JP3715629B2 - 画像処理装置およびユーザ情報管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置およびユーザ情報管理方法に係り、特に画像処理アプリケーションにユーザ情報を提供する画像処理装置およびユーザ情報管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、融合機という)が知られるようになった。この融合機は、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作させるものである。
【0003】
このような融合機は、他の融合機やコンピュータなどにネットワークを介して接続され、配信機能を利用して例えば画像情報などの配信を行う。配信機能を有する融合機は、例えば配信宛先情報および利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。
【0004】
配信宛先情報は、配信宛先や送信者などの管理を行うものである。配信宛先情報は、更新頻度が低くバックアップが比較的容易である。また、配信宛先情報は管理が必要なユーザが融合機を利用するユーザに限定されないため、管理が必要なユーザの数が多くなる。
【0005】
一方、利用制限・課金情報は各種機能の使用可否や使用可能機能の使用枚数などの管理を行うものである。利用制限・課金情報は機器の使用の度に更新されるため更新頻度が高く、バックアップが困難である。また、利用制限・課金情報は管理が必要なユーザが融合機を利用するユーザに限定されるため、管理が必要なユーザの数が少なくなる。
【0006】
このように、配信宛先情報および利用制限・課金情報はバックアップの容易性や管理が必要なユーザの数に差があるため、格納手段としての記憶装置に要求される条件が異なっている。例えば配信宛先情報は速度や信頼性を犠牲にしても大容量の記憶装置が必要である。また、利用制限・課金情報はコストや容量を犠牲にしても高速で信頼性の高い記憶装置が必要である。
【0007】
従来の融合機は、例えば配信宛先情報をハードディスク装置に格納して管理し、利用制限・課金情報を不揮発RAMに格納して管理していた。
【0008】
特許文献1には、1つの筐体内に表示部,印刷部および撮像部などを設けると共に、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナにそれぞれ対応する4種類のソフトウェアを設け、そのソフトウェアを切り替えることより、プリンタ,コピー,ファクシミリおよびスキャナとして動作される融合機の一例が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−84383号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の融合機は、プリンタ,コピー,ファクシミリ,スキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを有している。各アプリケーションは、配信機能を利用するための配信宛先情報を別々に管理していた。
【0011】
したがって、従来の融合機では配信宛先情報を管理するという同様な機能を各アプリケーションごとに有していなければならないという問題があった。このように同様な機能を各アプリケーションごとに有することは無駄であり、更に同様なプログラムの誤り(Bug)を含む可能性が高くなるという問題があった。
【0012】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、画像処理アプリケーションがユーザ情報を共有できると共に、ユーザ情報を一元管理することが可能な画像処理装置およびユーザ情報管理方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明の画像処理装置は、プリンタ部またはスキャナ部の少なくとも一方を含む画像処理ハードウェアと、前記画像処理ハードウェアを利用して画像処理を行う1つ以上の画像処理アプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、前記1つ以上の画像処理アプリケーションからアクセスされて共通に利用されるプログラムとを有する画像処理装置であって、前記プログラムは、前記画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報を、要求を行った前記画像処理アプリケーションに供給するユーザ情報管理プログラムであることを特徴とする。
【0014】
このような画像処理装置では、ユーザ情報管理プログラムが画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報を取得して、要求元の画像処理アプリケーションに供給することにより、ユーザ情報を共有できると共にユーザ情報を一元管理することが可能である。
【0049】
また、上記課題を解決するため、本発明のユーザ情報管理方法は、プリンタ部またはスキャナ部の少なくとも一方を含む画像処理ハードウェアと、前記画像処理ハードウェアを利用して画像処理を行う1つ以上の画像処理アプリケーションと、オペレーティングシステムと、前記オペレーティングシステム上で動作し、前記1つ以上の画像処理アプリケーションからアクセスされて共通に利用されるプログラムとを有する画像処理装置のユーザ情報管理方法であって、前記画像処理アプリケーションが、前記プログラムにユーザ情報を要求する要求ステップと、前記プログラムが、前記要求に応じたユーザ情報を、前記要求を行った画像処理アプリケーションに供給する供給ステップとを有することを特徴とする。
【0050】
このようなユーザ情報管理方法では、プログラムが画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報を格納手段から取得して要求元の画像処理アプリケーションに供給することにより、ユーザ情報を共有できると共にユーザ情報を一元管理することが可能である。
【0087】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0088】
図1は、本発明による融合機の一実施例の構成図を示す。融合機1は、白黒ラインプリンタ11と,カラーラインプリンタ12と,スキャナやファクシミリなどのハードウェアリソース13と,ソフトウェア群20と,融合機起動部50とを有するように構成される。また、ソフトウェア群20はアプリケーション30とプラットフォーム40とを有するように構成される。
【0089】
プラットフォーム40は、アプリケーション30からの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生するコントロールサービスと、1つ以上のハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(以下、SRMという)43と、オペレーティングシステム(以下、OSという)41とを有するように構成されている。
【0090】
コントロールサービスは、システムコントロールサービス(以下、SCSという)42,エンジンコントロールサービス(以下、ECSという)44,メモリコントロールサービス(以下、MCSという)45,オペレーションパネルコントロールサービス(以下、OCSという)46,ファックスコントロールサービス(以下、FCSという)47,ネットワークコントロールサービス(以下、NCSという)48,ユーザ情報管理サービス(以下、UCSという)49など一つ以上のサービスモジュールを有するように構成されている。
【0091】
なお、プラットフォーム40は予め定義されている関数によりアプリケーション30からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェース(以下、APIという)を有するように構成されている。
【0092】
OS41は、ユニックス(UNIX(登録商標))などのオペレーティングシステムであって、プラットフォーム40およびアプリケーション30の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
【0093】
SRM43のプロセスは、SCS42と共にシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。例えばSRM43のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン,メモリ,ハードディスク装置(HDD)ファイル,ホストI/O(セントロインターフェース,ネットワークインターフェース,IEEE1394インターフェース,RS232Cインターフェースなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、実行制御する。
【0094】
具体的に、SRM43は要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に通知する。また、SRM43は上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、例えばプリンタエンジンによる紙搬送と作像動作,メモリ確保,ファイル生成などの要求内容を直接実施している。
【0095】
SCS42のプロセスは、アプリケーション管理,操作部制御,システム画面表示,LED表示,リソース管理,割り込みアプリケーション制御を行う。ECS44のプロセスは、白黒ラインプリンタ11,カラーラインプリンタ12,ハードウェアリソース13のエンジンの制御を行う。
【0096】
MCS45のプロセスは、画像メモリの取得および解放,ハードディスク装置(HDD)の利用,画像データの圧縮および伸張などを行う。OCS46のプロセスは、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となるオペレーションパネルの制御を行う。
【0097】
FCS47のプロセスは、システムコントローラの各アプリケーション層からPSTNまたはISDN網を利用したファクシミリ送受信,BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミリ受信印刷,融合送受信を行うためのアプリケーションを提供する。
【0098】
NCS48のプロセスは、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対し、共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
【0099】
UCS49のプロセスは、ユーザ情報の管理を行うものであり、要求に応じたユーザ情報が格納されている記憶装置を判定し、判定した記憶装置からユーザ情報を取得して各アプリケーションに供給する。
【0100】
また、アプリケーション30は、プリンタ,コピー,ファクシミリ,スキャナなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うものである。アプリケーション30は、ページ記述言語(PDL,PCL)およびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ31と,コピー用アプリケーションであるコピーアプリ32と,ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ33と,スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ34と,ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ35と,工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ36とを有している。
【0101】
融合機起動部50は、融合機1の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション30やプラットフォーム40を起動するものである。例えば融合機起動部50は、コントロールサービスやアプリケーションのプログラムを後述するフラッシュメモリから読み出し、読み出した各プログラムをSRAMまたはSDRAM上に確保したメモリ領域に転送して起動するものである。
【0102】
図2は、本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図を示す。図2の融合機1は、コントローラボード60と,オペレーションパネル70と,ファックスコントロールユニット(以下、FCUという)80と,USBデバイス90と,IEEE1394デバイス100と,エンジン部110とを有するように構成される。なお、FCU80はメモリを有している。FCU80が有するメモリは、例えば融合機1の電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するために利用される。
【0103】
オペレーションパネル70は、コントローラボード60のASIC62に直接接続されている。また、FCU80,USBデバイス90,IEEE1394デバイス100およびエンジン部110は、コントローラボード60のASIC62にPCIバス(Peripheral Component Interconnect bus )などで接続されている。
【0104】
また、コントローラボード60は、CPU61と,ASIC62と,SRAM(Static RAM)63と,SDRAM(Synchronous DRAM)64と,フラッシュメモリ65と,HDD66と,ネットワークI/Fコントローラ67とを有するように構成される。コントローラボード60は、CPU61,SRAM63,SDRAM64,フラッシュメモリ65,HDD66,ネットワークI/Fコントローラ67などをASIC62に接続するように構成されている。
【0105】
CPU61は、融合機1の全体制御を行うものである。CPU61は、OS41上でプラットフォーム40を形成するSCS42,SRM43,ECS44,MCS45,OCS46,FCS47およびNCS48をそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション30を形成するプリンタアプリ31,コピーアプリ32,ファックスアプリ33,スキャナアプリ34,ネットファイルアプリ35および工程検査アプリ36を起動して実行させる。
【0106】
ASIC62は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。SRAM63およびSDRAM64の物理メモリ領域には、カーネルやプロセスなどの仮想メモリ領域がマッピングされる。
【0107】
不揮発RAMとしてのフラッシュメモリ65は、アプリケーション30またはプラットフォーム40を構成する各アプリやコントロールサービス,SRM43などの各プログラムおよび利用制限・課金情報が格納されている。また、HDD66は、画像データの蓄積,プログラムの蓄積,フォントデータの蓄積,フォームの蓄積,配信宛先情報の格納を行うためのストレージである。オペレーションパネル70はオペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。
【0108】
このような融合機1は、例えば他の融合機やコンピュータなどにネットワークを介して接続され、配信機能を利用して画像情報などの配信を行う。配信機能を備えた融合機1は、配信宛先情報および利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。なお、配信機能を備えていない融合機1は、利用制限・課金情報をユーザ情報として有している。
【0109】
以下、本発明のユーザ情報管理方法について説明していく。図3は、本発明のユーザ情報管理方法について説明するための図を示す。フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報は、各種機能の使用可否や使用可能機能の使用枚数などの管理を行うものであり、例えば図4のように構成される。
【0110】
図4は、利用制限・課金情報の一例の構成図を示す。図4の利用制限・課金情報は、管理番号,登録番号,ユーザー名,ユーザーコード,複写機能使用可否,複写機能使用枚数,配信機能使用可否,配信機能使用枚数などのデータ項目を有している。フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報は、SCS42に含まれる課金情報管理モジュール121により管理される。
【0111】
なお、フラッシュメモリ65には、各種サービス,モジュール,アプリケーションの管理パラメータも格納されており、SCS42に含まれるシステム初期設定モジュール122により管理される。
【0112】
また、HDD66に格納された配信宛先情報は、配信宛先や送信者などの管理を行うものであり、例えば図5のように構成される。図5は、配信宛先情報の一例の構成図を示す。図5の配信宛先情報は、管理番号,登録番号,ユーザー名,電子メールアドレス,送信者可否などのデータ項目を有している。HDD66に格納された配信宛先情報は、USC49により管理される。
【0113】
UCS49はHDD66に格納された配信宛先情報を直接管理する一方、フラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報を課金情報管理モジュール121を介して管理する。
【0114】
なお、配信機能を備えていない融合機1の場合、HDD66に格納される配信宛先情報は存在しない。配信機能を備えていない融合機1であってもUCS49が課金情報管理モジュール121を介してフラッシュメモリ65に格納された利用制限・課金情報を管理することにより、配信機能の有無に関係無くインターフェースを統一できる。
【0115】
図3では、フラッシュメモリ65に利用制限・課金情報,HDD66に配信宛先情報を格納する例を表しているが、利用制限・課金情報または配信宛先情報をFCU80が有するメモリに格納するようにしてもよい。また、利用制限・課金情報または配信宛先情報の一部をFCU80が有するメモリに格納するようにしてもよい。
【0116】
次に、アプリケーションの一例としてファックスアプリ33またはスキャナアプリ34がUCS49を介してユーザ情報を参照する例について図面を参照しつつ説明していく。
【0117】
図6は、ユーザ情報の参照処理について説明するための図を示す。クライアントとしてのファックスアプリ33およびスキャナアプリ34は、UCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の参照を要求する。
【0118】
UCS49は、ファックスアプリ33またはスキャナアプリ34から参照要求があったユーザ情報がフラッシュメモリ65またはHDD66の何れに格納されているかを判定する。そして、UCS49は、参照要求のあったユーザ情報を判定したフラッシュメモリ65またはHDD66から取得し、取得したユーザ情報をファックスアプリ33またはスキャナアプリ34に供給する。
【0119】
具体的に、UCS49はファックスアプリ33またはスキャナアプリ34から配信宛先情報の参照要求があると、HDD66から配信宛先情報を取得してファックスアプリ33またはスキャナアプリ34に供給する。また、UCS49はファックスアプリ33またはスキャナアプリ34から利用制限・課金情報の参照要求があると、課金情報管理モジュール121を介してフラッシュメモリ65から利用制限・課金情報を取得してファックスアプリ33またはスキャナアプリ34に供給する。
【0120】
このように、ファックスアプリ33およびスキャナアプリ34は参照を所望するユーザ情報の格納場所を指定することなく、UCS49からユーザ情報を取得できる。なお、ファックスアプリ33およびスキャナアプリ34がUCS49の利用を開始するための処理は、以下のようになる。
【0121】
まず、サーバとしてのUCS49はリクエスト待ち受けスレッドを作成し、ソケットを開いてリクエストを待ち受ける。また、クライアントとしてのファックスアプリ33およびスキャナアプリ34はイベント待ち受けスレッドを作成し、ソケットを開いてイベントを待ち受けると共に、UCS49の開いたソケットを通じて利用登録を行う。
【0122】
ファックスアプリ33およびスキャナアプリ34からのリクエストがUCS49のソケットを通じて、また、UCS49からのイベントがファックスアプリ33およびスキャナアプリ34のソケットを通じてインタープロセスコミュニケーションを行うことにより、ファックスアプリ33およびスキャナアプリ34とUCS49との協調動作を実現している。
【0123】
次に、ファックスアプリ33またはスキャナアプリ34がユーザ情報を参照する処理の一例として、スキャナアプリ34がオペレーションパネル70に配信宛先情報を表示する処理について図面を参照しつつ説明していく。図7は、配信宛先情報を参照する処理の一例のフローチャートを示す。
【0124】
ステップS10では、スキャナアプリ34がUCS49の諸元情報をAPIを利用してUCS49から取得する諸元情報取得処理を行う。諸元情報とは、UCS49自体の諸要素の情報であり、UCS49や課金情報管理モジュール121の組み込み情報や設定パラメータ情報から構成されている。なお、諸元情報取得処理の詳細は後述する。
【0125】
ステップS10に続いてステップS11に進み、スキャナアプリ34は取得した諸元情報から利用可能機能を判定し、利用する機能をAPIを利用してUCS49に登録する利用機能登録処理を行う。このように、利用する機能をUCS49に登録すると、スキャナアプリ34はユーザ情報が更新されたときにUCS49から更新通知を受信するようになる。
【0126】
例えば電子メール宛先情報が利用可能機能である場合、スキャナアプリ34は電子メール宛先情報を利用する機能としてUCS49に登録する。すると、スキャナアプリ34は、電子メール宛先情報が更新されたときにUCS49から更新通知を受信するようになる。なお、利用機能登録処理の詳細は後述する。
【0127】
ステップS11に続いてステップS12に進み、スキャナアプリ34は見出し集合情報および見出し情報をAPIを利用してUCS49から取得する見出し集合情報および見出し情報取得処理を行う。
【0128】
図8は、見出し集合および見出しの一例のイメージ図を示す。図8中、見出し集合122および見出し123はユーザーインターフェースを意識した付加情報である。見出し集合122は例えば「常用」,「あ」などの見出し123の順序付き集合であり、所属する見出しの情報を保持する。また、見出し123は後述するエントリーの順序付き集合にラベルを付けたものであり、ラベルや所属するエントリーの情報を保持する。
【0129】
なお、見出し123のうち「常用」は全ての見出し集合に所属する特殊な見出しである。「常用」以外の見出し123は複数の見出し集合に所属しない。見出し集合情報および見出し情報取得処理の詳細は後述する。
【0130】
ステップS12に続いてステップS13に進み、スキャナアプリ34は選択された見出しに所属するエントリーの一覧をAPIを利用してUCS49から取得するエントリー一覧情報取得処理を行う。
【0131】
図9は、エントリーの一例のイメージ図を示す。図9中、エントリーの一覧124を構成する1つ以上のエントリー125は、個別ユーザーなどに対応するアカウントと列挙されたアカウントに対応するグループとに大別される。なお、エントリー一覧情報取得処理の詳細は後述する。
【0132】
ステップS13に続いてステップS14に進み、スキャナアプリ34は図10に表すようなエントリー選択画面を作成してオペレーションパネル70に表示する。図10は、エントリー選択画面の一例のイメージ図を示す。
【0133】
図10のエントリー選択画面は、見出し集合,見出し,見出しに所属するエントリーの一覧を利用することで作成できる。なお、図10のエントリー選択画面は、グループを表すエントリーのボタンに人が3人並んだアイコンを付してアカウントとグループとを区別している。
【0134】
ステップS14に続いてステップS15に進み、スキャナアプリ34はエントリー選択画面からエントリーが選択されたか否かを判定する。エントリーが選択されたと判定すると(S15においてYES)、スキャナアプリ34はステップS16に進む。一方、エントリーが選択されていないと判定すると(S15においてNO)、スキャナアプリ34はステップS17に進む。
【0135】
ステップS16では、スキャナアプリ34が、選択されたエントリーのエントリー詳細情報をAPIを利用してUCS49から取得するエントリー詳細情報取得処理を行った後にステップS17に進む。例えばスキャナアプリ34は取得したエントリー詳細情報を図10のエントリー選択画面の情報表示欄127に表示する。
【0136】
ステップS17では、スキャナアプリ34が、エントリー選択画面から別の見出しが選択されたか否かを判定する。別の見出しが選択されたと判定すると(S17においてYES)、スキャナアプリ34はステップS13に進む。一方、別の見出しが選択されていないと判定すると(S17においてNO)、スキャナアプリ34はステップS18に進む。
【0137】
ステップS18では、スキャナアプリ34が、UCS49から更新通知を受信したか否かを判定する。更新通知を受信したと判定すると(S18においてYES)、スキャナアプリ34はステップS12に進む。一方、更新通知を受信していないと判定すると(S18においてNO)、スキャナアプリ34はステップS15に進む。
【0138】
更に、図7のフローチャートの処理について図面を参照しつつ詳細に説明していく。図11は、ステップS10の諸元情報取得処理の一例のフローチャートを示す。ステップS21では、スキャナアプリ34が諸元情報を取得するAPIを利用してUCS49に諸元情報を要求する。図12は、諸元情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0139】
ステップS21に続いてステップS22に進み、UCS49は予め作成しておいた諸元情報のコピーをスキャナアプリ34に供給する。なお、UCS49は組み込み情報,管理パラメータ,機器構成情報,課金情報管理モジュール121から取得した課金情報諸元から諸元情報を作成する。課金情報管理モジュール121は、組み込み情報,管理パラメータ,機器構成情報から課金情報諸元を設定する。
【0140】
図13は、諸元情報の一例の構成図を示す。図13の諸元情報は、サービスバージョン,利用可能機能,エントリー登録数最大値などのデータ項目を含む。サービスバーションは、UCS49の組み込み情報である。利用可能機能は、機器構成情報からUCS49が判定して作成し、例えば課金情報の有無,電子メール宛先情報の有無などを表す。エントリー登録数最大値は、UCS49の管理パラメータであって、エントリーの最大登録数を表す。エントリーは配信宛先,送信者,課金対象ユーザーなどの最小単位で、名称や管理番号などを情報として有している。
【0141】
次に、ステップS11の利用機能登録処理について説明する。図14は、ステップS11の利用機能登録処理の一例のフローチャートを示す。ステップS31では、スキャナアプリ34が、ステップS22で取得した諸元情報から利用可能機能を判定する。
【0142】
ステップS31に続いてステップS32に進み、スキャナアプリ34はステップS31で判定した利用可能機能から利用する機能を選択する。ステップS32に続いてステップS33に進み、スキャナアプリ34は利用機能登録を行うAPIを利用して、ステップS32で選択した機能の登録をUCS49に要求する。図15は、利用機能登録を行うAPIの一例の構成図を示す。
【0143】
ステップS33に続いてステップS34に進み、UCS49は登録を要求したスキャナアプリ34と登録した機能とを対応付けて記憶する。ステップS34の処理が終了すると、UCS49はユーザ情報が更新されたときに更新通知をスキャナアプリ34に供給するようになる。
【0144】
したがって、スキャナアプリ34は更新通知を受信することでユーザ情報が更新されたことを知ることができ、ユーザ情報が更新されたときにユーザ情報を取得し直すことができる。
【0145】
次に、ステップS12の見出し集合情報および見出し情報取得処理について説明する。図16は、ステップS12の見出し集合情報および見出し情報取得処理の一例のフローチャートを示す。
【0146】
ステップS41では、スキャナアプリ34が見出し集合情報を取得するAPIを利用してUCS49に全ての見出し集合情報を要求する。図17は、見出し集合情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0147】
ステップS41に続いてステップS42に進み、UCS49は全ての見出し集合情報をスキャナアプリ34に供給する。図18は、見出し集合情報の一例の構成図を示す。図18の見出し集合情報は、見出し集合管理番号,所属する見出し数,所属する見出しなどのデータ項目を含む。所属する見出しは、見出し管理番号の配列を表すものである。
【0148】
ステップS42に続いてステップS43に進み、スキャナアプリ34は管理パラメータとして有している見出し集合および見出しの規定値に応じて見出し集合および見出しを選択する。
【0149】
ステップS43に続いてステップS44に進み、スキャナアプリ34が見出し情報を取得するAPIを利用して、ステップS43で選択した見出し集合の全ての見出し情報をUCS49に要求する。図19は、見出し情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0150】
ステップS44に続いてステップS45に進み、UCS49は見出し情報をHDD66から読み出してスキャナアプリ34に供給する。図20は、見出し情報の一例の構成図を示す。図20の見出し情報は、見出し管理番号,見出し種別,ラベルなどのデータ項目を含む。見出し種別は、常用か否かを識別するものである。
【0151】
次に、ステップS13のエントリー一覧情報取得処理について説明する。図21は、ステップS13のエントリー一覧情報取得処理の一例のフローチャートを示す。
【0152】
ステップS51では、スキャナアプリ34が、エントリーの一覧情報を取得するAPIを利用して、ステップS43で選択された見出しに所属するエントリーの一覧情報をUCS49に要求する。図22は、エントリーの一覧情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0153】
ステップS51に続いてステップS52に進み、UCS49はエントリーの一覧情報をHDD66から読み出してスキャナアプリ34に供給する。図23は、エントリーの一覧情報の一例の構成図を示す。図23のエントリーの一覧情報は、エントリー管理番号,エントリー登録番号,エントリー種別,ユーザ名称などのデータ項目を含む。エントリー登録番号は、ユーザが記憶するための番号である。エントリー種別は、配信宛先になるか否か,送信者になるか否か,アカウントがグループか等を表す。
【0154】
なお、ステップS52では見出しに所属する全てのエントリーを必ずしも取得する必要がなく、オペレーションパネル70の一画面に表示される分だけ取得してもよい。また、電子メールアドレスがあるエントリーや送信者になりうるエントリーに限るなど、フィルター情報を指定できるようにしてもよい。
【0155】
次に、図10のエントリー選択画面の直接入力欄126にエントリー登録番号を入力した場合の処理について説明する。図24は、エントリー登録番号入力処理の一例のフローチャートを示す。
【0156】
ステップS61では、スキャナアプリ34が、エントリー登録番号からエントリー管理番号を取得するAPIを利用して、直接入力欄126に入力されたエントリー登録番号に対応するエントリー管理番号をUCS49から取得する。図25は、エントリー登録番号からエントリー管理番号を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0157】
ステップS61に続いてステップS62に進み、スキャナアプリ34はエントリー管理番号からエントリーが所属する見出しを取得するAPIを利用して、ステップS61で取得したエントリー管理番号からエントリーが所属する見出しをUCS49から取得する。図26は、エントリー管理番号からエントリーが所属する見出しを取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0158】
ステップS62に続いてステップS63に進み、スキャナアプリ34は現在選択されている見出し集合にステップS62で取得した見出しが含まれるか否かを判定する。
【0159】
ステップS62で取得した見出しが現在選択されている見出し集合に含まれると(S63においてYES)、スキャナアプリ34はステップS64に進み、ステップS62で取得した見出しのうち現在選択されている見出し集合に含まれる見出しを1つ選択する。なお、ステップS62で取得した見出しのうち現在選択されている見出し集合に含まれる見出しが複数ある場合、適当な判断基準(例えば、見出し管理番号が最小のもの)に基づき1つの見出しを選択する。
【0160】
一方、ステップS62で取得した見出しが現在選択されている見出し集合に含まれないと(S63においてNO)、スキャナアプリ34はステップS65に進み、見出し集合および見出しを適当な判断基準に基づき1つ選択する。
【0161】
ステップS64又はステップS65に続いてステップS66に進み、スキャナアプリ34はステップS64又はステップS65で選択した見出しに所属するエントリーの一覧を、エントリーの一覧情報を取得するAPIを利用してUCS49から取得する。そして、スキャナアプリ34は取得したエントリーの一覧を利用して図10に表すようなエントリー選択画面を作成してオペレーションパネル70に表示する。
【0162】
なお、ステップS66では、見出しに所属するエントリーの順位が分かると以下のように効率的な処理が可能となる。例えばオペレーションパネル70の一画面に表示されるエントリー数が12で、見出しに所属する所望のエントリーの順位が20番目の場合、13番目のエントリーから12個のエントリーを含むエントリーの一覧を取得すればよい。
【0163】
スキャナアプリ34は、エントリー順位を取得するAPIを利用して、UCS49から見出しに所属するエントリーの順位を取得する。図27は、エントリー順位を取得するAPIの一例の構成図を示す。
【0164】
このように、エントリー順位を取得するAPIを利用することで、最初から12個ずつエントリーを取得していき、取得したエントリーに所望のエントリーが含まれるか否かを調べる手間を回避できる。
【0165】
また、UCS49は以下のようなAPIも提供できる。図28は、メール情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。スキャナアプリ34は、メール情報を取得するAPIを利用してUCS49から電子メールアドレスなどのメール情報を取得できる。
【0166】
図29は、送信者認証情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。スキャナアプリ34は、送信者認証情報を取得するAPIを利用してUCS49から送信者認証情報を取得する。なお、送信者認証情報は例えばパスワードであり、送信者を識別するために利用される。
【0167】
図30は、利用者制限情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。スキャナアプリ34は、利用者制限情報を取得するAPIを利用してUCS49から利用者制限情報を取得する。なお、利用者制限情報は利用禁止,カラー禁止,白黒禁止など、細分した機能の禁止を表すフラグの列である。
【0168】
図31は、電子メールグループ情報を取得するAPIの一例の構成図を示す。スキャナアプリ34は、電子メールグループ情報を取得するAPIを利用してUCS49から電子メールグループ情報を取得する。なお、電子メールグループ情報は、所属するアカウント数や所属するアカウントなどの情報である。
【0169】
図32は、エントリーを検索するAPIの一例の構成図を示す。スキャナアプリ34は、エントリーを検索するAPIを利用してUCS49にエントリーを検索させる。なお、エントリーの検索は、前方一致,後方一致,部分一致などの検索条件を利用できる。
【0170】
なお、図6に表したユーザ情報の参照処理では、ファックスアプリ33またはスキャナアプリ34がオペレーションパネル70に表示する画面を作成する例を説明したが、オペレーションパネル70に表示する画面を作成する画面作成モジュールを別途設ける構成としてもよい。
【0171】
図33は、画面作成モジュールの処理について説明するための図を示す。SCS42に含まれる画面作成モジュール130は、ファックスアプリ33やスキャナアプリ34からのリクエストに応じてオペレーションパネル70に表示する画面を作成する。
【0172】
このように、画面作成モジュール130を別途設けることで、画面作成機能をファックスアプリ33およびスキャナアプリ34に備える必要がなくなり、画面作成機能を共有化できる。
【0173】
以上のように、本発明による融合機1はUCS49を設けたことにより、ファックスアプリ33,スキャナアプリ34などの複数のアプリでユーザ情報を共有でき、ユーザ情報がフラッシュメモリ65またはHDD66の何れに格納されているかをアプリ側で考慮する必要が無くなった。
【0174】
なお、図1の構成図ではUCS49がコントロールサービスに含まれる例を表しているが、この例に限らない。例えばUCS49は、アプリケーション30に含まれるようにしてもよい。また、図6等ではファックスアプリ33およびスキャナアプリ34がUCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の参照を要求する例を表しているが、この例に限らない。例えばコントロールサービスがUCS49の提供するAPIを利用してユーザ情報の参照を要求してもよい。
【0175】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、ユーザ情報管理プログラムが画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報を取得して要求元の画像処理アプリケーションに供給することにより、ユーザ情報を共有できると共にユーザ情報の一元管理が可能である。
【0176】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による融合機の一実施例の構成図である。
【図2】本発明による融合機の一実施例のハードウェア構成図である。
【図3】本発明のユーザ情報管理方法について説明するための図である。
【図4】利用制限・課金情報の一例の構成図である。
【図5】配信宛先情報の一例の構成図である。
【図6】ユーザ情報の参照処理について説明するための図である。
【図7】配信宛先情報を参照する処理の一例のフローチャートである。
【図8】見出し集合および見出しの一例のイメージ図である。
【図9】エントリーの一例のイメージ図である。
【図10】エントリー選択画面の一例のイメージ図である。
【図11】ステップS10の諸元情報取得処理の一例のフローチャートである。
【図12】諸元情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図13】諸元情報の一例の構成図である。
【図14】ステップS11の利用機能登録処理の一例のフローチャートである。
【図15】利用機能登録を行うAPIの一例の構成図である。
【図16】ステップS12の見出し集合情報および見出し情報取得処理の一例のフローチャートである。
【図17】見出し集合情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図18】見出し集合情報の一例の構成図である。
【図19】見出し情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図20】見出し情報の一例の構成図である。
【図21】ステップS13のエントリー一覧情報取得処理の一例のフローチャートである。
【図22】エントリーの一覧情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図23】エントリーの一覧情報の一例の構成図である。
【図24】エントリー登録番号入力処理の一例のフローチャートである。
【図25】エントリー登録番号からエントリー管理番号を取得するAPIの一例の構成図である。
【図26】エントリー管理番号からエントリーが所属する見出しを取得するAPIの一例の構成図である。
【図27】エントリー順位を取得するAPIの一例の構成図である。
【図28】メール情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図29】送信者認証情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図30】利用者制限情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図31】電子メールグループ情報を取得するAPIの一例の構成図である。
【図32】エントリーを検索するAPIの一例の構成図である。
【図33】画面作成モジュールの処理について説明するための図である。
【符号の説明】
1 融合機
11 白黒ラインプリンタ
12 カラーラインプリンタ
13 ハードウェアリソース
20 ソフトウェア群
30 アプリケーション
40 プラットフォーム
41 オペレーティングシステム(OS)
42 システムコントロールサービス(SCS)
43 システムリソースマネージャ(SRM)
44 エンジンコントロールサービス(ECS)
45 メモリコントロールサービス(MCS)
46 オペレーションパネルコントロールサービス(OCS)
47 ファックスコントロールサービス(FCS)
48 ネットワークコントロールサービス(NCS)
49 ユーザ情報管理サービス(UCS)
50 融合機起動部
60 コントローラボード
61 CPU
62 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)
63 SRAM(Static RAM)
64 SDRAM(Synchronous DRAM)
65 フラッシュメモリ
66 ハードディスク装置(HDD)
67 ネットワークI/Fコントローラ
70 オペレーションパネル
80 ファックスコントロールユニット(FCU)
90 USBデバイス
100 IEEE1394デバイス
110 エンジン部
121 課金情報管理モジュール
122 見出し集合
123 見出し
124 エントリーの一覧
125 エントリー
126 直接入力欄
127 情報表示欄
130 画面作成モジュール
Claims (10)
- プリンタ部またはスキャナ部の少なくとも一方を含む画像処理ハードウェアと、
前記画像処理ハードウェアを利用して画像処理を行う1つ以上の画像処理アプリケーションと、
オペレーティングシステムと、
前記オペレーティングシステム上で動作し、前記1つ以上の画像処理アプリケーションからアクセスされて共通に利用されるプログラムと
を有する画像処理装置であって、
前記プログラムは、前記画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報を、要求を行った前記画像処理アプリケーションに供給するユーザ情報管理プログラムであることを特徴とする画像処理装置。 - 前記ユーザ情報管理プログラムは、前記画像処理アプリケーションからの要求を受信すると、要求に応じたユーザ情報を取得し、要求を行った前記画像処理アプリケーションにユーザ情報を供給することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記ユーザ情報管理プログラムは、前記画像処理アプリケーションからの要求に応じたユーザ情報が格納されている格納手段を判定し、判定した前記格納手段からユーザ情報を取得することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記ユーザ情報は配信宛先情報および利用権限・課金情報を含み、前記ユーザ情報管理プログラムは、前記画像処理アプリケーションからの要求に応じた配信宛先情報または利用権限・課金情報を格納した配信宛先情報格納手段または利用権限・課金情報格納手段を判定し、判定した前記配信宛先情報格納手段または利用権限・課金情報格納手段から配信宛先情報および利用権限・課金情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記ユーザ情報管理プログラムは、予め定義された関数により、前記画像処理アプリケーションからの要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェースを有することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の画像処理装置。
- 前記ユーザ情報管理プログラムは、ユーザ情報の取得要求、機能情報の取得要求、前記ユーザ情報が更新されたときに通知される更新通知要求、前記配信宛先情報を所定の項目ごとに分類する見出しの取得要求、前記見出しに所属する配信宛先情報の取得要求、前記見出しに所属する配信宛先情報の見出し内での順位の取得要求、ユーザが入力した登録番号に対応する配信宛先情報の管理番号の取得要求、前記管理番号に対応した配信宛先情報が所属する見出しの取得要求、前記管理番号に対応した電子メール宛先情報の取得要求、前記管理番号に対応した送信者認証情報の取得要求、前記管理番号に対応した利用制限情報の取得要求、前記管理番号に対応した電子メールグループ情報の取得要求、検索条件に応じた配信宛先情報の検索要求のうちの1つ以上を前記画像処理アプリケーションから受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェースを有することを特徴とする請求項1乃至5何れか一項記載の画像処理装置。
- プリンタ部またはスキャナ部の少なくとも一方を含む画像処理ハードウェアと、
前記画像処理ハードウェアを利用して画像処理を行う1つ以上の画像処理アプリケーションと、
オペレーティングシステムと、
前記オペレーティングシステム上で動作し、前記1つ以上の画像処理アプリケーションからアクセスされて共通に利用されるプログラムと
を有する画像処理装置のユーザ情報管理方法であって、
前記画像処理アプリケーションが、前記プログラムにユーザ情報を要求する要求ステップと、
前記プログラムが、前記要求に応じたユーザ情報を、前記要求を行った画像処理アプリケーションに供給する供給ステップと
を有することを特徴とするユーザ情報管理方法。 - 前記供給ステップは、前記プログラムが、前記要求に応じたユーザ情報が格納されている格納手段を判定し、判定した前記格納手段からユーザ情報を取得することを特徴とする請求項7記載のユーザ情報管理方法。
- 前記ユーザ情報は配信宛先情報および利用権限・課金情報を含み、前記供給ステップは、前記プログラムが、前記画像処理アプリケーションからの要求に応じた配信宛先情報または利用権限・課金情報を格納した配信宛先情報格納手段または利用権限・課金情報格納手段を判定し、判定した前記配信宛先情報格納手段または利用権限・課金情報格納手段から配信宛先情報および利用権限・課金情報を取得することを特徴とする請求項7記載のユーザ情報管理方法。
- 前記プログラムは、予め定義された関数により、前記画像処理アプリケーションからの要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェースを有し、前記要求ステップは、前記画像処理アプリケーションが前記関数を利用してユーザ情報の取得を前記プログラムに要求することを特徴とする請求項7乃至9何れか一項記載のユーザ情報管理方法。
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