WO2000062427A1 - Appareil et procede de decodage viterbi - Google Patents

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Description

曰月糸田 β ビタビ復号装置および方法 技術分野
本発明は、 畳み込み符号を復号するビタビ復号に関するものであり、 特に、 パ ス記憶手段における消費電力を削減する技術に属する。 背景技術
ビタビ復号は、 畳み込み符号の最尤復号に用いられるものである。 誤り訂正能 力が高いことから、 伝送誤りが生じやすい衛星通信や衛星放送等の伝送方式にお ける復号器に用いられている。
近年、 復調回路の高速化および集積化に伴い、 回路規模が小さく、 低消費電力 であり、 高速動作可能なビタビ復号装置が提案されている (例えば、 日本国特許 公報第 2 9 9 6 6 1 5号公報参照) 。
また、 従来から、 ビタビ復号においてパスメモリの低消費電力化を図る技術が 提案されている。 図 1 6は従来のビタビ復号装置の一例であって、 パスメモリの 低消費電力化を図る構成を示す図である (日本国特許公開公報 特開平 8— 46 5 24号に開示) 。 図 1 6では、 簡略化のために、 符号化率 1 / 2 , 拘束長 (畳 み込み符号器が備えるシフ トレジス夕の個数 + 1 ) Κ= 3の場合を示している。 図 1 6において、 AC S (Add Compare Select) 回路 700は入力された受信 符号からパス選択信号を生成する。 多数決回路 7 0 1は、 AC S回路 700から 出力された 4ビッ 卜のパス選択信号の中で " 1 " が多いときは " 1 " を、 " 0 " が多いときは "0" を出力する。 第 1変換部 7 0 2は、 AC S回路 7 00の出力 と多数決回路 7 0 1の出力との排他的論理和を生成する手段 7 0 2 a〜70 2 d を有しており、 多数決回路 7 0 1の出力が " 1 " のとき、 AC S回路 700から 出力されたパス選択信号を反転する。 多数決回路 7 0 1の出力は記憶遅延部 7 0 3にも格納される。
記憶遅延部 7 0 3は、 多数決回路 7 0 1の出力を復号遅延分遅延させ、 対応す るパス選択信号がパスメモリ 7 0 4から出力されるとき、 同じタイ ミングで多数 決回路 7 0 1の出力を出力する。 第 2変換部 7 0 5は、 パスメモリ 7 0 4の出力 と記憶遅延部 7 0 3の出力との排他的論理和を生成する手段 7 0 5 a〜 7 0 5 d を有しており、 記憶遅延部 7 0 3の出力が " 1 " のとき、 パスメモリ 7 0 4から 出力されたパス選択信号を反転する。 これにより、 元のパス選択信号が復元され る。
このような動作によって、 パスメモリ 7 0 4に格納されたパス選択信号は、 常 に論理値 " 0 " を多く含むことになる。 この結果、 パスメモリ 7 0 4における信 号遷移の頻度が抑制され、 消費電力が削減される。 したがって、 低消費電力で動 作可能なビタビ復号装置を得ることができる。 解決課題
しかしながら、 上述した従来の構成では、 本来のビタビ復号装置の付加回路と して、 多数決回路や記憶遅延部、 変換部を備えなければならない。 このため、 拘 束長が大きくなった場合や、 誤り訂正能力を高めるために復号遅延が増大した場 合に、 回路規模が増大し、 この大規模な付加回路における消費電力が増大する。 また、 多数決回路は通常、 対象ビッ ト数の増加に伴い動作速度が遅くなるため、 上述した従来の構成は、 高速動作が要求されるビタビ復号装置に用いるのは適当 ではない。 発明の開示
本発明は、 ビタビ復号において、 従来とは異なる手法によって、 パス選択信号 を記憶するパス記憶手段における消費電力を削減することを目的とする。 具体的には、 本発明は、 パス選択信号を記憶するパス記憶手段を用いて復号を 行うビタビ復号装置および方法として、 A C S手段から出力されたパス選択信号 に対し、 第 1の時点から第 2の時点まで部分的にト レースバックを行い、 前記第 1の時点の各ノ一ドに到達する生き残りパスを求め、 前記第 2の時点の各ノード のうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノードを検出し、 前記第 2の時点 の不通過ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段における信号遷移 の確率が低くなるように変換し、 前記第 2の時点の各ノ一ドに対応するパス選択 信号を、 前記パス記憶手段に記憶するものである。
この発明によると、 復号のためのトレースバックの際に参照されることがない , 不通過ノードに対応するパス選択信号が、 パス記憶手段における信号遷移の確 率が低くなるように、 変換される。 したがって、 パス記憶手段における信号遷移 確率を下げることができ、 消費電力を削減することができる。
そして、 前記本発明に係るビタビ復号装置および方法は、 不通過ノードに対応 するパス選択信号を、 パス選択信号の信号値のいずれかである所定の固定値に変 換するのが好ましい。 これにより、 パス記憶手段は、 統計的に、 この所定の固定 値に相当する論理値を多く含むようになり、 論理値の分布が不均等になる。 した がって、 パス記憶手段における信号遷移確率は、 変換を行わない場合よりも低下 するので、 パス記憶手段の消費電力を抑制することができる。
また、 前記本発明に係るビタビ復号装置および方法は、 不通過ノードに対応す るパス選択信号を、 前記パス記憶手段の, 当該パス選択信号が書き込まれる記憶 領域にすでに格納されていた値と同一の値に、 変換するのが好ましい。 これによ り、 パス記憶手段における信号遷移確率は、 変換を行わない場合よりも低下する ので、 パス記憶手段の消費電力を抑制することができる。 また、 本発明は、 パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶 手段を用いて復号を行う ビタビ復号装置として、 A C S手段から出力されたパス 選択信号を所定期間記憶し出力するパス一時記憶部と、 前記パス一時記憶部に記 憶された時点 tから時点 t + p— 1 ( pは自然数) までのパス選択信号と、 前記 A C S手段から出力された時点 t + pにおけるパス選択信号とを用いて、 時点 t + Pの各ノードに到達する生き残りパスをトレースバックし、 時点 tの各ノ一ド のうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノードを検出する部分トレ一スバ ック部と、 前記パス一時記憶部から出力された時点 tのパス選択信号を入力とし、 前記部分トレースバック部からの信号を受けて、 前記時点 tのパス選択信号のう ちの前記不通過ノードに対応するパス選択信号を、 パス選択信号の信号値のいず れかである所定の固定値に変換する変換部とを備え、 前記パス記憶手段は、 前記 変換部から出力された時点 tのパス選択信号を、 記憶するものである。
または、 パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶手段を用 いて復号を行うビタビ復号装置として、 A C S手段から出力されたパス選択信号 を所定定期間記憶し出力するパス一時記憶部と、 前記パス一時記憶部に記憶され た時点 tから時点 t + p— 1 ( pは自然数) までのパス選択信号と、 前記 A C S 手段から出力された時点 t + pにおけるパス選択信号とを用いて、 時点 t + pの 各ノードに到達する生き残りパスを ト レースバックし、 時点 tの各ノードのうち 前記生き残りパスが通過しない不通過ノードを検出する部分ト レースバック部と、 前記パス記憶手段の時点 tのパス選択信号が書き込まれる領域の記憶内容を読み 出す読み出し手段と、 前記パス一時記憶部から出力された時点 tのパス選択信号 と、 前記読み出し手段から出力された記憶内容とを入力とし、 前記部分トレース バック部からの信号を受けて、 前記時点 tのパス選択信号のうちの前記不通過ノ —ドに対応するパス選択信号を、 前記記憶内容に含まれた, 当該パス選択信号が 書き込まれる記憶領域に格納されていた値と、 同一の値に変換する変換部とを備 え、 前記パス記憶手段は、 前記変換部から出力された時点 tのパス選択信号を記 憶するものである。
そして、 前記ビタビ復号装置における部分トレースバック部は、 時点 tの各ノ —ド j について、 関数 g ( t , j ) を求め、 g ( t , j ) = 0のとき、 ノード j は不通過ノードであると判断するものとするのが好ましい (g ( t , i ) は、 g
( t + p , k) (kは任意のノード番号) = 1 を初期値として、
g ( r , i ) =∑ { g ( r + l , n ( i ) ) x f ( r , n ( i ) ) }
を、 r = t + p— 1から r = tまで、 順に計算する関数、 ただし、
n ( i ) : 時点 rにおけるノード iの時点 r + 1における遷移先のノード f ( r , n ( i ) ) : 時点 r + 1 におけるノード n ( i ) に到達する生き残りパ スが時点 rにおいてノード iを通過するか否かを示す関数であり、 通過するとき
" 1 " 、 通過しないとき " 0 " をとる
∑ {} : 全ての n ( i ) についての論理和
X : 論理積) 。
これは、 部分トレースバック部を、 演算の性質を基に、 小規模な回路によって 実現するものである。 すなわち、 この発明によると、 不通過ノードの検出が、 単 純な論理積および論理和の繰り返し演算によって実行できる。 したがって、 部分 トレースバック部を、 小規模な演算器によって構成することが可能になる。 さらに、 前記部分ト レースバック部は、 各時点 rの g ( r , i ) の値を記憶す る複数の記憶手段を備え、 前記 g ( t , j ) の演算をパイプライン処理によって 行うものとするのが好ましい。 これにより、 g ( t , j ) の演算を、 複数サイク ルに分割して実行することができる。 したがって、 1サイクル当たりの演算量を 低減することができ、 不通過ノード検出の高速実行が可能になる。 また、 本発明は、 パス選択信号を記憶するパス記憶手段を用いて復号を行うビ 夕ビ復号装置および方法として、 A C S手段から出力されたパス選択信号に対し 所定の変換を行い、 変換後のパス選択信号を前記パス記憶手段に格納し、 前記パ ス記憶手段から出力されたパス選択信号に対し、 前記所定の変換と逆の変換を行 い、 逆変換後のパス選択信号を用いて復号を行うものであり、 かつ、 前記所定の 変換は、 トレリス線図の所定部分における, 生き残りパスを表すパス選択信号の 組み合わせのうち、 生成頻度が相対的に高い第 1の組み合わせが、 生成頻度が相 対的に低い第 2の組み合わせよりも、 パス選択信号の信号値のいずれかである所 定の固定値を多く含むようにするものである。
この発明によると、 A C S手段から出力されたパス選択信号は、 パス記憶手段 に格納される前に、 生成頻度が相対的に高いパス選択信号の組み合わせが、 生成 頻度が相対的に低いパス選択信号の組み合わせよりも、 パス選択信号の信号値の いずれかである所定の固定値を多く含むように、 変換が施される。 これにより、 パス記憶手段は、 統計的に、 この所定の固定値に相当する論理値を多く含むこと になり、 論理値の分布が不均等になる。 したがって、 パス記憶手段における信号 遷移確率は、 変換を行わない場合よりも低下するので、 パス記憶手段の消費電力 を抑制することができる。
そして、 前記所定の変換は、 生き残りパスのマージ数が相対的に少ないパス選 択信号の組み合わせを前記第 1の組み合わせとし、 生き残りパスのマージ数が相 対的に多いパス選択信号の組み合わせを前記第 2の組み合わせとして、 行われる のが好ましい。 図面の簡単な説明
図 1は本発明の第 1の実施形態に係るビタビ復号装置の構成を示す図である。 図 2は図 1における部分トレースバック部の内部構成を示す図である。
図 3は図 1のビタビ復号装置の動作を説明するための図であり、 (a ) は時点 t〜 t + 1のトレリス線図の一部分を示す図、 (b ) 〜 (e ) はそれそれ、 ( a ) のトレリス線図における生き残りパスを示す図である。
図 4は時点 tのノ一ド j を起点とした時点 t + pまでのトレ リス線図を簡略化 して示した図である。
図 5は図 3 ( a ) の部分トレ リスに従って構成された, マスク信号を生成する 論理回路を示す図である。
図 6は本発明の第 1の実施形態に係るビ夕ビ復号装置であって、 p = 2の場合 の構成を示す図である。
図 7は図 6における部分トレースバック部の構成と動作原理を説明するための 図であり、 (a ) は時点 t〜 t + 2のトレリス線図の一部分を示す図、 (b ) は ( a ) の部分トレリスに従って構成された, マスク信号を生成する論理回路を示 す図、 ( c ) は (a ) の部分トレ リスにおける時点 tのノ一ド j に係るパスを示 す図である。
図 8は本発明の第 1の実施形態の変形例に係るビタビ復号装置の構成を示す図 である。
図 9は図 6のビタビ復号装置の変形例であって、 部分トレースバヅ ク部がパイ ブライ ン処理を行う構成を示す図である。
図 1 0は図 9のビ夕ビ復号装置の動作を示すタイ ミングチャートである。
図 1 1は本発明の第 2および第 4の実施形態に係るビタビ復号装置の構成を示 す図である。
図 1 2は本発明の第 2の実施形態に係るビタビ復号方法を示すフローチヤ一ト である。
図 1 3は本発明の第 3の実施形態に係るビタビ復号装置の構成を示す図である, 図 1 4は図 1 3のビタビ復号装置の動作を説明するための図であって、 (a )
〜 (d ) はそれそれ、 時点! 〜 t + 1の部分トレリスにおける、 生き残りパスと パス選択信号の組み合わせとを示す図である。
図 1 5は本発明の第 4の実施形態に係るビタビ復号方法を示すフローチヤ一ト である。
図 1 6は従来のビタビ復号装置の一例の構成を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の実施形態について、 図面を参照して説明する。 なお、 以下の説 明では、 トレリス線図におけるノード番号 j ( jは 0または正の整数) のノード を、 ノード jと記す。
(第 1の実施形態)
図 1は本発明の第 1の実施形態に係るビタビ復号装置の概略構成を示す図であ る。 ここでは、 説明の簡略化のために、 符号化率 1 /2、 拘束長 K= 3の場合に ついて説明する。 また、 符号器の状態を示すシフ トレジスタに保持された 2ビッ トのデータ s 0 , s iによって、 j = 2 * s 0 + s lで表されるものとする。 図 1において、 1 00は受信符号からパス選択信号を生成する AC S (Add Co mpare Select) 手段としての AC S回路、 1 0 1は AC S回路 1 00の出力であ るパス選択信号を所定期間記憶し、 出力するパス一時記憶部、 1 02はパス一時 記憶部 1 0 1に記憶された時点 1:〜 t +P- 1 (pは自然数) のパス選択信号と、 AC S回路 1 00から出力された時点 t +pのパス選択信号とを用いて、 時点 t + pの各ノードに到達する生き残りパスをトレースバックし、 時点 tの各ノ一ド のうち、 生き残りパスが通過しない不通過ノ一ドを検出する部分トレースバック 部である。
ここでは、 p= lとする。 すなわち、 パス一時記憶部 1 0 1は、 1時点分のパ ス選択信号を記憶する。 部分トレースバック部 1 02は、 パス一時記憶部 1 0 1 から出力された時点 tのパス選択信号 P St に対し、 マスク信号 MSKt として、 不通過ノードに対応するパス選択信号には "0" を、 不通過ノード以外のノード、 すなわち生き残りパスが通過する通過ノードに対応するパス選択信号には " 1 " を、 それそれ、 出力する。
1 03はパス一時記憶部 1 0 1から出力されたパス選択信号 P St を入力とし. 部分トレースバック部 1 02から出力されたマスク信号 MS Kt を受けて、 パス 選択信号 P St のうち不通過ノードに対応するパス選択信号を、 所定の固定値と しての論理値 "0" に変換する変換部である。 変換部 1 03は論理積生成手段 1 03 a〜 1 03 dを有し、 各論理積生成手段 1 03 a〜 1 03 dは、 それそれ、 パス一時記憶部 1 0 1から出力されたパス選択信号 P St の各ビッ トと、 これに 対応するマスク信号 M S Kt の各ビッ トとの論理積を生成し出力する。
1 04は変換部 1 03から出力されたパス選択信号を記憶するパス記憶手段と してのパスメモリ、 1 0 5はパスメモリ 1 04に記憶されたパス選択信号に対し、 ト レースバックを行い、 復号信号を生成出力する復号部である。
図 2は図 1における部分トレースバック部 1 0 2の内部構成を示す図である。 図 2に示すように、 部分トレースバック部 1 0 2は、 時刻 t + 1のパス選択信号 P St+1 を受けて、 時刻 tのパス選択信号 P St に対するマスク信号 M S Kt を 出力する。
以上のように構成されたビタビ復号装置の動作について、 図 3を用いて説明す る。
図 3 (a) は時点 t〜時点 t + 1のトレリス線図の一部分である部分トレリス を示す図である。 データ s 0に "0" および " 1 " を与えることによって、 本実 施形態に係る時点 t〜時点 t + 1の ト レ リス線図が得られる。 AC S回路 1 00 は、 図 3 (a) に示すように、 時点 t + 1の受信信号から、 時点 t + 1のノード s 0 , s O + 2に対し、 時点 tのノード 2 * s 0からの遷移を選択したときは " 0 " を、 ノード 2 * s 0 + 1からの遷移を選択したときは " 1 " を、 パス選択信 号 P St+1 として出力する。
このとき、 時点 tと時点 t + 1 との間の生き残りパスとしては、 図 3 (b) 〜
( e ) に示すような組み合わせが考えられる。 図 3 (b) 〜 (e) において、 時 点 t + 1におけるノード s 0, s 0 + 2に対するパス選択信号 P St+1 ( s 0 ) , P St+1 ( s 0 + 2 ) は、 それそれ、 (0, 0) 、 ( 1 , 1 ) 、 (0 , 1 ) 、
( 1 , 0 ) となる。
ここで着目すべき点は、 図 3 (b) , ( c ) のように生き残りパスがマージす る場合、 時点 t + 1から トレ一スバックした際に、 図 3 (b) の場合には時点 t のノード 2 * s 0 + lを、 図 3 ( c ) の場合には時点 tのノード 2 * s 0を、 通 過することはない、 ということである。 すなわち、 時点 tよりもさらに遡る トレ —スバック動作において、 これらのノードに対応するパス選択信号は、 決して参 照されることはない。 言い換えると、 いかなる生き残りパスも通過しない不通過 ノードに対応するパス選択信号の値は、 いかなる値に変換しても、 復号動作に支 障を与えることはない。 ということである。 本発明は、 このような知見をもとに してなされたものである。
すなわち、 部分トレースバック部 1 0 2は、 時点 t + 1のパス選択信号 P St+ 1 から図 3 (b) または ( c ) の状態を検出すると、 パス- 時記憶部 1 0 1に格 納された時点 tのパス選択信号 P St のうち、 生き残りパスが通過しない不通過 ノードに対応するパス選択信号に対し、 マスク信号 MS Kt として "0" を生成 する。 その他のパス選択信号については、 マスク信号 MSKt として " 1" を生 成する。
例えば、 データ s 0 = 0とすると、 図 3 (b) の状態は、
P St+1 ( 0 ) = 0 , P St+1 (2) = 0 ··· ( 1 )
であり、 このときの不通過ノードはノード 1である。 図 2の構成において、 式
( 1 ) のときは、 MSKt ( 1 ) のみが "0" になる。 また図 3 ( c ) の状態は、 P St+1 (0) = 1 , P St+1 ( 2 ) = 1 … (2 )
であり、 このときの不通過ノードはノード 0である。 図 2の構成において、 式
(2) のときは、 MSKt (0) のみが "0" になる。
変換部 1 03は、 論理積生成手段 1 03 a~ 1 0 3 dによって、 不通過ノード に対応するパス選択信号とマスク信号 MSKt すなわち "0" との論理積をとる ことによって、 不通過ノードに対応するパス選択信号を "0" に変換する。 それ 以外のノードのパス選択信号は、 マスク信号 MS Kt は " 1 " であるので、 変換 されることはない。
パスメモリ 1 04は、 変換部 1 0 3の出力を記憶する。 復号部 1 0 5は、 、 パ スメモリ 1 04に記憶されたパス選択信号を用いて、 従来と同様に、 トレースバ ックを行い、 信号を復号する。
以上のような構成および動作によって、 不通過ノードに対応するパス選択信号 は " 0 " に変換されてパスメモリ 1 04に格納されるので、 パスメモリ 1 04に 格納されたパス選択信号の値は統計的に "0" が多くなる。 このため、 パスメモ リ 1 04のメモリセルまたはメモリ出力における信号遷移確率は 1/2よりも低 くなる。 この結果、 パスメモリ 1 04における消費電力を削減することができる ので、 低消費電力で動作可能なビタビ復号装置を実現することが可能になる。 また、 従来の構成と比較すると、 部分トレースバック部 1 02は多数決回路 7 0 1よりも小規模であり、 また、 記憶遅延部 7 03や第 2変換部 7 0 5も不要で あるので、 付加回路の回路規模は、 従来の構成に比べて格段に小さい。
なお、 図 1の構成では、 復号の際に変換前のパス選択信号を用いるようにして いるが、 これは、 変換後のパス選択信号をトレースバックの開始位置にすると、 求めるべきパスとは異なるパスを トレースする可能性があるためである。
なお、 ここでは、 符号化率 1/2、 拘束長 K= 3、 ρ= 1の場合について説明 したが、 一般的に、 符号化率 m/n (n, mは正の整数) のとき、 部分トレリス を、 図 3 (a) に示すような 2状態間から 2 m 状態間に拡大すればよい。 そして、 時点 t + 1の各状態から生き残りパスを トレースバックし、 生き残りパスが 1本 も通過しない, 時点 tにおける状態に対応するパス選択信号を、 "0" に変換す ればよい。 これにより、 本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<部分トレ一スバックの一般化 >
ガロア体 GF (q) 上の符号化率 m/nの畳み込み符号は (qは素数, m, n は自然数) 、 符号器の状態遷移を時間方向に展開した トレリス線図によって特徴 づけられる。
図 4は時点 tのノ一ド jを起点とした時点 t + pまでのトレリス線図を簡略化 して示した図である。 ある時点 rにおけるノード iから次の時点 r + 1に遷移す るパスは qm 本存在し、 遷移先のノード n ( i ) も qm 個存在する。 これらの遷 移先ノード n ( i ) について、 関数 ( r , n ( i ) ) を定義する。 すなわち、 時点 r + 1においてノード n ( i ) に到達する生き残りパスが時点 rにおいてノ —ド iを通過しているときは、
f ( r , n ( i ) ) = 1
生き残りパスがノード i以外のノ一ドを通過しているときは、
f ( r , n ( i ) ) = 0
とする。
また、 時点 r + 1のノード n ( i ) について、 関数 g ( r + 1 , n ( i ) ) を 定義する。 すなわち、 時点 t + pからの生き残りパスが、 少なく とも 1本はノ一 ド n ( i ) を通過しているときは、
g ( r + l , n ( i ) ) = l
生き残りパスが 1本も通過しないときは、
g ( r + 1 , n ( i ) ) = 0
とする。
時点 t + pの全てのノードに対する g ( t + p , k) の値を " 1 " とすると、 g ( r , i ) は、
S ( r , i ) =∑ { g ( r + 1 , n ( i ) ) x f ( r , n ( i ) ) }
… (3) を時点 t + Pから順に時点 rまで演算することによって、 容易に求められる。 こ こで、 ∑ { · } は q1 " 個の全てのノード n ( i ) についての { · } の論理和を示 し、 Xは論理積を示す。
したがって、 g ( t , j ) は、 時点 t + pにおける生き残りパスが時点 tにお いて少なく とも 1本はノード j を通過するときは " 1 " になり、 1本も通過しな いときは " 0 " になる。 このことから、 g ( t , j ) = 1 となるノード jが通過 ノードであり、 g ( t , j ) = 0となるノード jが不通過ノードとなる。
すなわち、 部分トレースバック部は、 g (t +P、 k) (kは任意のノード番 号) = 1を初期値として、 式 (3) の g ( r , i ) を、 r = t +p— 1から r = tまで順に計算し、 g (t , j ) = 0のとき、 ノード jは不通過ノードである、 と判断すればよい。 そして、 g (t , j ) の値を、 そのまま、 マスク信号 MSK t ( j ) として用いることができる。
上述した例では、 拘束長 K= 3なので状態数は 4 (= 2 (3-" ) であり、 また m= 1 , p = 1であるから、 部分トレースバヅク部 1 0 2が扱う トレ リス線図は、 図 3 (a) のような 2状態間の部分トレ リスに分割できる。
また、 p = 1であるため、 g (t + l , k) = l となり、 式 (3) は単純な f ( t , η ( i ) ) の論理和となる。 またこの場合、 f ( t, n ( 2 * s 0 ) ) は、 時点 t + 1のパス選択信号 P St+1 ( s 0 ) , P St+1 (s 0 + 2 ) の論理反転 に等しく、 f ( t , n ( 2 * s 0 + 1 ) ) は、 時点 t + 1のパス選択信号 P St+ 1 ( s 0 ) , Ρ St+1 ( s 0 + 2 ) そのものと等しくなる。 すなわち、
g ( t , 2 * s 0 ) =∑ {f (t , n ( 2 * s 0 ) ) }
= ! P St+1 ( s 0 ) + ! P S t+1 ( s 0 + 2 )
g (t, 2 * s 0 + 1 ) =∑ { f ( t , n ( 2 * s 0 + 1 ) ) }
= P S t+1 ( s 0 ) + P S t+1 ( s 0 + 2 )
ここで、 ! は論理反転を意味する。
したがって、 部分トレースバック部 1 02は、 図 5に示すような論理回路によ つて構成することができる。 図 5の論理回路に、 s 0 = "0 " および " 1 " を与 えることによって、 図 2に示す部分トレースバック部 1 02が得られる。
また、 pが 2以上の場合も同様に考えられ、 この場合には、 パス一時記憶部 1 0 1は時点 tから時点 t + p - 1までの p組のパス選択信号を記憶する。 そして、 部分トレースバック部 1 02は不通過ノ一ドを決定するために、 パス一時記憶部 1 0 1から q ( D · m · (p - 1 ) ビヅ トのパス選択信号 ( 1ビッ ト当たり q状 態) を受ける必要がある。 ここで、 q (K11 は符号器のとりうる状態数に等しレ、。 < P = 2の場合 >
説明の簡略化のために、 符号化率 1/2、 拘束長 K= 3とし、 ρ = 2の場合に ついて説明する。
図 6は ρ = 2の場合の本実施形態に係るビタビ復号装置の全体構成を示す図で ある。 基本構成は ρ= 1の場合と同様であり、 ρ= 1の場合と同様に動作する構 成要素については、 その詳細な説明を省略する。
パス一時記憶部 1 1 0はシフ トレジス夕によって構成されており、 ρ = 2であ るので、 時点 t, t + 1のパス選択信号を記憶する。 パス一時記憶部 1 1 0に格 納された時点 t + 1におけるパス選択信号 P St+1 と、 AC S回路 1 00から出 力された時点 t + 2におけるパス選択信号 P St+2 とが、 部分トレースバック部 1 2 0に入力される。 部分トレースバック部 1 20は、 時点 tのパス選択信号 P St を変換するためのマスク信号 MS Kt を演算し出力する。 変換部 1 03は、 パス一時記憶部 1 1 0から出力された時点 tのパス選択信号 P St を、 部分トレ ースバック部 1 2 0から出力されたマスク信号 MS Kt を用いて変換し、 パスメ モリ 1 04に格納する。
図 7を用いて、 図 6に示す部分トレースバック部 1 2 0の詳細な構成と動作原 理について説明する。
時点 t〜 t + 2のトレリス線図は、 図 7 (a) に示すようになる。 ノード iか ら遷移するノード n ( i ) は、 具体的には次のようになる。
n (0) = {0 , 2}
n ( 1 ) = {0 , 2}
n (2 ) = { 1 , 3}
n (3) = { 1 , 3}
A C S回路 1 0 0は p = 1の場合と同様に動作するので、 ある時点 rにおける各 P T OO/
15
ノード土の ( r , n ( i ) ) は、 時点 r + 1のパス選択信号 P Sr+i (n ( i ) ) を用いて、
f ( r , n ( 0 ) ) = ! P Sr+1 (n (0) )
f ( r , n ( 1 ) ) =P Sr+1 (n ( 1 ) )
f ( r , n ( 2 ) ) = ! P Sr+1 (n ( 2 ) )
f ( r , n ( 3 ) ) =P Sr+1 (n (3) )
となる。 ここで、 ! は論理反転を意味する。
上述の式 (3 ) から、 初期値 g (t + 2 , k) = 1 (k= 0 , 1, 2 , 3) とすると、
g( t + 1 , 0 )=∑ {g( t + 2 , n( 0 ))x f ( t + 1 , n( 0 ))}
= g( t + 2 , 0 )x ( ! P S t+2 ( 0 ))
+ g( t + 2 , 2 )x( ! P St+2 ( 2 ))
= ! P St+2 ( 0 )+ ! P St+2 ( 2 )
同様に、
g( t + 1 1 )= P S t+2 ( 0 ) + P S t+2 ( 2 )
g( t + 1 2 )= Ϊ P St+2 ( 1 )+ ! P S t+2 ( 3 )
g( t + 1 3 )=P St+2 ( 1 )+P St+2 ( 3 )
となる -れょり、
g( t 0 )=∑ {g( t + 1 , n( 0 ))x f ( t , n( 0 ))}
= ( t + 1 , 0 )x ( ! P St+1 ( 0 ))
+ g( t + 1 , 2 )x ( ! P St+1 ( 2 ))
=( ! P St+2 ( 0 )+ ! P St+2 ( 2 ))x( ! P St+1 ( 0 )) + ( ! P St+2 ( 1 )+ ! P St+2 ( 3 ))x ( ! P St+1 ( 2 )) 同様に、
g( t 1 )=( ! P St+2 ( 0 )+ ! P St+2 ( 2 ))x (P St+1 (0 ))
+ ( ! P St+2 ( 1 )+ ! P St+2 ( 3 ))x (P St+1 ( 2 )) g( t , 2 ) = (P St+2 ( 0 ) + P St+2 ( 2 ))x ( ! P St+1 ( 1 ))
+ (P St+2 ( 1 )+P St+2 ( 3 ))x ( ! P St+1 ( 3 ))
g( t , 3 ) = (P St+2 ( 0 ) + P St+2 ( 2 ))x (P S t+1 ( 1 ))
+ (P St+2 ( 1 )+P St+2 ( 3 ))x (P St+1 ( 3 )) これらの式から、 g ( t, i ) は、 時点 t + 2におけるパス選択信号 P St+2 および時点 t + 1におけるパス選択信号 P St+1 の単純な論理和と論理積によつ て求められることが分かる。 すなわち、 これらの式の演算は、 図 7 (b) に示す ような論理回路によって、 実現可能である。 図 7 (b) に示す論理回路は、 図 6 の部分トレースバック部 1 2 0の内部構成と同等である。
上記の関数 g ( t , i ) は、 時点 tのノード iから時点 t + 2まで延びる 4本 のパスのうち、 生き残りパスとなるものが存在するか否かを表している。 例えば g ( t , 1 ) は、 図 7 ( c ) に示すような時点 tのノード 1から時点 t + 2まで に延びる 4本のパスのいずれかが、 生き残りパスとして存在するか否かを表す。 例えば、 時点 t + 1のノード 0および時点 t + 2のノード 0を経るパスが生き残 りパスであるとき、 パス選択信号 P St+1 ( 0 ), P St+2 ( 0 )の値は ( 1 , 0 ) になる。 このとき、 g ( t , 1 ) = 1 となる。 同様に、 残りの 3本のパスのいず れかが生き残りパスである場合も、 g ( t , 1 ) = 1 となる。
このように p = 2の場合には、 不通過ノ一ドの個数が p = 1の場合よりも実質 的に増えるので、 所定の固定値に変換されるパス選択信号の個数が、 p = lの場 合よりも多くなる。 この結果、 パスメモリ 1 0 4において信号値 "0 " がより多 くなり、 信号遷移確率がより一層低減される。 したがって、 消費電力をより顕著 に削減することが可能になる。
一般に、 拘束長の数倍の長さで ト レースバックを行うと、 全ての生き残りパス はマージするので、 pの値は最大でも拘束長の数倍程度までの値であることが望 ましい。 ただし、 pの増加とともに、 パスメモリの消費電力が削減される一方で、 部分トレースバック部やパス一時記憶部の回路規模が大きくなり、 これらの消費 電力が増加するので、 通常、 pの値は、 1〜 3程度が現実的である。
なお、 本実施形態では、 不通過ノードに対応するパス選択信号を論理値 " 0 " に変換するものとしたが、 これに限らず例えば論理値 " 1 " に変換しても、 パス メモリに格納される信号値は統計的に " 1 " が多くなり、 本実施形態と同様の効 果を得ることができる。 この場合は例えば、 変換部 1 0 3において各論理積生成 手段 1 0 3 a〜 1 0 3 dの代わりに論理和生成手段を設けて、 部分トレ一スバッ ク部 1 0 2はマスク信号 M S Kとして、 不通過ノードに対応するパス選択信号に 対しては論理値 " 1 " を、 それ以外のパス選択信号に対しては論理値 " 0 " を、 それそれ出力するようにすればよい。
(第 1 の変形例)
先の実施形態では、 不通過ノードに対応するパス選択信号を、 部分トレ一スバ ック部からのマスク信号によって所定の固定値に変換したが、 この代わりに、 不 通過ノードに対応するパス選択信号を、 パスメモリ内の、 当該パス選択信号が書 き込まれる記憶領域に予め格納されていた値と同一の値に変換することによって、 より直接的に、 パスメモリ内の信号遷移を抑制することが可能である。
図 8は本実施形態の第 1の変形例に係るビタビ復号装置の構成を示す図である c 図 8において、 読み出し部 1 4 0は、 パスメモリ 1 0 4内の, 変換部 1 3 0から 出力されたパス選択信号が書き込まれる記憶領域にすでに格納されていたパス選 択信号を、 当該パス選択信号の書き込みの前に読み出す機能を有する。 変換部 1 3 0内の各選択手段 1 3 0 a〜 1 3 0 dは、 対応するマスク信号 M S K tのビッ トが " 1 " のときは、 パス一時記憶部 1 0 1から出力されたパス選択信号 P S t をそのまま出力し、 対応するマスク信号 M S K tのビヅ 卜が " 0 " のときは、 読 み出し部 1 4 0から出力された, 当該パス選択信号が書き込まれる予定の記憶領 域にすでに格納されていた過去のパス選択信号を、 選択して出力する。
これにより、 不通過ノードに対応するパス選択信号は、 パスメモリ 1 0 4内の , 当該パス選択信号が書き込まれる記憶領域にすでに格納されていた値と同一の 値に変換されるので、 この変換後のパス選択信号の格納によってパスメモリ内で 信号遷移が生じることはない。 したがって、 パスメモリ 1 04内の信号遷移確率 が削減され、 消費電力の削減が可能になる。
(第 2の変形例)
先の図 6に示す構成では、 部分トレースバック部 1 2 0は、 各マスク信号 MS K tすなわち g ( t , i ) を、 パス選択信号 P St+2 , P St+1 から一度に求め ている。 ところが、 パス選択信号 P St+2 , P St+1 は受信符号の入力サイクル 毎に生成されるので、 g (t, i ) の演算を複数のステップに分割して実行する ことによって、 1ステップ当たりの演算量を削減することができる。 これにより、 高速な復号動作を実行可能になる。
図 9は本実施形態の第 2の変形例に係るビタビ復号装置の構成を示す図である。 図 9における部分トレースバック部 1 2 0 Aは、 g (t, j ) の演算をパイブラ イン処理によって行うものであり、 図 6の部分トレースバヅク部 1 2 0とは、 g
(t + 1 , i) , g (t , i ) ( i = 0 , 1 , 2 , 3 ) をそれそれ記憶する記憶 手段 1 2 1 , 1 2 2を有する点で、 異なっている。 この他に追加されている遅延 手段 1 2 3 , 1 24は、 マスク信号 M S K tが演算されるまでの遅延を補償する ためのものである。
図 1 0に示すように、 AC S回路 1 00が受信符号の周期に合わせてパス選択 信号 P S t, P S t + 1 , P S t + 2 , …を順に出力するとき、 パス一時記憶部 1 1 0のレジスタ F F 1の出力は 1サイクル遅延したパス選択信号であり、 レジ スタ F F 2の出力は 2サイクル遅延したパス選択信号である。 時点 t + 2におい て、 部分トレースバック部 1 2 0 Aの第 1演算部 1 3 1は、 A C S回路 1 00の 出力 P S t + 2を用いて g ( t + 1 , i ) を演算し、 記憶手段 1 2 1に記憶する ( 時点 t + 3において、 部分トレ一スバック部 1 2 0 Aの第 2演算部 1 3 2は、 記 憶手段 1 2 1の出力 g ( t + 1 , i ) および遅延手段 1 2 3の出力 P S t + 1を 用いて g ( t , i ) を演算し、 記憶手段 1 2 2に記憶する。
時点 t +4において、 マスク信号 MSKとして、 部分トレースバック部 1 20 Aの記憶手段 1 2 2から g ( t , i ) が出力される。 パス一時記憶部 1 1 0の出 力 P S tは、 時点 t + 4まで遅延手段 1 24によって遅延される。 変換部 1 03 は遅延手段 1 24の出力に対し、 部分トレースバック部 1 2 0 Aから出力された マスク信号 MS Kを用いて、 先の実施形態に示したものと同様の動作を行う。 この構成により、 マスク信号 MS Kすなわち g ( t , i) は、 受信符号の 2周 期分の時間において演算されるので、 図 6のように 1周期で演算する構成に比べ て、 高速化が実現できる。 なお、 pが 3以上の場合も、 本変形例と同様に、 パイ プライン処理を実行できることはいうまでもない。
(第 2の実施形態)
本発明の第 2の実施形態は、 第 1の実施形態に係るビタビ復号と同様の処理を、 ソフ ト的に実現するものである。
図 1 1は本実施形態に係るビタビ復号装置の概略構成を示す図である。 図 1 1 において、 20 1は算術論理演算装置 (ALU) 、 20 2は乗算装置 (MU L) 、 2 03は本実施形態に係るビタビ復号を実行するための命令を格納する R〇M、 204はパス記憶手段としての RAM、 20 5は汎用レジスタである。 各装置 2 0 1〜 2 0 5はバス 2 0 6によって結合されている。
図 1 2は図 1 1のビタビ復号装置において実行されるビタビ復号方法を示すフ 口一チャートである。 図 1 2を用いて、 本実施形態に係るビタビ復号方法につい て説明する。 ここでは説明の簡略化のために、 符号化率 1 /2、 拘束長 K= 3と し、 ρ= 1の場合について、 説明する。
図 1 2に示すように、 まずステップ S 1 1において、 RAM 2 04に格納され た受信信号から各ブランチメ ト リ ックを生成し、 パスの選択を行った後、 パス選 択信号を生成する。 これらの演算は、 A LU 2 0 1および MU L 2 0 2によって 行われる。 ステツブ S 1 2において、 パス選択信号は汎用レジスタ 2 05に一時 格納される。
次に、 ステップ S 1 3を実行する。 まず、 変数 iを 「0」 に初期化した後、 ノ —ド iのパスをトレースバックし、 1時点過去の通過ノードの番号を起点ノ一ド として汎用レジス夕 2 0 5に格納する。 続いて、 変数土に 「 1」 を加算した後、 同様にトレースバックおよび起点ノードの格納を行う。 i > 3のとき、 ステップ S 1 3を終了する。 この結果、 全てのノード 0 , 1 , 2 , 3におけるパスの起点 ノードが、 汎用レジス夕 20 5に格納される。
次に、 ステップ S 1 4を実行する。 まず、 変数 iを 「0」 に初期化した後、 ノ —ド番号土が、 先のステップ S 1 3において検出され汎用レジスタ 2 0 5に格納 された起点ノード番号中に存在するか否かを検査する。 そして、 存在しないとき は、 汎用レジスタ 2 0 5に格納された当該時点のパス選択信号のノ一ド iに対応 するビッ トを "0" に変換する。 続いて、 変数 iに 「 1」 を加算した後、 同様の 処理を行う。 i > 3のとき、 ステップ S 14を終了する。 この結果、 全てのノ一 ドについて、 不通過ノードか否かの検査が完了し、 不通過ノードに対応するパス 選択信号は固定値 "0" に変換される。
ステップ S 1 5において、 ステップ S 14で変換されたバス選択信号を R AM 2 04に格納する。 次にステップ S 1 6において、 最も確からしい生き残りパス をうち切り長分トレースバックすることによって、 復号信号を得る。 これら一連 のステップは、 ROM 2 03に格納された実行プログラムによって実行される。 以上のように本実施形態によると、 ステップ S 1 6における復号処理には何ら 影響を与えないパス選択信号が、 ステップ S 1 4において、 固定値 "0" に変換 される。 これにより、 RAM 2 04に格納されたパス選択信号の論理値は.、 統計 的に " 0 " が多くなり、 RAM 2 04における信号遷移確率が 1 / 2よりも低く なる。 したがって、 復号性能を何ら劣化させることなく、 RAM 2 04における 消費電力を削減することができる。
なお、 本実施形態では、 符号化率 1 Z2、 K= 3、 ρ= 1の場合について説明 したが、 第 1の実施形態と同様に、 符号化率 m/n (n, mは正の整数) のとき、 部分トレリスを 2状態間から 2m 状態間に拡大した場合であっても、 同様の効果 を得ることができる。 また、 pが 2以上の場合も、 第 1の実施形態で説明したよ うに、 同様の効果を得ることができる。
また、 本実施形態では、 不通過ノードに対応するパス選択信号を論理値 "0" に変換するものとしたが、 これに限らず例えば論理値 " 1" に変換しても、 RA Mに格納される信号値は統計的に " 1 " が多くなるので、 本実施形態と同様の効 果を得ることができる。
(第 3の実施形態)
図 1 3は本発明の第 3の実施形態に係るビタビ復号装置の概略構成を示す図で ある。 ここでは、 説明の簡略化のために、 符号化率 1 /2、 拘束長 K= 3の場合 について説明する。
図 1 3において、 300は受信符号からパス選択信号を生成する AC S手段と しての AC S回路、 3 1 0は AC S回路 300から出力されたパス選択信号に対 し、 所定の変換を行う変換部、 32 0は変換部 3 1 0から出力された変換後のパ ス選択信号を記憶するパス記憶手段としてのパスメモリ、 3 30はパスメモリ 3 20から出力されたパス選択信号に対し、 変換部 3 1 0における所定の変換と逆 の変換を行う逆変換部、 340は逆変換部 3 30から出力された逆変換後のパス 選択信号を用いて復号を行う復号部である。
A C S回路 300は受信信号から、 時点 t + 1のノード s 0, s O + 2 ( s 0 は 0または 1 ) に対するパス選択信号として、 時点 tのノード 2 * s 0からの遷 移を選択したときは " 0 " を、 ノード 2 * s 0 + 1からの遷移を選択したときは " 1 " を出力する。 変換部 3 1 0は、 具体的には、 ノード s 0 + 2に対するパス選択信号の論理反 転を生成する論理反転手段 3 1 1 a, 3 1 1 bと、 論理反転手段 3 1 1 a, 3 1 1 bの出力とノード s 0に対するパス選択信号との排他的論理和を生成する排他 的論理和生成手段 3 1 2 a, 3 1 2 bとを備えている。 また、 逆変換部 330は 変換部 3 1 0と同様に、 ノード s 0 + 2に対するパス選択信号の論理反転を生成 する論理反転手段 33 1 a, 3 3 1 bと、 論理反転手段 33 1 a , 3 3 l bの出 力とノード s 0に対するパス選択信号との排他的論理和を生成する排他的論理和 生成手段 332 a, 3 32 bとを備えている。
以上のように構成されたビ夕ビ復号装置について、 その動作を図 1 4を用いて 説明する。
トレリス線図の時点 tの状態 2 * s 0 , 2 * s 0 + lから時点 t + 1の状態 s 0 , s 0 + 2までの部分における、 生き残りパスを表すパス選択信号の組み合わ せは、 図 1 4 (a) 〜 (d) の 4通りが考えられる。 図 1 4 (a) 〜 (d) にお いて、 時点 t + 1の状態 s 0、 s 0 + 2に対するパス選択信号 P St+1 は、 それ それ、 (0, 0) , ( 1 , 1 ) , (0, 1 ) , ( 1, 0) となる。
ここで、 図 1 4 (a) 〜 (d) に示すパス選択信号の各組み合わせのうち、 生 き残りパスがマージする (a) , (b) の生成頻度は、 生き残りパスがマージし ない (c) , (d) に比べて、 統計的に低いといえる。 すなわち、 精度良く復号 を行うためにはトレースバック長を十分長く とる必要があり、 このことから、 パ スのマージはそう頻繁に起こるものではなく、 各時点においてパスがマージする 確率はマージしない確率よりも低い、 ということが推察される。 また、 このこと は、 本願発明者が、 これまでの研究開発の中で経験上得た知見にも、 合致する。 そこで、 本実施形態では、 生成頻度が相対的に高い第 1の組み合わせとしての 図 1 4 ( c ) , (d) に示すパス選択信号の組み合わせが、 生成頻度が相対的に 低い第 2の組み合わせとしての図 1 4 (a) , (b) に示すパス選択信号の組み 合わせよりも、 論理値 "0" を多く含むように、 変換を行う。 すなわち、 変換部 3 1 0は、 図 1 4 ( d) のパス選択信号 ( 1, 0 ) を ( 0 , 0) に変換するとともに、 図 1 4 (a) のパス選択信号 (0, 0) を ( 1, 0) に変換する。 変換部 3 1 0から出力されたパス選択信号はパスメモリ 320に記 憶される。 逆変換部 330はパスメモリ 320から出力されたパス選択信号に対 し、 変換部 3 1 0における変換とは逆に、 (0, 0) を ( 1 , 0) に変換し、 ( 1 , 0 ) を ( 0 , 0 ) に変換する。
以上のような構成および動作によって、 パスメモリ 3 20に格納されたパス選 択信号の信号値は統計的に "0" が多くなり、 パスメモリ 3 2 0のメモリセルま たはメモリ出力における信号遷移確率が 1/2よりも低くなる。 この結果、 パス メモリ 32 0における消費電力を削減することができるので、 低消費電力で動作 可能なビタビ復号装置を実現することが可能になる。
また、 付加回路としては、 簡易な論理ゲートのみからなる変換部 3 1 0および 逆変換部 330を設けるだけで済むので、 従来の構成と比べて、 回路規模は格段 に小さくなる。 また、 結果として、 変換部 3 1 0における変換と逆変換部 330 における逆変換とは同一の処理になり、 変換部 3 1 0と逆変換部 330とは同一 の構成によって実現できる。
(第 4の実施形態)
本発明の第 4の実施形態は、 第 3の実施形態に係るビタビ復号と同様の処理を、 ソフ ト的に実現するものである。
図 1 5は本実施形態に係るビタビ復号方法を示すフローチヤ一トである。 本実 施形態に係るビタビ復号方法は、 前述した図 1 1に示すビタビ復号装置において 実行される。 ここでは説明の簡略化のために、 符号化率 1/2、 拘束長 K= 3と する。
図 1 5に示すように、 まずステップ S 2 1において、 RAM 2 04に格納され た受信信号から各ブランチメ ト リ ックを生成し、 パスの選択を行った後、 パス選 択信号を生成する。 これらの演算は、 ALU 2 0 1および MUL 2 02によって 行われる。 ステップ S 2 2において、 パス選択信号は汎用レジスタ 2 0 5に一時 格納される。
次に、 ステップ S 2 3を実行する。 まず、 変数 s 0を 「 0」 に初期化した後、 ノード {s 0, s 0 + 2 } の生き残りパスを表現するパス選択信号である 2ビッ 卜のパス表現ビッ ト列を、 汎用レジスタ 205に格納されたパス選択信号から読 み出す。 そして、 読み出したパス表現ビッ ト列に対し、 第 3の実施形態と同様の 所定の変換を行う。 具体的には例えば、 {0、 1} を {0、 1} に、 { 1、 0} を {0、 0} に、 {0、 0} を { 1、 0} に、 そして { 1、 1 } を { 1、 1} に、 それそれ変換する。 続いて、 変数 s 0を 「 1」 にして同様の処理を実行し、 ステ ッブ S 2 3を終了する。 その後、 変換されたパス選択信号は、 ステップ S 24に おいて、 パス記憶手段としての RAM2 04に格納される。
次に、 ステップ S 2 5において、 RAM 204から読み出したパス選択信号に 対し、 ステップ S 2 3における所定の変換と逆の変換を行う。 具体的には、 読み 出した変換後のビッ ト列に対し、 {0、 1} を {0、 1} に、 {0、 0} を { 1、 0} に、 { 1、 0} を {0、 0} に、 そして { 1、 1 } を { 1、 1} に、 それそ れ変換する。 そして、 ステップ S 2 6において、 逆変換後のパス選択信号を用い てトレースバックを実行し、 復号信号を得る。
すなわち、 第 3の実施形態と同様に、 図 1 4 ( c ) , (d) に示すような、 マ —ジ数が少なく生成頻度が相対的に高いパス選択信号の組み合わせが、 図 1 4 (a) , (b) に示すような、 マージ数が多く生成頻度が相対的に低いパス選択 信号の組み合わせよりも、 論理値 "0" を多く含むように、 パス選択信号の変換 が行われる。 これにより、 RAM 2 04に格納されたパス選択信号の論理値は、 統計的に "0" が多くなり、 RAM 2 04における信号遷移確率が 1 /2よりも 低くなる。 この結果、 R AM 2 04における消費電力を削減することができるの で、 低消費電力で動作可能なビタビ復号装置を実現することが可能になる。 なお、 第 3および第 4の実施形態で示した変換方法は一例であり、 生成頻度が 相対的に高いパス選択信号の組み合わせが、 生成頻度が相対的に低いパス選択信 号の組み合わせよりも、 論理値 " 0 " を多く含むようになるものであれば、 他の 方法を用いてもよい。
また、 第 3および第 4の実施形態では、 符号化率 1 / 2、 拘束長 K = 3の場合 について説明したが、 一般的には、 符号化率 m/ nの場合、 トレリス線図の所定 部分に含まれる状態数を Xとしたとき、 この所定部分を表現するパス選択信号の ビヅ ト数は (m * x ) となる。 また、 X本の生き残りパスのうちマージする本数 が多いほど、 またマージする組み合わせが多いほど、 その生成頻度は低くなる。 したがって、 生成頻度が高いパス選択信号の組み合わせほど論理値 " 0 " を多く 含むように変換を行うことによって、 第 3および第 4の実施形態と同様の効果が 得られることはいうまでもない。
また、 第 3および第 4の実施形態では、 生成頻度が高いパス選択信号の組み合 わせが論理値 " 0 " を多く含むように変換を行うものとしたが、 これに限らず例 えば、 論理値 " 1 " を多く含むように変換を行っても、 本実施形態と同様の効果 を得ることができる。
また、 生き残りパスのマージ数以外の要因によって、 パス選択信号の組み合わ せの生成頻度に差が生じる場合もあり、 このような場合でも、 本発明を適用する ことは可能である。
例えば、 畳み込み符号器の場合、 通常、 入力がランダムであれば、 各状態遷移 の出現頻度は統計的に均等になる。 ところが、 入力にある種の統計性がある場合 (例えば " 0 " または " 1 " がある期間連続するような外符号化を行った場合) には、 各状態遷移の出現頻度は統計的に均等ではなくなる。 このような場合、 第 3および第 4の実施形態と同様に、 パス選択信号に対し、 統計的に生成頻度が高 い組み合わせについて特定の論理値が多く含まれるように変換を行うことによつ て、 パス記憶手段における信号遷移確率を下げることが可能になる。 以上のように本発明によると、 復号のための トレースバックの際に参照される ことがない, 不通過ノードに対応するパス選択信号が、 パス記憶手段における信 号遷移の確率が低くなるように変換されるので、 パス記憶手段における信号遷移 確率を下げることができ、 消費電力を削減することができる。
また、 本発明によると、 生成頻度が相対的に高いパス選択信号の組み合わせが、 パス選択信号の信号値のいずれかである所定の固定値をより多く含むように、 変 換が施される。 このため、 パス記憶手段は、 統計的にこの所定の固定値に相当す る信号値をより多く含むことになり、 パス記憶手段における信号遷移確率が変換 を行わない場合よりも低下するので、 消費電力を抑制することができる。

Claims

請求の範固
1 . パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶手段を用い て復号を行うビ夕ビ復号装置であって、
A C S手段から出力されたパス選択信号に対し、 第 1の時点から第 2の時点ま で部分的にトレースバックを行い、 前記第 1の時点の各ノ一ドに到達する生き残 りパスを求め、
前記第 2の時点の各ノードのうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノ一 ドを検出し、
前記第 2の時点の不通過ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段 における信号遷移の確率が低くなるように、 変換し、
前記第 2の時点の各ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段に記 憶 3 る
ことを特徴とするビタビ復号装置。
2 . 請求項 1記載のビタビ復号装置において、
不通過ノードに対応するパス選択信号を、 パス選択信号の信号値のいずれかで ある所定の固定値に、 変換する
ことを特徴とするビタビ復号装置。
3 . 請求項 1記載のビタビ復号装置において、
不通過ノードに対応するパス選択信号を、
前記パス記憶手段の, 当該パス選択信号が書き込まれる記憶領域にすでに格納 されていた値と同一の値に、 変換する
ことを特徴とするビタビ復号装置。
4 . パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶手段を用い て復号を行うビタビ復号装置であって、
A C S手段から出力されたパス選択信号を、 所定期間記憶し、 出力するパス一 時記憶部と、
前記パス一時記憶部に記憶された, 時点 tから時点 t + p— 1 ( pは自然数) までのパス選択信号と、 前記 A C S手段から出力された時点 t + pにおけるパス 選択信号とを用いて、 時点 t + pの各ノードに到達する生き残りパスを トレース バックし、 時点 tの各ノードのうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノ一 ドを検出する部分トレースバック部と、
前記パス一時記憶部から出力された時点 tのパス選択信号を入力とし、 前記部 分トレースバック部からの信号を受けて、 前記時点 tのパス選択信号のうちの前 記不通過ノ一ドに対応するパス選択信号を、 パス選択信号の信号値のいずれかで ある所定の固定値に変換する変換部とを備え、
前記パス記憶手段は、 前記変換部から出力された時点 tのパス選択信号を、 記 憶する
ことを特徴とするビタビ復号装置。
5 . パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶手段を用い て復号を行うビ夕ビ復号装置であって、
A C S手段から出力されたパス選択信号を、 所定期間記憶し、 出力するパス一 時記憶部と、
前記パス一時記憶部に記憶された, 時点 tから時点 t + p— 1 ( pは自然数) までのパス選択信号と、 前記 A C S手段から出力された時点 t + pにおけるパス 選択信号とを用いて、 時点 t + pの各ノードに到達する生き残りパスを トレース バックし、 時点 tの各ノードのうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノ一 ドを検出する部分トレースバック部と、
前記パス記憶手段の, 時点 tのパス選択信号が書き込まれる領域の記憶内容を 読み出す読み出し手段と、
前記パス一時記憶部から出力された時点 tのパス選択信号と、 前記読み出し手 段から出力された記憶内容とを入力とし、 前記部分トレースバック部からの信号 を受けて、 前記時点 tのパス選択信号のうちの前記不通過ノ一ドに対応するパス 選択信号を、 前記記憶内容に含まれた, 当該パス選択信号が書き込まれる記憶領 域に格納されていた値と、 同一の値に変換する変換部とを備え、
前記パス記憶手段は、 前記変換部から出力された時点 tのパス選択信号を、 記 憶 3 る
ことを特徴とするビタビ復号装置。
6. 請求項 4または 5記載のビタビ復号装置において、
前記部分トレースバック部は、
時点 tの各ノード j について、 関数 g ( t, j ) を求め、 g ( t , j ) = 0の とき、 ノード jは不通過ノ一ドであると判断するものである
( g ( t , i ) «、 g ( t + p, k) ( kは任意のノード番号) = 1 を初期値と して、
g ( r , i ) =∑ {g ( r + 1 , n ( i ) ) x f ( r , n ( i ) ) }
を、 r = t + p— 1から r = tまで、 順に計算する関数、 ただし、
n ( i ) : 時点 rにおけるノード iの時点 r + 1 における遷移先のノード f ( r , n ( i ) ) : 時点 r + 1におけるノード n ( i ) に到達する生き残りパ スが時点 rにおいてノード iを通過するか否かを示す関数であり、 通過するとき " 1 " 、 通過しないとき " 0 " をとる
∑ {} : 全ての n ( i ) についての論理和
X : 論理積)
ことを特徴とするビタビ復号装置。
7 . 請求項 6記載のビタビ復号装置において、
前記部分トレースバック部は、
各時点 rの g ( r , i ) の値を記憶する複数の記憶手段を備え、
前記 g ( t , j ) の演算を、 パイブライン処理によって行うものである ことを特徴とするビタビ復号装置。
8 . パス選択信号を記憶するパス記憶手段を用いて、 復号を行うビタビ復号 方法であって、
A C S手段から出力されたパス選択信号に対し、 第 1の時点から第 2の時点ま で部分的にトレースバックを行い、 前記第 1の時点の各ノ一ドに到達する生き残 りパスを求め、
前記第 2の時点の各ノードのうち、 前記生き残りパスが通過しない不通過ノー ドを検出し、
前記第 2の時点の不通過ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段 における信号遷移の確率が低くなるように、 変換し、
前記第 2の時点の各ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段に記 憶する
ことを特徴とするビ夕ビ復号方法。
9 . 請求項 8記載のビタビ復号方法において、
不通過ノードに対応するパス選択信号を、 パス選択信号の信号値のいずれかで ある所定の固定値に、 変換する
ことを特徴とするビタビ復号方法。
1 0 . 請求項 8記載のビタビ復号方法において、
不通過ノードに対応するパス選択信号を、 前記パス記憶手段の, 当該パス選択信号が書き込まれる記憶領域にすでに格納 されていた値と同一の値に、 変換する
ことを特徴とするビタビ復号方法。
1 1 . パス選択信号を記憶するパス記憶手段を有し、 このパス記憶手段を用い て復号を行うビタビ復号装置であって、
A C S手段から出力されたパス選択信号に対し、 所定の変換を行い、 変換後のパス選択信号を、 前記パス記憶手段に格納し、
前記パス記憶手段から出力されたパス選択信号に対し、 前記所定の変換と逆の 変換を行い、
逆変換後のパス選択信号を用いて、 復号を行うものであり、 かつ、
前記所定の変換は、
トレリス線図の所定部分における, 生き残りパスを表すパス選択信号の組み合 わせのうち、 生成頻度が相対的に高い第 1の組み合わせが、 生成頻度が相対的に 低い第 2の組み合わせよりも、 パス選択信号の信号値のいずれかである所定の固 定値を多く含むようにするものである
ことを特徴とするビタビ復号装置。
1 2 . 請求項 1 1記載のビタビ復号装置において、
前記所定の変換は、
生き残りパスのマージ数が相対的に少ないパス選択信号の組み合わせを前記第 1の組み合わせとし、 生き残りパスのマージ数が相対的に多いパス選択信号の組 み合わせを前記第 2の組み合わせとして、 行われる
ことを特徴とするビタビ復号装置。
1 3 . A C S手段から出力されたパス選択信号に対し、 所定の変換を行う変換 部と、
前記変換部から出力されたパス選択信号を、 記憶するパス記憶手段と、 前記パス記憶手段から出力されたパス選択信号に対し、 前記変換部における所 定の変換と逆の変換を行う逆変換部と、
前記逆変換部から出力されたパス選択信号を用いて、 復号を行う復号部とを備 え、
前記変換部は、
トレリス線図の所定部分における, 生き残りパスを表すパス選択信号の組み合 わせのうち、 生き残りパスのマージ数が相対的に少ない第 1の組み合わせを、 生 き残りパスのマージ数が相対的に多い第 2の組み合わせよりも、 パス選択信号の 信号値のいずれかである所定の固定値を多く含むように、 変換を行うものである ことを特徴とするビタビ復号装置。
1 4. 請求項 1 3記載のビタビ復号装置において、
前記 A C S手段は、
時点 t + 1のノード s 0 + i 0 * 2 (K_2) ( s 0く 2 'κ2) : s 0は 0または正 の整数、 i 0 = 0 , 1 ) に対するパス選択信号として、 時点 tのノード 2 * s 0 + 0からの遷移を選択したときは " 0 " を、 ノード 2 * s 0 + 1からの遷移を選 択したときは " 1 " を出力するものであり、
前記変換部は、
時点 t + 1のノード s 0 + i 0 * 2 ( 2)に対するパス選択信号 P Sに対し、 P S ( 10 = 0) と P S ( i 0 = 1 ) の論理反転信号との排他的論理和を、 新たな パス選択信号 P S ( i 0 = 0 ) として出力するものである
ことを特徴とするビ夕ビ復号装置。
1 5. パス選択信号を記憶するパス記憶手段を用いて、 復号を行うビタビ復号 方法であって、
AC S手段から出力されたパス選択信号に対し、 所定の変換を行い、 変換後のパス選択信号を、 前記パス記憶手段に格納し、
前記パス記憶手段から出力されたパス選択信号に対し、 前記所定の変換と逆の 変換を行い、
逆変換後のパス選択信号を用いて、 復号を行うものであり、 かつ、
前記所定の変換は、
トレリス線図の所定部分における, 生き残りパスを表すパス選択信号の組み合 わせのうち、 生成頻度が相対的に高い第 1の組み合わせが、 生成頻度が相対的に 低い第 2の組み合わせよりも、 パス選択信号の信号値のいずれかである所定の固 定値を多く含むようにするものである
ことを特徴とするビタビ復号方法。
1 6. 請求項 1 5記載のビタビ復号方法において、
前記所定の変換は、
生き残りパスのマージ数が相対的に少ないパス選択信号の組み合わせを前記第 1の組み合わせとし、 生き残りパスのマージ数が相対的に多いパス選択信号の組 み合わせを前記第 2の組み合わせとして、 行われる
ことを特徴とするビ夕ビ復号方法。
1 7. 請求項 1 6記載のビタビ復号方法において、
前記 A C S手段は、
時点 t + 1のノード s 0 + i 0 * 2 <K-2) ( s 0 < 2 (κ2) : s 0は 0または正 の整数、 i 0 = 0 , 1 ) に対するパス選択信号として、 時点 tのノード 2 * s 0 + 0からの遷移を選択したときは " 0 " を、 ノード 2 * s 0 + 1からの遷移を選 択したときは " 1 " を出力するものであり、 前記所定の変換は、
時点 t + 1のノード s 0 + i 0 * 2 に対するパス選択信号 {P S ( i 0 = 0 ) , P S ( i 0 = 1 ) } について、
a) {0、 1 } を {0、 1 } に、
b) { 1、 0} を {0、 0} に、
c ) {0、 0} を { 1、 0} に、
d) { 1、 1} を { 1、 1} に、
それそれ変換するものである
ことを特徴とするビタビ復号方法。
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