JP4383066B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に1つ以上の格納手段に格納されたユーザ情報を利用する画像形成装置に関する。
【0002】
本発明は、ユーザ情報管理方法および情報処理装置に係り、特に1つ以上の格納手段に格納されたユーザ情報を利用するユーザ情報管理方法および情報処理装置に関する。
【従来の技術】
【0003】
パソコン等の情報処理装置は、様々な情報処理にそれぞれ対応する1つ以上のソフトウェアを実行させることで様々な情報処理を行わせるものである。このような情報処理装置は、例えば他のコンピュータなどにネットワークを介して接続されており、配信機能を利用して画像情報などの配信を行う。配信機能を有する情報処理装置は、例えば配信宛先情報および利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。
【0004】
また、情報処理装置の応用例としての画像形成装置は、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納している。画像形成装置は、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作させるものである。
【0005】
このような画像形成装置は、他の画像形成装置やコンピュータなどにネットワークを介して接続され、配信機能を利用して例えば画像情報などの配信を行う。配信機能を有する画像形成装置は、例えば配信宛先情報および利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。
【0006】
配信宛先情報は、配信宛先や送信者などの管理を行うものである。配信宛先情報は、更新頻度が低くバックアップが比較的容易である。また、配信宛先情報は管理が必要なユーザが情報処理装置や画像形成装置を利用するユーザに限定されないため、管理が必要なユーザの数が多くなる。
【0007】
一方、利用制限・課金情報は各種機能の使用可否や使用可能機能の使用量(例えば使用枚数など)の管理を行うものである。利用制限・課金情報は機器の使用の度に更新されるため更新頻度が高く、バックアップが困難である。また、利用制限・課金情報は管理が必要なユーザが情報処理装置や画像形成装置を利用するユーザに限定されるため、管理が必要なユーザの数が少なくなる。
【0008】
このように、配信宛先情報および利用制限・課金情報はバックアップの容易性や管理が必要なユーザの数に差があるため、格納手段としての記憶装置に要求される条件が異なっている。例えば配信宛先情報は速度や信頼性を犠牲にしても大容量の記憶装置が必要である。また、利用制限・課金情報はコストや容量を犠牲にしても高速で信頼性の高い記憶装置が必要である。
【0009】
従来の情報処理装置や画像形成装置は、例えば配信宛先情報をハードディスク装置に格納して管理し、利用制限・課金情報を不揮発RAMに格納して管理していた。
【0010】
特許文献1には、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作される画像形成装置の一例が記載されている。
【特許文献1】
特開2002−84383号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従来の情報処理装置は、様々な情報処理にそれぞれ対応する1つ以上のアプリケーションを有している。また、従来の画像形成装置は、プリンタ,コピー,ファクシミリ,スキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを有している。
【0012】
各アプリケーションが配信機能を利用するためには、配信宛先情報および使用制限・課金情報を予めハードディスク装置や不揮発RAMなどの記憶装置に登録して管理しておく必要がある。
【0013】
このような配信宛先情報の登録または更新は、システム初期設定モジュール等が行う。システム初期設定モジュールは、配信宛先情報または使用制限・課金情報の登録または更新を行うとき又は配信宛先情報または使用制限・課金情報を参照するときに、配信宛先情報または使用制限・課金情報の格納先を判断して一々指定しなければならないという問題があった。
【0014】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、格納先を指定することなくユーザ情報を利用できると共に、ユーザ情報を一元管理することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
そこで、上記課題を解決するため、発明は、プリンタ部又はスキャナ部の少なくとも一方を含むハードウェア資源と、第1のユーザ情報を格納する第1の格納手段と、第2のユーザ情報を格納する、前記第1の格納手段とは異なるメディアの第2の格納手段と、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、前記第1のユーザ情報及び前記第2のユーザ情報から選択された所望のユーザ情報を利用する複数の画像形成処理アプリケーションと、前記オペレーティングシステム上で動作し、前記第1のユーザ情報及び前記第2のユーザ情報を管理するユーザ情報管理プログラムと、を備え、前記ユーザ情報管理プログラムは、前記複数の画像形成処理アプリケーションの各々からユーザ情報の取得要求を受信可能とする受信手段と、該取得要求があったユーザ情報が、前記第1の格納手段及び前記第2の格納手段のいずれに格納されているかを判定する判定手段と、
該判定した格納手段から前記取得要求があったユーザ情報を取得して要求元の画像形成処理アプリケーションに供給する供給手段と、を備え、さらに、前記ユーザ情報管理プログラムは、ユーザ情報を供給した画像形成処理アプリケーションから、供給したユーザ情報に対する更新要求を受信可能とする受信手段と、該更新要求があったユーザ情報が、前記第1の格納手段及び前記第2の格納手段のいずれに格納されているかを判定する判定手段と、該判定した格納手段に格納されている前記更新要求があったユーザ情報を更新する更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0023】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は、本発明による情報処理装置の一実施例の構成図である。情報処理装置1000は、ハードウェア資源1100と,ソフトウェア群1200とを含むように構成される。
【0025】
ハードウェア資源1100は、メモリ装置1110,入力装置1120,表示装置1130,その他のハードウェアリソース1140等を含む。ソフトウェア群1200は、アプリケーション1210−1〜1210−n,UNIX(登録商標)などのOS1230,BIOS1240,デバイスドライバ1250,ユーザ情報管理手段1260,システム初期設定モジュール1270等を含む。
【0026】
情報処理装置1000は、電源投入時にOS1230のプログラムを補助記憶装置から読み出し、読み出したプログラムをメモリ装置1110に転送して起動する。また、情報処理装置1000は電源投入時またはオペレータからの起動指示によりアプリケーション1210−1〜1210−nのプログラムを補助記憶装置から読み出し、読み出したプログラムをメモリ装置1110に転送して起動する。
【0027】
アプリケーション1210−1〜1210−nは、情報処理装置1000に様々な情報処理を行わせるものである。BIOS1240は、ハードウェア資源1100を制御するプログラムである。また、デバイスドライバ1250はハードウェア資源1100に含まれる周辺機器等を管理するプログラムである。
【0028】
OS1230,ユーザ情報管理手段1260およびシステム初期設定モジュール1270は、API(Application Program Interface )1220を利用してアプリケーション1210−1〜1210−nからの要求を受信する。API1220は予め定義されている関数により、アプリケーション1210−1〜1210−nからの要求を受信するために利用される。また、ユーザ情報管理手段1260は図示しないAPIを利用してシステム初期設定モジュール1270からの要求を受信する。
【0029】
ユーザ情報管理手段1260は、ユーザ情報の管理を行うものである。ユーザ情報管理手段1260は、アプリケーション1210−1〜1210−nやシステム初期設定モジュール1270からの要求に応じたユーザ情報が格納されている記憶装置を判定し、判定した記憶装置からユーザ情報を取得して要求元のアプリケーション1210−1〜1210−nやシステム初期設定モジュール1270に供給する。なお、システム初期設定モジュール1270の詳細は後述する。
【0030】
OS1230は、アプリケーション1210−1〜1210−n,ユーザ情報管理手段1260及びシステム初期設定モジュール1270の各ソフトウェアをプロセスとして並列制御する。また、OS1230はBIOS1240,デバイスドライバ1250を利用してハードウェア資源1100に対する要求を行う。
【0031】
次に、情報処理装置1000のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明による情報処理装置の一実施例のハードウェア構成図である。情報処理装置1000は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置1510,表示装置1520,補助記憶装置1530,メモリ装置1540および演算処理装置1550を有するように構成される。
【0032】
入力装置1510はキーボード及びマウスなどで構成され、様々な操作指示を入力するために用いられる。表示装置1520は、操作に必要な各種ウインドウやデータ等を表示する。補助記憶装置1530は、情報処理装置1000に係る処理を行わせるプログラムを格納すると共に、そのプログラムの処理に必要な各種ファイルやデータ等を格納している。
【0033】
メモリ装置1540は、情報処理装置1000の起動時に補助記憶装置1530からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置1550は、メモリ装置1540に格納されたプログラムに従って処理を実行する。
【0034】
このような情報処理装置1000は、例えば他のコンピュータなどにネットワークを介して接続され、配信機能を利用して画像情報などの配信を行う。配信機能を備えた情報処理装置1000は、配信宛先情報および利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。なお、配信機能を備えていない情報処理装置1000は、利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。
【0035】
次に、本発明による情報処理装置1000の応用例としての画像形成装置1について説明する。なお、本実施例で説明する画像形成装置1は、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナ等の各装置の機能を1つの筐体内に収納しているため、融合機とも呼ばれる。
【0036】
図3は、本発明による融合機の一実施例の構成図を示す。融合機1は、白黒ラインプリンタ11と,カラーラインプリンタ12と,スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース13と,ソフトウェア群20と,融合機起動部50とを有するように構成される。また、ソフトウェア群20はアプリケーション30とプラットフォーム40とを有するように構成される。
【0037】
プラットフォーム40は、アプリケーション30からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生するコントロールサービスと、1つ以上のハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)43と、オペレーティングシステム(以下、OSという)41とを有するように構成されている。
【0038】
コントロールサービスは、システムコントロールサービス(以下、SCSという)42,エンジンコントロールサービス(以下、ECSという)44,メモリコントロールサービス(以下、MCSという)45,オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSという)46,ファックスコントロールサービス(以下、FCSという)47,ネットワークコントロールサービス(以下、NCSという)48,ユーザ情報管理サービス(以下、UCSという)49など一つ以上のサービスモジュールを有するように構成されている。
【0039】
なお、プラットフォーム40は予め定義されている関数によりアプリケーション30からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェース(以下、APIという)を有するように構成されている。
【0040】
OS41は、ユニックス(UNIX)などのオペレーティングシステムであって、プラットフォーム40およびアプリケーション30の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
【0041】
SRM43のプロセスは、SCS42と共にシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。例えばSRM43のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン,メモリ,ハードディスク装置(HDD)ファイル,ホストI/O(セントロインターフェース,ネットワークインターフェース,IEEE1394インターフェース,RS232Cインターフェースなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0042】
具体的に、SRM43は要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM43は上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、例えばプリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ確保,ファイル生成などの要求内容を直接実施している。
【0043】
SCS42のプロセスは、アプリケーション管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,リソース管理,割り込みアプリケーション制御を行う。ECS44のプロセスは、白黒ラインプリンタ11,カラーラインプリンタ12,ハードウェアリソース13のエンジンの制御を行う。
【0044】
MCS45のプロセスは、画像メモリの取得および解放,ハードディスク装置(HDD)の利用,画像データの圧縮および伸張などを行う。OCS46のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。
【0045】
FCS47のプロセスは、システムコントローラの各アプリケーション層からPSTNまたはISDN網を利用したファクシミリ送受信,BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミリ受信印刷,融合送受信を行うためのアプリケーションを提供する。
【0046】
NCS48のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対し、共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0047】
UCS49のプロセスは、ユーザ情報の管理を行うものであり、要求に応じたユーザ情報が格納されている記憶装置を判定し、判定した記憶装置からユーザ情報を取得して各アプリケーションに供給する。また、UCS49のプロセスは要求に応じたユーザ情報が格納されている記憶装置を判定し、判定した記憶装置に格納されているユーザ情報を更新する。
【0048】
また、アプリケーション30は、プリンタ,コピー,ファクシミリ,スキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うものである。アプリケーション30は、ページ記述言語(PDL,PCL)およびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ31と,コピー用アプリケーションであるコピーアプリ32と,ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ33と,スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ34と,ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ35と,工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ36とを有している。
【0049】
融合機起動部50は、融合機1の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション30やプラットフォーム40を起動するものである。例えば融合機起動部50は、コントロールサービスやアプリケーションのプログラムを後述するフラッシュメモリから読み出し、読み出した各プログラムをSRAMまたはSDRAM上に確保したメモリ領域に転送して起動するものである。
【0050】
図4は、本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図を示す。図4の融合機1は、コントローラボード60と,オペレーションパネル70と,ファックスコントロールユニット(以下、FCUという)80と,USBデバイス90と,IEEE1394デバイス100と,エンジン部110とを有するように構成される。なお、FCU80はメモリを有している。FCU80が有するメモリは、例えば融合機1の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するために利用される。
【0051】
オペレーションパネル70は、コントローラボード60のASIC62に直接接続されている。また、FCU80,USBデバイス90,IEEE1394デバイス100およびエンジン部110は、コントローラボード60のASIC62にPCIバス(Peripheral Component Interconnect bus )などで接続されている。
【0052】
また、コントローラボード60は、CPU61と,ASIC62と,SRAM(Static RAM)63と,SDRAM(Synchronous
DRAM)64と,フラッシュメモリ65と,HDD66と,ネットワークI/Fコントローラ67とを有するように構成される。コントローラボード60は、CPU61,SRAM63,SDRAM64,フラッシュメモリ65,HDD66,ネットワークI/Fコントローラ67などをASIC62に接続するように構成されている。
【0053】
CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、OS41上でプラットフォーム40を形成するSCS42,SRM43,ECS44,MCS45,OCS46,FCS47およびNCS48をそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション30を形成するプリンタアプリ31,コピーアプリ32,ファックスアプリ33,スキャナアプリ34,ネットファイルアプリ35および工程検査アプリ36を起動して実行させる。
【0054】
ASIC62は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。SRAM63およびSDRAM64の物理メモリ領域には、カーネルやプロセスなどの仮想メモリ領域がマッピングされる。
【0055】
不揮発RAMとしてのフラッシュメモリ65は、アプリケーション30またはプラットフォーム40を構成する各アプリやコントロールサービス,SRM43などの各プログラムおよび利用制限・課金情報が格納されている。また、HDD66は、画像データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積,配信宛先情報の格納を行うためのストレージである。オペレーションパネル70はオペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。
【0056】
このような融合機1は、例えば他の融合機やコンピュータなどにネットワークを介して接続され、配信機能を利用して画像情報などの配信を行う。融合機1が配信機能を利用するためには、配信宛先情報および使用制限・課金情報をユーザ情報として予め登録して管理しておく必要がある。なお、配信機能を備えていない融合機1であっても、利用制限・課金情報をユーザ情報として予め登録して管理しておく必要がある。
【0057】
以下、本発明のユーザ情報管理方法について説明していく。なお、以下の説明では本発明による情報処理装置1000の応用例としての融合機1の処理を中心に説明する。
【0058】
図5は、本発明のユーザ情報管理方法について説明するための図を示す。フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報は、各種機能の使用可否や使用可能機能の使用枚数などの管理を行うものであり、例えば図6のように構成される。
【0059】
図6は、利用制限・課金情報の一例の構成図を示す。図6の利用制限・課金情報は、管理番号,登録番号,ユーザー名,ユーザーコード,複写機能使用可否,複写機能使用枚数,配信機能使用可否,配信機能使用枚数などのデータ項目を有している。フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報は、SCS42に含まれる課金情報管理モジュール121により管理される。
【0060】
なお、フラッシュメモリ65には、各種サービス,モジュール,アプリケーションの管理パラメータも格納されており、後述するシステム初期設定モジュール122により管理される。
【0061】
また、HDD66に格納された配信宛先情報は、配信宛先や送信者などの管理を行うものであり、例えば図7のように構成される。図7は、配信宛先情報の一例の構成図を示す。図7の配信宛先情報は、管理番号,登録番号,ユーザー名,電子メールアドレス,送信者可否などのデータ項目を有している。HDD66に格納された配信宛先情報は、USC49により管理される。
【0062】
UCS49はHDD66に格納された配信宛先情報を直接管理する一方、フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報を課金情報管理モジュール121を介して管理する。
【0063】
なお、配信機能を備えていない融合機1の場合、HDD66に格納される配信宛先情報は存在しない。配信機能を備えていない融合機1であってもUCS49が課金情報管理モジュール121を介してフラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報を管理することにより、配信機能の有無に関係無くインターフェースを統一できる。
【0064】
図5では、フラッシュメモリ65に利用制限・課金情報,HDD66に配信宛先情報を格納する例を表しているが、利用制限・課金情報または配信宛先情報をFCU80が有するメモリに格納するようにしてもよい。また、利用制限・課金情報または配信宛先情報の一部をFCU80が有するメモリに格納するようにしてもよい。
【0065】
次に、SCS42に含まれるシステム初期設定モジュール122がUCS49を介してユーザ情報を更新する例について図面を参照しつつ説明していく。
【0066】
図8は、ユーザ情報の更新処理について説明するための図を示す。クライアントとしてのシステム初期設定モジュール122は、UCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の更新を要求する。
【0067】
UCS49は、システム初期設定モジュール122から更新要求があったユーザ情報がフラッシュメモリ65またはHDD66の何れに格納されているかを判定する。そして、UCS49はフラッシュメモリ65またはHDD66に格納されているユーザ情報をシステム初期設定モジュール122からの更新要求に応じて更新する。
【0068】
具体的に、UCS49はシステム初期設定モジュール122から配信宛先情報の更新要求があると、その更新要求に応じてHDD66に格納されている配信宛先情報を更新する。また、UCS49はシステム初期設定モジュール122から利用制限・課金情報の更新要求があると、その更新要求に応じてフラッシュメモリ65に格納されている利用制限・課金情報を更新する。UCS49は、課金情報管理モジュール121を介してフラッシュメモリ65に格納されている利用制限・課金情報の更新を行う。
【0069】
このように、システム初期設定モジュール122は更新を所望するユーザ情報の格納場所を指定することなく、ユーザ情報を更新できる。なお、システム初期設定モジュール122がUCS49の利用を開始するための処理は、以下のようになる。
【0070】
まず、サーバとしてのUCS49はリクエスト待ち受けスレッドを作成し、ソケットを開いてリクエストを待ち受ける。また、クライアントとしてのシステム初期設定モジュール122はイベント待ち受けスレッドを作成し、ソケットを開いてイベントを待ち受けると共に、UCS49の開いたソケットを通じて利用登録を行う。
【0071】
システム初期設定モジュール122からのリクエストがUCS49のソケットを通じて、また、UCS49からのイベントがシステム初期設定モジュール122のソケットを通じてインタープロセスコミュニケーションを行うことにより、システム初期設定モジュール122とUCS49との協調動作を実現している。
【0072】
次に、システム初期設定モジュール122がユーザ情報を更新する処理について図面を参照しつつ説明していく。図9は、配信宛先情報を更新する処理の一例のフローチャートを示す。
【0073】
ステップS10では、システム初期設定モジュール122がUCS49の諸元情報をAPIを利用してUCS49から取得する。諸元情報はUCS49自体の諸要素の情報であって、UCS49や課金情報管理モジュール121の組み込み情報や設定パラメータ情報から構成されている。
【0074】
ステップS10に続いてステップS11に進み、システム初期設定モジュール122は取得した諸元情報から利用可能機能を判定し、利用する機能をAPIを利用してUCS49に登録する。
【0075】
ステップS11に続いてステップS12に進み、システム初期設定モジュール122は図10のようなシステム初期設定メニュー画面を作成してオペレーションパネル70に表示する。図10は、システム初期設定メニュー画面の一例のイメージ図を示す。
【0076】
図10のシステム初期設定メニュー画面は、ユーザ情報を更新するための処理に対応して1つ以上のメニュー項目選択ボタン130を含んでいる。ユーザは、例えばオペレーションパネル70に表示されたシステム初期設定メニュー画面の項目選択ボタン130を選択することにより、所望の処理に進むことができる。
【0077】
ステップS12に続いてステップS13に進み、システム初期設定モジュール122はシステム初期設定メニュー画面からメニュー項目が選択されたか否かを判定する。システム初期設定メニュー画面からメニュー項目が選択されたと判定すると(S13においてYES)、システム初期設定モジュール122はステップS14に進み、選択されたメニュー項目の処理を行う。なお、ステップS14の処理の詳細は、後述する。
【0078】
一方、システム初期設定メニュー画面からメニュー項目が選択されていないと判定すると(S13においてNO)、システム初期設定モジュール122はステップS13の処理を繰り返す。
【0079】
以下、ステップS14の処理について図面を参照しつつ説明していく。システム初期設定メニュー画面から「ユーザー(宛先)登録/変更/消去」が選択されると、システム初期設定モジュール122は図11のようなエントリー情報更新画面をオペレーションパネル70に表示する。なお、システム初期設定モジュール122はエントリー情報更新画面を作成するために必要な見出し集合情報,見出し情報および見出しに所属するエントリー一覧をAPIを利用してUCS49から取得する。
【0080】
図11は、エントリー情報更新画面の一例のイメージ図を示す。ここで、エントリーとはユーザー(宛先)を表すものであり、例えば個別ユーザなどに対応するアカウントと、列挙されたアカウントに対応するグループとに大別される。
【0081】
図11のエントリー情報更新画面は、1つ以上の見出しから構成される見出し集合132と、選択された見出しに所属するエントリー一覧を表示するエントリー表示欄134と、エントリー情報を新規に作成して登録するための画面を呼び出す新規作成ボタン136と、既に登録されているエントリー情報を変更するための画面を呼び出す変更ボタン138と、選択したエントリー情報を削除するための削除ボタン140とを含む。
【0082】
なお、見出し集合132は、例えば「常用」,「あ」などの見出しの順序付き集合である。また、見出しはエントリーの順序付き集合にラベルを付けたものである。図11のエントリー情報更新画面では、見出し「あ」が選択されているため、エントリー表示欄134に見出し「あ」に所属する7つのエントリーが表示されている。
【0083】
新規作成ボタン136が選択されると、システム初期設定モジュール122はエントリー情報を新規に作成して登録するための図12のようなエントリー情報登録画面をオペレーションパネル70に表示する。図12は、エントリー情報登録画面の一例のイメージ図を示す。
【0084】
図12のエントリー情報登録画面は、ユーザー(宛先)名を設定する欄,登録番号を設定する欄,所属する見出しを設定する見出しボタン,ユーザーコードを設定するための画面を呼び出すユーザーコードボタン142,メール宛先を設定するための画面を呼び出すメール宛先ボタン144,ファクス宛先を設定するための画面を呼び出すファクス宛先ボタン146,グループを設定するための画面を呼び出すグループボタン148,エントリー情報を登録する登録ボタン150とを含む。
【0085】
ユーザは、エントリー情報登録画面にユーザー(宛先)名,登録番号,所属する見出しを設定する。また、ユーザはユーザーコードボタン142を選択し、ユーザーコードを設定するための画面をオペレーションパネル70に表示してユーザーコードを入力する。ユーザーコードとは、ユーザが使用できる機能を設定するための利用制限情報をいう。
【0086】
また、ユーザはメール宛先ボタン144を選択し、メール宛先を設定するための画面をオペレーションパネル70に表示してメール宛先を入力する。また、ユーザはファクス宛先ボタン146を選択し、ファクス宛先を設定するための画面をオペレーションパネル70に表示してファクス宛先を入力する。さらに、ユーザは、グループボタン148を選択し、グループを設定するための画面をオペレーションパネル70に表示してエントリーを所属するグループを選択する。
【0087】
エントリー情報を作成するために必要な情報を全て登録したあと、図12のエントリー情報登録画面の登録ボタン150を選択すると、システム初期設定モジュール122は様々なAPIを利用してUCS49にエントリー情報の更新を要求する。
【0088】
例えばシステム初期設定モジュール122は図13のようなAPIを利用してUCS49にエントリーの作成を要求する。図13は、エントリーを作成するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、エントリーを作成するAPIに応じてエントリーの作成を行う。エントリーが作成されると、例えばエントリー情報更新画面のエントリー表示欄134に新規のエントリーが作成される。
【0089】
また、システム初期設定モジュール122は図14のようなAPIを利用してエントリーが所属する見出しの設定をUCS49に要求する。図14は、エントリーが所属する見出しを設定するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、エントリーが所属する見出しを設定するAPIに応じて見出しの設定を行う。
【0090】
また、システム初期設定モジュール122は図15のようなAPIを利用してユーザコードの設定をUCS49に要求する。図15は、ユーザコードを設定するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、ユーザコードを設定するAPIに応じてユーザコードの設定を行う。
【0091】
また、システム初期設定モジュール122は図16のようなAPIを利用してメール宛先の設定をUCS49に要求する。図16は、メール宛先を設定するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、メール宛先を設定するAPIに応じてメール宛先の設定を行う。
【0092】
また、システム初期設定モジュール122はAPIを利用してファクス宛先の設定をUCS49に要求する。UCS49は、ファクス宛先を設定するAPIに応じてファクス宛先の設定を行う。
【0093】
また、システム初期設定モジュール122はAPIを利用してエントリーが所属するグループの設定をUCS49に要求する。UCS49は、エントリーが所属するグループを設定するAPIに応じてグループの設定を行う。
【0094】
さらに、システム初期設定モジュール122は、図17のようなAPIを利用してエントリー情報登録画面に設定された登録番号が既に登録されているかを確認すると共に、その登録番号が既に登録されている場合に、その登録番号の近くで空いている登録番号を取得するように要求する。
【0095】
図17は、登録番号の確認/取得を行うAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、登録番号の確認/取得を行うAPIを利用して、エントリー情報登録画面に設定された登録番号が既に登録されているかを確認すると共に、その登録番号が既に登録されている場合に、その登録番号の近くで空いている登録番号を取得する。
【0096】
図11のエントリー情報更新画面に含まれる変更ボタン138が選択されると、システム初期設定モジュール122は既に登録されているエントリー情報を変更するための図12のようなエントリー情報登録画面をオペレーションパネル70に表示する。変更ボタン138が選択されたときに表示されるエントリー情報登録画面は、既に登録されているエントリー情報が表示されている点で新規作成ボタン136が選択されたときに表示されるエントリー情報登録画面と異なる。
【0097】
システム初期設定モジュール122は様々なAPIを利用して、既に登録されているエントリー情報をエントリー情報登録画面に表示する。例えばシステム初期設定モジュール122は図18のようなAPIを利用してUCS49からエントリーが所属しているグループを取得する。図18は、エントリーが所属しているグループを取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0098】
なお、エントリー情報登録画面への情報の登録は、変更ボタン138が選択されたときに表示されるエントリー情報登録画面と新規作成ボタン136が選択されたときに表示されるエントリー情報登録画面とで同様であるため、説明を省略する。
【0099】
エントリー情報を変更するために必要な情報を全て登録したあと、図12のエントリー情報登録画面の登録ボタン150を選択すると、システム初期設定モジュール122は様々なAPIを利用してUCS49にエントリー情報の更新を要求する。
【0100】
例えばシステム初期設定モジュール122は図19のようなAPIを利用してUCS49にエントリーの変更を要求する。図19は、エントリーを変更するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、エントリーを変更するAPIに応じてエントリーの変更を行う。
【0101】
図11のエントリー情報更新画面のエントリー表示欄134からエントリーを選択して削除ボタン140を選択すると、システム初期設定モジュール122は図20のようなAPIを利用してエントリーを削除する。図20は、エントリーを削除するAPIの一例の構成図を示す。
【0102】
次に、システム初期設定メニュー画面から「見出し編集」が選択されたときの処理について説明する。「見出し編集」が選択されると、システム初期設定モジュール122は見出し編集画面をオペレーションパネル70に表示する。なお、見出し編集画面は例えば図11のエントリー情報更新画面のように見出し集合132を有する。システム初期設定モジュール122は、見出し編集画面を作成するために必要な見出し集合情報,見出し情報をAPIを利用してUCS49から取得する。
【0103】
ユーザは見出しを変更するために必要な情報を全て登録したあと、見出し編集画面の例えば設定ボタンを選択する。すると、システム初期設定モジュール122は図21のようなAPIを利用してUCS49に見出しの変更を要求する。図21は、見出しを変更するAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、見出しを変更するAPIに応じて見出しを変更する。
【0104】
次に、システム初期設定メニュー画面から「並び順入れ替え」が選択されたときの処理について説明する。「並び順入れ替え」が選択されると、システム初期設定モジュール122は並び順入れ替え画面をオペレーションパネル70に表示する。なお、並び順入れ替え画面は例えば図11のエントリー情報更新画面のように見出し集合132および選択された見出しに所属するエントリー一覧を表示するエントリー表示欄134を有する。システム初期設定モジュール122は並び順入れ替え画面を作成するために必要な見出し集合情報,見出し情報をAPIを利用してUCS49から取得する。
【0105】
ユーザは例えばエントリー表示欄134に表示されているエントリーの並びを所望の順番に変更し、並び順入れ替え画面の例えば設定ボタンを選択する。システム初期設定モジュール122は図22のようなAPIを利用してUCS49にエントリーの並び順入れ替えを要求する。図22は、エントリーの並び順を入れ替えるAPIの一例の構成図を示す。UCS49は、並び順を入れ替えるAPIに応じてエントリーの並び順を入れ替える。
【0106】
また、UCS49は以下のようなAPIも提供できる。図23は、送信者認証情報を設定するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、送信者認証情報を設定するAPIを利用してUCS49に送信者認証情報の設定を要求する。なお、送信者認証情報は例えばパスワードであり、送信者を識別するために利用される。
【0107】
図24は、メールグループを設定するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、メールグループを設定するAPIを利用してUCS49にメールグループの設定を要求する。なお、メールグループは所属するアカウント数や所属するアカウントなどの情報である。図25は、エントリーの登録件数を取得するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、エントリーの登録件数を取得するAPIを利用してUCS49からエントリーの登録件数を取得できる。
【0108】
図26は、アカウントの登録件数を取得するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、アカウントの登録件数を取得するAPIを利用してUCS49からエントリーの登録件数を取得できる。図27は、グループの登録件数を取得するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、グループの登録件数を取得するAPIを利用してUCS49からグループの登録件数を取得できる。
【0109】
図28は、メール宛先の登録件数を取得するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、メール宛先の登録件数を取得するAPIを利用してUCS49からメール宛先の登録件数を取得できる。図29は、ユーザーコードの登録件数を取得するAPIの一例の構成図を示す。システム初期設定モジュール122は、ユーザーコードの登録件数を取得するAPIを利用してUCS49からユーザーコードの登録件数を取得できる。
【0110】
エントリー,アカウント,グループ,メール宛先,ユーザーコードの登録件数は、例えばエントリー,アカウント,グループ,メール宛先,ユーザーコードなどの情報を更新する画面を作成するときに利用される。
【0111】
以上のように、本発明による融合機1はユーザ情報を管理するUCS49を設けたことにより、システム初期設定モジュール122がユーザ情報の格納先を指定すること無しにユーザ情報の更新が可能である。
【0112】
なお、図3の構成図ではUCS49がコントロールサービスに含まれる例を表しているが、この例に限らない。例えばUCS49は、アプリケーション30に含まれるようにしてもよい。また、図8等ではシステム初期設定モジュール122がUCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の更新を要求する例を表しているが、この例に限らない。例えばファックスアプリ33等のアプリケーション30がUCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の更新を要求してもよい。
【0113】
本実施例では、融合機1の処理を中心に説明したが、図1及び図2に示した情報処理装置1000への応用が容易である。情報処理装置1000では、図5および図8のUCS49に代わり、ユーザ情報管理手段1260がユーザ情報の管理を行うこととなる。なお、情報処理装置1000の場合、SCS42に相当する構成は必ずしも必須ではない。
【発明の効果】
【0114】
上述の如く、本発明によれば、ユーザ情報管理手段が要求に応じてユーザ情報を利用することにより、ユーザ情報の格納先を指定することなくユーザ情報を利用できる共にユーザ情報を一元管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による情報処理装置の一実施例の構成図である。
【図2】 本発明による情報処理装置の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】 本発明による融合機の一実施例の構成図である。
【図4】 本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図である。
【図5】 本発明のユーザ情報管理方法について説明するための図である。
【図6】 利用制限・課金情報の一例の構成図である。
【図7】 配信宛先情報の一例の構成図である。
【図8】 ユーザ情報の更新処理について説明するための図である。
【図9】 配信宛先情報を更新する処理の一例のフローチャートである。
【図10】 システム初期設定メニュー画面の一例のイメージ図である。
【図11】 エントリー情報更新画面の一例のイメージ図である。
【図12】 エントリー情報登録画面の一例のイメージ図である。
【図13】 エントリーを作成するAPIの一例の構成図である。
【図14】 エントリーが所属する見出しを設定するAPIの一例の構成図である。
【図15】 ユーザコードを設定するAPIの一例の構成図である。
【図16】 メール宛先を設定するAPIの一例の構成図である。
【図17】 登録番号の確認/取得を行うAPIの一例の構成図である。
【図18】 エントリーが所属しているグループを取得するAPIの一例の構成図である。
【図19】 エントリーを変更するAPIの一例の構成図である。
【図20】 エントリーを削除するAPIの一例の構成図である。
【図21】 見出しを変更するAPIの一例の構成図である。
【図22】 エントリーの並び順を入れ替えるAPIの一例の構成図である。
【図23】 送信者認証情報を設定するAPIの一例の構成図である。
【図24】 メールグループを設定するAPIの一例の構成図である。
【図25】 エントリーの登録件数を取得するAPIの一例の構成図である。
【図26】 アカウントの登録件数を取得するAPIの一例の構成図である。
【図27】 グループの登録件数を取得するAPIの一例の構成図である。
【図28】 メール宛先の登録件数を取得するAPIの一例の構成図である。
【図29】 ユーザーコードの登録件数を取得するAPIの一例の構成図である。
【符号の説明】
1 融合機
11 白黒ラインプリンタ
12 カラーラインプリンタ
13,1140 ハードウェアリソース
20,1200 ソフトウェア群
30,1210−1〜1210−n アプリケーション
40 プラットフォーム
41 オペレーティングシステム(OS)
42 システムコントロールサービス(SCS)
43 システムリソースマネージャ(SRM)
44 エンジンコントロールサービス(ECS)
45 メモリコントロールサービス(MCS)
46 オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)
47 ファックスコントロールサービス(FCS)
48 ネットワークコントロールサービス(NCS)
49 ユーザ情報管理サービス(UCS)
50 融合機起動部
60 コントローラボード
61 CPU
62 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
63 SRAM(Static RAM)
64 SDRAM(Synchronous DRAM)
65 フラッシュメモリ
66 ハードディスク装置(HDD)
67 ネットワークI/Fコントローラ
70 オペレーションパネル
80 ファックスコントロールユニット(FCU)
90 USBデバイス
100 IEEE1394デバイス
110 エンジン部
121 課金情報管理モジュール
122 システム初期設定モジュール
130 メニュー項目選択ボタン
132 見出し集合
134 エントリー表示欄
136 新規作成ボタン
138 変更ボタン
140 削除ボタン
142 ユーザーコードボタン
144 メール宛先ボタン
146 ファクス宛先ボタン
148 グループボタン
150 登録ボタン
1000 情報処理装置
1100 ハードウェア資源
1110 メモリ装置
1120 入力装置
1130 表示装置
1220 アプリケーションプログラムインターフェース(API)
1230 オペレーティングシステム
1240 BIOS
1250 デバイスドライバ
1260 ユーザ情報管理手段
1270 システム初期設定モジュール

Claims (1)

  1. プリンタ部又はスキャナ部の少なくとも一方を含むハードウェア資源と、
    第1のユーザ情報を格納する第1の格納手段と、
    第2のユーザ情報を格納する、前記第1の格納手段とは異なるメディアの第2の格納手段と、
    オペレーティングシステムと、
    前記オペレーティングシステム上で動作し、前記第1のユーザ情報及び前記第2のユーザ情報から選択された所望のユーザ情報を利用する複数の画像形成処理アプリケーションと、
    前記オペレーティングシステム上で動作し、前記第1のユーザ情報及び前記第2のユーザ情報を管理するユーザ情報管理プログラムと、
    を備え、
    前記ユーザ情報管理プログラムは、
    前記複数の画像形成処理アプリケーションの各々からユーザ情報の取得要求を受信可能とする受信手段と、
    該取得要求があったユーザ情報が、前記第1の格納手段及び前記第2の格納手段のいずれに格納されているかを判定する判定手段と、
    該判定した格納手段から前記取得要求があったユーザ情報を取得して要求元の画像形成処理アプリケーションに供給する供給手段と、を備え、
    さらに、前記ユーザ情報管理プログラムは、
    ユーザ情報を供給した画像形成処理アプリケーションから、供給したユーザ情報に対する更新要求を受信可能とする受信手段と、
    該更新要求があったユーザ情報が、前記第1の格納手段及び前記第2の格納手段のいずれに格納されているかを判定する判定手段と、
    該判定した格納手段に格納されている前記更新要求があったユーザ情報を更新する更新手段と、を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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