JP4534903B2 - 複合機 - Google Patents
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Description
更に、この種の複合機は、OCR(Optical Character Recognition)プログラムなどといったプラグインを後からインストールすることにより、プレインストールされているサービスアプリケーションプログラムでは実現し得ないオプション機能をも利用することが可能である(この種の技術については、特許文献1乃至3を参照)。
しかしながら、各ユーザが複合機をカスタマイズべくインストールするアプリケーションプログラムをそのまま別のユーザに利用させることは、秘匿性の観点や複合機自体の記憶容量の問題から好ましくない。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、秘匿性や記憶容量の有限性に配慮しつつも、プラグインのアプリケーションプログラムを各ユーザの目的に合わせて自在にカスタマイズした上で利用せしめるような複合機を提供することを目的とする。
また、本発明の好適な態様である複合機は、複数のユーザによって共通に利用し得るアプリケーションプログラムである共用アプリケーションプログラムをインストールするための記憶手段と、前記記憶手段にインストールされた共用アプリケーションプログラムを前記各ユーザの選択に対応して並列に起動させ、起動させた共用アプリケーションを用いて前記各ユーザの指示に係る各種画像処理ジョブを個別に実行するプラットフォームと、複数のユーザによる自機へのログイン操作及びログアウト操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段があるユーザからログイン操作を受け付けると、所定のログイン操作を行うと共にそのユーザが選択し得るアプリケーションプログラムの各種別を提示するログイン時処理手段と、前記提示した各種別の中から前記ユーザによって共用アプリケーションプログラムの種別が選択されると、当該共用アプリケーションプログラムを起動させるように前記プラットフォームを制御する起動制御手段と、前記受付手段が前記ユーザからログアウト操作を受け付けると、当該ユーザの指示に応じて前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムをアンインストールすると共に所定のログアウト処理を行うログアウト時処理手段であって、当該共用アプリケーションプログラムが並列して起動されたものであった場合には当該アンインストールを行わずに当該ログアウト処理を行うログアウト時処理手段とを備える。
また、前記ログアウト時処理手段は、前記ログアウト操作を受け付けたときに、前記プラットフォームが前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムを用いて前記各種画像処理ジョブを実行している場合には、当該共用アプリケーションプログラムのアンインストールを行わずに前記ログアウト処理を行うようにしてもよい。
また、前記ログアウト時処理手段は、前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムが並列して起動されたものでなかった場合に、前記ユーザに対してアンインストールの問い合わせを行い、当該ユーザがアンインストールする指示を行うと、当該共用アプリケーションプログラムのアンインストールを行い、当該ユーザがアンインストールしない指示を行うと、当該アンインストールを行わないようにしてもよい。
また、前記記憶手段には、前記起動された共用アプリケーションプログラムについて前記ユーザが行った設定内容がユーザ毎に登録された設定管理データベースが記憶され、前記起動制御手段は、前記プラットフォームを制御して、前記共用アプリケーションプログラムについて、前記設定管理データベースに示す設定内容を反映させて起動させてもよい。
本願発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像処理サービスシステムは、コンビニエンスストアなどの店舗に設置した複合機により、以下の4つのサービスを提供する。
(1)スキャンサービス
これは、紙媒体からスキャンした画像を画像データ化し、記録媒体に格納するサービスである。
(2)コピーサービス
これは、紙媒体からスキャンした画像を別の一又は複数の紙媒体にプリントして複写物を生成するサービスである。
(3)FAXサービス
これは、自機のアドレス宛てに電話回線経由で伝送されてくる画像を紙媒体にプリントして出力し、また、紙媒体からスキャンした画像を外部のアドレス宛てに電話回線経由で伝送するサービスである。
(4)プリントサービス
これは、自機のアドレス宛てにネットワーク経由で伝送されてくる画像を紙媒体にプリントして出力するサービスである。
なお、これらの4つのサービスは、予めオフラインでサービス加入申込手続を行ったユーザに対してのみ提供される。そして、加入申込手続を行った各ユーザには、各々を識別するユーザIDを記憶したICカードが配布されることになっている。
スキャンデバイス11は、CCD(Charge Coupled Device)や光源などといった、画像スキャン制御を実現すべく搭載されたデバイス群の総称である。
プリントデバイス12は、感光体ドラムや帯電器などといった、画像プリント制御を実現すべく搭載されたデバイス群の総称である。
通信デバイス13は、モデムや各種インターフェースユニットなどといった、外部ノードとの通信制御を実現すべく搭載されたデバイス群の総称である。
UIデバイス14は、タッチパネルやタッチスクリーンディスプレイなどといった、UI制御を実現すべく搭載されたデバイス群の総称である。なお、このUIデバイス14は、各ユーザのICカードからユーザIDを読み出すICカードリーダを含む。
ハードディスク16には、オペレーティングシステム(以下、「OS」と呼ぶ)の他、スキャンサービスアプリケーション、コピーサービスアプリケーション、FAXサービスアプリケーション、及びプリントサービスアプリケーションの4つのアプリケーションプログラム(以下、これらを「基本アプリケーション」と呼ぶ)がプレインストールされている。このハードディスク16に記憶されたOS及び基本アプリケーションは、制御部15によって起動される。ここで、本実施形態における「起動」とは、プログラムコードを制御部15のCPUが解釈できるように同部15のRAMへ読み出すことを意味する。
実行結果管理データベース16aは、各々が、所定時間長前(例えば、「2時間前」)までの間に自機にログインしたユーザと対応する複数のレコードの集合体である。このデータベースを構成するレコードの各々は、「ユーザインデックス」と「ジョブ実行結果」の2つのフィールドを有する。「ユーザインデックス」のフィールドには、所定時間長前までの間に自機にログインしたユーザ(既にログアウトしているユーザを含む)のユーザIDが記憶される。「ジョブ実行結果」のフィールドには、ログインした各ユーザの指示に係る画像処理ジョブの実行結果として得られたデータ(例えば、スキャンジョブの実行結果として得られた画像ファイルデータ)が記憶される。本実施形態では、複合機10にログインしたユーザが画像処理ジョブの指示を下した後、その実行結果が得られる前にログアウトすると、後に再びログインした際にそのジョブの実行結果を取得できるようになっている。「ジョブ実行結果」のフィールドには、自らの指示に係る画像処理ジョブの結果を得ぬままログアウトしたユーザが再度ログインするまでの間、その画像処理ジョブの実行結果として得られたデータが記憶されることになる。そして、所定時間長の間の再ログインがなければ、実行結果のデータを記憶したレコードそのものが実行結果管理データベース16aから削除される。
制御部21は、CPU、RAM、ROMを内蔵する。
ハードディスク22は、ライセンス管理データベース22aとアプリケーションデータベース22bとを記憶する。
a ロゴ合成アプリケーション
このプラグインアプリケーションはコピーサービスアプリケーションの機能を拡張するものであり、同アプリケーションによってスキャンされた画像に所定のロゴ(例えば、自社のロゴ)を合成してから紙媒体にプリントさせる。
b OCRアプリケーション
このプラグインアプリケーションはスキャンサービスアプリケーションの機能を拡張するものであり、同アプリケーションによってスキャンされた画像の画像データに文字認識処理を施して得たテキストデータを記録媒体に格納させる。
c 文書転送アプリケーション
このプラグインアプリケーションはスキャンサービスアプリケーションの機能を拡張するものであり、同アプリケーションによってスキャンされた画像の画像データをユーザが指定したアドレスへ特定のプロトコルに従ったネットワーク90経由で伝送する。
アプリケーションデータベース22bを形成するレコードの各々は、「アプリインデックス」と「アプリデータ」の2つのフィールドを有している。「アプリインデックス」のフィールドには、各プラグインアプリケーションのアプリIDが記憶される。「アプリデータ」のフィールドには、プラグインアプリケーションのデータが記憶される。
このデータベースの各レコードに記憶されたプラグインアプリケーションは、複合機10にログインしたユーザのカスタマイズ操作に従ってそのハードディスク16にインストールされ、ユーザがログアウトする際に原則としてアンインストールされるが、ユーザがアンインストールを希望しないとき、又は、同じプラグインアプリケーションが他のユーザの指示に係る画像処理ジョブを実行すべく起動されているときは、アンインストールされないまま複合機10に残される。詳しくは、後の動作説明の項で説明する。
図に示す処理は、あるユーザが複合機10の設置された店舗を訪れ、自身のICカードのユーザIDを複合機10のICカードリーダに読み込ませると開始される。
ICカードリーダがユーザIDを読み込むと、複合機10の制御部15は、そのユーザIDを「ユーザインデックス」のフィールドに記憶したレコードが実行結果管理データベース16aにあるか否か判断する(S100)。
ユーザが所定時間長前までの間にログインしており、そのログイン時の指示に係る画像処理ジョブの実行結果を得ぬままログアウトしていればこのステップの判断結果は「YES」となる一方、そうでなければこのステップの判断結果は「NO」ということになる。
ステップ100にて、ユーザIDを記憶したレコードがないと判断した制御部15は、ステップ110を実行することなく次のステップに進む。
ログイン手続要求を受信したサーバ装置20の制御部21は、その手続要求に含まれるユーザIDを「ユーザインデックス」のフィールドに記憶したレコードがライセンス管理データベース22aにあるか否か判断する(S130)。
一方、ステップ130にて、ユーザIDを記憶したレコードがあると判断した制御部21は、そのレコードの「ログイン中フラグ」のフィールドに「1」のデータを書込んだ後、ログイン完了応答を複合機10へ送信する(S160)。
ユーザが過去にログインした際に利用したプラグインアプリケーションがアンインストールされていなければ、このステップの判断結果は「YES」ということになり、そうでなければこのステップの判断結果は「NO」ということになる。
「カスタマイズする」のボタンが選択されると、制御部15は、ICカードリーダが読み込んだユーザIDを含むアプリ提示要求をサーバ装置20へ送信する(S200)。
アプリ提示要求を受信したサーバ装置20の制御部21は、そのアプリ提示要求に含まれるユーザIDを「ユーザインデックス」のフィールドに記憶したレコードをライセンス管理データベース22aから特定し、特定したレコードの「購入済みアプリ」のフィールドに記憶されているアプリIDのすべてを読み出す(S210)。
アプリ提示応答を受信した複合機10の制御部15は、そのアプリ提示応答に含まれるアプリIDを所定の雛形に埋め込んで得たアプリ提示画面をタッチスクリーンディスプレイに表示させる(S230)。
アプリ提示画面の上段には、「あなたが利用できるアプリケーションの種別は以下の通りです。インストールするアプリケーションを選択してください。」という内容のメッセージが表示される。そして、その下には、一又は複数のプラグインアプリケーションのアプリIDがリストとして提示される。
ユーザによってアプリIDが選択されると、複合機10の制御部15は、選択されたアプリIDを含むダウンロード要求をサーバ装置20へ送信する(S240)。
ダウンロード要求を受信したサーバ装置20の制御部21は、そのダウンロード要求に含まれるアプリIDを「アプリインデックス」のフィールドに記憶したレコードをアプリケーションデータベース22bから特定し、特定したレコードの「アプリデータ」のフィールドに記憶されているプラグインアプリケーションを読み出す(S250)。
プラグインアプリケーションを受信した複合機10の制御部15は、そのプラグインアプリケーションが共用アプリケーションであるかそれとも非共用アプリケーションであるかを判断する(S270)。
ステップ270にて、サーバ装置20から受信したプラグインアプリケーションが共用アプリケーションであると判断した制御部15は、そのプラグインアプリケーションと同じアプリケーションがハードディスク16に既にインストールされおり且つ起動されているか否か判断する(S280)。
ステップ280にて、サーバ装置20から受信したプラグインアプリケーションがハードディスク16にインストールされてはいるが起動されていない判断した制御部15は、ステップ290を実行せず、受信したプラグインアプリケーションをインストールしないまま次のステップに進む。
ここで、受信したプラグインアプリケーションと同じものがインストールされ且つ起動されている場合、制御部15は、そのプラグインアプリケーションを並列に起動させる。つまり、同じプラグインアプリケーションを、RAMの別領域に新たに読み出す。
制御部15は、ステップ310で読み出したアプリIDと対応するプラグインアプリケーションを起動させ、更に、その設定内容を同ステップで読み出した設定データに従って復元する(S320)。なお、アプリケーション再起動問合せ画面において「再起動する」のボタンが選択された場合、その選択を行ったユーザが以前にログインした際に利用したプラグインアプリケーションがアンインストールされずにハードディスク16に残っているので、新たなインストールを行わずに直ちに起動させて設定内容を復元することが可能である。
なお、ステップ190にて表示されたカスタマイズ問合せ画面において、「カスタマイズしない」のボタンが選択されると、ステップ200乃至ステップ320を実行することなくステップ330に進み、サービスメニュー画面が表示される。
サービス別インターフェース画面の表示内容は、選択されたサービスに応じて異なるものであり、例えば、スキャンサービスのサービス別インターフェース画面であれば、スキャンのスタートを指示するボタンのほか、解像度などの設定欄が設けられ、コピーサービスのサービス別インターフェース画面であれば、コピーのスタートを指示するボタンのほか、複写枚数、倍率、用紙サイズなどの設定欄が設けられる。また、カスタマイズ問合せ画面にて「カスタマイズする」のボタンが選択されてステップ180乃至ステップ300の処理が実行され、または、アプリケーション再起動問合せ画面にて「再起動する」のボタンが選択されてステップ310及びステップ320が実行されていれば、「ロゴ合成アプリケーション」、 「OCRアプリケーション」、「文書転送アプリケーション」といったような、ステップ300又はステップ320にて起動させたプラグインアプリケーションの種別がサービス別インターフェース画面に併せて表示される。
ステップ350にて、画像処理ジョブが実行されていると判断した制御部15は、実行結果管理データベース16aにレコードを1つ追加する(S360)。
続いて、制御部15は、ICカードリーダが読み込んだユーザIDをステップ360で追加したレコードの「ユーザインデックス」のフィールドに記憶させる(S370)。
ステップ310にて、画像処理ジョブが実行されていないと判断した制御部15は、ステップ300又はステップ320で起動させたプラグインアプリケーションを終了させる(S390)。つまり、終了の対象となるプラグインアプリケーションを制御部15のRAMから消去する。
ステップ400にて、プラグインアプリケーションが共用アプリケーションであると判断した制御部15は、そのプラグインアプリケーションが並列に起動された状態であったか否か判断する(S410)。つまり、同じプラグインアプリケーションがRAMの別の領域に読み出されている状態であったか否か判断する。
「アンインストールする」が選択されると、複合機10の制御部15は、ステップ390で終了させたプラグインアプリケーションをハードディスク16からアンインストールする(S430)。
制御部15は、IDカードリーダが読み込んだユーザIDをステップ440で追加したレコードの「ユーザインデックス」のフィールドに記憶すると共に、ステップ390で終了させたプラグインアプリケーションのアプリIDとそのプラグインアプリケーションについてユーザが行っていた設定内容(例えば、ロゴの合成位置などの設定)を示す設定データの対を「設定履歴」のフィールドに記憶する(S450)。
制御部15は、ICカードリーダが読み込んだユーザIDを含むログアウト手続要求をサーバ装置20へ送信する(S460)。なお、ステップ380にて、現在実行中のジョブの実行結果が再ログイン時に取得できる旨のメッセージが表示されると、以降の処理を実行することなく、直ちにステップ460へ進む。
ログアウト完了応答を受信した複合機10の制御部15は、ログアウト手続が完了したことを示すメッセージをタッチスクリーンディスプレイに表示させる(S480)。
更に、複数のユーザの利用に供されるプラグインアプリケーションが共用アプリケーションであるときは、それらが個別に起動されるようになっているので、複数のユーザの各々に独立した環境でアプリケーションを利用させることができる。
図8において、まず、ユーザAが複合機10にログインする(操作1)。
ユーザAが、非共用アプリケーションの1つであるプラグインアプリケーションαのインストールを指示する(操作2)。これにより、複合機10のハードディスク16の空き領域には、プラグインアプリケーションαがインストールされる。
ユーザAは、画像処理ジョブaの実行結果が出力された後、プラグインアプリケーションαをアンインストールせずに複合機10からログアウトする(操作4)。これにより、複合機10のハードディスク16にはプラグインアプリケーションαが残され、またその設定内容を示す設定データが設定管理データベース16bに記憶される。
ユーザBが、非共用アプリケーションの1つであるプラグインアプリケーションβのインストールを指示する(操作6)。これにより、複合機10のハードディスク16の空き領域(プラグインアプリケーションαがインストールされている領域とは別の領域)には、プラグインアプリケーションβがインストールされる。
ユーザBは、プラグインアプリケーションβを自らの利用目的に合わせて設定した後、画像処理ジョブbの実行を指示する(操作7)。これにより、複合機10は、画像処理ジョブbを実行し、実効が完了するとその実行結果を出力する。
ユーザBは、画像処理ジョブbの実行結果を得た後、プラグインアプリケーションβをアンインストールさせてから複合機10からログアウトする(操作8)。
ユーザAは、前回のログイン時に利用したプラグインアプリケーションαの再起動を指示する(操作10)。これにより、複合機10は、ハードディスク16に残されているプラグインアプリケーションαを再起動させ、更に、その設定内容を設定管理データベース16bの設定データから復元する。これにより、ユーザAは、プラグインアプリケーションαの設定を再度行うことなく、直ちに新たな画像処理ジョブの指示を下すことができる。
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態においては、複合機からユーザがログアウトする際に表示されるアンインストール問合せ画面にて承諾が得られた場合のみ、そのユーザが利用したプラグインアプリケーションがハードディスク16からアンインストールされるようになっていたため、多くのプラグインアプリケーションがハードディスク16に蓄積されてその記憶容量が不足する事態も発生し得た。これに対し、ハードディスク16の空き領域が所定値を下回ったときに、インストールされているプラグインアプリケーションの全部又は一部を消去するようにしてもよい。プラグインアプリケーションの消去は、空き領域が所定値を下回ったときだけでなく、ログインしたユーザがログアウトするたびに行なってもよいし、また、ユーザによるログインやログアウトとは無関係に所定の時間長毎に行なってもよい。
上記実施形態における複合機10は、アプリケーションをサーバ装置20からダウンロードしてハードディスク22へインストールするようになっていた。これに対し、DVDドライブなどのデバイスを複合機10に搭載し、アプリケーションを記憶したDVDディスクをユーザ自らが持参して複合機10のDVDドライブに読み込ませてインストールさせるようにしてもよい。
上記実施形態において、複合機10には基本アプリケーションがプレインストールされる一方で、プラグインアプリケーションはユーザのカスタマイズ操作に従って後からインストールされるようになっていた。これに対し、利用頻度の高いプラグインアプリケーションについては、基本アプリケーションと共に複合機10へプレインストールしておいてもよい。
Claims (13)
- 複数のユーザによって共通に利用し得るアプリケーションプログラムである共用アプリケーションプログラムをインストールするための記憶手段と、
前記記憶手段にインストールされた共用アプリケーションプログラムを並列に起動させ、起動させた共用アプリケーションを用いて前記各ユーザの指示に係る各種画像処理ジョブを個別に実行するプラットフォームと、
複数のユーザによる自機へのログイン操作を受け付ける受付手段と、
前記受付手段があるユーザからログイン操作を受け付けると、所定のログイン操作を行うと共にそのユーザが選択し得るアプリケーションプログラムの各種別を提示するログイン時処理手段と、
前記提示した各種別の中から前記ユーザによって共用アプリケーションプログラムの種別が選択されると、選択された種別の共用アプリケーションプログラムが前記記憶手段に既にインストールされ且つ起動されているか否か判断する第1の判断手段と、
前記選択された種別の共用アプリケーションプログラムが前記記憶手段に既にインストールされ且つ起動されていると前記第1の判断手段が判断したとき、その共用アプリケーションプログラムを前記記憶手段の空き領域に新たにインストールし、当該共用アプリケーションプログラムが既にインストールされ且つ起動されていないと前記第1の判断手段が判断したときは、当該共用アプリケーションプログラムをインストールしないインストール手段と
を備えた複合機。 - 請求項1に記載の複合機において、
前記インストール手段は、
前記提示した各種別の中から前記あるユーザによって共用アプリケーションプログラムでない非共用アプリケーションプログラムの種別が選択されると、選択された種別のアプリケーションプログラムを前記記憶手段の空き領域に新たにインストールする
ことを特徴とする複合機。 - 請求項2に記載の複合機において、
前記選択された種別のアプリケーションプログラムを形成する一又は複数のプログラムモジュールの各々が前記記憶手段に既にインストールされているか否かを判断する第2の判断手段を更に備え、
前記インストール手段は、
プログラムモジュールを形成する一又は複数のプログラムモジュールの全部又は一部が前記記憶手段に未だインストールされていないと前記第2 の判断手段が判断したとき、インストールされていないプログラムモジュールを前記記憶手段にインストールする
ことを特徴とする複合機。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の複合機において、
前記記憶手段の空き領域の容量が所定値を下回ったとき、前記受付手段が前記ユーザからログアウト操作を受け付けたとき、または、所定の間隔で、前記記憶手段にインストールされているアプリケーションプログラムの全部又は一部を消去する消去手段
を更に備えた複合機。 - 請求項4に記載の複合機において、
前記消去手段は、
前記記憶手段に記憶された各アプリケーションプログラムの起動頻度を個別に集計し、起動頻度の少ないアプリケーションプログラムから順に消去する
ことを特徴とする複合機。 - 請求項4に記載の複合機において、
前記記憶手段に記憶されたアプリケーションプログラムを形成する各プログラムモジュールを個別に集計し、消去するプログラムモジュールの総量が少なくなるようなアプリケーションプログラムから順に消去する
ことを特徴とする複合機。 - 請求項4に記載の複合機において、
起動頻度の高いアプリケーションプログラムが前記記憶手段に予めインストールされている
ことを特徴とする複合機。 - 請求項1乃至7に記載の複合機において、
前記インストール手段は、
各種別のアプリケーションプログラムを記憶した情報記憶媒体から前記選択された種別のアプリケーションプログラムを読み出して前記記憶手段にインストールする
ことを特徴とする複合機。 - 請求項1乃至7に記載の複合機において、
前記インストール手段は、
各種別のアプリケーションプログラムを記憶したサーバ装置から前記選択された種別のアプリケーションプログラムを受信して前記記憶手段にインストールする
ことを特徴とする複合機。 - 複数のユーザによって共通に利用し得るアプリケーションプログラムである共用アプリケーションプログラムをインストールするための記憶手段と、
前記記憶手段にインストールされた共用アプリケーションプログラムを並列に起動させ、起動させた共用アプリケーションを用いて前記各ユーザの指示に係る各種画像処理ジョブを個別に実行するプラットフォームと、
複数のユーザによる自機へのログイン操作及びログアウト操作を受け付ける受付手段と、
前記受付手段があるユーザからログイン操作を受け付けると、所定のログイン操作を行うと共にそのユーザが選択し得るアプリケーションプログラムの各種別を提示するログイン時処理手段と、
前記提示した各種別の中から前記ユーザによって共用アプリケーションプログラムの種別が選択されると、当該共用アプリケーションプログラムを起動させるように前記プラットフォームを制御する起動制御手段と、
前記受付手段が前記ユーザからログアウト操作を受け付けると、当該ユーザの指示に応じて前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムをアンインストールすると共に所定のログアウト処理を行うログアウト時処理手段であって、当該共用アプリケーションプログラムが並列して起動されたものであった場合には当該アンインストールを行わずに当該ログアウト処理を行うログアウト時処理手段と
を備えた複合機 - 請求項10に記載の複合機において、
前記ログアウト時処理手段は、前記ログアウト操作を受け付けたときに、前記プラットフォームが前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムを用いて前記各種画像処理ジョブを実行している場合には、当該共用アプリケーションプログラムのアンインストールを行わずに前記ログアウト処理を行う
ことを特徴とする複合機。 - 請求項10または11に記載の複合機において、
前記ログアウト時処理手段は、前記起動制御手段の制御によって起動させられた共用アプリケーションプログラムが並列して起動されたものでなかった場合に、前記ユーザに対してアンインストールの問い合わせを行い、当該ユーザがアンインストールする指示を行うと、当該共用アプリケーションプログラムのアンインストールを行い、当該ユーザがアンインストールしない指示を行うと、当該アンインストールを行わない
ことを特徴とする複合機。 - 請求項10乃至12のいずれかに記載の複合機において、
前記記憶手段には、前記起動された共用アプリケーションプログラムについて前記ユーザが行った設定内容がユーザ毎に登録された設定管理データベースが記憶され、
前記起動制御手段は、前記プラットフォームを制御して、前記共用アプリケーションプログラムについて、前記設定管理データベースに示す設定内容を反映させて起動させる
ことを特徴とする複合機。
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