JP2000232964A - 生体情報管理システム - Google Patents

生体情報管理システム

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JP2000232964A
JP2000232964A JP11311507A JP31150799A JP2000232964A JP 2000232964 A JP2000232964 A JP 2000232964A JP 11311507 A JP11311507 A JP 11311507A JP 31150799 A JP31150799 A JP 31150799A JP 2000232964 A JP2000232964 A JP 2000232964A
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JP11311507A
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English (en)
Inventor
Kentaro Todoroki
健太郎 轟木
Hiroshi Okano
浩史 岡野
Kiyoshi Arifuku
潔 有福
Keisuke Kanzaki
景介 神崎
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ宅と外部の医療機関との間で簡単且つ
迅速に生体情報や診断結果をやりとりできる生体情報管
理システムを提供する。 【解決手段】 ユーザ住居1のトイレブース11内に設
置された尿検査装置19や血流検査装置21などから、
トイレブース11内の中継器27へ、検査データを赤外
線で送信する。中継器27は検査データを外部通信端末
25へ電波で送信し、外部通信端末25は検査データを
公衆電話網7を通じて情報サービスセンタ3へ送る。サ
ービスセンタ3は、検査データをユーザが利用し易いよ
うに加工し、また、検査データを医療機関5へ送って診
断結果を受け、その加工データや診断結果をユーザの外
部通信端末25へ送信する。外部通信端末25は受信情
報を表示したりプリンタで印刷したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレに設置され
た尿検査装置などを利用して個人の生態情報を収集し、
健康管理や医療に役立てるための生体情報管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】尿には様々な生体情報が含まれており、
健康診断などの時には必ず尿検査が行われる。検査には
試験紙が使われ、尿をかけたときの試験紙の色の変化に
より、尿糖、尿蛋白、PHなど人体の健康異常を目視で
判別する。この試験方法は装置が必要でなく、コストも
安いことから数多く利用されている。しかし試験紙は使
い捨ての上に色変化を利用した目視による判別のため精
度がよくないということから、尿糖検査や尿蛋白検査等
の生体情報検出機能をもつトイレ装置が提案された。こ
の装置の場合、検査された生体情報の結果はトイレ装置
に設置されたICカードリーダライタを介してICカー
ドに書き込まれたり、通信器を通じて同じ宅内のホーム
サーバーに蓄積されたりという形で保存される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生体情
報検出機能を持つ従来のトイレ装置において、検出結果
はICカードによる自己管理や、トイレ装置の設置され
た屋内だけの通信を利用したホームサーバーヘのデータ
の蓄積にすぎない。よって、この検出結果を基に医師の
相談や診療を受けるには、そのデータを記憶したディス
クやプリントアウトしたものを病院に持参するなどして
医師に渡さなければならず面倒であるし、医師による素
早い対応も不可能である。
【0004】また、ユーザや医師にとって使い易く、健
康管理や医療行為に効果的に役立ち、かつ信頼性のある
製品を実現するには、システム構成、個々の構成部品の
構成、データの保持や加工や提示の仕方、データの通信
の仕方、ユーザの個人識別の手法、尿だけでなく他の生
体情報(体重、血圧、体温など)との組み合わせの仕方
などの多くの側面において改良を行うことが望まれてい
る。
【0005】従って、本発明の目的は、ユーザ宅と外部
の医療機関との間で簡単且つ迅速に生体情報や診断結果
をやりとりできる生体情報管理システムを提供すること
にある。
【0006】本発明の別の目的は、ユーザにとって使い
易い生体情報管理システムを提供することにある。
【0007】本発明の更に別の目的は、医師にとって使
い易い生体情報管理システムを提供することにある。
【0008】本発明の更に別の目的は、ユーザの健康管
理に効果的に役立つ生体情報管理システムを提供するこ
とにある。
【0009】本発明の更に別の目的は、医師の医療行為
に効果的に役立つ生体情報管理システムを提供すること
にある。
【0010】本発明の更に別の目的は、信頼性のある生
体情報管理システムを提供することにある。
【0011】本発明の更に別の目的はシステム構成を改
良した生体情報管理システムを提供することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、構成部品の構成
を改良した生体情報管理システムを提供することにあ
る。
【0013】本発明の更に別の目的は、データの保持を
改良した生体情報管理システムを提供することにある。
【0014】本発明の更に別の目的は、データの加工の
仕方を改良した生体情報管理システムを提供することに
ある。
【0015】本発明の更に別の目的は、データの提示の
仕方を改良した生体情報管理システムを提供することに
ある。
【0016】本発明の更に別の目的は、データの通信の
仕方を改良した生体情報管理システムを提供することに
ある。
【0017】本発明の更に別の目的は、ユーザの個人識
別の手法を改良した生体情報管理システムを提供するこ
とにある。
【0018】本発明の更に別の目的は、尿だけでなく他
の生体情報(体重、血圧、体温など)との組み合わせを
改良した生体情報管理システムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の生体情報管理シ
ステムは、ユーザ住居に設置されるシステムであって、
ユーザを検査して生体情報を取得する生体検査装置と、
前記生体検査装置から通信により前記生体情報を受け
て、前記生体情報を前記ユーザ住居外の外部機関へ通信
により送信する送信中継システムと、送信した前記生体
情報に関するユーザ用情報を前記外部機関から通信によ
り受信し、受信した前記ユーザ用情報をユーザに対して
出力する受信出力システムとを備える。
【0020】好適な実施形態では、前記送信中継システ
ムと前記生体検査装置との間は、赤外線チャネルにより
通信が行われる。
【0021】好適な実施形態では、前記送信中継システ
ムは、前記生体検査装置と同一部屋内に設置されて、前
記生体検査装置と赤外線チャネルにより通信する子ノー
ドと、前記子ノードと通信すると共に、前記外部機関と
通信する親ノードとを有する。
【0022】生体検査装置と子ノードとの間の赤外線通
信を確実に行えるようにするために、生体検査装置がも
つ赤外線通信のための赤外線送受信部は、検査中にユー
ザの身体で覆われない場所に配置されていることが好ま
しい。生体検査装置の設置された部屋の壁や天井や床の
表面は、その一部又は全部を、高い赤外線反射率を有し
た材料で作ることにより、生体検査装置と子ノード間に
障害物があっても、壁や天井や床で赤外線が反射した経
路で十分に赤外線通信ができるようにすることができ
る。また、生体検査装置と子ノード間に存在する設置物
は、十分に高い赤外線透過率を有した材料で作ることに
よって、その設置物を透過した経路で赤外線通信が行え
るようにすることもできる。
【0023】子ノードは、ユーザ住居内の異なる場所に
複数台設置することができ、それにより、ユーザは自宅
内の好きな場所で検査ができる。
【0024】好適な実施形態では、子ノードと親ノード
の間の通信は、親ノードが発するトリガによって開始す
る。それにより、親ノードは常に電源を入れておく必要
がなく、パーソナルコンピュータなどを親ノードとして
使用する場合に好都合である。
【0025】好適な実施形態では、生体検査装置のユー
ザ身体への接触子、例えば体脂肪計の電極などが、ユー
ザ住居内の手摺に設けられていて、手摺を掴むことで検
査ができる。これにより、生体検査装置の設置スペース
が最小化され、また、生体検査装置が目障りで邪魔であ
るという問題も減る。
【0026】好適な実施形態では、前記生体検査装置
は、前記送信中継システムと通信するための通信アダプ
タを後付けすることにより、前記送信中継システムと通
信可能になる。
【0027】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
は、特殊な工具でのみ緩めることができる特殊な締結具
で前記生体検査装置に取りつけられる。
【0028】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
は、前記生体検査装置に通信可能に接続するための第1
のコネクタと、他の機器を前記通信アダプタを介して前
記生体検査装置に通信可能に接続するための第2のコネ
クタと、前記第2のコネクタから来る前記他の機器の出
力ポートと、前記通信アダプタ内部の出力ポートとを、
前記第1のコネクタのラインへオア結合するワイヤード
オア回路とを有する。
【0029】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
は、前記生体検査装置からの割り込み信号でウェイクア
ップして通信可能となり、通信終了後にスリープダウン
して節電モードとなる。
【0030】好適な実施形態では、前記通信アダプタと
前記生体検査装置とが、通信インタフェースのコネクタ
で接続され、且つ、前記通信インタフェースのコネクタ
に含まれる通信に使用してない端子を用いて、前記生体
検査装置から前記通信アダプタへ駆動電力を供給する。
【0031】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
が、電源としての電池と、電池切れを検出してユーザに
報知する回路とを有する。
【0032】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
が、前記送信中継システムと赤外線通信を行うための赤
外線送受信器を有し、前記赤外線送受信器の赤外線発光
器が前記生体検査装置のケーシング表面より突出した場
所に位置する。
【0033】好適な実施形態では、前記通信アダプタ
が、前記送信中継システムと赤外線通信を行うための赤
外線送受信器を有し、前記赤外線送受信器が、投光領域
の指向方向が異なる複数の赤外線発光器を有する。
【0034】好適な実施形態では、前記生体検査装置、
前記通信アダプタ及び前記送信中継システムの少なくと
も一つが、前記生体情報を保存する不揮発性記憶装置を
有し、前記生体情報の送信に失敗したときに同じデータ
を再送信できる。
【0035】好適な実施形態では、前記生体検査装置、
前記通信アダプタ及び前記送信中継システムの少なくと
も一つが、前記生体情報を送信後も保存する不揮発性記
憶装置を有し、前記生体情報の送信後も同じデータをユ
ーザが利用できる。
【0036】好適な実施形態では、前記不揮発性記憶装
置が可搬媒体である。
【0037】好適な実施形態では、前記生体検査装置、
前記通信アダプタ及び前記送信中継システムの各々は、
データ送信に失敗したとき、所定回数データ送信をリト
ライする。
【0038】好適な実施形態では、前記生体検査装置、
前記通信アダプタ及び前記送信中継システムの少なくと
も一つが、前記生体情報を保存する不揮発性記憶装置を
有し、前記生体情報の送信が不可能であるとき、その旨
をユーザに報知し、後にユーザから要求があると同じデ
ータを再送信する。
【0039】好適な実施形態では、前記子ノードが、前
記生体検査装置と赤外線通信を行うための赤外線送受信
器を有し、前記赤外線送受信器の赤外線発光器が前記子
ノードのケーシング表面より突出した場所に位置する。
【0040】好適な実施形態では、前記子ノードが、前
記生体検査装置と赤外線通信を行うための赤外線送受信
器を有し、前記赤外線送受信器が、投光領域の指向方向
が異なる複数の赤外線発光器を有する。
【0041】好適な実施形態では、前記送信中継システ
ムが、ユーザが直接に測定値又はコメントを入力するた
めの入力装置を有し、ユーザ入力された測定値又はコメ
ントも前記外部機関へ送信する。
【0042】好適な実施形態では、前記子ノードが、ユ
ーザが直接に測定値又はコメントを入力するための入力
装置を有し、ユーザ入力された測定値又はコメントも前
記親ノードを通じて前記外部機関へ送信する。
【0043】好適な実施形態では、前記入力装置がキー
入力装置と音声入力・認識装置とを含む。
【0044】好適な実施形態では、前記送信中継システ
ムが、ユーザがワンタッチのボタン操作で前記外部機関
へ電話をかけるための緊急電話手段を有する。
【0045】好適な実施形態では、前記子ノードが、ユ
ーザがワンタッチのボタン操作で前記外部機関へ電話を
かけるための緊急電話手段を有する。
【0046】好適な実施形態では、前記生体検査装置、
前記通信アダプタ及び前記送信中継システムの少なくと
も一つが、前記書換可能なプログラムROMを有したマ
イクロコンピュータを有し、通信により外部から受信し
た情報により前記プログラムROM内のプログラムを更
新できる。
【0047】好適な実施形態では、前記受信出力システ
ムが、受信したユーザ用情報を保存し、後にユーザから
の要求に応えて前記ユーザ用情報を出力する。
【0048】好適な実施形態では、前記生体情報又は前
記ユーザ用情報を入力して保存、編集及び表示するパー
ソナルコンピュータシステムを更に備える。
【0049】好適な実施形態では、前記パーソナルコン
ピュータシステムが前記受信出力システムとして機能す
る。
【0050】好適な実施形態では、前記パーソナルコン
ピュータシステムが前記送信中継システムとして機能す
る。
【0051】好適な実施形態では、前記パーソナルコン
ピュータシステムがユーザ入力される情報も受けて、こ
のユーザ入力情報も前記生体情報又は前記ユーザ用情報
に加えて保存、編集及び表示する。
【0052】好適な実施形態では、前記パーソナルコン
ピュータシステムがコンピュータネットワークを通じて
前記外部機関に接続する。
【0053】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かる生体情報管理システムの全体構成を示す。
【0054】このシステムは多数のユーザが利用でき、
また、それらのユーザが利用する多数の医療機関(病院
や保健所など)もこのシステムを利用する。個々のユー
ザの住居や職場など(以下、ユーザ住居という)1に
は、ユーザの生体情報を検出するためのユーザシステム
9が設置される。また、少なくとも1つの情報サービス
センタ3が設置され、そこには、多数のユーザシステム
9から生体情報を一手に集めて加工し診断結果などの付
加価値をつけてユーザシステム9にフィードバックする
サービスを行うコンピュータシステム(以下、センタシ
ステムという)31が設置される。このセンタシステム
31は、多数のユーザの生体情報やその医師による診断
結果を蓄積するためのデータベース33を備える。ま
た、個々の医療機関5にも、それぞれの業務を行うため
のコンピュータシステム(以下、病院システムという)
35が設置される。
【0055】ユーザシステム9、センタシステム31及
び病院システム35はそれそれ、公衆電話網やインター
ネットのような公衆通信網7に接続される。この公衆通
信網7を通じて、ユーザシステム9からセンタシステム
31へ、ユーザから検出した生の生体情報41が送ら
れ、それがセンタシステム31のデータベース33に蓄
積された後、センタシステム31によってユーザ及び医
師の利用に適した形態に加工され、再びデータベース3
3に蓄積される。ユーザ用に加工された生体情報43
は、センタシステム31から公衆通信網7を通じてユー
ザシステム9へフィードバックされ、ユーザに提示され
る。また、医師用に加工された生体情報45は、センタ
システム3から公衆通信網7を通じて病院システム35
へ送られ、医師に提示され、それに基づき医師は診断を
行う。医師の診断結果は、病院システム35に入力さ
れ、病院システム35からセンタシステム31へ送ら
れ、データベース33に蓄積され、更に、センタシステ
ム31からユーザシステム9へ送られ、ユーザに提示さ
れる。
【0056】ユーザシステム9は、ユーザ住居1内に設
置された各種の生体情報検出装置、例えば、尿検査装置
19、血流検査装置21、体重計23などを備える。尿
検査装置19は、尿糖、尿潜血、尿蛋白、尿PH等を測
定するものであり、トイレブース11内の便器13の便
座に取り付けられた採尿装置15と、この採尿装置15
に接続された検査装置本体17とを有する。血流検査装
置21は、血圧、脈拍などの血流に関する測定を行う装
置で、例えば、ユーザの指を挿入するトンネルをもった
アーチ型のタイプであり、例えば、ペーパーホルダ22
の上部のような、指を挿入し易い場所に取り付けられて
いる。体重計23は、例えば、平板形状を有し、例え
ば、トイレブース11の便器13前の床上のような、ト
イレ使用時に体重測定するのに適した所に配置される。
また、これら以外にも、下痢や血便等の便状態を測定す
る検便装置や体温計などの他の生体検査装置や、温度計
や湿度計や時計などの環境測定装置も、上記の検査装置
とは別個に、又は上記の検査装置に組み込んだ形態で設
備することができる。また、上記した検査・測定装置の
具体的構成や設置場所は一実施形態として例示に過ぎ
ず、他の構成の装置を用いたり、それをトイレブース内
の別の場所又はトイレブース以外の適当な場所に設置し
た実施形態も勿論可能である。
【0057】ユーザシステム9は、また、ユーザ住居内
の装置間通信を中継しまた公衆通信網7と通信するため
の通信・中継システム29を備える。通信・中継システ
ム29には、単独電話機、構内電話システム、ホームテ
レホンシステム、携帯無線電話、PHS、通信機能付き
パーソナルコンピュータシステム、通信機能付きプリン
タ、家庭内LAN、無線通信システム、光通信システ
ム、有線通信システム、イントラネットなどの様々なも
のを含ませることができる。この通信・中継システム2
9は、電話回線に接続される親ノード25と、この親ノ
ード25と電波による無線双方向通信チャネル51で結
ばれる少なくとも1台の子ノード27とを備える。子ノ
ード27は、トイレブース11内に設置され、トイレブ
ース11内の検査装置19、21、23の各々と赤外線
による双方向通信チャネル53、55、57で結ばれ
る。子ノード27は、各検査装置19、21、23と赤
外線通信でデータをやりとりでき、且つユーザが操作し
やすい場所、例えばトイレブース27の側壁面に取りつ
けられる。子ノード27の主たる機能は、検査装置1
9、21、23と親ノード25との間の通信中継機能で
あるが、その他に、検出された生体情報を蓄積する機能
や、蓄積した生体情報を時系列的にグラフで表示する機
能や、検出された生態情報に基づいて健康状態の簡単な
異常や正常などの簡易判定を行う機能、ユーザが健康状
態に関するコメントを入力する機能、ユーザが体重や体
温や摂取カロリーなどの数値を入力する機能などを持た
せることもできる。さらに、子ノード27に、便器13
のリモートコントローラ(例えば、ビデや肛門洗浄装置
や暖房便座などのリモートコントローラ)や、検査装置
19、21、23のリモートコントローラとしての機能
を付与することもできる。
【0058】本実施形態では、個々の検査装置19、2
1、23が個別の赤外線チャネル53、55、57を用
いてそれぞれ子ノード27と双方向通信可能に接続され
るが、他の通信形態、例えば、尿検査装置19の本体1
7だけが子ノード27と赤外線通信可能であって、他の
検査装置21、23は尿検査装置本体17と有線又は赤
外線で通信可能に接続されているような実施形態も可能
である。要するに、混信が生じることなく各検査装置1
9、21、23からのデータが子ノード27に送られる
ようになっていればよい。
【0059】親ノード25は、子ノード27が検査装置
19、21、23から収集した生体情報(及び、場合に
よっては、ユーザ入力されたコメントや数値)を公衆通
信網7を通じて情報サービスセンタ3へ送信したり、情
報サービスセンタ3から加工された生体情報や医師の診
断結果などを受け取って、プリントアウトしたりディス
プレイしたりする役割をもつ。また、親ノード25は、
情報サービスセンタ3から受信した情報の中から所定の
ものを子ノード27へ送る機能を持つこともできる。例
えば、医師の診断結果中に含まれるユーザに対する目標
値や許容範囲(例えば、尿糖値の目標値、尿糖値が異常
か正常かの判定閾値など)を親ノード25から子ノード
27に送ることによって、子ノード27において、検査
を行ったその場で簡易判定を行ってユーザに結果を返す
ようなことも可能となる。
【0060】図1には示してないが、ユーザシステム9
には、誰の生体情報を収集したのかを判別するための個
人識別装置も備えている。この個人識別装置は、検査装
置19,21,23、通信・中継システム29のノード
25,27、便器13(局部洗浄便座装置など)又はペ
ーパホルダ22のいずれかに組み込まれていても、それ
ら装置とは別個に単体で設けられていてもよいが、好ま
しくは、検査を行う際(例えば、便座に座ったとき)に
ユーザが操作しやすい場所、例えば、トイレブース11
内のペーパホルダ22の上部、尿検査装置19や血流検
査装置21や便器(局部洗浄便座装置など)13のコン
トローラ部分、又は子ノード27に組み込まれていた
り、或いは、便器13に取り付けられ又は便器13の付
近に設置される。個人識別の方法としては、ユーザ自身
が個人識別装置にキー入力したり個人識別カードを挿入
したりする方法、ユーザが血流検査装置21に指を挿入
したり各種装置の作動ボタンを指で押したり或いは特別
に設けた指紋検出窓に指を当てたりしたときにユーザの
指紋を検出して識別する方法、ユーザに発声させて声紋
から判別する方法、ユーザを検査して生体情報を取得し
たときに今取得した生体情報と過去に取得していた生体
情報から学習した個人の生体情報特徴とを照合して識別
する方法など、種々の方法を選択的に又は組み合わせて
採用することができる。
【0061】図2は、ユーザシステム9がもつ各種の検
査装置(例えば、尿検査装置本体17)に取り付けられ
る赤外線通信用の通信アダプタの取り付け構造を一例を
示す。
【0062】図2に示すように、検査装置のケーシング
101には、外部装置と接続するための接続窓103を
有し、この窓103内には所定インタフェース(例え
ば、RS−232C)のコネクタ107と、固定ナット
109,109がある。外部装置としては、同じインタ
フェースをもった種々の機器(パーソナルコンピュー
タ、プリンタなど)が接続できるが、その一つに、赤外
線通信用の通信アダプタ105がある。通信アダプタ1
05は、そのボルト穴111,111にボルト113,
113を通し、そのボルト113,113を検査装置側
の固定ナット109,109にねじ込むことにより、接
続窓103を覆うようにして検査装置ケーシング101
に固定され、検査装置側のコネクタ107と通信アダプ
タ105側のコネクタ(図示せず)が結合される。固定
用のボルト113,113の頭部115,115は、図
3(A)の先端面の正面図及び図3(B)の断面図に示
すように、一般のドライバでは挿入できない特殊形状の
ドライバ穴117を有し、これに対応した特殊ドライバ
でのみ回すことができる。この特殊ボルトにより、通信
アダプタは簡単には取り外せないので、例えば病院のよ
うな公共的で盗難や悪戯の可能性のある場所に設置され
た検査装置への取り付けに適する。
【0063】図4は、通信アダプタの別の取り付け構造
例を示す。
【0064】検査装置ケーシング101には、円形の接
続窓121を有し、この窓121の内周面には雌ねじ1
23が切ってある。通信アダプタ125は、ケーシング
101に取り付く基部にて、接続窓121にフィットす
るサイズの円形に形成され、この基部の外周面に雄ねじ
127が切ってあり、この雄ねじ127を接続窓121
の雌ねじ123にねじ込むことでケーシング101に固
定される。検査装置ケーシング101内にあるハーネス
の先端の(例えばRS−232Cの)コネクタ129
と、通信アダプタ125の基端部から出たハーネス13
5の先端のコネクタ133とが、接続窓121内で接続
される。
【0065】この取り付け構造は、取り付けが簡単で、
家庭内での使用などに適する。
【0066】図5は、通信アダプタのさらに別の形態例
の側面図(A)及び先端面の正面図(B)を示す。
【0067】赤外線通信アダプタ141は、検査装置と
接続するための所定インタフェース(例えばRS−23
2C)のコネクタ143を例えば基端面に有する他、例
えば先端面に他の機器(例えばパーソナルコンピュー
タ、プリンタなど)を接続するための接続窓145を有
し、この接続窓145内には検査装置側と同じインタフ
ェースのコネクタ147がある。この第2のコネクタ1
47に他の機器を接続した場合、他の機器から見ると、
検査装置に直接接続したと同様に通信ができるように、
コネクタ143,147に関わる電気配線がなされてい
る。尚、図5(B)に示す参照番号149は、接続窓1
45を蓋(図示せず)で閉じるとき、その蓋の外縁から
突出している爪を入れて蓋を固定するために、窓145
の内周面に設けた凹部である。
【0068】この通信アダプタ141を用いることで、
検査装置側のコネクタが1つでも、通信アダプタ141
と別の機器の2台を検査装置に接続することができる。
別の機器としてパーソナルコンピュータやプリンタを接
続すると、収集した生体情報をパーソナルコンピュータ
内に蓄積したり適当なアプリケーションで処理したり編
集したり、プリントアウトしたり、インターネットのよ
うなコンピュータネットワークを通じてセンタシステム
31や病院システム35や他の機関へ送信したり、イン
ターネットから種々の情報サービスを受けたりすること
が容易になる。
【0069】図6は、図5の通信アダプタ141におい
て、例えばRS−232Cを通信インタフェースとした
場合の一般的な通信の手順を示す。
【0070】図示のように、検査装置150に通信アダ
プタ141が接続され、さらに通信アダプタ141に別
の機器151を接続することができる。検査装置150
と通信アダプタ141及び別の機器151との間ではぞ
れぞれRS−232Cのプロトコルで通信が行われる。
検査装置150から通信アダプタ141(又は別の機器
151)へデータを送る場合、検査装置150のCT
S、TX及びRTSの3本のラインを用いて次の手順で
通信する。まず、矢印Cで示すように、検査装置150
から通信アダプタ141(又は別の機器151)へ向け
て、これからデータを送る旨をRTSラインで伝える。
これに応答して、矢印Aで示すように、通信アダプタ1
51(又は別の機器151)は、受信可能状態であれ
ば、その旨をRTSラインで検査装置150に伝える。
これに応答して、検査装置150は、矢印Bで示すよう
に、データをTXラインから送信する。
【0071】ところで、装置150、141、151の
出力回路は一般に図7に示すように、出力信号がHレベ
ルのときは一方のトランジスタ152のみがONとなり
VDDと出力ポート156が導通し、出力信号がLレベル
のときは他方のトランジスタ154のみがONとなりV
SSと出力ポート156が導通する。ところが、上記のよ
うな通信アダプタ141を用いた場合、もし、通信アダ
プタ141の出力ポートと他の機器151の出力ポート
とが直接接続されていると、通信アダプタ141のVDD
(又はVSS)と他の機器のVSS(又はVDD)とがショー
トしてしまうという問題が出てくる。
【0072】図8は、上記の問題をなくすための通信ア
ダプタ141内のコネクタ143,147に関わる電気
配線を、RS−232Cを例にとり示す。
【0073】上記問題が生じるラインは、検査装置15
0の受信ライン、つまり、RXライン153とCTSラ
イン155に関わる部分である。検査装置150内で
は、RXライン153とCTSライン155は例えばマ
イナス電圧にプルダウンされている。この検査装置15
0のRXライン153とCTSライン155に対して、
通信アダプタ141内の2本のライン163と165が
直接接続されている。この2本のライン163、165
は、通信アダプタ141や他の機器151の出力ポート
(つまり、通信アダプタ141内の通信インタフェース
回路179のTXポート183やRTSポート185、
及び他の機器のTXポート193やRTSポート19
5)に直接接続されるのではなく、それらTXポート1
83、193やRTSポート185、195によりON
/OFF制御されるスイッチングトランジスタ171、
175、173、177のエミッタ・コレクタパスを通
じて、例えばプラス電源へ接続されたり切り離されたり
するようになっている。要するに、通信アダプタ141
と他の機器151の出力信号のワイヤードオア回路が通
信アダプタ141内に設けられており、その回路による
オア信号がライン163、165上に作られて検査装置
150へ送られるようになっている。この構成により、
通信アダプタ141と他の機器151の出力ポート同士
が直接接続されないので、上記ショートの問題が無くな
る。
【0074】図9と図10は、通信アダプタの節電のた
めの構成を示す。
【0075】図9に示すように、通信アダプタ201
は、通信処理のためのCPU203を備えるが、CPU
203にクロックを提供する部分で比較的に多くの電力
を消費する。そこで、検査が行われるときに、検査装置
200から割り込み信号205を通信アダプタ201の
CPU203に与えるようにし、CPU203では、割
り込み信号205が入ると正常速度のクロックの供給を
開始して(ウェイクアップ)通信処理を開始し、通信処
理が終わるとクロックを遅くして(スリープダウン)、
次の割り込みまでスリープ状態(節電モード)となるよ
うにする。
【0076】図10は、そのためのCPU203のフロ
ーを示す。CPU203は、クロック速度を落としたス
リープ状態において、検査装置201から割り込み信号
205が入ると(S1)、ウェイクアップつまりクロッ
クを通常速度に上げて通常に処理が行えるウェイク状態
となる(S2)。ウェイク状態で、検査装置200から
データを受信すると(S3)、受信データを図1に示し
た子ノード27に赤外線通信で送る(S4)。データを
受信しない間はタイムカウントを行い、タイムアウトつ
まりデータを受信せずに所定時間が経過すると(S5で
Yes)、スリープダウンして節電モードとなる(S
6)。
【0077】図11は、検査装置と通信アダプタとを接
続するコネクタの形態例を示す。
【0078】検査装置と通信アダプタとの間は、例えば
RS―232Cのような通信インタフェースの接続だけ
でなく、検査装置から通信アダプタに電源を供給するた
めの電源ラインの接続も通常は行われる。図11(A)
の形態では、検査装置の接続窓205内に、通信インタ
フェースのコネクタ207と、電源ラインのコネクタ2
09とが別個に設けられており、通信アダプタ側もこの
2つのコネクタ207、209に繋がる2つのコネクタ
を有する。この形態では、2つのコネクタを要する分だ
け部品代がかさみ、また、2つのコネクタの配置につい
て高い位置精度も必要である。一方、図11(B)の形
態例では、通信インタフェース用のコネクタ207の中
には使用されていない端子が多いことに着目して、その
使用されていない端子中の2つの端子209,211
(例えば、D−SUB25コネクタの9番と10番端子
など)を電源ラインに利用して、1つのコネクタ207
で接続できるようにしている。これにより、部品代が減
り、高い位置精度も不要となる。
【0079】図12に示すように、通信アダプタは電池
駆動とすることにより、検査装置からの電源供給を不要
とすることもできる。
【0080】ずなわち、通信アダプタ211は、電池2
13からCPU215、通信インタフェース回路217
及びLED表示回路219などの一切の回路に電力を供
給する。
【0081】図13は、電池の消耗を自動報知できるよ
うにした電池駆動の通信アダプタを示す。
【0082】すなわち、通信アダプタ211は、電圧検
出回路221で電池213の電圧が閾値と比較して、電
池電圧が閾値以下になると制御回路(例えばCPU)2
23に通知し、制御回路223はその通知に応答して表
示回路219に電離消耗の表示を行わせる。或いは、通
信インタフェース217から他の機器、例えば、検査装
置や子ノードなどに電池切れを通知して、それらの機器
からユーザに電池切れを報知してもらうこともできる。
【0083】図14は、通信アダプタの赤外線発光部の
構成例を示す。
【0084】通信アダプタの赤外線投受光部227は、
検査装置のケーシング225の表面から突出しており、
異なる方向に投光領域を指向させられた複数個の赤外線
発光器(例えば、赤外線発光ダイオード)229,23
0,231、及び受光センサ(例えば、赤外線フォトダ
イオード、図示省略)を有する。個々の赤外線発光器の
投光領域の視野角232、233、234は30度程度
であるが、それらを方向を違えて並べ、且つ発光器22
9,230、231をケーシング225表面から突出さ
せてケーシング225に遮られることによる死角の発生
を無くしているので、最大限に広い範囲へ赤外線を投光
でき、よって、検査装置や子ノードなどの配置の自由度
が高まり、赤外線通信も確実に行える。
【0085】図15は、赤外線発光器の視野角を広げる
ための別の形態例を示す。
【0086】図15(A)に示すように円錐ミラー24
1を用いたり、図15「(B)に示すように魚眼レンズ
を用いたりして、赤外線発光器239の投光領域を広げ
ることもできる。この場合、投光領域を広げても通信に
必要な光の強度が確保できるように、発光器239のパ
ワーを選択する必要がある。
【0087】図16は、ユーザシステム9内の個々の検
査装置から、センタシステム31のような外部機関まで
の通信経路における情報記憶のための構成例を示す。
【0088】矢印269、277、285で示すよう
に、個々の検査装置251で収集された生体情報は、通
信・中継システム257の子ノード253と親ノード2
55を通じて、センタシステム31のような外部機関2
56に送られる。また、矢印287、279、271で
示すように、外部機関256から発信された情報が、通
信・中継システム257の親ノード255、子ノード2
53、検査装置251へと伝達される場合もある。この
ような通信過程において、常に良好な通信路が全ての装
置251、253,255,256間で確保されるとは
限られず、また、各装置251、253,255,25
6は各々の処理状況などに応じ各々に都合のよいときに
通信を行えることが望ましい。そのために、図示のよう
に、ユーザシステム9内の各装置251、253,25
5,256はそれぞれ不揮発性の記憶装置(例えば、フ
ラッシュROM、EEPROM、各種ディスク、ICカ
ードなど)259、261、263を備えて、受信した
データ又は送信すべきデータをその不揮発性記憶装置に
保存するようになっている。或いは、それらの装置25
1、253、255、256の中の少なくとも1種類の
装置、例えば通信・中継システム257の子ノード25
3、が不揮発性の記憶装置261を備えて、そこにデー
タ保存するようになっている。これにより、通信障害が
生じてもデータの再送が可能であり、また、ユーザが必
要に応じて過去のデータを閲覧することもできる。
【0089】不揮発性記憶装置259、261、263
として、特に、フロッピディスクや光磁気ディスクやミ
ニディスクやDVDなどの可搬媒体を用いた場合には、
その可搬媒体に保存したデータをパーソナルコンピュー
タなどの他の機器に容易に渡せるので、パーソナルコン
ピュータがもつ多彩なアプリケーションを駆使してデー
タの閲覧、編集、分析などの活用が容易である。
【0090】上記のように検査装置251や通信・中継
システムの子ノード253や親ノード255にデータ保
存機能を持たせるだけでなく、検査装置に取りつけられ
る赤外線通信アダプタにデータ保存機能をもたせること
もできる。
【0091】図17は、データ保存機能をもった赤外線
通信アダプタの構成を示す。
【0092】この通信アダプタ285は、検査装置や子
ノードなどからのデータを入力部187で受信すると、
その受信データをCPU285が不揮発性メモリ295
(例えばフラッシュROM,EEPROMなど)に保存
する。また、データを子ノードや検査装置などへ出力す
るときは、CPU289が不揮発性メモリ295からそ
のデータを読み出し、出力部291を通じて子ノードや
検査装置などへデータを送信する。通信アダプタ285
の電源293が切れた場合でもデータが失われることが
なく、通信障害でデータ送信に失敗しても、保存してあ
るデータを再送信できる。
【0093】図18は、図16や図17に示した不揮発
性記憶装置内でのデータの保存の仕方を示す。
【0094】図18(A)の保存の仕方は、所定の保存
領域301に矢印で示すようにデータブロック303−
1、303−2、…、303−Nを発生順に書き込んで
いき、領域301が満杯になると、新たなデータブロッ
クが発生したときに、最も古いデータブロック301−
1を消去して、そこに新たなデータブロックを書き込む
という方法である。つまり、リングメモリのように不揮
発性の保存領域301を使用していく。図18(B)の
保存の仕方は、全体の保存領域301を複数のサブ領域
305、307、309に区分して、各サブ領域を各ユ
ーザ(例えば、家族の各メンバ)に割り当て、各サブ領
域をそれぞれリングメモリのように使用する方法であ
る。
【0095】図19は、ユーザシステム9内、及びユー
ザシステム9とセンタシステム31で通信される生体情
報のデータフォーマットを示す。
【0096】図示のように、1単位のデータ(パケッ
ト)は、先頭の開始宣言STXと後尾の終了宣言ETX
との間に、装置種別、装置シリアル番号、使用者識別、
測定値、校正出力、ゲイン設定値、装置の積算使用回
数、装置内の消耗品残量及び測定時刻などのサブデータ
が含まれており、さらに、それらサブデータの全部に関
するチェックサムも含まれている。ユーザシステム9で
は、ユーザの生体情報(装置種別、装置シリアル番号、
使用者識別、測定値、校正出力、ゲイン設定値)と共
に、そのときの検査装置の状態を示す情報(積算使用回
数、消耗品残量)もセンタシステム31へ送るので、ユ
ーザが注意しなくても検査装置の消耗品交換などのメン
テナンスを適切な時期に情報サービスセンタ側で手配す
ることができる。
【0097】データ形式としては、アスキーコード(テ
キストデータ)やバイナリデータなどが採用でき、ま
た、圧縮してデータ量を減らしたり、暗号化して秘密性
を高めたりすることができる。
【0098】図20と図21は、上記のようなフォーマ
ットのデータを検査装置の通信アダプタと子ノードとの
間で赤外線通信するときの信号波形を示す。
【0099】図20に示すように、全体の信号波形は、
先頭のリーダ部と、後続のデータ部に分かれる。リーダ
部は、これからデータを送信することを示す合図で、例
えば、8Tの間(Tは所定周期で例えば0.4m秒)だ
け例えば38kHzで変調した赤外線を発光し、続いて
4Tだけ休む。データ部は、図19に示したようなデー
タを表した2値信号列で、例えば、図21に示すよう
に、値「0」はTだけ38kHz変調赤外線を発し、続
いてTだけ休み、また、値「1」はTだけ38kHz変
調赤外線を発し、続いて3Tだけ休む。
【0100】図22は、各装置間でのデータ通信の手順
を示す。
【0101】図示の例は、検査装置313(例えば、図
1の尿検査装置19)から、赤外線通信アダプタ31
5、通信・中継システムの子ノード317、通信・中継
システムの親ノード319を順に経由して、外部機関3
20(例えば、図1のセンタシステム31)へデータが
送られる場合であるが、どの装置間でも必ず、送信側か
らデータ321、327、333、337を送信する
と、受信側では受信データのチェックサムを計算して、
受信データ内のチェックサム(図19参照)と照合し、
チェックサムが正しいと(323、329、335、3
38)、正常受信と認識して受信通知コード325、3
31、336、339を送信側へ返信する。送信側で
は、受信通知コードを受けて通信成功を認識する。
【0102】図23は、通信エラーの場合の手順を示
す。
【0103】例えば、送信側341がデータ345を送
信したところ、受信側347は、その受信したデータ3
45のチェックサムが間違っていた場合(347)、受
信通知コードを返信しない。送信側341は、データ送
信後受信通知コードを受けずに所定時間(例えば、通信
アダプタと子ノード間の赤外線通信の場合500m秒程
度)が過ぎると(タイムアウト355)、送信失敗と認
識する。送信側341は、送信失敗を認識すると、同じ
データの再送信を試みる(リトライ351)。リトライ
を繰り返しても、送信失敗が所定回数(例えば3回)続
くと(361)、送信側341は通信エラーと判断し
(363)、所定のエラー処理を行なう。
【0104】図24と図25は、エラー処理の例を示
す。
【0105】図24の例は、検査装置313から送った
データ371が、通信アダプタ315に正常に受信さ
れ、続いて赤外線通信で子ノード317に正常に受信さ
れたが、子ノード317と親ノード319との間で送信
失敗が生じた場合である。子ノード317は、その後所
定回の送信リトライ379を行うが、それでも失敗の場
合、通信エラーと判断して(381)、エラー処理に入
る。エラー処理では、例えば次のような動作を行うこと
ができる。子ノード317は、自分で液晶表示器やLE
D表示器やスピーカなどのメッセージ出力装置をもって
いるので、そのメッセージ出力装置からエラーメッセー
ジを出力することができる(383)。また、エラー通
知コード385を送信元側へ返信することもできる。こ
の場合、子ノード317からのエラー通知コード385
は通信アダプタ315に受け取られ、これに応答して通
信アダプタ315はエラー通知コード387を検査装置
313に送り、これに応答して検査装置289は自己の
液晶表示器やLED表示器にエラーメッセージを表示し
ている(389)。また、子ノード317は、送信失敗
したデータを自己の不揮発性記憶装置に保存しており、
ユーザが子ノード317がもつ所定の再送スイッチを押
すと、子ノード317は保存してあるデータ393を親
ノード319に再送する。
【0106】図25の例は、検査装置313から送信さ
れたデータ395が通信アダプタ315に正常に受信さ
れたが、通信アダプタ315と子ノード317との間の
赤外線通信で送信失敗が生じた場合である。通信アダプ
タ315は、所定回送信リトライ401を行うが、それ
でも送信失敗の場合、通信エラーと認識し(403)、
エラー処理として、例えば、エラー通知コード405を
送信元である検査装置313に送ったり、送信失敗した
データを自己の不揮発性記憶装置内で消さずに保存して
おいて、後にこの通信アダプタ315がもつ再送スイッ
チがユーザにより押されると、その保存しておいたデー
タ411を子ノード317へ再送したりする。また、検
査装置313では、エラー通知コード405を受ける
と、自己の液晶表示器又はLED表示器にエラーメッセ
ージを表示する。
【0107】図24、図25に示したエラー処理の動作
は単なる例示に過ぎず、他の動作を加えることも、上記
の動作の一部を省略することもできる。例えば、通信ア
ダプタ315に表示器が付いていれば、通信アダプタ3
15でエラー表示を行うこともできる。また、検査装置
313にも、データを保存しておいて、通信アダプタ3
15の再送スイッチ(409)が押されると(又は、検
査装置313の再送スイッチが押されると)、検査装置
313に保存したあるデータを再送する機能を持たせる
こともできる。
【0108】特に子ノード317が携帯型の場合、子ノ
ード317がトイレブース内の規定の設置場所から移動
される可能性があるので、通信エラーは通信アダプタ3
15と子ノード317の間の赤外線通信で発生し易い。
そこで、通信エラー発生時のエラーメッセージの表示機
能や、データを保存し再送スイッチで再送する機能は、
特に赤外線通信の手前の送信元である通信アダプタ31
5や検査装置313に具備させることが望ましい(通信
アダプタ315と検査装置313のいずれか一方でも、
双方でもよい)。
【0109】図26は、通信・中継システムの子ノード
の正面図を示す。
【0110】子ノード421は、無線電話端末や携帯電
話のように、スピーカ425、液晶表示器427、テン
キーや機能キーを含むキーセット429、ジョグダイヤ
ル430、マイクロフォン431などをケーシング表面
に備える。更に、子ノード421は、検査装置の通信ア
ダプタと赤外線通信を行うための赤外線送受信器423
を、通常の使用状態でユーザの手で覆われる可能性の小
さい場所、例えばケーシング上部、に備える。或いは、
赤外線送受信器423は、検査装置の通信アダプタ(ト
イレブース内で子ノード421より下方に位置すること
が多い)との赤外線のやり取りがし易く、かつユーザの
手で覆われにくい場所、例えば点線で示すようなケーシ
ングの下部432Aや端付近432Bなど、に配置され
ても良い。
【0111】図27は、図26に示した子ノード421
の赤外線送受信器423内の特に赤外線発光器の配置例
を示す側面図である。
【0112】赤外線送受信器423は子ノードの通常の
通話時にユーザの手で覆われない位置にあり、この赤外
線送受信器423内には、通信アダプタに赤外線を送る
ための複数個の発光器(例えば、赤外線発光ダイオー
ド)433、435、437がある。これらの複数個の
発光器433、435、437は、その投光領域が異な
る方向に指向するように並べられている。個々の発光器
433、435、437の投光領域の視野角439、4
41、443はそれぞれ30度程度であるが、それらを
方向を違えて並べているので、最大限に広い範囲へ赤外
線を投光できる。例えば、3個の発光器433、43
5、437で90度程度の範囲をカバーできる。よっ
て、検査装置及びこの子ノード421の設置場所選択の
自由度が高まり、また、子ノード421をトイレブース
内で多少移動させても、赤外線通信も確実に行える。
【0113】図28は、赤外線通信だけでなくキーセッ
ト429からもデータが入力できるようにした子ノード
の内部構成の一例を示す。
【0114】図示のように、データ処理を行うCPU4
45に、キーセット429、ジョグダイヤル430、メ
モリ449、通信インタフェース回路447、キーボー
ドインタフェース回路457などが接続されている。検
査装置からの赤外線で送信されるデータは通信インタフ
ェース回路447に受信されてCPU445で処理さ
れ、そして、通信インタフェース回路447から電波通
信などにより親ノードへ送られる。一方、赤外線通信に
対応していない検査装置で測定した測定値(例えば、通
常の体脂肪計で測った体脂肪率など)や、ユーザのコメ
ント(例えば、体調や自覚症状など)は、ユーザがキー
セット429を用いて子ノードに入力することができ、
そのキー入力データも、CPU445によって処理さ
れ、通信インタフェース回路447から電波通信などに
より親ノードへ送られる。キー入力の方法は、測定値で
あればテンキー451を通常に使えば良いし、テキスト
であれば、例えば、文字モード選択キー453で英字や
カナ文字などを選択した上で、テンキー451を用い
て、例えば、ア行は「1」キー、カ行とA、B、Cは
「2」キーなどといったキー割り当てに従って入力する
ことができる。1つの事項の入力終了で例えばEnterキ
ーを押す。また、キーボードインタフェース回路457
にコンピュータ端末用のキーボード459を繋ぐと、よ
り容易にキー入力ができる。
【0115】また、キー入力の際、ジョグダイヤル43
0を回すことで、キー入力された測定値やコメントの項
目名(例えば、体脂肪率、体重、摂取カロリー、コメン
トなど)をCPU445に指定することができる。
【0116】このように、数値やコメントをユーザから
子ノードに直接入力できることで、生体情報の内容が充
実したものとなる。特に、その生体情報を医療機関で医
師が診断する場合、体調や自覚症状などのコメントは正
確な診断結果を出すのに非常に有益である。
【0117】図29は、キー入力された数値やコメント
のデータの通信時のフォーマットを示す(因みに、赤外
線通信で検査装置から来るデータのフォーマットは図1
9に示したとおりである。)。
【0118】図29(A)は、数値データのフォーマッ
トで、開始宣言STXと終了宣言ETXの間に、測定項
目名、使用者識別、測定値、入力時刻、チェックサムな
どのサブデータが含まれている。図29(B)は、コメ
ントのフォーマットで、開始宣言STXと終了宣言ET
Xの間に、使用者識別、コメントテキスト、入力時刻、
チェックサムなどのサブデータが含まれている。
【0119】図30は、データを音声入力できるように
した子ノードの内部構成例を示す。
【0120】マイクロフォン431から入力された音声
(測定値やコメントを喋ったもの)が、例えばCPU4
81内で、音声認識部489によって認識されてテキス
トデータに変換され、データ処理部491へ渡されて図
29(A)又は(B)に示したようなフォーマットデー
タにされて、無線通信回路485から親ノードへ送信さ
れる。勿論、図28に示した子ノードと同様に、赤外線
通信回路483を通じて検査装置からのデータを受ける
し、キーセット429からも測定値やコメントがテキス
ト入力でき、音声入力又はキー入力されたデータの項目
名はジョグダイヤル430で指定することができる。
尚、図30中の音声通話部487は、この子ノードを電
話機として使用して音声通話を行うときに通話信号の送
受を行うものである。
【0121】図31は緊急ボタンを有した通信・中継シ
ステムの子ノードの正面図であり、図32はこの子ノー
ドの内部構成と処理を示すブロック図である。
【0122】図31に示すように、子ノード491のケ
ーシング表面の操作しやすい適当場所、例えば正面のキ
ーセット429付近に、他のキーより大きいサイズの緊
急ボタン493が設けられている。図32に示すよう
に、ユーザが緊急ボタン493を押すと、子ノード内の
CPU495が、緊急ボタン493の押圧を認識して
(S11)、不揮発性メモリ499内に予め登録されて
いる外部機関の電話番号(例えば、図1に示した情報サ
ービスセンタ3の電話番号など)を読み出し(S1
2)、親ノードを通じてその電話番号へ自動的に電話発
信する(S13)。これにより、ユーザは適当な外部機
関(例えば、情報サービスセンタ3)と直ちに音声通話
をすることができる。ユーザの病状が急に悪化したよう
な場合、緊急ボタンを利用して外部機関へ連絡して、適
切な対応を要請することができる。
【0123】なお、緊急ボタンを押したときの発信先の
電話番号は、必ずしも子ノードに保存されている必要は
なく、親ノードに保存されていても良い。また、子ノー
ドだけなく親ノードにも緊急ボタンを付けたり、検査装
置に緊急ボタンをつけて、子ノードからも親ノードから
も緊急発信を行えるようにすることもできる。
【0124】図33は、ユーザシステム9内の各種装置
(親ノード、子ノード、検査装置、通信アダプタ)に搭
載されるマイクロコンピュータの構成例を示す。
【0125】マイクロコンピュータは、CPU501
と、そのプログラムを格納したプログラムROM503
と、他の装置と通信するための通信インタフェース回路
505などを備える。プログラムROM503は書換可
能なROM(例えば、フラッシュROM、EEPROM
など)である。プログラムのバージョンアップやバグ修
正や追加などがあった場合、例えば情報サービスセンタ
3から通信で送られてくる新しいプログラムを、通信イ
ンタフェース回路505を通じてCPU501が受け
て、プログラムROM503内のプログラムを更新する
ことができる。これにより、バグ修正、ソフト面での機
能改良、新設の周辺機器へのソフト面での対応などが容
易に行える。
【0126】図34は図1に示した通信・中継システム
29の親ノード25の構成例を示す。
【0127】親ノード25は、外線と通信する外線通信
回路517、子ノードと通信する内線通信回路519、
送受信データ等を保存する不揮発性記憶装置525、受
信データを印刷する外部接続された又は内蔵のプリンタ
515、ユーザが操作するキーセット513、各種メッ
セージを表示する表示回路511、ユーザの個人識別を
行う個人識別部521、及びこれらを制御する制御部5
23などを有する。キーセット513は、テンキー52
7や機能キーの他に、印刷ボタン529を有する。
【0128】制御部523は、キーセット513の操作
で、通常モードと保存モードのいずれかに設定できる。
通常モードでは、制御部523は、どの発信元からの着
信に対しても、データ受信の直後にそのデータをプリン
タ515へ送って印刷する。一方、保存モードでは、制
御部523は、情報サービスセンタ3からの着信に対し
ては、受信データを不揮発性記憶装置525に一旦保存
し、印刷ボタン529が押されたときにそのデータをプ
リンタ515へ送って印刷する。保存モードでも、情報
サービスセンタ3以外の発信元からの着信に対しては、
通常モードと同様に動作する。
【0129】図35は制御部523の保存モードにおけ
る着信時の処理流れを示す。
【0130】外線通信回路517に着信があると外線通
信回路517を制御して自動応答し(S21)、次に発
信元を識別し、発信元が情報サービスセンタ3である場
合には、情報サービスセンタ3からのデータを受信し
(S23)、受信データを不揮発性記憶措置525に保
存する(S24)。情報サービスセンタ3からの受信デ
ータの内容は、ユーザの生体情報の加工結果や診断結果
であるが、これを不揮発性記憶装置525に保存する場
合、後に個人別にデータを検索できるように受信データ
を保存する。データ受信及び保存終了後、待機状態に戻
る(S25)。一方、発信元が情報サービスセンタ3以
外のところであった場合は、その発信元からデータを受
信し(S26)、これを直ちにプリンタ515へ送って
印刷する(S27)。印刷終了後、待機状態に戻る(S
25)。
【0131】図36は、印刷ボタン529が押された時
の制御部523の動作を示す。
【0132】印刷ボタン529が押されると(S3
1)、制御部523は、個人識別部521を動作させて
誰のデータを印刷するのかを識別する(S32)。この
個人識別は、例えば、ユーザにキー入力で指定させる、
ユーザの指紋や音声を入力して自動識別するなど、種々
の方法が採用できる。ユーザは、一人の個人だけを指定
することも、家族全員を指定することもできる。次に、
制御部523は、識別した個人又は全員のデータを不揮
発性記憶装置525から検索して読み出し(S33)、
これをプリンタ515へ送って印刷する(S34)。
【0133】図37は、ユーザシステムの別の構成を示
す。
【0134】ユーザシステム531は、種々の生体検査
装置(例えば、尿検査装置、血流検査装置、体脂肪検査
装置、体重計など)535、537、…と、種々の環境
測定装置(例えば、温度計、湿度計、気圧計、時計な
ど)539、541、…と、データ活用装置(例えば、
ユーザの健康状態に適した食事メニューを出力する調理
支援装置、ユーザの健康状態に応じて風呂温度を自動設
定する風呂システム、ユーザに適した運動プログラムを
設定するアスレチックシステムなど)543、545、
…を、ユーザ住居内の適当場所に備える。更に、ユーザ
システム531は、センタシステム557や病院システ
ム559などの外部機関と電話接続すると共に家庭内各
部へ内線チャンネル547を張り巡らすホームテレホン
システム549、及び豊富なアプリケーションを駆使し
て様々な情報処理を行うパーソナルコンピュータシステ
ム551などを備える。これらの装置535〜551
は、家庭内の通信網533(有線、電波、赤外線、上記
ホームテレホンの内線チャンネル547、家庭内LAN
など)で相互通信可能に接続される。
【0135】ところで、上記装置535〜551の全部
がユーザシステム531に必ずしも存在する必要はな
い。また、上記装置535〜551の全部が家庭内通信
網533で結ばれる必要はなく、スタンドアロンで動作
する装置があってもよい。例えば、パーソナルコンピュ
ータシステム551は、他の装置と通信可能に結ばれて
いなくても、既に説明したように可搬記録媒体を用いて
他の装置とデータを共有することができる。同様に、生
体検査装置や環境測定装置やデータ活用装置の中にも、
スタンドアロンで動作するものがあってもよい。また、
同種の通信チャンネルで全装置間が結ばれている必要も
なく、異種類の通信チャンネルを用いても良い。例え
ば、生体検査装置535、537と環境測定装置53
9、541はホームテレホンシステム549内の特定の
内線端末(子ノード)に赤外線チャネルで結ばれ、パー
ソナルコンピュータシステム551はホームテレホンシ
ステム549の内線チャンネル547の一つに接続され
てホームテレホンシステム549の内線端末の一種とし
て機能でき、また、データ活用装置543、545とパ
ーソナルコンピュータシステム551とが家庭内LAN
で結ばれる、というようにである。
【0136】ホームテレホンシステム549は、公衆電
話網553を介して外部機関557、559と接続す
る。一方、パーソナルコンピュータシステム551は、
公衆電話網553だけでなく、インターネット555の
ようなコンピュータネットワークを通じて外部機関55
7、559と接続することができる。
【0137】このようなユーザシステム531は、非常
に自由度が高く高度で複雑なサービスをユーザに提供す
ることができる。特にパーソナルコンピュータシステム
をユーザシステムに導入すると、それが他の装置と通信
可能に接続されていれば尚更であるが、スタンドアロン
であっても、アプリケーションの多彩さやインタネット
通信機能などを活用して様々な利点を得ることができ
る。
【0138】例えば、情報サービスセンタからの加工生
体情報や診断結果をインターネットなどを通じて受信し
て、パーソナルコンピュータ内の大容量のディスクに長
期間保存することができる。また、情報サービスセンタ
のシステムがもつ豊富なデータを、パーソナルコンピュ
ータの例えばウェブブラウザを用いて閲覧したり、有用
な情報をダウンロードしたりすることもできる。情報閲
覧の際には、ダイヤルアップの電話番号で閲覧内容を制
限する、個人認証(パスワード照合や指紋照合など)を
用いて閲覧内容を制限するなど、他人のプライバシーを
守るための制御も可能である。また、パーソナルコンピ
ュータ内のアプリケーションを用いて、生体検査装置か
らの測定結果や、情報サービスセンタからの診断結果な
どのバイナリデータやテキストデータをグラフ化するな
どしてビジュアルに編集し表示することができる。ま
た、生体検査装置で測定されたデータだけでなく、例え
ば、年齢、性別、職業、身長などの追加の情報も加え
て、同時に表示したりすることもできる。特に身長と体
重に関しては、BMI値をグラフ化して表示することに
より、健康管理に役立つ。また、アプリケーションに年
齢別や性別などによる標準値も登録しておき、測定結果
と併せて標準値も表示するようにしてもよい。パーソナ
ルコンピュータのアプリケーションにより、各人の測定
結果や診断結果に応じた食事メニューや運動メニューを
生成して、これを、調理支援システムやアスレチックシ
ステムに、通信又は可搬媒体を用いて入力することもで
きる。電子メール機能を用いて、詳細な診断結果をユー
ザに提供したり、詳細なコメントをユーザから情報サー
ビスセンタに送ったりすることもできる。ユーザがイン
ターネットにアクセスした「ついでの時」や、ウェブ自
動巡回ソフトなどを用いて深夜の間などに、必要な情報
を情報サービスセンタからダウンロードすることもでき
る。
【0139】図38は、ユーザシステムのパーソナルコ
ンピュータが情報サービスセンタから情報をダウンロー
ドするときの動作例を示す。
【0140】パーソナルコンピュータは、情報サービス
センタに対して、加工された生体情報や診断結果などの
ダウンロードを要求する(S31)。すると、情報サー
ビスセンタから認証キーの入力が要求されるので、それ
を入力すると、情報サービスセンタ側で認証が行われ
(S32)、認証結果が返される(S33)。認証失敗
の場合は、エラーを表示し(S34)、認証成功であれ
ば、情報サービスセンタから加工された生体情報や診断
結果や、もし有れば付属のデータ(例えば、各測定項目
に関する目標値や許容範囲や標準値など)を受信し、デ
ィスクに保存する(S35)。次に、必要に応じてユー
ザの手入力も加えながら(S36)、受信したデータを
グラフなどの利用し易い形態に編集したり、必要な演算
などを行って表示データを作成し(S37)、それを表
示したり(S38)プリントアウトしたりする。
【0141】図39は、ユーザシステムの血流検査装置
における赤外線送受信部の配置の例を示す。
【0142】図示の血流検査装置601は、トイレット
ペーパ609を保持するペーパーホルダ603に設置さ
れたものであり、ペーパーホルダ603の上部に配置さ
れた、ユーザの指613を挿入するためのトンネルをも
ったアーチ型の指血圧センサ部605や、ユーザから見
てペーパーホルダ603の手前側の壁面に設置されたユ
ーザの腕617を載せるためのアームレスト611など
を有している。また、この血流検査装置601の赤外線
送受信部607は、ユーザから見て、ペーパホルダ60
3におけるトイレットペーパ609より向こう側の部分
に配置されている。
【0143】図示のように、この血流検査装置601の
使用中は、ペーパホルダ603の上部やユーザから見て
手前側の部分が、ユーザの手615や腕617によって
覆われる。しかし、トイレットペーパ609より向こう
側の赤外線送受信部607が配置された箇所は、検査中
でもユーザの身体で覆われることなく露出している。そ
のため、この血流検査装置601とトイレブース内の子
ノードとの間の赤外線通信は、ユーザの身体に邪魔され
ることなく確実に行われる。
【0144】上記の血流検査装置601と同様に、他の
生体検査装置においても、赤外線送受信部は、検査中に
ユーザの身体によって覆われてしまわない箇所に配置さ
れていることが望ましい。
【0145】図40は、トイレブース内の生体検査装置
と子ノードとの間の赤外線通信を確実に行えるようにす
るめのトイレブースの構造例を示す。
【0146】トイレブース内には、尿検査装置621を
始めとする各種の生体検査装置と、それら生体検査装置
と赤外線で通信する子ノード23とが、それぞれ適当箇
所に設置されているが、それらの赤外線通信を確実に行
えるようにするために、トイレブースの壁625、62
7、629や床631や天井(図示せず)の一部又は
(可能なら)全部が、赤外線の反射率の高い素材や色を
もった材料で作られている。そうすることにより、図示
のように、例えば尿検査装置621の赤外線送受信部6
22と、子ノード623の赤外線送受信部624との間
の直線経路(主たる赤外線通信経路)が棚641などで
遮断されていても、矢印633で示すような壁635で
反射する別の経路を通って、両者間の赤外線通信が行え
る。
【0147】同様に、トイレブースに限らず、生体検査
装置が配置された部屋の壁や床や天井は、その表面で反
射した経路を通って検査装置と子ノード間で赤外線通信
を行なうのに十分な程度に高い赤外線反射率をもった素
材又は色の材料で作られることが望ましい。
【0148】或いは、図示の棚641や図示しない手摺
など、赤外線通信経路を遮る可能性のある設置物は、赤
外線の透過率の高い材料で作られていることが望まし
い。合成樹脂製のものであれば、例えばアクリル製より
もポリカーボネート製の方が、赤外線透過率が高いので
望ましい。それにより、例えば尿検査装置621と子ノ
ード623との間に棚641が存在していても、棚64
1を透過して矢印643のような経路で赤外線通信が可
能である。
【0149】同様に、トイレブースに限らず、生体検査
装置が配置された部屋内の赤外線通信経路を遮る虞のあ
る設置物は、それを透過した経路を通って検査装置と子
ノード間で赤外線通信を行なうのに十分な程度に高い赤
外線透過率をもった材料で作られることが望ましい。
【0150】図41は、生体検査装置の設置スペースを
最小限にするための、トイレブース内の手摺を利用した
生体検査装置の例を示す。
【0151】トイレブース内の壁に取り付けられた手摺
651、651の、便器に腰掛けたユーザが自然に両手
で掴むことができる箇所に、体脂肪計、心電計、指血圧
計、脈波形センサーなどの手接触で生体情報を得る検査
装置の、ユーザ身体に接触する電極などの接触子65
3、653が設けられている。それらの検査装置の本体
は、同様に手摺651、651内に組み込まれていても
よいし、或いは、壁や天井の裏側などに配置されていた
り、トイレブースの便器背後や天井近くの空間などよう
に通常使用されず且つ目障りにもならないデッドスペー
スに配置されていたり、トイレブースとは別の部屋に配
置されていたりすることができる。このように、手摺に
検査装置の接触子を設け、検査装置の本体も手摺やその
他邪魔にならない場所に配置することで、トイレブース
における検査装置の設置スペースが最小限になり、トイ
レブース内の空間が狭くなったり、多くの検査装置が目
障りになったりすることが避けられる。また、或る検査
装置が、別の検査装置の赤外線通信経路を遮ってしまう
可能性も減る。更に、ユーザが自然に手摺を掴んでいる
間に検査を行うことができるので、ユーザが検査してい
るという意識から心理的に緊張してしまう虞も減り、特
に心理的な影響を受け易い心電や脈拍などの検査を正確
に行える。
【0152】同様に、トイレブースだけでなく、手摺が
設けられている部屋、例えば浴室や脱衣所などでは、そ
の手摺内に生体検査装置を設置することができる。
【0153】ところで、上述したユーザの検査中の心理
的な緊張を減らすという観点からは、生体検査装置や子
ノードなどが検査時の動作や状態をユーザに知らせるた
めに発するブザーなどの告知音の音量を、ユーザが自由
に調節して、その部屋の外には漏れない十分小さい音量
又はゼロに絞ることができるよう、音量調節又は音量オ
ン・オフの機能が設けられていることが望ましい。検査
していることを他の人に知られることを気にするユーザ
が少なからずおり、そうしたユーザは、装置の告知音を
消すか小さく絞って他人に知られる虞を無くすことで、
平常な心理状態で検査を行うことができる。
【0154】図42は、複数の生体検査装置を異なる部
屋に設置したユーザシステムの例を示す。
【0155】例えば、トイレブース661、居間663
及び脱衣所665にそれぞれ、子ノード677、67
9、681が設置され、子ノード677、679、68
1は親ノード683(例えば、パーソナルコンピュー
タ)と通信可能である。そして、例えば、トイレブース
661には、大便成分検査装置667及び尿成分検査装
置669が設置され、脱衣所665には体重検査装置6
73と体脂肪検査装置671が置かれ、また、時には体
脂肪検査装置671が居間663に移されて使われるこ
ともあり、更に、血圧検査計675は携帯型であって、
どの部屋661、663、665でも好きなところに持
っていって使うことができる。
【0156】このように、複数の部屋に子ノードをそれ
ぞれ設置して、どの部屋でも生体検査が行えるようにす
ることで、各種の検査を、それぞれについてユーザの都
合の良い部屋で行うことができ、また、携帯型の検査装
置を使えば、ユーザは好きな場所に自由に行って検査を
行うことができる。
【0157】なお、個々の検査装置それ自体、特に携帯
型の検査装置それ自体に、子ノードの機能つまり親ノー
ドとの通信機能を持たせることで、検査場所をユーザが
全く自由に選べるようにすることもできる。
【0158】図43は、子ノードと親ノードとの間の通
信方法の一態様を示す。
【0159】この通信方法では、子ノード681と親ノ
ード683との間の通信を開始するための要求(トリ
ガ)は、必ず親ノード683から発する。子ノード68
1は、測定した生体情報などのデータを自身のメモリに
蓄積しておき、後に親ノード683からのトリガに応答
して、メモリに蓄積してあったデータを親ノード683
に送信する。親ノード683は、子ノード681からの
データを正常に受信し終われば、成功確認(ACK)信
号を子ノード681に返し、これで1回の通信は終了す
る。一方、子ノード681からデータを正常に受信でき
なかった場合には、親ノード683は失敗確認(NA
K)信号を子ノード681に返し、子ノード681はN
AK信号を受けると、所定時間後又はランダムな適当時
間後に、データの再送信を行う。
【0160】このように、親ノード683からのトリガ
ーで通信を開始することにより、親ノード683は常に
電源を入れておく必要がなくなる。このことは、特にパ
ーソナルコンピュータのように常に電源オンであるとは
限らない機器を親ノード683として使用する場合に、
親ノードと子ノード間の通信失敗を防ぐために重要であ
る。
【0161】以上、本発明の実施形態を説明したが、上
記実施形態はあくまで本発明の説明のための例示であ
り、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な形態
でも実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる生体情報管理シス
テムの全体構成を示すブロック図。
【図2】ユーザシステム9がもつ各種の検査装置(例え
ば、尿検査装置本体17)に取り付けられる赤外線通信
用の通信アダプタの取り付け構造を一例を示す斜視図。
【図3】固定用のボルト113,113の頭部115,
115のの先端面の正面図(A)及びの断面図(B)。
【図4】通信アダプタの別の取り付け構造例を示す斜視
図。
【図5】通信アダプタのさらに別の形態例を示す側面図
(A)と先端面の正面図(B)。
【図6】図5の通信アダプタ141において、例えばR
S−232Cを通信インタフェースとした場合の基本的
な通信の手順を示す説明図。
【図7】一般的なデータ出力回路の構成を示す回路図。
【図8】図5の通信アダプタ141内のコネクタ14
3,147に関わる電気配線を示す回路図。
【図9】検査装置からの割り込み信号で通信アダプタが
動作することを示す説明図。
【図10】通信アダプタの節電動作を示すフローチャー
ト。
【図11】検査装置と通信アダプタとを接続するコネク
タの形態例を示す正面図。
【図12】電池駆動の通信アダプタのブロック図。
【図13】電池駆動の別の通信アダプタのブロック図。
【図14】通信アダプタの赤外線発光部の構成例を示す
側面図。
【図15】赤外線発光部の別の構成例を示す図。
【図16】ユーザシステム9内の個々の検査装置251
から、センタシステム31のような外部機関256まで
の通信経路における情報記憶のための構成例を示すブロ
ック図。
【図17】データ保存機能をもった赤外線通信アダプタ
の構成を示す。
【図18】図16や図17に示した不揮発性記憶装置内
でのデータの保存の仕方を示すメモリマップ。
【図19】通信される生体情報のデータフォーマットを
示す図。
【図20】データを赤外線通信するときの全体的な信号
波形を示す図。
【図21】データを赤外線通信するときデータ部分の信
号波形を示す図。
【図22】データ通信の手順を示す図。
【図23】送信成功が認識できない場合の手順を示す
図。
【図24】エラー処理の例を示す図。
【図25】エラー処理の別の例を示す図。
【図26】通信・中継システムの子ノードの正面図。
【図27】図26に示した子ノードの赤外線送受信器内
の赤外線発光器の配置例を示す側面図。
【図28】測定値やコメントをキー入力できるようにし
た子ノードの内部構成の一例を示すブロック図。
【図29】キー入力された数値やコメントのデータの通
信時のフォーマットを示す図。
【図30】コメントを音声入力できるようにした子ノー
ドの内部構成の一例を示すブロック図。
【図31】緊急ボタンを有した子ノードの正面図。
【図32】緊急ボタンを有した子ノードのブロック図。
【図33】ユーザシステム内の各種装置(親ノード、子
ノード、検査装置、通信アダプタ)に搭載されるマイク
ロコンピュータの構成例を示すブロック図。
【図34】通信・中継システムの親ノードの構成例を示
すブロック図。
【図35】図34の親ノードの保存モードでの制御部の
動作を示すフローチャート。
【図36】印刷ボタンが押された時の制御部の動作を示
すフローチャート。
【図37】ユーザシステムの他の実施形態を示すブロッ
ク図。
【図38】ユーザシステムのパーソナルコンピュータが
情報サービスセンタから情報をダウンロードするときの
動作例を示すフローチャート。
【図39】ユーザシステムの血流検査装置における赤外
線送受信部の配置の例を示す斜視図。
【図40】生体検査装置と子ノードとの赤外線通信を確
保するためのトイレブースの構造例を示す斜視図。
【図41】生体検査装置の設置スペースを最小限にする
ための、トイレブース内の手摺を利用した生体検査装置
の例を示す斜視図。
【図42】複数の生体検査装置を異なる部屋に設置した
ユーザシステムの例を示すブロック図。
【図43】子ノードと親ノードとの間の通信方法の一態
様を示す通信シーケンス図。
【符号の説明】
1 ユーザ住居 3 情報サービスセンタ 5 医療機関 7 公衆通信網 9 ユーザシステム 11 トイレブース 19 尿検査装置 21 血流検査装置 25 親ノード 27 子ノード 29 通信・中継システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有福 潔 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 神崎 景介 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 ZA03

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ住居に設置される生体情報管理シ
    ステムであって、 ユーザを検査して生体情報を取得する生体検査装置と、 前記生体検査装置から通信により前記生体情報を受け
    て、前記生体情報を前記ユーザ住居外の外部機関へ通信
    により送信する送信中継システムと、 送信した前記生体情報に関するユーザ用情報を前記外部
    機関から通信により受信し、受信した前記ユーザ用情報
    をユーザに対して出力する受信出力システムと、を備え
    た生体情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記送信中継システムと前記生体検査装
    置との間は、赤外線チャネルにより通信が行われる請求
    項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記生体検査装置が、赤外線信号を送信
    又は受信する赤外線送受信部を有し、 前記赤外線送受信部が、前記生体検査装置による検査中
    にユーザの身体で覆われない場所に配置されている請求
    項2記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記生体検査装置が設置された部屋の内
    面の一部又は全部が、前記生体検査装置と前記送信中継
    システムとの間で前記内面で反射した経路を通って赤外
    線通信が行なうのに十分な程度に高い赤外線反射率を有
    した材料で作られている請求項2記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記生体検査装置が設置された部屋内
    の、前記生体検査装置と前記送信中継システムとの間に
    存在する設置物が、前記生体検査装置と前記送信中継シ
    ステムとの間で前記設置物を透過した経路を通って赤外
    線通信が行うのに十分な程度に高い赤外線透過率を有し
    た材料で作られている請求項2記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記送信中継システムは、 前記生体検査装置と同一部屋内に設置されて、前記生体
    検査装置と赤外線チャネルにより通信する子ノードと、 前記子ノードと通信すると共に、前記外部機関と通信す
    る親ノードとを有する請求項1記載のシステム。
  7. 【請求項7】 複数の前記子ノードが前記ユーザ住居内
    の異なる場所に設置されている請求項6記載のシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記子ノードと前記親ノードの間の通信
    が、前記親ノードが発生するトリガによって開始される
    請求項6記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記生体検査装置のユーザ身体への接触
    子が、前記ユーザ住居内に設置された手摺に設けられて
    いる請求項1記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記生体検査装置は、前記送信中継シ
    ステムと通信するための通信アダプタを後付けすること
    により、前記送信中継システムと通信可能になる請求項
    1記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記通信アダプタは、特殊な工具での
    み緩めることができる特殊な締結具で前記生体検査装置
    に取りつけられる請求項10記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記通信アダプタは、 前記生体検査装置に通信可能に接続するための第1のコ
    ネクタと、 他の機器を前記通信アダプタを介して前記生体検査装置
    に通信可能に接続するための第2のコネクタと、 前記第2のコネクタから来る前記他の機器の出力ポート
    と、前記通信アダプタ内部の出力ポートとを、前記第1
    のコネクタのラインへオア結合するワイヤードオア回路
    とを有する請求項10記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記通信アダプタは、前記生体検査装
    置からの割り込み信号でウェイクアップして通信可能と
    なり、通信終了後にスリープダウンして節電モードとな
    る請求項10記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記通信アダプタと前記生体検査装置
    とが、通信インタフェースのコネクタで接続され、且
    つ、前記通信インタフェースのコネクタに含まれる通信
    に使用してない端子を用いて、前記生体検査装置から前
    記通信アダプタへ駆動電力を供給する請求項10記載の
    システム。
  15. 【請求項15】 前記通信アダプタが、電源としての電
    池と、電池切れを検出してユーザに報知する回路とを有
    する請求項10記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記通信アダプタが、前記送信中継シ
    ステムと赤外線通信を行うための赤外線送受信器を有
    し、前記赤外線送受信器の赤外線発光器が前記生体検査
    装置のケーシング表面より突出した場所に位置する請求
    項10記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記通信アダプタが、前記送信中継シ
    ステムと赤外線通信を行うための赤外線送受信器を有
    し、前記赤外線送受信器が、投光領域の指向方向が異な
    る複数の赤外線発光器を有する請求項10記載のシステ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記生体検査装置、前記通信アダプタ
    及び前記送信中継システムの少なくとも一つが、前記生
    体情報を保存する不揮発性記憶装置を有し、前記生体情
    報の送信に失敗したときに同じデータを再送信できる請
    求項10記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記生体検査装置、前記通信アダプタ
    及び前記送信中継システムの少なくとも一つが、前記生
    体情報を送信後も保存する不揮発性記憶装置を有し、前
    記生体情報の送信後も同じデータをユーザが利用できる
    請求項10記載のシステム。
  20. 【請求項20】 前記不揮発性記憶装置が可搬媒体であ
    る請求項18又は19記載のシステム。
  21. 【請求項21】 前記生体検査装置、前記通信アダプタ
    及び前記送信中継システムの各々は、データ送信に失敗
    したとき、所定回数データ送信をリトライする請求項1
    0記載のシステム。
  22. 【請求項22】 前記生体検査装置、前記通信アダプタ
    及び前記送信中継システムの少なくとも一つが、前記生
    体情報を保存する不揮発性記憶装置を有し、前記生体情
    報の送信が不可能であるとき、その旨をユーザに報知
    し、後にユーザから要求があると同じデータを再送信す
    る請求項10記載のシステム。
  23. 【請求項23】 前記子ノードが、電話等の受話器とし
    て利用可能であり、前記生体検査装置と赤外線通信を行
    うための赤外線送受信器を有し、前記赤外線送受信器の
    赤外線発光器が前記子ノードの通常の通話時にユーザの
    手で覆われない場所に位置する請求項6記載のシステ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記子ノードが、前記生体検査装置と
    赤外線通信を行うための赤外線送受信器を有し、前記赤
    外線送受信器が、投光領域の指向方向が異なる複数の赤
    外線発光器を有する請求項6記載のシステム。
  25. 【請求項25】 前記送信中継システムが、ユーザが直
    接に測定値又はコメントを入力するための入力装置を有
    し、ユーザ入力された測定値又はコメントも前記外部機
    関へ送信する請求項1記載のシステム。
  26. 【請求項26】 前記子ノードが、ユーザが直接に測定
    値又はコメントを入力するための入力装置を有し、ユー
    ザ入力された測定値又はコメントも前記親ノードを通じ
    て前記外部機関へ送信する請求項6記載のシステム。
  27. 【請求項27】 前記入力装置がキー入力装置と音声入
    力・認識装置とを含む請求項35又は26記載のシステ
    ム。
  28. 【請求項28】 前記送信中継システムが、ユーザがワ
    ンタッチのボタン操作で前記外部機関へ電話をかけるた
    めの緊急電話手段を有する請求項1記載のシステム。
  29. 【請求項29】 前記子ノードが、ユーザがワンタッチ
    のボタン操作で前記外部機関へ電話をかけるための緊急
    電話手段を有する請求項3記載のシステム。
  30. 【請求項30】 前記生体検査装置、前記通信アダプタ
    及び前記送信中継システムの少なくとも一つが、前記書
    換可能なプログラムROMを有したマイクロコンピュー
    タを有し、通信により外部から受信した情報により前記
    プログラムROM内のプログラムを更新できる請求項1
    0記載のシステム。
  31. 【請求項31】 前記受信出力システムが、受信したユ
    ーザ用情報を保存し、後にユーザからの要求に応えて前
    記ユーザ用情報を出力する請求項1記載のシステム。
  32. 【請求項32】 前記生体情報又は前記ユーザ用情報を
    入力して保存、編集及び表示するパーソナルコンピュー
    タシステムを更に備える請求項1記載のシステム。
  33. 【請求項33】 前記パーソナルコンピュータシステム
    が前記受信出力システムとして機能する請求項32記載
    のシステム。
  34. 【請求項34】 前記パーソナルコンピュータシステム
    が前記送信中継システムとして機能する請求項32記載
    のシステム。
  35. 【請求項35】 前記パーソナルコンピュータシステム
    がユーザ入力される情報も受けて、このユーザ入力情報
    も前記生体情報又は前記ユーザ用情報に加えて保存、編
    集及び表示する請求項32記載のシステム。
  36. 【請求項36】 前記パーソナルコンピュータシステム
    がコンピュータネットワークを通じて前記外部機関に接
    続する請求項32記載のシステム。
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