WO2010029841A1 - 動力伝達軸、ドライブシャフト及びプロペラシャフト - Google Patents

動力伝達軸、ドライブシャフト及びプロペラシャフト Download PDF

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  • the invention of claim 6 is the power transmission shaft according to any one of claims 1 to 5, wherein the prior austenite average particle diameter of the heat-treated hardened layer is set to 8 ⁇ m or more and 35 ⁇ m or less.
  • Ti is added to obtain the effect of improving the hardenability by B. That is, when nitrogen (N) is contained in the steel material component, B and N combine to produce boron nitride (BN), which inhibits the effect of improving the quenching of B. Since titanium (TiN) is generated with priority over BN, the effect of B is efficiently exhibited. For this purpose, it is necessary that Ti is contained at least 0.01% by weight. On the other hand, if the Ti content exceeds 0.05% by weight, a large amount of TiN is generated, which may cause a decrease in strength.
  • the fixed portion constant velocity is obtained by reducing the diameter of the minimum diameter portion 33a of the smooth portion 33 in particular.
  • the operating angle of the universal joint 40 can be increased.
  • the thickness of the portion of the fixed type constant velocity universal joint 40 that the minimum diameter portion 33a approaches at the time of a high operating angle can be increased by reducing the diameter of the minimum diameter portion 33a of the smooth portion 33. For this reason, it is also possible to improve the strength of the fixed type constant velocity universal joint 40.

Abstract

 本発明は、平滑部の静的捩り強度の向上を図った動力伝達軸を提供する。本発明の動力伝達軸は、端部側の外周面に形成されたトルク伝達用歯部2と、トルク伝達用歯部2に隣接する外周面に段階的に縮径して形成された平滑部3を有するものである。平滑部3の最小径D3min/トルク伝達用歯部2の最小径D2minの比を0.9以上で1.02以下に設定した。さらに、トルク伝達用歯部2及び平滑部3を熱処理して熱処理硬化層4を形成した。熱処理硬化層4をトルク伝達用歯部2側から平滑部3側へ深くなるように形成した。平滑部3の少なくとも最小径部3aにおいて熱処理硬化層4を表面から軸心Xまで形成する全硬化を行った。

Description

動力伝達軸、ドライブシャフト及びプロペラシャフト
 本発明は、自動車や各種産業機械における動力の伝達に用いられる動力伝達軸、ドライブシャフト及びプロペラシャフトに関する。
 自動車や産業機械などの多くの機械部品に使用されている動力伝達軸は、通常、その外周に形成したセレーションやスプライン等を相手部材(ボス)と嵌合させることによりトルク伝達を行う。セレーションやスプライン等のトルク伝達用歯部は、塑性加工性や機械加工性およびコストを考慮し、中炭素鋼や低合金鋼に高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化等の表面硬化処理や調質等の熱処理を施すことにより軸強度を高めて使用される。
 例えば、自動車のドライブシャフトとして使用する動力伝達軸の一般的な製造工程は、図5Aに示す棒状の母材の切り出し工程→図5Bに示す母材の外径の旋削工程→図5Cに示す両端部におけるセレーション5の転造工程→図5Dに示す両端部におけるクリップ溝6の旋削工程→図5Eに示す高周波焼入れ及び焼戻し工程→図5Fに示す外径の焼付け塗装工程を行う。
 熱処理により軸強度を高める一例として、例えば、特許文献1に記載の発明があり、この発明では、軸形状機械部品に高周波焼入れや浸炭焼入れを施し、有効硬化層深さと部品半径との比を0.4~0.8に設定している。
 また、有効硬化層深さと部品半径との比(以下、硬化層比という)を設定した発明が、特許文献2、3、4に開示されている。特許文献2、3、4に記載の発明は、それぞれ硬化層比を0.4以上、0.45以上、0.5以上となるように設定している。
 上記公報に記載の発明では、スプライン等のトルク伝達用歯部と、この種の歯のない滑面状の平滑部とを、特に区別することなく熱処理している。これはトルク伝達用歯部と平滑部とを同時に同条件で熱処理するものと考えられ、この場合の焼入れ深さはトルク伝達用歯部と平滑部とでほぼ同一となる(図5Eのハッチング部参照)。
 動力伝達軸の強度向上には、静的捩り強度(静的強度)と捩り疲労強度(動的強度)の両面からの強度アップを行うことが必要である。静的捩り強度は、主に軸径の大きさで決定されるが、疲労強度は軸径と応力集中係数によって決定される。また、スプライン等のトルク伝達用歯部と平滑部のそれぞれおける静的捩り強度を比較した場合、平滑部における静的捩り強度の方がトルク伝達用歯部におけるそれよりも低い。一方、平滑部における捩り疲労強度は、トルク伝達用歯部におけるそれよりも高くなる傾向にある。
 このようなトルク伝達用歯部と平滑部における性質の違いに着目し、特許文献5又は6に記載の発明は、トルク伝達用歯部と平滑部の焼入れ深さに差をもたせている。すなわち、特許文献5又は特許文献6の発明は、平滑部の有効硬化層深さ(又は硬化層比)を、トルク伝達用歯部の有効硬化層深さ(又は硬化層比)よりも深くなるようにしている。
特許第3194093号公報 特開2007-107029号公報 特許第3539981号公報 特開2007-107027号公報 特開2000-240669号公報 特開2006-138007号公報
 近年では、地球環境問題がクローズアップされるのに伴い、例えば自動車では排ガス規制の強化や燃費の向上が強く求められており、その対策としてプロペラシャフトやドライブシャフト等の動力伝達軸にも、さらなる軽量化・強度向上が強く求められている。また、プロペラシャフトやドライブシャフト等に用いられる等速自在継手ができるだけ大きく作動角をとれるようにするためにも、動力伝達部材の小径化・強度向上が求められている。斯かる要望に対して、上記特許文献に記載の発明では、十分に対応できないことも予想される。
 そこで、本発明は、動力伝達軸の強度、特に平滑部の静的捩り強度の向上を図ることを目的とする。
 請求項1の発明は、端部側の外周面に形成されたトルク伝達用歯部と、当該トルク伝達用歯部に隣接する外周面に段階的に縮径して形成された平滑部を有する動力伝達軸において、前記平滑部の最小径/前記トルク伝達用歯部の最小径の比を0.9以上で1.02以下に設定し、前記トルク伝達用歯部及び前記平滑部を熱処理して熱処理硬化層を形成すると共に、当該熱処理硬化層を前記トルク伝達用歯部側から前記平滑部側へ深くなるように形成し、前記平滑部の少なくとも最小径部において前記熱処理硬化層を表面から軸心まで形成する全硬化を行ったものである。
 本発明の動力伝達軸は、トルク伝達用歯部側から平滑部側へ硬化層を深くなるように形成すると共に、平滑部の少なくとも最小径部において全硬化させているので、平滑部の静的捩り強度を向上させることができる。このため、平滑部の特に最小径部において、十分な強度を維持しつつさらなる小径化を図れる。
 また、本発明は、平滑部の最小径/トルク伝達用歯部の最小径の比を0.9以上で1.02以下に設定している。このように設定したのは、平滑部の最小径/トルク伝達用歯部の最小径の比が0.9に未満となった場合は、静的捩り強度が十分に得られないからである。一方、平滑部の最小径/トルク伝達用歯部の最小径の比が1.02を越えた場合は、平滑部の最小径のさらなる小径化を図りにくくなるからである。
 請求項2の発明は、請求項1に記載の動力伝達軸において、前記トルク伝達用歯部の前記熱処理硬化層を、層厚/軸半径の比が0.4以上で0.65以下となるように設定すると共に、前記トルク伝達用歯部の表面硬度がHv650以上でHv690以下に設定したものである。
 層厚/軸半径の比が0.4未満となった場合は、十分な静的捩り強度が得られない。一方、層厚/軸半径の比が0.65を越えた場合は、トルク伝達用歯部の表面圧縮残留応力が低下して、疲労強度が低下する虞がある。また、トルク伝達用歯部の表面硬度がHv650未満となった場合は、繰り返し荷重による摩耗の発生が懸念される。一方、トルク伝達用歯部の表面圧縮残留応力がHv690を越えると、脆化による疲労強度の低下の虞がある。
 請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の動力伝達軸において、前記平滑部の最小径部の表面硬度よりも前記トルク伝達用歯部の表面硬度を小さく設定し、当該平滑部の最小径部とトルク伝達用歯部との表面硬度差の上限値をHv60に設定したものである。
 トルク伝達用歯部は切欠き脆化するため、平滑部よりも硬度を低下させる必要がある。また、平滑部の最小径部とトルク伝達用歯部との表面硬度差がHv60を越えると、高サイクル域の寿命が著しく低下するため、上限値をHv60に設定した。
 請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、前記平滑部の全硬化した部分における軸心部の硬度を、Hv400以上でHv600以下に設定したものである。
 平滑部の全硬化した部分の軸心部の硬度がHv400未満となると、静的捩り強度の低下を招く。一方、平滑部の全硬化した部分の軸心部の硬度がHv600を越えると、表面残留応力が得られにくくなり、疲労強度(高サイクル条件)が低下する虞がある。
 請求項5の発明は、請求高1から4のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、前記平滑部の全硬化した部分における表面圧縮残留応力を400MPa以上で800MPa以下に設定したものである。
 平滑部の全硬化した部分の表面圧縮残留応力が400MPa未満となると、十分な疲労強度が得られない。一方、全硬化した部分の表面圧縮残留応力が800MPaを越えるようにしようとすると、製造コストが高くなるので好ましくない。
 請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、前記熱処理硬化層の旧オーステナイト平均粒径を、8μm以上で35μm以下に設定したものである。
 熱処硬化層の旧オーステナイト平均粒径が35μmを越えると、十分な粒界強度が得られない。一方、旧オーステナイト平均粒径を8μm未満とするには、焼入れ温度を低くする必要がある。このため、不完全焼入れとなりやすく、所定の強度が得られない虞がある。
 請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、素材の炭素量を0.37重量%以上で0.44重量%以下に設定したものである。
 炭素(C)の含有量を上記の範囲に設定することによって、高周波焼入れ後の硬化層の硬度や深さを十分に得て強度を向上させることが可能である。なぜなら、Cの含有量が0.37重量%未満となると、必要な強度を確保することが難しくなると共に、ベイナイト組織も生成しにくくなるからである。一方、Cの含有量が0.44重量%を越えると、粒界強度が低下すると共に、切削性、冷間鍛造性、及び耐焼割れ性の低下を招く。
 請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、Siを0.02重量%以上で0.25重量%以下、Mnを0.6重量%以上で1.2重量%以下、Pを0.02重量%以下、Sを0.025重量%以下、Bを0.0005重量%以上で0.0035重量%以下、Tiを0.01重量%以上で0.05重量%以下となるように含有したものである。
 上記のように各元素の含有量を設定したことによって、強度、耐久性、製造性等において優れたものとなる。
 請求項9の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、等速自在継手に連結する動力伝達軸であって、前記平滑部の最小径部を、前記等速自在継手が最大作動角をとった場合に当該等速自在継手に接近する部位に形成したものである。
 上記の部位に形成した最小径部のさらなる小径化を図ることにより、等速自在継手が作動角をとった場合に、等速自在継手と動力伝達軸が互いに干渉しにくくなるため、等速自在継手の高作動角化を図れる。
 請求項10の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸において、スタブシャフトに適用したものである。
 これにより、スタブシャフトを十分な強度を維持しつつ小径化することが可能である。
 請求項11の発明は、中間軸の両端部に等速自在継手を取り付けて成るドライブシャフトにおいて、前記中間軸に請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸を適用したものである。
 これにより、ドライブシャフトの中間軸を十分な強度を維持しつつ小径化することが可能である。
 請求項12の発明は、中間軸の両端部にスタブシャフトを介して等速自在継手を取り付けて成るプロペラシャフトにおいて、前記スタブシャフトに請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸を適用したものである。
 これにより、プロペラシャフトが有するスタブシャフトを十分な強度を維持しつつ小径化することが可能である。
 本発明によれば、平滑部の静的捩り強度を向上させることができるため、平滑部を十分な強度を維持しつつさらなる小径化を図ることができる。これにより、軽量化及び等速自在継手の高作動角化を実現可能な信頼性の高い動力伝達軸を提供することが可能となる。
発明を実施するため形態
 本発明に係る動力伝達軸の構成について説明する。
 図1は、本発明に係る動力伝達軸の一端部を示す図である。図1に示す動力伝達軸1は、中実軸によって構成されている。動力伝達軸1の端部の外周面には、トルク伝達を行うために相手部材と嵌合させるトルク伝達用歯部2が形成されている。トルク伝達用歯部2は、セレーション又はスプライン等の複数の凹部5を軸方向に形成して構成されている。また、トルク伝達用歯部2には、抜け止め用のクリップを嵌め込むためのクリップ溝6が周方向に形成されている。
 動力伝達軸1のトルク伝達用歯部2に隣接する外周面には、セレーション等の歯のない滑面状の平滑部3が形成されている。この平滑部3は、段階的に縮径するように形成されている。図1では、平滑部3の両端部から中央部に向かって段階的に縮径している。
 動力伝達軸1の外周面は、高周波焼入れによって熱処理されている。図1において、軸線Xより下側のハッチング部は、熱処理によって形成された熱処理硬化層4(以下、単に硬化層4という)を示す。なお、熱処理による硬化層4は、動力伝達軸1の周方向に同様に形成されているが、図1のハッチング部は硬化層4の断面(深さ)を示している。
 上記硬化層4は、トルク伝達用歯部側2から平滑部3側へ深くなるように形成されている。そして、平滑部3の少なくとも最小径部3aにおいて、硬化層4を表面から軸心Xまで形成する全硬化を行っている。また、平滑部3における硬化層4の深さに着目すると、平滑部3の両端側の最大径部から中央部の最小径部3aへ向かって硬化層4の深さが増し、最小径部3a及びその周辺部分で硬化層4の深さが軸心Xに達している。
 また、平滑部3の全硬化した部分における軸心部の硬度を、Hv400以上でHv600以下に設定している。全硬化した部分の軸心部の硬度がHv400未満となると、静的捩り強度の低下を招く。一方、全硬化した部分の軸心部の硬度がHv600を越えると、表面残留応力が得られにくくなり、疲労強度(高サイクル条件)が低下する虞がある。
 さらに、平滑部3の全硬化した部分における表面圧縮残留応力を、400MPa以上で800MPa以下に設定した。全硬化した部分の表面圧縮残留応力が400MPa未満となると、十分な疲労強度が得られない。一方、全硬化した部分の表面圧縮残留応力が800MPaを越えるようにしようとすると、製造コストが高くなるので好ましくない。
 図1において、トルク伝達用歯部2における最小径を符号D2minで示し、平滑部3における最小径を符号D3minで示す。本発明は、平滑部3の最小径D3min/トルク伝達用歯部2の最小径D2minの比(D3min/D2min)を0.9以上で1.02以下に設定している。このD3min/D2minが0.9に未満となった場合は、静的捩り強度が十分に得られない。一方、D3min/D2minが1.02を越えた場合は、平滑部3の最小径D3minが大きくなって、動力伝達軸1の軽量化や等速自在継手の高作動角化等の目的を果たしにくくなるため好ましくない。
 また、動力伝達軸1の軸半径rに対する硬化層4の層厚tの比(t/r)を硬化層比と定義すると、トルク伝達用歯部2における硬化層比を、0.4以上で0.65以下となるように設定する。この硬化層比が0.4未満となった場合は、十分な静的捩り強度が得られない。一方、硬化層比が0.65を越えた場合は、トルク伝達用歯部2の表面圧縮残留応力が低下して、疲労強度が低下する虞がある。
 また、トルク伝達用歯部2の熱処理による表面硬度を、Hv650以上でHv690以下になるように設定した。トルク伝達用歯部2の表面硬度がHv650未満となった場合は、繰り返し荷重による摩耗の発生が懸念される。一方、トルク伝達用歯部2の表面圧縮残留応力がHv690を越えると、脆化による疲労強度の低下の虞がある。
 トルク伝達用歯部2は切欠き脆化するため、平滑部3よりも硬度を低下させる必要がある。そのため、平滑部3の最小径部3aの熱処理による表面硬度よりもトルク伝達用歯部2の熱処理による表面硬度を小さく設定している。硬度を低下させるためには、焼入れ時のトルク伝達用歯部2の最高加熱温度を平滑部3のそれよりも低下させることによって、急冷度を緩和する。ただし、平滑部3の最小径部3aとトルク伝達用歯部2との表面硬度差がHv60を越えると、高サイクル域の寿命が著しく低下するため、その上限値をHv60に設定している。
 また、硬化層4の旧オーステナイト平均粒径を、8μm以上で35μm以下に設定している。この旧オーステナイト平均粒径が35μmを越えると、十分な粒界強度が得られない。一方、旧オーステナイト平均粒径を8μm未満とするには、焼入れ温度を低くする必要がある。このため、不完全焼入れとなりやすく、所定の強度が得られない虞がある。
 以上、図1において、動力伝達軸1の一端部の構造について説明したが、それと反対側の他端部においても同様に構成することが可能である。
 以下、本発明の動力伝達軸の素材について説明する。
 本発明の動力伝達軸を構成する鋼材成分のうち、炭素(C)は動力伝達軸の焼入れ性への影響が最も大きい元素である。また、動力伝達軸の母材の組織、すなわち焼入れ前の組織を、ベイナイト組織が特定の分率で含有された組織にすると、そのベイナイト組織がフェライト-パーライト組織に比べて炭化物が微細に分散した組織であるため、焼入れ加熱時にオーステナイトの核生成サイトであるフェライト/炭化物の界面の面積が増えて、生成したオーステナイトが微細化する。その結果、焼入れ硬化層の粒径が微細となり、これにより粒界強度が向上し、捩り疲労強度および耐焼割れ性が向上する。
 本発明では、Cの含有量を、0.37重量%以上で0.44重量%以下に設定している。Cの含有量を上記の範囲に設定することによって、高周波焼入れ後の硬化層の硬度や深さを十分に得て強度を向上させることが可能である。なぜなら、Cの含有量が0.37重量%未満となると、必要な強度を確保することが難しくなると共に、ベイナイト組織も生成しにくくなるからである。一方、Cの含有量が0.44重量%を越えると、粒界強度が低下すると共に、切削性、冷間鍛造性、及び耐焼割れ性の低下を招く。
 また、ケイ素(Si)の含有量を0.02重量%以上で0.25重量%以下、マンガン(Mn)の含有量を0.6重量%以上で1.2重量%以下、リン(P)の含有量を0.02重量%以下、硫黄(S)の含有量を0.025重量%以下、ホウ素(B)の含有量を0.0005重量%以上で0.0035重量%以下、チタン(Ti)を0.01重量%以上で0.05重量%以下とした。以下、このように各元素の含有量を設定した理由について説明する。
 Siは、焼戻しによる軟化を抑制する作用を有するが、Siが多すぎると切削性や鍛造性等の加工性の低下、及び耐焼割れ性の低下を招くため、上記のように設定した。
 Mnは、焼入れ性を向上させる元素であり、高周波焼入れ後の硬化層4の深さを確保するのに不可欠である。しかし、Mnの含有量が0.6重量%未満の場合は、その添加効果は得られにくくなる。一方、Mnの含有量が1.2重量%を越えると、素材の硬さが上昇し、転造性、切削性等の加工性が低下すると共に、耐焼割れ性も低下する。
 Pは、鋼材成分中に含まれる不可避的不純物である。Pが含まれていることによって、旧オーステナイト粒界に偏析して粒界強度が低下すると共に、焼割れを助長する弊害がある。そのため、Pの含有量は極力少ない方が好ましいため、その含有量を0.02重量%以下に設定している。
 Sは、鋼材に含有されるMnと化合して硫化マンガン(MnS)を生成し、切削性を向上させる有用元素である。しかし、Sの含有量が0.025重量%を越えるとMnSの量が増加して強度が低下する虞がある。
 Bは、微量添加することによって焼入れ性を向上させ、焼入れ深さを増加させて強度を向上させる作用を有する。さらに、Bは粒界に偏析して粒界に偏析するPの濃度を低減し、粒界強度を向上させる役割を果たす。また、粒界強度が向上することによって、耐焼割れ性も向上する。ただし、Bの含有量が0.0005重量%未満であると、Bを添加することによる作用が得られにくくなる。一方、Bの含有量が0.0035重量%を越えると、その効果は飽和し、むしろコストの上昇を招く。
 Tiは、上記Bによる焼入れ性の向上の効果を得るために添加される。つまり、鋼材成分中に窒素(N)が含まれていると、BとNが化合して窒化ホウ素(BN)が生成され、Bの焼入れ向上効果が阻害されるが、Tiがあれば、窒化チタン(TiN)がBNよりも優先して生成されるため、Bの効果が効率良く発揮される。このためには、Tiが少なくとも0.01重量%含有されていることを必要とする。一方、Tiの含有量が0.05重量%を越えると、TiNが多量に生成され、これが強度低下を招く虞がある。
 上記本発明の動力伝達軸の製造工程(製造方法)は、上記図5で説明した製造工程と基本的に同じである。ただし、本発明の動力伝達軸に係る高周波焼入れ工程においては、軸端部のトルク伝達用歯部2から平滑部3へと順に移動加熱コイル(移動加熱源)を移動させて高周波焼入れを行うことが好ましい。このように高周波焼入れを行うことによって、移動加熱コイルの予熱を制御して、トルク伝達用歯部側2から平滑部3側へ硬化層4を深くなるように形成すると共に、平滑部3の少なくとも最小径部3aにおいて全硬化させることが容易となる。また、上記本発明の硬化層4を形成しやすくするために、高周波焼入れは、3kHz以下の周波数で行うことが好ましい。なお、設定条件によっては焼付け塗装工程において焼戻しの効果も得られる場合があるので、その場合は焼戻し工程を省略してもよい。
 図2は、自動車等に用いる一般的な(フロント側の)ドライブシャフト10を示している。ドライブシャフト10は、中間軸11の両端に等速自在継手12,13を取り付けて構成されている。図の右側の等速自在継手12は摺動型等速自在継手で、左側の等速自在継手13は固定型等速自在継手である。中間軸11の両端部には、セレーション又はスプラインのトルク伝達用歯部11a,11bが形成され、各トルク伝達用歯部11a,11bに両等速自在継手12,13が連結されている。また、中間軸11には、トルク伝達用歯部11a,11bに隣接した平滑部11c,11dが形成されている。このようなドライブシャフト10の中間軸11の各等速自在継手12,13との連結端部に、上記本発明の構成を適用可能である。
 また、図3に、自動車等に用いる一般的なプロペラシャフト20を示す。プロペラシャフト20は、中空の中間軸21の両端に、中実のスタブシャフト24,25を介して等速自在継手22,23を取り付けて構成されている。図の右側の等速自在継手22は摺動型等速自在継手で、左側の等速自在継手23は固定型等速自在継手である。各スタブシャフト24,25の端部には、セレーション又はスプラインのトルク伝達用歯部24a,25aが形成され、各トルク伝達用歯部24a,25aに両等速自在継手22,23が連結されている。各スタブシャフト24,25には、トルク伝達用歯部24a,25aに隣接した平滑部24b,25bが形成されている。これらスタブシャフト24,25の各等速自在継手22,23との連結端部にも、上記本発明の構成を適用可能である。
 図4は、ドライブシャフトやプロペラシャフトに適用された本発明の動力伝達軸31が固定型等速自在継手40と連結した状態であって、固定型等速自在継手40が最大作動角をとった状態を示す。
 固定型等速自在継手40は、内周面に複数の案内溝41を形成した外側継手部材42と、外周面に複数の案内溝43を形成した内側継手部材44と、外側継手部材42の案内溝41と内側継手部材44の案内溝43との間に介在してトルクを伝達する複数のボール45と、外側継手部材42と内側継手部材44との間に介在してボール45を保持するケージ46を有する。図4に示す固定型等速自在継手は、外側継手部材42の案内溝41と内側継手部材44の案内溝43に、それぞれストレート底を形成したアンダーカットフリー型の等速自在継手(UJ)である。なお、上記固定型等速自在継手は、アンダーカットフリー型(UJ)に限らず、案内溝の全域が曲線状に形成されたバーフィールド型(BJ)などを適用することも可能である。
 一方、動力伝達軸31は、その端部に形成されたトルク伝達用歯部32と、トルク伝達用歯部32に隣接して形成された平滑部33を有している。トルク伝達用歯部32は、内側継手部材44の内周面に形成したセレーション又はスプラインに連結されている。平滑部33は段階的に縮径するように形成されており、平滑部33の最小径部33aは、固定型等速自在継手40が最大作動角をとった場合に、固定型等速自在継手に接近する動力伝達軸31の部位に形成している。
 本発明の構成によれば、図1に示すように、トルク伝達用歯部側2から平滑部3側へ硬化層4を深くなるように形成すると共に、平滑部3の少なくとも最小径部3aにおいて全硬化させているので、平滑部3の静的捩り強度を向上させることができる。このため、平滑部3の強度を十分に維持しつつさらに小径化することができ、動力伝達軸1の軽量化を図れる。
 また、図4に示すように、本発明の動力伝達軸31を固定型等速自在継手40に連結した場合は、平滑部33の特に最小径部33aを小径化することにより、固定型等速自在継手40の高作動角化を図ることができる。あるいは、平滑部33の最小径部33aを小径化した分、高作動角時に最小径部33aが接近する固定型等速自在継手40の部分の肉厚を大きくすることができる。このため、固定型等速自在継手40の強度を向上させることも可能である。特に、アンダーカットフリー型の等速自在継手(UJ)の場合は、高作動角時の外側継手部材の案内溝におけるボールの接触点が、シャフト(動力伝達軸)との干渉を回避するための逃げ面に近い設計となっているため、その逃げ面の形成箇所の肉厚を大きくすることによりその強度向上効果が大きく期待できる。また、平滑部33の最小径部33aを、固定型等速自在継手に接近する部位にのみ形成することによって、動力伝達軸31の捩り剛性の低下を最小限に抑えることが可能である。
 以上、本発明の動力伝達軸について説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明の構成を、自動車用のドライブシャフトやプロペラシャフトに限らず、その他の各種産業機械に用いられる動力伝達軸にも適用可能である。
本発明の動力伝達軸の一端部を示す図である。 ドライブシャフトの全体構成図である。 プロペラシャフトの全体構成図である。 動力伝達軸が固定型等速自在継手と連結した状態であって、固定型等速自在継手が最大作動角をとった状態を示す図である。 動力伝達軸の切り出し工程を説明するための図である。 動力伝達軸の外径の旋削工程を説明するための図である。 動力伝達軸の両端部におけるセレーションの転造工程を説明するための図である。 動力伝達軸の両端部におけるクリップ溝の旋削工程を説明するための図である。 動力伝達軸の高周波焼入れ及び焼戻し工程を説明するための図である。 動力伝達軸の外径の焼付け塗装工程を説明するための図である。
 1    動力伝達軸
 2    トルク伝達用歯部
 3    平滑部
 3a   最小径部
 4    硬化層
 10   ドライブシャフト
 11   中間軸
 12   摺動型等速自在継手
 13   固定型等速自在継手
 20   プロペラシャフト
 21   中間軸
 22   摺動型等速自在継手
 23   固定型等速自在継手
 24   スタブシャフト
 25   スタブシャフト
 31   動力伝達軸
 32   トルク伝達用歯部
 33   平滑部
 33a  最小径部
 40   固定型等速自在継手
 D2min 最小径
 D3min 最小径
 X    軸線

Claims (12)

  1.  端部側の外周面に形成されたトルク伝達用歯部と、当該トルク伝達用歯部に隣接する外周面に段階的に縮径して形成された平滑部を有する動力伝達軸において、
     前記平滑部の最小径/前記トルク伝達用歯部の最小径の比を0.9以上で1.02以下に設定し、
     前記トルク伝達用歯部及び前記平滑部を熱処理して熱処理硬化層を形成すると共に、当該熱処理硬化層を前記トルク伝達用歯部側から前記平滑部側へ深くなるように形成し、前記平滑部の少なくとも最小径部において前記熱処理硬化層を表面から軸心まで形成する全硬化を行ったことを特徴とする動力伝達軸。
  2.  前記トルク伝達用歯部の前記熱処理硬化層を、層厚/軸半径の比が0.4以上で0.65以下となるように設定すると共に、前記トルク伝達用歯部の表面硬度がHv650以上でHv690以下に設定した請求項1に記載の動力伝達軸。
  3.  前記平滑部の最小径部の表面硬度よりも前記トルク伝達用歯部の表面硬度を小さく設定し、当該平滑部の最小径部とトルク伝達用歯部との表面硬度差の上限値をHv60に設定した請求項1又は2に記載の動力伝達軸。
  4.  前記平滑部の全硬化した部分における軸心部の硬度を、Hv400以上でHv600以下に設定した請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  5.  前記平滑部の全硬化した部分における表面圧縮残留応力を400MPa以上で800MPa以下に設定した請求項1から4のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  6.  前記熱処理硬化層の旧オーステナイト平均粒径を、8μm以上で35μm以下に設定した請求項1から5のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  7.  素材の炭素量を0.37重量%以上で0.44重量%以下に設定した請求項1から6のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  8.  Siを0.02重量%以上で0.25重量%以下、Mnを0.6重量%以上で1.2重量%以下、Pを0.02重量%以下、Sを0.025重量%以下、Bを0.0005重量%以上で0.0035重量%以下、Tiを0.01重量%以上で0.05重量%以下となるように含有した請求項1から7のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  9.  等速自在継手に連結する動力伝達軸であって、前記平滑部の最小径部を、前記等速自在継手が最大作動角をとった場合に当該等速自在継手に接近する部位に形成した請求項1から8のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  10.  スタブシャフトに適用した請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸。
  11.  中間軸の両端部に等速自在継手を取り付けて成るドライブシャフトにおいて、
     前記中間軸に請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸を適用したことを特徴とするドライブシャフト。
  12.  中間軸の両端部にスタブシャフトを介して等速自在継手を取り付けて成るプロペラシャフトにおいて、
     前記スタブシャフトに請求項1から9のいずれか1項に記載の動力伝達軸を適用したことを特徴とするプロペラシャフト。
     
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