JP2007002371A - パルプ粉砕装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パルプ供給機構を通過した後に回転する粉砕シリンダに引き込まれることによるパルプの終端近傍の移動速度の増加を抑制することにより、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上する。
【解決手段】吸収体製造装置は、供給路24に沿ってパルプを供給するパルプ供給機構2、および、パルプ供給機構2からのパルプを粉砕するパルプ粉砕機構3を備える。パルプ粉砕機構3では、外径が中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って漸次増大する粉砕シリンダ31によりパルプが粉砕され、パルプの供給方向の移動速度は中央部313における周速とほぼ等しくなる。これにより、パルプの終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプの移動速度の増加を抑制することができる。その結果、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することができる。
【選択図】図3
【解決手段】吸収体製造装置は、供給路24に沿ってパルプを供給するパルプ供給機構2、および、パルプ供給機構2からのパルプを粉砕するパルプ粉砕機構3を備える。パルプ粉砕機構3では、外径が中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って漸次増大する粉砕シリンダ31によりパルプが粉砕され、パルプの供給方向の移動速度は中央部313における周速とほぼ等しくなる。これにより、パルプの終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプの移動速度の増加を抑制することができる。その結果、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、吸収体用のパルプを粉砕するパルプ粉砕装置に関する。
従来より、紙おむつ等の衛生品に用いる吸収体の製造において、シート状のパルプを粉砕する粉砕装置が使用されている。例えば、特許文献1では、ドラムに巻回されたシート状のパルプを繰り出しつつ解繊機(粉砕装置)により解繊(粉砕)し、解繊したパルプを不織布に吹き付けることにより、積層形成される吸収体の吸液層を形成する技術が開示されている。このような粉砕装置では通常、パルプに平行であってパルプの供給方向に対して垂直な回転軸を中心として回転する粉砕刃に対して、フィードローラ等の供給機構により一定速度にてパルプを供給して粉砕が行われている。
特開2001−309945号公報
ところで、このような粉砕装置では、供給されるパルプの終端部の粉砕時に、フィードローラ通過後のパルプ片が粉砕刃に引っ張られて巻き込まれ、粉砕刃が設けられている粉砕室内に粉砕されないまま進入する恐れがある。また、パルプ片が巻き込まれなかったとしても、粉砕刃の回転力によりパルプの移動速度が増加し、単位時間あたりに生成される粉砕パルプの量が規定量よりも増加するとともに粉砕パルプが粗くなってしまう。さらには、先行のパルプ終端部と後続のパルプとが離れてしまい、その間は粉砕パルプが生成されないため、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質に変動が生じ、形成される吸収体の質の均一性が低下してしまう。
このため、パルプ終端部が巻き込まれる前に装置を停止してパルプ終端部をフィードローラから取り除くという作業が行われているが、このような除去作業が粉砕作業の効率を低下する原因となっている。なお、2つのパルプ供給機構を設けて交互に稼働させることにより粉砕作業の効率低下を防止することも行われているが、装置が大型化してしまう。
また、粉砕室からの粉砕パルプの排出口に微小な開口が多数形成されたスクリーンを設けるとともに粉砕室内に別の粉砕機構を設けることにより、粗く粉砕されたパルプが所定の大きさ以下になるまで粉砕室内において再粉砕を繰り返したり、あるいは、粗砕および微砕の2台の粉砕装置を並行して使用することにより粉砕パルプの生成が完全には中断されないようにすることも行われている。しかしながら、これらの方法でも単位時間あたりの粉砕パルプの生成量は一定には維持されず、吸収体を形成する前に粉砕パルプの計量が必要であった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、パルプ供給機構を通過したパルプの終端近傍を粉砕する際にパルプの移動速度の増加を抑制することにより、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、吸収体用のパルプを粉砕するパルプ粉砕装置であって、シート状のパルプを前記パルプの幅方向に垂直な所定の供給方向に供給するパルプ供給機構と、前記パルプ供給機構の下流において、前記幅方向に平行な回転軸を中心として回転することにより外周面に向かって進入する前記パルプを粉砕する粉砕シリンダと、前記外周面に進入する前記パルプを前記外周面の回転に逆らって支持する略板状の支持部とを備え、前記粉砕シリンダの外径が、中央部から前記回転軸の両端側へと離れるに従って漸次増大する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパルプ粉砕装置であって、前記回転軸を含む断面における前記粉砕シリンダの前記外周面のエッジが、前記中央部から略直線状に伸びる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダの前記中央部から前記回転軸の一端側の部位における前記外周面の前記エッジと他端側の部位における前記外周面の前記エッジとのなす角度が60°以上120°以下である。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のパルプ粉砕装置であって、前記回転軸を含む断面における前記粉砕シリンダの前記外周面のエッジの向きが、前記中央部から離れるほど前記回転軸に平行な方向に近づく。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダが、外周に一定のピッチで複数の歯を有するとともに前記回転軸に沿って配列された前記回転軸に垂直な略円板状の複数の粉砕ブレードを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダの前記外周面おいて、前記複数の粉砕ブレードの複数の歯が螺旋状に配列される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダの複数の歯が、前記中央部から前記回転軸の前記両端側に向かって順番に前記パルプに当接する。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダの形状が前記中央部を中心として対称である。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、前記パルプ供給機構を通過した先行するパルプの終端近傍の部位の粉砕時に、前記先行するパルプの終端が前記パルプ供給機構により供給される後続のパルプに押されて前記先行するパルプの前記終端近傍の部位が前記粉砕シリンダに供給される。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のパルプ粉砕装置であって、前記支持部と対向しつつ前記パルプに当接するガイド部をさらに備える。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、前記粉砕シリンダの前記中央部近傍に配置されて前記パルプの先端部を前記支持部に付勢する付勢部をさらに備える。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、前記パルプ供給機構によるパルプの供給速度を変更するとともに、前記供給速度に基づいて前記粉砕シリンダの回転速度を制御する制御部をさらに備える。
本発明では、パルプの終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプの移動速度の増加を抑制することにより、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することができる。
請求項6の発明では、粉砕シリンダの回転によりパルプに加えられる力の最大値を小さくすることができる。請求項7の発明では、パルプをより安定して粉砕することができる。請求項8の発明では、パルプの供給方向に垂直な方向へのパルプのずれを防止することができる。
請求項9の発明では、一定速度のパルプの供給を実現することにより、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量を均一にすることができる。請求項10および11の発明では、パルプの終端近傍の粉砕時においても、パルプを確実に粉砕することができる。請求項12の発明では、パルプの供給速度が変化した場合であっても、粉砕パルプの質の均一性を維持することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吸収体製造装置1の構成を示す図である。吸収体製造装置1は、紙おむつや生理用ナプキン等に用いられる吸収体90を製造する装置であり、吸収体90は、一定の大きさに裁断された薄板状のパルプ9を粉砕して得られる粉砕パルプを用いて製造される。
吸収体製造装置1は、パルプ9を所定の供給路に沿ってパルプ9の幅方向(すなわち、図1中のY方向)に垂直な供給方向(すなわち、(−X)方向)に供給するパルプ供給機構2、パルプ供給機構2の下流側においてパルプ供給機構2により供給されるパルプ9を粉砕するパルプ粉砕機構3、パルプ粉砕機構3により生成された粉砕パルプを成形して吸収体90を形成する吸収体形成機構4、および、これらの機構を制御する制御部5を備える。吸収体製造装置1では、パルプ供給機構2およびパルプ粉砕機構3、並びに、後述するパルプ付勢機構26が、吸収体用のパルプ9を粉砕するパルプ粉砕装置の役割を果たす。
パルプ供給機構2は、積み重ねられた複数のパルプ9が載置されるパルプ載置部21、パルプ載置部21からパルプ9を1枚ずつ取り出すパルプ取出機構22、パルプ取出機構22からパルプ9を受け取って(−X)方向へと搬送するコンベア23、および、コンベア23の(−X)側に配置されてパルプ9をパルプ粉砕機構3へと案内する供給路24を備える。
図2および図3は、パルプ供給機構2の供給路24およびパルプ粉砕機構3近傍を拡大して示す正面図および平面図である。なお、図示の都合上、図3ではパルプ粉砕機構3の内部を示している(後述の図5および図6においても同様)。
図2に示すように、供給路24は、パルプ9の(+Z)側および(−Z)側の主面に当接する略板状の上部プレート241および下部プレート242を備える。また、パルプ供給機構2は、パルプ粉砕機構3の(+X)側に配置される第1上部ローラ243、および、パルプ9を挟んで第1上部ローラ243に対向して配置される第1下部ローラ244、並びに、第1上部ローラ243の(+X)側に配置される第2上部ローラ245、および、パルプ9を挟んで第2上部ローラ245に対向して配置される第2下部ローラ246をさらに備える。
第1上部ローラ243および第2上部ローラ245は、上部プレート241に設けられた開口2410(図3参照)を介してパルプ9の(+Z)側の主面に当接し、第1下部ローラ244および第2下部ローラ246は、下部プレート242に設けられた開口を介してパルプ9の(−Z)側の主面に当接している。第1上部ローラ243および第2上部ローラ245は押圧機構により下部ローラに向かって押圧される。
図2および図3に示すように、パルプ供給機構2では、モータ247,250により、タイミングベルト2481,2482を介して第1上部ローラ243および第2上部ローラ245が図2中における時計回りに回転する。また、第1下部ローラ244および第2下部ローラ246は、ギア2491,2492を介して第1上部ローラ243および第2上部ローラ245に連結されており、第1上部ローラ243および第2上部ローラ245の回転に伴い図2中において反時計回りに回転し、パルプ9が上部プレート241および下部プレート242に案内されつつパルプ粉砕機構3に円滑に供給される。吸収体製造装置1では、制御部5(図1参照)により制御されるモータ247の回転速度(すなわち、パルプ9の供給速度)に基づいてパルプ粉砕機構3の動作が制御される(制御の詳細については後述する。)。なお、第1下部ローラ244および第2下部ローラ246は、パルプ9の移動に伴って受動的に回転するものであってもよい。
パルプ粉砕機構3は、パルプ9の幅方向に平行な回転軸311を中心として回転することにより外周面312に向かって進入するパルプ9を粉砕する粉砕シリンダ31を備える。粉砕シリンダ31は、2つの略円錐台を径が小さい方の底面同士にて当接させた形状(いわゆる、鼓型)であり、中央部313を中心として対称な形状とされる。図3に示すように、粉砕シリンダ31は、中央部313がパルプ9の供給方向に平行となる供給路24の中心線91に重なるように配置されており、粉砕シリンダ31の外径は、粉砕シリンダ31の中央部313から回転軸311の両端側(すなわち、(+Y)側および(−Y)側)へと離れるに従って漸次増大する。
粉砕シリンダ31では、回転軸311を含む断面において、外周面312のエッジが中央部313から略直線状に伸びており、中央部313から(+Y)側の部位における外周面312のエッジと、(−Y)側の部位における外周面312のエッジとのなす角度が60°以上120°以下(本実施の形態では、90°)とされる。換言すれば、粉砕シリンダ31では、回転軸311を含み供給路24に平行な断面において、外周面312のエッジがパルプ9の供給方向に対して斜めになっており、中央部313から(+Y)側および(−Y)側の部位における外周面312のエッジと供給路24の中心線91とのなす角度がそれぞれ、30°以上60°以下(本実施の形態では、45°)とされる。パルプ粉砕機構3では、シリンダ回転機構314により粉砕シリンダ31が図2における時計回りに回転することにより、パルプ9の幅方向に関してパルプ9の全体が粉砕される。
図2および図3に示すように、粉砕シリンダ31は、回転軸311に沿って配列された複数の(本実施の形態では、29枚)の粉砕ブレード33を備え、各粉砕ブレード33は、回転軸311を中心として回転軸311に垂直な略円板状となっている。粉砕シリンダ31では、中央部313に配置される1枚の粉砕ブレード33の直径が最も小さく、中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って粉砕ブレード33の直径が漸次増大する。各粉砕ブレード33は、図2に示すように、外周に一定のピッチで複数(本実施の形態では12個)の歯331を備える。
図4は、粉砕シリンダ31の中央部313よりも(−Y)側の部位の外周面312近傍を拡大して示す図である。図4では、中央部313に配置される1枚の粉砕ブレード33、および、中央部313よりも(−Y)側に配置される14枚の粉砕ブレード33を示す。以下、中央部313の1枚の粉砕ブレード33および中央部313よりも(−Y)側の14枚の粉砕ブレード33をまとめて「(−Y)側の粉砕ブレード33」という。また、「(+Y)側の粉砕ブレード33」という場合も同様に、中央部313の粉砕ブレード33を含む15枚の粉砕ブレード33を指す。
図4に示すように、(−Y)側の15枚の粉砕ブレード33は、中央部313(図3参照)に近づくに従って歯331が2°ずつ粉砕シリンダ31の回転方向(すなわち、図4中における時計回り)にずれるように配列されており、図3に示すように、粉砕シリンダ31の(−Y)側の部位の外周面312において、粉砕ブレード33の複数の歯331の先端部が回転軸311を中心とする螺旋状(すなわち、略円錐台状の外周面312の母線に対して傾斜する方向)に配列される。粉砕シリンダ31の(+Y)側の部位でも同様に、外周面312において(+Y)側の粉砕ブレード33の複数の歯331の先端部が回転軸311を中心とする螺旋状に配列されており、さらに、粉砕シリンダ31の(+Y)側の複数の歯331と(−Y)側の複数の歯331とは、中央部313(すなわち、供給路24の中心線91)を中心として対称に配置される。
パルプ粉砕機構3では、シリンダ回転機構314により粉砕シリンダ31が回転することにより、粉砕シリンダ31の外周面312において螺旋状に配列された複数の歯331によりパルプ9が順次粉砕される。このため、パルプ9の粉砕時に粉砕シリンダ31において多数の歯331が同時にパルプ9に当接することが防止され、粉砕シリンダ31の回転によりパルプ9に加えられる力の最大値を小さくすることができる。また、粉砕シリンダ31の複数の歯331が、中央部313から回転軸311の両端側(すなわち、中央部313から離れる方向)に向かって順番にパルプ9に当接して粉砕を行うため、パルプ9を中心線91側へと押して湾曲させようとする力を防止することができ、パルプ9をより安定して粉砕することができる。さらに、粉砕シリンダ31の複数の歯331が中央部313を中心として対称に当接してパルプ9を粉砕するため、パルプ9に与えられる力を中央部313を中心として対称とすることができ、パルプ9の幅方向(すなわち、パルプ9の供給方向に垂直な方向)へのパルプ9のずれを防止することができる。
吸収体製造装置1では、図2および図3に示すように、供給路24の中心線91の(+Y)側および(−Y)側において、上部プレート241および下部プレート242の先端のエッジが、回転軸311を含み供給路24に平行な断面における粉砕シリンダ31の外周面312のエッジに平行に近接する。これにより、下部プレート242の先端部2421は、粉砕シリンダ31が回転してパルプ9の(+Z)側から当接する際に、粉砕シリンダ31に進入するパルプ9を粉砕シリンダ31の外周面312の回転に逆らって(−Z)側から支持する支持部の役割を果たし、その結果、パルプ9がより確実に粉砕される。以下、下部プレート242の先端部2421を、「パルプ支持部2421」という。また、上部プレート241の先端部2411は、パルプ支持部2421と対向しつつパルプ9に(+Z)側から当接するガイド部の役割を果たす。以下、上部プレート241の先端部2411を、「パルプガイド部2411」という。
図3に示すように、吸収体製造装置1は、供給路24の(−X)側の端部近傍(すなわち、粉砕シリンダ31の中央部313近傍)に配置されてパルプ9の先端部をパルプ支持部2421に付勢する付勢部であるパルプ付勢機構26をさらに備える。図5および図6は、パルプ付勢機構26近傍を拡大して示す正面図および平面図である。図5では、図示の都合上、粉砕シリンダ31の中央部313の粉砕ブレード33を除く他の粉砕ブレード33の図示を省略している。
図5および図6に示すように、パルプ付勢機構26は、粉砕シリンダ31の(+Y)側および(−Y)側の部位の間であって中央部313の近傍(本実施の形態では、供給路24の中心線91上)に配置される。パルプ付勢機構26は、両端部が円錐状とされた略円柱状の付勢部材261を備え、付勢部材261は、回転軸262を中心として回転可能にフレーム263に取り付けられる。パルプ粉砕装置(すなわち、パルプ供給機構2、パルプ粉砕機構3およびパルプ付勢機構26)では、上部プレート241のパルプガイド部2411に、(−X)側の先端から(+X)方向に伸びる切り欠き2412が形成されており、付勢部材261の(−X)側の先端部は、パルプガイド部2411の切り欠き2412に挿入されて下部プレート242のパルプ支持部2421に対向する。
パルプ付勢機構26では、付勢部材261およびフレーム263の(+Y)側および(−Y)側のそれぞれにおいて、回転軸262の外周にねじりバネ264が取り付けられており、各ねじりバネ264の一方の端部はねじりバネ264のコイル部からおよそ(+Z)方向に突出しており、また、他方の端部はおよそ(−X)方向に突出している。ねじりバネ264の(+Z)方向に突出する一端は、フレーム263から(+Y)側および(−Y)側に突出する軸265の(−X)側に当接しており、(−X)側に突出する他端は、付勢部材261から(+Y)側および(−Y)側に突出する軸266の(+Z)側に当接している。
ねじりバネ264は、軸266に当接する端部が軸265に当接する端部に対して図5中の時計回りに近づく方向に圧縮されているため、ねじりバネ264の反発力により軸266が(−Z)方向に押し下げられる。その結果、付勢部材261を回転軸262を中心に図5中の反時計回りに回動させる力が働き、付勢部材261の(−X)側の先端部とパルプ支持部2421との間において、パルプ9の先端部(すなわち、(−X)側の端部)が付勢部材261によりパルプ支持部2421に付勢される。
フレーム263には、Z方向に伸びる2つのピン267が設けられており、ピン267の(−Z)側の先端は、軸266の(+Z)側にて軸266との間に僅かな隙間をあけて(例えば、ねじりバネ264を形成する金属線の直径とほぼ等しい距離だけ離れて)配置される。パルプ粉砕装置では、パルプ9の粉砕時にパルプ9に加えられる衝撃により付勢部材261の(−X)側の先端部が図5中の時計回りに跳ね上げられたとしても、ピン267により軸266の(+Z)側への移動が規制される。
ところで、パルプ粉砕装置では、パルプ9の粉砕が進んでパルプ9の終端(すなわち、(+X)側の端部)が図2および図3に示す第1上部ローラ243および第1下部ローラ244を通過してパルプ供給機構2の拘束から解放されると、パルプ9は、粉砕シリンダ31の回転によりパルプ9に加えられる力(すなわち、パルプ9を(−X)方向へと引っ張る力)により供給方向へと自然に移動する。
パルプ粉砕機構3では、上述のように、粉砕シリンダ31の外径が中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って漸次増大するため、粉砕シリンダ31の外周面312における周速は中央部313で最も低くなり、パルプ9の供給方向の移動速度は、中央部313における周速とほぼ等しくなる。換言すれば、粉砕シリンダ31の中央部313は、パルプ9の移動速度を律する律速部となる。
このように、パルプ粉砕装置では、パルプの供給方向に垂直な回転軸を中心とする略円筒状の(すなわち、外径が一定である)通常の粉砕シリンダに比べて、パルプ9の終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプ9の移動速度の増加を抑制することができる。これにより、単位時間あたりにパルプ粉砕機構3に供給されるパルプ9の量の変動を、パルプ9の終端近傍においても抑えることができ、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することができる。
また、パルプ粉砕機構3では、粉砕シリンダ31の(+Y)側および(−Y)側の部位の外周面312において螺旋状に配列された複数の歯331によりパルプ9を順次粉砕するため、パルプ9を供給方向へと引っ張る力を減少し(すなわち、大きな力が不連続に加えられることを防止し)、パルプ9の終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプ9の供給速度の増加をより効率的に抑制することができる。
このように、パルプ粉砕装置では、パルプ9の移動速度の増加の抑制が、1つの粉砕シリンダ31の形状の工夫により実現されているため、パルプ粉砕機構3を小型化することができる。また、パルプ粉砕機構3では、粉砕シリンダ31の外周面312のエッジが略直線状とされるため、エッジの形状が複雑な場合に比べて、粉砕シリンダ31を容易に形成することができる。さらには、直径が異なる略円板状の複数の粉砕ブレード33を回転軸311に沿って配列させることにより、外径が変化する粉砕シリンダ31をより容易に形成することができる。
パルプ粉砕装置では、第1上部ローラ243および第1下部ローラ244を通過した後のパルプ9の移動速度は、パルプ9の種類や厚さ、粉砕シリンダ31の外周面312の中央部313における周速、および、粉砕シリンダ31の中央部313の両側における外周面312のエッジがなす角度等により様々に変化する。パルプ粉砕機構3では、これらの条件を適切に設定することにより、パルプ供給機構2を通過後のパルプ9の移動速度を、パルプ供給機構2によるパルプ9の供給速度よりも低速としている。
このため、パルプ供給機構2(正確には、第1上部ローラ243および第1下部ローラ244)を通過した先行するパルプ9の終端近傍の部位の粉砕時に、パルプ供給機構2により供給される後続のパルプ9に先行するパルプ9の終端が押されてパルプ粉砕機構3に供給される。すなわち、パルプ供給機構2を通過した先行するパルプ9の終端近傍は、パルプ供給機構2の通過前と同じ速度でパルプ粉砕機構3に供給されて粉砕される。その結果、パルプ粉砕機構3に対して複数のパルプ9を順次供給することにより常に一定速度のパルプ9の供給が実現され、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量を常に均一にすることができる。
パルプ粉砕装置では、パルプ9に(+Z)側および(−Z)側から当接するパルプガイド部2411およびパルプ支持部2421が粉砕シリンダ31の外周面312に近接して設けられているため、パルプ9の終端近傍の部位の粉砕時においても、第1上部ローラ243および第1下部ローラ244から離れたパルプ9が湾曲等して粉砕されることなくパルプ粉砕機構3に引き込まれることを防止することができ、パルプ9を最後まで確実に粉砕することができる。その結果、粉砕パルプの生成作業の効率が向上される。
また、パルプ粉砕装置では、粉砕シリンダ31のパルプ供給機構2から最も離れている中央部313(すなわち、1枚のパルプ9の終端近傍の部位が最後に供給される部位)の極近傍において、パルプ9がパルプ付勢機構26によりパルプ支持部2421に付勢される。このため、パルプ9の終端近傍の部位が、パルプ粉砕機構3に供給される直前までパルプ付勢機構26とパルプ支持部2421との間で保持されることとなり、パルプ9の終端近傍の部位が粉砕されないままパルプ粉砕機構3に引き込まれることがより確実に防止される。その結果、パルプ9の終端近傍の部位の粉砕時においても、パルプ9を最後までより確実に粉砕することができる。
なお、パルプ付勢機構26では、付勢部材261は必ずしも略円柱状とされる必要はなく、例えば、多角柱状の部材が付勢部材として利用されてもよい。この場合、パルプ9の終端近傍の部位を粉砕シリンダ31の極近傍にて最後まで確実に付勢するという観点からは、付勢部材の(−X)側の先端部が多角錐状に尖った形状とされることが好ましい。
ところで、吸収体製造装置1では、例えば、パルプ載置部21へのパルプ9の補充が何らかの原因で遅れた場合等、パルプ粉砕機構3に対するパルプ9の供給が長時間途切れることを防止するために、制御部5の制御によりパルプ供給機構2のモータ247,250の回転速度を低下させてパルプ供給機構2によるパルプ9の供給速度を遅くすることも可能とされている。この場合、モータ247の回転速度(すなわち、パルプ9の供給速度)に基づいて、パルプ粉砕機構3が制御部5により制御され、粉砕シリンダ31の回転速度が低下する。その結果、パルプ9の供給速度が変化した場合であっても、吸収体製造装置1の動作を停止することなく、パルプ粉砕機構3により生成される粉砕パルプが過剰に細かくなることが防止されるため、粉砕パルプの質の均一性を維持することができる。また、パルプ9の供給が遅れた場合、制御部5の制御によりモータ250をモータ247よりも早く回転させて新たに供給されたパルプ9の供給速度を速くすることにより、供給されたパルプ9が先行するパルプ9に容易に追いつくことができるため、粉砕パルプの生成作業の効率も向上される。
次に、図1に示す吸収体製造装置1のパルプ粉砕機構3よりも下流の構成について説明する。パルプ粉砕機構3により生成された粉砕パルプは、図示省略の送風機構によりダクト41を介して吸収体形成機構4をへと送られ、ポリマー供給部421から供給される吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))と混合されて円筒状の吸着ドラム42に吹き付けられる。吸着ドラム42は、図1中において時計回りに回転するとともに、内部に接続された図示省略の吸引機構により、微細な吸引孔が設けられた吸着ドラム42の外周面上に粉砕パルプおよび吸水性ポリマーを所定の高さまで吸着する。なお、吸収体90に要求される吸収力によっては吸水性ポリマーの混合は省略される場合もある。
吸着ドラム42の外周面上に吸着された粉砕パルプおよび吸水性ポリマーは、吸着ドラム42の回転に伴って吸着ドラム42の(−Z)側へと移動し、ロール43から繰り出されるとともにコンベア401により(−X)方向に搬送されるティッシュペーパー92に転写される。ティッシュペーパー92の上面には、接着剤供給部431により接着剤(例えば、ホットメルト)が予め塗布されており、粉砕パルプおよび吸水性ポリマーはティッシュペーパー92上に接着されてパルプ層900を形成する。
パルプ層900がコンベア401により(−X)方向に搬送される間に、別のロール44から繰り出されたティッシュペーパー93の片側の面に接着剤供給部441により接着剤が塗布され、ティッシュペーパー93は、接着剤の塗布面をパルプ層900と対向させつつパルプ層900およびティッシュペーパー92上に接着される。(−Z)側および(+Z)側からティッシュペーパー92,93に包まれたパルプ層900は、切断部471において所定の長さの個片(吸収体90のコア部分となるため、以下、「吸収コア」という。)901に切断され、複数の吸収コア901は、コンベア402により所定の間隔を空けて(−X)方向に搬送される。
そして、ロール45,46から繰り出され、片側の面に接着剤供給部451,461からの接着剤が塗布されたトップシート94およびバックシート95が、吸収コア901を挟むティッシュペーパー93,92の上から接着され、さらに、切断部472により隣接する吸収コア901の間隙においてトップシート94およびバックシート95が切断されて吸収体90が形成される。製造された吸収体90はコンベア403により吸収体製造装置1から搬出される。
吸収体製造装置1では、上述のように、パルプ粉砕装置(すなわち、パルプ供給機構2、パルプ粉砕機構3およびパルプ付勢機構26)により単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の向上が実現されるため、吸収体90の品質の均一性を向上することができる。なお、パルプ9の供給速度および粉砕シリンダ31の回転速度を低下させる制御が行われた場合には、下流の各構成の動作速度も比例して低下するように制御が行われる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置について説明する。図7は、第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置のパルプ粉砕機構3の一部を拡大して示す平面図である。図7に示すように、第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置では、図3に示す粉砕シリンダ31とは形状が異なる粉砕シリンダ31aがパルプ粉砕機構3に設けられる。その他の構成は図1ないし図6と同様である。
図7に示すように、粉砕シリンダ31aは、中央部313を中心として対称な形状とされ、中央部313が供給路24の中心線91(図3参照)に重なるように配置されている。粉砕シリンダ31aの外径は、中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って漸次増大し、回転軸311を含む断面における粉砕シリンダ31aの外周面312のエッジの向きは、中央部313から離れるほど回転軸311に平行な方向(すなわち、パルプ9の供給方向に垂直な方向)に近づく。
粉砕シリンダ31aは、第1の実施の形態と同様に、回転軸311に沿って配列された複数の(本実施の形態では、29枚)の粉砕ブレード33を備える。各粉砕ブレード33は、回転軸311を中心として回転軸311に垂直な略円板状であって外周に一定のピッチで複数(本実施の形態では12個)の歯331を備える。また、粉砕ブレード33の複数の歯331の先端部は、粉砕シリンダ31aの(+Y)側および(−Y)側の部位の外周面312において、回転軸311を中心とする螺旋状に配列され、粉砕シリンダ31aの回転によるパルプ9の粉砕時に、中央部313から回転軸311の両端側に向かって順番にパルプ9に当接する。
第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置では、第1の実施の形態と同様に、粉砕シリンダ31aの外径が中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って漸次増大するため、パルプ9の供給方向の移動速度が粉砕シリンダ31の外周面312の中央部313における周速とほぼ等しくなる。このように、粉砕シリンダ31の中央部313を、パルプ9の移動速度を律する律速部とすることにより、パルプ9の終端近傍の部位の粉砕時におけるパルプ9の移動速度の増加を抑制することができる。これにより、単位時間あたりにパルプ粉砕機構3に供給されるパルプ9の量の変動を、パルプ9の終端近傍においても抑えることができ、単位時間あたりの粉砕パルプの生成量および質の均一性を向上することができる。
第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置では、特に、回転軸311を含む断面における粉砕シリンダ31aの外周面312のエッジの向きが、中央部313から離れるほど回転軸311に平行な方向に近づくため、外側(すなわち、中央部313から離れた側)の相当数の粉砕ブレード33の直径が、粉砕シリンダ31aの最大外径にほぼ等しくなる。その結果、粉砕シリンダ31aの回転時に、粉砕シリンダ31aの外周面312の大部分において周速を高くすることができ、粉砕パルプの質を向上することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、パルプ9の粉砕時に粉砕シリンダ31aにおいて多数の歯331が同時にパルプ9に当接することが防止されるため、粉砕シリンダ31aの回転によりパルプ9に加えられる力の最大値を小さくすることができる。第2の実施の形態に係るパルプ粉砕装置でも、粉砕シリンダ31aの複数の歯331が、中央部313から回転軸311の両端側に向かって順番にパルプ9に当接して粉砕を行うため、パルプ9を中心線91側へと押して湾曲させようとする力を防止することができ、パルプ9をより安定して粉砕することができる。さらに、粉砕シリンダ31aの複数の歯331が中央部313を中心として対称に当接してパルプ9を粉砕するため、パルプ9の幅方向(すなわち、パルプ9の供給方向に垂直な方向)へのパルプ9のずれを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1の実施の形態に係るパルプ粉砕機構3では、回転軸311を含む断面において、粉砕シリンダ31の(+Y)側および(−Y)側の部位の外周面312のエッジがなす角度は、粉砕されるパルプの種類やパルプの供給速度、要求される粉砕パルプの質の均一性の程度等に合わせて、0°より大きく、かつ、180°未満の範囲内で適切な大きさとされる。ただし、粉砕シリンダ31の外径の大型化を抑制しつつパルプ9の終端部近傍の粉砕時における供給速度の増加を抑制するという観点からは、60°ないし120°(より好ましくは、90°)とされることが好ましい。
また、上記実施の形態に係る粉砕シリンダは、回転軸311方向の一部において、中央部313から回転軸311の両端側へと離れるに従って外径が漸次増大する形状とされてもよく、例えば、回転軸311方向の他の一部において、外周面312のエッジが回転軸311に平行とされてもよい。
パルプ粉砕機構3により粉砕されるパルプはシート状であればよく、例えば、ドラムに巻回されたロール状のパルプが繰り出されてパルプ粉砕機構3に供給されてもよい。
2 パルプ供給機構
3 パルプ粉砕機構
5 制御部
9 パルプ
26 パルプ付勢機構
31,31a 粉砕シリンダ
33 粉砕ブレード
90 吸収体
311 回転軸
312 外周面
313 中央部
331 歯
2411 パルプガイド部
2421 パルプ支持部
3 パルプ粉砕機構
5 制御部
9 パルプ
26 パルプ付勢機構
31,31a 粉砕シリンダ
33 粉砕ブレード
90 吸収体
311 回転軸
312 外周面
313 中央部
331 歯
2411 パルプガイド部
2421 パルプ支持部
Claims (12)
- 吸収体用のパルプを粉砕するパルプ粉砕装置であって、
シート状のパルプを前記パルプの幅方向に垂直な所定の供給方向に供給するパルプ供給機構と、
前記パルプ供給機構の下流において、前記幅方向に平行な回転軸を中心として回転することにより外周面に向かって進入する前記パルプを粉砕する粉砕シリンダと、
前記外周面に進入する前記パルプを前記外周面の回転に逆らって支持する略板状の支持部と、
を備え、
前記粉砕シリンダの外径が、中央部から前記回転軸の両端側へと離れるに従って漸次増大することを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記回転軸を含む断面における前記粉砕シリンダの前記外周面のエッジが、前記中央部から略直線状に伸びることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項2に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダの前記中央部から前記回転軸の一端側の部位における前記外周面の前記エッジと他端側の部位における前記外周面の前記エッジとのなす角度が60°以上120°以下であることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記回転軸を含む断面における前記粉砕シリンダの前記外周面のエッジの向きが、前記中央部から離れるほど前記回転軸に平行な方向に近づくことを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダが、外周に一定のピッチで複数の歯を有するとともに前記回転軸に沿って配列された前記回転軸に垂直な略円板状の複数の粉砕ブレードを備えることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項5に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダの前記外周面おいて、前記複数の粉砕ブレードの複数の歯が螺旋状に配列されることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項6に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダの複数の歯が、前記中央部から前記回転軸の前記両端側に向かって順番に前記パルプに当接することを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダの形状が前記中央部を中心として対称であることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、
前記パルプ供給機構を通過した先行するパルプの終端近傍の部位の粉砕時に、前記先行するパルプの終端が前記パルプ供給機構により供給される後続のパルプに押されて前記先行するパルプの前記終端近傍の部位が前記粉砕シリンダに供給されることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項9に記載のパルプ粉砕装置であって、
前記支持部と対向しつつ前記パルプに当接するガイド部をさらに備えることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、
前記粉砕シリンダの前記中央部近傍に配置されて前記パルプの先端部を前記支持部に付勢する付勢部をさらに備えることを特徴とするパルプ粉砕装置。 - 請求項1ないし11のいずれかに記載のパルプ粉砕装置であって、
前記パルプ供給機構によるパルプの供給速度を変更するとともに、前記供給速度に基づいて前記粉砕シリンダの回転速度を制御する制御部をさらに備えることを特徴とするパルプ粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005186125A JP2007002371A (ja) | 2005-06-27 | 2005-06-27 | パルプ粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005186125A JP2007002371A (ja) | 2005-06-27 | 2005-06-27 | パルプ粉砕装置 |
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JP2005186125A Pending JP2007002371A (ja) | 2005-06-27 | 2005-06-27 | パルプ粉砕装置 |
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JP (1) | JP2007002371A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011092935A1 (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-04 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収体の製造装置 |
JP2015062463A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社瑞光 | 粉砕機及びこれを備えた吸収体製造装置 |
-
2005
- 2005-06-27 JP JP2005186125A patent/JP2007002371A/ja active Pending
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