JP2015062549A - 生体情報管理装置、生体情報管理システム及び生体情報管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数種類の生体情報計測装置50が計測した対象者の複数種類の生体情報を記憶し、生体情報の種類毎に独立した生体情報別記憶部を有し、生体情報計測装置から取得した生体情報は、当該生体情報別記憶部に記憶される構成となっており、最新の前記生体情報の情報量が当該生体情報別記憶部の残容量を超えているか否かの残量判断部を有し、残量判断部が、当該生体情報別記憶部の残容量を超えていると判断したときは、当該生体情報別記憶部に記憶されている生体情報を削除することで、記憶領域を生成し、最新の生体情報を記憶する構成となっていることを特徴とする生体情報管理装置10。
【選択図】図5
Description
このような装置は、例えば、病院等に持参等するため小型化が望ましく、可能な限り小さくする努力が行われている。
また、小型化すると、その記憶容量も小さくなり、記憶容量を超える生体情報のデータを記憶する必要が生じる場合がる。
また、残量判断部が、当該生体情報別記憶部の残容量を超えていると判断したときは、当該生体情報別記憶部に記憶されている生体情報を削除することで、記憶領域を生成し、最新の前記生体情報を記憶する構成となっている。
したがって、最新の体温情報等の生体情報を記憶する際に、既存の生体情報を削除する必要があるときは、同じ体温情報等が削除されるので、他の血糖値等の生体情報を削除することがない。
したがって、例えば、他の生体情報の記憶されているデータが少なく削除するべきでない場合でも、他の生体情報は削除されないので、生体情報の削除に際し、最適な優先順位を定めることができる。
したがって、最新の体温情報等の生体情報を記憶する際に、既存の生体情報を削除する必要があるときは、同じ体温情報等のうち、古い情報が削除されるので、新しい情報を残すことができる。
さらに、記憶した生体情報は、カード状の生体情報管理装置を病院等の医療従事者端末装置に近づけるだけで、医師等の医療従事者に提供できるので、医師等の診断等を迅速且つ容易させることができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1に示すように、生体情報管理システム1は、生体情報管理装置である例えば、扁平なカード状のデータカード10を有している。
このデータカード10は、対象者である利用者がポケット等に収容して容易に携帯できる大きさと成っている。
また、生体情報管理システム1は、生体情報計測装置である例えば、利用者の体温を計測する体温計50、血圧を計測する血圧計3,血糖値を計測する血糖計4及び体脂肪や筋肉量、骨量などの人間の体の組成を計測する体組成計5等を有している。
これら体温計50等は、利用者の自宅6内に配置され、利用者が自宅で体温等の生体情報の計測に用いられる機器であり、体温、血圧、血糖値、体脂肪等が生体情報の一例となっている。
したがって、利用者が例えば、体温計50を用いて体温を測定した後、データカード10を体温計50に近接させると、データ通信が開始され、体温計50が記憶している体温情報がデータカード10へ送信される構成となっている。
この医師用端末80は、病院サーバ100等に接続され、患者(利用者)のデータ等を参照可能な構成となっている。
また、医師用端末80は、図1に示すように、端末用リードライタ装置81を有している。このため、利用者が患者として病院に行くとき、このデータカード10を持参し、端末用リードライタ装置81に近づけることで、データカード10内に記憶された体温等のデータを医師用端末80を介して、病院サーバ100に入力等することができると共に、医師用端末80の端末側ディスプレイ82に、当該体温等のデータを表示させることができる構成となっている。
これらの機能等については、後述する。
したがって、他の血圧計3は、測定する生体情報が異なるが、その他の情報の処理等も体温計50と同様に実行される。
また、体温計制御部51は、図3に示す各種記憶部や処理部であるプログラム等も制御するが、これらの内容については、後述する。
さらに、マイコン13は、不揮発性メモリ17を制御し、不揮発性メモリ17には、各種情報、例えば、「第1の情報記憶部20」、「第2の情報記憶部30」及び「第3の情報記憶部40」を有している。
先ず、図8のステップST(以下「ST」と称す。)1で体温計50の電源スイッチ53がON(入)となったか否かを判断する。具体的には、体温計50のキャップ(図示せず)が利用者によって外されることで、自動的に電源スイッチ53がON状態となる。
ST3では、体温測定装置54が「予測平衡温度値(又は、実測温度値)」を図3の「体温計識別番号情報記憶部58」に記憶されている当該体温計50の「体温計識別番号(例えば、12345Model:abc)」及び「計時装置55」の時刻情報と関連付けて、図3の「測定温度情報記憶部59」に記憶する。
また、当該予測平衡温度値(実測温度値)を体温計側ディスプレイ56に表示する。
先ず、利用者は、図1のデータカード10を所持し、体温計50に近接させて、図1等のボタンスイッチ11を押下等してON(入)状態にする。
したがって、図9のST11では、ボタンスイッチ11が押下等されたか否かが判断される。
ST11で、ボタンスイッチ11が押下され、スイッチがON(入)状態と判断されたときは、ST12へ進む。
ST14では、データカード用リードライタ装置16が体温計側通信装置52の磁界を検出したか否かを判断する。
ST13で「電池電圧」が不十分と判断され、又は、ST14で、磁界を検出できなかったときは、電源スイッチ15をOFF等にし、終了するが、これらの動作は、図5の「自己診断等実行部(プログラム)21」が実行する。
ST14で、磁界を検出できたときは、ST15へ進む。ST15では、体温計50と通信し、図3の「体温計識別番号情報記憶部58」に記憶されている当該体温計50の「体温計識別番号(例えば、12345Model:abc)」を取得し、データカード10の図6の「対象機器識別情報記憶部31」に記憶する。
この動作は、図6の「対象機器識別情報取得部(プログラム)32」が実行する。
する。
この「データ対象機器情報記憶部34」には、当該データカード10がデータの取得対象としている体温計50等の機器の機器識別番号(例えば、体温計識別番号(12345Model:abc)等)が記憶されている、
このように、データカード10は、「対象機器識別情報記憶部31」に記憶されている機器(体温計等)が対象機器に含まれるか否かを判断する。
一方、対象機器と判断されたときは、ST18へ進む。ST18では、データカード10は、体温計50の測定した体温情報等の問い合わせを行う「データカード側問い合わせ信号」を体温計50に送信する。
具体的には、共通領域として、データカード設定情報記憶領域、デバイス登録情報記憶部領域が形成されている。このデバイス登録情報記憶部領域には、体温計の体温計識別番号(12345Model:abc)等が記憶されている。
また、データ領域として、体温情報記憶領域、血圧情報記憶領域、血糖値情報記憶領域、体組成情報記憶領域、活動量計記憶領域が、それぞれ、別個に形成され、データカード10と通信する相手側の機器が体温計50の場合は、その測定データを「体温情報記憶領域」に記憶し、他の領域には記憶しない構成となっている。
したがって、各生体情報のデータがデータ情報活動部22内で、混在することなく他の生体情報と区別されて記憶されている。
また、データ量の大小、例えば、活動量情報の各データは、体温情報のデータより大のときは、活動量情報記憶領域の振り分けメモリサイズを体温情報記憶領域より予め大きく設定等し、メモリサイズが最適になるように振り分けている。
具体的には、図3の「受信済みデータ問い合わせ部(プログラム)60」が実行する。
次いで、ST24へ進む。ST24では、データカード10の図6の「データサイズ情報生成部(プログラム)36」が実行され、体温計50から受信した「直近データ」のデータサイズ情報を生成して、「直近データ」と関連付けて、図7の「暫定記憶部41」に記憶する。
なお、「直近データ」の「データサイズ」は、最新の生体情報の情報量の一例となっている。
このとき、本実施の形態では、図5の「カード情報記憶部22」の他の血圧情報記憶領域等の残量等を考慮することなく、「直近データ」を「体温情報記憶領域」に記憶させる工程を行う。
これにより、データカード10は、各生体情報の測定情報が、生体情報毎に確実に記憶され、確保されることになる。
ST27では、図7の「データサイズ整理処理部(プログラム)45」が動作し、図7の「メモリ残量記憶部43」の「メモリサイズ残量データ」に、図5の「カード情報記憶部22」の「体温情報記憶領域」の各データの「データサイズ」を、「年月日(時刻)」の古い順に加算し、加算した「仮想データサイズ」が、「メモリサイズ残量データ」以上となるまで、順に加算を続け、加算した各データを消去する。
この場合は、同じ体温計50でも、体温計識別番号が異なるデータを残すので、より精度の高い優性順位を定めることができる。
そして、この小型のデータカード10を持って利用者は、図1の病院7へ行き、データカード10内のデータを医師等に提供することになる。
先ず、利用者は、携帯してきたデータカード10を、図1の医師用端末80の端末用リードライタ装置81に近接させる。
そして、図12のST41へ進む。ST41では、データカード10は、医師用端末80の端末用リードライタ装置81の磁界を検出したか否かを判断する。
ST43では、上述のST13と同様に電池電圧は十分か否かを判断し、十分な場合は、ST44へ進む。
ST45では、データカード10は、図5の「カード情報記憶部22」の「データ領域」の「体温情報記憶領域」等のデータを医師用端末80へ送信する。
また、データカード10に限らず、電話・e−メールの他にPDA機能が付いた多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型PC(パーソナルコンピュータ)等も適用可能である。
Claims (5)
- 複数種類の生体情報計測装置が計測した対象者の複数種類の生体情報を記憶するための携帯用の生体情報管理装置であって、
前記生体情報の種類毎に独立した生体情報別記憶部を有し、
前記生体情報計測装置から取得した前記生体情報は、当該前記生体情報別記憶部に記憶される構成となっており、
最新の前記生体情報の情報量が当該前記生体情報別記憶部の残容量を超えているか否かの残量判断部を有し、
前記残量判断部が、当該前記生体情報別記憶部の残容量を超えていると判断したときは、当該前記生体情報別記憶部に記憶されている前記生体情報を削除することで、記憶領域を生成し、最新の前記生体情報を記憶する構成となっていることを特徴とする生体情報管理装置。 - 前記生体情報別記憶部に記憶されている前記生体情報を削除するときは、前記生体情報と関連付けられている計時情報が最も古い前記生体情報から順に選択して削除する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理装置。
- 各前記生体情報別記憶部に記憶されている前記生体情報は、同種類の前記生体情報計測装置を更に区分する識別情報と関連付けて記憶され、当該前記生体情報別記憶部に記憶されている前記生体情報を削除するときは、最新の前記生体情報と関連付けられている前記識別情報が同一の前記生体情報の前記計時情報が最も古い前記生体情報から順に選択して削除する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の生体情報管理装置。
- 前記生体情報管理装置と、
前記生体情報計測装置と、
医療従事者が操作する医療従事者端末装置と、を有する生体情報管理システムであって、
前記生体情報管理装置は、カード状に構成されると共に、前記生体情報計測装置及び前記医療従事者端末装置と、近距離無線通信が可能な構成となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報管理装置を有する生体情報管理システム。 - 複数種類の生体情報計測装置が計測した対象者の複数種類の生体情報を記憶するための携帯用の生体情報管理装置を用いる生体情報管理方法であって、
前記生体情報計測装置から取得した前記生体情報は、前記生体情報の種類毎に独立した当該生体情報別記憶部に記憶され、
最新の前記生体情報の情報量が当該前記生体情報別記憶部の残容量を超えているか否かの残量判断部が残容量を判断し、
前記残量判断部が、当該前記生体情報別記憶部の残容量を超えていると判断したときは、当該前記生体情報別記憶部に記憶されている前記生体情報を削除することで、記憶領域を生成し、最新の前記生体情報を記憶する構成となっていることを特徴とする生体情報管理方法。
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