JP2005212913A - 農産物用通いコンテナ流通管理システムと通いコンテナ流通管理サーバ - Google Patents

農産物用通いコンテナ流通管理システムと通いコンテナ流通管理サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】通いコンテナの流通状態の把握が容易で確実な、非接触形のICタグを用いた農産物用通いコンテナ流通管理システムを提供し、さらに通いコンテナの固有番号から収納された農産物の生産物情報の取得も可能にする。
【解決手段】通いコンテナ10にそれぞれの固有番号を記録した非接触型ICタグ11を設け、集出荷場30、卸売市場60、受入れ先70の入口と出口に固有番号を読み取るICタグリーダを設け、読み取った固有番号をそれぞれのサーバ42、61、71から通信ネットワーク95を通じて通いコンテナ流通管理サーバ81にその位置情報と共に通知し、通いコンテナ流通管理サーバ81が全部の通いコンテナ10の流通履歴を把握して、必要に応じてそれぞれのサーバに位置情報と固有番号にリンクしている収納した農産物の商品情報を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は農産物用通いコンテナ流通管理システムに関し、特に非接触形のICタグを用いた農産物用通いコンテナ流通管理システムと通いコンテナ流通管理サーバに関する。
従来、農産物の生産地から消費地までの流通形態としては種々の包装形態のものが用いられており、青果物や花の輸送においては近年までダンボールに収納された流通形態が主流であった。しかし、商的流通の形態の変化に伴って大型小売店の集配センターや食品加工センターなどへの輸送が増加して容器の返却再利用が可能になったことや省資源指向の流れから、使い捨てのダンボールに代わって通いコンテナの使用が増加してきた(非特許文献1参照)。
また、近年の健康に関する意識の高まりに伴い、無農薬栽培等により生産された農産物を求める意識が消費者に高まっており、それに対応するためのトレーサビリティが注目されている。例えば識別子付与による農産物流通における農産物の個体情報入力システムが特許として成立しており(特許文献1参照)、その特許を基に野菜や果物の生産者と流通業者・消費者を結ぶ誰でも利用できる公的サイトとしてSEICA(青果ネットカタログ)が実用化しており、生産者や集荷者には8桁の「カタログナンバー」が与えられ、流通業者、消費者がそのナンバーからSEICAホームページで生産情報を見ることができるようになっている。
特許第3355366号公報 初谷誠一著「これからの青果物流通と技術」(社)農業電化協会出版、2003年2月発行、P.216−223
通いコンテナの利用は青果物を含む農産物流通の合理化や省資源の点から望ましい形態であるが、通いコンテナは生産者、出荷者、輸送業者、卸売市場、仲卸業者、青果物受入先の間を種々な形態で流れるために、その流通の状態を把握することが容易でなく、その回収再利用に障害があることがその普及の問題点となっている。
また、SEICA(青果ネットカタログ)は個々の青果物を対象としており、収納されているコンテナと収納されている青果物との関係は登録されていない。
本発明の目的は、通いコンテナの流通状態の把握が容易な、非接触形のICタグを用いた農産物用通いコンテナ流通管理システムを提供することにある。また、さらに通いコンテナの固有番号と生産物情報とをリンクさせることにより、通いコンテナの固有番号をICタグによって読み取ることによる生産情報の取得も可能にする。
本発明の農産物用通いコンテナ流通管理システムは、
農産物を収納してその農産物の流通に用いられる農産物用の通いコンテナの流通管理システムであって、通いコンテナの流通状態を管理する通いコンテナ管理センターに設けられた通いコンテナ流通管理サーバである第1のサーバと、複数の生産者組織に設けられた第2のサーバと、複数の卸売市場に設けられた第3のサーバと、複数の受入れ先に設けられた第4のサーバと、農産物用通いコンテナに設けられてその通いコンテナを特定する固有番号が記録されている非接触型のICタグと、第2から第4のサーバに接続されて、通いコンテナの搬入時と搬出時にその通いコンテナの非接触型のICタグに記録された通いコンテナの固有番号を読み出すICタグリーダと、第1から第4のサーバを接続する通信ネットワークとを備えている。ICタグリーダで読み出された通いコンテナの固有番号は、第2から第4のサーバから第1のサーバに通信ネットワークを経由して伝達され、第1のサーバは、第2から第4のサーバから伝達された通いコンテナの固有番号に基づいて、通いコンテナの現在位置と移動経歴とを記録し、通いコンテナの現在位置と移動経歴とが、第2から第4のいずれかのサーバからのアクセスにより、そのサーバに通信ネットワークを経由して通知される
第4のサーバが設置される受入れ先には、通いコンテナで継続的に農産物が搬入される施設である、量販店のバックヤードを含む物流センターや食品加工センターが含まれていてもよい。
さらに通いコンテナの保管整備センターに設けられた第5のサーバを備え、その第5のサーバも通いコンテナの搬入時と搬出時にその通いコンテナの非接触型のICタグに記録された通いコンテナの固有番号を読み出すICタグリーダを有し、その第5のサーバは通信ネットワークを経由して第1のサーバに接続され、ICタグリーダで読み出された通いコンテナの固有番号は通信ネットワークを経由して第1のサーバに伝達されてもよく、さらに、卸売市場と受入れ先とにおける全般的な農産物の流通を管理する農産物流通管理センターに設けられ、通信ネットワークを経由して第1のサーバに接続される第6のサーバを備えてもよい。
ICタグは通いコンテナに固着されていてもよく、ICタグリーダには、連続して移動する通いコンテナのICタグを読み取り可能なICタグリーダが含まれていてもよい。
第2のサーバには、農産物の生産者情報と生産物情報とが記録されており、その第2のサーバは通いコンテナに収納されている農産物の生産者情報と生産物情報とを数量情報とともに農産物を収納する通いコンテナの固有番号とリンクして、第1のサーバに通信ネットワークを経由して通知し、第1のサーバでは、受理した通いコンテナに収納されている農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とが、通いコンテナの固有番号とリンクして記録され、第3、第4のサーバは、ICタグリーダで読み出された通いコンテナの固有番号により、通信ネットワークを経由して第1のサーバにその通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを要求し、第1のサーバは、通いコンテナの固有番号により、その通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを検索して、要求のあったサーバに通知してもよい。
農産物の生産者情報と生産物情報とを特定する識別子が予め設けられており、第2のサーバは、通いコンテナに収納されている農産物の識別子を数量情報とともに農産物を収納する通いコンテナの固有番号とリンクして第1のサーバに通信ネットワークを経由して通知し、第1のサーバでは、受理した通いコンテナに収納されている農産物の識別子と数量情報とが、通いコンテナの固有番号とリンクして記録され、第3および第4のサーバは、ICタグリーダで読み出された通いコンテナの固有番号により、通信ネットワークを経由して第1のサーバにその通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを要求し、第1のサーバは、通いコンテナの固有番号から識別子と数量情報とを読み出して、その識別子を管理するサーバからその識別子に対応する生産者情報と生産物情報とを取得し、取得した生産者情報と生産物情報ならびに数量情報を要求のあったサーバに通知してもよく、第6のサーバも、通いコンテナの固有番号により、通信ネットワークを経由して第1のサーバからその通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを取得できてもよい。
本発明の通いコンテナ流通管理サーバは、
上述の通いコンテナの流通管理を行う農産物用通いコンテナ流通管理システムにおける通いコンテナ流通管理サーバである。その通いコンテナ流通管理サーバは、入力部、出力部、記憶部、データ処理装置を有し、記憶部は、通いコンテナの固有番号をキーとして各通いコンテナの移動日時を含む移動履歴を格納するコンテナ履歴情報格納手段を有し、データ処理装置は、通信ネットワークを経由してシステムの各サーバから入力した通いコンテナの固有番号と、発信元サーバ名と、通いコンテナの移動内容とに基づいて、日時を付してコンテナ履歴情報格納手段に履歴情報として格納するコンテナ履歴情報取得手段と、通信ネットワークを経由してシステムの各サーバから入力したコンテナ履歴情報要求を受理し、要求内容に対応したコンテナ履歴情報をコンテナ履歴情報格納手段から読み出して、通信ネットワークを経由して要求元のサーバに送信するコンテナ履歴情報要求処理手段と、データ処理装置全体の制御を行う中央処理部とを有する。
記憶部は、さらに、生産者組織の出荷情報管理用サーバから通いコンテナの固有番号とリンクして通知された、その通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを、農産物の農産物情報として通いコンテナの固有番号とリンクしてコンテナ/農産物情報として格納するコンテナ/農産物情報格納手段を有し、データ処理装置は、さらに、通信ネットワークを経由して出荷情報管理用サーバから入力した、通いコンテナの固有番号とリンクしているその通いコンテナに収納された農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを、新しいコンテナ/農産物情報として、コンテナ/農産物情報格納手段に格納するコンテナ/農産物情報取得手段と、通信ネットワークを経由してシステムの各サーバから入力した、通いコンテナの固有番号をキーとするコンテナ/農産物情報要求を受理し、要求内容に対応した農産物情報をコンテナ/農産物情報格納手段から読み出して、通信ネットワークを経由して要求元のサーバに送信するコンテナ/農産物情報要求処理手段とを有してもよい。
農産物の生産者情報と生産物情報とを特定する識別子が設けられており、識別子が数量情報とともに通いコンテナの固有番号とリンクされてコンテナ/農産物情報格納手段に記録され、コンテナ/農産物情報取得手段は出荷情報管理用サーバから入力した識別子と数量情報とを新しいコンテナ/農産物情報として、コンテナ/農産物情報格納手段に記録し、コンテナ/農産物情報要求処理手段は、受理したコンテナ/農産物情報要求の要求内容に対応した農産物情報と数量情報とをコンテナ/農産物情報格納手段から読み出し、その農産物情報の識別子によって、その識別子を管理するサーバから生産者情報と生産物情報とを取得して、数量情報とともに通信ネットワークを経由して要求元のサーバに送信してもよい。
以上において、農産物は青果物であってもよい。
本発明には、次のような効果がある。即ち、
第1の効果は、農産物用通いコンテナの管理が容易になり、紛失を防ぐだけでなくその所在場所も容易に追跡できることである。これは通いコンテナの固有番号を記録した非接触形のICタグが通いコンテナに取り付けられており、出発、到着時に通いコンテナの固有番号が読み取られて、通いコンテナ流通管理サーバに通信ネットワークを経由して通報し、通いコンテナ流通管理サーバが通いコンテナの履歴情報を常時管理できるからである。
第2の効果は、農産物用通いコンテナの普及により段ボール箱の使用が少なくなり、省資源に貢献することである。農産物用通いコンテナの管理が容易になることにより使用コストが段ボール箱よりも有利になるからである。
第3の効果は、廃棄段ボールが減少し環境対策に寄与することである。これは農産物用通いコンテナの普及により段ボール箱の使用が少なくなるからである。
第4の効果は、通いコンテナの固有番号と収納された農産物の生産物情報の識別番号とをリンクさせることにより生産物情報の取得も容易となり、青果物や花を含む農産物のトレサビリティにも有効に利用できることである。これは、通いコンテナの固有番号をICタグから読み取って情報を通信ネットワークを経由して通いコンテナ流通管理サーバに通報することにより、コンテナ流通管理サーバを経由してその通いコンテナに収納されている農産物の生産物情報の入手が可能となるからである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の農産物用通いコンテナ流通管理システムを説明するための模式的ブロック構成図である。本実施の形態では農産物を最も利用の可能性が高い青果物を例として説明するが、対象は青果物に限定されるものではなく通いコンテナに収納して輸送される花を含む農産物に広く適用が可能である。
農産物用通いコンテナ流通管理システム1は、通いコンテナ10の流通を管理するシステムであり、通いコンテナ10には通いコンテナ10を識別するための固有番号が記憶された非接触型のICタグ11が一体となって設けられている。新規コンテナの場合は製造時に組み込むことが望ましく、既存の通いコンテナを本システムで使用する場合にはICタグを離脱しないように固着することが望ましい。固有番号は数字の他アルファベットを含んでいてもよい。
通いコンテナ10は全国を流通することもあるので、全国的な通いコンテナ管理センター80を設けて、そこで固有番号を一括管理することが望ましいが、難しい場合は一定のルールを定めて重複しないように番号付けを行うことが必要である。
非接触型のICタグ11にはICチップとアンテナとが組み込まれており、外部からの所定の信号を受信して記憶内容を外部に発信するが、通いコンテナ10がコンベヤなどで移動中に、設置されたICタグリーダで連続的にICタグ11を読み取ることが必要な場合があり、状況によっては2段積みの通いコンテナから読み取る必要もあるので、対応できる能力のICタグ11とICタグリーダを使用することが望まれる。
通いコンテナ10内にはこの実施の形態では青果物12が収納される。通いコンテナ10は箱型のものと折畳み形の2種類があり、折畳み形の方が収容スペースが少なくてすむので望ましいがそのいずれにも対応できる。また再利用するため洗浄することが望ましいので通いコンテナ保管整備センター85のような施設を流通のルートの中に設けて保管を行うとともに必要に応じて整備や洗浄を行うことが望ましい。通いコンテナ保管整備センター85は通いコンテナレンタル業者が運営してもよい。
農産物用の通いコンテナ10の流れには、工業製品用の通いコンテナと異なって生産者と末端との間に色々な流れがあるが、ここでは最も標準的な、生産者20、農協や生産者組合などの共同の集出荷場30、農協や生産者組合などの生産者組織40、農産物の全国的な流通管理を行う、例えば全農などの農産物流通管理センター50、卸売市場60、受入れ先70、通いコンテナ管理センター80、通いコンテナ保管整備センター85およびトラックなどの輸送手段90、ならびにそれらに設けられたサーバを結ぶ通信ネットワーク95により、農産物用通いコンテナ流通管理システム1の基盤が構成されているものとする。大手量販店の物流センターや食品加工センター等が末端となる場合もあるが、受入れ先70に含まれるものとして説明する。農産物流通管理センター50は通いコンテナ流通管理のためには必ずしも必要ではない。また、図1では説明を簡略化するために生産者20、集出荷場30、生産者組織40、卸売市場60、受入れ先70、輸送手段90は1個しか示されていないが実際には複数となっている。
ここで、生産者組織40には生産情報管理用サーバ41と出荷情報管理用サーバ42とが設けられており、生産情報管理用サーバ41は集出荷場30に搬入される通いコンテナ10の固有番号を読み取るICタグリーダ(以下単にタグリーダと略称する)43と、生産者組織40に戻った通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ45と、生産者20にレンタルする通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ46とを有し、出荷情報管理用サーバ42には青果物出荷のために搬出される通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ44が設けられている。
生産情報管理用サーバ41と出荷情報管理用サーバ42とが一つのサーバの中に設けられていていもよく、入力時に区別できればタグリーダ43〜46は共用であってもよい。
卸売市場60には、卸売市場流通管理サーバ61と、卸売市場60に入荷する青果物12の通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ62と、青果物12を収容したまま出荷される通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ63と、青果物12を取り出した空の通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ64とが設けられている。入力時に区別できればタグリーダ63とタグリーダ64とは共用であってもよい。
受入れ先70には、受入れ先流通管理サーバ71と、受入れ先70に入荷する青果物12の通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ72と、青果物12が取り出された後に返却される空の通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ73とが設けられている。
青果物流通管理センター50には広域の青果物12の生産情報と流通情報とを管理する青果物流通管理センターサーバ51が設けられている。ここでは広域を対象とした青果物流通管理センター50を設けることとしているが、広域を対象とした青果物流通管理センター50が設けられない場合には、生産者組織40の出荷情報管理用サーバ42が直接それぞれの卸売市場流通管理サーバ61と接続していて、卸売市場流通管理サーバ61が相互に通信ネットワーク95を経由して接続して流通管理センター的機能を有していても同様な機能を確保することができる。
通いコンテナ10を運搬するトラックなどの輸送手段90には、返却のための空の通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ91が設けられており、無線ネットワークを通じて情報を通いコンテナ流通管理サーバ81に伝達する。
通いコンテナ保管整備センター85には、通いコンテナ保管整備センターサーバ86と、搬入・搬出される通いコンテナ10の固有番号を読み取るタグリーダ87、88とが設けられている。
通いコンテナ管理センター80には、通いコンテナ流通管理サーバ81が設けられており、通いコンテナ流通管理サーバ81には各サーバから通信ネットワーク95を経由して各サーバが読み取った通いコンテナ10の固有番号がサーバ名と共に入力され、全ての通いコンテナ10の現在地と移動履歴とが流通情報として格納され、各サーバの要求により通いコンテナ10の流通情報を提供することができる。
農産物用の通いコンテナ10の固有番号の読み取りは、上記の各構成単位の入口と出口でICタグリーダ(タグリーダと略称)によって行われる。コンベヤによって搬入搬出が行われる場合は、固定式のタグリーダが用いられるが、台車に積み込んで運搬される場合や手作業で処理が行われる場合などでは搬入搬出口で手持ち式のタグリーダで読み取りを行ってもよい。何れの場合も読み取り結果はそれぞれの構成単位のサーバに送られ、そのサーバから通いコンテナ管理センター80の通いコンテナ流通管理サーバ81に通信ネットワーク95を経由して送信され、通いコンテナ管理センター80では、登録されている全ての通いコンテナ10の動静を把握できる。通いコンテナ10の動静は生産者組織40の生産情報管理用サーバ41、出荷情報管理用サーバ42、卸売市場流通管理サーバ61、受入れ先流通管理サーバ71で通信ネットワーク95を通じて入手が可能であり、それぞれの管理下にある通いコンテナ10のチェックや、内容の青果物12の輸送履歴や、通いコンテナ10の利用料金の算出などにも利用できる。
ここで、生産者20の利用開始に始まる通いコンテナ10の流れについて、具体的に説明する。生産者20は、生産者組織40からレンタルした通いコンテナ10に収穫した青果物12を基準に従って収納する。ここでは生産者組織40からレンタルすることとしているが、通いコンテナレンタル業者からレンタルしてもよく、この場合は使用済みの通いコンテナはコンテナレンタル業者に戻り、コンテナレンタル業者は生産者組織40のタグリーダ45、46に相当するタグリーダを有しコンテナレンタル業者の不図示のサーバから通信ネットワーク95を経由して入出庫情報を通いコンテナ流通管理サーバ81に送信する。
生産者20は青果物12を収納した通いコンテナ10を集出荷場30に持ち込む。集出荷場30ではICタグリーダ43で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、生産者組織40の生産情報管理用サーバ41に送信され、生産情報管理用サーバ41から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が生産者20から生産者組織40に移動したことが記録される。
集出荷場30で検査、あるいは共同選別の後、通いコンテナ10に収納された青果物12は輸送手段90によって卸売市場60に出荷される。この場合生産者20が青果物12を収納した通いコンテナ10でそのまま出荷される場合と、共同選別などの後に異なった通いコンテナ10に収納されて出荷される場合とがある。いずれの場合でも、出荷時にタグリーダ44により通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、生産者組織40の出荷情報管理用サーバ42に送信され、出荷情報管理用サーバ42から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによってその通いコンテナ10が生産者組織40から卸売市場60に移動中であることが記録される。生産者20が持ち込んだ通いコンテナ10とは別な通いコンテナ10で出荷される場合、その通いコンテナ10が集出荷場30に持ち込まれる場合にタグリーダ46でその通いコンテナ10の固有番号が読み取られて移動先を生産者組織40として通いコンテナ流通管理サーバ81に登録しておく。
この時通いコンテナ10に収納された青果物12の生産物識別番号あるいは生産物情報と数量情報とを通いコンテナ10の固有番号とリンクして通いコンテナ流通管理サーバ81に送信すれば、その後の流通において通いコンテナ10の固有番号を読み取ることによって内部の青果物12の生産物情報と数量情報とを容易に入手することができる。
卸売市場60では、タグリーダ62で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、卸売市場流通管理用サーバ61に送信され、卸売市場流通管理用サーバ61から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が卸売市場60に移動したことが記録される。受入れと仕分けの終わった通いコンテナ10は、青果物12を収納したまま受入れ先70に送られる通いコンテナ10と、青果物12を取り出して空になった通いコンテナ10とに分けられる。
青果物12を収納したまま受入れ先70に送られる通いコンテナ10はタグリーダ63で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、卸売市場流通管理用サーバ61に送信され、卸売市場流通管理用サーバ61から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10は卸売市場60から受入れ先70に移動中であることが記録される。
空になった通いコンテナ10は輸送手段90で回収されるが、タグリーダ64で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、卸売市場流通管理用サーバ61に送信され、卸売市場流通管理用サーバ61から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10は返却中であることが記録される。ここで区別した入力が可能であればタグリーダ63とタグリーダ64とは共用であってもよい。
受入れ先70ではタグリーダ72で入荷した通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、受入れ先流通管理サーバ71に送信され、受入れ先流通管理サーバ71から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が受入れ先70に移動したことが記録される。青果物が取り出されて空になった通いコンテナ10は輸送手段90で返却されるが、タグリーダ73で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、受入れ先流通管理サーバ71に送信され、受入れ先流通管理サーバ71から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10は返却中であることが記録される。
返却される通いコンテナ10は通いコンテナ保管整備センター85または生産者組織40(あるいは不図示のレンタル業者)に返却されるが、トラックなどの輸送手段90がタグリーダ91を有していて、積込み時にタグリーダ91で空の通いコンテナ10の固有番号が読み取られて、無線ネットワークによって通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10は通いコンテナ保管整備センター85あるいは生産者組織40に返却のために運搬中であることが記録されることとなっていてもよい。
通いコンテナ保管整備センター85では、入荷した通いコンテナ10の固有番号をタグリーダ87で読み取られて、通いコンテナ保管整備センターサーバ86と通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が通いコンテナ保管整備センター85に移動したことが記録される。また出荷される通いコンテナ10の固有番号はタグリーダ88により同様に通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、通いコンテナ10が移動中であることが記録される。
生産者組織40に返却された通いコンテナ10は、タグリーダ45で通いコンテナ10の固有番号が読み取られて生産情報管理用サーバ41に送信され、生産情報管理用サーバ41から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が生産者組織40に移動したことが記録される。通いコンテナ10が生産者20にレンタルされる場合には、レンタルされる通いコンテナ10の固有番号がタグリーダ46で読み取られて生産情報管理用サーバ41に送信され、生産情報管理用サーバ41から通信ネットワーク95を経由して通いコンテナ流通管理サーバ81に通知され、これによって通いコンテナ10の管理が生産者20に移動したことが記録される。
以上のような通いコンテナ10のICタグ11の、それぞれのシステム構成要素の入口および出口におけるタグリーダによる読み出しと、その情報の通いコンテナ流通管理サーバ81への伝達によって、通いコンテナ流通管理サーバ81では全部の通いコンテナ10の現在の所在と履歴とを確実に把握でき、要求により各サーバに情報が提供される。
次に、本発明の第2の実施の形態について同じく図1を参照して説明する。第2の実施の形態の農産物用通いコンテナ流通管理システム1は、通いコンテナ10の固有番号を、収納された青果物の生産物識別番号あるいは生産物情報と数量情報とにリンクさせた形態である。ここで、生産物識別番号あるいは生産物情報に生産者情報が含まれていていもよい。これによってその後の流通において、青果物流通管理センターサーバ51に生産物識別番号を入力して検索しなくても、通いコンテナ10の固有番号をタグリーダで読み取るだけで内部の青果物12の生産物情報と数量情報とを容易に入手することができる。このように卸売市場60や受入れ先70では通いコンテナ10の入荷時にタグリーダで通いコンテナ10の固有番号を読み取るだけで、同時に通いコンテナ10に収納された青果物12の生産物情報と数量情報とを入手することができ、その情報に基づいてその後の青果物12についての受入れや仕分け処理を行うことができる。
通いコンテナ10の固有番号と生産物識別番号あるいは生産物情報とのリンクは、識別子による農産物の個体情報入手システムが採用されている場合には、出荷時に通いコンテナ10に収納された青果物に付与された識別子がその数量と共に通いコンテナ10の固有番号とリンクされて、出荷情報管理用サーバ42から通いコンテナ流通管理サーバ81に通知されて記録されていれば、卸売市場流通管理サーバ61や受入れ先流通管理サーバ71からの通いコンテナ10の固有番号による通いコンテナ流通管理サーバ81へのアクセスにより、識別子を介して容易に生産物情報と数量情報とを入手することができる。
識別子による農産物の個体情報入手システムが採用されていない場合でも、出荷情報管理用サーバ42から通いコンテナ流通管理サーバ81に通いコンテナ10の固有番号を通知する際に、収納されている青果物12の生産物識別番号あるいは生産物情報と数量とをリンクさせて登録しておけば多少手数は掛かるが、同じ目的が達成できる。
以上の実施の形態においては、通いコンテナ10に固着されている非接触型のICタグ11には、その通いコンテナ10の固有番号だけが記録されているものとしており、本実施の形態の農産物用通いコンテナの流通管理においてはそれで十分であり、記録容量の少ないICタグを用いることによりコストが低減できるが、ICタグには記録容量の大きいものもあり、書き込み、読み出し、消去が可能なので、記録容量が大きく、固有番号以外の情報の書き込み、読み出し、消去が可能なICタグを通いコンテナ10に固着し、必要な通いコンテナ10の通過点にICタグライターを設け、農産物流通に必要な情報、例えば通いコンテナ10に収納された農産物の生産者情報、生産物情報、通過点情報あるいは通過点の温度などを記録させれば、どこでもICタグリーダで読み出すことができ、農産物のトレサビリティをさらに拡大することに役立たせることもできる。
次に本発明の実施の形態の農産物用通いコンテナ流通管理システム1の中心となっている通いコンテナ管理センター80の通いコンテナ流通管理サーバ81について説明する。図2は本発明の通いコンテナ流通システムの通いコンテナ流通管理サーバの第1の実施の形態の模式的ブロック構成図である。
通いコンテナ流通管理サーバ81は、通信ネットワーク95を介して農産物用通いコンテナ流通管理システム1の各サーバから通いコンテナ10の固有番号の読み取り結果の通知を受けて、記憶部130のコンテナ履歴情報格納部131に通いコンテナ10の固有番号と対応させて履歴情報として記憶し、各サーバからのアクセスにより指定された固有番号に対応した履歴情報をそれぞれのサーバに対して通信ネットワーク95を経由して通知する。
通いコンテナ流通管理サーバ81は、入力部110、出力部140、データ処理装置120、記憶部130、操作者がコマンドやデータを入力できる操作者入力部111、データを画面に表示できる画像表示部141を有する。
記憶部130は、コンテナ履歴情報格納部131を有し、コンテナ履歴情報格納部131は通いコンテナ10の固有番号をキーとして各通いコンテナ10の移動履歴を移動日時と共に格納する。
データ処理装置120は、コンテナ履歴情報取得部121、コンテナ履歴情報要求受理部122、コンテナ履歴情報制作部123、コンテナ履歴情報送信部124、およびデータ処理装置120全体の制御を行う中央処理部129を有する。
コンテナ履歴情報取得部121は、通信ネットワーク95を経由して各サーバから入力した通いコンテナ10の固有番号と、発信元サーバ名と、読み取ったタグリーダにより規定される通いコンテナ10の移動内容と、日時情報とに基づいて、記憶部130のコンテナ履歴情報格納部131に、通いコンテナ10の固有番号をキーとする所定のフォーマットのコンテナ履歴情報として格納する。
コンテナ履歴情報要求受理部122は、通信ネットワーク95を経由して各サーバから入力したコンテナ履歴情報要求を受理し、コンテナ履歴情報制作部123は、要求内容に対応した履歴情報を記憶部130のコンテナ履歴情報格納部131から読み出して制作し、コンテナ履歴情報送信部124から通信ネットワーク95を経由して要求元のサーバに送信する。
図3は本発明の通いコンテナ流通システムの通いコンテナ流通管理サーバの第2の実施の形態の模式的ブロック構成図である。第2の実施の形態では第1の実施の形態に加えてコンテナ/青果物情報の処理が行われる。第1の実施の形態と同一の部分については同一の符号を用いて説明する。
通いコンテナ流通管理サーバ81は、通信ネットワーク95を介して農産物用通いコンテナ流通管理システム1の各サーバから通いコンテナ10の固有番号の読み取り結果の通知を受けて、第1の実施の形態と同様に、記憶部130のコンテナ履歴情報格納部131に通いコンテナ10の固有番号と対応させて記憶し、出荷情報管理用サーバ42から通いコンテナ10の固有番号とリンクして通知された、通いコンテナ10に収納された青果物の生産物識別番号あるいは生産物情報とその数量情報とを、青果物情報として通いコンテナ10の固有番号とリンクしてコンテナ/青果物情報格納部132に記憶し、各サーバからのアクセスにより指定された固有番号に対応した履歴情報あるいは青果物情報をそれぞれのサーバに対して通信ネットワーク95を経由して通知する。識別子による農産物の個体情報入手システムが採用されている場合には、生産物識別番号あるいは生産物情報に変えて識別子を使用すればよい。
通いコンテナ流通管理サーバ81は、入力部110、出力部140、データ処理装置120、記憶部130、操作者がコマンドやデータを入力できる操作者入力部111、データを画面に表示できる画像表示部141を有する。
記憶部130は、コンテナ履歴情報格納部131と、コンテナ/青果物情報格納部132とを有し、コンテナ履歴情報格納部131は通いコンテナ10の固有番号をキーとして各通いコンテナ10の移動履歴を移動日時と共に格納し、コンテナ/青果物情報格納部132は、生産者組織40の出荷情報管理用サーバ42から通いコンテナ10の固有番号とリンクして通知された、通いコンテナ10に収納された青果物の生産物識別番号あるいは生産物情報とその数量情報とを、青果物情報として通いコンテナ10の固有番号とリンクして格納する。識別子による農産物の個体情報入手システムが採用されている場合には、生産物識別番号あるいは生産物情報に変えて識別子を記憶すればよい。
データ処理装置120は、コンテナ履歴情報取得部121、コンテナ履歴情報要求受理部122、コンテナ履歴情報制作部123、コンテナ履歴情報送信部124、コンテナ/青果物情報取得部125、コンテナ/青果物情報要求受理部126、コンテナ/青果物情報制作部127、コンテナ/青果物情報送信部128、およびデータ処理装置120全体の制御を行う中央処理部129を有する。
コンテナ履歴情報取得部121、コンテナ履歴情報要求受理部122、コンテナ履歴情報制作部123、およびコンテナ履歴情報送信部124の内容と動作は第1の実施の形態と同じなので説明を省略する。
コンテナ/青果物情報取得部125は、通信ネットワーク95を経由して出荷情報管理用サーバ42から入力した、通いコンテナ10の固有番号とリンクしているその通いコンテナ10に収納された青果物の生産物識別番号あるいは生産物情報とその数量情報とを、新しい青果物情報として、記憶部130のコンテナ/青果物情報格納部132の通いコンテナ10の固有番号とリンクして記憶する。その場合これまで記憶されている青果物情報を更新することとしてもよい。識別子による農産物の個体情報入手システムが採用されている場合には、生産物識別番号あるいは生産物情報に変えて識別子を使用すればよい。
コンテナ/青果物情報要求受理部126は、通信ネットワーク95を経由して各サーバから入力したコンテナ/青果物情報要求を受理し、コンテナ/青果物情報制作部127は、要求内容の通いコンテナ10の固有番号に対応した青果物情報を記憶部130のコンテナ/青果物情報格納部132から読み出して、コンテナ/青果物情報送信部128から通信ネットワーク95を経由して要求元のサーバに送信する。この場合に生産物識別番号が用いられている場合は通信ネットワーク95を経由して生産者組織40のサーバから対応する生産物情報を取得し、青果物情報として識別子が用いられている場合は、通信ネットワーク95を経由して識別子による農産物の個体情報入手システムを管理するサーバから生産物情報を取得して青果物情報を制作する。
本発明の第1の実施の形態の農産物用通いコンテナの管理システムを説明するための模式的ブロック構成図である。 本発明の通いコンテナ流通システムの通いコンテナ流通管理サーバの第1の実施の形態の模式的ブロック構成図である。 本発明の通いコンテナ流通システムの通いコンテナ流通管理サーバの第2の実施の形態の模式的ブロック構成図である。
符号の説明
1 農産物用通いコンテナ流通管理システム
10 通いコンテナ
11 ICタグ
12 青果物
20 生産者
30 集出荷場
40 生産者組織
41 生産情報管理用サーバ
42 出荷情報管理用サーバ
43、44、45、46、62、63、64、72、73、87、88、91 ICタグリーダ
50 青果物流通管理センター
51 青果物流通管理センターサーバ
60 卸売市場
61 卸売市場流通管理サーバ
70 受入れ先
71 受入れ先流通管理サーバ
80 通いコンテナ管理センター
81 通いコンテナ流通管理サーバ
85 通いコンテナ保管整備センター
86 通いコンテナ保管整備センターサーバ
90 輸送手段
95 通信ネットワーク
110 入力部
111 操作者入力部
120 データ処理装置
121 コンテナ履歴情報取得部
122 コンテナ履歴情報要求受理部
123 コンテナ履歴情報制作部
124 コンテナ履歴情報送信部
125 コンテナ/青果物情報取得部
126 コンテナ/青果物情報要求受理部
127 コンテナ/青果物情報制作部
128 コンテナ/青果物情報送信部
129 中央処理部
130 記憶部
131 コンテナ履歴情報格納部
132 コンテナ/青果物情報格納部
140 出力部
141 画像表示部

Claims (14)

  1. 農産物を収納して該農産物の流通に用いられる農産物用の通いコンテナの流通管理システムであって、
    前記通いコンテナの流通状態を管理する通いコンテナ管理センターに設けられた通いコンテナ流通管理サーバである第1のサーバと、
    複数の生産者組織に設けられた第2のサーバと、
    複数の卸売市場に設けられた第3のサーバと、
    複数の受入れ先に設けられた第4のサーバと、
    前記農産物用通いコンテナに設けられて該通いコンテナを特定する固有番号が記録されている非接触型のICタグと、
    前記第2から第4のサーバに接続されて、前記通いコンテナの搬入時と搬出時に該通いコンテナの前記非接触型のICタグに記録された前記通いコンテナの前記固有番号を読み出すICタグリーダと、
    前記第1から第4のサーバを接続する通信ネットワークとを備え、
    前記ICタグリーダで読み出された前記通いコンテナの前記固有番号は、前記第2から第4のサーバから前記第1のサーバに前記通信ネットワークを経由して伝達され、
    前記第1のサーバは、前記第2から第4のサーバから伝達された前記通いコンテナの前記固有番号に基づいて、前記通いコンテナの現在位置と移動経歴とを記録し、前記通いコンテナの現在位置と移動経歴とが、前記第2から第4のいずれかのサーバからのアクセスにより、該サーバに前記通信ネットワークを経由して通知される、農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  2. 前記第4のサーバが設置される前記受入れ先には、前記通いコンテナで継続的に農産物が搬入される施設である、量販店のバックヤードを含む物流センターや食品加工センターが含まれている、請求項1に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  3. さらに前記通いコンテナの保管整備センターに設けられた第5のサーバを備え、該第5のサーバも前記通いコンテナの搬入時と搬出時に該通いコンテナの前記非接触型のICタグに記録された前記通いコンテナの前記固有番号を読み出す前記ICタグリーダを有し、該第5のサーバは前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバに接続され、前記ICタグリーダで読み出された前記通いコンテナの前記固有番号は前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバに伝達される、請求項1に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  4. さらに、前記卸売市場と前記受入れ先とにおける全般的な農産物の流通を管理する農産物流通管理センターに設けられ、前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバに接続される第6のサーバを備える、請求項1に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  5. 前記ICタグは前記通いコンテナに固着されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  6. 前記ICタグリーダには、連続して移動する前記通いコンテナの前記ICタグを読み取り可能なICタグリーダが含まれる、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  7. 前記第2のサーバには、前記農産物の生産者情報と生産物情報とが記録されており、該第2のサーバは前記通いコンテナに収納されている前記農産物の前記生産者情報と前記生産物情報とを数量情報とともに前記農産物を収納する前記通いコンテナの前記固有番号とリンクして、前記第1のサーバに前記通信ネットワークを経由して通知し、
    前記第1のサーバでは、受理した前記通いコンテナに収納されている前記農産物の前記生産者情報と前記生産物情報と数量情報とが、前記通いコンテナの前記固有番号とリンクして記録され、
    前記第3および第4のサーバは、前記ICタグリーダで読み出された前記通いコンテナの前記固有番号により、前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバに該通いコンテナに収納された農産物の前記生産者情報と前記生産物情報と前記数量情報とを要求し、前記第1のサーバは、前記通いコンテナの前記固有番号により、該通いコンテナに収納された農産物の前記生産者情報と前記生産物情報と前記数量情報とを検索して、要求のあった前記サーバに通知する、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  8. 前記農産物の前記生産者情報と前記生産物情報とを特定する識別子が予め設けられており、前記第2のサーバは、前記通いコンテナに収納されている前記農産物の識別子を数量情報とともに前記農産物を収納する前記通いコンテナの前記固有番号とリンクして前記第1のサーバに前記通信ネットワークを経由して通知し、
    前記第1のサーバでは、受理した前記通いコンテナに収納されている前記農産物の前記識別子と数量情報とが、前記通いコンテナの前記固有番号とリンクして記録され、
    前記第3および第4のサーバは、前記ICタグリーダで読み出された前記通いコンテナの前記固有番号により、前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバに該通いコンテナに収納された農産物の前記生産者情報と前記生産物情報と前記数量情報とを要求し、前記第1のサーバは、前記通いコンテナの前記固有番号から前記識別子と前記数量情報とを読み出して、該識別子を管理するサーバから該識別子に対応する前記生産者情報と前記生産物情報とを取得し、取得した前記生産者情報と前記生産物情報ならびに前記数量情報を要求のあった前記サーバに通知する、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  9. 前記第6のサーバも、前記通いコンテナの前記固有番号により、前記通信ネットワークを経由して前記第1のサーバから該通いコンテナに収納された農産物の前記生産者情報と前記生産物情報と前記数量情報とを取得できる、請求項7または請求項8に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  10. 前記農産物が青果物である、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の農産物用通いコンテナ流通管理システム。
  11. 通いコンテナの流通状態を管理する通いコンテナ管理センターに設けられた第1のサーバである通いコンテナ流通管理サーバと、複数の生産者組織に設けられた第2のサーバと、複数の卸売市場に設けられた第3のサーバと、複数の受入れ先に設けられた第4のサーバと、農産物用通いコンテナに設けられて該通いコンテナを特定する固有番号が記録された非接触型のICタグと、前記第2から第4のサーバに接続されて、前記通いコンテナの搬入時と搬出時に該通いコンテナの前記非接触型のICタグに記録された前記通いコンテナの前記固有番号を読み出すICタグリーダと、前記第1から第4のサーバを接続する通信ネットワークとを備えた前記通いコンテナの流通管理を行う農産物用通いコンテナ流通管理システムにおける前記通いコンテナ流通管理サーバであって、
    該通いコンテナ流通管理サーバは、入力部、出力部、記憶部、データ処理装置を有し、
    前記記憶部は、前記通いコンテナの前記固有番号をキーとして各前記通いコンテナの移動日時を含む移動履歴を格納するコンテナ履歴情報格納手段を有し、
    前記データ処理装置は、
    前記通信ネットワークを経由して前記システムの前記各サーバから入力した前記通いコンテナの前記固有番号と、発信元サーバ名と、前記通いコンテナの移動内容とに基づいて、日時を付して前記コンテナ履歴情報格納手段に履歴情報として格納するコンテナ履歴情報取得手段と、
    前記通信ネットワークを経由して前記システムの前記各サーバから入力したコンテナ履歴情報要求を受理し、要求内容に対応したコンテナ履歴情報を前記コンテナ履歴情報格納手段から読み出して、前記通信ネットワークを経由して要求元の前記サーバに送信するコンテナ履歴情報要求処理手段と、
    前記データ処理装置全体の制御を行う中央処理部とを有する、通いコンテナ流通管理サーバ。
  12. 前記記憶部は、さらに、前記生産者組織の出荷情報管理用サーバから前記通いコンテナの前記固有番号とリンクして通知された、該通いコンテナに収納された前記農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを、前記農産物の農産物情報として前記通いコンテナの前記固有番号とリンクしてコンテナ/農産物情報として格納するコンテナ/農産物情報格納手段を有し、
    前記データ処理装置は、さらに、
    前記通信ネットワークを経由して前記出荷情報管理用サーバから入力した、前記通いコンテナの前記固有番号とリンクしている該通いコンテナに収納された前記農産物の生産者情報と生産物情報と数量情報とを、新しいコンテナ/農産物情報として、前記コンテナ/農産物情報格納手段に格納するコンテナ/農産物情報取得手段と、
    前記通信ネットワークを経由して前記システムの前記各サーバから入力した、前記通いコンテナの前記固有番号をキーとするコンテナ/農産物情報要求を受理し、要求内容に対応した農産物情報を前記コンテナ/農産物情報格納手段から読み出して、前記通信ネットワークを経由して要求元の前記サーバに送信するコンテナ/農産物情報要求処理手段とを有する、請求項11に記載の通いコンテナ流通管理サーバ。
  13. 前記農産物の前記生産者情報と前記生産物情報とを特定する識別子が設けられており、前記識別子が前記数量情報とともに前記通いコンテナの前記固有番号とリンクされて前記コンテナ/農産物情報格納手段に記録され、前記コンテナ/農産物情報取得手段は前記出荷情報管理用サーバから入力した前記識別子と数量情報とを新しいコンテナ/農産物情報として、前記コンテナ/農産物情報格納手段に記録し、前記コンテナ/農産物情報要求処理手段は、受理したコンテナ/農産物情報要求の要求内容に対応した前記農産物情報と前記数量情報とを前記コンテナ/農産物情報格納手段から読み出し、該農産物情報の前記識別子によって、該識別子を管理するサーバから前記生産者情報と前記生産物情報とを取得して、前記数量情報とともに前記通信ネットワークを経由して要求元の前記サーバに送信する、請求項12に記載の通いコンテナ流通管理サーバ。
  14. 前記農産物が青果物である、請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の通いコンテナ流通管理サーバ。
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