JP6826371B2 - 液圧駆動ピストン装置及びクロスヘッド式内燃機関 - Google Patents

液圧駆動ピストン装置及びクロスヘッド式内燃機関 Download PDF

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Description

本発明は、2種類の圧力を出力可能な液圧駆動ピストン装置、この液圧駆動ピストン装置が燃料噴射装置として適用されるクロスヘッド式内燃機関に関するものである。
舶用の内燃機関にて、排ガス中のNOxを低減するものとしては、排ガス再循環(EGR)がある。このEGRは、内燃機関の燃焼室から排気ラインに排出された排ガスの一部を排気ガス再循環ラインに分岐し、燃焼用空気に混入して燃焼用ガスとし、燃焼室に戻すものである。そのため、燃焼用ガスは、酸素濃度が低下し、燃料と酸素との反応である燃焼の速度を遅らせることで燃焼温度が低下し、NOxの発生量を減少させることができる。
この内燃機関により駆動力を得て推進する船舶は、NOxの排出量の規制を受けるECA(NOx規制海域)にて、排ガス再循環装置を作動させて航行し、NOxの排出量の規制を受けないECA外にて、排ガス再循環装置を停止させて航行する。即ち、ECA海域とECA以外の海域とで、運航モードを切り替えている。この場合、ECA海域では、NOxの排出量を削減するため、EGRシステムを作動するが、低酸素燃焼によるスモーク増大を避けるため、燃料噴射圧力を高圧に設定する必要がある。一方、ECA海域外では、燃料を高圧噴射すると燃焼が活発となり、燃焼温度が高くなることからNOxの発生量が増大してしまうため、燃料噴射圧力を低圧に設定する必要がある。
このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。各特許文献に記載された燃料噴射装置は、作動油の圧力を増圧ピストンにより増圧して燃料噴射ポンプのプランジャに伝達する増圧装置を設け、ECA海域とECA海域外とで、燃料噴射圧力を調整可能としたものである。
特許第3680048号公報 特許第4164132号公報
ところが、上述した従来の燃料噴射装置は、複数の電磁弁を用いて燃料噴射圧力を調整可能とすることから、構造が複雑化して高コスト化を招くという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、構造の簡素化を図ると共に2種類の圧力を出力可能とする液圧駆動ピストン装置及びクロスヘッド式内燃機関を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の液圧駆動ピストン装置は、中空形状をなして長手方向の一端部に第1作動液体の供給部が設けられて他端部に第2作動液体の吐出部が設けられるケースと、大径部と小径部が軸方向に連結されて前記ケース内に軸方向に移動自在に支持されると共に前記供給部に前記大径部の受圧面が対向して配置されて前記吐出部に前記小径部の加圧面が対向して配置されるピストンと、前記ケースにおける前記加圧面と前記吐出部との間に形成されると共に第2作動液体を吸入可能な圧縮室と、前記供給部または前記吐出部と前記ケースにおける前記大径部と前記小径部の段付部に形成される油圧室とを連通する循環流路と、前記循環流路を開閉すると共に前記循環流路を流れる第1作動液体または第2作動液体を外部に排出する制御弁と、を備えることを特徴とするものである。
従って、ピストンの作動時、制御弁により循環流路を開放すると、供給部または吐出部と油圧室とが連通することで、油圧室の断面積の少なくとも一部がキャンセルされるため、ピストンは受圧面が受けた油圧を増圧して加圧面が圧縮室の第2作動油を加圧し、吐出部から低圧の第2作動油が吐出される。一方、制御弁により循環流路を閉止して第1作動液体または第2作動液体を外部に排出することで、大径部と小径部との断面積差によりピストンは受圧面が受けた油圧を増圧して加圧面が圧縮室の第2作動油を加圧し、吐出部から高圧の第2作動油が吐出される。制御弁の作動だけで第2作動油の圧力を調整することができ、構造の簡素化を図ることができると共に、圧力の異なる2種類の第2作動液体を出力することができる。
本発明の液圧駆動ピストン装置では、前記油圧室は、前記ケースと、前記小径部の外周面と、前記大径部とによって区画され、前記循環流路は、一端部が前記油圧室に連通し、他端部が前記供給部に連通することを特徴としている。
従って、ピストンの作動時、制御弁により循環流路を開放すると、油圧室の第1作動油が循環流路を通して供給部に戻ることで、油圧室の断面積の少なくとも一部がキャンセルされるため、大径部と小径部との断面積差によりピストンが受けた第1作動油の油圧を増圧し、吐出部から低圧の第2作動油が吐出される。一方、制御弁により循環流路を閉止して第1作動液体を外部に排出するため、大径部と小径部との断面積差によりピストンが受けた第1作動油の油圧を増圧し、吐出部から高圧の第2作動油が吐出される。制御弁により第1作動油の流路を変更するだけで、容易に第2作動油の圧力を調整することができる。
本発明の液圧駆動ピストン装置では、前記油圧室は、外径が前記小径部の外径と同径であって、前記段付部に形成され、前記循環流路は、一端部が前記油圧室に連通し、他端部が前記吐出部に連通することを特徴としている。
従って、ピストンの作動時、制御弁により循環流路を開放すると、吐出部の第2作動油が循環流路を通して油圧室に戻ることで、大径部と小径部との断面積差の少なくとも一部がキャンセルされるため、大径部と小径部との断面積差によりピストンが受けた第1作動油の油圧を増圧し、吐出部から低圧の第2作動油が吐出される。一方、制御弁により循環流路を閉止して第2作動液体を外部に排出するため、大径部と小径部との断面積差によりピストンが受けた第1作動油の油圧を増圧し、吐出部から高圧の第2作動油が吐出される。制御弁により第2作動油の流路を変更するだけで、容易に第2作動油の圧力を調整することができる。
本発明の液圧駆動ピストン装置では、前記制御弁を駆動制御する制御装置が設けられ、前記制御装置は、第2作動液体を高圧で吐出するとき、前記制御弁により前記循環流路を開放する一方、第2作動液体を低圧で吐出するとき、前記循環流路を流れる第2作動液体を外部に排出することを特徴としている。
従って、制御弁を駆動制御するだけで、第2作動油の圧力を容易に調整することができ、構造の簡素化を図ることができると共に、2種類の圧力を出力することができる。
本発明の液圧駆動ピストン装置では、第2作動液体は、燃料であることを特徴としている。
従って、第2作動液体を燃料とすることで、制御弁を操作するだけで、燃料の圧力を容易に調整することができる。
また、本発明のクロスヘッド式内燃機関は、燃料噴射弁に燃料を供給する燃料噴射ポンプとして前記液圧駆動ピストン装置が適用される、ことを特徴とするものである。
従って、液圧駆動ピストン装置を燃料噴射弁に燃料を供給する装置に適用することで、制御弁を操作するだけで、燃料噴射弁からの燃料の噴射圧力を容易に調整することができる。
本発明の液圧駆動ピストン装置及びクロスヘッド式内燃機関によれば、供給部または吐出部とピストンの油圧室とを連通する循環流路に制御弁を設けるので、制御弁の作動だけで第2作動油の圧力を調整することができ、構造の簡素化を図ることができると共に、圧力の異なる2種類の第2作動液体を出力することができる。
図1は、第1実施形態の液圧駆動ピストン装置としての燃料噴射ポンプを表す縦断面図である。 図2は、第1実施形態の燃料噴射装置を表す概略図である。 図3は、第2実施形態の液圧駆動ピストン装置としての燃料噴射ポンプを表す縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る液圧駆動ピストン装置及びクロスヘッド式内燃機関の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
第1実施形態では、本発明の液圧駆動ピストン装置を、クロスヘッド式内燃機関に用いられる燃料噴射装置の燃料噴射ポンプに適用して説明する。クロスヘッド式内燃機関は、例えば、船舶推進用の主機として用いられ、2ストローク1サイクルのユニフロー掃気方式のディーゼルエンジンである。このディーゼルエンジンは、図示しないが、シリンダライナと、シリンダカバーと、ピストンと、排気弁と、掃気ポートと、燃料噴射装置とを備えている。
図2は、第1実施形態の燃料噴射装置を表す概略構成図である。
第1実施形態において、図2に示すように、燃料噴射装置10は、船舶に搭載される舶用大型ディーゼルエンジン(クロスヘッド式内燃機関)に搭載されている。燃料噴射装置10は、燃料噴射弁11と、燃料噴射ポンプ12と、蓄圧管制弁ブロック13とを備えている。
燃料噴射弁11は、図示しないディーゼルエンジンの燃焼室に燃料を噴射するものである。燃料噴射ポンプ12は、この燃料噴射弁11に燃料を圧送するものであり、燃料配管14を介して連結されている。蓄圧管制弁ブロック13は、燃料噴射ポンプ12を駆動制御するものであり、ディーゼルエンジンのシリンダブロック側面等に設置され、塔状に構成された燃料噴射ポンプ12がこの蓄圧管制弁ブロック13の上部に立設されている。
以下、第1実施形態の燃料噴射ポンプ12について詳細に説明する。図1は、第1実施形態の液圧駆動ピストン装置としての燃料噴射ポンプを表す縦断面図である。
第1実施形態の燃料噴射ポンプ12は、図1に示すように、ポンプケース(ケース)21と、プランジャバレル22と、プランジャ(ピストン)23と、吸入弁24と、吐出弁25とを備えている。そして、このプランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25は、ポンプケース21内で長手方向に沿って直線状をなすように直列に配置され、吸入弁24と吐出弁25の外壁面がプランジャバレル22に支持され、プランジャバレル22の外壁面がポンプケース21に支持されている。
ポンプケース21は、円筒形状をなすケース本体31と、円筒形状をなす支持筒32と、円柱形状をなす押え部材33とを備え、上端部(一端部)側に作動油(第1作動流体)の供給部が設けられ、下端部(他端部)側に燃料(第2作動流体)の吐出部が設けられている。ケース本体31は、プランジャバレル22などを収容する第1収容部34と、プランジャ23などを収容する第2収容部35とが設けられている。第1収容部34及び第2収容部35は、連続した空間部により構成され、第1収容部34が第2収容部35より上方に位置し、内径寸法が同寸法となっている。
支持筒32は、外周面がケース本体31における下端部(第2収容部35)の内周面に嵌合して連結ボルト(図示略)により連結されている。支持筒32は、径方向における中心部に軸心方向に沿ってプランジャ23を移動自在に支持する支持孔36が形成されている。そして、この支持筒32は、下端部が蓄圧管制弁ブロック13の上面部に固定されている。
押え部材33は、下端部の外周面がケース本体31における上端部(第1収容部34)の内周面に嵌合して固定されている。押え部材33は、外径寸法がケース本体31の外径寸法と同じであり、ケース本体31における第1収容部34の上端部に嵌合してプランジャバレル22と吐出弁25を押圧する嵌合部37が設けられると共に、外周面側に軸心方向に沿う取付孔38が周方向に所定間隔で複数形成されている。そして、押え部材33は、嵌合部37がケース本体31の第1収容部34に嵌合し、ケース本体31の上端面に密着した状態で、複数の締結ボルト39が各取付孔38を貫通し、ケース本体31に形成されたねじ穴(図示略)に螺合することでケース本体31に固定される。
プランジャバレル22は、ポンプケース21におけるケース本体31内に配置されている。プランジャバレル22は、上部側の円筒形状をなす収容部40と、中間部の大径部41と、下部側の小径部42とが設けられ、収容部40の外周面に上方側に向けて拡径する傾斜部43が形成されている。一方、ポンプケース21は、第1収容部34の内周面に上方側に向けて拡径する傾斜部44が設けられている。この傾斜部44は、プランジャバレル22の傾斜部43と同じ角度に設定されている。また、プランジャバレル22は、径方向における中心部に軸心方向に沿ってプランジャ23を移動自在に支持する支持孔45が形成されると共に、外周部に段付部46が形成されている。
そのため、プランジャバレル22は、ポンプケース21内に上方から挿入されて配置され、傾斜部43が傾斜部44に当接することで軸方向の位置決めがなされる。
プランジャ23は、上部側から下部側に向けて小径部47、中径部48、大径部49が設けられ、小径部47の上面が加圧面50となり、大径部49の下面が受圧面51となる。この場合、小径部47と中径部48と大径部49は、外径が順に大きくなるように設定されている。プランジャ23は、ポンプケース21におけるケース本体31内に配置され、小径部47がプランジャバレル22の支持孔45内で軸心方向に沿って移動自在に支持されると共に、大径部49が支持筒32の支持孔36内で軸心方向に沿って移動自在に支持されている。
また、プランジャ23は、リターンスプリング52の付勢力により第1方向Aに付勢支持されている。このリターンスプリング52は、圧縮コイルばねであり、プランジャ23とプランジャバレル22との間に配置されている。プランジャ23は、中径部48にばね受け部材53が固定されている。リターンスプリング52は、下端部がばね受け部材53に弾圧し、上端部が段付部46に弾圧することで、プランジャ23を第1方向Aに付勢されている。そして、プランジャ23は、受圧面51に対して蓄圧管制弁ブロック13からの作動油が作用するように構成され、この作動油の圧力により第1方向Aとは逆方向の第2方向B(軸方向における上方)に移動することができる。
吸入弁24は、吸入弁本体61と、弁体62と、圧縮ばね63とから構成されている。吸入弁本体61は、径方向における中心部に軸心方向に沿って燃料通路64が形成されている。吸入弁24は、吸入弁本体61がプランジャバレル22の収容部40内に配置され、下面が収容部40の上面に密着することで、吸入弁24とプランジャバレル22とプランジャ23とにより径方向の中心部に位置して燃料圧縮室(圧縮室)65が区画されている。また、吸入弁24における吸入弁本体61とプランジャバレル22における収容部61との間に燃料給排室66が区画されている。この燃料給排室66は、リング形状をなす空間部であり、吸入弁本体61を径方向に貫通する複数の燃料吸入通路67を介して燃料圧縮室65に連通されている。
また、ポンプケース21は、ケース本体31を径方向に貫通する燃料供給路68Aと燃料排出路68Bが周方向に所定間隔を空けて形成されている。プランジャバレル22とポンプケース21におけるケース本体31との間に燃料給排室69が区画されている。この燃料給排室69は、リング形状をなす空間部であり、プランジャバレル22を径方向に貫通する複数の燃料吸入通路70を介して燃料給排室66に連通されている。燃料供給路68A及び燃料排出路68Bは、一端部が燃料給排室69に連通し、他端部が燃料供給装置(図示略)に連結されている。
吸入弁24は、外部から燃料供給路68Aを通して燃料給排室69に供給された燃料を燃料吸入通路70から燃料給排室66及び燃料吸入通路67を介して燃料圧縮室65に吸入することができる。即ち、弁体62は、吸入弁本体61における燃料通路64に配置され、軸心方向に移動自在であると共に、圧縮ばね63の付勢力により吸入弁座に押圧され、燃料吸入通路67と燃料圧縮室65の連通を遮断している。そのため、燃料供給装置により燃料供給路68Aから燃料給排室69に供給され、燃料吸入通路70から燃料給排室66に供給され、燃料吸入通路67から弁体62に作用する燃料の圧力が高くなると、弁体62が圧縮ばね63の付勢力に抗して上昇して吸入弁座から離れ、燃料吸入通路67と燃料圧縮室65が連通する。すると、燃料給排室66の燃料が燃料吸入通路67を通して燃料圧縮室65に吸入される。
吐出弁25は、吸入弁本体71と、弁体72と、圧縮ばね73とから構成されている。吸入弁本体71は、径方向における中心部に軸心方向に沿って燃料通路74が形成されており、下面が吸入弁24の上面に密着することで、各燃料通路64,74が直列に連通している。吐出弁25は、燃料圧縮室65に供給された燃料を外部に吐出することができる。即ち、弁体72は、吐出弁本体71における燃料通路74に配置され、軸心方向に移動自在であると共に、圧縮ばね73の付勢力により吐出弁座に押圧し、燃料通路64と燃料通路74の連通を遮断している。
また、押え部材33は、径方向における中心部に燃料吐出通路(吐出部)75が設けられると共に、燃料吐出通路75の周囲にばね収容部76が設けられている。燃料吐出通路75は、一端部が燃料通路74に連通し、他端部に連結プラグ(図示略)が連結されている。ばね収容部76は、吐出弁25側に開口し、圧縮ばね73が収容されている。
そのため、プランジャ23が第2方向Bに移動し、燃料圧縮室65内の燃料圧力が上昇すると、燃料圧縮室65内の燃料圧力が燃料通路64を通して弁体72に作用する。そして、燃料圧縮室65内の燃料圧力が更に高くなると、弁体72が圧縮ばね73の付勢力に抗して上昇して吐出弁座から離れ、燃料通路64と燃料通路74が連通する。すると、燃料圧縮室65内の燃料が燃料通路64を通して燃料通路74に流れ、燃料吐出通路75を通して外部に吐出される。
また、プランジャ23は、小径部47と中径部48と大径部49が設けられることから、中径部48と大径部49との間に直径の相違する段付部が形成されている。この中径部48と大径部49は、外周面が支持筒32の支持孔36に支持されており、中径部48及び大径部49の段付部と支持筒32の支持孔36とにより油圧室81が区画されている。そして、燃料噴射ポンプ12(ポンプケース21)に対する作動油の供給部として、蓄圧管制弁ブロック13に油圧供給部82が設けられており、油圧室81と油圧供給部82とを連通する循環流路83が設けられている。この場合、油圧室81は、外径が大径部49の外径と同径であり、内径が中径部48の外径と同径となっている。
循環流路83は、作動油の流路を開閉すると共にこの循環流路83を流れる作動油を外部に排出する制御弁84が設けられている。この制御弁84は、高圧側切替部84aと低圧側切替部84bとが設けられる電磁弁であって、第1循環流路83aにより油圧室81に接続され、第2循環流路83bにより油圧供給部82に接続されている。また、制御弁84は、排出流路85が接続されている。
制御弁84は、制御装置100により駆動制御可能となっている。制御装置100は、燃料を高圧で吐出するとき、制御弁84を駆動制御し、循環流路83と高圧側切替部84aとを接続する。すると、第2循環流路83b、油圧供給部82が閉塞され、第1循環流路83aに排出流路85が接続され、油圧室81と排出流路85が連通する。一方、制御装置100は、燃料を低圧で吐出するとき、制御弁84を駆動制御し、循環流路83と低圧側切替部84bとを接続する。そして、この循環流路83により油圧室81と油圧供給部82とが連通する。また、排出流路85を閉塞する。
ここで、燃料噴射ポンプ12の作動について説明する。
図1に示すように、燃料噴射ポンプ12において、燃料供給装置により燃料供給路68Aから燃料給排室69に燃料が供給され、この燃料給排室69の燃料が燃料吸入通路70、燃料給排室66、燃料吸入通路67を通して吸入弁24に作用する。そして、吸入弁24は、弁体62に所定圧力の燃料が供給されると、この弁体62が圧縮ばね63の付勢力に抗して上方に移動することで燃料吸入通路67と燃料圧縮室65が連通し、燃料給排室69の燃料が燃料圧縮室65に吸入される。
このとき、蓄圧管制弁ブロック13の圧力供給部82に作動油が供給されてプランジャ23の受圧面51に所定の圧力が作用すると、プランジャ23が第2方向Bに移動する。すると、プランジャ23は、第2方向Bへの移動により加圧面50が燃料圧縮室65内の燃料を加圧し、燃料圧縮室65内の燃料圧力が上昇する。そして、燃料圧縮室65内の燃料圧力が所定圧力を超えると、吐出弁25は、弁体82が圧縮ばね83の付勢力に抗して上方に移動することで燃料通路64と燃料通路74が連通し、燃料圧縮室65内の燃料が燃料通路64を通して燃料通路74に流れ、燃料吐出通路75を通して外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11(図2参照)は、ディーゼルエンジンの燃焼室に燃料を噴射する。
ところで、船舶がECA海域を航行するときは、排ガス再循環装置を作動させるため、燃料噴射圧力を高圧に設定する一方、ECA海域外を航行するときは、排ガス再循環装置を停止させるため、燃料噴射圧力を低圧に設定する。そのため、制御装置100は、排ガス再循環装置の作動時(例えば、EGR入口弁やEGR出口弁の開放時)、制御弁84を駆動制御し、循環流路83と高圧側切替部84aとを接続する。すると、循環流路83の第1循環流路83aに排出流路85が接続され、油圧室81と排出流路85が連通する。
この状態で、作動油圧がプランジャ23の受圧面51に作用すると、プランジャ23が第2方向Bに移動し、加圧面50が燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。このとき、大径部49の上昇により油圧室81の容積が減少することから、油圧室81の作動油が第1循環流路83a及び制御弁84の高圧側切替部84aを通して排出流路85に流れて外部に排出される。そのため、プランジャ23は、油圧室81の油圧の影響を受けることなく、大径部49と小径部47との断面積差により受圧面51が受けた作動油の油圧を加圧面50が増加して燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。すると、燃料圧縮室65内の燃料圧力が増圧されて圧力上昇することとなり、燃料吐出通路75を通して高圧の燃料が外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11(図2参照)は、ディーゼルエンジンの燃焼室に高圧燃料を噴射することができる。
一方、制御装置100は、排ガス再循環装置の作動停止時(例えば、EGR入口弁やEGR出口弁の閉止時)、制御弁84を駆動制御し、循環流路83と低圧側切替部84bとを接続する。すると、循環流路83が開放され、この循環流路83により油圧室81と油圧供給部82とが連通する。
この状態で、作動油圧がプランジャ23の受圧面51に作用すると、プランジャ23が第2方向Bに移動し、加圧面50が燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。このとき、大径部49の上昇により油圧室81の容積が減少することから、油圧室81の作動油が循環流路83及び制御弁84の低圧側切替部84bを通して油圧供給部82に戻る。そのため、プランジャ23は、油圧室81の断面積差、つまり、大径部49と中径部48との断面積差がキャンセルされることで、中径部48の断面積により受圧面51が受けた作動油の油圧を加圧面50が増加して燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。すると、燃料圧縮室65内の燃料圧力が増圧されて圧力上昇することとなり、燃料吐出通路75を通して低圧の燃料が外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11(図2参照)は、ディーゼルエンジンの燃焼室に低圧燃料を噴射することができる。
このように第1実施形態の燃料噴射ポンプにあっては、中空形状をなすポンプケース21と、大径部49と小径部47が軸方向に連結されてポンプケース21内に軸方向に移動自在に支持されるプランジャ23と、ポンプケース21における加圧面50と燃料吐出通路75との間に形成されると共に燃料を吸入可能な燃料圧縮室65と、油圧供給部82とポンプケース21における大径部49と中径部48の段付部に形成される油圧室81とを連通する循環流路83と、循環流路83を開閉すると共に循環流路83を流れる作動油を外部に排出する制御弁84とを設けている。
従って、制御弁84により循環流路83を開放して油圧供給部82と油圧室81とを連通すると、プランジャ23の上昇時、油圧室81の作動油が循環流路83により油圧供給部82に戻る。すると、油圧室81の断面積がキャンセルされるため、プランジャ23は、中径部48の断面積により受圧面51が受けた油圧を増圧して加圧面が燃料圧縮室65の燃料を加圧し、燃料吐出通路75から低圧の燃料を吐出することができる。一方、制御弁84により循環流路83を閉止して油圧室81に排出流路85を連通すると、プランジャ23の上昇時、油圧室81の作動油が排出流路85から外部に排出される。すると、プランジャ23は、大径部49と小径部47との断面積差により受圧面51が受けた油圧を増圧して加圧面が燃料圧縮室65の燃料を加圧し、燃料吐出通路75から高圧の燃料を吐出することができる。その結果、1個の制御弁84の駆動制御だけで燃料の吐出圧力を高圧と低圧に調整することができ、構造の簡素化を図ることができると共に、圧力の異なる2種類の燃料を容易に出力することができる。
第1実施形態の燃料噴射ポンプでは、制御弁84を駆動制御する制御装置100を設け、制御装置100は、燃料を高圧で吐出するときは制御弁84により循環流路83を閉止して循環流路83を流れる作動油を外部に排出する一方、燃料を低圧で吐出するときは循環流路83を開放する。従って、制御弁84を駆動制御するだけで、燃料の圧力を容易に調整することができ、構造の簡素化を図ることができる。
また、第1実施形態のクロスヘッド式内燃機関にあっては、燃料噴射弁11に燃料を供給する燃料噴射ポンプ12を適用している。従って、制御弁84を駆動制御するだけで、燃料噴射弁11からの燃料の噴射圧力を容易に調整することができる。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態の液圧駆動ピストン装置としての燃料噴射ポンプを表す縦断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態において、図3に示すように、燃料噴射ポンプ12は、ポンプケース21と、プランジャバレル22と、プランジャ23と、吸入弁24と、吐出弁25とを備えている。
プランジャ23は、上部側から下部側に向けて小径部47、連結部54、大径部49が設けられ、小径部47の上面が加圧面50となり、大径部49の下面が受圧面51となる。この場合、連結部54と小径部47と大径部49は、外径が順に大きくなるように設定されている。即ち、連結部54は、外径が小径部47及び大径部49の外径より小さい。プランジャ23は、ポンプケース21におけるケース本体31内に配置され、小径部47がプランジャバレル22の支持孔45内で軸心方向に沿って移動自在に支持されると共に、大径部49が支持筒32の支持孔36内で軸心方向に沿って移動自在に支持されている。プランジャ23は、リターンスプリング52の付勢力により第1方向Aに付勢支持されており、受圧面51に対して作用する作動油の圧力により第2方向Bに移動することができる。
また、プランジャ23は、小径部47と連結部54と大径部49が設けられることから、小径部47と連結部54との間に直径の相違する段付部が形成されている。この小径部47は、外周面がプランジャバレル22の支持孔45に支持されており、プランジャバレル22の下部に支持孔45を閉塞するように閉塞板91が固定されることで、小径部47及び連結部54の段付部とプランジャバレル22の支持孔45とにより油圧室92が区画されている。そして、この油圧室92と燃料圧縮室65とを連通する循環流路93が設けられている。この場合、油圧室92は、外径が小径部47の外径と同径であり、内径が連結部54の外径と同径となっている。
循環流路93は、作動油の流路を開閉すると共にこの循環流路93を流れる燃料を外部に排出する制御弁94が設けられている。この制御弁94は、低圧側切替部94aと高圧側切替部94bとが設けられる電磁弁であって、第1循環流路93aにより油圧室92に接続され、第2循環流路93bにより燃料圧縮室65に接続されている。また、制御弁94は、排出流路95の一端部が接続され、排出流路95の他端部が燃料給排室69に接続されている。
制御弁94は、制御装置100により駆動制御可能となっている。制御装置100は、燃料を高圧で吐出するとき、制御弁94を駆動制御し、循環流路93と高圧側切替部94bとを接続する。すると、循環流路93が開放され、循環流路93が油圧室92と燃料圧縮室65とを連通する。一方、制御装置100は、燃料を低圧で吐出するとき、制御弁94を駆動制御し、循環流路93と低圧側切替部94aとを接続する。すると、循環流路93が閉止され、循環流路93の第1循環流路93aが排出流路95を介して燃料給排室69に接続される。
ここで、燃料噴射ポンプ12の作動について説明する。なお、燃料噴射ポンプ12の基本的な作動は、第1実施形態と同様であり、省略する。
制御装置100は、排ガス再循環装置の作動時(例えば、EGR入口弁やEGR出口弁の開放時)、制御弁94を駆動制御し、循環流路93と高圧側切替部94bとを接続する。すると、循環流路93が開放され、この循環流路93により油圧室92と燃料圧縮室65とが連通する。
この状態で、作動油圧がプランジャ23の受圧面51に作用すると、プランジャ23が第2方向Bに移動し、加圧面50が燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。このとき、小径部47の上昇により燃料圧縮室65の容積が減少することから、燃料圧縮室65の燃料の一部が循環流路93及び制御弁94の高圧側切替部94bを通して油圧室92に流れる。そのため、プランジャ23は、油圧室92の断面積差により大径部49と連結部54との断面積差により受圧面51が受けた作動油の油圧を加圧面50が増加して燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。つまり、大口径部の圧力がそのまま加圧面50に伝わる。すると、燃料圧縮室65内の燃料圧力が増圧されて圧力上昇することとなり、燃料吐出通路75を通して高圧の燃料が外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11(図2参照)は、ディーゼルエンジンの燃焼室に高圧燃料を噴射することができる。
一方、制御装置100は、排ガス再循環装置の作動停止時(例えば、EGR入口弁やEGR出口弁の閉止時)、制御弁94を駆動制御し、循環流路93と低圧側切替部94aとを接続する。すると、循環流路93が閉止され、第1循環流路93aに排出流路95が接続され、油圧室92と排出給排室69が連通する。
この状態で、作動油圧がプランジャ23の受圧面51に作用すると、プランジャ23が第2方向Bに移動し、加圧面50が燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。このとき、小径部47の上昇により燃料給排室69の燃料が排出流路95から制御弁94の低圧側切替部94a及び第1循環流路93aを通して油圧室92に流れる。そのため、プランジャ23は、油圧室92の油圧の影響を受けることなく、大径部49の外径と連結部54の外径との断面積差により受圧面51が受けた作動油の油圧を加圧面50が増加して燃料圧縮室65内の燃料を加圧する。すると、燃料圧縮室65内の燃料圧力が増圧されて圧力上昇することとなり、燃料吐出通路75を通して低圧の燃料が外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11(図2参照)は、ディーゼルエンジンの燃焼室に低圧燃料を噴射することができる。
このように第2実施形態の燃料噴射ポンプにあっては、燃料圧縮室65とポンプケース21における小径部47と連結部54の段付部に形成される油圧室92とを連通する循環流路93と、循環流路93を開閉すると共に循環流路93を流れる燃料を外部に排出する制御弁94とを設けている。
従って、制御弁94により循環流路93を開放して燃料圧縮室65と油圧室92とを連通すると、プランジャ23の上昇時、燃料圧縮室65の燃料が循環流路93により油圧室92に流れる。すると、プランジャ23は、大径部49と連結部54との断面積差により受圧面51が受けた油圧を増圧して加圧面50が燃料圧縮室65の燃料を加圧し、燃料吐出通路75から高圧の燃料を吐出することができる。一方、制御弁94により循環流路93を閉止して油圧室92に排出流路95を連通すると、プランジャ23の上昇時、油圧給排室69の燃料が排出流路95から油圧室92に排出される。すると、プランジャ23は、小径部47と大径部49の断面積差により受圧面51が受けた油圧を増圧して加圧面が燃料圧縮室65の燃料を加圧し、燃料吐出通路75から低圧の燃料を吐出することができる。その結果、1個の制御弁94の駆動制御だけで燃料の吐出圧力を高圧と低圧に調整することができ、構造の簡素化を図ることができると共に、圧力の異なる2種類の燃料を容易に出力することができる。
第2実施形態の燃料噴射ポンプでは、制御弁94を駆動制御する制御装置100を設け、制御装置100は、燃料を高圧で吐出するときは制御弁94により循環流路93を開放する一方、燃料を低圧で吐出するときは循環流路93を流れる燃料を外部に排出する。従って、制御弁94を駆動制御するだけで、燃料の圧力を容易に調整することができ、構造の簡素化を図ることができる。
なお、上述の実施形態では、上述した実施形態では、本発明のクロスヘッド式内燃機関を舶用ディーゼルエンジンとして、主機関を用いて説明したが、発電機として用いられるディーゼルエンジンにも適用することができる。
また、上述の実施形態では、本発明の液圧駆動ピストン装置を燃料噴射ポンプ12に適用して説明したが、クロスヘッド式内燃機関の排気を弁駆動する動弁装置に適用してもよい。また、液圧駆動ピストン装置は、燃料噴射ポンプ12や排気弁の動弁装置に限定されるものではなく、2種類の作動液体を用いて第2作動液体の圧力を調整する装置であれば、いずれの装置にも適用することができる。
10 燃料噴射装置
11 燃料噴射弁
12 燃料噴射ポンプ(液圧駆動ピストン装置)
13 蓄圧管制弁ブロック
21 ポンプケース(ケース)
22 プランジャバレル
23 プランジャ(ピストン)
24 吸入弁
25 吐出弁
31 ケース本体
32 支持筒
33 押え部材
47 小径部
48 中径部
49 大径部
50 加圧面
51 受圧面
52 リターンスプリング
61 吸入弁本体
62 弁体
63 圧縮ばね
64 燃料通路
65 燃料圧縮室(圧縮室)
66,69 燃料給排室
67,70 燃料吸入通路
68A 燃料供給路
68B 燃料排出路
71 吸入弁本体
72 弁体
73 圧縮ばね
74 燃料通路
75 燃料吐出通路(吐出部)
81,92 油圧室
82 油圧供給部(供給部)
83,93 循環流路
84,94 制御弁
85,95 排出流路
100 制御装置

Claims (4)

  1. 中空形状をなして長手方向の一端部に第1作動液体の供給部が設けられて他端部に第2作動液体の吐出部が設けられるケースと、
    大径部と小径部が外径の相違する連結部により軸方向に連結されて前記ケース内に軸方向に移動自在に支持されると共に前記供給部に前記大径部の受圧面が対向して配置されて前記吐出部に前記小径部の加圧面が対向して配置されるピストンと、
    前記ケースにおける前記加圧面と前記吐出部との間に形成されると共に第2作動液体を吸入可能な圧縮室と、
    記吐出部と前記ケースにおける前記小径部と前記連結部の段付部に形成される油圧室とを連通する循環流路と、
    前記循環流路を開閉すると共に前記循環流路を流れる第1作動液体または第2作動液体を外部に排出する制御弁と、
    を備え、
    前記油圧室は、外径が前記小径部の外径と同径であって、前記段付部に形成され、前記循環流路は、一端部が前記油圧室に連通し、他端部が前記吐出部に連通する、
    ことを特徴とする液圧駆動ピストン装置。
  2. 前記制御弁を駆動制御する制御装置が設けられ、前記制御装置は、第2作動液体を高圧で吐出するとき、前記制御弁により前記循環流路を開放する一方、第2作動液体を低圧で吐出するとき、前記循環流路を流れる第2作動液体を外部に排出することを特徴とする請求項1に記載の液圧駆動ピストン装置。
  3. 第2作動液体は、燃料であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液圧駆動ピストン装置。
  4. 燃料噴射弁に燃料を供給する燃料噴射ポンプとして請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液圧駆動ピストン装置が適用される、
    ことを特徴とするクロスヘッド式内燃機関。
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