明 細 書 アルジミンまたはその誘導体を用レ、る一置換アルキル化化合物の製造方法 技術分野
本発明は、 アルジミンまたはその誘導体を用いる α—アミノ酸の一置換ァ ルキル化化合物の製造方法に関する。 ' ' 背景技術 '
α—アミノ酸は、 生物学的に極めて重要であり、 抗生物質、 抗腫瘍剤、 酵
• 素阻害剤などの医薬品の原料としても多数用いられている。 ひ一アミノ酸に は天然と非天然のものとがあり、 それらには有用なものが多数見出されてい る.。 近年では、 L一ドーパ、 L—ァザチ口シンなどの非天然で有用な生理活 性ァミノ酸が次々と見出され、 このような光学活性な α—アミノ酸の実用的 な不斉合成法の開発が求められている。 .
光学活性な アミノ酸の実用的な不斉合成法の一つとして不斉一置換ァ ルキル化がある。 従来、 不斉一置換アルキル化にはケチミン型のシッフ塩基 が多用される (O' Donnell, M. J.ら, J. Am. Chem. Soc., 1989年, 111卷, p. 2353) 。 ケチミン型シッフ塩基は製造工程が複雑なため一般的に高価である。 そのため、 不斉一置換アルキルィ匕で製造されるひ一アミノ酸も高価になる。 ケチミン型シッフ塩基が使用される理由は、 反応に寄与するケチミン型シ ッフ塩基自体の性質に基づいて説明されている。 'シッフ塩基には、 ケチミン 型シッフ塩 ¾、 アルジミン型シッフ塩基などがある。 一般に、 アルジミン^ シッフ塩基は、 2級水素と 3級水素との間の p K aの差がほとんどないこと から生成物のラセミ化が生じ、 一方、 ケチミン型シッフ塩基は、 その差が大 きいことから得られる生成物のラセミ化が抑制されると強く信じられてきた
(0' Donnell, M. J. , Aldrichim. Acta, 2001年, 34巻, p. 3およぴ Maruoka, K.および 0oi, T., Chemical Reviews, 2003年, 103巻, p. 3013) 。
よって、 当該技術分野においては全体的な製造効率を考えると、 製造コス トが多少高くなるにもかかわらず、 ケチミン型シッフ塩基の使用を前提とし て、 それを用いた光学活性な aーァミノ酸の不斉合成方法の最適化に注目が 集まっている。
ケチミン型 アルジミン型 pKa (Ha) pKa (Ha)
R1 = H 18.7 R1 = H 18.8
' = CH2Ph 23.2 = CH2Ph 19.0 一方で最近、 高分子アルジミンを用いた不斉合成の一例が報告されている
(Park, H. - G.ら, J. Org. Chem. , 2005年, 70卷, p. 1904) 。 し力 し、 この 報告はアルジミンが高分子に結合した化合物を使用し fこ不斉合成であり、 当 該技術分野におけるシッフ塩基とは全く異なるものに過ぎない。 発明の開示
本発明は、 α—アミノ酸の合成法のひとつである不斉一置換アルキル化に 有用でありかつより安価であるー氧換アルキル化化合物の製造方法を提供す ることを目'的とする。
本発明は、 以下の式 (I ) で表される化合物:
を立体選択的に製造するための方法を提供し、 該方法は、
媒体中、 光学活性な相間移動触媒およ 'び無機塩基の存在下にて、 式 (I I) で表される化合物:
と式 (I I I) の化合物.:
R18— W (I I I)
との反応を開始する工程;ならぴに
該式 (I I) で表される化合物と該式 (I I I) で表される 合物との化 学量論的反応完結時間よりも前の時間にクェンチする工程;
を包含し、 ,
ここで、 式 (I) および式 (I I) において、
' R15は、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜じ 8 アルキル基;
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C i〜 C 5 アルコキシ基;
ハ口ゲン原子か、'分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されてい てもよい Ci Csアルキル基か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C Csアルコキシ基かで置換されていてもよい
ァリール基;
シァノ基;
_NR30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハ口ゲン原子で置換されていてもよい Ci Caアルキル基か である) ;
二ト口基;
力ルバモイル基; ' '
N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基;
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基;
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) ;および
ハ-ロゲン原子; .
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リ一ル基またはへテロアリール基であり、
R20は、 一 OR19 (ここで、 R19は、 ハロゲン原子か、 またはハロゲン 原子で置換されていてもよいァリール基かで置換されていてもよく、 かつ分 岐または環を形成していてもよい、 Ci Csアルキル基である) もしくは一 NR50R51 [ここで、 1 5°ぉょぴ1 51は、 それぞれ独立して、 水素原子、 — CHR28R29 (ここで、 R28は、 水素原子;およびハロゲン原子で置換 ざれていてもよい アルキル基、 ハロゲン原子で置換されていてもよ い C1〜C3アルコキシ基、 またはハロゲン原子で置換されていてもよい、 ァ リール基;からなる群より選択される基であり、 そして R29は、 ハロゲン原 子で置換されていてもよいじ 〜じ アルキル基、 ハロゲン原子で置換されて いてもよい C Csアルコキシ基、 またはハ口ゲン原子で置換されていても よい、 ァリール基である) あるいは一 OR101 (ここで、 R101は Ci Cs アルキル基またはべンジル基である) である] であり、
式 (I) および式 (I I I) において、
R18は、
(i)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい C i〜C 。のアルキル基であって、 該アルキル基が、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci Cs アルコキシ基、
シァノ基、 .
-NR30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハ口ゲン原子で置換されていてもよい Ci Caアルキル基か である) 、
ニトロ基、
力-ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) 、
ハロゲン原子
-COR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換 されていてもよい アルキル基である) 、 および
-C02R9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置 換されていてもよい Ci C アルキル基である)
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ ルキル基;'
(ii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C3〜C15のァリル基、 または置換ァリル基;
(iii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
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6 いてもよい、 c2〜c6のァルケ-ル基;
(iv)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(V)ァラルキル基であって、 該ァラルキル基を構成するァリール部分が 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4 アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 5 ァノレコキシ基、
ハ口ゲン原子、 分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一NR30R31 (ここで、 R30およ ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニト 口.基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 N, N —ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原キで ;置換されていてもよい
4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 3 1 (ここで、 R 30および RSiは、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カルパモイル基、
N— (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (Ci〜C4アルキル) カルパモイル基、 .
一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよく、 そ して該ァラルキル基を構成するアルキル部分が、 分岐または環を形成してい てもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C 6アルキル基であ る、 ァラルキル基;
(vi)へテロアリール部分を有するへテ口ァラルキル基であって、 該へテ口 ァリール部分が ' ■ '
分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4 アルキル基、 '
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 5 アルコキシ基、
ノ、 -ロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて も.よい〇 〜〇4アルキル基、 シァノ基、 一NR3°R31 (ここで、 R30およ ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい アルキレ基かである) 、 ニト 口基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N, N ージ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 HCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくか ハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜じ 4アルキル基である) で置換されてい もよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カルパモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) 力ルバモイル基、
-NHCOR9 (ここで.、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい C C アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよく、 そ して該へテ口ァラルキル基を構成するアルキル部分が、 分岐または環を形成 していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 1〜C6アルキル 基である、 ヘテロァラルキル基;ならびに
(vii)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい、 C3 〜c9のプロパルギル基または置換プロパルギル基;
+ 力 らなる群より選択される基であり、
式 (I-I I) において、 :
.Wは、 脱離能を有する官能基であり、
式 (I) および式 (I I) において、
nは、 1から 4の整数であり、 そして
式 (I) において
*は、 新たに生成する不斉中心を示す。
一つの実施態様では、 上記光学活性な相間移動触媒は、 光学活性な 4級ァ 'ンモニゥム塩系相間移動触媒または光学活性な金属原子で錯形成された相間 移動触媒である。
さらなる実施態様では、 上記光学活性な 4級アンモニゥム塩系相間移動触 媒は、 ビフェニル骨格およびノまたはビナフチル骨格を有する光学活性な 4 級アンモ^ウム塩、 または光学活性なシンコナアル力ロイド型 4級アンモニ ゥム塩である。
さらなる実施態様では、 上記光学活性な 4級アンモユウム塩系相間移動触 媒は、
ていても いても ハロゲン
で表される光学活性な 4級アンモ ウム塩、 またはその鏡像体である。
.またさらなる実施態様では、 上記ビフヱニル骨格およぴ Zまたはビナフチ ル骨格を有する光学活性な 4級ァンモニゥム塩系相間移動触媒は、
、 または
12 で表される光学活性な 4級アンモニゥム塩であり、
ここで、
R 21および R 22は、 それぞれ独立して、
(i)水素原子;
(ii) -NR30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水 素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていても よい アルキル基かである) '
(iii)シァノ基;
(iV)ニトロ基; '
(V)カルパモイル基;
(vi) N- (C1〜C4アルキル) カルパモイル基;
(vii) N, N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基.;
(viii) -NHCOR9 (ここで、 Raは分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい アルキル基である) ;
(ix)ハロゲン原子; , .
(X)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されてい てもよい、 C1〜C6のアルキル基; ,
(xi)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されてい 'てもよい、 C2〜C6のァルケエル基;
(xii)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されて いてもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(xiii)ァラルキル基であって、 ここで、 該ァヲルキル基を構成するァリー ル部分が、 ' .
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C i〜C 4 アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C 5
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13 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基かである) 、 ュト 口基、 カルパモイル基、 N— (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、 N, N —ジ (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、 または一NH.COR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci〜C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R 30および R 31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い C,〜C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
力ルバモイ/レ基、
N- (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、.
N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で '置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
■ ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、.ァ ラノレキレ基;
(xiv)ヘテロァリール部分を有するヘテロァラルキル基であって、 ここで、 該ヘテロァリール部分が、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜じ アルキル基、
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14 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 5 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一NR30R31 (ここで、 R30およ び R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニト 口基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 N, N ージ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci〜C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
— NR30R31 (ここで、 R 30および R.31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い Ci〜C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カノレバモイル基、
N- (。丄〜じ アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアラル'キル基; ·
(XV)ァリール基であって、 ここで、 該ァリール基が、 .
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 4 アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜◦ 5 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ び R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい C CAアルキル基かである) 、 ニト 口基、 カルパモイル基、 N- (Ci C アルキル) カルパモイル基、 N, N ージ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、 .
一- NR3。R31 (ここで、 R 30および R.31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
力ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル)'カルパモイル基、
N, N—ジ (じ 〜。^アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよいか、 あるいは 3, 4位が一緒になつて一 O— (CH2) p-O- (ここで、 pは 1 または 2である) で置換されていてもよい、 ァリール基;
(xvi)へテロアリール基であって、 該へテロアリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4
アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 5 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ び R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基かである) 、 ニト 口基、 力ルバモイル基、 N— (Ci C アルキル) カルパモイル基、 N, N ージ (じ 〜じ アルキル) カルパモイノレ基、 または一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、 .
_N R 30 R 31 (ここで、 R3。および は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置 されていてもよ い。 〜じ アルキル基かである) 、
二トロ基、
カノレパモイノレ基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ アルキル) 力ルバモイル基、
一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) 、 および
ノヽロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアリール基;ならびに .
(xvii)-S (O) n-R (ここで、 nは 0、 1、 または 2であり、 そして
Rは分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 4
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17 アルキル基である) ;
からなる群より選択される基であり、
R25、 R25'、 R26、 および R26'は、 それぞれ独立して、
(i) 水素原子;
(ii) ハロゲン原子;
(iii) アルキル基であって、 該アルキル基が
ハロゲン原子およびノまたはァリール基で置換されていてもよく、 およ ぴ Zまたは分岐または環を形成していてもよい、 Ci Csアルキル基;
(iv) アルコキシ基であって、 該アルコキシ基が
ハロゲン原子および/またはァリール基で置換されていてもよく、 およ び/または分岐または環を形成していてもよい、 c1〜c5アルコキシ基; からなる群より選択される基であり、
R.27および R27'は、 それぞれ独立して、
(i) ハロゲン原子;
(ii) アルキル基であって、 該アルキル基が
ハ口ゲン原子およぴノまたはァリール基で置換されていてもよく、 およ ぴ/または分岐または環を形成していてもよい、 Ci~.Csアルキル基;
(iii) アルコキシ基であって、 該アルコキシ基が
ハ口ゲン原子おょぴ またはァリール基で置換されていてもよく、 およ び または分岐または環を形成していてもよい、 Ci Csアルコキシ基; からなる群より選択される基であり、 . R23および R24は、 それぞれ独立して、
( i )分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 じ丄〜じ のアルキル基;
(ii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C2〜C12のアルケニル基;
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(iii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい、 c2〜c12のアルキニル基;
(iv)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置搀されていてもよい
アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじェ〜じ 5 アルコキシ基、 ' ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 '一 NR30R31 (ここで、 R30およ. び R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン.原子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基かである) 、 ュト 口基、 カルパモイル基、 N— (C ^CAアルキル) カルパモイル基、 N, N 一ジ (じ丄〜じ アルキル) カルパモイル基、 または一NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置 ί ^されていてもよい
4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 そ ぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カ レバモイノレ基、
N— (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C ^C アルキル) カルパモイル基、 ' -NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい 〜じ アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基;
(V)ヘテロァリール基であって、 該へテロアリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇 〜05 ァノレコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ. ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい C CAアルキル基かである) 、 ニト 口基、 力ルバモイル基、 N- (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、 N, N —ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または一NHCOR9 (ここで、 は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
4アルキノレ基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、 .
シァノ基、
_N R 30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ い Ci C アルキル基かである) 、 .
ニトロ基、
カルパモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (Ci^CAアルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアリール基;
(vi)— (CH
2)
(ここで、 R
1。および R
11はそれぞ れ独立して、 ,
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜C4アルキル基、 - '
(3)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換され ていてもよい、 C2〜C6のアルケニル基';
(4)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換され ていてもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
-(5)ァラルキル基であって、 ,該ァラルキル基を構成するァリール部分 が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci
〜C 4アルキル基、 ,
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
'いてもよい
アルキル基、 シァノ基、 一 NR
30R
31 (ここで、 R
30 および R
31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C i〜 C
4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 力ルバモイル基、 N— (C
1〜C
4アルキル) カルパモイル基、 N, N—ジ (C'i C アルキル) 力ルバモイル基、 または一 NHCOR
9 (ここ で、 R
9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜C
4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カノレバモイノレ基、
N— (C CAアルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル)' カルパモイル基、.
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ ラルキル基;
(6)ヘテロァリール部分を有するヘテロァラルキル基であって、 該へ テロアリール部分が、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C 5ァノレコキシ基、 '
ハ口ゲン原子、 分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されて いてもよい C CAアルキル基、 シァノ基、 一NR3°R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 'カルパモイル基、 N— (〇 〜〇 アルキル) 力ルバモイル基、 N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、 または一NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜〇 アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カノレパモイノレ基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 .
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン慮 子で置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、 および
ノヽロゲン原子
からな-る群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアラルキル基;
(7)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい d 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci
〜C 5ァノレコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 'カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
-NR30R31 (ここで、 R3Gおよび R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基かである) 、
二トロ基、
力ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 '
N, N—ジ (Ci〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原. 子で置換されていてもよい C CAアルキル基である) 、 および
ハロゲン原子 .
からな-る群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(8)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C i 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換,されていてもよい〇丄
〜。5ァノレコキシ基、 '
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい C 1〜C4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 Ν·^ (Ci C アルキル) 力ルバモイル基;!^, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ' で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい。ェ 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
P T/JP2006/015457
シァノ基、
_NR30.R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
力ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 .
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
' -NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からな-る群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、'へ テロアリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; '
(vii) - (CH2) nCONR12R13 (ここで、 R12および R13はそれぞ れ独立して、
(1)水素原子、 '
■ (2)分岐'していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が , ■ 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
~c4アルキル基、 - 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい c 〜C5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
2006/015457
いてもよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじェ 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基かである)' 、
— ニトロ基、 , ,
力ルバモイノレ基、
• N— (Ci C アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) カルパキイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C C アルキル基である) 、 およぴ
ノヽロゲン原キ
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基、 ' 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜C5アルコキシ基、
ハ口ゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
いてもよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R3。 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい C i C アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N: N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリ ル基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C,〜C4アルキル基かである) 、
. ニトロ基、
カノレバモイノレ基、
N— (C C アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原芋
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;'
(viii) - (CH2) nNR12COR13 (ここで、 R12および R13はそれぞ れ独立して、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C
〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 0 〜C4アルキル基、 ―
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基; N N—ジ - (C i〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30R 31 (ここで、 R3。および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン厚子で置換されていて もよいじ 〜じ アルキル基かである) 、
' ニトロ基、
カノレパモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、■および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ
リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Cェ 〜C5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよいじ 〜じ アルキル基、 シァノ基、 一NR3°R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (^^〜。 アルキル) カルパモイル基; N N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または— NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、 ,
_N R 30 R 3 i (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン厚子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基かである) 、
二卜口基、 .
カルパモイル基、
N— (Ci C アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (Ci〜C4アルキル) カルパモイル基、
一 NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい アルキル基である) 、· および
ノヽロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ
テロァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(ix)- (CH2) nNR12R13 (ここで、 R 12および R 13はそれぞれ独立 して、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよい C1〜C4アルキル基、 '
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい CL 〜C4アルキル基、
.分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい Ct C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 また.は分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい C i〜C4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N, N—ジ (Ci〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
■ -NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子が、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよいじ 〜じ アルキル基かである) 、
二トロ基、
力ルバモイル基、
N— (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基、
一 NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに ' ■
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 0ェ 〜C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 また.は分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基; N N—ジ (じ丄〜じ アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子が、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C CAアルキル基かである) 、
ニトロ基、
カルパモイル基、
N- (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロァリール基、 .
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; . '
(X)— (CH2) nY-OR12 (ここで、 Yは分岐していてもよい
の二価の飽和炭化水素基であり、 R12は、
. -(1)水素原子、 . . .
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C丄 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ
〜C 4アルキル基、
分岐してい もよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C i〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N, N—ジ (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい Cェ
〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立.して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基かである) 、
二トロ基、
カルパモイル基、 .
N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原
■ 子で置換されていてもよい Ci Caアルキル基である) 、 および
- ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該へデロアリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基; N: N—ジ (Ci C アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜c4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
-NR30R31 (ここで、 R3。および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
力ルバモイル基、
N- (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
― ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1.2の整数であ る) ;
(xi)- (CH2) n— OR12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
' 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 0ェ 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換さ.れていてもよい〇
〜c5アルコキシ基、
ハ口ゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R3° および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N: N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 0 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_NR30R31 (ここで、 R 30および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい c1〜c4アルキル基かである) 、
- ニトロ基、
カノレバモイノレ基、
N- (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
'からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい。ェ 〜C 4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい c 〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて
いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR3。R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリ ル基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R 30および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい アルキル棊か基である) 、
- ニトロ基、 .
力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(xii)- (CH2) n— S— R12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C j 〜C アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい。 丄〜。 アルキル基、 シァノ基、 一 NR3°R" (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキル基かである) 、 ニトロ基、 力ルバモイル基、 N- (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基; N N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または一NHCOR9 (ここ で、 R-9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30R 31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 ま.たは分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カルパモイル基、
N— (。 〜じ アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (Ci C アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜c4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci 〜C 5アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R" (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基; N, N—ジ (Ci C アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R- 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていて もよい アルキル基かである) 、 ,
ニトロ基、
カルパモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい ( ェ〜^^アルキル基である) 、 および ' ハロゲン原キ
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロアリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(xiii)— (CH2) n— SO— R12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Cェ 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が .
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜C4アルキル基、 '
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ
〜C 5アルコキシ基、
- ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい アルキル基、 シヶノ基、 一 NR3°R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基; N N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
-NR30R31 (ここで、 R3。および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基かである) 、
二卜口基、 .
カルパモイル基、
N— (〇 〜〇 アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、 -NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) 、 および
/ヽロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci 〜C4アルキル基、 '
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい c
〜C 5アルコキシ基、
- ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) 'カルパモイル基; N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよいじ 〜じ^^アルキル基かである) 、
ニトロ基、 .
カノレパモイノレ基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子 ·
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から.1 2の整数であ る) ;ならびに
(xiv) - (CH2) n-S02-R12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい
〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇ェ 〜C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 〜c5アルコキシ基、
ハロゲン原芋、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい Ct C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C i〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N— アルキル) 力ルバモイル基; N, N—ジ (じ丄〜じ アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 0ェ ~C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
15457
41
_N R 30 R 31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ct〜C4アルキル基かである) 、
ュトロ基、
力ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、.
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子.
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が
• 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C
〜C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C
〜c5アルコキシ基、
ハロゲン原芋、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよいじ 〜じ アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30 および R 31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよく かつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基かである) 、 ニトロ基、 カルパモイル基、 N- (〇 〜〇 アルキル) カルパモイル基; N N—ジ (じ^〜じ アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここ で、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜C4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
_N R 30 R 31 (ここで、 R 30および R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カノレバモイノレ基、
N- (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、.
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 へ テロァ.リール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
からなる群より選択される基である力 あるいは、
R23および R24は一緒になつて、 ― (CH2) m— (ごこで、 mは 2から 8 の整数である) ;
からなる群より選択される二価の基を表し、 そして
X—は、 ハロゲン化物ァニオンである。
さらなる'実施態様では、 上記光学活性な金属原子で錯形成された相間移動 触媒は、
(ここで、 Mは N iまたは Cuである) で表される金属錯体、 またはその鏡像体である。
一つの実施態様では、 上記化学量論的反応完結時間よりも前の時間にお て、 上記式 (I) で表される化合物の光学純度が 70%e e以上である。 本発明はまた、 以下の式 (I) で表される化合物:
を立体選択的に製造するための方法を提供し、 該方法は、
媒体中、 光学活性な相間移動触媒および無機塩基の存在下にて、 式 ( I) で表される化合物:
と式 (I I I) の化合物:
R18—— W (I I I)
との反応を開始する工程;ならび
以下の式:
At(%ee)xYLDt(%) ^QQ
100
06015457
44
Atは、 該反応を反応開始から t時間の段階でタエンチすることにより 得られる、 該式 (I ) で表される化合物の光学純度 (%e e ) であり ;そし て
YLD tは、 該反応を反応開始から t時間でタエンチすることにより得 られる、 該式 (I ) で表される化合物の収率 (%) である、
を満たす t時間にタエンチする工程;
を包含し、 .
ここで、 式 (I ) およぴ式 (I I ) において、
R15は、 '
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜じ 8 アルキル基;
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C 5 アルコキシ基;
ハロゲン原子か、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい 8アルキル基カ または分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい Ci Csアルコキシ基かで置換されていてもよい ァリール基;
シァノ基;
_N R 30R 31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキノレ基か である) ;
ニトロ基;
カノレパ'モイノレ基;
N— (C C アルキル) カルパモイル基;
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基;
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で
置換されていてもよい アルキル基である) ;および
ノヽロゲン原子;
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リール基またはへテロアリール基';であり、
R20は、 一 OR19 (ここで、 R19は、 ハロゲン原子か、 またはハロゲン 原子で置換されていてもよいァリール基かで置換されていてもよく、 かつ分 岐または環を形成していてもよい、 C1〜C8アルキル基である) もしくは一 NR50R51 [ここで、 R 5。および R 51は、 それぞれ独立して、 水素原子、 — CHR28R29 (ここで、 R28は、 水素原子;およびハロゲン原子で置換 されていてもよい C1〜C4アルキル基、 ハロゲン原子で置換されていてもよ い Ci Cgアルコキシ基、 またはハロゲン原子で置換されていてもよい、 ァ リール基;か なる群より選択される基であり、 そして R29は、 ハロゲン原 子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基、 ハ口ゲン原子で置換されて いてもよい 3アルコキシ基、 またはハロゲン原子で置換されていても よい、 ァリール基である) あるいは一 OR101 (ここで、 R101は C1〜C8 アルキル基またはべンジル基である) である] であり、 '
式 (I) および式 (I I I) において、
R18は、
(i)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい 。アルキル基であって、 該アルキル基が、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C1〜C 5 アルコキシ基、
シァ,基、
-NR30R31 (ここで、 R3Gおよび R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基か である) 、
エトロ基、
力ルバモイル基、
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C C アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい アルキル基である) 、
ハロゲン原子 .
-COR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換 されていてもよい アルキル基である) 、 および
-CO2R9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置 換されていてもよいじェ〜じ アルキル基である)
からな-る群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、'ァ ノレキノレ基;
(ii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C3〜C15のァリル基、 または置換ァリル基;
(i i i)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いてもよい、 C2〜C6のアルケニル基;
(iv)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい 'てもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(V)ァラルキル基であって、 該ァラルキル碁を構成するァリール部分が 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 5 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ
ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニト 口基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 N, N ージ (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、 または一NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、 '
_NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ. い c1〜c4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
力-ルバモイル基、
• N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい c1〜c4アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択きれる少なくとも 1つの基で置換されていてもよく、 そ
'して該ァラルキル基を構成するアルキル部分が、 分岐または環を形成してい てもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい c1〜c6アルキル基であ る、 ァラルキル基;
(vi)へテロアリール部分を有するへテ口ァラルキル基であつて、 該へテ口 ァリール部分が ' 分岐していてもよく力つハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜。 アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C 5
ァノレコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい C1〜C4アルキル基、 シァノ基、 一 NR30R31 (ここで、 R30およ ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい C C アルキル基かである) 、 ニト 口基、 カルパモイル基、 N— (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基; N, N —ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、 または一 NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜。 4アルキル基である) で置換されていても'よい、 ァリール基、
シァノ基、
-N.R30R31 (ここで、 R 30および R 31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換きれていてもよ い. C1〜C4アルキル基かである) 、
ニトロ基、
カルパモイル基、 .
N— (。 〜じ アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい アルキル基である) 、 および
ハロゲン原子
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよく、 そ して該へテ口ァラルキル基を構成するアルキル部^ ·が、 分岐または環を形成 していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 6アルキル 基である、 ヘテロァラルキル基;ならびに
(Vii)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい、 C3
〜 C 9のプロパルギル基または置換プ口パルギル基;
からなる群より選択される基であり、
式 (I I I ) において、
Wは、 脱離能を有する官能基であり、
式 (I ) および式 (I I ) において、
nは、 1から 4の整数であり、 そして
式 (I ) において
*は、 新たに生成する不斉中心を示す。 ·
本発明によれば、 アルジミン型シッフ塩基を用いても、 ラセミ化の影響を 生じさせることなく、 反応生成物を得ることができる。 そのため、 不斉一置. 換アルキル化化合物をより安価に提供することができる。 発明を実施するための最良の形態 . ..
.以下、 本明細書中で用いられる用語を定義する。
用語 「分岐または環を形成していてもよい、 C i C nのアルキル基」 (こ こで nは整数) は、 炭素数 l 〜 nの任意の直 アルキル基、 炭素数 3 〜 nの 任意の分岐鎖アルキル基、 および炭素数 3〜!!の任意の環状アルキル基を包 含する。 例えば、 炭素数 1 〜 6の任意の直鎖アルキル華としては、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 n—ブチル、 n—ペンチル、 および n —へキシルが '挙げられ、 炭素数 3 〜 6の任意の分岐鎖アルキル基としては、 イソプロピル、 イソプチル、 t e r t一プチル、 イソペンチルなどが挙げられ、 そして炭素 数 3 〜 6の任意の環状アルキル基としては、 シクロプチル、 シク口ペンチル、 シクロへキシルなどが拳げられる。 さらに、 例えば、 用語 「分岐または環を 形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい、 じ 〜じ^ のアルキル基」 という場合は、 炭素数 1 〜 1 2の直鎖アルキル基、 炭素数 3 〜 1 2の任意の分岐鎖アルキル基、 およぴ炭素数 3 〜 1 2の任意の環状アル キル基を包含し、 これらの任意の位置の水素原子がハ口ゲン原子で置換され
ていてもよい。 このようなアルキル基としては、 n—へプチル、 イソへプチ ル、 nーォクチル、 イソオタチル、 n一デシル、 n—ドデシルなどが挙げら れる。
なお、 N— ( C C アルキル) 力ルバモイル基および N , N—ジ (0ェ 〜 C 4アルキル) 力ルバモイルにおいて、 「C i〜 C 4アルキル」 は、 C ! ~ C 4の直鎖アルキル基または c 3〜c 4の分岐鎖アルキル基を意味する。
用語 「分岐または環を形成していてもよい、 c 2〜 c nのアルケュル基」
(ここで nは整数) は、 炭素数 2〜nの任意の直鎖アルケニル基、 炭素数 3 〜 nの任意の分岐鎖アルケニル基、 および炭素数 3〜 nの任意の環状アルケ 二ル基を包含する。 例えば、 炭素数 2〜 6の任意の直鎖アルケニル基として は、 エテュ /レ、 1—プロぺニノレ、 2—プロぺニノレ、 1ープテュル、 2—プテ 二ノレ、 — 1一ペンテュノレ、 2—ペンテュノレ、 3—ペンテ二ノレ、 4—ペンテ二ノレ. 1 一へキセニルなどが挙げられ、 炭素数 3〜 6の任意の分岐鎖アルケニル基 としては、 イソプロぺニル、 1一メチル一 1一プロぺニル、 1—メチルー 2 一プロぺニノレ、 2—メチルー 1—プロぺ二ノレ、 2—メチル一 2—プロぺニル 1—メチルー 2—ブテュル、 などが挙げられ、 そして炭素数 3〜 6の任意の 環状アルケニル基としては、 シクロブテュル、 シクロペンテュル、 シクロへ キセニルなどが挙げられる。 さらに、 例えば、 用語 「分岐または環を形成し ていてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい、 C 2〜C 1 2のアル ケニル基」 という場合は、 炭素数 2〜 1 2の直鎖アルケニル基、 炭素数 3〜 1 2の任意の分岐鎖アルケニル基、 およぴ炭素数 3〜 1 2の任意の環状アル ケニル基を包含し、 これちの任意の位置の水素原子がハロゲン原子で置換さ れていても'よい。 このようなアルケニル基としては、 1—ヘプテニル、 2— ヘプテュル、 1ーォクテュル、 1—デセニル、 1—ドデセニルなどが挙げら れる。
+ 用語 「分岐または環を形成していてもよい、 c 2〜 c nのアルキニル基」
' (ここで nは整数) は、 炭素数 2〜nの任意の直鎖アルキニル基、 炭素数 3 〜 nの任意の分岐鎖アルキニル基、 およぴ炭素数 3〜 nの任意の環状アルキ 二ル基を包含する。 例えば、 炭素数 2〜 6の任意の直鎖アルキニル基.として は、 ェチュル、 1一プロピニル、 2—プロピニノレ、 1一ブチニノレ、 2—プチ ニル、 1一ペンチ二ノレ、 1—へキシュルなどが挙げられ、 炭素数 3〜 6の任 意の分岐鎖アルキニル基としては、 1ーメチルー 2—プロビュルなどが挙げ られ、 そして炭素数 3〜 6の任意の環状アルキニル基としては、 シクロプロ ピルェチュル、 シクロプチルェチニルなどが挙げられる。 さらに、 例えば、 用語 「分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C 2〜C 1 2のアルキニル基」 という場合は、 炭素数 1 〜 1 2の直 鎖アルキニル基、 ·炭素数 3〜 1 2の任意の分岐鎖アルキニル基、 および炭素 数 3〜- 1 2の 意の環状アルキニル基を包含し、 これらの任意の位置の水素 原子がハロゲン原子で置換されていてもよい。 このようなアルキ ル基とし ては、 1—へプチ-ル、 1—オタチュル、 1—デシニル、 1—ドデシニルな どが挙げられる。
用語 「分岐していてもよい のアルコキシ基」' (ここで nは整数) は、 炭素数 1〜nの任意の直鎖アルキル基を有するアルコキシ基おょぴ炭素 数 3〜 nの任意の分岐鎖アルキル基を有するアルコキシ基を包含する。 例え ぱ、 メチルォキシ、 ェチルォキシ、 n—プロピルォキシ、 イソプロピルォキ シ、 t e r t—プチルォキシなどが挙げられる。
本発明において、 用語 「ァラルキル基」 の例としては、 ベンジル、 フエネ チル、 およびナフチルメチルが挙げられる。
本発明における用語 「ヘテロァラルキル基」 の例としては、 ピリジルメチ ル、 インドリルメチル、 フリルメチル、 チェニルメチル、 およびピロリルメ チルが挙げられる。
本発明において、 用語 「ァリール基」 の例としては、 フエニル、 ナフチル、
アントリル、 フエナントリルなどが挙げられる。
本発明における用語 「ヘテロァリール基」 の例としては、 ピリジル、 ピロ リル、 イミダゾリル、 フリル、 インドリル、 ベンゾチォフェン一 2—ィノレ、 チェニ^/、 ォキサゾリノレ、 チアゾリノレ、 3 , 4—メチレンジォキシフエ二ノレ 3 , 4一エチレンジォキシフエニル、 およびテトラゾリルが挙げられる。 本発明において、 用語 「ハロゲン原子」 の例としては、 塩素原子、 臭素原 子、 ヨウ素原子およびフッ素原子が挙げられる。 なお、 本発明において、 用 語 「ハロゲン化物ァニオン」 とは、 ハロゲンイオンのことを意味し、 塩化物 イオン、 臭化物イオン、 ョゥ化物イオン、 およびフッ化物イオンが挙げられ る。
本発明において、 用語 「分岐または環を形成していてもよい、 C 3〜C nの ァリル-基または置換ァリル基」 (ここで nは整数) は、 ァリル基、 あるいは 1および Zまたは 2およびノまたは 3位に置換基を有する任意の合計炭素数 4〜nの置換ァリル基を意味する。 例えば、 2—プテュル、 1ーシクロペン テュルメチル、 3—メチル一2—プテュルな^が挙げ れる。
本発明において、 用語 「分岐していてもよい、. C 3〜C nのプロパルギル基 または置換プロパルギル基」 (ここで nは整数) は、 プロパルギル基、 ある いは 1および/または 3位に置換基を有する任意の合計炭素数 4〜nの置換 プロパルギル基を意味する。 例えば、 2—プチニル、 3—トリメチルシリル —2—プロピニルなどが挙げられる。
本発明において、 用語 「脱離能を有する官能基」 は、 置換反応または脱離 反応などにおいて、 反応基質から離れていく原子または原子団.、 すなわち脱 離基を意味する。 例えば、 ハロゲン原子、 スルホニルォキシ基などが挙げら れる。
なお、 本明細書中に用いられる用語 「群 (Q) 」 は、 本明細書において記 載を簡略化させるために便利上使用する用語であって、
「分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜 C4アルキル基、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C r〜C 5 アルコキシ基、
ハロゲン原子、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていて もよい Ci C アルキル基、 シァノ基、 一NR30R31 (ここで、 R3°およ ぴ R31は、 それぞれ独立して、 水素原子か、 または分岐していてもよくかつ ハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基かである) 、 ニト 口基、 力ルバモイル基、 N_ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 N, N —ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、 または一 NHCOR9 (ことで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C C 4アルキル基である) で置換されていてもよい、 ァリール基、
シァノ基、
-NR30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよ いじ 〜じ アルキル基かである) 、
二ト口基、
カルパモイル基、
N- (Ci C アルキル) カルパモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) カルパモイル基、
-NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子.で 置換されていてもよいじ 〜じ アルキル基である) 、 および .
/ヽロゲン原子
からなる群」 を表す用語である。
以下、 本発明の方法について詳述する。
本発明は、 不斉一置換アルキル化化合物を製造する方法を提供する。
本発明で製造することができる不斉一置換アルキル化化合物の一例は、 以 下の式 (I) :
で表される。
ここで、
R15は、 '
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい 8 アルキル基;
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじ 〜じ 5 アルコキシ基:
ハロゲン原子か、 分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい c1〜c8アルキル基カ または分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい C i〜C 5アルコキシ基かで置換されていてもよい ァリール基;
シァノ基;
-NR30R31 (ここで、 R3。および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハ口ゲン原子で置換されていてもよい C1〜C4アルキル基か である) ;
エトロ基;
カルパモイル基; .
N— (C1〜C4アルキル) カルパモイル基;
N, N—ジ (じ 〜じ アルキル) カルパモイル基;
-NHCOR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で
置換されていてもよい C1〜C4アルキル基である) ;および ハロゲン原子;
からなる群より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァ リ一ル基またはへテロアリール基であり、
R2°は、 一OR19 (ここで、 R19は、 ハロゲン原子か、 またはハロゲン 原子で置換されていてもよいァリール基かで置換されていてもよく、 かつ分 岐または環を形成していてもよい、 Ci Csアルキル基である) もしくは一 NR50R51 [ここで、 R5C)および R51は、 それぞれ独立して、 水素原子、 一 CHR28R29 (ここで、 R28は、 水素原子;およびハロゲン原子で置換 されていてもよい C i〜 C 4アルキル基、 ハ口ゲン原子で置換されていてもよ い Ci Cgアルコキシ基、 またはハ ゲン原子で置換されていてもよい、 ァ リール-基;からなる群より選択される基であり、 そして R29は、 ハロゲン原 子で置換されていてもよい C1〜C 4アルキル基、 ハロゲン原子で置換されて いてもよい C1〜C3アルコキシ基、 またはハロゲン原子で置換されていても よい、 ァリール基である) あるいは一OR101 (ここで、 R101は C Cs アルキル基またはべンジル基である) である] であり、
R18は、
(i)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい 'てもよい C1〜C1。のアルキル基であって、 該アルキル基が、
分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci Cs アルコキシ基、
シァノ基、
-NR'30R31 (ここで、 R3°および R31は、 それぞれ独立して、 水素 原子か、 またはハ口ゲン原子で置換されていてもよい C r〜 C 4アルキル基か である) 、
-トロ基、
カノレバモイル基、
N— (Ci C アルキル) 力ルバモイル基、
N, N—ジ (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基、
一 NHCOR9 (ここで、 R9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい Ci C アルキル基である) 、
ノ、ロゲン原子
一 COR9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換 されていてもよいじ 〜じ アルキル基である) 、 および
一 C02R9 (ここで、 R 9は分岐していてもよくかつハロゲン原子で置 換されていてもよい C1〜C4アルキル基である)
からなる群より選択される少なくとち 1つの基で置換されていてもよい、 ァ ルキル基;
(ii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C3〜C15のァリル基または置換ァリル基;
(iii)分岐または環を形成していてもよく つハロゲン原子で置換されて いてもよい、 C2〜C6のアルケニル基;
(iv)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(V)ァラルキル基であって、 該ァラルキル基を構成するァリール部分が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよく、 そして該ァラルキル基を構成するアルキル部分が、 分岐または環を形成して いてもよくかつハロゲン原子で置 されていてもよい C 〜〇 6アルキル基で ある、 ァラルキル基;
(vi)ヘテロァリール部分を有するヘテロァラルキル基であって、 該ヘテロ ァリール部分が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換さ れていてもよく、 そして該ァラルキル基を構成するアルキル部分が、 分岐ま
たは環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Ci C6アルキル基である、 ヘテロァラルキル基;ならびに
(vii)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい、 C3 C 9のプロパルギル基または置換プロパルギル基;
からなる群より選択される基であり、
nは、 1から 4の整数であり、 そして
*は、 新たに生成する不斉中心を示す。· '
本発明ではまず、 式 (I I ) の化合物と式 (I I I ) の化合物を光学活性 な相間移動触媒および無機塩基の存在下中で反応させる (以下、 アルキル化 工程という場合がある) 。
本発明に用いられる式 (I I ) の化合物は、 アルジミン型シッフ塩基また はその誘導体であって、 これは以下の式 (I I ) :
で表される。
ここで、 R15 R 2。および nは上記式 (I ) において定義されたものと 同様である。
• 本発明に用いられる式 (I I) の化合物の例としては、 グリシンェチルェ ステルのベンズアルデヒドシッフ塩基、 グリシンェチルエステルの p—ァニ スアルデヒドシッフ塩基、 グリシンェチルエステルの p—クロ口べンズアル デヒドシッフ塩基、 グリシン e r t一ブチルエステルのベンズアルデヒド シッフ塩基、 グリシン t e r t プチルエステルの p—クロ口べンズアルデ ヒ ドシッフ塩基、 グリシンェチルエステルの 2—メチルベンズアルデヒ ドシ ッフ塩基、 クリシンェチルエステルの p—メチルベンズアルデヒドシッフ塩 基、 グリシン t e r t—プチルエステルの 2—メチルベンズアルデヒ ドシッ
フ塩基、 グリシン t e r t—ブチルエステルの p—メチルベンズアルデヒ ド シッフ塩基、 グリシンェチノレエステルのテレフタルアルデヒ ドシッフ塩基、 グリシンジフエニルメチルアミ ドのべンズアルデヒ ドシッフ塩基などが挙げ られる。
本発明に用いられる式 (I I ) の化合物は、 例えば、 ベンズアルデヒド誘 導体とグリシンエステル塩酸塩とをトリェチルァミンの存在下で反応させる ことにより製造することができる (P. Beyおよひ . P. Vevert, Tetrahedro n Lett., 1977年, ρ· 1445- 1458参照) 。
本発明に用いられる式 (I I I ) の化合物は、 脱離基を有する化合物であ. つて、 これは以下の式 (I I I ) :
R18—— W ( I I I )
で表される。
.ここで、 R 1 8は上記式 (I ) において定義されたものと同様であり、 そし て Wは、 脱離基を有する官能基である。
本発明に用いられる式 (I I I ) の化合物の例としては、 ベンジルプロミ ド、 ρ—メチルベンジルプロミ ド、 ρ—フノレオ口べンジルプロミ ド、 1ープ ロモメチノレナフタレン、 シンナミノレプロミ ド、 ョードエタン、 ァリルプロミ ド、 メタリノレプロミ ド、 2—ョードペンジノレブ口ミ ド、 3—ョードベンジル プロミド、 ρ—ョードベンジルプロミドなどが挙げられる。
本発明に用いられる光学活性な相間移動触媒とは、 光学活性な α—アミノ 酸またはその誘導体を製造するための相間移動触媒として有用に機能し'得る、 不斉触媒を包含していう。 このような化合物は、 '当該技術分野で公知の光学 活性な相間移動触媒であれば特に限定されず、 具体的には、 光学活性な金属 原子で錯形成された相間移動触媒、 光学活性な 4級アンモニゥム塩などが挙 げられる。 さらに例示するとビブヱニル骨格および/またはビナフチル骨格 を有する光学活性な相間移動触媒、 および光学活性なシンコナアル力ロイド
型 4級アンモニゥム塩と呼ばれる化合物などが挙げられる。 本発明で用い得 る光学活性な相間移動触媒の一例としては、
(ここで Mは、 C uまたは N iである)
で表される光学活性な金属原子で錯形成された相間移動触媒、 またはその鏡 像体が挙げられる。
上記の光学活性な金属原子で錯形成された相間移動触媒は公知であり、 そ の製造方法も公知である (Maruoka, K.および 0oi, T. , Chemical Reviews, 2003年, 103卷, p. 3013参照) 0
.あるいは、 本発明で用い得る光学活性な相間移動触媒の他の例としては、
、 または
で表される光学活性なシンコナアル力ロイド型 4級アンモニゥム塩、 または その鏡像体が挙げられる。
上記の光学活性なシンコナアル力口ィ 'ド型 4級ァンモニゥム塩は公知であ り、 その製造方法も公知である (Maruoka, K.および Ooi, T., Chemical Rev iews, 20.03年, 103卷, p. 3013参照) 。
ある-いは、 本発明で用い得る光学活性な相間移動触媒のさちに他の例とし ては、
で表される光学活性な 4級アンモニゥム塩、 またはその鏡像体が挙げられる。 上記の光学活性な 4級アンモニゥム塩は公知であり、 その製造方法も公知 である (Maruoka, K.および 0oi, T., Chemical Reviews, 2003年, 103巻, p. 3013参照) 。
あるいは、 本発明で用い得る光学活性な相間移動触媒のまたさらに別の例 としては、
または
で表される光学活性なビフェニル骨格およぴ Zまたはピナフチル骨格を有す
る 4級アンモニゥム塩などが挙げられる。
ここで、
R 21および R 22は、 それぞれ独立して、
(i)水素原子;
(ii) -NR30R31 (ここで、 R30および R31は、 それぞれ独立して、 水 素原子か、 または分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていても よい C1〜C4アルキル基かである) ·
(iii)シァノ基;
(iv)ニトロ基; ·
(V)力ルバモイル基;
(vi) N- (C1〜C4アルキル) 力ルバモイル基;
(vii) N, N—ジ (C 〜C4アルキル) 力ルバモイル基.;
(viii) -NHCOR9 (ここで、 R'9は分岐していてもよくかつハロゲン原 子で置換されていてもよい アルキル基である) ;
(ix)ハロゲン原子;
(X)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン'原子で置換されてい てもよい、 Ci Ceのアルキル基;
(xi)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されてい てもよレヽ、 。2〜。6のァルケニル基;
(xii)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されて いてもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(xiii)ァラルキル基であって、 ここで、 該ァラルキル基を構成するァリー ル部分が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されてい てもよい、 ァラルキル基;
(xiv)ヘテロァリール部分を有するヘテロァラルキル基であって、 ここで、 該へテロアリール部分が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基
で置換されていてもよい、 ヘテロァラルキル基;
(XV)ァリール基であって、.ここで、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選 択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよいか、 あるいは 3, 4位 が一緒になつて一 O— (CH2) p— 0— (ここで、 pは 1または 2である) で置換されていてもよい、 ァリール基;
(xvi)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロァリー ル基;ならびに
(xvii) -S (O) n-R (ここで、 nは 0、 1、 または 2であり、 そして Rは分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい アルキル基である) ;
から-なる群より選択される基であり、
R.25、 R25'、 R26、 および R26'は、 それぞれ独立して、
(i) 水素原子;
(ii) ハロゲン原子;
(iii) アルキル基であって、 該アルキル基が
ハロゲン原子および/またはァリール基で置換されていてもよく、 お ょぴ Zまたは分岐または環を形成していてもよい、 C Csアルキル基; ■ (iv) アルコキシ基であって、 該アルコキシ基が
ハロゲン原子および またはァリール基で置換されていてもよく、 お よび Zまたは分岐または環を形成していてもよい、 Ci Csアルコキシ基; からなる群より選択される基であ.り、
R27および R27'.は、 それぞれ独立して、
(i) ハロゲン原子;
(ii) アルキル基であって、 該アルキル基が
ハロゲン原子および/またはァリール基で置換されていてもよく、 お
よび/または分岐または環を形成していてもよい、 C i C sアルキル基; (iii) アルコキシ基であって、 該アルコキシ基が
ハ口ゲン原子および Zまたはァリール基で置換されていてもよく、 お よび Zまたは分岐または環を形成していてもよい、 C i C sアルコキシ基; からなる群より選択される基であり、
R23および R24は、 それぞれ独立して、 一価の有機基であり、 好ましくは、
(i)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい てもよい、 。 〜じ^のアルキル基;
(ii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されてい. てもよい、 C 2〜.C 1 2のアルケニル基;
(iii)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換されて いても.よい、 c2〜c12のアルキニル基; ·
(iv)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択される 少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基;
(V)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) よ り選抉される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロァリール 基;
(vi)— (CH2) nO CONR10Rx l (ここで、 R 10および R 11はそれぞ れ独立して、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C 〜C4アルキル基、
(3)分岐または環を形成していてもよくかつハロゲン原子で置換され ていてもよい、 C 2〜C6のアルケニル基;
(4)分岐または環を形成していてもよくかつハ口ゲン原子で置換され ていてもよい、 C2〜C6のアルキニル基;
(5)ァラルキル基であって、 該ァラルキル基を構成するァリール部分 が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよ い、 ァラルキル基;
(6)へテロアリール部分を有するへテロアラルキル基であって、 該へ テロアリール部分が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置 換されていてもよい、 ヘテロァラルキル基;
(7)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 . (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(8)ヘテロァリ ル基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群
(Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; '
(vii) - (CH2) nCONR12R13 (ここで、 R12および R13はそれぞ れ独立して、
(1)水素厚子、
(2)分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい C i 〜C 4アルキル基、
(3)ァリ'ール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(viii)— (CH2) nNR12COR13 (ここで、 R12および R13はそれぞ
06015457
67 れ独立して、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、. 該ヘテロァリー.ル基が、 上記群
(Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、 '
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; .
(ix) -- (CH2) nNR12R13 (ここで、 R12および R13はそれぞれ独立 して、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい Cェ 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つめ基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; '
(x) - (CH2) nY— OR12 (ここで、 Yは分岐していてもよい C1〜C4 の二価の飽和炭化水素基であり、 R 12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい〇 〜C 4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに (4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群
(Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、 . .
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ; .
(xi)— (C H 2) n— O R 1 2 (ここで、 R 1 2は、
(1)水素原子、
- (2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C
〜C 4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
' (4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
'からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(xii)— ( C H 2) n— S— R 1 2 (ここで、 R 1 2は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハ口ゲン原子で置換されていてもよい 0ェ 〜C 4アルキル基、 .
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;
(xiii) - (CH2) n— SO— R12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい Cェ 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
— (4)ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ る) ;ならびに
(xiv) - (CH2) n— S02— R12 (ここで、 R12は、
(1)水素原子、
(2)分岐していてもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよいじェ 〜C4アルキル基、
(3)ァリール基であって、 該ァリール基が、 上記群 (Q) より選択さ れる少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ァリール基、 ならびに
(4) 'ヘテロァリール基であって、 該ヘテロァリール基が、 上記群 (Q) より選択される少なくとも 1つの基で置換されていてもよい、 ヘテロ ァリール基、
からなる群より選択される基であり、 そして nは 1から 1 2の整数であ
る) ;
からなる群より選択される基であるか、 あるいは、
R
23および R
24は一緒になつて、 二価の有機基であり、 好ましくは、 一 (CH
2)
m— (ここで、 mは 2から 8の整数である) ;
からなる群より選択される二価の基を表し、 そして
X一は、 ハロゲン化物ァユオンである。 '
なお、 本発明においては、 上記ビフエニル骨格およびノまたはビナフチル 骨格を有する 4級アンモニゥム塩のうち、 以下の式:
で表されるビフエニル骨格おょぴ またはビナフチル骨格を有する 4級アン モユウム塩を用いる'場合、 R23および R24はそれぞれ独立して、 一価の有 機基であり、 好ましくは分岐または環を形成してもよくかつハロゲン原子で 置換されていてもよい Ci Ci 2のアルキル基、 または分岐または環を形成 してもよくかつハロゲン原子で置換されていてもよい C13〜C 30のァルキ 7レ基である。
本発明において、 上記のビフ.ェニル骨格およぴ またはビナフチル骨格を 有する 4級アンモニゥム塩のうち、 以下の式:
、 または
(ここで、 R21、 R22、 および Xは上で定義されたものと同様である) で 表される 4級アンモニゥム系相間移動触媒の製造方法は、 公知である (特開 200-1 -48866号公報および特開 2002— 326992号公報) 。 あるいは、 以下の式:
、 および Xは上で定義されたものと同 様である) で表されるビナフチル骨格を有する 4級アンモニゥム系相間移動 触媒は、 例えば、 以下の式:
(ここで、 R
21および R
22は上で定義されたものと同様であり、 そして Z はハロゲン原子である) で表されるビナフチルイヒ合物を、 有機溶媒中、 酸捕
捉剤の存在下にて、 以下の式:
(ここで、 R23および R24は、 上で定義されたものと同様である) で表さ れる 2級ァミンと反応させることにより製造することができる。
上記のビナフチル化合物は、 例えば、 容易に入手可能な 1, 1' ービナフ チノレ一 2, 2, 一ジカルボン酸 (Seki, M.ら, Synthesis, , 2000年, p.1677 参照) から、 以下のスキーム 1に記載のような公知の工程で容易に調製され 得る (Ooi, T.ら, J, Org. Chem. , 2003年, 68巻, ρ· 4577参照) 。 1, 1, ービナフチルー 2, 2' ージカルボン酸は、 (S) 体または (R) 体のいず れであってもよい。
スキーム 1 上記スキーム 1に基づいて具体的に説明する。 まず、 ジカルボン酸 (a ) を、 臭化イソプロピル、 触媒811
41^ .1130
4、 および KF · 2H
2Oを用 いて、 対応するジイソプロピルエステル (b) に変換する。 得られた化合物
(b) を、 ビス (2, 2, 6, 6—テトラメチルピペラミド) マグネシウム
(以下、 Mg (TMP) 2という) で処理し、 続いて B r 2を添加して、 3, 3 ' 一ジブ口モー 1 , 1, ージナフチノレー 2, 2, ージカルボン酸エステノレ
(c) を得る。 次いで、 酢酸パラジウム、 トリフエニルホスフィン、 および 炭酸カリウムの存在下で、 得られ—た化合物 (c) と 3, 4, 5—トリフルォ 口フエ二ノレボロン酸との S u z u k i -M i y a u r aの交差力ップリング 反応を行って、 3, 3, 一ビス (3, 4, 5—トリフルオロフェニル) 一 1, 1, ービナフチル一 2, 2, ージカルボン酸エステル (d). を得る。 さらに、 この (d) を L i A 1 H4で還元して得られたアルコール (e) を PB r 3で 処理して、 上記のビナフチル化合物に相当するジブ口ミ ド ( f ) を得ること . ができる。
一方、 上記の 2級ァミンは、 市販されているものが多く、 入手が容易であ るため、 適宜選択することができる。
ここで用いられる有機溶媒としては、 二トリル系溶媒 (例えば、 ァセトニ トリル、 プロピオ二トリルなど) 、 エーテル系溶媒 (例えば、 ジォキサン、 テトラヒ ドロフラン、 イソプロピルエーテル、 ジェチルエーテル、 ジメ トキ シェタン、 2—メ トキシェチルエーテノレ、 シクロペンテルメチルエーテルな ど) 、 アルコール系溶媒 (例えば、 メタノール、 エタノール、 n—プロパノ 一ノレ、 イソプロパノーノレ、 n—プタノ一ノレ、 t e r t—ブタノ一ノレなど) な どが挙げられ、.特に、 ァセトニトリルが好ましい。 酸捕捉剤としては、 炭酸 カリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素カリウム、 炭酸水素ナトリウムなどの 無機塩基が挙げられる。
上記反応において、 2級アミンは.、 ビナフチル化合物に対して好ましくは 0. 5〜4当量、 より好ましくは 0. 8〜2当量で用いられる。 酸捕捉剤は、 ビナフチル化合物に対して好ましくは 1〜 4当量、 より好ましくは約 1〜 2 当量で用いられる。 ビナフチル化合物と 2級ァミンとの反応は、 酸捕捉剤の 存在下、 適切な有機溶媒中、 攪拌しながら行われる。 反応温度は、 好ましく
5457
は、 室温から有機溶媒の沸点までであり、 より好ましくは加熱還流下で反応 が行われる。 反応時間は、 好ましくは 30分〜 24時間、 より好ましくは 6 〜12時間である。 このとき、 有機溶媒は、 ビナフチル化合物に対して容積 (mL) ノ重量 (g) 比で、 好ましくは 5〜50倍、 より好ましくは 5〜3 0倍の量を用いる。 反応終了後、 反応混合物を、 ジクロロメタン、 ジクロロ ェタン、 クロ口ホルムなどによる抽出、 シリカゲルカラムクロマトグラフィ 一などによって単離'精製することにより、 'ビナフチル型 4級アンモニゥム 塩を得ることができる。 あるいは、 反応混合物を、 そのまま以下に詳述する 一置換アルキル化化合物の製造方法に相間移動触媒として使用してもよレ、。 ' あるいは、 以下の式:
·で R 21 22 p 23 24 ρ 25 ρ 25 ' ρ 26 26 ' ρ 27
R27'、 および Xは上で定義されたものと同様である) で表されるビフエ二 ル骨格を有する 4級アンモニゥム系相間移動触媒は、 例えば、 以下の式:
(ここで、 R
21、 R
22、 R
25、 R
25'、 R
26、 R
26'、 R
27、 R
27'、 およ び Zは上で定義されたものと同様である) で表されるビブヱニル化合物を、
有機溶媒中、 酸捕捉剤の存在下にて、 以下の式:
(ここで、 R23および R24は、 上で定義されたものと同様である) で表さ れる 2級ァミンと反応させることにより製造することができる。
上記のビフヱニル化合物は、 例えば、 以下のような第一の方法または第二 の方法を用いて合成することができる。 · '
第一の方法は、 以下のスキーム 2に示す。
上記スキーム 2を参照すれば、 まず、 3, 4, 5—トリメトキシ安息香酸 (例えば、 アルドリッチ社より市販されている) を有機溶媒 (例えば、 クロ 口ホルム) に溶解し、 この溶液に N—プロモスクシンイミ ド (NBS) を添 加して、 還流下にて加熱する。 これにより、 2位が臭素化される。 次いで、 臭素化化合物を、 (i') SOC 12と反応させ酸塩ィヒ物に変換した後、 TH Fなどの溶媒中にて、 (ii) (S) 一または (R) —1, 1, 一ビー 2—ナ フトールと反応させることにより、 ジベンゾィルォキシピナフチル化合物を 得ることができる。 なお、 この反応において、 (S) — 1, 1, 一ビー 2—
ナフトールまたは (R) — 1, 1, ービ一 2—ナフトールのいずれかを用い ることにより、 後述する工程を経て、 上記のビフエニル化合物の絶対配置 (S体または R体) を容易に選別することができる。 その後、 上記で得られ たジベンゾィルォキシビナフチルイ匕合物は、 有機溶媒 (例えば、 DMF) 中 に懸濁した活性銅粉末と加熱還流下にて反応させることにより、 分子内で力 ップリングさせる。 このカツプリングした化合物を、 水素化アルミニウムリ チウムを含有する T H F懸濁液中に添加し、 定時間攪拌することによって、 ビフエニルジメタノール化合物を得ることができる。 さらに、 このビフエ二 ルジメタノール化合物を、 三臭化リン (PB r 3) のようなハロゲン化剤と. 反応させることにより、 上記のビフエ二ル化合物であって、 R21および R2 2がともに水素原子である化合物を得ることができる。
本発明において、 上記のビフエニル化合物のうち、 R 21および R 22が水 素原子以外の基である化合物を得ようとする場合は、 さらに以下のスキーム 3に記載の工程によって、 上記のビフエ二ルイヒ合物を製造することができる。 なお、 簡略化するために、 R21および R22が同一である場合'について説明 する。
スキーム 3
上記スキーム 3を参照すれば、 得られたビフヱ二ルイヒ合物について、 当該 分野で通常用いられる手段を用いて脱ハロゲン化を行う。 次いで、 脱ハロゲ ン化物を、 ピリジンなどの有機溶媒に溶解し、 これに臭素を添加することに よって、 5位および 5, 位が臭素化された化合物に変換することができる。 その後、 この化合物は、 THFなどの有機溶媒中、 パラジウム触媒の存在下 にて、 R21— B (OH) 2または R22— B (OH) 2で表される少なくとも 1種のボロン酸誘導体 (ここで、 R21および R22はそれぞれ独立して、 上 記に定義した基と同様である) との S u z uk i -Mi y a u r aカツプリ ング反応に供される。 当該ボロン酸誘導体のより具体的な例としては、 3, , 4, 5—トリフルオロフェニルボロン酸が挙げられる。 このことにより、 5 位およ.び 5, 位の臭素原子が、 R21基または R22基で置換された化合物が 生成する。 得られた化合物は、 最終的に、 当該分野で通常用いられる手段に よってハロゲン化され、 R21 (およびノまたは R22) が水素原子以外の基 でなるビフエ二ル化合物を製造することができる。
次に、 上記のビフヱニル化合物を合成するための、 笋二の方法について説 明する。
当該第二の方法は、 一般に市販されているエラグ酸を出発物質として使用 する方法である。 すなわち、 当該出発物質を用いて、 ォゥ. ティ. シュミツ 卜 (O.T.Schmidt) らの方法 (O.T.Schmidt, K. Demmler, Justus Liebigs An n. Chem. , 1952, 576, 85) により、 以下の式:
で表されるジカルボン酸化合物の光学活性体を得ることができる。 この方法
によれば、 上記ジカルポン酸化合物の S体または R体の 、ずれであっても、 選択的に製造することができる。 その後、 以下のスキーム 4に記載の工程に よって、 上記のビフエ二ル化合物が製造される。 なお、 簡略化するために、 R
21および R
22が同一である場合につ 、て説明十る。
スキーム 4
上記スキーム 4を参照すれば、 得られたジカルボン酸化合物について、 当 該化合物のジカルボン酸部分が、 TH Fなどの有機溶媒中、 B H3 '· M e 2 S によってジメタノールに変換される。 次いで、 このジメタノール化合物を、 ピリジンなどの有機溶媒中、 臭素と反応させることにより、 5位おょぴ 5, 位が臭素化された化合物が生成される。 その後、 この化合物は、 THFなど の有機溶媒中、 パラジウム触媒の存在下にて、 R21— B (OH) 2または R 22— B (OH) 2で表される少なくとも 1種のボロン酸誘導体 (ここで、 R 21および R'22はそれぞれ独立して、 上記に定義した基と同様である) と S u z uk i -Mi y a u r aカツプリング反応に供される。 当該ボロン酸誘 導体のより具体的な例としては、 3, 4, 5—トリフルオロフェニノレポロン 酸が挙げられる。 このことにより、 5位および 5, 位の臭素原子が R21基ま
たは R 2 2基で置換されたジメタノール化合物が生成される。 得られた化合物 は、 最終的に、 三臭化リン ( P B r 3) のようなハロゲン化剤と反応させる ことにより、 R 2 1 (および Zまたは R 2 2) が水素原子以外の基でなる上記 のビフエニル化合物に変換することができる。 .
ビフエニル骨格を有する 4級アンモニゥム系相間移動触媒の製造に用いら れる 2級ァミンは、 上記のビナフチル骨格を有する 4級アンモニゥム系相間 移動触媒の製造に用いるものと同様である。 ' '
上記のビフエ二ル化合物と 2級ァミンとを用いるビフヱニル骨格を有する 4級アンモニゥム塩系相間移動触媒の製造で用いられる有機溶媒としては、 上記のビナフチル骨格を有する 4級アンモニゥム塩系相間移動触媒の場合と 同様であり、 二トリル系溶媒 (例え 、 ァセトニトリル、 プロピオ-トリル など) -、 エーテル系溶媒 (例えば、' ジォキサン、 テトラヒドロフラン、 イソ プロピルエーテル、 ジェチルエーテル、 ジメトキシェタン、 2—メ トキシェ チルエーテル、 シクロペンチルメチルエーテルなど) 、 アルコール系溶媒 (例えば、 メタノール、 エタノール、 n—プロパノール、 イソ.プロパノール、 n—ブタノール、 t e r tーブタノールなど) などが挙げられ、 特に、 ァセ トュトリルが好ましい。 酸捕捉剤としては、 炭酸カリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素力リゥム、 炭酸水素ナトリゥムなどの無機塩基が挙げられる。
上記反応において、 2級ァミンは、 ビフエュル化合物に対して好ましくは 0 . 5〜4当量、 より好ましくは 0 . 8〜2当量で用いられる。 酸捕捉剤は、 ビフエ二ルイ匕合物に対して好ましくは 1〜 4当量、 より好ましくは約 1〜 2 当量で用いられる。 ビフヱニル化合物と 2級ァミンとの反応は、 酸捕捉剤の 存在下、 適切な有機溶媒中、 攪拌しながら行われる。 反応温度は、 好ましく は、 室温から有機溶媒の沸点までであり、 より好ましくは加熱還流下で反応 が行われる。 反応時間は、 好ましくは 3 0分〜 2 4時間、 より好ましくは 6 〜1 2時間である。 このとき、 有機溶媒は、 ビフエ二ルイ匕合物に対して容積
(m L ) ノ重量 (g ) 比で、 好ましくは 5〜 5 0倍、 より好ましくは 5〜 3 0倍の量を用いる。 反応終了後、 反応混合物を、 ジクロロメタン、 ジクロロ ェタン、 クロ口ホルムなどによる抽出、 シリカゲルカラムクロマトグラフィ 一などによって単離 ·精製するこ—とに'より、 ビフエエル骨格を有する 4級ァ ンモユウム塩を得ることができる。 あるいは、 反応混合物を、 そのまま以下 に詳述する一置換アルキル化化合物の製造方法に相間移動触媒として使用し てもよい。 '
上記アルキル化工程で用いられる媒体としては、 ベンゼン、 トルエン、 キ シレン、 ェチノレエーテノレ、 イソプロピノレエーテノレ、 テトラヒ ドロフラン、 ジ ォキサン、 メチル t e r t—ブチルエーテル、 シク口ペンチルメチルエーテ ルなどが挙げられる。 あるいは、 媒体は、 これらのうちの水と混ざらない媒 体と水-との二相系媒体であってもよい。 媒体は、 式 (I I ) の化合物に対し て容積 (m L ) Z重量 (g ) 比で好ましくは 0 . 5倍〜 5 0倍、 より好まし くは 1倍〜 3 0倍を使用し得る。
上記アルキル化工程で用いられる無機塩基としては 水酸化リチウム、 水 酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水酸化カルシウム、 水酸化ルビジウム、 水酸化セシウムなどが挙げられる。 無機塩基は、 式 I ) の化合物に対し て好ましくは 0 , 5〜 2 0当量、 より好ましくは 1 〜 1 0当量を使用し得る。 なお、 上記アルキル化工程において、 無機塩基は無機塩基水溶液の形態で 用いられてもよい。 無機塩基水溶液の形態で用いられる場合、 無機塩基水溶 液中に含有されていてもよい無機塩基の上限は、 式 (I I ) の化合物に対し て、 好ましくは 1 0 0当量以下、 よ.り好ましくは 6 0当量以下、 さらにより 好ましくば 3 0当量以下である。 · また、 無機塩基水溶液中に含有されていて もよい無機塩基の下限は、 式 (I I ) の化合物に対して、 好ましくは 0 . 5 当量以上、 より好ましくは 0 . 8当量以上である。 無機塩基水溶液としては、 好ましくは 2 0 wZw%〜 7 0 wZw%、 より好ましくは 3 0 w/w%〜 6
0 wZw%を使用し得る。
媒体と無機塩基水溶液との容積比は、 媒体容積 (mL) /無機塩基水溶液 容積 (mL) 比で、 好ましくは 7 1〜1ノ5、 より好ましくは 5 1〜1 /3、 さらにより好ましくは 4 1〜1/1である。
上記アルキル化工程において、 式 (I I I) の化合物は、 式 (I I) の化 合物に対して、 好ましくは 0. 5〜10当量、 より好ましぐは 0. 8〜5当 量用いる。 光学活性な相間移動触媒は、 式 (I I) の化合物 1モルに対して、 好ましくは 0. 001モル%以上、 より好ましくは 0. 005モル0 /0以上の 下限で、 かつ好ましくは 5モル0 /0以下、 より好ましくは 2モル%以下で触媒 , として用いる。
また、 上記アルキル化工程において、 光学活性な相間移動触媒とともにテ トラプチルアンモニゥムプロミド (TBAB) のようなアキラルな 4級アン モニゥム塩を併用してもよい。 例えば、 TBABは、 上記アルキル化工程に おいて助触媒として機能し、 得られる α—アミノ酸およびその誘導体の収率 を向上させるとともに、 光学活性な相間移動触媒の使用量をざらに低減させ ることができる。 - さらに、 上記アルキルィヒ工程において、 光学活性なネ貝間移動触媒とともに 18—クラウン一 6のようなクラウンエーテル系化合物を併用してもょ 、。 例えば、 18—クラウン一 6は、 上 IBアルキルィ匕工程において助触媒として 機能し、 得られる α—アミノ酸およびその誘導体の収率を向上させるととも に、 光学活性な相間移動触媒の使用量をさらに低減させることができる。
上記アルキルィヒ工程はまた、 例えば、 一 70°Cから室温までの間の適切な 温度、 好ましくは一 20°C〜20°Cで、 より好ましくは一 10° (:〜 5 °Cで、' 空気中、 窒素雰囲気下またはアルゴン雰囲気下、 好ましくはアルゴン雰囲気 下にて行われる。 この工程は、 攪拌しながら行われ得る。
なお、 上記アルキル化工程を行うにあたり、 上記無機塩基水溶液を用いる
場合、 以下のように行うことが好ましい。 すなわち、 まず、 上記媒体に、 式 (I I) の化合物、 光学活性な相間移動触媒、 および式 (I I I) の化合物 をそれぞれ添加して混合物を調製する。 この際、 氷 ·塩などの冷却下にて充 分な攪拌を行うことが好ましい。 'その後、 この混合物を冷却し、 かつ上記無 機塩基水溶液を添加することにより、 該式 (I I) の化合物のアルキル化反 応が開始される。 この混合物の冷却に際して設定される温度は、 好ましくは 一 20°C〜20°Cであり、 より好ましくは一 15°C〜10°Cであり、 さらに より好ましくは一 10° (:〜 5°Cである。
このようにして、 上記のように開始されたアルキル化工程は、 次いで式. (I I) の化合物と式 (I I I) の化合物との化学量論的反応完結時間より. も前の時間にクェンチすることによって、 立体選択的に式 (I) の不斉一置 換アル-キル化化合物を製造することができる。
.ここで、 式 (I I) で表される化合物と式 (I I I) で表される化合物と の 「化学量論的反応完转時間」.とは、 化学反応が開始された後、 途中で人為 的に中断されることなく、 化学反応が完全に終了する での時間、 言い換え れば、 どちらか一方が先に消失するまでの時間をいう。 'さらに、 「消失する 時間」 とは、 例えば、 式 (I I) で表される化合物まこは式 (I I I) で表 される化合物のいずれか一方が、 反応開始時の当該化合物のモル数に対して 好ましくは 1%、 さらに好ましくは 0. 1%、 よりさらに好ましくは 0. 0 1%を下回るモル数になるまでの時間をいう。 なお、 この時間は、 例えば、 反応液の一部を直接あるいは加水分解を行った後に、 ガスクロマトグラフィ 一 (GC) または高速液体クロマトグラフィー (HPLC) などの当該分野 において周知の分析手段によって経時的に出発量を測定することにより当業 者により容易に測定することができる。 上記アルキルィ匕工程においてアルキ ル化反応が開始されると、 式 (I) で表される一置換アルキル化化合物が生 成し、 時間とともにその収率が上昇する。 反応初期においては、 一置換アル
キル化化合物は、 生成量は少ないが、 光学純度は非常に高い。 し力 し、 反応 が進行するにつれて、 一置換アルキル化化合物の生成量は増加するが、 ラセ ミ化が進行するため光学純度が低下する。 そこで、 上記化学量論的反応完結 時間よりも前の時間に、 すなわち、 ラセミ化が進行する前にタエンチするこ とによって、 ある程度の収率で光学純度が高い一置換アルキル化化合物を得 ることができる。 本発明においては、 この化学量論的反応完結時間よりも前 の時間において、 式 ( I ) の化合物の光学純度が好ましくは 70 % e e以上 であることが好ましい。
あるいは、 本発明においては反応生成物のラセミ化が徐々に進行する前で · あれば上記化学量論的反応完結時間の後であっても、 適切な時間にタエンチ することにより目的の光学活性な反応生成物を得る場合がある。 そのような 化学量論的反応完結時間後の適切な時間とは、 反応生成物のラセミ化の影響 力生じるまでの時間をいい、 このような時間は例えば、 上記化学量論的反応 完結時間の経過後、 高速液体クロマトグラフィー (HP LC) などの当該分 野において周知の分析手段で反応系内の反応生成物の^学純度を測定し、 式 ( I) の化合物の光学純度が好ましくは 70 % e eを下回るまでの時間、 よ り好ましくは 80%e eを下回るまでの時間をいう。 ,
このタエンチする工程においては、 上記アルキル化工程の反応液に、 水を 添加することによってタエンチが行われる。 添加する水の量は、 通常、 上記 アルキルィ匕工程で用いられる媒体の 0. 1倍〜 1 0倍、 より好ましくは 0. 5倍〜 3倍を使用し得る。
あるいは、 上記のように開始されたアルキルィヒ反応は、 以下の式:
50<At(o/oee)xYLD /o)<10Q
100
(ここで、 Atは、 該反応を反応開始から t時間の段階でタエンチすること により得られる、 該式 (I ) で表される化合物の光学純度 (%e e) であ
り ;そして YLDtは、 該反応を反応開始から t時間でタエンチすることに より得られる、 該式 (I) で表される化合物の収率 (%) である) を満たす t時間にタエンチされる。 このような t時間にクェンチすることによって、 一置換アルキル化化合物を立体選択的に製造することができる。
本発明の方法によれば、 アルジミン型シッフ塩基を用いた場合においても、 式 (I) で表される光学活性な一置換アルキル化化合物を高光学純度で得る ことができる。 ここで、 高光学純度とは、 好ましくは 70%e e以上、 より 好ましくは 80%e e以上、 さらより好ましくは 90%e e以上、 またさら により好ましくは 9 5% e e以上の光学純度であることをいう。 なお、 式 (I) で表される一置換アルキル化化合物の光学純度は、 直接あるいは加水 分解を行った後に、 例えば、 高速液体クロマトグラフィー (HPLC) など によって測定され得る。
なお、 本発明の方法によって製造され得る式 (I) の化合物の具体的な例
が挙げられるが、 本発明は特にこれらの化合物に限定されるものではない。 本発明において、 上記の方法により得られた式 (I ) で表される光学活性 な一置換アルキル化化合物 (光学活性な ο;— Tミノ酸誘導体) を用いて、 例 えば、'以下のいずれかの手順を行うことにより v.以下め式 (I V) で表され る光学活性な α—アミノ酸:
を製造することができる。
まず、 上記の方法により得られた式 (I ) で表される光学活性な一置換ァ ルキル化化合物 (光学活性な α—アミノ酸誘導体) を構成するアルジミノ基
(R 1 5 C H = N—) 部分が酸性条件下で加水分解される.(アルジミンの酸性 加水分解工程) このアルジミンの酸性加水分解工程に用いられる酸の例と しては、 無機酸 (例えば、 塩酸、 硫酸、 リン酸) あるいは有機酸 (例えば、
酢酸、 クェン酸、 p—トルエンスルホン酸) が挙げられる。 このアルジミン の酸性加水分解工程はまた、 具体的には、 適切な媒体 (例えば、 テトラヒド 口フラン、 トルエン、 エタノール) 中、 一置換アルキル化化合物を、 上記酸 の水溶液を用いて適切な温度 (例えば、 室温) にて処理することによって進 行する。 その結果、 酸性加水分解産物として末端ァミノ基が遊離したアミノ 酸のエステル講導体またはァミド誘導体を得ることができる。
次いで、 上記で得られたアミノ酸のエステル誘導体またはアミ ド誘導体 (酸性加水分解産物) は、 必要に応じて、 アルジミンの加水分解よりも強い 酸性条件もしくは塩基性条件下、 加水分解反応に供せられる。 これにより、' 当該酸性加水分解物の末端 (すなわち、 当該酸性加水分解産物を構成するェ ステル基またはアミド基 (一COR20) ) がカルボン酸となった上記式 (I V) で表される目的のアミノ酸を得ることができる。 実施例'
以下、 本発明を実施例によって具体的に記述するが、 これらによって本発 明は制限されるものではない。
なお、 以下の実施例においては、 特に記載のない限り以下の条件にて測定 した: 1 H NMR ベクトルを、 ブルカーバイオスピン株式会社 AVA NCE-400 (400 MHz) で測定した。 反応生成物の光学純度は、 高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を、 4· 6mmX 25 cm Da i c e l Ch i r a 1 c e 1 OD、 OD— H、 AD、 または AD— Hを 用いて、 Wa t e r s 2690で測定した。 反応の進行は、 薄層クロマト グラフィー' (TLC) を、 Me r c k p r e c o a t e d TLCプレー ト (シリカゲル 60. GF 254, 0. 25 mm) を用いてモニタリングし た。
ぐ参考例 1 ; ダリシンェチルエステルのベンズアルデヒ ドシッフ塩基 (化 合物 3) の合成 >
グリシンェチルエステル塩酸塩 (化合物 1) (34. 9 g.; 250 mm o 1 ) をエタノール (500mL) に力!]え、- そこにトリェチルァミン (25. 3 g ; 25 Ommo 1 ) を加え、 撹拌した。 さらに、 エタノール (500m L) に溶解したベンズアルデヒド (化合物 2) (25. 4 g ; 244mmo 1) を、 化合物 1のエタノール混合液に滴下した。 室温で 2時間撹拌した後、 エタノールを減圧留去した。 残渣に半飽和の食塩水 (20 OmL) を加え、 酢酸ェチル (150mL.X 2) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェ チル層を、 硫酸ナトリゥムで乾燥後、 減圧濃縮して、 標題の化合物 3 (46 · 0 g ;微黄色オイル、 収率 96%) を得た。 得られた化合物 3の NMRスぺ クトルを表 1に示す。
表 1
― 化合物 3の NMRスぺクトノレ
400MHz H-NMR(CDCI3): <58.21(1H, s, CH=N), 7.77-7.70(2H, m), 7.45-7.38C3H, m), 4.41 (2H, s, N-CH2-C), 4.24(2H, q, J=7.2Hz, O- CH2-C), 1.30(3H, t, 7.2Hz, C-CH3)
く参考例 2 : グリシンェチルエステルの p—ァニスアルデヒ ドシッフ塩基 (化合物 13) の合成 >
上記参考例 1のべンズアルデヒドの代わりに p—ァニスアルデヒドを用い て、 化合物 1 3 (収率 89%) を調製した。 得られた化合物 13の NMRス ぺクトルを表 2に示す。
表 2
化合物 1 3の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): 5 8.30(1 H, s, CH=N), 7.74 - 7.70(2H, m), 6.95— 6.92(2H, m), 4.36(2H, s, N-CH2-C), 4.23(2H, q, / =7.2Hz, 0 - CH2-C),3.82(3H, s, 0-CHa), 1.30(3H. t, 7.2Hz, C-CH3)
<参考例 3 : グリシンェチルェステルの p—クロ口べンズアルデヒ ドシッ フ塩基 (化合物 1 5 ) の合成〉 · ' .
上記参考例 1のべンズアルデヒ ドの代わりに p—クロ口べンズアルデヒド を用いて、 化合物 1 5 (収率 8 7 %) を調製した。 得られた化合物 1 5の N MRスペク トルを表 3に示す。
. 表 3
化合物 1 5の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): 5 8.25(1 H, s, CH=N), 7.77— 7.70(2H, m), 7.45-7.38(2H, m), 4.40(2H, s, N-CH2-C), 4.24(2H, q, l/=7.2Hz, 0— CH。一 C), 1.30C3H, t, 7.2Hz, C一 CH
く参考例 4 : グリシン t e r t—プチルエステルのペンズアルデヒ ドシッ フ塩基 (化合物 9 ) の合成 >
上記参考例 1のダリシンェチルエステル塩酸塩の代わりにダリシン t e r t一ブチルエステル塩酸塩を用い、 溶媒をエタノールの代わりにトルエンを 用い、 化合物 9 (定量的) を調製した。 得られた化合物 9の NMRスぺタト ノレを表 4に示す。
表 4
化合物 9の NMRスペクトル ― 、
400MHz 'Η— NMR(CDGI3): 5 8.27(1 H, s, CH=N), 7.77 - 7.70(2H, m), 7.45-7.38C3H; m)r 4.31 (2H, s, N-CH2— C)' 1.49(9H, s, C-(CH3)a) ― く参考例 5 : グリシン t e r t—プチルエステルの p—クロ口べンズアル
デヒドシッフ塩基 (化合物 17) の合成 >
上記参考例 1のダリシンェチルエステル塩酸塩の代わりにグリシン t e r t—プチルエステル塩酸塩を、 ベンズアルデヒ ドの代わりに p—クロ口ベン ズアルデヒドを用いて、 化合物 17 (定量的) ^調製した。 得られた化合物 17の NMRスぺク トルを表 5に示す。
表 5
化合物 17の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): d 8.22(1 H, s, CH=N), 7.74-7.71 (2H, m), 7.41-7.38(2H, m), 4.31 (2H, s, N-CH2-C), 1.49(9H, s, C-(CH3)3) ぐ実施例 1 : フエ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6 ) の合成 >
94% ee
グリシンェチルエステルのベンズアルデヒドシッフ塩基 (化合物 3 ) (3.
8 2 g ; 2 0 mm o 1 ) 、 ペンジノレブ口ミ ド (3. 24 g ; 1 9 mm o 1 ) 、 および化合物 (R) -4 (1 4. 8mg ; 20 μτηο 1 ) をトルエン (2 0
mL) に加え、 氷 ·塩冷却下で激しく撹拌した (1400 r pm) 。 内温が 一 5°C以下になったところで 48%KOH水溶液 (4. 50 g ; 39 mm o 1、 1. 95当量) を加えた。 内温を一 5°C〜一 2°Cに保ったまま 3诗間撹 拌した。 蒸留水 (20mL) を加えて、 トルェ 層を回収し、 さらにトルェ ン (2 OmLX 2) で、 アルキル化されたシッフ塩基 (化合物 5) を抽出し た。 得られた化合物 5の NMRスぺクトノレを表 6に示す。
表 6 '
化合物 5の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 7.93(1 H, s), 7.70-7.68(2Η, m), 7.40- 7.37(3Η, m), 7.30-7.19(5H, m), 4.21 -4.15(3H, m), 3.36(1 H, dd, 5.2Hz, 13.2Hz), 3.14(1 H, dd, 8.8Hz, 13.6Hz), 1.25(3H, t, 7.2Hz) 次いで、 抽出した化合物 5を回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの 塩酸 (-4 OmL) を加え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した 後、 トルエン (4 OmL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が p H 1 1以上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になる.まで炭酸ナトリウ ムを加えた。 酢酸ェチノレ (5 OmLX 3) で抽出し、 酢酸ェテル層を回収し た。 酢酸ェチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 標題化合物 である (S) —フエ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6) (2. 6 9 g ;収率 74 %、 光学純度 94 % e e ) を得た。
フエ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6) の光学純度は、 以下に示す 条件での H P L Cにより測定した。
カラム: CHIRALCEL 0D-H (4· 6醒 φ X25cm) ' 移動相:へキサン Zエタノール / ジェチルァミン = 97/3/0. 1 流速: 1. OmL/分
温度:室温
検出: UV 254 nm
保持時間: (R) —体 =10. 2分; (S) —体 =10. 7分。
得られた化合物 (S) —6の NMRスペクトルを表 7に示す。
表 7
化合物(S)— 6の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 7.19-7.33(5H, m, Ph), 4.16(2H, q, J =7.2Hz, CH2-C), 3.72(1 H, dd, J =5.2, 7.8Hz CH-C), 3.08(1 H, dd, J =5.2, 13.5Hz, CHPh), 2.87(1 H, dd, =7.9, 13.4Hz, CHPh), 1.60(2H, br s, H ), 1.23(3H, t, 7.2Hz, C-CH,)
く実施例 2 : フェニルァラ二ンェチルェステノレ (化合物 6 ) の光学純度の 経時変化の検討〉
実施例 1において、 48%KOH水溶液を、 以下の表 8に記載のように 1. 95当量、 3. 9当量、 1当量、 および 0. 5当量 (原料が消失しないため 3時間後にさらに 0. 5当量追加),で用い、 1時間ごとに反応液中の化合物 6を HP L Cで分析したこと以外は、'実施例 1と同様に操作を行った。 なお、 それぞれの 48 %KOH水溶液の量を用いた場合の反応時間は、 以下の表 8 に示すとおりであった。 結果を表 8に示す。
表 8
反応初期においては、 いずれも高い光学純度の化合物 (S) — 6が得られ
ていた。 このことから、 塩基の量と反応時間とを調整することにより、 高い 光学純度の化合物 6を高収率で得ることが可能であることがわかった。
<実施例 3 :ベンジル化物 (化合物 6) の収率および光学純度の経時変化 の検討 >
グリシンェチルエステルのベンズアルデヒドシッフ塩基 (化合物 3 ) ( 1. 9 1 g ; 1 0 mm o 1 ) 、 ベンジノレブ口'ミ ド ( 1. 62 g ; 9. 5 mm o 1 ) 、 および化合物 (R) - 4 (7. 4mg ; 10 πιο 1 ) をトルエン (1 OmL) に加え、 氷 '塩冷却下で激しく撹拌した (l l O O r pm) 。 . 内温が一 5 °C以下になったところで 48%KOH水溶液 (4. 66 g ; 40 mmo l、 4. 0当量) を加えた。 内温を一 5 °C〜一 2 °Cに保ったまま 2時 間撹拌した。 蒸留水 (10mL) を加えて、 トルエン層を回収した。 さらに トルエン (10mLX 2) でアルキル化されたシッフ塩基 (化合物 5) を抽 出した。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (20 mL) を加え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層^回収した後、 トルェ ン (2 OmL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が p HI 1以上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になるまで炭酵ナトリゥムを加えた。 酢酸ェチル ( 25 m L X 3 ) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチ ル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 化合物 (S) — 6 (1. 36 g ;収率 74 %、 光学純度 91 % e e ) を得た。
同じ条件 [48%KOH水溶液 (4, 66 g ; 40 mm o 1 4. 0当量、 1 100 r pm) ] で、 30分、 1時間、 4時間、 および 8時間で反応を止 めた場合の収率および光学純度を測定した。 結果を表 9に示す。 '
表 9
く実施例 4 :メチル t e r t一プチルエーテル (MTBE) 中でのアルキ ル化の検討 >
化合物 3 ( 1. 9 1 g ; 1 0 mm o 1' ) 、 ベンジルプロミ ド ( 1. 62 g ; 9. 5mmo 1 ) 、 および化合物 (R) —4 (7. 5mg ; Ι Ο πιο
1 ) をメチル t e r t—ブチルエーテル (MTBE : 1 OmL) に加え、 氷 ·塩冷却下で、 激しく撹拌した (1400 r pm) 。 内温が一 5°C以下に なったところで 48%KOH水溶液 (1. 1 7 g ; 1 Ommo 1 1. 0当 量) を加えた。 内温を一 5 °C〜一 2 °Cに保ったまま 6時間撹拌した。 蒸留水 (1 OmL) を加えて、 MTBE層を回収した。 さら MTBE (l OmL
X 2) でアルキ.ルイ匕されたシッフ塩基 (化合物 5) を ¾出した。 これを先に 回収した MTB E層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (2 OmL) を加え、 1時 間室温で撹拌した。 分液により水層を回収レた後、 MTBE (2 OmL) で '水層を洗净し、 発泡に気をつけながら溶液が pH 1 1以上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になるまで炭酸ナトリウムを加えた。 酢酸ェチル (2 OmL X 3) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸マグ ネシゥムで乾燥し、 減圧濃縮して、 化合物 (S) -6 (1. 16 g ;収率 6 4%、 光学'純度 93% e e) を得た。 <実施例 5 : 3—ョードフエ二ルァラニンェチルエステル (化合物 8) の 合成〉
ィ匕合物 3 ( 0. 96 g ; 5. 0 mm o 1 ) 、 3—ョードペンジノレブ口ミド
(1. 19 g ; 4. Ommo 1 ) 、 および化合物 (R) —4 (3. 7 m g ; 5 μιηο 1 ) をトルエン (5mL) に加え、 氷 ·塩冷却下で激しく撹拌した
(1400 r pm) 。 内温が _ 5 °C以下になったところで 48%KOH水溶 液 (1. 1 5 g ; 9. 8mmo 1 ) を加えた。 内温を一 5 °C〜― 2 °Cに保つ たまま 2.. 5時間撹拌した。 蒸留水'(5mL) を加えて、 トルエン層を回収 した後、 さらにトルエン (5mLX 2) で、 アルキル化されたシッフ塩基 7 を抽出した.。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1 Nの塩酸 (1 OmL) を加え、 1時間室温で撹拌した。 ·40°Cで分液により水層を回 収した後、 トルエン (10mL) で水層を洗 し、 発?包に気をつけながら溶 液が p H 1 1 ¾上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になるまで炭酸ナ トリウムを加え、 酢酸ェチル (30mLX 2) で抽出し、 酢酸ェチル層を回 収した。 酢酸ェチル詹を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 化合物 (S) 一 8 ( 0. 80 g ;収率 63 ° 、 光学純度 81 % e e ) を得た。 光学 純度は、 化合物 8をベンゾィル化して決定した。
ベンゾィル化された化合物 8の光学純度は、 以下に示す条件での H PLC により測定した。
カラム: CHIRALCEL 0D- H (4.6麵 φ X25cm) - 移動相:へキサン/イソプロパノール =95ノ 5
流速: 1. SniLZ分
温度:室温
検出: UV 254 nm
保持時間: (R) —体 =10. 0分; (S) —体 =13. 8分。
得られた化合物 (S) 一 8の NMRスペクトルを表 10に示す。
' 表 10
化合物(S)— 8の NMRスペクトル
400MHz H-NMR(CDCI3) : δ 7.57 - 7.59(2H, m), 7.18(1 H, d, J =7.8Hz), 7.04(1 H, t, J =7.8Hz), 4.17(2H, q, J =7.1 Hz, CH2—C), 3.68(1 H, dd, J =5.4, 7.8Hz CH-C), 2.99(1 H, dd, J =5.4, 13.5Hz, CHPh), 2.82(1 H, dd, J =7.8, 13.4Hz, CHPh), 1.57(2H, br s, NH2), 1.25(3H, t, 7.2Hz, C-CH3)
く実施例 6 :シンコナアル力ロイド型 4級アンモニゥム系相間移動触媒の 使用の検討 >
グリシン t e r t一プチルエステルのベンズアルデヒドシッフ塩基 (化合 物 9) (0. 44 g ; 2mmo 1 ) 、 ベンジルプロミド (0. 32 g ; 1. 9mmo 1) 、 および N— ( 9—アントラセニルメチル) シンコニジゥムク ロリ ド (化合物 1 0) (107mg ; 0. 2mmo 1 ) をトルエン (4m L) に加え、 氷 ·塩冷却下で激しく撹拌した (1400 r pm) 。 内温が一 5°C以下になったところで 48%KOH水溶液 (0. 46 g ; 4mmo 1、 2当量) を加えた。 内温を一5°C〜一 2°Cに保ったまま 1時間撹拌した。 蒸 留水 (10mL) を加えて、 トルエン層を回収した後、 さらにトルエン (1
OmLX 2) でアルキルィヒされたシッフ塩基 (化合物 1 1) を抽出した。 こ れを先に回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (1 OmL) を加 え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した後、 トルエン (10m L) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が pH 1 1以上 (ュニパー サル p H試験紙で確認した) になるまで炭酸ナトリウムを加えた。 酢酸ェチ ノレ (1 OmLX 3) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を硫 酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して (S) —フエ二ルァラユン t e r t一プチルエステル (化合物 (S) — 12) (0. 1 1 g ;収率 25%、 光 学純度 80 °/。 e e ) を得た。 化合物 12の光学純度は、 以下に示す条件での HP LCにより測定した。
カラム: CHIRALCEL OD-H (4.6 πιπιφ X25cra)
移動相:へキサン Zイソプロパノール = 98Z 2
流速: 1. OmL/分
温度:室温
検出: UV 220 n m
保持時間: (R) —体 =10. 7分; (S) —体 =1 1. 2分。 ' 得られた化合物 (S) — 12の NMRスペク トルを表 1 1に示す。
表 1 1
く比較例 1 >
上記実施例 6と同じ条件で、 内温を一 5°C〜一 2°Cに保ったまま 4時間攪 拌後、 同様に処理した。 その結果、 化合物 12は、 収率 63%で得られたが、
光学純度は 0 % e eであった。 く実施例 7 : シッフ塩基の検討一 1 >
-5°C, 5時間 グリシンェチルエステルの p—ァニスアルデヒドシッフ塩基 (化合物 1
3) ( 1. 10 g ; 5 mm o 1 ) 、 ベンジノレブ口ミ ド (0. 81 g ; 4. 7. 5mmo 1 ) 、 および化合物 (R) —4 (3. 7 m g ; 5 μ m o 1 ) をトル ェン (20mL) に加え、 氷 .塩冷却下で激しく撹拌した (140.0 r p m) 。 内温が一 5°C以下になったところで 48%KOH水溶液 (9 g ; 78 mmo l、 15. 5当量) を加えた。 内温を _5°C〜~ ;2°Cに保ったまま 3 時間撹拌した。 蒸留水 (20mL) を加えて、 トルエン層を回収した後、 さ らにトルエン (20mLX 2) でアルキル化された、 ッフ塩華 (化合物 1
4) を抽出した。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩 酸 (10mL) を加え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した後、 トルエン (1 OmL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が pHl 1以上 (ユニバーサル pH試験紙で確認した) になるまで炭酸ナトリウムを 加えた。 酢酵ェチル (2 OmL X 3) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 (S) —フエ二 ルァラニンェチルエステル (化合物 6) (0. 42 g ;収率 53%、 光学純 度 95%e e) を得た。 ' く実施例 8 : シッフ塩基の検討— 2 >
グリシンェチルエステルの P—クロ口べンズアルデヒ ドシッフ塩基 (化合 物 15) (4. 51 g ; 20 mm o 1 ) 、- ベンジノレプロミド (4. 12 g ; 24mmo 1 ) 、 および化合物 (R) — 4 (14. 8mg ; 20 πιο 1) をトルエン (80mL) に加え、 氷 '塩冷却下で、 激しく撹拌した (140 0 r pm) 。 内温が一 5 °C以下になったところで 48%KOH水溶液 (36 g ; 0. 31 mo 1、 15. 5当量) を加えた。 内温を一 5 °C〜一 2 °Cに保 つたまま 4. 5時間撹拌した。 蒸留水 (2 QmL) を加えて、 トルエン層を 分離した後、 さらにトルエン (25mL X 3) で、 アルキル化されたシッフ 塩基 (化合物 16) を抽出した。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (120mL) を加え、 1時間室温で撹拌した。 分液して 水層を回収した後、 トルエン (30mL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけ ながら溶液が p H 1 1以上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になるま で炭酸ナトリゥムを加えた。 酢酸ェチル (10 OmLX 2) で抽出し、 酢酸 ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮 して、 (S) —フエ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6) (2. 40 g ;収率 62%、 光学純度 55 % e e ) を得た。
この反応において生^!した化合物 6の光学純度の経時変化を測定したとこ ろ、 1時間では 90 % e e、 2.時間では 85 % e e、 そして 4時間では 6 2%e eであった。 このように、 化合物 6は、 反応初期において、 高い光学 純度で得られていた。
ァノレゴン下、 グリシン t e r t—プチノレエステノレの p—クロ口べンズァノレ デヒ ドシッフ塩基 (化合物 1 7) (76. I mg ; 0. 3 0 mm o 1 ) 、 ベンジルプロミド (6 1. 5mg ; 0. 3 6 mm o 1 ) 、 および化合物 (R, R) — 1 8 (2. 7mg ; 3 m o 1 ) をトルエン (2. OmL) に加え、 氷 '塩冷却下で、 激しく撹拌した。 内温が 0°C以下に ったところで 50% KOH水溶液 (0. 6 mL; 0. 00 81110 1、 2 3当量) を加えた。 内温 を 0°Cに保ったまま 2時間撹拌した。 蒸留水 (1 0mL) を加えて、 トルェ ン層を分離した後、 さらにエーテル (1 0mL) で、 アルキル化されたシッ フ塩基 (化合物 1 9) を抽出した。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧濃縮した。 残渣を THF (1 0mL) で希釈 し、 0°Cで 1 Nの塩酸 (1 OmL) を加え、 30分間撹拌した。 室温に戻し た後、 エーテルで洗浄を行った。 次いで、 エーテル層を 1 Nの塩酸で再抽出 した。 酸性の水層を集めて、 0°Cにて炭酸水素ナトリウムで中和した。 酢酸 ェチル (1 0mLX 2) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層 を硫酸ナトリウムで乾燥し、 減圧濃縮した後、 シリカゲルカラムクロマト精 製 (へキサン 酢酸ェチル = 1 3) し、 (S) —フエ二ルァラニン t e r
t—プチルエステル (化合物 12) (65. 7mg ;収率 99%、 光学純度 98 % e e ) を得た。
(S) —フエ二ルァラニン t e r t—プチルエステル (化合物 12) の光 学純度は、 以下に示す条件での HP L Cにより測定した。
カラム: CHIRALCEL 0D- H (4.6 πιπιφ X25cm)
移動相:へキサン/エタノール/ジェチルァミン = 100/1/0. 1 流速: 0. 5H1L//分 ■
温度:室温
検出: UV 254 nm '
触媒に化合物 (R, R) 一 18の代わりに化合物 (S) — 4 (2. 2m g ; 3 mo 1) を用いたこと以外は実施例 9と同様にして、 (R) —フエ ニノレア-ラニン t e r tーブチノレエステル (化合物 43) ,( 63 m g ;収率 9 5 %、 光学純度 98 % e e ) を得た。
43
<実施例 10 :式 ( I I I ) の化合物の検討一 2 >
ベンジルプロミ ドの代わりに p—メチルベンジルプロミ ド ( 66. 6 m g ; 0. 36mmo 1) を用いたこと以外は実施例 9と同様にして、 (S) ― (p—メチルフエニル) ァラニン t e r t一プチルエステル (化合物 2
1) (68. 5mg ;収率 9 7%、 光学純度 9 9%e e) を得た。
(S) 一 (p—メチルフエニル) ァラニン t e r t一ブチルエステル (化 合物 2 1) の光学純度は、 以下に示す条件での HP LCにより測定した。 カラム: CHIRALCEL 0D-H (4.6 腿 φ X25cm)
移動相:へキサン/エタノール/ジェチルァミン = 1 00/1/0. 1 流速: 0. 5mL/分
温度:室温 . '
検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, R) 一 1 8の代わりに化合物 (S) — 4 (2. 2m g ; 3 /imo 1 ) を用いたこと以外は実施例 1 0と同様にして、 (R) -
(P—メチ /レフェニル) ァラニン t e r t—ブチルエステル (化合物 44 )
(6 7-. 8 m g ;収率 96 %、 光学純度 98 % e e ) を得た。
Η2Ν' COOfBu
44
ぐ実施例 :式 ( I I I ) の化合物の検討— 3 >
ベンジル'ブロミ ドの代わりに p—フルォロベンジルプロミ ド (6 8. Om g ; 0. 3 6mmo 1 ) を用いたこと以外は実施例 9と同様にして、 (S) ― (p—フルオロフェニル) ァラニン t e r t一ブチルエステル (化合物 2 3) (7 1. lmg ;収率 9 9%、 光学純度 9 5%e e) を得た。
(S) 一 (p—フルオロフェニル) ァラニン t e r tーブチノレエステノレ (化合物 23) の光学純度は、 以下に示す条件での HP LCにより測定した。 カラム: CHIRALCEL 0D-H (4.6 Μαφ X25cm)
移動相:へキサン/エタノール Zジェチルァミン = 100/1/0. 1 流速: 0. 5mL/分
温度:室温
検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, R) 一 18の代わりに (S) — 4 (2. 2mg ; 3 μ mo 1 ) を用いたこと以外は実施例 1 1と同様にして、 (R) — (p—フル オロフェニル) ァラニン t e r t—プチルエステル (化合物 45) (69. 6mg ;収率 97 %、 光学純度 99 % e e ) を得た。
45
ベンジノレ'プロミ ドの代わりに 1一プロモメチノレナフタレン (79. 6 m g ; 0. 36 mm o 1 ) を用いたこと以外は実施例 9と同様にして、 (S) 一 1—ナフチルァラニン t e r t—プチルエステル (化合物 25) (78. 1 m g ;収率 96。/。、 光学純度 99 % e e ) を得た。
(S) _1一ナフチルァラニン t e r t—ブチルエステル (化合物 25) の光学純度は、 以下に示す条件での HP LCにより測定した。
カラム : CHIRALCEL 0D - H (4.6 ιωηφ X25cm)
移動相:へキサン Z2—プロパノール = 10 OZl
流速: 0. 5mLZ分
温度:室温
検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, R) — 1 8の代わりに化合物 (S) -4 (2. 2m g ; 3 μπιο 1 ) を用いたこと以外は実施例 12と同様にして、 (R) —ナ フチルァラニン t e r t一ブチルエステル (化合物 46) (78. lmg ; 収率 96 ·%、 光学純度 9.8 % e e ) を得た。
く実施例 13 :式 ( I I I ) の化合物の検討一 5 >
ベンジルプロミ ドの代わりにシンナミルブロミ ド (70. 9mg、 0. 3 6mmo 1) を用いたこと以外は実施例 9と同様にして、 (S) — 1—シン ナミルグリシン t e r t—ブチルエステル (化合物 27)· (61. lmg ; 収率 82 %、 光学純度 94 % e e ) を得た。
(S) ー1一シンナミルグリシン t e r t—プチルエステル (化合物 2
7) の光学純度は、 以下に示す条件での HP LCにより測定した。
カラム: CHIRALCEL 0D- H (4.6 ΠΜφ X25cm)
移動相:へキサン Zエタノールノジェチルァミン = 100/1/0 流速: 0. 5mL/分
温度:室温
検出: UV 254 nm
得られた化合物 (S) — 27の NMRスペクトルを表 12に示す。
表 12 化合物(S)— 27の NMRスペクトル
400 MHz 1H-NMR (CDGI3,) δ 7.35-7.26 (4Η, m), 7.22 (1Η, m), 6.48
(1H, d, J= 16.0 Hz), 6.15 (1H, m), 3.49 (1H, t, J= 6.0 Hz), 2.57
(2H, m), 1.69 (2H, b) 1.46 (9H, s) 触媒に化合物 (R, R) 一 1 8の代わりに化合物 (S) -4 (2. 2m g ; 3 zmo 1 ) を用いたこと以外は実施例 13と同様にして、 (R) —シ ンナミルグリシン t e r t—ブチルエステル (化合物 47) (6 7. 1 m g ;収率 90 %、 光学純度 89 % e e ) を得た。
H2N COOtBu
47
<実施例 14 :式 ( I I I ) の化合物の検討— 6 >
アルゴン下、 グリシン t e r t一プチルエステルの p—クロ口べンズアル デヒドシッフ塩基 (化合物 1 7) (76. lmg ; 0. 30 mm o 1 ) 、
ョードエタン (240 μ L; 3. Ommo 1 ) 、 および化合物 (R, R) - 18 (2. 7mg ; 3 μπιο 1 ) をトルエン (2, OmL) に加え、 氷 ·塩 冷却下で、 激しく撹拌した。 内温が 0°C以下になったところで 50%KOH 水溶液 (0. 6mL ; 0. 008mo l、 23当量) を加えた。 内温を 0°C に保ったまま 2時間撹拌した。 蒸留水 (l OmL) を加えて、 トルエン層を 分離した後、 さらにエーテル (10mL) で、 アルキル化されたシッフ塩基 (化合物 19) を抽出した。 これを先に回収したトルエン層と合わせ、 硫酸 ナトリウムで乾燥し、 減圧濃縮した。 残渣を THF ( 10 mL) で希釈し、 0°Cで 1Nの塩酸 (1 OmL) を加え、 '30分間撹拌した。 室温に戻した後、 エーテルで洗浄を行つ.た。 次いで、 エーテル層を 1 Nの塩酸で再抽出した。
• 酸性の水層を集めて、 o°cにて炭酸水素ナトリウムで中和した。 クロ口ホル ム (l-0mLX 2) で抽出し、 クロ口ホルム層を回収した。 'クロ口ホルム層 を硫酸ナトリウムで乾燥し、 ろ過した。 ろ液に、 0°Cでトリエチルァミン (84. 0 L; 0. 6mmo 1 ) およびべンゾイルクロリ ド (70. 0 μ L ; 0. 6 mm ο 1 ) を加えた。 0でで 1時間撹拌した後、 シリカゲル力ラ ムクロマト (へキサンノ酢酸ェチル = 9 1) にて精製し、 (S) —N—べ ンゾィル一ェチルグリシン t e r t一プチルエステル (化合物 30) (73. 2 m g ;収率 93 %、 光学純度 99 % e e ) を得た。
(S) —N—べンゾィルーェチルグリシン t e r t一プチルエステル (ィ匕 合物 30) の光学純度は、 以下に示す条件での H PLCにより測定した。 カラム: CHIRALCEL AD-H (4.6 ιωη X25cm)
移動相:へキサン 2—プロパノール =20/1
流速: 0. 5mL/分 ' 温度:室温 .
検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, ) 一 1 8の代わりに化合物 (S) —4 (2. 2m
g ; 3 μπιο 1 ) を用いたこと以外は実施例 14と同様にして、 (R) — Ν —ベンゾィルーェチルグリシン t e r t一プチノレエステル (化合物 48 ) (63. 8mg ;収率 81%、 光学純度 90 % e e ) を得た。
BzHN COOiBu
48 く実施例 15 :式 ( I I I ) の化合物の検討一 7 >
N、C00
ョ ドエタン (240 μ L ; 3, Ommo 1 ) の代わ.りにァリルプロミ ド (43. 6m g、 0. 36mmo 1 ) を用いたこと以外は実施例 14と同様 にして、 (S) — N—ベンゾイノレーアリノレグリシン t e r t—ブチノレエステ ル (化合物 33) (69. 3 m g ;収率 84 %、 光学純度 92 % e e ) を得 た。
(S) —N—ベンゾィル一ァリルグリシン t e r t—ブチルエステル (化 合物 33) の光学純度は、 以下に示す条件での H PLCにより測定した。 カラム: CHIRALCEL AD- H (4.6蘭 X25cm)
移動相:へキサン Z 2—プロパノール =20/1
流速: 0. SmL,分
温度:室温
検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, R) — 1 8の代わりに化合物 (S) —4 (2. 2m g ; 3 zmo 1) を用いたこと以外は実施例 15と同様にして、 (R) — N 一ベンゾィル一ァリルグリシン t e r t—ブチルエステル (化合物 49)
(76. Omg ;収率 92%、 光学純度 98 % e e ) を得た t
BzHN' COOfBu
49
<実施例 16 :式 ( I I I ) の化合物の検討— 8 >
N ヽ COOffl
u
17
ョードエタン ( 240 μ L ; 3. 0 mm o 1 ) の代わりにメタリルブロミ ド (4-8. 6mg、 0. 36 mm o 1 ) を用いたこと以外は実施例 14と同 様.にして、 (S) —N—ベンゾィル一メタリルグリシン t e r t—プチルェ ステル (化合物 36) (85. 9mg ;収率 99 %、 光学裨度 98 % e e ) を得た。 ' .
(S) —N'—べンゾイノレーメタリノレグリシン一 t e r t—ブチルエステノレ (化合物 36 ) の光学純度は、 以下に示す条件での H? L Cにより測定した。 カラム: CHIRALCEL AD-H (4.6醒 φ X25cm)
移動相:へキサン Z2—プロパノール = 2 OZl
流速: 0. 5mLノ分
温度:室温 . 検出: UV 254 nm
触媒に化合物 (R, R) 一 1.8の代わりに化合物 (S) -4 (2. 2m g ; 3 xmo 1) を用いたこと以外は実施例 16と同様にして、 (R) — N —ベンゾィルーメタリルグリシン t e r t一ブチルエステル (化合物 50)
(82. 5 m g ;収率 95 %、 光学純度 96 % e e ) を得た。
BzHN
fBu
50
<実施例 17 :化合物 (S, S) —37を用いたアルキル化一 1 >
-15°C, 19時間
3 ) ( 1 9 1 m g ; 1. 0 mm o 1 ) 、 ペンジノレブ口ミ ド ( 257 m g ; 1. 5mmo 1 ) 、 および TaDias— [ (4 S, 5 S) 一 2—ターシャループ チル一 2—メチル _N, N, N, N,ーテトラキス (4ーメ:トキシベンジ ル) ] ジアイォライド (化合物 (S, S) -37) (9. 7mg ; 0. 01 mmo 1) をトルエン (10. OmL) に加え、 氷,塩冷却下で、 激しく撹 拌した。 内温が一 15°C以下になったところで 48%KOH水溶液 (0. 4 7 g ; 4mmo l、 4当量) を加えた。 内温を一 15 °Cに保ったまま 19時 間撹拌した。 蒸留水 (5mL) を加えて、 トルエン層を回収し、 さらにトル ェン (10mLX 2) で、 アルキルィ匕されたシッフ塩基 (化合物 38) を抽 出した。 これを回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (8mL) を加え、 1'時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した後、 トルエン (5 mL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が p HI 1以上 (ュニパ ーサル p H試験紙で確認した) になるまで炭酸ナトリウムを加えた。 酢酸ェ チル (10mLX 2) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を
硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 標題化合物である (R) —フ 二ルァラニンェチルエステル (化合物 39 ) (14 Omg ;収率 73%、 光 学純度 76 % e e ) を得た。
<実施例 18 :化合物 (S, S) -37を用いたアルキルィヒー 2 > u
グリシンェチルエステルのベンズアルデヒ ドシッフ塩基 (化合物 3) (1 9 1 mg.; 1. 0 mmo 1 ) の代わりにグリシンェチルエステルのベンズ アルデヒドシッフ塩基 (化合物 9): (219mg ; 1. 0 mmo 1 ) を用 いた他は実施例 1 7と同様にして、 瘵題化合物である (R) —フ ュルァラ ニン一 t e r t _ブチルエステル (化合物 41) (70mg ;収率 32%、 光学純度 83 % e e ) を得た。 く実施例 19 :化合物 (R) —42を用いたアルキルィ匕 >
グリシンェチルエステルのベンズアルデヒドシッフ塩基 (化合物 3 ) (
91 m g ; 1 mm o 1 ) 、 ペンジノレブ口ミ ド (1 62mg ; 0. 95 mm o 1 ) 、 および化合物 (R) -42 (1. 25mg ; l At mo l ) をトルエン
(l OmL) に加え、 氷 .塩冷却下で激しく撹拌した (1400 r pm) 。 内温が一 5°C以下になったところで 48%KOH水溶液 (0. 47 g ; 4m mo l、 4当量) を加えた。 内温を一 5°C〜一 2°Cに保ったまま 6時間撹拌 した。 蒸留水 (5mL) を加えて、 トルエン層を回収し、 さらにトルエン
(1 OmLX 2) で、 アルキル化されたシッフ塩基 (化合物 5) を抽出した。 これを回収したトルエン層と合わせ、 さらに 1Nの塩酸 (2. 5mL) を加 え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した後、 発泡に気をつけな. がら溶液が p H 1 1以上 (ユニバーサル p H試験紙で確認した) になるまで 炭酸ナトリウムを加えた。 酢酸ェチル (5mLX 3) で抽出し、 酢酸ェチル 層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 標題化合物である (S) —フユ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6)
(12 Omg ;収率 66 %、 光学純度 88 % e e ) を得た。
<実施例 20 :化合物 44のベンジル化 >
ぐ実施例 20 - 1 : グリシンェチルエステルのテレフタルアルデヒ ドシッ フ塩基 (化合物 44) の調製 >
44
窒素雰囲気下、 グリシンェチルエステル塩酸塩 (化合物 1 ) (8. 72 g ; 62. 5mmo 1 ) にトルエン (35mL) を加え、 次にトリェチルァ ミン (10. 45mL ; 75 mm o 1 ) を加え、 撹拌した。 さらに、 テレフ
タルアルデヒド (化合物 4 3) (3. 35 g ; 2 5mmo 1 ) を加え、 加温 して 50°Cで 2時間撹拌した。 これに水 (50mL) およびトルエン (50 rxiL) を添加し、 分液した。 トルエン層を水 (40mL) および飽和食塩 水 (40mL) で洗浄した。 有機層をエバポレーターで濃縮し、 化合物 44 (6. 7 g ;収率 8 8% ) を得た。 得られた化合物 44の NMRスぺク トル を表 1 3に示す。
表 1.3 .
化合物 44の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 8·32(2Η, s, CH=N), 7.84(4H, s, ArH),
4.42(4H, s, N-CH2-CO), 4.25(4H, q, l/=7.2Hz, 0—CH2 - C), 1.30(6H, m, C-CH3) .
<実施例 20— 2 :化合物 44のベンジル化 >
窒素雰囲気下、 グリシンェチルエステルのテレフタルアルデヒドシッフ塩 基 (化合物 44) (.1. 5 2 g ; 5mmo 1 ) 、 ベンジルブロミド (1. 6 2 g ; 9. 5mmo 1 ) 、 および化合物 (R) — 4 (7. 4 m g ; 1 0 μχα ο 1 ) をトルエン (1 0mL) に加え、 氷 '塩冷却下で激しく撹拌した (1
000 r pm) 。 内温が 0 °C以下になったところで 48%KOH水溶液 (2. 28 g ; 19mmo l、 3. 9当量) を加えた。 内温を 0 °C〜 5 °Cに保った まま 1. 5時間撹拌した。 蒸留水 (10mL) および酢酸ェチル (30m L) を加えて、 トルエン一酢酸ェチル層を回収し、 さらに酢酸ェチル (20 mL) で、 アルキル化されたシッフ塩基 (化合物 45) を抽出した。 得られ た化合物 45の NMRスぺク トルを表 14に示す。
表 1
化合物 45の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 7.91 (2Η, s), 7.70(4H, s), 7.25 - 7.10(10H, m), 4.21 -4.15(6H, m), 3.36(2H, dd, 5.2Hz, 13.6Hz), 3.14(2H, dd, 9.2Hz, 13.6Hz), 1.25(6H, t, 7.2Hz)
これらの回妆したトルエン一酢酸ェチル層を合わせ、 さらに 1 Nの;^酸 (20mL) を加え、 1時間室温で獍拌した。 分液して水層を回収した後、 酢酸ェチル (l OmL) で水層を洗浄し、 発泡に気をつけながら溶液が pH 11以上 (ユニバーサル pH試験紙で確認した) になるまで炭酸ナトリウム を加えた。 酢酸ェチル (40mLX 3) で抽出し、 酢酸ェチノレ層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 標題化合物であ る (S) —フヱ二ルァラニンェチルエステル (化合物 6) (1. 33 g ;収 率 73 %、 光学純度 84 % e e ) を得た。
<実施例 21 :化合物 49のベンジル化 > , <実施例 21-1 :グリシンジフエニルメチルアミドのべンズアルデヒド シッフ塩基'(化合物 49) の調製 >
Boc
48 49
氷水冷却下、 THF (1 0 OmL) に N, N,一ジシクロへキシルカルボ ジイミド (DC C、 9. 3 g ; 45mmo 1 ) をカロえ、 次いで B o c—グリ シン (化合物 46) (7. 5 g ; 42. 9 mm o 1) を加えた。 次いで、 ベ ンズヒドリルァミン (8. 3 g ; 45mmo 1 ) を加え、 室温に戻して 3時 間攪拌-した。 ^出した沈殿をろ過し、 ろ液を濃縮した後、 残渣に酢酸ェチル (.15 OmL) を加え再び析出した沈殿をろ過した。 このろ過した酢酸ェチ ル層を 5%クェン酸 (40mLX 2) 、 飽和食塩水 (3 OmL) 、 飽和炭酸 水素ナトリウム水 (40mLX 2) 、 およぴ飽和食塩水 (3 OmL) で洗浄 し、 硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮して 15, 3 gの粗製の 47を得た。 次に化合物 47 (14. 8 g) に 1 0 %塩酸メタノール溶液 (東京化成 品) (12 OmL) を加え、 6時間攪拌した。 メタノールを減圧除去した後、 酢酸ェチル (12 OmL) 加え、 5°Cまで冷却した。 析出した沈殿をろ過し、 酢酸ェチル (1 2 OmL) で洗浄した。 得られた沈殿を 50 °Cで送風乾燥 (12時間) して化合物 48を ( 7. 10 g、 62%) で得た。
化合物 48 (2. 77 g ; 1 Ommo 1 ) をトルエン (2 OmL) に加え 攪拌した。 次いで、 トリェチルァミン (1. 1 1 g ; 1 lmmo 1 ) 、 ベン ズアルデヒド (1. .06 g ; 1 lmmo 1 ) を加え攪拌を 2時間行った。 ェ タノール (10mL) を加えさらに 2時間攪拌した。 溶媒を減圧除去した後、 酢酸ェチル (40mL) 、 水 (20mL) を加えた。 そこで析出した結晶を
そのままろ過し、 水 (1 0mL) 、 酢酸ェチル (2 0mL) で洗浄した。 得 られた沈殿を 5 0 °Cで送風乾燥 ( 1 2時間) して化合物 4 9を ( 1. 4 0 g) で得た。 このろ液を濃縮し、 析出した沈殿をクロ口ホルム (1 0 0 m L) に溶解し、 水 (20mL X 2) で洗浄し、 硫酸ナトリウムで乾燥後、 減 圧濃縮して化合物 4 9 ( 1. 8 0 g、 上記の結晶と合わせて 3. 20 g ;収 率 9 8%) で得た。 得られた化合物 4 9の NMRスペク トルを表 1 5に示す。
表 1 5. 化合物 49の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 8.34(1 H, s, CH=N), 7.74-7.70(2H, m, ArH), 7.67(1 H, d, t/=8.0Hz, NHCO), - 7.40(3H, m, ArH), 7.35_| 7.20(1 OH, m, ArH), 6.37(1 H, d, J = 8.8H, Ph2CH), 4.36(2H, s NCH2CO)
く実施例 2 1 - 2 :化合物 4
Ph
窒素雰囲気下、 グリシンジフヱニルメチルアミドとべンズアルデヒドと,の アルジミンシッフ塩基 (化合物 4 9) (4 9. 2mg ; 0. 1.5mm o 1 ) 、 ベンジルプロミド (2 5. 6mg ; 0. 1 5mmo 1 ) 、 および化合物 (S、 S) — 5 0 (5mg■; 3 μχχιο'Ι ) をトルエン (5mL) に加え、 水 ·塩冷 却下で激しく撹拌した (l O O O r pm) 。 内温が 0 °C以下になったところ で 4 8%KOH水溶液 (2. 6 g ; 2 2mmo l、 1 5 0当量) を力 Πえた。
内温を 0°C〜5°Cに保ったまま 1. 5時間撹拌した。 これに蒸留水 (5m L) およびトルエン (10mL) を加えて、 トルエン層を回収し、 さらにト ルェン (10mL) で、 アルキル化されたシッフ塩基 (化合物 51) を抽出 した。
これらの回収したトルエン層を合わせ、 さらに 2 Nの塩酸 (20mL) を 加え、 1時間室温で撹拌した。 分液して水層を回収した後、 ,トルエン (10 mL) で水層を洗浄し、 水層が p HI 1以上 (ユニバーサル pH試験紙で確 認した) になるまで 48%水酸化ナトリゥム水溶液を加えた。 酢酸ェチル
(lOmLX 3) で抽出し、 酢酸ェチル層を回収した。 酢酸ェチル層を硫酸 マグネシウムで乾燥し、 減圧濃縮して、 標題化合物である化合物 52 ( 30 trig ;なお、 NMR分析により、 原料 49由来のグリシンジフエニルメチル アミ Rが含ま ていたことがわかり、 そのため、 化合物 52の含量は約 4 0%であり、 そして化合物 49からの収率は 25%であった) を得た。 この ときの光学純度は 90 % e eであつた。
化合物 52の光学純度は、 以下に示す条件で HP LCにより測定した。 カラム : CHIRALCEL OD- H (4.6腿 φ X25cm) .
移動相':へキサン/エタノール/ジェチルァミン = 95/5/0. 1 流速: 0. 5mL/分
温度:室温 '
検出: UV 225 nm
保持時間: (S) —体 =31分; (R) —体 =63分。
得られた化合物 52の NMRスぺク トルを表 6に示す。
表 16
, 化合物 52の NMRスペクトル _
400MHz 1H-NMR(CDCI3): δ 8.02(1 H, d, J =9.0Hz, N-H), 7.40- 7.10(15H, m, ArH), 6.37(1 H, d, J = 9.0Hz, Ph2CH), 3.77(1 H, m, NCHCO), 3.27(1 H, dd, J=4.2Hz, 13.7Hz, PhCH2C), 2.81(1H, dd, J =8.9Hz, 13.7Hz, PhCH2C), 1,60(2H, br s, NH2)
• ぐ実施例 2 2 :グリシンェチルエステルの p—トルアルデヒ ドシッフ塩基 (化合物 5 3 ) のべンジル化〉
参考例 1のべンズアルデヒ ドの代わりに p—トルアルデヒ ドを用いて、 ィ匕 合物 5 3 (収率 8 9 %) を調製した。 得られた化合物 5 3の NMRスぺク ト ルを表 1 7に示す。
表 1 7
化合物 53の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): S 8.25(1 H, s, CH=N), 7J0 - 7.60(2H, m),
7.30-7.20(2H, m), 4.38(2H, s, N-CH2-C), 4.24(2H, q, c/ =7.2Hz, 0- CH2-C), 2.52(3H, s) 1.30(3H, t, 7.2Hz, C-CH3) 次いで、 化合物 3の代わりに化合物 5 3 ( 2 . 0 5 g ; 1 O mm o 用いたこと以外は実施例 1と同様の条件で 6時間反応して、 化合物 6 1 6 g-;収率 6 3 %、,光学純度 9 3 % e e ) .を得た。
<実施例 2 3 : グリシンェチルエステルの。一トルアルデヒ ドシッフ塩基 (化合物 5 5 ) のベンジル化 >
参考例 1のべンズアルデヒ ドの代わりに 0—トルアルデヒ ドを用いて、ィ匕 合物 5 5 (収率 9 6 %) を調製した。 得られた化合物 5 5の NMRスぺクト ルを表 1 8〖こ示す。
表 1 8
化合物 55の NMRスペクトル
400MHz 1H-NMR(CDCI3): d 8.73(1 H, s, CH=N), 7.95 - 7.90(1 H, m), 7.45-7.10(3H, m), 4.42(2H, s, N— CH2—C), 4.24(2H, q, L/ =7.2HZ, 0- 1
CH2-C), 2.67(3H, s) 1.31 (3H, t, 7.2Hz, C-CH3)
化合物 3の代わりに化合物 55 (2. 05 g ; 1 Ommo 1 ) を用いた と以外は実施例 1と同様の条件で 4時間反応して、 化合物 6 (1. 28 g 収率 70 %、 光学純度 86 % e e ) を得た。
産業上の利用可能性
本発明.によれば、 アルジミン型シッフ塩基を用いても、 ラセミ化の影響を 生じさせることなく、 反応生成物を得ることができる。 そのため、 不斉一置 換アルキル化化合物をより安価に提供することができる。