JP2002368904A - データ通信用アダプタ - Google Patents
データ通信用アダプタInfo
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Abstract
他方の情報処理装置にデータを入力させるデータ通信用
アダプタにおいて、他方の情報処理装置により電気通信
によりデータを送信するときのデータ送信時間および通
信料金を低減し、またアダプタから延出するケーブルに
起因した不具合を改善する。 【解決手段】 データ入力手段63およびデータ出力手
段64を備え、第1の情報処理装置2からのデータに基
づいて第2の情報処理装置3へデータを入力するための
データ通信用アダプタ1において、第1の情報処理装置
2から出力され、かつデータ入力手段63を介して入力
された識別情報を含む複数のデータを記憶する記憶手段
65と、記憶手段65に記憶された複数のデータのうち
から、特定条件を満たすデータを選択する選択手段66
と、データ出力手段64を介して、第2の情報処理装置
3に向けてデータを出力させる制御手段69と、をさら
に備えた。
Description
装置からのデータに基づいて、他方の情報処理装置へデ
ータを入力するためのデータ通信用アダプタに関する。
るために日頃から自己の血糖値を把握しておくことは重
要である。その一方、頻繁に医療機関に足を運ぶのが煩
わしことから、患者自身が簡易に血糖値の測定を行え、
しかも出先などでも血糖値の測定を気軽に行えるよう
に、手のひらに納まるようなサイズの携帯型の血糖値測
定装置が用いられている。
本的には、測定結果に基づいて患者自身の判断により血
糖値の管理が行われるが、その場合でも、定期的に医師
などの専門家の指導を仰ぐほうが好ましいのはいうまで
もない。したがって、測定データを定期的に専門家に見
せる必要があり、その場合には、測定データをプリント
アウトしてそれを専門家に手渡し、あるいは血糖値測定
装置を医療機関などに持参して、そのデータを医療機関
などが管理するパーソナルコンピュータなどのに入力す
る必要がある。これらの作業は、結局、医療機関などに
足を運ぶ必要があるために煩わしい。
は、血糖値測定装置に記憶された測定データを、電気通
信により医療機関のコンピュータに送信する方法が考え
られる。しかしながら、携帯型の血糖値測定装置は電気
通信機能を持っていないのが通常である。そのため、携
帯型電話機に血糖値測定装置を接続してデータを携帯型
電話機に入力した上で、いわゆる電子メールなどを利用
して医療機関のコンピュータにデータを送信することが
考えられる。この場合、血糖値測定装置に記憶されたデ
ータを携帯型電話機を用いて送信できるようにデータ形
式を変換するなどのデータの加工が必要となる。そのた
め、血糖値測定装置からの出力データを加工した後に携
帯型電話機に入力させるためのデータ通信用アダプタが
用いられる。
は、患者が測定データの変遷を確認できるようにとの配
慮から、複数の測定データ(たとえば120個)を記憶
するように構成されているのが通常である。その一方
で、携帯型血糖値測定装置には、記憶された複数の測定
データから特定の測定データ、たとえば出力済みの測定
データ以外の新規データのみを選択して出力する機能を
有していない。もちろん、携帯型電話機も、そのような
機能を有していない。したがって、携帯型電話機を用い
て測定データを送信する場合には、既に医療機関のコン
ピュータに送信した測定データを含めた複数の測定デー
タが携帯型電話に入力され、そのような多量のデータが
携帯型電話機から医療機関のコンピュータに送信されて
しまう。このため、測定データの送信時間が長くなって
しまうといった不具合が生じるばかりか、それに伴って
通信料金も高くなってしまう。
されたデータを携帯型電話機を介して送信する場合に限
らず、電気通信機能を有しない情報処理装置から、通信
機能を有する他の情報処理装置を介してデータを送信す
る場合において生じ得るものである。
うにアダプタ本体70、血糖値測定装置8の出力端子8
0に接続するための第1端子71、および携帯型電話機
9の入力端子90に接続するための第2端子72を有し
ている。図示したデータ通信用アダプタ7では、第1端
子71はアダプタ本体70に対して可撓性を有するケー
ブル73を介して接続されている。これは、携帯型電話
機9と血糖値測定装置8とをデータ通信用アダプタ7を
用いて接続した状態で机上などに配置した場合に、デー
タ通信用アダプタ7と血糖値測定装置8との間に融通性
(フレキシブル性)を持たせるためである。
端子71を血糖値測定装置8と接続した場合には、使用
時の取り扱い性が改善される。その反面、アダプタ本体
70からケーブル73が延出しているために非使用時の
取り扱い性や第1端子の収容性が悪化する。それに加え
て、第1端子71の導体部分71aが剥き出しとなって
いれば、静電気の発生により塵埃が付着し、この状態の
ままで血糖値測定装置8の出力端子80と第1端子71
とを接続すれば、血糖値測定装置8の電気回路が壊れて
しまいかねない。
と携帯型電話機9との間をケーブル73を有するデータ
通信アダプタ7を用いて接続する場合に限らず、2つの
情報処理装置の間をケーブル73を有するデータ通信ア
ダプタ7を用いて接続する場合において生じ得るもので
ある。
だされたものであって、一方の情報処理装置からのデー
タに基づいて、他方の情報処理装置にデータを入力させ
るデータ通信用アダプタにおいて、他方の情報処理装置
により電気通信によりデータを送信するときのデータ送
信時間および通信料金を低減し、またアダプタから延出
するケーブルに起因した不具合を改善することを課題と
している。
データ通信用アダプタは、データ入力手段およびデータ
出力手段を備え、第1の情報処理装置からのデータに基
づいて第2の情報処理装置へデータを入力するためのデ
ータ通信用アダプタであって、上記第1の情報処理装置
から出力され、かつ上記データ入力手段を介して入力さ
れた複数のデータであって、個々のデータが他のデータ
と識別するための識別情報を有するものを記憶する記憶
手段と、上記記憶手段に記憶された複数のデータのうち
から、特定条件を満たすデータを選択する選択手段と、
上記データ出力手段を介して、上記第2の情報処理装置
に向けてデータを出力させる制御手段と、をさらに備え
たことを特徴としている。
体試料中の特定成分の濃度を測定可能な濃度測定装置で
あるとともに、複数の測定データを記憶し、かつこれら
の測定データを一括して外部に出力するように構成され
たものが挙げられる。
時または測定順序を特定する情報が挙げられる。この場
合には、記憶手段は、第2の情報処理装置に前回出力し
た測定データを記憶するように構成するのが好ましい。
そして、選択手段は複数の測定データと前回出力した測
定データとを比較して、データ識別情報に基づいて、複
数の測定データのうちから前回出力した測定データより
後に測定した測定データを選択し、制御手段は選択手段
により選択されたデータに基づいて、データ出力手段を
介して第2の情報処理装置に向けてデータを出力させ
る。
れる。この場合、選択手段は、たとえば記憶手段に予め
記憶された特定値と測定値とを比較し、特定値よりも値
の大きなもの、あるいは小さなものを選択するように構
成される。
ータに基づいて演算を行う演算手段をさらに有してお
り、制御手段は演算手段による演算結果を第2の情報処
理装置に向けて出力させる。演算項目としては、たとえ
ば選択手段により測定データが複数選択された場合にお
けるこれらの測定データの平均値や標準偏差、あるいは
測定データの補正、もしくはデータ形式の変更などが挙
げられる。
有するものであるのが好ましい。この場合には、第2の
情報処理装置からデータを送信すべき第3の情報処理装
置を識別するための識別情報を記憶手段に記憶させてお
き、制御手段は、上記第1の情報処理装置からのデータ
が上記データ入力手段を介して入力されたときに、デー
タ送信手段に対して、上記識別情報に合致する第3の情
報処理装置を特定させるとともに、当該第3の情報処理
装置に向けてデータを送信させるように構成される。
報処理装置のそれぞれの送信用宛て名を記憶させてお
き、制御手段は、データ送信手段に対して、識別情報に
合致する送信用宛て名を選択させるとともに、第3の情
報処理装置に向けてデータを送信させるようにしてもよ
い。送信用宛て名としては、メールアドレスやURLが
想定される。
情報処理装置からの出力に基づいて第2の情報処理装置
へデータを入力させるとともに、アダプタ本体と、上記
第1の情報処理装置の出力端子に接続させるための第1
端子と、上記第2の情報処理装置の入力端子に接続させ
るための第2端子と、を有するデータ通信用アダプタで
あって、上記第1端子および上記第2端子のうちの少な
くとも一方は、ケーブルを介して上記アダプタ本体と接
続されており、上記アダプタ本体には、上記ケーブルに
接続された端子を収容するための収容部が設けられてい
ることを特徴とする、データ通信用アダプタが提供され
る。
れた凹部を有するものとして、ケーブルをも収容可能に
構成するのが好ましい。収容部には、ケーブルに接続さ
れた端子の導体部分を挿入するための挿入部を設けるの
が好ましい。この場合には、挿入部にケーブルに接続さ
れた端子の導体部分が挿入され、あるいは挿入されてい
た導体部分が抜き出されたことを検知する検知手段を設
けてもよい。そして、検知手段が挿入部に導体部分が挿
入されたことを検知した場合には電源をオフにし、検知
手段が挿入部から導体部分が抜き出されたことを検知し
た場合には電源をオンにするように構成してもよい。
型として構成され、かつ血液中のグルコース濃度を測定
するように構成された第1の情報処理装置からのデータ
に基づいて、電子通信回線を通じてデータを送信するよ
うに構成された携帯型端末(たとえば携帯型電話機やP
DA)としての第2の情報処理装置にデータを入力させ
るために好適に使用される。もちろん、第1および第2
の情報処理装置としては、他のものを使用することがで
き、たとえば第1の情報処理装置としての携帯型端末、
第2の情報処理装置としてのグルコース濃度測定装置を
採用してもよく、また第1または第2の情報処理装置と
して、コレステロールなどといったグルコース以外の成
分の濃度を測定可能な濃度測定装置を使用することもで
きる。
形態について、図面を参照して具体的に説明する。
明に係るデータ通信用アダプタの形態を説明する。
信用アダプタ1は、第1の情報処理装置の一例としての
血糖値測定装置2から出力されたデータに基づいて、第
2の情報処理装置の一例としての携帯型電話機3にデー
タを入力させるためのものである。
および反応部を有するバイオセンサを用いて血液中のグ
ルコース濃度(血糖値)を測定するものである。より具
体的には、バイオセンサを装着した状態で反応部に血液
を供給した後に、一対の電極により酸化電流値を測定
し、この酸化電流値に基づいて血液中のグルコース濃度
測定するものである。
タ、たとえば最大で120個の測定データを記憶可能で
あるが、電気通信回線を通じてのデータ送信機能は有し
ていない。測定データには、少なくとも測定日時(測定
順序)および血糖値に関する情報が含まれている。これ
らの情報の少なくとも1つにより、各測定データが他の
測定データと識別される。血糖値測定装置2は、スイッ
チ21に対する押圧操作により電源がオンとされたとき
に、出力端子20に他の機器の端子が挿入されているか
否かを判断する。そして、電源オン時に出力端子20に
他の機器の端子が挿入されていると判断した場合には、
特定の記憶領域に記憶している全てのデータを一括して
出力するように構成されている。このときに出力するデ
ータには、記憶している全ての測定データ、血糖値測定
装置2のシリアル番号が含まれる。
のデータ通信機能を有するものであり、たとえばホーム
ページへのアクセスや電子メールによりサーバーに対し
てデータを送信するものである。
第2端子5、およびアダプタ本体6を有しており、第1
端子14を血糖値測定装置2の出力端子20に接続し、
第2端子5を携帯型電話機3の入力端子30に接続して
使用するものである。
ン型おす端子)として構成されており、導体ピン40お
よび保護部41を有している。この第1端子4は、可撓
性を有するケーブル42を介してアダプタ本体6と接続
されている。アダプタ本体6は、後述する種々の手段を
実現する電気回路(図示略)を内蔵しており、この電気
回路と第1端子4とがケーブル42を介して電気的にも
接続されている。したがって、血糖値測定装置2からの
出力が第1端子4およびケーブル42を介して電気回路
内に入力される。
れており、アダプタ本体6ひいては電気回路と接続され
ている。したがって、データ通信用アダプタ1からの出
力が第2端子5を介して携帯型電話機3に入力される。
示ランプ61および収容部62が設けられている。押圧
ボタン60は、たとえば測定データ送信の指示を与える
ためものであり、押圧時間の長短により、後述する選択
手段66により選択された測定データのみを送信する指
示を与え、あるいは血糖値測定装置2から入力された全
ての測定データを送信する指示を与える(図6参照)。
一方、表示ランプ61は、たとえば点灯周期の大小など
により、選択された測定データのみを送信するモードで
あるか、全ての測定データを送信するモードであるかを
示すものである。もちろん、押圧ボタン60を操作する
ことにより電源のオン・オフを行うように構成してもよ
い。
うに主収容部62Aおよび挿入部62Bを有している。
主収容部62Aには、第1端子4の保護部41およびケ
ーブル42が収容され、挿入部62Bには第1端子4の
導体ピン40が収容される。
部に沿って延びるとともに、ケーブル42および第1端
子4の保護部41の合計長さ寸法に対応した全長を有し
ている。この主収容部62Aは、アダプタ本体6の厚み
方向と交差する方向の外方側に向けて開放した開口部6
2a,62bを有する凹部として形成されており、その
一端部にケーブル42の端部が接続されている。
した幅を有している。一方、挿入部62Bは、主収容部
62Aの他端部に連続して設けられている。主収容部6
2Aにおける挿入部62Bと同軸上の部分は、主収容部
62Aの他端部への保護部41の挿入を容易とすべく、
保護部41の径に対応した幅を有する広幅開口部62b
とされている。したがって、収容部62に第1端子4お
よびケーブル42を収容する場合には、広幅開口部62
bから第1端子4を差し込み、導体ピン40を挿入部6
2Bに挿入すればよい。そうすれば、第1端子4を収容
部62内に収容することができ、このとき、アダプタ本
体6の周縁部を巻き込むようにして主収容部62Aにケ
ーブル42が収容される。
する導体部62cが設けられている。導体部62cは、
挿入部62B内に導体ピン40挿入したときにこの導体
ピン40と接触するものである。
いるということは、データ通信用アダプタ1が血糖値測
定装置2と接続されていないということであるから、導
体部62cと導体ピン40が接触したこと、つまり挿入
部62Bに導体部分40が挿入されたことを検知した場
合には、データ通信用アダプタ1の電源をオフとするよ
うに構成してもよい。逆に、導体部62cと導体ピン4
0が接触しなっくなったこと、つまり挿入部62Bから
導体部分40が抜き出されたことを検知した場合には、
データ通信用アダプタ1の電源をオンとするように構成
してもよい。このような構成は、導体部62cと導体ピ
ン40との接触・非接触に連動して電源をオン・オフさ
せるプログラムをROMなどにインストールすることに
より実現することができる。
非使用状態においては、挿入部62Bに導体ピン40を
挿入し、保護部41およびケーブル42を主収容部62
Aに収容しておくことができる。この状態では、アダプ
タ本体6からケーブル42や第1端子4が延出していな
いため、携帯性や収納性の面で優れている。また、導体
ピン40が挿入部62B内に挿入されていれば、非使用
時に導体ピン40に塵埃が付着する可能性が低減する。
そのため、塵埃が付着した第1端子4を血糖値測定装置
2の出力端子20に挿入してしまう可能性も低減するた
め、血糖値測定装置2の電気回路の破損が抑制される。
ルを介してアダプタ本体に接続されたデータ通信用アダ
プタについて説明した。しかしながら、第1端子および
第2端子のうちの少なくとも一方の端子がケーブルを介
してアダプ本体に接続された構成を有するものに対し
て、収容部を設けることにより上述した効果を享受でき
る。また、収容部の形態も種々に設計変更可能である。
び測定データ送信動作を図6および図7を参照しつつ説
明する。
ようにデータ入力手段63およびデータ出力手段64を
有しており、これらの間には、電気回路により実現され
る各種の手段が構築されている。データ入力手段63
は、血糖値測定装置2からの出力を電気回路へ入力する
ものであり、第1端子4(図2参照)を有するものとし
て構成される。一方、データ出力手段64は、電気回路
からの出力を携帯型電話機3に入力するものであり、第
2端子5(図2参照)を有するものとして構成される。
段65、選択手段66、識別手段67、データ加工手段
68、および制御手段69を有している。これらの手段
は、上述したように電気回路により実現されるものであ
り、この電気回路は、たとえばCPU(MPU)、RO
M、およびRAMなどにより構成される。
2のシリアル番号、血糖値測定装置2から出力された複
数の測定データ、および携帯型電話機3に対して前回出
力した測定データを記憶するものである。測定データに
は、測定日時(測定順序)や血糖値に関する情報が含ま
れており、これらの情報のうちの少なくも1つの情報
(データ識別情報)に基づいて個々の測定データが他の
測定データを区別(識別)される。記憶手段65はま
た、携帯型電話機3によりアクセスすべきホームページ
のURLあるいは測定データ受信者のメールアドレス、
もしくはこれらに対応する識別コードを記憶している。
て、複数の測定データから特定条件を満たすデータを選
択するものである。たとえば、データ識別情報が測定日
時や測定順序に関するものである場合には、選択手段6
6は、記憶手段65に記憶された前回出力測定データと
複数の測定データとを比較して、複数の測定データから
前回出力測定データよりも後に測定された測定データを
選択する。データ識別情報が血糖値である場合には、選
択手段66は、たとえば予め設定された閾値よりも大き
い値の大きな測定データ、あるいは値の小さな測定デー
タを選択する。
(会社名や型式など)を識別するものであり、これによ
り携帯型電話機3の通信プロトコルに関する情報が得ら
れる。識別手段67はまた、血糖値測定装置2から血糖
値測定装置2のシリアル番号が送られてきた場合には、
その番号が記憶手段60に記憶されているか否かを判断
し、血糖値測定装置2の識別をも行うものである。
り選択された測定データを圧縮し、また携帯型電話機3
の通信プロトコルに合致した形式にデータの変換を行う
ものである。このデータ加工手段68には、たとえば選
択手段66により複数の測定データが選択された場合に
はこれらの測定データの平均値や標準偏差を演算し、あ
るいは測定データを補正する機能を付与してもよい。
させるプログラムを実行する際に各種の指示・制御を行
うものである。
タ1では、たとえば図7に示した手順に従って測定デー
タが携帯型電話機3に出力され、それが携帯型電話機3
の通信機能を利用してサーバーへ送信され、最終的に
は、医療機関のコンピュータなどのような端末に送信さ
れる。もちろん、データ通信用アダプタ1による測定デ
ータの送信は、図7に示した手順には限定されない。
タ1では、まず制御手段69が識別手段67に対して、
データ通信用アダプタ1に接続されている携帯型電話機
3の機種を識別させる(S1)。その後、データ入力手
段63を介して、血糖値測定装置2からこの血糖値測定
装置2のシリアル番号および測定データを取り込み、記
憶手段65に記憶する(S2)。
源をオンにしたときに出力端子20が外部機器と接続さ
れているか否かを判断し、外部機器と接続されていると
判断した場合に特定の記憶領域に記憶しているデータを
出力するものである。したがって、血糖値測定装置2の
電源をオフにした状態でデータ通信用アダプタ1の第1
端子4を血糖値測定装置2の出力端子20に接続した後
に、血糖値測定装置2の電源をオンにすることにより自
動的にデータ通信用アダプタ1には複数の測定データお
よびシリアル番号が入力される。もちろん、データ通信
用アダプタ1の押圧ボタン60を押圧する動作に連動
し、血糖値測定装置2から出力をデータ通信用アダプタ
1の記憶手段65に取り込むようにしてもよい。
リアル番号が記憶手段65に記憶(登録)されているか
否かを識別手段67に判断させる(S3)。このとき、
識別手段67がシリアル番号が既に記憶されている判断
した場合には(S3:YES)、制御手段69は、選択
手段66に対して、記憶手段65に取り込んだ複数の測
定データから最新の測定データを選択させる(S5)。
最新測定データの選択は、記憶手段65に記憶されてい
る前回出力した測定データと今回記憶手段60に取り込
んだ複数の測定データとを比較することにより行う(S
4)。より具体的には、選択手段66は、測定データに
含まれる日時に関する情報を比較することにより、最新
の測定データの選択を行う。
されていない判断した場合には(S3:NO)、制御手
段69はシリアル番号を記憶手段65に記憶させ(新規
登録し)た上で(S6)、選択手段66に対して取り込
んだ測定データの全てを選択させる(S7)。
68に対して、選択された全ての測定データを圧縮さ
せ、圧縮されたバイナリデータを、携帯型電話機3の機
種に対応した文字形式に変換させる(S8)。なお、S
1において、データ通信用アダプタ1に接続されている
携帯型電話機3の種別の識別を行っていたが、機種の識
別はデータ加工手段68によるデータの加工の直前に行
ってもよい。また、選択された測定データが複数の場合
には、これらの平均値や標準偏差を演算し、あるいは測
定データを補正してからデータの圧縮などを行ってもよ
い。
信指示があったか否かを確認する(S9)。データ通信
用アダプタ1の押圧ボタン60を押圧することによりデ
ータを送信する構成においては、押圧ボタン60が押圧
されたか否かにより送信指示の有無を判断することがで
きる。押圧ボタン60の押圧操作により血糖値測定装置
2から測定データを取り込む場合には、その押圧操作を
もって送信指示と判断することもでき、また携帯型電話
機3においてキー入力することにより送信指示を行う場
合には、そのキー入力をもって送信指示があったと判断
することができる。
場合には(S9:NO)、送信指示があるまで(S9:
YES)、送信指示の有無を確認する。一方、制御手段
69が送信指示があったことを確認した場合には(S
9:YES)、測定データの受信者(たとえば医療機
関)が開設するホームページに測定データを送信する
(S10)。
サーバに転送される(S11)。もちろん、医療機関な
どの受信側端末に対して、ホームページを介することな
く電子メールにより測定データを送信してもよい。
ルの送信は、たとえば制御手段69が記憶手段65に記
憶されているURLやメールアドレスを携帯型電話機3
に自動入力させて、測定データを送信することにより行
うことができる。また、制御手段69により記憶手段6
5に記憶させておいてURLやメールアドレスに対応す
る識別コードを携帯型電話機3に入力させ、携帯型電話
機3のアドレス帳に登録されているURLやメールアド
レスから識別コードに対応するURLやメールアドレス
を選択させて、測定データを送信するようにしてもよ
い。これらの方法により送信先を特定して測定データを
送信するようにすれば、送信先を入力する手間が省ける
ばかりか、入力ミスに起因して送信先を誤ってしまうこ
ともない。
番号に対応する測定データを更新する(S12)。測定
データの更新は、受信側の端末(パーソナルコンピュー
タ)自体がサーバの場合には、サーバに記憶された測定
データを更新することにより行い、受信者側の端末がサ
ーバでない場合には、サーバから測定データを取り込む
ことによって測定データの更新が行われる。
は、シリアル番号により特定される送信者(たとえば糖
尿病患者や血糖値診断希望者)の血糖値の状態を分析・
管理し、必要に応じて送信者に対して医学的な見地から
の診断結果を通知し、また日頃の生活習慣に対する指導
を行う。これらの通知や指導もまた、電子メールにより
行うことができる。したがって、糖尿病患者などは、頻
繁に医療機関などに足を運ぶまでもなく、医師などの専
門家の指導の基に血糖値の管理を行うことができる。
は、血糖値測定装置2から入力された測定データの全て
を携帯型電話機に出力するのではなく、前回出力した測
定データよりも測定日時の新しい測定データを選択して
出力するように構成されている。そのため、携帯型電話
機3によって送信すべきデータ量が少なくなるため、通
信時間が低減されるとともに通信料金も低減される。
ら送信すべき測定データを加工するため、通信プロトコ
ルの異なる種々の携帯型電話機に対して対応できるよう
になる。もちろん、パーソナルコンピュータなどの端末
に接続された固定式の電話機を用いて有線の電話回線を
利用してデータを送信する場合にも本願発明を適用でき
る。また、血糖値測定装置と携帯型電話機の組み合わせ
以外の情報処理装置間のデータの転送についても、先に
説明したデータ通信用アダプタを使用することができ
る。
血糖値測定装置であり、第2の情報処理装置が携帯型電
話機であったが、本願発明に係るデータ通信用アダプタ
を使用できる第1および第2の情報処理装置の種類は、
これらのものには限定されない。たとえば、第1の情報
処理装置が携帯型電話機であってもよいし、第2の情報
処理装置が血糖値測定装置であってもよい。また、第1
および第2の情報処理装置のうちの一方は、携帯型電話
機以外の通信端末であって、電気通信回線を通じてデー
タを送信可能なもの、たとえば通信機能を有するPDA
などであってもよいし、これらの情報処理装置の他方
は、血糖値測定装置以外の濃度測定装置、たとえば血液
中のコレステロールの濃度を測定できるものや血液以外
の生化学的試料を被測定検体とするものであってもよ
い。
態を示す斜視図である。
ある。
ある。
ある。
通信用アダプタと接続される血糖値測定装置および携帯
型電話機の模式的平面図とともに示したものである。
チャートである。
れる携帯型電話機および血糖値測定装置とともに示した
平面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 データ入力手段およびデータ出力手段を
備え、第1の情報処理装置からのデータに基づいて第2
の情報処理装置へデータを入力するためのデータ通信用
アダプタであって、 上記第1の情報処理装置から出力され、かつ上記データ
入力手段を介して入力された複数のデータであって、個
々のデータが他のデータと識別するためのデータ識別情
報を有するものを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された複数のデータのうちから、上
記データ識別情報に基づいて、特定条件を満たすデータ
を選択する選択手段と、 上記データ出力手段を介して、上記第2の情報処理装置
に向けてデータを出力させる制御手段と、をさらに備え
たことを特徴とする、データ通信用アダプタ。 - 【請求項2】 上記第1の情報処理装置は、生体試料中
の特定成分の濃度を測定可能な濃度測定装置であるとと
もに、複数の測定データを記憶し、かつこれらの測定デ
ータを一括して外部に出力するように構成されたもので
ある、請求項1に記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項3】 上記データ識別情報は、測定日時または
測定順序を特定する情報であり、 上記記憶手段は、上記第2の情報処理装置に前回出力し
た測定データを記憶し、 上記選択手段は、上記複数の測定データと上記前回出力
した測定データとを比較して、上記データ識別情報に基
づいて、上記複数の測定データのうちから上記前回出力
した測定データより後に測定した測定データを選択し、 上記制御手段は、上記選択手段により選択された測定デ
ータに基づいて、上記データ出力手段を介して上記第2
の情報処理装置に向けてデータを出力させる、請求項2
に記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項4】 上記データ識別情報は、測定値であり、 上記選択手段は、上記記憶手段に予め記憶された特定値
と上記測定値とを比較し、上記特定値より値の大きなも
の、または上記特定値よりも値の小さなものを選択す
る、請求項2に記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項5】 上記選択手段により選択されたデータに
基づいて演算を行う演算手段をさらに有しており、かつ
上記制御手段は、上記演算手段による演算結果を上記第
2の情報処理装置に向けて出力させる、請求項1ないし
4のいずれかに記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項6】 上記第2の情報処理装置は、データ送信
手段を有するものであり、 上記記憶手段は、上記第2の情報処理装置からデータを
送信すべき第3の情報処理装置を識別するための識別情
報を記憶しており、 上記制御手段は、上記第1の情報処理装置からのデータ
が上記データ入力手段を介して入力されたときに、上記
データ送信手段に対して、上記識別情報に合致する第3
の情報処理装置を特定させるとともに、当該第3の情報
処理装置に向けてデータを送信させる、請求項1ないし
5のいずれかに記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項7】 上記第2の情報処理装置は、複数の第3
の情報処理装置のそれぞれの送信用宛て名を記憶してお
り、 上記制御手段は、上記データ送信手段に対して、上記識
別情報に合致する送信用宛て名を選択させるとともに、
上記第3の情報処理装置に向けてデータを送信させる、
請求項6に記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項8】 第1の情報処理装置からの出力に基づい
て、第2の情報処理装置へデータを入力させるととも
に、アダプタ本体と、上記第1の情報処理装置の出力端
子に接続させるための第1端子と、上記第2の情報処理
装置の入力端子に接続させるための第2端子と、を有す
るデータ通信用アダプタであって、 上記第1端子および上記第2端子のうちの少なくとも一
方は、ケーブルを介して上記アダプタ本体と接続されて
おり、 上記アダプタ本体には、上記ケーブルに接続された端子
を収容するための収容部が設けられていることを特徴と
する、データ通信用アダプタ。 - 【請求項9】 上記収容部は、上記アダプタ本体の周縁
部に設けられた凹部を有しており、上記ケーブルをも収
容可能とされている、請求項8に記載のデータ通信用ア
ダプタ。 - 【請求項10】 上記収容部は、上記ケーブルに接続さ
れた端子の導体部分を挿入するための挿入部を有してい
る、請求項8または9に記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項11】 上記挿入部に上記導体部分が挿入され
たか否かを検知する検知手段がさらに設けられており、 上記検知手段が上記挿入部に上記導体部分が挿入された
ことを検知した場合には、電源をオフにするように構成
されている、請求項10に記載のデータ通信用アダプ
タ。 - 【請求項12】 上記挿入部から上記導体部分が抜き出
されたか否かを検知する検知手段がさらに設けられてお
り、 上記検知手段が上記挿入部から上記導体部分が抜き出さ
れたことを検知した場合には、電源をオンにするように
構成されている、請求項10に記載のデータ通信用アダ
プタ。 - 【請求項13】 上記第1の情報処理装置は、携帯型と
して構成され、かつ血液中のグルコース濃度を測定する
ように構成されたものである、請求項1ないし12のい
ずれかに記載のデータ通信用アダプタ。 - 【請求項14】 上記第2の情報処理装置は、電気通信
回線を通じてデータを送信する携帯型通信端末である、
請求項1ないし13のいずれかに記載のデータ通信用ア
ダプタ。
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