WO2002099768A1

WO2002099768A1 - Adaptateur de communication de données

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Publication number: WO2002099768A1
Application number: PCT/JP2002/005516
Authority: WO
Inventors: Masanao Kawatahara; Toshiyuki Ootsuki
Original assignee: Arkray, Inc.
Priority date: 2001-06-05
Filing date: 2002-06-04
Publication date: 2002-12-12
Also published as: CN1513160A; JP4836354B2; EP1394758A4; JP2002368904A; CN100442322C; EP1394758A1; US20040153585A1; US7447596B2; EP1394758B1

Description

明細書データ通信用アダプタ技術分野

本発明は、 2つの情報処理装置を接続し、力つ一方の情報処理装置からのデータを加工して、他方の情報処理装置へ入力するために使用するデータ通信用アダプタに関する。

糖尿病患者にとっては、血糖値を管理するために日頃から自己の血糖値を把握しておくことは重要である。その一方、血糖値を測定するために、頻繁に医療機関に足を運ぶのは煩わしい。そのため、患者自身が簡易に血糖値の測定を行え、しかも出先などでも血糖値の測定を気軽に行えるように、手のひらに納まるようなサイズの携帯型の血糖値測定装置が用いられている。

携帯型の血糖値測定装置を用いる場合、基本的には、測定結果に基づいて患者自身の判断により血糖値の管理が行われる。その場合でも、定期的に医師などの専門家の指導を仰ぐほうが好ましいのはいうまでもない。専門家の指導を仰ぐためには、測定データを定期的に専門家に見せる必要がある。測定データは、たとえば打ち出しデータとして専門家に手渡し、ある、は血糖値測定装置を医療機関などに持参することにより専門家に開示される。これらの方法では、結局、医療機関などに多少なりとも足を運ぶ必要があるために煩わしい。

このような煩わしさを回避する方策としては、血糖値測定装置に記憶された測定データを、電気通信回線を利用して医療機関のコンピュータにする方法が考えられる。しかしながら、携帯型の血糖値測定装置は電気通信機能を持つていないのが通常である。そのため、携帯型電話機に血糖値測定装置を接続してデータを携帯型電話機に入力した上で、ヽゎゆる電子メールなどを利用して医療機関のコンピュータにデータを送信することが考えられる。この、血糖値測定装置に記憶されたデータを携帯型 mi舌機を用いて送信するためには、データ形式を変換するなどのデータの加工が必要となる。データの加工は、血糖値測定装置と携帯型電話機との間をデータ通信用アダプタにより接続した上で、このデータ通信用アダプタにより行われる。

携帯型血糖値測定装置は、患者が測定データの変遷を確認できるようにとの配慮から、複数の測定データ（たとえば 1 2 0個）を記憶するように構成されているのが通常である。その一方で、携帯型血糖値測定装置には、記憶された複数の測定データから特定の測定データ、たとえば出力済みの測定データ以外の新規データのみを選択して出力する機能を有していないのが通常である。携帯型電話機も、そのような機能を有していない。したがって、携帯型 m 機を用いて測定データを言する場合には、医療機関のコンピュータに既に言した測定データを含めた複数の測定データが携帯型に入力され、そのような多量のデータが携帯型 mis機から医療機関のコンピュータに送信されてしまう。このため、測定データの送信時間が長くなつてしまうとレ、つた不具合が生じるばかり力 \ それに伴って通信料金も高くなつてしまう。

このような問題は、血糖値測定装置に記憶されたデータを携帯型 mi舌機を介して送信する齡に限らず、電気通信機能を有しない情報処理装置から、通信 '機能を有する別の情報処理装置を介してデータを送信する^^にぉレヽても同様に生じ得るものである。 '

データ通信用アダプタは、図 8に示したようにアダプタ本体 7 0、血糖値測定装置 8の出力端子 8 0に接続するための第 1端子 7 1、および携帯型電話機 9の入力端子 9 0に接続するための第 2端子 7 2を有している。図示したデータ通信用アダプタ 7では、第 1端子 7 1はアダプタ本体 7 0に対して可撓性を有するケーブル 7 3を介して接続されている。これは、携帯型電話機 9と血糖値測定装置 8とをデータ通信用アダプタ 7を用いて接続した状態で机上などに配置した場合に、データ通信用アダプタ 7と血糖値測定装置 8との間に融通性 (フレキシブル性）を持たせるためである。

このように.してケーブル 7 3を用いて第 1端子 7 1を血糖値測定装置 8と接続した場合には、使用時の取り扱い性が改善される。その反面、アダプタ本体 7 0からケーブル 7 3が延出していることに起因して、第 1端子 7 1の収容性が悪いなど、非使用時の取り扱い性が悪化する。それに加えて、第 1端子 7 1 の導体部分 7 1 aが剥き出しとなっていれば、静電気の発生により塵埃が付着することがある。この状態で、第 1端子 7 1を血糖値測定装置 8の出力端子 8 0に接続すれば、血糖値測定装置 8の電気回路を破壌してしまレ、かねな、。

このような問題もまた、血糖値測定装置 8と携帯型 M 機 9との間をデータ通信アダプタ 7を用レ、て接続する:^に限らず、 2つの情報処理装置の間をデータ通信アダプタ 7を用いて接続する場合においても同様に生じ得るものである。発明の開示

本発明は、ある情報処¾¾置から入力されたデータを加工し、このデータを別の情報処置から電気通信回線を利用してデータを送信する場合において、データ言時間および通信料金を低減することを目的とする。

本発明はさらに、データ通信用アダプタの非使用時の収容性を改善すること . を目的としている。

本発明の第 1の側面により提供されるデータ通信用アダプタは、第 1の情報処«置からのデータを入力するためのデータ入力手段と、第 2の情報処理装置にデータを出力するためのデータ出力手段と、を備えたデータ通信用ァダプタであって、上記データ入力手段を介して入力された複数のデータを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された上記複数のデータのうちから、特定条件を満たすデータを選択する選択手段と、上記データ出力手段を介してのデータの出力を制御するための制御手段と、をさらに備えたことを特徴としている。複数のデータを構成する各データは、たとえば他のデータと区別するためのデータ識別情報を有している。この場合、選択手段は、データ識別情報に基づいて、特定条件を満たすカゝ否かを判断する。

第 1の情報処理装置としては、たとえば生 ^料中の特定成分の濃度を測定可能な濃度測定装置であるとともに、複数の測定データを記憶し、力これらの測定データを一括して外部に出力するように構成されたものが挙げられる。この場合、上記複数の測定データが上記記憶手段に記憶される測定データとなる。

濃度測定装置としては、携帯型として構成され、血液中のグルコース濃度を測定するように構成されたものが挙げられる。

データ識別情報としては、たとえば測定日時または測定順序を特定する情報が挙げられる。この場合には、特定条件としては、第 2の情報処«置に向けて前回出力した測定データよりも、測定日時が後であることが要求される。前回出力した測定データは、たとえば上記記憶手段に記憶される。このとき、上記選択手段は、データ ϋ ^情報に基づいて、上記記憶手段に記憶された複数の測定データと、前回出力した測定データとを比較して、複数の測定データのうちから前回出力した測定データより後に測定した測定データを選択する。これに対して制御手段は、制御手段は選択手段により選択されたデータに基づ!/、て、データ出力手段を介して第 2の情報処理装置に向けてデータを出力させる。データ翻 U情報としては、測定値も挙げられる。この場合には、特定条件としては、上記測定値が予め定められた閾値よりも値が小さいこと、または上記閾値よりも値が大きいことが要求される。選択手段は、たとえば記憶手段に予め記憶された閾値と測定値とを比較し、閾値よりも値の大きなもの、あるいは小さなものを選択するように構成される。

第 2の情報処理装置は、データ送信手段を有するものであるのが好ましレ、。より好ましくは、第 2の情報処理装置は、電気通信回線を通じてデータを送信する携帯型通信端末（たとえば携帯型電話機や P DA) である。

第 2の情報処理装置がデータ送信手段を有する場合には、データ通信用ァダプタの記憶手段に、第 2の情報処艘置からデータを送信すべき第³の情報処理装置を識別するための識別情報を記憶させておくのが好ましい。これに対して、データ通信用アダプタの制御手段は、第 1の情報処理装置からのデータがデータ入力手段を介して入力されたときに、データ言手段に対して、識別情報に合致する第 3の情報処理装置を特定させるとともに、当該第 3の情報処理装置に向けてデータをさせるように構成するのが好ましい。

第 2の情報処職置には、複数の第 3の情報処3¾置に対してデータ通信が可能であり、カゝっこれら第 3の情報処理装置のそれぞれの言用宛て名を記憶させておいてもよい。このには、データ通信用アダプタの制御手段は、データ送信手段に対して、識別情報に合致する送信用宛て名を選択させるとともに、第 3の情報処理装置に向けてデータを送信させるようにしてもよい。送信用宛て名としては、メーノレアドレスや UR Lが想、定される。

データ通信用アダプタは、制御手段により特定された第 3の情報処理装置に '適合した形式にデータを変更するためのデータ加工手段を備えているのが好ましい。このデータ加工手段は、たとえば選択手段により測定データが複数選択された場合におけるこれらの測定データの平均値や標準偏差を演算し、あるいは測定データの補正を行うように構成してもよい。

データ通信用アダプタは、第 1の情報処理装置から出力され、力当該第 1 の情報処理装置に割り当てられた個別情報に基づいて、当該第 1の情報処理装置を特定するための! ¾ [手段をさらに備えるように構成するのが好ましい。この場合、記憶手段は、複数の個別情報を記憶可能なように構成される。一方、識別手段は、第 1の情報処理装置から出力された個別情報と、上記記憶手段に記億された上記複数の個別情報とを比較し、その比較結果に基づいて上記第 1の情報処理装置を特定する。制御手段は、識別手段により特定された第 1 の情報処理装置に応じた第 3の情報処装置を特定し、この第 3の情報処理装置に対してデータを ¾f言する。

一方、制御手段は、たとえば識別手段が記憶手段に記憶した複数の個別情報の中に、第 1の情報処 SB置から出力された個別情報がないと判断した;^に、当該第 1の情報処理装置の個別情報を記憶手段に記憶させる。

本発明の第 2の側面においては、第 1の情報処理装置と第 2の情報処理装置とを接続し、上記第 1の情報処理装置からのデータに基づ、て、上記第 2の情報処理装置へデータを入力するためのデータ通信用アダプタであって、ァダブタ本体と、上記第 1の情報処理装置に接続するための第 1端子と、上記第 2の情報処理装置に接続するための第 2端子と、を備えたデータ通信用アダプタにおいて、上記第 1端子および上記第 2端子のうちの少なくとも一方は、ケープルを介して上記アダプタ本体と接続されており、上記アダプタ本体は、上記ケ一ブルに接続された端子を収容するための収容部を有していることを特徴とする、データ通信用アダプタが # ^される。

収容部は、アダプタ本体の周縁部に設けられた凹部を有するものとして構成し、この凹部にケーブルを収容できるように構成するのが好ましい。上記ケーブルに接続された端子は、たとえば導体ピンを有している。この場合には、収, 容部は、導体ピンを挿入するための揷入部を有するものとして構成するのが好ましい。

データ通信用アダプタは、たとえば挿入部に導体ピンが挿入され、あるいは導体ピンが抜き出されたことを検知するための検知手段を備えてものとして構成される。検知手段が挿入部に導体ピンが揷入されたことを検知した場合には原をオフにし、検知手段が挿入部から導体ピンが抜き出されたことを検知した場合には源をオンにするように構成してもよレ、。

ケーブルに接続された端子は、たとえばケーブルとの接続部分がケーブルよりも断面積の大きな保護部により覆われている。この場合、収容部は、ケープルの断面形状に対応した幅寸法を有する第 1開口部と、この第 1開口部よりも幅寸法の大きく、保護部の断面形状に対応した第 2開口部を有するものとして構成される。

本側面においても、第 1の情報処3¾置としては、血液中のグルコース濃度を測定するように構成されたものが挙げられる。第 2の情報処理装置としては、電子通信回線を通じてデータを纖するように構成された携帯型端末（たとえば携帯型 mt¾機や P DA) が拳げられる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係るデータ通信用アダプタの使用状態を示す斜視図である。図 2は、図 1に示したデータ通信用アダプタの平面図である。

図 3は、図 1に示したデータ通信用アダプタの正面図である。

図 4は、図 1に示したデータ通信用アダプタの側面図である。

図 5は、図 2の V— V線に沿う断面図である。

図 6は、データ通信用アダプタのプロック図を、データ通信用アダプタと接続される血糖値測定装置およ Ό¾帯型 «|¾機の模式的平面図とともに示したものである。

図 7は、測定データの送信動作を説明するためのフローチヤ Jトである。図 8は、従来のデータ通信用アダプタを、これと接続される携帯型電話機および血糖値測定装置とともに示した平面図である。発明を実施するための最良の形態

図 1およぴ図 2に示したように、データ通信用アダプタ 1は、血糖値測定装置（第 1の情報処理装置の一例） 2から出力されたデータに基づいて、携帯型 ¾Ιί機（第 2の情報処@¾置の一例） 3にデータを入力させるためのものである。

血糖値測定装置 2は、たとえば一対の電極およぴ反応部を有するパイォセンサ（図示略）を用いて血液中のグルコース濃度（血糖値）を測定するものである。より具体的には、バイオセンサを装着した状態で反応部に血液を供給した後に、一対の電極により酸化電流値を測定し、この酸化電流値に基づレ、て血液中のグルコース濃度測定するものである。

この血糖値測定装置 2は、複数の測定データ、たとえば最大で 1 2 0個の測定データを記憶可能である。ただし、血糖値測定装置 2は、電気通信回,锒を通じてのデータ送信機能は有していない。測定データには、少なくとも測定日時 (測定順序）および血糖値に関する情報力 S含まれている。これらの情報の少なくとも 1つにより、各測定データが他の測定データと識別される。

血糖値測定装置 2は、スィッチ 2 1に対する押圧操作により電源がオンとされたときに、出力端子 2 0に他の βの端子が挿入されている力否力を判断する。そして、電源オン時に出力端子 2 0に他の βの端子が挿入されていると判断した場合には、特定の記憶領域に記憶している全てのデータを一括して出力するように構成されている。このときに出力するデータには、記憶している全ての測定データ、血糖値測定装置 2のシリアル番号が含まれる。

携帯型 SI舌機 3は、電気通信回線を通じてのデータ通信機能を有するものであり、たとえばホームページへのアクセスや電子メールにより目的とする情報処理端末に対してデータを ¾ί言するものである。データ通信用アダプタ 1は、第 1端子 4、第 2端子 5、およびアダプタ本体 6を有している。第 1端子 4は、血糖値測定装置 2の出力端子 2 0に接続し、第 2端子 5は携帯型電話機 3の入力端子 3 0に接続するためのものである。第 1端子 4は、いわゆるピンジャック（ピン型おす端子）として構成されており、導体ピン 4 0および保護部 4 1を有している。この第 1端子 4は、可撓性を有するケーブル 4 2を介してアダプタ本体 6と接続されている。アダプタ本体 6は、後述する種々の手段を実現する電気回路（図示略）を内蔵している。この電気回路は、第 1端子 4とケーブル 4 2を介して電気的にも接続されている。したがって、血糖値測定装置 2からの出力が第 1端子 4およびケーブル 4 2を介して電気回路内に入力される。

第 2端子 5は、多極コネクタとして構成されており、アダプタ本体 6ひいては電気回路と接続されている。したがって、データ通信用アダプタ 1からの出力が第 2端子 5を介して携帯型電話機 3に入力される。

アダプタ本体 6には、押圧ポタン 6 0、表示ランプ 6 1および収容部 6 2が設けられている。

押圧ポタン 6 0は、測定データの送信指示を与えるためものである。測定データの itf言指示は、たとえば押圧ボタン 6 0に対する押圧時間の長短により、後述する選択手段 6 6により選択された測定データのみを送信する指示を与え、あるいは血糖値測定装置 2から入力された全ての測定データを送信する指示を与える（図 6参照）。押圧ボタン 6 0は、電源のオン 'オフを行うための操作部として機能させてもよい。

表示ランプ 6 1は、たとえば点灯周期の大小などにより、選択された測定データのみを送信するモードである力、全ての測定データを言するモードであるかを示すものである。

収容部 6 2は、図 2ないし図 5に示したように主収容部 6 2 A、およぴ主収容部 6 2 Aの他端部に連続して設けられた揷入部 6 2 Bを有している。主収容部 6 2 Aには、第 1端子 4の保護部 4 1およびケーブル 4 2が収容され、挿入部 6 2 Bには第 1端子 4の導体ピン 4 0が収容される。

主収容部 6 2 Aは、アダプタ本体 6の周縁部に沿って延びるとともに、ケー W プル 4 2および第 1端子 4の保護部 4 1の合計長さ寸法に対応した全長を有している。この主収容部 6 2 Aは、凹部として形成されており、その一端部にケ一ブル 4 2の端部が接続されている。凹部は、アダプタ本体 6の厚み方向と交差する方向の外方側に向けて開放した第 1および第 2開口部 6 2 a , 6 2 bを有する。

第 1開口部 6 2 aは、ケーブル 4 2の径に対応した幅を有している。これに対して、第 2開口部 6 2 bは、保護部 4 1の径に対応した幅を有しており、第 1開口部 6 2 bよりも広幅とされている。これにより、主収容部 6 2 Aの他端部への保護部 4 1の挿入が容易となるように工夫されている。

このような構成の収容部 6 2では、第 2開口部 6 2 bから第 1端子 4を差し込み、導体ピン 4 0を挿入部 6 2 Bに挿入すれば、第 1端子 4を収容部 6 2内に収容することができる。このとき、ケーブル 4 2は、アダプタ本体 6の周縁部を巻き込むようにして主収容部 6 2 Aに収容される。

挿入部 6 2 Bの内面には、導体部 6 2 cが設けら; VTいる。導体部 6 2 cは、挿入部 6 2 B内に導体ピン 4 0挿入したときにこの導体ピン 4 0と接触するものである。

挿入部 6 2 Bに導体ピン 4 0が挿入されている場合には、データ通信用ァダプタ 1が血糖値測定装置 2と接続されていることはなヽ。そのため、挿入部 6 2 Bに導体部分 4 0が挿入されたこと、つまり導体部 6 2 cと導体ピン 4 0が接触したことを検知した場合には、データ通信用アダプタ 1の電源をオフとするように構成してもよレ、。逆に、導体部 6 2 cと導体ピン 4 0が接触しなくなつたこと、つまり挿入部 6 2 Bから導体部分 4 0が抜き出されたことを検知した場合には、データ通信用アダプタ 1の電源を才ンとするように構成してよレ、。このような構成は、導体部 6 2 cと導体ピン 4 0との接角虫 ·非翻虫に連動して源をオン ·オフさせるプログラムを R OMなどにインストールすることにより実現することができる。

このようなデータ通信用アダプタ 1では、非使用状態においては、揷入部 6 2 Bに導体ピン 4 0を挿入し、保護部 4 1およびケーブル 4 2を主収容部 6 2 Aに収容しておくことができる。この状態では、アダプタ本体 6からケーブル 4 2や第 1端子 4力 S延出していないため、携帯性や収納性の面で優れている。導体ピン 4 0が揷入部 6 2 B内に挿入しておけば、非使用時において導体ピン 4 0に塵埃が付着する可能性が低減する。そのため、塵埃が付着した第 1端子 4を血糖値測定装置 2の出力端子 2 0に揷入してしまう可能性も低減するため、血糖値測定装置 2の電気回路の ¾ ^が抑制される。

本実施の形態では、第 1端子のみがケーブルを介してアダプタ本体に接続されたデータ通信用アダプタについて説明した。しかしながら、第 1端子おょぴ第 2端子のうちの少なくとも一方の端子がケーブルを介してアダプタ本体に接続された構成を有するものに対して、収容部を設けることにより上述した効果を享受できる。また、収容部の形態も種々に設計変更可能である。

次に、データ通信用アダプタ 1の機能および測定データの送信動作を図 6および図 7を参照しつつ説明する。

データ通信用アダプタ 1は、図 6に示したようにデータ入力手段 6 3およびデータ出力手段 6 4を有しており、これらの間には、電気回路により実現される各種の手段が構築されている。データ入力手段 6 3は、血糖値測定装置 2からの出力を電気回路へ入力するものであり、第 1端子 4 (図 2参照）を有するものとして構成される。一方、データ出力手段 6 4は、電気回路からの出力を携帯型 «Ιί機 3に入力するものであり、第 2端子 5 (図 2参照）を有するものとして糖成される。

データ通信用アダプタ 1はさらに、記憶手段 6 5、選択手段 6 6、 ft^J手段 6 7、データカロ工手段 6 8、および制御手段 6 9を有している。これらの手段は、上述したように電気回路により実現されるものであり、この電気回路は、たとえば C P U (MP U) 、 ROM, および RAMなどにより構成される。記憶手段 6 5は、たとえば血糖値測定装置 2のシリアル番号、血糖値測定装置 2から出力された複数の測定データ、およ帯型 ¾1舌機 3に対して前回出力した測定データを記憶するものである。測定データには、測定日時（測定順序）や血糖値に関する情報が含まれており、これらの情報のうちの少なくも 1 つの情報（データ識別情報）に基づいて個々の測定データが他の測定データを区別 (mi) される。記憶手段 6 5はまた、携帯型電話機 3によりアクセスすべきホームページの UR Lあるいは測定データ受信者のメールァドレス、もしくはこれらに対応する識別コード（たとえば登録番号）を記憶している。

選択手段 6 6は、データ fiSiJ情報に基づいて、複数の測定データから特定条件を満たすデータを選択するものである。たとえば、データ識別情報が測定日時や測定順序に関するものである場合には、選択手段 6 6は、記憶手段 6 5に記憶された前回出力測定データと複数の測定データとを比較して、複数の測定データから前回出力測定データよりも後に測定された測定データを選択する。データ識別情報が血糖値である場合には、選択手段 6 6は、たとえば予め設定された閾値よりも大きレ、値の大きな測定データ、あるレ、は値の小さな測定データを選択する。

!1¾手段6 7は、携帯型機 3の機種（会社名や型式など）を識別するものであり、これにより携帯型 «fg機 3の通信プロトコルに関する情報が得られる。識別手段 6 7はまた、 Ik糠値測定装置 2から血糖値測定装置 2のシリアル番号が送られてきた^には、その番号が記憶手段 6 0に記憶されている力否かを判断し、血糖値測定装置 2の識別をも行うものである。

データ加工手段 6 8は、選択手段 6 6により選択された測定データを圧縮し、また携帯型 mi舌機 3の通信プロトコルに合致した形式にデータの変換を行うものである。このデータ加工手段 6 8には、たとえば選択手段 6 6により複数の測定データが選択されたに、これらの測定データの平均値や標準偏差を演算し、あるいは測定データを補正する機能を付与してもよい。

制御手段 6 9はさらに、各手段 6 5 - 6 8を動作させるプログラムを実行する際に各種の指示 ·制御を行うものである。

このように構成されたデータ通信用アダプタ 1では、たとえば図 7に示した手順に従つて測定データが携帯型電話機 3に出力され、それが携帯型電話機 3 の通信機能を利用してサーバへ送信される。測定データは、最終的には、医療機関のコンピュータなどのような端末に送信される。もちろん、データ通信用アダプタ 1による測定データの言は、図 7に示した手順には限定されなレ、 _α 図 7に示したように、データ通信用アダプタ 1では、まず制御手段 6 9が識別手段 6 7に対して、データ通信用アダプタ 1に接続されている携帯型電話機 3の機種を識別させる（S 1 ) 。その後、データ入力手段 6 3を介して、血糖値測定装置 2力らこの血糖値測定装置 2のシリアル番号および測定データを取り込み、記憶手段 6 5に記憶する（S 2 ) 。

上述したように、血糖値測定装置 2は、葡原をオンにしたときに出力端子 2 0が外部 βと接続されているカゝ否かを判断し、外部 «と接続されていると判断した:^に特定の記憶領域に記憶しているデータを出力するものである。したがって、血糖直測定装置 2の電?原をオフにした状態でデータ通信用ァダプタ 1の第 1端子 4を血糖値測定装置 2の出力端子 2 0に接続した後に、血糖値測定装置 2の電源をオンにすることにより自動的にデータ通信用アダプタ 1には複数の測定データおよびシリアル番号が入力される。もちろん、データ通信用アダプタ 1の押圧ポタン 6 0を押圧する動作に連動し、血値測定装置 2から出力をデータ通信用アダプタ 1の記憶手段 6 5に取り込むようにしてもよレ、。次いで、制御手段 6 9は、取り込まれたシリアル番号が記憶手段 6 5に記憶 (登録）されている力否かを識別手段 6 7に判断させる（S 3 ) 。このとき、手段 6 7がシリアル番号が既に記憶されていると判断した場合には（S 3

： Y E S) 、制御手段 6 9は、選択手段 6 6に対して、記憶手段 6 5に取り込んだ複数の測定データから最新の測定データを選択させる（S 5 ) 。最新測定データの選択は、記憶手段 6 5に記憶されている前回出力した測定データと今回記憶手段 6 0に取り込んだ複数の測定データとを比較することにより行う（ S 4 ) 。より具体的には、選択手段 6 6は、測定データに含まれる日時に関する情報を比較することにより、最新の測定データの選択を行う。

—方、 ϋ¾手段 6 7がシリアル番号が記憶されていない判断したには（ S 3 ： NO) 、制御手段 6 9はシリアル番号を記憶手段 6 5に記憶させ（新規登録し）た上で（S 6 ) 、選択手段 6 6に対して取り込んだ測定データの全てを選択させる（S 7 ) 。

続いて、制御手段 6 9は、データ加工手段 6 8に対して、選択された全ての測定データを圧縮させ、圧縮されたバイナリデータを、携帯型 «|g機 3の機種に対応した文字形式に変換させる（S 8 ) 。なお、 S 1において、データ通信用アダプタ 1に接続されている携帯型電話機 3の種別の識別を行っていたが、機種の識別はデータ加工手段 6 8によるデータの加工の直前に行ってもよい。また、選択された測定データが複数のには、これらの平均値や標準偏差を演算し、あるいは測定データを補正してからデータの圧縮などを行ってもよい。次いで、制御手段 6 9は、測定データの言指示があった力否かを β、する ( S 9 ) 。データ通信用アダプタ 1の押圧ボタン 6 0を押圧することによりデータを送信する構成においては、押圧ボタン 6 0が押圧されたカゝ否かにより送信指示の有無を判断することができる。押圧ボタン 6 0の押圧操作により血糖値測定装置 2から測定データを取り込むには、その押圧操作をもつて送信指示と判断することもでき、また携帯型 ttfg機 3におヽてキー入力することにより送信指示を行う場合には、そのキー入力をもって送信指示があつたと判断することができる。

制御手段 6 9が■指示がないと判断したには（S 9 ： N O) 、送信指示があるまで（S 9 : Y E S) 、送信指示の有無を確認する（S 9) 。一方、制御手段 6 9が送信指示があったことを mmした場合には（S 9 : Y E S) 、測定データの受信者（たとえば医療機関）が開設するホームページに測定データを送信する（S 1 0)。

ホームページに送信された測定データは、サーバに車される（s i i )。もちろん、医療機関などの受信側端末に対して、ホームページを介することなく電子メ一/レにより測定データを送信してもよい。

ホームページに対するアクセスや電子メールの送信は、たとえば制御手段 6 9が記憶手段 6 5に記憶されている U R Lゃメールァドレスを携帯型 βΐί機 3 に自動入力させて、測定データを送信することにより行うことができる。また、制御手段 6 9により、記憶手段 6 5に記憶させておいた UR Lやメールァドレスに対応する識別コードを携帯型電話機 3に入力させ、携帯型電話機 3のァドレス帳に登録されている UR Lやメールァドレスから fiSリコードに対応する U R Lゃメールァドレスを選択させて、測定データを言するようにしてもよレ、。これらの方法により送信先を特定して測定データを送信するようにすれば、送信先を入力す.る手間が省けるばかりカゝ、入力ミスに起因して送信先を誤つてしまうこともない。一方、測定データの受信者側は、シリアル番号に対応する測定データを更新する（S 1 2) 。測定データの更新は、受信側の端末（パーソナルコンビュ一タ）自体がサーバの場合には、サーバに記憶された測定データを更新することにより行い、受信者側の端末がサーバでない場合には、サーバから測定データを取り込むことによつて測定データの更新が行われる。

そして、受信者が医療機関である場合には、シリアル番号により特定される送信者（たとえば糖尿病患者や血糖 β断希望者）の血糖値の状態を分析.管理し、必要に応じて送信者に対して医学的な見地からの診断結果を通知し、また日頃の生活習慣に対する指導を行う。これらの通知や指導もまた、電子メールにより行うことができる。したがって、糖尿病患者などは、頻繁に医療機関などに足を運ぶまでもなく、医師などの専門家の指導の下に血糖値の管理を行うことができる。

以上に説明したデータ通信用アダプタ 1では、血糖値測定装置 2から入力された測定データの全てを携帯型電話機に出力するのではなく、前回出力した測定データよりも測定日時の新しい測定データを選択して出力することができる。そのため、携帯型電話機 3によって送信すべきデータ量が少なくなるため、通信時間が低減されるとともに通信料金も低減される。

また、携帯型 mi§機 3の機種を識另リしてから送信すべき測定データを加工するため、通信プロトコルの異なる種々の携帯型 «ig機に対して対応できるようになる。もちろん、パーソナルコンピュータなどの端末に接続された固定式の «|g機を用いて有線の電話回線を利用してデータを送信する ¾ ^にも本発明を適用できる。また、血糖値測定装置と携帯型電話機の組み合わせ以外の情報処理装置間のデータの転送についても、先に説明したデータ通信用アダプタを使用することができる。

本実施の形態では、第 1の情報処理装置が血糖値測定装置であり、第 2の情報処¾¾置が携帯型電話機であつたが、本発明に係るデータ通信用アダプタを使用できる第 1および第 2の情報処«置の種類は、これらのものには限定されない。たとえば、第 1の情報処理装置が携帯型 ®|g機であってもよいし、第 2の情報処理装置が血糖値測定装置であってもよい。また、第 1およぴ第 2の情報処理装置のうちの一方は、携帯型 «I舌機以外の通信端末であって、電気通信回線を通じてデータを送信可能なもの、たとえば通信機能を有する P D Aなどであってもよいし、これらの情報処理装置の他方は、血糖値測定装置以外の濃度測定装置、たとえば血液中のコレステロールの濃度を測定できるものや血液以外の生化学的試料を被測定検体とするものであつ'

Claims

請求の範囲

1 . 第 1の情報処理装置からのデータを入力するためのデータ入力手段と、第 2の情報処理装置にデータを出力するためのデータ出力手段と、を備えたデータ通信用アダプタであって、 . 上記データ入力手段を介して入力された複数のデータを記憶する記憶手段と、

上記記憶手段に記憶された上記複数のデータのうちから、特定条件を満たすデータを選択する選択手段と、

上記データ出力手段を介してのデータの出力を制御するための制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする、データ通信用アダプタ。

2. 上記複数のデータを構成する各データは、上記複数のデータを構成する他のデータと区別するためのデータ識別情報を有しており、

上記選択手段は、上記データ識別情報に基づいて、上記特定条件を満たすか否かを判断する、請求項 1に記載のデータ通信用アダプタ。

3. 上記第 1の情報処理装置は、生体試料中の特定成分の濃度を測定可能な濃度測定装置であるとともに、複数の測定データを記憶し、カゝっ当該複数の測定データを一括して外部に出力するように構成されたものである、請求項 2に記載のデータ通信用アダプタ。

4. 上記データ識別情報は、測定日時または測定順序を特定するための情報であり、

上記特定条件は、上記第 2の情報処理装置に向けて前回出力した測定データよりも、測定日時が後であることである、請求項 3〖こ記載のデータ通信用ァダブタ。

5. 上記データ識別情報は、測定値であり、上記特定条件は、上記測定値が予め定められた閾値よりも値が大きいこと、または上記閾値よりも値が小さいことである、請求項 3に記載のデータ通信用アダプタ。

6 . 上記第 2の情報処理装置は、第 3の情報処理装置に対してデータを言するためのデータ遍言手段を有するものであり、

上記記憶手段は、データを送信すべき第 3の情報処理装置を識別するための識別情報を記憶しており、

上記制御手段は、上記第 1の情報処理装置からのデータが上記データ入力手段を介して入力されたときに、上記データ送信手段に対して、上記識別情報に合 ¾ΤΤる第 3の情報処理装置を特定させるとともに、当該第 3の情報処理装置に向けてデータを送信させるように構成されている、請求項 1に記載のデータ通信用アダプタ。

7. 上記第 2の情報処理装置は、複数の第 3の情報処理装置に対してデータ送信が可能であり、力つ上記複数の第 3の情報処理装置のそれぞれの ¾{言用宛て名を記憶しており、

上記制御手段は、上記データ言手段に対して、上記識別情報に合 ¾1~る送信用宛て名を選択させ、当該 ¾言用宛て名に対応する第 3の情報処！ ^置に向けてデータを送信させるように構成されている、請求項 6に記載のデータ通信用アダプタ。

8 . 上記制御手段により特定された第 3の情報処¾¾置に適合した形式にデータ形式を変更するためのデータ加工手段をさらに備えている、請求項 7に記載のデータ通信用アダプタ。

9. 上記第 1の情報処理装置から出力され、力当該第 1の情報処理装置に割り当てられた個別情報に基づいて、当該第 1の情報処理装置を特定するための識別手段をさらに備えている、請求項 1に記載のデータ通信用アダプタ。

10. 上記記憶手段は、複数の個別情報を記憶可能なように構成されており、上記識別手段は、上記第 1の情報処¾¾置から出力された個別情報と、上記記憶手段に記憶された上記複数の個別情報とを比較し、その比較結果に基づ V、て上記第 1の情報処理装置を特定する、請求項 9に記載のデータ通信用ァダプタ。

11. 上記制御手段は、上記識別手段が上記記憶手段に記憶した上記複数の個別情報の中に、上記第 1の情報処理装置から出力された個別情報がないと判断したに、当該第 1の情報処理装置の個別情報を上記記憶手段に記憶させる、請求項 10に記載のデータ通信用ァダブタ。

12. 上記第 1の情報処理装置は、携帯型として構成され、力つ血液中のダルコース濃度を測定するように構成されたものである、請求項 1に記載のデータ通信用アダプタ。

13. 上記第 2の情報処蝶置は、電気通信回線を通じてデータを言する携帯型通信端末である、請求項 1に記載のデータ通信用アダプタ。

14. 第 1の情報処理装置と第 2の情報処理装置とを接続し、上記第 1の情報処 a¾置からのデータに基づ!/、て、上記第 2の情報処理装置へデータを入力するためのデータ通信用アダプタであって、アダプタ本体と、上記第 1の情報処理装置に接続するための第 1端子と、上記第 2の情報処理装置に接続するための第 2端子と、を備えたデータ通信用アダプタにおいて、

上記第 1端子および上記第 2端子のうちの少なくとも一方は、ケーブルを介して上記ァダプタ本体と接続されており、

上記アダプタ本体は、上記ケープノレに接続された端子を収容するための収容部を有していることを特徴とする、データ通信用了ダプタ。

15. 上記収容部は、上記アダプタ本体の周縁部に設けられ、カゝっ上記ケープノレを収容可能な囬部を有している、請求項 14に記載のデータ通信用ァダプタ。

16. 上記ケーブルに接続された端子は、導体ピンを有しており、

上記収容部は、上記導体ピンを揷入するための揷入部を有している、請求項 14に記載のデータ通信用アダプタ。

17. 上記挿入部に上記導体ピンが揷入されたカゝ否かを検知するための検知手段をさらに備えており、

上記検知手段が上記挿入部に上記導体ピンが挿入されたことを検知したときに、 ¾ をオフにするように構成されている、請求項 16に記載のデータ通信用アダプタ。

18. 上記挿入部から上記導体ピンが抜き出されたカ否力を検知する検知手段がさらに設けられており、

上記検知手段が上記挿入部から上記導体ピンが抜き出されたことを検知したときに、電源をオンにするように構成されている、請求項 16に記載のデータ通信用アダプタ。

19. 上記ケーブルに接続された端子は、上記ケーブルとの接続部分が上記ケーブルよりも断面積の大きな保護部により覆われており、

上記収容部は、上記ケーブルの断面形状に対応した幅寸法を有する第 1開口部と、この第 1開口部よりも幅寸法の大きく、上記保護部の断面形状に対応した幅寸法を有する第 2開口部と、を備えている、請求項 14に記載のデータ通信用アダプタ。