WO2011092935A1 - 吸収体の製造装置 - Google Patents

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Abstract

 シートをロール状に巻き取ってなるシートロールから前記シートを繰り出して供給するシート供給機構と、繰り出された前記シートの繰り出し先端を引っ掻くことにより、前記シートを繊維状物に粉砕する粉砕機と、前記粉砕機から送出される前記繊維状物を積層して所定形状の吸収体を成形する積繊機と、を有した吸収体の製造装置である。前記シート供給機構を少なくとも二つ有する。前記粉砕機へのシートの供給を、一方のシート供給機構から他方のシート供給機構に切り替える際に、所定期間に亘ってこれら両方のシート供給機構は前記粉砕機にシートを供給する。前記所定期間は、前記一方のシート供給機構がシートの繰り出し速度を減速する期間を含む。前記減速する期間に対応させて、前記他方のシート供給機構は、シートの繰り出し速度を加速する。

Description

吸収体の製造装置
 本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体を製造する装置に関する。
 従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造ラインでは、図1の概略側面図に示すように、排泄液等の液体を吸収する吸収体1が生成されている。吸収体1は、パルプシート3を粉砕機20でパルプ繊維4に粉砕し、このパルプ繊維4を積繊機30にて略直方体等の所定形状に積層して生成される(特許文献1)。
特開2009-112347号公報
 粉砕機20へのパルプシート3の供給は、一般に、パルプシートロール5(パルプシート3を巻き取ってロール状にしたもの)からパルプシート3を繰り出すことにより行われる。そして、この繰り出しには、上下一対のピンチロール55,55が使用される。すなわち、当該一対のピンチロール55,55がパルプシート3を挟み込んだ状態で駆動回転することにより、パルプシートロール5からパルプシート3が引き出される。
 そして、パルプシートロール5から全てのパルプシート3を繰り出し切った際には、図2Aに示すように当該パルプシート3の尾端3TEに、待機中の新パルプシートロールのパルプシート3の先端3LEを突き合わせるようにしてピンチロール55,55に新パルプシート3を供給し、これにより、粉砕機20にパルプシート3を連続供給するようにしている。
 しかしながら、一般に新パルプシートロール5は、約1トン級の重量物であるので、このパルプシートロール5の繰り出し開始時の回転慣性(イナーシャ)は過大である。そのため、当該繰り出し開始時には、ピンチロール55,55とパルプシート3とがスリップしたり、ピンチロール55,55の駆動用モータの立ち上がりトルク不足で思うように加速できないこと等が原因となって、図2Bに示すように、先行の旧パルプシート3の尾端3TEと後行の新パルプシート3の先端3LEとの間に大きな間隔を生じてしまい、結果、粉砕機20へのパルプシート3の供給が不連続になり易い。
 また、図1に示すように、粉砕機20はその内部の回転刃22によりパルプシート3の先端3LEを引っ掻き粉砕して繊維化している。そのため、図2Bのように、旧パルプシート3の尾端3TEがピンチロール55,55を抜けた際には、旧パルプシート3は粉砕機20の回転刃22によって粉砕機20内に急速に引き込まれることになり、当該引き込み現象も、上記の上述の旧パルプシート3の尾端3TEと新パルプシート3の先端3LEとの間の間隔の拡大を助長する。
 そして、このようにパルプシート3の供給が不連続になると、その下流の積繊機30へのパルプ繊維4の供給も不連続となり、結果、パルプ繊維4不足の吸収体1が生成され、製品歩留まりの悪化の一因となる。
 他方、上述の粉砕機20への不連続供給を防ぐ一案として、図2Cに示すように旧パルプシート3の尾端3TEと新パルプシート3の先端3LEとを上下に重合して接合することが考えられる。しかし、この方法では、重合状態に接合する処理が必要となって、処理工程が増えることになるし、また、粉砕機20に重合部分が供給される際には、パルプシート3の供給過多(過剰)となり、その結果、下流の積繊機30においては、パルプ繊維4過多の吸収体1が生成され、やはり製品歩留まり悪化の一因となってしまう。
 本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、パルプシートロール等のシートロールから粉砕機へのシートの供給を、旧シートロールから新シートロールに切り替える際に起こり得る、シートの供給量の変動を抑制可能な吸収体の製造装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するための主たる発明は、
 シートをロール状に巻き取ってなるシートロールから前記シートを繰り出して供給するシート供給機構と、
 繰り出された前記シートの繰り出し先端を引っ掻くことにより、前記シートを繊維状物に粉砕する粉砕機と、
 前記粉砕機から送出される前記繊維状物を積層して所定形状の吸収体を成形する積繊機と、を有した吸収体の製造装置であって、
 前記シート供給機構を少なくとも二つ有し、
 前記粉砕機へのシートの供給を、一方のシート供給機構から他方のシート供給機構に切り替える際に、所定期間に亘ってこれら両方のシート供給機構は前記粉砕機にシートを供給し、
 前記所定期間は、前記一方のシート供給機構がシートの繰り出し速度を減速する期間を含み、
 前記減速する期間に対応させて、前記他方のシート供給機構は、シートの繰り出し速度を加速することを特徴とする吸収体の製造装置である。 
 本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
 本発明によれば、シートロールから粉砕機へのシートの供給を、旧シートロールから新シートロールに切り替える際に起こり得る、シートの供給量の変動を抑制可能となる。
吸収体1の製造装置の従来例の概略側面図である。 図2A乃至図2Cは、従来例の問題の説明図である。 第1実施形態に係る吸収体1の製造装置の概略側面図である。 粉砕機20へパルプシート3を供給するシート供給機構50,50の概略側面図である。 パルプシート3の供給動作を、一方のシート供給機構50から他方のシート供給機構50へと切り替える切り替え動作のタイミング線図である。 同タイミング線図のその他の例である。 第2実施形態のシート供給機構50,50の概略側面図である。 ガイドブロック59と粉砕機20の回転刃22との配置関係を示す拡大図である。 他の実施の形態の吸収体1の製造装置の概略側面図である。 図10A乃至図10Dは、その他の切り替え動作の例を示すタイミング線図である。
 本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
 シートをロール状に巻き取ってなるシートロールから前記シートを繰り出して供給するシート供給機構と、
 繰り出された前記シートの繰り出し先端を引っ掻くことにより、前記シートを繊維状物に粉砕する粉砕機と、
 前記粉砕機から送出される前記繊維状物を積層して所定形状の吸収体を成形する積繊機と、を有した吸収体の製造装置であって、
 前記シート供給機構を少なくとも二つ有し、
 前記粉砕機へのシートの供給を、一方のシート供給機構から他方のシート供給機構に切り替える際に、所定期間に亘ってこれら両方のシート供給機構は前記粉砕機にシートを供給し、
 前記所定期間は、前記一方のシート供給機構がシートの繰り出し速度を減速する期間を含み、
 前記減速する期間に対応させて、前記他方のシート供給機構は、シートの繰り出し速度を加速することを特徴とする吸収体の製造装置。 
 このような吸収体の製造装置によれば、一方のシート供給機構の繰り出し速度が減速する期間に対応させて、他方のシート供給機構は繰り出し速度を加速する。よって、これら繰り出し速度の和は、互いの減速と加速とが相殺されて概ね一定の繰り出し速度でシートを供給しているのと同じになる。よって、一方のシート供給機構から他方のシート供給機構に切り替える際の粉砕機へのシートの供給量の変動を抑制することができる。
 かかる吸収体の製造装置であって、
 前記一方のシート供給機構は、前記シートロールからシートを繰り出すべく前記シートを挟み込んで駆動回転する一対のピンチロールと、前記一方のシート供給機構からのシートの繰り出し終了が近いことを検出するセンサーと、を有し、
 前記製造装置は、前記ピンチロールの駆動回転を制御するコントローラを有し、
 前記センサーからの検出信号に基づいて、前記コントローラは、前記シートの尾端が前記ピンチロールを通過する前に、前記ピンチロールの駆動回転を停止するのが望ましい。 
 このような吸収体の製造装置によれば、前記所定期間においてシートの尾端がピンチロールを通過する前にピンチロールの駆動回転を停止するので、シートの尾端がピンチロールを抜けた後に起こり得る前述の引き込み現象を有効に防止可能となる。これにより、粉砕機へのシートの供給が不連続になることを抑制することができる。
 かかる吸収体の製造装置であって、
 前記コントローラは、前記所定期間における前記ピンチロールの駆動回転の停止後に、停止前の回転方向とは逆方向に前記ピンチロールを駆動回転するのが望ましい。 
 このような吸収体の製造装置によれば、ピンチロールに挟まれた状態で繰り出し停止状態のシートを、その繰り出し方向と逆方向に送ることができる。よって、当該シートを容易に装置外に排出可能となる。
 かかる吸収体の製造装置であって、
 前記粉砕機は、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられて前記繰り出し端を引っ掻く回転刃と、前記ケーシングに設けられた一つの開口部と、を有し、
 前記一方のシート供給機構及び前記他方のシート供給機構のどちらも、前記開口部にシートを挿入するのが望ましい。 
 このような吸収体の製造装置によれば、一方のシート供給機構と他方のシート供給機構とで、粉砕機へのシートの供給条件を同じにすることができる。これにより、シートの粉砕条件を揃えることができて、結果、同じ粉砕品質の繊維状物を生成可能となる。
 かかる吸収体の製造装置であって、
 前記一方及び前記他方のシート供給機構は、それぞれ、シートロールからシートを繰り出すべく前記シートを挟み込んで駆動回転する一対のピンチロールを有し、
 前記製造装置は、前記ピンチロールの駆動回転を制御するコントローラを有し、
 前記減速する期間において、前記一方のシート供給機構の繰り出し速度が、所定の基準速度から漸減してゼロになるようにするとともに、前記他方のシート供給機構の繰り出し速度が、ゼロから漸増して前記基準速度になるように、前記コントローラは前記ピンチロールの駆動回転を制御するのが望ましい。 
 このような吸収体の製造装置によれば、一方のシート供給機構の繰り出し速度の漸減に対応させて、他方のシート供給機構の繰り出し速度を漸増するので、一方から他方へのシート供給機構の切り替えの際の粉砕機へのシートの供給量の変動を抑制することができる。
 かかる吸収体の製造装置であって、
 前記減速する期間においては、前記一方のシート供給機構の繰り出し速度と、前記他方のシート供給機構の繰り出し速度との和が、前記基準速度の±10%の範囲に収まるように、前記コントローラは前記ピンチロールの駆動回転を制御するのが望ましい。 
 このような吸収体の製造装置によれば、一方のシート供給機構の繰り出し速度と他方のシート供給機構の繰り出し速度との和が、基準速度の±10%の範囲に収まるようにするので、一方から他方へのシート供給機構の切り替えの際の粉砕機へのシートの供給量の変動をより一層抑制することができる。
 ===第1実施形態===
 図3は、第1実施形態に係る吸収体1の製造装置の概略側面図である。 
 吸収体1の製造装置は、パルプシート3の長手方向に連続して供給される当該パルプシート3をパルプ繊維4(繊維状物に相当)に粉砕する粉砕機20と、粉砕機20から送られる前記パルプ繊維4を略直方体等の所定形状に積層して吸収体1を生成する積繊機30と、を有している。
 なお、以下では、パルプシート3の供給方向(図3の紙面と並行な方向)のことを「搬送方向」又は「MD方向」とも言い、パルプシート3の幅方向と平行な方向を「CD方向」とも言う。ちなみに、CD方向とMD方向とは互いに直交しており、図3においてCD方向は、図3の紙面を貫通する方向である。
 粉砕機20は、その外形部分をなすケーシング21を有する。ケーシング21内には、回転刃22が設けられている。回転刃22は、外周面に複数の刃22a,22a…を有し、モータ等の適宜な駆動源から回転力を得て、CD方向に沿う軸芯周りに一定速度で駆動回転する。これにより、ケーシング21の投入口21a(開口部に相当)から内部に投入されるパルプシート3をパルプ繊維4に粉砕する。粉砕されたパルプ繊維4は、ケーシング21内の空間を積繊機30に連通するダクト31によって積繊機30に送出される。詳しくは、このダクト31内には、積繊機30の方へ向かう空気流6が生じており、この空気流6によりパルプ繊維4は積繊機30へと送り出される。この空気流6については後述する。
 積繊機30は、例えば円筒体状の回転ドラム32を本体とする。回転ドラム32は、CD方向を向いた軸芯周りに周方向Dcに沿って駆動回転する。また、回転ドラム32の外周面には、周方向Dcに所定ピッチで複数の成形型33,33…が凹設されており、各成形型33の底面には、多数の吸気孔35,35…が形成されている。更には、前述のダクト31の一端開口は、回転ドラム32の外周面に対向しつつ、周方向Dcの所定範囲に亘って同外周面を覆っている。よって、粉砕機20から送られるパルプ繊維4は、吸気孔35の吸気によってダクト31内に形成される前述の空気流6に乗って送られて成形型33内に堆積し、これにより、成形型33内には、この堆積される方向を厚み方向として吸収体1が成形される。
 なお、かかる吸気は、周方向Dcにおいて成形型33がダクト31と対向する範囲を含む第1範囲R1では行われるが、成形型33がベルトコンベア40と対向する範囲を含む第2範囲R2では停止されて行われない。また、後者の第2範囲R2では、成形型33内の吸収体1は、ベルトコンベア40のサクションボックス42からの吸気によって成形型33内から順次離型され、これにより、吸収体1はベルトコンベア40上の連続シート状部材8へと受け渡される。
 図4は、粉砕機20へパルプシート3を供給するシート供給機構50,50の概略側面図である。この例では、シート供給機構50,50は、一つの粉砕機20に対して複数の一例として二台設けられている。どちらも同じ機能を有し、つまり、パルプシートロール5(パルプシート3を巻き取ってロール状にしたもの)からパルプシート3を繰り出して粉砕機20に供給する。そして、基本的には択一的に使用される。つまり、一方が供給中の場合には、残る他方は待機中であり、この待機中の間に新パルプシートロール5がセットされる。そして、供給中のシート供給機構50のパルプシートロール5がパルプシート3を繰り出し切る際に、待機中のシート供給機構50の新パルプシートロール5からの繰り出しが開始されて、これにより、パルプシート3の供給が一方のシート供給機構50から他方のシート供給機構50へと切り替えられる。そして、この供給の切り替えを繰り返すことにより、パルプシート3は途切れることなく粉砕機20に連続供給される。
 図4に示すように、基本的には、これらシート供給機構50,50は、互いに略同構成である。すなわち、これらシート供給機構50,50のどちらも、パルプシートロール5を回転自在に保持するリール52と、リール52のパルプシートロール5からパルプシート3を繰り出す上下一対のピンチロール55,55と、ピンチロール55,55から粉砕機20の投入口21aへとパルプシート3の搬送を案内するガイドプレート58と、を有している。
 また、これら各リール52,52に保持されるパルプシートロール5,5同士も基本的には互いに同仕様である。つまり、パルプシート3の厚み(坪量)や幅寸が、それぞれ同一規格で統一されている。なお、巻き取り長さについては同一寸法でなくても良い。
 リール52は、パルプシートロール5の巻き取り中心の孔部にCD方向に沿って差し込まれる芯棒53を有し、芯棒53によりパルプシートロール5を回転可能に支持する。
 ピンチロール55,55は、各々CD方向に沿った回転軸を有する。そして、これらロール55,55のうちの少なくとも一方のロール55は、駆動源としての不図示のサーボモータにより駆動回転される。また、同ピンチロール55,55のうちの少なくとも一方のロール55には、互いのロール55,55が接近する方向の押圧力が、不図示の押圧部材により付与されている。よって、これらピンチロール55,55は、そのロール間隙においてパルプシート3を挟み込みながら駆動回転することにより、パルプシートロール5からパルプシート3を繰り出す。
 ガイドプレート58は、プレート状の部材であり、ピンチロール55から粉砕機20のケーシング21の投入口21aまでに亘り延在されている。そして、その上面によりパルプシート3を投入口21aまで案内する。なお、ガイドプレート58における投入口21a側の端部には、上下一対のガイドブロック59,59が設置されている。そして、これらガイドブロック59,59は、互いの間にパルプシート一枚分の厚みと同寸の隙間、若しくは当該厚みよりも若干広めの隙間を有し、この隙間を通ってパルプシート3の先端3LEが、粉砕機20の回転刃22に近接する位置に送り込まれる。ここで、これらガイドブロック59,59により、パルプシート3は、その繰り出し先端3LEの近傍部分にて厚み方向の移動が不能な状態に規制されるので、粉砕機20の回転刃22により引っ掻き粉砕される際のパルプシート3の上下のばたつきが有効に押さえられ、結果、パルプシート3の粉砕が安定的に行われる。
 ところで、これらシート供給機構50,50同士の間のパルプシート3の供給の切り替えを含め、一連のパルプシート3の繰り出し動作は、コントローラとしてのPLC60(プログラマブルロジックコントローラ)によって制御される。
 すなわち、PLC60は、ピンチロール55のサーボモータのアンプに、繰り出し速度Vp(m/秒)の指令値Vpaを送信し、当該アンプは、この指令値Vpaに基づいて、ピンチロール55の周速Vp(m/秒)と指令値Vpaとの偏差が小さくなるようにサーボモータを駆動し、これにより、パルプシート3の繰り出し動作が制御される。
 かかる繰り出し動作の制御に当たり、PLC60には、積繊機30の方から、回転ドラム32の回転速度たる周速Vd(m/秒)を示す周速信号が送信される。すなわち、積繊機30は、回転ドラム32の周速Vdを計測する回転ドラム速度センサー(不図示)を有し、当該速度センサーからPLC60にはリアルタイムで周速信号が送られる。そして、PLC60は、この周速信号に基づいて、回転ドラム32の周速Vdに連動させてパルプシート3の繰り出し速度(m/秒)の指令値Vpa、つまりピンチロール55の周速Vp(m/秒)の指令値Vpaを変更する。これにより、積繊機30の回転ドラム32の周速Vdの変化によらず、常に、所期厚みの吸収体1の生成に必要な適量のパルプ繊維4が、粉砕機20から積繊機30へと送られる。
 例えば、パルプシート3の供給の切り替え中ではない定常供給状態の場合、つまり、一方のシート供給機構50のみが供給状態で、他方のシート供給機構50は待機状態の場合において、PLC60は、回転ドラム32の周速Vdが所定の規定速度Vdkの際に、上記供給状態のピンチロール55を、所定の規定速度Vpkを指令値として回転制御し、これにより同規定速度Vpkでパルプシート3を繰り出すように設定されている。そして、回転ドラム32の周速Vbが前記規定速度Vdkよりも速い速度Vdになると、PLC60は、ピンチロール55の周速Vpを前記規定速度Vpkよりも加速すべく、回転ドラム32の加速比率Ra(=Vd/Vdk)を比例定数として周速Vpの指令値Vpaを上げる一方(Vpa=Ra×Vpk)、逆に、回転ドラム32の周速Vdが前記規定速度Vdkよりも遅い速度Vdになると、PLC60は、ピンチロール55の周速Vpを前記規定速度Vpkよりも減速すべく、回転ドラム32の減速比率Ra(=Vd/Vdk)を比例定数として周速Vpの指令値Vpaを下げる(Vpa=Ra×Vpk)。これにより、積繊機30の回転ドラム32の周速Vdの変化によらず、常に、所期厚みの吸収体1の生成に必要な適量のパルプ繊維4が、粉砕機20から積繊機30へと送られることになる。
 なお、以下では、上記の定常供給下において所期厚みの生成に必要なパルプシート3の繰り出し速度Vp(ピンチロール55の周速Vp)の指令値Vpaことを、定常繰り出し速度Vs(基準速度に相当)とも言う。なお、この定常繰り出し速度Vsは、上述のように、回転ドラム32の周速Vdに対応して変化することになるが、PLC60は、回転ドラム速度センサーからの周速信号に基づいて上述の演算等を行うことにより、定常繰り出し速度Vsをリアルタイムで取得する。
 図5は、パルプシート3を供給中のシート供給機構50から待機中のシート供給機構50に、粉砕機20への供給を切り替える切り替え動作のタイミング線図である。図5のグラフの横軸には経過時間をとり、縦軸には繰り出し速度Vpの指令値Vpaをとっている。
 この第1実施形態では、当該切り替え動作の際にも、上述の定常繰り出し速度Vsに相当するパルプシート3の供給量が概ね維持されるように、PLC60は、両方のシート供給機構50,50のピンチロール55,55の回転を制御する。これにより、切り替え時においても、粉砕機20へのパルプシート3の供給量の変動が抑制される。以下、詳説する。
 この切り替え動作は、供給中のシート供給機構50のパルプシートロール5の繰り出し終了が近いことを、センサーにより検出することで開始する。そのため、図4に示すように、各シート供給機構50には、それぞれ、例えばリール52の芯棒53からパルプシートロール5の尾端3TEが外れたことを検出する尾端検出センサー65が設けられている。尾端検出センサー65は例えば光電管等であり、ピンチロール55とリール52の芯棒53との間に設置される。そして、当該センサー65の設置位置を尾端3TEが通過した際の受光状態の変化等に基づいて、尾端3TEの通過の有無を検出し、尾端検出信号をPLC60へ送信する。
 なお、かかるセンサーは、何等上述の尾端検出センサー65に限るものではなく、供給中のパルプシートロール5の繰り出し終了が近いことを検出可能なセンサーであれば適用可能である。例えば、パルプシートロール5の端面近傍に配置され、同パルプシートロール5の直径の変化に基づいて(例えば、繰り出しに伴って縮径していく直径が所期の閾値よりも小さくなった際に)、上記繰り出し終了に係る検出信号をPLC60に送信するセンサーであっても良いし、又は、パルプシートロール5の角速度(rad/秒)を逐次計測し、所期の角速度の閾値を超えた際に、同検出信号をPLC60に送信するセンサーであっても良い。
 そして、尾端検出センサー65から尾端検出信号を受信したPLC60は、以下のようにして供給中のシート供給機構50のピンチロール55のサーボモータ、及び、待機中のシート供給機構50のピンチロール55のサーボモータを制御して、供給中のシート供給機構50から待機中のシート供給機構50へと、粉砕機20へのパルプシート3の供給動作を切り替える。
 なお、以下では、説明の都合上、供給中のシート供給機構50のことを「第1シート供給機構50」と言い、待機中のシート供給機構50のことを「第2シート供給機構50」と言う。また、同様に、供給中のシート供給機構50のピンチロール55のことを「第1ピンチロール55」と言い、待機中のシート供給機構50のピンチロール55のことを「第2ピンチロール55」と言う。このような約束で「第1」及び「第2」の用語を用いることは、これ以外の構成、例えば「パルプシート3」や「パルプシートロール5」についても同様である。
 先ず、図4に示すように、供給中のパルプシートロール5、つまり第1パルプシートロール5の巻き残量が少なくなり、第1パルプシート3の尾端3TEがリール52の芯棒53から外れて、当該尾端3TEが尾端検出センサー65の設置位置を通過すると、これを尾端検出センサー65が検出して尾端検出信号をPLC60へ送信する。そうしたら、PLC60は、切り替え動作を開始する。
 この切り替え動作は、図5に示すように、第1シート供給機構50及び第2シート供給機構50の両方から粉砕機20へパルプシート3を重複して供給する重複供給期間(所定期間に相当)を有する。そして、この重複供給期間においては、PLC60は、定常繰り出し速度Vsで供給していた第1パルプシートロール5の繰り出し速度Vpを同定常繰り出し速度Vsから減速してゼロにする一方、これと並行させて、待機中の第2パルプシートロール5の繰り出し速度Vpをゼロから加速して定常繰り出し速度Vsにする。これにより、第1シート供給機構50から第2シート供給機構50への供給動作の切り替えがなされる。
 また、この重複供給期間においては、第1シート供給機構50の繰り出し速度Vpと第2シート供給機構50との繰り出し速度Vpの和が、定常繰り出し速度Vsの±10%の範囲に収まるようにPLC60は第1及び第2ピンチロール55,55の回転を制御する。より望ましくは±5%の範囲に収まるように制御し、より一層望ましくは、定常繰り出し速度Vsと同値になるように制御する。これにより、供給の切り替え中においても、粉砕機20に供給されるパルプシート3,3の供給量は、上述の定常繰り出し速度Vsに相応するパルプシート3の供給量に概ね維持され、その結果、切り替え中においても、所期厚みの吸収体1の生成に必要な適量のパルプ繊維4が、粉砕機20から積繊機30へと送られることになる。
 このように第1シート供給機構50の繰り出し速度Vpと第2シート供給機構50の繰り出し速度Vpとの和を、定常繰り出し速度Vsの所定範囲に収めるように制御する具体的方法の一例としては次が挙げられる。
 先ず、第1シート供給機構50の繰り出し速度Vpの指令値Vpaは、前述の定常繰り出し速度Vsに、0から1までの数値(0と1とを含む小数)からなる比率Rbを乗じることにより生成され、他方、第2シート供給機構50の繰り出し速度Vpの指令値Vpaは、定常繰り出し速度Vsに、1-Rbを乗じることにより生成される。そして、当該比率Rbを重複供給期間において1からゼロまで漸減することにより、第1シート供給機構50の繰り出し速度Vpの指令値Vpaは、図5のような定常繰り出し速度Vsからゼロまで漸減する速度パターンで変化するとともに、第2シート供給機構50の繰り出し速度Vpの指令値Vpaは、ゼロから定常繰り出し速度Vsまで漸増するような速度パターンで変化する。そして、この切り替え動作の後は、比率Rbは、次の切り替え動作まで「1」に維持される。
 なお、重複供給期間における繰り出し速度Vpの指令値Vpaの変化パターンは、上記比率Rbの変化パターンの設定によって任意のパターンに変更可能である。例えば、図5に示すように、繰り出し速度Vpの指令値Vpaを経過時間に対して線形に変化させたい場合には、同経過時間に対して比率Rbを1からゼロまで線形で変化させれば良いし、又は、図6に示すように同指令値Vpaを経過時間に対して指数関数状の曲線等で非線形に変化させたい場合には、同経過時間に対して比率Rbを1からゼロまで非線形に変化させれば良い。
 また、上述では、PLC60は、尾端検出信号の受信時点を起点として切り替え動作を開始していたが、何等これに限るものではなく、上記受信時点よりも所定時間だけ遅れて切り替え動作を開始しても良い。
 また、同検出信号を受信するよりも以前、つまり上述の切り替え動作の開始よりも前には、予め、第2パルプシート3の繰り出し先端3LEが、ガイドブロック59の先端近傍の所期のセット位置にセットされ、これにより、同繰り出し先端3LEが、粉砕機20の回転刃22に略当接する状態にセットされているのは言うまでもない(図4の上段のシート供給機構50を参照)。但し、繰り出し先端3LEの位置は、上記セット位置よりもピンチロール55側に多少ずれていても差し支えない。これは、図5より明らかなように、切り替え開始時における粉砕機20への第2パルプシート3の供給量は、第1パルプシート3の供給量よりも圧倒的に少なく、もって、第2パルプシート3の先端3LEの位置が多少前後にずれていても、粉砕機20へのパルプシート3の供給量に殆ど影響しないからである。
 ここで望ましくは、第1パルプシート3の尾端3TEが、第1シート供給機構50の第1ピンチロール55の設置位置を通過する前に、第1ピンチロール55の繰り出し速度Vpがゼロとなってその回転が停止するように上記切り替え動作を設定すると良い。
 このようにすれば、前述したパルプシート3の粉砕機20への引き込み現象(パルプシート3の尾端3TEがピンチロール55を通過した後に、当該パルプシート3が粉砕機20の回転刃22によって粉砕機20側に急速に引き込まれる現象)を防止することができて、その結果、粉砕機20へのパルプシート3の供給量の変動が抑制される。かかる設定は、尾端検出センサー65の設置位置の調整等によって行うことができる。
 また、望ましくは、上述の第1ピンチロール55の回転の停止後に、第1ピンチロール55が逆回転するようにPLC60が制御すると良い。このようにすれば、第1ピンチロール55,55に挟まれた状態の第1パルプシート3の残材を、同シート3の繰り出し方向と逆方向に、つまりリール52側に逆送することができる。これにより、当該残材を安全且つ簡単に装置外に排出可能となる。
 また、望ましくは、上述の重複供給期間の時間長が、2秒以上20秒以下になっていると良い。そうすれば、2秒以上であることに基づいて、第2パルプシートロール5、つまり待機中のパルプシートロール5を定常繰り出し速度Vsまで加速するための加速時間を十分に確保できて、これにより、通常使用される1トン級のパルプシートロール5を、トルク不足等の問題無くピンチロール55にて加速可能となる。また、20秒以下であるので、生産性を大幅に落とすこともない。
 ===第2実施形態===
 図7は第2実施形態のシート供給機構50,50の概略側面図である。 
 上述の第1実施形態では、図4に示すように、粉砕機20のケーシング21には、第1シート供給機構50と第2シート供給機構50とのそれぞれに対して一つずつ投入口21aが設けられ、各投入口21aに対してそれぞれ上下一対のガイドブロック59,59が設置されていた。 
 これに対し、この図7の第2実施形態では、第1シート供給機構50及び第2シート供給機構50の両者に対して投入口21aが一つだけ設けられており、つまり、これら二つのシート供給機構50,50で一つの投入口21aを共用している点で相違する。なお、これ以外の点は概ね第1実施形態と同様であるので、以下では、その相違点についてのみ説明し、同一の構成については同じ符号を付し、その説明については省略する。
 図7に示すように、粉砕機20のケーシング21にはパルプシート3の投入口21aが一つだけ設けられている。そして、この投入口21aには、上下一対のガイドブロック59,59が一組だけ配されており、当該ガイドブロック59,59についても、第1シート供給機構50と第2シート供給機構50との両者で共用される。
 ここで、上下のガイドブロック59,59同士の間の隙間の大きさは、パルプシート二枚分の厚みと同寸、若しくは若干広めに設定されている。これにより、シート供給機構50の供給の切り替え時に、二枚のパルプシート3,3が厚み方向に重なった状態でも大きな抵抗無く通過可能に設計されている。つまり、重なった状態において互いに異なる繰り出し速度Vp,Vpで各シート供給機構50,50から繰り出される際にあっても、互いのパルプシート3,3同士の間での相対滑りが許容されるようになっている。
 なお、ガイドブロック59とピンチロール55との間のパルプシート3の搬送経路上におけるガイドブロック59寄りの位置には、上下一対のガイドロール56,56が設置されている。これらガイドロール56,56はCD方向に沿う回転軸周りに回転可能に配置され、また、これらガイドロール56,56のロール間隙の大きさは、パルプシート二枚分の厚みよりも大きく同二枚分の厚みの5倍以下の寸法に設定されている。そして、各シート供給機構50,50には、それぞれ、ピンチロール55,55のロール間隙からガイドロール56,56のロール間隙へと延びるガイドプレート58a,58aが配置されており、これにより、第1及び第2の各ピンチロール55,55から送出される各パルプシート3,3は、ガイドロール56,56のロール間隙に到達するように誘導される。よって、第1シート供給機構50の第1パルプシート3及び第2シート供給機構50の第2パルプシート3のどちらも、速やかにガイドブロック59,59へと誘導され、粉砕機20にて粉砕される。
 ちなみに、このガイドロール56は、パルプシート3との接触によって連れ回りする従動ロールでも良いし、又は、モータ等の適宜な駆動源から回転力を得て、パルプシート3の供給方向に駆動回転する駆動ロールでも良い。
 そして、このような投入口21aを一つにした構成によれば、第1及び第2といったシート供給機構50,50の相違に起因したパルプシート3の粉砕度合いの相違を無くすことができて、これにより、パルプ繊維4の繊度のばらつきを小さくする等の品質の安定化を図ることができる。
 図8は、その説明図であって、ガイドブロック59と粉砕機20の回転刃22との配置関係を示す拡大図である。 
 一般に、粉砕機20の回転刃22とガイドブロック59,59とは所定距離δをもって対向している。そして、ガイドブロック59から回転刃22側へパルプシート3の繰り出し先端3LEが片持ち状に飛び出した状態において、一方向に回転する回転刃22により同繰り出し先端3LEが引っ掻かれて粉砕される。よって、この回転刃22とガイドブロック59との間の上記所定距離δの大小に応じてパルプシート3の粉砕度合いが変化することになる。
 この点につき、前述の第1実施形態の場合には、投入口21aが二つあるので、場合によっては、これら投入口21a,21a同士で互いに上記所定距離δが異なって設定される虞があり、その場合には、第1及び第2といった使用するシート供給機構50,50の選択によって、パルプ繊維4の繊度等が互いに異なってしまう虞がある。
 この点につき、当該第2実施形態のように投入口21aを一つにして共用していれば、粉砕機20でのパルプシート3の粉砕条件をシート供給機構50,50同士で互いに同一にすることができて、上述のような不具合を未然に防止可能となる。
 ちなみに、図4の第1実施形態のように二つの投入口21a,21aを有する構成の場合には、第1シート供給機構50用の投入口21aと第2シート供給機構50用の投入口21aとで、互いに上記所定距離δが同値になるように設計しておけば、互いの粉砕条件を同じにできて、パルプ繊維4の繊度はほぼ同じになると考えられる。よって、上述の第1実施形態では、そのように設計されている。
 ===その他の実施の形態===
 以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
 前述の実施形態では、一つの積繊機30に対して一つの粉砕機20を接続し、粉砕機20に対して二つのシート供給機構50,50を設けた構成を例示したが、何等これに限るものではない。例えば、図9の概略側面図のように、一つの積繊機30に対して二つの粉砕機20,20を設け、各粉砕機20に対応させて一つずつシート供給機構50を設けても良い。そして、この場合には、これらシート供給機構50,50同士の間で、上述の第1実施形態のような供給動作の切り替えが行われることになる。また、各粉砕機20から積繊機30へのパルプ繊維4の供給は、粉砕機20毎に設けられたダクト31を介して行われる。
 前述の実施形態では、シートの一例としてパルプシート3を示し、繊維状物の一例としてパルプ繊維4を示したが、何等これに限るものではなく、粉砕されてなる繊維状物が、排泄液等の液体の吸収能力を有するシートであれば使用可能であり、例えばレーヨンシートやコットンシートでも良く、その場合には、各シートからは、繊維状物としてレーヨン繊維やコットン繊維が粉砕生成される。
 前述の実施形態では、図5及び図6に示すように、切り替えの際に、第1シート供給機構50の繰り出し速度Vpの減速開始時点と第2シート供給機構50の繰り出し速度Vpの加速開始時点とを揃え、また、第1シート供給機構50の繰り出しを停止する時点(繰り出し速度Vpがゼロになる時点)と、第2シート供給機構50の繰り出し速度Vpが定常繰り出し速度Vsになる時点とを揃えていたが、何等これに限るものではなく互いに対応する時点同士が、多少前後にずれていても良い。例えば、図10A乃至図10Dのようになっていても良い。
1 吸収体、3 パルプシート(シート)、3LE 先端(繰り出し先端)、3TE 尾端、4 パルプ繊維(繊維状物)、5 パルプシートロール(シートロール)、6 空気流、8 連続シート状部材、20 粉砕機、21 ケーシング、21a 投入口(開口部)、22 回転刃、22a 刃、30 積繊機、31 ダクト、32 回転ドラム、33 成形型、35 吸気孔、40 ベルトコンベア、42 サクションボックス、50 シート供給機構、52 リール、53 芯棒、55 ピンチロール、56 ガイドロール、58 ガイドプレート、 58a ガイドプレート、59 ガイドブロック、65 尾端検出センサー(センサー)

Claims (6)

  1.  シートをロール状に巻き取ってなるシートロールから前記シートを繰り出して供給するシート供給機構と、
     繰り出された前記シートの繰り出し先端を引っ掻くことにより、前記シートを繊維状物に粉砕する粉砕機と、
     前記粉砕機から送出される前記繊維状物を積層して所定形状の吸収体を成形する積繊機と、を有した吸収体の製造装置であって、
     前記シート供給機構を少なくとも二つ有し、
     前記粉砕機へのシートの供給を、一方のシート供給機構から他方のシート供給機構に切り替える際に、所定期間に亘ってこれら両方のシート供給機構は前記粉砕機にシートを供給し、
     前記所定期間は、前記一方のシート供給機構がシートの繰り出し速度を減速する期間を含み、
     前記減速する期間に対応させて、前記他方のシート供給機構は、シートの繰り出し速度を加速することを特徴とする吸収体の製造装置。
  2.  請求項1に記載の吸収体の製造装置であって、
     前記一方のシート供給機構は、前記シートロールからシートを繰り出すべく前記シートを挟み込んで駆動回転する一対のピンチロールと、前記一方のシート供給機構からのシートの繰り出し終了が近いことを検出するセンサーと、を有し、
     前記製造装置は、前記ピンチロールの駆動回転を制御するコントローラを有し、
     前記センサーからの検出信号に基づいて、前記コントローラは、前記シートの尾端が前記ピンチロールを通過する前に、前記ピンチロールの駆動回転を停止することを特徴とする吸収体の製造装置。
  3.  請求項2に記載の吸収体の製造装置であって、
     前記コントローラは、前記所定期間における前記ピンチロールの駆動回転の停止後に、停止前の回転方向とは逆方向に前記ピンチロールを駆動回転することを特徴とする吸収体の製造装置。
  4.  請求項1乃至3の何れかに記載の吸収体の製造装置であって、
     前記粉砕機は、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられて前記繰り出し端を引っ掻く回転刃と、前記ケーシングに設けられた一つの開口部と、を有し、
     前記一方のシート供給機構及び前記他方のシート供給機構のどちらも、前記開口部にシートを挿入することを特徴とする吸収体の製造装置。
  5.  請求項1乃至4の何れかに記載の吸収体の製造装置であって、
     前記一方及び前記他方のシート供給機構は、それぞれ、シートロールからシートを繰り出すべく前記シートを挟み込んで駆動回転する一対のピンチロールを有し、
     前記製造装置は、前記ピンチロールの駆動回転を制御するコントローラを有し、
     前記減速する期間において、前記一方のシート供給機構の繰り出し速度が、所定の基準速度から漸減してゼロになるようにするとともに、前記他方のシート供給機構の繰り出し速度が、ゼロから漸増して前記基準速度になるように、前記コントローラは前記ピンチロールの駆動回転を制御することを特徴とする吸収体の製造装置。
  6.  請求項5に記載の吸収体の製造装置であって、
     前記減速する期間においては、前記一方のシート供給機構の繰り出し速度と、前記他方のシート供給機構の繰り出し速度との和が、前記基準速度の±10%の範囲に収まるように、前記コントローラは前記ピンチロールの駆動回転を制御することを特徴とする吸収体の製造装置。
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