WO2004090063A1 - ゲル状組成物 - Google Patents

ゲル状組成物 Download PDF

Info

Publication number
WO2004090063A1
WO2004090063A1 PCT/JP2004/004568 JP2004004568W WO2004090063A1 WO 2004090063 A1 WO2004090063 A1 WO 2004090063A1 JP 2004004568 W JP2004004568 W JP 2004004568W WO 2004090063 A1 WO2004090063 A1 WO 2004090063A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
gel composition
acid
composition according
amino acid
alanine
Prior art date
Application number
PCT/JP2004/004568
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Naoya Yamato
Original Assignee
Ajinomoto Co., Inc.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co., Inc. filed Critical Ajinomoto Co., Inc.
Priority to EP04724428A priority Critical patent/EP1609836A4/en
Publication of WO2004090063A1 publication Critical patent/WO2004090063A1/ja
Priority to US11/240,564 priority patent/US20060073177A1/en

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/44Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/01Deodorant compositions
    • A61L9/012Deodorant compositions characterised by being in a special form, e.g. gels, emulsions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Abstract

[課題]半透明~乳白濁のクリーム状乃至固形状で美観に優れ、使用時にベタツキ感や閉塞感がなく、しかも延展性にも優れた香粧品用組成物等として有用なゲル状組成物を提供する。[解決手段]少なくとも1種の下記一般式(1)で表されるN−アシルアミノ酸(A)と、少なくとも1種の油性基剤(B)を含有することを特徴とするゲル状組成物。 R1−CO−X  (1)(式中、R1は炭素原子数1~25の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、または芳香環を含んでいても良い不飽和炭化水素基を表し、そしてXは脂肪族または芳香族のα−、β−またはγ−アミノ酸を表す。)

Description

ゲル状組成物 技衞分野
本発明は、 特定の N—ァシルアミノ酸と油性基剤を含有する、 またはこれらに加 えて高級脂肪酸をも含有する、 ゲル状組成物に関する。 本発明のゲル状組成物は、 油性基剤がゲル化されることにより、 形態を多様化するもので、 特に化粧料、 芳香 剤などの香粧品用組成物等としての使用が容易にとなり、 しかも官能面でも優れた ものである。 背景技術
従来、水に溶解しない油性基剤のゲル化剤としては、一般的にはポリアミ ド樹脂、 1 2—ヒ ドロキシステアリン酸およびジベンジリデン一 D—ソルビトールに代表さ れる芳香族アルデヒ ドと多価アルコールとの縮合物などが知られている。 しかし、 これらのゲル化剤を用いた香粧品用ゲル状組成物は溶存状態が悪く、 香粧品用ゲル 状組成物が不均一になり、 ゲル化した油性基剤が経時変化によりゲルの表面からに じみ出るいわゆる 「発汗現象 J が生じるといった問題があった。
また、 他の油性基剤のゲル化剤としては、 N—ァシルーし—グルタミン酸ジプチ ルアミ ドが提案されている (特許文献 1 及び 2参照)。 これは、 様々な油性基剤をゲ ル化することが知られているが、 得られるゲル化油性基剤は、 比較的固いゲルで、 ゲル組成物を皮膚に塗布する化粧料として使用する場合、 剤型がもろく、 強度面で 問題が生じ、 その使用用途が制限されることもあった。 また、 一般的な油性基剤へ の溶解性が低く、ゲル化剤溶解時には比較的高温度を要するなどの問題点もあった。 さらに、 1 2—ヒ ドロキシステアリン酸と N—ラウロイル一 L—グルタミン酸ジ プチルアミ ドを含有する制汗剤ゲルスティ ックが提案されているが (特許文献 3及 び 4参照)、 得られるゲル化油性基剤は、 比較的固いゲルで、 剤型がもろく、 強度面 で問題が生じ、 その使用用途が制限されることもあった。
また、 脂肪酸デキス卜リンエステルをゲル化剤として、 油性基剤をゲル化させる ことも提案されているが (特許文献 5参照)、 いずれの処方も、 ゲル化剤の使用量が 1 0 セ%以上と多く、 しかもゲル化剤自身が比較的分子量の大きい高分子化合物 であるため、 皮膚や毛髪に用いた際に、 皮膜感が強く好ましくない。 また脂肪酸デ キストリンエステルではシリコーン油はゲル化できない等、 ゲル化可能な油性基剤 に制限があった。
[特許文献 1 ] 特開昭 5 1 — 1 9 1 3 9号公報
[特許文献 2 ] 特開 2 0 0 2— 3 1 6 9 7 1 号公報
[特許文献 3 ] 米国特許第 5 , 5 9 1 , 4 2 4号明細書
[特許文献 4 ] 特表平 7— 5 0 6 8 3 3号公報
[特許文献 5 ] 特開平 0 8— 04 7 6 3 5号公報 発明の開示
[発明が解決しょうとする課題]
本発明の目的は、 上記従来技術の問題点を解消して、 半透明〜乳白濁のクリーム 状乃至固形状で美観に優れ、 使用時にベタツキ感ゃ閉塞感がなく、 しかも延展性に も優れた香粧品用組成物 (すなわち、 化粧料、 芳香剤などの香粧品にその原材料と して配合するのに優れた組成物) 等として有用なゲル状組成物を提供することであ る。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは、 上記課題に鑑み鋭意研究した結果、 特定の N—ァシルアミノ酸か ら選ばれる少なくとも 1種と油性基剤から選ばれる少なくとも 1 種を含有するゲル 状組成物、およびこのような組成物であって高級脂肪酸を含有するゲル状組成物が、 半透明〜乳白濁のクリー厶状乃至固形状で美観にも優れ、化粧料等に使用した際に、 その感触にも優れることを見出し、 本発明を完成するに到った。
即ち、 本発明は、 つぎのような構成をとることができる。
( 1 ) 少なくとも 1 種の下記一般式 ( 1 ) で表される N—ァシルアミノ酸 (A) と、 少なくとも 1 種の油性基剤 (B) を含有することを特徴とするゲル状組成物。
Figure imgf000003_0001
(式中、 R,は炭素原子数 1 ~ 2 5の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 また は芳香環を含んでいても良い不飽和炭化水素基を表し、 そして Xは脂肪族または芳 香族の 01—、 ;8—または τ—アミノ酸を表す。)
(2) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が光学活性体(L体又は D体)を使用すること を特徴とする上記 ( 1 ) に記載のゲル状組成物。
(3 ) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が上記一般式 ( 1 ) の Xが中性アミノ酸であ る N—ァシルアミノ酸をであることを特徴とする上記 ( 1 ) または (2) に記載の ゲル状組成物。
(4) 該 N—ァシルアミノ酸 ( A) が N—ァシルー L—ァラニンであることを特 徵とする上記 ( 1 ) 〜 (3 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
(5 ) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が上記一般式 ( 1 ) の R,が炭素原子数 5〜2 1 の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 または芳香環を含んでいても良い不飽 和炭化水素基である N—ァシルアミノ酸であることを特徵とする上記 ( 1 ) ~ (4) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 6 ) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が上記一般式 ( 1 ) の R,が炭素原子数 7 ~ 1 7の直鎖または分岐鎖の脂肪族炭化水素基である N—ァシルアミノ酸であること を特徴とする上記 ( 1 ) 〜 (5 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
(7 ) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が N— 2—ェチルへキサノィルー L一ァラニ ン、 N—力プリロイルー L—ァラニン、 N—カプロイルーし一ァラニン、 N—ラウ ロイルー L—ァラニン、 N—ミリストイルーしーァラニン、 N—パルミ トイルー L ーァラニンから選ばれた N—ァシルー Lーァラニンであることを特徴とする上記
( 1 ) 〜 ( 6 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
(8) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が N—ラウロイルアミノ酸であることを特徴 とする上記 ( 1 ) ~ ( 7 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 9 ) 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が、 N—ラウロイルーし一ァラニンであるこ とを特徴とする ( 1 ) ~ (8 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 1 0) 該油性基剤 ( B) が室温において液状のものであることを特徴とする上 記 ( 1 ) ~ ( 9 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 1 1 ) 該油性基剤 ( B) が炭化水素油またはシリコーン油であることを特徴と する上記 ( 1 ) ~ ( 1 0 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。 ( 1 2 ) 該油性基剤 ( B) がシリコーン油であることを特徴とする上記 ( 1 ) ~ ( 1 1 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 1 3 ) さらに高級脂肪酸 (C) をも含有することを特徵とする上記 ( 1 ) ~ ( 1
2 ) のいずれかに記載のゲル状組成物。
( 1 4) 以下の工程よりなる上記 ( 1 ) ~ ( 1 2 ) のいずれかに記載のゲル状組 成物の製造方法。
1 ) ゲル化剤、 油性基剤、 その他添加剤を均一に加熱溶解する工程
2 ) 攪袢冷却する工程
( 1 5 ) 上記 ( 1 ) 〜 ( 1 3 ) のいずれかに記載のゲル状組成物を含有すること を特徴とする香被品用組成物。
( 1 6 ) 上記 ( 1 ) ~ ( 1 3 ) のいずれかに記載のゲル状組成物を含有すること を特徴とする化粧料。
( 1 7 ) 上記 ( 1 ) ~ ( 1 3 ) のいずれかに記載のゲル状組成物を含有すること を特徴とする芳香剤。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明では、 ゲル状組成物を構成するゲル化剤成分として、 少なくとも 1 種の下 記一般式 ( 1 ) で表される N—ァシルアミノ酸 (A) を使用する。
Figure imgf000005_0001
(式中、 R,は炭素原子数 1 ~ 2 5の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 また は芳香環を含む不飽和炭化水素基を表し、 そして Xは脂肪族または芳香族の α—、 ;8—または ァ一アミノ酸を表す。)
このような Ν—ァシルアミノ酸 (Α) のアミノ酸部 (一般式 ( 1 ) 中の X) とし ては、 例えば、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸、 等の酸性アミノ酸; グリシン、 ァ ラニン、 バリン、 ロイシン、 イソロイシン、 セリン、 卜レオニン、 システィン、 シ スチン、 メチ才ニン、 ァスパラギン、 グルタミン、 メチルグリシン、 β —了ラニン、 N—メチル一 ;8—ァラニン、 τーァミノ酪酸、 タウリン、 N—メチルタウリン、 フ ェニルァラニン、 チロシン、 プロリン、 トリプ卜ファン、 等の N—ァシル中性アミ ノ酸; リジン、 アルギニン、 オル二チン、 等の塩基性アミノ酸が挙げられる。 この 中の 1 種のみを使用してもよいし、 2種以上を組み合わせて使用することもできる。 その中でもァシル中性アミノ酸が好ましく、より好ましくはァラニンである。また、 使用されるアミノ酸の光学活性については、 特に限定せず、 ラセミ体、 L体、 D体 のいずれでも構わないが、 高温安定性の高いゲルが得られるという観点から光学活 性 ( 1_体或は0体) であるものが好ましい。
N—ァシルアミノ酸のァシル基は、 上記一般式 ( 1 ) 中の R,が炭素原子数 1 ~ 2 5の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 または芳香環を含んでいても良い不 飽和炭化水素基であるァシル基であり、 好ましくは R,の炭素原子数が 5 ~ 2 1 、 より好ましくは 7 ~ 1 7のものが挙げられる。 芳香環を含んでいても良い不飽和炭 化水素基とは、 不飽和結合の一部または全部が芳香環に由来していても良いことを 意味する。 好ましいァシル基としては、 脂肪族ァシル基、 例えば、 2—ェチルへキサ ノィル、 ォクタノィル、 デカノィル、 ラウロイル、 ミリストイル、 パルミ 卜ィル、 ステアロイル基等が挙げられ、 それらの中でも特に好ましいのはラウロイル基であ る。
本発明の N—ァシルアミノ酸 (A ) は、 常法によりアミノ酸を N —ァシル化する ことにより製造することができ、 例えば水酸化ナ卜リウ厶等の塩基性触媒下に脂肪 酸八ライ ドとアミノ酸を反応させるショッテン'バウマン反応で得ることができる。 本発明のゲル状組成物に用いられる油性基剤 (B ) としては、 加熱により上記ゲ ル化剤を充分に溶解または均一に分散させ、 室温に冷却したときにゲルを形成する ものであれば特に制限はないが、 具体例としては、 メチルポリシロキサン、 高重合 メチルポリシロキサン、 ポリオキシエチレン ' メチルポリシロキサン共重合体、 ポ リオキシプロピレン ■ メチルポリシロキサン共重合体及びポリ (ォキシエチレン、 才キシプロピレン) · メチルポリシロキサン共重合体等のエーテル変性シリコーン、 ステアロキシメチルポリシロキサン、 ステア口キシトリメチルシラン、 メチルハイ ドロジエンポリシロキサン、 才クタメチルポリシロキサン、 デカメチルポリシロキ サン、デカメチルシクロペン夕シロキサン、ォクタメチルシクロテ卜ラシロキサン、 テ卜ラヒドロテ卜ラメチルシクロテ卜ラシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、 シクロペン夕シロキサン及びドデカメチルシクロへキサシロキサン等の環状シリコ ーン、 1 , 1, 5, 5—テ卜ラフエニル卜リシロキサン、 メチルフエ二ルポリシ口 キサン、 卜リメチルシロキシケィ酸、 ァミノェチルァミノプロピルシロキサン · ジ メチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、 シラノール変性ポリシロキ サン、 アルコキシ変性ポリシロキサン、 脂肪酸変性ポリシロキサン、 フッ素変性ポ リシロキサン、 エポキシ変性ポリシロキサン、 アルコキシ変性ポリシロキサンパー フル才ロポリエーテル、 ポリ酢酸ビニルジメチルポリシロキサン等、 及びそれらの 混合物からなる群よ υ選択されるシリコーン油 ; セチルアルコール、 イソステアリ ルアルコール、 ラウリルアルコール、 へキサデシルアルコール、 才クチルドデカノ ール等の高級アルコール ; ミリスチン酸ミリスチル、 ラウリン酸へキシル、 才レイ ン酸デシル、 ミリスチン酸イソプロピル、 ジメチルオクタン酸へキシルデシル、 モ ノステアリン酸グリセリン、 フタル酸ジェチル、 モノステアリン酸エチレングリコ ール、 才キシステアリン酸ォクチル等のエステル類 ; 流動パラフィン、 ワセリン、 スクヮラン等の炭化水素; ラノリン、 還元ラノリン、 カルナパロウ等のロウ ; ミン ク油、 カカオ油、 ヤシ油、 パー厶核油、 ツバキ油、 ゴマ油、 ヒマシ油、 才リーブ油 等の油脂; エチレン · α—才レフイン ' コ才リゴマ一等が挙げられる。 この中の 1 種のみを使用してもよいし、 2種以上を組み合わせて使用することもできる。 好ま しい油性基剤としては、 シリコーン油、 エステル油、 炭化水素油、 油脂等が挙げら れる。 より好ましくはシリコーン油と炭化水素油であり、 特に好ましくはシリコ一 ン油である。
本発明で使用される(Α)成分の配合量は、特に限定されないが、(Α)成分と( Β) 成分の総量に対して好ましくは 0. 0 1 ~ 3 0 w t %で、 ょリ好ましくは 0. 1 ~ 2 0 w t %、 特に好ましくは 0. 5~ 1 0 w t %である。 N—ァシルアミノ酸の配 合量が 0. 0 1 w t %未満では、 十分なゲル強度を得ることができず、 場合によつ ては油性基剤が一部離漿することもある。 また、 3 0 w t %を超える場合には油性 基剤に溶解または均一に分散させることが困難となり、 場合によっては得られるゲ ル状組成物中に固形物として析出してしまうことがある。
本発明の (A) 成分と (B) 成分の総量は、 組成物全体量 ((A) 成分、 (B) 成 分およびその他成分の総量) に対して、 通常 1〜9 9. 9 9 w t %で用いられる。 油性基剤の配合 gが 1 w t %よりも少ない場合、 または 9 9. 9 9 w t %よりも多 い場合は、 十分なゲル強度を得ることができなかったり、 N—ァシルアミノ酸が溶 解しきれず、 ゲル状組成物を化粧料等に用いた場合に感触が大きく損なわれる傾向 lv_ある。
ゲル化剤 (A ) および油性基剤 (B ) の 2成分からなる本発明の好ましい態様と しては、 ゲル化剤 (A ) (すなわち、 N —ァシルアミノ酸 (A ) ) が N—ァシル一 L ーァラニンで、 油性基剤 (B ) がシリコーン油または炭化水素油であるものが挙げ られる。 また、 最も好ましい態様としては、 ゲル化剤 (A ) が N—ァシルー L—ァ ラニンで、 油性基剤 (B ) がシリコーン油、 特にメチルポリシロキサン、 高重合メ チルポリシロキサン、 才クタメチル卜リシロキサン、 デメチルテ卜ラシロキサン、 デカメチルシクロペン夕シロキサン、 才ク夕メチルシクロテトラシロキサン、 メチ ルシクロポリシロキサン、 ドデカメチルシクロへキサシロキサン、 メチルフエニル ポリシロキサン等から選ばれたシリコーン油、 であるものである。
本発明のゲル状組成物に用いられる高級脂肪酸 (C ) は、 ゲル状組成物中で部分 的に N—ァシルアミノ酸が結晶化することを抑え、 しかもゲル状組成物を皮膚や毛 髪に塗布した際にクリ一ミーで、 官能面でも滑らかさの優れたものとする目的で使 用するものであり、 このような目的を達成できれば特に制限はないが、 具体例とし ては、 2—ェチルへキサン酸、 力プリル酸、 力プリン酸、 ラウリン酸、 ミリスチン 酸、 パルミチン酸、 ステアリン酸、 ヤシ油脂肪酸、 硬化牛脂脂肪酸、 パー厶油脂肪 酸、 硬化パー厶油脂肪酸、 サフラワー油脂肪酸、 牛脂脂肪酸、 ベへニン酸、 才レイ ン酸、 イソステアリン酸等が挙げられる。 この中の 1 種のみを使用してもよいし、 2種以上を組み合わせて使用することもできる。 延展性等の感触に優れるという観 点で、 ラウリン酸、 ミリスチン酸、 パルミチン酸、 ステアリン酸、 ヤシ油脂肪酸、 ベへニン酸、 才レイン酸、 イソステアリン酸が好ましく、 ラウリン酸、 ミリスチン 酸、 パルミチン酸、 ステアリン酸、 イソステアリン酸が特に好ましい。
本発明の (C ) 成分の配合量は、 (A ) 成分に対して 0 . 0 1 〜 3 0 w t %で用い られる。 0 . 0 1 w t %よりも少ない場合は N—ァシルアミノ酸 (A ) の析出防止 効果が不十分だつたり、十分なクリーミーさと滑らかな感触が得られなくなったり、 —方 3 0 w t %よりも多い場合は、 十分なゲル強度を得ることができなくなる傾向 にある。 クリーミーで滑らかな特性を安定して保持させるという観点で、 好ましく は 0 . 1 ~ 2 0 w t %、 より好ましくは 1 〜 1 0 セ%である。 本発明のゲル状組成物の製造方法としては特に限定はされないが、 例えば、 ゲル 化剤 (A ) 及び油性基剤 (B ) 及び高級脂肪酸 (C ) の 3成分からなるゲル状組成 物を製造する場合は、 これら 3成分を、 ゲル化剤 (A ) が溶解または溶融するまで 撹拌しながら、 例えば、 約 5 0 °C以上に加熱し、 その後攪拌ないしは静置冷却する ことにより目的のゲル状組成物を得ることができる。 その際、 N —ァシルー L —ァ ラニン等のゲル化剤 (A ) と油性基剤 (B ) と高級脂肪酸 (C ) を加熱溶融後、 攪 拌しながら冷却してゲル状組成物を製造した場合には、 N—ァシルー L —ァラニン 等のゲル化剤 (A ) の部分結晶が生成せず、 ゲル状組成物の延展性が良好となり、 また外観も見栄えのするものとなるので好ましい。 ゲル化剤 (A ) と油性基剤 ( B ) の 2成分からなるゲル状組成物の製造は、 前述の 3成分からなるゲル状組成物の製 造で、 高級脂肪酸 (C ) を除いて操作することによりできる。
本発明のゲル状組成物は、 そのままで、 あるいは化粧料や芳香剤等に用いられる 各種の成分をさらに配合することにより、 各種の化粧料や芳香剤等の製品にするこ とができる。 従って、 上に説明した 2成分または 3成分を含有する本発明のゲル状 組成物は、 (A ) 成分および (B ) 成分の 2成分またはこれに (C ) 成分の加わった 3成分からなるもの (狭義) のみならず、 狭義のゲル状組成物にその他の各種の成 分が加えられたもの (広義) をも包含する。
本発明のゲル状組成物を香粧品用組成物として使用する際に、 配合する各種成分 としては、 例えば組成物の変色や臭気の発生を抑制するために、 各種キレー卜化剤 などが挙げられる。 キレー卜剤としては、 特に制限はないが、 好ましくはトリェチ レンテトラミン、 1 , 1 , 1 一トリフルオロー 3 , 2 ' ーテノィルアセトン、 チ才 グリコール酸、 酒石酸、 コハク酸、 8—キノリノール、 ピリジン一 2 , 6—ジカル ボン酸、 ピリジン、 1 , 1 0 —テナント口リン、 乳酸、 8 —ヒ ドロキシキノリン一 5—スルホン酸、 グリシン、 2, 2 ' —ピリジルエチレンジァミン、 オーリントリ カルボン酸、 キシレノールオレンジ、 5—スルホサリチル酸、 サリチル酸、 ピロ力 テコール一 3, 5 —ジスルホネー卜、 4, 5 —ジヒ ドロキシベンゼン一 1 , 3—ジ スルホン酸、 1 , 2—ジアミノシクロへキサン一 N , N , N ' , N ' 一四酢酸、 ク ェン酸、 才キサレ一卜、 二卜リロ三酢酸、 エチレンジァミン一 N, N , N ' , N ' 一四酢酸、 ァセチルァセトンとそれらの塩からなる群よリ選択されるキレー卜ィ匕剤 及びそれらの混合物などが挙げられる。 W
また、 さらなる他の配合成分としては、 上記 N —ァシルアミノ酸 (A ) 以外の油 性基剤 ( B ) のゲル化剤を併用することができる。 例えば、 N—ァシル一 Lーグル 夕ミン酸ジアルキルアミ ド、 ポリアミ ド樹脂、 1 2—ヒ ドロキシステアリン酸、 ス テアリン酸ナトリウム、 ジベンジリデン一 D—ソルビトール、 脂肪酸デキス卜リン 力 sめる。
また、 さらなる他の配合成分として、 水を配合して、 W / 0または 0 / W乳化物 の香粧品用組成物とすることもできる。
また、 本発明の香粧品用組成物には、 本発明の効果を阻害しない範囲で、 さらに 他の配合成分として界面活性剤、 各種添加剤、 各種粉体等を適宜配合することがで さる。
界面活性剤としては、 N—長鎖ァシル酸性ァミノ酸塩や N—長鎖ァシル中性ァミ ノ酸塩などの N—長鎖ァシルァミノ酸塩、 N—長鎖脂肪酸ァシルー N—メチル夕ゥ リン塩、 アルキルサルフエ一卜およびそのアルキレン才キシド付加物、 脂肪酸アミ ドエーテルサルフェート、 脂肪酸の金属塩および弱塩基塩、 スルホコハク酸系界面 活性剤、 アルキルフォスフェートおよびそのアルキレン才キシド付加物、 アルキル エーテルカルボン酸、 等のァニオン界面活性剤 ; グリセリンエーテルおよびそのァ ルキレン才キシド付加物などのエーテル型界面活性剤、 グリセリンエステルおよび そのアルキレン才キシド付加物などのェステル型界面活性剤、 ソルビタンエステル およびそのアルキレン才キシド付加物などのエーテルエステル型界面活性剤、 ポリ 才キシアルキレン脂肪酸エステル、 グリセリンエステル、 脂肪酸ポリグリセリンェ ステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステルなどのエステル型界面活性剤、 アルキルダルコシド類、 硬化ヒマシ油ピログル夕ミン酸ジエステルおよびそのェチ レンォキシド付加物、 ならびに脂肪酸アル力ノールアミ ドなどの含窒素型の非ィォ ン性界面活性剤、 等の非イオン性界面活性剤 ; アルキルアンモニゥ厶クロライ ド、 ジアルキルアンモニゥ厶クロライ ドなどの脂肪族ァミン塩、 それらの 4級アンモニ ゥ厶塩、 ベンザルコニゥム塩などの芳香族 4級アンモニゥ厶塩、 脂肪酸ァシルアル ギニンエステル、 等の力チ才ン界面活性剤 ; 並びにカルボキシべ夕インなどのベタ イン型界面活性剤、 アミノカルボン酸型界面活性剤、 イミダゾリン型界面活性剤、 等の両性界面活性剤等が挙げられる。
各種添加剤としては、 例えば、 グリシン、 L—ァラニン、 D L—ァラニン、 セリ ン、 スレオニン、 アルギニン、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸、 ロイシン、 バリン などのァミノ酸類 ; グリセリン、 エチレングリコ一ル、 1 , 3 —プチレングリコ一 ル、 プロピレングリコール、 イソプレングリコールなどの多価アルコール; ボリグ ル夕ミン酸、 ポリアスパラギン酸を含むポリアミノ酸およびその塩、 ポリエチレン グリコール、 アラビアゴム類、 アルギン酸塩、 キサンタンガム、 ヒアルロン酸、 ヒ アルロン酸塩、 キチン、 キ卜サン、 水溶性キチン、 カルボキシビ二ルポリマー、 力 ルポキシメチルセルロース、 ヒ ドロキシェチルセルロース、 ヒ ドロキシプロピル卜 リメチルアンモニゥ厶クロライ ド、 ポリ塩化ジメチルメチレンピベリジゥ厶、 ポリ ビニルピロリ ドン誘導体四級アンモニゥ厶、 力チ才ン化プロティン、 コラーゲン分 解物およびその誘導体、 ァシル化夕ンパク、 ポリグリセリン、 などの水溶性高分子 ; マンニトールなどの糖アルコールおよびそのアルキレンォキシド付加物 ; エタノー ル、 プロパノールなどの低級アルコール等の他、 動植物抽出物、 核酸、 ビタミン、 酵素、 抗炎症剤、 殺菌剤、 防腐剤、 抗酸化剤、 紫外線吸収剤、 キレー卜剤、 制汗剤、 顔料、 色素、 酸化染料、 有機及び無機粉体、 p H調整剤、 パール化剤、 湿潤剤等を 挙げることができる。
各種粉体としては、 例えば、 ナイロンビーズ、 シリコーンビーズ等の樹脂粉体、 ナイロンパウダー、 金属脂肪酸石鹼、 黄酸化鉄、 赤色酸化鉄、 黒酸化鉄、 酸化クロ 厶、 酸化コバル卜、 カーボンブラック、 群青、 紺青、 酸化亜鉛、 酸化チタン、 酸化 ジルコニウム、 酸化珪素、 酸化アルミニウム、 酸化セリウム、 雲母チタン、 窒化ホ ゥ素、 硫酸バリウム、 炭酸カルシウム、 炭酸マグネシウム、 珪酸アルミニウム、 珪 酸マグネシウム、 炭化珪素、 色素、 レーキ、 セリサイ ト、 マイ力、 タルク、 力オリ ン、 板状硫酸バリウム、 バタフライ状硫酸バリウム、 微粒子酸化チタン、 微粒子酸 化亜鉛、 微粒子酸化鉄、 ァシルリジン、 ァシルグルタミン酸、 ァシルアルギニン、 ァシルグリシン等のァシルアミノ酸等が挙げられ、 更にシリコーン処理、 フッ素化 合物処理、 シランカップリング剤処理、 シラン処理有機チタネー卜処理、 ァシル化 リジン処理、 脂肪酸処理、 金属石鹼処理、 油剤処理、 アミノ酸処理等の表面処理が 施してあっても構わない。
( A ) 成分および ( B ) 成分の 2成分よりなるゲル状組成物、 またはこれらに加 えての (C ) 成分の 3成分よりなるゲル状組成物に前述の各種の成分を配合したゲ ル状組成物 (広義) を製造するには特別の困難はなく、 例えば全ての成分を合して ゲル化剤 (A) が溶解または溶融するまで攪拌しながら加熱し、 その後攪拌乃至静 置冷却することになることのできることは、 先に説明したところと同様である。 本発明のゲル状組成物は、 例えば化粧料や芳香剤等の香粧品組成物にその原材料 の一部として用いることができる。 香粧品組成物の形態は特に限定されないが、 化 粧料とする場合には、 粉末状、 クリーム状、 練り状、 固形状が好ましく、 具体的に は、 ファンデーション、 白粉、 頰紅、 アイシャ ドー等のメイクアップ化粧料、 ボデ ィーパウダー等のボディ一化粧料、 化粧水、 乳液、 美容液、 スキンクリーム、 サン ケア製品等の基礎化粧料、 メイク落とし、 洗顔フォーム等の洗浄剤、 リンス、 卜リ 一卜メン卜、 スタイリング剤、 制汗剤、 浴剤、 染毛剤等の毛髪化粧料等、 または固 形状、 クリーム状、 液体状等の芳香性化粧料等が挙げられる。 芳香剤とする場合に は、 クリーム状、 またはゲル状が好ましく、 具体的には自動車用芳香剤や家庭用芳 香剤等が挙げられる。
また、 本発明のゲル状組成物は、 その良好なゲル化特性を利用して、 塗料、絵具、 固形塗料、 固形絵具、 油性インク等の文具 ,塗料類; カイロ、 アイスパック、 塗料 クリーナー、 カーワックス等の雑貨 . トイレタリー類; ポリオレフイン樹脂等の改 質剤 ; ハツプ剤、 ゲル状農薬、 固形殺虫剤等の医薬 ·農薬類 ; 防鯖油、 グリース、 潤滑油、 切削油等の機械油類 ; その他アスファルトの改質剤、 写真用乳剤等として も用いることができる。
[実施例]
次に、 実施例により本発明を更に詳細に説明するが、 本発明は以下の実施例に限 定されるものではない。
<製造例 1 ; N—ラウロイルー L—ァラニンの製造 >
Lーァラニン 1 1 0 gに水 2 9 0 g、 t— B u O H 2 3 0 g、 さらに 2 7 %水酸 化ナトリウム水溶液を入れて溶解させ、 卩 1"1を 1 1 とする。 それを 1 0°Cまで冷却 し、 ラウ口イルク口ライ ド 2 6 9 gと 2 7 %水酸化ナ卜リゥム水溶液を p H 1 1 に 保持したまま同時滴下した。 反応終了後、 ァシル化反応液を 7 5 %硫酸で中和し、 p Hを 2に調整し、 6 0 °Cで油状分離して水層を除去した。 得られた油層に水 7 5 7 gを注入し、 攪拌後、 油状分離し、 その油層に適量の I P A (イソプロピルアル コール) を入れて、 冷却し、 白色結晶物質 3 2 0 gを得た。 さらにそれを I P A溶 媒で再結晶後、 得られた白色結晶物質を減圧下 5 0°Cで乾燥して、 N—ラウロイル 一 L—ァラニンを得た。
<製造例 2 >
Lーァラニン 3 3. 2 3 gに水 1 8 5. 8 5 g , さらに 2 7 %水酸化ナトリウム 水溶液 5 4. 1 gを入れて溶解させ、 p Hを 1 1 とする。それを 3 5 °Cまで昇温し、 ラウ口イルク口ライ ド 8 1 . 6 gと 2 7 %水酸化ナ卜リゥム水溶液を p H 1 1 に保 持したまま同時滴下した。 反応終了後、 ァシル化反応液を 7 5 %硫酸で中和し、 p Hを 2に調整し、 7 0°Cで油状分離して水層を除去した。 得られた油層に水 2 0 3 gを注入し、 攪拌後、 油状分離し、 その油層を減圧乾燥 (5 0°C * 減圧) し、 白色 結晶物質 (N—ラウロイルーし—ァラニン) 9 4. 3 2 gを得た。
<実施例 1 >
M—ァシルアミノ酸を所定量測り取り、 5 0 m I のバイアル瓶に入れ、 その後油剤 を添加した。 混合物を攪拌しながら 1 0 0°Cまで加温して、 N—ァシルアミノ酸を 完全溶解させた後、 室温まで放冷し、 得られたゲル状組成物の様態 (含む感触) を 確認した。 結果を表 1 に示す。
[表 ί ]
Figure imgf000013_0001
ゲル化せず
Δ 一部ゲル化または增粘液
〇 ゲル化 (クリーム状または固形状)
*1 スモイル P55 松村油脂製
*2 SH245G 東レ 'ダウコ一二ング.シリコーン株式会社製
*3 SH200Cノ東レ 'ダウコ一ニング.シリコーン株式会社製
<実施例 2 >
N—ァシルアミノ酸を所定量 (目的のゲル状組成物における N—ァシルアミノ酸 濃度が 5%になるように) 測り取り、 3 0 m l のバイアル瓶に入れ、 その後油剤を添 加した。 混合物を攪拌しながら 9 0 ~ 1 0 0 °Cまで加温して、 N—ァシルアミノ酸 を完全溶解させた後、 室温まで放冷し、 得られるゲル状組成物の様態 (含む感触) を確認した。 結果を表 2に示す。
[表 2 ]
Figure imgf000014_0001
一:未実施
:ゲル化せず
△:一部ゲル化または増粘液
O:ゲル化 (クリーム状または固形状)
*1 SH200C/東レ 'ダウコ一ニンゲ 'シリコ一ン株式会社製
N—ラウロイルー Lーァラニンのみが 5 0 °C、 1週間という保存条件で唯一安定で あった。 ぐ実施例 3 >
N—ァシルアミノ酸を所定量 (目的のゲル状組成物における N—ァシルアミノ酸 濃度が 3 !Uこなるように) 測り取り、 3 0 m l のバイアル瓶に入れ、 その後油剤を添 加した。 混合物を攪拌しながら 9 0 〜 1 0 0 °Cまで加温して、 N—ァシルアミノ酸 を完全溶解させた後、 室温まで強攪拌または無攪拌で放冷し、 得られるゲル状組成 物の様態 (含む感触) を確認した。 結果を表 3に示す。
[表 3 ]
Figure imgf000014_0002
:ゲル化せず
Δ:一部ゲル化または増粘液
〇:ゲル化 (クリーム状または固形状)
*1 スモイル P55ノ松村油脂製
*2 SH245C 東レ 'ダウコ一ニング 'シリコーン株式会社製
*3 SH OC 東レ'ダウコ一ニング'シリコーン株式会社製 <実施例 4〉
N—ァシルアミノ酸及び脂肪酸を所定量測り取り、 5 0 m I のバイアル瓶に入れ、 その後油剤を添加した。 混合物を 9 0〜 1 0 0 °Cまで加温して、 N—ァシルァミノ 酸を完全溶解させた後、 室温まで強攪拌または無攪拌で放冷し、 得られるゲル状組 成物の外観および皮膚塗布時の滑らかさを専門パネラーにて評価した。 評価は下記 項目に従って、 その平均点が 2 . 6以上を◎、 2 . 2 ~ 2 . 6を〇、 1 . 8 ~ 2 . 2を〇、 1 . 8以下を Xとした。 結果を表 4に示す。 評価項目
[外観の好ましさ]
3 :均一で滑らかなクリーミー状
2 : ほぼ均一なクリーム状であるが、 一部固形物の析出が見られる
1 : 固形物の析出が見られる
[皮膚塗布時の延展性]
3 : 非常に滑らか
2 : 滑らかだが、 多少ザラザラ感ぁリ
1 : 明らかにザラザラ感ぁり
[表 4 ]
Figure imgf000015_0001
専門パネラー 5名にて評価した結果、 実施例 4一 2で得られるクリーム状ゲルは、 実施例 4一 1 で得られるクリーム状ゲルよりも外観がよリクリーミーで、 かつ皮膚 塗布時の滑らかさに優れていることが判明した。
<実施例 5 ; 従来ゲル化剤との比較実験 >
製造例 1 で得られた N—ラウロイル一 L—ァラニン(5 w t %)と流動パラフィン ( 9 5 w t %、 スモイル P55/松村油脂製) によるゲル 1 と、 従来ゲル化剤である ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミ ド (G P— 1 ) ( 1 . 5 w t %) と流動パラフ イン ( 9 8. 5 w t %) によるゲル 2とを比較した。 ゲル 1 の方は、 延展性の良い ペースト状を呈するので、 クリームへの適用が可能である一方で、 ゲル 2の方は全 体固形状の蠟様を呈するので、 口紅等への適用が可能である等、 顕著な違いを示し た。 ぐ実施例 6 ; 香粧品用ゲル状組成物の製造 >
製造例 1 で得られた N—ラウロイルー Lーァラニン 0. 2 5 gと流動パラフィン (「モレコス P 5 5」 松村油脂製) 4. 7 5 gを 5 0 m l のバイアル瓶に入れ、 それ を 9 0でまで攪袢しながら加熱し、溶解させた。それを静置状態で室温まで冷却し、 全体がゲル化するのを確認した。
得られたゲル状組成物は、 半透明なゲル状組成物で、 皮膚に塗布するとベタツキ 感ゃ閉塞感がなく、 しかも延展性に優れたものであり、 化粧料用ゲル状組成物とし て優れていることがわかる。 ぐ実施例 7 ; 香粧品用ゲル状組成物の製造 >
製造例 1 で得られた N—ラウロイルーしーァラニン 0. 2 3 2 5 gとラウリン酸 0. 0 1 7 5 gとジメチコン (「S H 2 0 0 C」 東レ 'ダウコ一ニング ' シリコーン 株式会社製) 4. 7 5 gを 5 0 m I のバイアル瓶に入れ、 それを 9 0°Cまで攪拌し ながら加熱し、 溶解させた。 それを手で強攪拌しながら室温まで冷却し、 全体がゲ ル化するのを確認した。
得られたゲル状組成物は、 白濁〜半透明なクリーム状の組成物で、 皮膚に塗布す るとベタツキ感ゃ閉塞感がなく、 しかも延展性に優れたものであり、 化粧料用ゲル 状組成物として優れていることがわかる。 く処方例 1 ; ハンドクリーム >
流動パラフィン (* 1 ) 3 0 w t %
ジメチコーン (* 2) 6 5 w t %
ラウロイル一 Lーァラニン 5 w t %
( * 1 : 「モレコス P 5 5」 松村油脂製)
( * 2 : 「S H 2 0 0 C」 東レ ' ダウコ一ニング ■ シリコーン株式会社製) 上記のような処方で常法によりハンドクリ—厶を作成したところ、 白濁〜半透明の クリーム状を呈し、 ベ夕ツキ感ゃ閉塞感のない、 延展性に優れた性質を示した。 ぐ処方例 2 ; ハンドクリーム >
流動パラフィン 3 0 w t %
ジメチコーン 6 5 w t %
ラウロイルー L—ァラニン 4. 6 5 w t %
ラウリン酸 0. 3 5 w t %
(* 1 : 「モレコス P 5 5 J 松村油脂製)
( * 2 : 「S H 2 0 0 C」 東レ ' ダウコ一二ング . シリコーン株式会社製) 上記のような処方でハンドクリームを作成したところ、 白濁〜半透明のよりきめ 細かいクリーミーさを呈し、 ベ夕ツキ感ゃ閉塞感のない、 手触りの滑らかな性質を 示した。 産業上の利用可能性
本発明によれば、 半透明〜乳白濁のクリー厶状乃至固形状で美観に優れたゲル状 組成物を得ることができ、 このゲル状組成物を化粧料等の香粧品用組成物として用 いた場合には、 得られる香粧品はべタツキ感ゃ閉塞感がなく、 しかも延展性にも優 れたものとなる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 · 少なくとも 1 種の下記一般式 ( 1 ) で表される N—ァシルアミノ酸 ( A ) と、 少なくとも 1 種の油性基剤 (B ) を含有することを特徵とするゲル状組成物。
Figure imgf000018_0001
(式中、 R ,は炭素原子数 〜 2 5の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 また は芳香環を含んでいても良い不飽和炭化水素基を表し、 そして Xは脂肪族または芳 香族の a—、 8—または ァ—アミノ酸を表す。)
2 . 該 N—ァシルアミノ酸 (A ) が光学活性体(し体又は D体)を使用することを 特徴とする上記 1 に記載のゲル状組成物。
3 . 該 N—ァシルアミノ酸 (A ) が上記一般式 ( 1 ) の Xが中性アミノ酸である N—ァシルアミノ酸をであることを特徴とする上記 1 又は 2に記載のゲル状組成物。
4 . 該 N—ァシルアミノ酸 (A ) が N—ァシル一 Lーァラニンであることを特徴 とする上記 1 ~ 3のいずれかに記載のゲル状組成物。
5 . 該 N—ァシルアミノ酸 ( A ) が上記一般式 ( 1 ) の R,が炭素原子数 5〜 2 1 の直鎖もしくは分岐鎖の飽和炭化水素基、 または芳香環を含んでいても良い不飽 和炭化水素基である N—ァシルアミノ酸であることを特徴とする上記 1 ~ 4のいず れかに記載のゲル状組成物。
6 . 該 N—ァシルアミノ酸 (A ) が上記一般式 ( 1 ) の R,が炭素原子数 7 ~ 1 7の直鎖または分岐鎖の脂肪族炭化水素基である N—ァシルアミノ酸であることを 特徴とする上記 1 〜 5のいずれかに記載のゲル状組成物。
7 . 該 N—ァシルアミノ酸(A )が N— 2—ェチルへキサノィル一 Lーァラニン、 N—カプリロイルー Lーァラニン、 N—カプロイルーしーァラニン、 N—ラウロイ ルー L—ァラニン、 N—ミリストイルー L—ァラニン、 N—パルミ トイルー Lーァ ラニンから選ばれた N—ァシルー Lーァラニンであることを特徴とする上記 1 ~ 6 のいずれかに記載のゲル状組成物。
8 . 該 N—ァシルアミノ酸 (A ) が N—ラウロイルアミノ酸であることを特徴と する上記 1 〜 7のいずれかに記載のゲル状組成物。
9. 該 N—ァシルアミノ酸 (A) が、 N—ラウロイルーしーァラニンであること を特徴とする上記 1 ~ 8のいずれかに記載のゲル状組成物。
1 0. 該油性基剤 (B) が室温において液状のものであることを特徵とする上記 1 〜 9のいずれかに記載のゲル状組成物。
1 1 . 該油性基剤 (B) が炭化水素油またはシリコーン油であることを特徴とす る上記 1 ~ 1 0のいずれかに記載のゲル状組成物。
1 2. 該油性基剤 (B) がシリコーン油であることを特徵とする上記! 〜 1 1 の いずれかに記載のゲル状組成物。
1 3. さらに高級脂肪酸 (C) をも含有することを特徴とする上記 1 〜 1 2のい ずれかに記載のゲル状組成物。
1 4. 以下の工程よりなる上記 1 ~ 1 3のいずれかに記載のゲル状組成物の製造 方法。
1 ) ゲル化剤、 油性基剤、 その他添加剤を均一に加熱溶解する工程
2 ) 攪拌冷却する工程
1 5. 上記 1 〜 1 3のいずれかに記載のゲル状組成物を含有することを特徴とす る香粧品用組成物。
1 6. 上記 1 ~ 1 3のいずれかに記載のゲル状組成物を含有することを特徴とす る化粧料。
1 7. 上記 1 ~ 1 3のいずれかに記載のゲル状組成物を含有することを特徴とす る芳香剤。
PCT/JP2004/004568 2003-04-01 2004-03-30 ゲル状組成物 WO2004090063A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04724428A EP1609836A4 (en) 2003-04-01 2004-03-30 COMPOSITION IN THE FORM OF GEL
US11/240,564 US20060073177A1 (en) 2003-04-01 2005-10-03 Gel composition

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003098195 2003-04-01
JP2003-098195 2003-04-01

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
US11/240,564 Continuation US20060073177A1 (en) 2003-04-01 2005-10-03 Gel composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2004090063A1 true WO2004090063A1 (ja) 2004-10-21

Family

ID=33156667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2004/004568 WO2004090063A1 (ja) 2003-04-01 2004-03-30 ゲル状組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20060073177A1 (ja)
EP (1) EP1609836A4 (ja)
CN (1) CN1798821A (ja)
WO (1) WO2004090063A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102827325A (zh) * 2012-08-27 2012-12-19 上海涂料有限公司技术中心 一种核壳型聚氨酯/丙烯酸复合乳液的制备方法及其应用
CN110974995A (zh) * 2019-12-31 2020-04-10 江门市和馨香精技术有限公司 一种自修复空气净化凝胶及其制备方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2820739B1 (fr) * 2001-02-13 2004-01-02 Ajinomoto Kk Derive d'acide amine et gelifiant, composition de gel et cosmetique le contenant, et procedes de preparation correspondants
US8940665B2 (en) 2010-11-22 2015-01-27 E I Du Pont De Nemours And Company Oil release with amino acid-based compounds having a long chain N-acyl group
US8940664B2 (en) 2010-11-22 2015-01-27 E I Du Pont De Nemours And Company Oil release with polyethylene oxide segment-containing N-lauroyl amino acid-based compounds
US8697614B2 (en) * 2010-11-22 2014-04-15 E I Du Pont De Nemours And Company Oil release with N-lauroyl amino acid-based compounds
WO2013118921A1 (ja) * 2012-02-08 2013-08-15 味の素株式会社 ゲル化剤
EP3530711B1 (en) 2016-10-24 2022-08-17 Ajinomoto Co., Inc. Gel composition
US10918756B2 (en) * 2016-11-02 2021-02-16 Dow Global Technologies Llc Solid non-aqueous gel air odorizer
JP7391397B2 (ja) 2018-06-04 2023-12-05 ▲蘇▼州欧▲麗▼特生物医▲薬▼有限公司 新規なアミノ酸自己組織化超分子ポリマーおよびその製造方法と使用
MX2020013130A (es) * 2018-06-04 2021-04-29 Suzhou Oulit Biopharm Co Ltd Polímero supramolecular de aminoácidos autoensamblado, preparación del mismo y aplicación del mismo.
CN108451783A (zh) * 2018-06-04 2018-08-28 苏州欧丽特生物医药有限公司 一种皮肤护理组合物及其制备方法
CA3100755A1 (en) * 2018-06-05 2019-12-12 B.C. Research Inc. Products and methods for the treatment of mixtures of water and hydrophobic liquids
CN117883307A (zh) * 2022-10-13 2024-04-16 苏州欧丽特生物医药有限公司 凝胶组合物及其制备和应用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5191884A (en) * 1975-02-10 1976-08-12 Jukibaitaino kokeikaho
JPH09301846A (ja) * 1996-03-15 1997-11-25 Shiseido Co Ltd 水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3969087A (en) * 1974-08-07 1976-07-13 Ajinomoto Co., Ltd. Gels of nonpolar liquids with N-acyl amino acids and derivatives thereof as gelling agents
JPS6391311A (ja) * 1986-10-03 1988-04-22 Shiseido Co Ltd ゲル状化粧料
WO1993023008A1 (en) * 1992-05-12 1993-11-25 The Procter & Gamble Company Antiperspirant gel stick composition
US5591424A (en) * 1993-06-30 1997-01-07 The Procter & Gamble Company Antiperspirant gel stick compositions
JP3453851B2 (ja) * 1994-06-23 2003-10-06 味の素株式会社 洗浄剤組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5191884A (en) * 1975-02-10 1976-08-12 Jukibaitaino kokeikaho
JPH09301846A (ja) * 1996-03-15 1997-11-25 Shiseido Co Ltd 水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
See also references of EP1609836A4 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102827325A (zh) * 2012-08-27 2012-12-19 上海涂料有限公司技术中心 一种核壳型聚氨酯/丙烯酸复合乳液的制备方法及其应用
CN110974995A (zh) * 2019-12-31 2020-04-10 江门市和馨香精技术有限公司 一种自修复空气净化凝胶及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1609836A1 (en) 2005-12-28
CN1798821A (zh) 2006-07-05
EP1609836A4 (en) 2008-07-23
US20060073177A1 (en) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4174994B2 (ja) 油性基剤のゲル化剤
US20060073177A1 (en) Gel composition
JP5092753B2 (ja) ゲル化剤
US11446224B2 (en) Gel composition
KR101994863B1 (ko) 아미드 알코올을 포함하는 화장용 기제 및 화장품
JP6079646B2 (ja) ゲル化剤
JPWO2004105707A1 (ja) 油ゲル状組成物
JP6064998B2 (ja) 化粧料組成物
JP6645434B2 (ja) 保湿剤及びこれを含有する化粧料
JP6292230B2 (ja) ゲル化剤
JP3580385B2 (ja) 乳化化粧料
US20050100572A1 (en) Gelling agent for oil
JP2006104108A (ja) ゲル状組成物
JP4696534B2 (ja) 油性基剤のゲル化剤
JP2004315515A (ja) ゲル状組成物
JPWO2010114175A1 (ja) 新規アシル酸性アミノ酸エステル
WO2020100968A1 (ja) N-アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドおよびアルキルアミンを含有する組成物
JP4071040B2 (ja) 両親媒性粒子
JPH08291019A (ja) 化粧料
JP2018131435A (ja) ソフトゲル状組成物
JP2002308731A (ja) 固形化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AE AG AL AM AT AU AZ BA BB BG BR BW BY BZ CA CH CN CO CR CU CZ DE DK DM DZ EC EE EG ES FI GB GD GE GH GM HR HU ID IL IN IS KE KG KP KR KZ LC LK LR LS LT LU LV MA MD MG MK MN MW MX MZ NA NI NO NZ OM PG PH PL PT RO RU SC SD SE SG SK SL SY TJ TM TN TR TT TZ UA UG US UZ VC VN YU ZA ZM ZW

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): BW GH GM KE LS MW MZ SD SL SZ TZ UG ZM ZW AM AZ BY KG KZ MD RU TJ TM AT BE BG CH CY CZ DE DK EE ES FI FR GB GR HU IE IT LU MC NL PL PT RO SE SI SK TR BF BJ CF CG CI CM GA GN GQ GW ML MR NE SN TD TG

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2004724428

Country of ref document: EP

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2485/CHENP/2005

Country of ref document: IN

Ref document number: 2485/CHENP2005

Country of ref document: IN

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 11240564

Country of ref document: US

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 20048152441

Country of ref document: CN

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 2004724428

Country of ref document: EP

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 11240564

Country of ref document: US