JP2004066809A - 画像形成装置およびプログラム起動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体から起動するプログラムを選択することが可能な画像形成装置およびプログラム起動方法を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うプログラムと、プログラムが記録された記録媒体とを有する画像形成装置であって、記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させるプログラム選択手段(S60)と、ユーザが選択したプログラムを記録媒体から読み出し、そのプログラムを起動するプログラム起動手段(S70)とを有することを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】     図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置およびプログラム起動方法に係り、特にハードウェア資源とプログラムとの間にプラットフォームを備え、記録媒体からプログラムを起動する画像形成装置およびプログラム起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、融合機という)が知られるようになった。この融合機は、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作させるものである。
【0003】
このような融合機は、電源投入後に、BIOS(Basic Input/Output System)およびブートローダ(Boot Loader)が起動する。ブートローダは、カーネル(Kernel)およびルートファイルシステムをRAM(Random Access Memory)上に展開してカーネルを起動する。そして、カーネルはルートファイルシステムをマウントする。ここでマウントとは、ファイルシステムや周辺機器などをアクセス可能な状態に起動することをいう。
【0004】
カーネルの起動後、アプリケーション(以下、アプリという)や各種サービスを起動するアプリ/サービス起動プログラムが起動される。アプリ/サービス起動プログラムは融合機で最初に起動されるプロセスであり、所定の設定ファイルに従ってファイルシステムをマウントし、融合機の動作に必要なサービス層およびアプリのプロセスを所定の設定ファイルに従って起動していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の融合機では、起動するアプリのプログラムおよび起動するアプリに応じた設定ファイルがハードディスク装置(以下、HDDという)などに記録されている。アプリ/サービス起動プログラムは、予めHDDなどに記録されている設定ファイルに応じてアプリを起動していた。つまり、従来の融合機では、ユーザが利用するアプリに応じた設定ファイルを予めHDDなどに記録しておく必要があった。
【0006】
しかしながら、従来の融合機はメモリ容量などの問題から一度に起動できるアプリの数に限界があった。つまり、従来の融合機では、一度に起動できるアプリの数とユーザが利用するアプリとに応じて設定ファイルを作成し、その設定ファイルを予めHDDなどに記録しておく必要があった。
【0007】
したがって、従来の融合機では、多くのユーザが平均的に利用すると思われるアプリを選択し、選択したアプリに応じた設定ファイルを予めHDDなどに記録しておく必要があった。
【0008】
この結果、従来の融合機では、起動するアプリが必ずしもユーザにとって必要なアプリでない場合があるという問題があった。また、従来の融合機では、一度に起動できるアプリの数に限界があるため、多種類のアプリケーションをユーザに提供できないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、記録媒体から起動するプログラムを選択することが可能な画像形成装置およびプログラム起動方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うプログラムと、プログラムが記録された記録媒体とを有する画像形成装置であって、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させるプログラム選択手段と、前記ユーザが選択したプログラムを前記記録媒体から読み出し、そのプログラムを起動するプログラム起動手段とを有することを特徴とする。
【0011】
また、上記課題を解決するため、本発明は、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うプログラムと、プログラムが記録された記録媒体とを有する画像形成装置のプログラム起動方法であって、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させるプログラム選択段階と、前記ユーザが選択したプログラムを前記記録媒体から読み出し、そのプログラムを起動するプログラム起動段階とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、ユーザが起動を所望するプログラムを選択させることにより、記録媒体に記録された1つ以上のプログラムのうちユーザが起動を希望するプログラムを選択して起動することができる。
【0013】
この結果、ユーザは、記録媒体に記録されている1つ以上のプログラムから必要なプログラムを選択することで、必要なプログラムを効率良く起動することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明による融合機の一実施例の構成図を示す。融合機1は、プロッタ11と,スキャナ12と,ファクシミリなどのその他のハードウェアリソース13と,ソフトウェア群20と,融合機起動部50とを有する。また、ソフトウェア群20はアプリケーション30とプラットフォーム40とを有する。
【0016】
アプリケーション30は、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うものである。
【0017】
アプリケーション30は、ページ記述言語(PDL,PCL)およびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ31と,コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ32と,ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ33と,スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ34と,ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ35と,工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ36とを有している。
【0018】
また、プラットフォーム40は、アプリケーション30からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生するコントロールサービスと、1つ以上のハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)43と、オペレーティングシステム(以下、OSという)41とを有するように構成されている。
【0019】
コントロールサービスは、システムコントロールサービス(以下、SCSという)42,エンジンコントロールサービス(以下、ECSという)44,メモリコントロールサービス(以下、MCSという)45,オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSという)46,ファックスコントロールサービス(以下、FCSという)47,ネットワークコントロールサービス(以下、NCSという)48など、一つ以上のサービスモジュールを有するように構成されている。
【0020】
なお、プラットフォーム40は予め定義されている関数によりアプリケーション30からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェース(以下、APIという)を有するように構成されている。OS41は、ユニックス(UNIX(登録商標))等であって、アプリケーション30およびプラットフォーム40の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
【0021】
SRM43のプロセスは、SCS42と共にシステムの制御およびハードウェア資源の管理を行うものである。例えばSRM43のプロセスは、エンジン,メモリ,HDDファイル,ホストI/O(セントロI/F,ネットワークI/F,IEEE1394 I/F,RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0022】
具体的に、SRM43は要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM43は上位層からの要求に対してハードウェア資源を利用するためのスケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ確保,ファイル生成など)を直接実施している。
【0023】
SCS42のプロセスは、アプリケーション管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,ハードウェア資源管理,割り込みアプリケーション制御などの処理を行う。ECS44のプロセスは、プロッタ11,スキャナ12,その他のハードウェアリソース13などのエンジンの制御を行う。
【0024】
MCS45のプロセスは、画像メモリの取得および解放,HDDの利用,画像データの圧縮および伸張などのメモリ制御を行う。OCS46のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。
【0025】
FCS47のプロセスは、システムコントローラの各アプリケーション層からPSTNまたはISDN網を利用したファクシミリ送受信,バックアップ用のメモリで管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミリ受信印刷,融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0026】
NCS48のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、各アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0027】
例えばNCS48は、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をhttpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)により、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で制御する。
【0028】
融合機1は、各アプリケーションで共通的に必要な処理をプラットフォーム40で一元的に処理することができる。次に、融合機1のハードウェア構成について説明する。
【0029】
図2は、本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図を示す。図2の融合機1は、コントローラ60,オペレーションパネル80,FCU81,エンジン部82を有する。
【0030】
コントローラ60は、CPU61,システムメモリ62,ノースブリッジ(NB)63,サウスブリッジ(SB)64,ASIC66,ローカルメモリ67,HDD68、ネットワークインターフェースカード(NIC)69,USBデバイス70,IEEE1394デバイス71,セントロニクス72を有する。
【0031】
オペレーションパネル80は、コントローラ60のASIC66に接続されている。また、FCU81およびエンジン部82は、コントローラ60のASIC66にPCIバス83で接続されている。
【0032】
コントローラ60は、ASIC66にローカルメモリ67,HDD68などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB63を介して接続されている。コントローラ60は、NB63を介してCPU61とASIC66とを接続することにより、CPU61のインターフェースが公開されていない場合に対応する。なお、ASIC66とNB63とはAGP(Accelerated Graphics Port )65を介して接続されている。
【0033】
このように、図1のアプリケーション30やプラットフォーム40を形成する一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB63とを低速のPCIバスでなくAGP65を介して接続することで、パフォーマンスの低下を防いでいる。
【0034】
CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、SCS42,SRM43,ECS44,MCS45,OCS46,FCS47,NCS48をOS41上に起動して実行させると共に、アプリケーション30を形成するプリンタアプリ31,コピーアプリ32,ファックスアプリ33,スキャナアプリ34,ネットファイルアプリ35,工程検査アプリ36を起動して実行させる。
【0035】
NB63は、CPU61,システムメモリ62,SB64,ASIC66,NIC69,USBデバイス70,IEEE1394デバイス71およびセントロニクス72を接続するためのブリッジである。
【0036】
SB64,NIC69,USBデバイス70,IEEE1394デバイス711およびセントロニクス72は、PCIバス73を介してNB63に接続されている。なお、SB64は、PCIバス73とROMや周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。
【0037】
システムメモリ62は、融合機1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。ローカルメモリ67はコピー用画像バッファ,符号バッファとして用いるメモリである。
【0038】
ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD68は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積などを行うストレージ(補助記憶装置)の一例である。
【0039】
NIC69は、融合機1をネットワークに接続するインターフェース機器である。USBデバイス70,IEEE1394デバイス71およびセントロニクス72は、夫々の規格に準じたインターフェースである。
【0040】
また、オペレーションパネル80は、オペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。なお、FCU81はバックアップ用のメモリを有している。FCU81が有するメモリは、例えば融合機1の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するために利用される。
【0041】
図1の融合機起動部50は、融合機1の電源投入時に最初に実行され、プラットフォーム40やアプリケーション30を起動するものである。図3は、融合機起動部の一例の構成図を示す。融合機起動部50は、ROMモニタ51と,プログラム起動部52とを有する。
【0042】
BIOSおよびブートローダとしてのROMモニタ51は電源投入時に実行されるものであり、ハードウェアの初期化,コントローラ60の診断,ソフトウェアの初期化などを行う。ROMモニタ51は、カーネルおよびルートファイルシステムをシステムメモリ62上に展開してカーネルを起動する。そして、カーネルはルートファイルシステムをマウントする。
【0043】
アプリ/サービス起動プログラムとしてのプログラム起動部52は、カーネルから呼び出されるものであり、システムメモリ62,ローカルメモリ67上にメモリ領域を確保する。プログラム起動部52は、融合機1で最初に起動されるプロセスであって、所定の設定ファイルに従ってファイルシステムをマウントする。
【0044】
プログラム起動部52は、融合機1の動作に必要なアプリケーション30およびプラットフォーム40のプログラムを所定の設定ファイルに従ってHDD68またはROMなどから読み出し、読み出した各プログラムをシステムメモリ62,ローカルメモリ67上に確保したメモリ領域に展開してアプリケーション30およびプラットフォーム40のプロセスを起動するものである。
【0045】
更に、プログラム起動部52の処理について説明する。プログラム起動部52は、起動時に所定のマスタ設定ファイルを読み込み、読み込んだマスタ設定ファイルに従ってファイルシステムのマウントおよびプロセスの起動を行う。例えば図4のようなファイルツリーの場合、プログラム起動部52はマスタ設定ファイルとして「/etc/init.conf」を起動時に読み込む。図4は、ファイルツリーの一例の構成図を示す。
【0046】
プログラム起動部52は、読み込んだマスタ設定ファイルにマウントの記述が存在した場合、そのマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。例えば図5のようなマスタ設定ファイルの場合、プログラム起動部52はマウントの記述に従ってHDD68上のファイルシステムのマウント処理を行う。図5は、マスタ設定ファイルの一例の構成図を示す。
【0047】
また、プログラム起動部52はマウントしたファイルシステムのルートに所定の設定ファイルが存在する場合、又はマウントしたファイルシステムのルートに所定の拡張子のファイルを含む所定のディレクトリが存在する場合、所定の設定ファイル又は所定の拡張子のファイルを読み込んでファイルシステムのマウント処理を行う。
【0048】
例えばマウントしたHDD68上のファイルシステム(以下、HDDファイルシステムという)のルートに図6のような設定ファイル「init.conf」又は「init.cnf」が存在する場合、プログラム起動部52は設定ファイルに存在するマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。図6は、設定ファイルの一例の構成図を示す。
【0049】
また、マウントしたHDDファイルシステムのルートに図7のようなディレクトリ「init.d」が存在し、そのディレクトリに拡張子「conf」,「cnf」のファイルが含まれる場合、プログラム起動部52はそのファイルに存在するマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。図7は、HDDのファイルツリーの一例の構成図を示す。
【0050】
さらに、マウントしたHDDファイルシステムのルートに図8のようなディレクトリ「init.opt」が存在する場合、プログラム起動部52は本願発明のプログラム起動方法に係る処理を実行する。図8は、HDDファイルツリーの他の一例の構成図を示す。
【0051】
なお、プログラム起動部52がマウントできるファイルシステムは、図5及び図6に記載されているような「gzromfs」などがある。このファイルシステム「gzromfs」は、gzip圧縮されたROMFS形式のファイルをシステムメモリ62,ローカルメモリ67上に展開してマウントする。
【0052】
以下、融合機1がHDD68に記録されているアプリを起動する例について説明していく。図9は、本発明によるプログラム起動方法の一実施例の説明図を示す。図9の説明図では、融合機1の構成のうち説明に必要な構成を表し、説明に必要のない構成を省略している。
【0053】
HDD125は、ファイルシステム,サービス層およびアプリケーションのプログラム,フォントデータなどが、モジュール情報の格納されたヘッダとROMFS形式のデータから構成されるバイナリファイルとして記録されている。HDD125は、電源の投入によりドライブスピンを開始する。
【0054】
ROMモニタ51は、電源の投入によりHDD125の接続有無を確認すると共に、HDDアクセスドライバ124およびプログラム起動部52にHDD125のサポートドライブ数などの起動情報を供給する。HDDアクセスドライバ124は、HDD125に対するアクセス制御を行うものである。
【0055】
HDDステータスモニタドライバ123は、HDD125のマウント,アンマウントなど、HDD125のステータス情報を管理するものであり、HDD125のステータス情報をプログラム起動部52に通知する。
【0056】
プログラム起動部52は、HDDステータスモニタドライバ123にHDD125の読み出し可能待ちである旨を通知した後、HDDチェックプログラム121を起動する。また、プログラム起動部52はHDDステータスモニタドライバ123からHDD125の読み出し可能通知を供給されると、設定ファイルに応じてHDD125に記録されているアプリXのプロセス126を起動する。
【0057】
なお、プログラム起動部52は、HDD125のルートにディレクトリ「init.opt」が存在する場合、アプリ選択処理を実行する。このアプリ選択処理は、HDD125に記録されているアプリのうちユーザが起動を所望するアプリを選択させるものである。例えばプログラム起動部52は、OCS46を介してオペレーションパネル80にアプリを選択する為の画面を表示し、ユーザがオペレーションパネル80を操作して選択したアプリの情報がOCS46を介して供給される。
【0058】
HDDチェックプログラム121は、HDD125についてパーティションが正しいか,ファイルシステムの状態が正しいかをチェックし、ファイルシステム122として使用可能な状態にするためのものである。HDDチェックプログラム121は、HDD125のステータス情報をHDDステータスモニタドライバ123に通知する。
【0059】
次に、本発明によるプログラム起動方法の処理手順についてフローチャートを参照しつつ説明していく。融合機1に電源が投入されると、プログラム起動部52は融合機1の最初のプロセスとして起動される。図10は、本発明によるプログラム起動方法の処理の一例のフローチャートを示す。
【0060】
ステップS10では、プログラム起動部52が、HDDチェックプログラム121を起動する。ステップS10に続いてステップS20に進み、プログラム起動部52はSCS42を起動すると共に、SCS42に接続する。そして、プログラム起動部52はSCS42を利用してOCS46の使用準備を行う。
【0061】
ステップS20に続いてステップS30に進み、プログラム起動部52は、イベントの発生有無を判定する。イベントの発生が無いと判定すると(S30においてNO)、プログラム起動部52はステップS30の処理を繰り返す。プログラム起動部52は、イベントの発生が有るまで実行状態から待機状態に遷移してもよい。イベントの発生が有ると判定すると(S30においてYES)、プログラム起動部52はステップS40に進む。例えばプログラム起動部52は、HDDステータスモニタドライバ123からHDD125の読み出し可能通知を供給されると、イベントの発生が有ると判定する。
【0062】
ステップS40では、プログラム起動部52が、設定ファイルを検索する。ステップS40に続いてステップS50に進み、プログラム起動部52はHDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在するか否かを判定する。
【0063】
HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在すると判定すると(S50においてYES)、プログラム起動部52はステップS60に進む。一方、HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在しないと判定すると(S50においてNO)、プログラム起動部52はステップS70に進む。
【0064】
ステップS60では、プログラム起動部52が、図11のようなアプリ選択処理を行う。図11は、アプリ選択処理の一例のフローチャートを示す。ステップS61では、プログラム起動部52が、ディレクトリ「init.opt」に格納されている図12のようなオプションの設定ファイルを解析する。
【0065】
図12は、オプションの設定ファイルの一例の構成図を示す。オプションの設定ファイルに記載されている「−dep」は各行の依存関係を表す。即ち、オプションの設定ファイルにおいて「−dep」の番号が同じ行は、グループを形成している。例えば図12のオプションの設定ファイルでは、1〜4行目が1つのグループを形成し、5〜7行目が1つのグループを形成する。
【0066】
オプションの設定ファイルは、1つのグループに含まれる2行目以降のコマンドが実行されると、そのグループの1行目のコマンドが実行されることを表している。
【0067】
例えば図12のオプションの設定ファイルでは、「−dep」の番号1を持つ2〜4行目のコマンド「exec」を実行するときに、同じ「−dep」の番号1を持つ1行目のコマンド「mount」を実行する。
【0068】
また、オプションの設定ファイルに記載されているコマンド「−mess」はアプリ選択画面に表示する文字列を表している。例えば図12では、アプリ選択画面に表示する文字列として「オプション機能1,オプション機能2,オプション機能3,ネットワークオプション機能1,ネットワークオプション機能2」が設定されている。
【0069】
プログラム起動部52は、図12のようなオプションの設定ファイルを解析した結果に基づき図13のようなアプリ選択画面130をオペレーションパネル80に表示する。具体的には、プログラム起動部52が、OCS46を利用してオペレーションパネル80にアプリ選択画面130を表示する。
【0070】
図13は、アプリ選択画面の一例のイメージ図を示す。図13のアプリ選択画面130はユーザが選択可能な機能やアプリ等(以下、単に機能という)の名称が表示されている。機能の名称の前に設けられた入力ボックス131は、選択の有無を表している。なお、ユーザが選択可能な機能の名称が複数ページに分割されて表示される場合、ユーザは「前のページ」ボタン132又は「次のページ」ボタン133を押下することにより現在のページから前のページ又は次のページに移動できる。
【0071】
「選択一覧表示」ボタン134は、ユーザが選択した機能の名称を表示するためのものである。「All Clear」ボタン135は、ユーザが行った機能の選択を全てクリアするためのものである。「OK」ボタン136は、ユーザが機能の選択を終了したあとに押下するためのものである。
【0072】
プログラム起動部52は、OCS46からユーザに押下されたボタンのIDを通知される。通知されたボタンのIDが「OK」ボタン136以外を表している場合、プログラム起動部52は押下されたボタンに応じてオペレーションパネル80に表示されているアプリ選択画面130を変更する。
【0073】
通知されたボタンのIDが「OK」ボタン136を表している場合、プログラム起動部52はステップS61に続いてステップS62に進む。ステップS62では、プログラム起動部52が、選択された機能および選択された機能と依存関係のある機能を解析する。例えば図12のような設定ファイルの場合に、アプリ選択画面130からオプション機能3が選択されると、選択された機能と依存関係のある機能として4行目のコマンド「exec」と同じグループに含まれる1行目のコマンド「mount」が選択される。
【0074】
ステップS62に続いてステップS63に進み、プログラム起動部52はステップS62の解析結果に基づき、設定ファイルの変更を行う。例えばプログラム起動部52は、選択されていない機能および選択された機能と依存関係のない機能を削除し、ディレクトリ「init.d」に格納されているような通常の設定ファイルを作成する。
【0075】
例えば図12のオプションの設定ファイルでは、選択されていない機能として2〜3行目のコマンド「exec」および6行目のコマンド「exec」が削除される。
【0076】
図10のステップS60の処理では、ユーザが選択可能な機能から起動を所望する機能をユーザに選択させ、ユーザにより選択された機能を起動するための設定ファイルを作成してステップS70に進む。
【0077】
ステップS70では、プログラム起動部52が、図14のようなアプリ起動処理を行う。図14は、アプリ起動処理の一例のフローチャートを示す。ステップS71では、プログラム起動部52が、通常の設定ファイルの解析を行う。ステップS71で解析される通常の設定ファイルは、HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在するか否かで異なっている。
【0078】
HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在する場合、プログラム起動部はステップS63で作成した通常の設定ファイルを解析する。一方、HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在しない場合、プログラム起動部はステップS40で検索した通常の設定ファイルを解析する。
【0079】
ステップS71に続いてステップS72に進み、プログラム起動部52は設定ファイルに存在するマウントの記述に従ってマウント処理を行う。そして、ステップS72に続いてステップS73に進み、プログラム起動部52は設定ファイルの内容に応じてHDD68に記録されている機能(アプリ)のプロセスを起動する。
【0080】
また、ステップS60の処理は、以下のように行ってもよい。図11のステップS61では、プログラム起動部52が、ディレクトリ「init.opt」に格納されているオプションの設定ファイルを解析する。
【0081】
プログラム起動部52は、オプションの設定ファイルの解析結果に基づき図15のようなアプリ選択画面140をオペレーションパネル80に表示する。具体的には、プログラム起動部52が、OCS46を利用してオペレーションパネル80にアプリ選択画面140を表示する。
【0082】
図15は、アプリ選択画面の一例のイメージ図を示す。図15のアプリ選択画面140はユーザが選択可能な機能の名称と、その機能を含むグループの名称とが表示されている。例えば図15のアプリ選択画面140は、オプション機能に含まれる機能1〜3と、ネットワークオプション機能に含まれる機能1〜2とを表示している。
【0083】
グループの名称の前に設けられた入力ボックス141は、そのグループに含まれる全ての機能の選択の有無を表している。なお、アプリ選択画面140に設けられた「前のページ」ボタン142,「次のページ」ボタン143,「選択一覧表示」ボタン144,「All Clear」ボタン145,「OK」ボタン146は、図13のアプリ選択画面130に設けられた同一名称のボタンと同様であるため、説明を省略する。
【0084】
図15のアプリ選択画面140では、オプション機能に含まれる機能1〜3の単位、又はネットワークオプション機能1〜2の単位で機能が選択される。言い換えれば、オプション機能に含まれる機能1〜3またはネットワークオプション機能に含まれる機能1〜2は、オプションの設定ファイルにおいて同じ「−dep」の番号が設定されることでそれぞれ依存関係が設けられている。
【0085】
プログラム起動部52は、OCS46からユーザに押下されたボタンのIDを通知される。通知されたボタンのIDが「OK」ボタン146以外を表している場合、プログラム起動部52は押下されたボタンに応じてオペレーションパネル80に表示されているアプリ選択画面140を変更する。
【0086】
通知されたボタンのIDが「OK」ボタン146を表している場合、プログラム起動部52はステップS61に続いてステップS62に進む。ステップS62では、プログラム起動部52が、選択された機能および選択された機能と依存関係のある機能を解析する。
【0087】
ステップS62に続いてステップS63に進み、プログラム起動部52はステップS62の解析結果に基づき、設定ファイルの変更を行う。例えばプログラム起動部52は、選択されていない機能および選択された機能と依存関係のない機能を削除し、ディレクトリ「init.d」に格納されているような通常の設定ファイルを作成する。
【0088】
図15のアプリ選択画面140を利用する場合、図10のステップS60の処理では、ユーザが選択可能な機能を含むグループから、起動を所望する機能を含むグループをユーザに選択させ、ユーザにより選択されたグループに含まれる全ての機能を起動するための設定ファイルを作成してステップS70に進む。
【0089】
また、ステップS60の処理は、以下のように行ってもよい。図11のステップS61では、プログラム起動部52が、ディレクトリ「init.opt」に格納されている図12のようなオプションの設定ファイルを解析する。
【0090】
プログラム起動部52は、オプションの設定ファイルの解析結果に基づき図16のようなアプリ選択画面150をオペレーションパネル80に表示する。具体的には、プログラム起動部52が、OCS46を利用してオペレーションパネル80にアプリ選択画面150を表示する。
【0091】
図16は、アプリ選択画面の一例のイメージ図を示す。図16のアプリ選択画面150はユーザが選択可能な機能の名称が表示されている。機能の名称の前に設けられた入力ボックス151は、選択の有無を表している。
【0092】
なお、アプリ選択画面150に設けられた「前のページ」ボタン152,「次のページ」ボタン153,「選択一覧表示」ボタン154,「All Clear」ボタン155,「OK」ボタン156は、図13のアプリ選択画面130に設けられた同一名称のボタンと同様であるため、説明を省略する。
【0093】
図16のアプリ選択画面150では、図12のようなオプションの設定ファイルの場合に、アプリ選択画面150からオプション機能1が選択されると、選択されたオプション機能1と依存関係のある機能としてオプション機能2,オプション機能3も自動的に選択される。
【0094】
即ち、図16のアプリ選択画面150では、一つの機能がユーザにより選択されると、選択された機能と同じ「−dep」の番号が設定される他の機能も自動的に選択される。
【0095】
プログラム起動部52は、OCS46からユーザに押下されたボタンのIDを通知される。通知されたボタンのIDが「OK」ボタン156以外を表している場合、プログラム起動部52は押下されたボタンに応じてオペレーションパネル80に表示されているアプリ選択画面150を変更する。
【0096】
通知されたボタンのIDが「OK」ボタン156を表している場合、プログラム起動部52はステップS61に続いてステップS62に進む。ステップS62では、プログラム起動部52が、選択された機能および選択された機能と依存関係のある機能を解析する。
【0097】
ステップS62に続いてステップS63に進み、プログラム起動部52はステップS62の解析結果に基づき、設定ファイルの変更を行う。例えばプログラム起動部52は、選択されていない機能および選択された機能と依存関係のない機能を削除し、ディレクトリ「init.d」に格納されているような通常の設定ファイルを作成する。
【0098】
図16のアプリ選択画面150を利用する場合、図10のステップS60の処理では、ユーザにより選択された機能と、その機能により自動的に選択された機能とを起動するための設定ファイルを作成してステップS70に進む。
【0099】
なお、図15及び図16は、機能の依存関係をオペレーションパネル80で確認させるのアプリ選択画面の一例であるが、例えばユーザがオペレーションパネル80上で機能の依存関係を視覚的に確認できる何れのアプリ選択画面であってもよい。
【0100】
さらに、本発明によるプログラム起動方法の処理手順についてフローチャートを参照しつつ説明していく。融合機1に電源が投入されると、プログラム起動部52は融合機1の最初のプロセスとして起動される。図17は、本発明によるプログラム起動方法の処理の他の一例のフローチャートを示す。
【0101】
ステップS110,S120の処理は、図10のステップS10,S20の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS120に続いてステップS130に進み、プログラム起動部52は、イベントの発生有無を判定する。イベントの発生が無いと判定すると(S130においてNO)、プログラム起動部52はステップS130の処理を繰り返す。プログラム起動部52は、イベントの発生が有るまで実行状態から待機状態に遷移してもよい。
【0102】
イベントの発生が有ると判定すると(S130においてYES)、プログラム起動部52はステップS140に進む。例えばプログラム起動部52は、HDDステータスモニタドライバ123からHDD125の読み出し可能通知を供給されたときやSDカードの挿入検知を供給されたときに、イベントの発生が有ると判定する。ここでは、HDDステータスモニタドライバ123からHDD125の読み出し可能通知を供給された例を説明する。
【0103】
ステップS140では、プログラム起動部52が、イベントの発生の要因となったHDD125の設定ファイルを検索する。ステップS150に進み、プログラム起動部52はアプリ選択を行うか否かを判定する。アプリ選択を行うか否かの判定は、オペレーションパネル80上でユーザに選択させる方法や、HDD125等にアプリ選択を行うか否かの情報を設定しておく方法などを利用して行われる。アプリ選択を行うと判定すると(S150においてYES)、プログラム起動部52はステップS160に進む。一方、アプリ選択を行わないと判定すると(ステップS150においてNO)、プログラム起動部52は後述するステップS180に進む。
【0104】
ステップS160では、HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在するか否かを判定することで、HDD125にオプションプログラムが存在するか否かが判定される。
【0105】
HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在すると判定すると(S160においてYES)、プログラム起動部52はステップS170に進む。一方、HDD125のルートに「init.opt」というディレクトリが存在しないと判定すると(S160においてNO)、プログラム起動部52はステップS180に進む。
【0106】
なお、ステップS170の処理は、図10のステップS60の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0107】
ステップS180では、プログラム起動部52が、前述した図14のようなアプリ起動処理を行う。ステップS180の処理が終了すると、プログラム起動部52はステップS130に戻り、イベントの発生が有るまで待つ。
【0108】
次に、SDカードの挿入検知の供給に基づき、プログラム起動部52がイベントの発生が有ると判定した例について説明する。イベントの発生が有ると判定すると(S130においてYES)、プログラム起動部52はステップS140に進む。
【0109】
ステップS140では、プログラム起動部52が、イベントの発生の要因となったSDカードの設定ファイルを検索する。ステップS150に進み、プログラム起動部52はアプリ選択を行うか否かを判定する。
【0110】
アプリ選択を行うか否かの判定は、オペレーションパネル80上でユーザに選択させる方法や、SDカード等にアプリ選択を行うか否かの情報を設定しておく方法などを利用して行われる。アプリ選択を行うと判定すると(S150においてYES)、プログラム起動部52はステップS160に進む。一方、アプリ選択を行わないと判定すると(ステップS150においてNO)、プログラム起動部52は後述するステップS180に進む。
【0111】
ステップS160では、プログラム起動部52が、SDカードのルートに「init.opt」というディレクトリが存在するか否かを判定する。言い換えれば、ステップS160ではSDカードにオプションプログラムが存在するか否かを、「init.opt」というディレクトリが存在するか否かで判定する。
【0112】
SDカードのルートに「init.opt」というディレクトリが存在すると判定すると(S160においてYES)、プログラム起動部52はステップS170に進む。一方、SDカードのルートに「init.opt」というディレクトリが存在しないと判定すると(S160においてNO)、プログラム起動部52はステップS180に進む。なお、ステップS170,S180の処理は、図10のステップS60,S70の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0113】
上記の実施例では、融合機1に電源が投入された直後に本発明に係るプログラム起動方法の処理を行う例について説明したが、ユーザが自由にアプリ選択画面130,140又は150を呼び出して機能やアプリを動的に起動できるようにしてもよい。例えばプログラム起動部52は、ユーザがオペレーションパネル80を操作してプログラムの起動を要求したとき、オペレーションパネル80にアプリ選択画面130,140又は150を表示する。
【0114】
ユーザが自由にアプリ選択画面130を呼び出して機能やアプリを動的に起動できるようにする場合、図10のステップS30〜S70又は図17のステップS130〜S180を利用する。例えばステップS30において、プログラム起動部52はユーザからプログラムの起動を要求されたときにイベントの発生が有ると判定するようにすればよい。
【0115】
以上、本発明によるプログラム起動方法を利用すれば、例えばHDD68に多くのプログラムを記録しておき、ユーザに起動するプログラムを選択させることにより、ユーザが必要なプログラムを効率良く起動できる。したがって、融合機1のメモリ容量を大きくすることなく、ユーザに多種多様なプログラムを提供することが可能となる。
【0116】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、ユーザが起動を所望するプログラムを選択させることにより、記録媒体に記録された1つ以上のプログラムのうちユーザが起動を希望するプログラムを選択して起動することができる。
【0117】
この結果、ユーザは、記録媒体に記録されている1つ以上のプログラムから必要なプログラムを選択することで、必要なプログラムを効率良く起動することが可能である。
【0118】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融合機の一実施例の構成図である。
【図2】本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】融合機起動部の一例の構成図である。
【図4】ファイルツリーの一例の構成図である。
【図5】マスタ設定ファイルの一例の構成図である。
【図6】設定ファイルの一例の構成図である。
【図7】HDDのファイルツリーの一例の構成図である。
【図8】HDDのファイルツリーの他の一例の構成図である。
【図9】本発明によるプログラム起動方法の一実施例の説明図である。
【図10】本発明によるプログラム起動方法の処理の一例のフローチャートである。
【図11】アプリ選択処理の一例のフローチャートである。
【図12】オプションの設定ファイルの一例の構成図である。
【図13】アプリ選択画面の一例のイメージ図である。
【図14】アプリ起動処理の一例のフローチャートである。
【図15】アプリ選択画面の一例のイメージ図を示す。
【図16】アプリ選択画面の一例のイメージ図を示す。
【図17】本発明によるプログラム起動方法の処理の他の一例のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1  融合機
11  プロッタ
12  スキャナ
13  ハードウェアリソース
20  ソフトウェア群
30  アプリケーション
31  プリンタアプリ
32  コピーアプリ
33  ファックスアプリ
34  スキャナアプリ
35  ネットファイルアプリ
36  工程検査アプリ
40  プラットフォーム
41  オペレーティングシステム(OS)
42  システムコントロールサービス(SCS)
43  システムリソースマネージャ(SRM)
44  エンジンコントロールサービス(ECS)
45  メモリコントロールサービス(MCS)
46  オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)
47  ファックスコントロールサービス(FCS)
48  ネットワークコントロールサービス(NCS)
50  融合機起動部
60  コントローラ
61  CPU
62  システムメモリ
63  ノースブリッジ(NB)
64  サウスブリッジ(SB)
65  AGP(Accelerated Graphics Port)
66  ASIC
67  ローカルメモリ
68  ハードディスク装置(HDD)
80  オペレーションパネル
81  ファックスコントロールユニット(FCU)
82  エンジン部
121  HDDチェックプログラム
122  ファイルシステム
123  HDDステータスモニタドライバ
124  HDDアクセスドライバ
125  HDD
130140,150  アプリ選択画面

Claims (22)

  1. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うプログラムと、プログラムが記録された記録媒体とを有する画像形成装置であって、
    前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させるプログラム選択手段と、
    前記ユーザが選択したプログラムを前記記録媒体から読み出し、そのプログラムを起動するプログラム起動手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プログラム選択手段は、前記画像形成装置の起動時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記プログラム選択手段は、前記ユーザからの要求があった時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体の挿入検知時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをオペレーションパネルに表示する一方、表示した1つ以上のプログラムからユーザが起動を所望するプログラムをオペレーションパネルから選択させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラム及び前記1つ以上のプログラムの依存関係をオペレーションパネルに表示することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記プログラム選択手段は、ユーザが起動を所望するプログラムを前記依存関係のある1つ以上のプログラム単位で、ユーザにオペレーションパネルから選択させることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記プログラム選択手段は、ユーザが起動を所望するプログラムをオペレーションパネルから選択されると、選択されたプログラムと依存関係のあるプログラムを追加して選択することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. プログラムの起動に関する設定ファイルを検索し、前記設定ファイルに応じて前記プログラム選択手段の処理の実行有無を選択する処理選択手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムのうちユーザが選択したプログラムに応じて、前記設定ファイルを変更することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記プログラム起動手段は、前記設定ファイルに応じて前記記録媒体からプログラムを読み出し、そのプログラムを起動することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記処理選択手段は、プログラムの起動に関する設定ファイルを検索し、検索した設定ファイルがオプションの設定ファイルであるときに前記プログラム選択手段の処理の実行を選択する一方、
    検索した設定ファイルが通常の設定ファイルであるときに前記プログラム選択手段の処理の実行を選択しないことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記プログラム選択手段は、処理の実行有無をユーザからの要求に応じて判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. 前記オプションの設定ファイルと前記通常の設定ファイルとは、ディレクトリ名,ファイル名および拡張子の少なくとも1つにより識別されることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  15. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体の正常起動通知を受信してから、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  16. 前記記録媒体は、ハードディスク装置であることを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記プログラム選択手段は、前記記録媒体の挿入検知通知を受信してから、前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  18. 前記記録媒体は、活線挿抜可能であることを特徴とする請求項17記載の画像形成装置。
  19. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成に係る処理を行うプログラムと、プログラムが記録された記録媒体とを有する画像形成装置のプログラム起動方法であって、
    前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させるプログラム選択段階と、
    前記ユーザが選択したプログラムを前記記録媒体から読み出し、そのプログラムを起動するプログラム起動段階と
    を有することを特徴とするプログラム起動方法。
  20. 前記プログラム選択段階は、前記画像形成装置の起動時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項19記載のプログラム起動方法。
  21. 前記プログラム選択段階は、前記ユーザからの要求があった時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項19記載のプログラム起動方法。
  22. 前記プログラム選択段階は、前記記録媒体の挿入検知時に前記記録媒体に記録された1つ以上のプログラムをユーザに提示し、前記プログラムのうちユーザが起動を所望するプログラムを選択させることを特徴とする請求項19記載のプログラム起動方法。
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