JP5616331B2 - ユーザ固有情報提供システム、ユーザ固有情報提供方法、サーバ装置及び携帯装置 - Google Patents

ユーザ固有情報提供システム、ユーザ固有情報提供方法、サーバ装置及び携帯装置 Download PDF

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Description

本発明は、ユーザ自身が固有に持つ情報を提供するユーザ固有情報提供システム、ユーザ固有情報提供方法、サーバ装置、医療機関端末及び携帯装置に関する。
従来、携帯型の血糖測定器から送信されている血糖値情報を、アクセスポイントを介して受信し、受信した血糖情報をサーバで管理することにより、血糖状態に異常が出たときに、ユーザに適切な医療情報を提供するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ヒトや動物の生体中の血糖値濃度を連続的にモニタリングすると共に、時刻と共に変化する血糖値濃度を所定の関数式によって算出し、将来の血糖値濃度を予測する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−057244号公報 特開2005−308742号公報
しかしながら、ユーザが、例えば低血糖による昏睡などの意識不明の状態に陥り、医療機関に搬送された場合、医療従事者は、ユーザ自身が固有に持つ情報(以下、ユーザ固有情報とする)をそのユーザから得る事ができないため、そのユーザに応じた適切な治療や診断、薬剤の投与が困難になる。ユーザ固有情報には、例えば、最近1週間の食事内容やその量(例えば、摂取した炭水化物量)、睡眠時間、運動時間、日常的に服用している薬剤とその服用頻度、既往歴、病歴、持病、アレルギー等の情報がある。特に、ユーザが遠方に移動した場合、全く移動経験の無い場所に移動した場合などには、その地域の医療機関において、そのユーザのことをよく知る医療従事者がいない場合が多い。このため、医療従事者は、上記のような問題が生じた場合、当該ユーザ固有情報を得ることはますます困難になる。
また、ユーザ固有情報を予め移動先の医療機関に送付しておき、そのユーザが受診する際にそのユーザ固有情報を用いる手法では、ユーザと医療機関双方にとって大変な負担となる。すなわち、ユーザ側にとっては、移動する毎に、移動先の地域内にある適切な医療機関を探してユーザ固有情報を送付しなければならない。また、ユーザは、その後、更に他の地域内に移動した場合には、元の地域内の医療機関に送付したユーザ固有情報が不要となるため、消去するように依頼しなければならない。一方、医療機関側にとっては、当該ユーザ固有情報が治療や診断、投薬以外の目的に使用されないように管理することが要求される。また、ユーザが受診しなかった場合は、そのユーザ固有情報は、有効に使用されず、結果としてそのユーザ固有情報を管理するためだけの業務負担が増えることになる。
また、ユーザがユーザ固有情報を予めノート等に記録し、医療機関への受診時に医療従事者にそのノート等を提示する手法では、そのユーザ自身が記録したノートを常に持ち運びする必要があり、紛失等のリスクが常に伴う。また、外出時にノートの持ち運びを忘れた場合、ユーザは、受診時にユーザ固有情報を医療従事者に正しく伝えることが出来ない。
本発明の目的は、上述のような問題点に鑑み、医療機関及びユーザの負担を増加させることなく、医療機関にユーザの固有情報を適切に把握させることにある。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
上記目的を達成するため、本発明におけるユーザ固有情報提供システムは、ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信する携帯装置と、当該ユーザ固有情報及び当該ユーザ生体情報を受信するサーバ装置と、このサーバ装置から送信される情報を受信する医療機関端末とを含み、上記サーバ装置が、上記携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得し、そのアクセスポイントが変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定部を備え、上記携帯装置及び上記サーバ装置の少なくとも一方は、更に、当該ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部を備え、アクセスポイントが変化したと判定し、及び/又は、上記所定の基準を満たすと判定した場合、上記サーバ装置は、当該ユーザ固有情報を上記医療機関端末に送信することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるユーザ固有情報提供方法は、ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信可能な携帯装置と、当該ユーザ固有情報及び当該ユーザ生体情報を受信するサーバ装置と、このサーバ装置から送信される情報を受信する医療機関端末とにより実行される。このような本発明におけるユーザ固有情報提供方法は、サーバ装置が、携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得するステップを実行し、携帯装置及びサーバ装置の少なくとも一方が、上記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定ステップを実行し、上記サーバ装置が、アクセスポイントが変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定ステップと、上記所定の基準を満たすと判定し、及び/又は、当該アクセスポイントが変化したと判定した場合、当該ユーザ固有情報を上記医療機関端末に送信するステップを実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるサーバ装置は、携帯装置から送信されるユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを受信するサーバ装置である。このような本発明におけるサーバ装置は、携帯装置が現在所属するアクセスポイント情報を表すアクセスポイント情報を取得し、当該アクセスポイント情報が変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定部と、上記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部と、当該アクセスポイント情報が変化したと判定し、及び/又は、上記所定の基準を満たしたと判定した場合、当該ユーザ固有情報を医療機関端末に送信する医療機関端末特定部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明における携帯装置は、ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信可能な携帯装置である。このような本発明における携帯装置は、当該ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部と、所定の基準を満たすと判定した場合、前記判定の結果を前記サーバ装置に送信する判定結果送信部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるプログラムは、携帯装置から送信されるユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報と、を受信する処理と、当該携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得する処理と、当該アクセスポイントが変化したか否かを判定する処理と、上記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理と、当該アクセスポイントが変化したと判定し、及び/又は、上記所定の基準と満たすと判定した場合、当該ユーザ固有情報を医療機関端末に送信する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このような各態様により、ユーザが、例えば低血糖による昏睡状態に陥り、ユーザと医療機関との間で意思疎通ができない状態になったとしても、医療機関端末を設置する医療機関は送付されたユーザ固有情報を適切に把握することができ、ひいては、適切な治療、診断、或いは薬剤の投与を施すことができる。更に、このような効果を得るために、ユーザや当該医療機関双方の新たな負担が生じることもない。
上記本発明の各態様によれば、医療機関及びユーザの負担を増加させることなく、医療機関にユーザの固有情報を適切に把握させることができる。
図1Aは、本発明の実施形態に係るユーザ固有情報提供システム100の全体構成を示すブロック図である。 図1Bは、本発明の実施形態に係る携帯装置110の説明図である。 図1Cは、本発明の実施形態に係るサーバ装置140の説明図である。 図1Dは、本発明の実施形態に係る医療機関端末170の説明図である。 図2Aは、携帯装置の補助記憶部に記憶されているデータレコードを示す図である。 図2Bは、サーバ装置の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Cは、サーバ装置の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Dは、サーバ装置の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Eは、サーバ装置の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Fは、医療機関端末の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Gは、医療機関端末の補助記憶部に記憶されているデータベースを示す図である。 図2Hは、携帯装置に記憶されてもよいデータベースを示す図である。 図3は、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成処理を示すフロー図である。 図4は、ユーザの過去の血糖値データ列に基づいて作成されたユーザ固有の生体情報プロファイルを用いて、将来のユーザの生体情報の予測値を算出し、それを用いてユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する方法を示すフロー図である。 図5は過去の生体情報の変動パターン(パターン1〜パターン6)の一例を示す図である。 図6は、サーバ装置内のユーザ固有情報記憶部に記憶された、ユーザ固有情報記憶部を更新する方法を示すフロー図である。 図7は、サーバ装置が、ユーザ固有情報を、必要な医療機関端末に送信する方法を示すフロー図である。 図8は、サーバ装置が、医療機関端末内のユーザ固有情報記憶部に記憶された、ユーザ固有情報を消去する方法を示すフロー図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、ユーザの生体情報(以下、ユーザ生体情報とする)として、血糖値を連続的に測定する場合を例にとって説明するが、測定される生体情報は、血糖値に限定されず、GOT、GPT、LDH、γ−GT、アルカリホスファターゼ、コリンエステラーゼ、リパーゼ、クレアチニンキナーゼ、アンモニアなどであってもよい。また、測定対象も、血液に限定されず、血清、血漿などであってもよい。また、測定方法についても、連続的に測定する方法に限定されず、一定期間毎に測定する方法であってもよい。
図1Aは、本発明の実施形態に係るユーザ固有情報提供システム100の全体構成を示すブロック図である。ユーザ固有情報提供システム100は、携帯装置110、アクセスポイント130、サーバ装置140、医療機関端末170の各装置から構成される。以下に各装置の構成と特徴について説明する。
アクセスポイント130は、各地域に設置され、それぞれ携帯装置110と通信可能な範囲(地域)が定められている。そして、後述する携帯装置110と、サーバ装置140とが、1つのアクセスポイント(図1Aではアクセスポイント131)を介して接続する。アクセスポイント130と携帯装置110との接続は、無線方式、有線方式の何れであってもよい。携帯装置110がアクセスポイント131と通信可能な範囲にいる場合、その携帯装置110はそのアクセスポイントに所属しているものとする。アクセスポイント130とサーバ装置140との接続は、通信回線網134(電話回線網、インターネット、衛星回線等)を介してもよいし、直接接続するものであってもよい。また、アクセスポイント130には、アクセスポイントを介して送信された情報に対して、アクセスポイント情報を関連付けて付与する情報付与部が設けられている。アクセスポイント情報とは、個々のアクセスポイントを識別可能な情報であり、例えば、番号や記号等で表される。なお、図1Aでは、アクセスポイント131、アクセスポイント132、アクセスポイント133の3つのアクセスポイントが存在するが、アクセスポイント130の数は、3つに限定されるものではなく、その他複数あってもよい。
携帯装置110は、以下に説明するようにコンピュータの構成を含む。携帯装置110は、携帯装置110を全体的に制御するCPU111を備える。CPU111は、RAM118に格納された各種プログラムの指示に従い各種処理を実行する。CPU111には、測定部112、測定部112の出力信号を増幅するアナログ信号処理部113、前記アナログ信号処理部113からの出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部114、外部とデータの送受信を行う送受信部115、補助記憶部116、各種のプログラムを記憶するROM117、CPU111により処理された各種のデータ等やROM117に記憶されたプログラムを格納するRAM118、フラグ等を記憶するEEPROM119、時計120、CPU111に対する入出力(表示部122、入力部123)を制御するゲートアレイ121、及びゲートアレイ121に接続された表示部122と入力部123が、バス線により接続されている。
また、補助記憶部116は、更に、ユーザ識別情報記憶部124、ユーザ固有情報記憶部125、測定データ記憶部126、検量線データ記憶部127により構成されている。補助記憶部116には、ハードディスクやフラッシュメモリなどを用いるが、これらに限定されない。なお、携帯装置110は、ユーザが単独で持ち運び可能なものが好ましいが、これに限定されない。測定部112は、ユーザの生体内の変化を信号として捉える。例えば、特表2004−520898号公報に記載されるような、挿入針を介して腕部、腹部などの皮膚へ血糖値センサをユーザの体内に挿入することにより、血糖値を表す信号を連続的に捉える測定器が挙げられる。なお、これに限らず、例えば特公平08−20412号公報に記載されるような、測定する毎に指先や腹部、腕部表面を穿刺針にて穿刺し、出血させた血液を、センサ内に吸引させて血糖値を表す信号を捉える、使い捨ての血糖値センサを用いたタイプの測定器であってもよい。測定部112から出力されたユーザの生体内の変化を表す信号は、アナログ信号処理部で増幅され、A/D変換部114でデジタル信号に変換され、CPU111に送られる。
CPU111は、補助記憶部116の検量線データ記憶部127に記憶されている検量線データを参照し、出力された信号を成分濃度に変換し、表示部122に濃度値を測定データとして表示する。加えて、CPU111は、時計120により日時情報を入手し、入手された日時情報と測定データとを関連付けたものをユーザ生体情報として測定データ記憶部126に記憶する。送受信部を構成する送受信部115は、モデム128及び通信回線(NCU(Network Control Unit))129に接続されて網制御を行う。また、モデム115は、受信データを復調し、送信データを変調する。
ユーザ識別情報記憶部124は、ユーザ識別情報を記憶する。なお、ユーザ識別情報とは、携帯装置を使用するユーザ自身を識別可能な情報、または、その携帯装置110自体を識別可能な情報であり、例えば、ID番号、バーコード、QRコード、2次元コード、製造番号等がある。なお、ユーザ識別情報を携帯装置110上に表示する手段としては、表示部への表示だけでなく、携帯装置110の筐体表面にユーザ識別情報を貼付する形態であってもよい。ユーザ固有情報記憶部125は、ユーザ固有情報を、その携帯装置110のユーザ識別情報、更新日時(時計から入手された日時情報)と関連付けて記憶された1件のレコードである。図2Aにそのレコードの例が示される。図2Aの例では、ユーザ固有情報として、各フィールドを、朝食・昼食・夕食を取った時間と、それぞれの炭水化物量、及び、アレルギー、既往歴、持病の内容としているが、この内容に限定されない。ユーザ固有情報は、ユーザの任意に応じて更新されてもよいし、又は、CPU111が時計120から得た日時情報を用いて、定期的にアラームが表示部に発生され、それらの作業を促す形態が取られるようにしてもよい。ユーザがデータの更新を行う場合は、入力部に各フィールドについての更新内容が入力されると、CPU111がユーザ固有情報記憶部125の各フィールドを参照し、入力部で入力された更新内容に従ってデータの更新を行う。
サーバ装置140は、以下に説明するようにコンピュータの構成を含む。サーバ装置140は、サーバ装置を全体的に制御するCPU141を備える。CPU141は、RAM142に格納された各種プログラムの指示に従い各種処理を実行する。CPU141には、NCU143とモデム144から構成された送受信部145、フラグ等を記憶するEEPROM146、各種のプログラムを記憶するROM147、CPU141により処理された各種のデータ等や、ROM147に記憶されたプログラムを格納するRAM142、補助記憶部148、時計149が、バス線によって接続されている。送受信部を構成するNCU143は、モデム144及び通信回線に接続されて網制御を行う。また、モデム144は、受信データを復調し、送信データを変調する。
また、補助記憶部148は、更に、ユーザ固有情報記憶部150、医療機関端末記憶部151、アクセスポイント情報記憶部152、プロファイル作成記憶部153の各データベースから構成されている。補助記憶部148としては、ハードディスクやフラッシュメモリなどを用いるが、これに限定されない。アクセスポイント情報記憶部152は、個々の携帯装置110が現在所属するアクセスポイント130を把握するため、個々の携帯装置110のユーザ識別情報と、アクセスポイント情報と、更新日時(時計から入手された日時情報)を関連付けたデータベースである。図2Bに、そのデータベースの例を示す。ユーザ固有情報記憶部150は、個々の携帯装置110のユーザ識別情報と、更新日時(時計から入手された日時情報)と、個々の携帯装置110を用いるユーザのユーザ固有情報とを関連付けたデータベースである。図2Cに、そのデータベースを示す。医療機関端末記憶部151は、個々のアクセスポイント130が携帯装置110と通信可能な地域内に位置する医療機関端末170を把握するため、後述する医療機関端末識別情報と、アクセスポイント情報とを関連付けたデータベースである。図2Dに、そのデータベースを示す。なお、個々のアクセスポイント131〜133が、携帯装置110と通信可能な地域内に位置する全ての医療機関端末170を必ずしも記憶させる必要はなく、その地域において最も適切な処置を施す少なくとも1つの医療機関端末170であってもよい。
また、ROM147は、ユーザ固有情報更新部154、アクセスポイント情報判定部155、生体情報プロファイル作成部156、変動パターン特定部157、生体情報予測判定部158、ユーザ受診履歴確認部159、ユーザ固有情報消去部160、医療機関端末特定部161等から構成される。ユーザ固有情報更新部154は、携帯装置110から送信されたユーザ固有情報と、サーバ装置140のユーザ固有情報記憶部150に記憶されたユーザ固有情報とを比較し、異なっている場合は、サーバ装置140のユーザ固有情報記憶部150に記憶されたユーザ固有情報を携帯装置110から送信されたユーザ固有情報に更新する処理を実行可能なプログラムを記憶する。アクセスポイント情報判定部155は、アクセスポイント130から定期的に送信される個々の携帯装置の現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報に基づき、所属するアクセスポイントが変化したか否かを判定する処理、携帯装置110の所属するアクセスポイントが変化した場合に、アクセスポイント情報記憶部152を参照しこの記憶部に記憶された携帯装置110のアクセスポイント情報を現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報に更新する処理を実行可能なプログラムを記憶する。
生体情報プロファイル作成部156は、所定の周期で蓄積したユーザの過去の血糖値データ列(携帯装置から送信されてきたユーザの過去のユーザ生体情報である)に基づいて、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成し、補助記憶部148にあるプロファイル作成記憶部153に、このユーザ固有の生体情報プロファイルをデータべース(図2Eに示す)として記憶させる処理を実行可能なプログラムを記憶する。変動パターン特定部157は、プロファイル作成記憶部153に記憶されたユーザ固有の生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する処理を実行可能なプログラムを記憶する。生体情報予測判定部158は、変動パターン特定部157が特定した過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた将来のユーザ生体情報の変動値を現在のユーザ生体情報に加算して得られる将来のユーザ生体情報の予測値を算出し、この将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理を実行可能なプログラムを記憶する。
ユーザ受診履歴確認部159は、後述する医療機関端末170の設置された医療機関内におけるユーザの受診の有無を判定する処理を行う。すなわち、後述する医療機関端末170の補助記憶部177にある、ユーザ受信履歴部184に記憶されたユーザの受診日時と、同じく補助記憶部177にあるユーザ固有情報記憶部185に記憶されたユーザ固有情報の受信日時を特定し、受診日時が受信日時以降である場合、ユーザの受診があったと判定する処理を実行可能なプログラムを記憶する。ユーザ固有情報消去部160は、後述する医療機関端末170の補助記憶部177内にあるユーザ固有情報記憶部185に記憶されたユーザ識別情報とそれに関連付けられた全ての情報(受信日時、ユーザ固有情報)、及び、同じく補助記憶部177内にある、ユーザ受診履歴部184に記憶されたユーザ識別情報とそれに関連付けられたユーザの受診日時を消去する処理を実行可能なプログラムを記憶する。医療機関端末特定部161は、医療機関端末記憶部151に記憶された個々の携帯装置110が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報と関連付けて記憶された医療機関端末認識情報から医療機関端末170を特定し、ユーザ固有情報を特定した医療機関端末170に送信する処理を実行可能なプログラムを記憶する。
医療機関端末170は、以下に説明するようにコンピュータの構成を含む。医療機関端末170は、医療機関端末170を全体的に制御するCPU171を備える。CPU171は、RAM172に格納された各種プログラムの指示に従い各種処理を実行する。CPU171には、NCU172とモデム173から構成された送受信部174、フラグ等を記憶するEEPROM175、各種のプログラムを記憶するROM176、CPU171により処理された各種のデータ等や、ROM176に記憶されたプログラムを格納するRAM172、補助記憶部177、時計178、CPU171に対する入出力(入力部179、表示部180)を制御するゲートアレイ181、ゲートアレイ181に接続された表示部180と入力部179と記録部182が、バス線によって接続されている。医療機関端末170は、医療機関内に設けられる。医療機関としては、病院やクリニック等の固定施設に限定されない。ユーザが低血糖状態にて昏睡状態に陥り、病院やクリニック等の固定施設に運ばれる間にユーザ固有情報を必要とする場合も考慮し、救急車等の移動施設であってもよい。送受信部174を構成するNCU172は、モデム173及び通信回線に接続されて網制御を行う。また、モデム173は、受信データを復調し、送信データを変調する。また、補助記憶部177は、更に、医療機関端末識別情報記憶部183、ユーザ受診履歴部184、ユーザ固有情報記憶部185の各データベースから構成されている。補助記憶部177としては、ハードディスクやフラッシュメモリなどを用いるが、これに限定されない。
医療機関端末識別情報記憶部183は、医療機関端末識別情報を記憶する。なお、医療機関端末識別情報とは、個々の医療機関端末170に割り当てられた識別情報であり、例えばその医療機関端末170のメールアドレスが用いられる。ユーザ固有情報記憶部185は、サーバ装置から受信した、個々の携帯装置110のユーザ識別情報と、ユーザ固有情報とを、その受信した日時(時計から日時情報を取得する。以下、受信日時とする)とともに、関連付けたデータベースである。図2Fに、そのデータベースを示す。ユーザ受診履歴部184は、入力部179にて入力されたユーザ識別情報と、その入力された日時(時計から日時情報を取得する。以下、受診日時とする)と関連付けたデータベースである。図2Gに、そのデータベースを示す。入力部179は、医療機関端末170を設置する医療機関内に、携帯装置110を使用するユーザが受診し、または搬送された際に、この携帯装置110の表示部122に表示された、または携帯装置110に貼付された、ユーザ識別情報を医療機関端末170に入力する装置であり、例えば、バーコードリーダによる読み取り装置やキーボード等を用いて入力する装置であってもよい。表示部180は、ユーザ識別情報、ユーザ固有情報を表示するものであり、例えば液晶画面などから構成される。
次に、サーバ装置140又は携帯装置110が、ユーザ生体情報を記憶し、将来のユーザ生体情報の予測値を算出し、それを用いてユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する方法を図3、図4、及び図5を用いて説明する。なお、ユーザ生体情報として、血糖値を測定する場合を例に挙げて説明する。
最初に、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成処理について、図3のフロー図に従って説明する。
携帯装置110の測定部112は、ユーザ生体情報として、ユーザの血糖値の測定を行い、連続的に血糖値データを取得する(ステップS301)。この血糖値データを取得する操作は、ユーザの任意の指示で行ってもよいし、携帯装置110が自動的に定期的に行う形態であってもよい。
次に、携帯装置110の送受信部115は、測定部112が連続的に取得したユーザの血糖値データをサーバ装置140に送信する(ステップS302)。次に、サーバ装置140の送受信部145において、携帯装置110から送信されてくる連続的に取得されたユーザの血糖値データが受信され始めると、CPU141は、ROM147にある生体情報プロファイル作成部156に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、連続的に受信されるユーザの血糖値データを、RAM142に格納し続ける処理を実行する(ステップS303)。
次に、CPU141は、ステップS303にてRAM142に連続的にユーザの血糖値データを格納し始めてから、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS304)。所定の時間が経過していないと判定した場合(S304;NO)、CPU141は、ステップS303に処理を戻す。一方、所定の時間が経過したと判定した場合(S304;YES)、CPU141は、RAM142に格納し続けた上記のユーザの血糖値データを、1つの血糖値データ列サンプルとして区切り、再度RAM142に格納する(ステップS305)。
次に、CPU141は、血糖値データ列サンプルを所定数、RAM142に格納したか否かを判定する(ステップS306)。所定数格納していないと判定した場合(S306;NO)、CPU141は、ステップS303に処理を戻し、ステップS305までの処理にて、新たな血糖値データ列サンプルをRAM142に格納する。一方、所定数の血糖値データ列サンプルを格納したと判定した場合(S306;YES)、CPU141は、ステップS307へ処理を進める。
次に、ステップS307では、CPU141は、最初に、所定数格納した血糖値データ列サンプル(過去のユーザ生体情報を表す)のそれぞれについて、過去の時刻Pより以前の血糖値データ列の示す、血糖値の乖離率、血糖値の変化率、及び血糖値の差分を算出する処理を行う。なお、過去の時刻Pとは、各血糖値データ列サンプルに含まれている、それぞれの最新の時刻からの過去の時刻Pであることを表している。以下に、血糖値の乖離率、血糖値の変化率、及び血糖値の差分について具体的な算出方法を示す。
上記の血糖値の乖離率は、過去の時刻Pにおける血糖値をDATAp、過去の時刻PからA時間前より以前の所定の長さの期間における血糖値の平均値をDATAfとして以下の式1により算出される。
(DATAp−DATAf)/DATAf×100 (式1)
上記の血糖値の変化率は、過去の時刻Pより以前の所定の長さの期間における血糖値の平均値をDATAk、過去の時刻PからA時間前より以前の所定の長さの期間における血糖値の平均値をDATAfとして以下の式2により算出される。
(DATAf−DATAk)/A (式2)
上記の血糖値の差分は、過去の時刻Pにおける血糖値をDATAp、過去の時刻PからA時間前における血糖値をDATAaとして以下の式3により算出される。
DATAp−DATAa (式3)
次に、CPU141は、上述した、血糖値の乖離率(式1)、血糖値の変化率(式2)、及び血糖値の差分からなる過去の血糖値(式3)を、所定数格納した血糖値データ列サンプルのそれぞれについて算出した後、図5に示すようなパターン1〜パターン6のどのパターン(それぞれが過去の生体情報の変動パターンを表す)に、各血糖値データ列サンプルが当てはまるかを決定する処理を行う(ステップS307)。CPU141は、この決定処理の後、ステップS308へ処理を進める。
次に、ステップS308では、CPU141は、各血糖値データ列サンプルがそれぞれ当てはまったパターン1〜パターン6(それぞれが過去のユーザ生体情報の変動パターンを表す)について、各血糖値データ列サンプルが示す、過去の時刻PよりX時間後の血糖値の変動値を度数分布化し、その中央値を過去の時刻Pより将来の血糖値の変動値(将来のユーザ生体情報の変動値を表す)とする。なお、変動値の算出については、上記の中央値以外に、過去の時刻PよりX時間後の血糖値の変動値の平均値をとるようにしてもよい。CPU141は、このようにして得られたそれぞれの過去のユーザ生体情報の変動パターンとその変動パターンのときの時刻Pより将来の血糖値の変動値(将来のユーザ生体情報の変動値を表す)とを関連付けたユーザ固有の生体情報プロファイルを作成し、それを、補助記憶部148にあるプロファイル作成記憶部153に、図2Eに示すようなデータべースの形態で記憶させる(ステップS308)。その後、CPU141は、RAM142に格納された生体情報プロファイル作成部156から読み込んだプログラムを消去して、処理を終了する。
次に、上記のようにユーザの過去の血糖値データ列に基づいて作成されたユーザ固有の生体情報プロファイルを用いて、将来のユーザの生体情報の予測値を算出し、それを用いてユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する方法を、図4のフロー図に従って説明する。
携帯装置110の測定部112は、ユーザ生体情報として、ユーザの血糖値の測定を行い、連続的に血糖値データを取得する(ステップS401)。この血糖値データを取得する操作は、ユーザの任意の指示で行ってもよいし、携帯装置110が自動的に定期的に取得する形態であってもよい。
次に、携帯装置110の送受信部115は、測定部112が連続的に取得したユーザの血糖値データをサーバ装置140に送信する(ステップS402)。次に、サーバ装置140の送受信部145において、携帯装置110から送信されてくる連続的に取得されたユーザの血糖値データが受信され始めると、CPU141は、ROM147にある変動パターン特定部157に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、連続的に受信されるユーザの血糖値データをRAM142に格納し続ける処理を実行する(ステップS403)。
次に、CPU141は、ステップS403にてRAM142に連続的にユーザの血糖値データを格納し始めてから、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS404)。所定の時間が経過していないと判定した場合、CPU141は、ステップS403に処理を戻す。一方、所定の時間が経過したと判定した場合、CPU141は、RAM142に格納し続けた上記のユーザの血糖値データを1つの血糖値データ列として区切り、再度RAM142に格納する(ステップS405)。
次に、ステップS405にて格納された血糖値データ列に基づいて、CPU141は、最近の血糖値の変動パターン(最近のユーザ生体情報の変動パターンを表す)を作成する。すなわち、CPU141は、上述のステップS307と同様の算出方法で、最近の血糖値データ列の示す血糖値の乖離率、血糖値の変化率、及び血糖値の差分からなる最近の血糖値の変動パターン(最近のユーザ生体情報の変動パターンを表す)を作成する(ステップS406)。
次に、CPU141は、プロファイル作成記憶部153に記憶された、ユーザ固有の生体情報プロファイルのデータベース(図2E)を参照し、過去のユーザ生体情報の変動パターンと最近のユーザ生体情報の変動パターンとが一致するか否かを判定する(ステップS407)。ステップS407において一致しないと判定した場合(S407;NO)、CPU141は、RAM142に格納された血糖値データ列を消去し、ステップS401に処理を戻す。一方、ステップS407において一致すると判定した場合(S407;YES)、CPU141は、RAM142に格納された変動パターン特定部157から読み込んだプログラムを消去して、ROM147にある生体情報予測判定部158に記憶されたプログラムをRAM142に読み込む。そして、CPU141は、ユーザ固有の生体情報プロファイルのデータベース(図2E)を参照し、一致した過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、時刻Pより将来の血糖値の変動値(将来のユーザ生体情報の変動値を表す)を現在の血糖値に加算することで、将来の血糖値の予測値(将来のユーザ生体情報の予測値を表す)を算出する処理を行う(ステップS408)。
次に、CPU141は、算出した将来の血糖値の予測値がユーザに応じて予め定められる第1の所定の闘値以下であるか否かを判定することによって、将来低血糖状態になるか否かを判定する。この場合、CPU141は、第1の所定値以下であれば、将来低血糖状態になるとし、血糖値は所定の基準を満たしたと判定する。そして、CPU141は、RAM142に格納された生体情報予測判定部158から読み込んだプログラムを消去して、後述するようにステップS706(図7)の処理を進める。或いは、算出した将来の血糖値の予測値が、ユーザに応じて予め定められる第2の所定の闘値以上であるか否かを判定することによって、将来高血糖状態になるか否かが判定される構成としてもよい。この場合、CPU141は、第2の所定の闘値以上であれば、将来高血糖状態になるとし、血糖値は所定の基準を満たしたと判定する。そして、CPU141は、RAM142に格納された、生体情報予測判定部158から読み込んだプログラムを消去して、後述するようにステップS706(図7)の処理を進める。(ステップS409)
また、生体情報プロファイル作成部156、変動パターン特定部157、生体情報予測判定部158は、上述の算出方法を用いて将来の血糖値を予測し、これに基づいて所定の基準を満たすか否かを判定するために使用されるものであるが、上述の算出方法には限定されない。例えば、将来の血糖値の予測方法として、特開2005−308742号公報に記載の方法を用いてもよい。
また、判定方法は、上記の算出した将来の血糖値に基づく判定だけでなく、現在の血糖値に基づく判定としてもよい。例えば、生体情報予測判定部158が、ユーザに応じて予め定められる第1の所定の闘値を設定し、現在の血糖値がそれ以下であれば、血糖値は所定の基準を満たすと判定する構成としてもよい。または、ユーザに応じて予め定められる第2の所定の闘値を設定し、現在の血糖値がそれ以上であれば、血糖値は所定の基準を満たすと判定される構成としてもよい。
また、判定方法は、上記の算出した将来の血糖値、または現在の血糖値に基づく判定だけでなく、現在の血糖値の上昇速度または下降速度(いずれの速度も、現在の血糖値と直近の血糖値から求める)に基づく判定であってもよい。例えば、生体情報予測判定部158が、ユーザに応じて予め定められる第1の速度の闘値を設定し、現在の血糖値の下降速度がそれ以下であれば、血糖値は所定の基準を満たすと判定する構成としてもよい。または、ユーザに応じて予め定められる第2の所定の闘値を設定し、現在の血糖値の上昇速度がそれ以上であれば、血糖値は所定の基準を満たすと判定される構成としてもよい。
なお、生体情報プロファイル作成部156、変動パターン特定部157、生体情報予測判定部158、プロファイル作成記憶部153を、サーバ装置140ではなく、携帯装置110のROM117に記憶(生体情報プロファイル作成部156は携帯装置110の補助記憶部116に記憶)し、携帯装置110のCPU111がROM117に記憶された各種プログラムをRAM118に読み込み、図3及び4にて説明したサーバ装置140のCPU141の処理と同じ処理を行う形態であってもよい。この場合、携帯装置110は、更に、ステップS409において、ユーザ生体情報が所定の基準を満たしたと判定した場合、基準を満たしたという判定の結果をサーバ装置140に送信する処理を実行可能なプログラムを含む判定結果送信部(図1Bにおいては図示せず)を、新たにROM117に記憶しておく。そして、ステップS409において、ユーザ生体情報が所定の基準を満たすと判定した場合、携帯装置110のCPU111は、ROM117にある判定結果送信部に記憶されたプログラムをRAM118に読み込み、基準を満たしたという判定の結果を、サーバ装置140に送信する。サーバ装置140は、この判定の結果に基づき、後述するようにステップS706(図7)の処理を進める。また、判定結果送信部は、上記判定の結果と同時に、更にユーザ固有情報記憶部125に記憶されたユーザ固有情報を表すデータレコード(図2A)を、サーバ装置140に送信する処理を実行可能としてもよい。この形態を取る事により、ユーザ生体情報が所定の基準を満たした場合にのみ、ユーザ固有情報がサーバ装置140に送信されるので、サーバ装置の処理における負荷の低減に繋がる。
以上の、サーバ装置140又は携帯装置110におけるユーザ生体情報の処理の結果を、図7のフロー図において後述するように、サーバ装置140がユーザ固有情報を必要な医療機関端末170に送信するか否かを判定する際の基準として用いる事ができる。
次に、サーバ装置140が、サーバ装置140内のユーザ固有情報記憶部150に記憶された、ユーザ固有情報を更新する方法を図6のフロー図に従って説明する。
携帯装置110のCPU111は、ユーザ固有情報記憶部125に記憶されたデータレコード(図2A)をサーバ装置140に送信する。この送信の操作は、ユーザが入力部123を用いてCPU111に対して任意に送信を指示する形態でもよいし、CPU111が定期的に自動的に送信する形態であってもよい。或いは、ユーザが携帯装置110に最新のユーザ固有情報を入力し、CPU111がユーザ固有情報記憶部125を更新すると同時に自動的にサーバ装置140にその情報を送信する形態であってもよい。(ステップS601)
次に、サーバ装置140のCPU141は、携帯装置110から送信されたデータレコード(図2A)を受信し、RAM142に格納する。続いて、CPU141は、ROM147内にあるユーザ固有情報更新部154に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、次の処理を実行する。最初に、CPU141は、サーバ装置140内のユーザ固有情報記憶部150を参照し、サーバ装置140のユーザ固有情報記憶部150のデータレコード(図2C)のユーザ固有情報と、携帯装置110から送信されたデータレコード(図2A)のユーザ固有情報とを比較する(ステップS602)。CPU141は、異なる場合は(S602;YES)、ステップS603へ処理を進める。CPU141は、一致する場合は(S602;NO)、RAM142に格納されたデータレコード(図2A)と、上記のユーザ固有情報更新部154から読み込んだプログラムを消去して処理を終了する。
次に、ステップS603において、CPU141は、サーバ装置140のユーザ固有情報記憶部150のデータレコード(図2C)のユーザ固有情報を、携帯装置110から送信されたデータレコード(図2A)のユーザ固有情報に更新する(ステップS603)。更新後、CPU141は、RAM142に読み込まれたデータレコード(図2A)と、ユーザ固有情報更新部154から読み込んだプログラムを消去して処理を終了する。
以上の、携帯装置110とサーバ装置140との情報のやり取りにより、サーバ装置140は、ユーザの持つユーザ固有情報を最新の状態に保つことが出来る。
次に、サーバ装置140が、ユーザ固有情報を必要な医療機関端末170に送信する方法を図7のフロー図に従って説明する。なお、図7には、処理フローの各ステップの実行時にそれぞれ、サーバ装置140のRAM142に格納されているデータの例が関連付けられて示されている。
携帯装置110のCPU111は、定期的に、ユーザ識別情報記憶部124に記憶された、ユーザ識別情報を信号として発信する。その信号を受信可能なアクセスポイント130は全て個々に割り当てられたアクセスポイント情報とその受信強度を付加してサーバ装置140に送信する(ステップS701)。
次に、サーバ装置140のCPU141は、ステップS701にてアクセスポイント130を介して送信されたユーザ識別情報と、アクセスポイント情報、及び受信強度を受信し、RAM142に格納する。続いて、CPU141は、ROM147内にあるアクセスポイント情報判定部155に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、以下の処理を実行する。
最初に、CPU141は、ステップS701において個々のアクセスポイントから送信された受信強度を比較する。CPU141は、最も強い受信強度で受信されたアクセスポイント情報を選択し、ユーザ識別情報と関連付けてRAM142に格納する。CPU141は、それ以外のアクセスポイント情報や受信強度の情報は消去する。この処理により、サーバ装置140は、携帯装置110が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得する(ステップS702)。
次に、CPU141は、補助記憶部148に記憶されたアクセスポイント情報記憶部152のデータベース(図2B)を参照し、ステップS702にて格納したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を検索し、そのユーザ識別情報と関連付けられたアクセスポイント情報を特定する。そして、CPU141は、この特定された情報とRAM142に格納したアクセスポイント情報とを比較する。CPU141は、異なる場合には、携帯装置110の所属するアクセスポイントが変化したと判定し(S703;YES)、ステップS704の処理を進める。CPU141は、一致している場合は、携帯装置110は引続き同じアクセスポイントに所属していると判定する(S703;NO)。この場合、CPU141は、RAM142に格納されたユーザ識別情報と、アクセスポイント情報と、アクセスポイント情報判定部155から読み込んだプログラムを消去して、処理を終了する。
次に、CPU141は、補助記憶部148に記憶されたアクセスポイント情報記憶部152のデータベース(図2B)において上記特定したアクセスポイント情報を、RAM142に格納したアクセスポイント情報に更新する処理を行う(ステップS704)。更新後は、CPU141は、RAM142に格納されたアクセスポイント情報判定部155から読み込んだプログラムを消去し、RAM142に格納されたアクセスポイント情報とユーザ識別情報は残す。
ステップS704において、CPU141は、RAM142に格納されたアクセスポイント情報判定部155から読み込んだプログラムを消去した後、次に、ROM147内にある生体情報予測判定部158に記憶されたプログラムをRAM142に読み込む。これにより、CPU141は、図4にて上述したように、血糖値が所定の基準を満たすか否かを判定する処理を行う(ステップS705)。血糖値が所定の基準を満たすと判定した場合(S705;YES)、CPU141は、RAM142に格納された生体情報予測判定部158から読み込んだプログラムのみ消去し、RAM142に格納されたアクセスポイント情報と、ユーザ識別情報は残し、ステップS706の処理へ進む。一方で、所定の基準を満たさないと判定した場合(S705;NO)、CPU141は、RAM142に格納されたアクセスポイント情報と、ユーザ識別情報、及び生体情報予測判定部158から読み込んだプログラムを消去し、処理を終了する。
ステップS705にて、CPU141は、RAM142に格納された生体情報予測判定部158から読み込んだプログラムのみを消去した後、次に、ROM147内にある医療機関端末特定部161に記憶されたプログラムをRAM142に読み込む。これにより、CPU141は、携帯装置110の所属するアクセスポイントと通信可能な地域内に位置する医療機関端末170を特定し、ユーザ固有情報をその特定した医療機関端末170に送信する処理を行う。
具体的には、最初に、CPU141は、補助記憶部148に記憶された医療機関端末記憶部151のデータベース(図2D)を参照し、このデータベース中から、RAM142に格納されたアクセスポイント情報と一致するアクセスポイント情報を検索し、そのアクセスポイント情報と関連付けられた医療機関端末識別情報を全て特定する(ステップS706)。次に、CPU141は、RAM142に格納されたユーザ識別情報と、この特定した医療機関端末識別情報とを関連付けて再度格納し、それと同時に、RAM142に格納されたアクセスポイント情報を消去する処理を行う。
次に、CPU141は、補助記憶部148に記憶されたユーザ固有情報記憶部150のデータベース(図2C)を参照し、このデータベース中から、RAM142に格納されたユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を検索し、そのユーザ識別情報と関連付けられたユーザ固有情報を特定する。そして、CPU141は、RAM142に格納された、ユーザ識別情報と、医療機関端末識別情報に、更に、この特定したユーザ固有情報を関連付けて、再度RAM142に格納する処理を行う。次に、CPU141は、RAM142に関連付けて格納したこれらの情報について、ステップS706にて特定した、医療機関端末識別情報に対応する医療機関端末170へ送信する処理を行う(ステップS707)。なお、送信形態としては、サーバ装置140から一方向的に医療機関端末170に送信する形態であってもよいし、または、医療機関端末170のCPU171からサーバ装置140のCPU141に対して、送受信部174を介して医療機関端末170へユーザ固有情報を送付する命令を与えた後、サーバ装置140が上記特定した医療機関端末170へ送信する双方向的なものであってもよい。送信後は、CPU141は、RAM142に格納された、ユーザ固有情報と、医療機関端末特定部161から読み込んだプログラムを消去し、処理を終了する。なお、ユーザ識別情報と、それに関連付けられた医療機関端末識別情報は、図8にて説明するステップS801以降の処理にて使用するため、引き続きRAM142に格納される(ステップS708)。
また、ステップS707の後、ユーザ固有情報を受信した医療機関端末170において、医療機関端末170のCPU171は、受信したユーザ固有情報、ユーザ識別情報をRAM172に格納すると同時に、受信した日時情報(受信日時)を時計178から取得する。そして、この受信した、ユーザ固有情報とユーザ識別情報、及び取得した日時情報とを関連付けて、補助記憶部177のユーザ固有情報記憶部185にデータベースとして記憶する(図2F)。記憶した後は、CPU171は、RAM172に格納したユーザ識別情報、ユーザ固有情報を消去し、処理を終了する。
医療機関端末170のユーザ固有情報記憶部185に記憶されたユーザ固有情報の確認は、ユーザがその医療機関を受診する、或いは搬送された際に、医療従事者がそのユーザが持つ携帯装置110のユーザ識別情報を入力部179に入力することで行われる。入力後、ユーザ固有情報記憶部185に記憶されたデータベース(図2F)における、このユーザ識別情報に対応するユーザ固有情報が表示部180に表示され、確認することができる。なお、入力部179にユーザ識別情報が入力されると、入力された日時情報(受診日時)が時計178から取得され、ユーザ識別情報とこの受診日時とが関連付けられて、補助記憶部177のユーザ受診履歴部184にてデータベースとして記憶される(図2G)。なお、ユーザがその医療機関に受診、或いは搬送される前に、医療従事者側で事前にユーザ固有情報記憶部185にアクセスし、ユーザ固有情報を確認できる構成を設けてもよい。
なお、ステップS701については、携帯装置110のCPU111がユーザ識別情報を発信する代わりに、サーバ装置140のCPU141が定期的に全てのアクセスポイント130を通じてユーザ識別情報を発信して、それに対応する携帯装置110がどのアクセスポイントにて最も強い受信強度で受信されたかを判定するものであってもよい。この場合、ステップS702では、発信したユーザ識別情報と、最も強い受信強度で受信したアクセスポイントにおけるアクセスポイント情報が、サーバ装置140のRAM142に格納される。
なお、ステップS705については、サーバ装置140の処理開始(スタート)からステップS701との間に設け、ステップS705において所定の基準を満たした場合のみ、ステップS701の処理を進めるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザの血糖値が所定の基準を満たさないと判定した場合は、それ以降のサーバ装置140の処理を必要としないため、携帯装置110やサーバ装置140の処理に掛かる負荷を低減することができる。
なお、ステップS706及びステップS707については、携帯装置110が所属するアクセスポイントの通信可能な地域内の医療機関端末170以外に、所属するアクセスポイントと隣接した地域にあるアクセスポイントも特定し、そのアクセスポイントの通信可能な地域内の医療機関端末にも、ユーザ固有情報が送付されるようにしてもよい。このようにすれば、その携帯装置110を用いるユーザが電車や自動車による迅速な移動を行い、所属するアクセスポイントが急激に変化したとしても、移動先の所属するアクセスポイントの通信可能な地域内の医療機関端末にも、ユーザ固有情報が予め送付されるため、その医療機関において適切かつ迅速にユーザに対する処置を施すことができる。
なお、携帯装置110が所属するアクセスポイント内に固定されている、或いは、携帯装置110を用いるユーザが所属するアクセスポイントと通信可能な地域外を出ることが殆ど無い場合は、ステップS701〜ステップS704までを省略し、ステップS705以降の処理のみ行うようにしてもよい。これにより、ユーザは自身の血糖値の変動について意識しなくても、所定の基準を満たせば自動的にサーバ装置140がユーザの固有情報を医療機関端末170に送信するため、たとえユーザが医療機関に搬送され、医療従事者との間で意思疎通が図れない場合であったとしても、適切な治療、診断、或いは薬剤の投与が行われる。
なお、携帯装置110を使用するユーザが短時間に複数のアクセスポイント間を迅速に移動しており、ステップS705において所定の基準を満たすと判定し医療機関端末170にユーザ固有情報を送付した際に、既にそのユーザが他のアクセスポイントに移動しているような場合は、ステップS705を省略し、残りのステップS701〜ステップS704、ステップS706〜ステップS707までの処理のみ行うようにしてもよい。これにより、携帯装置110が異なるアクセスポイントに移動すると直ぐに、サーバ装置140が移動先のアクセスポイントの通信可能な地域に位置する医療機関端末170に対してユーザ固有情報を送付する事ができるので、移動途中でユーザが医療機関に搬送され、医療従事者との間で意思疎通が図れない場合であったとしても、適切な治療、診断、或いは薬剤の投与が行われる。
なお、あるアクセスポイントと通信可能な地域内に位置する、全ての医療機関端末170に、ユーザ固有情報を送付する必要が無く、ユーザが指定する医療機関端末170のみにユーザ固有情報を送付するケースも有る。この場合は、携帯装置110の補助記憶部116に、新たに医療機関端末指定部(図1Bにおいて図示せず)を設け、携帯装置110は、ユーザが予め指定した医療機関端末170に対応する医療機関端末識別情報をその医療機関端末指定部に、例えば図2Hに示すデータベースの形態として記憶する。そして、ステップS701において、携帯装置110のCPU111は、ユーザ識別情報に加え、医療機関端末指定部に記憶した全ての医療機関端末識別情報も関連付けてサーバ装置140のCPU141に送付し、ステップS705の処理まで、サーバ装置140のRAM142にユーザ識別情報とともに、その医療機関端末識別情報も格納する。
次に、ステップS706にて、CPU141は、ROM147内にある医療機関端末特定部161に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、補助記憶部148に記憶された医療機関端末記憶部151のデータベース(図2D)を参照し、このデータベースにおいてRAM142に格納されたアクセスポイント情報と一致する、アクセスポイント情報に関連付けられた医療機関端末識別情報を特定する。そして、CPU141は、この特定した医療機関端末識別情報が、RAM142に同時に格納された医療機関端末指定部由来の医療機関端末識別情報に合致するか否かを判定し、合致しない医療機関端末識別情報のみを消去する。そして、CPU141は、RAM142に残った医療機関端末識別情報をステップS707の処理にて用いる。これにより、ユーザが予め指定する医療機関端末のみに、ユーザ固有情報を送付する事ができる。ユーザにとって最適な処置を施す医療機関や、馴染みの深い医療機関を把握しており、その医療機関へ受診する事が予め分かっている場合は、上記の医療機関端末指定部を設けた処理を行ってもよい。
以上の、携帯装置110、サーバ装置140、医療機関端末170での情報のやり取りにより、携帯装置110は新たなアクセスポイントに所属した、或いは、血糖値が所定の基準を満たした場合においても、ユーザは別途所定の操作をする必要無く、携帯装置110が所属するアクセスポイントとの通信可能な地域内の全ての医療機関端末170に対して、予めユーザ固有情報が送付される。そして、このような情報のやり取りにより、ユーザが例えば低血糖による昏睡状態に陥り、ユーザと医療機関との間で意志疎通ができない状態になったとしても、医療機関は予め送付されたユーザ固有情報を把握し、そのユーザに適切な治療、診断、或いは薬剤の投与を施すことができる。
次に、ユーザ固有情報が、所属するアクセスポイントの通信可能な地域内の医療機関端末170に送付された後、そのユーザの携帯装置110が所属するアクセスポイントが変更された場合、或いは、ユーザ固有情報が送付された医療機関端末170を設置する医療機関内にて既にユーザの受診や搬送がなされた場合は、医療機関端末170は、ユーザ固有情報記憶部185内にあるユーザ固有情報を記憶し続ける必要はない。
ここで、サーバ装置140が、医療機関端末170内のユーザ固有情報記憶部185に記憶された、ユーザ固有情報を消去する動作について、図8のフロー図に従って説明する。なお、図8には、処理フローの各ステップの実行時にそれぞれ、サーバ装置140のRAM142に格納されているデータの例が関連付けられて示されている。
携帯装置110のCPU111は、定期的に、ユーザ識別情報記憶部124に記憶された、ユーザ識別情報を信号として発信する。その信号を受信可能なアクセスポイントは全て、個々に割り当てられたアクセスポイント情報と、その受信強度を付加して、サーバ装置140に送信する(S801)。
次に、サーバ装置140のCPU141は、ステップS801にてアクセスポイントを介して送信され、かつ、図7のステップS707以降、RAM142に格納され続けているユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報と、そのアクセスポイント情報、及び受信強度を受信し、RAM142に格納する。続いて、CPU141は、ROM147内にあるアクセスポイント情報判定部155に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、以下の処理を実行する。最初に、CPU141は、ステップS801において個々のアクセスポイントから送信された受信強度を比較する。そして、CPU141は、最も強い受信強度で受信したアクセスポイント情報を選択し、これをRAM142に格納する。それ以外のアクセスポイント情報や受信強度の情報は消去される。この処理により、サーバ装置140は、携帯装置110が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得する(ステップS802)。
次に、CPU141は、補助記憶部148に記憶されたアクセスポイント情報記憶部152のデータベース(図2B)を参照し、図7のステップS707以降、RAM142に格納され続けているユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を検索し、そのユーザ識別情報と関連付けられたアクセスポイント情報を特定する。続いて、CPU141は、その情報とRAM142に格納したアクセスポイント情報とを比較する。CPU141は、異なる場合には、サーバ装置140がユーザ固有情報を医療機関端末170に送付した後に、携帯装置110の所属するアクセスポイントが変化したと判定し(S803;YES)、ステップS804の処理を進める。CPU141は、一致している場合には、携帯装置110が引続き同じアクセスポイントに所属していると判定し(S803;NO)、アクセスポイント情報判定部155から読み込んだプログラムを消去してから、ステップS805の処理へ進む。
次に、CPU141は、補助記憶部148に記憶されたアクセスポイント情報記憶部152のデータベース(図2B)においてステップS803で特定したアクセスポイント情報をRAM142に格納したアクセスポイント情報に更新する処理を行う(ステップS804)。更新後は、CPU141は、RAM142に格納された、アクセスポイント情報判定部155から読み込んだプログラムを消去する。なお、図7のステップS707以降、RAM142に格納されている、ユーザ識別情報とそれに関連付けられた医療機関端末識別情報は引き続き格納される。
一方、ステップS803において、携帯装置110が引続き同じアクセスポイントに所属していると判定した場合(S803;NO)、サーバ装置140のCPU141は、このアクセスポイントの通信可能な地域内に位置する医療機関端末170におけるこの携帯装置110を用いるユーザの受診の有無を判定する処理を行う。言い換えると、この医療機関端末170を設置する医療機関内へ、ユーザの受診があった、またはユーザの搬送が既になされたか否かを判定する処理を行う。この一連の処理を、以下のステップS805、ステップS806、ステップS807、ステップS808にて説明する。
次に、サーバ装置140のCPU141は、ROM147内にあるユーザ受診履歴確認部159に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、以下の処理を行う。最初に、サーバ装置140のCPU141は、図7のステップS707以降、RAM142に格納し続けている医療機関端末識別情報に基づき特定した医療機関端末170のCPU171に対して、補助記憶部177に記憶されたユーザ受診履歴部184のデータベース(図2G)をサーバ装置140に送信するように命令する。そして、CPU141は、医療機関端末170から送付されたデータベース(図2G)をRAM142に格納する処理を行う(ステップS805)。
次に、CPU141は、このデータベースを参照し、図7のステップS707以降、RAM142に格納し続けているユーザ識別情報と一致する、ユーザ識別情報を検索し、一致するユーザ識別情報の有無を判定する(ステップS806)。一致するユーザ識別情報が認められなかった場合は(S806;NO)、CPU141は、RAM142に格納されたこのデータベース、アクセスポイント情報、及びユーザ受診履歴確認部159から読み込んだプログラムを消去し、図8のスタートに戻る。そして、CPU141は、引き続き、ステップS801において携帯装置110からのユーザ識別情報の送信を待機する。一致するユーザ識別情報が認められた場合は(S806;YES)、CPU141は、RAM142にこのデータベースを格納したまま、ステップS807の処理へ進む。
次に、CPU141は、図7のステップS707以降、RAM142に格納し続けている、医療機関端末識別情報に基づき特定した医療機関端末170のCPU171に対して、補助記憶部177にあるユーザ固有情報記憶部185のデータベース(図2F)をサーバ装置140に送信するように命令する。そして、CPU141は、医療機関端末170から送付されたこれらのデータベースを、RAM142に格納する処理を行う(ステップS807)。なお、医療機関端末170は、ユーザ固有情報記憶部185のデータベース(図2F)そのものを送信するのではなく、更にこのデータベースから、ユーザ固有情報のみ除去したデータベース(ユーザ識別情報と受信日時とを関連付けたデータを残したデータベース)を送信する形態であってもよい。
次に、CPU141は、ステップS805にてRAM142に格納したデータベース(図2G)、及び、ステップS807にてRAM142に格納したデータベース(図2F)において、図7のステップS707以降、RAM142に格納し続けているユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を検索し、そのユーザ識別情報に関連付けられている、受診日時及び受信日時を、それぞれデータベース(図2G)、データベース(図2F)から特定する。そして、CPU141は、受診日時と受信日時を比較する。CPU141は、受診日時が受信日時以降である場合(S808;YES)、医療機関端末170の設置された医療機関へのユーザの受診があったと判定する。これにより、CPU141は、RAM142に格納されたデータベース(図2G)と、データベース(図2F)、及び、ユーザ受診履歴確認部159から読み込んだプログラムを消去し、ステップS809の処理へ進む。一方、受診日時が受信日時以降でなかった場合(S808;NO)、CPU141は、RAM142に格納されたデータベース(図2G)と、データベース(図2F)、アクセスポイント情報、及び、ユーザ受診履歴確認部159から読み込んだプログラムを消去した後、図8のスタートに戻る。そして、CPU141は、引き続きステップS801において携帯装置110からのユーザ識別情報の送信を待機する。
次に、サーバ装置140のCPU141は、ROM147内にあるユーザ固有情報消去部160に記憶されたプログラムをRAM142に読み込み、以下の処理を行う。CPU141は、図7のステップS707以降、RAM147に格納し続けている医療機関端末識別情報に基づき特定した全ての医療機関端末170のCPU171に対して、補助記憶部177のユーザ固有情報記憶部185内に記憶されたデータベース(図2F)における、図7のステップS707以降、サーバ装置140のRAM142に格納し続けているユーザ識別情報と一致する、ユーザ識別情報、及びそれに関連付けられた全ての情報(受信日時、ユーザ固有情報)を消去するように命令する。また、CPU141は、補助記憶部177のユーザ受診履歴部184内に記憶されたデータベース(図2G)についても同様に、図7のステップS707以降、サーバ装置140のRAM142に格納し続けているユーザ識別情報と一致する、ユーザ識別情報、及びそれに関連付けられた受診日時を消去するように命令する。命令処理後は、サーバ装置140のCPU141は、RAM142に格納し続けているユーザ識別情報と、それに関連付けられた医療機関端末識別情報、アクセスポイント情報、及び、ユーザ固有情報消去部160から読み込んだプログラム消去し、処理を終了する(ステップS809)。
なお、ステップS801については、携帯装置110のCPU111がユーザ識別情報を発信する代わりに、サーバ装置140のCPU141が定期的に全てのアクセスポイント130を通じてユーザ識別情報を発信して、それに合致する携帯装置110がどのアクセスポイントにて最も強い受信強度で受信されるかを判定するものであってもよい。この場合、CPU141は、ステップS802において、発信したユーザ識別情報と、最も強い受信強度で受信したアクセスポイントをサーバ装置140のRAM142に格納する。
以上の、携帯装置110、サーバ装置140、医療機関端末170での情報のやり取りにより、医療機関端末170にて記憶し続ける必要の無いユーザ固有情報について、医療機関側で別途所定の操作を必要とする事無く、サーバ装置140からの命令にて自動的に消去することができる。そしてこのような情報のやり取りにより、ユーザ固有情報は、ユーザがそのアクセスポイントに所属する期間内に、そのアクセスポイントと通信可能な地域に所属する医療機関端末170のみに記憶されているので、ユーザ固有情報は携帯装置110の外部において、最小限の範囲内で取り扱われることになる。その結果、ユーザ固有情報の医療機関外部への漏洩を防ぐことができる。
本実施形態は、携帯装置110、サーバ装置140及び医療機関端末170に含まれるアクセスポイント情報判定部155等のような各処理部の実現手法を限定するものではない。上記各処理部は、ハードウェアの構成要素又はソフトウェアの構成要素若しくはこれらの組み合わせとして、本技術分野の通常の技術者において実現可能な手法により構成されていればよい。
ハードウェアの構成要素とは、ハードウェア回路であり、例えば、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートアレイ、論理ゲートの組み合わせ、信号処理回路、アナログ回路等がある。ソフトウェアの構成要素とは、ソフトウェアとして上記処理を実現する部品(断片)であり、そのソフトウェアを実現する言語、開発環境等を限定する概念ではない。ソフトウェアの構成要素としては、例えば、タスク、プロセス、スレッド、ドライバ、ファームウェア、データベース、テーブル、関数、プロシジャ、サブルーチン、プログラムコードの所定の部分、データ構造、配列、変数、パラメータ等がある。これらソフトウェアの構成要素は、コンピュータ内において、1又は複数のメモリ上で実現されるか、或いは、1又は複数のメモリ上のデータが1又は複数のプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等)で実行されることにより実現される。
本発明によれば、ユーザが、例えば低血糖による昏睡状態に陥り、ユーザと医療機関との間で意思疎通ができない状態になったとしても、医療機関端末を設置する医療機関は予め送付されたユーザ固有情報を把握し、適切な治療、診断、或いは薬剤の投与を施すことができる。一方で、医療機関端末側は、送付されたユーザ固有情報が必要で無くなった場合、別途所定の操作をすること無く、サーバ装置側で自動的に消去する処理を行うので、ユーザ固有情報を別途管理する業務負担を考慮する必要が無く、かつ安全にユーザ固有情報を取扱うことが可能となる。その結果、ユーザ側と医療機関側双方に掛かるユーザ固有情報の管理の手間を省くことができる。
110 携帯装置
111 (携帯装置の)CPU
112 測定部
113 アナログ信号処理部
114 アナログデジタル(A/D)変換部
115 (携帯装置の)送受信部
116 (携帯装置の)補助記憶部
117 (携帯装置の)ROM
118 (携帯装置の)RAM
119 (携帯装置の)EEPROM
120 (携帯装置の)時計
121 (携帯装置の)ゲートアレイ
122 (携帯装置の)表示部
123 (携帯装置の)入力部
124 ユーザ識別情報記憶部
125 (携帯装置の)ユーザ固有情報記憶部
126 測定データ記憶部
127 検量線データ記憶部
128 (携帯装置の)モデム
129 (携帯装置の)NCU
130 アクセスポイント
131〜133 各地域に設置されたアクセスポイント
134 通信回線網
140 サーバ装置
141 (サーバ装置の)CPU
142 (サーバ装置の)RAM
143 (サーバ装置の)NCU
144 (サーバ装置の)モデム
145 (サーバ装置の)送受信部
146 (サーバ装置の)EEPROM
147 (サーバ装置の)ROM
148 (サーバ装置の)補助記憶部
149 (サーバ装置の)時計
150 (サーバ装置の)ユーザ固有情報記憶部
151 医療機関端末記憶部
152 アクセスポイント情報記憶部
153 プロファイル作成記憶部
154 ユーザ固有情報更新部
155 アクセスポイント情報判定部
156 生体情報プロファイル作成部
157 変動パターン特定部
158 生体情報予測判定部
159 ユーザ受診履歴確認部
160 ユーザ固有情報消去部
161 医療機関端末特定部

Claims (21)

  1. ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信する携帯装置と、前記ユーザ固有情報及び前記ユーザ生体情報を受信する前記サーバ装置と、前記サーバ装置から送信される情報を受信する医療機関端末を含む、ユーザ固有情報提供システムであって、
    前記サーバ装置は、前記携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表す、アクセスポイント情報を取得し、前記アクセスポイントが変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定部を備え、
    前記携帯装置及び前記サーバ装置の少なくとも一方は、更に、前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部を備え、
    前記アクセスポイントが変化したと判定し、かつ、前記所定の基準を満たすと判定した場合、前記サーバ装置は、前記ユーザ固有情報を、変化後の前記アクセスポイントに対応する前記医療機関端末に送信し、
    前記携帯装置及び前記サーバ装置の少なくとも一方は、更に、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成部と、
    前記生体情報プロファイル作成部が作成した生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターン特定部と、
    を備え、
    前記生体情報予測判定部は、更に、前記変動パターン特定部が特定した、過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、前記将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出し、前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記ユーザ生体情報が前記所定の基準を満たすか否かを判定する、
    ことを特徴とするユーザ固有情報提供システム。
  2. 前記サーバ装置は、更に、前記携帯装置のアクセスポイント情報を記憶する、アクセスポイント情報記憶部を備え、
    前記アクセスポイント情報判定部において、前記取得したアクセスポイント情報と、前
    記アクセスポイント情報記憶部に記憶された、アクセスポイント情報とが異なる場合は、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定する、
    請求項1に記載のユーザ固有情報提供システム。
  3. 前記医療機関端末は、更に、前記送信されたユーザ固有情報を記憶するユーザ固有情報記憶部を備え、
    前記サーバ装置が前記ユーザ固有情報を前記医療機関端末に送信した後、前記アクセスポイント情報判定部が、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定した場合、前記サーバ装置は、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された前記ユーザ固有情報を消去する、
    請求項1に記載のユーザ固有情報提供システム。
  4. 前記医療機関端末は、更に、前記送信されたユーザ固有情報を記憶するユーザ固有情報記憶部を備え、
    前記サーバ装置は、更に、前記医療機関端末における前記ユーザの受診の有無を判定するユーザ受診履歴確認部を備え、
    前記サーバ装置が前記ユーザ固有情報を前記医療機関端末に送信した後、アクセスポイント情報判定部が、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化しないと判定し、かつ、前記ユーザ受診履歴確認部が、前記ユーザの受診があったと判定した場合、前記サーバ装置は、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された、前記ユーザ固有情報を消去する、
    請求項に記載のユーザ固有情報提供システム。
  5. 前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部は、更に、前記送信されたユーザ固有情報と、その受信日時を関連付けて記憶し、
    前記医療機関端末は、更に、前記ユーザの受診日時を記憶するユーザ受診履歴部を備え、
    前記ユーザ受診履歴確認部は、前記ユーザ受診履歴部に記憶された、前記ユーザの受診日時と、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された受信日時を特定し、前記受診日時が前記受信日時以降である場合、前記ユーザの受診があったと判定する、
    請求項に記載のユーザ固有情報提供システム。
  6. ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信可能な携帯装置と、前記ユーザ固有情報及び前記ユーザ生体情報を受信するサーバ装置と、前記サーバ装置から送信される情報を受信する医療機関端末とにより実行されるユーザ固有情報提供方法であって、
    前記サーバ装置が、前記携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表す、アクセスポイント情報を取得するステップと、
    前記携帯装置及び前記サーバ装置の少なくとも一方が、前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定ステップと、
    前記サーバ装置は、前記アクセスポイントが変化したか否かを判定する、アクセスポイント情報判定ステップと、
    前記所定の基準を満たすと判定し、かつ、前記アクセスポイントが変化したと判定した場合、前記サーバ装置が、前記ユーザ固有情報を、変化後の前記アクセスポイントに対応する前記医療機関端末に送信するステップと、を含み、
    前記生体情報予測判定ステップは、更に、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成ステップと、
    前記生体情報プロファイル作成ステップにおいて作成した生体情報プロファイルの中か
    ら、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターン特定ステップと、
    前記変動パターン特定ステップにおいて特定した、過去のユーザ生体情報の変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出するステップと、
    前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記ユーザ生体情報が前記所定の基準を満たすか否かを判定するステップと、
    を含むことを特徴とするユーザ固有情報提供方法。
  7. 前記サーバ装置は、更に、前記携帯装置のアクセスポイント情報を記憶するアクセスポイント情報記憶部を備え、
    前記アクセスポイント情報判定ステップは、前記取得したアクセスポイント情報と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶された、アクセスポイント情報とが異なる場合は、前記アクセスポイントが変化したと判定する、
    請求項に記載のユーザ固有情報提供方法。
  8. 前記医療機関端末は、更に、前記送信されたユーザ固有情報を記憶するユーザ固有情報記憶部を備え、
    前記サーバ装置が、前記ユーザ固有情報を前記医療機関端末に送信する前記ステップの後、更に、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定ステップと、
    前記アクセスポイントが変化したと判定した場合、前記サーバ装置が、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された、前記ユーザ固有情報を消去する、ユーザ固有情報消去ステップと、
    を含む請求項に記載のユーザ固有情報提供方法。
  9. 携帯装置から送信されるユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを受信するサーバ装置であって、
    前記携帯装置が現在所属するアクセスポイント情報を表す、アクセスポイント情報を取得し、前記アクセスポイント情報が変化したか否かを判定するアクセスポイント情報判定部と、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部と、
    前記アクセスポイント情報が変化したと判定し、かつ、前記所定の基準を満たしたと判定した場合、前記ユーザ固有情報を、変化後の前記アクセスポイントに対応する医療機関端末に送信する医療機関端末特定部と、を備え、更に、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成部と、
    前記生体情報プロファイル作成部が作成した生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターン特定部と、を備え、
    前記生体情報予測判定部が、更に、前記変動パターン特定部が特定した、過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、前記将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出し、前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記ユーザ生体情報が前記所定の基準を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. 前記サーバ装置は、更に、前記携帯装置のアクセスポイント情報を記憶する、アクセスポイント情報記憶部を備え、
    前記アクセスポイント情報判定部が、更に、前記取得したアクセスポイント情報と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶された、アクセスポイント情報とが異なる場合は、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定する、
    請求項に記載のサーバ装置。
  11. 前記サーバ装置は、更に、
    前記ユーザ固有情報を前記医療機関端末に送信した後、前記アクセスポイント情報判定部が、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定した場合、前記医療機関端末において記憶された、ユーザ固有情報を消去するユーザ固有情報消去部、
    を備える請求項に記載のサーバ装置。
  12. 前記サーバ装置は、更に、
    前記医療機関端末における前記ユーザの受診の有無を判定するユーザ受診履歴確認部と、
    前記ユーザ固有情報を前記医療機関端末に送信した後、前記アクセスポイント情報判定部が、前記携帯装置の所属するアクセスポイント情報が変化しないと判定し、かつ、前記ユーザ受診履歴確認部が、前記ユーザの受診があったと判定した場合、前記医療機関端末において記憶された、ユーザ固有情報を消去するユーザ固有情報消去部と、
    を備える請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 前記医療機関端末は、前記送信されたユーザ固有情報と、その受信日時を関連付けて記憶するユーザ固有情報記憶部と、前記ユーザの受診日時を記憶するユーザ受診履歴部を備え、
    前記サーバ装置の前記ユーザ受診履歴確認部は、前記ユーザ受診履歴部に記憶された前記ユーザの受診日時と、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された受信日時を特定し、前記受診日時が前記受信日時以降である場合、前記ユーザの受診があったと判定する、
    請求項12に記載のサーバ装置。
  14. ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報とを、サーバ装置に送信可能な携帯装置であって、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する生体情報予測判定部と、
    所定の基準を満たすと判定した場合、前記判定の結果を前記サーバ装置に送信する判定結果送信部と、を備え、更に、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイル作成部と、
    前記生体情報プロファイル作成部が作成した生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターン特定部と、
    を備え、
    前記生体情報予測判定部が、更に、前記変動パターン特定部が特定した、過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、前記将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出し、前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記ユーザ生体情報が前記所定の基準を満たすか否かを判定する、
    ことを特徴とする携帯装置。
  15. 前記判定結果送信部は、更に、前記所定の基準を満たすと判定した場合、前記ユーザ固有情報を前記サーバ装置に送信する、請求項14に記載の携帯装置。
  16. 携帯装置から送信されるユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報と、を受信する処理と、
    前記携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表すアクセスポイント情報を取得する処理と、
    前記アクセスポイントが変化したか否かを判定する処理と、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理と、
    前記アクセスポイントが変化したと判定し、かつ、前記所定の基準と満たすと判定した場合、前記ユーザ固有情報を変化後の前記アクセスポイントに対応する医療機関端末に送信する処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理は、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイルを作成する処理と、
    前記作成した生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターンを特定する処理と、
    前記特定した過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、前記将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出する処理と、を含み、
    前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記所定の基準を満たすか否かを判定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 前記コンピュータは、更に、前記携帯装置のアクセスポイント情報を記憶する、アクセスポイント情報記憶部を備え、
    前記アクセスポイント情報が変化したか否かを判定する処理が、前記取得したアクセスポイント情報と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されたアクセスポイント情報を比較する処理を含み、アクセスポイント情報が相互に異なる場合は、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定する、
    請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記医療機関端末は、更に、前記送信されたユーザ固有情報を記憶する、ユーザ固有情報記憶部を備え、
    前記ユーザ固有情報を医療機関端末に送信する処理の後、更に、前記アクセスポイント情報が変化したか否かを判定する処理と、
    前記アクセスポイント情報が変化したと判定した場合、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された前記ユーザ固有情報を消去する処理と、
    を更に含む請求項16に記載のプログラム。
  19. 携帯装置から送信される、ユーザが固有に持つユーザ固有情報と、ユーザの生体情報を測定することにより取得されたユーザ生体情報と、を受信する処理と、
    前記携帯装置が現在所属するアクセスポイントを表す、アクセスポイント情報を取得する処理と、
    前記アクセスポイントが変化したか否かを判定する処理と、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理と、
    前記アクセスポイントが変化したと判定し、かつ、前記所定の基準と満たすと判定した場合、前記ユーザ固有情報を変化後の前記アクセスポイントに対応する医療機関端末に送信する処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記ユーザ生体情報が所定の基準を満たすか否かを判定する処理は、
    ユーザの過去のユーザ生体情報に基づいて、過去のユーザ生体情報の変動パターンと、当該変動パターンのときの将来のユーザ生体情報の変動値とを関連付けた、ユーザ固有の生体情報プロファイルを作成する生体情報プロファイルを作成する処理と、
    前記作成した生体情報プロファイルの中から、ユーザの最近のユーザ生体情報の変動パターンと一致する、過去のユーザ生体情報の変動パターンを特定する変動パターンを特定する処理と、
    前記特定した過去のユーザ生体情報の変動パターンに関連付けられた、前記将来のユーザ生体情報の変動値を、現在のユーザ生体情報に加算することで、将来のユーザ生体情報の予測値を算出する処理と、を含み、
    前記将来のユーザ生体情報の予測値を用いて、前記所定の基準を満たすか否かを判定する、
    プログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  20. 前記コンピュータは、更に、前記携帯装置のアクセスポイント情報を記憶する、アクセスポイント情報記憶部を備え、
    前記アクセスポイント情報が変化したか否かを判定する処理が、前記取得したアクセスポイント情報と、前記アクセスポイント情報記憶部に記憶されたアクセスポイント情報を比較する処理を含み、アクセスポイント情報が相互に異なる場合は、前記携帯装置の所属するアクセスポイントが変化したと判定する、
    請求項19に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  21. 前記医療機関端末は、更に、前記送信されたユーザ固有情報を記憶する、ユーザ固有情報記憶部を備え、
    前記ユーザ固有情報を医療機関端末に送信する処理の後、更に、前記アクセスポイント情報が変化したか否かを判定する処理と、
    前記アクセスポイント情報が変化したと判定した場合、前記医療機関端末の前記ユーザ固有情報記憶部に記憶された前記ユーザ固有情報を消去する処理と、
    を更に含む請求項19に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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