WO2001072619A1

WO2001072619A1 - Systeme informatique de gestion de conteneurs reutilisables

Info

Publication number: WO2001072619A1
Application number: PCT/JP2001/002453
Authority: WO
Inventors: Kousaku Okamura; Yasuo Nakabayashi; Yasuhiro Nakagami
Original assignee: Yushin System Co., Ltd.
Priority date: 2000-03-28
Filing date: 2001-03-27
Publication date: 2001-10-04
Also published as: EP1223128A4; JP2001341845A; US6616055B2; JP3618676B2; EP1223128A1; US20020161878A1

Description

明細書情報システムを用いた通い箱物流管理システム技術分野

インターネット等のコンピュータネットワークを用いた通い箱物 ½ 理システム fc関し、更に詳しくは生産者、問屋 · 倉庫、小売り業者（小売店）の間を行き交う商品を梱包若しくは荷造りするために利用されている通い箱の情報を総合的に管理するために、ネットワークとしての情報システムと通い箱に装着された I Cカードとを組み合わせて用いる情報システムを用いた通い箱物流管理システムに関する。背景技術

従来、物流分野では野菜や魚等の商品を梱包したり荷造りしたりして、搬送 · 運搬するために通い箱が広く利用されている。通い箱は生産者 (農家や漁師等）、問屋や倉庫、小売り業者の間を頻繁に行き来し、その管理は十分になされていないのが実情である。通い箱を管理する技術として、通い箱の外側にデータ処理用のバーコ一ドを印刷若しくはバーコードの紙を貼って、データ処理するものがある。

通い箱をバーコードで管理するシステムでは、処理可能な情報量に限度があり、十分な管理を行うことができないと共に、バーコードリーダとの関係を完全に自動化することができず、バーコ一ドのデ一夕更新も不可能であるという問題がある。また、通い箱の管理を電話や F A Xでオフライン的に行う場合には、非常に非能率的で確実性の低い管理になつてしまう問題もある。本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、情報化社会にマッチした通い箱物流管理システムを提供することにあり、更に詳細には、 I Cカードを通い箱に装着してデータ処理量を多くし、更に端末を介してイン夕一ネットとの接続を容易にし、生産者、問屋 · 倉庫、小売り業者の間を行き来する通い箱を効率的に管理する情報システムを用いた通い箱物流管理システムを提供することにある。また、 I T F ( J A Nコードをベースにした標準物流シンボル）などの既存物流管理情報と併用可能で、通い箱に産地、生産者（製造者）、製造年月日、収穫情報、消費期限、賞味期限、保存方法、商品ランク、商品の仕様、売価、納入価格、商品品質等を加味した I Cカードによる検品システムを提供することも目的としている。発明の開示

本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムは、システム全体を統治する管理センタ一の端末と、 I Cカードを装着された通い箱を分配する通い箱デリバリセンターの端末と、商品を生産して出荷する生産者の端末と、前記商品の卸しや保管を行う問屋 · 倉庫の端末とをコンピュータネットワークにて相互接続し、前記通い箱の物流経路における前記端末において、前記コンピュータネットワークと前記 I C力ードとの間でデータの授受を行い、前記管理センターにて前記通い箱の物流状態を総合的に管理できるようにしている。図面の簡単な説明

第 1図は本発明に使用される通い箱の一例を示す外観図、第 2図は全体 I Cカードと単体 I Cカードとの関係を示す模式図、第 3図は本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムの全体構成を示すブロック図、第 4図はハンディターミナルを介して端末と通い箱の非接触式 I Cカードとの間のデ一夕転送を説明する模式図、第 5図は I Cデ —夕転送ゲートを介して端末と通い箱の非接触式 I Cカードとの間のデ —夕転送を説明する模式図、第 6図は端末の一例を示す構成図、第 7図は本発明の動作例の一部を示すフロー図、第 8図は本発明の動作例の一部を示すフロー図、第 9図は本発明の動作例の一部を示すフロー図、第 1 0図は単体 I C力一ドに格納される情報の具体例の一部を示す図、第 1 1図は単体 I Cカードに格納される情報の具体例の一部を示す図、第 1 2図は単体 I C力一ドに格納される情報の具体例の一部を示す図、第 1 3図は単体 I Cカードに格納される情報の具体例の一部を示す図である。発明を実施するための最良の形態

本発明は、商品（物）、通い箱（商品を梱包する容器）、情報、お金に関する総合的な一貫物流体系化を意図しており、通い箱のリターナル化を進め、限られた資源のゼロ * ェミッション化を達成しょうとしている。

以下に、本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムの好適な実施形態を、図面を参照して説明する。

第 1 図は本発明で使用する通い箱 1 0の外観の一例を示しており、筐体状の通い箱 1 0の内部に商品が梱包されて運搬されるようになっている。第 1図に示すように、通い箱 1 0の側面に第 2の I Cカード 1 1 を収納できる I Cカード収納ポケット 1 3が設けられていると共に、マジックペン等の筆記用具で商品の品名や届け先等の必要情報を絵や文字等で目視可能に記入するための記入部 1 2が設けられており、また、通い箱 1 0の側面内あるいは底面内に、非接触式の第 1 の I Cカード 1 4が外部から見えないように埋設されている。

なお、本発明で使用する通い箱 1 0が透明な合成樹脂材で作られた折り畳み可能なものであることが好ましいが、それに限定したものではなく、再利用可能でかつ I Cカードを装着することができるものであれば良い。

なお、第 1 の I Cカード 1 4は、通い箱 1 0の本体に埋め込まれているので、リーダライタに対して非接触でデータの読み出しと書き込みが可能な構成となっている。また、第 1 の I Cカード 1 4は、埋め込み式に限定されるものではなく、通い箱 1 0の側面に装着するようにしても良いが、通い箱 1 0の洗浄作業や流通経路などの使用環境を考えると、埋め込み式にした方が好ましい。

一方、第 2の I Cカード 1 1 は通い箱 1 0の I Cカード収納ポケット 1 3に収納されているので、通い箱 1 0から取り外せるから、リーダラィ夕に対して非接触でデータの読み出しと書き込みが可能な構成となつても良く、もちろん、リ一ダライタに対して接触でデータの読み出しと書き込みが可能な構成となっても良い。また、記入部 1 2は複数個所であっても良い。

以下、上述した第 2の I C力一ド 1 1 を全体 I Cカード 1 1 と定義し、また、第 1の I Cカード 1 4を単体 I Cカード 1 4と定義する。要は、単体 I Cカード 1 4は通い箱 1 0単体を表す I Cカードである。つまり、 1枚の単体 I Cカード 1 4は 1つの通い箱 1 0に対応しており、対応した通い箱 1 0に格納されている商品に関する流通情報はその単体 I Cカード 1 4に格納されるようになっている。一方、全体 I Cカード 1 1 は、同じ届け先で同じ商品を格納している複数の通い箱 1 0 を流通させる場合に使用するもので、それらの複数の通い箱 1 0に関する共通の流通情報（つまり、従来の流通方式に使用される納品伝票あるいは送状の内容に相当する情報）を格納するようになつている。要は、全体 I Cカード 1 1は、複数の通い箱 1 0全体を表す I Cカードである。全体 I Cカード 1 1が、実際に通い箱 1 0の流通経路において、複数の通い箱 1 0の中の一番先頭（つまり、通い箱 1 0を実際に搬運する運輸業者のドライバが一目で分かるような所）の通い箱

1 0の I C力一ド収納ポケット 1 3に収納され、通い箱 1 0を実際に搬運する運輸業者のドライバに使用される納品伝票の代わりになるものであり、また、通い箱 1 0 を入庫あるいは入荷する各物流個所にて、通い箱 1 0の検品をするのに役が立つものでもある。

全体 I Cカード 1 1 と単体 I Cカード 1 4との関係を図で表すと、第 2図になる。例えば、ある届け先に同じ商品が入っている複数の通い箱 1 0 (本例では 8個）を届けるとする。各通い箱 1 0は埋め込み式の単体 I C力一ド 1 4を有する。一番先頭の通い箱 1 0の I Cカード収納ポケット 1 3に全体 I Cカード 1 1 を入れるようにすれば、通い箱 1 0を運搬するドライバにとって、その全体 I Cカード 1 1が納品伝票の代わりになる。

なお、全体 I Cカード 1 1は接触式のロイコ付き I Cカードであっても良い。その際に、全体 I Cカード 1 1の I Cチップのデータが、リ一ダライタにて書き替えられると共に、ロイコ部分にも同時に目視可能なデ一夕が書き替えられる。また、全体 1 (3カ一ド 1 1は非接触式 1 〇カードであっても良い。その際に、全体 I C力一ド 1 1 の I Cチップのデ一夕が、リーダライタにて書き替えられ、目視可能なデータは当該全体 I Cカード 1 1 を収納する通い箱 1 0の記入部 1 2に記入するか、またロイコ部分に印刷するようにしても良い。

第 3図は本発明の全体構成の一例を示しており、インターネット 1 に生産者の端末（パソコン） 2が接続され、通い箱デリパリセンタ一の端末（パソコン） 3が接続され、問屋 · 倉庫の端末（パソコン） 4が接続され、更には小売り業者の端末（パソコン） 5が接続されている。また、インターネット 1 には管理センター 2 0のサーバ 2 1 が接続されており、サーバ 2 1 にはデ一夕べ一ス 2 2が接続されている。

更に、生産者、通い箱デリバリセンタ一、問屋 * 倉庫、小売業者といつた通い箱 1 0の各物流個所には、通い箱 1 0に埋設された単体 I C力ード 1 4との間で、または通い箱 1 0の I Cカード収納ポケット 1 3に収納されている全体 I Cカード 1 1 との間で、データの読み出し及び書き込みを行うリーダライタが設置されている。全体 I Cカード 1 1及び単体 I C力一ド 1 4との間のデータの授受を行うリーダライタは、次に説明する端末（パソコン） 6 を介してインターネット 1 に接続されている。接触及び非接触の両方でデータの読み出し及び書き込みを行うことができるリーダライタを用いることが好ましい。

ここで言う端末（パソコン） 6は、生産者の端末（パソコン） 2、通い箱デリバリセンタ一の端末（パソコン） 3、問屋 · 倉庫の端末（パソコン） 4、小売り業者の端末（パソコン） 5のいずれかを意味する。また、ここで言う非接触式 I Cカード 1 8は非接触式の全体 I Cカード 1 1 または単体 I Cカード 1 4のいずれかを意味する。

なお、各物流個所において、全体 I Cカード 1 1 または単体 I Cカード 1 4と端末（パソコン） 6 との間のデータの授受を行うのに、リーダライタを用いることに限定されることなく、例えば、非接触式の全体 I Cカード 1 1 または単体 I Cカード 1 4に対して、図 4に示すようなハンディターミナル及び図 5に示すような I Cデ一夕転送ゲートを用いても良い。

第 4図はハンディターミナル 1 5を介して端末（パソコン） 6 と通い箱 1 0の非接触式 I Cカード 1 8 との間のデータ転送を説明する模式図である。第 4図に示すように、ハンディターミナル 1 5は有線または無線で端末（パソコン） 6 に接続されており、さらに、端末（パソコン） 6 を介して図示しないインターネット 1 に接続されている。ハンディ夕一ミナル 1 5 と非接触式 I Cカード 1 8 との間のデータ転送は無線で行われる。

第 5図は I Cデータ転送ゲート 1 6を介して端末（パソコン） 6 と通い箱 1 0の非接触式 I Cカード 1 8 との間のデータ転送を説明する模式図である。第 5図に示すように、コンベア 1 7 にて搬運されてきた通い箱 1 0が I Cデータ転送ゲート 1 6を通過する際に、端末（パソコン） 6が無線で I Cデータ転送ゲート 1 6を介して非接触式 I Cカード 1 8 との間にデータ転送'を行うようになっている。また、端末（パソコン） 6が図示しないインタ一ネット 1 に接続されている。

第 6図は端末 2〜 5の一例を示しており、 C Dや F Dのコピー、ドライブ機能を有していると共に、データ処理を行う C P Uュニット 2 1 と、 C R Tや液晶で成り、画像や文字等を表示するディスプレイユニット 2 2 と、データやコマンド等を入力するキーボード 2 3及びマウス 2 4 とで構成されている。例えば、汎用のパソコンを端末 2〜 5 として使用することが好ましい。

なお、端末 2〜 5は上述した構成に限定されるものではなく、インタ一ネットとの通信機能を有する携帯式情報端末であっても良く、例えば、 i モード機能を有する携帯電話であっても良い。

なお、本発明に使用される通い箱 1 0には、非接触式の単体 I Cカード 1 4が埋設されている。また、本発明に使用される全体 I Cカード 1 1は、予め通い箱 1 0毎に I Cカード収納ポケット 1 3の中に入れておくようにしても良い。要は各物流個所において、通い箱 1 0の I Cカード収納ポケット 1 3の中に入っている全体 I Cカード 1 1 を使用する必要が生じる際に、その全体 I Cカード 1 1 に必要なデータを格納すれば良い。つまり、全体 I C力一ド 1 1のロイコ部分が印刷されていれば、当該全体 I Cカード 1 1は使用中の全体 I Cカード 1 1であると判断される。逆に、全体 I Cカード 1 1 のロイコ部分が印刷されていなければ、当該全体 I Cカード 1 1は未使用の全体 I Cカード 1 1であると判断される。

さらに、本発明に使用される全体 I Cカード 1 1 は、予め通い箱 1 0 毎に I Cカード収納ポケット 1 3の中に入れておかないようにし、生産者、通い箱デリバリセンター、問屋 · 倉庫、小売業者といった各物流個所において、予め適量な全体 I Cカード 1 1 を用意しておくようにしても良い。要は、各物流個所において、通い箱 1 0 に全体 I C力一ド 1 1 を使用する必要が生じる際に、用意しておいた全体 I Cカード 1 1 に必要なデータを格納してから、通い箱 1 0の I Cカード収納ポケット 1 3 の中に入れれば良い。

第 3図に示すような構成において、本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムの動作を第 7図〜第 9図のフローチヤ一トを参照して説明する。なお、以下で言う I Cカードは、場合によって、全体 I Cカード 1 1 または単体 I Cカード 1 4、あるいは全体 I Cカード 1 1及び単体 I Cカード 1 4の両方を意味する。まず、生産者が端末 2でインタ一ネット 1 を介して、発注情報を入力して管理センター 2 0に対して通い箱 1 0の発注をすると（ステップ S 1 ) 、管理センター 2 0はその発注に基づいて取引先、数量、通い箱の種類、配送予定日確認、注文番号、配送センター（通い箱デリバリセンター）の決定等をして通い箱受注の受付を行う（ステップ S 2 ) 。そして、管理センタ一 2 0はサーバ 2 1で配送案内の準備をして（ステップ S 3 ) 、生産者に対して納期確認情報を送信し納期確認を連絡すると共に（ステップ S 4 ) 、通い箱デリバリセンターに納期回答情報を送信する（ステップ S 5 ) 。以上が受注の物流経路である。

なお、発注情報は数量、使用期間、通い箱の種類である？また、納期確認情報は発注情報、納期確認情報（納期、数量、配送先、注文番号）であり、納期回答情報は発注情報、納期回答情報（納期、数量、注文先、注文番号）である。

上述のような受注業務が終了すると、次に、通い箱デリバリセンタ一は受信した納期回答情報に基いて納期回答の受付を行う（ステップ S 1 0 ) 。一方、管理センタ一 2 0のサーバ 2 1 は配送指図を行うことになり（ステップ S 1 1 ) 、配送指図情報を通い箱デリパリセンターに通知し（ステップ S 1 2 ) 、通い箱デリバリセン夕一は配送指図の受付を行い（ステップ S 1 3 ) 、洗浄、利用者 · 商品情報の初期化、荷揃い等の作業によって通い箱 1 0の準備を行う（ステップ S 1 4 ) 。ここで言う利用者 · 商品情報の初期化作業は、通い箱 1 0 に装着されている I C力ードに必要なデータを格納することを意味する。以上が配送指図の物流経路である。

なお、配送指図情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報（納期、数量、注文先、注文番号、配送予定日）である。その後、通い箱デリバリセンタ一では通い箱 1 0の出荷を行い（ステップ S 2 0， S 2 2 ) 、管理センタ一 2 0に出荷情報を通知する（ステップ S 2 1 ) 。一方、生産者は通い箱 1 0の入荷と検収処理を行い（ステツプ S 2 3 ) 、管理セン夕一 2 0に対して検収情報を通知する（ステップ S 2 4 ) 通い箱 1 0に装着されている I Cカードのデータも更新される。生産者は次いで、入荷して来た通い箱 1 0の在庫を確認しておく（ステップ S 2 5 ) 。以上が通い箱出荷 ' リースチャージの物流経路である。

なお、出荷情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報 (出荷日、数量、注文先、注文番号、通い箱番号）である。検収情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報（出荷日、検収日、数量、注文先、注文番号、通い箱番号）である。

生産者は在庫の確認後、在庫の通い箱 1 0 を組立て（ステップ S 3 0 ) 、通い箱 1 0 に装着されている I Cカードに必要なデータを書き込み、記入部 1 2 に必要な情報を絵や文字などで目視可能に記入するようにして、商品情報の登録業務を行う（ステップ S 3 1 ) 。そして、管理センター 2 0 に対して商品情報を送信する（ステップ S 3 2 ) 。以上が組立て · 商品情報登録の物流経路である。

なお、商品情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報（組立日、商品名、商品コード、入り数、生産者名、生産者コード、冷蔵種別、出荷ロット番号）である。

その後、生産者は通い箱 1 0の梱包若しくは荷造りをし（ステップ S 4 0 ) 、通い箱 1 0に梱包した商品を問屋 ' 倉庫に出荷すると共に（ステツプ S 4 1 , S 4 3 ) 、管理センター 2 0に対して生産者出荷情報を送信する（ステップ S 4 2 ) 。以上が生産者出荷の物流経路である。なお、生産者出荷情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報（出荷日、商品名、商品コード、入り数、生産者名、生産者コード、冷蔵種別、出荷ロット番号）である。，

上述のようにして、商品が生産者から問屋や倉庫に運搬されると、問屋 ' 倉庫は生産者から出荷された通い箱 1 0 を入庫し、入庫した通い箱 1 0内の商品の検品を行い（ステップ S 5 0 ) 、入庫情報を管理センタ一 2 0 に送信する（ステップ S 5 1 ) 。そして、直接小売り業者に出荷するための出庫するか（ステップ S 5 2 ) 、または分荷してから出庫し (ステップ S 5 3 ) 、出庫情報を管理センター 2 0 に送信すると共に（ステップ S 5 4 ) 、小売り業者に対して出荷する（ステップ S 5 5 ) 。出荷時には通い箱 1 0に装着されている I Cカード 1 のデータも更新される。以上のように、ステップ S 5 0、ステップ S 5 1、ステップ S 5 3が問屋 · 倉庫入庫の物流経路である。また、ステップ S 5 2、ステツプ S 5 4、ステップ S 5 5が問屋 · 倉庫出庫の物流経路である。

なお、入庫情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報（入庫日）である。出庫情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報（出庫日 ) である。

小売り業者は、問屋 · 倉庫から出荷された通い箱 1 0を入庫し、入庫した通い箱 1 0内の商品の検品を行い（ステップ S 6 0 ) 、管理センタ - 2 0 に物流終端情報を送信する（ステップ S 6 1 ) 。検品後は通い箱 1 0を整理し易いように分解し（ステップ S 6 2 ) 、分解情報を管理センター 2 0に送信する（ステップ S 6 3 ) 。以上が物流終端の物流経路である。

なお、物流終端情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報、物流終端情報（物流終端入庫日）である。分解情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報、物流終端情報、分解情報（分解日、分解者）である。

生産者は入庫後に通い箱 1 0 を分解し（ステップ S 7 0 ) 、管理センター 2 0に分解情報を送信する（ステップ S 7 1 ) 。このとき、通い箱 1 0に装着されている I Cカード 1のデータも更新される。また、問屋 • 倉庫でも入庫後に通い箱 1 0 を分解し（ステップ S 7 3 ) 、管理セン夕一 2 0に分解情報を送信する (ステップ S 7 4) 。このとき、通い箱 1 0に装着されている I Cカード 1のデータも更新される。生産者や問屋 · 倉庫における分解後は通い箱 1 0の回収依頼を行うと共に（ステツプ S 7 2， S 7 5 ) 、管理センター 2 0に回収依頼情報を送信する（ステツプ S 7 6， S 7 7 ) 。管理センタ一 2 0は、生産者や問屋 ' 倉庫から送られた回収依頼情報を受信すると、回収案内を作成し（ステップ S 8 0 ) 、生産者や問屋 · 倉庫に回収日確認情報を送信し、回収依頼者の回収日確認を取る（ステップ S 8 1， S 8 2 ) 。通い箱 1 0 に装着されている I Cカード 1のデータも更新される。そして、管理センター 2 0 は通い箱デリバリセンターに対して回収指示を出し（ステップ S 8 3 ) 、この指示に従って通い箱デリバリセン夕一は通い箱 1 0の回収準備を行う（ステップ S 8 4 ) 。以上が分解 · 回収依頼の物流経路である。

なお、回収依頼情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報、物流終端情報、分解情報、回収依頼情報（回収依頼番号、回収依頼日、回収依頼者）である。回収日確認情報は発注情報、納期回答情報、配送指図倩報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報、物流終端情報、分解情報、回収依頼情報、回収受付情報（回収予定日）である。

その後、通い箱デリパリセンタ一は、生産者及び問屋 · 倉庫から通い箱 1 0を引き受けるために、生産者及び問屋 · 倉庫に出向き（ステップ S 8 5， S 8 6 ) 、生産者及び問屋 · 倉庫の所で、通い箱 1 0 を回収する（ステップ S 8 7， S 8 8 ) 。最終的には、通い箱 1 0が生産者及び問屋 ' 倉庫から通い箱デリバリセンタ一に直接に引き渡される（ステツプ S 9 0， S 9 1 ) 。このようにして通い箱デリバリセンタ一に通い箱 1 0が回収されると、通い箱デリバリセンターは管理センター 2 0 に対して回収情報を通知する（ステップ S 9 2 ) 。回収された通い箱 1 0は通い箱デリバリセンタ一にて洗浄され（ステップ S 9 3 ) 、次ぎの受注を待つことになる。以上が回収 · 洗浄の物流経路である。

なお、回収情報は発注情報、納期回答情報、配送指図情報、出荷情報、検収情報、使用開始情報、生産者出荷情報、入庫情報、出庫情報、物流終端情報、分解情報、回収依頼情報、回収受付情報、回収情報（回収日）である。

上述したように、第 7図〜第 9図のフローチャートを参照して説明した、第 3図に示すような構成を有する本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムにおいて、通い箱デリバリセンターが通い箱 1 0の出荷及び使用済みの通い箱 1 0の回収をするようになっているが、本発明はこのような動作に限ったものではなく、例えば、代わりに、通い箱 1 0の出荷は管理センター 2 0 自らが直接に行い、また、通い箱デリバリセンターに代わって、通い箱の回収業者が使用済みの通い箱 1 0の回収をするようにしても良い。

なお、上述した実施形態において、生産者の所から問屋 · 倉庫までに商品の入っている通い箱 1 0を実際に誰かが運搬するか、また、問屋 - 倉庫から小売り業者の所までに商品の入っている通い箱 1 0を実際に誰かが運搬するかについて、説明してないが、通い箱デリバリセンターが運搬するように、また図示しない専門の運輸業者が運搬するようにしても良い。

以上、本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムの動作（通い箱 1 0の流れを中心として）について説明したが、以下は情報の流れ（ I Cカードの流れを中心として）について説明する。

情報の流れを説明する前に、まず、 J ANコード及び S KUコードについて説明する。 J A Nコードは J I S規格で決められた商品のバーコ —ドである。一方、 3 11コ一ドは八コ一ドのょぅな：1 1 3規格ではなく、流通業界で使われている単品商品コードで、取り引き先（つまりユーザ）固有の番号である。要は、 S KUコードがあるグループ単位で決まったものであるために、現状では、まだ統一化されておらず 1つの商品に対して 3つ 4つの S KUコードを有する。流通業界の動きとしては、 1つの商品に対応する唯一の S KUコードであるように、 S KU コード統一化を進めている。

商品によって、 J ANコードだけで分類することができる。商品によつて J A Nコ一ドだけでは商品を分類しきれない場合もある。こういうときに、 J ANコードを S KUコードと合わせて使用することにより、商品を分類するようにする。例えば、靴下に対して、 J ANコードがあり、色やサイズなどの違ったものを分けるのは S KUコードの役目である。流通業界の動きとしては、 J A Nコードを S K Uコードと合わせて使用することにより、商品を分類するよう'にすることである。

本発明に使用される I Cカードの中に、商品コードについて、流通業界で決められて統一された S K Uコード（公の S K Uコード）を各自の S K Uコード（プライベートの S K Uコード）と一緒に入れるようにし、さらに、 J A Nコードをこの 2種類の S K Uコードと同居させるようにしている。従って、商品を正確に分類することができるので、検品の効率化をも流通システム全体の効率化をも可能にしている。

流通経路においての商品の届け先毎に、届けべき複数の通い箱 1 0 に対して 1枚の全体 I Cカード 1 1が付くことになる。その全体 I Cカード 1 1 には、商品の届け先、商品コード（ J A Nコード及び S K Uコ一ド）、品名、通い箱 1 0の個数、単価（納入原価）、生産者情報といつた複数の通い箱 1 0 に対する共通の流通情報が格納されている。通い箱 1 0を実際に運搬するトラックのドライバに使用される納品伝票の代わりになる。

一方、単体 I Cカード 1 4に格納される情報は、その通い箱 1 0内の商品及び通い箱 1 0 自身に関する全ての情報を包含する。具体例の一例として、単体 I Cカード 1 4に格納される情報が、第 1 0図に示す複数の項目から構成されるシステム管理情報と、第 1 1 図に示す複数の項目から構成される通い箱管理情報と、第 1 2図に示す複数の項目から構成される商品管理情報と、第 1 3図に示す複数の項目から構成される会計管理情報とから構成される。

なお、第 1 0図〜第 1 3図に示す具体例において、第 1 0図に使用される「会員企業」は上述した「生産者」を意味し、かつ、管理センタ一の管理の下で会員企業（生産者）に通い箱 1 0 をレンタル方式で提供するようになっている。

なお、通い箱 1 0に装着された I Cカードに格納されているデータは数個のバンクに分かれ、各々書き込み · 読み込みのアクセス権限を設定できるようになつている。

上記実施形態では、商品及び通い箱 1 0の代金決済を説明していないが、通い箱 1 0及び商品の代金決済をインタ一ネットを介して行うようにすることも可能である。また、可視可能な通い箱の固体番号（例えばシリアル番号）をバーコード化して添付し、 I Cカードに記録されている固体番号とバ一コードの固体番号の両方を検査することによりセキュリティを保護しながら、可視可能なバーコードで本システムに加盟していない顧客の利用を図ることができる。

以上のように本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムによれば、情報化社会にマッチした通い箱物流管理システムを提供することができ、 I Cカードを通い箱に装着してイン夕一ネッ卜との接続を容易にしているので、生産者、問屋 · 倉庫、小売り業者の間を行き来する通い箱を効率的に管理することが可能となる。産業上の利用可能性

本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムによれば、情報化社会にマッチした通い箱物流管理システムを物流分野に提供することが可能となる。

また、本発明に係る情報システムを用いた通い箱物流管理システムにおいて、 I Cカードを通い箱に装着してインタ一ネットとの接続を容易にしているので、生産者、問屋，倉庫、小売り業者の間を行き来する通い箱を効率的にかつ正確的に管理することが可能となる。

Claims

請求の範囲

1 . システム全.体を統治する管理セン夕一の端末と、 I Cカードを装着された通い箱を分配する通い箱デリバリセンターの端末と、商品を生産して出荷する生産者の端末と、前記商品の卸しや保管を行う問屋 · 倉庫の端末とをコンピュータネットワークにて相互接続し、前記通い箱の物流経路における前記端末において、前記コンピュータネットワークと前記 I Cカードとの間でデ一夕の授受を行い、前記管理センターにて前記通い箱の物流状態を総合的に管理できるようになつていることを特徴とする情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

2 . 前記コンピュータネットヮ一クに更に小売り業者の端末が接続されている請求の範囲第 1項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

3 . 前記通い箱は第 1 の I C力一ドを有し、かつ、前記第 1 の I C力ードとの間のデータ授受を非接触式に行うようになっている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

4 . 前記通い箱の側面に第 2の I Cカードを収納できる I C力一ド収納ポケットが設けられている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

5 . 前記通い箱の側面に必要な情報を絵や文字などで目視可能に記入するための記入部が設けられている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

6 . 前記 I Cカードは、第 1 の I Cカード及び第 2の I Cカード、前記第 1 の I Cカード、前記第 2の I Cカードのいずれかを意味する請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

7 . 前記通い箱の物流経路が受注、配送指図、通い箱出荷 · リースチヤージ、組立て · 商品情報登録、生産者出荷、問屋 · 倉庫入庫、問屋 - 倉庫出庫のいずれか若しくはその組み合わせである請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

8 . 前記通い箱の物流経路として更に前記通い箱の物流終端、分解 - 回収依頼、回収 · 洗浄が含まれている請求の範囲第 7項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

9 . 前記通い箱及び商品の代金決済を、前記コンピュータネットヮ一クを介して行うようになっている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

1 0 . 前記 I Cカードへのデータの格納を現取引及び 1つ前の取引とし、 1取引毎に格納及消去を行うようになっている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。 1 1 . 前記 I C力一ドに格納されているデータは数個のバンクに分かれ、各々書き込み ' 読み込みのアクセス権限を設定できるようになっている請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

補正書の請求の範囲

[ 2 0 0 Ί年 8月 3 Ί 日（3 1 . 0 8 . 0 1 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の範囲 1—1 1は補正された請求の範囲 1— 1 0に置き換えられた。（3頁） ]

1 . システム全体を統治する管理センターの端末と、 I Cカードを装着された通い箱を分配する通い箱デリバリセンターの端末と、商品を生産して出荷する生産者の端末と、前記商品の卸しや保管を行う問屋 · 倉庫の端末と、小売り業者の端末とをコンピュータネットワークにて相互接続し、前記通い箱の物流経路における前記各端末において、前記コンピュ一タネットワークと前記 I Cカードとの間でデ一夕の授受を行い、前記管理セン夕一にて前記通い箱の物流状態を総合的に管理できるようになっている情報システムを用いた通い箱物流管理システムであって、前記 I Cカードは、第 1 の I Cカードのみ、又は、前記第 1 の I C力ード及び第 2の I Cカード、の組合せであり、

前記通い箱は、外部とのデータ授受が非接触式であって埋め込み式の前記第 1の I C力一ドを有し、かつ、前記通い箱の側面に前記第 2の I Cカードを収納できる I C力一ド収納ポケットと、必要な情報を絵や文字などで目視可能に記入するための記入部とが設けられていることを特徵とする情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

2 . 前記通い箱の前記物流経路が受注、配送指図、通い箱出荷 · リースチャージ、組立て · 商品情報登録、生産者出荷、問屋 · 倉庫入庫、問屋 · 倉庫出庫のいずれか若しくはその組み合わせである請求の範囲第 1 項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

3 . 前記通い箱の前記物流経路として更に前記通い箱の物流終端、分解 · 回収依頼、回収 · 洗浄が含まれている請求の範囲第 2項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

4 . 前記通い箱及び前記商品の代金決済を、前記コンピュータネットワークを介して行うようになっている請求の範囲第 1項に記載の情報シ

篛正された組抵 (条約第 1 # ステムを用いた通い箱物流管理システム。

5 . 前記 I Cカードへのデータの格納を現取引及び 1つ前の取引とし、 1取引毎に格納及び消去を行うようになつている請求の範囲第 1項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

6 . 前記 I C力一ドに格納されているデータは数個のバンクに分かれ、各々書き込み · 読み込みのアクセス権限を設定できるようになつている請求の範囲第 1項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

7 . 前記通い箱に埋め込まれている前記第 1 の I Cカードは、その通い箱に格納されている前記商品の流通に必要な流通情報を格納するようになっている請求の範囲第 1項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

8 . 前記第 1 の I Cカードに格納されている前記流通情報は、システム管理情報と、通い箱管理情報と、商品管理情報と、会計管理情報とから構成される請求の範囲第 7項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

9 . 前記物流経路において、前記商品の届け先毎に、届けべき複数の通い箱に対し、その中の先頭となる 1つの通い箱だけに、当該通い箱の

I Cカード収納ポケットに、前記複数の通い箱の流通に必要な共通流通情報を格納している前記第 2の I C力一ドを装着するようになっている請求の範囲第 1項に記載の情報システムを用いた通い箱物流管理システム。

1 0 . 前記第 2の I Cカードに格納されている前記共通流通情報は、商品の届け先と、商品コード（ J A Nコード及び S K Uコード）と、品名と、通い箱の個数と、単価（納入原価）と、生産者情報とから構成さ篛正された組抵 (条約第 1 # れる請求の範囲第 9項に記載の情報を用いた通い箱物流管理システム。

0£された組抵 (条約第 1