WO2005103623A1

WO2005103623A1 - ナビゲーションシステム及びナビゲーション装置

Info

Publication number: WO2005103623A1
Application number: PCT/JP2005/005010
Authority: WO
Inventors: Mitsuhiro Naitou; Takashi Hayashi
Original assignee: Aisin Aw Co., Ltd.
Priority date: 2004-04-22
Filing date: 2005-03-18
Publication date: 2005-11-03
Also published as: US20080021633A1; US8713108B2; JPWO2005103623A1; DE112005000427B4; DE112005000427T5; JP4251215B2

Abstract

　ナビゲーション装置の通信管理モジュールは、通信モジュールが受信したショートメッセージが、ＲＡＭに予め記憶された識別情報に対応する携帯電話からのものと判断すると、リモート動作信号を電源モジュールに出力する。ナビ・モジュールは、スリープ状態からウェイクアップ状態なると、ナビゲーション装置のＩＰアドレスを取得し、その取得したＩＰアドレスをメールにした後、そのメールを、起動情報を送信した携帯電話に対し、その携帯電話のメールアドレスを使って送信する。従って、起動するたび毎にナビゲーション装置に新しいＩＰアドレスが割り当てられても、遠隔地から簡単にナビゲーション装置を遠隔操作することができる。

Description

明細書

ナビゲーシヨンシステム及びナビゲーシヨン装置

技術分野

[0001] 本発明は、ナビゲーシヨンシステム及びナビゲーシヨン装置に関する。

背景技術

[0002] ナビゲーシヨン装置は、目的地までの経路を表示しその時々で的確に案内表示して車両の移動を容易にする。このことからナビゲーシヨン装置の利用が益々増大している。そして、パーソナルコンピュータ、電話等の外部端末力もナビゲーシヨン装置を起動させナビゲーシヨン装置に目的地を設定するナビゲーシヨンシステムが提案されている（例えば、特許文献 1)。

[0003] このナビゲーシヨンシステムは、運転者が乗車する前に、外部端末を利用して、車両に搭載されたナビゲーシヨン装置に目的地を設定することができ、車両乗車後の経路案内を速やかに開始することができる。

[0004] ところで、上記ナビゲーシヨンシステムでは、外部端末力インターネット通信を利用して車両に搭載したナビゲーシヨン装置を起動させることでナビゲーシヨン装置を遠隔操作する場合、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスを外部端末が知る必要がある。し力しながら、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスは、該ナビゲーシヨン装置が起動するたび毎に、管理サーノから異なる IPアドレスが新たに割り当てられる。このため、外部端末がその新たな IPアドレスを知ることはできな力つた。その結果、外部端末から目的地設定等の遠隔操作をすることは難しかった。

特許文献 1：特開平 6— 243395号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、起動する毎にナピゲーシヨン装置に新しい IPアドレスが割り当てられても、遠隔地力簡単に遠隔操作することのできるナビゲーシヨンシステム及びナビゲーシヨン装置を提供することにある。課題を解決するための手段

[0006] 上記目的を達成するため、本発明は、ナビゲーシヨン装置とそのナビゲーシヨン装置を遠隔操作する外部端末とを備えるナビゲーシヨンシステムを提供する。ナビゲーシヨン装置は、外部端末のメールアドレスを予め記憶した記憶手段と、メール作成手段と、外部端末からの起動情報を受信してメール作成手段をスリープ状態からウェイクアップ状態にするウェイクアップ手段とを備える。メール作成手段は、ウェイクアップ手段によってウェイクアップ状態になったとき、メール作成手段自身の IPアドレスを取得する。メール作成手段は、その取得した IPアドレスをメールにし、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、外部端末のメールアドレスを使って送信するメール作成手段とを備えた。

[0007] この発明によれば、ウェイクアップ手段は、外部端末からの起動情報を受信すると、メール作成手段をスリープ状態力ウェイクアップ状態にする。メール作成手段は、ゥェイクアップ状態になると、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスを取得する。メール作成手段は、その取得した IPアドレスをメールにした後、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、その外部端末のメールアドレスを使って送信する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスを使ってナビゲーシヨン装置と接続し、ナビゲーシヨン装置を遠隔操作することができる。つまり、ナビゲーシヨンシステムは、起動する毎にナビゲーシヨン装置に新し、IPアドレスが割り当てられても、ナビゲーシヨン装置を遠隔地力簡単に遠隔操作することができる。

[0008] 前記記憶手段を第 1の記憶手段とした場合、前記ナビゲーシヨン装置は、前記ナビゲーシヨン装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶した第 2の記憶手段を備えてもよい。前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得してちょい。

この場合、ナビゲーシヨン装置は、第 2の記憶手段にナビゲーシヨン装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶する。メール作成手段によって、 IPアドレスが読出され取得される。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置の固有の IPアドレスを受信することがでさる。

[0009] 前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段によつて割当られた IPアドレスを取得してもよ、。

この場合、メール作成手段は、ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から IP アドレスを取得する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置を起動させると、その起動毎に外部管理手段にてナビゲーシヨン装置に割り当てられた新たな IPアドレスをメールとして受信できる。

[0010] 記憶手段は、外部端末の識別情報を予め記憶してもよい。ウェイクアップ手段は、外部端末の識別情報と、起動情報に含まれる識別情報とを比較し、両識別情報が一致したときにメール作成手段をウェイクアップ状態にしてもよい。

この場合、ウェイクアップ手段は、記憶手段に予め記憶した識別情報と、起動情報に含まれる識別情報とを比較し、両識別情報が一致したときにメール作成手段をゥェイクアップ状態にする。

[0011] メール作成手段は、 IPアドレスを暗号化し、その暗号化した IPアドレスをメールにしてもよい。

この場合、ナビゲーシヨン装置が取得した IPアドレスは、メール作成手段によって暗号化される。このため、他人 (第三者)が IPアドレスを使ってナビゲーシヨン装置を遠隔操作することを防止することができる。

[0012] 前記ウェイクアップ手段は、外部端末からの起動情報を受信したとき、メール作成手段のウェイクアップのための同メール作成手段に対する電圧供給を指示する信号を生成してもよい。

この場合、ウェイクアップ手段は、ウェイクアップのための電圧供給を指示する信号を、ナビゲーシヨン制御装置に電源電圧を供給する電源装置に対して出力する。これによって、電源装置はナビゲーシヨン制御装置にウェイクアップのための電源電圧を供給する。

[0013] 外部端末は、メール作成手段が作成したメール力 IPアドレスを取得する IPァドレス取得手段と、 IPアドレス取得手段が取得した IPアドレスに基づ、てナビゲーシヨン装置に接続する接続手段とを備えてもよい。

この場合、 IPアドレス取得手段は、ナビゲーシヨン装置力送信されたメールの中に含まれる IPアドレスを取得する。そして、接続手段はこの取得された IPアドレスに基づいてナビゲーシヨン装置と接続する。従って、外部端末は、 IPアドレスを使ってナビゲーシヨン装置と接続しナビゲーシヨン装置を遠隔操作することができる。

[0014] 外部端末の IPアドレス取得手段は、暗号ィ匕された IPアドレスを復号ィ匕して IPァドレスを取得してもよい。

この場合、 IPアドレス取得手段によって、ナビゲーシヨン装置から送信された暗号化された IPアドレスは復号化される。従って、他人が IPアドレスを使ってナビゲーシヨン装置を遠隔操作することを防止することができる。

[0015] 本発明は、更に、ナビゲーシヨン装置とそのナビゲーシヨン装置を遠隔操作する外部端末とを備えるナビゲーシヨンシステムを提供する。ナビゲーシヨン装置は、外部端末のメールアドレスを予め記憶した記憶手段と、外部端末からの起動情報を受信したとき、ナビゲーシヨン装置自身の IPアドレスをメールにし、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、外部端末のメールアドレスを使って送信するメール作成手段とを備えた。

[0016] この場合、メール作成手段は、受信した情報が、記憶手段に予め記憶した外部端末からの起動情報であるとき、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスをメールにした後、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、その外部端末のメールアドレスを使って送信する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスをメールとして受信できる。その結果、外部端末は、この IPアドレスを使ってナビゲーシヨン装置と接続し、ナビゲーシヨン装置を遠隔操作することができる。

[0017] 前記記憶手段が第 1の記憶手段であるとき、前記ナビゲーシヨン装置は、前記ナビゲーシヨン装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶した第 2の記憶手段を備えてもよい。前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得してちょい。

[0018] 前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から割当られた IPアドレスを取得してもよ!/、。

この場合、メール作成手段は、ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から IP アドレスを取得する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置の起動毎に，外部管理手段によってナビゲーシヨン装置に割り当てられた新たな IPアドレスを、メールとして受信できる。

[0019] 本発明は、更に、外部端末にて遠隔操作可能なナビゲーシヨン装置を提供する。

ナビゲーシヨン装置は、前記外部端末のメールアドレスを予め記憶した記憶手段と、メール作成手段と、前記外部端末からの起動情報を受信してメール作成手段をスリープ状態力もウェイクアップ状態にするウェイクアップ手段とを備えた。メール作成手段は、前記ウェイクアップ手段によってウェイクアップ状態になったとき、メール作成手段自身の IPアドレスを取得する。メール作成手段は、その取得した IPアドレスをメールにし、そのメールを、前記起動情報を送信した前記外部端末に対し、前記外部端末のメールアドレスを使って送信する。

[0020] この場合、ウェイクアップ手段は、外部端末からの起動情報を受信すると、メール作成手段をスリープ状態からウェイクアップ状態にする。メール作成手段は、ウェイクァップ状態になると、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスを取得し、その取得した IPァドレスをメールにした後、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、その外部端末のメールアドレスを使って送信する。従って、ナビゲーシヨン装置は、この IPアドレスを使って外部端末によって遠隔操作可能となる。

[0021] 前記記憶手段が第 1の記憶手段の場合、ナビゲーシヨン装置は、前記ナビゲーション装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶した第 2の記憶手段を備えてもょ、。前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得してもよい。

[0022] 前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から割当られた IPアドレスを取得してもよ!/、。

この場合、メール作成手段は、ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から IP アドレスを取得する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置を起動させると、その起動毎に外部管理手段によってナビゲーシヨン装置に割り当てられた新たな IPアドレスをメールとして受信できる。

[0023] 本発明は、更に、外部端末にて遠隔操作可能なナビゲーシヨン装置を提供する。

ナビゲーシヨン装置は、前記外部端末のメールアドレスを予め記憶した記憶手段と、前記外部端末からの起動情報を受信したとき、自身の IPアドレスをメールにし、そのメールを、前記起動情報を送信した前記外部端末に対し、前記外部端末のメールァドレスを使って送信するメール作成手段とを備えた。

[0024] この場合、メール作成手段は、受信した情報が、記憶手段に予め記憶した外部端末からの起動情報である場合には、ナビゲーシヨン装置の IPアドレスをメールにした後、そのメールを、起動情報を送信した外部端末に対し、その外部端末のメールアドレスを使って送信する。従って、ナビゲーシヨン装置は、この IPアドレスを使う外部端末によつて遠隔操作可能となる。

[0025] ナビゲーシヨン装置は、前記ナビゲーシヨン装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶した第 2の記憶手段を備えてもよい。前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得してもよ、。

[0026] 前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から割当られた IPアドレスを取得してもよ!/、。

この場合、メール作成手段は、ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から IP アドレスを取得する。従って、外部端末は、ナビゲーシヨン装置の起動毎に、外部管理手段によってナビゲーシヨン装置に割り当てられた新たなに IPアドレスをメールとして受信できる。図面の簡単な説明

[0027] [図 1]本発明の第 1実施形態を説明するためのナビゲーシヨンシステムのシステム構成図。

[図 2]図 1のナビゲーシヨンシステムの電気的構成を示すブロック図。

[図 3]図 2の通信管理モジュールの動作を説明するフローチャート。

[図 4]図 2のナビアプリケーションモジュールの動作を説明するフローチャート。

[図 5]図 2の携帯電話の遠隔操作用アプリケーションモジュールの動作を説明するフ口¹ ~~チヤ¹ ~~卜。

[図 6]本発明の第 2実施形態を説明するためのナビゲーシヨンシステムの電気的構成を示すブロック図。

[図 7]図 6のナビアプリケーションモジュールの動作を説明するフローチャート。

[図 8]図 6の携帯電話の遠隔操作用アプリケーションモジュールの動作を説明するフ口' ~チヤ¹ ~卜。

発明を実施するための最良の形態

[0028] 以下、本発明のナビゲーシヨンシステムの第 1実施形態を図面に従って説明する。

図 1は、ナビゲーシヨンシステムのシステム構成図を示す。図 2は、自動車に適用されるナビゲーシヨンシステムの電気的構成を示す。

[0029] 図 1において、ナビゲーシヨンシステム 1は、自動車 2に搭載されたナビゲーシヨン装置 (以下、ナビ装置という） 3、外部端末としての携帯電話 4、及びナビゲーシヨン管理センタ（以下、管理センタという） 5を有している。ナビ装置 3は携帯電話 4との間で電話網としての携帯電話網 N1を介して通話、ショートメッセージサービスを使ったメッセージ（以下、ショートメッセージという）等が行えるようになつている。また、ナビ装置 3 は携帯電話 4との間で携帯電話網 N1及びインターネット N2を介してメールや各種情報データの授受が行えるようになつている。さらに、ナビ装置 3は管理センタ 5との間で携帯電話網 N1及びインターネット N2を介して各種情報データの授受が行えるようになっている。

[0030] 図 2において、ナビ装置 3は、通信モジュール 11、ウェイクアップ手段を構成する通信管理モジュール 12、メール作成手段を構成するナビゲーシヨンアプリケーションモジュール (以下、ナビ'モジュール） 13を備えている。通信モジュール 11は携帯電話機能を持つ移動体通信機器であって、前記携帯電話 4及び管理センタ 5と携帯電話網 N1を介してデータ通信を行う。通信管理モジュール 12は、 CPU 12a, ROM 12b 及び記憶手段 (第 1の記憶手段）としての RAM 12cを備えている。通信管理モジユー /H 2 (CPU 12a)は、 ROM12bに記憶されたプログラムに従って、前記通信モジュール 11が受信した通信データを解析し認識する。また、通信管理モジュール 12の R AM12cには、予め前記携帯電話 4の電話番号とメールアドレスが記憶されている。

[0031] 通信管理モジュール 12 (CPU12a)は、通信モジュール 11を介して受信した通信データが、 RAM12cに予め記憶された識別情報としての電話番号に対応する携帯電話 4力も送信された起動情報としてのショートメッセージであるとき、自動車 2に搭載した電源モジュール 21に対してリモート操作信号 RSを出力する。なお、この起動情報としてのショートメッセージは、受信された通信データが、予め登録 (記憶)した携帯電話 4からの通信と一致するかどうかを認識できればよいため、ショートメッセ一ジ内容はどんな内容でもよくいわゆる空メッセージでもよい。また、本実施形態では、識別情報は電話番号であつたが、電話番号でなくてもよぐ携帯電話 4を識別できる情報であればよい。

[0032] また、通信管理モジュール 12 (CPU12a)は、ナビ'モジュール 13からナビ動作信号 STが入力されると、ナビ'モジュール 13がスリープ状態力もウェイクアップ状態になったと判断して「ナビ動作モード」となる。「ナビ動作モード」となると、通信管理モジユール 12は、携帯電話網 N1を介して通信モジュール 11が受信した通信データを、ナビ'モジュール 13に供給する。また、「ナビ動作モード」となると、通信管理モジユール 12は、ナビ'モジュール 13が作成した通信データを通信モジュール 11に出力して通信モジュール 11から携帯電話網 N1に送信するようになって、る。

[0033] さらに、通信管理モジュール 12は、電源モジュール 21のバッテリー電圧 Vbtが入力され、その時々のバッテリー電圧 Vbtの状態を検出するようになって、る。

電源モジュール 21は、バッテリー電圧 Vbtまたはアクセサリ電圧 Vaccをナビ装置 3 に供給する電源供給回路であって、例えば、運転者によるキー操作に基づいたイダ -ッシヨン装置 22からのイダ-ッシヨン信号 IGに応答してナビ装置 3のナビ'モジユール 13にアクセサリ電圧 Vaccを供給するようになっている。また、電源モジュール 21は、通信管理モジュール 12からのリモート操作信号 RSに応答してアクセサリ電圧 Vacc をナビ ·モジュール 13に供給するようになって!/、る。

[0034] ナビ 'モジュール 13は、電源モジュール 21からアクセサリ電圧 Vaccが印加されると、スリープ状態からウェイクアップ状態となり、アクセサリ電圧 Vaccが印加されなくなると、ウェイクアップ状態からスリープ状態となる。

[0035] ナビ'モジュール 13は、入力装置、現在位置検出装置、記憶装置、演算処理装置

(CPU)、画像表示装置を備えている。そして、ナビ'モジュール 13がこれら装置を使つて目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索、経路探索、目的地までの経路案内等を実行するべぐ演算処理装置 (CPU)は、記憶装置に記憶したプログラムに従って公知の処理動作を実行するようになっている。また、ナビ'モジュール 13は、記憶装置に記憶した遠隔操作プログラムに基づ!、て、通信モジュール 11が受信した通信データに応じて目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行するようになつている。

[0036] さらに、ナビ'モジュール 13は、スリープ状態力もウェイクアップ状態となると、遠隔操作プログラムに基づいて携帯電話網 N1及びインターネット N2を介して管理センタ 5と接続し、管理センタ 5の管理サーバ 5aから該ナビ装置 3の IPアドレスを取得するようになつている。管理サーバ 5aは外部管理手段として機能する。さらにまた、ナビ'モジュール 13は、遠隔操作プログラムに基づいて IPアドレスを取得すると、その IPアドレスを暗号化する。ナビ'モジュール 13は、ショートメッセージを送信した携帯電話 4 に対して、暗号化した IPアドレスをメールにして通信管理モジュール 12及び通信モジュール 11を介して送信するようになって、る。

[0037] 次に、携帯電話 4の電気的構成について説明する。携帯電話 4は、通信モジユール 31、 IP取得手段及び接続手段としての遠隔操作用アプリケーションモジュール（以下、遠隔操作用モジュール） 32を備えている。通信モジュール 31は、ナビ装置 3 及び管理センタ 5と携帯電話網 N1を介してデータ通信を行う。通信モジュール 31は、インターネット N2及び携帯電話網 N1を介して送信された通信データ (IPアドレスを暗号ィ匕したメール)を受信すると、その受信した通信データを遠隔操作用モジュール 32に出力するようになって、る。

[0038] 遠隔操作用モジュール 32は、 CPU, ROM, RAMを備え、その CPUが ROMに記憶した遠隔操作プログラムに基づいて、暗号化された IPアドレスを復号化する。遠隔操作用モジュール 32は、 IPアドレスを復号ィ匕すると、運転者 (操作者）によって携帯電話 4が操作されることに応じて、 IPアドレスを使って管理センタ 5の管理サーバ 5aを介さずにナビ装置 3とのセッションを確立する。そして、運転者が携帯電話 4の表示画面を見ながら携帯電話 4のボタンを操作することによってナビ装置 3に対して目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行させるために、遠隔操作用モジュール 32は各種情報を作成し通信モジュール 31からナビ装置 3に送信するようになつている。

[0039] 次に、上記のように構成したナビゲーシヨンシステム 1の作用について図 3—図 5に示すフローチャートに従って説明する。

図 3は、ナビ装置 3の通信管理モジュール 12の動作を示すフローチャート、図 4は、ナビ装置 3のナビ'モジュール 13の動作を示すフローチャート、図 5は携帯電話 4の遠隔操作用モジュール 32の動作を示すフローチャートを示す。

[0040] 今、自動車 2は、例えば駐車場に駐車している。この状態では、自動車 2は、キーが抜かれエンジンが停止しているとともに、電源モジュール 21は、ナビ装置 3に対してノックアップ電圧 (バッテリ電圧 Vbt)を供給している状態である。従って、ナビゲーシヨン装置 3は、起動していない。つまり、ナビ'モジュール 13はスリープ状態にある。一方、ナビ装置 3の通信モジュール 11及び通信管理モジュール 12は、携帯電話 4 力ものショートメッセージの受信を待つ待機状態にある。

[0041] 詳述すると、図 3において、通信管理モジュール 12 (CPU12a)は、ナビ'モジユール 13からナビ動作信号 STが出力されたか (ステップ S1)、ノッテリー電圧 Vbtが予め定めた下限値以下か (ステップ S2)、携帯電話 4からのショートメッセージを受信したか (ステップ S3)をそれぞれチェックしながら、待機している。この時点では、ナビ 'モジュール 13はスリープ状態にあるため、ナビ動作信号 STは出力されていない。なお、ステップ S2において、バッテリー電圧 Vbtが予め定めた下限値以下の場合、通信管理モジュール 12は、携帯電話 4による遠隔操作のための処理動作を停止する。 [0042] 通信管理モジュール 12 (CPU 12a)が待機モードにあるとき（ステップ S 1— S3)、携帯電話 4を使ってナビ装置 3を遠隔操作すべく運転者が携帯電話 4を操作すると、携帯電話 4はショートメッセージをナビ装置 3に送信する。携帯電話 4の通信モジユール 31から送信されたショートメッセージは、携帯電話網 N1を介してナビ装置 3の通信モジュール 11によって受信される。通信モジュール 11は、ショートメッセージを通信データとして通信管理モジュール 12 (CPU12a)に出力する。

[0043] 通信管理モジュール 12は、このショートメッセージを送信した携帯電話 4が予め登録された携帯電話 4力どうか判断する (ステップ S3)。通信管理モジュール 12は、ショートメッセージに付加された電話番号と、通信管理モジュール 12の RAM12cに記憶された電話番号を比較する。そして、ショートメッセージに付加された電話番号が予め登録した携帯電話 4の電話番号と一致したとき (ステップ S3で YES)、通信管理モジュール 12は電源モジュール 21に対してリモート操作信号 RSを出力する (ステップ S4)。リモート操作信号 RSを出力すると、通信管理モジュール 12は、ナビ'モジュ一ル 13からのナビ動作信号 STの出力を予め定めた一定時間待つ (ステップ S5、 S6) 。そして、一定時間経過してもナビ動作信号 STが出力されない場合 (ステップ S6で YES)、通信管理モジュール 12はステップ S1に戻り、携帯電話 4からの新たなショートメッセージを待つ。

[0044] 通信管理モジュール 12がリモート操作信号 RSを出力すると、電源モジュール 21はこれに応答してアクセサリ電圧 Vaccをナビ ·モジュール 13に印加する。ナビ ·モジュール 13は、アクセサリ電圧 Vaccが印加されると、スリープ状態からウェイクアップ状態となり、図 4に示すように、初期化処理を行う（ステップ S21)。続いて、ナビ'モジュ一ル 13は、ナビ動作信号 STを通信管理モジュール 12に出力する (ステップ S22)。

[0045] 従って、通信管理モジュール 12は、ナビ動作信号 STに応答してナビ'モジュール 13が動作 (遠隔操作)可能と判断して (ステップ S5で YES)、ナビ動作モードになる（ステップ S7)。通信管理モジュール 12は、ナビ動作モードになると、携帯電話 4による遠隔操作のために、ナビ'モジュール 13が作成した各種情報を通信モジュール 11 を介して送信できる。また、通信管理モジュール 12は、携帯電話 4による遠隔操作のための各種情報であって通信モジュール 11が受信したものを、ナビ'モジュール 13 に出力できる。

[0046] そして、通信管理モジュール 12は、携帯電話 4による遠隔操作が終了するまで (ステツプ S8)、ナビ動作モードを保持する。そして、携帯電話 4による遠隔操作が終了すると (ステップ S8で YES)、通信管理モジュール 12は、ナビ動作モードから初期モードに切り替わった後 (ステップ S9)、ステップ S1に戻り、携帯電話 4からの新たなショートメールを待つようになって!/、る。

[0047] 一方、ナビ'モジュール 13は、ステップ S22でナビ動作信号 STを出力すると、リモート操作信号 RSがあったかどうかチェックする（ステップ S23)。つまり、ナビ'モジュール 13は、このウェイクアップ状態力携帯電話 4のショートメッセージによるもの力、又はキー操作がなされたことによるイダ-ッシヨン装置 22からのイダ-ッシヨン信号 IG によるもの力チェックする。この場合、ナビ'モジュール 13のウェイクアップ状態は携帯電話 4のショートメッセージによるものなので (ステップ S23で YES)、ナビ'モジュール 13は、ショートメッセージを送信した携帯電話 4の電話番号を、通信管理モジュール 12からショートメッセージより取得する（ステップ S24)。次に、ナビ'モジュール 1 3は、通信管理モジュール 12 (RAM12c)により、ショートメッセージを送信した携帯電話 4のメールアドレスを取得する（ステップ S25)。

[0048] 続いて、ナビ'モジュール 13は、インターネット N2上の管理センタ 5の管理サーバ 5 aと接続して、管理サーバ 5aから該ナビ装置 3の IPアドレスを取得する（ステップ S26 )。ナビ'モジュール 13は、取得した IPアドレスを暗号化し、暗号化した IPアドレスを例えば URL形式のメールにして、前記取得したメールアドレスに対応する携帯電話 4に送信する（ステップ S27)。ナビ'モジュール 13は、予め定めた一定時間、ショートメッセージを送信した携帯電話 4とログインするまで待機する (ステップ S28, S29)。

[0049] そして、一定時間内に携帯電話 4とログインすると、ナビ'モジュール 13は、ナビ装置 3に目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行させるために携帯電話 4から送信されてくる各種情報を受信し、遠隔処理を実行する (ステップ S30)。つまり、例えば、目的地を設定するための遠隔処理の場合には、ナビ'モジュール 13には、目的地設定を指示する目的地設定開始情報、目的地の情報（目的地情報)等が携帯電話 4から送信される。ナビ'モジュール 13は、この各種情報に基づいて、目的地情報を記憶装置に記憶することになる。

[0050] そして、一つの遠隔処理が終了した後、ナビ'モジュール 13は、一定時間内にログアウトすると (ステップ S31で NO、 S32で YES)、または、一定時間経過すると (ステツプ S31で YES)、遠隔操作を終了する。このとき、ナビ'モジュール 13は、電源モジュール 21に対して、ナビ装置 3の遠隔操作についての処理動作が終了したとして、ァクセサリ電圧 Vaccの印加を停止させる信号を出力する。従って、ナビ'モジュール 13 は、再びスリープ状態となる。

[0051] そして、携帯電話 4を使って目的地を設定した運転者が、自動車 2に乗車しキー操作すると、イダ-ッシヨン装置 22からイダ-ッシヨン信号 IGが出力され電源モジュール 21からナビ ·モジュール 13にアクセサリ電圧 Vaccが印加される。ナビ ·モジュール 13 は、前記ステップ S21, S22を実行した後、このウェイクアップ状態が、携帯電話 4のショートメッセージによるもの力、キー操作によるものかチェックする（ステップ S23)。

[0052] この場合、ナビ'モジュール 13のウェイクアップ状態はキー操作によるものなので（ステップ S23で NO)、ナビ'モジュール 13は通常のナビ処理を実行する（ステップ S3 3)。運転者の乗車前に既に目的地が設定されているので、運転者は、目的地までの経路案内開始の操作をナビ装置 3の入力装置に行うだけで、ナビ'モジュール 13は、現在位置と、先に設定した目的地とに対応する経路探索を直ちに実行し経路案内表示を開始する。従って、運転者は、自動車 2に乗車してから目的地を設定する手間が省けるため、直ちに目的地に向かって走行することができる。

[0053] 次に、ナビ装置 3を遠隔操作する携帯電話 4の作用を、遠隔操作用モジュール 32 の動作を示す図 5のフローチャートに従って説明する。

いま、携帯電話 4を使ってナビ装置 3を遠隔操作すべぐ遠隔操作用モジュール 32 は、ナビ装置 3の通信モジュール 11の電話番号を使って、ナビ装置 3に対してショートメッセージを送信する (ステップ S41)。そして、遠隔操作用モジュール 32は、ナビ装置 3の IPアドレスが暗号化された URL形式の、ナビ装置 3からのメールの受信を待つ（ステップ S42、 S43)。

[0054] つまり、携帯電話 4の通信モジュール 31から送信されたショートメッセージに基づいて、通信管理モジュール 12及びナビ ·モジュール 13は上記した処理動作を実行する。そして、一定時間内に、ナビ'モジュール 13が、ステップ S27において、 IPアドレスが暗号化された URL形式のメールを送信すると、携帯電話 4 (遠隔操作用モジユール 32)は、該メールを受信する (ステップ S43で YES)。続いて、遠隔操作用モジユール 32は、暗号化された IPアドレスを復号化し、ナビ装置 3の IPアドレスを取得する（ステツプ S44)。

[0055] 遠隔操作用モジュール 32は、ナビ装置 3の IPアドレスを取得すると、運転者が携帯電話 4のボタンを操作することに応じて、取得した IPアドレスを使ってナビ ·モジユール 13とログイン接続する (ステップ S45)。そして、ログインすると、遠隔操作用モジュール 32は、運転者が携帯電話 4のボタンを操作することに応じて、ナビ装置 3を遠隔操作するための情報を送信する (ステップ S46)。つまり、運転者が携帯電話 4のボタン操作を行うことで、ナビ装置 3は目的地の設定、住所検索、電話番号検索、地図表示灯の点灯を実行することができる。

[0056] 次に、上記のように構成したナビゲーシヨンシステム 1の効果について以下に述べる。

(1)本実施形態によれば、携帯電話 4でナビ装置 3を起動させることができる。そして、ナビ装置 3は、同ナビ装置 3が起動する毎に新たに割り当てられた IPアドレスをメールで、携帯電話 4に送信する。従って、携帯電話 4はナビ装置 3を起動させる毎にその IPアドレスが変わっても、その変わった IPアドレスをナビ装置 3からのメールを介して取得でき、その取得した IPアドレスを使ってナビ装置 3と接続する。携帯電話 4は、同携帯電話 4のボタンが操作されることによって、ナビ装置 3を遠隔制御することができる。運転者は例えば携帯電話 4を使って、自動車 2に乗車する前に目的地を設定することができる。つまり、運転者は乗車後に目的地を設定してから出発することなぐ直ちに出発することができる。

[0057] (2)本実施形態によれば、ナビ装置 3は IPアドレスを暗号ィ匕して送信する。その暗号ィ匕された IPアドレスを携帯電話 4は復号ィ匕して、ナビ装置 3の IPアドレスを取得した。従って、間違って他人 (第三者)の携帯電話等で IPアドレスが知られ、その IPァドレスを使って第三者がナビゲーシヨン装置を遠隔操作するといつたことを防止することができる。 [0058] (3)本実施形態によれば、ナビ装置 3に予め登録された電話番号に対応する携帯電話 4力もショートメッセージを受信したとき、ナビ装置 3はスリープ状態力もウェイクァップ状態になるようにした。従って、予め登録していない携帯電話力もナビ装置 3にショートメッセージが送信されても、ナビ装置 3が起動することはない。

[0059] 次に、本発明のナビゲーシヨンシステムの第 2実施形態を図面に従って説明する。

本実施形態では、自動車 2に搭載されたナビ装置は、ナビ装置自身の固有の IPアドレスを保有していて、第 1実施形態のようにその時々でナビゲーシヨン管理センタ 5から IPアドレスを割り当てられるのではない点が相違する。従って、説明の便宜上、両実施形態の相違する点について詳細に説明し、第 1実施形態と同じ構成は符号を同じにして詳細な説明は省略する。

[0060] 図 6において、ナビゲーシヨンシステム 51は、自動車 2に搭載されたナビゲーシヨン装置 (以下、ナビ装置という） 53、外部端末としての携帯電話 54を有している。ナビ装置 53は携帯電話 54との間で携帯電話網 N1を介して通話、ショートメッセージ等が行えるようになつている。また、ナビ装置 53は携帯電話 54との間で携帯電話網 N1 及びインターネット N2を介してメールや各種情報データの授受が行えるようになっている。ナビ装置 53は、通信モジュール 61、ウェイクアップ手段を構成する通信管理モジュール 62、メール作成手段を構成するナビゲーシヨンアプリケーションモジュール（以下、ナビ'モジュール) 63を備えている。

[0061] 通信モジュール 61は携帯電話機能を持つ移動体通信機器であって、携帯電話 54 と携帯電話網 N1を介してデータ通信を行う。通信管理モジュール 62は、 CPU62a、 ROM62b,記憶手段 (第 1の記憶手段)及び第 2の記憶手段としての RAM62cを備えている。通信管理モジュール 62 (CPU62a)は、 ROM62bに記憶されたプログラムに従って、通信モジュール 61が受信した通信データを解析し認識する。又、通信管理モジュール 62の RAM62c〖こは、予め前記携帯電話 54の電話番号とメールアドレスが記憶されている。さらに、通信管理モジュール 62の RAM62cには、ナビ装置 5 3自身が持つ固有の IPアドレスが予め記憶されている。

[0062] 通信管理モジュール 62 (CPU62a)は、通信モジュール 61を介して受信した通信データが、 RAM62cに予め記憶された識別情報としての電話番号に対応する携帯電話 54力も送信された起動情報としてのショートメッセージであるとき、自動車 2に搭載した電源モジュール 21に対してリモート操作信号 RSを出力する。なお、この起動情報としてのショートメッセージは、受信された通信データが、予め登録 (記憶)された携帯電話 54からの通信と一致するかどうかを認識できればよいため、第 1実施形態と同様に、ショートメッセージ内容はどんな内容でもよくいわゆる空メッセージでもよい。また、本実施形態では、第 1実施形態と同様に、識別情報は電話番号であつたが、電話番号でなくてもよぐ携帯電話 54を識別できる情報であればよい。

[0063] また、通信管理モジュール 62 (CPU62a)は、ナビ ·モジュール 63からナビ動作信号 STが入力されると、ナビ'モジュール 63がスリープ状態力ウェイクアップ状態になったと判断して「ナビ動作モード」となる。「ナビ動作モード」となると、通信管理モジユール 62は、携帯電話網 N1を介して通信モジュール 61が受信した通信データを、ナビ'モジュール 63に供給する。また、「ナビ動作モード」となると、通信管理モジユール 62は、ナビ'モジュール 63が作成した通信データを通信モジュール 61に出力して通信モジュール 61から携帯電話網 N1に送信するようになって、る。

[0064] さらに、通信管理モジュール 62は、電源モジュール 21のバッテリー電圧 Vbtが入力され、その時々のバッテリー電圧 Vbtの状態を検出するようになって、る。

ナビ'モジュール 63は、キー操作又はリモート操作信号 RSに基づいて電源モジュール 21からアクセサリ電圧 Vaccが印加されると、スリープ状態からウェイクアップ状態となり、アクセサリ電圧 Vaccが印加されなくなると、ウェイクアップ状態からスリープ状態となる。

[0065] ナビ'モジュール 63は、入力装置、現在位置検出装置、記憶装置、演算処理装置

(CPU)、画像表示装置を備えている。そして、ナビ'モジュール 63がこれら装置を使つて目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索、経路探索、目的地までの経路案内等を実行するべぐ演算処理装置 (CPU)は、記憶装置に記憶したプログラムに従って公知の処理動作を実行するようになっている。また、ナビ'モジュール 63は、記憶装置に記憶した遠隔操作プログラムに基づいて、通信モジュール 61が受信した通信データに応じて目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行するようになつている。 [0066] さらに、ナビ'モジュール 63は、スリープ状態力もウェイクアップ状態となると、遠隔操作プログラムに基づいて、通信管理モジュール 62の RAM62cからナビ装置 53自身が持つ固有の IPアドレスを読み出す。ナビ'モジュール 63は、固有の IPアドレスを読み出すと、その IPアドレスを暗号ィ匕し、ショートメッセージを送信した携帯電話 54に対して、暗号化した IPアドレスをメールにして通信管理モジュール 62及び通信モジュール 61を介して送信するようになって、る。

[0067] 次に、携帯電話 54の電気的構成について説明する。携帯電話 54は、通信モジュール 71、 IP取得手段及び接続手段としての遠隔操作用アプリケーションモジュール (以下、遠隔操作用モジュール） 72を備えている。通信モジュール 71は、ナビ装置 5 3と携帯電話網 N1を介してデータ通信 (ショートメッセージの送信）を行う。また、通信モジュール 71は、インターネット N2及び携帯電話網 N1を介してナビ装置 53から送信された通信データ (IPアドレスを暗号ィ匕したメール)を受信すると、その受信した通信データを遠隔操作用モジュール 72に出力するようになっている。

[0068] 遠隔操作用モジュール 72は、 CPU72a、 ROM72b、 RAM72cを備え、その CPU 72aが ROM72bに記憶した遠隔操作プログラムに基づ!/、て、暗号化された IPァドレスを復号化する。遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、 IPアドレスを復号化すると、 IPアドレスを RAM72cに記憶するとともに、運転者によって携帯電話 54が操作されることに応じて、 IPアドレスを使ってナビ装置 53とのセッションを確立する。そして、運転者が携帯電話 54の表示画面を見ながら携帯電話 54のボタンを操作することによってナビ装置 53に対して目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行させるために、遠隔操作用モジュール 72は各種情報を作成し通信モジュール 71 力もナビ装置 53に送信するようになって、る。

[0069] 次に、上記のように構成したナビゲーシヨンシステム 51の作用について図 7及び図 8に示すフローチャートに従って説明する。

尚、本実施形態では、ナビ装置 53の通信管理モジュール 62は、第 1実施形態で説明した通信管理モジュール 12の図 3に示すフローチャートと同様な動作を行う。従つて、ここでは、ナビ'モジュール 63と携帯電話 54の動作について説明する。

[0070] 図 7はナビ装置 53のナビ.モジュール 63の動作を示すフローチャート、図 8は携帯電話 54の遠隔操作用モジュール 72の動作を示すフローチャートを示す。

今、通信管理モジュール 62がリモート操作信号 RSを出力すると（図 3のステップ S4 参照）、電源モジュール 21はこれに応答してアクセサリ電圧 Vaccをナビ'モジュール 63に印カロする。ナビ'モジュール 63は、アクセサリ電圧 Vaccが印加されると、スリープ状態からウェイクアップ状態となり、図 7に示すように、初期化処理を行う (ステップ S5 D o続いて、ナビ'モジュール 63は、ナビ動作信号 STを通信管理モジュール 62に出力する (ステップ S52)。

[0071] ナビ'モジュール 63は、通信管理モジュール 62からリモート操作信号 RSが入力された力どうかチェックする (ステップ S53)。つまり、ナビ'モジュール 63は、第 1実施形態と同様に、このウェイクアップ状態力携帯電話 54のショートメッセージによるもの力キー操作がなされイダ-ッシヨン装置 22からのイダ-ッシヨン信号 IGによるものかチェックする。この場合、ナビ'モジュール 63のウェイクアップ状態は携帯電話 54のショートメッセージによるものなので (ステップ S53で YES)、ナビ'モジュール 63は、ショートメッセージを送信した携帯電話 54の電話番号を、通信管理モジュール 62からショートメッセージによって取得する（ステップ S54)。続いて、ナビ'モジュール 63は、ショートメッセージを送信した携帯電話 54のメールアドレスを、通信管理モジュール 62 ( RAM62c)から読み出し取得する（ステップ S55)。

[0072] 次に、ナビ'モジュール 63は、該携帯電話 54による IPアドレスの要求 (遠隔操作）のためのアクセスが初めてかどうかをチェックする（ステップ S56)。このとき、ナビ 'モジュール 63は、携帯電話 54の取得した電話番号に基づいて、通信管理モジュール 62の RAM62cに記憶した携帯電話 54の履歴情報を読み出す。履歴情報は、該携帯電話 54によってナビ装置 53を遠隔操作するためのアクセスがあつたかどうかの情報であって、携帯電話 54に対してのフラグの有無でアクセスの有無を決めて、る。

[0073] そして、ナビ'モジュール 63は、フラグが無いことによって、携帯電話 54による遠隔操作要求のためのアクセスが、ままでに無かったと判断したとき (ステップ S56で YE S)、通信管理モジュール 62の RAM62cにその携帯電話 54に対する履歴情報を書き込む。即ち、ナビ'モジュール 63はフラグをセットする（ステップ S57)。続いて、ナビ 'モジュール 63はステップ S58に移る。 [0074] ステップ S58において、ナビ'モジュール 63は、通信管理モジュール 62の RAM62 cからナビ装置 53の固有の IPアドレスを読み出し取得し、その取得した IPアドレスを暗号化する。そして、ナビ'モジュール 63は、暗号化した IPアドレスを例えば URL形式のメールにして、前記取得したメールアドレスに対応する携帯電話 54に送信する。

[0075] 一方、ナビ'モジュール 63は、フラグが有ることによって、該携帯電話 54による IPァドレスの要求のためのアクセスが既にあつたと判断したとき (ステップ S56で NO)、ナビ装置 53の固有の IPアドレスを暗号ィ匕して送信することなぐ遠隔操作要求のための送信を受信した旨のメールを携帯電話 54に送信する (ステップ S59)。

[0076] ナビ'モジュール 63は、予め定めた一定時間、ショートメッセージの送信先の携帯電話 54とログインするまで待機する（ステップ S60, S61)。

そして、一定時間内に携帯電話 54とログインすると (ステップ S61で YES)、ナビ' モジュール 63は、ナビゲーシヨン装置 53に対して目的地の設定、地図表示、住所検索、電話検索等を実行させるために携帯電話 54から送信されてくる各種情報を受信し、遠隔処理を実行する (ステップ S62)。つまり、例えば、目的地を設定するための遠隔処理の場合には、ナビ'モジュール 63には、目的地設定を指示する目的地設定開始情報、目的地の情報（目的地情報)等が携帯電話 54から送信される。ナビ'モジユール 63は、この各種情報に基づいて、目的地情報を記憶装置に記憶することになる。

[0077] そして、一つの遠隔処理が終了した後、ナビ'モジュール 63は、一定時間内にログアウトすると (ステップ S63で NO、 S64で YES)、または、一定時間経過すると (ステツプ S63で YES)、遠隔操作を終了する。このとき、ナビ'モジュール 63は、電源モジュール 21に対して、遠隔操作による処理動作が終了したとして、アクセサリ電圧 Vaccの印加を停止するように指示する信号を出力する。従って、ナビ'モジュール 63は、再びスリープ状態となる。

[0078] そして、携帯電話 54を使って目的地を設定した運転者が、自動車 2に乗車しキー操作すると、イダ-ッシヨン装置 22からイダ-ッシヨン信号 IGが出力され、電源モジュール 21からナビ ·モジュール 63にアクセサリ電圧 Vaccが印加される。ナビ ·モジユール 63は、前記ステップ S51, S52を実行した後、このウェイクアップ状態力携帯電話 54のショートメッセージによるもの力キー操作によるものかチェックする（ステップ S53)。

[0079] この場合、ナビ'モジュール 63のウェイクアップ状態はキー操作によるものなので（ステップ S53で NO)、ナビ'モジュール 63は、通常のナビ処理を実行する（ステップ S 65)。運転者の乗車前に既に目的地が設定されているので、運転者が目的地までの経路案内開始の操作をナビ装置 53の入力装置に行うだけで、ナビ'モジュール 63 は、現在位置と、先に設定された目的地とに基づいて直ちに経路探索を実行し経路案内表示を開始する。従って、運転者は、自動車 2に乗車してから目的地を設定する手間が省けるため、直ちに目的地に向力つて走行することができる。

[0080] 次に、ナビ装置 53を遠隔操作する携帯電話 54の作用を、遠隔操作用モジュール 7 2の動作を示す図 8のフローチャートに従って説明する。

いま、携帯電話 54を使ってナビ装置 53を遠隔操作すべぐ遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、ナビ装置 53の通信モジュール 61の電話番号を使って、ナビ装置 53に対してショートメッセージを送信する (ステップ S71)。そして、遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、ナビ装置 53の IPアドレスが暗号化された URL形式の、ナビ装置 53力のメールの受信を待つ（ステップ S72、 S73)。

[0081] つまり、携帯電話 54の通信モジュール 71から送信されたショートメッセージに基づ V、て、通信管理モジュール 62及びナビ ·モジュール 63は上記した処理動作を実行する。そして、一定時間内に、ナビ'モジュール 63が、ステップ S58で実行された暗号化された IPアドレスを含む URL形式のメール、又、ステップ S59で実行された単なる応答メールのいずれかを送信すると、遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、暗号ィ匕された IPアドレスを含むメールを受信した力どうか判断する (ステップ S73, S74

) o

[0082] そして、ナビ'モジュール 63から受信したメール力暗号化された IPアドレスを含む場合 (ステップ S74で YES)、遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、暗号化された IPアドレスを復号ィ匕し、ナビ装置 53の固有の IPアドレスを取得するとともに (ステツプ S75)、その IPアドレスを遠隔操作用モジュール 72の RAM72cに記憶する（ステツプ S76)。 [0083] 遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、ナビ装置 53の固有の IPアドレスを遠隔操作用モジュール 72の RAM72cに記憶すると、運転者によって携帯電話 54のボタンが操作されることによって、この IPアドレスを使ってナビ'モジュール 63とログイン接続する (ステップ S77)。そして、ログインすると、遠隔操作用モジュール 72は、運転者によって携帯電話 54のボタンが操作されることに応じて、ナビ装置 53を遠隔操作するため情報を送信する (ステップ S78)。つまり、運転者によって携帯電話 54のボタンが操作されることで、ナビ装置 53は目的地の設定、住所検索、電話番号検索、地図表示灯の点灯を実行することができる。

[0084] 一方、遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)は、ナビ 'モジュール 63から受信したメール力暗号化された IPアドレスを含まない場合 (ステップ S 74で NO)、既に先に行ったアクセスによってナビ装置 53の IPアドレスを取得しているとして、遠隔操作用モジュール 72の RAM72cから IPアドレスを読み出す (ステップ S79)。運転者が携帯電話 54のボタンを操作することによって、遠隔操作用モジュール 72 (CPU72a)はこの IPアドレスを使って、ナビ'モジュール 63とログイン接続する（ステップ S77)。

[0085] 次に、上記のように構成したナビゲーシヨンシステム 51の効果について以下に述べる。

(1)本実施形態によれば、携帯電話 54でナビ装置 53を起動させることができる。携帯電話 54が遠隔操作のために初めてナビ装置 53とアクセスしナビ装置 53を起動させると、ナビ装置 53は、同ナビ装置 53に固有の IPアドレスをメールで携帯電話 4に送信するようにした。従って、携帯電話 54は、ナビ装置 53の固有の IPアドレスを当初知らなくても、ナビ装置 53にアクセスしてナビ装置 53を起動させることによって、ナビ装置 53からのメールを介してナビ装置 53の IPアドレスを取得できる。そして、携帯電話 54は、その取得した IPアドレスを使ってナビ装置 53と接続し、運転者が携帯電話 54のボタンを操作することに応じて、ナビ装置 53を遠隔制御することができる。例えば運転者は、携帯電話 54を使って、自動車 2に乗車する前に目的地を設定することができる。つまり、運転者は乗車後に目的地を設定してから出発することなぐ直ちに出発することができる。

[0086] (2)本実施形態によれば、ナビ装置 53は IPアドレスを暗号ィ匕して送信する。その暗号ィ匕された IPアドレスを携帯電話 54は復号ィ匕して、ナビ装置 53の IPアドレスを取得した。従って、間違って第三者の携帯電話等で IPアドレスが知られ、その IPアドレスを使って第三者がナビゲーシヨン装置を遠隔操作するといつたことを防止することができる。

[0087] (3)本実施形態によれば、ナビ装置 53に予め登録された電話番号に対応する携帯電話 54からショートメッセージを受信したとき、ナビ装置 53はスリープ状態力もゥェイクアップ状態になるようにした。従って、予め登録していない携帯電話力もナビ装置 53にショートメッセージが送信されても、ナビ装置 53が起動することはない。

[0088] なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。

〇上記各実施形態では、 IPアドレスを暗号ィ匕したが、暗号ィ匕しないで実施してもよい

〇上記各実施形態では、外部端末 (携帯電話 4, 54)によるナビ装置 3, 53の遠隔操作は、自動車 2が停止し且つキーが抜かれた状態で行われた。しかし、これに限らず、自動車 2が走行している状態でも外部端末 (携帯電話 4, 54)力もナビ装置 3, 53を遠隔操作できるようにしてもょ、。

[0089] 〇上記第 1実施形態では、ナビ装置 3をスリープ状態力ウェイクアップさせた後、ナビ装置 3が管理サーバ 5aから該ナビ装置 3に割当てられる IPアドレスを取得し、その I Pアドレスをメールで外部端末 (携帯電話 4)に送信するようにした。これを、ナビ装置 3がウェイクアップ状態にあって既に IPアドレスを取得している場合において、登録されて、る外部端末 (携帯電話 4)から起動情報 (ショートメッセージ)があったとき、ナビ 'モジュール 13は、その既に取得している IPアドレスを暗号化または暗号化しないでメールにして外部端末に送信するようにしてもょ、。

[0090] 〇上記各実施形態では、ナビ装置 3, 53を起動させるための起動情報が発せられたことに加えて、携帯電話 4, 54の識別情報 (電話番号)とナビ装置 3, 53の識別情報（電話番号)とが一致することも、ナビ装置 3, 53をウェイクアップ状態にするための要件に含まれた。しかし、起動情報が発せられたことだけをウェイクアップのための要件とするように実施してもよい。

〇上記各実施形態では、通信形態は電話網であつたが、これに限定されるものではなぐインターネットであってもよい。

〇上記各実施形態では、ナビゲーシヨン装置による目的地の設定についての遠隔操作を特に強調して記載したが、これに限定されるものではなぐナビゲーシヨン装置がもっている各種機能 (例えば、住所検索)電話番号検索、地図表示等)を遠隔操作するために応用することがきることは勿論可能である。

Claims

請求の範囲

[1] ナビゲーシヨン装置とそのナビゲーシヨン装置を遠隔操作する外部端末とを備えるナビゲーシヨンシステムにお、て、

前記ナビゲーシヨン装置は、

前記外部端末のメールアドレスを予め記憶した記憶手段と、

メール作成手段と、

前記外部端末からの起動情報を受信してメール作成手段をスリープ状態からウェイクアップ状態にするウェイクアップ手段であって、前記メール作成手段は、前記ウェイクアップ手段によってウェイクアップ状態になったとき、自身の IPアドレスを取得し、その取得した IPアドレスをメールにし、そのメールを、前記起動情報を送信した前記外部端末に対し前記外部端末のメールアドレスを使って送信することと

を備えたことを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[2] 請求項 1に記載のナビゲーシヨンシステムにおヽて、

前記記憶手段は第 1の記憶手段であり、

前記ナビゲーシヨン装置は、

前記ナビゲーシヨン装置自身の固有の IPアドレスを予め記憶した第 2の記憶手段を備え、

前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得することを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[3] 請求項 1に記載のナビゲーシヨンシステムにおヽて、

前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から割当られた IPアドレスを取得することを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[4] 請求項 1一 3のいずれ力 1つに記載のナビゲーシヨンシステムにおいて、

前記記憶手段は、前記外部端末の識別情報を予め記憶し、前記ウェイクアップ手段は、前記識別情報と起動情報に含まれる識別情報を比較し、両識別情報が一致したときに前記メール作成手段をウェイクアップ状態にすることを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[5] 請求項 1一 4のいずれ力 1つに記載のナビゲーシヨンシステムにおいて、前記メール作成手段は、前記 IPアドレスを暗号ィ匕しその暗号ィ匕した IPアドレスをメールにすることを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[6] 請求項 1一 5のいずれ力 1つに記載のナビゲーシヨンシステムにおいて、

前記ウェイクアップ手段は、前記外部端末からの起動情報を受信したとき、メール作成手段のウェイクアップのための同メール作成手段に対する電圧供給を指示する信号を生成することを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[7] 請求項 1一 6のいずか 1つに記載のナビゲーシヨンシステムにおいて、

前記外部端末は、

前記メール作成手段が作成したメール力 IPアドレスを取得する IPアドレス取得手段と、

前記 IPアドレス取得手段が取得した IPアドレスに基づいて前記ナビゲーシヨン装置に接続する接続手段と

を備えたことを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[8] 請求項 7に記載のナビゲーシヨンシステムにおヽて、

前記外部端末の IPアドレス取得手段は、暗号ィ匕された IPアドレスを復号ィ匕して IPァドレスを取得することを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[9] ナビゲーシヨン装置とそのナビゲーシヨン装置を遠隔操作する外部端末とを備えるナビゲーシヨンシステムにお、て、

前記ナビゲーシヨン装置は、

前記外部端末からの起動情報を受信したとき、自身の IPアドレスをメールにし、そのメールを、前記起動情報を送信した前記外部端末に対し、前記外部端末のメールアドレスを使って送信するメール作成手段と

を備えたことを特徴とするナビゲーシヨンシステム。

[10] 請求項 9に記載のナビゲーシヨンシステムにお!/ヽて、

前記記憶手段が第 1の記憶手段であり、

前記ナビゲーシヨン装置は、

[11] 請求項 9に記載のナビゲーシヨンシステムにおいて、

[12] 外部端末にて遠隔操作可能なナビゲーシヨン装置において、

メール作成手段と、

前記外部端末からの起動情報を受信してメール作成手段をスリープ状態からウェイクアップ状態にするウェイクアップ手段であって、前記メール作成手段は前記ウェイクアップ手段によってウェイクアップ状態になったとき、メール作成手段自身の IPァドレスを取得し、その取得した IPアドレスをメールにし、そのメールを、前記起動情報を送信した前記外部端末に対し、前記外部端末のメールアドレスを使って送信することとを備えたことを特徴とするナビゲーシヨン装置。

[13] 請求項 12に記載のナビゲーシヨン装置において、

前記記憶手段が第 1の記憶手段であるとき、

前記メール作成手段は、前記第 2の記憶手段に記憶した IPアドレスを読出し取得することを特徴とするナビゲーシヨン装置。

[14] 請求項 12に記載のナビゲーシヨン装置において、

前記メール作成手段は、前記ナビゲーシヨン装置を管理する外部管理手段から割当られた IPアドレスを取得することを特徴とするナビゲーシヨン装置。

[15] 外部端末にて遠隔操作可能なナビゲーシヨン装置において、

を備えたことを特徴とするナビゲーシヨン装置。

[16] 請求項 15に記載のナビゲーシヨン装置において、

前記記憶手段が第 1の記憶手段であるとき、

[17] 請求項 15に記載のナビゲーシヨン装置において、