WO2005046187A1

WO2005046187A1 - 折り畳み式携帯端末機

Info

Publication number: WO2005046187A1
Application number: PCT/JP2004/016807
Authority: WO
Inventors: Kenichi Noma; Nobuaki Kobayashi; Masuo Tanaka; Shinichi Yamamoto; Motoaki Mushika; Kiyotada Kawakami; Atsumi Okamoto
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.
Priority date: 2003-11-06
Filing date: 2004-11-05
Publication date: 2005-05-19
Also published as: US20070087793A1; US7664539B2; KR20060108654A

Abstract

本発明に係る折り畳み式携帯端末機は、マイクロフォン(14)を具えた本体キャビネット(１)と第１及び第２スピーカ(41)(42)を具えた蓋体キャビネット(２)とを互いに開閉可能に連結して構成され、両キャビネット(１)(２)の内、何れか一方若しくは両方のキャビネットには、両キャビネット(１)(２)の閉じ状態で第１スピーカ(41)の放音孔(22a)を塞ぐ塞ぎ手段が設けられている。或いは、蓋体キャビネット(２)の内部には、第１スピーカ(41)と第２スピーカ(42)とを仕切る仕切り壁が形成されている。或いは、蓋体キャビネット(２)の内面には、本体キャビネット(１)の内面側に向いた第１回転姿勢と、閉じ位置の蓋体キャビネット(２)から外れた方向に向いた第２回転姿勢との間で回動可能な、マイクロフォン(63)が内蔵された送話ユニット(６)を具えている。

Description

明細書折り畳み式携帯端末機技術分野

本発明は、折り畳み式携帯電話機の如く、一対の扁平なキャビネットを互いに開閉可能に連結して構成される折り畳み式携帯端末機に関し、特に、両キャビネットを閉じた状態で通話を可能とするハンズフリー機能を有する折り畳み式携帯端末機に関するものである。背景技術

近年、折り畳み式携帯電話機においては、小型化や薄型化が進むと共に多機能化が進んでおり、両キャビネットを閉じて机の上に置いた状態でも通話やメールの送受信が可能なハンズフリー機能付きの折り畳み式携帯電話機の開発が進んでいる（例えば、日本国公開特許公報 2003— 18257号、日本国公開特許公報 2003- 5 1871号及び日本国公開特許公報 2003- 13420 1号参照)。ハンズフリー機能を有する折り畳み式携帯電話機として、例えば図 17及び図 18に示す折り畳み式携帯電話機が提案されている。

該折り畳み式携帯電話機は、本体キヤビネヅト（ 8 )と蓋体キヤビネヅト（ 9 )をヒンジ機構（83)を介して互いに開閉可能に連結して構成されており、本体キヤビネット（8 )の内面には複数の操作キ一（81)と送話部（82)が配備され、本体キヤビネヅト（8 )の内部には、送話部（82)に向けてマイクロフォン（84)が配備されている。

蓋体キャビネヅト（ 9 )の内面には、メインディスプレイ（91)が配備されると共に、両キャビネヅト（8)(9 )を閉じた状態で送話部（82)と対向することとなる位置に第 1受話部（92)が配備されており、蓋体キャビネット（9 )の背面には、第 2 受話部（93)が配備されている。又、蓋体キャビネヅト（9)の内部には、第 1受話部（92)に向けて第 1スピーカ（94)が配備されると共に、第 2受話部（93)に向けて第 2スピーカ（95)が配備されている。

又、本体キャビネット（8)の送話部（82)の近傍には、第 1凸部（85)が突設されると共に、蓋体キャビネット（9)には、第 1受話部（92)の近傍に第 2凸部（96)が突設されており、両凸部（85 )(96 )は、両キャビネット（8)(9)を閉じた状態で互いに当接する。

該折り畳み式携帯電話機において、図 18に示す如く両キャビネヅト（8 )(9) を閉じた場合、キャビネット閧閉検知器 (図示省略）によって両キャビネヅト（8) ( 9 )を閉じたことが検知され、該検知に基づく検知信号が制御回路（図示省略）に供給される。制御回路は、前記検知信号に応じて、マイクロフォン（84)及び第 2 スピーカ（95)を機能させる。この結果、両キャビネット（8)(9 )を閉じて机の上に置いたハンズフリ一の状態で、マイクロフォン（84)及び第 2スビーカ（95)を用いた送受話が可能となる。

しかしながら、該折り畳み式携帯電話機において、図 18に示す如く両キャビネット（ 8 )( 9 )を閉じた状態で送受話を行なう場合、第 2スピーカ（95)の振動が蓋体キヤビネット（ 9 )の内部の空気を介して第 1スピー力（94)に伝達され、これによって第 1スピーカ（94)が振動するため、第 1スピーカ（94)からは、第 2スピ —力（95)から発せられる音波に近似した波形を有する音波が発せられることとなる。ここで、第 1スピーカ（94)は、第 1受話部（92)及び送話部（82)を介してマイクロフオン（84)と対向しているため、第 1スピーカ（94)から発せられる音波がマイク口フォン（84)に伝わることとなり、この結果、第 1スピーカ（94)を介して第 2スピ一力（95 )とマイクロフォン（84)の間で音響伝達経路のループが形成される _c これによつて、第 2スピーカ（95)から発せられた通話相手の音声がマイクロフォン（84)に伝わり、該音声が通話相手に送信される現象、即ちハウリングが発生することとなり、通話相手に不快感を与える問題があった。そこで本発明の目的は、一対のキャビネットを開閉可能に連結して構成されるハンズフリー機能付きの折り畳み式携帯端末機において、ハウリング現象を防止或いは抑制することである。発明の開示

本発明に係る第 1の折り畳み式携帯端末機は、本体キヤビネット（ 1 )と蓋体キャビネット（2 )を互いに開閉可能に連結して構成されている。蓋体キャビネヅト (2 )には第 1スピーカ（41)が配備され、蓋体キャビネット（2 )の内面には、第 1 スピーカ（41)の放音面と対向する位置に、該第 1スピーカ（41)から発せられる音波を通過させるための 1或いは複数の放音孔（22a)が開設されている。又、本体キャビネット（ 1 )の内面には、両キャビネヅト（ 1 )(2)を閉じた状態で放音孔（22a) と対向することとなる位置に、 1或いは複数の開口（12a)が開設されており、本体キャビネヅト（ 1 )には、前記開口（12a)に集音面を向けたマイクロフォン（14)が配備されている。

前記蓋体キャビネヅト（2)には、蓋体キャビネヅト（2 )の背面に向けて音波を放出する第 2スピ一力（42)が配備されており、何れか一方若しくは両方のキヤビネヅトには、両キャビネヅト（1 )(2 )の閉じ状態で放音孔 (22a)を塞ぐ塞ぎ手段が設けられている。

上記本発明に係る第 1の折り畳み式携帯端末機においては、両キャビネット ( 1 )(2 )を閉じることにより、本体キャビネット（ 1 )のマイクロフォン（14)と蓋体キャビネット（2 )の第 1スピーカ（41)が開口（12a)及び放音孔 (22a)を介して互いに対向することとなる。このとき、マイクロフォン（14)と第 2スピーカ（42)が共に本体キヤビネヅト（ 1 )の背面側とは反対側を向いており、この状態でマイク口フォン（14)及び第 2スピーカ（42)を機能させることにより、ュ一ザは、マイク口フォン（14)及び第 2スピーカ（42)を手前に向けて送受話を行なうことが出来る, このとき、第 2スピーカ（42)から発せられる音波は、蓋体キャビネット（2 び蓋体キャビネヅト（2 )内部の空気を介して第 1スピーカ（41)に伝達され、これに伴って第 1スピーカ（41)が振動するため、第 1スピーカ（41)からは前記音波に近似した波形を有する音波が放出される。しかしながら、該音波を蓋体キャビネット（2)の外部に放出するための放音孔 (22a)は、塞ぎ手段によって塞がれているため、該音波は、僅かに蓋体キャビネット（2 )の外部に放出されるに過ぎない。又、蓋体キャビネヅト（2 )の外部に放出された音波は、開口（12a)を通過して本体キャビネヅト（ 1 )内部に到達する過程で減衰するため、該音波がマイクロフォン (14)に伝わることはない。

又、両キャビネット（ 1 )(2)を開いた場合には、塞ぎ手段によって放音孔 (22a) が塞がれた状態が解除されて、放音孔（22a)は閧放される。この状態でマイクロフオン（14)と第 1スピーカ（41)を機能させることにより、ュ一ザは、前記開口（12a) に口元を近づけると共に放音孔（22a)に耳元を近づけた姿勢で送受話を行なうことが出来る。

具体的構成において、塞ぎ手段は、両キャビネット（ 1 )(2 )の開き状態と閉じ状態を検知する検知手段と、該検知に応じて放音孔 (22a)を開閉するシャツ夕一機構（7)とを具えている。又、該シャッター機構（7)は、第 1スピーカ（41)の放音面と放音孔 (22a)の対向面間に侵入可能に支持されているシャツ夕一部材（70)と、前記検知に応じて該シャツ夕一部材（70)を往復駆動する駆動機構 (72)とを具えている。シャツ夕一部材（70)は、駆動機構（72)の動作により、両キャビネット（ 1 ) (2 )の閉じ状態で前記対向面間に侵入して該放音孔 (22a)を塞ぐ一方、両キャビネット（ 1 )(2 )の開き状態で前記対向面間から脱出して該放音孔 (22a)を開放する。該具体的構成においては、両キャビネット（ 1 )( 2 )を閉じると、検知手段が両キヤビネット（ 1 ) ( 2 )の閉じ状態を検知し、該検知に応じて駆動機構 (72)が動作し、該動作によって、シャツ夕一部材（70)が第 1スピーカ（41)の放音面と放音孔 (22a)の対向面間に侵入して該放音孔 (22a)を塞く、。この結果、第 2スピーカ（42) の振動に伴って第 1スピーカ（41)から発せられた音波は、僅かに蓋体キャビネヅト（ 2 )の外部に放出されるに過ぎず、該音波が本体キヤビネヅト（ 1 )の開口（12a) を通過してマイクロフォン（14)に伝わることはない。

又、両キャビネット（ 1 )(2)を閧くと、検知手段が両キャビネヅト（ 1 )(2 )の開いた状態を検知し、該検知に応じて駆動機構 (72)が動作し、該動作によってシャヅ夕一部材 (70)が前記対向面間から脱出する。この結果、放音孔 (22a)が開放されることとなり、この状態で第 1スピーカ（41)を機能させることにより、第 1スピー力（41)から発せられる音波は放音孔 (22a)を通過して蓋体キャビネヅト（2 )の外部に放出されることとなる。従って、ユーザは、放音孔 (22a)に耳元を近づけることにより、第 1スピーカ（41)から発せられる通信相手からの音声を聞き取ることが出来る。

他の具体的構成において、前記開口（12a)と放音孔（22a)は、両キャビネット ( 1 )(2 )の閉じ状態で互いに僅かにずれることとなる位置に設けられており、塞ぎ手段は、本体キャビネット（ 1 )の内面領域の内、両キャビネット（ 1 )(2 )を閉じた状態で放音孔 (22a)と向かい合うこととなる位置に形成された突出部 (73)を具えている。該突出部（73)は、両キャビネット（1 )(2)の閉じ状態で放音孔 (22a)を塞ぐ一方、蓋体キャビネット（2)を開いた状態で放音孔 (22a)から離脱する。

該具体的構成においては、両キャビネット（ 1 )(2 )を閉じることによって、本体キャビネット（ 1 )内面の突出部（73)が蓋体キャビネット（2 )内面に当接し、該突出部 (73)によって放音孔 (22a)が塞がれる。

又、両キャビネット（ 1 )(2 )を開くことによって、突出部 (73)が放音孔 (22a)から離脱し、これによつて放音孔 (22a)は開放される。この結果、第 1スピーカ（41) から発せられる音波は放音孔 (22a)を通過して蓋体キャビネヅト（2 )の外部に放出れ ο

更に具体的な構成において、前記突出部（73)は、弾性樹脂から形成されている c 該具体的構成において、両キャビネヅト（1 )( 2 )を閉じた場合、第 1スピーカ (41)から発せられる音波は、放音孔 (22a)を塞いでいる突出部 (73)の弾性によって効果的に吸収される。

本発明に係る第 2の折り畳み式携帯端末機においては、本体キャビネット（ 1 ) と蓋体キヤビネヅト（ 2 )が互いに開閉可能に連結されており、蓋体キヤビネヅト (2 )には第 1スビーカ（41)が配備され、蓋体キャビネット（2)の内面には、第 1 スピーカ（41)と対向する位置に、該第 1スピーカ（41)から発せられる音波を通過させるための 1或いは複数の放音孔（22a)が開設されている。又、本体キャビネヅト（ 1 )の内面には、両キヤビネヅト（ 1 )( 2 )を閉じた状態で前記放音孔 (22a)と対向することとなる位置に、 1或いは複数の開口（12a)が開設されており、本体キヤビネット（ 1 )には、前記開口（12a)に向けてマイクロフォン（14)が配備されている。更に、蓋体キャビネット（2 )には、その背面側に向けて音波を発する第 2スピ一力（42)が配備されており、蓋体キャビネット（2 )の内部には、第 1スピーカ（41) が配備された第 1領域と第 2スピー力（42)が配備された第 2領域の間に、これら 2つの領域を仕切る仕切り壁が形成されている。

上記本発明に係る第 2の折り畳み式携帯端末機においては、両キャビネット ( 1 )(2)を閉じることにより、本体キャビネット（ 1 )のマイクロフォン（14)と蓋体キャビネット（2 )の第 1スピーカ（41)が、開口（12a)及び放音孔（22a)を介して互いに対向することとなる。このとき、マイクロフォン（14)と第 2スピーカ（42) が共に本体キャビネット（ 1 )の背面側とは反対側を向いており、この状態でマイクロフオン（14)及び第 2スピーカ（42)を機能させることにより、ユーザは、両キャビネヅト（ 1 )(2)を閉じた場合にも、マイクロフォン（14)及び第 2スピーカ（4 2)を手前に向けて送受話を行なうことが出来る。

このとき、第 2スピーカ（42)の振動によって、蓋体キャビネット（2)内部の第 2領域内の空気が振動することとなるが、両スピーカ（41)(42)の間には、仕切り壁が介在しており、第 2領域から第 1領域に向かう振動は、仕切り壁によって遮断されるため、第 2スピーカ（42)の振動に伴って第 1スピーカ（41)が振動することはない。両キャビネット（ 1 )( 2 )を開いた状態において、マイクロフォン（14)と第 1スピ一力（41)を機能させることにより、ユーザは、前記開口（12a)に口元を近づけると共に放音孔 (22a)に耳元を近づけて送受話を行なうことが出来る。

具体的構成において、前記仕切り壁は、蓋体キャビネット（2)内部の互いに対向する 2つの内壁の内、一方の内壁から他方の内壁に向けて突出するリブ（25)と、該リブ（25)の先端部と他方の内壁の間に介在するクッション部材（43)とによって形成されている。

該具体的構成において、第 2スピ一力（42 )の振動に伴う第 2領域内の空気の振動は、仕切り壁を形成するクッション部材 (43)の弾性によって効果的に吸収される。

他の具体的構成において、蓋体キャビネット（2 )は、蓋体キャビネット（2 )の内面を形成する内面キャビネット半体 (28)と、蓋体キャビネット（2 )の背面を形成する背面キャビネット半体 (29)とを互いに接合して構成され、前記仕切り壁は、内面キャビネット半体 (28)に突設された第 1突出部（26)と、背面キャビネット半体（29)に突設されて第 1突出部（26)と対向する第 2突出部（27)と、両突出部（26) (27)の間に介在するシール部材（44)とによって形成されている。

該具体的構成においては、両突出部（26) (27)によってシール部材（44)を挟圧することにより、両突出部（26)(27)はシール部材 (44)に密着し、両突出部（26 )(27) とシ一ル部材 ( 44 )の間に隙間が存在することはない。

本発明に係る第 3の折り畳み式携帯端末機においては、本体キャビネット（ 1 ) と蓋体キャビネヅト（2 )が互いに開閉可能に連結されている。本体キャビネット ( 1 )及び蓋体キャビネヅト（2 )の内面には、両キャビネットを閉じた状態で互いに対向する位置に、マイクロフォン（ 63 )と第 1スピーカ（41 )が配備されると共に、蓋体キャビネヅト（2 )の背面には、第 2スピーカ（42)が配備されている。前記マイク口フォン（63)は、本体キャビネット（ 1)の端部に回転可能に配備され、両キャビネットを閉じた状態では閉じ位置の蓋体キャビネヅト（2 )から外れた方向に向けることが可能である。

具体的には、両キヤビネヅトを開いた状態でマイクロフォン（63 )及び第 1スピ —力（41 )を機能させる第 1通話モ一ドと、両キヤビネッ.トを閉じた状態でマイク口フォン（63 )及び第 2スピーカ（42 )を機能させる第 2通話モードの設定が可能であって、前記マイクロフォン（63 )は、第 1通話モードでは、本体キャビネット ( 1 )の内面側に向いた第 1回転姿勢に設定され、第 2通話モードでは、閉じ位置の蓋体キヤビネヅト（ 2 )から外れた方向に向いた第 2回転姿勢に設定される。更に具体的には、前記マイクロフォン（63 )は、例えば、蓋体キャビネット（2 ) の端部に回転可能に配備された送話ュニット（6 )に内蔵され、該送話ュニット ( 6 )には、マイクロフォン（63 )へ向けて音波を導入するための集音孔（62)が開設されている。又、送話ユニット（6 )は、第 1回転姿勢と第 2回転姿勢との間を、手動操作によって回転駆動され、或いは往復駆動装置によって回転駆動される。上記本発明の第 3の折り畳み式携帯端末機においては、本体キャビネヅト（1 ) と蓋体キヤビネット（ 2 )を閧くことによって第 1通話モードが設定され、マイク口フォン（63 )と第 1スピーカ（41 )が機能して、マイクロフォン（63 )と第 1スピ一力（41 )を用いた通話が可能となる。ここで、マイクロフォン（63 )を第 1回転姿勢に設定することによって、第 1スピーカ（41 )を耳の近傍に、マイクロフォン（63 ) を口の近傍に保持して通話を行なう場合に、マイクロフォン（63 )の集音方向がュ —ザの口の方向に向くことになるので、効率的に集音が行なわれる。

一方、本体キャビネヅト（ 1 )と蓋体キャビネヅト（ 2 )を閉じることによって第 2通話モードが設定され、マイクロフォン（63 )と第 2スピーカ（42 )が機能して、携帯端末機を机の上に置いた状態でマイクロフオン（63 )と第 2スピー力（42 )を用いたハンズフリーによる通話が可能となる。ここで、マイクロフォン（63 )を第 2 回転姿勢に設定することによって、マイクロフォン（63 )の集音方向が、閉じ位置の蓋体キャビネット（2 )から外れた方向に向くので、蓋体キャビネヅト（2 )によつてマイクロフォン（63)の集音が妨げられることはない。又、本体キャビネット（ 1 )と蓋体キャビネヅト（2 )を閉じることによって第 1 スピーカ（41 )とマイクロフォン（63 )とが互いに対向することになつたとしても、マイクロフォン（ 63 )の集音方向は、閉じ位置の蓋体キャビネット（ 2 )から外れた方向、即ち蓋体キャビネット（ 2 )の第 1スピーカ（41 )から外れた方向を向くので、第 2スビーカ（42 )からの音波が蓋体キヤビネヅト（ 2 )内の空気を伝わって第 1スピ一力（41 )を振動させたとしても、これによつて発生する音響がマイクロフォン ( 63 )へ大きな音圧で入力されることはない。

上述の如く、本発明に係る折り畳み式携帯端末機によれば、両キャビネットを閉じた場合に、一方のキャビネットに配備されたスピーカから発せられる音波が他方のキャビネットに配備されたマイクロフォンに伝わることによるハウリングが防止或いは抑制される。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る第 1の折り畳み式携帯端末機の第 1実施例、或いは、第 2の折り畳み式携帯端末機の第 1実施例及び第 2実施例における折り畳み式携帯電話機の開き状態の斜視図である。

図 2は、該折り畳み式携帯電話機の閉じ状態の斜視図である。

図 3は、本発明に係る第 1の折り畳み式携帯端末機の第 1実施例における折り畳み式携帯電話機の開き状態の一部破断正面図である。

図 4は、該折り畳み式携帯電話機の閉じ状態の一部破断正面図である。

図 5は、本発明に係る第 1の折り畳み式携帯端末機の第 2実施例における折り畳み式携帯電話機の開き状態の斜視図である。

図 6は、該折り畳み式携帯電話機の閉じ状態の断面図である。

図 7は、本発明に係る第 2の折り畳み式携帯端末機の第 1実施例における折り畳み式携帯電話機の蓋体キャビネットの内部を露出させて示す斜視図である。図 8は、該折り畳み式携帯電話機の断面図である。図 9は、該折り畳み式携帯電話機の要部を拡大して示す断面図である。

図 1 0は、本発明に係る第 2の折り畳み式携帯端末機の第 2実施例における折り畳み式携帯電話機の蓋体キャビネットの内部を露出させて示す斜視図である。図 1 1は、該折り畳み式携帯電話機の断面図である。

図 1 2は、該折り畳み式携帯電話機の要部を拡大して示す断面図である。

図 1 3は、本発明に係る第 3の折り畳み式携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。

図 1 4は、該折り畳み式携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。

図 1 5は、該折り畳み式携帯電話機の送話ュニットの第 1回転姿勢と第 2回転姿勢を示す斜視図である。

図 1 6は、該折り畳み式携帯電話機の閉じた状態の拡大断面図である。

図 1 7は、従来の折り畳み式携帯電話機の開き状態の断面図である。

図 1 8は、該折り畳み式携帯電話機の閉じ状態の断面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明を折り畳み式携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。

第 1の折り畳み式携帯端末機

第 1実施例

本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図 1及び図 2に示す如く、本体キャビネヅト（ 1 )にヒンジ機構（3 )を介して蓋体キャビネット（2 )を連結して構成され、本体キャビネヅト（ 1 )の内面と蓋体キャビネヅト（ 2 )の内面を互いに対向させて本体キャビネヅト（ 1 )と蓋体キャビネヅト（ 2 )を折り畳むことが可能となっている。蓋体キャビネット（2 )は、内面キャビネヅト半体（28 )と背面キャビネヅト半体（29 )を接合して構成されており、本体キャビネット（ 1 )も蓋体キャビネット ( 2 )と同様の構成を有している。図 1に示す如く、本体キャビネット（ 1 )の内面には、複数の操作キー（11)が配備され、該操作キー（11)の下方には、送話部（12)が凹設されており、該送話部（1 2)には、本体キャビネヅト（1 )の内面側から内部に向けて貫通した開口（12a)が形成されている。該本体キャビネット（ 1 )の内部には、前記開口（12a)に集音面を向けたマイクロフォン（14)が配備されている。又、ヒンジ機構（3 )側の端部には、キャビネヅト開閉検出スィツチ（15)が配備されており、本体キャビネット（ 1 )の側面には、サイドキ一 (13)が配備されている。

蓋体キャビネット（2 )の内面には、メインディスプレイ（21)が配備され、該メィンディスプレイ（21)の上方には、両キャビネヅト（ 1 )(2 )を閉じた状態で送話部（12)と対向することとなる位置に、受話部（22)が配備されており、蓋体キヤビネット（2 )の内部には、受話部（22)に放音面を向けた第 1スピーカ（41)が配備されている。該受話部（22)には、第 1スピーカ（41)からの音波を通過させるための複数の放音孔（22a)が開設されている。又、メインディスプレイ（21)の下方には、両キャビネヅト（ 1 )(2 )を閉じることによってキャビネット閧閉検出スィヅチ（1 5)を押圧する押圧ビン（20)が突設されている。

図 2に示す如く、蓋体キャビネット（2 )の背面には、サブディスプレイ（23)が配備されると共に、該サブディスプレイ（23)とヒンジ機構（ 3 )との間には放音部 (24)が配備され、蓋体キャビネット（2 )の内部には、該放音部（24)に放音面を向けた第 2スピーカ（42)が配備されている。

図 3に示す如く、蓋体キャビネット（2 )の内部に配備された第 1スピーカ（41) は、一対のスピーカ保持部材（74)(74)に保持された状態で固定されており、一方のスピーカ保持部材（74)の側方には、両キャビネヅト（ 1 )(2 )の開閉に応じて複数の放音孔 (22a)を開閉するシャツ夕一機構（7)が配備されている。

該シャツ夕一機構（7 )は、内面キャビネヅト半体 (28)の裏面に沿って摺動可能に枢支された帯状のシャツ夕一部材（70)と、該シャツ夕一部材（70)を収容すべきシャツ夕一収容室（71)と、両キャビネヅト（ 1 )(2 )の開閉に応じてシャツ夕一部材（70)を往復駆動する駆動機構 (72)とから構成されており、シャツ夕一部材（70) は、駆動機構 (72)の動作によって、図 3の如くシャツ夕一収容室 (71)に収容された収容位置と、図 4の如く第 1スピーカ（41)の放音面と複数の放音孔 (22a)の対向面間に侵入して該複数の放音孔 (22a)を塞ぐ塞ぎ位置との間で、内面キャビネット半体 (28)の裏面に沿って摺動することが可能である。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機をポケットゃ鞫に入れて携帯する場合には、図 1の如く両キャビネヅト（ 1 )(2 )を開いた状態から両キャビネヅト（ 1 ) (2 )を折り畳み、図 2の如く両キャビネット（ 1 )( 2 )を閉じる。これによつて、図 1に示すメインディスプレイ（21)及び複数の操作キ一（11)は両キャビネット ( 1 )( 2 )の内側に隠れることになる。この際、メインディスプレイ（21)が外力の作用によって破損する虞はなく、又、複数の操作キー（11)が外力の作用により押圧されて誤作動が生じる虞はない。

このとき、図 4に示す如く、キャビネヅト開閉検出スィッチ（15)が押圧ピン（2 0)に押圧されてオン状態となり、本体キャビネヅト（ 1 )に内蔵された制御回路（図示省略）に該オン状態を通知する信号が供給される。制御回路は、該信号に基づいて、両キャビネット（ 1 )(2 )が閉じられたことを検知し、該検知信号をシャツ夕 —機構（7 )の駆動機構 (72)に供給する。駆動機構 (72)は該検知信号に応じて、シャヅ夕一部材 (70)を図 3に示す収容位置から図 4に示す塞ぎ位置まで摺動させる c これによつて、複数の放音孔 (22a)はシャツ夕一部材（70)によって塞がれ、第 1スピ一力（41)から発せられる音波を蓋体キャビネヅト（2 )の外部に放出するための通路が遮断される。

この状態でサイドキー（13)を押下してハンズフリーモードに設定することにより、該折り畳み式携帯電話機を手で保持することなく、机の上に置いた状態で送受話を行なうことが可能である。

このとき、制御回路は、キャビネヅト開閉検出スイッチ（15)からの前記信号と、ハンズフリーモードに設定されたことに応じて、マイクロフォン（14)と第 2スピ一力（42)を機能させる。又、送話部（12)は、本体キャビネット（ 1)の内面に凹設されているため、両キャビネット（1 )(2)を閉じた場合にも、送話部（12)の開口 (12a)が蓋体キヤビネヅト（ 2 )の内面によって塞がれることはない。

この状態で、本体キャビネット（1 )の背面を机の表面に接触させて両キャビネット（ 1 )(2)を机の上に置くことにより、放音部（24)及び送話部（12)はユーザと対向することとなり、放音部（24)から通話相手の音声が発せられると共に、送話部（12)によってユーザの音声が集音されることによって、送受話が行なわれる。このとき、第 2スピーカ（42)の振動が蓋体キャビネット（2 )及び蓋体キャビネヅト（2 )の内部の空気を介して第 1スピーカ（41)に伝達され、これに伴って第 1 スピーカ（41)が振動し、これによつて、該第 1スピーカ（41)からは、第 2スピ一力（42)から発せられる音波に近似した波形を有する音波が発せられることになる c しかしながら、複数の放音孔（22a)は、シャヅ夕一部材（70)によって塞がれているため、第 1スピーカ（41)から発せられる音波は、僅かに蓋体キャビネヅト（2 )の外部に放出されるに過ぎない。又、蓋体キャビネット（2 )の外部に放出された音波は、送話部（12)の開口（12a)を通過して本体キャビネット（ 1 )の内部に到達する過程で減衰するため、該音波がマイクロフォン（14)に伝わることはない。

従って、第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)の間で、第 1スピーカ（41)を介したハウリングが生じることはなく、通話相手に不快感を与える虞はない。

又、上記本実施例の折り畳み式携帯電話機においては、図 1に示す如く両キヤビネット（ 1 )(2 )を開いた状態で、送受話、メールの送受信及び送信メールの作成を行なうことが出来る。

両キャビネヅト（ 1 )(2 )を開くことにより、蓋体キャビネヅト（2)内面のメインディスプレイ（21)及び受話部（22)が露出すると共に、本体キヤビネヅト（ 1 )内面の操作キ一（11)及び送話部（12)が露出する。このとき、キャビネット開閉検出スイッチ（15)は、押圧ピン（20)による押圧が解除されてオフ状態となり、制御回路はこれに応じて、マイクロフォン（14)及び第 1スピーカ（41)を機能させる。又、制御回路は、シャツ夕一機構（7)の駆動機構 (72)を動作させ、これによつてシャツ夕一部材 ( ₇₀ )は、図 4に示す塞ぎ位置から図 3に示す収容位置まで摺動する。この結果、複数の放音孔 (22a)は開放され、第 1スピーカ（41)から発せられる音波は複数の放音孔 (22a)を通過して蓋体キャビネット（2 )の外部に放出される。従って、着信時には、操作キ一（11)によるオフフック操作を行なうことによつて通話可能状態となり、ユーザは、受話部（22)を耳元に近づけると共に送話部（1 2)を口元に近づけて該着信に応答することが出来る。

又、メールの受信時には、操作キー（11)を操作することにより、メインデイスプレイ（21)の画面に該受信メールの内容を表示してその内容を確認することが出来る。メール作成時には、操作キー（11)を操作することにより、メインディスプレイ（21)の画面にユーザが作成した文章が表示される。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機によれば、両キヤビネット（ 1 ) ( 2 )の開閉に応じて受話部（22)の複数の放音孔 (22a)が開閉することとなり、両キャビネヅト（ 1 )(2 )を閉じた状態で第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)を同時に機能させた場合にも、第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)の間でハウリング現象が発生することはなく、良好な通話状態でハンズフリ一による送受話が行なわれ o

第 2実施例

図 5及び図 6に示す本実施例の折り畳み式携帯電話機は、放音孔 (22a)を塞ぐ構造において上記第 1実施例と異なるが、他の構造は第 1実施例と同じであるので、放音孔 (22a)を塞く、構造についてのみ説明し、他の構造については同じ符号を付して説明を省略する。

本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図 5に示す如く、蓋体キヤビネット（ 2 ) の受話部（ 22 )が上記第 1実施例よりもメインディスプレイ（21)に近接した位置に配備されており、これによつて、図 6に示す如く、両キャビネヅト（ 1 )( 2 )を閉じた場合に、該受話部（22)と本体キャビネット（ 1 )の送話部（12)とが両キャビネヅト（ 1 )(2 )の連結方向に互いに僅かにずれることになる。

又、本体キャビネット（1 )の内面には、両キャビネット（1 )(2 )を閉じた状態で蓋体キャビネヅト（2 )の受話部（22)と対向することとなる位置に、弾性樹脂製の平板状の突出部 ( 73 )が配備されている。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機においては、両キャビネット（ 1 )(2 )を閉じることによって、本体キャビネヅト（ 1 )内面の突出部（73)が蓋体キャビネヅト（2 )内面に当接し、該突出部（73)によって放音孔 (22a)が塞がれ、第 1スピーカ (41)から発せられる音波を蓋体キャビネット（2 )の外部に放出するための通路が遮断される。

この状態でハンズフリーモードを設定すると、制御回路は、キャビネット開閉検出スィツチ（15)のオン状態を通知する信号と、ハンズフリ一モードに設定されたことに応じて、マイクロフォン（14)と第 2スピーカ（42)を機能させる。これによって、蓋体キャビネット（2)背面の放音部（24)の第 2スピーカ（42)から通話相手の音声が発せられると共に、送話部（12)のマイクロフォン（14)によってユーザの音声が集音される。

このとき、第 2スピーカ（42)の振動に伴って第 1スピーカ（41)も振動し、これによって、第 1スピーカ（41)から音波が発せられる。しかしながら、第 1スピ一力（41)からの音波を通過させるための複数の放音孔 (22a)は、弾性樹脂製の突出部 (73)によって塞がれているため、前記音波は突出部（73)の弾性によって効果的に吸収され、殆ど蓋体キャビネット（2 )の外部へ放出されることはない。この結果、極めて僅かな音波が蓋体キャビネット（2 )の外部に放出されるに過ぎず、該音波が本体キャビネット（ 1 )の開口（12a)を通過してマイクロフォン（14)に伝わることはない。

両キャビネット（ 1 )(2 )を開くことにより、本体キャビネット（ 1 )の突出部（7 3 )は蓋体キャビネット（2 )の放音孔 (22a)から離脱し、これによつて、放音孔（22 a)は開放される。このとき、キャビネット開閉検出スイッチ（15)は、押圧ピン（2 0)による押圧が解除されてオフ状態となり、制御回路はこれに応じて、マイクロフォン（U)及び第 1スピーカ（41)を機能させる。

従って、着信時には、操作キー（11)によるオフフック操作を行なうことによつて通話可能状態となり、ユーザは、受話部（22)を耳元に近づけると共に送話部（1 2)を口元に近づけて該着信に応答することが出来る。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機によれば、本体キャビネヅト（ 1 )の内面に弾性樹脂製の突出部（73)を配備する簡易な構成で、両キャビネット（ 1 )(2 )の開閉に応じて受話部（22)の複数の放音孔 ( 22 a )を開閉させることが可能であり、これによって、両キャビネット（ 1 ) ( 2 )を閉じた状態で第 2スビーカ（42 )とマイク口フォン（14)を機能させた場合にも、第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)の間で、第 1スピーカ（41)を介したハウリングが生じることはない。

第 2の折り畳み式携帯端末機

第 1実施例

本実施例の折り畳み式携帯電話機は、図 1及び図 2に示す上記第 1の折り畳み式携帯端末機の第 1実施例と同様の構成を有し、本体キャビネット（ 1 )と蓋体キャビネヅト（2 )がヒンジ機構（3 )を介して互いに開閉可能に連結されており、蓋体キャビネヅト（2 )は、内面キャビネット半体（28)と背面キャビネヅト半体（29) を接合して構成されている。

図 7〜図 9に示す如く、蓋体キャビネット（2 )を形成する内面キャビネット半体（28)と背面キャビネット半体（29)の間には、ディスプレイアセンブリ（ 5 )が配備され、該ディスプレイアセンブリ（5 )の上方には、蓋体キャビネット（2 )内面の受話部 (22)に向けて第 1スピーカ（41)が配備されている。

図 8に示す如く、ディスプレイアセンブリ（5 )は、金属製のフレーム（50)の内面にメイン液晶表示装置 (51)を設置すると共に、フレーム（50)の背面にサブ液晶表示装置（52)を設置して構成されており、メイン液晶表示装置（51)は内面キヤビネヅト半体 (28)に配備されたメイン画面 (21)と対向すると共に、サブ液晶表示装置（52)は背面キャビネヅト半体（29)に配備されたサブ画面（23)と対向している。又、サブ液晶表示装置 (52)の下方には、蓋体キャビネット（2)背面の放音部（24) に向けて第 2スピーカ（42)が配備されている。

又、図 9に示す如く、サブ液晶表示装置（52)から引き出されたフレキシブルリ —ド（53)は、ディスプレイアセンブリ（ 5 )の上端部を覆ってフレーム（50)と内面キャビネット半体 (28)の間を伸び、その先端部がメイン液晶表示装置（51)に接続されている。又、ディスプレイアセンブリ（5 )の上端部には、図 7及び図 9に示す如く、フレキシブルリード（53)に当接して該フレキシブルリード（53)を覆うと共に背面キャビネット半体 ( 29 )の内壁に当接するウレタン製のクッション部材（ 4 3)が配備されている。

図 9に示す如く、内面キャビネット半体（28)には、ディスプレイアセンブリ ( 5 )と第 1スビーカ（41 )の間に介在して蓋体キヤビネヅト（ 2 )の両側部と交差する方向に伸びるリブ (25)が、背面キャビネット半体 (29)に向けて突設されており、該リブ（25)の先端部と背面キャビネット半体 (29)の内壁によって、前記クッション部材（43)が挟圧されて保持されている。又、第 1スピーカ（41)から伸びる一対の信号線 (45) (45)は、リブ (25)に形成された一対の貫通孔 (25a) (25a)を貫通して、図 8に示す本体キャビネヅト（ 1 )内部の基板アセンブリ（16)まで伸びている。ここで、図 9に示す貫通孔 (25a)の内径は、信号線 (45)の外径と略同一の大きさを有しており、貫通孔 (25a)と信号線 (45)の間に隙間は存在しない。

この様にして、蓋体キャビネット（2 )の内部には、リブ（25)とクッション部材 (43)からなる仕切り壁が形成されることとなり、該仕切り壁によって、蓋体キヤビネット（2 )の内部は、第 1スピーカ（41)が配備された第 1収容部 (46)と、第 2 スピーカ（42)を含むディスプレイアセンブリ（5 )が配備された第 2収容部（47)に分割されている。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機においては、図 1に示す如く両キャビネヅト（ 1 ) ( 2 )を開いた状態で、送受話、メールの送受信及び送信メールの作成を行なうことが出来る。

両キャビネヅト（ 1 )(2 )を開くことにより、蓋体キャビネヅト（2 )内面のメイン画面（21)及び受話部（22)が露出すると共に、本体キャビネット（ 1 )内面の操作キ一（11)及び送話部（12)が露出する。このとき、キャビネット開閉スイッチ（15) によって両キャビネヅト（ 1 )( 2 )の開き状態が検知され、該検知に基づく検知信号が制御回路（図示省略）に供給される。制御回路は、前記検知信号に応じて、マイク口フォン（14)及び第 1スピーカ（41)を機能させる。

この結果、着信時には、メイン画面（21)に相手の電話番号や氏名が表示され、これに応じて操作キー（11)によるオフフヅク操作を行なうことによって通話可能状態となり、ユーザは、受話部（22)を耳元に近づけると共に送話部（12)を口元に近づけて該着信に応答することが出来る。

又、メールの受信時には、操作キー（11)を操作することにより、メイン画面（2 1)に該受信メールの内容を表示してその内容を確認することが出来る。メール作成時には、操作キー（11)を操作することにより、メイン画面（21)にュ一ザが作成した文章が表示される。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機をボケットゃ鞫に入れて携帯する場合には、図 1の如く両キャビネヅト（ 1 )( 2 )を開いた状態から両キャビネヅト（ 1 ) (2 )を折り畳み、図 2の如く両キャビネット（ 1 )(2 )を閉じる。これによつて、図 1に示すメイン画面（21)及び複数の操作キ一（11)は両キャビネヅト（ 1 )(2 )の内側に隠れることになる。この際、メイン画面（21)が外力の作用によって破損する虞はなく、又、複数の操作キー（11)が外力の作用により押圧されて誤作動が生じる虞はない。

又、図 7に示す如く、送話部（12)は凹設されているので、蓋体キャビネット ( 2 )の内面によって該送話部（12)の開口（12a)が塞がれてしまうことはない。

この状態でサイドキー（13)を押下してハンズフリーモードに設定することにより、閉じ状態の折り畳み式携帯電話機を手で保持することなく、机の上に置いた状態で送受話を行なうことが可能である。ここで、本体キャビネット（ 1 )の背面を机の表面に接触させて両キャビネヅト（ 1 )(2 )を机の上に置くことにより、放音部 (24)及び送話部 (12)は、ユーザと対向することとなる。

このとき、キヤビネヅト閧閉検知スィツチ（15)によって両キャビネヅト（ 1 ) ( 2 )の閉じ状態が検知され、該検知に基づく検知信号が制御回路に供給される。制御回路は、前記検知信号と、ハンズフリーモードに設定されたことに応じて、マイクロフォン（14)と第 2スピーカ（42 )を機能させる。

この結果、着信時には、図 2に示す第 2スピーカ（42)から放音される通信相手の音声が放音部（24)の複数の放音孔（2¼)を通過してユーザに向けて発せられると共に、送話部（12)の開口（12a)を通過したユーザの音声がマイクロフォン（14)に伝わって通信相手に送信されて、送受話が行なわれる。

このとき、第 2スピーカ（42)の振動に伴って、図 8に示す蓋体キャビネット (2 )の第 2収容部（47)内の空気が振動する。ここで、第 2収容部（47)から第 1収容部 (46)に向かう振動は、前記仕切り壁を形成するリブ (25)によって反射され、或いはクッション部材（43)の弾性によって吸収される。このため、第 2収容部（4 7)内の空気の振動が第 1収容部（46)内の第 1スピーカ（41)に達することはない。上述の如く、上記本実施例の折り畳み式携帯電話機によれば、第 2スピーカ（4 2 )の振動に伴って第 1スビーカ（41 )が振動することはないので、第 2スビーカ（4 2 )とマイクロフォン（14)の間で第 1スピー力（41 )を介した音響伝達経路のル一プが形成されることはない。従って、ハウリングが発生することはなく、良好な通話状態でハンズフリーによる送受話が可能である。

第 2実施例

図 10〜図 12に示す本実施例の折り畳み式携帯電話機は、仕切り壁の構造において上記第 1実施例と異なるが、他の構造は第 1実施例と同じであるので、仕切り壁の構造についてのみ説明し、他の構造については同じ符号を付して説明を省略する。本実施例の折り畳み式携帯電話機において、蓋体キャビネヅト（2 )を構成する内面キャビネヅト半体（28)には、図 10に示す如く、ディスプレイアセンブリ ( 5 )と第 1スピ一力（41 )の間に介在して蓋体キヤビネヅト（ 2 )の両側部と交差する方向に伸びる平板状の第 1突出部（26)が、背面キャビネット半体 (29)に向けて突設されており、背面キャビネヅト半体 (29)には、図 12に示す如く、第 1突出部（26)と対向する位置に、蓋体キャビネヅト（2 )の両側部と交差する方向に伸びる第 2突出部（27)が、内面キャビネット半体（28)に向けて突設されている。該第 2突出部（27)は、一対の凸状部（27a) (27a)によって形成され、一方の凸状部（27a) は、第 1突出部（26)よりも僅かに第 1スビ一力（41)側に位置すると共に、他方の凸状部 (27a)は、第 1突出部 (26)よりも僅かにディスプレイアセンブリ（ 5 )側に位置している。

又、両突出部（26) (27)の間には、第 1突出部（26)の先端部を覆うシール部材（4 4)が介在しており、両キャビネット半体（28)(29 )を互いに接合することにより、シール部材 (44)の中央部が第 1突出部（26)によって背面キャビネット半体 (29)に向けて押圧されると共に、第 2突出部（27)の一対の凸状部（27a) (27a)によってシ一ル部材（44)の両端部が内面キャビネット半体（28)に向けて押圧され、この結果、シール部材（44)が両突出部（26 )(27)によって挟圧されることとなる。これによつて、両突出部（26 )(27)とシール部材 (44)とが互いに密着し、両突出部（26)(27)とシ一ル部材（44)の間に隙間が存在することはない。

又、第 1スピーカ（41)から伸びる一対の信号線 (45)(45)は、図 10に示す如く、第 1突出部 (26)を貫通して形成されたボックス（45b)を貫通して、図 11に示す本体キャビネット（ 1 )内部の基板ァセンプリ（ 16 )まで伸びている。

この様にして、蓋体キャビネット（2)の内部には、両突出部（26)(27)とシール部材 (44)からなる仕切り壁が形成され、蓋体キャビネット（2 )の内部は、該仕切り壁によって、第 1スピーカ（41)を収容する第 1収容部（46)と、第 2スピーカ（4 2)を含むディスプレイアセンブリ（5 )を収容する第 2収容部（47)に分割されている。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機において、両スピーカ（41 )(42)の間には、両収容部（46) (47)を隙間なく仕切る仕切り壁が形成されているので、両キャビネヅト（ 1 )(2 )を閉じた状態で第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)を機能させた場合にも、第 2スピーカ（42)からの振動が第 1収容部（46)に伝達されることはない。従って、第 2スピーカ（42)とマイクロフォン（14)の間で第 1スピーカ（41) を介した音響伝達経路のループが形成されることはなく、ハウリングが発生することはない。

第 3の折り畳み式携帯端末機

本実施例に係る折り畳み式携帯電話機は、図 13及び図 14に示す如く、本体キャビネット（ 1 )にヒンジ機構（3)を介して蓋体キャビネット（2 )を連結して構成され、本体キャビネヅト（ 1 )の内面と蓋体キャビネット（2)の内面を互いに対向させて両キャビネット（ 1 )(2 )を折り畳むことが可能となっている。

図 13に示す如く、本体キャビネット（ 1 )には、その内面に複数の操作キー（1 1)が配備されると共に、ヒンジ機構（3.)から離れる方向の端部に、集音孔（62)が開設された送話ュニット（ 6 )が取り付けられている。

一方、蓋体キャビネヅト（2 )には、その内面にメインディスプレイ（21)が配備されると共に、ヒンジ機構（3)から離れる方向の端部に、放音孔（22a)が開設された受話部（22)が配備されている。又、図 14に示す如く、蓋体キャビネット（2 ) の背面には、サブディスプレイ（23)が配備されると共に、該サブディスプレイ（2 3)とヒンジ機構（3)との間には、複数の放音孔 (24a)が開設された放音部 (24)が配備されている。

図 16に示す如く、蓋体キャビネット（2 )の内部には、受話部（22)に向けて第 1スピーカ（41)が配備されると共に、放音部（24)に向けて第 2スピーカ（42)が配備されている。

送話ュニット（ 6 )は、円筒状の筒片（61)の内部にマイクロフォン（63)を収容して構成され、筒片（61)は、ヒンジ機構（3)の回転軸と平行な軸を中心として本体キャビネヅト（ 1 )に対して回転可能に支持されている。該筒片（61)には、マイク口フォン（63)の受音面（図示省略）に対向する位置に、マイクロフォン（63)へ向けて音波を導入するための集音孔 (62)が開設されている。

送話ユニット（6 )は、図 15 (a)の如く集音孔（62)を本体キャビネット（ 1 )の内面側に向けた第 1回転姿勢と、図 15 (b)の如く集音孔 (62)を本体キャビネット（ 1 )の端面側に向けた第 2回転姿勢との間で、約 90度の回転が可能となっている。尚、送話ユニット（6)の筒片（61)には、外周面の両側部に、鋸歯状の凹凸面が刻まれて、送話ュニット（6 )を回転操作するための操作部（64)(64)が形成されている。

上記本実施例の折り畳み式携帯電話機においては、図 13に示す如く本体キヤビネット（ 1 )と蓋体キャビネット（2 )を開くことによって第 1通話モードが設定され、送話ュニヅト（6)と第 1スピーカ（41)が機能して、送話ユニット（6)と第 1スピーカ（41)を用いた通話が可能となる。ここで、送話ユニット（6)を図示する第 1回転姿勢に設定することによって、第 1スピーカ（41)を耳の近傍に、送話ュニヅト（6 )を口の近傍に保持して通話を行なう場合に、送話ュニヅト（6 )の集音孔（62)がユーザの口の方向に向くことになるので、効率的に集音が行なわれる c 一方、図 14に示す如く本体キヤビネヅト（ 1 )と蓋体キヤビネヅト（ 2 )を閉じることによって第 2通話モードが設定され、送話ュニヅト（ 6 )と第 2スビーカ（4 2 )が機能して、携帯電話機を机の上に置いた状態で送話ュニヅト（6)と第 2スピ —力（42)を用いたハンズフリーによる通話が可能となる。ここで、送話ユニット (6 )を図示する第 2回転姿勢に設定することによって、送話ュニット（6)の集音孔（62)が、閉じ位置の蓋体キャビネット（2)から露出するので、蓋体キャビネヅト（2 )によって送話ュニヅト（6)の集音が妨げられることはない。

又、図 16に示す如く、送話ユニット（6 )の集音孔（62)が、蓋体キャビネット (2 )の第 1スピーカ（41)から外れた方向を向くので、第 2スピーカ（42)からの音波が蓋体キャビネヅト（2 )内の空気を伝わって第 1スピーカ（41 )を振動させたとしても、これによつて発生する音響がマイクロフォン（63 )へ大きな音圧で入力されることはない。

従って、第 2スピーカ（42 )から発せられる相手の音声が第 1スピーカ（41 )を介してマイクロフォン（63 )に入力されて相手側へ送信されるハウリング現象が、図 1 8に示す従来の折り畳み式携帯電話機の場合よりも十分に抑制されることになり、相手に不快感を与えることはない。

尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、第 3の折り畳み式携帯端末機において送話ュニット（6 )は手動操作によって回転駆動する構成を採用しているが、本体キヤビネヅト（ 1 )及び蓋体キヤビネヅト（ 2 )の開閉に連動させてモ一夕ゃソレノィドによって回転駆動する構成も採用可能である。又、マイクロフォン（63 )を単体で回転駆動し、本体キャビネット（ 1 )に固定された筒片（61 )に開設した 2つの集音孔に対して選択的に方向転換を行なう構造も採用可能である。

Claims

請求の範囲

1. 本体キヤビネヅト（ 1 )と蓋体キヤビネット（ 2 )を互いに開閉可能に連結して構成され、蓋体キャビネット（2 )には第 1スピーカ（41)が配備され、蓋体キヤビネヅト（2 )の内面には、第 1スピーカ（41)の放音面と対向する位置に、該第 1スピ一力（41)から発せられる音波を通過させるための 1或いは複数の放音孔 (22a)が開設されており、本体キャビネヅト（ 1 )の内面には、両キャビネヅト（ 1 )(2 )を閉じた状態で放音孔（22a)と対向することとなる位置に、 1或いは複数の開口（12 a)が開設されており、本体キャビネヅト（1 )には、前記開口（12a)に集音面を向けたマイクロフォン（14)が配備されている折り畳み式携帯端末機において、前記蓋体キャビネット（2 )には、蓋体キャビネット（2 )の背面に向けて音波を放出する第 2スピーカ（42)が配備されており、何れか一方若しくは両方のキャビネットには、両キャビネヅト（1 )( 2)の閉じ状態で放音孔 (22a)を塞ぐ塞ぎ手段が設けられていることを特徴とする折り畳み式携帯端末機。

2. 塞ぎ手段は、両キャビネット（ 1 )(2 )の開き状態と閉じ状態を検知する検知手段と、該検知に応じて放音孔 (22a)を開閉するシャツ夕一機構（7)とを具え、該シャッター機構（7 )は、第 1スピーカ（41)の放音面と放音孔 (22a)の対向面間に侵入可能に支持されているシャツ夕一部材（70)と、前記検知に応じて該シャツ夕一部材（70)を往復駆動する駆動機構 (72)とを具え、シャツ夕一部材 (70)は、駆動機構（72)の動作により、両キャビネヅト（ 1 ) ( 2 )の閉じ状態で前記対向面間に侵入して該放音孔 (22a)を塞ぐ一方、両キャビネット（1 )( 2)の開き状態で前記対向面間から脱出して該放音孔 (22a)を開放する請求の範囲第 1項に記載の折り畳み式携帯端末機。

3. 前記開口（12a)と放音孔 (22a)は、両キャビネット（ 1 )( 2 )の閉じ状態で互いに僅かにずれることとなる位置に設けられており、塞き手段は、本体キャビネット（ 1 )の内面領域の内、両キヤビネット（ 1 ) ( 2 )の閉じ状態で放音孔 (22a)と向かい合うこととなる位置に形成された突出部 (73)を具え、該突出部 (73)は、両キヤビネヅト（ 1 )(2 )の閉じ状態で放音孔 (22a)を塞ぐ一方、蓋体キャビネット（2 )を開いた状態で放音孔 (22a)から離脱する請求の範囲第 1項に記載の折り畳み式携帯端末機。

4. 前記突出部（73)は、弾性樹脂から形成されている請求の範囲第 3項に記載の折り畳み式携帯端末機。

5. 本体キヤビネット（ 1 )と蓋体キヤビネット（ 2 )が互いに開閉可能に連結され、蓋体キャビネヅト（2 )には第 1スピーカ（41)が配備され、蓋体キャビネヅト（2 ) の内面には、第 1スピーカ（41)と対向する位置に、該第 1スピーカ（41)から発せられる音波を通過させるための 1或いは複数の放音孑し (22a)が開設されており、本体キャビネット（ 1 )の内面には、両キャビネヅト（ 1 )(2)を閉じた状態で前記放音孔（22a)と対向することとなる位置に、 1或いは複数の開口（12a)が開設されており、本体キャビネット（ 1 )には、前記開口（12a)に向けてマイクロフォン（14)が配備されている折り畳み式携帯端末機において、蓋体キャビネヅト（2 )には、その背面側に向けて音波を発する第 2スピーカ（42)が配備されており、蓋体キヤビネット（2 )の内部には、第 1スピーカ（41)が配備された第 1領域と第 2スピーカ (42)が配備された第 2領域との間に、これら 2つの領域を仕切る仕切り壁が形成されていることを特徴とする折り畳み式携帯端末機。

6. 前記仕切り壁は、蓋体キャビネット（2 )内部の互いに対向する 2つの内壁の内、一方の内壁から他方の内壁に向けて突出するリブ (25)と、該リブ（25)の先端部と他方の内壁の間に介在するクッション部材（43)とによって形成されている請求の範囲第 5項に記載の折り畳み式携帯端末機。

7. 蓋体キャビネット（2 )は、蓋体キャビネヅト（2 )の内面を形成する内面キヤビネヅト半体 (28)と、蓋体キャビネヅト（2 )の背面を形成する背面キャビネヅト半体（29)とを互いに接合して構成され、前記仕切り壁は、内面キャビネット半体 (28)に突設された第 1突出部（26)と、背面キャビネヅト半体 (29)に突設されて第 1突出部（26)と対向する第 2突出部（27)と、両突出部（26 ) (27)の間に介在するシ —ル部材（ 44 )とによつて形成されている請求の範囲第 5項に記載の折り畳み式携帯端末機。

8. 本体キヤビネット（ 1 )と蓋体キヤビネヅト（ 2 )が互いに開閉可能に連結され、本体キヤビネヅト（ 1 )及び蓋体キヤビネット（ 2 )の内面には、両キヤビネヅトを閉じた状態で互いに対向する位置に、マイクロフォン（63)と第 1スピーカ（41)が配備されると共に、蓋体キャビネット（2 )の背面には、第 2スピーカ（42)が配備されている折り畳み式携帯端末機において、前記マイクロフォン（63)は、本体キャビネット（ 1 )の端部に回転可能に配備され、両キャビネヅトを閉じた状態では閉じ位置の蓋体キヤビネヅト（ 2 )から外れた方向に向けることが可能であることを特徴とする折り畳み式携帯端末機。

9. 両キヤビネヅトを開いた状態でマイクロフオン（ 63 )及び第 1スピ一力（41 )を機能させる第 1通話モードと、両キャビネットを閉じた状態でマイクロフオン（ 6 3)及び第 2スピーカ（42)を機能させる第 2通話モードの設定が可能であって、前記マイクロフォン（63)は、第 1通話モードでは、本体キャビネット（ 1 )の内面側に向いた第 1回転姿勢に設定され、第 2通話モードでは、閉じ位置の蓋体キヤビネット（ 2 )から外れた方向に向いた第 2回転姿勢に設定される請求の範囲第 8項に記載の折り畳み式携帯端末機。

10. 前記マイクロフォン（63)は、蓋体キャビネット（2)の端部に回転可能に配備された送話ユニット（6 )に内蔵され、該送話ユニット（6 )には、マイクロフォン（63)へ向けて音波を導入するための集音孔（62)が開設されている請求の範囲第 9項に記載の折り畳み式携帯端末機。

1 1. 送話ユニット（6 )は、.手動操作によって回転駆動される請求の範囲第 10 項に記載の折り畳み式携帯端末機。

12. 送話ュニヅト（6 )は、往復駆動装置によって回転駆動される請求の範囲第 10項に記載の折り畳み式携帯端末機。