WO2000062289A1 - Lecteur de disque - Google Patents

Description

明細書

ディスクプレーヤ 技術分野

本発明は、 コンパク トディスクの再生時などに使用されるディスクプレーヤに 関する。 背景技術

従来から、 コンパク トディスク等のディスクプレーヤにおいては、 大径及び小 径のディスクを再生し得るのが一般的である。 このような構成とされたディスク プレーヤの一例としては、 特開平 8— 4 5 1 5 6号で開示され、 かつ、 図 1 3な いし図 1 6で示すような平面構造及び側面構造を有するものが知られている。 このディスクプレーヤにおいては、 ディスク 1 0 1の移送方向 Xと直交する方 向に沿った両端位置に設けられた支持軸 1 0 2でもって揺動可能に揺動レバー 1 0 3を軸支し、 さらにこの揺動レバー 1 0 3の一端にピン 1 0 3 aを、 また、 他 端に突起部 1 0 3 bを設けている。

移送して再生されるディスクが大径ディスク 1 0 1 Aであるならば、 図 1 3、 図 1 4に示すように、 移送途中のディスク 1 0 1 Aの端面にピン 1 0 3 aが当接 する。 その結果、 突起部 1 0 3 bがディスク 1 0 1 Aの先端部分を押し下げ、 デ イスク 1 0 1 Aが小径用係止部材 1 0 4とは干渉しないで移送され、 再生位置に 到達したディスク 1 0 1 Aは大径用係止部材 1 0 5で受け止められて係止される。 移送して再生されるディスクが小径ディスク 1 0 1 Bであるならば、 図 1 5及 び図 1 6で示すように、 ピン 1 0 3 aが移送途中のディスク 1 0 1 Bの端面に当 接しない。 そのため、 ピン 1 0 3 aが操作されず、 ディスク 1 0 1 Bは押し下げ られないままで移送され、 再生位置に到達したディスク 1 0 1 Bは小径用係止部 材 1 0 4で受け止められて係止される。

図 1 4及び図 1 6中の符号 1 0 6はローラを示しており、 このローラ 1 0 6は、 ディスク 1 0 1を再生位置まで移送している。

また、 ディスクプレーヤでのディスク再生時には、 図 1 7でクランプ機構の側 面構造を示すように、 ローラ 1 0 6でもって移送されたディスク 1 0 1をターン テーブル 1 0 7の真上に位置させる必要がある。 しかしながら、 ディスク 1 0 1 の移送途中では、 ディスク 1 0 1をターンテーブル 1 0 7に圧着するクランパ 1 0 8が移送時の障害となる。 そこで、 次のようなクランパ支持構造が採用されて いる。

基端部が支持軸 1 0 9でもって揺動可能に軸支されたクランパアーム 1 1 0を 設け、 このクランパアーム 1 1 0の揺動先端部でクランパ 1 0 8を支持する。 こ れにより、 クランパ 1 0 8をターンテーブル 1 0 7から離間させる。 なお、 図 1 7中の符号 1 1 1はディスクガイ ドであり、 このディスクガイ ド 1 1 1は、 ロー ラ 1 0 6と対向する位置に配置されたうえで移送途中のディスク 1 0 1を案内す る。

さらにまた、 この種のディスクプレーヤにあっては、 ディスク 1 0 1、 ターン テーブル 1 0 7、 およびクランパ 1 0 8の回転中心を互いに一致させる必要があ る。 そこで、 次のようにしている。 図 1 8で拡大して示すように、 ディスク 1 0 1が载置されるターンテーブル 1 0 7上に、 ディスク 1 0 1の中心孔 1 0 1 aと 嵌合する突起部 1 0 7 aを形成する。 さらに、 突起部 1 0 7 aの径方向の内側位 置に、 もう一つの突起部 1 0 7 bを形成する。

クランパ 1 0 8がディスク 1 0 1をターンテーブル 1 0 7に圧着させると、 突 起部 1 0 7 aはディスク 1 0 1の中心孔 1 0 1 aを揷通したうえでクランパ 1 0 8側へと突出する。 すると、 突起部 1 0 7 が、 クランパ 1 0 8に設けられた窪 み状の係合部 1 0 8 aに係合する。 これにより、 ディスク 1 0 1、 ターンテープ ノレ 1 0 7、 およびクランパ 1 0 8の回転中心を互いに一致させる

このような構成を有する従来のディスクプレーヤにおいては、 次のような不具 合がある。 摇動レバー 1 0 3は、 ディスク 1 0 1の移送方向 Xと直交する方向の 両端位置にそれぞれ設けられた支持軸 1 0 2でもって揺動可能に軸支されている _c 揺動レバー 1 0 3は、 大径ディスク 1 0 1 Aである際にのみ操作されるものであ り、 大径ディスク 1 0 1 Aが小径用係止部材 1 0 4の干渉を受けないようにする 必要がある。

そのため、 突起部 1 0 3 aがディスク 1 0 1 Aの移送軌跡内に進入するまで揺 動レバー 1 0 3を大きく揺動させることで、 突起部 1 0 3 bをディスク 1 0 1 A に係合させ、 これにより、 ディスク 1 0 1 Aの移送方向の先端部分を押し下げて、 係止部材 1 0 4の干渉を受けないようにしている。

このような理由により、 揺動レバ一 1 0 3の取り付けおよびその揺動軌跡を確 保するスペースが大きくならざるを得ないという不都合が生じる。 また、 実際的 には摇動レバー 1 0 3の下方にディスクガイ ド 1 1 1が配置される結果として全 体の厚みが厚くなって薄型化を図ることができないという不都合が生じる。

また、 従来の構成では、 移送途中のディスク 1 0 1がクランパアーム 1 1 0と 接触したうえでターンテーブル 1 0 7へと押しつけられると、 ディスク 1 0 1が 傷つくため、 ディスク 1 0 1の移送時における障害とならないようクランパァー ム 1 1 0でもってクランパ 1 0 8をターンテーブル 1 0 7から離間させることが 行われている。 そのため、 やはり全体の薄型化を実現することは困難である。 移送途中のディスク 1 0 1がクランパアーム 1 1 0と接触したうえでターンテ 一ブル 1 0 7へと押しつけられるとディスク 1 0 1が傷つくため、 前記従来の構 成では、 ディスク 1 0 1 と、 ターンテーブル 1 0 7と、 クランパ 1 0 8との回転 中心を互いに一致させる必要があり、 そのため、 ディスク 1 0 1の中心孔 1 0 1 a と嵌合したうえでクランパ 1 0 8に嵌合するために突出する突起部 1 0 7 bを ターンテーブル 1 0 7に設けている。 しかしながら、 このような突起部 1 0 7 b を設けた場合には、 ディスク 1 0 1が傷つくことを防止する必要上、 ターンテー ブル 1 0 7からクランパ 1 0 8をさらに大きく離間させなければならず、 全体の 薄型化を実現することがますます困難となってしまう。

本発明はこのような不都合に鑑みて創案されたものであり、 全体の薄型化を図 ることが容易な構成とされたディスクプレーヤの提供を目的としている。 発明の開示

本発明のディスクプレーヤは、 ディスクを移送するローラと、 前記ローラとデ イスク移送方向に沿って対向配置されて移送途中のディスクを案内するディスク ガイ ドと、 ディスク移送方向と直交する方向に沿った両端それぞれに設けられ、 ディスク移送方向に沿った中央部が、 ディスクの移送方向と直交する方向に沿う 軸心を中心にして揺動可能に軸支されたディスク選択レバーと、 ディスク移送方 向に沿った前記ディスク選択レバーの両端それぞれに設けられてディスク側に向 かって突出し、 大径ディスクが移送された際には、 共にディスクに当接してディ スクを押し下げ、 小径ディスクが移送された際には、 共にディスクに当接しない カ もしくは少なく とも一方がディスクに当接しない突起部と、 前記突起部によ り押し下げられたのち移送終端に達した大径ディスクを受け止めて係止する大径 用係止部材と、 移動終端に達した小径ディスクを受け止めて係止する小径用係止 部材とを有することで、 次の動作が可能となる。

移送されるディスクが大径デイスクであれば、 ディスク選択レバ一の突起部が 共に当接してディスクが押し下げられることになり、 押し下げられた大径のディ スクが小径用係止部材とは干渉しないまま移送されたうえで大径用係止部材によ つて係止される。 これに対して、 小径ディスクであれば、 ディスク選択レバーの 突起部が共に当接せず、 または、 少なく とも一方の突起部しか当接しないため、 ディスクが押し下げられないまま移送されたうえで小径用係止部材によって係止 されることになる。

このような構成であれば、 従来の揺動レバーよりも大幅に小型化されたデイス ク選択レバ一でもってディスクが大径であるか小径であるかを判別し、 大径及び 小径のディスクを各々の再生位置まで確実に移送することが可能となる。

なお、 本発明のディスクプレーヤは、 さらに、 次のように構成するのが好まし い。

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテープ ルと、 揺動可能に軸支されたクランパアームと、 前記クランパアームの揺動先端 側に回転可能に支持され、 前記クランパアームの揺動動作に伴って、 ディスクの 移送時には前記ターンテーブルから離間し、 ディスクの前記ターンテーブルへの 載置時にはディスクを前記ターンテーブルに圧着させるクランパと、 前記クラン パアームに設けられて、 移送途中のディスクの移送方向の先端部が挿通して突出 する開口部とをさらに備える。

この構成であれば、 移送途中のディスクの先端部がクランパアームの開口部を 挿通したうえで突出することが許容されるので、 このクランパアームによって先 端部が押圧されたディスクがターンテーブルへと押しつけられることは起こらな い。

また、 この際における開口部のディスクガイ ド側に位置する端縁がディスクの 両端部のみと当接する湾曲状を有しているのがさら好ましく、 そうすれば、 ディ スクの全面が傷つく というような不都合は生じ得ない。

なお、 本発明のディスクプレーヤは、 さらに、 次のように構成するのが好まし い。

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテープ ルと、 揺動可能に軸支されたクランパアームと、 前記クランパアームの揺動先端 側に設けられたクランパ保持板と、 前記クランパ保持板を介して前記クランパァ ームに回転可能に支持され、 前記クランパアームの揺動動作に伴って、 ディスク の移送時には前記ターンテーブルから離間し、 ディスクの前記ターンテーブルへ の載置時にはディスクを前記ターンテーブルに圧着させるクランパと、 前記ター ンテーブルから離間した前記クランパの一端部を位置決め規制する規制部材と、 前記クランパアームに設けられて、 前記ターンテーブルから離間した前記クラン パの他端部を位置決め支持する支持部とを有し、 前記クランパ保持板に、 前記ク ランパを前記クランパアームから離間する方向に付勢する付勢部を設ける。

この構成であれば、 ターンテーブルから離間したクランパは、 規制部材と支持 部とにより確実に支持されることになる。 そのため、 ターンテーブルに対するク ランパの離間距離をあまり大きく しなくても、 移送中のディスクがクランパに当 接することは防げる。

なお、 前記クランパを前記クランパアームに、 クランパアームの揺動方向に沿 つて若干の移動を可能にした状態で支持するのが好ましく、 そうすれば、 クラン パとクランパアームと間の機構的な余裕が確保されることになり、 クランパの位 置を安定的に維持することが可能であるばかりカ ディスクの移送に要するスぺ ースを十分に確保してディスクが傷つくことをさらに防止し得るという利点が確 保できる。

なお、 本発明のディスクプレーヤは、 さらに.、 次のように構成するのが好まし い。

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテ―ブ ルと、 揺動可能に軸支されたクランパアームと、 前記クランパアームの揺動先端 側に設けられたクランパ保持板と、 前記クランパ保持板を介して前記クランパァ ームに回転可能に支持され、 前記クランパアームの揺動動作に伴って、 ディスク の移送時には前記ターンテーブルから離間し、 ディスクの前記ターンテーブルへ の載置時には、 ディスクを前記ターンテーブルに圧着させるクランパと、 を有し、 前記ターンテーブルに、 ディスクを支持するディスク支持部と、 前記ディスク支 持部の径方向の内側に設けられて、 ディスクの中心孔と嵌合する突起部と、 前記 突起部の径方向の内側に設けられて、 前記ターンテーブルの軸心方向に沿って進 退動作するクランパ係合部とを設け、 前記クランパに、 進出動作した前記クラン パ係合部と係合するターンテーブル係合部を設ける。

なお、 前記クランパ係合部は、 一端部が前記ディスク支持部上に突出する一方、 他端部が、 前記一端部に対するディスクの押圧動作の有無により前記ディスク支 持部に対して進退動作する操作レバーと、 前記操作レバーの他端部に連結された 本体部材と、 前記操作レバーの他端部を前記ディスク支持部から離間する方向に 向けて付勢する付勢手段とを有するのがさらに好ましい。

これらの構成であれば、 ディスク移送時の障害の一つであるクランパ係合部が、 ディスク移送中には突起部内へと後退動作しているので、 ディスクが傷つく とい うような不都合は生じない。

ターンテーブルのディスク支持部に載置されたディスクはその中心孔と嵌合す る突起部でもって相互の回転中心が一致する状態として位置決めされる。 また、 ディスクをターンテーブルに圧着するクランパはそのターンテーブル係合部と進 出動作したクランパ係合部の本体部材とが係合するのに伴って互いの回転中心が —致する状態として位置決めされるので、 ディスクとターンテーブルとクランパ との回転中心を容易に一致させ得るという利点も確保される。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の実施形態に係るディスクプレーヤの平面構造図であり、 移送 されるディスクが大径である場合を示している。

図 2は、 実施形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 移送されるデ イスクが大径である場合を示している。

図 3は、 実施形態に係るディスクプレーヤの平面構造図であり、 移送されるデ イスクが小径である場合を示している。

図 4は、 実施形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 移送されるデ イスクが小径である場合を示している。 図 5は、 実施形態に係るディスクプレーヤの平面構造図であり、 移送される小 径のディスクが位置ずれしたままで移送されている場合の途中状態を示している。 図 6は、 実施形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 移送される小 径のディスクが位置ずれしたままで移送されている場合の途中状態を示している。 図 7は、 実施の形態をさらに改良したディスクプレーヤの平面構造図であり、 ディスクの再生状態を示している。

図 8は、 改良した実施形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 ディ スクの再生状態を示している。

図 9は、 改良した実施形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 ディ スクの交換状態を示している。

図 1 0は、 実施形態を別途さらに改良したディスクプレーヤが備えるタ一ンテ 一ブルの平面構造図であり、 待機状態を示している。

図 1 1は、 別途さらに改良した実施形態に係るディスクプレーヤが備えるター ンテーブルの側面構造図であり、 待機状態を示している。

図 1 2は、 別途さらに改良した実施形態に係るディスクプレーヤが備えるター ンテーブルの側面構造図であり、 ディスク装着状態を示している。

図 1 3は、 従来の形態に係るディスクプレーヤの平面構造図であり、 移送され るディスクが大径である場合を示している。

図 1 4は、 従来の形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 移送され るディスクが大径である場合を示している。

図 1 5は、 従来の形態に係るディスクプレーヤの平面構造図であり、 移送され るディスクが小径である場合を示している。

図 1 6は、 従来の形態に係るディスクプレーヤの側面構造図であり、 移送され るディスクが小径である場合を示している。

図 1 7は、 従来の形態に係るディスクプレーヤの側面構造図である。

図 1 8は、 従来の形態に係るクランプ構造図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の最良の実施形態について図を参照して詳細に説明する。 本発明 は コンパク トディスクプレーヤに適用して説明するが、 このような用途に限定 されない。

図 1及び図 3は実施形態に係るディスクプレーヤの平面構造図、 図 2及び図 4 はディスクプレーヤの側面構造図であり、 図 1及び図 2は移送されるディスクが 大径である状態を示している一方、 図 3及び図 4は移送されるディスクが小径で ある状態を示している。 そして、 図 5の平面構造図及び図 6の側面構造図それぞ れは図 3及び図 4の変形例に係り、 これらの図 5及び図 6は小径のディスクが位 置ずれしたまま移送される場合を示している。

このディスクプレーヤは、 ローラ 3と、 ディスクガイド 4と、 係止部材 5、 6 とを備えている。 ローラ 3は、 挿入口 1から移送方向 Xに沿って揷入されてきた ディスク 2を回転動作により移送している。 ディスクガイ ド 4は、 ローラ 3の上 側に設けられてローラ 3に対向している。 ディスクガイド 4は、 ローラ 3との間 にディスク 2を挟み込むことで移送途中のディスク 2を案内している。 ディスク ガイド 4には、 ガイ ド部 4 a、 4 bが設けられている。 ガイド部 4 a、 4 bは、 移送方向 Xに沿ったガイ ド 4の両端に設けられている。 ガイド部 4 a、 4 bはガ ィ ド 4のローラ側に設けられている。 移送方向 Xの手前側に位置するガイド部 4 aは、 奥側のガイド部 4 bよりもローラ側に突出している。 係止部材 5、 6は再 生位置まで移送された大径ディスク 2 A及び小径ディスク 2 Bのそれぞれを受け 止めて係止している。 係止部材 5は大径ディスク 2 A用であり、 係止部材 6は小 径ディスク 2 B用である。 係止部材 5 (大径用） は係止部材 6 (小径用） より図 2中の下側の位置 （ターンテーブル側） に位置している。 ローラ 3は、 図示省略 しているが、 パネなどの付勢手段で付勢されることに伴ってディスク 2をデイス クガイド 4へと押しつけている。

ディスクの移送面に沿 、かつデイスク 2の移送方向 Xと直交する方向 Yに沿つ たディスクガイド 4の両端には、 支持軸 7が設けられている。 支持軸 7は直交方 向 Yに沿って設けられている。 支持軸 7にはデイスク選択レバー 8が揺動可能に 軸支されている。 ディスク選択レバー 8は、 その長手方向の中央部が軸支されて いる。 これにより、 ディスク選択レバ一 8は、 ディスク 2の移送軌跡より若干上 側の位置に、 移送方向 Xに沿って設けられている。 ディスク選択レバー 8には突 起部 8 a、 8 aが設けられている。 突起部 8 a、 8 bは、 支持軸 7を挟んで対向 するレバ一 8の両端位置に設けられており、 移送されるディスク側に突出してい る。

突起部 8 a、 8 bは、 大径ディスク 2 Aが移送される際には共にディスク 2 A に当接してディスク 2 Aを押し下げ、 小径ディスク 2 Bが移送される際には共に ディスク 2 Bと当接しないか、 あるいはまた、 少なく とも一方がディスク 2 Bに 当接しない。 このような作用を発揮するために、 支持軸 7、 7の離間間隔および 突起部 8 a と突起部 8 bとの離間間隔が設定されている。

また、 ディスクプレーヤは、 ターンテーブル 9と、 クランパ 1 0と、 クランパ アーム 1 2と、 クランパ保持板 1 3とを備えている。

ターンテーブル 9は移送して載置されたディスク 2を回転動作させている。 ク ランパ 1 0は、 ターンテ一ブル 9上に載置されたディスク 2をターンテーブル 9 に圧着している。 クランパアーム 1 2は、 その基端部を中心として支持軸 1 1で 揺動可能に軸支されている。 クランパアーム 1 2はその揺動先端部にクランパ 1 0を回転可能に支持しており、 ディスク 2の移送時にはクランパ 1 0がターンテ 一ブル 9から離間するように機能する。 クランパ保持板 1 3はクランパ 1 0とク ランパアーム 1 2との間に介装されて、 クランパ 1 0を回転可能に支持している。 クランパアーム 1 2には、 第 1、 第 2の開口部 1 4、 1 5が設けられている。 第 1の開口部 1 4は、 移送された大径ディスク 2 Aの先端部が当接する位置に、 ディスク 2 Aが揷通して突出する大きさに形成されている。 第 2の開口部 1 5は、 移送された小径のディスク 2 Bの先端部が当接する位置に、 ディスク 2 Bが挿通 して突出する大きさに形成されている。

第 1、 第 2の開口部 1 4、 1 5のディスクガイ ド側に位置する端縁 1 4 a、 1 5 aはディスク 2 A、 2 Bの両端部 2 aのみが当接するように、 湾曲状、 例えば、 円弧状に形成されている。

なお、 図中、 符号 3 1はトラバース基板、 3 2はトリガーレバー、 3 3はスラ イダーである。 トリガーレバー 3 2はディスク 2が再生位置に到達したことを検 知してスライダー 3 3を動作させるものであって、 支持軸 3 4でもって揺動可能 に支持されている。 トリガーレバ一 3 2は、 当接部 3 2 a、 3 2 b、 3 2 cを備 えている。 当接部 3 2 aは、 大径ディスク 2 Aが再生位置に到達した際に係合し てトリガ一レバー 3 2を揺動させる。 当接部 3 2 cは小径ディスク 2 Bが再生位 置に到達した際に係合してトリガ一レバー 3 2を揺動させる。 当接部 3 2 bは、 トリガ一レバー 3 2の揺動によりスライダー 3 3に当接してこれを押す。

スライダー 3 3は、 支持部 3 3 aを備えている。 支持部 3 3 aは、 クランパァ —ム側に突出する突片から構成されており、 クランパアーム 1 2に設けられた支 持部 1 2 aに当接してクランパアーム 1 2を持ち上げている。 支持部 3 3 aの当 接により、 クランパ 1 0はタ一ンテーブル 9から若干離間する位置に保持されて いる。

このように構成されたスライダー 3 3は当接部 3 2 bにより押されることで、 クランパアーム 1 2を揺動動作させ、 その結果として、 クランパ 1 0がディスク 2をターンテーブル 9に圧着させるようになっている。

以上の構成を備えたディスクプレーヤの動作を説明する。 まず、 大径ディスク 2 Aを移送する場合におけるディスクプレーヤの動作を、 図 1及び図 2に基づい て説明する。

大径ディスク 2 Aが挿入口 1から挿入されたことを、 フォトセンサー （図示省 略） で検出すると、 駆動モータ （図示省略） によってローラ 3が回転動作し、 デ イスク 2 Aはローラ 3によって内部へと引き込まれる。 このとき、 ディスク 2 A はローラ 3によってディスクガイ ド 4へと押しつけられる。 すると、 ディスクガ イ ド 4のガイ ド部 4 a、 4 bによってディスク 2 Aの姿勢が規制される。 ここで、 移送方向 Xの手前側にあるガイド部 4 aは、 奥側のガイド部 4 bよりローラ側に 突出している。 そのため、 ディスク 2 Aは、 図 2で示すように、 移送方向 Xの奥 側の先端部が若干高くなる姿勢となったうえで移送される。

ローラ 3によってディスク 2 Aが移送されてくると、 ディスクガイ ド 4の両端 に配置されたディスク選択バー 8に設けられた突起部 8 a、 8 bが共にディスク 2 Aの表面に当接する。 ディスク選択レバー 8は図 2中の時計回り方向及び反時 計回り方向に沿って揺動可能であるので、 移送方向 Xの手前側に設けられた突起 部 8 aがまずもってディスク 2 Aに当接する。 さらに移送が進むと、 ディスク 2 Aは突起部 8 aと当接したままで奥側にある突起部 8 bにも当接する。 すると、 ディスク 2 Aは突起部 8 a、 8 bの双方に当接したことによる反発作用を受けて 移送方向 Xの先端側が押し下げられて、 移送当初に比べて先端側が下がり姿勢と なる。

そのため、 ディスク 2 Aは小径ディスク用の係止部材 6に当接しないまま移送 され続ける。 そして、 ディスク選択レバ一 8の突起部 8 aがディスク 2 Aから外 れると、 ディスク選択レバー 8は図 2の反時計回り方向に揺動し、 結果としてデ イスク 2 Aには突起部分 8 bのみが当接して、 ディスク 2 Aの移送方向 Xの先端 部は浮き上がる。 浮き上がったディスク 2 Aの移送方向 Xの先端部は、 右下がり 状態に形成されたクランパアーム 1 2の支持軸側に接触する。 そのため、 デイス ク 2 Aはクランパアーム 1 2に沿った押し下げ状態として移送されながらターン テーブル 9へと近づいていく。

クランパアーム 1 2に沿って移送されたディスク 2 Aがターンテーブル 9に接 触すると、 ターンテーブル 9によってディスク 2 Aが傷つく可能性がある。 しか しながら、 クランパアーム 1 2には第 1の開口部 1 4が設けられており、 移送さ れたディスク 2 Aの端縁は第 1の開口部 1 4を挿通して、 クランパアーム 1 2の 外側に突出する。 そのため、 ディスク 2 Aはターンテーブル 9に接触するまで押 し下げられない。 また、 第 1の開口部 1 4の端縁 1 4 aがディスク 2 Aの両端部 2 aのみと当接する湾曲状を有しているので、 端縁 1 4 aによってディスク 2 A が傷つくことも有効に防止される。

最後に、 移送されたディスク 2 Aは係止部材 5に受け止められて係止されるこ とで再生位置に到達する。 再生位置にディスク 2 Aが到達すると、 その端面によ つてトリガーレバー 3 2の当接部 3 2 aが押される。 すると、 トリガ一レバ一 3 2が支持軸 3 4を中心として揺動して当接部 3 2 bによりスライダー 3 3を押す。 その結果、 スライダー 3 3が移動動作を開始する。

移動動作を開始したスライダー 3 3の支持部 3 3 aがクランパアーム 1 2の支 持部 1 2 aから離れる。 すると、 クランパアーム 1 2がクランパァ一ムバネ （図 示省略） の作用でもって支持軸 1 1を中心として図中、 反時計回り方向に揺動す る。 その結果、 クランパ 1 0がディスク 2 Aをターンテーブル 9に圧着させ、 以 後、 ディスク 2 Aの再生が実行される。

次に、 小径ディスク 2 Bが移送された場合のディスクプレーヤの動作を、 図 3 及び図 4に基づいて説明する。

小径のディスク 2 Bが挿入口 1から挿入されたことを、 フォトセンサー （図示 省略） で検出すると、 駆動モータ （図示省略） によってローラ 3が回転動作し、 ディスク 2 Bはローラ 3によって內部へと引き込まれる。 このとき、 ディスク 2 Bはローラ 3によってディスクガイ ド 4へと押しつけられる。 すると、 ディスク ガイ ド 4のガイ ド部 4 a、 4 bによってディスク 2 Bの姿勢が規制される。 ここ で、 移送方向 Xの手前側にあるガイド部 4 aは、 奥側のガイド部 4 bよりローラ 側に突出している。 そのため、 ディスク 2 Aと同様、 ディスク 2 Bも、 図 4で示 すように、 移送方向 Xの奥側の先端部が若干高くなる姿勢となったうえで移送さ れる。

移送されるディスク 2 Bは、 やがてクランパアーム 1 2に接触し、 このクラン パアーム 1 2に設けられた第 2の開口部 1 5から先端部が揷通して突出すること が許容された範囲までローラ 3によってそのまま移送される。 すなわち、 デイス ク 2 Bの移送期間中、 ディスク選択レバー 8の突起部 8 a、 8 bはディスク 2 B に当接せず、 したがって、 突起部 8 a、 8 bによってディスク 2 Bが押し下げら れることは起こらない。 そのため、 ディスク 2 Bはそのままの高さ位置を維持し た状態で移送される。 ここで、 クランパアーム 1 2には、 ディスク 2 Bの端縁が クランパアーム 1 2を揷通して外側に突出することを許容する第 2の開口部 1 5 が設けられており、 移送されたディスク 2 Bの端縁は、 第 2の開口部 1 5を揷通 して、 クランパアーム 1 2の外側に突出する。 そのため、 ディスク 2 Bの先端部 をターンテーブル 9に押し下げるために、 支持軸 1 1側に位置するクランパァー ム 1 2の端部が右下がり形状となっているにも拘わらず、 ディスク 2 Bがターン テーブル 9側へと押し下げられて接触することは起こらない。 また、 第 2の開口 部 1 5の端縁 1 5 aがディスク 2 Bの両端部 2 aのみと当接する湾曲状を有して いるので、 端縁 1 5 aによってディスク 2 Bが傷つくことも有効に防止される。 最後に、 移送されたディスク 2 Bは係止部材 6に受け止められて係止されるこ とで再生位置に到達する。 再生位置にディスク 2 Bが到達すると、 その端面によ つてトリガ一レバ一 3 2の当接部 3 2 cが押される。 すると、 トリガーレバ一 3 2が支持軸 3 4を中心として揺動して当接部 3 2 bにより当接部 3 2 cを押す。 その結果、 スライダー 3 3が移動を開始する。

移動動作を開始したスライダー 3 3の支持部 3 3 aがクランパアーム 1 2の支 持部 1 2 aから離れる。 すると、 クランパアーム 1 2がクランパアームバネ （図 示省略） の作用でもって支持軸 1 1を中心として図中、 反時計回り方向に揺動す る。 その結果、 クランパ 1 0がディスク 2 Bをターンテーブル 9に圧着させ、 以 後、 ディスク 2 Bの再生が実行される。

ところで、 図 3及び図 4においてはディスク 2 Bが揷入口 1の幅方向の中央位 置から揷入されるとしている。 しかしながら、 ディスク 2 Bが挿入口 1の端部位 置から挿入されることもある。 この場合におけるディスクプレーヤの動作が異な つている点のみを図 5及び図 6に基づいて説明する。 すなわち、 ディスク 2 Bが 挿入口 1の端部位置から挿入された場合には、 ディスク 2 Aが挿入された場合と 同様、 ディスク選択レバー 8の突起部 8 a、 8 bがディスク 2 Bの表面と当接す ることになる。 この場合、 ディスク 2 Bが小径であるため、 移送方向手前側の突 起部 8 aに当接したディスク 2 Bが移送されて奥側の突起部 8 bに当接するまで の間に、 突起部 8 aはディスク 2 Bから離れてしまう。 そのため、 移送中、 突起 部 8 a、 8 bの双方が共にディスク 2 Bに当接していることは起こらず、 突起部 8 a、 8 bのうちのどちらか一方だけがディスク 2 Bに当接することになる。 し たがって、 突起部 8 a、 8 bによりディスク 2 Bが押し下げられることは起こら ず、 ディスク 2 Bが挿入口 1の端部位置から挿入されたにも拘わらず、 中央位置 から挿入された場合と同様にして再生位置まで移送されることになる。

以上説明した実施形態は、 次のように構成するのがさらに好ましい。 図 7は、 さらに改良した実施形態に係るディスクプレ一ャの平面構造図、 図 8及び図 9は ディスクプレーヤの側面構造図であり、 図 7及び図 8はディスクの再生状態を示 している。 図 9はディスクの交換状態を示している。 なお、 図 7ないし図 9にお いて、 図 1ないし図 6のそれぞれと互いに同一もしくは相当する部品、 部分には 同一符号を付し、 ここでの詳しい説明は省略する。

このディスクプレーヤは、 規制部材 1 6と、 支持部 1 2 bと、 付勢部 1 3 aと、 係合部 1 3 bとを備えている。

規制部材 1 6は、 ターンテーブル 9から離間したクランパ 1 0の一端部を位置 決め規制しており、 例えば、 ディスクプレーヤを構成する筐体 （図示省略） によ つて固定支持されて構成されている。 支持部 1 2 bは、 クランパアーム 1 2に設 けられており、 ターンテーブル 9から離間したクランパ 1 0の他端部を位置決め 支持している。 ここでいぅクランパ 1 0の他端部とは、 上述したクランパ 1 0の 一端部に対して、 クランパ 1 0を挟んで対向する部位をいう。 付勢部 1 3 aと係 合部 1 3 bとは、 クランパ保持板 1 3に設けられている。 付勢部 1 3 aはクラン パ 1 0をクランパアーム 1 2から離間する方向に付勢している。 係合部 1 3 bは クランパ 1 0に係合してクランパ 1 0をディスク 2から離間させている。 具体的 には、 クランパ 1 0の周縁には径方向の外側に延出する係合部 1 0 aが設けられ ており、 係合部 1 3 aは、 この係合部 1 0 aに係合することで、 クランパ 1 0を ディスク 2から離間させている。

以下、 さらに詳細に説明する。 クランパ 1 0の中央位置には突起部 1 0 bが設 けられている。 突起部 1 0 bはクランパ保持板 1 3に接触することで、 クランパ 1 0をクランパ保持板 1 3に対して回転可能に支持している。 クランパ保持板 1 3の両側位置には、 例えば、 細い腕状の板パネからなる付勢部 1 3 aが設けられ ており、 この付勢部 1 3 aを介してクランパアーム 1 2を押している。 そのため、 クランパ保持板 1 3はクランパアーム 1 2から離れる方向に付勢されている。 ク ランパ保持板 1 3は、 クランパアーム 1 2の軸方向 （支持軸 1 1の軸方向） とほ ぼ平行な方向に沿って対向配置された一対の係合部 1 3 c、 1 3 cを有し、 この 係合部 1 3 c、 1 3 cを介してクランパアーム 1 2に係合している。 そのため、 再生時においては、 クランパ保持板 1 3とクランパアーム 1 2とは互いに平行な 状態を維持している。

以上の構成を備えたディスクプレーヤにおいてディスク 2を交換する、 または、 取り出す場合には、 図 9に示すように、 スライダー 3 3の支持部 3 3 aがクラン パアーム 1 2の支持部 1 2 aを持ち上げる。 すると、 クランパアーム 1 2が支持 軸 1 1を中心として図中の時計回り方向に揺動し、 クランパ 1 0はこの揺動によ り持ち上げられる。 そして、 持ち上げられたクランパ 1 0の一端部 （図中、 左 端） は規制部材 1 6によって位置決め規制される。 クランパアーム 1 2が時計回 り方向にさらに揺動すると、 クランパ 1 0の他端部 （図中、 右端） が上昇し、 上 昇したクランパ 1 0の他端部がクランパアーム 1 2の支持部 1 2 bに当接して位 置決め支持される。 そのため、 クランパアーム 1 2の摇動量が常に一定であるな らば、 このような状態のままでクランパ 1 0の姿勢は規制される。 しかしながら、 クランパアーム 1 2は、 支持部 1 2 aを介してスライダー 3 3の支持部 3 3 aに 支持されており、 支持部 1 2 aは、 その揺動支点 （支持軸 1 1 ) 側に設けられて いる。 一方、 クランパアーム 1 2は支持部 1 2 cを介してクランパ保持板 1 3を 支持しており、 支持部 1 2 cは揺動先端側に設けられている。 そのため、 支持部 1 2 aと支持部 1 2 cとは互いに離間して配置され、 これにより、 クランパ 1 0 の移動量については若干の誤差が生じることがある。

そこで、 このような不都合を回避するため、 このディスクプレーヤにおいては、 クランパアーム 1 2を僅かの範囲にわたってさらに揺動させている。 すなわち、 クランパ保持板 1 3はクランパアーム 1 2に対して若干上下方向の機構的な余裕 を有したうえで、 付勢部 1 3 aによってクランパアーム 1 2から離間する方向に 付勢されている。 そのため、 クランパアーム 1 2の摇動量が若干多くなり、 付勢 部 1 3 aによる付勢力に抗してクランパアーム 1 2がクランパ保持板 1 3に近づ いても、 その移動は、 クランパ保持板 1 3が有するクランパアーム 1 2に対する 上下方向の若干の機構的余裕により吸収される。 したがって、 クランパアーム 1 2の揺動量に若干の誤差があってもクランパ 1 0の位置は正しく規制され、 規制 部材 1 6及び支持部 1 2 cによって位置決め規制されたクランパ 1 0がガタつく ことはなくなる。

図 1 0はさらに改良したディスクプレーヤが備えるターンテーブルの平面構造 図、 図 1 1及び図 1 2はターンテーブルの側面構造図である。 図 1 0及び図 1 1 は待機状態を示し、 図 1 2はディスク装着状態を示している。 なお、 図 1 0ない し図 1 2において、 図 1ないし図 9のそれぞれと互いに同一もしくは相当する部 品、 部分には同一符号を付し、 ここでの詳しい説明は省略する。

このディスクプレーヤは、 ディスク支持部 1 1と、 突起部 1 8と、 本体部材 1 9と、 クランパ係合部 2 0と、 ターンテーブル係合部 1 0 cと、 操作レバー 2 2 と、 付勢手段 2 3とをさらに備えている。

ディスク支持部 1 7と突起部 1 8とクランパ係合部 2 0とはターンテーブル 9 に設けられている。 ディスク支持部 1 7はターンテーブル 9に載置されたデイス ク 2を支持している。 突起部 1 8は、 ディスク 2の中心孔 （図示省略） と嵌合可 能な環状形状を有して、 ディスク支持部 1 7の中央に設けられている。 クランパ 係合部 2 0は、 突起部 1 8の径方向の内側に設けられている。 クランパ係合部 2 0は本体部材 1 9を有しており、 この本体部材 1 9をターンテーブル 9の軸心方 向に沿って進退動作させている。 本体部材 1 9は、 突起部 1 8の内外にわたって 進退動作する、 つまり、 図 1 1及び図 1 2中の上下方向に沿って進退動作する芯 出しリングである。 ターンテーブル係合部 1 0 cは進出動作した本体部材 1 9が係合するものであ つて、 クランパ 1 0に設けられている。

操作レバー 2 2は芯出しレバーであって、 突起部 1 8に固定された支持軸 2 1 でもって回動可能に軸支されている。 操作レバー 2 2の一端部 2 2 aはディスク 支持部 1 7上に突出している。 操作レバー 2 2の他端部 2 2 bは本体部材 1 9の 側面から延出された支持軸 2 4に係合しており、 これにより、 本体部材 1 9は操 作レバー 2 2の他端部 2 2 bに回動可能に取り付けられている。

付勢手段 2 3は、 操作レバー 2 2を介して本体部材 1 9を後退動作させるもの であって、 例えば、 板パネから構成されている。

このような構成を備えることで、 操作レバー 2 2は、 載置されたディスク 2に よりその一端部 2 2 aが押圧されると、 他端部 2 2 bに連結された支持軸 2 4を 介して本体部材 1 9を突起部 1 8から進出動作させる。 一方、 ディスク 2が載置 されない状態では、 付勢手段 2 3の作用を受けて本体部材 1 9を突起部 1 8の内 部へと後退動作させる。

このディスクプレーヤでは、 以下のような動作が実行される。 ターンテーブル 9と同心状態になるようにしてディスク 2がディスク支持部 1 7上に載置される と、 ディスク 2のクランプ面 2 bが操作レバー 2 2の一端部 2 2 aを下向きに押 す。 これにより、 操作レバ一 2 2は支持軸 2 1を中心として図 1 1中の反時計回 り方向に回動する。 そのため、 操作レバー 2 2の他端部 2 2 bが上昇し、 他端部 2 2 bに連結されている本体部材 1 9はガイド 2 5によって案内されながら進出 動作する。 なお、 ガイド 2 5は、 例えば、 ターンテーブル 9に設けられた柱体か ら構成されており、 本体部材 1 9の内部に揷通配置されている。

その後、 クランパアーム 1 2が支持軸 1 1を中心としながら図 1 1及び図 1 2 中での反時計回り方向に沿って揺動されてくると、 クランパ保持板 1 3及びクラ ンパ 1 0がターンテーブル 9上に載置されたディスク 2へと向かって下降する。 そして、 クランプ 1 0のターンテーブル係合部 1 0 cが進出動作している本体部 材 1 9と嵌合して、 ターンテーブル 9とクランプ 1 0との回転中心同士が互いに 一致した状態で位置決めされ、 その結果、 ディスク 2とターンテーブル 9とクラ ンパ 1 0との回転中心それぞれが一致する。 産業上の利用可能性

本発明によれば、 移送されるディスクが大径ディスクであれば、 ディスクガイ ドの両端に配置されたディスク選択レバーの突起部が共に当接してディスクが押 し下げられるのに対し、 小径ディスクであれば、 ディスク選択レバーの突起部が 共に当接しないか、 少なくとも一方が当接しないため、 ディスクが押し下げられ ないこととなる。 その結果、 従来の揺動レバーよりも大幅に小型化されたデイス ク選択レバーでありながらもディスクが大径であるか小径であるかを判別し、 大 径及び小径のデイスクを各々の再生位置まで確実に移送することが可能となる。 そのため、 この構成を採用すれば、 従来のように大きな配置スペースを要するこ とがなくなり、 ディスクプレーヤ全体の厚みを薄型化できるという効果が得られ る。

また、 移送途中のディスクの先端部がクランパアームの開口部を揷通したうえ で突出し得るので、 クランパアームによって先端部が押圧されたディスクがター ンテーブルへと押しつけられることは起こらず、 さらには、 この開口部の端縁に よってディスクの全面が傷つくことも生じないという利点が確保されることにな り、 これらの利点を確保しながら全体の厚みを薄型化することができる。

また、 クランパ及びクランパアーム間の機構的な余裕がクランパ保持板によつ て確保されているため、 クランパの位置を安定的に維持することが可能であるば かりか、 ディスクの移送に要するスペースを十分に確保してディスクが傷つくこ とを防止し得るという利点が確保されることになり、 このような利点を確保した うえでの薄型化を実現できることになる。

また、 ディスク移送時の障害の一つであるクランパ係合部の本体部材、 すなわ ち、 ターンテーブルに設けられたクランパ係合部の本体部材が、 ディスクの移送 中には突起部内へと後退動作しているのであるから、 ディスクが傷つくというよ うな不都合は生じないこととなる。 そして、 ディスクはターンテーブルの突起部 によってターンテーブルと回転軸心が一致し、 クランパは進出動作したクランパ 係合部の本体部材を介してターンテーブルと回転軸心が一致するので、 これらの ディスクとターンテーブルとクランパとの回転中心を容易に一致させ得るという 利点も確保される。

Claims

請求の範囲

1 ディスクを移送するローラと、

前記ローラとディスク移送方向に沿って対向配置されて移送途中のディスクを 案内するディスクガイ ドと、

ディスク移送方向と直交する方向に沿つた両端それぞれに設けられ、 ディスク 移送方向に沿った中央部が、 ディスクの移送方向と直交する方向に沿う軸心を中 心にして揺動可能に軸支されたディスク選択レバーと、

ディスク移送方向に沿つた前記デイスク選択レバーの両端それぞれに設けられ てディスク側に向かって突出し、 大径ディスクが移送された際には、 共にディス クに当接してディスクを押し下げ、 小径ディスクが移送された際には、 共にディ スクに当接しないか、 もしくは少なく とも一方がディスクに当接しない突起部と、 前記突起部により押し下げられたのち移送終端に達した大径ディスクを受け止 めて係止する大径用係止部材と、

移動終端に達した小径ディスクを受け止めて係止する小径用係止部材と、 を有する、 ディスクプレーヤ。

2 クレーム 1記載のディスクプレーヤであって、

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテープ ノレと、

揺動可能に軸支されたクランパアームと、

前記クランパアームの揺動先端側に回転可能に支持され、 前記クランパアーム の揺動動作に伴って、 ディスクの移送時には前記ターンテーブルから離間し、 デ イスクの前記タ一ンテーブルへの載置時にはディスクを前記ターンテーブルに圧 着させるクランパと、

前記クランパアームに設けられて、 移送途中のディスクの移送方向の先端部が 揷通して突出する開口部と、

を有するディスクプレーヤ。

3 クレーム 2記載のディスクプレーヤであって、

前記開口部のディスクガイ ド側に位置する端緣を、 ディスクの両端部のみが当 接する湾曲状とした、 ディスクプレーヤ。 4 クレーム 1記載のディスクプレーヤであって、

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテープ ルと、

揺動可能に軸支されたクランパアームと、

前記クランパアームの揺動先端側に設けられたクランパ保持板と、

前記クランパ保持板を介して前記クランパアームに回転可能に支持され、 前記 クランパアームの揺動動作に伴って、 ディスクの移送時には前記ターンテ一ブル から離間し、 ディスクの前記ターンテーブルへの載置時にはディスクを前記ター ンテーブルに圧着させるクランパと、

前記ターンテーブルから離間した前記クランパの一端部を位置決め規制する規 制部材と、

前記クランパアームに設けられて、 前記ターンテーブルから離間した前記クラ ンパの他端部を位置決め支持する支持部と、

を有し、

前記クランパ保持板に、 前記クランパを前記クランパアームから離間する方向 に付勢する付勢部を設けた、 ディスクプレーヤ。

5 クレーム 4記載のディスクプレーヤであって、

前記クランパを前記クランパアームに、 クランパアームの揺動方向に沿って若 干の移動を可能にした状態で支持した、 ディスクプレーヤ。

6 クレーム記載 1のディスクプレーヤであって、

前記ローラにより移送されたディスクを載置して回転動作させるターンテープ ルと、

揺動可能に軸支されたクランパアームと、

前記クランパアームの揺動先端側に設けられたクランパ保持板と、

前記クランパ保持板を介して前記クランパアームに回転可能に支持され、 前記 クランパアームの揺動動作に伴って、 ディスクの移送時には前記ターンテーブル から離間し、 ディスクの前記ターンテーブルへの載置時には、 ディスクを前記タ ーンテーブルに圧着させるクランパと、

を有し、

前記ターンテーブルに、 ディスクを支持するディスク支持部と、

前記ディスク支持部の径方向の内側に設けられて、 ディスクの中心孔と嵌合す る突起部と、

前記突起部の径方向の内側に設けられて、 前記ターンテーブルの軸心方向に沿 つて進退動作するクランパ係合部と、

を設け、

前記クランパに、 進出動作した前記クランパ係合部と係合するターンテーブル 係合部を設けた、 ディスクプレーヤ。

7 クレーム記載 6のディスクプレーヤであって、

前記クランパ係合部は、

一端部が前記ディスク支持部上に突出する一方、 他端部が、 前記一端部に対す るディスクの押圧動作の有無により前記ディスク支持部に対して進退動作する操 作レバーと、

前記操作レバーの他端部に連結された本体部材と、

前記操作レバーの他端部を前記ディスク支持部から離間する方向に向けて付勢 する付勢手段と、

を有するディスクプレーヤ。