WO2003105870A1 - ベロ毒素産生抑制剤 - Google Patents

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Abstract

 本発明の目的は、例えば大腸菌O−157などのベロ毒素産生菌が産生するベロ毒素の量を抑制することができる新規なベロ毒素産生抑制剤を提供することである。本発明によれば、縮合度3~20の環状及び/又は鎖状のポリ乳酸混合物を含むベロ毒素産生抑制剤が提供される。

Description

ベ口毒素産生抑制剤 技術分野
本発明は、 ベロ毒素産生抑制剤に関する。 より詳細には、 本発明は、 大腸菌 o
- 1 5 7などのベロ毒素産生菌が産生するべ口毒素の量を抑制することができる 医薬品、 特定保健用食品又は健康食品等として用いることができるベロ毒素産生 抑制剤に関する。 背景技術
1 9 9 6年、 腸管出血性大腸菌による食中毒が日本全国において発生し、 腸管 出血性大腸菌による溶血性尿毒症症候群 (HUS) や脳症などの発症が社会問題と なった。 ベロ毒素産生菌の一種である腸管出血性大腸菌による食中毒にみられる 下痢、 血便、 HUSおよび脳症は産生されるべ口毒素 (VT) によるものであり、 こ のべ口毒素が人体に重篤な症状を引き起こす。 ベロ毒素には VT1と VT2の 2種類が あるが、 両者とも真核細胞のタンパク質合成を阻害する作用を有する。 即ち、 ベ 口毒素は、 細菌が感染した動物の腸管における上皮細胞へ入り、 細胞内の 2 8 S リボゾーム R NAの特定のアデニン残基とリボース残基の間の N—ダリコシド結 合を加水分解することによりその機能を破壊し、 その細胞のタンパク質合成機能 を止めて当該細胞を死に至らしめる。 この結果、 腸管上皮細胞が脱落し、 下痢や 出血が生じる。 また、 場合によっては、 ベロ毒素が血管内に入って血管内皮細胞 を攻撃し、 これにより腎障害を引き起こして溶血性尿毒症症候群 (HUS) などの 重篤な疾患が生じる。
日本において大流行した腸管出血性大腸菌の 8 0 %以上が Escherichia coli 0157 :H7であるが、 この他にも腸管出血性大腸菌には Escherichia coli 0157 : Η-, 0111 :Η -, 026 : Η11, 0128 : Η2, 01 : Η20, 018 : Η-, 0114: Η19, 0115 :Η10などを含む 多種の大腸菌が見つかつている。 また、 ベロ毒素は大腸菌のみならず、 細菌性赤 痢、 メチシリン耐性黄色プドウ状球菌 (MR S A) およびバンコマイシン耐性腸 球菌 (V R E ) においても産生されることが知られている。
このようなベロ毒素産生菌が産生するべ口毒素による疾病の予防及び治療のた めに、 Escherichia coli 0157 : H7をはじめとするベロ毒素産生菌の検出方法、 疾 病発症の作用機作の解明、 あるいは有効な治療方法についての研究が進みつつあ るが、 未だ発症を十分に抑制する方法は見出されておらず、 有効な発症抑制方法 の確立が望まれている。 特に、 ベロ毒素産生菌が産生するべ口毒素による疾病の 発症は、 免疫機能の低い乳幼児や老人に多いため、 これら乳幼児や老人でも摂取 しゃすく、 且つ副作用の少ない安全なベロ毒素産生抑制剤を提供することが望ま れていた。
これまでの研究により、 縮合度 3〜 2 0の環状及び/又は鎖状のポリ L—乳酸 混合物は、 抗悪性腫瘍剤として有用であることが報告されている (特開平 9一 2 2 7 3 8 8号公報おょぴ特開平 1 0— 1 3 0 1 5 3号公報)。 しかしながら、縮合 度 3〜 2 0の環状及び/又は鎖状のポリ乳酸混合物がベロ毒素の産生量に及ぼす 効果については報告されていない。 発明の開示
本発明は、 例えば大腸菌 O— 1 5 7などのベロ毒素産生菌が産生するべ口毒素 の量を抑制することができる新規なベロ毒素産生抑制剤を提供することを解決す べき課題とした。 本発明はまた、 上記したベロ毒素産生抑制剤を利用したベロ毒 素産生抑制用の飲食品を提供することを解決すべき課題とした。
本発明者らは、 上記課題を解決することを目的とした検討を行うために、 縮合 度 3〜 2 0の環状及び/又は鎖状のポリ乳酸混合物を無菌マウスに投与し、 大腸 菌 O— 1 5 7が産生するべ口毒素の量を測定した。 その結果、 上記ポリ乳酸混合 物は、 ベロ毒素の産生量を抑制し、 O— 1 5 7感染マウスの生存率を改善するこ とが判明した。 本発明はこれらの知見に基づいて完成したものである。
即ち、 本発明によれば、 縮合度 3〜2 0の環状及び Z又は鎖状のポリ乳酸混合 物を含むベロ毒素産生抑制剤が提供される。
好ましくは、 本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 O— 157などの腸管出血性大 腸菌によるべ口毒素産生を抑制するために使用することができる。
好ましくは、 ポリ乳酸中における反復単位である乳酸は実質的に L一乳酸から 成る。
好ましくは、 縮合度 3〜 20の環状及び Z又は鎖状のポリ乳酸混合物は、 ラク チドを式 (3) : Me -N (R1) (R2) (式中、 M eはアルカリ金属を示す。 R1及ぴ R2は各々独立に脂肪族基又は芳香族基を示す。 ) で表される化合物の存 在下で重合させることにより製造されるポリ乳酸混合物である。
好ましくは、 上記式で Meはリチウムである。 好ましくは、 上記式で R1及び R2は各々独立に炭素数 1から 6のアルキル基である。 さらに好ましくは、 上記 式で M eはリチウムであり、 R1及び R 2はイソプロピル基である。
本発明の別の側面によれば、 上記した本発明のベロ毒素産生抑制剤を含む、 ベ 口毒素産生抑制のための飲食品が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、 ベロ毒素産生抑制剤又はべ口毒素産生抑制 のための飲食品の製造における、 縮合度 3〜 20の環状及び Z又は鎖状のポリ乳 酸混合物の使用が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、 縮合度 3〜 20の環状及び/又は鎖状のポ リ乳酸混合物の有効量をヒトなどの哺轧動物に投与することを含む、 ベロ毒素の 産生を抑制するための方法が提供される。 図面の簡単な説明
図 1は、 製造例 1で得た生成物の positiveモード F ABMSスぺク トルの全体 図を示す。 Range: m/z 10.0000〜1305.5900
図 2は、 製造例 1で得た生成物の negativeモード F ABMSスぺクトルの全体 図を示す。 Range: m/z 10.0000〜2000.0000 図 3は、 製造例 1で得た生成物の negativeモード F ABM Sスぺクトルの拡大 図を示す。 Range: m/z 10.0000〜501.9260
図 4は、 製造例 1で得た生成物の negativeモード FAB MSスぺク トルの拡大 図を示す。 Range: m/z 490.2980〜1003.7700
図 5は、 製造例 1で得た生成物の negativeモード F A BMSスぺク トルの拡大 図を示す。 Range: m/z 999.9500〜1504.3400
図 6は、 製造例 1で得た生成物の negativeモード F A BMSスぺクトルの拡大 図を示す。 Range: m/z 1484.5300〜2000.0000
図 7は、 製造例 1で得た生成物の NMRスぺクトルの全体図を示す。
図 8は、 O— 1 57感染マウスの生存率に及ぼす CP Lの効果を示すグラフで める。
図 9は、 EHECの腸管粘膜付着に対する CP Lの効果を示す図である。 図 10は、 分泌型 I g Aに対する CP Lの効果を示す図である。
図 1 1は、 盲腸内容物中のベロ毒素 (VT 1、 VT2) に対する CP Lの効果 を示す図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施態様および実施方法について詳細に説明する。
本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 縮合度 3〜 20の環状及ぴ Z又は鎖状のポリ 乳酸混合物を有効成分として含むものであり、 例えば、 大腸菌 O— 157等のベ 口毒素産生菌が産生するべ口毒素の量を抑制するために使用することができる。 本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 ベロ毒素産生菌の感染に起因する疾患の治療剤 や予防剤として使用することができる。
本明細書で言うベロ毒素産生菌の種類は、 特に限定されない。 例えば、 ベロ毒 素を産生する大腸菌としては、 O— 1 57のほかの例として、 O— 1、 O— 1 8、 O— 26、 O— 68、 O— 1 1 1、 O— 1 14、 O— 1 1 5、 0—1 19、 O— 128、 0—138、 O— 145などの血清型を示す菌が挙げられる。 また、 ベ 9 口毒素を産生する赤痢菌 (細菌性赤痢) の例としては、 志賀赤痢菌 (S h i g e 1 1 a dy s e n t e r i a e) 、 フレキシネル赤痢菌 (Sh i g e l l a f 1 e x n e r i ) 、 ボイド赤痢菌 (Sh i g e l l a b o y d i i) 、 ソンネ 赤痢菌 (S h i g e l l a s o n n e i ) などが挙げられる。 その他のベロ毒 素産生菌としては、 メチシリン耐性黄色プドウ状球菌 (MRSA) およびバンコ マイシン耐性腸球菌 (VRE) などが挙げられる。
これらの中でも大腸菌は健康人の腸内フローラを構成する 1菌種であり、 一部 の特殊な病原因子産生能を獲得した大腸菌はヒトの腸管感染症を引き起こす。 全 国各地で腸管出血性大腸菌 (EHEC) 0- 157 : H7感染症の集団発生が多発 した 1996年以降、 集団発生の件数は減少しているが、 散発例は依然として続 いている。 EHECはアフリカミドリザルの腎細胞由来のベロ細胞に強い細胞毒 性を示すベロ毒素を主要な病原因子として産生し、 感染時には約 5 %の例で溶血 性尿毒症症候群や稀に脳症を合併して重篤になる場合が多い。 本発明のベロ毒素 産生抑制剤は特に、 腸管出血性大腸菌 O— 157によるべ口毒素の産生を抑制 するために使用することができる。
本発明のべ口毒素産生抑制剤は、 ベ口毒素産生菌によるべ口毒素の産生を抑制 するのに効果的であり、 当該菌に感染する前に予め摂取しておくこともできる。 従って、 本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 健康食品や医薬品として日頃から摂取 しておくことも好ましい。
本発明のベロ毒素産生抑制剤及びべ口毒素産生抑制のための飲食品においては、 縮合度 3〜20の環状及び Z又は鎖状のポリ乳酸混合物が有効成分として用いら れる。
本明細書で言う 「ポリ乳酸混合物」 とは、 縮合度 3〜20の環状及び/又は鎖 状のポリ乳酸が任意の割合で存在する混合物を意味する。即ち、 「混合物」という 用語は、 縮合度 3〜20の何れかを有するポリ乳酸の混合物であることを意味す ると同時に、環状および鎖状のポリ乳酸の混合物を含む概念としても用いられる。 このような 「ポリ乳酸混合物」 は、 本明細書中以下に述べるように、 乳酸を脱水 縮合し、 適当な方法で精製することにより得ることができる。 なお、 本明細書で は便宜上 「ポリ乳酸混合物」 という用語を用いたが、 この中には一定の縮合度を 有する環状のポリ乳酸または一定の縮合度を有する鎖状のポリ乳酸といった単一 成分から成るポリ乳酸も含まれる。
縮合度とは、 ポリ乳酸中における反復単位である乳酸単位の数を意味する。 例 えば、 環状のポリ乳酸は下記の構造式を有することが推測されるが、 式中の nが 縮合度を表す (即ち、 n = 3〜2 0 )。
Figure imgf000007_0001
本明細書で単に 「乳酸」 と称する場合、 この乳酸には L—乳酸、 D—乳酸また はこれらの任意の割合の混合物の全てが包含される。 本発明においては好ましく は、 乳酸は実質的に L—乳酸から成る。 ここで言う 「実質的に」 とは、 ポリ乳酸 混合物中における L—乳酸単位の比率 [即ち、 ( ー¾酸単位数7 ー乳酸単位数 + D—乳酸単位数) X I 0 0 ] 1 例えば 7 0 %以上、 好ましくは 8 0 %以上、 より好ましくは 8 5 %以上、さ.らに好ましくは 9 0 %以上、特に好ましくは 9 5 % 以上であることを意味する。 なお、 ポリ乳酸混合物中における L一乳酸単位の比 率は、 出発物質として使用する乳酸中に存在する L一乳酸と D—乳酸の比率に依 存する。
縮合度 3〜 2 0の環状及ぴ 又は鎖状のポリ乳酸混合物の製造方法は、 特に限 定されるものではないが、 例えば、 特開平 9— 2 2 7 3 8 8号公報、 特開平 1 0 - 1 3 0 1 5 3号公報、 または特願平 1 1— 3 9 8 9 4号明細書 (これらの特許 明細書に記載の内容は全て引用により本明細書の開示として含める。)などに記載 の製造方法により得ることができる。
より具体的には、 例えば、 縮合度 3〜 2 0の環状及ぴ Z又は鎖状のポリ乳酸混 合物は、 下記の方法 Aにより得ることができる。 方法 A:
先ず、 乳酸 (好ましくは、 実質的に L—乳酸から成る乳酸) を不活性雰囲気下 で脱水縮合させる。 不活性雰囲気としては、 例えば、 窒素ガス、 アルゴンガスな どが挙げられるが、 窒素ガスを用いるのが好ましい。
脱水縮合反応は、 常圧〜 I mmH g程度の減圧下、 1 1 0〜2 1 0 °C、 好まし くは 1 3 0〜 1 9 0での温度で行われるが、 段階的減圧および段階的昇温によつ て行うのが特に好ましい。 反応時間は適宜設定できるが、 例えば 1〜2 0時間反 応を行うことができる。 段階的減圧おょぴ段階的昇温を用いる場合には、 反応時 間を 2以上から成る部分的な反応時間に分け、 それぞれの部分において圧力と温 度を設定して反応を行う。 段階的減圧を用いる場合は、 例えば、 常圧→1 5 0 m mH g→3 mmH gと減圧することができ、段階的昇温を用いる場合は、例えば、 1 4 5 °C→1 5 5 °C→1 8 5 °Cと昇温することができる。 実際には、 これらを糸且 み合わせて、 例えば、 1 4 5 °Cで常圧で 3時間、 1 4 5 °Cで 1 5 0 mmH gで 3 時間、 1 5 5 °Cで 3 mmH gで 3時間そして 1 8 5 °Cで 3 mmH gで 1 . 5時間 反応を行うことができる。
次いで、 この脱水縮合反応により得られた反応混合物にエタノールおよぴメタ ノールを加え、 濾過して濾液を乾燥してェタノールおよぴメタノール可溶分が得 られる。 即ち、 本明細書で言う 「エタノールおよびメタノール可溶分」 とはエタ ノールとメタノールの混合液に可溶な画分を意味する。 なお、 エタノールおよび メタノール可溶分を得る際には、 脱水縮合反応の反応混合物をェタノールおよび メタノールと混合するが、 その際のエタノールとメタノールの比率は適宜設定す ることができ、 例えばエタノール:メタノール == 1 : 9である。 なお、 反応混合 物にエタノールとメタノールを添加する順番、 方法などは限定されず、 適宜選択 することができ、例えば、脱水縮合反応の反応混合物に先ずエタノールを添加し、 次いでメタノールを添加することができる。
上記で得られたエタノール♦メタノール可溶分を逆相カラムク口マトグラフィ 一、 特にォクタデシルシラン (ODS) カラムを用いたクロマトグラフィーに付 し、 まず pH2〜3の 25〜50重量0 /0のァセトニトリル水溶液で溶離する画分 を除去し、 次いで; H2〜 3の 90重量%以上のァセトニトリル水溶液、 好まし くは 99重量%以上のァセトニトリル水溶液で溶離してくる画分を採取すると、 縮合度 3〜 20の環状及ぴノ又は鎖状のポリ乳酸混合物が得られる。
上記のようにして得られた環状及び/又は鎖状のポリ轧酸混合物は、 水酸化ナ トリウムなどのアルカリ物質で中和し、 減圧乾燥後、 常法により下記に述べるよ うな所望の形態に製剤化することができる。
本発明で用いる縮合度 3〜 20の環状及び Z又は鎖状のポリ乳酸混合物を製造 するための別法としては、 例えば、 特願平 11一 265715号明細書に記載さ れた方法 (方法 Bとする) または特願平 11— 265732号明細書に記載され た方法 (方法 Cとする) を挙げることができる (これらの特許明細書に記載の内 容は全て引用により本明細書の開示として含める。)。 以下、 方法 Bおよび方法 C について具体的に説明する。
方法 B :
この方法は、 ラクチドを RYL i (式中、 Rは脂肪族基又は芳香族基を示し、 Yは酸素原子又はィォゥ原子を示す) で表されるリチウム化合物の存在下で重合 させることによって環状乳酸オリゴマーを製造する方法である。 重合反応を実施 する場合、 リチウム化合物 (RYL i) の使用割合は、 ラクチド 1モル当たり、 ;!〜 0. 1モル、 好ましくは 0. 2〜0. 3モルの割合である。 反応温度は一 1 00〜0°C、 好ましくは一78〜一 50°Cである。 反応は、 —78〜一 50°Cの 温度で開始し、 徐々に室温にまで昇温させるように実施するのが好ましい。 反応 は、 好ましくは反応溶媒の存在下で実施される。 反応溶媒としては、 テトラヒド ロフラン等の環状エーテルの他、 ジェチルエーテル、 ジメトキシェタン等を用い ることができる。 反応雰囲気としては、 窒素ガスやアルゴン等の不活性ガス雰囲 気が用いられる。 反応圧力は特に制約されず、 好ましくは常圧である。
なお、 上記のようにして得られる乳酸オリゴマーの組成 (即ち、 環状乳酸オリ ゴマーと鎖状乳酸オリゴマーの混合比率) は、 反応助剤として用いるリチウム化 合物によって変動する。 リチウム化合物として炭素数 1〜 3のアルキルアルコー ルのリチウム化合物 (R O L i ) (式中、 Rは炭素数 1〜 3のアルキル基) を用 いる場合には、 環状乳酸オリゴマーと鎖状オリゴマーとの混合物 (環状乳酸オリ ゴマーの割合: 8 0〜8 5重量%) が得られる。 一方、 リチウム化合物として t -ブチルアルコール等の炭素数 4以上のアルキルアルコールのリチゥム化合物や、 チォフエノール化合物を用いるときには、 実質的に環状乳酸オリゴマーのみを選 択的に得ることができる。 方法 C :
この方法は、 ( i ) 乳酸を 3 5 0〜 4 0 0 mmH gの圧力条件で 1 2 0〜 1 4 o °cの範囲の温度に加熱し、 脱水縮合反応させるとともに、 ラクチドを留出させ ずに副生水のみを留出除去する第 1加熱工程、
( i i )該第 1加熱工程終了後、反応生成物を 1 5 0〜1 6 0 °Cの温度に加熱し、 該反応圧力を降圧速度 0. 5〜1 11111111 § /分で1 5〜2 0 mmH gまで降下さ せるとともに、 その降圧に際し、 ラクチドの留出を回避させながら副生水のみを 留出除去し、 該反応圧力が 1 5〜 2 0 mmH gに降下後、 同圧力条件及ぴ反応温 度 1 5 0〜1 6 0 °Cにおいてさらに反応を継続して鎖状乳酸オリゴマーを主成分 とする脱水縮合物を生成させる第 2加熱工程、
( i i i ) 該第 2加熱工程終了後、 0 . 1〜 3 mmH gの圧力条件で 1 5 0〜 1 6 0 °Cで加熱して該鎖状乳酸オリゴマーを環化させ、 環状オリゴマーを生成させ る第 3加熱工程、 からなることを特徴とする方法である。
この方法では先ず、 第 1加熱工程において、 減圧下において乳酸を加熱し、 脱 水縮合反応させる。 この場合の反応時間は 3〜12時間、 好ましくは 5〜6時間 である。 この第 1加熱下での反応は、 その反応を円滑に進行させるために、 乳酸 の脱水縮合により生成する副生水を留去させるが、 この場合、 乳酸 2分子の脱水 縮合物であるラクチドが留去しないように実施する。 このためには、 反応圧力を 減圧、 好ましくは 300〜 500 mmH g、 より好ましくは 350〜 400 mm Hgに保持し、 この圧力条件下において、 100〜140°C、 好ましくは 1 30 〜140°Cの範囲に加熱するのがよレ、。この第 1加熱工程での反応により、主に、 乳酸の 3〜 23分子の脱水縮合物を主成分とする反応生成物が生じる。
上記第 1加熱工程の終了後、 第 2加熱工程において、 高められた平均重合度の オリゴマーが得られるように、 前記第 1加熱工程における反応温度よりも高めら れた温度、 好ましくは 145〜 180 °C、 より好ましくは 150〜 160 °Cの温 度に加熱するとともに、 反応圧力を 10〜5 OmmHg、 好ましくは 1 5〜20 mmH gの圧力に降下させてさらに脱水縮合反応を継続する。
この反応も、 前記第 1加熱工程の反応の場合と同様に、 反応を円滑に進行させ るために副生水を留去させるが、 ラクチドが留去しない条件で実施する。 反応圧 力を前記範囲の圧力にまで降下させる速度 (降圧速度) は、 ラクチドの留出を回 避し、 且つ反応効率を高めるためには、 0. 25〜5mmHg/分、 好ましくは 0. 5〜1 mmH g_ 分の範囲に保持することが通常は必要である。 前記範囲よ り低い降圧速度では、 その所定圧まで降圧させるのに必要な時間が長くなるため 好ましくなく、 一方、 前記範囲より高い降圧速度では、 ラクチドが副生水ととも に留去するようになるので好ましくない。
反応圧力が所定圧力にまで降下後、 この反応圧力において、 さらに反応を継続 する。 この場合の加熱時間は、 3〜 1 2時間、 好ましくは 5〜 6時間である。 前記第 2加熱工程での反応により、 平均重合度が 3〜30、 好ましくは 3〜2 3の乳酸オリゴマーが得られるが、 この場合のオリゴマ一中の環状オリゴマーの 0307479 割合は、 通常、 70〜80重量%程度である。
上記第 2加熱工程終了後、 第 3加熱工程において、 反応圧力を 0. 25〜5m mHg、 好ましくは 0. 5〜lmmHgに保持し、 145〜 180 °C、 好ましく は 150〜 160°Cの温度でさらに反応を継続する。 反応時間は 3〜 12時間、 好ましくは 5〜 6時間である。この場合に生じる副生水も留去させる。この場合、 ラクチドの留去も回避させることが好ましいが、 反応生成物にはラクチドは殆ん ど含まれないので、 その降圧速度を格別遅くする必要はない。
前記第 3加熱工程での反応により、 平均重合度 3〜30、 好ましくは 3〜23 で、 かつ環状オリゴマーの割合が 90重量%以上、 好ましくは 99重量%以上の 乳酸オリゴマーが生成される。 方法 D:
本発明の特に好ましい態様では、 ラクチドを式 (3) : Me -N (R1) (R2) (式中、 Meはアルカリ金属を示す。 R1及ぴ R 2は各々独立に脂肪族基又は芳香 族基を示す。 ) で表される化合物の存在下で重合させることにより製造されるポ リ乳酸混合物を使用する。 以下、 式 (3) : Me-N (R1) (R2) について説 明する。
式 (3) において、 Meはアルカリ金属を示し。 R1及ぴ R 2は各々独立に脂肪 族基又は芳香族基を示す。
ここで脂肪族基としては、 炭素数 1から 12、 好ましくは 1から 6の直鎖状、 分枝状、 環状又はそれらの組み合わせの飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基が挙 げられ、 具体的には、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 i一プロピル、 n—プチ ル、 i—プチル、 tーブチル、 ォクチル、 ドデシル等のアルキル基、 シクロプロ ピル、 シクロブチル、 シク口オタチル、 シクロドデシル等のシク口アルキル基が 挙げられる。 脂肪族基は二重結合または三重結合を有する不飽和の炭化水素基で もよい。 ここで芳香族基としては、 炭素数は 6〜3 0、 好ましくは 6〜2 0、 より好ま しくは 6〜 1 2、 さらに好ましくは 6〜 1 0のァリール基及ぴァリールアルキル 基が挙げられる。 ァリール基としては、 フエニル、 トリル、 ナフチル等が挙げら れ、 ァリールアルキル基としては、 ベンジル、 フエネチル、 ナフチルメチル等が 挙げられる。
脂肪族基およぴ芳香族基は 1以上の置換基を有していてもよい。 置換基の種類 は特に限定されないが、例えば、直鎖または分岐、鎖状または環状のアルキル基、 直鎖または分岐、 鎖状または環状のァルケ-ル基、 直鎖または分岐、 鎖状または 環状のアルキニル基、 ァリール基、 ァシルォキシ基、 アルコキシカルボ二ルォキ シ基、 了リールォキシカルボニルォキシ基、 力ルバモイルォキシ基、 カルボンァ ミ ド基、 スルホンアミ ド基、力ルバモイル基、 スルファモイル基、 アルコキシ基、 ァリールォキシ基、 ァリールォキシカルボ二ル基、 アルコキシカルボニル基、 N ホエル基、 ァリールスルホニル基、 アルコキシカルボニルァミノ基、 ァリールォ キシカルボニルァミノ基、 アミノ基、 アンモニォ基、 シァノ基、 ニトロ基、 カル ポキシル基、 ヒ ドロキシル基、 スルホ基、 メルカプト基、 アルキルスルフィニル 基、 ァリ一ルスルフィニル基、 アルキルチオ基、 ァリ一ルチオ基、 ゥレイド基、 複素環基 (例えば、 窒素、 酸素およぴィォゥ等を少なくとも 1個以上含み、 3な いし 1 2員環の単環、 縮合環) 、 複素環ォキシ基、 複素環チォ基、 ァシル基、 ス ルファモイルァミノ基、 シリル基、 ハロゲン原子などが挙げられる。 上記におい てアルキル、 ァルケ-ル、 アルキニル及びアルコキシの炭素数は一般的には 1か ら 1 2であり、 好ましくは 1から 6であり、 ァリールの炭素数は一般的には 6か ら 2 0であり、 好ましくは 6から 1 0である。
式 (3 ) おいて、 M eはアルカリ金属を示す。 アルカリ金属としては、 例えば、 L i、 N a又は Kが挙げられ、 好ましくは L iである。
式 (3 ) で表される化合物で不斉炭素を有するものは、 各々 (R) 体、 (S ) 体、 (R) , ( S ) 体の何れでもよい。 式 (3 ) で表されるアルカリ金属化合物の入手方法は特に限定されず、 当業者 であれば適宜入手できる。 ジィソプロピルァミン等のジアルキルァミンと n—ブ チルリチゥム等のアルキル化アル力リ金属を反応させることによって得ることが できる。 より具体的には、 この反応は、 例えば、 窒素雰囲気下などの反応に不活 性な条件下において、 TH F等の不活性溶媒中にジアルキルアミンを含む溶液と、 へキサン等の不活性溶媒中にアルキル化アルカリ金属を含む溶液とを混合して攪 拌することで行うことができる。 反応温度は、 反応が進行する限り特に限定され ないが、 好ましくは一 7 8 °Cから室温である。 反応時間は適宜設定できる。
ラクチドを式 ( 3 ) の化合物の存在下で重合させる場合、 式 (3 ) の化合物 (M e - N (R 1 ) (R 2) ) の使用量は、 ラクチド 1モル当たり好ましくは 1〜0 . 1モルであり、 より好ましくは 0 . 2〜0 . 3モルである。 . ラクチドの重合反応を行う際の反応温度は、 反応が進行する限り特に限定され ないが、 好ましくは一 1 0 0 °C〜室温であり、 より好ましくは一 7 8 °C〜室温で める。
ラクチドの重合反応は、 好ましくは反応溶媒の存在下で実施される。 反応溶媒 は反応に不活性な溶媒であれば特に制限されないが、 好ましくはテトラヒドロフ ラン等の環状エーテル、 ジェチルエーテル、 ジメトキシェタン等を用いることが できる。 反応雰囲気としては、 窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気を 使用することができる。 反応圧力は特に制約されず、 好ましくは常圧である。 上記方法で得られる鎖状及び環状の乳酸オリゴマー混合物の組成は、 反応助剤 として用いる式 ( 3 ) の化合物の種類や反応条件などによって変化するが、 好ま しくは、 環状乳酸オリゴマーよりも鎖状乳酸オリゴマーの含有量が高い。
上記した方法によれば、 下記式 (1 ) 又は (2 ) :
Figure imgf000015_0001
( 2 )
( 1
(式中、 mは 1〜 1 8の整数を示し、 nは 1〜 1 8の整数を示す)
で表される鎖状及ぴ環状の乳酸オリゴマー混合物が製造される。
なお、 上記方法 A、 B、 C及ぴ Dは本発明で用いるポリ乳酸混合物の製造方法 の具体例の一部を示したものにすぎず、 本発明においては他の方法で製造された ポリ乳酸混合物を用いることもできる。
本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 前記の必須成分に加えてさらに必要に応じ、 本発明の効果を損なわない範囲内で、 医薬品類、 医薬部外品類などの製剤に使用 される成分や添加剤を任意に選択 ·併用して製造することができる。 本発明のベ 口毒素産生抑制剤は、 単独の医薬品類として使用できる以外に、 医薬品類や医薬 部外品類などに配合して用いることもできる。
本発明のベロ毒素産生抑制剤の形態は特に限定されず、 経口投与又は非経口投 与用の製剤形態の中から目的に最も適した適宜の形態のものを選択することが可 能である。
経口投与に適した製剤形態としては、 例えば、 錠剤、 カプセル剤、 散剤、 ドリ ンク剤、 顆粒剤、 細粒剤、 シロップ剤、 溶液剤、 乳剤、 懸濁剤、 チユアブル剤な どを挙げることができ、 非経口投与に適する製剤形態としては、 例えば、 注射剤 (皮下注射、筋肉内注射、又は静脈内注射など)、外用剤、 点滴剤、 吸入剤、噴霧 剤などが挙げられるが、 これらに限定されることはない。
経口投与に適当な液体製剤、 例えば、 溶液剤、 乳剤、 又はシロップ剤などは、 水、 ショ糖、 ソルビッ ト、 果糖などの糖類、 ポリエチレングリコール、 プロピレ 03 07479 ングリコールなどのグリコール類、 ごま油、 オリープ油、 大豆油などの油類、 p ーヒドロキシ安息香酸エステル類などの防腐剤、 ストロベリーフレーバー、 ぺパ 一ミントなどのフレーバー類などを用いて製造することができる。 また、 カプセ ル剤、 錠剤、 散剤、 又は顆粒剤などの固体製剤の製造には、 乳糖、 ブドウ糖、 蔗 糖、 マンュットなどの賦形剤、 澱粉、 アルギン酸ソーダなどの崩壌剤、 ステアリ ン酸マグネシゥム、 タルクなどの滑沢剤、 ポリビニールアルコール、 ヒ ドロキシ プロピルセルロース、ゼラチンなどの結合剤、脂肪酸エステルなどの界面活性剤、 グリセリンなどの可塑剤などを用いることができる。
非経口投与に適当な注射用又は点滴用の製剤は、 好ましくは、 受容者の血液と 等張な滅菌水性媒体に有効成分である上記の物質を溶解又は懸濁状態で含んでい る。 例えば、 注射剤の場合、 塩溶液、 ブドウ糖溶液、 又は塩水とブドウ糖溶液と の混合物からなる水性媒体などを用いて溶液を調製することができる。 腸内投与 のための製剤は、 例えば、 カカオ脂、 水素化脂肪、 又は水素化カルボン酸などの 担体を用いて調製することができ、 座剤として提供される。 また、 噴霧剤の製造 には、 有効成分である上記の物質を微細な粒子として分散させることができ、 受 容者の口腔および気道粘膜を刺激せず、 かつ有効成分の吸収を容易ならしめる担 体を用いることができる。 担体としては、 具体的には、 乳糖又はグリセリンなど が例示される。 有効成分である物質及び使用する担体の性質に応じて、 エアロゾ ル又はドライパウダーなどの形態の製剤が調製可能である。 これらの非経口投与 用製剤には、 グリコール類、 油類、 フレーバー類、 防腐剤、 賦形剤、 崩壊剤、 滑 沢剤、 結合剤、 界面活性剤、 可塑剤などから選択される 1種又は 2種以上の飲食 品を添加することもできる。
本発明のベロ毒素産生抑制剤の投与量及び投与回数は、投与の目的、投与形態、 摂取者の年齢、 体重又は性別などの条件などを含む種々の要因により適宜設定す ることができるが、 一般的には、 有効成分の投与量として一日当り 1〜1 0 , 0 0 0 m g Z k g、 好ましくは 1 0 ~ 2 0 0 0 m g Z k g、 より好ましくは 1 0〜 2 0 O m g Z k gである。 上記投与量の製剤を一日 1〜4回程度に分けて投与す ることが好ましい。
本発明のベロ毒素産生抑制剤の投与時期は特に限定されず、 ベロ毒素産生菌の 感染の前でも後でもよい。
本発明はさらに、 縮合度 3〜 2 0の環状及び/又は鎖状のポリ乳酸混合物を含 むべ口毒素産生抑制のための飲食品にも関する。 即ち、 本発明で用いる縮合度 3
〜 2 0の環状及ぴ Z又は鎖状のポリ乳酸混合物は、 上記したような単独の製剤の 形態で使用するのみならず、 飲食品の中に配合して用いることができる。
本発明のベロ毒素産生抑制剤のための飲食品は、 ポリ乳酸混合物を分解させる ことなく配合し得るものであれば、 その配合形態には特に制限はない。
本発明によるべ口毒素産生抑制剤のための飲食品の製品の具体例としては、 清 涼飲料、 ドリンク剤、健康食品、特定保健用食品、機能性食品、機能活性型食品、 栄養補助食品、 サブレメント、 飼料、 飼料添加物などと一般に呼称される、 飲料 を含む健康食品または補助食品が挙げられる。
飲食品の具体例としては、 例えば、 チューインガム、 チョコレート、 キャンデ ィー、 錠菓、 ゼリー、 クッキー、 ビスケット、 ヨーグルト等の菓子類、 アイスク リーム、氷菓等の冷菓類、茶、清涼飲料(ジュース、コーヒー、ココア等を含む)、 栄養ドリンク剤、 美容ドリンク剤等の飲料、 パン、 ハム、 スープ、 ジャム、 スパ ゲティー、 冷凍食品など任意の飲食品を挙げることができる。 あるいは、 本発明 で用いるポリ乳酸混合物は調味料又は食品添加剤などに添加して用いることもで きる。 本発明のベロ毒素産生抑制のための飲食品を摂取することによりベロ毒素 産生抑制効果が発揮され、 実質的に有害な副作用を示さない安全な飲食品を提供 することができる。
本発明のベロ毒素産生抑制剤のための飲食品は、 ポリ乳酸混合物を、 食品に使 われる一般的な原料に直接混合、 分散したのち、 公知の方法により所望の形態に 加工することによつて得ることができる。
本発明のべ口毒素産生抑制剤のための飲食品はあらゆる形態の飲食品を包含す るものであり、 その種類は特に制限されず、 上記したような各種飲食物、 あるい は各種栄養組成物、 例えば各種の経口又は経腸栄養剤や飲料等に、 本発明のベロ 毒素産生抑制剤剤を配合して飲食品として提供することができる。 このような飲 食品の組成としては、 縮合度 3 2 0の環状及ぴ Z又は鎖状のポリ乳酸混合物の 他に、 蛋白質、 脂質、 糖質、 ビタミン及ぴ Z又はミネラル類などを含めることが できる。 飲食品の形態は特に限定されず、 摂取しやすい形態であれば、 固形、 粉 末、 液体、 ゲル状、 スラリー状等のいずれであってもよい。
飲食品中におけるポリ乳酸混合物の含有量は特には限定されないが、 一般的に は 0 . 1 2 0重量%、 より好ましくは 0 . 1 1 0重量%程度である。
飲食品に含まれるポリ乳酸混合物の量は、 本発明の目的とするベロ毒素産生抑 制作用を発揮できる程度に含まれることが好ましく、 好ましくは摂取される飲食 物 1食中に 0 . 1 gから 1 0 g程度、 より好ましくは 0 . 5 gから 3 g程度であ る。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、 本発明は実施例によ つていかなる点においても限定されることはない。 実施例
製造例 1 :ポリ乳酸混合物 (以下、 C P Lとも称する) の製造
製造例 1の反応図を以下に示す。
HN(/-Pr)2 + CH3CH2CH2CH2U ^ LiNi/-Pr)2 + CrisC Hsし H2し H リチウムジイソプロピルアミド (LDA)
Figure imgf000018_0001
窒素雰囲気下、 0°Cでジイソプロピルアミン 0. 10 l g (lmmo l) の 5 mL THF溶液に n—ブチルリチウム (1. 6Mへキサン溶液) 0. 63mL (lmmo l) を加え、 10分間攪拌し、 リチウムジイソプロピルァミド (LD A) とした後、 L— (一) ーラクチド 0. 577 g (4mmo 1 ) の 4mL T HF溶液を加え、 15分間攪拌し反応させた。 この反応混合物に飽和塩ィ匕アンモ ニゥム水溶液 2 OmLを加え、 反応を処理し、 さらに水 1 OmLを加えた。 TH F (5 OmL) で 5回抽出し、 有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 無水硫 酸ナトリゥムを濾別した後、有機溶媒を減圧濃縮し、粗生成物 0. 53 gを得た。 得られた粗生成物にエーテル 6mLを加え、 超音波洗浄器にて 10分間浸漬し、 濾過し、 融点 1 25〜129°Cの白色固体生成物 0. 39 gを得た。
得られた生成物の物性データを図 1から図 7に示す。 図 1から図 7に示した F ABMS及ぴ NMRデータから、 固体生成物中に 3量体から 21量体の環状乳酸 オリゴマーと 3量体から 27量体の鎖状乳酸オリゴマーが存在することが確認さ れた。 試験例 1 :
(材料および方法)
実験動物は 5〜12週齢の無菌 BALB/c系マウス (日本クレア) を用いた。 〇 群は0. 1%のじ (製造例 1で製造したもの) を混入させた標準固形 餌 (CE— 2) をあらかじめ高圧蒸気滅菌 (121°C、 10分間) し、 滅菌水道 水とともに自由接取させた。 また、 対照群は放射線滅菌 (コバルト 60) した標 準固形餌 (CE— 2) を滅菌水道水とともに自由摂取させた。 実験に用いたすべ てのマウスはビニール ·アイソレーター内で飼育管理された。
EHEC (5. 0 X 106 c f u/マウス) は C P Lの投与を開始してから 7 日目に胃ゾンデを用いて経口投与し、 生死を観察した。
腸管付着阻止実験として、 EHECを無菌マウスに感染させた後 4日目に屠殺 し、 腸管各部位 (十二指腸、 空 '回腸、 大腸) を約 4 cmの長さに切り、 腸管を 479 開き、 内容物を十分に PB Sで洗浄した。 腸管の水分を濾紙で吸い取り、 重量を 計測し、 10倍量の PB Sを加えてホモジナイズし、 その 0. 1m lを普通寒天 培地上に塗抹して集落数を数えた。
また、 大腸菌べロドキシン検出用キット (デン力生研) を用いて、 盲腸内容物 中に産生されたべ口毒素(VT 1、 VT2)、 I gAキットを用いて、腸管に分泌 される I g Aを測定した。
(結果および考察)
(1) E HE C感染マウスの生存率に対する CP Lの効果
C PL投与群おょぴ対照群における生死観察 (生存率) の結果を図 8に示す。 15日間の観察期間における EH EC感染マウスの生存率は対照群 20% (2/ 10) であったのに対し、 C PL投与群は 88. 9% (16/18) であった。 この結果より、 C P Lは E H E Cに対して感染防御効果を示すことが示唆された。
(2) E HE Cの腸管付着に対する CP Lの効果
腸管各部位 (十二指腸、 空 ·回腸、 結腸) における付着菌数および腸管に分泌 された I gAは、 CP L投与群と対照群の間には差は認められなかった (図 9お よび図 10)。この結果より、 CPLは腸管粘膜付着阻止を示さないことが示唆さ れた。
(3) ベロ毒素 (VT 1、 VT 2) に対する CPLの効果
C PL投与群および対照群の盲腸内容物中に産生されたべ口毒素 (VT 1、 V T 2) を測定した結果を図 1 1に示した。 対照群における VT 1の希釈倍率は 6 4倍であつたが、 C PL投与群の希釈倍率は 32倍であった。 また、 対照群にお ける VT 2の希釈倍率は 256倍であつたが、 C PL投与群の希釈倍率は 128 倍であった。 この結果から、 C PLはべ口毒素 (VT 1、 VT2) 量を抑制して いることが実証された。 以上の結果から、 C PL投与群の生存率が高い要因の一 つとして、 CPLが EHECの産生するべ口毒素量を抑制していることが判明し た。 JP03/07479 産業上の利用の可能性
本発明のベロ毒素産生抑制剤は、 ベロ毒素産生菌 (例えば、 O— 1 5 7などの 腸管出血性大腸菌) によるべ口毒素の産生を抑制するために使用することができ る。 また、 本発明において有効成分として用いられるポリ乳酸混合物は、 生体成 分に由来する乳酸の低縮合体であることから、 生体適合性が高く、 副作用が少な い。

Claims

請求の範囲
1. 縮合度 3〜20の環状及び Z又は鎖状のポリ乳酸混合物を含むベロ毒素 産生抑制剤。
2. 腸管出血性大腸菌によるべ口毒素産生を抑制するために使用する、 請求 項 1に記載のベロ毒素産生抑制剤。
3. 腸管出血性大腸菌 O— 157によるべ口毒素産生を抑制するために使 用する、 請求項 1又は 2に記載のベロ毒素産生抑制剤。
4. ポリ乳酸中における反復単位である乳酸が実質的に L一乳酸から成る、 請求項 1力 ら 3の何れか 1項に記載のベロ毒素産生抑制剤。
5. 縮合度 3〜 20の環状及び/又は鎖状のポリ乳酸混合物が、 ラクチドを 式 (3) : Me -N (R1) (R2) (式中、 M eはアルカリ金属を示す。 R 1及 び R2は各々独立に脂肪族基又は芳香族基を示す。 ) で表される化合物の存在下 で重合させることにより製造されるポリ乳酸混合物である、 請求項 1から 4の何 れかに記載のベ口毒素産生抑制剤。
6. Meがリチウムである、 請求項 5に記載のベロ毒素産生抑制剤。
7. R1及ぴ R 2が各々独立に炭素数 1から 6のアルキル基である、 請求項 5 又は 6に記載のベロ毒素産生抑制剤。
8. Meがリチウムであり、 R1及ぴ R 2がイソプロピル基である、 請求項 5 から 7の何れかに記載のベロ毒素産生抑制剤。
9. 請求項 1から 8の何れかに記載のベロ毒素産生抑制剤を含む、 ベロ毒素 産生抑制のための飲食品。
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