JP2005044000A - リモートアンインストールシステム、サーバ装置、クライアント装置、リモートアンインストール方法、プログラム、リモートインストールシステムおよびリモートインストール方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバ装置から、クライアント装置にインストールされているアプリケーションを容易に削除することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートアンインストールシステムを提供する。
【解決手段】サーバコンピュータ201からクライアントPC206に対してアプリケーションの使用頻度を要求するコマンド103が発行される。サーバコンピュータ201がクライアントPC206からレスポンス104によりアプリケーションの使用頻度「低」が通知されると、クライアントPC206に対して、使用頻度が「低」のアプリケーションのアンインストールを要求するコマンド108が発行され、クライアントPC206においては、コマンド108で要求されたアプリケーションのアンインストールが実行される。
【選択図】 図2
【解決手段】サーバコンピュータ201からクライアントPC206に対してアプリケーションの使用頻度を要求するコマンド103が発行される。サーバコンピュータ201がクライアントPC206からレスポンス104によりアプリケーションの使用頻度「低」が通知されると、クライアントPC206に対して、使用頻度が「低」のアプリケーションのアンインストールを要求するコマンド108が発行され、クライアントPC206においては、コマンド108で要求されたアプリケーションのアンインストールが実行される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にインストールされているプログラムをアンインストールするためのリモートアンインストール、およびサーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストールに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネットワークを介して複数のコンピュータが互いに通信可能に接続され、各種機能を提供するネットワークシステムが広く実用化されている。このようなネットワークシステムの多くにおいては、サーバ/クライアント方式によって管理者がサーバコンピュータを介して各クライアントコンピュータ(以下、クライアントPCという)を管理するという方法が採用されている。
【0003】
サーバ/クライアント方式で管理されたネットワークシステムでは、クライアントPCにアプリケーションをインストールする場合、一般的にリモートインストールと呼ばれる方式が用いられる(例えば特許文献1を参照)。これは、サーバコンピュータがネットワークを介してインストール情報をクライアントPCに送り、クライアントPC上でインストーラを起動するというものである。
【0004】
これにより、管理者は、クライアントPC毎にインストーラを起動し、必要なアプリケーションをインストールするといった煩雑な作業に煩わされることなく、管理下のクライアントPCへのアプリケーションのインストールを実現することができる。
【0005】
上記リモートインストール方式によりインストールされたアプリケーションを削除する場合は、従来通り、管理者が各クライアントPC上でアンインストーラを起動し、アプリケーションを削除するという方式が採られている。その結果、各クライアントPCが保持するアプリケーションを削除する場合は、アプリケーションをインストールする場合に比して非常に手間が掛かる。
【0006】
また、サーバコンピュータからクライアントPCのアプリケーションを削除する方式として、クライアントPCからサーバコンピュータに対してアンインストール対象のプログラムを指定すると、サーバがクライアントPCで指定されたアンインストール対象のプログラムの削除要求コマンドをクライアントPCに送信し、クライアントPCが上記削除要求コマンドに基づいて指定されたプログラムをアンインストールするものがある(例えば特許文献2を参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−140852号公報
【特許文献2】
特開2003−58764号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サーバコンピュータからクライアントPCのアプリケーションを削除する方式では、クライアントPCのアプリケーションを削除する際には、その都度クライアントPCからサーバコンピュータに対してアンインストール対象のプログラムを指定する必要があり、面倒である。
【0009】
また、従来のリモートインストール方式を用いてクライアントPC上のプリンタドライバをインストールする場合、インストールするプリンタドライバに対応するプリンタの能力を考慮せずに、このプリンタドライバをインストールすることができる。例えば、クライアントPCに、処理速度が速いプリンタに対応するプリンタドライバが既にインストールされている場合でも、処理速度が遅いプリンタに対応するプリンタドライバをインストールすることが可能である。すなわち、適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することはできない。
【0010】
本発明の第1の目的は、増えつづけるクライアントに搭載されるプログラムの構成又は再構成を容易にし、システムを管理する管理者の負荷を大幅に軽減することにある。
【0011】
本発明の別の第2の目的は、サーバ装置からクライアント装置にインストールされているプログラムを容易に削除することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートアンインストールシステム、サーバ装置、クライアント装置、リモートアンインストール方法およびプログラムを提供することにある。
【0012】
本発明のさらに別の第3の目的は、サーバ装置からクライアント装置にプリンタドライバをインストールする際に、クライアント装置に適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートインストールシステム、サーバ装置、リモートインストール方法およびプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているプログラムをアンインストールするためのリモートアンインストールシステムであって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段とを備え、前記クライアント装置は、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムの全てのアンインストールを行うアンインストール手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置であって、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているアプリケーションをアンインストールするためのリモートアンインストール方法であって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求工程と、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出工程と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求工程とを有し、前記クライアント装置は、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視工程と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知工程と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール工程とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置上で実行されるプログラムであって、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求モジュールと、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出モジュールと、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求モジュールとを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置上で実行されるプログラムであって、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視モジュールと、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知モジュールと、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストールモジュールとを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明は、上記第1または第3の目的を達成するため、サーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストールシステムであって、前記サーバ装置は、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを保持する保持手段と、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記保持手段に保持されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段とを備え、前記クライアント装置は、前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知手段を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明は、上記第第1または第3の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明は、上記第1または第3の目的を達成するため、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストール方法であって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求工程と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記保持手段に保持されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出工程と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択工程と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記憶手段から読み出し、該読み出されたドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理工程とを有し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知工程を有することを特徴とする。
【0022】
本発明は、上記第第1または第3の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続され、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置上で実行されるプログラムであって、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求モジュールと、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出モジュールと、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択モジュールと、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理モジュールとを備えることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】
(第1実施の形態)
図1は本発明の第1実施の形態に係るリモートアンインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0025】
本実施の形態のネットワークシステムにおいては、図1に示すように、サーバコンピュータ201、複数のクライアントPC204,206,208およびプリンタなどの複数のデバイス(図示せず)がLAN(Local Area Network)200を介して接続されている。サーバコンピュータ201には、LAN200上の各クライアントPC204,206,208および各デバイス(図示せず)を管理するためのサーバプログラム202がインストールされているとともに、データベース203が接続されている。また、クライアントPC204には、クライアントプログラムA205が、クライアントPC206には、クライアントプログラムB207が、クライアントPC208には、クライアントプログラムC209がそれぞれインストールされている。
【0026】
サーバコンピュータ201のサーバプログラム202には、各クライアント204,206,208に対してプログラムの一例であるアプリケーションをインストールするためのリモートインストールモジュールと、各クライアント204,206,208にインストールされているアプリケーションをアンインストールするためのリモートアンインストールモジュールとが含まれる。データベース203には、サーバコンピュータ201の管理下にあるクライアントPCのネットワークアドレスや、アプリケーションの使用頻度などが記憶される。
【0027】
各クライアントPC204,206,208のクライアントプログラム205,207,209は、サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)にアプリケーションの使用頻度を通知し、また指定されたアプリケーションのアンインストールを行うためのモジュールを含む。
【0028】
次に、本実施の形態においては、サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)から、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)にインストールされているアプリケーションをアンインストールするいわゆるリモートアンインストールが可能である。このリモートアンインストールについて図2を参照しながら説明する。図2は図1のサーバコンピュータ201(サーバプログラム202)と、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【0029】
ここでは、既に、サーバコンピュータ201により、後述するクライアントPCの探索手順を経て、LAN200上の各クライアントPC204,206,208が検出されているものとする。また、サーバコンピュータ201とクライアントPC204,206,208間の通信プロトコルとしては、特段のプロトコルを用いる必要はなく、周知のプロトコルが用いられる。
【0030】
サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)は、図2に示すように、データベース203に記憶されているネットワークアドレスに基づいてクライアントPC204,206,208のそれぞれに対して、各クライアントPC204,206,208上のアプリケーションの使用頻度を要求するコマンド101,103,105を発行する。
【0031】
コマンド101を受けたクライアントPC204(クライアントプログラムA205)は、コマンド101に対するレスポンス102により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、説明を簡単化するために、クライアントPC204にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションは頻繁に使用されているものとする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「高」となり、その使用頻度がサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0032】
同様に、コマンド103を受けたクライアントPC206(クライアントプログラムB207)は、コマンド103に対するレスポンス104により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、同様に、クライアントPC206にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションはほとんどに使用されていないものとする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「低」となり、その使用頻度がサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0033】
同様に、コマンド105を受けたクライアントPC208(クライアントプログラムC209)は、コマンド105に対するレスポンス106により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、同様に、クライアントPC208にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションの使用頻度は「中」とする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「中」としてサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0034】
各クライアントPC204,206,208からアプリケーションの使用頻度の通知を受けたサーバコンピュータ201は、各クライアントPC204,206,208のそれぞれのアプリケーションの使用頻度を一旦データベース203に格納する。その後、サーバコンピュータ201は、検出処理107により、各クライアントPC204,206,208におけるアプリケーションの使用頻度をデータベース203から読み出し、使用頻度が「低」であるアプリケーションおよびそのインストールされているクライアントPCを検出する。ここでは、使用頻度が「低」であるアプリケーションを有するクライアントPCとして、クライアントPC206が検出されることになる。
【0035】
次いで、サーバコンピュータ201は、クライアントPC206に対して、使用頻度が「低」であるアプリケーションのアンインストールを要求するコマンド108を発行する。このコマンド108を受けたクライアントPC206は、アンインストール処理109により、コマンド108で要求されたアプリケーション(使用頻度が低いアプリケーション)のアンインストールを実行する。そして、クライアントPC206は、アプリケーションのアンインストールが完了すると、アンインストールの完了を通知するためのレスポンス110をサーバコンピュータ201に返す。
【0036】
ここで、上記アプリケーションの使用頻度は、例えば使用回数、使用時間などに基づいて「高」、「中」、「低」の3段階に分けられたものである。なお、アプリケーションの使用頻度をさらに細かく分類してもよいし、また、数値で表すようにしてもよい。使用頻度を数値で表す場合、所定の閾値を設定し、使用頻度の値が所定の閾値より小さいアプリケーションをアンインストール対象と見なすようにしてもよい。
【0037】
また、クライアントPCから通知された複数のアプリケーションの使用状況を予め設定された文書作成、表計算、プリンタドライバを含むプログラムの属性毎に分類し、管理者が指定した属性を持つプログラムの使用頻度を比較し、使用頻度が所定頻度以下のアプリケーションを、アンインストールするプログラムとして検出するようにしてもよい。
【0038】
以上の手順により、サーバコンピュータ201から、クライアントPC204,206,208にインストールされているアプリケーションのうち、使用頻度が低いアプリケーションのアンインストールを効率よくかつ容易に行うことが可能となる。
【0039】
次に、上記リモートアンインストールにおいて、サーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理について図3を参照しながら説明する。図3は図1のサーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理の手順を示すフローチャートである。この図3に示す手順は、サーバプログラム202により実行されるものである。
【0040】
サーバコンピュータ201においては、図3に示すように、まずステップS301で、検出したクライアントPCの数をカウントするための変数iの値が0に初期化され、続くステップS302で、管理下のクライアントPCを検出するために、ブロードキャストパケットが送信される。
【0041】
次いで、ステップS303において、上記ステップS302で送信されたブロードキャストパケットに対するレスポンスが受信されたか否かの判定が行われる。ここで、上記レスポンスが受信された場合は、ステップS304において、上記受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものであるか否かの判定が行われ、該レスポンスが管理下のクライアントPCからのものである場合、ステップS305において、上記レスポンスの発行元のクライアントPCに対して、アプリケーションの使用頻度などを含む情報の通知が要求される。
【0042】
次いで、ステップS306において、上記ステップS305で通知を要求したクライアントPCからの上記要求した情報を含むレスポンスを受信するのが待たれ、レスポンスが受信されると、ステップS307に進む。ステップS307においては、上記ステップS306で受信されたレスポンスに含まれるアプリケーションの使用頻度を含む情報がデータベース203に保存される。そして、ステップS308において、変数iの値が1インクリメントされ、処理が上記ステップS303に戻る。
【0043】
また、上記ステップS304において受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものでないと判定された場合、処理は上記ステップS303に戻る。
【0044】
上記ステップS303において上記ステップS302で送信されたブロードキャストパケットに対するレスポンスが受信されなかったと判定された場合、ステップS309において、上記変数iの値(検出したクライアントPCの数を示す)がデータベース203に保存され、本処理は終了する。
【0045】
次に、サーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作について図4を参照しながら説明する。図4は図1のサーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。この図4に示す手順は、サーバプログラム202により実行されるものである。
【0046】
図4に示すように、まず、ステップS401において、データベース203に格納されたクライアントPCの情報の数をカウントするための変数jが初期化され、続くステップS402で、図3のステップS307でデータベース203に格納されたj番目のクライアントPCの情報が取得される。そして、ステップS403において、変数jとデータベース203に格納されているクライアントPCの情報の数iが比較され、変数jがi未満の場合、処理はステップS404に進む。
【0047】
ステップS404においては、j番目のクライアントPCの情報から使用頻度が低いアプリケーションの抽出が行われる。そして、ステップS405において、上記ステップS404の抽出結果に基づいて使用頻度が低いアプリケーションがあるか否かの判定が行われる。ここで、使用頻度が低いアプリケーションがある場合、ステップS406において、抽出された使用頻度が低いアプリケーションの全てをアンインストールすることが対応するクライアントPCに対して要求される。
【0048】
次いで、ステップS407において、上記ステップS406でアプリケーションのアンインストールが要求されたクライアントPCでの使用頻度が低いアプリケーションのアンインストール完了の通知が待たれ、このアンインストール完了通知が受信されると、ステップS408において、変数jの値が1インクリメントされ、処理はステップS402に戻る。
【0049】
上記ステップS405で使用頻度が低いアプリケーションがないと判定された場合、上記ステップS406および407がスキップされ、ステップS408において、変数jの値が1インクリメントされ、その後、処理はステップS402に戻る。
【0050】
上記ステップS403において変数jがi以上であると判定された場合、本処理は終了する。
【0051】
次に、クライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作について図5を参照しながら説明する。図5は図1のクライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作の手順を示すフローチャートである。図5に示す手順は、クライアントPC204,206,208のクライアントプログラム205,207,209により実行されるものである。
【0052】
クライアントPC204,206,208においては、図5に示すように、まずステップS501で、サーバコンピュータ201からのコマンドの受信待ちが行われ、サーバコンピュータ201からのコマンドが受信されると、ステップS502において、受信されたコマンドの解析が行われる。そして、ステップS503において、上記ステップS502の解析結果に基づいて、受信されたコマンドがアンインストール要求であるか否かの判定が行われる。ここで、上記コマンドがアンインストール要求である場合、ステップS504に進む。
【0053】
ステップS504においては、受信されたコマンドすなわちアンインストール要求により指定されたアプリケーションのアンインストールが行われる。ここで、上記アンインストール要求によりアンインストール対象として複数のアプリケーションが指定されている場合、指定された複数のアプリケーションが任意の順番でアンインストールされる。そして、ステップS505において、上記アプリケーションのアンインストールの完了が待たれ、このアプリケーションのインストールが完了すると、ステップS506において、指定されたアプリケーションのアンインストールの完了がサーバコンピュータ201に通知され、本処理は終了する。
【0054】
上記ステップS503で受信されたコマンドがアンインストール要求でないと判定された場合、ステップS507において、受信されたコマンドで指定された処理が実行され、本処理は終了する。
【0055】
ここで、上記処理においては、上記ステップS504でアンインストールが正常に終了しなかった場合を想定していないが、このような場合は、アンインストール失敗を示す通知をサーバコンピュータ201に送り、アンインストール失敗を管理者に通知するようにすればよい。その際、アンインストールに失敗したアプリケーション名も合わせて通知するようにしてもよい。
【0056】
次に、サーバコンピュータ201にサーバプログラム202を、クライアントPC204,206,208にクライアントプログラム205,207,209をそれぞれインストールするために提供されるCD−ROMについて図6を参照しながら説明する。図6は図1のサーバプログラム202またはクライアントプログラム205,207,209を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【0057】
このようなCD−ROMは、図6に示すように、ディレクトリ情報が記憶されている領域999と、インストールプログラムが記憶されている領域998と、サーバプログラム202が記憶されている領域997と、クライアントプログラム205,207,209が記憶されている領域996とを有し、領域999に記憶されているディレクトリ情報は、各領域の位置を示す。
【0058】
サーバプログラム202をインストールする際には、まず領域998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、サーバコンピュータ201上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域997からサーバプログラム202が読み出されて、サーバコンピュータ201のハードディスクに格納される。
【0059】
クライアントプログラム205,207,209をインストールする際には、まず、領域998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、クライアントPC204,206,208上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9996からクライアントプログラム205,207,209が読み出されて、クライアントPC204,206,208のハードディスクに格納される。
【0060】
また、本実施の形態においては、管理者がサーバコンピュータ201を介してクライアントプログラムのインストーラを各クライアントPCに配布するか、各クライアントPCのユーザがクライアントプログラムのインストーラをダウンロードして起動するものとしている。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208にインストールされたアプリケーションを容易に削除することができ、システム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができる。
【0062】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態について図7〜図13を参照しながら説明する。図7は本発明の第2実施の形態に係るリモートインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0063】
本実施の形態のネットワークシステムにおいては、図7に示すように、サーバコンピュータ251、複数のクライアントPC254,256,258,260および複数のプリンタ262,263,264,265がLAN250を介して接続されている。サーバコンピュータ251には、LAN250上の各クライアントPC254,256,258,260および各プリンタ262,263,264,265を管理するためのサーバプログラム252がインストールされているとともに、データベース253が接続されている。また、各クライアントPC254,256,258,260には、クライアントプログラム255,257,259,261がそれぞれインストールされている。
【0064】
サーバコンピュータ251のサーバプログラム252には、LAN250を介して、各クライアント254,256,258,260に対してプリンタドライバをインストールするリモートインストールを実行するためのモジュールが含まれる。データベース253には、サーバコンピュータ251の管理下にあるクライアントPCのネットワークアドレス、および管理下のプリンタの名前、そのネットワークアドレス、ドライバインストールモジュールなどが記憶される。
【0065】
各クライアントPC254,256,258,260のクライアントプログラム255,257,259,261は、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)に既存のプリンタドライバに関する情報を通知し、また指定されたプリンタドライバのインストールを行うためのモジュールを含む。
【0066】
次に、本実施の形態においては、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)から、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)にプリンタドライバをインストールするいわゆるリモートインストールが可能である。このリモートインストールについて図8を参照しながら説明する。図8は図7のサーバコンピュータ251(サーバプログラム252)と、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【0067】
ここでは、既に、サーバコンピュータ251により、後述するクライアントPCの探索手順を経て、LAN250上の各クライアントPC254,256,258,260が検出されているものとする。また、サーバコンピュータ251とクライアントPC254,256,258,260間の通信プロトコルとしては、特段のプロトコルを用いる必要はなく、周知のプロトコルが用いられる。
【0068】
図8に示すように、まず、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)は、データベース253に記憶された情報に基づいて、クライアントPC254に対して、既存のプリンタドライバの有無を通知するよう要求するコマンド151を発行する。コマンド151を受けたクライアントPC254(クライアントプログラム255)は、既存のプリンタドライバの有無を検出し、レスポンス153により、その結果をサーバコンピュータ251に通知する。ここでは、クライアントPC251には、既にプリンタドライバがインストールされており、サーバコンピュータ251に対してプリンタドライバ有が通知されるものとする。
【0069】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、クライアントPC254に対して、コマンド153を発行し、既存のプリンタの能力(既存のプリンタドライバの能力)を通知するよう要求する。ここで、上記プリンタの能力とは、印刷速度、カラー印刷機能、解像度、およびソータ、フィーダなどのオプションの装着状況などを示すものである。このコマンド153を受けたクライアントPC254は、レスポンス154により、既存のプリンタの能力をサーバコンピュータ251に通知する。
【0070】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、コマンド155により、データベース253に対して、プリンタ情報リストを要求する。ここで、データベース253には、インストール可能なプリンタの能力、対応するプリンタドライバのインストールモジュール、ネットワークアドレスなどの情報が格納されているものとする。データベース253からは、このコマンド155に対するレスポンス156により、記憶されているプリンタ情報リストがサーバコンピュータ251に通知される。
【0071】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、処理157を実行し、レスポンス154により通知された既存のプリンタの能力とレスポンス156により通知されたプリンタ情報リストから、既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリストを作成する。そして、このプリンタのリストから、所望のプリンタが管理者により選択される。この管理者によるプリンタの選択は、クライアントPC254にインストールするプリンタドライバを選択すること同じである。プリンタが選択されると、サーバコンピュータ251は、コマンド158により、上記処理157で選択されたプリンタに対応するプリンタドライバのインストールモジュールをクライアントPC254にダウンロードする。
【0072】
コマンド158を受けたクライアントPC254においては、ダウンロードされたプリンタドライバのインストールモジュールが起動され、選択されたプリンタドライバをインストールするための処理157が実行される。そして、このプリンタドライバのインストールが完了すると、クライアントPC254は、レスポンス160により、プリンタドライバのインストールの完了をサーバコンピュータ251に通知する。
【0073】
ここでは、クライアントPC254にプリンタドライバをインストール際のクライアントPC254とサーバコンピュータ251間で行われる通信手順を説明したが、他のクライアントPC256,258,260とサーバコンピュータ251間でも、同様の通信手順が行われる。
【0074】
以上の手順により、各クライアントPC254,256,258,260が利用する既存のプリンタの能力を考慮したプリンタドライバすなわち適正なプリンタドライバのインストールを行うことができる。
【0075】
次に、クライアントPC254,256,258,260におけるコマンド受信に伴う動作について図9を参照しながら説明する。図9は図1の各クライアントPC254,256,258,260のコマンド受信に伴う動作の手順を示すフローチャートである。この図9に示す手順は、各クライアントPC254,256,258,260で動作するクライアントプログラム255,257,259,261により実行されるものである。
【0076】
クライアントPC254,256,258,260においては、図9に示すように、ステップS1301で、サーバコンピュータ251からのコマンドの受信待ちが行われ、サーバコンピュータ251からのコマンドを受信すると、ステップS1302において、受信されたコマンドの解析が行われる。そして、ステップS1303において、受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求であるか否かの判定が行われる。ここで、受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求である場合、ステップS1304に進む。
【0077】
ステップS1304においては、クライアントPC上に既にプリンタドライバがインストールされているか否かの解析が行われ、続くステップS1305において、上記ステップS1304の解析結果に基づいて、サーバコンピュータ251に既存のプリンタドライバの有無を通知する。そして、本処理は終了する。
【0078】
上記ステップS1303で受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求でないと判定された場合、ステップS1306において、受信されたコマンドが既存のプリンタ能力を要求するものであるか否かの判定が行われる。ここで、上記コマンドが既存のプリンタ能力の通知要求である場合、ステップS1307において、既存のプリンタ能力の解析が行われる。この能力解析は、例えばプリンタドライバから直接情報を取得し、また、クライアントPC(クライアントプログラム)がプリンタと通信してプリンタのオプションの装着状況や、印刷可能な用紙サイズなどの情報を取得し、これらの取得された情報に基づいて行われる。さらに、印刷履歴からどのようなタイプの印刷を行ったかなどの情報を取得し、この情報を能力解析に用いるようにしてもよい。そして、ステップS1308において、上記ステップS1307の解析結果に基づいて、既存のプリンタ能力がサーバコンピュータ2501に通知され、本処理は終了する。
【0079】
上記ステップS1306で受信されたコマンドが既存のプリンタ能力を要求するものでないと判定された場合、ステップS1309において、受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求であるか否かの判定が行われる。ここで、受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求である場合、ステップS1310において、プリンタドライバのインストールモジュールが起動され、プリンタドライバのインストールが行われる。そして、ステップS1311において、プリンタドライバのインストールの完了がサーバコンピュータ2501に通知され、本処理は終了する。
【0080】
上記ステップS1309で受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求でないと判定された場合、ステップS1312において、受信されたコマンドにより要求された処理が実行され、そして、本処理は終了する。
【0081】
次に、サーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理について図10を参照しながら説明する。図10は図7のサーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理の手順を示すフローチャートである。この図10に示す手順は、サーバプログラム252によって実行されるものである。
【0082】
サーバコンピュータ251においては、図10に示すように、まずステップS1401で、検出したクライアントPCの数をカウントするための変数iの値を0に初期化し、続くステップS1402で、管理下のクライアントPCを検出するために、ブロードキャストパケットを送信する。
【0083】
次いで、ステップS1403において、上記ステップS1402で送信されたブロードキャストパケットのレスポンスを受信したか否かの判定が行われる。ここで、上記ブロードキャストパケットのレスポンスが受信された場合、ステップS1404において、受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものであるか否かの判定が行われ、このレスポンスがクライアントPCからのものである場合は、ステップS1405に進む。
【0084】
ステップS1405においては、上記受信されたレスポンスの発行元であるクライアントコンピュータに関する情報がデータベース253に保存され、続くステップS1406において、変数iの値が1インクリメントされる。そして、処理が上記ステップS1403に戻る。
【0085】
上記ステップS1404で上記受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものでないと判定された場合、処理が上記ステップS1403に戻る。
【0086】
上記ステップS1403で上記ブロードキャストパケットのレスポンスが受信されなかったと判定された場合、ステップS1407において、上記変数iの値(検出したクライアントPCの数を示す)をデータベース253に保存し、処理は終了する。
【0087】
このようにして、サーバコンピュータ251は、LAN250上のクライアントPCを探索する。
【0088】
次に、サーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作について図11を参照しながら説明する。図11は図7のサーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。ここで、図11に示す手順は、サーバプログラム252により実行されるものである。
【0089】
サーバコンピュータ251においては、図11に示すように、まずステップS1501で、データベース253に記憶されているプリンタの情報(既存のプリンタドライバの有無、プリンタ能力など)が取得され、続くステップS1502で、データベース253に記憶されているクライアントPCの情報(上記探索処理で検出されたクライアントPCに関する情報)が取得される。そして、ステップS1503において、上記ステップS1502で取得されたクライアントPCの情報からクライアントPCのリストが生成される。このリストは、後述する操作画面上に表示される。
【0090】
次いで、ステップS1504において、上記操作画面上に表示されたクライアントPCのリストから、プリンタドライバのインストールターゲットとなるクライアントPCを選択するための管理者の操作に基づいて、インストールターゲットとなるクライアントPCが選択される。そして、ステップS1505において、上記ステップS1501で取得されたプリンタ情報に基づいて、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCに既にプリンタドライバがインストールされているか否かの判定が行われる。ここで、選択されたクライアントPCに既にプリンタドライバがインストールされている場合、処理はステップS1506に進む。これに対し、選択されたクライアントPCにプリンタドライバがインストールされていない場合、処理はステップS1507に進む。
【0091】
ステップS1506においては、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCの既存のプリンタドライバが対応するプリンタと同等以上の能力を有するプリンタの一覧を表すプリンタリストが操作画面上に表示される。そして、処理はステップS1508に進む。
【0092】
ステップS1507においては、上記ステップS1501で取得されたプリンタの情報に基づいて、全てのプリンタの一覧を表すプリンタリストが操作画面に表示され、処理はステップS1508に進む。
【0093】
ステップS1508においては、上記ステップ1506またはステップS1507で操作画面上に表示されたプリンタリストから、クライアントPCにインストールするプリンタドライバに対応するプリンタを選択するための管理者の操作に基づいて、プリンタが選択される。そして、ステップS1509において、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求が行われ、上記ステップ1S508で選択されたプリンタのドライバインストールモジュールがクライアントPCに対してダウンロードされる。
【0094】
次いで、ステップS1510において、プリンタドライバのインストール先のクライアントPCからのインストール完了通知を受信するのが待たれ、このインストール完了通知が受信されると、本処理は終了する。
【0095】
ここでは、サーバコンピュータ251が1つのクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合を説明したが、複数のクライアントPCに対して、同じプリンタドライバのインストールを行う場合、上記処理をクライアントPC毎に繰り返せばよいことは明らかである。
【0096】
このように、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260に、適正でないプリンタドライバが誤ってインストールされることを未然に防止することができる。
【0097】
次に、上記処理において、クライアントPCの選択およびその選択されたPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面について図12を参照しながら説明する。図12は図11の処理におけるクライアントPCの選択およびその選択されたクライアントPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面の一例を示す図である。ここでは、クライアントPCの既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリストが表示された操作画面を示す。
【0098】
上記処理における操作画面には、図12に示すように、クライアントPCのリスト601と、クライアントPCの既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリスト602とが表示される。ここで、クライアントPCのリスト601は、図11のステップS1503で操作画面上の右側に表示されるものでありプリンタのリスト602は、図11のステップS1506で、操作画面上の左側に表示されるものである。
【0099】
管理者は、リスト601を参照してプリンタドライバのインストールを行うクライアントPCを選択し、そして、プリンタリスト602から適当なプリンタを選択する。この選択は、操作画面上でのキーボードまたはマウスなどを用いた操作により行われる。このようにしてクライアントPC、プリンタを選択することによって、選択されたクライアントPCに、選択されたプリンタに対応するプリンタドライバのインストールを行うことが指定されることになる。また、ここで、例えば同一のプリンタドライバを複数のクライアントPCにインストールする場合、上記操作画面上で、複数のクライアントPCを選択すればよい。
【0100】
次に、サーバコンピュータ251にサーバプログラム252を、クライアントPC254,256,258,260にクライアントプログラム255,257,259,261をそれぞれインストールするために提供されるCD−ROMについて図13を参照しながら説明する。図13は図7のサーバプログラム252またはクライアントプログラム255,257,259,261を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【0101】
このようなCD−ROMは、図13に示すように、ディレクトリ情報が記憶されている領域9999と、インストールプログラムが記憶されている領域9998と、サーバプログラム252が記憶されている領域9997と、データベース管理プログラムが記憶されている領域9996と、クライアントプログラム255,257,259,261が記憶されている領域9995とを有し、領域999に記憶されているディレクトリ情報は、各領域の位置を示す。
【0102】
サーバプログラム252をインストールする際には、まず領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、サーバコンピュータ251上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9997からサーバプログラム252を、領域9996からデータベース管理プログラムをそれぞれ読み出し、サーバコンピュータ251のハードディスクに格納する。
【0103】
クライアントプログラム255,257,259をインストールする際には、まず、領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、クライアントPC254,256,258,260上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9995からクライアントプログラム255,257,259,261を読み出して、クライアントPC254,256,258,260のハードディスクに格納する。
【0104】
また、本実施の形態においては、管理者がサーバコンピュータ251を介してクライアントプログラムのインストーラを各クライアントPCに配布するか、各クライアントPCのユーザがクライアントプログラムのインストーラをダウンロードして起動するものとしている。
【0105】
なお、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0106】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の側面によれば、増えつづけるクライアントに搭載されるプログラムの構成または再構成を容易にし、システムを管理する管理者の負荷を大幅に軽減することができる。
【0108】
さらに、本願発明の別の側面によれば、サーバ装置から、クライアント装置にインストールされているプログラムを容易に削除することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートアンインストールシステム、サーバ装置、クライアント装置、リモートアンインストール方法およびプログラムを提供することができる。
【0109】
また、本発明のさらに別の側面によれば、サーバ装置からクライアント装置にプリンタドライバをインストールする際に、クライアント装置に適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートインストールシステム、サーバ装置、リモートインストール方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るリモートアンインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバコンピュータ201(サーバプログラム202)と、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【図3】図1のサーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のサーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のクライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のサーバプログラム202またはクライアントプログラム205,207,209を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係るリモートインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のサーバコンピュータ251(サーバプログラム252)と、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【図9】図1の各クライアントPC254,256,258,260のコマンド受信に伴う動作の手順を示すフローチャートである。
【図10】図7のサーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図7のサーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図12】図11の処理におけるクライアントPCの選択およびその選択されたクライアントPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面の一例を示す図である。
【図13】図7のサーバプログラム252またはクライアントプログラム255,257,259,261を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
200,250 LAN
201,251 サーバコンピュータ
202,252 サーバプログラム
203,253 データベース
204,206,208,254,256,258,260 クライアントPC
205,207,209,255,257,259,261 クライアントプログラム
262,263,264,265 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にインストールされているプログラムをアンインストールするためのリモートアンインストール、およびサーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストールに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネットワークを介して複数のコンピュータが互いに通信可能に接続され、各種機能を提供するネットワークシステムが広く実用化されている。このようなネットワークシステムの多くにおいては、サーバ/クライアント方式によって管理者がサーバコンピュータを介して各クライアントコンピュータ(以下、クライアントPCという)を管理するという方法が採用されている。
【0003】
サーバ/クライアント方式で管理されたネットワークシステムでは、クライアントPCにアプリケーションをインストールする場合、一般的にリモートインストールと呼ばれる方式が用いられる(例えば特許文献1を参照)。これは、サーバコンピュータがネットワークを介してインストール情報をクライアントPCに送り、クライアントPC上でインストーラを起動するというものである。
【0004】
これにより、管理者は、クライアントPC毎にインストーラを起動し、必要なアプリケーションをインストールするといった煩雑な作業に煩わされることなく、管理下のクライアントPCへのアプリケーションのインストールを実現することができる。
【0005】
上記リモートインストール方式によりインストールされたアプリケーションを削除する場合は、従来通り、管理者が各クライアントPC上でアンインストーラを起動し、アプリケーションを削除するという方式が採られている。その結果、各クライアントPCが保持するアプリケーションを削除する場合は、アプリケーションをインストールする場合に比して非常に手間が掛かる。
【0006】
また、サーバコンピュータからクライアントPCのアプリケーションを削除する方式として、クライアントPCからサーバコンピュータに対してアンインストール対象のプログラムを指定すると、サーバがクライアントPCで指定されたアンインストール対象のプログラムの削除要求コマンドをクライアントPCに送信し、クライアントPCが上記削除要求コマンドに基づいて指定されたプログラムをアンインストールするものがある(例えば特許文献2を参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−140852号公報
【特許文献2】
特開2003−58764号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サーバコンピュータからクライアントPCのアプリケーションを削除する方式では、クライアントPCのアプリケーションを削除する際には、その都度クライアントPCからサーバコンピュータに対してアンインストール対象のプログラムを指定する必要があり、面倒である。
【0009】
また、従来のリモートインストール方式を用いてクライアントPC上のプリンタドライバをインストールする場合、インストールするプリンタドライバに対応するプリンタの能力を考慮せずに、このプリンタドライバをインストールすることができる。例えば、クライアントPCに、処理速度が速いプリンタに対応するプリンタドライバが既にインストールされている場合でも、処理速度が遅いプリンタに対応するプリンタドライバをインストールすることが可能である。すなわち、適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することはできない。
【0010】
本発明の第1の目的は、増えつづけるクライアントに搭載されるプログラムの構成又は再構成を容易にし、システムを管理する管理者の負荷を大幅に軽減することにある。
【0011】
本発明の別の第2の目的は、サーバ装置からクライアント装置にインストールされているプログラムを容易に削除することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートアンインストールシステム、サーバ装置、クライアント装置、リモートアンインストール方法およびプログラムを提供することにある。
【0012】
本発明のさらに別の第3の目的は、サーバ装置からクライアント装置にプリンタドライバをインストールする際に、クライアント装置に適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートインストールシステム、サーバ装置、リモートインストール方法およびプログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているプログラムをアンインストールするためのリモートアンインストールシステムであって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段とを備え、前記クライアント装置は、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムの全てのアンインストールを行うアンインストール手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置であって、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているアプリケーションをアンインストールするためのリモートアンインストール方法であって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求工程と、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出工程と、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求工程とを有し、前記クライアント装置は、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視工程と、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知工程と、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール工程とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置上で実行されるプログラムであって、前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求モジュールと、前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出モジュールと、前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求モジュールとを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明は、上記第1または第2の目的を達成するため、サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置上で実行されるプログラムであって、前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視モジュールと、前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知モジュールと、前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストールモジュールとを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明は、上記第1または第3の目的を達成するため、サーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストールシステムであって、前記サーバ装置は、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを保持する保持手段と、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記保持手段に保持されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段とを備え、前記クライアント装置は、前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知手段を備えることを特徴とする。
【0020】
本発明は、上記第第1または第3の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段と、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明は、上記第1または第3の目的を達成するため、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストール方法であって、前記サーバ装置は、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求工程と、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記保持手段に保持されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出工程と、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択工程と、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記憶手段から読み出し、該読み出されたドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理工程とを有し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知工程を有することを特徴とする。
【0022】
本発明は、上記第第1または第3の目的を達成するため、クライアント装置とネットワークを介して接続され、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置上で実行されるプログラムであって、前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求モジュールと、前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出モジュールと、前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択モジュールと、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理モジュールとを備えることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0024】
(第1実施の形態)
図1は本発明の第1実施の形態に係るリモートアンインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0025】
本実施の形態のネットワークシステムにおいては、図1に示すように、サーバコンピュータ201、複数のクライアントPC204,206,208およびプリンタなどの複数のデバイス(図示せず)がLAN(Local Area Network)200を介して接続されている。サーバコンピュータ201には、LAN200上の各クライアントPC204,206,208および各デバイス(図示せず)を管理するためのサーバプログラム202がインストールされているとともに、データベース203が接続されている。また、クライアントPC204には、クライアントプログラムA205が、クライアントPC206には、クライアントプログラムB207が、クライアントPC208には、クライアントプログラムC209がそれぞれインストールされている。
【0026】
サーバコンピュータ201のサーバプログラム202には、各クライアント204,206,208に対してプログラムの一例であるアプリケーションをインストールするためのリモートインストールモジュールと、各クライアント204,206,208にインストールされているアプリケーションをアンインストールするためのリモートアンインストールモジュールとが含まれる。データベース203には、サーバコンピュータ201の管理下にあるクライアントPCのネットワークアドレスや、アプリケーションの使用頻度などが記憶される。
【0027】
各クライアントPC204,206,208のクライアントプログラム205,207,209は、サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)にアプリケーションの使用頻度を通知し、また指定されたアプリケーションのアンインストールを行うためのモジュールを含む。
【0028】
次に、本実施の形態においては、サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)から、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)にインストールされているアプリケーションをアンインストールするいわゆるリモートアンインストールが可能である。このリモートアンインストールについて図2を参照しながら説明する。図2は図1のサーバコンピュータ201(サーバプログラム202)と、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【0029】
ここでは、既に、サーバコンピュータ201により、後述するクライアントPCの探索手順を経て、LAN200上の各クライアントPC204,206,208が検出されているものとする。また、サーバコンピュータ201とクライアントPC204,206,208間の通信プロトコルとしては、特段のプロトコルを用いる必要はなく、周知のプロトコルが用いられる。
【0030】
サーバコンピュータ201(サーバプログラム202)は、図2に示すように、データベース203に記憶されているネットワークアドレスに基づいてクライアントPC204,206,208のそれぞれに対して、各クライアントPC204,206,208上のアプリケーションの使用頻度を要求するコマンド101,103,105を発行する。
【0031】
コマンド101を受けたクライアントPC204(クライアントプログラムA205)は、コマンド101に対するレスポンス102により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、説明を簡単化するために、クライアントPC204にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションは頻繁に使用されているものとする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「高」となり、その使用頻度がサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0032】
同様に、コマンド103を受けたクライアントPC206(クライアントプログラムB207)は、コマンド103に対するレスポンス104により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、同様に、クライアントPC206にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションはほとんどに使用されていないものとする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「低」となり、その使用頻度がサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0033】
同様に、コマンド105を受けたクライアントPC208(クライアントプログラムC209)は、コマンド105に対するレスポンス106により、既存の全てのアプリケーションの使用頻度をサーバコンピュータ201に通知する。ここでは、同様に、クライアントPC208にインストールされているアプリケーションの数を1つとし、そのアプリケーションの使用頻度は「中」とする。この場合、アプリケーションの使用頻度は「中」としてサーバコンピュータ201に通知されることになる。
【0034】
各クライアントPC204,206,208からアプリケーションの使用頻度の通知を受けたサーバコンピュータ201は、各クライアントPC204,206,208のそれぞれのアプリケーションの使用頻度を一旦データベース203に格納する。その後、サーバコンピュータ201は、検出処理107により、各クライアントPC204,206,208におけるアプリケーションの使用頻度をデータベース203から読み出し、使用頻度が「低」であるアプリケーションおよびそのインストールされているクライアントPCを検出する。ここでは、使用頻度が「低」であるアプリケーションを有するクライアントPCとして、クライアントPC206が検出されることになる。
【0035】
次いで、サーバコンピュータ201は、クライアントPC206に対して、使用頻度が「低」であるアプリケーションのアンインストールを要求するコマンド108を発行する。このコマンド108を受けたクライアントPC206は、アンインストール処理109により、コマンド108で要求されたアプリケーション(使用頻度が低いアプリケーション)のアンインストールを実行する。そして、クライアントPC206は、アプリケーションのアンインストールが完了すると、アンインストールの完了を通知するためのレスポンス110をサーバコンピュータ201に返す。
【0036】
ここで、上記アプリケーションの使用頻度は、例えば使用回数、使用時間などに基づいて「高」、「中」、「低」の3段階に分けられたものである。なお、アプリケーションの使用頻度をさらに細かく分類してもよいし、また、数値で表すようにしてもよい。使用頻度を数値で表す場合、所定の閾値を設定し、使用頻度の値が所定の閾値より小さいアプリケーションをアンインストール対象と見なすようにしてもよい。
【0037】
また、クライアントPCから通知された複数のアプリケーションの使用状況を予め設定された文書作成、表計算、プリンタドライバを含むプログラムの属性毎に分類し、管理者が指定した属性を持つプログラムの使用頻度を比較し、使用頻度が所定頻度以下のアプリケーションを、アンインストールするプログラムとして検出するようにしてもよい。
【0038】
以上の手順により、サーバコンピュータ201から、クライアントPC204,206,208にインストールされているアプリケーションのうち、使用頻度が低いアプリケーションのアンインストールを効率よくかつ容易に行うことが可能となる。
【0039】
次に、上記リモートアンインストールにおいて、サーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理について図3を参照しながら説明する。図3は図1のサーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理の手順を示すフローチャートである。この図3に示す手順は、サーバプログラム202により実行されるものである。
【0040】
サーバコンピュータ201においては、図3に示すように、まずステップS301で、検出したクライアントPCの数をカウントするための変数iの値が0に初期化され、続くステップS302で、管理下のクライアントPCを検出するために、ブロードキャストパケットが送信される。
【0041】
次いで、ステップS303において、上記ステップS302で送信されたブロードキャストパケットに対するレスポンスが受信されたか否かの判定が行われる。ここで、上記レスポンスが受信された場合は、ステップS304において、上記受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものであるか否かの判定が行われ、該レスポンスが管理下のクライアントPCからのものである場合、ステップS305において、上記レスポンスの発行元のクライアントPCに対して、アプリケーションの使用頻度などを含む情報の通知が要求される。
【0042】
次いで、ステップS306において、上記ステップS305で通知を要求したクライアントPCからの上記要求した情報を含むレスポンスを受信するのが待たれ、レスポンスが受信されると、ステップS307に進む。ステップS307においては、上記ステップS306で受信されたレスポンスに含まれるアプリケーションの使用頻度を含む情報がデータベース203に保存される。そして、ステップS308において、変数iの値が1インクリメントされ、処理が上記ステップS303に戻る。
【0043】
また、上記ステップS304において受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものでないと判定された場合、処理は上記ステップS303に戻る。
【0044】
上記ステップS303において上記ステップS302で送信されたブロードキャストパケットに対するレスポンスが受信されなかったと判定された場合、ステップS309において、上記変数iの値(検出したクライアントPCの数を示す)がデータベース203に保存され、本処理は終了する。
【0045】
次に、サーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作について図4を参照しながら説明する。図4は図1のサーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。この図4に示す手順は、サーバプログラム202により実行されるものである。
【0046】
図4に示すように、まず、ステップS401において、データベース203に格納されたクライアントPCの情報の数をカウントするための変数jが初期化され、続くステップS402で、図3のステップS307でデータベース203に格納されたj番目のクライアントPCの情報が取得される。そして、ステップS403において、変数jとデータベース203に格納されているクライアントPCの情報の数iが比較され、変数jがi未満の場合、処理はステップS404に進む。
【0047】
ステップS404においては、j番目のクライアントPCの情報から使用頻度が低いアプリケーションの抽出が行われる。そして、ステップS405において、上記ステップS404の抽出結果に基づいて使用頻度が低いアプリケーションがあるか否かの判定が行われる。ここで、使用頻度が低いアプリケーションがある場合、ステップS406において、抽出された使用頻度が低いアプリケーションの全てをアンインストールすることが対応するクライアントPCに対して要求される。
【0048】
次いで、ステップS407において、上記ステップS406でアプリケーションのアンインストールが要求されたクライアントPCでの使用頻度が低いアプリケーションのアンインストール完了の通知が待たれ、このアンインストール完了通知が受信されると、ステップS408において、変数jの値が1インクリメントされ、処理はステップS402に戻る。
【0049】
上記ステップS405で使用頻度が低いアプリケーションがないと判定された場合、上記ステップS406および407がスキップされ、ステップS408において、変数jの値が1インクリメントされ、その後、処理はステップS402に戻る。
【0050】
上記ステップS403において変数jがi以上であると判定された場合、本処理は終了する。
【0051】
次に、クライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作について図5を参照しながら説明する。図5は図1のクライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作の手順を示すフローチャートである。図5に示す手順は、クライアントPC204,206,208のクライアントプログラム205,207,209により実行されるものである。
【0052】
クライアントPC204,206,208においては、図5に示すように、まずステップS501で、サーバコンピュータ201からのコマンドの受信待ちが行われ、サーバコンピュータ201からのコマンドが受信されると、ステップS502において、受信されたコマンドの解析が行われる。そして、ステップS503において、上記ステップS502の解析結果に基づいて、受信されたコマンドがアンインストール要求であるか否かの判定が行われる。ここで、上記コマンドがアンインストール要求である場合、ステップS504に進む。
【0053】
ステップS504においては、受信されたコマンドすなわちアンインストール要求により指定されたアプリケーションのアンインストールが行われる。ここで、上記アンインストール要求によりアンインストール対象として複数のアプリケーションが指定されている場合、指定された複数のアプリケーションが任意の順番でアンインストールされる。そして、ステップS505において、上記アプリケーションのアンインストールの完了が待たれ、このアプリケーションのインストールが完了すると、ステップS506において、指定されたアプリケーションのアンインストールの完了がサーバコンピュータ201に通知され、本処理は終了する。
【0054】
上記ステップS503で受信されたコマンドがアンインストール要求でないと判定された場合、ステップS507において、受信されたコマンドで指定された処理が実行され、本処理は終了する。
【0055】
ここで、上記処理においては、上記ステップS504でアンインストールが正常に終了しなかった場合を想定していないが、このような場合は、アンインストール失敗を示す通知をサーバコンピュータ201に送り、アンインストール失敗を管理者に通知するようにすればよい。その際、アンインストールに失敗したアプリケーション名も合わせて通知するようにしてもよい。
【0056】
次に、サーバコンピュータ201にサーバプログラム202を、クライアントPC204,206,208にクライアントプログラム205,207,209をそれぞれインストールするために提供されるCD−ROMについて図6を参照しながら説明する。図6は図1のサーバプログラム202またはクライアントプログラム205,207,209を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【0057】
このようなCD−ROMは、図6に示すように、ディレクトリ情報が記憶されている領域999と、インストールプログラムが記憶されている領域998と、サーバプログラム202が記憶されている領域997と、クライアントプログラム205,207,209が記憶されている領域996とを有し、領域999に記憶されているディレクトリ情報は、各領域の位置を示す。
【0058】
サーバプログラム202をインストールする際には、まず領域998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、サーバコンピュータ201上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域997からサーバプログラム202が読み出されて、サーバコンピュータ201のハードディスクに格納される。
【0059】
クライアントプログラム205,207,209をインストールする際には、まず、領域998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、クライアントPC204,206,208上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9996からクライアントプログラム205,207,209が読み出されて、クライアントPC204,206,208のハードディスクに格納される。
【0060】
また、本実施の形態においては、管理者がサーバコンピュータ201を介してクライアントプログラムのインストーラを各クライアントPCに配布するか、各クライアントPCのユーザがクライアントプログラムのインストーラをダウンロードして起動するものとしている。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208にインストールされたアプリケーションを容易に削除することができ、システム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができる。
【0062】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態について図7〜図13を参照しながら説明する。図7は本発明の第2実施の形態に係るリモートインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0063】
本実施の形態のネットワークシステムにおいては、図7に示すように、サーバコンピュータ251、複数のクライアントPC254,256,258,260および複数のプリンタ262,263,264,265がLAN250を介して接続されている。サーバコンピュータ251には、LAN250上の各クライアントPC254,256,258,260および各プリンタ262,263,264,265を管理するためのサーバプログラム252がインストールされているとともに、データベース253が接続されている。また、各クライアントPC254,256,258,260には、クライアントプログラム255,257,259,261がそれぞれインストールされている。
【0064】
サーバコンピュータ251のサーバプログラム252には、LAN250を介して、各クライアント254,256,258,260に対してプリンタドライバをインストールするリモートインストールを実行するためのモジュールが含まれる。データベース253には、サーバコンピュータ251の管理下にあるクライアントPCのネットワークアドレス、および管理下のプリンタの名前、そのネットワークアドレス、ドライバインストールモジュールなどが記憶される。
【0065】
各クライアントPC254,256,258,260のクライアントプログラム255,257,259,261は、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)に既存のプリンタドライバに関する情報を通知し、また指定されたプリンタドライバのインストールを行うためのモジュールを含む。
【0066】
次に、本実施の形態においては、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)から、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)にプリンタドライバをインストールするいわゆるリモートインストールが可能である。このリモートインストールについて図8を参照しながら説明する。図8は図7のサーバコンピュータ251(サーバプログラム252)と、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【0067】
ここでは、既に、サーバコンピュータ251により、後述するクライアントPCの探索手順を経て、LAN250上の各クライアントPC254,256,258,260が検出されているものとする。また、サーバコンピュータ251とクライアントPC254,256,258,260間の通信プロトコルとしては、特段のプロトコルを用いる必要はなく、周知のプロトコルが用いられる。
【0068】
図8に示すように、まず、サーバコンピュータ251(サーバプログラム252)は、データベース253に記憶された情報に基づいて、クライアントPC254に対して、既存のプリンタドライバの有無を通知するよう要求するコマンド151を発行する。コマンド151を受けたクライアントPC254(クライアントプログラム255)は、既存のプリンタドライバの有無を検出し、レスポンス153により、その結果をサーバコンピュータ251に通知する。ここでは、クライアントPC251には、既にプリンタドライバがインストールされており、サーバコンピュータ251に対してプリンタドライバ有が通知されるものとする。
【0069】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、クライアントPC254に対して、コマンド153を発行し、既存のプリンタの能力(既存のプリンタドライバの能力)を通知するよう要求する。ここで、上記プリンタの能力とは、印刷速度、カラー印刷機能、解像度、およびソータ、フィーダなどのオプションの装着状況などを示すものである。このコマンド153を受けたクライアントPC254は、レスポンス154により、既存のプリンタの能力をサーバコンピュータ251に通知する。
【0070】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、コマンド155により、データベース253に対して、プリンタ情報リストを要求する。ここで、データベース253には、インストール可能なプリンタの能力、対応するプリンタドライバのインストールモジュール、ネットワークアドレスなどの情報が格納されているものとする。データベース253からは、このコマンド155に対するレスポンス156により、記憶されているプリンタ情報リストがサーバコンピュータ251に通知される。
【0071】
上記通知を受けたサーバコンピュータ251は、処理157を実行し、レスポンス154により通知された既存のプリンタの能力とレスポンス156により通知されたプリンタ情報リストから、既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリストを作成する。そして、このプリンタのリストから、所望のプリンタが管理者により選択される。この管理者によるプリンタの選択は、クライアントPC254にインストールするプリンタドライバを選択すること同じである。プリンタが選択されると、サーバコンピュータ251は、コマンド158により、上記処理157で選択されたプリンタに対応するプリンタドライバのインストールモジュールをクライアントPC254にダウンロードする。
【0072】
コマンド158を受けたクライアントPC254においては、ダウンロードされたプリンタドライバのインストールモジュールが起動され、選択されたプリンタドライバをインストールするための処理157が実行される。そして、このプリンタドライバのインストールが完了すると、クライアントPC254は、レスポンス160により、プリンタドライバのインストールの完了をサーバコンピュータ251に通知する。
【0073】
ここでは、クライアントPC254にプリンタドライバをインストール際のクライアントPC254とサーバコンピュータ251間で行われる通信手順を説明したが、他のクライアントPC256,258,260とサーバコンピュータ251間でも、同様の通信手順が行われる。
【0074】
以上の手順により、各クライアントPC254,256,258,260が利用する既存のプリンタの能力を考慮したプリンタドライバすなわち適正なプリンタドライバのインストールを行うことができる。
【0075】
次に、クライアントPC254,256,258,260におけるコマンド受信に伴う動作について図9を参照しながら説明する。図9は図1の各クライアントPC254,256,258,260のコマンド受信に伴う動作の手順を示すフローチャートである。この図9に示す手順は、各クライアントPC254,256,258,260で動作するクライアントプログラム255,257,259,261により実行されるものである。
【0076】
クライアントPC254,256,258,260においては、図9に示すように、ステップS1301で、サーバコンピュータ251からのコマンドの受信待ちが行われ、サーバコンピュータ251からのコマンドを受信すると、ステップS1302において、受信されたコマンドの解析が行われる。そして、ステップS1303において、受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求であるか否かの判定が行われる。ここで、受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求である場合、ステップS1304に進む。
【0077】
ステップS1304においては、クライアントPC上に既にプリンタドライバがインストールされているか否かの解析が行われ、続くステップS1305において、上記ステップS1304の解析結果に基づいて、サーバコンピュータ251に既存のプリンタドライバの有無を通知する。そして、本処理は終了する。
【0078】
上記ステップS1303で受信されたコマンドが既存のプリンタドライバの有無の通知要求でないと判定された場合、ステップS1306において、受信されたコマンドが既存のプリンタ能力を要求するものであるか否かの判定が行われる。ここで、上記コマンドが既存のプリンタ能力の通知要求である場合、ステップS1307において、既存のプリンタ能力の解析が行われる。この能力解析は、例えばプリンタドライバから直接情報を取得し、また、クライアントPC(クライアントプログラム)がプリンタと通信してプリンタのオプションの装着状況や、印刷可能な用紙サイズなどの情報を取得し、これらの取得された情報に基づいて行われる。さらに、印刷履歴からどのようなタイプの印刷を行ったかなどの情報を取得し、この情報を能力解析に用いるようにしてもよい。そして、ステップS1308において、上記ステップS1307の解析結果に基づいて、既存のプリンタ能力がサーバコンピュータ2501に通知され、本処理は終了する。
【0079】
上記ステップS1306で受信されたコマンドが既存のプリンタ能力を要求するものでないと判定された場合、ステップS1309において、受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求であるか否かの判定が行われる。ここで、受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求である場合、ステップS1310において、プリンタドライバのインストールモジュールが起動され、プリンタドライバのインストールが行われる。そして、ステップS1311において、プリンタドライバのインストールの完了がサーバコンピュータ2501に通知され、本処理は終了する。
【0080】
上記ステップS1309で受信されたコマンドがプリンタドライバのインストール要求でないと判定された場合、ステップS1312において、受信されたコマンドにより要求された処理が実行され、そして、本処理は終了する。
【0081】
次に、サーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理について図10を参照しながら説明する。図10は図7のサーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理の手順を示すフローチャートである。この図10に示す手順は、サーバプログラム252によって実行されるものである。
【0082】
サーバコンピュータ251においては、図10に示すように、まずステップS1401で、検出したクライアントPCの数をカウントするための変数iの値を0に初期化し、続くステップS1402で、管理下のクライアントPCを検出するために、ブロードキャストパケットを送信する。
【0083】
次いで、ステップS1403において、上記ステップS1402で送信されたブロードキャストパケットのレスポンスを受信したか否かの判定が行われる。ここで、上記ブロードキャストパケットのレスポンスが受信された場合、ステップS1404において、受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものであるか否かの判定が行われ、このレスポンスがクライアントPCからのものである場合は、ステップS1405に進む。
【0084】
ステップS1405においては、上記受信されたレスポンスの発行元であるクライアントコンピュータに関する情報がデータベース253に保存され、続くステップS1406において、変数iの値が1インクリメントされる。そして、処理が上記ステップS1403に戻る。
【0085】
上記ステップS1404で上記受信されたレスポンスが管理下のクライアントPCからのものでないと判定された場合、処理が上記ステップS1403に戻る。
【0086】
上記ステップS1403で上記ブロードキャストパケットのレスポンスが受信されなかったと判定された場合、ステップS1407において、上記変数iの値(検出したクライアントPCの数を示す)をデータベース253に保存し、処理は終了する。
【0087】
このようにして、サーバコンピュータ251は、LAN250上のクライアントPCを探索する。
【0088】
次に、サーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作について図11を参照しながら説明する。図11は図7のサーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。ここで、図11に示す手順は、サーバプログラム252により実行されるものである。
【0089】
サーバコンピュータ251においては、図11に示すように、まずステップS1501で、データベース253に記憶されているプリンタの情報(既存のプリンタドライバの有無、プリンタ能力など)が取得され、続くステップS1502で、データベース253に記憶されているクライアントPCの情報(上記探索処理で検出されたクライアントPCに関する情報)が取得される。そして、ステップS1503において、上記ステップS1502で取得されたクライアントPCの情報からクライアントPCのリストが生成される。このリストは、後述する操作画面上に表示される。
【0090】
次いで、ステップS1504において、上記操作画面上に表示されたクライアントPCのリストから、プリンタドライバのインストールターゲットとなるクライアントPCを選択するための管理者の操作に基づいて、インストールターゲットとなるクライアントPCが選択される。そして、ステップS1505において、上記ステップS1501で取得されたプリンタ情報に基づいて、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCに既にプリンタドライバがインストールされているか否かの判定が行われる。ここで、選択されたクライアントPCに既にプリンタドライバがインストールされている場合、処理はステップS1506に進む。これに対し、選択されたクライアントPCにプリンタドライバがインストールされていない場合、処理はステップS1507に進む。
【0091】
ステップS1506においては、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCの既存のプリンタドライバが対応するプリンタと同等以上の能力を有するプリンタの一覧を表すプリンタリストが操作画面上に表示される。そして、処理はステップS1508に進む。
【0092】
ステップS1507においては、上記ステップS1501で取得されたプリンタの情報に基づいて、全てのプリンタの一覧を表すプリンタリストが操作画面に表示され、処理はステップS1508に進む。
【0093】
ステップS1508においては、上記ステップ1506またはステップS1507で操作画面上に表示されたプリンタリストから、クライアントPCにインストールするプリンタドライバに対応するプリンタを選択するための管理者の操作に基づいて、プリンタが選択される。そして、ステップS1509において、上記ステップS1504で選択されたクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求が行われ、上記ステップ1S508で選択されたプリンタのドライバインストールモジュールがクライアントPCに対してダウンロードされる。
【0094】
次いで、ステップS1510において、プリンタドライバのインストール先のクライアントPCからのインストール完了通知を受信するのが待たれ、このインストール完了通知が受信されると、本処理は終了する。
【0095】
ここでは、サーバコンピュータ251が1つのクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合を説明したが、複数のクライアントPCに対して、同じプリンタドライバのインストールを行う場合、上記処理をクライアントPC毎に繰り返せばよいことは明らかである。
【0096】
このように、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260に、適正でないプリンタドライバが誤ってインストールされることを未然に防止することができる。
【0097】
次に、上記処理において、クライアントPCの選択およびその選択されたPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面について図12を参照しながら説明する。図12は図11の処理におけるクライアントPCの選択およびその選択されたクライアントPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面の一例を示す図である。ここでは、クライアントPCの既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリストが表示された操作画面を示す。
【0098】
上記処理における操作画面には、図12に示すように、クライアントPCのリスト601と、クライアントPCの既存のプリンタと同等以上の能力を有するプリンタのリスト602とが表示される。ここで、クライアントPCのリスト601は、図11のステップS1503で操作画面上の右側に表示されるものでありプリンタのリスト602は、図11のステップS1506で、操作画面上の左側に表示されるものである。
【0099】
管理者は、リスト601を参照してプリンタドライバのインストールを行うクライアントPCを選択し、そして、プリンタリスト602から適当なプリンタを選択する。この選択は、操作画面上でのキーボードまたはマウスなどを用いた操作により行われる。このようにしてクライアントPC、プリンタを選択することによって、選択されたクライアントPCに、選択されたプリンタに対応するプリンタドライバのインストールを行うことが指定されることになる。また、ここで、例えば同一のプリンタドライバを複数のクライアントPCにインストールする場合、上記操作画面上で、複数のクライアントPCを選択すればよい。
【0100】
次に、サーバコンピュータ251にサーバプログラム252を、クライアントPC254,256,258,260にクライアントプログラム255,257,259,261をそれぞれインストールするために提供されるCD−ROMについて図13を参照しながら説明する。図13は図7のサーバプログラム252またはクライアントプログラム255,257,259,261を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【0101】
このようなCD−ROMは、図13に示すように、ディレクトリ情報が記憶されている領域9999と、インストールプログラムが記憶されている領域9998と、サーバプログラム252が記憶されている領域9997と、データベース管理プログラムが記憶されている領域9996と、クライアントプログラム255,257,259,261が記憶されている領域9995とを有し、領域999に記憶されているディレクトリ情報は、各領域の位置を示す。
【0102】
サーバプログラム252をインストールする際には、まず領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、サーバコンピュータ251上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9997からサーバプログラム252を、領域9996からデータベース管理プログラムをそれぞれ読み出し、サーバコンピュータ251のハードディスクに格納する。
【0103】
クライアントプログラム255,257,259をインストールする際には、まず、領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、クライアントPC254,256,258,260上で実行される。次に、インストールプログラムが、領域9995からクライアントプログラム255,257,259,261を読み出して、クライアントPC254,256,258,260のハードディスクに格納する。
【0104】
また、本実施の形態においては、管理者がサーバコンピュータ251を介してクライアントプログラムのインストーラを各クライアントPCに配布するか、各クライアントPCのユーザがクライアントプログラムのインストーラをダウンロードして起動するものとしている。
【0105】
なお、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0106】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の側面によれば、増えつづけるクライアントに搭載されるプログラムの構成または再構成を容易にし、システムを管理する管理者の負荷を大幅に軽減することができる。
【0108】
さらに、本願発明の別の側面によれば、サーバ装置から、クライアント装置にインストールされているプログラムを容易に削除することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートアンインストールシステム、サーバ装置、クライアント装置、リモートアンインストール方法およびプログラムを提供することができる。
【0109】
また、本発明のさらに別の側面によれば、サーバ装置からクライアント装置にプリンタドライバをインストールする際に、クライアント装置に適正でないプリンタドライバがインストールされることを未然に防止することができ、ひいてはシステム管理者またはユーザに掛かる手間を軽減することができるリモートインストールシステム、サーバ装置、リモートインストール方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るリモートアンインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のサーバコンピュータ201(サーバプログラム202)と、サーバコンピュータ201の管理下にある複数のクライアントPC204,206,208(クライアントプログラム205,207,209)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【図3】図1のサーバコンピュータ201が各クライアントPCの情報を取得し、それをデータベース203に格納するまでの処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のサーバコンピュータ201がクライアントPCに対してアプリケーションのアンインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のクライアントPC204,206,208がサーバコンピュータ201からのアプリケーションのアンインストール要求を受けて、アプリケーションを削除する場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のサーバプログラム202またはクライアントプログラム205,207,209を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係るリモートインストールシステムが構築されているネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7のサーバコンピュータ251(サーバプログラム252)と、サーバコンピュータ251の管理下にある複数のクライアントPC254,256,258,260(クライアントプログラム255,257,259,261)間の通信手順を示すシーケンス図である。
【図9】図1の各クライアントPC254,256,258,260のコマンド受信に伴う動作の手順を示すフローチャートである。
【図10】図7のサーバコンピュータ251によるクライアントPCの探索処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図7のサーバコンピュータ251がクライアントPCに対してプリンタドライバのインストール要求を出す場合の動作の手順を示すフローチャートである。
【図12】図11の処理におけるクライアントPCの選択およびその選択されたクライアントPCにインストールするプリンタドライバの選択に用いられる操作画面の一例を示す図である。
【図13】図7のサーバプログラム252またはクライアントプログラム255,257,259,261を提供するためのCD−ROMのメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
200,250 LAN
201,251 サーバコンピュータ
202,252 サーバプログラム
203,253 データベース
204,206,208,254,256,258,260 クライアントPC
205,207,209,255,257,259,261 クライアントプログラム
262,263,264,265 プリンタ
Claims (24)
- クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているプログラムをアンインストールするためのリモートアンインストールシステムであって、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、
前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段と
を備え、
前記クライアント装置は、
前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、
前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、
前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムの全てのアンインストールを行うアンインストール手段と
を備えることを特徴とするアンインストールシステム。 - クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求手段と、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出手段と、
前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 前記クライアント装置から通知される前記複数のプログラムの使用状況は、前記複数のプログラム毎の使用時間に基づいて算出された使用頻度であり、前記検出手段は、前記複数のプログラムのうち、使用頻度が所定頻度以下のプログラムを、アンインストールするプログラムとして検出することを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
- 前記クライアント装置から通知される前記複数のプログラムの使用状況は、前記複数のプログラム毎の使用回数に基づいて算出された使用頻度であり、前記検出手段は、前記複数のプログラムのうち、使用頻度が所定頻度以下のプログラムを、アンインストールするプログラムとして検出することを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
- 前記クライアント装置から通知された前記複数のプログラムの使用状況を予め設定された文書作成、表計算、プリンタドライバを含むプログラムの属性毎に分類し、管理者が指定した属性を持つプログラムの使用頻度を比較し、使用頻度が所定頻度以下のプログラムを、アンインストールするプログラムとして検出することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載のサーバ装置。
- サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置であって、
前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視手段と、
前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知手段と、
前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール手段と
を備えることを特徴とするクライアント装置。 - 前記監視手段は、前記複数のプログラム毎にその使用時間を監視し、前記複数のプログラム毎にその使用時間に応じた使用頻度を使用状況とすることを特徴とする請求項6記載のクライアント装置。
- 前記監視手段は、前記複数のプログラム毎にその使用回数を監視し、前記複数のプログラム毎にその使用回数に応じた使用頻度を使用状況とすることを特徴とする請求項6記載のサーバ装置。
- 前記アンインストールが要求されたプログラムのアンインストールが完了したことを前記サーバ装置に通知するアンインストール完了通知手段を備えることを特徴とする請求項6記載のクライアント装置。
- クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置から、前記クライアント装置にインストールされているアプリケーションをアンインストールするためのリモートアンインストール方法であって、
前記サーバ装置は
前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求工程と、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出工程と、
前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求工程と
を有し、
前記クライアント装置は、
前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視工程と、
前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知工程と、
前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストール工程と
を有することを特徴とするリモートアンインストール方法。 - 前記クライアント装置の監視工程では、前記複数のプログラム毎にその使用時間を監視し、前記複数のプログラム毎にその使用時間に応じた使用頻度を使用状況とし、前記サーバ装置の前記検出工程では、前記複数のプログラムのうち、使用頻度が所定頻度以下のプログラムを、アンインストールするプログラムとして検出することを特徴とする請求項10記載のリモートアンインストール方法。
- 前記クライアント装置の監視工程では、前記複数のプログラム毎にその使用回数を監視し、前記複数のプログラム毎にその使用回数に応じた使用頻度を使用状況とし、前記サーバ装置の前記検出工程では、前記複数のプログラムのうち、使用頻度が所定頻度以下のプログラムを、アンインストールするプログラムとして検出することを特徴とする請求項10記載のリモートアンインストール方法。
- 前記クライアント装置は、前記アンインストールが要求されたプログラムのアンインストールが完了したことを前記サーバ装置に通知するアンインストール完了通知工程を有することを特徴とする請求項10記載のリモートアンインストール方法。
- クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置上で実行されるプログラムであって、
前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムの使用状況の通知を要求するための使用状況通知要求を前記クライアント装置に対して発行する使用状況通知要求モジュールと、
前記使用状況通知要求に応答して前記クライアント装置から通知された使用状況に基づいて前記クライアント装置にインストールされている複数のプログラムのうち、アンインストールするプログラムを検出する検出モジュールと、
前記アンインストールするプログラムとして検出されたプログラムの全てを前記クライアント装置からアンインストールするためのアンインストール要求を前記クライアント装置に対して発行するアンインストール要求モジュールと
を備えることを特徴とするプログラム。 - サーバ装置とネットワークを介して接続され、複数のプログラムがインストールされているクライアント装置上で実行されるプログラムであって、
前記インストールされている複数のプログラム毎にその使用状況を監視する監視モジュールと、
前記サーバ装置からの使用状況通知要求に応答して前記複数のプログラム毎の使用状況を前記サーバ装置に通知する使用状況通知モジュールと、
前記サーバ装置からのアンインストール要求によりアンインストールが要求されたプログラムのアンインストールを行うアンインストールモジュールと
を備えることを特徴とするプログラム。 - サーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストールシステムであって、
前記サーバ装置は、
複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段と、
前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、
前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、
前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、
前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段と
を備え、
前記クライアント装置は、
前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知手段
を備えることを特徴とするリモートインストールシステム。 - クライアント装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段と、
前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求手段と、
前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出手段と、
前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択手段と、
前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。 - 前記ネットワークには、前記サーバ装置の管理下にあり、かつ少なくとも1つ以上のクライアント装置を含むクライアント装置群が収容され、
前記サーバ装置は、前記クライアント装置郡内にあるクライアント装置を探索する探索手段と、前記探索されたクライアント装置の中から、前記管理者により指定されクライアント装置を、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータのインストール先となるクライアント装置として選択するインストール先選択手段とを備えることを特徴とする請求項17記載のサーバ装置。 - 前記サーバ装置は、前記検出されたプリンタの全ておよび前記探索されたクライアント装置の全てを操作画面上に一覧表示する表示手段を備え、前記操作画面は、前記管理者によるプリンタの指定および前記クライアント装置の指定に用いられることを特徴とする請求項18記載のサーバ装置。
- 複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置からネットワークを介してクライアント装置にプリンタドライバをインストールするためのリモートインストール方法であって、
前記サーバ装置は、
前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求工程と、
前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記保持手段に保持されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出工程と、
前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択工程と、
前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記憶手段から読み出し、該読み出されたドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理工程と
を有し、
前記クライアント装置は、
前記サーバ装置からの前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力を前記サーバ装置に通知するプリンタ能力通知工程
を有することを特徴とするリモートインストール方法。 - 前記ネットワークには、前記サーバ装置の管理下にあり、かつ少なくとも1つ以上のクライアント装置を含むクライアント装置群が収容され、
前記サーバ装置は、前記クライアント装置郡内にあるクライアント装置を探索する探索工程と、前記探索されたクライアント装置の中から、前記管理者により指定されクライアント装置を、前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバのインストール先となるクライアント装置として選択するインストール先選択工程とを有することを特徴とする請求項20記載のリモートインストール方法。 - 前記サーバ装置は、前記検出されたプリンタの全ておよび前記探索されたクライアント装置の全てを操作画面上に一覧表示する表示工程を有し、前記操作画面は、前記管理者によるプリンタの指定および前記クライアント装置の指定に用いられることを特徴とする請求項20記載のリモートインストール方法。
- 前記クライアント装置は、前記プリンタドライバデータのインストールが完了したことを前記サーバ装置に通知するインストール完了通知工程を有することを特徴とする請求項20記載のリモートインストール方法。
- クライアント装置とネットワークを介して接続され、複数のプリンタ毎にその能力とそれぞれに対応するプリンタドライバデータとを記憶する記憶手段を有するサーバ装置上で実行されるプログラムであって、
前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力の通知を前記クライアント装置に対して要求するためのプリンタ能力通知要求を発行するプリンタ能力通知要求モジュールと、
前記プリンタ能力通知要求に応答して前記クライアント装置から通知されたプリンタの能力と前記記憶手段に記憶されている複数のプリンタの能力とを比較し、該比較結果に基づいて前記クライアント装置にインストールされているプリンタドライバが対応するプリンタの能力と同等以上の能力を有するプリンタを検出する検出モジュールと、
前記検出されたプリンタの中から、管理者により指定されたプリンタを選択するプリンタ選択モジュールと、
前記選択されたプリンタに対応するプリンタドライバデータを前記記憶手段から読み出し、該読み出されたプリンタドライバデータを前記クライアント装置にインストールするためのインストール処理を行うインストール処理モジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
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- 2003-07-23 JP JP2003200696A patent/JP2005044000A/ja not_active Withdrawn
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