JP2004046804A - 画像形成装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】挿抜可能な記録媒体に記録された各種データを容易に処理できる画像形成装置およびデータ処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ハードウェア資源を用いて処理を行うプログラムと、スロット125とを有する画像形成装置であって、スロット125に対する記録媒体126の挿抜を監視する状態監視手段123,124と、スロット125に挿入された記録媒体126をアクセス可能な状態に起動する記録媒体起動手段121と、記録媒体126から読み出したプログラム起動手段用の設定ファイルの記述に従ってプログラムを起動するプログラム起動手段52と、記録媒体126からアプリケーション用の設定ファイルおよびデータを読み出し、アプリケーション用の設定ファイルの記述に従ってデータを処理するアプリケーション手段31とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】    図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置およびデータ処理方法に係り、特にスロットへの記録媒体の挿入に基づき記録媒体に記録されている各種データを処理する画像形成装置およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、融合機という)が知られるようになった。この融合機は、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作させるものである。特許文献1には、上記のような融合機の一例が記載されている。
【0003】
このような融合機は、電源投入後に、BIOS(Basic Input/Output System)およびブートローダ(Boot Loader)が起動する。ブートローダは、カーネル(Kernel)およびルートファイルシステムをRAM(Random Access Memory)上に展開してカーネルを起動する。そして、カーネルはルートファイルシステムをマウントする。ここでマウントとは、ファイルシステムや周辺機器などをアクセス可能な状態に起動することをいう。
【0004】
カーネルの起動後、アプリケーション(以下、アプリという)や各種サービスを起動するアプリ/サービス起動プログラムが起動される。アプリ/サービス起動プログラムは融合機で最初に起動されるプロセスであり、所定の設定ファイルに従ってファイルシステムをマウントし、融合機の動作に必要なサービス層およびアプリのプロセスを所定の設定ファイルに従って起動していた。
【0005】
このような従来の融合機では、起動するアプリのプログラムをハードディスク装置やROMなどに記録しておく必要があった。特許文献2には、起動するアプリのプログラムをハードディスク装置やROMなどに追加する画像処理装置の一例が記載されている。
【0006】
また、アプリが利用する各種データ(例えば画像データなど)は、例えば記録媒体の一例としてのSDカードに記録されて融合機に供給される。SDカードに記録された各種データをアプリに処理させる場合、オペレータは各種データが記録されているSDカードを融合機のスロットに挿入し、オペレーションパネルからアプリに指示することで、SDカードに記録された各種データをアプリに処理させていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−84383号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−76125号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
SDカードに記録された各種データをアプリに処理させる場合、オペレータはそのSDカードに記録されている各種データを処理させるアプリを判断し、そのアプリにオペレーションパネルから指示する必要があった。
【0010】
つまり、従来の融合機では、SDカードに記録された各種データをアプリに処理させる場合、各種データを処理させるアプリをオペレータが判断しなければならないという問題があった。
【0011】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、挿抜可能な記録媒体に記録された各種データを容易に処理できる画像形成装置およびデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、ハードウェア資源を用いて画像形成に係る処理を行うプログラムと、記録媒体を挿抜可能なスロットとを有する画像形成装置であって、前記スロットに対する記録媒体の挿抜を監視する状態監視手段と、前記スロットに挿入された記録媒体をアクセス可能な状態に起動する記録媒体起動手段と、前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からプログラム起動手段用の設定ファイルおよびプログラムを読み出し、プログラム起動手段用の設定ファイルの記述に従ってプログラムを起動するプログラム起動手段と、前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からアプリケーション用の設定ファイルおよびデータを読み出し、アプリケーション用の設定ファイルの記述に従ってデータを処理するアプリケーション手段とを有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、ハードウェア資源を用いて画像形成に係る処理を行うプログラムと、記録媒体を挿抜可能なスロットとを有する画像形成装置のデータ処理方法であって、前記スロットへの記録媒体の挿入を検知する挿入検知段階と、前記スロットへの挿入を検知した記録媒体をアクセス可能な状態に起動する記録媒体起動段階と、前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からプログラム起動用の設定ファイルおよびプログラムを読み出し、プログラム起動用の設定ファイルの記述に従ってプログラムを起動するプログラム起動段階と、前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からアプリケーション用の設定ファイルおよびデータを読み出し、アプリケーション用の設定ファイルの記述に従ってデータを処理するデータ処理段階とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、スロットに対する記録媒体の挿抜を監視し、スロットに挿入された記録媒体をアクセス可能な状態に起動し、アクセス可能な状態に起動した記録媒体から設定ファイル及びデータを読み出して、設定ファイルの記述に従って処理することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本発明による融合機の一実施例の構成図を示す。融合機1は、白黒レーザープリンタ(B&W LP)11と,カラーレーザープリンタ(ColorLP)12と,スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース13と,ソフトウェア群20と,融合機起動部50とを有する。また、ソフトウェア群20はアプリケーション30とプラットフォーム40とを有する。
【0017】
アプリケーション30は、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うものである。
【0018】
アプリケーション30は、ページ記述言語(PDL,PCL)およびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ31と,コピー用のアプリケーションであるコピーアプリ32と,ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ33と,スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ34と,ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ35と,工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ36とを有している。
【0019】
また、プラットフォーム40は、アプリケーション30からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生するコントロールサービスと、1つ以上のハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)43と、オペレーティングシステム(以下、OSという)41とを有するように構成されている。
【0020】
コントロールサービスは、システムコントロールサービス(以下、SCSという)42,エンジンコントロールサービス(以下、ECSという)44,メモリコントロールサービス(以下、MCSという)45,オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSという)46,ファックスコントロールサービス(以下、FCSという)47,ネットワークコントロールサービス(以下、NCSという)48など、一つ以上のサービスモジュールを有するように構成されている。
【0021】
なお、プラットフォーム40は予め定義されている関数によりアプリケーション30からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェース(以下、APIという)を有するように構成されている。OS41は、ユニックス(UNIX(登録商標))等であって、プラットフォーム40およびアプリケーション30の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
【0022】
SRM43のプロセスは、SCS42と共にシステムの制御およびハードウェア資源の管理を行うものである。例えばSRM43のプロセスは、エンジン,メモリ,HDDファイル,ホストI/O(セントロI/F,ネットワークI/F,IEEE1394 I/F,RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0023】
具体的に、SRM43は要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM43は上位層からの要求に対してハードウェア資源を利用するためのスケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ確保,ファイル生成など)を直接実施している。
【0024】
SCS42のプロセスは、アプリケーション管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,ハードウェア資源管理,割り込みアプリケーション制御などの処理を行う。ECS44のプロセスは、白黒レーザープリンタ11,カラーレーザープリンタ12,ハードウェアリソース13などのエンジンの制御を行う。
【0025】
MCS45のプロセスは、画像メモリの取得および解放,HDDの利用,画像データの圧縮および伸張などのメモリ制御を行う。OCS46のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。
【0026】
FCS47のプロセスは、システムコントローラの各アプリケーション層からPSTNまたはISDN網を利用したファクシミリ送受信,バックアップ用のメモリで管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミリ受信印刷,融合送受信を行うためのAPIを提供する。
【0027】
NCS48のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、各アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0028】
例えばNCS48は、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をhttpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)により、HTTP(HyperText Transfer Protocol)で制御する。
【0029】
融合機1は、各アプリケーションで共通的に必要な処理をプラットフォーム40で一元的に処理することができる。次に、融合機1のハードウェア構成について説明する。
【0030】
図2は、本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図を示す。融合機1は、コントローラ60と,オペレーションパネル80と,FCU81と,エンジン部82とを含む。コントローラ60は、CPU61と,システムメモリ62と,ノースブリッジ(NB)63と,サウスブリッジ(SB)64と,ASIC66と,ローカルメモリ67と,HDD68と、ネットワークインターフェースカード(NIC)69と,SDカード用スロット70と,USBデバイス71と,IEEE1394デバイス72と,セントロニクス73とを含む。
【0031】
オペレーションパネル80は、コントローラ60のASIC66に接続されている。また、FCU81およびエンジン部82は、コントローラ60のASIC66にPCIバス83で接続されている。
【0032】
コントローラ60は、ASIC66にローカルメモリ67,HDD68などが接続されると共に、CPU61とASIC66とがCPUチップセットのNB63を介して接続されている。コントローラ60は、NB63を介してCPU61とASIC66とを接続することにより、CPU61のインターフェースが公開されていない場合に対応する。なお、ASIC66とNB63とはAGP(Accelerated Graphics Port )65を介して接続されている。
【0033】
このように、図1のアプリケーション30やプラットフォーム40を形成する一つ以上のプロセスを実行制御するため、ASIC66とNB63とを低速のPCIバスでなくAGP65を介して接続することで、パフォーマンスの低下を防いでいる。
【0034】
CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、OS41上にSCS42,SRM43,ECS44,MCS45,OCS46,FCS47およびNCS48をそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション30を形成するプリンタアプリ31,コピーアプリ32,ファックスアプリ33,スキャナアプリ34,ネットファイルアプリ35,工程検査アプリ36を起動して実行させる。
【0035】
NB63は、CPU61,システムメモリ62,SB64,ASIC66,NIC69,SDカード用スロット70,USBデバイス71,IEEE1394デバイス72およびセントロニクス73を接続するためのブリッジである。
【0036】
SB64,NIC69,SDカード用スロット70,USBデバイス71,IEEE1394デバイス72およびセントロニクス73は、PCIバス74を介してNB63に接続されている。なお、SB64は、PCIバス74とROMや周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。
【0037】
システムメモリ62は、融合機1の描画用メモリなどとして用いるメモリである。ローカルメモリ67はコピー用画像バッファ,符号バッファとして用いるメモリである。
【0038】
ASIC66は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD68は、画像データの蓄積,文書データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積などを行うストレージ(補助記憶装置)の一例である。
【0039】
NIC69は、融合機1をネットワークに接続するインターフェース機器である。SDカード用スロット70はSDカードを挿抜可能なものであり、SDカードの挿入または抜き出しに応じた割り込みを後述するSDカードアクセスドライバに対して行う。USBデバイス71,IEEE1394デバイス72およびセントロニクス73は、夫々の規格に準じたインターフェースである。
【0040】
また、オペレーションパネル80は、オペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。なお、FCU81はメモリを有している。FCU81が有するメモリは、例えば融合機1の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するために利用される。
【0041】
図1の融合機起動部50は、融合機1の電源投入時に最初に実行され、プラットフォーム40やアプリケーション30を起動するものである。図3は、融合機起動部の一例の構成図を示す。融合機起動部50は、ROMモニタ51と,プログラム起動部52とを有する。
【0042】
BIOSおよびブートローダとしてのROMモニタ51は電源投入時に実行されるものであり、ハードウェアの初期化,コントローラ60の診断,ソフトウェアの初期化などを行う。ROMモニタ51は、カーネルおよびルートファイルシステムをシステムメモリ62上に展開してカーネルを起動する。そして、カーネルはルートファイルシステムをマウントする。
【0043】
アプリ/サービス起動プログラムとしてのプログラム起動部52は、カーネルから呼び出されるものであり、システムメモリ62及びローカルメモリ67上にメモリ領域を確保する。プログラム起動部52は、融合機1で最初に起動されるプロセスであって、所定の設定ファイルに従ってファイルシステムをマウントする。
【0044】
プログラム起動部52は、融合機1の動作に必要なアプリケーション30およびプラットフォーム40のプログラムを所定の設定ファイルに従ってROMなどから読み出し、読み出した各プログラムをシステムメモリ62及びローカルメモリ67上に確保したメモリ領域に展開してアプリケーション30およびプラットフォーム40のプロセスを起動するものである。
【0045】
更に、プログラム起動部52の処理について説明する。プログラム起動部52は、起動時に所定のマスタ設定ファイルを読み込み、読み込んだマスタ設定ファイルに従ってファイルシステムのマウントおよびプロセスの起動を行う。例えば図4のようなファイルツリーの場合、プログラム起動部52はマスタ設定ファイルとして「/etc/init.conf」を起動時に読み込む。図4は、ファイルツリーの一例の構成図を示す。
【0046】
プログラム起動部52は、読み込んだマスタ設定ファイルにマウントの記述が存在した場合、そのマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。例えば図5のようなマスタ設定ファイルの場合、プログラム起動部52はマウントの記述に従ってSDカード0〜3の上のファイルシステムのマウント処理を行う。図5は、マスタ設定ファイルの一例の構成図を示す。
【0047】
また、プログラム起動部52はマウントしたファイルシステムのルートに所定の設定ファイルが存在する場合、又はマウントしたファイルシステムのルートに所定の拡張子のファイルを含む所定のディレクトリが存在する場合、所定の設定ファイル又は所定の拡張子のファイルを読み込んでファイルシステムのマウント処理を行う。
【0048】
例えばマウントしたSDカードファイルシステムのルートに図6のような設定ファイル「init.conf」又は「init.cnf」が存在する場合、プログラム起動部52は設定ファイルに存在するマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。図6は、設定ファイルの一例の構成図を示す。
【0049】
マウントしたSDカードファイルシステムのルートに図7のようなディレクトリ「init.d」が存在し、そのディレクトリに拡張子「conf」,「cnf」のファイルが含まれる場合、プログラム起動部52はそのファイルに存在するマウントの記述に従ってマウント処理を実行する。図7は、SDカードのファイルツリーの一例の構成図を示す。
【0050】
なお、プログラム起動部52がマウントできるファイルシステムは、図5及び図6に記載されているような「gzromfs」などがある。このファイルシステム「gzromfs」は、gzip圧縮されたROMFS形式のファイルをRAM上に展開してマウントする。
【0051】
以下、各種データが記録されているSDカードを融合機1のSDカード用スロットに挿入し、SDカードに記録された各種データをアプリに処理させる例について説明していく。
【0052】
図8は、本発明によるデータ処理方法の一実施例の説明図を示す。図8の説明図では、融合機1の構成のうち説明に必要な構成を表し、説明に必要のない構成を省略している。
【0053】
SDカード126は、ルートファイルシステム,サービス層,アプリケーション,フォントデータなどが、モジュール情報の格納されたヘッダとROMFS形式のデータから構成されるバイナリファイルとして記録されている。なお、SDカード126は融合機1の電源を投入したままの状態で、いわゆる活線挿抜が可能である。SDカード用スロット125は、SDカード126を挿抜可能なものであり、SDカード126の挿入または抜き出しに応じた割り込みをSDカードアクセスドライバ124に対して行う。
【0054】
SDカードアクセスドライバ124は、SDカード126に対するアクセス制御を行うものであり、SDカード用スロット125からの割り込みに応じてSDカード126の挿入または抜き出しをSDカードステータスモニタドライバ123に通知する。
【0055】
SDカードステータスモニタドライバ123は、SDカード126の挿入,抜き出し,マウント,アンマウントなど、SDカード126のステータス情報を管理するものであり、SDカード126のステータス情報をプログラム起動部52に通知する。
【0056】
プログラム起動部52は、SDカード126の挿入または抜き出しに応じてSDカードチェックプログラム121を起動する。また、プログラム起動部52はSDカードステータスモニタドライバ123からのSDカード126のステータス情報に応じてSDカード126内のプログラムを起動してSDカード126内のデータを処理する。
【0057】
SDカードチェックプログラム121は、SDカード126についてパーティションが正しいか,ファイルシステムの状態が正しいかをチェックし、ファイルシステム122として使用可能な状態にするためのものである。SDカードチェックプログラム121は、例えばSDカード126のチェック機能,マウント機能,アンマウント機能,状態通知機能などを有している。
【0058】
次に、本発明によるデータ処理方法の処理手順についてフローチャートを参照しつつ説明していく。電源が投入されると、プログラム起動部52は融合機1のアプリケーション30およびプラットフォーム40のプロセスを起動してイベント待ち状態となる。
【0059】
図9は、イベント待ち処理の一例のフローチャートを示す。図9中、ステップS1では、プログラム起動部52が、イベントの発生有無を判定する。イベントの発生が無いと判定すると(S1においてNO)、プログラム起動部52はステップS1の処理を繰り返す。イベントの発生が有ると判定すると(S1においてYES)、プログラム起動部52はステップS2に進む。
【0060】
例えばSDカード126がSDカード用スロット125に挿入されると、SDカードアクセスドライバ124はSDカード用スロット125からの割り込みに応じてSDカード126の挿入をSDカードステータスモニタドライバ123に通知する。そして、SDカードステータスモニタドライバ123は、SDカード126の挿入をプログラム起動部52に通知する。プログラム起動部52は、SDカードステータスモニタドライバ123からSDカード126の挿入が通知されたときにイベントの発生があると判定する。
【0061】
また、SDカード126がSDカード用スロット125から抜き出されると、SDカードアクセスドライバ124はSDカード用スロット125からの割り込みに応じてSDカード126の抜き出しをSDカードステータスモニタドライバ123に通知する。そして、SDカードステータスモニタドライバ123は、SDカード126の抜き出しをプログラム起動部52に通知する。プログラム起動部52は、SDカードステータスモニタドライバ123からSDカード126の抜き出しが通知されたときにイベントの発生があると判定する。
【0062】
ステップS2では、プログラム起動部52が、イベントの内容を判定する。イベントの内容がSDカード126の挿入検知である場合、プログラム起動部52はステップS3に進む。ステップS3では、後述するSDカード挿入検知処理が行われる。
【0063】
一方、イベントの内容がSDカード126の抜出検知である場合、プログラム起動部52はステップS4に進む。ステップS4では、後述するSDカード抜出検知処理が行われる。
【0064】
図10は、SDカード挿入検知処理の一例のフローチャートを示す。なお、図10のフローチャートでは図11のようなSDカード126がSDカード用スロット125に挿入されたときの処理を表している。
【0065】
図11は、SDカードに記録されたファイル及びデータの一例のイメージ図である。図11の例では、「printer.mod」がマウント及び起動対象のプリンタアプリ31のモジュールを表し、「printer.cnf」がプログラム起動部用設定ファイルを表し、「1.prin」及び「2.prin」がプリンタアプリ用設定ファイルを表し、「0001.jpg」〜「0012.jpg」が画像データを表している。
【0066】
ステップS11では、プログラム起動部52が、SDカードチェックプログラム121を起動させる。ステップS12に進み、SDカードチェックプログラム121は図11のようなSDカード126のマウントを行い、SDカード126のマウントを行った旨をSDカードステータスモニタドライバ123に通知して処理を停止する。
【0067】
ステップS13に進み、プログラム起動部52はSDカードステータスモニタドライバ123からSDカード126がマウントされた旨を通知されると、マウントされたSDカード126から図12のようなプログラム起動部用設定ファイルを読み出して解析する。
【0068】
図12は、プログラム起動部用設定ファイルの一例の構成図である。図12のプログラム起動部用設定ファイルは、マウント対象「printer.mod」をマウントポイント「/arch/printer」にマウントし、マウントしたモジュールファイル「/arch/printer/printer」を実行する処理を表している。
【0069】
ステップS14に進み、プログラム起動部52はプログラム起動部用設定ファイルの記述に従ってマウント対象のマウントおよび起動を行う。ステップS15に進み、プログラム起動部52はステップS14でマウント対象をマウントしたマウントポイントに、SDカード用スロット番号を記述した図13のようなSDカード用スロット番号記述ファイルを作成する。
【0070】
図13は、SDカード用スロット番号記述ファイルの一例の構成図である。図13のSDカード用スロット番号記述ファイルは、SDカード用スロット番号3のSDカード用スロット125にSDカード126が挿入されたことを表している。
【0071】
ステップS16に進み、ステップS14で起動されたプリンタアプリ31はSDカード用スロット番号記述ファイルを参考にSDカード126を選択し、選択したSDカード126から図14のようなプリンタアプリ用設定ファイルを読み出して解析し、そのプリンタアプリ用設定ファイルの記述に従って画像データを印刷する。
【0072】
図14は、プリンタアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。また、図15はプリンタアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。図14のプリンタアプリ用設定ファイルは、用紙指定コマンド「paper」で用紙のサイズ及び方向が指定され、カラー指定コマンド「color」で出力色及び解像度が指定され、プリントコマンド「print」で印刷する画像データ及び部数が指定される。
【0073】
したがって、融合機1では図11のようなSDカード126を挿入すると、SDカード126に記録されているプログラム起動部用設定ファイルおよびプリンタアプリ用設定ファイルの記述に従って、SDカード126に記録されている画像データを印刷することができる。
【0074】
上記のデータ処理方法では、SDカード126に記録されている画像データをプリンタアプリ31に印刷させていたが、SDカード126に記録されている画像データを複数のアプリに処理させるようにしてもよい。
【0075】
図16は、SDカード挿入検知処理の他の一例のフローチャートを示す。図16のフローチャートでは、図17のようなSDカード126がSDカード用スロット125に挿入されたときの処理を表している。
【0076】
図17は、SDカードに記録されたファイル及びデータの一例のイメージ図である。図17の例では、マウント及び起動対象の各アプリのモジュール,プログラム起動部用設定ファイル,各アプリ用設定ファイル,画像データがSDカードに記録されている。
【0077】
具体的には、「printer.mod」がマウント及び起動対象のプリンタアプリ31のモジュールを表し、「printer.cnf」がプログラム起動部用設定ファイルを表し、「1.prin」がプリンタアプリ用設定ファイルを表している。また、「scanner.mod」がマウント及び起動対象のスキャナアプリ34のモジュールを表し、「scanner.cnf」がプログラム起動部用設定ファイルを表し、「1.scan」がスキャナアプリ用設定ファイルを表している。
【0078】
また、「fax.mod」がマウント及び起動対象のファックスアプリ33のモジュールを表し、「fax.cnf」がプログラム起動部用設定ファイルを表し、「1.fax」がファックスアプリ用設定ファイルを表している。さらに、「mail.mod」がマウント及び起動対象のメールアプリのモジュールを表し、「mail.cnf」がプログラム起動部用設定ファイルを表し、「1.mail」がメールアプリ用設定ファイルを表している。
【0079】
ステップS21では、プログラム起動部52が、SDカードチェックプログラム121を起動させる。ステップS22に進み、SDカードチェックプログラム121は図17のようなSDカード126のマウントを行い、SDカード126のマウントを行った旨をSDカードステータスモニタドライバ123に通知して処理を停止する。
【0080】
ステップS23に進み、プログラム起動部52はSDカードステータスモニタドライバ123からSDカード126がマウントされた旨を通知されると、マウントされたSDカード126からプログラム起動部用設定ファイル「printer.cnf」,「scanner.cnf」,「fax.cnf」,「mail.cnf」を読み出して解析する。
【0081】
例えばプログラム起動部用設定ファイル「printer.cnf」は、前述した図12のように、マウント対象「printer.mod」をマウントポイント「/arch/printer」にマウントし、マウントしたモジュールファイル「/arch/printer/printer」を実行する処理を表している。
【0082】
ステップS24に進み、プログラム起動部52は各アプリのプログラム起動部用設定ファイルの記述に従ってマウント対象のマウントおよび起動を行う。例えば図17のSDカード126の場合、「printer.mod」,「scanner.mod」,「fax.mod」,「mail.mod」がマウントポイントにマウントされ、マウントされたモジュールファイルが実行される。
【0083】
ステップS25に進み、プログラム起動部52はステップS24でマウント対象をマウントしたマウントポイントに、SDカード用スロット番号を記述した図13のようなSDカード用スロット番号記述ファイルを作成する。
【0084】
ステップS26に進み、ステップS24で起動された各アプリはSDカード用スロット番号記述ファイルを参考にSDカード126を選択し、SDカード126から各アプリ用設定ファイルを読み出して解析し、その各アプリ用設定ファイルの記述に従って処理を行う。
【0085】
例えばプリンタアプリ31は、図14のようなプリンタアプリ用設定ファイルを読み出して解析し、そのプリンタアプリ用設定ファイルの記述に従って処理を行う。
【0086】
また、スキャナアプリ34は、図18のようなスキャナアプリ用設定ファイルを読み出して解析し、そのスキャナアプリ用設定ファイルの記述に従って処理を行う。図18は、スキャナアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。図19は、スキャナアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。図18のスキャナアプリ用設定ファイルは、カラー指定コマンド「color」で出力色及び解像度が指定され、スキャンコマンド「scan」でスキャンする画像データが指定される。
【0087】
したがって、融合機1では図17のようなSDカード126を挿入すると、SDカード126に記録されているプログラム起動部用設定ファイルおよびスキャナアプリ用設定ファイルの記述に従って、スキャンを行い、SDカード126に画像データを蓄積することができる。
【0088】
また、ファックスアプリ33は、図20のようなファックスアプリ用設定ファイルを読み出して解析し、そのファックスアプリ用設定ファイルの記述に従って処理を行う。
【0089】
図20は、ファックスアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。また、図21はファックスアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。
【0090】
図20のファックスアプリ用設定ファイルは、送信先指定コマンド「sendto」で送信先FAX番号が指定され、用紙指定コマンド「paper」で用紙のサイズ及び方向が指定され、カラー指定コマンド「color」で出力色及び解像度が指定され、FAX送信コマンド「fax」でFAX送信する画像データが指定される。
【0091】
したがって、融合機1では図17のようなSDカード126を挿入すると、SDカード126に記録されているプログラム起動部用設定ファイルおよびスキャナアプリ用設定ファイルの記述に従って、画像データをFAX送信することができる。
【0092】
また、メールアプリは、図22のようなメールアプリ用設定ファイルを読み出して解析し、そのメールアプリ用設定ファイルの記述に従って処理を行う。図22は、メールアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。図23は、メールアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。図22のメールアプリ用設定ファイルは、送信先指定コマンド「sendto」で送信先メールアドレスが指定され、カラー指定コマンド「color」で出力色及び解像度が指定され、メール送信コマンド「mail」でメール送信する画像データが指定される。
【0093】
したがって、融合機1では図17のようなSDカード126を挿入すると、SDカード126に記録されているプログラム起動部用設定ファイルおよびメールアプリ用設定ファイルの記述に従って、画像データをメール送信することができる。
【0094】
なお、SDカード126が突然抜かれた場合、SDカード126をアンマウントする必要があるため、プリンタアプリ31はSDカードチェックプログラム121を起動してSDカード126のアンマウント処理を行わせる。
【0095】
図24は、SDカード抜出検知処理の一例のフローチャートを示す。ステップS31では、プログラム起動部52が、SDカードステータスモニタドライバ123にSDカード126のステータス情報を問い合わてSDカード126のマウント状態をチェックする。
【0096】
ステップS32に進み、プログラム起動部52はステップS31のマウント状態のチェック結果に応じてSDカード126がマウントされているか否かを判定する。マウント状態のチェック結果からSDカード126がマウントされていると判定すると(S32においてYES)、プログラム起動部52はステップS33に進み、SDカードチェックプログラム121を起動させる。なお、マウント状態のチェック結果からSDカード126がマウントされていないと判定すると(S32においてNO)、プログラム起動部52は処理を終了する。
【0097】
ステップS34に進み、SDカードチェックプログラム121はSDカード126のアンマウントを行い、SDカード126のアンマウントを行った旨をSDカードステータスモニタドライバ123に通知して処理を停止する。
【0098】
したがって、融合機1では電源を投入したままの状態でSDカード126を抜き出したとしても、SDカード126のアンマウント処理を自動的に行うことができる。
【0099】
以上、本発明によるデータ処理方法を利用すれば、例えば各種データが記録されたSDカード126をSDカード用スロット125に挿入することで、そのSDカードに記録された各種データをアプリに処理させることが可能である。
【0100】
上記の実施例では、SDカード126に記録されている画像データを各アプリに処理させる例を説明したが、画像データに限定するものではない。
【0101】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、挿抜可能な記録媒体に記録された各種データを容易に処理できる。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融合機の一実施例の構成図である。
【図2】本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】融合機起動部の一例の構成図である。
【図4】ファイルツリーの一例の構成図である。
【図5】マスタ設定ファイルの一例の構成図である。
【図6】設定ファイルの一例の構成図である。
【図7】SDカードのファイルツリーの一例の構成図である。
【図8】本発明によるデータ処理方法の一実施例の説明図である。
【図9】イベント待ち処理の一例のフローチャートである。
【図10】SDカード挿入検知処理の一例のフローチャートである。
【図11】SDカードに記録されたファイル及びデータの一例のイメージ図である。
【図12】プログラム起動部用設定ファイルの一例の構成図である。
【図13】SDカード用スロット番号記述ファイルの一例の構成図である。
【図14】プリンタアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。
【図15】プリンタアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。
【図16】SDカード挿入検知処理の他の一例のフローチャートを示す。
【図17】SDカードに記録されたファイル及びデータの一例のイメージ図である。
【図18】スキャナアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。
【図19】スキャナアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。
【図20】ファックスアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。
【図21】ファックスアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。
【図22】メールアプリ用設定ファイルの一例の構成図である。
【図23】メールアプリ用設定ファイルで利用されるコマンド仕様の一例の説明図である。
【図24】SDカード抜出検知処理の一例のフローチャートである。
【符号の説明】
1  融合機
11  白黒レーザープリンタ
12  カラーレーザープリンタ
13  ハードウェアリソース
20  ソフトウェア群
30  アプリケーション
31  プリンタアプリ
32  コピーアプリ
33  ファックスアプリ
34  スキャナアプリ
35  ネットファイルアプリ
36  工程検査アプリ
40  プラットフォーム
41  オペレーティングシステム(OS)
42  システムコントロールサービス(SCS)
43  システムリソースマネージャ(SRM)
44  エンジンコントロールサービス(ECS)
45  メモリコントロールサービス(MCS)
46  オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)
47  ファックスコントロールサービス(FCS)
48  ネットワークコントロールサービス(NCS)
50  融合機起動部
51  ROMモニタ
52  プログラム起動部
62  システムメモリ
67  ローカルメモリ
68  ハードディスク装置(HDD)
70,125  SDカード用スロット
80  オペレーションパネル
82  エンジン部
121  SDカードチェックプログラム
122  ファイルシステム
123  SDカードステータスモニタドライバ
124  SDカードアクセスドライバ
126  SDカード

Claims (22)

  1. ハードウェア資源を用いて画像形成に係る処理を行うプログラムと、記録媒体を挿抜可能なスロットとを有する画像形成装置であって、
    前記スロットに対する記録媒体の挿抜を監視する状態監視手段と、
    前記スロットに挿入された記録媒体をアクセス可能な状態に起動する記録媒体起動手段と、
    前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からプログラム起動手段用の設定ファイルおよびプログラムを読み出し、プログラム起動手段用の設定ファイルの記述に従ってプログラムを起動するプログラム起動手段と、
    前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からアプリケーション用の設定ファイルおよびデータを読み出し、アプリケーション用の設定ファイルの記述に従ってデータを処理するアプリケーション手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記状態監視手段は、前記スロットに対する記録媒体の挿抜情報を通知され、その挿抜情報を前記プログラム起動手段に通知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記プログラム起動手段は、前記状態監視手段から前記スロットへの記録媒体の挿入が通知されると、前記記録媒体起動手段を起動することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記記録媒体起動手段は、前記スロットに挿入された記録媒体をアクセス可能な状態に起動し、前記記録媒体がアクセス可能な状態である旨を前記状態監視手段に通知することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記プログラム起動手段は、前記状態監視手段から前記記録媒体がアクセス可能な状態である旨が通知されることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記アプリケーション手段は、前記記録媒体から読み出したデータを、前記アプリケーション用の設定ファイルに含まれる設定命令および処理命令に従って処理することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記アプリケーション手段は、前記データとして画像データを記録媒体から読み出すことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記アプリケーション手段はプリンタアプリであって、前記記録媒体から読み出した画像データを、プリンタアプリ用の設定ファイルに含まれる用紙設定命令,カラー設定命令およびプリント命令に従って印刷することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記アプリケーション手段はスキャナアプリであって、スキャナアプリ用の設定ファイルに含まれるカラー設定命令およびスキャン命令に従ってスキャン及び画像データの蓄積をすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記アプリケーション手段はファックスアプリであって、前記記録媒体から読み出した画像データを、ファックスアプリ用の設定ファイルに含まれる用紙設定命令,カラー設定命令,送信先設定命令およびファックス送信命令に従ってファックス送信することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  11. 前記アプリケーション手段はメールアプリであって、前記記録媒体から読み出した画像データを、メールアプリ用の設定ファイルに含まれるカラー設定命令,送信先設定命令およびメール送信命令に従ってメール送信することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  12. 前記プログラム毎に、前記プログラム起動手段用の設定ファイルおよびアプリケーション用の設定ファイルが前記記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項1乃至11何れか一項記載の画像形成装置。
  13. 前記記録媒体の活性挿抜が可能であることを特徴とする請求項1乃至12何れか一項記載の画像形成装置。
  14. ハードウェア資源を用いて画像形成に係る処理を行うプログラムと、記録媒体を挿抜可能なスロットとを有する画像形成装置のデータ処理方法であって、
    前記スロットへの記録媒体の挿入を検知する挿入検知段階と、
    前記スロットへの挿入を検知した記録媒体をアクセス可能な状態に起動する記録媒体起動段階と、
    前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からプログラム起動用の設定ファイルおよびプログラムを読み出し、プログラム起動用の設定ファイルの記述に従ってプログラムを起動するプログラム起動段階と、
    前記アクセス可能な状態に起動した記録媒体からアプリケーション用の設定ファイルおよびデータを読み出し、アプリケーション用の設定ファイルの記述に従ってデータを処理するデータ処理段階と
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  15. 前記データ処理段階は、前記記録媒体から読み出したデータを、前記アプリケーション用の設定ファイルに含まれる設定命令および処理命令に従って処理することを特徴とする請求項14記載のデータ処理方法。
  16. 前記データ処理段階は、前記データとして画像データを記録媒体から読み出すことを特徴とする請求項14記載のデータ処理方法。
  17. 前記データ処理段階は、前記記録媒体から読み出した画像データを、プリンタアプリ用の設定ファイルに含まれる用紙設定命令,カラー設定命令およびプリント命令に従って印刷することを特徴とする請求項16記載のデータ処理方法。
  18. 前記データ処理段階は、スキャナアプリ用の設定ファイルに含まれるカラー設定命令およびスキャン命令に従ってスキャン及び画像データの蓄積をすることを特徴とする請求項14記載のデータ処理方法。
  19. 前記データ処理段階は、前記記録媒体から読み出した画像データを、ファックスアプリ用の設定ファイルに含まれる用紙設定命令,カラー設定命令,送信先設定命令およびファックス送信命令に従ってファックス送信することを特徴とする請求項16記載のデータ処理方法。
  20. 前記データ処理段階は、前記記録媒体から読み出した画像データを、メールアプリ用の設定ファイルに含まれるカラー設定命令,送信先設定命令およびメール送信命令に従ってメール送信することを特徴とする請求項16記載のデータ処理方法。
  21. 前記プログラム毎に、前記プログラム起動用の設定ファイルおよびアプリケーション用の設定ファイルが前記記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項14乃至20何れか一項記載のデータ処理方法。
  22. 前記記録媒体の活性挿抜が可能であることを特徴とする請求項14乃至21何れか一項記載のデータ処理方法。
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