JP2004357117A - 携帯情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能に、さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる携帯情報端末を提供する。
【解決手段】少なくとも表示部7、操作部9、電源部、制御部を備え、表示部7側の第1筐体1と操作部9側の第2筐体2とがヒンジ部3により折畳み可能に連結された通信可能な携帯情報端末において、ヒンジ部3に音声出力手段4を設けた。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくとも表示部7、操作部9、電源部、制御部を備え、表示部7側の第1筐体1と操作部9側の第2筐体2とがヒンジ部3により折畳み可能に連結された通信可能な携帯情報端末において、ヒンジ部3に音声出力手段4を設けた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末に関し、特に折畳んだまま通話が可能な携帯情報端末の小型化に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話はストレートタイプから折畳みタイプが主流になっている。主な理由としては、携帯時は折畳んで小型とし、使用時は開くため表示用の面積も確保できるので、携帯性を損なわずに表示画面を大きくできることにある。画面サイズとしては2〜2.5インチが主流である。
【0003】
一方、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される携帯情報端末は表示画面が携帯電話より大きい3.5インチが主流で、表示画面の下にボタンなどの操作部を配置したストレートタイプと、表示画面側と操作側をヒンジにより連結した折畳みタイプがある。近年、このような携帯情報端末においても、通信機能を付加して携帯電話としても使用できるものが多くなってきている。
【0004】
通常、携帯電話または携帯情報端末の折畳みタイプのものにおいて通話をする場合は、表示画面側を開いて通話するようになっている。
【0005】
このような折畳みタイプの携帯電話の従来技術では、レシーバは表示画面側の上部に、マイクは操作側の下部に配置され、表示画面を開いた状態でレシーバとマイクとが同じ面側になるようにし、通話できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、上記従来技術では通話する時にはいちいち表示画面側を開く必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、通話時に表示画面に顔の一部が触って汚れてしまうというような問題もあった。
【0006】
この問題を解決するための従来技術では、表示画面側を開かずに通話可能にするため、表示画面側の表示画面の両横にマイクとレシーバを設け、開いた時の通話にはマイク及びレシーバの正面側を使い、折畳んだ時の通話には、マイク及びレシーバの背面側を使えるように貫通孔を設けている。(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
さらに、他の従来技術では、操作側にマイクを設け、表示画面側には閉じた時にマイクに当接する部分に貫通穴を設けるとともに内面側と背面側のそれぞれに2つのレシーバを設け、折畳んだ時の通話には背面側のレシーバを使い、開いた時の通話には内面側のレシーバを使えるようになっている。(例えば、特許文献3参照)
【0008】
【特許文献1】
特開2001−298516号公報(第1図)
【特許文献2】
特開2002−111825号公報(第2図)
【特許文献3】
特開平11−187098号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、携帯電話または携帯情報端末では携帯性が重要であり、折畳みタイプの携帯電話または携帯情報端末においても表示画面は少しでも大きくしながら外形の小型化及び薄型化が要求されている。しかしながら、上記従来の技術では小型化、薄型化が求められている携帯情報端末においては、下記のような問題がある。
【0010】
上記特許文献2に記載の従来技術では、大画面化する液晶の部材とマイク及びレシーバの部材とが表示部側の筐体に水平方向に並列に配置されているため、お互い重なり合わないように配置しなければならず、3者で表示画面側の表面上で占める占有面積が大きくなる。このため、端末の外形を小型化する場合には、表示画面が小さくなり表示画面が見にくくなるという問題があった。ここで、表示画面の大きさを確保すると端末の外形が大きくなるという問題がでる。
【0011】
さらに、上記特許文献3に記載の従来技術では、表示画面側の背面にレシーバを配置しているため、液晶とレシーバとが重なり合わないように配置しなければならず、厚み方向の距離が大きくなる。このため、端末の厚みが増してしまい、薄型化できないという問題があった。さらに、2つのレシーバが必要であり、部品点数が多くなり、コスト、占有面積、重量アップといった問題もあった。
【0012】
また、一つのスピーカを通常の電話時のレシーバとしての使用と、スピーカホン時のスピーカとして兼用する場合、切り替えを押しボタンスイッチで行なっている。しかしながら、折畳んだ状態では表示等が見えないのでユーザーにとって、切り替え状態がわかりづらいといった問題があった。このため、着信時スピーカホン状態のままスピーカを耳にあててしまい、スピーカからの大音量で耳に不快な音を出してしまう恐れがあった。
【0013】
本発明の目的は、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能に、さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる携帯情報端末を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも表示部、操作部、電源部、制御部を基本構成とし、前記表示部側の第1筐体と前記操作部側の第2筐体とがヒンジ部により折畳み可能に連結された通信可能な携帯情報端末において、前記ヒンジ部に音声出力手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
これにより、レシーバ等の音声出力手段をヒンジ部に配置するので、液晶画面の部材と音声出力手段の部材とが表示部側の筐体内で重なり合うことがないので、小型化及び薄型化を図りながら表示画面を大きくすることができる。
【0016】
また、本発明は、前記第1筐体及びまたは前記第2筐体に音声入力手段を設け、前記音声出力手段と前記音声入力手段とを略同一面側(音声出力手段の出力方向と音声入力手段の入力方向がほぼ同じ方向で逆向き)となるように配置し、かつ前記第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ状態においても前記音声入力手段が前記音声出力手段と略同一面側となるように配置したことを特徴とする。
【0017】
これにより、折畳んだ状態でレシーバ等の音声出力手段とマイク等の音声入力手段が同じ面側にあるので、折畳んだ状態のまま通話が可能となる。特に、大画面表示の携帯情報端末は端末自体の外形が大きくなり、開いた状態で、表示画面側と操作側の両端にレシーバ及びマイクを配置する方法では音声出力、入力の各手段までの距離が大きくなり、通話に不便を生じるという問題があるので、折畳んだまま通話できることは重要である。
【0018】
そして、本発明は、前記音声入力手段を前記第2筐体の前記ヒンジ部とは反対側の終端部付近に配置し、前記第1筐体には前記第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ時に前記音声入力手段と当接する部分に切り欠き部もしくは貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0019】
これにより、折畳んだままの状態でも音声の通りをよくし、さらに開いた状態での通話が可能となる。
【0020】
さらに、本発明は、前記音声出力手段に通常通話用のレシーバ及びまたはスピーカホン用のスピーカを設けたことを特徴とする。
【0021】
これにより、ヒンジ部にレシーバまたはスピーカまたはレシーバとスピーカの双方を配置することが可能になる。
【0022】
また、本発明は、前記音声出力手段の音量出力レベルを可変するための音量可変手段と、通話とスピーカホンとを切り替えるための切り替え手段を設け、前記切り替え手段によりスピーカホンに切り替えた時は、前記音量可変手段により音量出力レベルを高くすることを特徴とする。
【0023】
これにより、ヒンジ部にレシーバ・スピーカ兼用素子を配置することにより、部品点数の増加を抑え、省スペースによる小形化が可能になる。
【0024】
そして、本発明は、前記音声出力手段に回転可能となる機構を設けたことを特徴とする。さらに、前記音声出力手段の回転を検出する回転検出手段を設け、前記回転検出手段を前記切り替え手段として前記音量可変手段を切り替えることを特徴とする。
【0025】
これにより、回転可能な音声出力手段と、回転検出スイッチを連動させ、スピーカホンのモードと通常通話の電話のモードを切り替えることにより、切り替え状態の認識性を改善できる。
【0026】
本発明により、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能となる。さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の折畳み可能な携帯情報端末の実施例について、図1〜図6を用いて説明する。図1は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の折畳んだ状態の外観略図である。図2は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図である。図3は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末のヒンジ部内部構造の説明図である。図4は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の中心断面図である。図5は、実施例2の回転可能な第3筐体を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図である。図6は、実施例2における回転可能な第3筐体の詳細断面図である。
【0028】
実施例1を説明する。本発明の第1の実施例の携帯情報端末を図1から図4により説明する。図1と図2は、本実施例による通信機能を有する折畳み可能な携帯情報端末の外観略図を表し、図1は折畳んだ状態、図2は第1筐体1を略90度に開いた状態の外観略図である。以下、本携帯情報端末の構造及び操作を図1及び図2により説明する。
【0029】
まず、構造について説明する。表示手段が配置されている表示画面側の第1筐体1と主要な操作ボタン等が配置されている操作側の第2筐体2とをヒンジ3で連結及び開閉可能にし、ヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに通常通話用のレシーバとスピーカホン用のスピーカを兼用した音声出力装置4を配置し、第2筐体2のヒンジ3とは反対側の終端部略中央部分に音声入力手段であるマイク5を配置している。さらに、第1筐体1には、表示手段である液晶パネル7と入力手段であるタッチパネル8を有していて、その脇にはタッチパネル8を操作するためのスタイラスペン11が収納されており、ヒンジ3とは反対側の終端部には閉じた時にマイク5を塞がないように切り欠き部19が設けられている。第2筐体2には、電話の発着信のための発着信ボタン6、キーボードやカーソルボタンなどの操作ボタン9、開閉状態を検知するための開閉検知スイッチ10、スピーカホン通話にするためのスピーカホンボタン13を有している。
【0030】
次に、操作について説明する。図1に示すような折畳んだ状態で電話を着信した場合は、第2筐体2の側面に設けられた発着信ボタン6を押す事により、音声出力手段4及びマイク5を使用して折畳んだまま通話することができる。その際、マイク5を第1筐体1で塞がないよう、マイク5と当接する第1筐体終端部略中央部には切り欠き部19が設けられているのでマイク5は問題なく使用できる。図2に示すような第1筐体1を開いた状態では主にPDAとしての機能を使用するが、この状態で電話を着信した場合は、発着信ボタン6を押す、または液晶パネル7上に設けられたタッチパネル8中の発着信用アイコンを、スタイラスペン11を用いて触れる等の操作をし、第1筐体1をさらに開いて音声出力手段4及びマイク5を使用して開いたまま通話が可能になる。このように、音声出力装置4をヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに配置したことにより第1筐体1の開閉動作に関係なく音声出力装置4は常に本端末の表面にあり、さらに音声出力手段4及びマイク5が同じ表面側にあるため、通話は第1筐体1を開いた状態でも閉じた状態でも可能である。尚、発着信ボタン6は図1の位置ではなく閉じた状態で押せる位置ならば他の位置にあってもよい。
【0031】
また、スピーカホンボタン13は、通常の通話状態と、スピーカホン通話への切り替えボタンであり、開いたままの通話の場合このスピーカホン13を押す事により音声出力装置4から耳を離していても聞こえるスピーカホンに切り替えることができる。これを実現するため、音声出力装置4を駆動するための図示しない駆動回路は出力レベルを可変できるよう構成し、スピーカホンボタン13の切り替えによりスピーカホン通話となった場合には、出力レベルを高くする制御をしている。ここで、第1筐体1の開閉状態は開閉検知スイッチ10によって検知され折畳んだ状態では通常の通話状態に設定されており、また第1筐体1を閉じた状態ではスピーカホンボタン13を押せない構造のため、スピーカホン通話に設定したままなのを忘れて、音声出力装置4から大音量が出力され耳に不快な音を与えることは回避でき、安全性を高めている。
【0032】
次に、ヒンジ3の詳細な構造を図3により説明する。ヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに設けられた音声出力装置4は、ヒンジバネ12と液晶パネル7やタッチパネル8などの電源や各種信号等を供給するフレキシブルケーブル15との空いたスペースに配置されている。
【0033】
次に、中央ヒンジ3aの詳細な構造を図4により説明する。図4(a)中に示したa−a断面図を図4(b)に示す。この図4(b)に示すように液晶パネル7、バッテリ17や制御基板18と重なり合わない空きスペースであるデッドスペースに音声出力手段4を配置しているため、ヒンジを用いた携帯情報端末のデットスペースを有効に使うことにより本端末の外形を必要最小限にすることができる。さらに、液晶パネル7の画面が大画面となった場合でも折畳んだ状態で通話ができるので音声出力手段4とマイク5の距離を電話機として適性に使用できる大きさに保つことができる。このため、開いた状態でしか通話できない場合の音声出力手段とマイクまでの距離が大きくなり、通話に不便を生じるという問題は回避できる。尚、ヒンジバネ12やフレキシブルケーブル15の種類や取付け方向や取付け方法などはこれに限定することなく他の仕様でもよい。
【0034】
実施例2を説明する。上述した実施例1の音声出力装置4を回転可能に設け、第1筐体1を閉じた状態でもスピーカホンを使用可能にした第2の実施例を図5及び図6により説明する。
【0035】
図5は、実施例1の携帯情報端末のヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに通常通話用のレシーバとスピーカホン用のスピーカを兼用した音声出力装置4を収納した回転可能な第3の筐体14を配置したものである。図6(a)は、図5の携帯情報端末を閉じた状態での外形図であり、その中央ヒンジ3a部のb−b断面図が図6(b)であり、音声出力装置4の位置が正面を向いている通常時にセットした状態と、90度回転時の状態を示している。
【0036】
構造及び動作について説明する。この図6(b)の90度回転時に示すように音声出力装置4を90度回転させることで制御基板18上に実装された回転検出スイッチ16が第3筐体14のフランジにより押されON状態になる。このON状態になったことを検出し、音声出力装置4駆動用の図示しない駆動回路の出力レベルを高くしてスピーカホン機能を使用可能としている。このような構成とし、第3の筐体14を回転させる動作により、通常の通話状態とスピーカホンの切替えを一義的な動作、視覚的に容易な認識とすることで、誤動作によりスピーカホンのまま通常通話の時の使用方法として音声出力装置4を耳にあて、大音量が出力され耳に不快な音を与えることを回避できる。尚、この回転角度は本実施例では90度にしたが、90度に限らず例えば180度などでもよい。
【0037】
以上、本発明を実施例に基づき説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部の空きスペースに配置することにより、端末の外形サイズを大きくすることなく、折畳んだ状態でも通信機能を使用することが実現できる。なお、カメラ付き携帯情報端末に適用することは可能であり、カメラの撮像方向と、音声入力装置の入力方向及び音声出力装置の出力方向とを、ほぼ平行で向きを逆向き又は同じ向きとすることができる。そして、折畳んだ状態でも、同様に、ほぼ平行で向きを逆向き又は同じ向きとするのが好ましい。これにより、例えばテレビ電話(表示画面と同じ向きの音声出力装置が必要で、折畳んだ時に使用する背面液晶画面を有するのが好ましい。)として使用する際、利用勝手をよくすることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能に、さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる携帯情報端末を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の折畳んだ状態の外観略図。
【図2】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図。
【図3】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末のヒンジ部内部構造の説明図。
【図4】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の中心断面図。
【図5】実施例2の回転可能な第3筐体を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図。
【図6】実施例2における回転可能な第3筐体の詳細断面図。
【符号の説明】
1 表示画面側の第1筐体
2 操作側の第2筐体
3 ヒンジ
3a 中央ヒンジ
4 音声出力装置
5 マイク
6 発着信ボタン
7 液晶パネル
8 タッチパネル
9 操作ボタン
10 開閉検知スイッチ
11 スタイラスペン
12 ヒンジバネ
13 スピーカホンボタン
14 回転可能な第3筐体
15 フレキシブルケーブル
16 回転検出スイッチ
17 バッテリ
18 制御基板
19 切り欠き部
【発明の属する技術分野】
本発明は、折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末に関し、特に折畳んだまま通話が可能な携帯情報端末の小型化に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話はストレートタイプから折畳みタイプが主流になっている。主な理由としては、携帯時は折畳んで小型とし、使用時は開くため表示用の面積も確保できるので、携帯性を損なわずに表示画面を大きくできることにある。画面サイズとしては2〜2.5インチが主流である。
【0003】
一方、PDA(Personal Digital Assistant)などに代表される携帯情報端末は表示画面が携帯電話より大きい3.5インチが主流で、表示画面の下にボタンなどの操作部を配置したストレートタイプと、表示画面側と操作側をヒンジにより連結した折畳みタイプがある。近年、このような携帯情報端末においても、通信機能を付加して携帯電話としても使用できるものが多くなってきている。
【0004】
通常、携帯電話または携帯情報端末の折畳みタイプのものにおいて通話をする場合は、表示画面側を開いて通話するようになっている。
【0005】
このような折畳みタイプの携帯電話の従来技術では、レシーバは表示画面側の上部に、マイクは操作側の下部に配置され、表示画面を開いた状態でレシーバとマイクとが同じ面側になるようにし、通話できるようにしている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、上記従来技術では通話する時にはいちいち表示画面側を開く必要があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、通話時に表示画面に顔の一部が触って汚れてしまうというような問題もあった。
【0006】
この問題を解決するための従来技術では、表示画面側を開かずに通話可能にするため、表示画面側の表示画面の両横にマイクとレシーバを設け、開いた時の通話にはマイク及びレシーバの正面側を使い、折畳んだ時の通話には、マイク及びレシーバの背面側を使えるように貫通孔を設けている。(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
さらに、他の従来技術では、操作側にマイクを設け、表示画面側には閉じた時にマイクに当接する部分に貫通穴を設けるとともに内面側と背面側のそれぞれに2つのレシーバを設け、折畳んだ時の通話には背面側のレシーバを使い、開いた時の通話には内面側のレシーバを使えるようになっている。(例えば、特許文献3参照)
【0008】
【特許文献1】
特開2001−298516号公報(第1図)
【特許文献2】
特開2002−111825号公報(第2図)
【特許文献3】
特開平11−187098号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、携帯電話または携帯情報端末では携帯性が重要であり、折畳みタイプの携帯電話または携帯情報端末においても表示画面は少しでも大きくしながら外形の小型化及び薄型化が要求されている。しかしながら、上記従来の技術では小型化、薄型化が求められている携帯情報端末においては、下記のような問題がある。
【0010】
上記特許文献2に記載の従来技術では、大画面化する液晶の部材とマイク及びレシーバの部材とが表示部側の筐体に水平方向に並列に配置されているため、お互い重なり合わないように配置しなければならず、3者で表示画面側の表面上で占める占有面積が大きくなる。このため、端末の外形を小型化する場合には、表示画面が小さくなり表示画面が見にくくなるという問題があった。ここで、表示画面の大きさを確保すると端末の外形が大きくなるという問題がでる。
【0011】
さらに、上記特許文献3に記載の従来技術では、表示画面側の背面にレシーバを配置しているため、液晶とレシーバとが重なり合わないように配置しなければならず、厚み方向の距離が大きくなる。このため、端末の厚みが増してしまい、薄型化できないという問題があった。さらに、2つのレシーバが必要であり、部品点数が多くなり、コスト、占有面積、重量アップといった問題もあった。
【0012】
また、一つのスピーカを通常の電話時のレシーバとしての使用と、スピーカホン時のスピーカとして兼用する場合、切り替えを押しボタンスイッチで行なっている。しかしながら、折畳んだ状態では表示等が見えないのでユーザーにとって、切り替え状態がわかりづらいといった問題があった。このため、着信時スピーカホン状態のままスピーカを耳にあててしまい、スピーカからの大音量で耳に不快な音を出してしまう恐れがあった。
【0013】
本発明の目的は、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能に、さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる携帯情報端末を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、少なくとも表示部、操作部、電源部、制御部を基本構成とし、前記表示部側の第1筐体と前記操作部側の第2筐体とがヒンジ部により折畳み可能に連結された通信可能な携帯情報端末において、前記ヒンジ部に音声出力手段を設けたことを特徴とする。
【0015】
これにより、レシーバ等の音声出力手段をヒンジ部に配置するので、液晶画面の部材と音声出力手段の部材とが表示部側の筐体内で重なり合うことがないので、小型化及び薄型化を図りながら表示画面を大きくすることができる。
【0016】
また、本発明は、前記第1筐体及びまたは前記第2筐体に音声入力手段を設け、前記音声出力手段と前記音声入力手段とを略同一面側(音声出力手段の出力方向と音声入力手段の入力方向がほぼ同じ方向で逆向き)となるように配置し、かつ前記第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ状態においても前記音声入力手段が前記音声出力手段と略同一面側となるように配置したことを特徴とする。
【0017】
これにより、折畳んだ状態でレシーバ等の音声出力手段とマイク等の音声入力手段が同じ面側にあるので、折畳んだ状態のまま通話が可能となる。特に、大画面表示の携帯情報端末は端末自体の外形が大きくなり、開いた状態で、表示画面側と操作側の両端にレシーバ及びマイクを配置する方法では音声出力、入力の各手段までの距離が大きくなり、通話に不便を生じるという問題があるので、折畳んだまま通話できることは重要である。
【0018】
そして、本発明は、前記音声入力手段を前記第2筐体の前記ヒンジ部とは反対側の終端部付近に配置し、前記第1筐体には前記第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ時に前記音声入力手段と当接する部分に切り欠き部もしくは貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0019】
これにより、折畳んだままの状態でも音声の通りをよくし、さらに開いた状態での通話が可能となる。
【0020】
さらに、本発明は、前記音声出力手段に通常通話用のレシーバ及びまたはスピーカホン用のスピーカを設けたことを特徴とする。
【0021】
これにより、ヒンジ部にレシーバまたはスピーカまたはレシーバとスピーカの双方を配置することが可能になる。
【0022】
また、本発明は、前記音声出力手段の音量出力レベルを可変するための音量可変手段と、通話とスピーカホンとを切り替えるための切り替え手段を設け、前記切り替え手段によりスピーカホンに切り替えた時は、前記音量可変手段により音量出力レベルを高くすることを特徴とする。
【0023】
これにより、ヒンジ部にレシーバ・スピーカ兼用素子を配置することにより、部品点数の増加を抑え、省スペースによる小形化が可能になる。
【0024】
そして、本発明は、前記音声出力手段に回転可能となる機構を設けたことを特徴とする。さらに、前記音声出力手段の回転を検出する回転検出手段を設け、前記回転検出手段を前記切り替え手段として前記音量可変手段を切り替えることを特徴とする。
【0025】
これにより、回転可能な音声出力手段と、回転検出スイッチを連動させ、スピーカホンのモードと通常通話の電話のモードを切り替えることにより、切り替え状態の認識性を改善できる。
【0026】
本発明により、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能となる。さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の折畳み可能な携帯情報端末の実施例について、図1〜図6を用いて説明する。図1は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の折畳んだ状態の外観略図である。図2は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図である。図3は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末のヒンジ部内部構造の説明図である。図4は、実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の中心断面図である。図5は、実施例2の回転可能な第3筐体を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図である。図6は、実施例2における回転可能な第3筐体の詳細断面図である。
【0028】
実施例1を説明する。本発明の第1の実施例の携帯情報端末を図1から図4により説明する。図1と図2は、本実施例による通信機能を有する折畳み可能な携帯情報端末の外観略図を表し、図1は折畳んだ状態、図2は第1筐体1を略90度に開いた状態の外観略図である。以下、本携帯情報端末の構造及び操作を図1及び図2により説明する。
【0029】
まず、構造について説明する。表示手段が配置されている表示画面側の第1筐体1と主要な操作ボタン等が配置されている操作側の第2筐体2とをヒンジ3で連結及び開閉可能にし、ヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに通常通話用のレシーバとスピーカホン用のスピーカを兼用した音声出力装置4を配置し、第2筐体2のヒンジ3とは反対側の終端部略中央部分に音声入力手段であるマイク5を配置している。さらに、第1筐体1には、表示手段である液晶パネル7と入力手段であるタッチパネル8を有していて、その脇にはタッチパネル8を操作するためのスタイラスペン11が収納されており、ヒンジ3とは反対側の終端部には閉じた時にマイク5を塞がないように切り欠き部19が設けられている。第2筐体2には、電話の発着信のための発着信ボタン6、キーボードやカーソルボタンなどの操作ボタン9、開閉状態を検知するための開閉検知スイッチ10、スピーカホン通話にするためのスピーカホンボタン13を有している。
【0030】
次に、操作について説明する。図1に示すような折畳んだ状態で電話を着信した場合は、第2筐体2の側面に設けられた発着信ボタン6を押す事により、音声出力手段4及びマイク5を使用して折畳んだまま通話することができる。その際、マイク5を第1筐体1で塞がないよう、マイク5と当接する第1筐体終端部略中央部には切り欠き部19が設けられているのでマイク5は問題なく使用できる。図2に示すような第1筐体1を開いた状態では主にPDAとしての機能を使用するが、この状態で電話を着信した場合は、発着信ボタン6を押す、または液晶パネル7上に設けられたタッチパネル8中の発着信用アイコンを、スタイラスペン11を用いて触れる等の操作をし、第1筐体1をさらに開いて音声出力手段4及びマイク5を使用して開いたまま通話が可能になる。このように、音声出力装置4をヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに配置したことにより第1筐体1の開閉動作に関係なく音声出力装置4は常に本端末の表面にあり、さらに音声出力手段4及びマイク5が同じ表面側にあるため、通話は第1筐体1を開いた状態でも閉じた状態でも可能である。尚、発着信ボタン6は図1の位置ではなく閉じた状態で押せる位置ならば他の位置にあってもよい。
【0031】
また、スピーカホンボタン13は、通常の通話状態と、スピーカホン通話への切り替えボタンであり、開いたままの通話の場合このスピーカホン13を押す事により音声出力装置4から耳を離していても聞こえるスピーカホンに切り替えることができる。これを実現するため、音声出力装置4を駆動するための図示しない駆動回路は出力レベルを可変できるよう構成し、スピーカホンボタン13の切り替えによりスピーカホン通話となった場合には、出力レベルを高くする制御をしている。ここで、第1筐体1の開閉状態は開閉検知スイッチ10によって検知され折畳んだ状態では通常の通話状態に設定されており、また第1筐体1を閉じた状態ではスピーカホンボタン13を押せない構造のため、スピーカホン通話に設定したままなのを忘れて、音声出力装置4から大音量が出力され耳に不快な音を与えることは回避でき、安全性を高めている。
【0032】
次に、ヒンジ3の詳細な構造を図3により説明する。ヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに設けられた音声出力装置4は、ヒンジバネ12と液晶パネル7やタッチパネル8などの電源や各種信号等を供給するフレキシブルケーブル15との空いたスペースに配置されている。
【0033】
次に、中央ヒンジ3aの詳細な構造を図4により説明する。図4(a)中に示したa−a断面図を図4(b)に示す。この図4(b)に示すように液晶パネル7、バッテリ17や制御基板18と重なり合わない空きスペースであるデッドスペースに音声出力手段4を配置しているため、ヒンジを用いた携帯情報端末のデットスペースを有効に使うことにより本端末の外形を必要最小限にすることができる。さらに、液晶パネル7の画面が大画面となった場合でも折畳んだ状態で通話ができるので音声出力手段4とマイク5の距離を電話機として適性に使用できる大きさに保つことができる。このため、開いた状態でしか通話できない場合の音声出力手段とマイクまでの距離が大きくなり、通話に不便を生じるという問題は回避できる。尚、ヒンジバネ12やフレキシブルケーブル15の種類や取付け方向や取付け方法などはこれに限定することなく他の仕様でもよい。
【0034】
実施例2を説明する。上述した実施例1の音声出力装置4を回転可能に設け、第1筐体1を閉じた状態でもスピーカホンを使用可能にした第2の実施例を図5及び図6により説明する。
【0035】
図5は、実施例1の携帯情報端末のヒンジ3の略中央部にある中央ヒンジ3aに通常通話用のレシーバとスピーカホン用のスピーカを兼用した音声出力装置4を収納した回転可能な第3の筐体14を配置したものである。図6(a)は、図5の携帯情報端末を閉じた状態での外形図であり、その中央ヒンジ3a部のb−b断面図が図6(b)であり、音声出力装置4の位置が正面を向いている通常時にセットした状態と、90度回転時の状態を示している。
【0036】
構造及び動作について説明する。この図6(b)の90度回転時に示すように音声出力装置4を90度回転させることで制御基板18上に実装された回転検出スイッチ16が第3筐体14のフランジにより押されON状態になる。このON状態になったことを検出し、音声出力装置4駆動用の図示しない駆動回路の出力レベルを高くしてスピーカホン機能を使用可能としている。このような構成とし、第3の筐体14を回転させる動作により、通常の通話状態とスピーカホンの切替えを一義的な動作、視覚的に容易な認識とすることで、誤動作によりスピーカホンのまま通常通話の時の使用方法として音声出力装置4を耳にあて、大音量が出力され耳に不快な音を与えることを回避できる。尚、この回転角度は本実施例では90度にしたが、90度に限らず例えば180度などでもよい。
【0037】
以上、本発明を実施例に基づき説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部の空きスペースに配置することにより、端末の外形サイズを大きくすることなく、折畳んだ状態でも通信機能を使用することが実現できる。なお、カメラ付き携帯情報端末に適用することは可能であり、カメラの撮像方向と、音声入力装置の入力方向及び音声出力装置の出力方向とを、ほぼ平行で向きを逆向き又は同じ向きとすることができる。そして、折畳んだ状態でも、同様に、ほぼ平行で向きを逆向き又は同じ向きとするのが好ましい。これにより、例えばテレビ電話(表示画面と同じ向きの音声出力装置が必要で、折畳んだ時に使用する背面液晶画面を有するのが好ましい。)として使用する際、利用勝手をよくすることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、折畳みタイプの通信機能付き携帯情報端末において、音声出力装置をヒンジ部に配置することにより、外形サイズを大きくすることなく折畳んだ状態でも通話が可能に、さらには、音声出力装置を回転することにより、通常の通話とスピーカホン通話とを切り替えることができる携帯情報端末を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の折畳んだ状態の外観略図。
【図2】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図。
【図3】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末のヒンジ部内部構造の説明図。
【図4】実施例1の折畳み可能な通信機能を有する携帯情報端末の中心断面図。
【図5】実施例2の回転可能な第3筐体を有する携帯情報端末の第1筐体を開いた状態の外観略図。
【図6】実施例2における回転可能な第3筐体の詳細断面図。
【符号の説明】
1 表示画面側の第1筐体
2 操作側の第2筐体
3 ヒンジ
3a 中央ヒンジ
4 音声出力装置
5 マイク
6 発着信ボタン
7 液晶パネル
8 タッチパネル
9 操作ボタン
10 開閉検知スイッチ
11 スタイラスペン
12 ヒンジバネ
13 スピーカホンボタン
14 回転可能な第3筐体
15 フレキシブルケーブル
16 回転検出スイッチ
17 バッテリ
18 制御基板
19 切り欠き部
Claims (7)
- 少なくとも表示部、操作部、電源部、制御部を備え、前記表示部側の第1筐体と前記操作部側の第2筐体とがヒンジ部により折畳み可能に連結された通信可能な携帯情報端末において、
前記ヒンジ部に音声出力手段を設けたことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項1記載の携帯情報端末において、
上記第1筐体及びまたは上記第2筐体に、上記音声出力手段の出力方向とほぼ同じ方向で逆向きの入力方向の音声入力手段を設け、かつ、前記第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ状態においても前記音声入力手段の入力方向が前記音声出力手段の出力方向とほぼ同じ方向で逆向きとなることを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項2記載の携帯情報端末において、
上記音声入力手段を上記第2筐体のヒンジ部とは反対側の終端部付近に配置し、上記第1筐体には該第1筐体と前記第2筐体とを折畳んだ時に前記音声入力手段と当接する部分に切り欠き部もしくは貫通孔を設けたことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
上記音声出力手段に通常通話用のレシーバ及びまたはスピーカホン用のスピーカを設けたことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
上記音声出力手段の音量出力レベルを変更するための音量可変手段と、通話とスピーカホンとを切り替えるための切り替え手段を設け、該切り替え手段によりスピーカホンに切り替えた時は、前記音量可変手段により音量出力レベルを高くすることを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
上記ヒンジ部に対して音声出力手段を回転可能とする機構を設けたことを特徴とする携帯情報端末。 - 請求項6に記載の携帯情報端末装置において、
上記音声出力手段のヒンジ部に対する回転を検出する回転検出手段を設け、該回転検出手段が回転を検出すると、上記音量可変手段により音量出力レベルを切り替えることを特徴とする携帯情報端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003154147A JP2004357117A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 携帯情報端末 |
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JP2003154147A JP2004357117A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 携帯情報端末 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100683083B1 (ko) * | 2004-03-26 | 2007-02-15 | 샤프 가부시키가이샤 | 휴대 기기 |
JP2009111702A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Nec Saitama Ltd | 折り畳み式携帯端末及びマイク実装方法 |
CN117596536A (zh) * | 2024-01-18 | 2024-02-23 | 杭州爱华仪器有限公司 | 一种传声器频率计权测试时入射角度切换装置及方法 |
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2003
- 2003-05-30 JP JP2003154147A patent/JP2004357117A/ja active Pending
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CN117596536B (zh) * | 2024-01-18 | 2024-04-09 | 杭州爱华仪器有限公司 | 一种传声器频率计权测试时入射角度切换装置及方法 |
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