JPH09301846A - 水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物 - Google Patents
水性増粘ゲル状組成物および液状水中油型乳化組成物Info
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- JPH09301846A JPH09301846A JP9084435A JP8443597A JPH09301846A JP H09301846 A JPH09301846 A JP H09301846A JP 9084435 A JP9084435 A JP 9084435A JP 8443597 A JP8443597 A JP 8443597A JP H09301846 A JPH09301846 A JP H09301846A
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Abstract
粘ゲル化することができ、且つ安定性、安全性、使用感
に優れた弱酸性の増粘ゲル状組成物及び液状水中油型乳
化組成物を提供する。 【解決手段】 (A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
塩と、(B)両親媒性物質と、(C)水とを含有し、
(A)の配合量が(C)100重量部に対して0.5〜
5重量部であることを特徴とする。また、(A)と
(B)のモル比が1:1〜1:5であることを特徴とす
る。
Description
および液状水中油型乳化組成物、特に増粘ゲル化剤の組
成の改良に関する。
形保持のためのゲル化、あるいは使用性の向上のための
増粘を目的として種々の水性増粘ゲル化剤が用いられて
いる。例えば、有機化合物としては多糖類、カゼイン等
の天然高分子、化学的に修飾した多糖類、ポリエチレン
グリコール、アクリル酸ポリマー等の合成高分子が、ま
た、無機化合物としては、モンモリロナイトをはじめと
する各種粘土鉱物やシリカ等がその目的効果に応じて適
宜使用されている。
らに油分の配合された医薬品、化粧品等、特に化粧品に
おける液状水中油型乳化組成物、すなわち、乳液はその
使用時の感触、安定性、レオロジー特性等が重要な問題
となり、使用時にのびが良く、且つ、安定なものが望ま
れている。これら乳化組成物は、油滴のクリーミングを
防止するために、外相である水相を何らかの方法で増粘
ゲル化する必要があり、且つ、その水相が高いチキソト
ロピイ性を有することが望ましいと考えられている。そ
こで、前述したような種々の水性増粘ゲル化剤が、乳液
のクリーミングに対する安定性を保持するためにも配合
されているのが現状である。
て利用する場合、皮膚等に対して高い安全性を要求され
ることはもちろん、使用感触の良さが要求される。ま
た、様々な使用状況を想定し、経時安定性、温度安定性
等の安定性の良好なものが望ましい。さらに、人の正常
皮膚は弱酸性の皮脂被膜で覆われており、外部からのア
ルカリ性物質の接触に対して酸性物質の分泌により常に
正常な弱酸性のpHにコントロールされている。皮膚外
用剤に配合される増粘ゲル化剤は皮膚上に長時間存在す
ることを考えて、なるべく人の正常皮膚のpHに近い弱
酸性を有することが望まれている。
の特性を全て有するような増粘ゲル化剤はこれまで知ら
れていなかった。例えば、高分子系の増粘ゲル化剤は比
較的安全性が高く、少量の添加で良好な増粘ゲル化能を
発揮するものがあることが知られているが、皮膚に使用
した場合には高分子特有の「ぬめり感」を生じ、好まし
くない使用感を呈する。また、粘土鉱物はチキソトロピ
ー性が高くてさっぱりとした好ましい使用感を有してい
るが、離液が起こりやすく、経時的に不安定である。
性物質、高級脂肪酸塩やモノアルキル四級アンモニウム
塩などのイオン性界面活性剤と両親媒性物質との組合せ
等が複合体を形成し、その複合体が水相中でネットワー
ク構造を形成しゲル化することが良く知られている。そ
して、これまでに知られた界面活性剤と両親媒性物質と
の組合せで安定なクリームを調製することは比較的容易
であるが、本発明における液状水中油型乳化組成物、即
ち、乳液を調製することは困難である。何故ならば、こ
れらの系で乳液を調製すると安定性(クリーミング)に
問題が残り上記増粘ゲル化剤を多量に併用せざるを得な
いのが現状であり、また、上記増粘ゲル化剤を併用しな
いで安定なものができたとしても(カチオン界面活性剤
との組合せにおける組成物)、これらは、皮膚外用剤と
しての安全性上好ましくない。
塩と、水とを重量比で5/95〜30/70の範囲で含
む水溶液を一旦加熱し、急速冷却することによってチキ
ソトロピー性を有するゲル状組成物が得られることが報
告され(特開平6−57290)、N−長鎖アシル酸性
アミノ酸のモノ塩が弱酸性であることから弱酸性の増粘
ゲル化基剤として注目されている。
対して何らかの刺激性を有しているということが一般的
に広く認知されるに伴い、できるだけ界面活性剤の使用
量を少なくすることが望まれている。N−長鎖アシル酸
性アミノ酸塩は比較的刺激性の少ない界面活性剤ではあ
るが、界面活性剤の使用量を極力少なくしたいという要
望に変わりはなく、より低濃度で増粘ゲル化能を発揮す
ることが望まれていた。
用量が多いと組成物として滑らかな使用感を得ることが
できず、ぬめり感を生じることからもN−長鎖アシル酸
性アミノ酸塩の使用量の低減が望まれていた。さらに、
N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩は単独ではその水和物の
融点が低く、高温安定性に問題を生じることがあった。
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は経時安定性、安全性、使用感に優れ、し
かも水中で良好な増粘ゲル化能を有する弱酸性の水性増
粘ゲル状組成物、およびそれにより増粘した液状水中油
型乳化組成物を提供することにある。
を達成するために鋭意検討を行った結果、N−長鎖アシ
ル酸性アミノ酸モノ塩と、両親媒性物質が水中で会合体
を形成し、これにより優れた増粘ゲル化能が発揮される
ことを見出し、本発明を完成した。
組成物は、(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩
と、(B)両親媒性物質と、(C)水とを含有し、
(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩の配合量が
(C)水100重量部に対して0.5重量部〜5重量部
であることを特徴とする。
(A)と(B)のモル比が1:1〜1:5であることが
好適である。また、本発明にかかる組成物において、
(A)と(B)のモル比が1:2〜1:4であること
が、より好適である。また、本発明にかかる組成物にお
いて、(A)が、炭素原子数12以上の長鎖アシル基を
有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩であることが
好適である。
(A)が、炭素原子数16以上の長鎖アシル基を有する
N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩であることが、より
好適である。また、本発明にかかる組成物において、
(B)両親媒性物質が、炭素原子数12以上の高級アル
コール又は高級脂肪酸、あるいは炭素原子数12以上の
アシル基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸の1種以
上を含有することが好適である。
(B)両親媒性物質が、炭素原子数16以上の高級アル
コール又は高級脂肪酸、あるいは炭素原子数16以上の
アシル基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸の1種以
上を含有することが、より好適である。また、本発明に
かかる組成物において、N−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ
塩が存在し、その存在量が(A)N−長鎖アシル酸性ア
ミノ酸モノ塩に対してモル比で0.25倍量以下である
ことが好適である。
(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と、(B)両
親媒性物質が水中で会合体を形成していることが好適で
ある。また、本発明にかかる組成物において、組成物の
pHが5.5〜7であることが好適である。また、本発
明にかかる液状水中油型乳化組成物は、前記いずれかの
の増粘組成物と、(D)油とを少なくとも含むことを特
徴とする。
て、(D)/((A)+(B)+(C))=1/99〜
80/20の範囲で含むことが好適である。また、本発
明にかかる乳化組成物において、その粘度が25℃にお
いて500〜10000cpsであることが好適であ
る。
いて詳細に説明する。本発明においてN−長鎖アシル酸
性アミノ酸モノ塩のN−長鎖アシル酸性アミノ酸とは、
酸性アミノ酸の窒素原子に長鎖アシル基が共有結合した
アミノ酸であり、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と
は該N−長鎖アシル酸性アミノ酸の複数のカルボキシル
基のうち、一つのカルボキシル基が中和されて塩となっ
たものを意味する。
は、直鎖状又は分岐状の何れでもよく、また、飽和、不
飽和を問わない。長鎖アシル基の炭素原子数は12以上
であることが好ましく、特に好ましくは16以上であ
る。炭素原子数が少なく、鎖長が短いと、会合体を形成
しなかったり、十分なゲル化能を得ることができないこ
とがある。
ミノ酸モノ塩としては、例えば、N−ステアロイル−L
−グルタミン酸モノ塩、N−パルミトイル−L−グルタ
ミン酸モノ塩、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モ
ノ塩、N−ラウリル−L−グルタミン酸モノ塩、N−ヤ
シ油−L−グルタミン酸モノ塩、N−ステアロイル−L
−アスパラギン酸モノ塩、N−パルミトイル−L−アス
パラギン酸モノ塩、N−ミリストイル−L−アスパラギ
ン酸モノ塩、N−ラウリル−L−アスパラギン酸モノ
塩、N−ヤシ油−L−アスパラギン酸モノ塩、N−長鎖
アシル−L−アスパラギン酸モノ塩、N−ステアロイル
−4−アミノ酪酸モノ塩、N−パルミトイル−4−アミ
ノ酪酸モノ塩、N−ミリストイル−4−アミノ酪酸モノ
塩、N−ラウリル−4−アミノ酪酸モノ塩、N−ヤシ油
−4−アミノ酪酸モノ塩等が挙げられる。
オンは特に限定されないが、例えばナトリウム、カリウ
ム、トリエタノールアミン、アルギニン等が好ましい。
本発明に用いられるN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩
は、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン
塩などをそのまま用いてもよく、系中に含まれたN−長
鎖アシル酸性アミノ酸を水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、トリエタノールアミンなどを用い中和したものを
用いてもよい。
も2つのカルボキシル基を分子内に有しており、水中で
はカルボキシル基の中和率が高くなるにつれて酸性型の
N−長鎖アシル酸性アミノ酸からN−長鎖アシル酸性ア
ミノ酸モノ塩、N−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ塩へとそ
の形態が変化する。
−ステアロイル−L−グルタミン酸の場合には、1分子
中に1つのアミノ基と2つのカルボキシル基が存在して
おり、中和率が0の場合には、図1の(1−a)のよう
に全てが酸性型で存在していると考えられる。これにア
ルカリ、例えば水酸化ナトリウムを添加して中和してい
くと、モノナトリウム塩型(1−b)の割合が徐々に増
加し、中和率50%では全てのN−ステアロイル−L−
グルタミン酸がモノナトリウム塩型(1−b)になると
考えられる。さらに水酸化ナトリウムを添加していく
と、モノナトリウム塩型はジナトリウム塩型(1−c)
となり、中和率100%では全てのN−ステアロイル−
L−グルタミン酸がジナトリウム塩型(1−c)となる
と考えられる。
その中和率によって形態が変化するが、N−長鎖アシル
酸性アミノ酸の酸性型は後記のように本発明の両親媒性
物質として用いることが可能である。例えばN−ステア
ロイル−L−グルタミン酸に対して中和率25%となる
ようにアルカリを併用した場合にはN−ステアロイル−
L−グルタミン酸の酸性型とモノ塩型の存在割合はモル
比で1:1であると考えられ、それぞれが両親媒性物
質、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩としての機能を
果たして、水相を増粘ゲル化することができる。後述す
るように、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両親媒
性物質の好適な配合モル比の範囲から、N−長鎖アシル
酸性アミノ酸モノ塩とともにN−長鎖アシル酸性アミノ
酸の酸性型が存在する場合には、酸性型の存在量はモノ
塩の存在量に対してモル比で等量以下であることが好適
である。
両親媒性物質との間で会合体を形成するものの、モノ塩
と両親媒性物質の間で形成される会合体と比較してゲル
化能が低く、十分な効果を発揮することができない。ま
た、ジ塩を用いた場合には系のpHが11以上と強アル
カリになり、実使用には適さない。従って、N−長鎖ア
シル酸性アミノ酸とアルカリを別々に添加して、系中で
N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩を形成しようとする
場合には、アルカリを過剰に配合するとN−長鎖アシル
酸性アミノ酸がジ塩型として存在する割合が大きくなっ
て、モノ塩型の存在量が少なくなるために十分なゲル化
能を得ることができないので、アルカリの配合量は組成
物中においてジ塩の存在量がモノ塩に対してモル比で1
倍量以下であることが必要であり、さらに0.25倍量
以下となるようにすることが好ましく、特に0.1倍量
以下となるように配合することが好ましい。
するためのアルカリとしては、例えば、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等が挙げ
られる。本発明において両親媒性物質とは、界面活性を
有するがそれ自体は疎水性が強く一般の界面活性剤ほど
界面活性を有さないものであり、例えば高級脂肪酸、高
級脂肪族アルコール、モノグリセリド、グリセロールモ
ノアルキルエーテル、モノアルキルアミン、およびステ
ロール類等が挙げられ、また、前記のように遊離型のN
−長鎖アシル酸性アミノ酸を用いることも可能である。
このうち、好ましくは高級脂肪酸、高級脂肪族アルコー
ル、N−長鎖アシル酸性アミノ酸であり、特に好ましく
は高級脂肪酸、高級脂肪族アルコールである。
原子数12以上のものが好適であり、特に炭素原子数1
6以上であることが好ましい。また、N−長鎖アシル酸
性アミノ酸は、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩の場
合と同様に炭素原子数12以上の長鎖アシル基を有する
ものが好適であり、特に炭素原子数16以上であること
が好ましい。炭素原子数が小さいとN−長鎖アシル酸性
アミノ酸モノ塩と会合体を形成しなかったり、十分なゲ
ル可能が得られないことがある。
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)
酸、オレイン酸、12- ヒドロキシステアリン酸、ウンデ
シレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、
リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコ
サヘキサエン酸(DHA)等の高級脂肪酸、N−ステア
ロイル−L−グルタミン酸、N−パルミトイル−L−グ
ルタミン酸、N−ミリストイル−L−グルタミン酸、N
−ラウリル−L−グルタミン酸、N−ヤシ油−L−グル
タミン酸、N−ステアロイル−L−アスパラギン酸、N
−パルミトイル−L−アスパラギン酸、N−ミリストイ
ル−L−アスパラギン酸、N−長鎖アシル−L−アスパ
ラギン酸、N−ラウリル−L−アスパラギン酸、N−ヤ
シ油−L−アスパラギン酸、N−ステアロイル−4−ア
ミノ酪酸、N−パルミトイル−4−アミノ酪酸、N−ミ
リストイル−4−アミノ酪酸、N−ラウリル−4−アミ
ノ酪酸、N−ヤシ油−4−アミノ酪酸、等のN−長鎖ア
シル酸性アミノ酸、ラウリルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミ
リスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステア
リルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグ
リセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテト
ラデシノール、ラノリンアルコールなどの高級脂肪族ア
ルコール、コレステロール、フィトステロールなどのス
テロール類、モノグリセリド、グリセロールモノアルキ
ルエーテル、モノアルキルアミン等が挙げられる。
長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両親媒性物質は水中で
会合体を形成し、これにより水相を増粘することができ
る。N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両親媒性物質
によるゲルの形成はこれまで報告されておらず、本発明
によって初めて明らかにされたものである。
媒性物質による会合体の形成はDSC(示差走査熱量
計)測定によって確認することができる。以下、具体例
としてN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩としてN−ス
テアロイル−L−グルタミン酸モノナトリウム塩(分子
量約435)を、両親媒性物質としてベヘニルアルコー
ル(分子量約326)を用いた場合を例として説明す
る。
ン酸モノナトリウム塩(以下モノ塩という)、ベヘニル
アルコール、水からなる系において、N−ステアロイル
−L−グルタミン酸モノナトリウム塩とベヘニルアルコ
ールのモル比を変えて水溶液を調製し、その水溶液につ
いてDSC測定を行った際の昇温曲線の変化を示してい
る。なお、水溶液は各成分を混合して加熱溶解し、放冷
して調製した。また、本発明においてDSC(示差走査
熱量計)測定は、具体的にはDSC120(セイコー電
子工業(株)製)を用いて行ったものであり、得られた
DSC昇温曲線において観測された吸熱ピークの頂点の
温度を転移温度とした。
ルタミン酸モノナトリウム塩単独の水溶液では43℃付
近にモノ塩の水和物の吸熱ピークが認められる。モノ塩
に対するベヘニルアルコールの割合が多くなると、モノ
塩の吸熱ピークは徐々に小さくなり、代わって76℃付
近にベヘニルアルコールの吸熱ピークとは異なる、会合
体のピークが現れる。この会合体の吸熱ピークはベヘニ
ルアルコールのモル比の増加に伴い徐々に大きくなって
いく。そして、モノ塩に対するベヘニルアルコールのモ
ル比が1:3付近では76℃付近の会合体のピークのみ
がほとんど単一に検出される。さらにベヘニルアルコー
ルのモル比で1:3を超えて多くなるとベヘニルアルコ
ールの吸熱ピークが69℃付近に検出されるようにな
る。
℃以下では壊れず、高温安定性に優れることが分かる。
好ましい両親媒性物質もしくはそれらの混合物は、この
ような測定によって選択することができる。即ち、新た
に生成した会合体のピークが生ずることが必要条件であ
り、その転移温度は好ましくは60℃以上、更に好まし
くは70℃以上である。表1及び表2にそれぞれのモル
比の水溶液の組成比と、性状、粘度、pHを示す。な
お、これらの評価は後述の方法によって行ったものであ
る。
ルコールの配合量の増加に伴い系が増粘し、モノ塩とベ
ヘニルアルコールのモル比が約1:1〜1:5では良好
なゲル状組成物が得られた。一方、ベヘニルアルコール
のモル比が1:5以上になると粘度はあまりかわらない
ものの、使用感において滑らかさが低下し、さらに外観
上も高級アルコールの析出が認められた。
ノ酸モノ塩と両親媒性物質は水中で会合体を形成し、こ
の会合体により水相をゲル化すると考えられる。そし
て、本発明において十分なゲル化能と良好な使用感を得
るためにはN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両親媒
性物質の好適な配合モル比は1:1〜1:5、特に1:
2〜1:4であることが理解される。
イル−L−グルタミン酸モノナトリウム塩とベヘニルア
ルコールの会合体の場合は約76℃)はN−長鎖アシル
酸性アミノ酸モノ塩の水和物よりも高温側にあり、該会
合体はこの転移温度以下では壊れることがないため、N
−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩単独の場合に比して高
温安定性に優れた増粘ゲル状組成物を得ることができ
る。
リウム塩を用いて同様に試験を行ったところ、DSC測
定で会合体の吸熱ピークは観察されたものの、その強度
は低く、十分なゲル化能が発揮されなかった。例えば、
ジナトリウム塩2重量部、ベヘニルアルコール4.5重
量部、イオン交換水100重量部の系の粘度は1,00
0であり、モノ塩の場合の1/3程度のゲル化能しかな
かった。さらに、系のpHを測定したところ、12以上
の値を示し、また、ぬめり感も生じた。これらのことか
ら、ジ塩を用いた場合には皮膚等に塗布する際の安全
性、使用性に問題を生じ、皮膚外用剤等には不適である
ことが容易に理解される。
ミノ酸モノ塩の配合量による系の性状及び使用感につい
ても検討を行った。すなわち、N−長鎖アシル酸性アミ
ノ酸モノ塩としてN−ステアロイル−L−グルタミン酸
モノナトリウム塩、両親媒性物質としてベヘニルアルコ
ールを用い、表3及び表4に示す各所定量を水と混合
し、80℃で撹拌溶解して冷却して各試料液を調製し
た。なお、表中、配合量は重量%で示している。また、
N−ステアロイル−L−グルタミン酸モノナトリウム塩
とベヘニルアルコールを併用した試料液については両者
のモル比は全て約1:2.7に固定した。これらの試料
液1〜8について、性状、pH、粘度、安定性、使用感
について評価を行った。評価の方法は以下の通りであ
る。
て、ローターNo.3、25℃、12rpmの条件下で
測定を行った。安定性 試料液を0℃、室温、50℃に保存し、性状及び粘度の
変化を調べた。なお、保存期間は50℃で1ヶ月、その
他は6ヶ月とした。使用感 健常女性のパネラー20人の手の甲に試料液を塗布し、
その際の使用感についてアンケート調査を行い、以下の
基準に従って評価した。 ○…ぬめりが感じられるとしたパネラーが4人以下の場
合。 △…ぬめりが感じられるとしたパネラーが5〜10人の
場合。 ×…ぬめりが感じられるとしたパネラーが10人以上の
場合。
アルコール)単独の場合や、試料液2〜4のようにモノ
塩と両親媒性物質を併用した場合でもモノ塩の配合量が
0.4重量%以下の場合には、両親媒性物質が水から分
離したり、粘度が低く十分な増粘ゲル化能が得られなか
った。また、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩単独の
系である試料液10及び11では、pHが中性〜弱酸性
で、且つ系をゲル化することはできるものの、高温安定
性が悪く、また、べたつき感が大きかった。
長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩(N−ステアロイル−L
−グルタミン酸モノナトリウム塩)と両親媒性物質とを
併用し、且つモノ塩を少なくとも0.5重量%以上配合
した系においては何れも系を増粘ゲル化することができ
た。そして、そのゲル化能は、例えば試料液8と試料液
10、試料液9と試料液11を比較すれば解るように、
モノ塩と両親媒性物質を併用することによりモノ塩単独
の場合に比して約2倍のゲル化能を得ることができた。
しかも、何れの試料液もモノ塩単独の場合に比べて高温
安定性に非常に優れていた。
において、モノ塩を増量するとより粘度をさらに高くす
ることができるものの、試料液9のようにN−長鎖アシ
ル酸性アミノ酸モノ塩が水100重量部に対して5重量
部を超えると皮膚に塗布した際にぬめり感が感じられ、
また、塗布した際の感触もやや固く、使用感が劣る傾向
が認められた。従って、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モ
ノ塩と両親媒性物質を併用し、N−長鎖アシル酸性アミ
ノ酸モノ塩の配合量を水100重量部に対して0.5〜
5重量部とすれば、良好なゲル化能と使用感、安定性を
得ることができる。
ル酸性アミノ酸のモノ塩と両親媒性物質が水中で熱力学
的に安定な会合体を形成し、系を増粘ゲル化することを
見出し、このような会合体を利用すれば、ぬめりを生じ
ないような極めて少ないN−長鎖アシル酸性アミノ酸塩
の使用量範囲において、高い増粘ゲル化能を得ることが
でき、しかも安定性、安全性、使用感に優れた増粘ゲル
状組成物が得られることを見出したものである。
や化粧料等に適用することができ、例えば皮膚外用剤に
好適である。本発明の増粘ゲル状組成物に本発明の効果
を損なわない範囲で多価アルコールや保湿剤を配合する
ことにより保湿効果を高めることができる。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−
ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−
ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オ
クチレングリコール等の2価のアルコール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール、等の3価のアルコール、ペンタエリスリトー
ル等の4価のアルコール、キシリトール等の5価のアル
コール、ソルビトール、マンニトール、等の6価のアル
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリ
ン等の多価アルコール共重合体、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールノモブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコー
ルモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2
−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソア
ミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、
エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等の
2価のアルコールアルキルエーテル類、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルブチルエーテル等の2価のアルコールアルキルエーテ
ル類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコ
ールジサクシネート、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニ
ルエーテルアセテート等の2価のアルコールエーテルエ
ステル類、キシルアルコール、セラキルアルコール、バ
チルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル、
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリスリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等の糖アルコール、
グリソリッド、テトラハイドロフルフリルアルコール、
POEテトラハイドロフルフリルアルコール、POPブ
チルエーテル、POP・POEブチルエーテル、チルポ
リオキシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセ
リンエーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、PO
P・POEペンタエリスルトールエーテル等が挙げられ
る。
アルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラ
ーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレー
ト、乳酸ナトリウム、胆汁酸モノ塩、dl-ピロリドンカ
ルボン酸モノ塩、短鎖可溶性コラーゲン、イサヨイヨバ
ラ抽出液、セイヨウノコギリソウ抽出物などが挙げられ
る。
液、美容液、ローション等の乳化組成物や可溶化組成物
とすることもできる。例えば、水中油型乳化組成物とす
る場合には、予め一般的な方法で乳化した組成物に、N
−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩、両親媒性物質、水か
らなる増粘ゲル状組成物を混合して目的とする増粘ゲル
状組成物を得る方法、油相に両親媒性物質、水相にN−
長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩を加えて乳化して目的と
する増粘ゲル状組成物を得る方法等が挙げられるが、何
れの場合にも本発明の量的範囲であれば会合体は形成さ
れて系は増粘ゲル化し、安定性及び使用感に優れる組成
物とすることができる。このような組成物もまた、本発
明の増粘ゲル状組成物の範疇である。なお、予め調製し
たN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩、両親媒性物質、
水からなる増粘ゲル状組成物に油分を添加混合して機械
的に乳化する方法も可能である。
は、B型粘度計を用いた回転数60rpm、25℃にお
ける粘度が500〜10000cpsである。500c
ps以下では安定化することが困難であり、10000
cps以上ではクリームに近い状態となってしまう。安
定性、および、使用感触上好ましい粘度は700〜70
00cpsである。また、本発明に係る水中油型乳化組
成物において、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両
親媒性物質とを合わせた量は0. 8%以上で7%以下が
好ましい。0.8%以下ではクリーミングに対する安定
化が困難であり、7%以上では流動性のある水中油型乳
化組成物が調製できずクリームとなってしまう。好まし
い範囲は1%〜5%である。
て、系中に配合する油状成分は液状油分、固型油分、半
固型油分、又は水に難溶性の物質のいずれでもよく、例
えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミア
ナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナ
タネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、
サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実
油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメ
ヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、
トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソ
パルミチン酸グリセリン、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬
化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核
油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モ
クロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデリラロウ、綿
ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、
鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポック
ロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、
ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還
元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラック
ロウ、 POEラノリンアルコールエーテル、 POEラノリン
アルコールアセテート、 POEコレステロールエーテル、
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加
ラノリンアルコールエーテル、炭化水素油としては、流
動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタ
ン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マ
イクロクリスタリンワックス、エステル油としてはジエ
チルフタレート、コレステロールイソステアレートなど
が挙げられ、このうち融点が常温以下を液状油分、融点
が常温以上を固型、半固型油分と区別される。また、こ
れらの油状成分に加えて、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメ
チルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン等の
環状ポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、エポキ
シ変性シリコーン油、エポキシ・ポリエーテル変性シリ
コーン油、ポリエーテル変性シリコーン油、カルボキシ
変性シリコーン油、アルコール変性シリコーン油、アル
キル変性シリコーン油、アンモニウム塩変性シリコーン
油、フッ素変性シリコーン油、トリメチルシロキシケイ
酸等の3次元網目構造かをもしくは形成し得るシリコー
ン樹脂、高重合ジメチルポリシロキサン、高重合メチル
フェニルシロキサン、高重合メチルビニルポリシロキサ
ン等の高重合メチルポリシロキサン、高重合アミノ変性
メチルポリシロキサン等のシリコーン油を配合すること
も可能である。また、水に難溶性の物質としては、パラ
アミノ安息香酸 (以下 PABA と略す) 、PABAモノグリセ
リンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、
N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABA
エチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,
N-ジメチルPABA チルエステル等の安息香酸系紫外線吸
収剤、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等の
アントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、
メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オ
クチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジル
サリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレー
ト等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメー
ト、エチル-4- イソプロピルシンナメート、メチル-2,5
- ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプ
ロピルシンナメート、メチル-2,4- ジイソプロピルシン
ナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプ
ロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p- メト
キシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート
(2- エチルヘキシル-p- メトキシシンナメート) 、2-エ
トキシエチル-p- メトキシシンナメート、シクロヘキシ
ル-p- メトキシシンナメート、エチル- α- シアノ−β
- フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ
- β- フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2- エチ
ルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等の桂皮
酸系紫外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'
- ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,
2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メト
キシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メト
キシベンゾフェノン-5- スルホン酸モノ塩、4-フェニル
ベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル- ベン
ゾフェノン-2- カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-
オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3- カルボキ
シベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、
3-(4'-メチルベンジリデン)-d,1- カンファー、3-ベン
ジリデン-d,1- カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン
酸エチルエステル、2-フェニル-5- メチルベンゾキサゾ
ール、2,2'- ヒドロキシ-5- メチルフェニルベンゾトリ
アゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェ
ニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイ
ルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタ
ン、5-(3,3- ジメチル-2- ノルボルニリデン)-3-ペンタ
ン-2- オン等の紫外線吸収剤、パラベン等の防腐剤、ユ
ビキノン、ビタミンP等のビタミン類、塩酸クロルヘキ
シジン、トリクロロカルバニリド、イメガッサンDP3
00等の殺菌剤、酢酸デキサメタゾン等の薬剤等が挙げ
られる。
は、界面活性剤を加えることなく乳化組成物を形成する
こともできるが、一層の乳化安定性を得るため少量の界
面活性剤を添加することもできる。
ッケン様素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナ
トリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステ
ル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、PO
Eラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−ア
シルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウ
リンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリ
ウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂
肪酸アミドスルホン酸モノ塩、POEオレイルエーテル
リン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等
のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコ
ハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミ
ドポリオキオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、
ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナト
リウム等のスルホコハク酸モノ塩、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンス
ルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼ
ンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸モノ塩、
硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂
肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、
POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルア
リルエーテルカルボン酸モノ塩、α−オレフィンスルホ
ン酸モノ塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸モノ塩、二
級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロール
アミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミ
ドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン
酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のア
ニオン性界面活性剤、2−ウンデシル−N,N,N−
(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾ
リンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウム
ヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウ
ム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデ
シル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホ
ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等の両性界面活
性物質が挙げられる。
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンイソステア
レート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパ
ルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタン
セスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ
−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テ
トラー2ーエチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン
等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グ
リセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸
グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−
オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリ
ン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン
脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等の
プロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油
誘導体、グリセリンアルキルエーテル等の親油性非イオ
ン界面活性剤、POEソルビタンモノオレエート、PO
Eソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノ
オレエート、POEソルビタンテトラオレエート等のP
OEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモ
ノラウレート、POEソルビットモノオレエート、PO
Eソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノ
ステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、
POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリン
トリイソステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エス
テル類、POEモノオレエート、POEジステアレー
ト、POEジオレエート、ジステアリン酸エチレングリ
コール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエ
ーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエ
ーテル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチル
ドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエ
ーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニ
ルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテ
ル類、プルロニック等のプルアロニック型類POE・P
OPセチルエーテル、POE・POP2−デシルテトラ
デシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、
POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリ
ンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テ
トロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジ
アミン縮合物、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、
POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化
ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モ
ノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、
POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化
ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOE
ミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アミド、ラノリン酸モノエタノールアミド、脂酸イソプ
ロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等
の親水性非イオン界面活性剤等が挙げられる。
し液状水中油型乳化組成物の使用感、pH等を損なわな
い範囲で水溶性高分子を配合することも可能である。天
然の水溶性高分子としては、例えば、アラビアガム、ト
ラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キャロブガ
ム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、
クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソ
ウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイシ
ョ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子、キ
サンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プル
ラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アル
ブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。
カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられ
る。
リビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル系高分
子、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー
(CARBOPOL 940, 941; BF Goodrich社)等のビニル系高
分子、ポリエチレングリコール20,000、ポリエチ
レングリコール6,000、ポリエチレングリコール
4,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合体
系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアク
リレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、
ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、N−ビニルピ
ロリドン−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸
共重合体ジエチル硫酸モノ塩等が挙げられる。無機の水
溶性高分子としては、例えば、ベントナイト、ケイ酸ア
ルミニウムマグネシウム(ビーガム)、ラポナイト、ヘ
クトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。
は、目的や用途に応じて通常化粧料や医薬品に配合され
る他の成分を配合しても良い。例えば、ビタミンB群、
ビタミンC及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導
体、ビオチン等のビタミン類などの水溶性生理活性物
質、グルタミン酸ナトリウム、アルギニン、アスパラギ
ン酸、クエン酸、酒石酸、乳酸等の緩衝剤、EDTA等
のキレート剤、各種色素、香料類、防腐剤等の他、粉
体、顔料等を配合することもできる。
ン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化
鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、チタンコーティッドマ
イカ、オキシ塩化ビスマス、ベンガラ、粘結顔料、グン
ジョウピンク、水酸化クロム、雲母チタン、酸化クロ
ム、酸化アルミニウムコバルト、紺青、カーボンブラッ
ク、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、ベントナイト、
マイカ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシ
ウム、軽質炭酸マグネシウム、重質炭酸マグネシウム、
ニラミン等が挙げられる。
他に無水ケイ酸モノ塩、セリサイト、ナイロンパウダ
ー、ポリエチレン末、セルロースパウダー、アクリル系
樹脂等が挙げられる。これらの無機粉末や無機顔料はそ
のまま配合しても、シリコーン処理、フッ素処理、金属
セッケン処理、活性剤処理により、疎水化して配合して
もよい。また、油相分散相には油溶性薬剤、酸化防止
剤、オクチルメトキシシンナメート等の紫外線吸収剤、
前述の親油性の界面活性剤等を配合することもできる。
具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、特に指定のない限り配合量は重量%で示
す。
そのまま室温まで冷却してゲル状美容液を得た。
そのまま室温まで冷却してゲル状美容液を得た。
℃に加熱し、(6)〜(9)に(1)〜(5)を撹拌し
ながら加えて乳化後、冷却して栄養クリームを得た。
を(8)〜(13)の混合液を70℃で加熱溶解したも
のに撹拌しながら添加し、乳化する。その後、冷却して
美白美容液を得た。
を(6)〜(12)の混合液を70℃で加熱溶解したも
のに撹拌しながら添加し、乳化する。その後、冷却して
美容液を得た。
を(6)〜(11)の混合液を70℃で加熱溶解したも
のに撹拌しながら添加し、乳化する。その後、冷却して
美容液を得た。
て溶解し、そのまま冷却してゲル状組成物を得た。処方
Bは常法により乳化して水中油型乳化組成物とした。処
方Aで得られたゲル状組成物70gと、処方Bで得られ
た乳化物30gを混合し、25℃に冷却してゲル状美白
化粧料を得た。
て溶解し、そのまま冷却してゲル状組成物を得た。処方
Bは常法により乳化して水中油型乳化組成物とした。処
方Aで得られたゲル状組成物70gと、処方Bで得られ
た乳化物30gを混合し、ゲル状美容液を得た。
て溶解し、そのまま冷却してゲル状組成物を得た。処方
Bは(1)〜(4)を室温で撹拌混合して溶解し、ゲル
状組成物を得た。処方Aで得られたゲル状組成物90g
と、処方Bで得られたゲル状組成物10gを混合し、ゲ
ル状美容液を得た。
pHが5.5〜7で、ゲル状を呈し、しかも何れもぬめ
り感や刺激がなく良好な使用感であった。また、経時安
定性や高温安定性にも優れていた。また、実施例1〜9
の化粧料をDSC測定したところ、N−長鎖アシル酸性
アミノ酸モノ塩と両親媒性物質の会合体の吸熱ピークが
観察された。
〜(10)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は2000cpsであり、- 5℃
〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感
触も好ましいものであった。
〜(11)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は900cpsであり、- 5℃〜
40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感触
も非常に好ましいものであった。
〜(13)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は5000cpsであり、- 5℃
〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感
触も好ましいものであった。
〜(11)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は7000cpsであり、- 5℃
〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感
触も好ましいものであった。
〜(13)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は2000cpsであり、- 5℃
〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感
触も好ましいものであった。
〜(10)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前
記測定法における粘度は3000cpsであり、- 5℃
〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感
触も好ましいものであった。
0)〜(14)の混合液を70℃で加熱溶解したものに
攪拌しながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得
た。前記測定法における粘度は2500cpsであり、
- 5℃〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、
使用感触も好ましいものであった。
〜(8)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌し
ながら添加し、乳化した後冷却し美白乳液を得た。前記
測定法における粘度は1500cpsであり、- 5℃〜
40℃において三ヶ月以上安定であった。又、使用感触
も好ましいものであった。
〜(11)の混合液を70℃で加熱溶解したものに攪拌
しながら添加し、乳化すしたの後冷却し美白乳液を得
た。前記測定法における粘度は4500cpsであり、
- 5℃〜40℃において三ヶ月以上安定であった。又、
使用感触も好ましいものであった。
ば、N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と両親媒性物質
とを併用することにより極めて低濃度の界面活性剤使用
量で水相を増粘ゲル化することができ、且つ安定性、安
全性、使用感に優れた弱酸性の増粘ゲル状組成物を得る
ことができる。また、本発明にかかる液状水中油型乳化
組成物によれば、他の界面活性剤ないし増粘ゲル化剤な
どを大量に使用することなく、安定且つ使用感に優れた
乳化組成物を得ることができる。
による水中での存在形態を示す図である。
L−グルタミン酸モノナトリウムとベヘニルアルコール
と水からなる増粘ゲル状組成物のDSC測定図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 (A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
塩と、(B)両親媒性物質と、(C)水とを含有し、
(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩の配合量が
(C)水100重量部に対して0.5重量部〜5重量部
であることを特徴とする水性増粘ゲル状組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成物において、(A)
と(B)のモル比が1:1〜1:5であることを特徴と
する水性増粘ゲル状組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の組成物において、(A)
と(B)のモル比が1:2〜1:4であることを特徴と
する水性贈粘ゲル状組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
において、(A)が、炭素原子数12以上の長鎖アシル
基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩であるこ
とを特徴とする水性増粘ゲル状組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
において、(A)が、炭素原子数16以上の長鎖アシル
基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩であるこ
とを特徴とする水性増粘ゲル状組成物 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の組成物に
おいて、(B)両親媒性物質が、炭素原子数12以上の
高級アルコール又は高級脂肪酸、あるいは炭素原子数1
2以上のアシル基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸
の1種以上を含有することを特徴とする水性増粘ゲル状
組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜5の何れかに記載の組成物に
おいて、(B)両親媒性物質が、炭素原子数16以上の
高級アルコール又は高級脂肪酸、あるいは炭素原子数1
6以上のアシル基を有するN−長鎖アシル酸性アミノ酸
の1種以上を含有することを特徴とする水性増粘ゲル状
組成物。 - 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の組成物に
おいて、N−長鎖アシル酸性アミノ酸ジ塩が存在し、そ
の存在量が(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩に
対してモル比で0.25倍量以下であることを特徴とす
る水性増粘ゲル状組成物。 - 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の組成物に
おいて、(A)N−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ塩と、
(B)両親媒性物質が水中で会合体を形成していること
を特徴とする水性増粘ゲル状組成物。 - 【請求項10】 請求項1〜9の何れかに記載の組成物
において、組成物のpHが5.5〜7であることを特徴
とする増粘ゲル状組成物。 - 【請求項11】 請求項1〜10記載のいずれかに記載
の増粘組成物と、(D)油分とを含むことを特徴とする
液状水中油型乳化組成物。 - 【請求項12】 請求項11記載の組成物において、
(D)油分を(D)/((A)+(B)+(C))=1
/99〜80/20の範囲で含むことを特徴とする液状
水中油型乳化組成物。 - 【請求項13】 請求項11〜12記載の組成物におい
て、その粘度が25℃において500〜10000cp
sであることを特徴とする液状水中油型乳化組成物。
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