WO2008075447A1

WO2008075447A1 - アプリケーション更新管理端末、システムおよびプログラム

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Publication number: WO2008075447A1
Application number: PCT/JP2007/001224
Authority: WO
Inventors: Tomihisa Kamada; Hiroyuki Suzuki; Fumio Kawabata
Original assignee: Access Co., Ltd.
Priority date: 2006-12-18
Filing date: 2007-11-07
Publication date: 2008-06-26
Also published as: JP5048683B2; JPWO2008075447A1; CN101563672A; US20100017505A1; CN101563672B

Abstract

　使用頻度通知部１０８は、端末内アプリケーションの起動状況の記録に基づいて各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成し、一部またはすべての端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する。情報格納部１１２は、端末内アプリケーションが削除されるときその代わりとしてユーザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する。アプリケーション削除部１１８は、使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザによる削除対象のアプリケーションの指示を受け付ける。代替アプリケーション提示部１２０は、削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を情報格納部１１２から選択しユーザに提示する。

Description

明細書

アプリケーション更新管理端末、システムおよびプログラム技術分野

[0001 ] 本発明は、端末に搭載されているアプリケーションを整理する技術に関する。

背景技術

[0002] 近年、パーソナルコンピュータや携帯電話機を初めとする情報端末には、購入時から多種多様なアプリケーションがインストールされている。しかし、ユーザがこれらアプリケーションのすべてを使用していることはほとんどない。このような場合、アプリケーションの使用状況をチェックして、不要なアプリケーションは削除することが好ましい。特に携帯型端末においては、一般にメモリ領域は限られているため、アプリケーションを整理する必要性は高い。

[0003] このような技術として、例えば特許文献 1には、クライアント装置に対してインストールされている複数のプログラムの使用状況を通知するよう要求し、要求に応答してクライアント装置から通知された使用状況に基づいて、複数のプログラムのうちアンインストールするプログラムを検出する技術が開示されている。また、特許文献 2には、携帯電話機の機能更新サーバにァクセスして専用のアプリケーションプログラムを取得する場合において、携帯電話機のメモリ量が不足しているとき、ユーザが機能使用状況参照部を起動して登録されている機能のうち必要としなくなつた機能を選択して削除する技術が開示されている。

特許文献 1 ：特開 2 0 0 5 _ 4 4 0 0 0号公報

特許文献 2：特開 2 0 0 5 _ 2 3 6 5 0 7号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかしながら、上記特許文献 1においては、アプリケーションプログラムを削除して開放されたメモリ領域の活用については考慮されていない。また、上記特許文献 2においては、新たなアプリケーションの取得を決定してから登録されている機能の削除が要求されるため、削除できる機能が見つからないこともある。

[0005] 本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、端末からアプリケーションを削除するときに開放されたメモリ領域を活用する技術を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006] 本発明のある態様は、アプリケーションの更新を管理する端末である。この端末は、各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成し、一部またはすべての端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する使用頻度通知部と、端末内アブリケ一ションが削除されるときその代わりとしてュ —ザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する情報格納部と、使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザによる削除対象のアプリケーションの指示を受け付けるアプリケーション削除部と、削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を情報格納部から選択し、選択した代替アプリケーション情報をユーザに提示する代替アプリケーション提示部と、を備える。

[0007] この態様によると、各端末内アプリケーションについて代替アプリケ一ション情報を保持しておき、端末内アプリケーションの使用頻度情報を参照してユーザにより任意のアプリケーションの削除指示がなされると、関連付けられた代替アプリケーション情報がユーザに提示される。提示された代替ァプリケ一ション情報を端末にィンストールすることで、端末内アブリケ一シヨンの削除により開放されたメモリ領域を有効に活用することができる。また、ユーザに積極的に使用させたいアプリケーションを代替アプリケ一ション情報として提示することで、そのアプリケーションの使用機会を増加させることができる。 [0008] 使用頻度通知部は、使用頻度が予め定められたしきい値よりも小さい端末内アプリケーションを低使用頻度ァプリケ一シヨンとして提示し、ァプリケ —シヨン削除部は、低使用頻度アプリケーションに対するユーザによる削除の諾否を受け付けるようにしてもよい。これによると、ユーザは端末によつて選別された低使用頻度アプリケーションを削除するか否かだけを判断すればよいので、単に端末内アプリケーションの使用頻度が提示される場合よりも、容易に判断を下すことができる。また、端末から低使用頻度のアプリケ —ションを積極的に削除するようにユーザに提案することで、端末のメモリ領域をより有効に活用することができる。

[0009] 情報格納部は、代替アプリケーション情報に対応させて代替アプリケ一シヨンのプログラムを保持していてもよい。こうすれば、代替アプリケ一ションとしてユーザによって選択されたアプリケーションプログラムのインストールを直ちに開始することが可能になる。

[0010] 情報格納部は、各端末内アプリケーションに対応させて複数の代替アプリケ一シヨン情報の選択肢を保持していてもよい。これにより、ユーザによる代替ァプリケ一ションの選択の自由度が増加する。

[001 1 ] 情報格納部はァプリケ一シヨンのカテゴリ毎に代替ァプリケ一ション情報の選択肢を複数保持しており、代替アプリケーション提示部は削除対象のァプリケ一シヨンと同一カテゴリに属する選択肢のなかから代替ァプリケ一シヨン情報を選択してもよい。カテゴリには、アプリケーションの種類、アブリケ一シヨンの供給元、アプリケーションで実行可能なファイルの種類などが含まれる。削除対象となつたアプリケーションと同一カテゴリのアプリケ —シヨンを代替アプリケーションとしてユーザに提案することで、ユーザに対し新たなアプリケーションを認知させる広告的な役割を果たすことができる。

[0012] 情報格納部はアプリケーションの機能毎に代替アプリケーション情報の選択肢を複数保持しており、代替アプリケーション提示部は削除対象のアプリケ一シヨンと同一機能を有する選択肢のなかから代替アプリケーション情報を選択してもよい。ここでいう「機能」とは、あるアプリケーションを用いて実現可能な処理のことをいう。例えば、高機能のワードプロセッサァプリケーシヨンであれば、テキスト入力機能、図形描画機能、表作成機能、文書要約機能、文書構成機能などの複数の機能を有している。この場合も、削除対象となったアプリケーションと同一機能を有するアプリケーションを代替アプリケーションとしてユーザに提案することで、ユーザに対し新たなアブリケーシヨンを認知させる広告的な役割を果たすことができる。また、不用意に端末内アプリケーションを削除すると、端末から特定の機能が失われて端末の有用性が低下してしまうが、削除対象のアプリケーションと同一機能の代替アプリケーションを提示して端末にインストールさせることで、そのような事態を回避できる可能性が高まる。

[0013] 情報格納部は、端末内アプリケーションの有する機能に対応させてそれぞれの機能を代替可能な代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を保持しており、代替アプリケーション提示部は、削除対象のアプリケーシヨンの有する機能のうち比較的使用頻度が高い機能を決定し、その機能に対応した代替アプリケーション情報を選択してもよい。削除対象の端末内アプリケーションのうち一部の機能は使用されていないが、一部の機能は使用されている場合、後者の機能に特化したアプリケーションを代替アプリケ —シヨンとして提案するようにすれば、ユーザによる代替アプリケーションまたは端末の使用機会が増加し、またユーザビリティが向上する。

[0014] 代替アプリケーション提示部は、端末内アプリケーションの置き換えとして、削除対象のアプリケーション以外の端末内アプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を選択してもよい。これによると、削除対象でない端末内アプリケーションの機能拡張版の情報や、端末内アプリケ一シヨンと同じ供給元や対抗関係にある販売元のアプリケーションに関する情報などをユーザに提示する広告的な役割を果たすことができる。

[0015] なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。

発明の効果

[001 6] 本発明によれば、端末からアプリケーションを削除するときに、開放されたメモリ領域を積極的に活用することができる。

図面の簡単な説明

[001 7] [図 1 ]実施の形態 1に係るアプリケーション更新管理機能を備えた携帯型情報機器を含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。

[図 2]携帯型情報機器のハードウエア構成図である。

[図 3]携帯型情報機器のうち、本実施の形態に係るアプリケーション更新管理装置に関与する部分の構成を示す図である。

[図 4]起動状況の記録に基づいて使用頻度通知部により作成される使用頻度情報の一例を示すテーブルである。

[図 5]代替アプリケーション情報格納部に保持されている代替アプリケ一ション情報の一例を示すテーブルである。

[図 6]携帯型情報機器のディスプレイ画面に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。

[図 7]使用頻度通知部によってディスプレイ画面に表示される使用頻度情報の一例を示す図である。

[図 8]ユーザにより端末内アプリケーションの削除指示が出された後の確認表示の一例を示す図である。

[図 9]端末内アプリケーションが削除された後に代替アプリケーションを提案する表示の一例を示す図である。

[図 10]実施の形態 1にしたがって代替アプリケーション情報を提示する処理のフローチヤ一トである。

[図 1 1 ]実施の形態 2に対応する画面例を示す図である。

[図 12]実施の形態 2にしたがって代替アプリケーション情報を提示する処理のフローチヤ一トである。

[図 13]実施の形態 3に対応する画面例を示す図である。符号の説明

[0018] 1 0 携帯型情報機器、 1 2 サーバ、 1 0 0 アプリケーション更新管理装置、 1 0 6 起動状況保持部、 1 0 8 使用頻度通知部、 1 1 0 代替ァプリケ一ション情報要求部、 1 1 2 代替ァプリケ一シヨン情報格納部、 1 1 8 アプリケーション削除部、 1 2 0 代替アプリケ —シヨン提示部、 1 2 4 アプリケーション追加部、 1 2 6 プログラム保持部、 1 2 8 選択送信部。

発明を実施するための最良の形態

[001 9] 実施の形態 1 .

本発明の一実施形態は、携帯型情報機器に搭載されているアプリケーションの起動状況を監視し、起動状況に基づいてユーザにアプリケーションの使用頻度情報を提示し、ユーザにより削除対象のアプリケーションが提示されると、その代わりにインストールすべきアプリケーションを提案するアプリケ一シヨン更新管理装置である。

[0020] 以下では、まず携帯型情報機器の一般的な説明を述べ、続いて本実施形態に係るアプリケーション更新管理装置についての詳細な説明を述べる。

[0021 ] 図 1は、本実施形態に係るアプリケーション更新管理機能を備えた携帯型情報機器 1 0を含むネットワークシステムの全体構成を示す。

[0022] 携帯型情報機器 1 0は、通信機能を備えるラップトップ型の P C (パーソナルコンピュータ）、 P D A、携帯電話、力一ナビゲ一シヨン装置などの、ユーザと共に移動可能な任意のハードウェアである。携帯型情報機器 1 0は、ユーザの操作によってアクセスポイント 1 6または基地局 1 8などを介して L A N (Loca l Area Network) 、インタ一ネット等のネットワーク 1 4に接続され、 U R Lで特定されるサーバ 1 2にアクセスし、所望のデータを取得することが可能である。

[0023] サーバ 1 2は、ネットワーク 1 4を介して、携帯型情報機器 1 0にテキストデータ、イメージデータ、音声データ、動画データなどのデータを提供する。このサーバは、例えばウェブサーバその他インタ一ネット上のサービス主体でもよく、その場合、 CG I (Common Gateway Interface) のようにサーバ側に処理の主たる機能が残るもの、 J a v a (登録商標）アブレットのようにクライアント側に処理の主たる機能が移動するもの、サーバとクライアン卜の両方に処理の主たる機能である J a V a (登録商標）アプリケ一ションなどを配するものなど、いろいろな態様で実現できる。

[0024] また、携帯型情報機器 1 0は、ネットワーク 1 4にアクセスしなくても、内部の記憶装置や記憶媒体に格納されているファイルをユーザ操作により参照、編集することができるように構成されている。

[0025] 図 2は、携帯型情報機器 1 0のハードウェア構成図である。携帯型情報機器 1 0は、 CPU (Central Processing Unit) 20、メインメモリ（RAM ： Random Access Memory) 22、 ROM (Read Only Memory) 24、音声制御装置 26、不揮発性記憶装置 32、表示制御装置 34、入力装置 38、通信制御装置 40、外部記憶装置 42、および GPS受信機 44を備える。これらは、バス 46を介して相互に接続される。

[0026] CPU 20は、オペレーティングシステムを動作させて携帯型情報機器 1 0の全体を制御する。また、 ROM 24から、または外部記憶装置 42に装着された記録媒体からメインメモリ 22にプログラムやデータを読み出し、これにしたがって各種の処理を実行する。メインメモリ 22は、 CPU 20 がプログラムの実行を行う際に必要となる一時記憶領域および作業領域、およびプログラムの実行に必要な各種のデ一タを格納する領域となる。 ROM 24は、 CPU 20が実行するコンピュータプログラムおよびデータを格納する読み出し専用の記憶装置である。

[0027] 音声制御装置 26は、携帯電話をはじめとする電話機能付きの携帯型情報機器に設けられ、マイク 28およびスピーカ 30と接続されて、音声の入出力制御を行う。

[0028] 不揮発性記憶装置 32は、電源オフ後も記憶内容を保持可能な記憶装置であり、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリ等の半導体メモリを含む。 [0029] 表示制御装置 34は、 CPUによって図示しないフレームバッファに描画されたデータを、携帯型情報機器 1 0に備えられたディスプレイ 36で表示できるようにするためのビデオ信号を生成する。

[0030] 入力装置 38は、ユーザが携帯型情報機器 1 0に対して操作の指示を入力するための装置である。入力装置 38には、キー、トラックパッドなどのポインティングデバイス、各種ポタン、ディスプレイ 36の表面に配置されるタツチパネルなど、機器に応じた任意のデバイスが含まれる。 US B (Unive rsal Serial Bus) 端子等を介して携帯型情報機器にマウスを接続してもよい

[0031] 通信制御装置 40は、各種通信方式による音声およびデータの通信を制御する。データ通信方式は、 I EEE802. 1 b/gなどの無線 LAN、赤外線通信、パケット通信によるデータ通信などの任意の方式を含む。なお、ケーブルを使用して携帯型情報機器 1 0をネットワーク 1 4に接続してもよい。

[0032] 外部記憶装置 42は、交換可能な記録媒体を使用するドライブ装置である

。記録媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどが含まれる。

[0033] GPS受信機 44は、人工衛星からの電波をもとに携帯型情報機器の場所を測位する装置である。

[0034] 上述の各構成要素はいずれも周知のものであるから、これ以上詳細な説明は省略する。

[0035] 図 3は、携帯型情報機器 1 0のうち、本実施の形態に係るアプリケ一ション更新管理装置 1 00に関与する部分の構成を示す。この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータの C P U、メモリ、その他の LS Iで実現でき、ソフトウエア的にはメモリに口一ドされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハ一ドウヱァのみ、ソフトゥエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。

[0036] 好ましくは、アプリケーション更新管理装置 1 0 0は、オペレーティングシステムの一部で実現される。オペレーティングシステムは、プロセス管理、メモリ管理、デバイス管理、 G U Iなどの多様な機能を有するが、図 3では、それらの組合せで実現されるもののうち、本実施形態に関与する部分のみを取り出して説明している。図 3中の破線で囲った部分 2 2 0は、本実施形態の実現のためにオペレーティングシステムにァドオンされた機能プロックを示す。なお、図 3に示されていない機能であっても、一般のオペレ一テイングシステムが備えている機能は当然に有しているものとする。

[0037] 続いて、各機能ブロックの動作および構成の詳細を述べる。

[0038] ファイル保持部 1 0 2は、各種のアプリケーションで読み出される複数のファイルを保持する。ファイルは、ネットワーク経由で取得されたものでもよいし、携帯型情報機器 1 0の記憶装置 3 2、 4 2に格納されているものでもよい。

[0039] アクセス処理部 1 0 4は、携帯型情報機器 1 0で実行可能とされているァプリケ一シヨン（以下、「端末内アプリケーション」と呼ぶ） 9 0のうちいずれかからファイルアクセスのシステムコールが発行されたとき、システムコールにより指定されたファイルをファイル保持部 1 0 2から選択する。そして、システムコールで指定されたファイルアクセス処理をファイルに対して実行する。システムコールで指定されるファイルアクセス処理には、ファィルの開閉、書き込み、消去などがある。アクセス処理部 1 0 4によるファィルアクセス処理の結果、端末内アプリケーションによるファイルの実行画面が携帯型情報機器 1 0のディスプレイ 3 6に表示される。

[0040] 起動状況保持部 1 0 6は、アクセス処理部 1 0 4で処理された端末内アブリケ一シヨンからのファイルアクセスまたはファイルクローズのシステムコールに基づいて、端末内アプリケーションの起動状況を保持する。

[0041 ] 使用頻度通知部 1 0 8は、起動状況保持部 1 0 6で記録された起動状況に基づいて各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成する。使用頻度情報には、各端末内アプリケーションの起動回数、総使用時間、最後に使用してからの経過時間などが含まれる。起動状況のうちファイルアクセスの回数から、各端末内アプリケーションの起動回数を知ることができる。また、起動状況のうちファイルアクセスからファイルクローズまでの間の時間を集計することで、各端末内ァプリケーションの総使用時間を知ることができる。さらに、起動状況のうち最後のファイルクローズ時刻から現時点の時刻をみることで、各端末内アブリケ一ションを最後に使用してからの経過時間を知ることができる。

[0042] 使用頻度通知部 1 0 8は、各端末内アプリケーションの使用頻度を監視し、所定のトリガに応じてユーザに対して端末内アプリケーションの一部またはすべての使用頻度情報を通知する。そして、ユーザに対して、使用頻度情報を参照していずれかの端末内アプリケーションを削除する意思があるか否かを尋ねる。

[0043] 上記トリガは種々のものを採用することができる。例えば、使用頻度通知部 1 0 8は、定期的に使用頻度情報を通知してもよいし、携帯型情報機器 1 0で特定の画面が表示されたときや特定の操作がなされたときに使用頻度情報を通知してもよい。ユーザによる特定操作の回数、例えばメニュー画面の表示回数や携帯型情報機器 1 0の起動回数が所定回数に到達したときに使用頻度情報を通知してもよい。最も好ましくは、使用頻度通知部 1 0 8は、いずれかの端末内アプリケーションの使用頻度が予め定められたしきい値よりも低下したときに、その端末内アプリケーションの使用頻度情報を通知する

[0044] なお、使用頻度通知部 1 0 8は、起動状況に基づく以外の方法で各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成してもよい。例えば、携帯型情報機器 1 0の起動中に所定間隔で端末内アブリケーションに対するポーリングを実行し、その応答結果を蓄積しておくことで使用頻度を知ることも可能である

[0045] 代替アプリケーション情報格納部 1 1 2は、端末内アプリケーションが削除されるときその代わりとしてユーザに提案するための代替アブリケーションに関する代替アプリケ一ション情報を、各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する。好ましくは、代替アプリケーション情報格納部 1 1 2は、各端末内アプリケーションに対応させて複数の代替アプリケ一ション情報の選択肢を保持している。代替アプリケーション情報は、一例として、代替アプリケーションの名称、代替アプリケーションの格納場所、代替ァプリケ一シヨンの特徴、宣伝、広告などのコメントを含む。

[0046] 代替アプリケーション情報は、端末内アプリケーションが携帯型情報機器

1 0にインストールされるときに、端末内アプリケーションと対応付けて代替アプリケーション情報格納部 1 1 2に格納される。または、代替アプリケ —シヨン情報が外部のサーバ 1 2に格納されており、定期的に、または何らかの事象をトリガとしてサーバから取得してくるようにしてもよい。

[0047] 使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザにより削除対象のアプリケーションの指示がなされると、ユーザ指示受付部 1 1 6がその指示を受け付ける。アプリケーション削除部 1 1 8は、指示にしたがってアプリケーションを削除する。

[0048] 代替アプリケーション提示部 1 2 0は、ユーザにより指示された削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を、代替ァプリケーシヨン情報格納部から検索する。代替アプリケーション情報の選択肢が複数ある場合には、選択肢の一部のみを選択してもよいし、すべてを選択してもよい。そして、選択した代替アプリケーション情報をユーザに提示して、削除対象のアプリケーションの代わりにインストールするか否かを尋ねる。

[0049] ユーザに提示した代替アプリケーション情報のなかからユーザによってィンストールすべき代替アプリケーションが選択されると、ユーザ指示受付部 1 1 6がその指示を受け付け、アプリケーション追加部 1 2 4に通知する。ァプリケ一ション追加部 1 2 4は、代替ァプリケ一ション情報要求部 1 1 0 に対し、対応するプログラムを要求する。 [0050] 代替アプリケーション情報要求部 1 1 0は、代替アプリケーションのプログラムを送信するようサーバ 1 2に要求する。プログラムの格納場所は、上述したように、代替アプリケーション情報に含まれている。格納場所が携帯型情報機器 1 0の口一カルアドレスである場合は、代替アプリケーション情報要求部 1 1 0はそのアドレスにアクセスしてプログラムを取得する。

[0051 ] サーバ 1 2は、サーバ 1 2は、プログラム保持部 1 2 6と選択送信部 1 2 8とを含む。

プログラム保持部 1 2 6は、代替アプリケーション情報に対応させて代替アプリケーションのプログラムを保持する。選択送信部 1 2 8は、プログラム保持部 1 2 6からユーザによって選択された代替アプリケーションのプログラムを選択し、代替アプリケーション情報要求部 1 1 0に送信する。

[0052] 代替アプリケーション情報要求部 1 1 0は、受け取った代替アプリケ一シヨンのプログラムをアプリケーション追加部 1 2 4に渡す。アプリケ一ション追加部 1 2 4は、受け取ったプログラムをインス！ルして、代替アプリケーシヨンを実行可能な状態にする。

[0053] 図 4は、起動状況の記録に基づいて使用頻度通知部 1 0 8により作成される使用頻度情報の一例を示すテーブル 1 3 0である。

[0054] アプリケーション名列 1 3 2は、各端末内アプリケーションの名称を表す。図 4では、アプリ Aからアプリ Eが記載されている。起動回数列 1 3 4は、所定の期間内に各端末内アプリケーションが起動された回数を示す。総使用時間列 1 3 6は、各端末内アプリケーションが所定の期間内に起動されていた時間の合計を表す。経過時間列 1 3 8は、各端末内アプリケーションが最後に使用されてから使用頻度通知部 1 0 8によって集計されるまでの間に経過した時間を表す。上記「所定の期間」は、例えば携帯型情報機器 1 0を使用し始めてから現在までの期間である。携帯型情報機器 1 0を初期化してからの時間でもよいし、ユーザが起動状況の履歴を消去してからの期間であつてもよい。

図 4の例では、アプリ A、アプリ Dと比較して、アプリ B、アプリ Eの起動回数および総使用時間が少なく、また最後に使用してからの経過時間が長いことが分かる。

[0055] 図 5は、代替アプリケーション情報格納部 1 1 2に保持されている代替ァプリケ一シヨン情報の一例を示すテーブル 1 5 0である。

[0056] アプリケーション名列 1 5 2は、各端末内アプリケーションの名称を表す。図 5では、アプリ Aからアプリ Cが記載されている。代替アプリケ一ション列 1 5 4は、端末内アプリケーションが削除されるとき、その代わりとしてユーザに提案される代替アプリケーションの名称を表す。図示するように、一つの端末内アプリケーションに対して複数の代替アプリケーションが対応付けられていてもよい。

[0057] 格納場所列 1 5 6は、列 1 5 4の代替アプリケーションプログラムが実際に格納されている場所を示す。この情報にしたがって、代替アプリケ一ション情報要求部 1 1 0によりプログラムが取得される。格納場所は、外部のサ —バ 1 2等を指定するネットワークアドレスやドメイン名である。アプリケ —シヨンプログラムのフアイルサイズが携帯型情報機器 1 0の記憶容量に比してそれほど大きくない場合は、携帯型情報機器 1 0に予め代替アプリケ一シヨンプログラムを格納しておいてもよい。この場合、格納場所はドライブ名やパス名などである。図 5では、アプリ dの格納場所がこの例に相当する。携帯型情報機器 1 0に付属して頒布されるディスク等に代替アプリケーションプログラムを格納しておいてもよい。

[0058] コメント列 1 5 8は、代替アプリケーションをユーザに提案するとき付属情報としてユーザに提示する文字列である。コメントには、代替アプリケ一シヨンの種類、機能、特徴、広告その他の情報が含まれる。上述のように、代替アプリケーションプログラムが付属ディスク等に格納されている場合には、コメントでその旨を説明してもよい。

[0059] 図 6は、携帯型情報機器 1 0のディスプレイ画面 1 7 0に表示されるメニユー画面の一例を示す。メニュー画面には、端末内アプリケーションであるアプリ Aからアプリ Iを表すアイコン 1 7 2が表示される。ユーザが図示しない十字キ一などの入力デバイスを用いていずれかのアイコンを選択し、「 E n t e r」キ_ 1 7 6を操作することで、対応する端末内アプリケ一ションが起動する。

[0060] 図 7は、使用頻度通知部 1 0 8によってディスプレイ画面 1 7 0に表示される使用頻度情報の一例を示す。図 7では、使用頻度情報はウィンドウ 1 8 0に入れられてメニュー画面に重畳表示されている。ウィンドウ 1 8 0には、ユーザに対し使用頻度の少ない端末内アブリケ一ションを削除することを提案する文面が表示される。

[0061 ] 各端末内アプリケーションの欄 1 8 6は、それぞれ、端末内アプリケ一ションのアイコン 1 8 2と対応する使用頻度情報 1 8 4とを含む。ユーザは、図示しない入力デバイスを用いてフォーカス 1 8 8を移動し、削除対象のァプリケ一シヨンを選択する。

[0062] 図 7の例では、使用頻度通知部 1 0 8は、使用頻度が予め定められたしきい値よりも小さい端末内アプリケ一ションを低使用頻度のアプリケ一シヨンとして選択し、削除候補として提示している。このしきい値は、起動回数、総使用時間、経過時間のそれぞれについて定めることができる。例えば、起動回数 1 0回以下のものを削除候補としたり、総使用時間が 6 0分以下のものを削除候補としたり、経過時間が 3 0日以上のものを削除候補としたりする。これらしきい値は、携帯型情報機器 1 0におけるすべての端末内アプリケーシヨンの総起動回数や総使用時間に対する比率として定められていてもよい。

[0063] 別の実施例では、使用頻度通知部 1 0 8は、使用頻度によらずすべての端末内アプリケーションの使用頻度情報を表示してもよい。この場合も、ユーザの選択に応じていずれかの端末内アプリケ一ションを削除できるように構成することが好ましい。この実施例によれば、使用頻度が高い端末内アプリケ一シヨンであっても、他の端末内アプリケーションの使用頻度と比較して表示することで、そのアプリケ一ションの要不要をユーザが判定して削除するか否かを考慮することができる。 [0064] 図 8は、ユーザにより端末内アブリケ一ションの削除指示が出された後の確認表示の一例を示す。図 7において、例えばァプリ Eをユーザが選択すると、ユーザ指示受付部 1 1 6がユーザからの指示を受け付け、確認ウィンドゥ 1 9 0が表示される。 0 キ_ 1 9 2が選択されると、アプリケーション削除部 1 1 8によって端末内アプリケーションが削除される。キャンセルキ - 1 9 4が選択されると、処理が中止される。

[0065] 図 9は、端末内アプリケ一ションが削除された後に代替アプリケ一ションを提案する表示の一例を示す。アプリケーション削除部 1 1 8によって端末内アプリケーションが削除されると、代替アプリケーション提示部 1 2 0は削除されたアプリケーションに対応付けされている代替アプリケ一ション情報を代替アプリケーション情報格納部 1 1 2から検索し、ウィンドウ 2 0 0 内に表示する。ウィンドウ 2 0 0には、代替アプリケーション情報に対応するアイコン 2 0 2やアプリケーション名とともに、そのアプリケーションについてのコメント 2 0 3が表示される。ユーザがインス I ルキ一 2 0 4を選択すると、アプリケーション追加部 1 2 4に対応する代替アプリケ一ションをインストールするよう指示される。

[0066] 図 1 0は、実施の形態 1にしたがって代替アプリケーション情報を提示する処理のフローチヤ一トである。

使用頻度通知部 1 0 8は、使用頻度情報をユーザに提示する所定の条件が満たされたか否かを判定する（S 1 0 ) 。条件を満たせば（S 1 0の Y ) 、使用頻度通知部 1 0 8は端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する（S 1 2 ) 。ユーザ指示受付部 1 1 6はユーザからの操作を待ち、提示された端末内アプリケーションの削除指示がなければ（S 1 4の N ) 、この処理を終了する。削除指示があれば（S 1 4の Y ) 、アプリケーション削除部 1 1 8がその端末内アプリケーションを削除する（S 1 6 ) 。

[0067] 代替アプリケーション提示部 1 2 0は、削除対象となった端末内アプリケ —シヨンに対応付けられている代替アプリケーション情報を代替アプリケ一シヨン情報格納部 1 1 2から取得し（S 1 8 ) 、ユーザに提示する（S 2 0 ) 。提示された代替アプリケーションについて、ユーザからインストールの指示があると（3 2 2の丫）、アプリケーション追加部 1 2 4が代替アプリケ一シヨンを取得してインストールする（S 2 4 ) 。インストールの指示がなければ（3 2 2の1\1 ) 、この処理を終了する。

[0068] 実施の形態 2 .

図 9の例では、ユーザが選択した端末内アプリケーションが削除された後に、代替アプリケーション提示部 1 2 0により代替アプリケーションが提案された。この代わりに、端末内アプリケーションを削除する前に代替アプリケ一シヨンを提案するようにしてもよい。

[0069] 図 1 1は、実施の形態 2に対応する画面例を示す。図 7の画面でユーザによって削除対象のアプリケ一ションが選択されると、代替アプリケーション提示部 1 2 0によってウィンドウ 2 1 0が表示される。ウィンドウ 2 1 0内には、選択された端末内アプリケーションを削除してよいか否か確認を促すメッセ一ジ 2 1 8と、代わりに提案する代替アプリケーション情報 2 2 0とが表示される。ユーザが O Kキ _ 2 1 2を選択すると、アプリケーション削除部 1 1 8によって端末内アプリケーションが削除される。ユーザがインストールキ _ 2 1 4を選択すると、アプリケーション削除部 1 1 8によって端末内アプリケーションが削除されるとともに、アプリケーション追加部 1 2 4によって代替アプリケーションがインストールされる。ユーザがキャンセルキー 2 1 6を選択すると、処理を終了する。

[0070] 図 1 2は、実施の形態 2にしたがって代替アプリケーション情報を提示する処理のフローチヤ一トである。

使用頻度通知部 1 0 8は、使用頻度情報をユーザに提示する所定の条件が満たされたか否かを判定する（S 3 0 ) 。条件を満たせば（3 3 0の丫）、使用頻度通知部 1 0 8は端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する（S 3 2 ) 。ユーザ指示受付部 1 1 6はユーザからの操作を待ち、提示された端末内アプリケーションの削除指示がなければ（S 3 4の N ) 、この処理を終了する。ユーザから削除指示があれば（3 3 4の丫）、代替ァプリケ一シヨン提示部 1 2 0は、削除対象となった端末内アプリケーションに対応付けられている代替ァプリケ一ション情報を代替ァプリケ一ション情報格納部 1 1 2から取得し（S 3 6 ) 、削除の確認を促すメッセージとともに代替アプリケーション情報をユーザに提示する（S 3 8 ) 。 S 4 0でュ一ザからの指示を受け付け、「O K」であればアプリケーション削除部 1 1 8 によって削除対象の端末内アプリケーションが削除される（S 4 2 ) 。「ィンストール」であれば端末内アプリケーションが削除されるとともに、アブリケ一シヨン追加部 1 2 4が代替アプリケーションを取得してインストールする（S 4 4 ) 。「キャンセル」であればこの処理を終了する。

[0071 ] 実施の形態 3 .

使用頻度通知部 1 0 8は、使用頻度に基づきユーザに対して削除を提案する端末内アプリケーションを選択し、ユーザ指示受付部 1 1 6がそれに対するユーザからの諾否を受け取るようにしてもよい。つまり、使用頻度通知部 1 0 8は、実施の形態 1、 2のように使用頻度情報をユーザに対して明示的に提示するのではなく、使用頻度の低い端末内ァプリケーシヨンを選び出してユーザに対して提示する。

[0072] 図 1 3は、実施の形態 3に対応する画面例を示す。任意のトリガに応じて、使用頻度通知部 1 0 8は、端末内アプリケーションのうち使用頻度が低いものを削除候補として選択し、代替アプリケーション提示部 1 2 0に送る。代替アプリケーション提示部 1 2 0は、削除候補の端末内アプリケーションに対応する代替ァプリケーション情報を代替ァプリケーション情報格納部 1 1 2から選択する。続いて、代替アプリケーション提示部 1 2 0はウィンドゥ 2 4 0を表示する。ウインドウ 2 4 0内には、使用頻度通知部 1 0 8により削除候補として選択された端末内アプリケーションを削除するか否かを確認するメッセージ 2 4 2と、代わりに提案する代替アプリケーション情報 2 4 4とが一緒に表示される。 Ο Κキ一 2 1 2、インス I ルキ一 2 1 4、およびキャンセルキ _ 2 1 6の役割は、図 1 1の例と同様である。

[0073] 以上説明したように、上述の実施の形態によれば、各端末内アプリケ一ションについて代替アプリケーション情報を保持しておき、端末内アプリケ一ションの使用頻度情報を参照してユーザにより任意のアプリケ一ションの削除指示がなされると、関連付けられた代替アプリケーション情報がユーザに提示される。提示された代替アプリケーション情報を端末にインストールすることで、端末内アプリケ一ションの削除により開放されたメモリ領域を有効に活用することができる。

[0074] 以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。

[0075] 代替アプリケーション情報は、カテゴリ毎に分類されて代替アプリケ一シヨン情報格納部 1 1 2に保持されていてもよい。このカテゴリは、例えばァプリケ一シヨンの一般的な種類であり、例えば、ワードプロセッサ、スプレッドシート、メールソフト、ブラウザ、スケジューラ、フォトレタッチ、音楽再生ソフトなどに分類されるが、これらに限定されない。

この場合、代替アプリケーション提示部 1 2 0は、削除対象アプリケ一ションのバージョン情報や拡張子等を参照して、削除対象アプリケーションがいずれのカテゴリに分類されるかの情報を取得する。続いて、代替アプリケ —シヨン情報格納部 1 1 2から、削除対象アプリケーションと同一のカテゴリに含まれている代替アプリケーション情報を選択し、ユーザに提示する。

[0076] カテゴリ内にサブカテゴリが設けられている階層的な構造であってもよい。例えば、カテゴリ内の代替アプリケーションを高機能なソフトと低機能なソフ卜のサブカテゴリに分けて代替アプリケーション情報を格納したり、または代替ァプリケ一シヨンで扱えるフアイル種類毎のサブ力テゴリに分けて代替アプリケ一ション情報を格納したりすることが考えられる。同一カテゴリ内に複数のサブカテゴリがある場合、代替アプリケーション提示部 1 2 0 は、削除対象のアプリケーションと同一のサブカテゴリに属する代替ァプリケ一シヨン情報を上位に表示し、カテゴリは同一であるが異なるサブカテゴリに属する代替ァプリケ一ション情報を下位に表示するようにしてもよい。

[0077] アプリケーションの供給元である企業名をカテゴリにして、代替アプリケ —ション情報をカテゴリ毎に保持していてもよい。代替ァプリケ一ション提示部 1 2 0は、削除対象のアプリケーションが決まると、アプリケーションのバージョン情報などを参照して供給元の企業名を特定する。続いて、代替ァプリケ一ション情報格納部 1 1 2から、削除対象ァプリケ一シヨンと同一企業のカテゴリに分類されている代替アプリケーション情報を選択してユーザに提示する。

[0078] このように、削除対象となったアプリケーションと同一カテゴリのアプリケ一シヨンを代替アプリケーションとしてユーザに提案することで、ユーザに対し新たなアプリケーションを認知させることができる。また、ユーザに積極的に使用させたいアプリケーションを代替アプリケーション情報として提示することで、そのアブリケ一ションの使用機会を増加させることができる。

[0079] 代替アプリケーション情報は、機能毎に分類されて代替アプリケーション情報格納部 1 1 2に保持されていてもよい。また、代替アプリケーション情報格納部 1 1 2は、端末内アプリケーションの有する機能に対応させてそれぞれの機能を代替可能なアプリケーションに関する代替アプリケーション情報を保持していてもよい。削除対象の端末内ァプリケーションが複数の機能を有しているとき、代替アプリケーション提示部 1 2 0は、そのアプリケ一シヨンの有する機能のうち、他の機能のうち比較的使用頻度が高い機能を決定する。そして、その機能と同一の機能の代替アプリケーション情報を代替アプリケーション情報格納部 1 1 2から選択する。

これによつて、削除対象の端末内アブリケ一シヨンのうち一部の機能は使用されていないが、一部の機能は使用されている場合、後者の機能に特化したアプリケーションが代替アプリケーションとして提案されるため、ユーザによる代替アプリケーションまたは端末の使用機会が増加しうる。

[0080] さらに、代替アプリケーション提示部 1 2 0は、削除対象のアプリケ一ション以外の端末内アプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を選択してもよい。例えば、比較的使用頻度が高い端末内アプリケーションの機能拡張版や後継アプリケーション、端末内アプリケーションとの連係機能を有するアプリケ一ション、端末内アプリケ一シヨンと同じ供給元や対抗関係にある販売元のアプリケーションに関する情報をユーザに提示する。これによつて、代替アプリケーションを提示に広告的な役割を持たせることができる。

[0081 ] 実施の形態では、ユーザからアプリケーションの削除指示が出されたとき、削除を確認する警告とともに他の代替アプリケーション情報をユーザに対して提示することを述べたが、代替アプリケーション提示部 1 2 0は他のタイミングで代替アプリケーション情報を提示してもよい。例えば、ユーザがその画面の表示中には他の操作をせずに画面を見つめているような画面とともに、またはそのような画面に組み入れて、代替アプリケーション情報を表示してもよい。このような画面の例には、起動画面、メール送信中に表示される画面、サーバと通信中に表示される画面、データ保存中に表示される画面などがある。

[0082] 実施の形態では、ユーザによって選択されたアプリケーションを携帯型情報機器 1 0から削除することを述べたが、選択されたアプリケーションを圧縮したりサーバへ転送したりしてもよい。

[0083] ある端末内アプリケーションの代替アプリケーションとして提示される権利を販売してもよい。例えば、携帯型情報機器 1 0内にワードプロセッサァプリケ一シヨンが搭載されている場合、その代替アプリケーション情報として別のワードプロセッサアプリケーションを提示する。こうすることで、代替アプリケーション情報の提示を、インストールされているアプリケ一ションとは競合するアプリケーションの宣伝に活用することができる。この場合、端末内アプリケーションの使用頻度が所定のしきい値より高いときに、代替ァプリケ一ション情報を提示してもよい。

[0084] 実施の形態では、携帯型情報機器 1 0内の代替アプリケーション情報格納部 1 1 2に代替アプリケーション情報を保持させておくことを述べた力代替ァプリケ一ション情報をサーバから取得するようにしてもよい。

この場合、ユーザ指示受付部がユーザから端末内アプリケーションの削除指示を受け付けると、代替アプリケーション情報要求部は、削除対象の端末内アプリケーションの名称を送信して、対応する代替アプリケーション情報をサーバに要求する。

サーバ側に設けられた代替アプリケーション情報格納部は、代替アプリケ —シヨン情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する。サーバ側の選択送信部は、携帯型情報機器 1 0からの要求に応じて削除対象のアプリケ一ションに対応付けされた代替ァプリケ一ション情報を代替ァプリケーシヨン情報格納部から選択し送信する。携帯型情報機器 1 0側の代替ァプリケ一ション提示部は、ザ一/くから受け取つた代替ァプリケ一ション情報をユーザに提示する。

または、使用頻度通知部が端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する前に、代替アプリケーション情報要求部がこれら端末内アプリケ一シヨンに対応する代替アプリケーション情報をサーバに要求してもよい

[0085] このように、代替アプリケ一ション情報格納部をサーバに配置することで、代替アプリケーション情報をサーバ側で常に更新、追加することができるため、携帯型情報機器のユーザに最新の情報を提示することができる。

[0086] この場合、サーバ側で携帯型情報機器の機種に応じた代替アプリケーション情報を選択できるように構成してもよい。すなわち、サーバ側の代替アブリケーシヨン情報格納部は、代替アプリケーション情報のそれぞれに関連付けて、その代替アプリケーションを実行可能である携帯型情報機器の識別情報（ I D ) を保持している。代替アプリケーション情報要求部は、代替アブリケーション情報を要求するとき、携帯型情報機器の種類を識別する識別情報をサーバに送信する。サーバ側の選択送信部は、識別情報を携帯型情報機器から受け取り、その機種に適合する代替アプリケーション情報を選択する。こうすることで、携帯型情報機器の機種によってプリインストールされている端末内アプリケーションの種類が異なる場合や、機種によって実行可能なアプリケーションの種類が異なる場合でも、適切な代替ァプリケーシヨン情報を取得することができる。

[0087] 実施の形態では、本発明に係る情報表示部をデータ通信機能を有する携帯電話、 P D A、力一ナビゲ一シヨン装置などの携帯型情報機器に実装することを述べたが、デスクトップ P Cなどの据え置き型のハードウェアにも実装できることはいうまでもない。

産業上の利用可能性

[0088] 本発明によれば、端末からアプリケーションを削除するときに、開放されたメモリ領域を積極的に活用することができる。

Claims

請求の範囲

[1 ] アプリケーションの更新を管理する端末であって、

各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成し、一部またはすベての端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する使用頻度通知部と、

端末内アブリケ一ションが削除されるときその代わりとしてユーザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する情報格納部と、前記使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザによる削除対象のアプリケーションの指示を受け付けるアプリケーション削除部と、

前記削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を前記情報格納部から選択し、選択した代替アプリケーション情報をュ一ザに提示する代替アプリケーション提示部と、

を備えることを特徴とするアプリケ一ション更新管理端末。

[2] 前記使用頻度通知部は、使用頻度が予め定められたしきい値よりも小さい端末内アプリケーションを低使用頻度アプリケーションとして提示し、前記アプリケーション削除部は、前記低使用頻度アプリケーションに対するユーザによる削除の諾否を受け付けることを特徴とする請求項 1に記載のァプリケーション更新管理端末。

[3] 前記情報格納部は、前記代替アプリケーション情報に対応させて代替アブリケ一シヨンのプログラムを保持することを特徴とする請求項 1または 2に記載のアプリケーション更新管理端末。

[4] 前記情報格納部は、各端末内アプリケーションに対応させて複数の代替ァプリケーション情報の選択肢を保持していることを特徴とする請求項 1ないし 3のいずれかに記載のアブリケ一ション更新管理端末。

[5] 前記情報格納部は、ァプリケ一シヨンのカテゴリ毎に代替ァプリケ一ション情報の選択肢を複数保持しており、前記代替アプリケーション提示部は、前記削除対象のアプリケーションと同一カテゴリに属する選択肢のなかから代替ァプリケ一ション情報を選択することを特徴とする請求項 4に記載のアプリケーション更新管理端末。

[6] 前記情報格納部は、アプリケーションの機能毎に代替アプリケーション情報の選択肢を複数保持しており、

前記代替アプリケーション提示部は、前記削除対象のアプリケーションと同一機能を有する選択肢のなかから代替アプリケーション情報を選択することを特徴とする請求項 4に記載のアプリケーション更新管理端末。

[7] 前記情報格納部は、端末内アプリケーションの有する機能に対応させてそれぞれの機能を代替可能な代替アプリケーションに関する代替アプリケーシヨン情報を保持しており、

前記代替アプリケーション提示部は、前記削除対象のアプリケーションの有する機能のうち比較的使用頻度が高い機能を決定し、その機能に対応した代替アプリケーション情報を選択することを特徴とする請求項 6に記載のァプリケーション更新管理端末。

[8] 前記代替アプリケーション提示部は、前記端末内アプリケーションの置き換えとして、前記削除対象のアプリケーション以外の端末内アプリケ一ションに対応付けられた代替アプリケーション情報を選択することを特徴とする請求項 1ないし 3のいずれかに記載のアブリケ一ション更新管理端末。

[9] 端末で実行されるプログラムであって、

各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成し、一部またはすベての端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに提示する使用頻度通知機能と、

端末内アブリケ一ションが削除されるときその代わりとしてユーザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する情報保持機能と、前記使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザによる削除対象のアプリケーションの指示を受け付けるアプリケーション削除機能と、

前記削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を選択し、選択した代替アプリケーション情報をユーザに提示する代替アプリケーション提示機能と、

をコンピュータに発揮せしめることを特徴とするアプリケ一ション更新管理プログラム。

端末におけるアプリケーションの更新を管理するサーバクライアントシステムであって、

各端末内アプリケーションの使用頻度情報を作成し、一部またはすベての端末内アプリケーションの使用頻度情報をユーザに対して提示する使用頻度通知部と、

端末内アブリケ一ションが削除されるときその代わりとしてユーザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報を各端末内アプリケーションに対応させたかたちで保持する情報格納部と、前記使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかからユーザによる削除対象のァプリケ一シヨンの指示を受け付けるアブリケ一シヨン削除部と、

前記削除対象のアプリケーションに対応付けられた代替アプリケーション情報を前記情報格納部から選択し、選択した代替アプリケーション情報をユーザに提示する代替アプリケーション提示部と、

ユーザに提示した代替アプリケ一ション情報に対応する代替アプリケ一シヨンのプログラムをサーバに対して要求する情報要求部と、

を備えるクライアント端末と、

前記代替アプリケーション情報に対応させて代替アプリケーションのプログラムを保持するプログラム保持部と、

前記端末からの要求に応じたプログラムを選択して該端末に送信する選択送信部と、

を備えるサーバと、を含むことを特徴とするアプリケーション更新管理システム。

[11 ] 端末におけるアプリケーションの更新を管理するサーバクライアントシステムであって、

前記使用頻度情報が提示された端末内アプリケーションのなかから削除対象とすべきアプリケーションの決定指示を受け付けるアプリケーション削除部と、

前記削除対象とすべきアプリケーションの代わりとしてユーザに提案するための代替アプリケーションに関する代替アプリケーション情報をサーバに要求する情報要求部と、

前記要求に応じてサーバから受け取った代替アプリケーション情報をュ一ザに提示する代替アプリケーション提示部と、

¾:備える u而末と、

前記代替アプリケ一ション情報を各端末内アプリケ一ションに対応させたかたちで保持する情報格納部と、

前記端末からの要求に応じて削除対象となるアプリケーションに対応付けられた代替ァプリケーション情報を前記情報格納部から選択して該端末に送信する選択送信部と、

を備えるサーバと、

を含むことを特徴とするアプリケーション更新管理システム。

[12] 前記情報要求部は、前記代替アプリケーション情報を要求するとき、前記端末の種類を識別する識別情報を前記サーバに送信し、

前記情報格納部は、前記代替アプリケーション情報のそれぞれに関連付けて、その代替アプリケーションを実行可能である端末の識別情報を保持しており、

前記選択送信部は、前記識別情報を端末から受け取り、その端末に適合する代替アプリケーション情報を選択することを特徴とする請求項 1 1に記載のアプリケーション更新管理システム。