JP2009205262A - アプリケーションプログラムインストール装置、アプリケーションプログラムインストール方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ネットワークに接続されたノードに対し、リモードでアプリケーションのインストールを行う装置において、少ない手順で、複数の異なるアプリケーションをそれぞれ別のノードに一括でインストールことを可能にする。
【解決手段】 アプリケーションの事前登録、ノードの事前探索を行っておくことにより、インストール実行時は、ライセンスファイルを指定するだけで、ユーザが所望のインストール処理を行うことを可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 アプリケーションの事前登録、ノードの事前探索を行っておくことにより、インストール実行時は、ライセンスファイルを指定するだけで、ユーザが所望のインストール処理を行うことを可能とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワークに接続されたノードに対して、リモートでアプリケーションをインストールする技術分野に関する。
従来、画像処理装置のソフトウェアはリアルタイムオペレーティングシステム(以下、OS)の上に静的かつ固定的ないわゆるファームウェアとして構築されることが主流であった。このようなファームウェアは内部的に複数のモジュールから構成されている場合でも、全体が単一のロードモジュールに静的にリンクされた状態で装置の不揮発性メモリに記憶されている。そして、このファームウェアはシステムの起動時にハードディスクなどの不揮発性メモリからRAMにロードされ実行されるか、または、ROMなどの不揮発性メモリ上で直接実行される。
特に低価格な画像処理装置のような組み込みシステムを構成するファームウェアは一般に、その経済性や安全性などのために部分的なモジュールの動的なロードやリンクを行わないように構成されている。すなわち、ダイナミックリンクを実現するために必要なシンボルテーブルの記憶容量やシンボルのアドレスへの解決を行うための処理に関するオーバヘッドなどが、装置のコストパフォーマンスを変化させ、また、追加してロードおよびリンクされるサブモジュールによってそのサブモジュールをリンクする以前には十分に評価され達成されていたシステム全体の品質やセキュリティが脅かされることがあるためである。
そこで近年、特許文献1や特許文献2などにおいて開示されているように、組み込みシステムのファームウェアのリアルタイムOS上にさらにもう一層のソフトウェア動作環境を設け、追加で設けたソフトウェア動作環境においてダイナミックローディングやダイナミックリンキングや動的なメモリ操作などのソフトウェアの動的な特性をサポートする画像処理装置が開発されている。
追加で設けられたソフトウェア動作環境は、インタプリタとひとそろいのアプリケーションプログラミングインタフェース(以下、API)群やフレームワーク群から構成され、その上で動作するソフトウェアのために一種のOSあるいはコンピューティングプラットフォームというべきものを提供する。インタプリタは、所定の命令セットに含まれる命令からなる一連の命令列を逐次的に読み出し解釈し実行する。この命令セットをハードウェアのCPUのための命令セットと同等の位置づけに捉える場合、インタプリタは特に仮想マシンと呼ばれることもある。ひとそろいのAPI群およびフレームワーク群は、このソフトウェア動作環境の下層に内在する実際のリアルタイムOSが提供する資源やハードウェア資源を抽象化した各種の資源群に対するアクセスを、ソフトウェア動作環境上で動作するソフトウェアのために提供する。資源にはプロセッサによる命令実行コンテクストやメモリ、ファイルシステム、ネットワークインタフェースを含む各種入出力(I/O)などがある。特に、命令実行コンテクストは実際のCPUとリアルタイムOSが提供するマルチタスク機構とは独立に、ソフトウェア動作環境が独自にインタプリタ上の命令実行コンテクストを管理できる。また、メモリも同様にソフトウェア動作環境が独自のメモリ管理を提供できる。
このようなソフトウェア実行環境上で動作するソフトウェアはインタプリタによって逐次的に読み込み解釈実行されるため、これらの処理の過程で命令列を監視しシステムに影響を与える動作を除外できる可能性がある。また、ソフトウェア実行環境上のソフトウェアから各種資源に対するアクセスは、ソフトウェア実行環境が提供するAPI群やフレームワーク群を経由して間接的に資源を操作するため、この過程でシステムに影響を与える動作を除外できる可能性がある。したがって、ファームウェア内部にインタプリタおよびAPI群とフレームワーク群からなるソフトウェア実行環境の階層を設けるアプローチは、基本的には静的かつ固定的に構成されるべき低コスト組み込みシステムのファームウェアにおいて、ソフトウェアの動的な特性を部分的に導入するために非常に有効である。
特許文献3では、内部にネットワークコンピュータを備えたアプリケーションダウンロード型プリンタを用い、コンピュータネットワークから、印刷すべきデータファイルと該データファイルに対応したアプリケーションプログラムとを上記プリンタ内にダウンロードし、上記ネットワークコンピュータ上で上記アプリケーションプログラムを立ち上げることにより該データファイルを開いてラスタイメージに変換し、印刷するネットワークコンピュータ内蔵プリンタおよびこれを備えたコンピュータネットワークシステムが開示されている。アプリケーションが「Java(登録商標)アプレット」である場合も開示されている。
また、特許文献4では、Webブラウザを利用して、デバイスにアクセスし、当該デバイスにアプリケーションをインストールしたりアインストールすることができる技術が開示されている。
また、アプリケーションの識別子と画像処理装置の識別子を用いてライセンスファイルを発行し、該ライセンスファイルを画像形成装置にインストールすることによりアプリケーションを有効化する技術が開示されている。(例えば、特許文献5)
特開平11−282684号公報
特開2003−256216号公報
特開平11−53132号公報
特開2002−287990号公報
特開2004−139149号公報
特許文献5のようなインストール時に特定のライセンスファイルを必要するアプリケーション管理方法を実装したネットワーク上のノード対し、PCアプリケーションを使用してリモートでインストール実行を行う場合、ユーザは以下のような手順を行っていた。
アプリケーションプログラムファイルを指定する。
前記アプリケーションプログラム用のライセンスファイルを指定する。
インストール対象のノードを指定する。
この場合、ユーザが、アプリケーション、ライセンスファイル、ノードの組み合わせを正しく指定する必要がある。このため、以下のような問題があった。
・ユーザが間違った組み合わせを指定してしまった場合、エラーを表示し再びユーザに正しい指定を行わせる必要がり、使い勝手が良くなく、ユーザにかかる負担が大きい。
複数の異なるアプリケーションをそれぞれ別のノードにインストールする処理をまとめて行うことができない。
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたもので、以下のような利点を持つアプリケーションプログラムインストール装置、アプリケーションプログラムインストール方法、制御プログラム、記録媒体を提案することを目的とする。
アプリケーションの事前登録、ノードの事前探索を行っておくことにより、インストール実行時は、ライセンスファイルを指定するだけで、ユーザが所望のインストール処理を行うことができる。このため、ユーザがアプリケーション、ライセンスファイル、ノードの組み合わせを意識すること無くアプリケーションのインストールを行うことができる。
複数の異なるアプリケーションをそれぞれ別のノードに一括でインストールすることができる。
上記課題を解決するため、請求項1および請求項4に記載のアプリケーションインストール装置は、アプリケーションを事前登録するため、アプリケーションプログラムと該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶手段を備える。
さらに、ユーザに負担をかけることなくネットワークノードを登録するためのノード探索手段を備え、探索により発見されたノードもしくは、ユーザが手動登録したノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶手段を備える。
さらに、ユーザからのアプリケーション制御プログラムのインストール支持を検知して、ライセンスファイル入力を促し、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得手段を備える。
さらに、入力されたライセンスファイルを解析し、インストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得する手段を備える。
さらに、前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報手段により記憶されたアプリケーションプログラムを取得するアプリケーションプログラム取得手段を備える。
さらに、前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶手段により記憶されたノード所在情報を取得する手段を備える。
さらに、前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記取得したアプリケーションプログラムと、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストール手段を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項2および請求項3に記載のプリケーションインストール装置は、アプリケーションプログラムそのものを対象ノードに送信する代替手段として、アプリケーションプログラムの所在情報を送信するアプリケーションプログラムインストール手段を備えることを特徴とする。
本発明を実施することにより、以下のような効果をもつアプリケーションプログラムインストール装置、アプリケーションプログラムインストール方法、制御プログラムを実現することができる。
効果1)アプリケーションの事前登録、ノードの事前探索を行っておくことにより、インストール実行時は、ライセンスファイルを指定するだけで、ユーザが所望のインストール処理を行うことができる。このため、ユーザがアプリケーション、ライセンスファイル、ノードの組み合わせを意識すること無くアプリケーションのインストールを行うことができる。
効果2)複数の異なるアプリケーションをそれぞれ別のノードに一括でインストールすることができる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、本発明の発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例におけるネットワーク構成を表した簡略図である。
図1においてA101はデジタル複合機(MFP)の管理サーバであり、MFPにアプリケーションプログラムをインストールするためのMFP管理アプリケーションがインストールされている。C102、C103は、MFPをネットワーク越しに使用するクライアントのPC、M105、M106、M107はデジタル複合機である。S101、S102、A103、C104、M105、M106はネットワークN107を介して相互に接続可能である。
A101、C102、C103のコンポーネントは、通常のパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で実現できる。ハードウェアとしての構成は例えば図2のようになる。1001は装置全体の制御を司るCPUであり、1002はBIOSやブートプログラムを記憶するROMである。1003はCPU1001のワークエリアとして使用されるRAMである。1004はハードディスク装置であって、ここにはOS、アプリケーションや各種プログラム、並びに、データファイル、データベースのデータ等が格納される。1005はネットワークインタフェースであり、実施形態ではイーサネット(登録商標)カードとするが、無線LANカードでも構わない。1006は表示制御部であり、ビデオメモリ及びCPU1001の制御により描画を行うと共にビデオメモリに記憶された画像データをビデオ信号として出力するビデオコントローラが内蔵される。1007は表示装置であって、液晶表示器やCRTに代表されるものである。1008はキーボードやマウス等の入力装置である。
上記構成において、装置の電源がONになると、CPU1001はROM1002のブートプログラムに従って、ハードディスク1004からOSをRAM1002にロードし、各種デバイスドライバをロードすることになる。さらに図1に図示した各コンポーネントの機能を実現したプログラムをRAM1002にロードし、実行する。
図3は、MPF(M104、M105、M106)のハードウェア構成の概略を示すブロック構成図である。図示において、2001はMFP全体の制御を司るCPUであり、2002はCPU2001が実行する印刷処理プログラムやフォントデータを格納するROMである。2003はCPU2001のワークエリア、受信バッファ、画像描画に使用されるRAMである。2004は、アプリケーションプログラムなどを記録するハードディスク(HDD)である。2005は各種スイッチやボタン、並びに、メッセージ表示用の液晶表示部で構成される操作パネルである。ユーザがユーザ情報(ユーザID、パスワード、ドメイン)を入力もしくは選択するユーザ認証画面を表示することが可能である。2006はネットワークに接続するためのネットワークインタフェースである。2007は記録紙に印刷を行うプリンタエンジン、2008は原稿を読み取るためのスキャナ、2009はファクシミリの送受信を行うための通信部である。
以下に、図面を参照して、図1における各コンポーネントのソフトウェア機能を説明する。
図4は、第一の実施形態におけるMFPのソフトウェアモジュール階層の好適な一例を示した図である。ソフトウェアモジュールはオペレーティングシステム(OS)401を有している。OS401の上には、各種機器制御のためのコントローラモジュール402を有し、その上にプログラムを逐次実行するためのインタプリタモジュール403を有する。インタプリタモジュール403の上には、動的に着脱可能な複数のアプリケーション群を管理するためのアプリケーション管理部404を有する。各種機能を実現するアプリケーション407、408、409は、このアプリケーション管理部404の管理下で動作する。インタプリタモジュール403を介して複写機のサービスを提供するためのアプリケーションモジュールを動作させることができる。例えば、アプリケーションインストーラ405により、アプリケーションがMFP内に組み込まれるのに応答して、アプリケーション管理部404はアプリケーション205を管理対象として追加する。さらにMFP内からアプリケーションプログラムが削除されるのに応答して、アプリケーション管理部404はアプリケーション407、408、409を管理対象から外すことができる。
また、アプリケーション407、408、409のインストールやアンインストールを行うためのアプリケーションインストーラ406も、このアプリケーション管理部404の上で動作させることができる。アプリケーションはプログラムの好適な一例であるが、MFPと協働して各種処理をユーザに提供する。例えば、画像の加工、圧縮を行うアプリケーション、印刷制限などの部門管理を行うアプリケーションプログラム、アプリケーションの一部として組み込まれるプラグインモジュール、複写機の遠隔管理を行プログラム、複写機のフィニッシャなどのユニットを制御して製本を行わせるアプリケーション、特定の文書データの変換・解析プログラム、或いはいわゆるワープロソフトのような文書作成プログラム、スケジュール管理プログラム、表計算プログラム、データベース管理プログラム、さらにはインターネットを介したプリントサービスを実現するためのサーバプログラムなどが考え得る。
アプリケーションインストーラ405は、管理サーバからネットワーク通信部406を介してアプリケーションファイルと、ライセンスファイルを取得し、アプリケーションファイルとライセンスファイルのフォーマットや情報が正規のものであるかどうか検証した上で、アプリケーションのインストール処理を実行する。さらに不正なユーザからのインストール支持を防止するため、ネットワーク通信部406を介してアクセスするユーザを認証するための機能を備える。
アプリケーションファイルの一例を図5に示す。アプリケーションファイルは、CABファイルや、JAR (Java(登録商標)ARchive)ファイル、ZIPファイルのように複数のファイルを圧縮して1ファイルで構成する。アプリケーションファイルの内部にはマニフェストファイルを格納し、アプリケーション名や、アプリケーションID、バージョンなどのアプリケーション付属情報を記載する。アプリケーションファイル内のアプリケーションプログラム本体は、第三者によるプログラムの改ざんなどを防止するため暗号化されている。アプリケーションファイルは、CDやDVDなどの記録媒体や、インターネットなどのメディアを介して使用者に配布する。
ライセンスファイルの一例を図6に示す。ライセンスファイルには、該ライセンスの対象となるアプリケーションID、アプリケーションのインストールを許可するMFPのシリアル番号、利用期限などの情報を記載する。アプリケーションIDは、アプリケーションを一意に特定するための識別子である。さらに、第三者による改ざんを防止するため、ライセンスキーなどの情報を暗号化してライセンスファイル内に格納する。
アプリケーション使用者はアプリケーションを使用する機器のシリアル番号とパッケージ内に含まれるライセンス証書番号(ID)を、FAX,郵便、電話、電子メール、インターネットなど何らかの形でライセンス発行者に伝え、ライセンス発行者はシリアル番号とライセンス証書番号(ID)とからライセンスファイルを生成し、CDやDVDなどの記録媒体や、インターネットなどのメディアを介して使用者に配布される。
管理サーバA101にインストールされるMFP管理アプリケーションの機能を表すブロック図を図7に示す。UI制御部701は、MFPの管理者が管理アプリケーションを操作するためのグラフィックユーザインタフェースを提供する。グラフィックユーザインタフェースは、管理サーバA101に備え付けられた表示装置1007に表示されるよう構成される。もしくは、HTTPプロトコルを用いて、他のクライアントPCから利用可能なWebアプリケーションとして構成することも可能である。アプリケーション管理部702は、図8のようなアプリケーション登録画面を用いてユーザが登録したアプリケーション情報を管理する。アプリケーション登録時には、MFPにインストール可能なアプリケーションプログラム本体をアプリケーションファイルとしてユーザが指定する。アプリケーションファイルは、CABファイルや、JAR(Java(登録商標)ARchive)ファイル、ZIPファイルのように複数のファイルを圧縮して1ファイルで構成される。アプリケーション管理部は、UI制御部からアプリケーションプログラムファイルを受け取り、ファイルを伸張した後にマニフェストファイルを取り出す。さらにマニフェストファイルを解析し、アプリケーション名や、アプリケーションID、バージョンなどのアプリケーション付属情報を取り出し、アプリケーションプログラムファイルともに、アプリケーションデータベース709に記憶する。MFP管理部703は、MFP探索部707を介してネットワークに接続されたMFPを探索する。MFPの探索は、SLP(Service Location Protocol)や、SNMP(Simple Network Management Protocol)など探索要求パケットを送信することによって実現可能である。探索により発見されたMFPに対しては、さらにMFP通信部708を介して、MFPの詳細情報(機種名、シリアルナンバー、能力、状態、インストール済みアプリケーションなど)を取得することも可能である。MFPの所在情報(IPアドレス)とMFPから取得した情報は、MFPデータベース710上のMFPリストに記憶する。データベースに登録した情報は、UI制御部701を介してユーザが閲覧することも可能である。インストール処理部704は、UI制御部701からインストール処理の支持を受けて、MFP通信部408を介してMFPに接続し、アプリケーションをMFPにインストールするための処理を実行する。ライセンスファイル解析部705は、ライセンスファイルを読み取り、アプリケーションIDや対象MFPのシリアルナンバーなどを取り出す。
次に、管理サーバA101にインストールされるMFP管理アプリケーションを使用してMFPにアプリケーションをインストールする際の動作を、図10および図11のフローチャートを参照して説明する。例えば、ユーザがUIからアプリケーションのメニューを選択したなどの処理をUI制御部701が検知し、インストール処理部704を起動することにより、インストール処理を開始する(S1001)。管理アプリケーションは、UIにライセンスファイルの入力画面を表示して、ライセンスファイルの入力を要求することによりライセンスファイルを取得する(S1002)。ここで取得するライセンスファイルは1つでも、複数でも良い。次に、MFP管理アプリケーションは、入力された全てのライセンスファイルを解析し、ライセンスファイルに記載のアプリケーションID、対象のMFPのシリアルナンバーを取得する(S1003)。次に、取得した全てのアプリケーションIDに対して、アプリケーションデータベース709に登録済みのアプリか否かを判定する(S1004)。登録済みのアプリケーションの場合は、データベースからアプリケーションファイルを読み出す。未登録のアプリケーションを発見した場合、MFP管理アプリケーションのUIにアプリケーションファイルの入力画面を表示して、アプリケーションファイルの入力を要求する(S1006)。次に、MFP管理アプリケーションは、MFPデータベース710から登録されたMFPのリストを取得する(S1007)。次に、ライセンスファイルから取得した全てのMFPのシリアルナンバーに対して、シリアルナンバーが一致するMFPがMFPのリストに存在するか否かを判定する(S1008)。MFPが登録済みであった場合、MFPに接続してインストール処理を要求するために必要なユーザ認証情報を入力する為のUIを表示し、ユーザ認証情報(例えば、管理者のIDやパスワードなど)を取得する(S1009)。MFP毎に認証情報が異なるような環境では、対象となる全てのMFPに対するユーザ認証情報を取得することが考えられる。一度、入力されたユーザ認証情報を内部の記録媒体にキャッシュして次回からは、ユーザからの入力をスキップするという処理も可能である。次に、S1010においてアプリケーションのインストール処理を実行する。インストール処理の実行時間を指定可能なUIを設けて、実行時間をタスク処理することも可能である。最後にインストール処理の結果を保存してインストール処理を終了する(S1017)。
インストール処理実行(S1010)の詳細の一例を図11のフローチャートを参照して説明する。まず、MFP管理アプリケーションは、MFPデータベース710から取得したMFPのIPアドレスを利用し、MFP通信部708を介して対象のMFPに接続する(S1011)。通信プロトコルとしては例えば、SOAPを使用する。次にユーザ認証情報(例えば、管理者ID、パスワード、ダイジェスト、Kerberosのチケットなど)をMFPに送信してユーザ認証を行う(S1012)。認証結果をMFPから受信し、認証が成功した場合、アプリケーションインストール要求をMFPに送信する(S1014)。さらに、アプリケーションファイルと、該アプリケーションおよび、接続先のMFPに適合するライセンスファイルをMFPに送信する(S1016)。ユーザ認証情報、インストール要求、アプリケーションファイルおよびライセンスファイルの送受信のタイミングは、MFP側のネットワーク通信部の実装に依存するため、この実施例の限りではない。
MFP管理アプリケーションからインストール要求およびアプリケーションファイル、ライセンスファイルを受信したMFPは、アプリケーションインストーラ405において、アプリケーションのインストール処理を実行し、その結果を返信する。MFP管理アプリケーションは、その結果を受信し(S1016)、MFPとの接続を切断し(S1017)結果を保存(S1018)する。インストール処理は、S1002で取得した全てのライセンスファイルに記載されているアプリケーションとMFPに対してインストール処理を執行するまで繰り返す。ただし、MFPデータベース710に未登録のデバイスに対しては処理を行わない。さらに、MFPデータベース710の情報から既に対象アプリケーションがインストール済みであることが判る場合は、該アプリケーションのインストール処理は行わない。
(その他の実施例)
実施例1では、MFP管理アプリケーションは、MFPに対して直接アプリケーションファイルを送信する構成としたが、MFP管理アプリケーションは、MFPに対してアプリケーションファイルのネットワーク上の所在情報を通知し、MFP本体がネットワークを介して、アプリケーションファイルを取得に行く構成も可能である。
実施例1では、MFP管理アプリケーションは、MFPに対して直接アプリケーションファイルを送信する構成としたが、MFP管理アプリケーションは、MFPに対してアプリケーションファイルのネットワーク上の所在情報を通知し、MFP本体がネットワークを介して、アプリケーションファイルを取得に行く構成も可能である。
実施例1では、MFP管理アプリケーションは、汎用コンピュータとしての管理サーバA101にインストールされることを想定したが、MFP本体にインストール可能な管理アプリケーションとして構成されても良い。
なお、図9は、データベースに登録されるMFP情報テーブルを示している。
Claims (12)
- アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール装置であって、
アプリケーションプログラムと該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶手段と、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶手段と、
アプリケーションインストール支持を受けて、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得手段と、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得する手段と、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報手段により記憶されたアプリケーションプログラムを取得するアプリケーションプログラム取得手段と、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶手段により記憶されたノード所在情報を取得する手段と、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記取得したアプリケーションプログラムと、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストール手段とを備えることを特徴とするアプリケーションプログラムインストール装置。 - アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール装置であって、
アプリケーションプログラム所在情報と該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶手段と、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶手段と、
アプリケーションインストール支持を受けて、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得手段と、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得する手段と、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報手段により記憶されたアプリケーションプログラム所在情報を取得するアプリケーションプログラム所在情報取得手段と、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶手段により記憶されたノード所在情報を取得する手段と、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記取得したアプリケーションプログラム所在情報と、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストール手段とを備えることを特徴とするアプリケーションプログラムインストール装置。 - アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール装置であって、
アプリケーションプログラムと該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶手段と、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶手段と、
アプリケーションインストール支持を受けて、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得手段と、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得する手段と、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報手段により記憶されたアプリケーションプログラムを特定し、該アプリケーションプログラムの所在情報を生成するアプリケーションプラグラム所在情報生成手段と、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶手段により記憶されたノード所在情報を取得する手段と、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記生成したアプリケーションプログラム所在情報と、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストール手段とを備えることを特徴とするアプリケーションプログラムインストール装置。 - アプリケーションがインストール可能なネットワーク上のノードを探索する手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアプリケーションプログラムインストール装置。
- ネットワーク上のノードは、画像形成装置、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタル複合機のいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアプリケーションプログラムインストール装置。
- アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール方法であって、
アプリケーションプログラムと該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶ステップと、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶ステップと、
アプリケーションインストール支持を受けて、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得ステップと、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得するステップと、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報ステップにより記憶されたアプリケーションプログラムを取得するアプリケーションプログラム取得ステップと、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶ステップにより記憶されたノード所在情報を取得するステップと、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記取得したアプリケーションプログラムと、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストールステップとを有することを特徴とするアプリケーションプログラムインストール方法。 - アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール装置であって、
アプリケーションプログラム所在情報と該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶ステップと、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶ステップと、
アプリケーションインストール処理において、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得ステップと、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得するステップと、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報ステップにより記憶されたアプリケーションプログラム所在情報を取得するアプリケーションプログラム所在情報取得ステップと、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶ステップにより記憶されたノード所在情報を取得するステップと、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記取得したアプリケーションプログラム所在情報と、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストールステップとを有することを特徴とするアプリケーションプログラムインストール方法。 - アプリケーションプログラムをネットワーク上のノードにインストールするアプリケーションプログラムインストール方法であって、
アプリケーションプログラムと該アプリケーションプログラムの識別子を記憶するアプリケーション情報記憶ステップと、
ネットワーク上のノードの識別子とノードの所在情報を記憶するノード情報記憶ステップと、
アプリケーションインストール処理において、ライセンスファイルを取得するライセンスファイル取得ステップと、
前記取得したライセンスファイルからインストールを許可されたアプリケーションプログラムの識別子とノードの識別子を取得するステップと、
前記取得したアプリケーションの識別子を元に、前記アプリケーション情報記憶情報ステップにより記憶されたアプリケーションプログラムを特定し、該アプリケーションプログラムの所在情報を生成するアプリケーションプラグラム所在情報生成ステップと、
前記取得したノードの識別子を元に、前記ノード情報記憶ステップにより記憶されたノード所在情報を取得するステップと、
前記取得したノード所在情報を用いてノードに接続し、接続したノードに対してアプリケーションインストールの支持を行うとともに、前記生成したアプリケーションプログラム所在情報と、前記取得したライセンスファイルをノードに送信することによりアプリケーションプログラムのインストールを実行するアプリケーションプログラムインストールステップとを有することを特徴とするアプリケーションプログラムインストール方法。 - アプリケーションがインストール可能なネットワーク上のノードを探索するステップを有することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載のアプリケーションプログラムインストール方法。
- ネットワーク上のノードは、画像形成装置、複写機、ファクシミリ、スキャナ、デジタル複合機のいずれかであることを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれかに記載のアプリケーションプログラムインストール方法。
- 請求項6〜請求項10のいずれかに記載のいずれかのアプリケーションプログラムインストール方法をコンピュータの制御により実現したプログラム。
- 請求項11に記載したプログラムを格納したコンピュータ可読の記録媒体。
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