WO2003089495A1 - Polycarbonate aromatique et methode de production, composition de polycarbonate et son recipient creux - Google Patents

Polycarbonate aromatique et methode de production, composition de polycarbonate et son recipient creux Download PDF

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Description

明 細 書 芳香族ポリカーボネート、 その製造方法、 ポリカーボネート組成物、 及ぴそれを 用いた中空容器
<技術分野 >
本発明は、 品質の優れた分岐化芳香族ポリカーボネート及びその製造方法に関 するものである。 更に詳しくは、 高荷重での流動性が改良され、 さらに良好な色 相を有するので、 押出による加工及び射出成形、 特に高融体強度及び押出物の優 れた形状保持特性を有する材料を必要とするプロ一成形による中空部分及び大型 パネルや異形押出によるシートの用途に好適な分岐化芳香族ポリカーボネート及 びその製造方法に関するものである。 ぐ背景技術 >
ポリカーボネート (以下、 P Cと記す) の製造方法としては、 ビスフエノール などの芳香族ジヒドロキシ化合物とホスゲンとを直接反応させる方法 (界面法)、 あるいはビスフエノールなどの芳香族ジヒドロキシ化合物とジフエニルカーボネ ートなどの炭酸ジエステルとを溶融状態でエステル交換反応させる方法 (エステ ル交換法、 あるいは溶融法) が知られている。 このような方法によって得られる
P Cのうち一般に直鎖状 P Cは溶融弾性、 溶融強度などの成形特性に改良の余地 があり、 この様な成形特性を改良する方法として多官能基性有機化合物を共重合 させて P Cを分岐化させる方法がいくつか提案されている (例えば特許文献 1〜 3参照)。
このような分岐状 P Cを界面法で従来使用されている分岐化剤を用いて上記溶 融法にて製造した場合は得られる分岐状 P Cは、 分岐化剤が高温で分解等を起こ して、目標とする溶融特性が得られず、また色相も悪化するという問題点が生じ、 製品にはならなかった。 そのため高荷重での流動性が改良され、 さらに良好な色 相を有するので、 押出による加工及び射出成形、 特に高融体強度及び押出物の優 れた形状保持特性を有する材料を必要とするプロ一成形による中空部分及び大型 パネルや異形押出によるシートの用途に好適な分岐化芳香族ポリカーボネートが 望まれていた。
[特許文献 1 ]
特公昭 44一 17149号公報
[特許文献 2]
特公昭 47- 239 1 8号公報
[特許文献 3]
特公昭 60— 1 1 733号公報
本発明は、 品質の優れた分岐化芳香族ポリカーボネート及びその製造方法を提 供するものであり、 更に詳しくは、 高荷重での流動性が改良され、 さらに良好な 色相を有するので、 押出による加工及び射出成形、 特に高融体強度及び押出物の 優れた形状保持特性を有する材料を必要とするブロー成形による中空部分及び大 型パネルや異形押出によるシートの用途に好適な分岐化芳香族ポリカーボネート、 及び、 この分岐化芳香族ポリカーボネートを効率よく製造する方法を提供するこ とにある。
<発明の開示 >
本発明者等は、 溶融特性を維持しながら、 色調の良い、 分岐化芳香族ポリカー ボネートを提供すべく鋭意検討したところ、 分子量分布が特定の範囲であり、 且 つ主鎖中に特定の構造単位を特定量含有する分岐化芳香族ポリカーボネートは、 溶融特性が優れており、 さらに色調の良いものとなることを見出し、 本発明を完 成するに至った。
すなわち、 本発明の要旨は、 エステル交換法により得られる粘度平均分子量 1 6, 000以上の芳香族ポリカーポネ^ "トであって、 ゲルパーミエイシヨンクロ マトグラフィ一により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量 (Mw) と数 平均分子量(Mn) との比(Mw/Mn)が 2. 8以上 4. 5以下の範囲内であり、 一般式 (1) で表される構造単位 1モルに対する分岐構造単位の合計モル数の比 が 0. 31110 1%を越ぇ0. 95 mo 1 %以下であることを特徴とする芳香族ポ リカーボネートに存する。
式 (1)
Figure imgf000004_0001
(式 (1) 中、 Xは、 単結合、 炭素数 1〜 8のアルキレン基、 炭素数 2〜 8のァ ルキリデン基、 炭素数 5〜1 5のシクロアルキレン基、 炭素数 5〜1 5のシクロ アルキリデン基又は、 一 o—, 一 s—, -co-, —so—, 一 so2 —で示さ れる 2価の基からなる群から選ばれるものである。) 本発明の別の要旨は、 エステル交換法により得られる粘度平均分子量 16, 0 00以上の芳香族ポリカーボネートであって、 下記式 (2) で算出される粘度平 均分子量(Mv) と分子総末端数から算出される数平均分子量(Μη') との比(Μ ν/Μη') が 1. 8以上 3. 5以下の範囲内であり、 一般式 (1) で表される構 造単位 1モルに対する分岐構造単位の合計モル数の比が 0.3 m ο 1。/。を越え 0. 95mo 1 %以下であることを特徴とする芳香族ポリカーボネート。
式 (1)
Figure imgf000004_0002
7? spZし = 〔 77〕 X ( 1 + 0. 287? sp) 式 (2)
〔 〕 = 1. 2 3 X 1 (Γ4Χ (Μν) °·83 (式 (2) 中、 τκρはポリカーボネー ト樹脂の塩化メチレン溶液について 20°Cで測定した比粘度であり、 Cはこの塩 化メチレン溶液の濃度である。 塩化メチレン溶液としては、 ポリカーボネート樹 脂の濃度 0 . 6 g / d 1のものを用いる。) 本発明の別の要旨は、 炭酸ジエステルと芳香族ジヒドロキシ化合物とを反応さ せて芳香族ポリカーボネートを製造するに際し、 芳香族ジヒドロキシ化合物 1モ ルに対して、 金属量として 1 . 1以上 6 モル以下のアルカリ金属化合物及びノ 又アル力リ土類金属化合物を使用することを特徴とする上記の芳香族ポリカーボ ネートの製造方法に存する。 本発明の別の要旨は、 上記の芳香族ポリカーボネートと炭酸ジエステル化合物 を含有する芳香族ポリカーボネート組成物において、 炭酸ジエステル化合物の含 有量が 2 0 0重量 p p m以下である芳香族ポリカーボネート組成物に存する。 本発明の別の要旨は、 上記の芳香族ポリカーボネートと染料を含有する芳香族 ポリカーボネート組成物において、 染料が、 フタロシアニンブルー系染料又はァ ンスラキノン系染料から選ばれた 1種以上の化合物であり、 該染料の含有量がを 0 . 0 1重量 p p m以上 1 0 0重量 p p m以下である芳香族ポリカーボネート組 成物に存する。 また、 本発明の別の要旨は、 上記の芳香族ポリカーボネートまたは芳香族ポリ カーボネート組成物をブロー成型して得られる中空容器に存する。
<発明を実施するための最良の形態 >
以下、 本発明について具体的に説明する。
分岐化芳香族ポリカーボネートの製造方法:
本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 ポリエステルカーボネートゃポリ ァリレートを実質的に含まれていても良く、 原料として芳香族ジヒドロキシ化合 物と炭酸ジエステルとを用い、 エステル交換触媒の存在下、 溶融重縮合させるこ とにより得ることができる。 炭酸ジエステル:
本発明で使用される炭酸ジエステルは下記の一般式 (9 ) で表される。
O
II
A - O - C - O - A ' 式 (9 )
(式(9 ) 中、 A及び A ' は、炭素数 1〜1 8の脂肪族基あるいは置換脂肪族基、 又は芳香族基あるいは置換芳香族基であり、 A及び A ' は同一であっても異なつ ていてもよい。)
上記一般式 (9 ) で表される炭酸ジエステルは、 例えば、 ジメチルカーボネー ト、 ジェチルカーボネート、 ジー t一ブチルカーボネート等の炭酸ジアルキル化 合物、 ジフエニルカーボネート、 及びジトリルカーボネート等の置換ジフエ二ル カーボネート等が例示されるが、 好ましくはジフエ二ルカーポネート、 置換ジフ ェュルカーボネートであり、 特にジフエエルカーボネートが好ましい。 これらの 炭酸ジエステルは単独、 あるいは 2種以上を混合してもよい。
また、 上記のような炭酸ジエステルと共に、 好ましくは 5 0モル%以下、 さら に好ましくは 3 0モル。 /0以下の量でジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステル を使用しても良い。 このようなジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステルとし ては、 テレフタル酸、 イソフタル酸、 テレフタル酸ジフエニル、 イソフタル酸ジ フエニル等が用いられる。 このようなジカルボン酸あるいはジカルボン酸エステ ルを炭酸ジエステルと併用した場合には、ポリエステルカーボネートが得られる。 芳香族ジヒ ドロキシ化合物:
本発明で用いられる芳香族ジヒ ドロキシ化合物は、通常、 下記の一般式(1 0 ) で表される。 式(1 0 )
Figure imgf000007_0001
(式 (1 0 ) 中、 Xは、 単結合、 炭素数 1 ~ 8のアルキレン基、 炭素数 2〜8の アルキリデン基、 炭素数 5〜 1 5のシク口アルキレン基、 炭素数 5 ~ 1 5のシク 口アルキリデン基又は、 一 O—, 一 S—, 一C O— , - s o - , 一 s o2 —で示 される 2価の基からなる群から選ばれるものである。)
一般式 (1 0 ) で表される芳香族ジヒドロキシ化合物としては、 例えば、 2, 2一ビス (4ーヒ ドロキシフエ二ノレ) プ口ノヽ。ン' (「ビスフエノーノレ A」 ともいう)、 ビス (4ーヒ ドロキシフエ-メレ) ス /レホン、 ビス (4ーヒ ドロキシフエ-/レ) ス ノレフイ ド、 ビス ( 4ーヒ ドロキシフエ二ノレ) エーテル、 ビス (4ーヒ ドロキシフ ェニル) ケトン等が例示されるが、 特に好ましくは、 ビスフエノール Aが挙げら れる。 これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は、 単独でも 2種以上の混合物でもよ い。 本発明で芳香族ポリカーボネートを製造するには、 通常、 芳香族ジヒドロキシ 化合物としてビスフエノール Aが用いられ、 炭酸ジエステルと してジフエ二ルカ ーボネー 1、が用いられるが、 ジフエ二ノレカーボネートはビスフエノーノレ A 1モル に対して、 1 . 0 1以上 1 . 3 0モル以下、 好ましくは 1 . 0 2以上 1 . 2 0モ ル以下の量で用いられることが好ましい。モル比が 1 . 0 0 1より小さくなると、 製造された芳香族ポリカーボネートの末端 O H基が増加して、 ポリマーの熱安定 性が悪化し、 また、 モル比が 1 . 3 0より大きくなると、 同一条件下ではエステ ル交換反応の速度が低下し、 所望とする分子量の芳香族ポリカーボネート樹脂の 製造が困難となるばかりか、 製造された芳香族ポリカーポネート中の残存炭酸ジ エステル量が増加し、 この残存炭酸ジエステルが成形時、 または成形品の臭気の 原因となり好ましくない。 ί換触媒:
本発明で、 エステル交換触媒としては、 アルカリ金属化合物及び/又はアル力 リ土類金属化合物が使用され、 補助的に、 塩基性ホウ素化合物、 塩基性リン化合 物、 塩基性アンモニゥム化合物、 アミン系化合物等の塩基性化合物を併用するこ とも可能であるが、 アルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物が単 独で使用されることが特に好ましい。
アルカリ金属化合物としては、 例えば、 水酸化ナトリウム、 水酸化力リウム、 水酸化リチウム、 水酸化セシウム、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウム、 炭 酸水素リチウム、 炭酸水素セシウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム、 炭酸リチ ゥム、 炭酸セシウム、 酢酸ナトリウム、 酢酸カリウム、 齚酸リチウム、 酢酸セシ ゥム、ステアリン酸ナト リゥム、ステアリン酸カリゥム、ステアリン酸リチウム、 ステアリン酸セシウム、 水素化ホウ素ナトリウム、 水素化ホウ素カリウム、 水素 化ホウ素リチウム、 水素化ホウ素セシウム、 フエニル化ホウ素ナトリウム、 フエ ニル化ホウ素力リゥム、フエニル化ホウ素リチウム、フヱニル化ホウ素セシウム、 安息香酸ナトリウム、安息香酸力リウム、安息香酸リチウム、安息香酸セシウム、 リン酸水素 2ナトリウム、 リン酸水素 2カリウム、 リン酸水素 2リチウム、 リン 酸水素 2セシウム、 フエニルリン酸 2ナトリウム、 フエニノレリン酸 2力リゥム、 フエ-ルリン酸 2リチウム、フエ二ルリン酸 2セシウム、ナトリウム、カリウム、 リチウム、 セシウムのァノレコレート、 フエノレート、 ビスフエノーノレ Αの 2ナト リウム塩、 2カリウム塩、 2リチウム塩、 2セシウム塩等が挙げられる。
また、 アルカリ土類金属化合物としては、 例えば、 水酸化カルシウム、 水酸化 バリウム、 水酸化マグネシウム、 水酸化ス トロンチウム、 炭酸水素カルシウム、 炭酸水素バリウム、 炭酸水素マグネシウム、 炭酸水素ストロンチウム、 炭酸カル シゥム、 炭酸バリウム、 炭酸マグネシウム、 炭酸ストロンチウム、 酢酸カルシゥ ム、 酢酸バリウム、 酢酸マグネシウム、 酢酸ストロンチウム、 ステアリン酸カル シゥム、 ステアリン酸バリウム、 ステアリン酸マグネシウム、 ステアリン酸スト 口ンチウム等が挙げられる。
塩基性ホウ素化合物の具体例としては、 テトラメチルホウ素、 テトラエチルホ ゥ素、 テトラプロピルホウ素、 テトラプチルホウ素、 トリメチルェチルホウ素、 トリメチルベンジノレホウ素、 トリメチルフエ-ノレホウ素、 トリェチルメチルホウ 素、 トリェチルベンジルホウ素、 トリェチルフエニルホウ素、 トリブチルベンジ ノレホウ素、 トリプチルフエ二ルホウ素、 テトラフェニルホウ素、 ベンジルトリフ ェニルホウ素、 メチルトリフエニルホウ素、 プチルトリフエニルホウ素等のナト リウム塩、 カリウム塩、 リチウム塩、 カルシウム塩、 バリウム塩、 マグネシウム 塩、 あるいはストロンチウム塩等が挙げられる。
塩基性リン化合物としては、 例えば、 トリェチルホスフィン、 トリー n—プロ ピルホスフィン、 トリイソプロピルホスフィン、 トリー n—プチルホスフィン、 トリフエニルホスフィン、 トリブチルホスフィン、 あるいは四級ホスホニゥム塩 等が挙げられる。
塩基性アンモユウム化合物としては、 例えば、 テトラメチルアンモニゥムヒ ド ロキシド、 テトラェチルアンモニゥムヒ ドロキシド、 テトラプロピルアンモニゥ ムヒ ドロキシド、 テトラブチノレアンモニゥムヒ ドロキシド、 トリメチノレエチノレア ンモニゥムヒ ドロキシド、 トリメチノレべンジノレアンモニゥムヒ ドロキシド、 トリ メチノレフエニノレアンモニゥムヒ ドロキシド、 ト リエチ /レメチノレアンモニゥムヒ ド ロキシド、 トリェチルベンジルアンモニゥムヒ ドロキシド、 トリェチノレフエ二ノレ アンモユウムヒ ドロキシド、 トリブチルベンジルァンモ二ゥムヒ ドロキシド、 ト リプチルフエニノレアンモ-ゥムヒ ドロキシド、 テトラフエニノレアンモニゥムヒ ド ロキシド、 ベンジノレトリフエニノレアンモ-ゥムヒ ドロキシド、 メチノレトリフエ- ノレアンモニゥムヒ ドロキシド、 プチ/レトリフェニノレアンモ二ゥムヒ ドロキシド等 が挙げられる。
了ミン系化合物としては、例えば、 4—ァミノピリジン、 2—アミノビリジン、 N, N—ジメチル一 4一アミノビリジン、 4ージェチルァミノピリジン、 2—ヒ ドロキシピリジン、 2—メ トキシピリジン、 4ーメ トキシピリジン、 2—ジメチ ルァミノイミダゾール、 2—メ トキシイミダゾール、 ィミダゾール、 2—メルカ プトイミダゾール、 2—メチルイミダゾール、 アミノキノリン等が挙げられる。 本願の溶融特性や色相に優れた分岐化芳香族ポリカーボネートを得るためには、 エステル交換触媒の量は、 アル力リ金属化合物及び/又はアル力リ土類金属化合 物を用いる場合、 ビスフエノール A 1モルに対して、 金属量として 1 . 1以上 6 μ モル以下の範囲内で用いられ、好ましくは 1 . 2以上 5 モル以下の範囲内で あり、 さらに好ましくは 1 . 3以上 4 μ モル以下の範囲内であり、 特に好ましく は 1 . 3以上 3 . 8 μ モル以下の範囲内である。 上記下限量より少なければ、 所 望の分子量のポリカーボネートを製造するのに必要な重合活性と溶融特性をもた らす分岐成分量が得られず、 この量より多い場合は、 ポリマー色相が悪化し、 分 岐成分量が多すぎて流動性が低下し、 目標とする溶融特性の優れた分岐化芳香族 ポリカーボネートが製造できない。 また、 ゲルの発生による異物量も增大してし まう。
エステル交換反応は、 一般的には二段階以上の多段工程で実施される。 具体的 には、第一段目の反応は 1 4 0以上 2 6 0 °C以下、好ましくは 1 8 0以上 2 4 0 °C 以下の温度で 0 . 1以上 1 0時間以下、 好ましくは 0 . 5以上 3時間以下反応さ せる。 次第に反応系の圧力を下げながら反応温度を高め、 最終的には 2 0 0 P a 以下の減圧下、 2 4 0以上 3 2 0 °C以下の温度で重縮合反応を行う。 ここで、 最 終重合槽は横型であることが好ましく、 横型最終重合槽の反応温度は 2 8 0以上 3 0 0 °C以下の範囲であることが好ましく、 さらに、 好ましくは、 2 8 2以上 3 0 o °c以下の範囲である。
また、 最終横型重合槽の滞留時間は 5 0以上 1 4 0分以下の範囲であることが 好ましく、 さらに好ましくは、 6 0以上 1 3 0分以下の範囲である。 反応の形式 は、 バッチ式、 連続式、 あるいはバッチ式と連続式の組み合わせのいずれの方法 でもよいが、 連続式の方が特に好ましい。 分岐化芳香族ポリカーボネート :
本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 粘度平均分子量 1 6, 0 0 0以上 であることが必要であり、 好ましくは、 2 0 , 0 0 0以上であり、 さらに好まし くは、 2 4, 0 0 0以上である。 粘度平均分子量が 1 6, 0 0 0未満のものは、 耐衝擊性等の機械的強度が低下するので好ましくない。 また、 分岐化芳香族ポリカーボネートの末端 OH基量は、 製品の熱安定性、 耐 加水分解性、 色相等に大きな影響を及ぼし、 実用的な物性を維持せるためには、 分岐化芳香族ポリカーボネートの重量に対して、 1 00以上1 , 500 p pm以 下の範囲内であることが必要であり、 好ましくは、 1 50以上1, 200 p pm 以下の範囲内であり、 さらに好ましくは、 200以上 1, 00 O p pm以下の範 囲内である。 末端 OH量が 100 p pm以下であると、 重合直後のポリカーボネ ート中の炭酸ジエステル化合物量が多く、 脱揮により炭酸ジエステル化合物量を 200重量 p pm以下まで下げるのが困難であり好ましくない。
本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 エステル交換法により得られる粘 度平均分子量 16, 000以上の芳香族ポリカーボネートであって、 ゲルパーミ ェイシヨンクロマトグラフィーにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子 量 (Mw) と数平均分子量 (Mn) との比 (Mw/Mn) が 2. 8以上 4. 5以下 の範囲内であることを特徴の一つとしている。 この値は、 分岐化芳香族ポリカー ポネートの分子量分布が比較的ブロードであることが良いことを示している。 また、 分子量分布については (Mw/Mn) 以外の指標として、 下記式 (2) で 算出される粘度平均分子量 (Mv) と分子総末端数から算出される数平均分子量
(Μ η ' ) との比(Μν/Μη')も用いられており、 (Mw/Mn)が 2. 8以上 4. 5以下の範囲内であることは、 (Mv/Mn,) が 1. 8以上 3. 5以下の範囲内で あることにほぼ対応している。
7j sp/C= 〔 77〕 X (1 + 0. 2877 sp) 式 (2)
〔7?〕 = 1. 23 X 1 0"4Χ (Μν) °·83
(式 (2) 中、 77 spはポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液について 20°C で測定した比粘度であり、 Cはこの塩化メチレン溶液の濃度である。 塩化メチレ ン溶液としては、 ポリカーボネート樹脂の濃度 0. 6 g/d 1のものを用いる。) さらに上記式 (1) で表される構造単位 1モルに対する分岐構造単位の合計モ ル数の比 (m o 1 %) が 0. 3を越え 0. 9 5以下の範囲内であることが必要で ある。 これらの関係を満足すれば、 溶融張力が高く、 ブロー成形が良好で、 さら に熱安定性及ぴ色調の良いものが得られる。 Mw/Mnおよび Mv/Mn,、 さらに 分岐化度との関係が上記範囲より小さいと、 溶融張力が得られず、 目標とする溶 融特性の優れた分岐化芳香族ポリカーボネートが製造できず、 また、 上記範囲よ り大きいと、 溶融張力が大きすぎて、 流動性が劣り、 目標とする溶融特性の優れ た分岐化芳香族ポリカーボネートが製造できない傾向にある。
分岐構造単位としては、 典型的には下記式 (3) 〜 (6) で表される構造であ る。
式 (3)
Figure imgf000012_0001
式 (4)
Figure imgf000012_0002
式 (5)
X一
Figure imgf000012_0003
式 (6)
Figure imgf000013_0001
(式 (3) 〜 (6) 中、 Xは、 単結合、 炭素数 1〜8のアルキレン基、 炭素数 2 〜 8のアルキリデン基、 炭素数 5〜1 5のシクロアルキレン基、 炭素数 5〜1 5 のシクロアルキリデン基又は、 一 O—, 一 S—, 一 CO—, 一SO—, - so2 - で示される 2価の基からなる群から選ばれるものである。)
上記式 (3)、 (4) の構造単位は、 式 (1) を用いたポリカーボネートの溶融 法 (エステル交換法) の製造方法において、 重合反応系中で転位反応を併発する ことにより生成することが従来より知られている (例えば Encyclopedia of Polymer Science and Technology, vol.10, p.723 (1969)。 一方、 さらに特定の反 条件で溶融法によりポリカーボネートを製造した場合に式( 5 )及び/又は式( 6 ) の構造単位が生ずることが見出された。 式 (5)、 (6) の構造単位の生成過程は 必ずしも明確ではないが、 以下のような経路を経て生成しているものと推定して いる。 また、 式 (5)、 (6) の構造単位は、 式 (3)、 (4) の構造単位より量的 には少ないが、 目標とする溶融特性の優れた分岐化芳香族ポリカーボネートを製 造するには、 重要な要素となっている。
Figure imgf000014_0001
好ましい Mw/Mnの範囲は 2. 8以上 4. 0以下であり、 更に好ましくは 2. 8以上 3. 8以下の範囲内である。 また、 Mv/Mn'は通常 1. 8以上 3. 5以 下であり、 好ましくは 1. 8 5以上 3. 4 0以下の範囲内であり、 更に好ましく は 1. 9 0以上 3. 3 0以下の範囲内である。 さらに上記式 (1) で表される構 造単位 1モルに対する上記式 (3) 〜 (6) で表される分岐構造単位の合計モル 数の比の好ましい範囲は 0. 3 0を越え 0. 9 Omo 1 %以下であり、 更に好ま しくは 0. 3 0を越え 0. 8 5m o 1 %以下の範囲内である。
また、 本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 下記式 (7) において、 α で表される値が 0. 0 3以上0. 3以下であることが好ましい。
α = ν2ρ / [1 - Ρ2 式 (7)
(但し、 式 (7) 中、 α は分子終端が分岐単位である確率を表し、 pは n個の連 鎖が生成する確率を表し、 p は分岐単位数を表す。)
上記式 (7) は、 P. J . フローリーのゲル化理論に記載されている関係式と して知られている (例えば、 丸善株式会社 高分子化学 (下) p325参照) 上記式(7) で表される α の値は 0. 0 5以上 0. 2以下の範囲であることが 好ましく、 0. 0 5 5以上 0. 1 5以下の範囲であることがさらに好ましく、 0. 0 6以上 0. 1 2以下の範囲であることが特に好ましい。
aがこの範囲にあると、溶融特性が改良され、 さらに色相も向上した分岐化芳 香族ポリカーボネートが得られる。
ここで、 ひ が 0. 3を越えると P. J . フローリーのゲル化理論にもあるよう にゲル化することは知られている。 ゲル化が起きると、 シートゃボトルなどの成 形表面にフィッシュアイが多量に析出したり、流動性が悪化し成形性が低下する。 また、 αが 0. 0 3未満であると、 目的とする溶融特性が得られず、 シートゃポ トルなどの押出成形ができなくなる。
式 (1) で表される構造単位 1モルに対する上記式 (5) で表される分岐構造 単位のモル数の比 (mo 1 %) としては好ましくは 0. 0 0 0 2以上 0. 1 5 m o 1 %以下であり、 更に好ましくは 0. 0 00 3以上0. 1 2mo l %以下であ る。 また、 式 (1) で表される構造単位 1モルに対する上記式 (6) で表される 分岐構造単位のモル数の比(mo 1 %) としては好ましくは 0. 0002以上 0. 1 5 mo 1 %以下であり、 更に好ましくは 0. 0003以上 0. 1 2mo l °/0以 下である。
本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 J I S K 7 210に準拠し、 下記式 (8) で表されるフローレイト比 (MVR— R) が 1 5以上 45以下の範 囲であることが好ましく、 さらに好ましくは、 MVR— Rが 1 8以上 40以下の 範囲である。 MVR— Rが上記範囲より小さいと、 溶融張力が得られず、 目標と する溶融特性の優れた分岐化芳香族ポリカーボネートが製造できない。 また、 上 記範囲より大きいと、 溶融張力が大きすぎて、 流動性が劣り、 目標とする溶融特 性の優れた分岐化芳香族ポリカーボネートが製造できない。
MVR-R=MVR (21. 6) /MVR (2. 1 6) 式 (8) また、 本発明の分岐化芳香族ポリカーボネートは、 キヤピラリーレオメーター (東洋精機 (株) 製) を用いて、 250°Cで、 押出速度 = 1 Omm/m i n、 引 取速度 = 2 Omm/m i nで測定した溶融張力が 60〜 16 OmNの範囲である ことが好ましく、 さらに好ましくは、 MVR— Rが 80〜 1 5 OmNの範囲であ る。 溶融張力が上記範囲より小さいと、 樹脂が形態を維持できず、 ブロー成形性 の優れた分岐化芳香族ポリカーボネートが製造できない。 また、 上記範囲より大 きいと、 溶融張力が大きすぎて、 流動性が劣り、 目標とする溶融特性の優れた分 岐化芳香族ポリカーボネートが製造できない。
また、 上記式 (1) で表される構造単位 1モルに対する上記式 (3) 〜 (6) で表される分岐構造単位の合計モル数の比は、 製造された芳香族ポリカーボネー トをアル力リ加水分解後、高速液体ク口マトグラフィー (HP LC)、ゲルパーミ ェイシヨンクロマトグラフィー (GPC) 等により各々の異種構造単位の量を、 容易に求められるが、 上記式 (1)、 (3) 〜 (6) で表される構造単位は、 例え ば、 芳香族ジヒドロキシ化合物としてビスフエノール Aを用いた場合には、 該ァ ルカリ加水分解後の、 高速液体クロマトグラフィー (HP LC) 等では、 それぞ れ下記式 (9) 〜 (1 3) の化合物として検知されるので、 各化合物の標準物質 の吸光係数から定量した。 具体的には、 各化合物の標準物質を用いて、 濃度とピ ーク面積の検量線を作成し、 各々の含有量を定量した
式 (9 )
Figure imgf000017_0001
式 (10)
Figure imgf000017_0002
式 (")
Figure imgf000017_0003
式 (12)
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式 (13)
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他に、 簡便な定量方法として、 各構造単位の含有量をビスフ ノール Aの吸光 係数を用いて算出することができる。 下記式 (1 0 ) 〜 (1 3 ) の化合物の吸光 係数とビスフエノール Aの吸光係数との関係は、 例えば、 下記式 ( 1 0 ) では、 ビスフエノール Aの吸光係数の 2 . 2倍、 下記式 (1 1 ) では、 1 . 5倍、 下記 式 (1 2 )、 (1 3 ) では、 1 . 7倍となっている。
エステル交換法で製造された芳香族ポリカーボネート中には、 通常、 原料モノ マー、 触媒、 エステル交換反応で副生する芳香族モノヒドロキシ化合物、 ポリ力 ーボネートオリゴマー等の低分子量化合物が残存している。 なかでも、 原料モノ マーと芳香族モノヒ ドロキシ化合物は残留量が多く、 耐熱老化性、 耐加水分解性 等の物性に悪影響を与え好ましくない。 この様な見地から、 本発明の分岐化芳香 族ポリカーボネートでは、 芳香族ジヒ ドロキシ化合物の残存量は 3 0 0重量 p p m以下であることが好ましく、 芳香族モノヒドロキシ化合物は 3 0 0重量 p p m 以下であることが好ましい。 さらに原料モノマーのうち炭酸ジエステル化合物は 溶融成形時あるいはブロー成形による中空容器に臭気が残り、 特に食品用途に使 用する場合に、 この臭気が問題となるので、 ポリカーボネート中の炭酸ジエステ ル化合物残存量は好ましくは 2 0 0重量 p p m以下、 さらに好ましくは 1 0 0重 量 p p m以下、 最も好ましくは 6 0重量 p p mになるよう除去する必要がある。 エステル交換法ポリカーボネート中の原料モノマーと芳香族モノヒドロキシ化 合物の残存量を減少させる方法は特に制限はなく、 例えば、 重合後、 ベント式の 押出機により連続的に脱揮することにより、 エステル交換法ポリカーボネート中 の残存炭酸ジエステル化合物等を除去する方法、 得られたペレツトを減圧下でで 加熱処理する等の方法が可能である。 これらの方法の内、 ベント式の押出機によ り連続的に脱揮する場合には、樹脂中に残留している塩基性エステル交換触媒を、 あらかじめ酸性化合物又はその前駆体を添加し、 失活させておくことにより、 脱 揮中の副反応を抑え、 効率よく原料モノマーである芳香族ジヒドロ化合物と炭酸 ジエステル化合物及ぴ芳香族モノヒドロキシ化合物を除去することができる。 添加する酸性化合物又はその前駆体には特に制限はなく、 重縮合反応に使用す る塩基性エステル交換触媒を中和する効果のあるものであれば、 いずれも使用で きる。 具体的には、 塩酸、 硝酸、 ホウ酸、 硫酸、 亜硫酸、 リン酸、 亜リン酸、 次 亜リン酸、 ポリリン酸、 アジピン酸、 ァスコルビン酸、 ァスパラギン酸、 ァゼラ イン酸、アデノシンリン酸、安息香酸、 ギ酸、吉草酸、 クェン酸、 グリコール酸、 グルタミン酸、 ダルタル酸、 ケィ皮酸、 コハク酸、 酢酸、 酒石酸、 シユウ酸、 ρ —トルエンスルフィン酸、 一 トルエンスノレホン酸、 ナフタレンスルホン酸、 二 コチン酸、 ピクリン酸、 ピコリン酸、 フタル酸、 テレフタル酸、 プロピオン酸、 ベンゼンス レフイン酸、 ベンゼンスノレホン酸、 マロン酸、 マレイン酸等のプレン ステッド酸及びそのエステル類が挙げられる。 これらは、 単独で使用しても、 ま た、 2種以上を組み合わせて使用してもよい。 これらの酸性化合物又はその前駆 体のうち、 スルホン酸化合物又はそのエステル化合物、 例えば、 p一トルエンス ルホン酸、 ρ— トルエンスルホン酸メチル、 ρ— トルエンスルホン酸プチル等カ 特に好ましい。
これらの酸性化合物又はその前駆体の添加量は、 重縮合反応に使用した塩基性 エステル交換触媒の中和量に対して、 0 . 1〜 5 0倍モル、 好ましくは 0 . 5〜 3 0倍モルの範囲で添加する。 酸性化合物又はその前駆体を添加する時期として は、 重縮合反応後であれば、 いつでもよく、 添加方法にも特別な制限はなく、 酸 性化合物又はその前駆体の性状や所望の条件に応じて、 直接添加する方法、 適当 な溶媒に溶解して添加する方法、 ペレツトゃフレーク状のマスターバッチを使用 する方法等のいずれの方法でもよい。
炭酸ジエステル化合物等低分子量体の脱揮に用いられる押出機は、 単軸でも二 軸でもよい。 また、 二軸押出機としては、 嚙み合い型二軸押出機で、 回転方向は 同方向回転でも異方向回転でもよい。 脱揮の目的には、 酸性化合物添加部の後に ベント部を有するものが好ましい。 ベント数に制限は無いが、 通常は 2段から 1 0段の多段ベントが用いられる。 また、 該押出機では、 必要に応じて、 安定剤、 紫外線吸収剤、 離型剤、 着色剤等の添加剤を添加し、 樹脂と混練することもでき る。
本発明の分岐化ポリカーボネートは、 成形品の着色の目的で、 着色剤を添加す ることが出来る。 着色剤としては特に制限はないが、 フタロシアニンブルー、 ァ
'系染料から選ばれた 1種以上の染料 ·顔料系着色剤が、 分岐化ポリ カーボネート中の残存炭酸ジエステルによる臭気を改善する効果および成形品の 加水分解性、 初期ヘーズ等が良好であるので好ましい。 フタロシアニンブルーの なかでは、 P i gme n t B 1 u e 1 5 : 3 (C. I . G e n e r i c N a me) が好ましく、 アントラキノン系染料のなかでは、 ブルーまたはバイオレツ ト染料が好ましく、特に、 S o 1 V e n t B l u e 90、 S o l v e n t B 1 u e 97、 S o l v e n t V i o l e t 36, S o l v e n t V i o l e t 1 3 (それぞれ C. I . G e n e r i c N ame) が好ましい。 これ らのうちで P i gme n t B 1 u e 1 5 : 3 (C. I . G e n e r i c N a me) が最も好ましい。 着色剤の配合量は、 成形品が所望の色相に着色されれば 特に制限は無いが、臭気改良の見地からは 1 00重量 p pm以下が好ましく、 0. 1以上 40重量 p Pm以下がさらに好ましく、 5以上 30重量 p pm以下が最も 好ましい。 着色剤の配合量が 100重量 p; mを越えても臭気の低減効果は小さ い。 エステル交換法ポリカーボネートへの着色剤の配合方法及び時期は、 添加剤 の配合方法及び時期に準ずる。
分岐化ポリカーボネート組成物:本発明に関わる分岐化ポリカーボネートには、 必要に応じて、 安定剤、 紫外線吸収剤、 離型剤などから選ばれた少なくとも 1種 の添加剤を配合することができる。そのような添加剤としては、特に制限は無く、 通常ポリカーボネートに使用されているものが使用できる。
安定剤としては、 例えば、 ヒンダードフエノール化合物、 リン化合物、 ィォゥ 化合物、 エポキシ化合物、 ヒンダードアミン化合物等が挙げられる。 これらの中 で、 ヒンダードフエノール化合物及びリ ン化合物から選ばれた少なくとも 1種の 酸化防止剤が好ましく用いられる。
ヒンダードフ ノール化合物の具体的例には、 nーォクタデシルー 3— (3, , 5, ージー t—ブチノレ一 4, —ヒ ドロキシフエ二ノレ) プロピオネート、 1, 6一 へキサンジォーノレ一ビス 〔3— (3, 5—ジー tーブチノレー 4—ヒ ドロキシフエ ニル) プロピオネート〕、 ペンタエリスリチルーテトラキス [3 - (3 ' , 5, 一 ジ一 t一プチノレ一 4, ーヒ ドロキシフエ二ノレ)プロピオネート〕、 3 , 9一ビス〔 1, 1—ジメチル一 2— { J3 - (3— t—プチル一 4ーヒ ドロキシ一 5—メチルフエ ニル) プロピオ二ルォキシ} ェチル〕 一 2 , 4, 8, 1 0ーテトラォキサスピロ 〔5 , 5〕 ゥンデカン、 トリエチレングリコーノレービス 〔3— (3— t—ブチル 一 5—メチルー 4ーヒ ドロキシフエニル) プロピオネート〕 3, 5—ジー tーブ チノレ一 4ーヒドロキシベンジノレフォスフォネート一ジェチノレエステノレ、 1, 3 , 5—トリメチノレー 2, 4, 6—トリス ( 3, 5—ジ一 tーブチノレー 4ーヒ ドロキ シベンジノレ) ベンゼン、 2, 2—チォージエチレンビス 〔3— ( 3 , 5—ジ一 t ーブチノレー 4ーヒ ドロキシフエ-ル) プロピオネート〕、 トリスー (3, 5—ジー t一プチノレ一 4ーヒ ドロキシベンジノレ) —イソシァヌレート、 N , N, 一へキサ メチレンビス (3 , 5—ジー tーブチノレー 4ーヒ ドロキシ一ヒ ドロシンナマイド) 等が挙げられる。 これらの中で、 n—ォクタデシルー 3— (3, , 5 ' ージ一 t 一プチノレ一 4, ーヒ ドロキシフエニル) プロピオネート、 1 , 6一へキサンジォ ーノレービス 〔 3— ( 3, , 5 ' 一 tーブチノレー 4, ーヒ ドロキシフエ二ノレ) プロ ピオネート〕、 3, 9一ビス 〔1 , 1一ジメチルー 2— { β - ( 3— tーブチルー 4 _ヒ ドロキシー 5一メチルフエ二ノレ) プロピオニノレオキシ }ェチル〕 - 2 , 4 , 8, 1 0—テトラォキサスピロ 〔5, 5〕 ゥンデカンが好ましい。
リン化合物は、 3価のリン化合物で有ることが好ましく、 特に亜リン酸エステ ル中の少なくとも 1つのエステルがフエノール及び/又は炭素数 1〜 2 5のアル キル基を少なく とも 1つ有するフエノールでエステル化された亜リン酸エステル、 又はテトラキス (2, 4ージー t一ブチルフエ二ノレ) 一 4, 4 ' ービフエユレン ージホスホナイ トから選ばれた少なくとも 1種であることが好ましい。 亜リン酸 エステルの具体例としては、 4 , 4 ' —ブチリデンービス ( 3ーメチルー 6— t 一プチルフエ二ル一ジトリデシル) ホスファイ ト、 1 , 1, 3— トリス ( 2—メ チ /レー 4ージト リデシノレホスファイ ト一 5 _ t—プチノレフエ二ノレ) ブタン、 ト リ スノ-ノレフエ二ノレホスファイ ト、 ジノニノレフエ二ノレペンタエリスリ トー/レジホス ファイ ト、 トリス ( 2 , 4—ジー t—プチルフエエル) ホスフアイ ト、 ビス (2 , 4ージー t _プチノレフエ二ノレ) ペンタエリスリ トーノレジホスフアイ ト、 ジ (2, 6ージー tーブチノレー 4ーメチノレフエ二ノレ) ペンタエリスリ トーノレジホスフアイ ト、 2, 2 5 ーェチリデン一ビス ( 4 , 6—ジー t—ブチルフエニル) フッ化ホ スフアイ ト、 2, 2, ーメチレン一ビス ( 4 , 6—ジ一 tーブチノレフエ二ノレ) ォ クチノレホスファイ ト、 ビス (2, 4ージクミノレフエ-ノレ) ペンタエリスリ トール ジホスフアイト、 モノノエルフエノール及びジノニルフエノールからなる亜リン 酸エステル、 さらに前記式 (3 ) に示したヒンダードフエノールを有する亜リン 酸エステル等を挙げることができる。
本発明においては、 リン化合物として、 テトラキス (2 , 4—ジ一 t—ブチル フエニル) 一 4 , 4 ' —ビフエ二レンージホスホナイ ト、 又はトリス (2, 4 - ジー t—プチノレフエ二ノレ) ホスファイ ト、 2, 2 ' ーメチレン一ビス (4, 6— ジー t—プチノレフエ-ノレ) ォクチノレホスフアイトが好ましい。
安定剤の配合量は、 分岐化ポリカーボネート 1 0 0重量部に対して 1重量部以 下であり、 好ましくは 0 . 4重量部以下である。 1重量部を超えると耐加水分解 性が悪化する等の問題がある。 また、 安定剤を併用して使用する場合の配合比率 は任意に決定することができ、 また、 いずれを使用するか、 又は併用するかは、 ポリカーボネートの用途等によって適宜決定される。 例えば、 リン化合物は、 一 般にポリカーボネートを成形する際の高温下における滞留安定性、 及び成形品の 使用時の耐熱安定性に効果が高く、 フエノール化合物は、 一般に耐熱老化性等の ポリカーボネートを成形品とした後の使用時の耐熱安定性に効果が高い。 また、 リン化合物とフユノール化合物を併用することによって、 着色性の改良効果が高 まる。
紫外線吸収剤としては、 酸化チタン、 酸化セリウム、 酸化亜鉛等の無機紫外線 吸収剤の他、 ベンゾトリァゾール化合物、 ベンゾフエノン化合物、 トリアジン化 合物等の有機紫外線吸収剤が挙げられる。 本発明では、 これらのうち有機紫外線 吸収剤が好ましく、 特にべンゾトリアゾール化合物、 2— (4, 6—ジフエニル 一 1 , 3, 5—トリアジン一 2—ィル) 一 5— [ (へキシル) ォキシ] 一フエノー ノレ、 2 - [ 4, 6—ビス (2 , 4—ジメチルフエニル) 一 1, 3, 5—トリアジ ンー 2—ィ /レ] - 5 - (ォクチ口キシ) フエノーノレ、 2 , 2, 一 (1, 4一フエ -レン) ビス [ 4 H— 3, 1一ベンゾキサジン _ 4一オン]、 [ ( 4ーメ トキシフ ェニル) 〜メチレン] —プロパンジォイツクアシッド一ジメチルエステルから選 ばれた少なくとも 1種であることが好ましい。
ベンゾトリアゾール化合物の具体例としては、 2—ビス ( 5—メチルー 2—ヒ ドロキシフエニル) ベンゾトリァゾーノレ、 2— (3, 5—ジ _ tーブチノレー 2— ヒ ドロキシフエエル) ベンゾトリァゾーノレ、 2一 (3, , 5, ージー t一ブチル 一 2, ーヒ ドロキシフエ二ノレ) 一 5—クロ口べンゾトリァゾーノレ、 2一 ( 3 - t ーブチノレー 5—メチノレー 2—ヒ ドロキシフエ二ノレ) _ 5—クロ口べンゾトリァゾ 一ノレ、 2一 (2, 一ヒ ドロキシー 5 ' 一 tーォクチノレフエ二ノレ) ベンゾトリァゾ ール、 2— (3, 5—ジー t—アミルー 2—ヒ ドロキシフエニル) ベンゾトリア ゾーノレ、 2— [2—ヒ ドロキシ一 3, 5_ビス (a, α—ジメチノレべンジノレ) フ ェェノレ] — 2 Η—ベンゾト リァゾーノレ、 2, 2 ' —メチレンビス [4一 ( 1 , 1, 3, 3—テトラメチルブチル) - 6 - ( 2 Ν—ベンゾトリアゾール一 2—ィル) フエノール]、 [メチノレ一 3— 〔3— tーブチノレー 5 _ ( 2 H—べンゾトリァゾー ルー 2—ィル) 一 4ーヒ ドロキシフエ二ノレ〕 プロピオネートーポリエチレングリ コール] 縮合物等を挙げることができる。
これらの中で、 特に好ましいものは、 2― (2 ' —ヒ ドロキシー5, ― t一才 クチルフエニル)ベンゾトリァゾール、 2— [2—ヒ ドロキシー 3, 5—ビス (α, α _ジメチノレべンジノレ) フエ二ノレ] 一 2 Η—べンゾトリァゾーノレ、 2, 2 ' —メ チレンビス [4一 (1, 1, 3, 3—テトラメチルプチル) 一 6— (2Ν—ベン ゾトリアゾール— 2 _ィル) フエノーノレ]、 2 - (4 , 6ージフエ二ノレ一 1 , 3, 5— トリアジンー 2ーィノレ) - 5—[(へキシノレ)ォキシ]一フエノーノレ、 2 - [4, 6一ビス (2, 4—ジメチルフエニル) 一 1, 3, 5—トリアジン一 2—ィル] - 5 - (ォクチ口キシ) フエノールである。
紫外線吸収剤の配合量は、 ポリカーボネート 100重量部に対して 10重量部 以下であり、 好ましくは 1重量部以下である。 10重量部を超えると射出成形時 の金型汚染等の問題がある。 該紫外線吸収剤は 1種でも使用可能であるが、 複数 併用して使用することもできる。
離型剤としては、 脂肪族カルボン酸、 脂肪族カルボン酸エステル、 数平均分子 量 200〜1 5000の脂肪族炭化水素化合物、 ポリシロキサン系シリコーンォ ィルから選ばれた少なく とも 1種の化合物である。 これらの中で、 脂肪族カルボ ン酸、 脂肪族カルボン酸エステルから選ばれた少なく とも 1種が好ましく用いら れる。
脂肪族カルボン酸としては、 飽和又は不飽和の脂肪族モノカルボン酸、 ジカル ボン酸又はトリカルボン酸を挙げることができる。 ここで脂肪族カルボン酸は、 脂環式カルボン酸も包含する。 このうち好ましい脂肪族カルボン酸は、 炭素数 6 〜3 6のモノ又はジカルボン酸であり、 炭素数 6〜 3 6の脂肪族飽和モノ力ルポ ン酸がさらに好ましい。 このような脂肪族カルボン酸の具体例としては、 パルミ チン酸、 ステアリン酸、 吉草酸、 カプロン酸、 力プリン酸、 ラウリン酸、 ァラキ ン酸、 ベヘン酸、 リグノセリン酸、 セロチン酸、 メリシン酸、 テトラリアコンタ ン酸、 モンタン酸、 ダルタル酸、 アジピン酸、 ァゼライン酸等を挙げることがで きる。
脂肪族カルボン酸エステルを構成する脂肪族カルボン酸成分としては、 前記脂 肪族カルボン酸と同じものが使用できる。 一方、 脂肪族カルボン酸エステルを構 成するアルコール成分としては、 飽和又は不飽和の 1価アルコール、 飽和又は不 飽和の多価アルコール等を挙げることができる。 これらのアルコールは、 フッ素 原子、 ァリール基等の置換基を有していてもよい。 これらのアルコールのうち、 炭素数 3 0以下の 1価又は多価の飽和アルコールが好ましく、 さらに炭素数 3 0 以下の脂肪族飽和 1価アルコール又は多価アルコールが好ましい。 ここで脂肪族 アルコールは、 脂環式アルコールも包含する。 これらのアルコールの具体例とし ては、 ォクタノーノレ、 デカノーノレ、 ドデカノーノレ、 ステアリノレアノレコーノレ、 ベへ ニグレアグレコ一/レ、 エチレングリ コーノレ、 ジエチレングリ コー/レ、 グリセリン、 ぺ ンタエリスリ トーノレ、 2 , 2—ジヒ ドロキシぺノレフノレオ口プロノヽ。ノーノレ、 ネオペ ンチレングリコーノレ、 ジトリメチロールプロパン、 ジペンタエリスリ トール等を 挙げることができる。 これらの脂肪族カルボン酸エステルは、 不純物として脂肪 族カルボン酸及びノ又はアルコールを含有していてもよく、 複数の化合物の混合 物であってもよい。 脂肪族カルボン酸エステルの具体例としては、 蜜ロウ (ミリ シルパルミテートを主成分とする混合物)、ステアリン酸ステアリル、ベヘン酸べ へエル、 ベへン酸ォクチルドデシル、 グリセリンモノパルミテート、 グリセリ ン モノステアレート、 グリセリンジステアレ一ト、 グリセリント リステアレート、 ペンタエリスリ トールモノノ ルミテート、 ペンタエリスリ トールモノステアレー ト、 ペンタエリスリ トーノレジステアレート、 ペンタエリスリ トーノレトリステアレ ート、 ペンタエリスリ トールテトラステアレートを挙げることができる。
該離型剤の配合量は、 ポリカーボネート 1 0 0重量部に対して 5重量部以下で あり、好ましくは 1重量部以下である。 5重量部を超えると耐加水分解性の低下、 射出成形時の金型汚染等の問題がある。 該離型剤は 1種でも使用可能であるが、 複数併用して使用することもできる。
本発明に関わる着色剤及び安定剤、 紫外線吸収剤、 離型剤等の添加剤の添加時 期、 添加方法については特に制限は無く、 例えば添加時期としては、 ①重合反応 の途中、 ②重合反応終了時又は③重合に使用した触媒を触媒失活剤で失活後、 ぺ レツト化する前、 さらにはポリカーボネート等の混練途中等のポリカーボネート が溶融した状態で添加することができるが、 ペレツト又は粉末等の固体状態のポ リカーポネートとブレンド後、 押出機等で混練するも可能である。 しかし、 ①重 合反応の途中、 ②重合反応終了時又は③重合に使用した触媒を触媒失活剤で失活 後、 ペレッ ト化する前のいずれかに添加することが、 これら添加剤の分解を抑制 し、 着色抑制の観点から好ましい。
添加方法としては、 着色剤及び安定剤、 紫外線吸収剤、 離型剤等の添加剤を直 接ポリカーボネートに混合又は混練することもできるが、 適当な溶媒で溶解し、 又は少量のポリカーポネート又は他の樹脂等で作成した高濃度のマスターバッチ として添加することもできる。また、これらの化合物を併用して使用する場合は、 これらを別々にポリカーボネートに添加しても、 同時に添¾ [してもよい。
本発明は、 上記のポリカーボネートに、 さらに、 本発明の目的を損なわない範 囲で、 他の熱可塑性樹脂、 難燃剤、 耐衝撃性改良剤、 帯電防止剤、 スリップ剤、 アンチブロッキング剤、 滑剤、 防曇剤、 天然油、 合成油、 ワックス、 有機系充填 剤、 無機系充填剤等の添加剤を添加した、 所望の物性を有するポリカーボネート 樹脂組成物をも対象とする。 本発明のプロ一成形して得られる中空容器は、 ダイレクトプロ一の他、 インジ ェクションブロー、 ィンジェクションストレツチブロー等の通常公知のプロ一成 形方法を適用することによって中空容器を成形することができる。 例えば、 ダイ レクトブロー成形に於いては、 シリンダー設定温度 240〜270°Cの単軸又は 二軸押出機に、 ポリカーボネートペレツトを供給し、 スクリユー剪断下で溶融 - 混練し、 ノズルを通してチューブ状の溶融パリソンを押出し、 その後所定の形状 を有し、 20〜1 1 0°Cに設定した金型内に挟み込み、 空気又は不活性ガスをブ ローすることにより食品容器が成形される。 さらに乳製品ボトル、 清涼飲料水ボ トル、 又は水ボトルの場合には、 特開平 6— 1 22 145号公報等に開示されて いる二軸延伸プロ一成形でも成形でき、 ポリカーボネートのガスバリヤ一性を改 良するためにポリエチレンテレフタレートや、 ポリアミ ドとの多層ブロー成形で も成形できる。
本発明のブロー成形して得られる中空容器の大きさは特に制限はないが、 肉厚 は、 中空容器の強度及び形状保持の観点から、 0. l〜7mmが好ましく、 更に 好ましくは 0. 2〜5mmであり、 最も好ましくは 0. 3〜3mmである。 本発明のブロ一成形して得られる中空容は、 多種多様の用途に使用出来るが、 好ましくは乳製品ポトル、 清涼飲料水ポトル、 水ポトルである。 ぐ実施例 >
以下、 本発明を実施例により説明するが、 本発明は、 これら実施例に限定され るものではない。
以下の実施例及び比較例で、 使用されたビスフ ノール A及び得られた芳香族 ポリカーボネートの分析は、 以下の測定法により行った。
(1) 粘度平均分子量 (Mv)
ウベローデ粘度計を用いて、 芳香族ポリカーボネート (試料) の塩化メチレン 中 20°Cの極限粘度 [η] を測定し、 以下の式より求めた。
77 SP/C= 〔 η〕 X ( 1 + 0. 2877 sp) 式 (2)
〔η〕 = 1. 23 X 10一 4Χ (Μν) °·83 (式 (2) 中、 77 spはポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液について 20°C で測定した比粘度であり、 Cはこの塩化メチレン溶液の濃度である。 塩化メチレ ン溶液としては、 ポリカーボネート樹脂の濃度 0. 6 gZd 1のものを用いる。)
(2) 分子総末端数から算出される数平均分子量 (Μη')
サンプル 0. 02 §を0. 4 m 1の重クロ口ホルムに溶解し、 30°Cで1 H— NMR (日本電子社製 J NM— A 1 400) を用いて末端水酸基量 (μ e q/g) および末端フエエル基数 ( e qZg) を測定した。 両者を足し合わせることに より、 分子総末端数を求め、 さらに、 次式のように、 数平均分子量 (Μη') を算 出する。
末端水酸基量 (μ e q/g) +末端フ -ル基数 (μ e q/g) =分子総末端 数 (At e q / g )
Mn, = 2 X 106/ (分子総末端数)
(3) 分岐化度 (mo 1 %)
上記式 (1) で表される構造単位 1モルに対する上記式 (3) 〜 (6) で表さ れる分岐構造単位の合計モル数の比 (mo 1 %) で表される。 具体的には、 各々 の構造単位の含有量は下記のようにして、 求めて、 上記の測定に基づき、式 (9) で表される構造単位 1モルに対するそれぞれ式 (1 0) 〜式 (1 3) で表される 構造単位のモル数の比 (mo l %) を算出した。
芳香族ポリカーボネート (試料) 1 gを、 塩化メチレン 10 Om 1に溶解した 後、 28 %ナトリウムメ トキシドメタノール溶液 1 8m l及びメタノ—ル 80m 1を加え、 さらに純水 25m lを添加した後、 室温で 2時間攪拌して完全に加水 分解した。 その後、 1規定塩酸を加えて中和し、 塩化メチレン層を分離して加水 分解物を得た。
加水分解物 0. 0 5 gをァセトニトリル 10m lに溶解し、 逆相の高速液体ク 口マトグラフィー (HPLC) を使用し測定を行った。 逆相液体クロマトグラフ ィ一は、 溶離液としてァセトニトリルと 1 OmM酢酸アンモ-ゥム水溶液とから なる混合溶媒を用い、 ァセトニトリル Z 1 0 mM酢酸ァンモニゥム水溶液比率を 20/80からスタートし 80/20までグラジュェントする条件下、 カラム温 度 40°Cで測定を行い、検.出は波長 280 nmの UV検出器((株)島津製作所製、 S PD - 6 A) を用いた。
前記式 (1)、 (3) 〜 (6) で表される構造単位は、 下記式 (9) 〜 (1 3) の化合物として検知されるので、 Ag i l e n t (株) 製 L C一 MS (A g i 1 e n t - 1 100) 及ぴ日本電子製 NMR (AL— 400) を用いて同定した。 また、 各構造単位の含有量は、 各化合物の標準物質を用いて、 濃度とピーク面積 の検量線を作成し、 各々の含有量を定量した。
(4) 重量平均分子量 (Mw)、 数平均分子量 (Mn) 及び MwZMn
分析装置には、 HLC— 8020 (東ソ一 (株) 製) を用い、 カラムは充填剤 として、 それぞれ T S K 5000HLX、 4000HLX、 3000HLX及 び 2000HLX (いずれも東ソー(株)製) を充填した 4本のカラム (直径 7. 8ιηιηφ、 長さ 30 Omm) を接続して用いた。 溶離液として、 テトラヒドロフ ランを用い、検量線には、 (株)ケムコ製の標準ポリスチレン(分子量; 76 1 (M w/Mn≤ 1 - 14)、 2, 000 (Mw/Mn≤ 1. 20)、 4, 000 (Mw /Mn≤ 1. 06)、 9, 000 (Mw/Mn≤ 1. 04)、 1 7, 5000 (M w/Mn≤ 1. 0 3)、 50, 000 (Mw/Mn≤ 1. 03)、 23 3, 000 (Mw/Mn≤ 1. 05)、 600, 000 (Mw/Mn≤ 1 - 05) 及び、 90 0, 000 (Mw/Mn≤ 1. 05) を使用して作成した。
測定は、 屈折率により検出したチャートより、 Mw及び Mnをポリスチレン換 算で求め、 MwZMnを算出した。
(5) MVR-R
J I S K 72 10に準拠し、 タカラエ業 (株) 製メルトインデクサ一を用 いて、 1 30°Cで、 5時間乾燥した芳香族ポリカーボネート (試料) について、 280 °C、荷重 2 1. 6 k gで測定した単位時間当たりの溶融流動体積 MV R ( 2 1. 6) と、 同様に 280°C、 荷重 2. 1 6 k gで測定した単位時間当たりの溶 融流動体積 MVR (2. 1 6) とを用い、 下式で求めた。
MVR - R=MVR (21. 6) /MVR (2. 1 6) 式 (7)
(6) 色相 (Y I)
1 30°Cで、 5時間乾燥した芳香族ポリカーボネート (試料) から射出成形機 を用い以下の条件で成形品を得た。
360°Cで射出した 1 0 OmmX 1 00 mmX 3 mm厚のプレスシートについ て、 カラーテスター (スガ試験機株式会社製 S C— 1一 CH) で、 色の絶対値で ある三刺激値 XYZを測定し、 次の関係式により黄色度の指標である Y I値を計 算した。
Y I = (1 00/Y) X (1. 28 XX- 1. 06 X Z) この Y I値が大きい ほど着色していることを示す。
(7) 溶融張力 (mN)
キヤピラリーレオメーター (東洋精機 (株) 製) を用いて、 1 30°Cで、 5時 間乾燥した試料について、 250°Cで、 押出速度 = 1 Omm/m i n、 引取速度 = 20 mm/m i nで測定した。
(8) 炭酸ジエステル化合物の定量
カラムに W a t e r s社製 ^ -B o n d e r s p h e r eを使用し、 溶媒と してァセトニトリル/酢酸水を使用し、 UV検出器を備えた高速液体クロマトグ ラフにて測定した。
(9) 末端 OHの定量
四塩化チタン /酢酸法(Ma k r omo l . C h e m. 88 21 5 (1 96 5) に記載の方法) により比色定量を行った。 測定値は、 ポリカーボネート重量に対 する末端 OH基の重量を p 単位で表示した。 ( 1 0) 耐加水分解性 (ヘイズ)
1 3 0°Cで、 5時間乾燥したポリカーボネートのペレット (試料) から、 シリ ンダー設定温度 2 8 0°Cの射出成形機により 3 mm厚の試験片を成形し、 1 2 0°Cの水蒸気中で 5 0時間保持した。濁度計 NDH 2 0 0 0 (日本電色工業(株) 製) を用い、 この試験片の処理前および処理後のヘイズを測定した。
( 1 1 ) ブロー成形
1 3 0 °Cで、 5時間乾燥した試料について、 日本製鋼所(株) 製 B— 3 0でバ レル温度 2 4 0〜 2 7 0 °C、 金型温度 7 0 °Cで 5ガロンポトルのブロー成形を行 い、 成形性の評価を行うと同時に、 成形直後の成形品の口に鼻を近づけて臭気を 嗅ぎ、 臭気の感じられない試験片を〇、 臭気の僅かに感じられる試験片を△、 臭 気の感じられる試験片を Xと判定した。 また、 成形品を室温で十分冷却後水を充 填し、 1. 8 mの高さから鉄板上に落下させ、 割れの有無を確認した。
[実施例 1 ]
ジフエ二ルカーポネートとビスフエノール Aとを、 窒素ガス雰囲気下、 一定の モル比 (D P C/B PA= 1. 0 4 0) に混合調製した溶融液を、 8 8. 7 k g /時の流量で、 原料導入管を介して、 2 2 0 °C、 1. 3 3 X 1 04 P aに制御し た容量 1 0 0 Lの第 1竪型撹拌重合槽内に連続供給し、 平均滞留時間が 6 0分に なるように、槽底部のポリマー排出ラインに設けられたバルブ開度を制御しつつ、 液面レベルを一定に保った。 また、 上記混合物の供給を開始すると同時に、 触媒 として、炭酸セシウム水溶液をビスフエノール A 1モルに対し、 0. 6 μ モル(金 属量と して、 ビスフエノール A 1モルに対し、 1. 2 Z モル) の割合で連続供給 した。
槽底より排出された重合液は、 引き続き、 第 2、 第 3の竪型攪拌重合槽 (容量 1 0 0 L) 及び第 4の横型重合槽 (容量 1 5 0 L) に逐次連続供給され、 第 4重 合槽底部のポリマー排出口から抜き出された。 次に、 溶融状態のままで、 このポ リマーを 2軸押出機に送入し、 p—トルエンスルホン酸プチル (触媒として使用 した炭酸セシウムに対して 4倍モル量) を連続して混練し、 ダイを通してストラ ンド状として、 カッターで切断してペレッ トを得た。 第 2〜第 4重合槽での反応 条件は、 それぞれ第 2重合槽 (240 °C、 2. 00 X 103 P a、 7 5 r pm)s 第 3重合槽 (270 °C、 6 6. 7 P a、 75 r pm)、 第 4重合槽 ( 28 5 °C、 6 7 P a、 5 r pm) で、 反応の進行とともに高温、 高真空、 低攪拌速度に条件設 定した。 また、 反応の間は、 第 2〜第 4重合槽の平均滞留時間が 60分となるよ うに液面レベルの制御を行い、また、同時に副生するフエノールの留去も行った。 粘度平均分子量 24, 500のポリカーボネートが得られ、 Mw/Mn、 Mv /Μη'、 分岐化度、 色相 (Υ Ι)、 溶融張力、 ブロー成形性を測定した。 結果を 表一 1に示す。
[実施例 2〜3、 比較例 1〜3]
実施例 1において、 表一 1に記載の条件で製造した以外は実施例 1と同様の方 法で重合を行い、 芳香族ポリカーボネートを製造した。 結果を表一 1に示した。
表一 1 (その①)
Figure imgf000032_0001
※測定法 (A):式(2) ~ (5)の各化合物のモル吸光係数を用いて測定、測定法 (B) : BPAのモル吸光係数を用いて測定 (簡便法)
Figure imgf000033_0001
※測定法 (A):式(2)〜(5)の各化合物のモル吸光係数を用いて測定、測定法 (B) : BPAのモル吸光係数を用いて測定 (簡便法)
[実施例 7〜 1 1 ]
表一 2に記載の条件で重合を行い、 さらに 2軸押し出し機に: p—トルエンスル ホン酸ブチルを添加後、 着色剤およびリン系安定剤としてトリス (2 , 4—ジ一 t一プチルフエ二ル) ホスファイ ト (旭電化製 アデカスタブ 2 1 1 2 ) を 0 . 0 1重量%、 2軸押出機に添加した以外は実施例 1と同様の方法で製造を行い、 芳香族ポリカーボネートを製造した。 結果を表一 2に示した。
Figure imgf000035_0001
※測定法 (A):式(2)〜(5)の各化合物のモル吸光係数を用いて測定 測定法 (B) : BPAのモル吸光係数を用いて測定 (簡便法) フタロシアニンブル- : CROMOPHTAL Blue 4GNP (チハ '■スへ。シャリ亍仁ケミカル (株)製) アンスラキノン系染料: MACROLEX VIOLET 3R (BAYER製)
群青: No. 3000 (第一化成: [:業 (株)製)のシリコン処理品
Figure imgf000036_0001
※測定法 (A):式 (2) (5)の各化合物のモル吸光係数を用いて測定 測定法 (B): BPAのモル吸光係数を用いて測定 (簡便法)
フタロシアニンブル—: GROMOPHTAL Blue 4GNP (チハ '■スへ。シャリ亍仁ケミカル (株)製) アンスラキノン系染料: MACROLEX VIOLET 3R (BAYER製)
群青: No. 3000 (第一化成工業 (株)製)のシリコン処理品
Figure imgf000037_0001
※測定法 (A):式 (2) (5)の各化合物のモル吸光係数を用いて測定 測定法 (B) : BPAのモル吸光係数を用いて測定 (簡便法〉 フタロシアニンブル—: CROMOPHTAL Blue 4GNP (チハ' 'ス シャリティ-ケミカル (株)製) アンスラキノン系染料: MACROLEX VIOLET 3 (BAYER製)
群青: No. 3000 (第一化成工業 (株)製)のシリコン処理品 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、 本発明の精神と範 囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にと つて明らかである。
本出願は、 2002年 4月 22 日出願の日本特許出願 (特願 2002— 119514)、 2002 年 11月 20日出願の日本特許出願 (特願 2002— 337099) に基づくものであり、 そ の内容はここに参照として取り込まれる。
<産業上の利用可能性 >
本発明によれば、 芳香族ポリカーボネートは、 高荷重での流動性が改良され、 さらに良好な色相を有するので、 押出による加工及び射出成形、 特に高融体強度 及び押出物の優れた形状保持特性を有する材料を必要とするプロ一成形による中 空部分及び大型パネルや異形押出によるシートの用途に好適である。

Claims

請 求 の 範 囲
1. エステル交換法により得られる粘度平均分子量 1 6, 000以上の芳 香族ポリカーボネートであって、 ゲルパーミエイションクロマトグラフィ一によ り測定したポリスチレン換算の重量平均分子量 (Mw) と数平均分子量 (Mn) との比 (Mw/Mn) が 2. 8以上 4. 5以下の範囲内であり、 一般式 (1) で表 される構造単位 1モルに対する分岐構造単位の合計モル数の比が 0. 3 m o 1 % を越え 0. 95mo 1 %以下であることを特徴とする芳香族ポリカーボネート。
式 (1)
Figure imgf000039_0001
(式 (1) 中、 Xは、 単結合、 炭素数 1〜 8のアルキレン基、 炭素数 2〜8の アルキリデン基、 炭素数 5〜 1 5のシクロアルキレン基、 炭素数 5~ 1 5のシク 口アルキリデン基又は、 一 O—, — S_, — CO—, — SO—, 一 S〇2 —で示 される 2価の基からなる群から選ばれるものである。)
2. エステル交換法により得られる粘度平均分子量 1 6, 000以上の芳 香族ポリカーボネートであって、 下記式 (2) で算出される粘度平均分子量 (M v) と分子総末端数から算出される数平均分子量 (Μη') との比 (Μν/Μη') が 1. 8以上 3. 5以下の範囲内であり、 一般式 (1) で表される構造単位 1モ ルに対する分岐構造単位の合計モル数の比が 0. 31110 1 %を越ぇ0. 9 5m o 1 %以下であることを特徴とする芳香族ポリカーボネート。 0 式 (1)
Figure imgf000040_0001
Vノ C= 〔η〕 X ( 1 + 0. 2 8 η sp) 式 (2)
〔η〕 = 1 . 2 3 X 1 0_4Χ (Μν) 0 83
(式 (2 ) 中、 77 spはポリカーボネート樹脂の塩化メチレン溶液について 2 0°C で測定した比粘度であり、 Cはこの塩化メチレン溶液の濃度である。 塩化メチレ ン溶液としては、 ポリカーボネート樹脂の濃度 0. 6 g/ d 1のものを用いる。)
3. 上記分岐構造単位が一般式 (3 ) 〜 (6 ) で表されることを特徴とす る請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の芳香族ポリカーボネート。
式 (3)
Figure imgf000040_0002
式 (4)
Figure imgf000040_0003
式 (5)
Figure imgf000041_0001
式 (6 )
Figure imgf000041_0002
(式 (3) ~ ( 6) 中、 Xは、 単結合、 炭素数 1〜8のアルキレン基、 炭素数 2 〜 8のアルキリデン基、 炭素数 5〜1 5のシクロアルキレン基、 炭素数 5〜1 5 のシクロアルキリデン基又は、 一 0— , — S―, 一 CO—, 一S O— , — so2— で示される 2価の基からなる群から選ばれるものである。)
4. 下記式 (7) において αで表される値が 0. 0 3以上 0. 3以下の範 囲であることを特徴とする請求の範囲第 1項乃至第 3項のいずれかに記載の芳香 族ポリカーボネート。
α^ρ'ρ [ 1 - 2 ( 1一 ρ )] 式 (7)
(但し、 式 (7) 中、 α は分子終端が分岐単位である確率を表し、 Ρは η個の連 鎖が生成する確率を表し、 ρ は分岐単位数を表す。)
5. 前記 a で表される値が 0. 0 5以上0. 2以下であることを特徴とす る請求の範囲第 4項に記載の芳香族ポリカーボネート。
6. 前記 で表される値が 0. 0 6以上 0. 1 5以下であることを特徴と する請求の範囲第 4項に記載の芳香族ポリカーボネート。
7. 粘度平均分子量が 24, 000以上の芳香族ポリカーボネートである 請求の範囲第 1項乃至第 6項のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート。
8. J I S K 7210に準拠し、 下記式 (8) で表されるフローレイ ト比 (MVR— R) が 1 5~45の範囲である請求の範囲第 1項乃至第 7項のい ずれかに記載の芳香族ポリカーボネート。
MVR-R=MVR (2 1. 6) /MVR (2. 1 6) 式 (8)
9. 式 (1) で表される構造単位 1モルに対する式 (5) で表される分岐 構造単位のモル数の比が 0. 0001以上 0. 15mo 1 %以下である請求の範 囲第 1項乃至第 8項のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート。
10. 式 (1) で表される構造単位 1モルに対する式 (6) で表される分 岐構造単位のモル数の比が 0. 0001以上 0. 1 5 m o 1 %以下である請求の 範囲第 1項乃至第 9項のいずれかに記載の芳香族ポリカーボネート。
1 1. 請求の範囲第 1項乃至第 10項のいずれかに記載の芳香族ポリカー ボネートの製造方法において、 炭酸ジエステルと芳香族ジヒドロキシ化合物とを 反応させて芳香族ポリカーボネートを製造するに際し、 芳香族ジヒドロキシ化合 物 1モルに対して、金属量として 1. 1以上 6 モル以下のアルカリ金属化合物 及び/又アルカリ土類金属化合物を使用することを特徴とする芳香族ポリカーボ ネートの製造方法。
1 2. 上記アル力リ金属化合物及び/又アル力リ土類金属化合物の金属量 が芳香族ジヒドロキシ化合物 1モルに対して、 1. 3以上 3. 8 μ モル以下使用 することを特徴とする請求の範囲第 1 1項に記載の芳香族ポリカーボネートの製 造方法。
1 3 . 少なくとも 2以上の重合槽により重合する工程を含む分岐化芳香族 ポリカーボネートの製造方法であって、 最終重合槽が横型であり、 最終重合槽で の反応温度が 2 8 0以上 3 0 0 °C以下の範囲であることを特徴とする請求の範囲 第 1 1項又は第 1 2項に記載の芳香族ポリカーボネートの製造方法。
1 4 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 0項に記載の芳香族ポリカーボネート及 ぴ炭酸ジエステル化合物を含有する芳香族ポリカーボネート組成物において、 炭 酸ジエステル化合物の含有量が 2 0 0重量 p p m以下である芳香族ポリカーボネ 一ト組成物。
1 5 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 0項に記載の芳香族ポリカーボネート及 ぴ染料を含有する芳香族ポリカーボネート組成物において、 染料が、 フタロシア ニンブルー系染料又はアンスラキノン系染料から選ばれた 1種以上の化合物であ り、 該染料の含有量がを 0 . 0 1重量 p p m以上 1 0 0重量 p p m以下である芳 香族ポリカーボネート組成物。
1 6 . 請求の範囲第 1項乃至第 1 0項のいずれかに記載の芳香族ポリカー ボネートをブロー成型して得られる中空容器。
1 7 . 請求の範囲第 1 4項又は第 1 5項に記載の芳香族ポリカーボネート 組成物をプロ一成型して得られる中空容器。
1 8 . 中空容器が乳製品ボトル、 清涼飲料水ボトル、 又は水ボトルである 請求の範囲第 1 6項又は第 1 7項に記載の中空容器。
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