WO2008062823A1

WO2008062823A1 - Plant disease control composition and method for the prevention and control of plant diseases

Info

Publication number: WO2008062823A1
Application number: PCT/JP2007/072528
Authority: WO
Inventors: Seiya Sakurai; Junro Kishi; Hideo Kawashima
Original assignee: Mitsui Chemicals, Inc.
Priority date: 2006-11-21
Filing date: 2007-11-21
Publication date: 2008-05-29
Also published as: CO6220875A2; HUE030451T2; CN101541174A; RU2009122651A; CL2007003329A1; PL2100508T3; ES2595304T3; KR101115127B1; DK2100508T3; AU2007322693B2; CN101541174B; CA2771017A1; CA2771017C; MX2009005332A; AR063888A1; JP5020256B2; EP2100508A4; BRPI0719082A2; CA2671508C; US20100056589A1

Description

明細書

植物病害防除組成物および植物病害の予防防除方法

技術分野

[0001] 本発明は、植物病害防除組成物および植物病害の予防防除方法に関する。

背景技術

[0002] ペンチオビラドは殺菌性化合物として種子消毒、茎葉散布処理などの施用方法によつてイイ、のレヽ ¾ち丙 (Pyricularia oryzae)、こよ f古 f丙 (Cochliobolus miyabea nus)、紋枯病 (Rhizoctonia solani)、馬鹿田病 (Gibberella fujikuroiノ、ムキのうどんこ病 (Erysiphe graminis)、斑葉病 (Pyrenophora graminea)、雪腐病 ( Typhula sp. )、裸黒穂病（Ustilago tritici)、ブドウのうどんこ病（Uncinula ne cator)、リンゴのうどんこ病 (Podosphaera leucotricha)、ゥリ類のうどんこ病 (Sph aerotheca fuliginea)などに効果を示すことが特開平 9— 235282号公報に記載されている。

[0003] また、ペンチオビラドと他の殺菌性化合物を含む組成物は、種子消毒、茎葉散布処理、土壌灌注処理および水面施用処理などの施用方法によりイネのいもち病（Pyric ularia oryzae)、よ葉枯丙 (Cochliobolus miyabea皿 s)、紋枯病 (Rhizoctoni a solani八；鹿田丙 (Gibberella mjikuroi)、ム類のつどんこ病 (Erysiphe gra minis)、斑葉丙（Pyrenophora graminea;、雪腐丙丄' yphula sp, )、黒ヽ丙 Ustilago tritici)、ブドウのうどんこ病 (Uncinula necator)、リンゴのうどんこ病 (P odosphaera leucotricha)、ゥリ類のつどんこ丙 (sphaerotheca fuliginea)などに効果を示すことが特開平 11 228309号公報、特開平 1 1 292715号公報、特開平 11— 302107号公報、特開平 11— 302108号公報、特開平 11— 302109号公報、特開平 11— 302110号公報、特開平 11— 30211 1号公報、特開 2001— 07 2511号公報、特開 2001— 072512号公報、特開 2001— 072513号公報に記載されている。

[0004] し力、し、ペンチオビラドとフエノキサニル、トリフロキシストロビン、テク口フタラム、ォキシテトラサイクリン、ストレプトマイシン、ミルディォマイシン、ィプコナゾール、ぺフラゾエート、エトリジァゾール、トリチコナゾール、シプロコナゾール、銅、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、ォキシン銅、無水硫酸銅、水酸化第二銅、フベリダゾール、トルク口ホスメチル、ジノキャップ、チウラム、プロビネブ、ジネブ、ジラム、アンバム、ヒドロキシイソキサゾール、メタスルホカルプ、クロルピクリン、フルスルフアミド、ダゾメット、メチルイソチォシァネート、ヒドロキシイソキサゾールカリウム、 1 , 3—ジクロ口プロペン、カーバム、ナタネ油、マシン油、または、石灰硫黄合剤、硫酸亜鉛、フェンチン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、次亜塩素酸塩、フルモルフ、金属銀、クロロネブ、ジクロフノレアニド、ジクロラン、ジチアノン、ジフノレメトリム、ジメチリモノレ、シノレチ才ファム、スピロキサミン、チアジアジン、トリルフルアニド、ニトロタルイソプロピル、フエニトロノン、フェンピクロニル、フルォピコリド、プロパモカルプ、プロパモカルプ塩酸塩、ベンチアゾール、有機ニッケル、レスべラトロール、ィミノクタジン酢酸塩、チアジニル、グァザチン、またはトリァゾキサイドとを混合することによる防除効果についてはまだ知られていない。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 本発明の目的は、ペンチオビラドとそれ以外の 1種以上の殺菌性化合物とを有効成分として含有し、各種植物の病原菌に対して複数の病害スペクトラムを有し、現在顕在化している耐性菌に対しても効果を示し、さらに薬害の発生が認められない、新しい植物病害を予防する植物病害防除組成物および植物病害の予防防除方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006] 本発明者らはかかる状況に鑑み鋭意検討した結果、ペンチオビラドに少なくとも 1 種の殺菌性化合物を添加した組成物が、低薬量で複数の病害に高い予防効果を示し、かつ上記耐性菌に対しても安定した予防効果を示し、薬害の発生が認めらないことを見出し本発明に至った。

[0007] 即ち、前記課題を解決するための手段は以下のとおりである。

< 1 >有効成分として（RS)— N— [2— ( 1 , 3—ジメチルブチル）チォフェン— 3—ィノレ] 1ーメチルー 3—トリフルォロメチルー 1H—ピラゾールー 4 カルボキサミド（一般名ペンチオビラド）を含み、それ以外に少なくとも 1種の殺菌性化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物。

< 2〉ペンチオビラド以外の殺菌性化合物力 S、フエノキサニル、トリフロキシストロビン、テク口フタラム、ォキシテトラサイクリン、ストレプトマイシン、ミルディォマイシン、ィプコナゾ一ノレ、ぺフラゾエート、エトリジァゾーノレ、トリチコナゾーノレ、シプロコナゾ一ノレ、銅、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、ォキシン銅、無水硫酸銅、水酸化第二銅、フべリダゾール、トルク口ホスメチル、ジノキャップ、チウラム、プロビネブ、ジネブ、ジラム、アンバム、ヒドロキシイソキサゾール、メタスルホカルプ、クロルピクリン、フルスルフアミド、ダゾメット、メチルイソチオシァネート、ヒドロキシイソキサゾールカリウム、 1 , 3—ジクロ口プロペン、カーバム、ナタネ油、マシン油、石灰硫黄合剤、硫酸亜鉛、フェンチン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、次亜塩素酸塩、フルモルフ、金属銀、クロロネブ、ジクロフルアニド、ジクロラン、ジチアノン、ジフルメトリム、ジメチリモル、シルチォファム、スピロキサミン、チアジアジン、トリノレフノレアニド、ニトロタルイソプロピル、フエニトロパン、フェンピクロニル、フルォピコリド、プロパモカルプ、プロパモカルブ塩酸塩、ベンチァゾール、有機ニッケル、レスべラトロール、ィミノクタジン酢酸塩、チアジニル、グァザチン、及びトリァゾキサイドからなる化合物群から選ばれる少なくとも 1 種である、 < 1〉記載の植物病害防除組成物。

< 3〉ペンチオビラド以外の殺菌性化合物がヒドロキシイソキサゾールであるく 2〉記載の植物病害防除組成物。

< 4〉ペンチオビラド以外の殺菌性化合物がフルスルフアミドである < 2〉記載の植物病害防除組成物。

< 5〉< 1〉〜< 4〉の、ずれか 1項に記載の組成物を植物病原菌が生息する環境に施用し、植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法。

< 6〉< 1〉〜< 3〉の!/、ずれか 1項に記載の組成物を用いて、植物個体への茎葉散布処理、土壌表面の散布処理、土壌表面の散布処理後の土壌混和、土壌中の注入処理、土壌中での注入処理後の土壌混和、土壌灌注処理、土壌灌注処理後の土壌混和、植物種子の吹き付け処理、植物種子の塗沫処理、植物種子の浸漬処理または植物種子への粉衣処理を行なうことによって植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法。

< 7〉 < 4〉に記載の組成物を植物病原菌が生息する環境に施用し、植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法であって、土壌表面散布処理、土壌表面散布処理後に土壌混和、土壌中の注入処理後の土壌に混和、土壌灌注処理後の土壌に混和する植物病害防除方法。

< 8〉< 1〉〜< 4〉の!、ずれか 1項に記載の組成物を含む農薬製剤であって、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、粉剤および乳剤から選択される農薬製剤。

発明の効果

[0008] 本発明の植物病害防除組成物および植物病害の予防防除方法によれば、植物に発生する病害に対し高い予防効果を発揮すると共に、既存の薬剤に対する耐性菌に対しても安定した予防効果を示し、薬害の発生が認められない。

発明を実施するための最良の形態

[0009] 本発明の植物病害防除組成物および植物病害防除方法により、防除することができる病害の具体例としてはイネのレ、もち病（Pyricularia oryzae)、紋枯病（Rhizoct onia solani)、こま葉枯病 (Cochliobolus miyabeanus)、馬鹿田病 (Gibberella fujikuroi)田 AL枯病 (Fusarium roseum、 Fusarium solani、 Pythium mon ospermum、 Pythium dicli皿 m、 Pythium aphanidermatum)；

ムギ類のつどんこ病 (Erysiphe graminis f. sp. hordei ; f . sp. tritici)、さび病 (Puccinia striiformis； Puccinia graminis、 Puccinia recondita^ Puccinia hordei)、王葉病 (Pyrenophora graminea)、網斑病 (Pyrenophora teres)、赤力、び病 (Fusarium graminearum^ Fusarium culmorum、 Fusarium aven aceum、 Microdochium nivale)、雪腐内、 Typhula sp. 、 Micronectriella ni valis)、裸黒穂病 (Ustilago 皿 da、 Ustilago tritici、 Ustilago nigra、 Ustilag o avenae)、なまぐさ黒穂炳 rilletia caries、 Tilletia pancicii)、眼紋病 (Pseu docercosporella herpotrichoides)、株腐炳 (Rhizoctonia cerealis)、雲形病 ( Rhynchosporium secalis)、葉枯病 (Septoria tritici)、ふ枯病 (Leptosphaeri a nodorum)；

ブドウのベと内 (Plasmopora viticola)、さび病 (Phakopsora ampelopsidis)、うどんこ病 (Unci皿 la necator)、黒とう病 (Elsinoe ampelina)、 B免腐病 (Glomer ella cingulata)；

リンゴのうどんこ病 (Podosphaera leucotricha)、黒星病 (Venturia inaequali s)、 L¹ ^ヽ落葉病 (Alternaria mali 、赤星丙 (Gymnosporangium yamadae)、モニリア病（Sclerotinia mali)、腐らん病（Valsa mali)；

ナシの黒王丙 (Alternaria kikuchiana)、黒星病 (Venturia nashicola)、赤星丙 (Gymnosporangium haraeanum)、輪/卞文病 (Physalospora piricola)；モモの灰星;! ¾ (Sclerotinia cinerea)、黒星病 (Cladosporium carpophilum) 、フォモプシス腐敗病（Phomopsis sp. )；

カキの灰そ丙 (Gloeosporium kaku、葉丙 (Cercospora kaki、 Mycosphae rella nawae)、つどんこ炳 (Pnyllactima kakikora)；

インゲン、キユウリ、トマト、イチゴ、ブドウ、ジャガイモ、ダイズ、キャベツ、ナス、レタス等の灰色かび病（Botrytis cinerea)；

トマト、キユウリ、ダイコン、スイカ、ナス、ピーマン、ホウレンソゥなど各種野菜の苗立枯丙 (Rhizoctonia solaniゝ Pythium vexans、 Pythium cucurbitaccarum、 Pythium debarya皿 m、 Pythium hemmianum)；

キユウリ (7 と丙 Pseudoperonospora cubensis)；

ゥリ類のうどんこ病 (Sphaerotheca fuliginea)、灰そ病 (Colletotrichum lage narium八つる枯炳（Mycosphaerella melonis)、ゥリ ¾つる害 ijれ病 (Fusarium oxysporum ；

トマトの輪紋病 (Alternaria solani)、葉かび病 (Cladosporium fulvum)、疫病 (Phytophthora infestans)、トマト调內 Fusarium oxysporum)；ナスのヮとんこ柄 (Erysiphe cichoracearum)、すす力び内 Mycovellosiella nattrassii ；

アブラナ科野菜の黒斑病 (Alternaria brassicae)、白斑病 (Cercosporella bra ssicae)、根朽病 (Leptospheria maculansノ、こぶ (plasmodiophora brass icae ；

キャベツの株腐病 (Rhizoctonia solani)、菌核病 (Sclerothinia sclerotorium )、キャベツ萎黄病 (Fusarium oxysporum)；

ハクサイの尻腐病（Rhizoctonia solani)、ノヽクサィ黄化病（Verticillium dahlia e)；ネギのさび病 (Puccinia allii)、黒斑病 (Alternaria porri)、白絹炳（Scleroti um rolfsn)；

豆類の苗立枯病 (Rhizoctionia solani)、菌核 f丙 (Sclerothinia sclerotorium ダイズの紫斑病（Cercospora kikuchii)、黒とう病（Elsinoe glycinnes)、黒点病 (Diaporthe phaseololum)、リゾクトニア根腐 f丙 (Rhizoctonia solani)；インゲンの炭そ病 (Colletotrichum lindemuthianum ；

ラッカセィの黒渋炳（Mycosphaerella personatum)、¾ 土病（Cercospora ar acmdicolaノ；

エンドゥのうどんこ丙 (Erysiphe pisi) ヾと丙 (Peronospora pisi)；

ジャガイモの夏疫病 (Alternaria solani)、黒あざ病 (Rhizoctonia solani)、疫 ¾ (^Phytopnthora inrestans;；

ソラマメのべと丙 (Peronospora viciae)、役丙 (Phytophthora nicotianae)；チヤの網もち炳 (Exobasidium reticulatum)、白星病 (Elsinoe leucospila) , 灰そ内 (Colletotrichum theaesmensis)；

タノくコの赤星病 (Alternaria longipes)、つどんこ ί丙 (Erysiphe cichoracearum )、炭そ病 (Colletotrichum tabacum)、役 ί丙 (Phytophthora parasitica)；テンサイの褐 8E病 (Cercospora beticola)；ノラの黒星丙 (Diplocarpon rosae )、うどんこ病 (Sphaerotheca pannosa)、疫病 (Phytophthora megasperma)；キクの褐 SE炳 (Septoria chrysanthemiindici) ,白び病、 Puccinia horiana) イチゴのうどんこ丙 (Sphaerotheca humuli)、疫丙（Phytophthora nicotiana e) ;

インゲン、キユウリ、トマト、イチゴ、ブドウ、ジャガイモ、ダイズ、キャベツ、ナス、レタス等の核;)丙 (Sclerotinia sclerotiorum)；

カンキッの黒点病（Diaporthe citri)；ニンジンの黒葉枯病（Alternaria dauci)などが挙げられる力これらに限定されるものではない。

[0010] 本発明における組成物は、そのまま使用しても力、まわないが、通常は担体と混合して用いられ、必要に応じて界面活性剤、湿潤剤、固着剤、増粘剤、防腐剤、着色剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、粉剤、乳剤等一般的に知られた方法によって適宜製剤化して用いられる。これらの製剤中の有効成分としてペンチオビラドの含有量は、通常は製剤の全体量の 0. 005-99 重量％、好ましくは 0. 0；!〜 90重量％、さらに好ましくは 0. ；!〜 85重量％の範囲である。一方ペンチオビラド以外の殺菌性化合物の含有量は、通常は製剤の全体量の 0 . 005〜99重量⁰ /₀、好ましくは 0. ；!〜 70重量⁰ /₀の範囲である。ペンチオビラドと他の殺菌性化合物の合計は、通常は製剤の全体量の 0. 005〜99重量％、好ましくは 0 . 0；!〜 90重量⁰ /₀、さらに好ましくは 0. ；!〜 85重量⁰ /₀の範囲である。

[0011] 上記組成物に使用される担体としては、処理すべき部位の有効成分の到達を助け、また有効成分化合物の貯蔵、輸送、取扱いを容易にするために配合される合成または天然の無機または有機物質を意味し、通常農園芸用薬剤に使用されるものであるならば固体または液体のいずれでも使用でき、特定のものに限定されるものではない。例えば、固体担体としては、ベントナイト、モンモリロナイト、カオリナイト、珪藻土、白土、タルク、クレー、バーミキユライト、石膏、炭酸カルシウム、非晶質シリカ、硫安等の無機物質、大豆粉、木粉、鋸屑、小麦粉、乳糖、ショ糖、ぶどう糖等の植物性有機物質および尿素等が挙げられる。液体担体としては、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族炭化水素類およびナフテン類、 n—パラフィン、 iso—パラフィン、流動パラフィン、ケロシン、鉱油、ポリブテン等のパラフィン系炭化水素類、アセトン、メチルェチルケトン等のケトン類、ジォキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテノレ類、エタノーノレ、プロパノーノレ、エチレングリコーノレ等のァノレコーノレ類、ェチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどのカーボネート類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性溶媒および水等が挙げられる。

[0012] 更に本発明化合物の効力を増強するために、製剤の剤型、処理方法等を考慮して目的に応じてそれぞれ単独に、または組み合わせて次のような補助剤を使用することもできる。

補助剤として通常農薬製剤に乳化、分散、拡展、湿潤などの目的で使用される界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシェチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ァノレキノレポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテノレ、ァノレキノレフェニノレポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルァミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリォキシエチレンビスフエニノレエーテノレ、ポリオキシァノレキレンべンジノレフエニノレエーテノレ、ポリオキシアルキレンスチリルフエニルエーテル、高級アルコールのポリオキシァルキレン付加物およびポリオキシエチレンエーテルおよびエステル型シリコンおよびフッ素系界面活性剤などの非イオン性界面活性剤、アルキルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフエニルェーテノレサノレフェート、ポリオキシエチレンベンジノレフエニノレエーテノレサノレフェート、ポリオキシエチレンスチリルフエニルエーテルサルフェート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーサルフェート、パラフィンスルホネート、アルカンスルホネート、 AOS,ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼンスルホネート、ナフタレンスノレホネート、ジァノレキノレナフタレンスノレホネート、ナフタレンスノレホネートのホノレマリン縮合物、アルキルジフエニルエーテルジスルホネート、リグニンスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホコハク酸ハーフエステル、脂肪酸塩、 N—メチルー脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキシェチレンフエニノレエーテノレホスフェート、ポリオキシエチレンジァノレキノレフェニノレエーテノレホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル化フエニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル化フエユルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンスチリル化フエニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンスチリル化フエユルフェニノレエーテノレホスフェート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーホスフェート、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールイミン、アルキルホスフエート、トリポリ燐酸ナトリウムなどのァニオン性界面活性剤、アクリル酸とアタリロニトリル、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸から導かれるポリア二オン型高分子界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニゥムクロライド、メチルポリオキシエチレンアルキルアンモニゥムクロライド、アルキル N メチルピリジニゥムブロマイド、モノメチル化ァンモニゥムクロライド、ジアルキルメチル化アンモニゥムクロライド、アルキルペンタメチノレプロピレンアミンジクロライド、アルキルジメチルベンザルコニゥムクロライド、ベンゼトニゥムクロライドなどのカチオン性界面活性剤、ジアルキルジアミノエチルベンタイン、アルキルジメチルベンジルベンタインなどの両性界面活性剤などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。

[0014] 結合剤としては、アルギン酸ナトリウム、ポリビュルアルコール、アラビアゴム、 CMC

[0015] 崩壊剤として CMCナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、安定剤としてはヒンダ一ドフエノール系の酸化防止剤やべンゾトリアゾール系、ヒンダードァミン系の紫外線吸収剤等があげられる。

[0016] pH調整剤としてリン酸、酢酸、水酸化ナトリウムを用いたり、防菌防黴のために 1 , 2

^ ^ンゾイソチアゾリンー 3—オン等の工業用殺菌剤、防菌防黴剤等を添加することもできる。

[0017] 増粘剤としてはキサンタンガム、グァーガム、 CMCナトリウム、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、モンモリロナイトなどを使用することもできる。

[0018] 消泡剤としてシリコーン系化合物、凍結防止剤としてプロピレングリコール、ェチレングリコール等を必要に応じて使用しても良い。

[0019] 本発明組成物の施用方法としては、植物個体の茎葉散布処理、土壌表面の散布処理、土壌表面の散布処理後の土壌混和、土壌中の注入処理、土壌中での注入処理後の土壌混和、土壌灌注処理、土壌灌注処理後の土壌混和、植物種子の吹き付け処理、植物種子の塗沫処理、植物種子等の浸漬処理または植物種子の粉衣処理などがあげられるが、通常当業者が利用するどの様な施用方法によっても十分な効力を発揮する。施用量および施用濃度は対象作物、対象病害、病害の発生程度、化合物の剤型、施用方法および各種環境条件等によって変動する力散布する場合には有効成分量としてへクタール当たり 50〜10, OOOgが適当であり、好ましくはへクタール当り 100〜5, OOOgである。水和剤、フロアブル剤または乳剤を水で希釈して散布する場合、その希釈倍率は 5〜50, 000倍が適当であり、好ましくは 10〜20, 000倍でり、さらに好ましくは 15〜； 10, 000倍である。種子消毒の場合、殺菌剤混合物の使用量は、種子 lkg当たり 0. 00；!〜 50g、好ましくは 0 . 01〜； 10gである。

[0020] 本発明組成物を植物個体の茎葉散布処理、土壌表面の散布処理、土壌中の注入処理、土壌灌注処理する場合は、使用する薬剤を適当な担体に適当な濃度に希釈した後、処理を行っても力、まわない。本発明組成物を植物種子に接触させる場合は、そのまま植物種子を薬剤に浸漬しても力、まわない。また、使用する薬剤を適当な担体に適当な濃度に希釈した後、植物種子に浸漬、粉衣、吹き付け、塗沫処理して用いてもかまわない。粉衣'吹き付け'塗沫処理する場合の製剤使用量は、通常、乾燥植物種子の重量の 0. 05〜50%程度、さらに好ましくは 0. ；!〜 30%が適当である力 S、このような使用量は、これら範囲の限定されるものではなぐ製剤の形態ゃ処理対象となる植物種子の種類により変わりうる。適当な担体とは、水またはエタノールなどの有機溶媒の液体担体やベントナイト、モンモリロナイト、カオリナイト、珪藻土、白土、タルク、クレー、バーミキユライト、石膏、炭酸カルシウム、非晶質シリカ、硫安等の無機物質、大豆粉、木粉、鋸屑、小麦粉、乳糖、ショ糖、ぶどう糖等の植物性有機物質および尿素等の固体担体が挙げられるが、特に限定されるものではない。

[0021] 本発明でいう植物個体とは、光合成をして運動せずに生活するものをいう。具体的には、トウモロコシ、大豆、綿、稲、サトウダイコン、小麦、大麦、ヒマヮリ、トマト、キユウリ、ナス、ホウレンソゥ、サヤエンドウ、カボチヤ、サトウキビ、タノくコ、ピーマン、サツマィモ、サトイモ、コンニヤク、テンサイ、ブドウ、リンゴ、ナシ、モモ、チューリップ、キクなどが挙げられる力 S、これらに限定されるものではない。 [0022] 本発明でいう植物種子とは、幼植物が発芽するための栄養分を蓄え農業上繁殖に用いられるものをいう。具体的にはトウモロコシ、大豆、綿、稲、サトウダイコン、小麦、大麦、ヒマヮリ、トマト、キユウリ、ナス、ホウレンソゥ、サヤエンドウ、カボチヤ、サトウキビ、タバコ、ピーマンおよびセィヨウアブラナなどの種子ゃサトイモ、ジャガイモ、サッマイモ、コンニヤクなどの種芋、食用ゆり、チューリップなどの球根ゃラツキヨウなどの種球など、さらに遺伝子等を人工的に操作することにより生み出された植物であり自然界に元来存在するものではない除草剤耐性を付与した大豆、トウモロコシ、綿など、寒冷地適応したイネ、タバコなど、殺虫物質生産能を付与したトウモロコシ、綿、バレイショなどの形質転換を受けた種子などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。

[0023] 本発明の組成物は他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤および植物成長調節剤等の農薬、土壌改良剤または肥効物質との混合使用は勿論のこと、これらとの混合製剤も可能である。殺菌剤としては例えば、トリアジメホン、へキサコナゾール、プロクロラズ、トリフルミゾール等のァゾール系殺菌剤；メタラキシル、ォキサディキシル等のァシルァラニン系殺菌剤；チオファネートメチル、べノミル等のベンズイミダゾール系殺菌剤；マンゼブ等のジチォカーバメート系殺菌剤およびテトラクロロイソフタロニトリル、硫黄等があげられる力 S、これに限定されるものではない。殺虫剤としては例えば、フエニトロチオン、ダイアジノン、ピリダフェンチオン、クロルピリホス、マラソン、フェントエート、ジメトエート、メチルチオメトン、プロチォホス、 DDVP、ァセフエ一ト、サリチオン、 EPN等のリン系殺虫剤； NAC、 MTMC、 BPMC、ピリミカーブ、カルボスルファン、メソミル等のカーバメート系殺虫剤、エトフェンプロックス、シラフルオフェン、ペルメトリン、フェンバレレート等のピレスロイド系殺虫剤、ジノテフラン、クロチア二ジン、二テンビラム、チアメトキサム、イミダクロプリド、チアクロプリド、ァセタミプリド等のネオニコチノイド系殺虫剤、フィプロニルおよびェチプロール等があげられる力これに限定されるものではなレ、。

[0024] [実施例]

以下に、実施例及び試験例を参照して本発明を詳しく説明する。

[0025] 実施例 1 (粉剤）ペンチオビラド 5部、ヒドロキシイソキサゾール 4部及びクレー 90· 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 5%とヒドロキシイソキサゾールの有効成分 4%を含有する粉剤を得た。

[0026] 参考例 1 (粉剤）

ペンチオビラド 5部及びクレー 94. 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社 ) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 5%を含有する粉剤を得た

[0027] 実施例 2 (水和剤）

ペンチオビラド 25部、フルスルフアミド 4部、リグニンスルホン酸ナトリウム 1部、非晶質シリカ 5部及び珪藻土 65部を混合粉砕して、ペンチオビラドの有効成分 25%とフノレスルフアミドの有効成分 4 %を含有する水和剤を得た。

[0028] 参考例 2 (水和剤）

ペンチオビラド 25部、リグニンスルホン酸ナトリウム 1部、非晶質シリカ 5部及び珪藻土 69部を混合粉砕して、ペンチオビラドの有効成分 25%を含有する水和剤を得た。

[0029] 参考例 3 (水和剤）

フルスルフアミド 4部、リグニンスルホン酸ナトリウム 1部、非晶質シリカ 5部及び珪藻土 90部を混合粉砕して、フルスルフアミドの有効成分 4%を含有する水和剤を得た。

[0030] 実施例 3 (粉剤）

ペンチオビラド 30部、ヒドロキシイソキサゾール 35部及びクレー 34· 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 30%とヒドロキシイソキサゾールの有効成分 35%を含有する粉剤を得た。

[0031] 参考例 4 (粉剤）

ペンチオビラド 30部及びクレー 69. 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 30%を含有する粉剤を得た。

[0032] 参考例 5 (粉剤）

ヒドロキシイソキサゾール 35部及びクレー 64. 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ヒドロキシイソキサゾールの有効成分 35 %を含有する粉剤を得た。

[0033] 実施例 4 (粉剤）

ペンチオビラド 1部、フルスルフアミド 0· 3部及びクレー 98· 2部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 1 %とフルスルフアミドの有効成分 0. 3 %を含有する粉剤を得た。

[0034] 参考例 6 (粉剤）

ペンチオビラド 1部及びクレー 98. 5部、ドリレス B (商品名、凝集剤、三共株式会社 ) 0. 5部を均一に混合粉砕し、ペンチオビラドの有効成分 1 %を含有する粉剤を得た

[0035] 試験例 1 テンサイ苗立枯病防除効果

フスマ培地にて 25°C7日間別々に培養したリゾクトニア菌培養物とピシゥム菌培養物をそれぞれ粉砕した後、滅菌土壌に、滅菌土壌の重量の 0. 1 %に相当する量のリゾクトニア菌培養物、滅菌土壌の重量の 0. 1 %に相当する量のピシゥム菌培養物、および、滅菌土壌の重量の 0. 1 %にそれぞれ相当する量のリゾクトニア菌培養物とピシゥム菌培養物をそれぞれ加えて混合し、プラスチック製ポットに充填して汚染土壌を準備した。

次いで、テンサイ種子 (品種:アーベント)に実施例 1、参考例 1 (比較薬剤）で調製した粉剤を種子の重量の 17. 5%および 8. 75%に相当する量、および対照種子消毒剤として市販種子殺菌剤 (タチガレン、商品名、ヒドロキシイソキサゾール含有粉衣剤、三共ァグロ株式会社製）を種子の 0· 5%および 1 · 0%に相当する量でそれぞれカロえてよく混合した。薬剤処理したテンサイ種子、薬剤処理していないテンサイ種子をそれぞれポット当たり 5粒、計 20ポットに播種し、温室内で生育させた。播種から 7日後に未発芽数を、また 14日後に苗立枯数を肉眼にて調査し苗立枯率を下記計算式 1により算出した。また、薬害の有無も肉眼にて調査した。結果を第 1表に示す。計算式 1 苗立枯率 = ( (未発芽数 +苗立枯数) /播種数） X 100

[0036] [表 1] 1

[0037] 試験例 2 バレイショそうか病、黒あざ病防除効果

フスマ培地にて 25°C7日間培養したリゾクトニア菌培養物を蒸気滅菌土壌の重量の 0· 1 %に相当する量を均一に加えて混和させたもの、同じ方法で培養したリゾタトニァ菌培養物をバレイショそうか病汚染圃場力採取した土壌の重量の 0. 1 %に相当する量を均一に加えて混和させたもの、およびバレイショそうか病汚染圃場から採取した土壌を、それぞれコンクリートポット（縦 50cm X横 50cm X深さ 30cm)に入れて試験土壌を作製した。

次いで、実施例 2、参考例 2、参考例 3 (比較剤）で調製した水和剤及び対照薬剤として市販の殺菌剤（ノットバン、商品名、トルク口ホスメチルおよびフルスルフアミド含有水和剤、住友化学株式会社製）のそれぞれの 50倍希釈液中にバレイショ種芋（品種:男爵）を浸漬処理し、種芋を風乾させた後、種芋をポット当たり 2個埋設し、各区 5 反復にて生育させた。無処理区は、薬剤処理していない種芋を埋設した。種芋の埋設から 1 10日後に、新たに形成された芋を掘り起こし、発病の有無を肉眼で調査し、発病芋率を下記計算式 2により算出した。また、薬害発生の有無も肉眼で調査した。結果を第 2表に示す。計算式 2 発病芋率 = (発病芋数 Z全調査芋数） X 100

[0038] [表 2] 2

試験例 3 イネ苗立枯病防除効果

フスマ培地にて ²5°Cで 7日間、別々に培養したリゾクトニア菌培養物、フザリウム菌培養物およびピシゥム菌培養物をそれぞれ粉砕した後、滅菌土壌の重量の 0. 1 % に相当する量のリゾクトニア菌培養物、滅菌土壌の重量の 0. 1 %に相当する量のフザリウム菌培養物、滅菌土壌の重量の 0. 1 %に相当する量のピシゥム菌培養物、滅菌土壌の重量の 0· 1 %にそれぞれ相当する量のリゾクトニア菌培養物とフザリウム菌培養物、および、滅菌土壌の重量の 0· 1 %にそれぞれ相当する量のリゾクトニア菌培養物とピシゥム菌培養物を、それぞれ滅菌土壌に加えて混合して汚染土壌を準備した。

次いで、実施例 1、参考例 1で作製した粉剤および対照薬剤として市販種子殺菌剤

(タチガレン、商品名、ヒドロキシイソキサゾール含有粉剤、三共ァグロ株式会社製）をそれぞれ育苗箱（縦 580mm X横 280mm X深さ 14mm)用土 1枚あたり 3gおよび 6 gの量で処理し、十分混和した。育苗箱に前述の汚染土壌を詰め、イネ催芽種子を 1 00粒ずつ播種し、汚染土壌で覆土した後、温室内で生育させた。栽培開始から 30 日後、全ての苗について発病の有無を肉眼にて調査し、発病苗率を下記計算式 3により算出した。また、薬害の有無も肉眼で調査した。結果を第 3表に示す。計算式 3 発病苗率 = (発病苗数/播種数） X 100 [0040] [表 3] 3

[0041] 試験例 4 キャベツ菌核病、株腐病防除効果

フスマ培地にて 25°Cで 7日間培養したリゾクトニア菌培養物を土壌重量の 0. 1 %に相当する量で土壌に均一に加えて混和させて株腐病の試験土壌を、および、ポテトデキストース寒天培地で菌核病菌を培養し形成された菌核を土壌重量の 0. ι %に相当する量で土壌に均一に加えて混和させて菌核病の試験土壌を、それぞれ作製した。

次いで、汚染土壌をコンクリートポット（縦 5m X横 2m X深さ 60cm)に入れて、 10ァールあたり 30kg相当量の実施例 4、参考例 6で作製した粉剤および対照薬剤として市販殺菌剤 (ネビジン、商品名、フルスルフアミド含有粉剤、三共ァグロ株式会社製）をそれぞれ土壌表面に散布後、混和を行なった。薬剤処理後、キャベツ種子（品種：金系 201号）を 100粒ずつ播種し、生育させた。播種から 1 10日後に、発病の有無を肉眼で調査し、発病株率を下記計算式 4により算出した。また、薬害発生の有無も肉眼で調査した。結果を第 4表に示す。計算式 4 発病株率 = (発病株数 Z全調查株数） X 100 [0042] [表 4] 8

第 4表

粉剤菌核病株腐病菌核病と株腐供試化合物処理量汚染土壌での汚染土壌での病の汚染土壌

(kg/10a) 発病株率 ¾病株率での発病株率

(%) (%) (%) 本発明の粉剤 30 4. 2 4. 1 4. 3 なし

(実施例 4)

比較の粉剤 30 1 0. 3 1 0. 6 9. 8 なし (参考例 6 )

対照薬剤 30 1 5. 3 2 5. 1 3 0. 3 なしネビジン粉剤

Λ処理 30. 9 40. 7 4 8. 1

Claims

請求の範囲

[1] 有効成分として（RS)— N— [²— (1 , 3 ジメチルブチル）チォフェン— 3—ィル]― 1ーメチルー 3—トリフルォロメチルー 1H—ピラゾールー 4 カルボキサミド（一般名ペンチオビラド）を含み、それ以外に少なくとも 1種の殺菌性化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除組成物。

[2] ペンチオビラド以外の殺菌性化合物が、フエノキサニル、トリフロキシストロビン、テク口フタラム、ォキシテトラサイクリン、ストレプトマイシン、ミルディォマイシン、ィプコナゾール、ぺフラゾエート、エトリジァゾール、トリチコナゾール、シプロコナゾール、銅、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、ォキシン銅、無水硫酸銅、水酸化第二銅、フベリダゾール、トルク口ホスメチル、ジノキャップ、チウラム、プロビネブ、ジネブ、ジラム、アンバム、ヒドロキシイソキサゾール、メタスルホカルプ、クロルピクリン、フルスルフアミド、ダゾメット、メチルイソチオシァネート、ヒドロキシイソキサゾールカリウム、 1 , 3—ジクロ口プロペン、カーバム、ナタネ油、マシン油、石灰硫黄合剤、硫酸亜鉛、フェンチン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、次亜塩素酸塩、フルモルフ、金属銀、クロロネブ、ジクロフルアニド、ジクロラン、ジチアノン、ジフルメトリム、ジメチリモル、シルチオファム、スピロキサミン、チアジアジン、トリルフルアニド、ニトロタルイソプロピル、フエニトロパン、フェンピクロニル、フルォピコリド、プロパモカルプ、プロパモカルプ塩酸塩、ベンチァゾール、有機ニッケル、レスべラトロール、ィミノクタジン酢酸塩、チアジニル、グァザチン、及びトリァゾキサイドからなる化合物群から選ばれる少なくとも 1種である、請求項 1記載の植物病害防除組成物。

[3] ペンチオビラド以外の殺菌性化合物がヒドロキシイソキサゾールである請求項 2記載の植物病害防除組成物。

[4] ペンチオビラド以外の殺菌性化合物がフルスルフアミドである請求項 2記載の植物病害防除組成物。

[5] 請求項;!〜 4のいずれか 1項に記載の組成物を植物病原菌が生息する環境に施用し

、植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法。

[6] 請求項;!〜 3のいずれか 1項に記載の組成物を用いて、植物個体の茎葉散布処理

、土壌表面の散布処理、土壌表面の散布処理後の土壌混和、土壌中の注入処理、土壌中での注入処理後の土壌混和、土壌灌注処理、土壌灌注処理後の土壌混和、植物種子の吹き付け処理、植物種子の塗沫処理、植物種子の浸漬処理または植物種子への粉衣処理を行なうことによって植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法。

[7] 請求項 4に記載の組成物を植物病原菌が生息する環境に施用し、植物病害に対して防除効果を発揮する植物病害防除方法であって、土壌表面散布処理、土壌表面散布処理後に土壌混和、土壌中の注入処理後の土壌に混和、土壌灌注処理後の土壌に混和する植物病害防除方法。

[8] 請求項 1 4のいずれか 1項に記載の組成物を含む農薬製剤であって、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、粉剤および乳剤から選択される農薬製剤。