227068B2 (ja) コネクタハウジング及び光コネクタ
WO2011040276A1 (ja) 光ファイバ接続方法
WO2017221457A1 (ja) 光レセプタクル
CN109891288A (zh) 光连接器插头
KR100875760B1 (ko) 현장 조립형 광커넥터
KR20230172697A (ko) 광 커넥터 및 이를 이용한 광 패치코드

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 12786704

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2013515003

Country of ref document: JP

Kind code of ref document: A

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 14118505

Country of ref document: US

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 12786704

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1