JP3337950B2 - 誤り訂正復号化方法及び誤り訂正復号化装置 - Google Patents

誤り訂正復号化方法及び誤り訂正復号化装置

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JP3337950B2
JP3337950B2 JP19317297A JP19317297A JP3337950B2 JP 3337950 B2 JP3337950 B2 JP 3337950B2 JP 19317297 A JP19317297 A JP 19317297A JP 19317297 A JP19317297 A JP 19317297A JP 3337950 B2 JP3337950 B2 JP 3337950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタビ復号法を用
いて、ディジタル携帯電話等の移動無線に使用する誤り
訂正復号化方法及び誤り訂正復号化装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ビタビ復号法とは、畳み込み符号の復号
方法の1つである。以下に従来のビタビ復号法につい
て、図3及び図4を参照して説明する。
【0003】図3に示すように畳み込み符号器で生成さ
れる、符号化率=1/2の畳み込み符号を例に説明す
る。図3に示したシフトレジスタSR1、SR2によっ
て符号器の状態Sは、次の4つの状態のいずれかの状態
をとる。
【0004】 S0=(0、0) S1=(0、1) S2=(1、0) S3=(1、1) 最初に状態S0にあった符号器を時々刻々、すなわち情
報信号が入力される度に各状態を遷移していく模様を表
現したのがトレリス線図である。符号Cのトレリス線図
を図4に示す。なお、ここでは、入力情報はJ−K+1
であり、さらにK−1個の0が続くものとする。
【0005】トレリス線図の枝状の部分をブランチと称
し、2個以上のブランチの連なりを部分バスと称する。
また、図4に示したトレリス線図において、実線のブラ
ンチは入力信号が0であることを示し、点線は入力信号
が1であることを示すものとする。さらに、ブランチ部
分に符号器出力a、b、c、dを示す、ただし、a=
(0、0)、b=(1、0)、c=(0、1)、d=
(1、1)とし、左側の成分がCi1を、右側の成分が
Ci2を表わすものとする。
【0006】時刻t=t0における状態S0(t=t
0)からt=t1における状態(t=t1)に至るブラ
ンチの連なりをパスという。このパスは畳み込み符号C
の符号語に対するパスである。部分パスとの混合を避け
る場合には符号語パスと呼ぶことにする。
【0007】図3に符号Cのトレリス線図における部分
パスを示す。この部分パスに対応する符号語の部分集合
を便宜上、 Cs1=(00、00、11) Cs2=(11、01、00) とする。ビタビ復号法では、パスCs1とCs2の尤度
を比較して、例えば、Cs1の尤度の方がCs2の尤度
よりも大きければCs2を廃棄する。この時、パスCs
2を部分パスとして含む全ての符号語パスが送信符号語
の候補から廃棄されることになる。Cs1のように廃棄
されずに残った部分パスを生き残りパスという。
【0008】図4のトレリス線図を見ると、各状態には
図4に示したような分岐状態を同一とする2本の部分パ
スが存在することがわかる。従って、通常のビタビ符号
法では符号語の両端の状態を除いた定常状態において
は、各時刻において常に2k-1個の生き残りパスが存在
することがわかる。時刻tj−k+2以降は、生き残り
パスは1/2ずつ減少し、時刻tjにおいては、たつた
1個の生き残りパスとなる。そして、この生き残りパス
がトレースバックにより復号され、最尤復号データを得
ることになる。
【0009】これに対し、特開平6−284018号公
報に開示されたビタビ復号法では、尤度に差がない場合
にも一方の部分パスのみを生き残りパスとし、他方を廃
棄するため、誤りの多い伝送路でのデータ伝送の際など
には、生き残り符号語パスが正しい符号語にならない可
能性が高くなるという問題を解決するために、ACP
(Add Compare Select)演算におい
て各状態で生き残りパスの選択をする際には、最も尤度
(メトリック)の高いパスを1つ選択して記憶する(パ
スセレクト信号の記憶)だけでなく、最も尤度の高いパ
スとその他のパスとの尤度差も合わせて記憶しておき、
トレースバック区間での尤度(トレースバックによりデ
ータ復号する区間での尤度)との間で、予め設定したし
きい値(許容メトリック)以下の尤度となる複数のパス
についても、それぞれトレースバックを行い、複数回の
トレースバックから複数の復号候補を得るマルチトレー
スバックを行っている。
【0010】このマルチトレースバックの処理は、以下
に述べるようにして行われる。
【0011】(a)各トレースバックでは各時刻(t
n)毎に以下の処理(1)〜(4)を行う。
【0012】(1)時刻tnにおける許容差を求める。
tnにおける許容差は、本トレースバック開始からtn
+1までのパス中に、本トレースバック以前の(6)の
処理によって逆転させられた選択パスが含まれていた場
合、逆転させた両パスのメトリック差(複数含まれてい
た場合はそれらの合計)を、与えられている許容パスメ
トリック差が減算されることにより求める。
【0013】(2)時刻tnでパスが状態Siを通過す
る場合、ACSで求めた[時刻tn、状態Si]でのメ
トリック差が上記許容以内であれば、その時の状態とメ
トリック差を記憶する。ただし、[時刻tn、状態S
i]の選択パスが(6)によって逆転していた場合は記
憶しない。
【0014】(3)ACSで求めた[時刻tn、状態S
i]での選択パスをさかのぼり、時刻tn−1でパスが
通過する状態を求める(通常のトレースバック処理)。
【0015】(4)時刻tnでの復号データを求める
(通常のトレースバック処理)。
【0016】(b)各トレースバス終了時毎に以下の処
理(5)、(6)を行う。
【0017】(5)復号データを求める(通常のトレー
スバック処理)。
【0018】(6)(2)において記憶したもののう
ち、時刻が最も早い(t0に最も近い)ものが[時刻t
m、状態Sj]であった場合、次の処理を行う。
【0019】・ACSで求めた[時刻tm、状態Sj]
でのパスセレクト信号を逆転させる。
【0020】・以前の処理によって、時刻t0〜tm−
1のいずれかの状態に逆転パスが存在した場合、これら
全てを元に戻す。
【0021】上記(1)、(2)を繰り返し、(6)に
おいて逆転すべきパスがなかった場合に終了する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のマルチトレースバックの処理アルゴリズム
では、予め設定したしきい値以下の尤度となる全てのパ
スについてトレースバックを行うため、しきい値の設定
によっては処理時間が多くなったり、十分なトレースバ
ックができない場合がある。また、しきい値の設定を大
きくすると、トレースバックを行う回数が増大し処理時
間が多くかかり、ハードウェア化において限られた処理
時間内ですべてのトレースバックを行うことができず、
そのため一部の復号データしか得られないという問題が
ある。また、しきい値の設定を小さくすると、トレース
バックを行う回数が減少し処理時間は少なくなるが、し
きい値以下の尤度のパスが選択されなかったりし、十分
なトレースバックができない場合がある。
【0023】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するもので、より効率的で優れた誤り訂正復号を可能に
した誤り訂正復号化方法及び誤り訂正復号化装置を提供
することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の方法は、受信データ列に基づいて復号データ
を生成し、この復号データに含まれる符号誤りを訂正す
る誤り訂正復号化方法であって、受信データ列に基づい
て、各時刻の状態毎に、各部分パスに関わるメトリック
を計算し、この計算した各部分パスに関わる複数のメト
リックを夫々比較し、この比較結果に基づいて、最も高
いメトリックの部分パスを選択し、この選択した部分パ
スのパスセレクト信号をパスセレクト記憶手段に記憶す
ると共に、状態毎に、最も高いメトリックの部分パス及
び、この部分パス以外の他の部分パスとの差をメトリッ
ク差として夫々算出し、状態毎に、そのメトリック差及
び、その時刻を、メトリック差が少ない順にメモリ手段
に記憶し、パスセレクト記憶手段に記憶中のパスセレク
ト信号に基づいて、受信データ列をトレースバックする
ことで復号データを生成し、この生成した復号データの
符号誤りの有無を判定し、この判定結果に基づいて、復
号データの符号誤りがないと判定されると、この生成し
た復号データの選択出力を行い、判定結果に基づいて、
復号データの符号誤りがあると判定されると、復号デー
タの符号誤りがなくなるまで、若しくは規定回数まで、
メモリ手段に記憶されているメトリック差の時刻をメト
リック差が少ない順に順次読み出し、この順次読み出し
た時刻に関わるパスセレクト信号を逆転させて、このパ
スセレクト信号に基づくトレースバック動作を実行する
ようにしたものである。
【0025】本発明によれば、より効率的で優れた誤り
訂正復号を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の誤り訂
正復号化方法は、受信データ列に基づいて復号データを
生成し、この復号データに含まれる符号誤りを訂正する
誤り訂正復号化方法であって、受信データ列に基づい
て、各時刻の状態毎に、各部分パスに関わるメトリック
を計算し、この計算した各部分パスに関わる複数のメト
リックを夫々比較し、この比較結果に基づいて、最も高
いメトリックの部分パスを選択し、この選択した部分パ
スのパスセレクト信号をパスセレクト記憶手段に記憶す
ると共に、状態毎に、最も高いメトリックの部分パス及
び、この部分パス以外の他の部分パスとの差をメトリッ
ク差として夫々算出し、状態毎に、そのメトリック差及
び、その時刻を、メトリック差が少ない順にメモリ手段
に記憶し、パスセレクト記憶手段に記憶中のパスセレク
ト信号に基づいて、受信データ列をトレースバックする
ことで復号データを生成し、この生成した復号データの
符号誤りの有無を判定し、この判定結果に基づいて、復
号データの符号誤りがないと判定されると、この生成し
た復号データの選択出力を行い、判定結果に基づいて、
復号データの符号誤りがあると判定されると、復号デー
タの符号誤りがなくなるまで、若しくは規定回数まで、
メモリ手段に記憶されているメトリック差の時刻をメト
リック差が少ない順に順次読み出し、この順次読み出し
た時刻に関わるパスセレクト信号を逆転させて、このパ
スセレクト信号に基づくトレースバック動作を実行する
ようにしたので、生き残りパスによる復号データから誤
りが検出された場合にのみマルチトレースバックを行
い、マルチトレースバックに関しても生き残りパスの次
に確からしいパスを選択して復号データを得るため、無
駄なトレースバックを省いて処理時間を減少し、効率的
で優れた誤り訂正復号を行うことができるという作用を
有する。
【0027】請求項2に記載の誤り訂正復号化方法は、
受信データ列に基づいて復号データを生成し、この復号
データに含まれる符号誤りを訂正する誤り訂正復号化方
法であって、受信データ列に基づいて、各時刻の状態毎
に、各部分パスに関わるメトリックを計算し、この計算
した各部分パスに関わる複数のメトリックを夫々比較
し、この比較結果に基づいて、最も高いメトリックの部
分パスを選択し、この選択した部分パスのパスセレクト
信号をパスセレクト記憶手段に記憶すると共に、状態毎
に、最も高いメトリックの部分パス及び、この部分パス
以外の他の部分パスとの差をメトリック差として夫々算
出し、各時刻及び各状態の内、最も高いメトリックの部
分パス及び、この部分パス以外の他の部分パスとの差を
メトリック差として夫々算出し、そのメトリック差及
び、その時刻を、メトリック差が少ない順にメモリ手段
に記憶し、パスセレクト記憶手段に記憶されているパス
セレクト信号に基づいて、受信データ列をトレースバッ
クすることで復号データを生成し、この生成した復号デ
ータの符号誤りの有無を判定し、この判定結果に基づい
て、復号データの符号誤りがないと判定されると、この
生成した復号データの選択出力を行い、判定結果に基づ
いて、復号データの符号誤りがあると判定されると、復
号データの符号誤りがなくなるまで、若しくは規定回数
まで、メモリ手段に記憶中のメトリック差の時刻をメト
リック差が少ない順に順次読み出し、この順次読み出し
た時刻に関わるパスセレクト信号を逆転させて、このパ
スセレクト信号に基づくトレースバック動作を実行する
ようにしたので、各時刻各状態の全てにおいて最も尤度
(メトリック)の高いパスとその他のパスとの尤度差
(メトリック差)を記憶しておき、状態毎に最も尤度差
が小さいものから順に記憶することを省くことで、さら
に処理時間を減少し、効率的で優れた誤り訂正復号を行
うことができるという作用を有する。
【0028】請求項3に記載の誤り訂正復号化方法は、
規定回数までトレースバック動作を再度実行させたとし
ても、復号データの符号誤りがあると判定されると、最
も高いメトリックの部分パスのパスセレクト信号に基づ
いてトレースバック動作を実行し、このトレースバック
動作で復号データを生成し、この復号データに符号誤り
があったとしても選択出力するようにしたので、非常に
劣悪な伝送路で正しいデータが復号されない場合でも、
最も尤度(メトリック)の高い生き残りパスの復号デー
タを用いることでのデータの誤りを最小限に留めること
ができるという作用を有する。
【0029】請求項4に記載の誤り訂正復号化方法は、
規定回数が受信データ列の受信状況に応じて変動するよ
うにした、つまり、規定回数のように固定ではなく、そ
の受信状況に応じて回数を変動とすることで、劣悪な伝
送路では回数を増やし、良好な伝送路では回数を減らす
ことにより、より効率的な誤り訂正復号を行うことがで
きるという作用を有する。
【0030】請求項5に記載の誤り訂正復号化装置は、
受信データ列に基づいて復号データを生成し、この復号
データに含まれる符号誤りを訂正する誤り訂正復号化装
置であって、受信データ列に基づいて、各時刻の状態毎
に、各部分パスに関わるメトリックを計算するメトリッ
ク計算手段と、このメトリック計算手段にて算出した各
部分パスに関わる複数のメトリックを夫々比較し、この
比較結果に基づいて、最も高いメトリックの部分パスを
選択するACS回路と、このACS回路にて選択した部
分パスのパスセレクト信号を記憶するパスセレクト記憶
手段と、状態毎に、最も高いメトリックの部分パス及
び、この部分パス以外の他の部分パスとの差をメトリッ
ク差として夫々算出し、状態毎に、そのメトリック差及
び、その時刻を、メトリック差が少ない順に記憶するメ
モリ手段と、パスセレクト記憶手段に記憶中のパスセレ
クト信号に基づいて、受信データ列をトレースバックす
ることで復号データを生成するトレースバック手段と、
このトレースバック手段にて生成した復号データの符号
誤りの有無を判定する符号誤り判定手段と、符号誤り判
定手段にて復号データの符号誤りがないと判定される
と、トレースバック手段にて生成した復号データを選択
出力する復号データ選択手段とを有し、符号誤り判定手
段にて復号データの符号誤りがあると判定されると、復
号データの符号誤りがなくなるまで、若しくは規定回数
まで、メモリ手段に記憶中のメトリック差の時刻をメト
リック差が少ない順に順次読み出し、この順次読み出し
た時刻に関わるパスセレクト信号を逆転させて、このパ
スセレクト信号に基づくトレースバック動作をトレース
バック手段に実行させるようにしたので、無駄なトレー
スバックを省いて処理時間を減少し、効率的で優れた誤
り訂正復号を行うことができるという作用を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態について、図1
及び図2を用いて説明する。
【0032】図1(a)は本発明の実施の形態における
誤り訂正符号化装置の構成を示すブロック図、図1
(b)は本発明の実施の形態における誤り訂正復号化装
置の構成を示すブロック図、図2(a)は本発明の実施
の形態におけるACS演算の処理手順を示すフローチャ
ート、図2(b)は第1メモリの記憶例を示す説明図で
ある。
【0033】図1において、1は誤り訂正符号化装置、
2は誤り訂正復号化装置であり、誤り訂正符号化装置1
は、情報データにCRC(Cyclic Redund
ancy Check)符号等の誤り検出符号を付加す
る誤り検出符号化回路3と、誤り検出符号を付加したデ
ータを畳み込み符号化して送信する誤り訂正符号化回路
4を備える。
【0034】また、誤り訂正復号化装置2は、受信デー
タ列から各部分パス(ブランチ)のメトリック(尤度)
を計算するメトリック計算回路5と、計算されたパスメ
トリックの加算・比較・選択処理を行うACS回路6
と、複数のメトリック差及びその時刻を最もメトリック
差の小さいものから順に記憶する第1メモリ7と、AC
S回路6での処理結果からメトリックの最も高いパスを
選択してそのパスセレクト信号を記憶するパスセレクト
記憶回路8と、パスセレクト記憶回路8の記憶情報を基
にトレースバックを行って復号データを得るトレースバ
ック回路9と、トレースバック回路9で得た復号データ
を記憶する第2メモリ10と、付加された誤り検出符号
を基に復号データの誤り(符号誤り)を検出する誤り検
出回路11と、誤り検出回路11で誤りが検出されない
復号データを選択する復号データ選択回路12を備え
る。
【0035】次に、上記のように構成された本実施の形
態の動作について説明する。
【0036】誤り訂正符号化装置1では、誤り検出符号
化回路3において情報データにCRC符号等の誤り検出
符号を付加する。次いで、誤り訂正符号化回路4におい
て誤り検出符号の付加されデータを畳み込み符号化して
送信する。
【0037】誤り訂正復号化装置2では、誤り訂正符号
化装置1から送信されてくるデータを受信する。これに
より、まず、メトリック計算回路4では、受信データ列
から各部分パス(ブランチ)のメトリック(尤度)を計
算する。次にACS回路6において各時刻の各状態に遷
移する複数のパスメトリックの計算及び比較を行い、パ
スセレクト記憶回路8にメトリックの最も高いパスを選
択してそのパスセレクト信号を記憶し、さらに、第1メ
モリ7に、各状態毎に最もメトリックの高いパスとその
他のパスとのメトリック差(尤度差)とその時刻以前の
全てのメトリック差から最もメトリック差が小さいもの
から順に複数のメトリック差及びその時刻を記憶する。
そして、パスセレクト記憶回路8の記憶情報を基に、ト
レースバック回路9によりトレースバックを行って復号
データを得る。ただし、1番最初に行うトレースバック
(生き残りパスで行うトレースバック)場合のみ、第2
メモリ10に復号データを記憶する。
【0038】次に、誤り検出回路11では、誤り検出符
号化回路3で付加された誤り検出符号を基に復号データ
の誤り検出を行い、復号データに誤りが検出されなかっ
た場合は、復号データ選択回路12でその復号データを
選択し出力する。また、復号データに誤りが検出された
場合はパスセレクト記憶回路8に戻り、第1メモリ7か
ら状態S00に記憶されている最もメトリック差が小さ
かった時刻のパスセレクト信号を逆転させ、再びトレー
スバック回路9によってトレースバックを行い、新しい
復号データを得る。ここでも、誤り検出回路11におい
て誤り検出を行い、復号データに誤り検出がなかった場
合はパスセレクト記憶回路8に戻り、第1メモリ7から
状態S00に記憶されている最もメトリック差が小さか
った時刻のパスセレクト信号を逆転させ(元に戻す)、
2番目にメトリック差が小さかった時刻のパスセレクト
信号を逆転させ、再びトレースバック回路9によってト
レースバックを行い、新しい復号データを得る。ここで
も、誤り検出回路11において誤り検出を行い、復号デ
ータに誤り検出がなかった場合は復号データ選択回路1
2でその復号データを選択し出力する。
【0039】また、復号データに誤りが検出された場合
はパスセレクト記憶回路8に戻り、今度は状態S00に
記憶されている2番目と3番目にメトリック差が小さか
った時刻のパスセレクト信号を逆転させ、上記と同じこ
とを繰り返す。そして、規定回数のトレースバックが終
了し(第1メモリ7にメトリック差情報が各状態それぞ
れ2つある場合は、3回のトレースバックを行う)、復
号データに誤りが検出された場合は、復号データ選択回
路12において、第2メモリ10に記憶されている生き
残りパスでトレースバック(一番最初のトレースバッ
ク)を行った復号データを出力する。
【0040】次に、ACSのアルゴリズムについて、図
2を参照して説明する。この場合の状態については、図
2(b)に示す4状態を例とする。
【0041】まず、ACSのアルゴリズムがスタートす
ると状態カウンタ、時刻カウンタのリセット及びメトリ
ック差の初期化を行う(ステップS1)。次に各時刻の
各状態に遷移する複数パスのメトリック計算、即ち1状
態に遷移する2つのパスのメトリックをメトリック計算
回路5で行い(ステップS2)、かつメトリック計算回
路5において、計算された2つのパスのメトリックを比
較し(ステップS3)、さらに、この比較結果からメト
リックの最も高いパスを選択して、そのパスセレクト信
号をパスセレクト記憶回路8に記憶する(ステップS
4)。次いで、2つのパスのメトリック差を計算し(ス
テップS5)、その値met_nowが図2(a)に示
すように記憶されている第1メモリ7のmet1[s
cnt]より小さいか否かを判定する(ステップS
6)。ここで、met_nowがmet1[s cn
t]より小さい場合は、met2[s cnt]にme
t1[scnt]の値の入れ換えと時刻の更新を行う
(ステップS7)、さらにmet1[s cnt]にm
et_nowの値の入れ換えと時刻の更新を行う(ステ
ップS8)。
【0042】また、ステップS6においてmet1[s
cnt]よりmet_nowが大きいと判定された場
合は、met2[s cnt]とmet_nowを比較
し(ステップS9)、met2[s cnt]よりme
t_nowの方が小さい場合は、met2[s cn
t]にmet_nowの値の入れ換えと時刻の更新を行
う(ステップS10)。次に、状態がs cnt=3か
を判定し(ステップS11)、否定された場合はステッ
プS2に戻り、状態がs cnt=3の場合はステップ
S12に移行してt cnt=最後の時刻を判定する。
ここで、否定された場合はステップS2に戻り、肯定さ
れた場合はACSのアルゴリズムを終了する。
【0043】このような本実施の形態によれば、ACS
演算において、各時刻各状態で生き残りパスを選択する
際に、最も尤度の高いパスを1つ選択して記憶するだけ
でなく、各時刻各状態において最も尤度の高いパスとそ
の他のパスとの尤度差を求め、各状態毎に尤度差とその
時刻以前の全ての尤度差から最も尤度差の小さいものか
ら順に複数の尤度差及びその時刻を記憶し、生き残りパ
スによるトレースバックで得られた復号データについて
誤り検出により誤りが検出された場合、生き残りパスに
よるトレースバックでは、状態S00の尤度差から始ま
るので、状態S00の尤度差情報により生き残りパスの
中で尤度差の小さかった時刻がわかる。よって、状態S
00の尤度差が小さいものから順に記憶されている時刻
で最も尤度差の小さい時刻のパスセレクト信号を逆転さ
せ、再度トレースバックを行うことで復号データを得る
ことができ、この処理を誤りが検出されなくなるまで行
うことにより、正しい復号データを得られるとともに、
無駄なトレースバックを省いて処理時間を減少し、効率
的で優れた誤り訂正復号を行うことができる。
【0044】なお、上記実施の形態において、各時刻各
状態において最も尤度の高いパスとその他のパスとの尤
度差を求め、各状態毎に該尤度差とその時刻以前の全て
の尤度差から最も尤度差が小さいものから順に複数の尤
度差及びその時刻を記憶する代わりに、第1メモリ7に
各時刻各状態全ての尤度差情報を記憶し、さらに生き残
りパス中から尤度差が小さい時刻から順にパスセレクト
信号を逆転させ、再度トレースバックを行う代わりに、
1つ前に行ったトレースバックのパスの中から最も尤度
差の小さい時刻のパスセレクト信号を逆転させ、再度ト
レースバックを行ってもよい。また、上記実施の形態に
おいて、第1メモリ7が記憶する情報個数は予め設定し
た個数を記憶するが、これに限定されず、個数を変動し
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ACS操
作を行う際に、各状態のメトリック差(尤度差)を最も
小さいものから記憶し、トレースバックの結果、復号デ
ータから誤りが検出された場合でも、生き残りパスの次
に確からしいパスで順次トレースバックを行って復号デ
ータを得る構成にしたので、誤り訂正復号化能力を低下
することなく、無駄なトレースバックを省いて処理時間
を減少し、効率的で優れた誤り訂正復号を行うことがで
きる。
【0046】また、本発明によれば、各時刻各状態の全
てにおいて最もメトリック(尤度)の高いパスとその他
のパスとのメトリック差(尤度差)を記憶しておき、状
態毎に最もメトリック差(尤度差)が小さいものから順
に記憶することを省くことで、さらに処理時間を減少
し、効率的で優れた誤り訂正復号を行うことができる。
【0047】また、本発明によれば、非常に劣悪な伝送
路で正しいデータが復号されない場合でも、最もメトリ
ック(尤度)の高い生き残りパスの復号データを用いる
ことでのデータの誤りを最小限に留めることができる。
【0048】さらに本発明によれば、トレースバックの
回数を規定回数のように固定するのではなく、その受信
状況に応じて回数を変動とすることで、劣悪な伝送路で
は回数を増やし、良好な伝送路では回数を減らすことに
より、より効率的な誤り訂正復号を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態における誤り訂正
符号化装置の構成を示すブロック図(b)は本発明の実
施の形態における誤り訂正復号化装置の構成を示すブロ
ック図
【図2】(a)は本発明の実施の形態におけるACS演
算の処理手順を示すフローチャート(b)は第1メモリ
の記憶例を示す説明図
【図3】従来の誤り訂正復号化回路の一例を示すブロッ
ク図
【図4】符号状態遷移の一例を示すトレリス線図
【符号の説明】
1 誤り訂正符号化装置 2 誤り訂正復号化装置 3 誤り検出符号化回路 4 誤り訂正符号化回路 5 メトリック計算回路 6 ACS回路 7 第1メモリ 8 パスセレクト記憶回路 9 トレースバック回路 10 第2メモリ 11 誤り検出回路 12 復号データ選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−303759(JP,A) 特許3239795(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 H04L 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データ列に基づいて復号データを生
    成し、この復号データに含まれる符号誤りを訂正する誤
    り訂正復号化方法であって、 前記受信データ列に基づいて、各時刻の状態毎に、各部
    分パスに関わるメトリックを計算し、この計算した各部
    分パスに関わる複数のメトリックを夫々比較し、この比
    較結果に基づいて、最も高いメトリックの部分パスを選
    択し、この選択した部分パスのパスセレクト信号をパス
    セレクト記憶手段に記憶すると共に、前記状態毎に、最
    も高いメトリックの部分パス及び、この部分パス以外の
    他の部分パスとの差をメトリック差として夫々算出し、
    前記状態毎に、そのメトリック差及び、その時刻を、前
    記メトリック差が少ない順にメモリ手段に記憶し、前記
    パスセレクト記憶手段に記憶中のパスセレクト信号に基
    づいて、前記受信データ列をトレースバックすることで
    復号データを生成し、この生成した前記復号データの符
    号誤りの有無を判定し、この判定結果に基づいて、前記
    復号データの符号誤りがないと判定されると、この生成
    した前記復号データの選択出力を行い、前記判定結果に
    基づいて、前記復号データの符号誤りがあると判定され
    ると、前記復号データの符号誤りがなくなるまで、若し
    くは規定回数まで、前記メモリ手段に記憶されているメ
    トリック差の時刻を前記メトリック差が少ない順に順次
    読み出し、この順次読み出した時刻に関わるパスセレク
    ト信号を逆転させて、このパスセレクト信号に基づくト
    レースバック動作を実行することを特徴とする誤り訂正
    復号化方法。
  2. 【請求項2】 受信データ列に基づいて復号データを生
    成し、この復号データに含まれる符号誤りを訂正する誤
    り訂正復号化方法であって、 前記受信データ列に基づいて、各時刻の状態毎に、各部
    分パスに関わるメトリックを計算し、この計算した各部
    分パスに関わる複数のメトリックを夫々比較し、この比
    較結果に基づいて、最も高いメトリックの部分パスを選
    択し、この選択した部分パスのパスセレクト信号をパス
    セレクト記憶手段に記憶すると共に、前記状態毎に、最
    も高いメトリックの部分パス及び、この部分パス以外の
    他の部分パスとの差をメトリック差として夫々算出し、
    前記各時刻及び各状態の内、最も高いメトリックの部分
    パス及び、この部分パス以外の他の部分パスとの差をメ
    トリック差として夫々算出し、そのメトリック差及び、
    その時刻を、前記メトリック差が少ない順にメモリ手段
    に記憶し、前記パスセレクト記憶手段に記憶されている
    パスセレクト信号に基づいて、前記受信データ列をトレ
    ースバックすることで復号データを生成し、この生成し
    た前記復号データの符号誤りの有無を判定し、この判定
    結果に基づいて、前記復号データの符号誤りがないと判
    定されると、この生成した前記復号データの選択出力を
    行い、前記判定結果に基づいて、前記復号データの符号
    誤りがあると判定されると、前記復号データの符号誤り
    がなくなるまで、若しくは規定回数まで、前記メモリ手
    段に記憶中のメトリック差の時刻を前記メトリック差が
    少ない順に順次読み出し、この順次読み出した時刻に関
    わるパスセレクト信号を逆転させて、このパスセレクト
    信号に基づくトレースバック動作を実行することを特徴
    とする誤り訂正復号化方法。
  3. 【請求項3】 前記規定回数までトレースバック動作を
    再度実行させたとしても、前記復号データの符号誤りが
    あると判定されると、前記最も高いメトリックの部分パ
    スのパスセレクト信号に基づいてトレースバック動作を
    実行し、このトレースバック動作で復号データを生成
    し、この復号データに符号誤りがあったとしても選択出
    力することを特徴とする請求項1又は2記載の誤り訂正
    復号化方法。
  4. 【請求項4】 前記規定回数は、前記受信データ列の受
    信状況に応じて変動することを特徴とする請求項1又は
    2記載の誤り訂正復号化方法。
  5. 【請求項5】 受信データ列に基づいて復号データを生
    成し、この復号データに含まれる符号誤りを訂正する誤
    り訂正復号化装置であって、 前記受信データ列に基づいて、各時刻の状態毎に、各部
    分パスに関わるメトリックを計算するメトリック計算手
    段と、 このメトリック計算手段にて算出した各部分パスに関わ
    る複数のメトリックを夫々比較し、この比較結果に基づ
    いて、最も高いメトリックの部分パスを選択するACS
    回路と、 このACS回路にて選択した部分パスのパスセレクト信
    号を記憶するパスセレクト記憶手段と、 前記状態毎に、最も高いメトリックの部分パス及び、こ
    の部分パス以外の他の部分パスとの差をメトリック差と
    して夫々算出し、前記状態毎に、そのメトリック差及
    び、その時刻を、前記メトリック差が少ない順に記憶す
    るメモリ手段と、 前記パスセレクト記憶手段に記憶中のパスセレクト信号
    に基づいて、前記受信データ列をトレースバックするこ
    とで復号データを生成するトレースバック手段と、 このトレースバック手段にて生成した前記復号データの
    符号誤りの有無を判定する符号誤り判定手段と、 前記符号誤り判定手段にて前記復号データの符号誤りが
    ないと判定されると、前記トレースバック手段にて生成
    した前記復号データを選択出力する復号データ選択手段
    とを有し、 前記符号誤り判定手段にて前記復号データの符号誤りが
    あると判定されると、前記復号データの符号誤りがなく
    なるまで、若しくは規定回数まで、前記メモリ手段に記
    憶中のメトリック差の時刻を前記メトリック差が少ない
    順に順次読み出し、この順次読み出した時刻に関わるパ
    スセレクト信号を逆転させて、このパスセレクト信号に
    基づくトレースバック動作を前記トレースバック手段に
    実行させることを特徴とする誤り訂正復号化装置。
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