WO2002034479A1

WO2002034479A1 - Dispositif permettant l'introduction et la distribution d'anneaux metalliques

Info

Publication number: WO2002034479A1
Application number: PCT/JP2001/008106
Authority: WO
Inventors: Hideshi Sato; Yuji Narusaki; Kiyonori Okano; Minoru Tomizawa; Masao Nitta; Yoshiharu Watabe
Original assignee: Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha
Priority date: 2000-10-20
Filing date: 2001-09-18
Publication date: 2002-05-02
Also published as: CN1251843C; EP1346801B1; AU2001290230A1; JPWO2002034479A1; US20040020257A1; US6898956B2; JP3964784B2; EP1346801A1; CN1469796A; EP1346801A4

Description

明細書金属リング投入払出装置技術分野

本発明は、弾性を有する金属リングを投入して支持ローラに支持させると共に支持ローラに支持された金属リングを払い出す金属リング投入払出装置に関する。背景技術

例えば、無段変速機に採用される動力伝達用のベルトにおいては、環状に積層配列された複数のエレメントを一体に結束するために、複数の金属リングを積層してなる積層リングが用いられる。この種の積層リングを構成する金属リングは、円筒状のドラムを所定幅毎に輪切り状に切断することによって無端帯状に形成された後、圧延機や周長補正機に投入されて所定の周長となるように加工される。

ところで、圧延機や周長補正機は、金属リングを略楕円形状に支持する一対の支持ローラと、少なくとも一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させて該金属リングに所定の張力を付与する支持ローラ移動手段とを備え、両支持ローラに略楕円形状に支持された金属リングに対して所定の加工を施すようになつている。

そして、従来、圧延機や周長補正機に金属リングを投入する際には、両支持ローラへの支持形状に対応する略楕円形状に金属リングを変形させながら両支持ローラに取り付け支持させることが作業者の手作業によつて行われていた。また、圧延機や周長補正機から金属リングを払い出す際には、前記支持ローラ移動手段によって両支持ローラの間隔を狭めて伸張状態が解除された金属リングを両支持ローラから取り外すことが作業者の手作業によって行われていた。

しかし、圧延機や周長補正機による所定の加工が行われる度に、金属リングの投入と払い出しとを手作業によって行わなければならず、作業効率が極めて低い不都合があった。

更に、金属リングは弹性を有しているために、該金属リングを両支持ローラに支持させるときには、両支持ローラへの支持形状に対応する略楕円形状に維持することが難しい。また、両支持ローラから取り外された該金属リングは、両支持ローラによる伸張状態が解除されることによつて急激に略楕円形状から略円形状に復元して他部に不用意に接触し、金属リングが損傷するおそれがある。このため、金属リングの投入と払い出しに係る作業は極めて煩わしい不都合があった。

かかる不都合を解消して、本発明は、迅速且つ高精度に金属リングの投入と払い出しを行うことができ、作業効率を向上させることができる金属リング投入払出装置を提供することを目的とする。発明の開示

本発明の金属リング投入払出装置は、弾性を有する無端帯状の金属リングを略楕円形状に支持する一対の支持ローラと、少なくとも一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させて該金属リングに所定の張力を付与する支持ローラ移動手段とを備える装置に設けられ、前記支持口ーラへの金属リングの投入を行なうリング投入装置と該支持ローラからの金属リングの払い出しを行なうリング払出装置とを備えるものである, そして、本発明の金属リング投入払出装置における前記リング投入装置は、前記金属リングを位置決めして載置する投入リング載置部と、該投入リング載置部の金属リングを前記両支持口一ラを内包する位置に移送する投入リング移送手段とを備え、前記投入リング載置部は、位置決めされた金属リングを径方向に解除自在に押圧して、前記支持ローラより大径に湾曲する一対の円弧部と両円弧部を介して略平行に対向する一対の弦部とからなる略楕円形状に弾発的に変形させる押圧手段を備え、前記投入リング移送手段は、該押圧手段によって押圧変形された金属リングの両弦部の外側面に当接した後、該押圧手段による押圧が解除された金属リングの復元弹性により該金属リングを圧接保持し、更に金属リングが前記投入リング移送手段によって両支持ローラを内包する位置に移送されて前記支持ローラ移動手段による両支持ローラの離反に伴って金属リングの両円弧部の湾曲径が両支持ローラに沿って小径とされたとき金属リングの把持を解除して両支持ローラに金属リングを受けわたす投入リング把持手段を備えることを特徴とする。

本発明の金属リング投入払出装置によれば、前記構成の前記リング投入装置によって金属リングの投入が行なわれる。即ち、該リング投入装置においては、前記投入リング載置部に位置決め載置された金属リングを前記押圧手段によって押圧する。該押圧手段は、金属リングを径方向に押圧することによって略楕円形状に弹発的に変形させる。このときの金属リングは、前記支持ローラより大径に湾曲する一対の円弧部と両円弧部を介して略平行に対向する一対の弦部とからなる楕円形状とされる, 次いで、変形状態の金属リングを前記投入リング移送手段の投入リング把持手段により把持する。該投入リング把持手段は、前記押圧手段によって変形された金属リングの両弦部の外側面に当接する。そして、前記押圧手段による押圧を解除することによって、金属リングを把持した状態となる。即ち、金属リングは前記押圧手段によって変形されたときには金属リングの両弦部が広がる方向に復元弾性が生じる。この状態で投入リング把持手段が金属リングの両弦部を外側から規制することによつて、前記押圧手段による押圧が解除された時点で金属リングの両弦部がリング把持手段に弹発的に圧接する。このようにして投入リング把持手段に把持された金属リングは、投入リング移送手段によって両支持口 —ラを内包する位置に移送される。このとき、楕円形状に変形されている金属リングは、一対の円弧部が前記支持ローラより大径に湾曲しているので、両支持ローラに接触させることなく両支持ローラの周囲に位置される。

続いて、前記支持ローラ移動手段により両支持ローラを離反させる。これに伴って、投入リング把持手段に把持された金属リングは、その両円弧部が両支持ローラに当接すると共に両円弧部の湾曲径が両支持ローラに沿って小径となる。そして両弦部が対向間隔が縮小され、両弦部が投入リング把持手段から離反する。これによつて、投入リング把持手段による金属リングの把持が解除され、リング投入装置による支持ローラへの金属リングの投入が完了する。

以上のように、本発明のリング投入装置においては、前記押圧手段によって金属リングを両支持ローラへの掛けわたし形状に高精度に対応させることができ、しかも、前記投入リング把持手段を構造簡単として楕円形状の金属リングを確実に把持することができる。そして、前記投入リング把持手段によって把持された金属リングは、両支持ローラの離間によって迅速且つ精度良く掛けわたし投入されるので、作業効率を飛躍的に向上させることができる。

また、本発明の金属リング投入払出装置における前記リング払出装置は、両支持ローラに掛けわたされた金属リングの両支持ローラ間に位置する一対の弦部の外側面に対向し、商支持ローラの接近に伴う金属リングの復元弾性により該弦部の外側面に圧接して該金属リングを把持する払出リング把持手段と、該金属リングを把持したリング把持手段を移動させて該金属リングを前記払い出し位置に移送する払出リング移送手段と、前記払い出し位置に設けられて払い出された金属リングを載置する払出リング載置部と、該払出リング載置部に設けられ、前記リング把持手段に把持された金属リングに掛止して該金属リングをリング把持手段から離脱させる離脱手段とを備えることを特徴とする。

本発明の金属リング投入払出装置によれば、前記構成の前記リング払出装置によって金属リングの払い出しが行なわれる。即ち、先ず、両支持ローラに掛けわたされた金属リングの両支持ローラ間に位置する一対の弦部の外側面に前記払出リング把持手段を対向させる。次いで、支持ローラ移動手段により両支持ローラを接近させ、両支持ローラによる金属リングの伸張状態を解除する。両支持ローラの接近に伴う金属リングの復元弾性により該金属リングの弦部の外側面が払出リング把持手段に圧接する。これにより、金属リングは自己の復元弹性によって、両支持ローラに掛けわたされていたときの状態と近似した略楕円形状で前記払出リング把持手段に保持された状態となり、支持ローラの周囲のスぺ一スが比較的狭くても、金属リングを他部へ接触させることなく損傷を防止して支持ローラから離反させることができる。

次いで、前記払出リング移送手段により、該金属リングを把持した払出リング把持手段を前記払出位置の払出リング載置部に移動させる。そして、該払出リング載置部においては、前記離脱手段により、金属リングが該払出リング把持手段から離脱される。このとき、金属リングは自己の復元弾性によって払出リング把持手段に保持されているので、前記離脱手段により該金属リングを掛止して払出リング把持手段から引き抜くだけで容易に払出リング把持手段による把持を解除することができる _£ 以上のように本発明のリング払出装置においては、前記払出リング把持手段を構造簡単として両支持ローラによる伸張が解除された金属リングを確実且つ迅速に把持して払い出すことができ、作業効率を向上させることができる。

更に、本発明においては、前記投入リング載置部から前記払出リング載置部にわたって前記支持ローラの軸線に直交する方向に延設されたレールと、該レールに沿って移動する移動手段とを設け、該移動手段に、前記投入リング移送手段と前記払出リング移送手段とを一体に設けたことを特徴とする。

本発明によれば、前記投入リング移送手段と前記払出リング移送手段とは、共に前記移動手段に設けられて一体にレールに沿って移動されるので、前記投入リング移送手段による金属リングの投入作業と、前記払出リング移送手段による金属リングの払出作業とを同期して行うことができる。即ち、前記移動手段が投入リング載置部側に移動して、前記投入リング把持手段が投入リング載置部の金属リングを把持している間に、前記払出リング把持手段によって支持ローラからの金属リンの。離反を行う。続いて、前記移動手段が払出リング載置部側に移動して、前記投入リング把持手段による支持ローラへの金属リングの取り付けが行われている間に、前記払出リング載置部の離脱手段により前記払出リング把持手段から金属リングを離脱させて該払出リング載置部に載置させる。こうすることで、金属リングの投入と払い出しが効率よく短時間で行え，作業効率を飛躍的に向上させることができる。

また、本発明における前記投入リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることが好ましい。また、本発明における前記払出リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることが好ましい。

これにより、金属リングが有する復元弾性が比較的弱い場合に、該金属リングを前記クランプ手段により確実に把持することができるので、前記投入リング把持手段や前記払出リング把持手段からの金属リングの不用意な脱落を確実に防止して投入リング移送手段や払出リング移送手段を高速で移動させることができ、金属リングの移送にかかる時間を短縮して作業効率を向上させることができる。

また、本発明における前記投入リング載置部は、金属リングを平面上に載置し前記押圧手段により径方向に押圧して略楕円形状に変形させたとき、該平面を基準として金属リングの板幅を測定する板幅測定手段を備えることが好ましい。

例えば、この種の金属リングは、投入リング載置部へ載置されるに先立って、周端縁のバリやエッジを除去する研磨が行なわれる。しかし、このときに研磨不足となった場合には金属リングの板幅が規定寸法より大きくなることがあり、研磨過剰となった場合には板幅が規定寸法より小さくなることがある。そのため、精度の高い金属リングを得るためには、板幅が規定寸法であるか否かを判定するために板幅の高精度な測定を行なうことが望ましい。そこで、本発明においては前記投入リング載置部に板幅測定手段を設けておくことにより、金属リングの板幅の高精度な測定を行なうことができる。即ち、前記投入リング載置部に載置された金属リングが前記押圧手段により押圧されると、該金属リングは略楕円形状に変形することは前述した通りである。このとき、金属リングは、板幅方向で前記平面に対し略垂直になると共に、復元弾性を生じ、板幅方向での変形が規制される。この状態で、前記板幅測定手段により金属リングの板幅を前記平面を基準として測定することにより、板厚が非常に薄く自己支持性に乏しい金属リングであっても、該板幅を正確に測定することができる。

また、本発明における前記払出リング載置部は、前記離脱手段によつて払出リング把持手段から離脱して弹発的に円形拡張した金属リングを外側から規制する規制壁を備えることが好ましい。

金属リングは自己の復元弹性によって前記払出リング把持手段に保持されているので、前記離脱手段により払出リング把持手段から金属リングを離脱させると、該金属リングの復元弹性の開放により弹発的に跳ねや暴れが生じ、載置部から外方に飛び出すおそれがある。そこで、前記規制壁を設けたことにより、払出リング把持手段による把持が解除された金属リングを確実に載置部内において規制し、金属リングの載置部からの飛び出しを確実に防止することができる。

また、本発明における前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置としては、一対の支持口一ラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持ローラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与して該金属リングを所定の周長に補正する周長補正機を挙げることができる。或いはまた、一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持ローラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与しつつ該金属リングに圧延加工を施す圧延機を挙げることができる。図面の簡単な説明

図 1は本実施装置の概略構成を示す説明図、図 2は投入リング載置部の構成を示す説明的平面図、図 3は板幅測定手段の構成を示す説明図、図 4は投入リング移送手段の構成及び作動を示す説明図、図 5は払出リング移送手段の構成及び作動を示す説明図、図 6は払出リング載置部を示す説明図、図 7は他の実施装置の概略構成を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

本実施形態の投入払出装置 1は、図 1に示すように、弹性を有する無端帯状の金属リング Wを周長補正機 2の駆動ローラ 3 と従動ローラ 4とに支持させる作業を行うと共に、駆動ローラ 3と従動ローラ 4とに支持された該金属リング Wを払い出す作業を行うものである。周長補正機 2 は、駆動ローラ 3と従動ローラ 4との中間に昇降自在の補正ローラ 5を備え、該補正ローラ 5を図示しない昇降手段によって上昇させることで金属リング Wの周長を補正する。また、従動ローラ 4は、図示しない口ーラ移動手段によって水平方向に移動され、金属リング Wの周長補正時に駆動ローラ 3から離反して、金属リング Wに張力が付与できるようになっている。

投入払出装置 1は、リング投入装置 6とリング払出装置 7 とによって構成されている。リング投入装置 6は、金属リング Wを位置決めして載置する平坦な投入リング載置部 8と、該投入リング載置部 8上の金属リング Wを把持して移送する投入リング移送手段 9とを備えている。リング払出装置 7は、駆動ローラ 3 と従動ローラ 4とに支持された金属リング Wを把持して払い出す払出リング移送手段 1 0と、金属リング Wの払い出し位置に設けられて払出リング移送手段 1 0によって移送された金属リング Wを載置する払出リング載置部 1 1 とを備えている。

図 2に示すように、前記投入リング載置部 8は、コンペャ等からなる第 1搬送路 1 2の終端部に設けられており、該第 1搬送路 1 2により搬送された金属リング Wを該投入リング載置部 8上に引き込む引込手段 1 3と、該引込手段 1 3により投入リング載置部 8上に引き込まれた金属リング Wを一方から押圧して略楕円形状に変形させる押圧手段 1 4と、投入リング載置部 8上に設けられて金属リング Wの板幅寸法を測定する板幅測定手段 1 5とを備えている。また、押圧手段 1 4に対向する側には案内ブロック 1 6が設けられており、前記引込手段 1 3による金属リング Wの引込終端位置には当接ブロック 1 7が設けられている。

前記引込手段 1 3は、投入リング載置部 8を貫通して延設されたスリット 1 8から突没自在の掛止部材 1 9 と、該掛止部材 1 9をスリット 1 8に沿って移動させるシリンダ 2 0 とによって構成されている。掛止部材 1 9は、前記シリンダ 2 0のピストンロッド 2 1の先端部に設けられた突没駆動手段 2 2を介して設けられ、該突没駆動手段 2 2によって突没駆動される。

前記押圧手段 1 4は、金属リング Wの一側に当接して該金属リング W を押圧する進退自在の進退プロック 2 3 と、該進退ブロック 2 3の進退を駆動するシリンダ 2 4とによって構成されている。

前記進退ブロック 2 3には、金属リング" Wの一側に平坦に当接して該金属リング Wに直線状の弦部 aを形成する弦部形成面 2 5と、後述する投入リング把持手段 2 6 (図 1参照）の爪部材 2 7及びクランプ部材 2 8が収容可能な凹部 2 9とが形成されている。該進退ブロック 2 3に対向する前記案内プロック 1 6には、前記進退ブロック 2 3と同様に、金属リング Wの他側に平坦に当接して該金属リング Wに直線状の弦部 bを形成する弦部形成面 3 0と、後述する投入リング把持手段 2 6の爪部材 2 7及びクランプ部材 2 8が収容可能な凹部 3 1 とが形成されている。板幅測定手段 1 5は、図 2及び図 3に示すように、案内プロック 1 6 と当接ブロック 1 7との間に対応する位置に設けられており、金属リング Wの板幅を測定する測定装置本体 3 2と、測定装置本体 3 2を進退ブロック 2 3に押圧された金属リング Wに向けて進退させるシリンダ 3 3 とによって構成されている。測定装置本体 3 2は、シリンダ 3 3のピストンロッド 3 4の先端に取着されて進退自在とされている。

測定装置本体 3 2は、図 3に示すように、ブラケット 3 5に取着されて金属リング Wの上方に備えられた測定子 3 6 と、ブラケット 3 5を介して測定子 3 6を昇降するシリンダ 3 7 とによって構成されており、ブラケット 3 5はシリンダ 3 7のピストンロッド 3 8の先端に取着されている。シリンダ 3 7は側面に垂直方向に延在するレール部材 3 9を備え. ブラケット 3 5はレール部材 3 9に沿って搢動する摺動部材 4 0により昇降自在とされている。

前記投入リング移送手段 9は、図 1に示すように、投入リング載置部 8上の金属リングを把持する投入リング把持手段 2 6を備えており、該投入リング把持手段 2 6を金属リング Wの移送方向に移動させる移動手段 4 1に第 1回転手段 4 2を介して連設されている。

投入リング把持手段 2 6は、図 1及び図 4に示すように、一対の爪部材 2 7と、一対のクランプ手段 4 3と、各爪部材 2 7及び各クランプ手段 4 3を投入リング載置部 8に向かって進退させるシリンダ 4 4とを備えている。各爪部材 2 7及び各クランプ手段 4 3は、所定間隔を存して互いに対向し、シリンダ 4 4のピストンロッド 4 5の先端（下端）に支持板 4 6を介して一体に固定されている。前記クランプ手段 4 3は、支持板 4 6に連結された駆動部 4 7と、該駆動部 4 7によって開閉される一対のクランプ部材 2 8とによって構成されている。

前記移動手段 4 1は、図 1に示すように、金属リング Wの移送方向に延設されたレール 4 8と、該レール 4 8に沿って摺動自在に設けられた摺動フレーム 4 9と、該摺動フレーム 4 9の移動を駆動する図示しない駆動手段とによって構成されている。該搢動フレム 4 9には、前記第 1回転手段 4 2を介して前記シリンダ 4 4が支持されている。

前記第 1回転手段 4 2は、図 1に示すように、摺動フレーム 4 9とシリンダ 4 4との間に設けられて、回転軸 5 0と該回転軸 5 0を回転駆動するロー夕リーアクチユエ一夕等の駆動手段 5 1 とによって構成されている。該第 1回転手段 4 2によって、図 4に示すように、投入リング把持手段 2 6を回転させて金属リング Wを前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4に対向させることが可能となっている。

前記払出リング移送手段 1 0は、前記移動手段 4 1に第 2回転手段 5 2を介して連設されている。そして、該払出リング移送手段 1 0は、前記駆動ローラ 3及び従動口一ラ 4に支持された金属リング Wに対向する位置において該金属リング Wを把持する払出リング把持手段 5 3を備えている。

該払出リング把持手段 5 3は、図 5及び図 6に示すように、前記投入リング把持手段 2 6と同様に、一対の爪部材 5 4と、一対のクランプ手段 5 5 と、各爪部材 5 4及び各クランプ手段 5 5を前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4に支持された金属リング Wに向かって進退させるシリンダ 5 6とを備えている。各爪部材 5 4及び各クランプ手段 5 5は、所定間隔を存して互いに対向し、シリンダ 5 6のビストンロッド 5 7の先端 (下端）に支持板 5 8を介して一体に固定されている。前記クランプ手段 5 5は、支持板 5 8に連結された駆動部 5 9と、該駆動部 5 9によつて開閉される一対のクランプ部材 6 0とによって構成されている。

前記第 2回転手段 5 2は、図 1に示すように、摺動フレーム 4 9 とシリンダ 5 6 との間に設けられて、回転軸 6 1 と該回転軸 6 1を回転駆動するロータリーアクチユエ一夕等の駆動手段 6 2 とによって構成されている。該第 2回転手段 5 2によって、図 6に示すように、払出リング把持手段 5 3を回転させて金属リング Wを前記払出リング載置部 1 1にその直上から対向させることが可能となっている。

前記払出リング載置部 1 1は、図 1に示すように、コンペャ等からなる第 2搬送路 6 3の始端部に設けられており、図 6に示すように、前記払出リング把持手段 5 3に把持された金属リング Wに掛止して該金属リング Wを払出リング把持手段 5 3から離脱させる離脱手段である離脱部材 6 4と、該払出リング把持手段 5 3から離脱した金属リング Wがその復元弾性によって該払出リング載置部 1 1から飛び出さないように規制する規制壁 6 5 とを備えている。

次に、以上の構成からなる本実施形態の投入払出装置 1の作動を説明する。先ず、図 2を参照すれば、第 1搬送路 1 2の終端に金属リング W が搬送されると掛止部材 1 9が突出し、該金属リング Wはその内周側が該掛止部材 1 9により掛止される。次いで、シリンダ 2 0の駆動によりピストンロッド 2 1が収縮され、掛止部材 1 9がスリット 1 8の終端に移動される。これに伴い、掛止部材 1 9に掛止状態の金属リング Wは、当接ブロック 1 7に当接して、押圧手段 1 4の進退ブロック 2 3と案内ブロック 1 6との間に引き込まれて位置決めされる。

続いて、シリンダ 2 4の駆動によつて進退プロック 2 3が前進され、金属リング Wが進退プロック 2 3の押圧により案内ブロック 1 6に圧接されて略楕円形状に変形する。これによつて、図 2中仮想線示するように、金属リング Wには、進退ブロック 2 3の弦部形成面 2 5 と案内プロック 1 6の弦部形成面 3 0とによって平行に対向する弦部 a， bが、 ― 対の円弧部 c， dを介して形成される。なお、両円弧部 c , dは、前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4の外径よりも大径に湾曲形成される。金属リング Wが前記のようにして略楕円形状に変形されると、次に、図 3に示すように、測定装置本体 3 2がシリンダ 3 3の駆動により金属リング Wに向けて前進され、測定子 3 6が略楕円形状に変形された金属リング Wの上方に位置される。

次に、測定子 3 6がシリンダ 3 7の駆動によりブラケット 3 5を介して、金属リング Wに対して下降される。このとき、金属リング Wは進退ブロック 2 3と案内プロック 1 6との間に挟まれて押圧されることにより、板幅方向で投入リング載置部 8の表面に対して略垂直になっていると共に復元弹性を生じ、板幅方向での変形が規制されている。そこで、測定装置本体 3 2は、測定子 3 6が金属リング Wの上端縁に当接されるまでの変位を検出することにより、投入リング載置部 8の表面を基準として、金属リング Wの板幅を測定することができる。前記板幅の測定が終了後、測定子 3 6がシリンダ 3 7の駆動により金属リング Wの上端縁から離反し、測定装置本体 3 2がシリンダ 3 3の駆動により後退して金属リング Wから離反する。そして、金属リング Wは、板幅が規定寸法の範囲内であるときは前記投入リング移送手段 9により周長補正機 2に移送され、板幅が規定寸法の範囲外であるときは図示しない排出手段により投入リング載置部 8から排出される。

尚、本実施形態では、板幅測定手段 1 5を案内ブロック 1 6と当接ブロック 1 7との間に設けているが、板幅測定手段 1 5は当接プロック 1 7 と進退ブロック 2 3との間等、作動が各ブロック 1 6， 1 7 , 2 3に妨げられない位置であればどのような位置に設けられていてもよい。

金属リング Wの板幅が規定寸法の範囲内であったときには、図 1を参照すれば、前記爪部材 2 7及びクランプ部材 2 8が開いた状態のクランプ手段 4 3がシリンダ 4 4の駆動によって金属リング Wに向かって下降される。このとき、図 2に仮想線示するように、各爪部材 2 7とクランプ部材 2 8は、進退ブロック 2 3の凹部 2 9と案内ブロック 1 6の凹部 3 1 とに収容され、略楕円形状に変形された金属リング Wの弦部 a， b の外面に当接する。

次いで、図 2に示すように、進退ブロック 2 3がシリンダ 2 4の駆動により後退される。進退ブロック 2 3による押圧を解除された金属リング Wは、爪部材 2 7によって規制されるので、略楕円形状が維持されるこのとき、金属リング Wは復元弾性が生じて爪部材 2 7に圧接しており，各爪部材 2 7によって把持された状態となる。同時にクランプ部材 2 8 が閉じられ、金属リング Wは脱落が防止された状態で、投入リング把持手段 2 6に確実に保持された状態となる。しかも、金属リング" Wの両円弧部 c , dは、前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4の外径よりも大径に湾曲する状態に維持される。

そして、図 1に仮想線示するように、金属リング Wを把持した爪部材 2 7及びクランプ手段 4 3はシリンダ 4 4の駆動によって上昇され、移動手段 4 1により前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4の対向位置まで移送される。

続いて、図 4に示すように、前記第 1回転手段 4 2によって投入リング把持手段 2 6が回転され、該投入リング把持手段 2 6のシリンダ 4 4 の駆動によって金属リング Wが前進される。これによつて、金属リング Wが駆動ローラ 3及び従動ローラ 4を内包する位置に移送される。このとき、投入リング把持手段 2 6に保持された金属リング Wは、前述したように両円弧部 c， dが駆動口一ラ 3及び従動ローラ 4の外径よりも大径に湾曲していることによって、駆動ローラ 3及び従動ローラ 4に接触することなく駆動ローラ 3及び従動ローラ 4を内包する。そして、この状態で、クランプ手段 4 3のクランプ部材 2 8が開かれる。

続いて、前記ローラ移動手段の駆動により従動ローラ 4が水平移動され、駆動ローラ 3から離反される。このとき、金属リング Wの両円弧部 c , dが駆動ローラ 3及び従動ローラ 4に沿って小径に湾曲して伸張され、両弦部 a , bの間隔が狭まって爪部材 2 7及びクランプ部材 2 8から離反する。これによつて、投入リング把持手段 2 6による金属リング Wの保持が解除され、駆動口一ラ 3及び従動ローラ 4への金属リング W の投入が完了する。

金属リング Wの把持を解除した爪部材 2 7及びクランプ部材 2 8は、シリンダ 4 4の駆動によって後退し、投入リング把持手段 2 6は、前記第 1回転手段 4 2によって回転されて、前記投入リング載置部 8の上方位置に復帰する。その後、周長補正機 2による金属リング Wの周長補正が行われる。

以上は前記投入リング移送手段 9による金属リング Wの投入について述べたが、前記払出リング移送手段 1 0が'移動手段 4 1を介して投入リング移送手段 9に連設されていることによって、前記投入リング移送手段 9による金属リング Wの投入と同時に前記払出リング移送手段 1 0による金属リング Wの払い出しを行うことができる。次に、払出リング移送手段 1 0による払い出しに係る作動を説明する。

周長補正機 2による金属リング Wの周長補正が終了すると、図 5に示すように、払出リング移送手段 1 0の払出リング把持手段 5 3がシリンダ 5 6の駆動により駆動ローラ 3及び従動ローラ 4に支持された金属リング Wに向かって前進される。これにより、払出リング把持手段 5 3の各爪部材 5 4が金属リング Wの弦部 a , bの外側に位置され、前記クランプ手段 5 5の開状態のクランプ部材 6 0が弦部 a， bの一部を介して対向する。

次いで、従動ローラ 4が駆動ローラ 3に接近する方向に移動され、それに伴って駆動ローラ 3及び従動ローラ 4による緊張を解除された金属リング Wは、復元弾性により両弦部 a , bの間隔が弹発的に広がり爪部材 5 4に圧接する。これにより、金属リング Wは駆動ローラ 3及び従動口一ラ 4の外周方向に駆動口一ラ 3及び従動ローラ 4から離れ、各爪部材 5 4によって把持された状態となる。同時に、前記クランプ手段 5 5 が作動して、弦部 a， bの一部をクランプする。

続いて、払出リング把持手段 5 3がシリンダ 5 6の駆動により駆動口 —ラ 3及び従動ローラ 4から離反する方向に後退される。このとき、金属リング Wは、払出リング把持手段 5 3の各爪部材 5 4によって把持されると共に、前記クランプ手段 5 5によって弦部 a， bの一部がクランプされているので、駆動ローラ 3及び従動ローラ 4から離反される際には該金属リング" Wの脱落が防止された状態で略楕円形状が維持され、他部への接触が防止される。そして、図 1において仮想線示するように、金属リング Wを保持した払出リング把持手段 5 3は、前記移動手段 4 1 により前記払出リング載置部 1 1の上方位置まで移送される。

続いて、図 6に示すように、払出リング把持手段 5 3がシリンダ 5 6 の駆動によって前進され、前記第 2回転手段 5 2によって払出リング把持手段 5 3が下方に約 9 0度回転される。これによつて、図 6中仮想線示するように、金属リング Wが払出リング載置部 1 1の離脱部材 6 4の下方に侵入する。このとき、前記クランプ手段 5 5による金属リング W のクランプを解除する。これにより、金属リング Wは、各爪部材 5 4によって把持された状態が維持されつつも下方に向かって離脱可能な状態となる。

そして、払出リング把持手段 5 3がシリンダ 5 6の駆動によって後退 (上昇）される。このとき、各爪部材 5 4によって把持された金属リング Wの上方に臨む前記離脱部材 6 4が金属リング Wを掛止することにより、払出リング把持手段 5 3の各爪部材 5 4から金属リング Wが離脱し払出リング載置部 1 1上に落下する。各爪部材 5 4から離脱した金属リング Wにおいては、略楕円形状に把持された状態から開放されるので、その復元弾性に伴う跳ねや暴れが生じるおそれがあるが、前記規制壁 6 5によって払出リング載置部 1 1の外方に飛び出すことなく払出リング載置部 1 1内において規制される。次いで、金属リング Wは、図 1に示すように、払出リング載置部 1 1を始端とする第 2搬送路 6 3のコンペャ等により搬出される。その後、図 6及び図 1を参照すれば、金属リング Wの把持を解除して後退（上昇）された払出リング把持手段 5 3は、前記第 2回転手段 5 2 によって上方に回転され、前記移動手段 4 1 により戻り移送されて駆動ローラ 3及び従動ローラ 4の対向位置に復帰する。

以上のように、本実施形態の投入払出装置 1によれば、金属リング W の投入及び払い出しを確実且つ迅速に行うことができ、作業効率を向上させることができる。

なお、本実施形態においては、投入払出装置 1による周長補正機 2に対する金属リング Wの投入及び払い出しの例を示したが、該投入払出装置 1は、前記駆動ローラ 3及び従動ローラ 4のように金属リング Wを支持する一対の支持ローラを備えるものであれば周長補正機 2以外の装置であっても採用できる。周長補正機 2以外の装置としては、例えば、図 7に示すような金属リング Wを圧延する圧延機 6 6を挙げることができる。図 7において図 1 と同一の符号のものは、前述したものと同様の構成を備えている。該圧延機 6 6は、一対の支持ローラに相当する一対のテンションローラ 6 7 , 6 8の中間にガイド口一ラ 6 9を備え、該ガイドローラ 6 9の上下対向位置には、圧延時に下降される圧延口一ラ 7 0 及びバックアップローラ 7 1を備えている。一方のテンションローラ 6 7は、図示しない口一ラ移動手段によって水平方向に移動される軸支部材 7 2に軸支され、金属リング Wの圧延時に他方のテンションローラ 6 8から離反して、金属リング Wに張力が付与できるように設けられている。

該圧延機 6 6においても本発明の投入払出装置 1を採用することで、金属リング Wの投入及び払い出しを確実且つ迅速に行うことができ、作業効率を向上させることができる。

また、本実施形態においては、前記投入リング把持手段 2 6と前記払出リング把持手段 5 3との夫々に前記クランプ手段 4 3， 5 5を備えることによって、金属リング Wの復元弹性が比較的小さくても脱落を防止して確実に把持することができる構成を示したが、復元弾性が比較的大きな金属リング Wの場合には、前記クランプ手段 4 3 , 5 5を設けることなく、前記クランプ手段 4 3 , 5 5の位置に爪部材 2 7， 5 4を設けても十分に把持状態を維持することができる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明の金属リング投入払出装置は、離反自在の一対の支持ローラに金属リングを支持する装置である金属リングの圧延を行なう圧延機や金属リングの周長補正を行なう周長補正機などに好適に採用することができ、金属リングの投入及び払い出しを迅速に行なって金属リングの製造効率を向上させることができるものである。

Claims

請求の範囲

1 . 弾性を有する無端帯状の金属リングを略楕円形状に支持する一対の支持ローラと、少なくとも一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させて該金属リングに所定の張力を付与する支持ローラ移動手段とを備える装置に設けられ、前記支持ローラへの金属リングの投入を行なうリング投入装置と該支持ローラからの金属リングの払い出しを行なうリング払出装置とを備える金属リング投入払出装置であって、前記リング投入装置は、前記金属リングを位置決めして載置する投入リング載置部と、該投入リング載置部の金属リングを前記両支持ローラを内包する位置に移送する投入リング移送手段とを備え、前記投入リング載置部は、位置決めされた金属リングを径方向に解除自在に押圧して、前記支持口ーラより大径に湾曲する一対の円弧部と両円弧部を介して略平行に対向する一対の弦部とからなる略楕円形状に弾発的に変形させる押圧手段を備え、前記投入リング移送手段は、該押圧手段によって押圧変形された金属リングの両弦部の外側面に当接した後、該押圧手段による押圧が解除された金属リングの復元弹性により該金属リングを圧接保持し、更に金属リングが前記投入リング移送手段によって両支持ローラを内包する位置に移送されて前記支持ローラ移動手段による両支持ローラの離反に伴って金属リングの両円弧部の湾曲径が両支持ローラに沿って小径とされたとき、金属リングの把持を解除して両支持ローラに金属リングを受けわたす投入リング把持手段を備えることを特徴とする金属リング投入払出装置。

2 . 前記投入リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の金属リング投入払出装置。

3 . 前記投入リング載置部は、金属リングを平面上に載置し前記押圧手段により径方向に押圧して略楕円形状に変形させたとき、該平面を基準として金属リングの板幅を測定する板幅測定手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の金属リング投入払出装置。

4 . 前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置は. 一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持ローラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与して該金属リングを所定の周長に補正する周長補正機であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の金属リング投入払出装置。

5 . 前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置は, 一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持ローラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与しつつ該金属リングに圧延加工を施す圧延機であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の金属リング投入払出装置。

6 . 弾性を有する無端帯状の金属リングを略楕円形状に支持する一対の支持ローラと、少なくとも一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させて該金属リングに所定の張力を付与する支持ローラ移動手段とを備える装置に設けられ、前記支持ローラへの金属リングの投入を行なうリング投入装置と該支持ローラからの金属リングの払い出しを行なうリング払出装置とを備える金属リング投入払出装置であって、前記リング払出装置は、両支持ローラに掛けわたされた金属リングの両支持ローラ間に位置する一対の弦部の外側面に対向し、両支持ローラの接近に伴う金属リングの復元弹性により該弦部の外側面に圧接して該金属リングを把持する払出リング把持手段と、該金属リングを把持したリング把持手段を移動させて該金属リングを前記払い出し位置に移送する払出リング移送手段と、前記払い出し位置に設けられて払い出された金属リングを載置する払出リング載置部と、該払出リング載置部に設けられ、前記リング把持手段に把持された金属リングに掛止して該金属リングをリング把持手段から離脱させる離脱手段とを備えることを特徴とする金属リング投入払出装置。

7 . 前記払出リング載置部は、前記離脱手段によって払出リング把持手段から離脱して弹発的に円形拡張した金属リングを外側から規制する規制壁を備えることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の金属リング投入払出装置。

8 . 前記払出リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の金属リング投入払出装置。

9 . 前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置は. 一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持ローラ移動手段により一方の支持口一ラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与して該金属リングを所定の周長に補正する周長補正機であることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の金属リング投入払出装置。

1 0 . 前記一対の支持ローラと前記支持口一ラ移動手段とを備える装置は、一対の支持口一ラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持口ーラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与しつつ該金属リングに圧延加工を施す圧延機であることを特徴とする請求の範囲第 6項記載の金属リング投入払出装置。

1 1 . 弹性を有する無端帯状の金属リングを略楕円形状に支持する一対の支持ローラと、少なくとも一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させて該金属リングに所定の張力を付与する支持ローラ移動手段とを備える装置に設けられ、前記支持ローラへの金属リングの投入を行なうリング投入装置と該支持ローラからの金属リングの払い出しを行なうリング払出装置とを備える金属リング投入払出装置であって、前記リング投入装置は、前記金属リングを位置決めして載置する投入リング載置部と、該投入リング載置部の金属リングを前記両支持ローラを内包する位置に移送する投入リング移送手段とを備え、前記投入リング載置部は. 位置決めされた金属リングを径方向に解除自在に押圧して、前記支持口ーラより大径に湾曲する一対の円弧部と両円弧部を介して略平行に対向する一対の弦部とからなる略楕円形状に弾発的に変形させる押圧手段を備え、前記投入リング移送手段は、該押圧手段によって押圧変形された金属リングの両弦部の外側面に当接した後、該押圧手段による押圧が解除された金属リングの復元弹性により該金属リングを圧接保持し、更に金属リングが前記投入リング移送手段によって両支持ローラを内包する位置に移送されて前記支持ローラ移動手段による両支持ローラの離反に伴って金属リングの両円弧部の湾曲径が両支持ローラに沿って小径とされたとき、金属リングの把持を解除して両支持ローラに金属リングを受けわたす投入リング把持手段を備え、前記リング払出装置は、両支持口ーラに掛けわたされた金属リングの両支持口一ラ間に位置する一対の弦部の外側面に対向し、両支持ローラの接近に伴う金属リングの復元弹性により該弦部の外側面に圧接して該金属リングを把持する払出リング把持手段と、該金属リングを把持したリング把持手段を移動させて該金属リングを前記払い出し位置に移送する払出リング移送手段と、前記払い出し位置に設けられて払い出された金属リングを載置する払出リング載置部と、該払出リング載置部に設けられ、前記リング把持手段に把持された金属リングに掛止して該金属リングをリング把持手段から離脱させる離脱手段とを備えることを特徴とする金属リング投入払出装置。

1 2 . 前記投入リング載置部から前記払出リング載置部にわたって前記支持ローラの軸線に直交する方向に延設されたレールと、該レールに沿つて移動する移動手段とを設け、該移動手段に、.前記投入リング移送手段と前記払出リング移送手段とを一体に設けたことを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 3 . 前記投入リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 4 . 前記投入リング載置部は、金属リングを平面上に載置し前記押圧手段により径方向に押圧して略楕円形状に変形させたとき、該平面を基準として金属リングの板幅を測定する板幅測定手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 5 . 前記払出リング載置部は、前記離脱手段によって払出リング把持手段から離脱して弹発的に円形拡張した金属リングを外側から規制する規制壁を備えることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 6 . 前.記払出リング把持手段は、金属リングの少なくとも前記弦部の一部を内外側面から挟持するクランプ手段を備えることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 7 . 前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置は、一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持口ーラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与して該金属リングを所定の周長に補正する周長捕正機であることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。

1 8 . 前記一対の支持ローラと前記支持ローラ移動手段とを備える装置は、一対の支持ローラに金属リングを掛けわたして支持し、前記支持口ーラ移動手段により一方の支持ローラを他方の支持ローラから離反させることにより金属リングに張力を付与しつつ該金属リングに圧延加工を施す圧延機であることを特徴とする請求の範囲第 1 1項記載の金属リング投入払出装置。