WO2012077484A1 - 内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法 - Google Patents

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Abstract

 燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合でも、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止するとともに、煤塵や黒煙の増加を防止する。針弁(15)の開弁圧を調整する開弁圧調整装置(30)を備えた燃料噴射弁(10)を、一シリンダに対して少なくとも二個備えた内燃機関の燃料噴射装置(1)であって、燃料油と不活性物質とをシリンダライナ内に噴射する場合には、すべての燃料噴射弁(10)から燃料油と不活性物質とが噴射され、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置(30)を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁(10)のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁(10)の針弁(15)を、該針弁(15)の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁(10)の燃料噴射を遮断するように構成した。

Description

内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法
 本発明は、シリンダ毎に複数個の燃料噴射弁を装着した内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法に関するものである。
 シリンダ毎に複数個の燃料噴射弁を装着した内燃機関の燃料噴射装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特公平8-11945号公報 特許第3615260号公報
 さて近年においては、環境保全の観点から、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)が定められ、この環境規制海域内においては、NOxの排出が制限されている。
 また、エンジン排ガス規制海域内においては、近い将来、排気ガスのさらなる規制強化が予定されており、新たな規制を遵守するためには、エンジン排ガス規制海域内に入る前に、例えば、主機および発電機関の燃料噴射モード(運転モード)を、上記特許文献1,2に開示されているような、燃料油のみの噴射から燃料油と水とが多層状もしくはエマルジョンになったものの噴射に変更して対処することになる。
 しかしながら、上記特許文献1,2に開示されたもののように、燃料油と水とが多層状もしくはエマルジョンになったものを噴射させる燃料噴射弁では、一回の噴射量が増加するため、各噴孔の孔径を、燃料油のみを噴射する燃料噴射弁の噴孔の孔径よりも大きくしなければならない。そのため、上記特許文献1,2に開示されたものでは、エンジン排ガス規制海域内からエンジン排ガス規制海域外に出て、主機および発電機関の燃料噴射モード(運転モード)を、燃料油と水とが多層状もしくはエマルジョンになったものの噴射から、燃料油のみの噴射に変更した場合、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下するとともに、煤塵や黒煙が増加してしまうおそれがある。
 本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができる内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
 本発明の第1の態様に係る内燃機関の燃料噴射装置は、針弁の開弁圧を調整する開弁圧調整装置を備えた燃料噴射弁を、一シリンダに対して少なくとも二個備えた内燃機関の燃料噴射装置であって、燃料油と不活性物質とをシリンダライナ内に噴射する場合には、すべての燃料噴射弁から燃料油と不活性物質とが噴射され、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するように構成されている。
 本発明の第2の態様に係る内燃機関の燃料噴射方法は、針弁の開弁圧を調整する開弁圧調整装置を備えた燃料噴射弁を、一シリンダに対して少なくとも二個備えた内燃機関の燃料噴射方法であって、燃料油と不活性物質とをシリンダライナ内に噴射する場合には、すべての燃料噴射弁から燃料油と不活性物質とが噴射され、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するようにした。
 上記態様に係る内燃機関の燃料噴射装置または内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、開弁圧調整装置が作動し、少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁の針弁が、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けられることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射が遮断されることになる。
 これにより、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができる。
 上記内燃機関の燃料噴射装置において、前記燃料噴射弁が偶数個、前記シリンダライナの周方向に沿って、等間隔で設けられており、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの、対向して配置された少なくとも一組の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するように構成されているとさらに好適である。
 上記内燃機関の燃料噴射方法において、前記燃料噴射弁が偶数個、前記シリンダライナの周方向に沿って、等間隔で設けられており、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの、対向して配置された少なくとも一組の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するようにするとさらに好適である。
 このような内燃機関の燃料噴射装置または内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、開弁圧調整装置が作動し、少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの、対向して配置された少なくとも一組の燃料噴射弁の針弁が、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射が遮断されることになる。
 これにより、シリンダライナ内の熱負荷を、周方向にわたって(略)均一にする(分散させる)ことができ、熱応力の部分的な集中を回避することができる。
 上記内燃機関の燃料噴射装置において、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とが、所定のサイクル毎に切り換えられるように構成されているとさらに好適である。
 上記内燃機関の燃料噴射方法において、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とを、所定のサイクル毎に切り換えるようにするとさらに好適である。
 このような内燃機関の燃料噴射装置または内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とが、所定のサイクル毎に切り換えるようになる。
 これにより、シリンダライナ内の熱負荷を、周方向にわたってより均一にする(分散させる)ことができ、熱応力の部分的な集中を確実に回避することができる。
 本発明の第3の態様に係る内燃機関は、上記いずれかの内燃機関の燃料噴射装置を具備している。
 本発明の第3の態様に係る内燃機関によれば、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合でも、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができる内燃機関の燃料噴射装置を搭載(装備)していることになる。
 これにより、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合のシリンダ内における燃焼性を向上させることができ、シリンダ内から排出される煤煙および黒煙を低減させることができる。
 本発明の第4の態様に係る船舶は、上記内燃機関を具備している。
 本発明の第4の態様に係る船舶によれば、燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合でも、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができる内燃機関を搭載(装備)していることになる。
 これにより、船舶全体の燃費を向上させることができ、航続距離を延ばすことができるとともに、ファンネル(煙突)から排出される煤煙および黒煙を低減させることができる。
 本発明に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図である。 図1に示す切換弁装置の縦断面図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 切換弁装置の変形例を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の作用説明図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の作用説明図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の作用説明図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の作用説明図である。 本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図である。 本発明の第5実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置を装備した内燃機関の一シリンダ内(筒内)における燃料火炎の状態を示す模式図である。 本発明の第5実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置を装備した内燃機関の一シリンダ内(筒内)における燃料火炎の状態を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る燃料噴射弁の断面図である。
〔第1実施形態〕
 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について、図1から図6を参照しながら説明する。
 図1は本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図、図2は切換弁装置の縦断面図、図3は図2のIII-III矢視断面図、図4は切換弁装置の変形例を示す構成図、図5および図6はそれぞれ作用説明図である。
 図1から図6に示す内燃機関の燃料噴射装置1は、舶用大型ディーゼル機関等の内燃機関(図示せず)から排出される排ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減し、かつ、排気黒煙や燃料消費率の低減をも同時に達成する手段として、燃料および水を同一の燃料噴射弁から噴射できるように構成されたものであり、舶用大型ディーゼル機関等の内燃機関に搭載されるものである。
 図1において、符号2は燃料タンク、符号3は燃料給油ポンプ、符号4は燃料噴射ポンプ本体、符号5はプランジャ、符号6はプランジャバレル、符号7は吐出弁、符号8は吐出弁7の側路に設けられた等圧弁(逆止調圧弁)、符号9は燃料噴射管、符号10は燃料噴射弁、符号11は燃料噴射弁本体、符号12は先端部に複数の噴孔13が穿設されたノズルチップ、符号14はノズルチップ12を燃料噴射弁本体11に締着するためのノズルナット、符号15はノズルチップ12および燃料噴射弁本体11内に往復摺動可能に嵌合された針弁、符号16は針弁15の下部外周が臨んで形成された油溜め、符号17は針弁15を閉弁方向に付勢する針弁ばね、符号18は針弁ばね17が収納されるばね室、符号19は燃料噴射弁本体11内およびノズルチップ12内に穿孔されて油溜め16に連通される燃料通路である。また、符号20は燃料噴射弁本体11の上部に流体密にねじ込み固定されたコネクタで、その内部に穿孔された燃料入口通路21の出口端は燃料通路19に、入口端は燃料噴射管9にそれぞれ接続されている。
 符号30は空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)で、以下のように構成されている。
 符号31は燃料噴射弁本体11の上部に固着されたシリンダ、符号32はシリンダ31の上部内周に往復動可能に嵌合された第1ピストン、符号33はシリンダ31の下部内周に往復動可能に嵌合された第2ピストンで、第1ピストン32の下部に形成された凸部34の下端面が第2ピストン33の上面に当接されている。また、符号35は第1ピストン32の上面が臨んで形成された第1空気室、符号36は第2ピストン33の上面が臨んで形成された第2空気室で、第1空気室35と第2空気室36とは、第1ピストン32内に穿孔された空気孔37および凸部34の下端面に放射状に形成された複数の通路溝(図示せず)を介して連通されている。
 符号38は燃料噴射弁本体11の上部にねじ込まれた調整ねじ、符号39は調整ねじ38の回り止めとしての役目を果たすロックナットである。符号40は調整ねじ38内に往復摺動可能に嵌合されたスピンドルで、スピンドル40の上端面が第2ピストン33の下面に当接されスピンドル40の下部に形成された鍔部の下端面が針弁ばね17の上端面側のばね受を構成している。符号41,42はそれぞれ、スピンドル40の上部に取り付けられたナットであり、第1空気室35および第2空気室36内が加圧されていない状態でナット42の下端面と調整ねじ38の上端面の距離が規定値となるようナット42を調整の後、ナット41で固定されている。
 符号43は第1空気室35の空気入口通路、符号44は空気入口継手で、その内部に形成された空気通路(図示せず)および空気入口通路43を介して作動空気管45と第1空気室35とが連通されている。
 作動空気管45は、空気源46にて所定圧力に加圧された作動空気を空気圧アクチュエータ30の2つの空気室35,36に選択的に供給する空気管であり、符号47は作動空気管45の管路を開閉する作動空気制御弁である。また、符号50は内燃機関の回転数(クランク軸回転数)を検出する回転数検出器、符号51は掃気圧力を検出する掃気圧力検出器、符号52は燃料噴射ポンプ4Aにおける燃料調整ラック位置を検出するラック位置検出器、符号53は排気通路内の排気温度を検出する排気温度検出器である。さらに、符号54はコントローラで、回転数検出器50、掃気圧力検出器51、ラック位置検出器52、排気温度検出器53等の機関運転状態検出部からの機関運転状態検出値に基づいて、作動空気制御弁47および後述する(電磁式)制御弁(混合率制御弁)63に開閉操作信号(指令)を出力するものである。
 一方、符号60は水タンク、符号61は水供給ポンプ、符号62は水供給管、符号63は(電磁式)制御弁(混合率制御弁)、符号64は燃料・水供給管、符号65は制御弁63側への逆流を防止する逆止弁である。また、符号66は燃料噴射弁本体11内およびノズルチップ12内に穿孔されて油溜め16に連通される燃料・水通路、符号67は燃料噴射弁本体11の上部に流体密にねじ込み固定されたコネクタで、その内部に穿孔された燃料・水入口通路68の出口端は燃料・水通路66に、入口端は燃料・水供給管64にそれぞれ接続されている。
 符号70は燃料加圧ポンプで、燃料タンク2からの燃料を吸収し、加圧するポンプであり、燃料加圧ポンプ70にて加圧された燃料は、燃料供給管71を介して切換弁装置72に導かれる。また、水供給ポンプ61にて加圧された水は、水供給管62を介して切換弁装置72に導かれる。燃料供給管71および水供給管62と切換弁装置72との間には、燃料タンク2および水タンク60から切換弁装置72側への流れのみを許容する逆止弁73,74がそれぞれ設けられている。符号75は切換弁装置72を駆動する駆動装置(内燃機関の回転数と同期した駆動装置、あるいは一定の回転数で回転する電動機等)である。
 図2および図3は切換弁装置72の詳細を示す図であり、図2および/または図3において、符号80は水の供給ポート、符号81は燃料の供給ポートであり、符号82は回転弁である。回転弁82には、水開口溝83および燃料開口溝84が設けられており、回転弁82の回転により水および燃料が交互に燃料・水供給管85(図1参照)に送り込まれ、制御弁63に達するように構成されている。
 図4はコントローラ54と2個の(電磁式)制御弁90,91とを組み合わせた切換弁装置の変形例を示す図であり、図4において、符号90は水の制御弁、符号91は燃料の制御弁で、コントローラ54により燃料噴射ポンプ4A(図1参照)の休止期間中に、交互に所定期間開閉制御される。
 そして、図2および図3に示す切換弁装置72を備えている場合は、燃料噴射ポンプ4Aの休止期間中に制御弁63がコントローラ54により交互に開閉制御され、制御弁63が開くと、燃料・水供給管64に加圧された水および燃料が流入する。このとき、切換弁装置72の作用で水が水開口溝83を介して燃料・水供給管85に、燃料が燃料開口溝84を介して燃料・水供給管85に、制御弁63の開期間に対応して交互に流入する(供給される)ことになる。
 また、図4に示す切換弁装置を備えている場合は、燃料噴射ポンプ4Aの休止期間中に水の制御弁90および燃料の制御弁91がコントローラ54により交互に開閉制御され、燃料・水供給管64内に、水および燃料が制御弁90,91の開期間に対応して交互に流入することになる。
 その結果、燃料・水供給管64内には、水および燃料が交互に多層状となった液柱が形成される。この多層状の液柱は、注入期間中、コネクタ67に設けられた燃料・水入口通路68、燃料噴射弁本体11に設けられた燃料・水通路66および逆止弁65、ノズルチップ12に穿設された合流部92を通って、多層構造を保ったまま燃料通路19内に流入し、燃料通路19内の合流部92より上流側、すなわち、燃料噴射ポンプ4A側の燃料は、燃料噴射ポンプ4Aに設けられた等圧弁8を押し開いて戻され、燃料通路19内に多層状の液柱が充填される。このとき、燃料・水通路66内に形成された多層状の液柱は、水および燃料が交互に多層状となった多層状構造を保ったまま充填されるので、燃料通路19内には、図5に示すような燃料(白抜き部分)-水(黒塗り部分)-燃料-水・・・のような交互に多層状の液状が形成されることになる。
 そして、燃料噴射ポンプ4Aが作動して噴射を始めると、図6に示すように、針弁15の開弁により油溜め16内の燃料が、つづいて燃料通路19内の水および燃料が交互に多層状に噴射され、最後に燃料のみが噴射されて、これを繰返す。なお、排ガス中にNOxを減少させるのに必要な水の注入量を増加させても、エンジンの回転が不安定となるおそれはない。
 さて、本実施形態では、燃料噴射ポンプ4Aが内燃機関のシリンダ毎に一個ずつ設けられ、燃料噴射弁10が燃料噴射ポンプ4A毎に少なくとも二個ずつ設けられており、燃料噴射管9を介して供給された燃料のみを燃料噴射弁10から連続して噴射させる場合(例えば、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)外を航行する場合)、燃料・水供給管64から燃料噴射弁10双方への多層状の液柱の供給が遮断されるとともに、燃料噴射管9から一方の燃料噴射弁10への燃料の供給が遮断され、燃料噴射管9から他方の燃料噴射弁10への燃料の供給のみが許容されて、他方の燃料噴射弁10からのみ燃料が噴射されるように構成されている。
 なお、本実施形態において燃料噴射弁10は、シリンダカバー(図示せず)の頂部に、シリンダライナ110(図11および図12参照)の周方向に沿って、等間隔(90度もしくは180度間隔)で設けられている。
 具体的には、制御弁63(または制御弁90,91)に、コントローラ54からの多層状液柱遮断指令信号が出力され、制御弁63(または制御弁90,91)により燃料・水供給管64への管路(流路)を遮断するとともに、一方の燃料噴射弁10に対応して配置された作動空気制御弁47に、コントローラ54からの燃料遮断指令信号が出力され、作動空気制御弁47を作動させる。作動空気制御弁47が作動して一方の燃料噴射弁10への作動空気管45の管路が開かれると、空気源46からの加圧作動空気が作動空気管45を通って空気圧アクチュエータ30の第1空気室35、並びに空気孔37および凸部34の下端面に放射状に形成された複数の通路溝(図示せず)を通って第2空気室36に導入されて、第1ピストン32の上面および第2ピストン33の上面に同時に作用して、これら第1ピストン32および第2ピストン33を下方に押圧する。この押圧力は、スピンドル40を介して針弁ばね17に伝達され、針弁ばね17を介して針弁15をこれの開弁圧以上の圧力でノズルチップ12側の弁座(図示せず)に押し付けて針弁15の開弁を阻止する。これにより、当該燃料噴射弁10からの燃料噴射が遮断せしめられることになる。
 なお、この時の押圧力は、加圧前のナット42の下端面と、調整ねじ38の上端面との距離に依存し、その距離は必要な押圧力より決定される。
 また、コントローラ54には、回転数検出器50、掃気圧力検出器51、ラック位置検出器52、排気温度検出器53等の機関運転状態検出部からの機関運転状態検出値の他、自船がエンジン排ガス規制海域内に位置するかエンジン排ガス規制海域外に位置するかを判断する航海援助装置(図示せず)からの自船位置データや、自船がエンジン排ガス規制海域内に位置している、または自船がエンジン排ガス規制海域外に位置していると判断した船橋内の航海士・甲板員あるいは機関室内の機関士・機関員により操作されたスイッチ類の位置データが入力されるようになっている。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置1および内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ110(図11および図12参照)内に噴射する場合には、空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)30が作動し、二個の燃料噴射弁10のうちの一方の燃料噴射弁10の針弁15が、該針弁15の開弁圧以上の力で押し付けられることにより当該燃料噴射弁10の燃料噴射が遮断されることになる。
 これにより、燃料噴射圧力が低下し、燃焼性が悪化して、内燃機関の性能が低下することを防止することができるとともに、煤塵や黒煙の増加を防止することができる。
〔第2実施形態〕
 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について、図7から図9を参照しながら説明する。
 図7は本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図、図8および図9はそれぞれ作用説明図である。
 図7に示すように、本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置101は、燃料加圧ポンプ70、燃料供給管71、切換弁装置72、逆止弁73が省略され、構成の簡略化が図られているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
 なお、上述した第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
 また、第1実施形態のところで説明した燃料・水供給管85、制御弁63、燃料・水供給管64、燃料・水入口通路68、燃料・水通路66には、水供給ポンプ61を介して水タンク60から供給された水のみが通過することになるため、本実施形態では符号85を水供給管85、符号64を水供給管、符号68を水入口通路、符号66を水通路と称することにする。
 さて、本実施形態では、水タンク60より水供給ポンプ61によって圧送された水が、水供給管62を通り制御弁63へ送られ、燃料噴射ポンプ4Aのプランジャ5が燃料の圧送を行なっていない休止期間中に、制御弁63はコントローラ54を介して所定の期間開弁状態に保持され、水供給管64を介して所定量の水が燃料噴射弁10に送り込まれる。このとき、燃料噴射ポンプ4Aの等圧弁8の開弁圧力Pおよび燃料噴射弁10の逆止弁65の開弁圧をPとすると、針弁15の開弁圧Pに対してP>P,P>Pとなっているので、供給された水は逆止弁65をへて水通路66および合流部92を通り燃料通路19内へ流入することになる。
 そして、燃料通路19内の合流部92より上流側、すなわち、燃料噴射ポンプ4A側の燃料は、燃料噴射ポンプ4Aに設けられた等圧弁8を押し開いて戻され、燃料通路19内に水柱が充填される。
 その結果、図8に示すように、燃料噴射弁10内においては、油溜め16の容積Vおよび合流部92から油溜め16までの燃料通路19の容積Vの和であるV+Vの容積が燃料で満たされ、合流部92の上流側の燃料通路19内には所定量の水が満たされて、さらにその上流には再び燃料が満たされた状態となっている。
 つぎに、燃料噴射ポンプ4Aのプランジャ5が上昇して燃料の圧縮が開始されると、燃料噴射管9、燃料通路19および油溜め16内の圧力が上昇し、針弁15の開弁圧P以上になると針弁15が開弁する。このとき逆止弁65の作用により水通路66内の水が水タンク60側へ押し戻されることはない。
 針弁15が開弁圧Pに達すると、図9に示すように、燃料噴射弁10の噴孔13から、まず、油溜め16および燃料通路19内の合流部92までの容積に満されていたV+Vの容積の燃料が噴射され、つづいて、所定量の水が噴射されて、最後に、残りの燃料が全量噴射されることとなる。ここで、1回の噴射で噴射される燃料の量をQとすると、最初に噴射される燃料の量QFpは前述のようにQFp=V+Vとなり、つづいて、Qの水の全量が噴射され、最後に、残りの燃料の量をQFsとするとQFs=Q-QFpが噴射されることになる。
 その結果、QFpの燃料によりディーゼルの燃料行程初期の着火が確実に行われ、引続きQの水により噴霧内への空気の導入が増大され燃料速度が増大および黒煙発生の低減が行われると同時に水の火炎域への導入によりNOxの低減が図られることになる。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置101および内燃機関の燃料噴射方法の作用効果は、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
〔第3実施形態〕
 本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について、図10を参照しながら説明する。
 図10は本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の構成図である。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置201は、図7に示す逆止弁74および水供給管85が省略され、制御弁63の代わりに水供給装置202が設けられて、新たに作動油タンク203、作動油ポンプ204、作動油供給管205、作動油戻り管206、および二つの電磁弁207,208が設けられているという点で上述した第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第2実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
 なお、上述した第2実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
 作動油供給管205は、作動油タンク203に貯留された作動油を水供給装置202に導く配管であり、その途中には、作動油タンク203から導かれた作動油を加圧する作動油ポンプ204と、作動油ポンプ204から水供給装置202への流路を開閉する電磁弁207が接続されている。そして、作動油ポンプ204が作動している状態で、コントローラ54により電磁弁207が開かれ、電磁弁208が閉じられると、加圧された作動油が、水供給装置202を構成する作動油室209に流入し、水供給装置202を構成する水供給ピストン210の一端面(図10において下側の端面)に作用し、水供給ピストン210を突き上げ、水圧送室211に存する所定量の水が、水供給管64を介して燃料噴射弁10に送り込まれることになる。
 作動油戻り管206は、電磁弁207と水供給装置202とを連通する作動油供給管205の途中と、作動油タンク203とを連通して、作動油室209内に存する作動油を作動油タンク203に導く配管であり、その途中には、作動油室209から作動油タンク203への流路を開閉する電磁弁208が接続されている。そして、コントローラ54により電磁弁207が閉じられ、電磁弁208が開かれると、加圧された水が、水圧送室211に流入し、水供給ピストン210の他端面(図10において上側の端面)に作用し、水供給ピストン210を突き下げ、作動油室209に存する作動油が、作動油供給管205の一部および作動油戻り管206を介して作動油タンク203に戻されることになる。
 さて、本実施形態では、水タンク60より水供給ポンプ61によって圧送された水が、水供給管62を通り水供給装置202へ送られ、燃料噴射ポンプ4Aのプランジャ5が燃料の圧送を行なっていない休止期間中に、電磁弁207はコントローラ54を介して所定の期間開弁状態に保持され、水供給管64を介して所定量の水が燃料噴射弁10に送り込まれる。このとき、燃料噴射ポンプ4Aの等圧弁8の開弁圧力Pおよび燃料噴射弁10の逆止弁65の開弁圧をPとすると、針弁15の開弁圧Pに対してP>P,P>Pとなっているので、供給された水は逆止弁65をへて水通路66および合流部92を通り燃料通路19内へ流入することになる。
 そして、燃料通路19内の合流部92より上流側、すなわち、燃料噴射ポンプ4A側の燃料は、燃料噴射ポンプ4Aに設けられた等圧弁8を押し開いて戻され、燃料通路19内に水柱が充填される。
 その結果、図8に示すように、燃料噴射弁10内においては、油溜め16の容積Vおよび合流部92から油溜め16までの燃料通路19の容積Vの和であるV+Vの容積が燃料で満たされ、合流部92の上流側の燃料通路19内には所定量の水が満たされて、さらにその上流には再び燃料が満たされた状態となっている。
 つぎに、燃料噴射ポンプ4Aのプランジャ5が上昇して燃料の圧縮が開始されると、燃料噴射管9、燃料通路19および油溜め16内の圧力が上昇し、針弁15の開弁圧P以上になると針弁15が開弁する。このとき逆止弁65の作用により水通路66内の水が水タンク60側へ押し戻されることはない。
 針弁15が開弁圧Pに達すると、図9に示すように、燃料噴射弁10の噴孔13から、まず、油溜め16および燃料通路19内の合流部92までの容積に満されていたV+Vの容積の燃料が噴射され、つづいて、所定量の水が噴射されて、最後に、残りの燃料が全量噴射されることとなる。ここで、1回の噴射で噴射される燃料の量をQとすると、最初に噴射される燃料の量QFpは前述のようにQFp=V+Vとなり、つづいて、Qの水の全量が噴射され、最後に、残りの燃料の量をQFsとするとQFs=Q-QFpが噴射されることになる。
 その結果、QFpの燃料によりディーゼルの燃料行程初期の着火が確実に行われ、引続きQの水により噴霧内への空気の導入が増大され燃料速度が増大および黒煙発生の低減が行われると同時に水の火炎域への導入によりNOxの低減が図られることになる。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置201および内燃機関の燃料噴射方法の作用効果は、上述した第2実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
〔第4実施形態〕
 本発明の第4実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について説明する。
 さて、本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、燃料噴射管9を介して供給された燃料のみを燃料噴射弁10から連続して噴射させる場合(例えば、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)外を航行する場合)に、燃料が噴射される他方の燃料噴射弁10と、燃料が噴射されない一方の燃料噴射弁10とが、所定のサイクル毎に切り換えられるように(例えば、他方の燃料噴射弁10の噴孔13から燃料が10回噴射されたら、燃料が噴射される燃料噴射弁10を他方の燃料噴射弁10から一方の燃料噴射弁10に切り換えて燃料を噴射させ、一方の燃料噴射弁10の噴孔13から燃料が10回噴射されたら、燃料が噴射される燃料噴射弁10を一方の燃料噴射弁10から他方の燃料噴射弁10に切り換えるように)構成されているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
 本実施形態では、コントローラ54に、回転数検出器50、掃気圧力検出器51、ラック位置検出器52、排気温度検出器53等の機関運転状態検出部からの機関運転状態検出値、自船がエンジン排ガス規制海域内に位置するかエンジン排ガス規制海域外に位置するかを判断する航海援助装置(図示せず)からの自船位置データや、自船がエンジン排ガス規制海域内に位置している、または自船がエンジン排ガス規制海域外に位置していると判断した船橋内の航海士・甲板員あるいは機関室内の機関士・機関員により操作されたスイッチ類の位置データの他、各燃料噴射弁10の噴射回数が入力されるようになっている。そして、燃料を噴射している燃料噴射弁10の噴射回数が所定の回数に達したら、他方の燃料噴射弁10に対応して配置された作動空気制御弁47に、コントローラ54からの燃料遮断指令信号が出力され、作動空気制御弁47が作動させられるとともに、一方の燃料噴射弁10に対応して配置された作動空気制御弁47に、コントローラ54からの燃料遮断解除指令信号が出力され、作動空気制御弁47の作動が停止させられて、燃料が噴射される燃料噴射弁10が、他方の燃料噴射弁10から一方の燃料噴射弁10に切り換えられることになる。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ110(図11および図12参照)内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とが、所定のサイクル毎に切り換えるようになる。
 これにより、シリンダライナ110内の熱負荷を、周方向にわたってより均一にする(分散させる)ことができ、熱応力の部分的な集中を確実に回避することができる。
 その他の作用効果は、上述した実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
〔第5実施形態〕
 本発明の第5実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について、図11および図12を参照しながら説明する。
 図11および図12はそれぞれ本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置を装備した内燃機関の一シリンダ内(筒内)における燃料火炎の状態を示す模式図である。
 図11および図12に示すように、本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、燃料噴射弁10が燃料噴射ポンプ4A毎に四個ずつ、すなわち、シリンダカバー(図示せず)の頂部に、シリンダライナ110の周方向に沿って、等間隔(90度間隔)で設けられているという点で上述した第1実施形態および第2実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態および第2実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
 なお、上述した第1実施形態および第2実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
 さて、本実施形態では、燃料噴射ポンプ4Aが内燃機関のシリンダ毎に一個ずつ設けられ、燃料噴射弁10が燃料噴射ポンプ4A毎に四個二組ずつ設けられており、燃料噴射管9を介して供給された燃料のみを燃料噴射弁10から連続して噴射させる場合(例えば、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)外を航行する場合)、燃料・水供給管64から燃料噴射弁10双方への多層状の液柱の供給が遮断されるとともに、図11に示すように、燃料噴射管9から、対向して配置された一組の燃料噴射弁10(図10および図11において左下および右上に配置された燃料噴射弁10)への燃料の供給が遮断され、燃料噴射管9から、対向して配置された他組(図10および図11において左上および右下に配置された燃料噴射弁10)の燃料噴射弁10への燃料の供給のみが許容されて、対向して配置された他組(もう一組)の燃料噴射弁10からのみ燃料が噴射されるように構成されている。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ110(図11および図12参照)内に噴射する場合には、空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)30が作動し、燃料噴射弁10のうちの、対向して配置された一組の燃料噴射弁10の針弁15が、該針弁15の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁10の燃料噴射が遮断されることになる。
 これにより、シリンダライナ110内の熱負荷を、周方向にわたって(略)均一にする(分散させる)ことができ、熱応力の部分的な集中を回避することができる。
 その他の作用効果は、上述した第1実施形態および第2実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
〔第6実施形態〕
 本発明の第6実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法について説明する。
 さて、本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、燃料噴射管9を介して供給された燃料のみを燃料噴射弁10から連続して噴射させる場合(例えば、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)外を航行する場合)に、燃料が噴射される他組の燃料噴射弁10と、燃料が噴射されない一組の燃料噴射弁10とが、所定のサイクル毎に切り換えられるように(例えば、他組の燃料噴射弁10の噴孔13から燃料が10回噴射されたら、燃料が噴射される燃料噴射弁10を他組の燃料噴射弁10から一組の燃料噴射弁10に切り換えて燃料を噴射させ、一組の燃料噴射弁10の噴孔13から燃料が10回噴射されたら、燃料が噴射される燃料噴射弁10を一組の燃料噴射弁10から他組の燃料噴射弁10に切り換えるように)構成されているという点で上述した第5実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第5実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
 本実施形態に係る内燃機関の燃料噴射装置および内燃機関の燃料噴射方法によれば、燃料油のみをシリンダライナ110(図11および図12参照)内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される一組の燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される他組の燃料噴射弁とが、所定のサイクル毎に切り換えるようになる。
 これにより、シリンダライナ110内の熱負荷を、周方向にわたってより均一にする(分散させる)ことができ、熱応力の部分的な集中を確実に回避することができる。
 その他の作用効果は、上述した第5実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
 なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
 例えば、上述した実施形態では、燃料噴射弁10が燃料噴射ポンプ4A毎に二個ずつ、あるいは四個ずつ設けられているものを具体例として挙げて説明したが、燃料噴射弁10の個数は、燃料噴射ポンプ4A毎に三個ずつ、五個ずつ、六個三組ずつ、七個ずつ、八個四組ずつ設ける等してもよく、燃料噴射弁10の個数によって本発明が限定されることはない。
 また、上述した実施形態において、水の代わりにその他の不活性物質を使用することもできる。
 さらに、燃料油と水とが多層状になったものを噴射させるシステム(燃料噴射装置)だけでなく、燃料油と水とがエマルジョンになったものを噴射させるシステム(燃料噴射装置)にも適用することができる。
 さらに、空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)30を、図13に示すような構成、すなわち、燃料噴射管9から一方または一組(若しくは他方または他組)の燃料噴射弁10への燃料の供給を遮断する駆動力(トリガー)として、内燃機関の掃気(圧力)を利用するような構成を有する空気圧アクチュエータ130としてもよい。言い換えれば、空気圧アクチュエータ130を作動させる駆動源として、空気源46の代わりに、図13において「主機関」と表記する内燃機関の掃気室120から供給された掃気を用い、掃気圧力が所定値よりも低いときには、燃料噴射弁10からの燃料噴射が遮断され、掃気圧力が所定値よりも高いときには、燃料噴射弁10からの燃料噴射が許容されるようになっている。すなわち、コントローラ54から作動空気制御弁47に燃料遮断指令信号が出力され、作動空気制御弁47が作動させられている場合でも、内燃機関の負荷が高いときには、一方および他方(または一組および他組)のすべての燃料噴射弁10から燃料が噴射され、内燃機関の負荷が所定の負荷よりも低くなったときに、一方または一組(若しくは他方または他組)の燃料噴射弁10への燃料の供給が遮断されるようになっている。
 これにより、燃料噴射管9を介して供給された燃料のみを燃料噴射弁10から連続して噴射させる場合(例えば、エンジン排ガス規制海域(ECA:Emission Control Area)外を航行する場合)でも、内燃機関の負荷が高いときには、一方および他方(または一組および他組)のすべての燃料噴射弁10から燃料を自動的に噴射させることができ、内燃機関の負荷が所定の負荷よりも低くなったときには、一方または一組(若しくは他方または他組)の燃料噴射弁10への燃料の供給を自動的に遮断することができる。その結果、内燃機関の負荷に応じて、燃料を噴射させる燃料噴射弁10と、燃料を噴射させない燃料噴射弁10とが自動的に選択されることになり、内燃機関の機関効率および燃費を向上させることができる。
 なお、図13において、上述した実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付している。また、図13中の符号131は、針弁15を閉弁方向、すなわち、第1ピストン32を第2ピストン33の側(図13において下側)に付勢するばねである。
  1 内燃機関の燃料噴射装置
 10 燃料噴射弁
 15 針弁
 30 空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)
101 内燃機関の燃料噴射装置
110 シリンダライナ
130 空気圧アクチュエータ(開弁圧調整装置)
201 内燃機関の燃料噴射装置

Claims (8)

  1.  針弁の開弁圧を調整する開弁圧調整装置を備えた燃料噴射弁を、一シリンダに対して少なくとも二個備えた内燃機関の燃料噴射装置であって、
     燃料油と不活性物質とをシリンダライナ内に噴射する場合には、すべての燃料噴射弁から燃料油と不活性物質とが噴射され、
     燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するように構成されている内燃機関の燃料噴射装置。
  2.  前記燃料噴射弁が偶数個、前記シリンダライナの周方向に沿って、等間隔で設けられており、
     燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの、対向して配置された少なくとも一組の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するように構成されている請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3.  燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とが、所定のサイクル毎に切り換えられるように構成されている請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  4.  請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射装置を具備している内燃機関。
  5.  請求項4に記載の内燃機関を具備している船舶。
  6.  針弁の開弁圧を調整する開弁圧調整装置を備えた燃料噴射弁を、一シリンダに対して少なくとも二個備えた内燃機関の燃料噴射方法であって、
     燃料油と不活性物質とをシリンダライナ内に噴射する場合には、すべての燃料噴射弁から燃料油と不活性物質とが噴射され、
     燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの少なくとも一個の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するようにした内燃機関の燃料噴射方法。
  7.  前記燃料噴射弁が偶数個、前記シリンダライナの周方向に沿って、等間隔で設けられており、
     燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合には、前記開弁圧調整装置を作動させて前記少なくとも二個の燃料噴射弁のうちの、対向して配置された少なくとも一組の燃料噴射弁の針弁を、該針弁の開弁圧以上の力で押し付けることにより当該燃料噴射弁の燃料噴射を遮断するようにした請求項6に記載の内燃機関の燃料噴射方法。
  8.  燃料油のみをシリンダライナ内に噴射する場合に、燃料噴射が遮断される燃料噴射弁と、燃料噴射が許容される燃料噴射弁とを、所定のサイクル毎に切り換えるようにした請求項6または7に記載の内燃機関の燃料噴射方法。
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