JP3385288B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP3385288B2
JP3385288B2 JP28832893A JP28832893A JP3385288B2 JP 3385288 B2 JP3385288 B2 JP 3385288B2 JP 28832893 A JP28832893 A JP 28832893A JP 28832893 A JP28832893 A JP 28832893A JP 3385288 B2 JP3385288 B2 JP 3385288B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外径の異なる種々のデ
ィスクを演奏し得るディスクプレーヤに関し、特に挿入
されたディスクを演奏位置に案内するセンタリング機構
を有するディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直径12cmと8cmの2種類のディ
スクを演奏できる車載用ディスクプレーヤが知られてい
る。図1は、かかるディスクプレーヤの概略構成図であ
る。図示されるように、筐体1内にはスピンドルモータ
2によって回転されるターンテーブル3が配置され、ま
た、このターンテーブル上に搬送されたディスクをクラ
ンプするクランパ5が上下方向に揺動可能なクランパプ
レート4に回動自在に支持されている。
【0003】そして、直径12cmのディスクAあるいは
直径8cmのディスクBが挿入口1aから挿入されると、
一対の搬送用ローラ6によりターンテーブル側に向けて
搬送されつつ、クランパプレート4に設けられたセンタ
リング機構により、ディスクの中心がターンテーブルの
中心に一致するよう、自動的に位置調整が行われるよう
になっているここで、挿入されたディスクの径に応じ
て、その大きさを判別し、ターンテーブルの中心に位置
合わせするセンタリング機構について説明する。
【0004】図2は、筐体内に配置されたクランパプレ
ート4及びこれに設けられたセンタリング機構、並びに
搬送用ローラ6の平面図を示すものである。尚、クラン
パ5は説明の便宜上省略されている。本図に示されるよ
うに、クランパプレート4の上面(外側面)には一対の
センタリングアーム7a,7bがプレート4に突設され
た軸9a,9bを中心に回動自在に、かつ、中間レバー
8を介して両者が連動すべく配設されている。尚、中間
レバー8はスプリングにより装置後方に向けて付勢され
ている。そして、これら一対のセンタリングアーム7
a,7bの一端部には各々センタリングピン10a,1
0bが設けられている。また、このセンタリングピン1
0a,10bを回動中心として一対のロックアーム11
a,11bがプレート4の下面(内側面)に位置するよ
うに配設されている。さらに、これら一対のロックアー
ム11a,11bには、ディスクが当接する当接ピン1
2a,12bと、案内溝4a,4bのロック部4a1,
4b1に係合可能なロックピン13a,13bが各々一
体的に形成されている。尚、一対のロックアーム11
a,11bは、各々スプリングにより反時計回り、時計
回りに回動すべく付勢されている。
【0005】クランパプレート4の下面には、挿入され
たディスクの先端部が当接することで回動せしめられる
検知アーム14が配置され、センタリングアーム7bに
突設された軸15に回動自在に連結されている。従っ
て、センタリングアーム7bが反時計回りに回転する
と、検知アーム14の回動中心(軸15)は円弧状溝4
dに沿って後方に移動するようになっている。
【0006】クランパプレート4の右側面には、前後方
向に延在するスライド部材16が前後方向に往復動自在
に配置されており、その略中央部には軸18を中心に回
動すべくプレート4の上面に配置されたロック部材17
の一端が係合せしめられている。尚、ロック部材17は
スプリングにより反時計回りに回転すべく付勢されてい
る。
【0007】以上のような構成からなるセンタリング機
構によれば、直径12cm、8cmのディスクA,Bいずれ
が挿入されても、その中心とスピンドルモータの回転中
心(S.C)とが一致するように位置決めされるように
なっている。すなわち、直径12cmのディスクAが挿入
され一対の搬送用ローラ6により装置内へ送り込まれる
と、図3に示すように、先ず、ディスクの外周部がロッ
クアーム11a,11bの当接ピン12a,12bに当
接し、ロックアーム11aを時計回りに、ロックアーム
11bを反時計回りに回動させる。これにより、ロック
ピン13a,13bとロック部4a1,4b1との係合
が解除され、一対のセンタリングアーム7a,7bは回
動可能な状態となる。
【0008】この状態で、さらに、ディスクAが送り込
まれると、図4に示すようにセンタリングアーム7aは
時計回りに、センタリングアーム7bは反時計回りに回
動する。このとき、両センタリングアーム7a,7b
は、中間レバー8を介して同期して回動するように構成
されているため、一方のセンタリングアームのみが自由
に回動するようなことはなく、これにより、ディスクA
がその搬入動作と共にスピンドルモータの回転中心に案
内されるようになっている。そして、ディスクAがスピ
ンドルモータの回転中心に達したとき、ディスクの外径
端に検知アーム14の一端が当接し、検知アームは僅か
に時計回りに回動し、その他端がスライド部材16を装
置の前方(FR)側に押し、この動作がトリガ動作とな
り、スライド部材16はさらに駆動機構(不図示)によ
り前方に移動せしめられる。
【0009】と同時に、このスライド部材16に一端を
係合せしめられたロック部材17が時計回りに回動し、
その端部17aが歯車19の突部19bに係合し、歯車
19を僅かに反時計回りに回動させる。このとき、この
歯車19とラックにより係合している中間レバー8は前
方に僅かに移動し、両センタリングアームを回動せしめ
てセンタリングピン10a,10bとディスクとの係合
を解除する。この状態にて、検知レバー14の回動中心
もセンタリングアーム7bの反時計回りの回動により後
方に移動し、検知レバーの一端とディスクとの係合が解
除されている。
【0010】尚、上下一対の搬送用ローラ6は、前述デ
ィスクとセンタリングピン等との係合解除動作に連動し
て、上下方向に移動しディスクから離れるようになって
いる。以上により、直径12cmのディスクAのセンタリ
ングが完了して演奏が行われることになる。
【0011】一方、直径8cmのディスクBが右側に偏っ
て挿入された場合は、図5に示すように、ディスクBの
外径端が先ず当接ピン12bに係合し、ロックアーム1
1bを反時計回りに回動せしめ、ロックピン13bと案
内溝4bのロック部4b1との係合を解除する。そし
て、センタリングアーム7bを反時計回りに回動させよ
うとする力が作用するものの、他方のロックアーム11
aのロック状態が解除されておらず、かかるセンタリン
グアーム7bは回動不能のまま、ディスクBはさらにセ
ンタリングピン10bに当接してスピンドルモータ回転
中心に向けて案内されることになる。このようにして、
図6に示すように、ディスクBのセンタリングが完了す
ると、前述の如きディスクBとセンタリングピン10
a,10b等との係合解除動作が行われ、その後、演奏
が行われることになる。
【0012】以上のような構成からなる従来のディスク
プレーヤは、外径が異なる2種類のディスク各々を、一
つのプレーヤで自動的にセンタリングを行って演奏でき
るというものである。しかしながら、かかる従来のディ
スクプレーヤにおいては、2種類のディスクに対処でき
るに留まり、今日のディスクの多様化に応じて、例えば
3種類のディスクを一つのディスクプレーヤで演奏させ
るためには、新たなセンタリング機構を講ずる必要があ
る。その一方で、構造の簡略化及び装置のコンパクト
化、軽量化をも図る必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、ディスク径の異なる大、中、小3種類のディス
ク各々を、自動的にセンタリングして演奏し得ると共
に、機構上の簡略化、軽量化及びコンパクト化等をも達
成できるディスクプレーヤを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクプレー
ヤは、挿入口から挿入され得る大径、中径、及び小径3
種類のディスクを、その搬入行程においてその外径部に
径方向から当接して所定中央位置に案内するディスクセ
ンタリング機構を有するディスクプレーヤであって、
【0015】前記ディスクセンタリング機構は、所定基
板に回動可能に支持され、各々の一端部にディスクに当
接する第1当接部を有する左右一対の第1回動アーム
と、前記左右一対の第1回動アームの一端部に位置する
各々の第1当接部が、相対的に近接及び離間するよう
に、前記左右一対の第1回動アームを同期させて回動せ
しめるべく連結する連結手段と、前記左右一対の第1回
動アーム各々の回動方向と同一方向に回動可能に支持さ
れ、各々の一端部にディスクに当接する第2当接部を有
する左右一対の第2回動アームと、
【0016】ディスクの当接により動作し、前記ディス
クが前記所定中央位置に到達したことを検知する検知手
段と、ディスクに当接する第3当接部を有し、前記第1
回動アームの前記一端部各々に回動可能に支持されて、
一方向への回動により前記第1回動アームの回動をロッ
クし、前記第3当接部へのディスクの当接による他方向
への回動により前記第1回動アームのロックを解除し得
る左右一対のロック手段と、を有し、前記左右一対の第
2回動アームは、前記左右一対の第1回動アームの前記
ロック手段によるロック状態が解除された状態でのみ回
動可能となるべく、前記左右一対の第1回動アーム各々
に係合する係合部を有し、
【0017】前記第1当接部各々は、大径、中径及び小
径いずれのディスクに対しても、その外径部に同時に当
接可能に配置され、前記第2当接部各々は、大径ディス
クに対してのみ、その外径部に同時に当接可能に配置さ
れ、前記第3当接部各々は、大径及び中径のディスクに
対してのみ、その外径部に同時に当接して回動可能に配
置されている、ことを特徴としている。
【0018】また、前記ディスクプレーヤにおいて、前
記検知手段の動作に連動して作動し、前記第1当接部、
前記第2当接部及び前記第3当接部のうち、前記所定中
央位置に位置するディスクに当接したものを移動せしめ
てその当接を解除する解除手段を有することをも特徴と
している。
【0019】
【作用】大径のディスクが挿入されると、先ず、その外
径部がロック手段の一部をなす左右一対の第3当接部に
当接してこれを回動させることでロック状態を解除し、
第1当接部にディスクが当接しつつ、左右一対の第1回
動アームは開く方向に回動する。と同時に、左右一対の
第2回動アームも第2当接部へのディスクの当接によ
り、同様に開く方向に回動する。さらに、ディスクが送
り込まれると、検知手段によりディスクは所定の中央位
置に達したことが検知される。
【0020】中径のディスクが挿入されると、左右一対
の第2当接部が同時にその外径部に当接することはな
く、先ず、第2当接部の一方に当接するとディスクはこ
れにより中央へ向けて案内される。そして、ディスクが
さらに送り込まれ、第3当接部の一方に当接して一方の
ロック手段による一方の第1回動アームのロック状態を
解除しても他方のロック手段による他方の第1回動アー
ムのロック状態が保持されている故、左右一対の第1回
動アームは回動不能であり、よって、ディスクはこれら
第3当接部等に案内されてさらに中央に向けて移動す
る。その後、左右各々の第3当接部に当接して左右各々
のロック状態を解除すると、第1当接部にディスクが当
接しつつ、左右一対の第1回動アームは、開く方向に回
動する。この状態で、ディスクは左右方向においてほぼ
所定位置に位置する。さらに、ディスクが送り込まれる
と、検知手段により、ディスクは前後方向においても所
定中央位置に達したことが検知される。
【0021】小径のディスクが挿入されると、左右一対
の第2当接部が同時にその外径部に当接することはな
く、先ず、第2当接部の一方に当接するとディスクはこ
れにより中央へ向けて案内される。そして、ディスクが
さらに送り込まれ、第3当接部の一方に当接して一方の
ロック手段による一方の第1回動アームのロック状態を
解除しても他方のロック手段による他方の第1回動アー
ムのロック状態が保持されている故、左右一対の第1回
動アームは回動不能であり、よって、ディスクはこれら
第3当接部等に案内されてさらに中央に向けて移動す
る。そして、左右一対の第1当接部に同時に当接する位
置に達したとき、ディスクは左右方向においてほぼ所定
中央位置に達している。尚、この状態では、ディスクが
第3当接部に係合してもこれらを回動させ両方のロック
状態を解除することは不可能な状態にある。
【0022】さらに、ディスクが送り込まれると、検知
手段により、ディスクは前後方向においても所定中央位
置に達したことが検知される。
【0023】
【実施例】以下、本発明のディスクプレーヤに係る一実
施例を図面に基づいて説明する。図7は、本実施例に係
るクランパプレート20の平面図を示すものである。本
図に示されるように、クランパプレート20の前方部に
はディスクをクランプするためのクランパ(不図示)を
回動自在に嵌挿して支持するクランパ孔20Kがスピン
ドルモータの軸心(S.C)を中心に形成されており、
後方部上面には軸21a,21b,22a,22b,2
3a,23bが突設されている。また、略中央部には前
後方向に延在する長孔20e及びその後方部にコイルス
プリングの一端を係止するフック20e1が形成され、
右側後方部には左右方向に延在する長孔20g及びその
右側部にコイルスプリングの一端を係止するフック20
g1が形成され、又、略矩形形状の開口20hと、プレ
ートの一部を切欠いて下方(内側)に向けて折り曲げ突
出させた、コイルスプリングの一端を係止するフック2
0iとが形成されている。
【0024】さらに、後部中央略右側寄りに軸21bを
中心とする円弧状溝20fが形成され、前方左右には直
線Lに対して軸対象であり、かつ、軸21a,21bを
各々中心とする略円弧状を成す一対の第1案内溝20
a,20b及び一対の第2案内溝20c,20dが形成
されている。そして、この一対の第2案内溝20c,2
0dには、後述するロックピンを当接させてロックする
第1ロック片20c1,20d1及び第2ロック片20
c2,20d2が、また、後述するセンタリングアーム
の屈曲部を当接させてロックする第3ロック片20c
3,20d3が各々形成されている。
【0025】以上のような形状からなるクランパプレー
ト20に、本発明の特徴とするセンタリング機構が配設
されることになる。図8は、かかるセンタリング機構が
取り付けられた上面(外側面)図を示し、図9はその下
面(内側面、この内側面にディスクが搬入される)図を
示す。図8に示されるように、クランパプレート20の
上面(外側面)には、軸21a,21bを各々中心とし
て第2回動アームとしての一対のガイドアーム24a,
24b及び第1回動アームとしての一対のセンタリング
アーム26a,26bが各々回動自在に、かつ、直線L
に対して軸対象となるように配置されている。そして、
一対のガイドアーム24a,24bの一端はプレート2
0の下面側(内側)に位置すべく屈曲され、その屈曲端
部には各々第2当接部としてのガイドピン25a,25
bが下方(内側)へ向けて突設され、この領域が第1案
内溝20a,20b内を移動できるようになっている。
【0026】また、一対のセンタリングアーム26a,
26bの一端も同様にプレート20の下面側(内側)に
位置すべく屈曲され、その屈曲端部には各々第1当接部
としてのセンタリングピン27a,27bが下方(内
側)へ向けて突設され、さらにこのセンタリングピンを
軸としてロック手段の一部をなす一対のロックアーム2
8a,28bが所定範囲にて回動自在に連結されてい
る。これら一対のロックアーム28a,28bには、特
に図9に示されるようにロック手段の一部をなすロック
ピン39a,39bが各々上方(外側)に向けて突出す
べく形成されている。そして、捩り型コイルスプリング
40a,40bにより、各々前方側へ回動すべく付勢さ
れている。
【0027】一方、一対のガイドアーム24a,24b
の他端には軸21a,21bを中心とした円弧状溝24
a1,24b1が各々形成され、この円弧状溝内には、
一対のセンタリングアーム26a,26bの他端におい
て上方に突出して固設されたロックシャフト29a,2
9bが各々嵌挿されている。また、一対のセンタリング
アーム26a,26bの他端に固設されたロックシャフ
ト29a,29bは、下方にも突出しており、中間レバ
ー30に形成された左右方向に延在する長孔30f,3
0g(図10参照)に各々嵌挿されている。
【0028】中間レバー30は、左右一対のガイドアー
ム24a,24b及びセンタリングアーム26a,26
bを同期して回動させるべく連結手段の役目を成すもの
であり、これには前後方向に延在する長孔30dが2個
形成されており、この長孔30dには軸22a,22b
が嵌挿されて、前後方向においてのみ移動可能となって
いる。
【0029】さらに、かかる中間レバー30の右側後方
には、後述する第2スライダ36の一部が係合する3つ
の立ち上げ片30a,30b,30cが各形成されてい
る。尚、この中間レバー30は、その一部に形成された
フック30eとクランパプレートに形成されたフック2
0e1との間に張設されたコイルスプリング31によ
り、常時後方に向けて付勢されている。
【0030】左右一対のセンタリングアームのうち、右
側に位置するセンタリングアーム26bの右側突出部に
は、円弧状溝20f内に配置されて下方(内側)に突出
する軸32が設けられており、この軸32を回動中心と
する検知手段としての検知アーム33がクランパプレー
ト20の内側に回動自在に取り付けられている(図9参
照)。この検知アーム33は、その一端に挿入されたデ
ィスクの最奥部近傍が当接する当接部33bを有し、そ
の他端にクランパプレートに形成された開孔20h内に
おいてプレート20の外側に向かって突出し後述の第1
スライダ34の一部に係合する係合ピン33aが形成さ
れている。
【0031】また、かかる他端に形成されたフック33
Cとクランパプレート20に形成されたフック20iと
の間にコイルスプリング41が張設されており、図9に
て反時計回りに回動すべく付勢されている。図8に示さ
れるように、クランパプレート20の右側面部分には、
後方端に略三角形形状の係合片を有し前後方向に延在す
る第1スライダ34が、前後方向に往復動自在に配設さ
れている。尚、この第1スライダ34は、コイルスプリ
ング35により常時後方に向けて付勢されている。
【0032】また、クランパプレート20の後方右側上
面には、左側端部に前述中間レバー30の立ち上げ片3
0a,30b,30cと係合する係合片36aを有し、
右側端部にへの字状の捩り型コイルスプリング38を有
する第2スライダ36が配置されている。また、これに
は左右方向に延在する長孔36bが2個形成されてお
り、この長孔36bには軸23a,23b嵌挿されて、
左右方向においてのみ移動可能となっている。
【0033】尚、この第2スライダ36は、その一部に
形成されたフック36cとクランパプレートに形成され
たフック20g1との間に張設されたコイルスプリング
37により、常時右側に向けて付勢されている。上記第
2スライダ36は、挿入されたディスクのセンタリング
が完了し、その演奏が行われる前に、ディスクの外径部
に係合していたガイドビン25a,25b,センタリン
グピン27a,27b等の係合状態を解除して、演奏可
能な状態にするものである。
【0034】かかる解除動作は、以下のようにして行わ
れる。すなわち、検知アーム33が図8にて時計回りに
回動し、その一端に位置する係合ピン33aが第1スラ
イダ34の係合片の後側傾斜部34aを押圧すると、第
1スライダ34を若干前側に移動せしめる。これがトリ
ガ動作となり、第1スライダミ34は所定の駆動手段
(不図示)によりさらに前側(FR)に移動せしめられ
る。すると、係合片の前側傾斜部34bが第2スライダ
36上に設けられた捩り型コイルスプリング38の一部
に係合し、第2スライダ36は左側に向かって移動せし
められ、その係合片36aのテーパ形状をなす先端部分
が中間レバー30の立ち上げ片30a,30b,30c
のいずれかに係合して、中間レバー30をさらに若干距
離前方に移動せしめつつロックする。
【0035】一方、左右一対のガイドアーム24a,2
4b及びセンタリングアーム26a,26bは、前述中
間レバー30の若干距離の前方移動により、左側に位置
するガイドアーム24a及びセンタリングアーム26a
は図8にて時計回りに、一方、右側に位置するガイドア
ーム24b及びセンタリングアーム26bは反時計回り
に各々回動し、ディスクの外径部から離間する。これに
より、解除動作が完了する。
【0036】次に、上記のセンタリング機構を有したデ
ィスクプレーヤの動作について、図10ないし図23に
基づき説明する。尚、図10ないし図23は、図3ない
し図6同様、構成部材の形状及びその位置関係をより明
確にするため、重なり合った部分についても実線にて示
した透視図にて表わされている。先ず、ディスク未挿入
への状態では、センタリング機構の位置関係は図10に
示すようになっている。すなわち、左右一対のロックア
ーム28a,28b各々に突設されたロックピン39
a,39bが、左右一対の第2案内溝20c,20dの
第1ロック片20c1,20d1各々に係合しており、
一対のセンタリングアーム26a,26b各々の回動が
規制されている。
【0037】また、左右一対のガイドアーム24a,2
4bは、各々の一端部に形成された円弧状溝24a1,
24b1の一側部にセンタリングアーム26a,26b
各々に突設されたロックシャフト29a,29bが当接
しており(但し、構造上若干の余裕代を有している)、
左側のガイドアーム24aの時計回り、右側のガイドア
ーム24bの反時計回りの回動が各々規制されている。
【0038】さらに、第1スライダ34は可動範囲の最
後方部に位置し、よって、その前側傾斜部34bと捩り
型コイルスプリング38とが係合することもなく、第2
スライダ36は可動範囲の最右側部に位置し、中間レバ
ー30と非係合状態にある。このような状態において、
例えば、外径20cmのディスクCが演奏すべく挿入され
た場合について図11ないし図14に基づき以下に説明
する。
【0039】図11に示されるように、上下一対の搬送
用ローラ6に挾まれつつ内部へ送り込まれたディスクC
は、先ず左右一対のロックアーム28a,28b前端
(第3当接部)に当接し、センタリングピン27a,2
7bを中心として各々のロックアームを後方へ向けて回
動させる。かかる動作により、ロックピン39a,39
bと第1ロック片20c1,20d1各々の係合が解除
され、左右一対のセンタリングアーム26a,26bは
回動可能となる。
【0040】さらにディスクCが送り込まれると、ガイ
ドピン25a,25bに当接し、左右一対のガイドアー
ム24a,24bを押し開くような当接力が作用する。
このとき、センタリングアーム26a,26bは回動自
在となっているので、かかるセンタリングアーム26
a,26bの回動に伴ってガイドアーム24a,24b
も回動する。その途中経過を図12に示す。図12に示
す状態においては、ディスクCが左右各々のガイドピン
25a,25b、ロックアーム28a,28b、及びセ
ンタリングピン27a.27bに当接した状態となって
いる。かかる当接搬送行程において、既にディスクCの
中心は、スピンドルモータの中心(S.C)を通る直線
L上にほぼ位置するように案内されている。また、この
搬送行程においては、右側に位置するセンタリングアー
ム26bが反時計回りに回動するのに伴い、軸32も円
弧状溝20fに沿って後方に移動する。従って、この軸
32に回動自在に連結された検知アーム33もその当接
部33bが後方に移動するように回動する。これによ
り、搬入されるディスク奥端部と検知アームの当接部3
3bとの未接触状態が維持される。
【0041】さらに、ディスクが搬入されてスピンドル
モータの中心(S.C)近傍に達すると、図13に示さ
れる様に、検知アーム33の当接部33bがディスクの
外径端部に当接し、検知アーム33は軸32を中心とし
て、僅かに時計回りに回動する。このとき、検知アーム
の他端に位置する係合ピン33aが第1スライダ34の
後側傾斜部34aを押圧し、第1スライダ34は僅かに
前方(FR)へ移動する。この動作がトリガ動作とな
り、この後、第1スライダ34は所定の駆動手段(不図
示)により、前方に向けてさらに移動する。そして、図
14に示されるように、第1スライダ34の前側傾斜部
34bが、第2スライダ36の捩り型コイルスプリング
38の右側傾斜部に係合しつつ移動すると、今度は第2
スライダ36が左側(L)に向かって移動する。
【0042】その後、第2スライダ36の左側端部に形
成された係合片36aの端部テーパ形状部が中間レバー
30の立ち上げ片30c後端部に係合するのと時期を同
じにして、第1スライダ34の動作に連動し、上下一対
のディスク搬送用ローラ6の回転が停止すると共に、両
ローラは上下方向に離間(下側のローラが下方に移動す
る)し、ディスクの送り込み動作が解除される。この
後、さらに第2スライダ36が左側(L)に移動する
と、係合片36aの平坦部が立ち上げ片30cと係合す
るが、この間のテーパ形状部の係合移動により、中間レ
バー30はその移動量に応じて前方(FR)に移動す
る。
【0043】この中間レバー30の前方移動により、左
右一対のセンタリングアーム26a,26bは開く方向
(左側のセンタリングアーム26aは時計回り、右側の
センタリングアーム26bは反時計回り)に回動してそ
の屈曲部が第3ロック片20c3、20d3に各々当接
し、一方、両センタリングアームに固着されたロックシ
ャフト29a,29bにより、左右一対のガイドアーム
24a,24bも開く方向に回動し、ディスクに係合し
ていたセンタリングピン27a,27b及びガイドピン
25a,25bがディスク外径部から離れて係合状態が
解除される。一方、検知アーム36もその係合ピン33
aがクランパプレートの開口20h側面に係合した状態
で、回動中心(軸32)が後方へ移動(センタリングア
ーム26aが反時計回りに回動するため後方に移動)す
ることにより、その当接部33bがディスク外径端部か
ら離れて同様に係合状態が解除される。
【0044】以上の動作により、ディスクのセンタリン
グが完了すると共にセンタリング機構による挾持状態が
解除されるが、この解除動作とほぼ時期を同じにして、
クランパプレート20がS軸回りに僅かに下方に向けて
揺動すると共に、ディスク搬送用ローラ6のうちディス
クの下側に位置するローラ(従動ローラ)が下方に向け
て移動し、クランパとターンテーブルとによるディスク
のクランプ動作が行われる。
【0045】以上の動作がすべて終了すると、スピンド
ルが回転してディスクの演奏が開始されることになる。
一方、演奏終了後のディスクを搬出する場合は、所定の
指令信号により、第1スライダ34が後方に移動し、そ
の前側傾斜部34bと第2スライダ36の捩り型コイル
スプリング38との係合が解除されて、第2スライダ3
6は右側(R)向かって移動する。これにより、係合片
36aと立ち上げ片30cとの係合が解除され、中間レ
バー30はスプリング31の付勢力により後方に向けて
移動可能となり、左右一対のガイドピン25a,25b
及びセンタリングピン27a,27bはディスクの外径
部に当接する。尚、この当接動作と時期をほぼ同じにし
て、ディスク搬送用ローラ6のうち下側のローラが上方
に移動すると共に、クランパプレート20も上方に向け
て揺動し、ディスクは上下一対のディスク搬送用ローラ
6に挾まれた状態となる。
【0046】その後、かかるローラ6の回動により、デ
ィスクは前方に向かって搬出されると共に、左右一対の
ガイドアーム24a,24b及びセンタリングアーム2
6a,26bは各々閉じる(近づく)方向に回動して、
図10に示す如く演奏前の状態に戻る。次に、外径12
cmのディスクAが演奏すべく挿入された場合について、
図15ないし図19に基づき以下に説明する。
【0047】図15に示されるように、挿入口の略中央
部に挿入されたディスクAは上下一対の搬送用ローラ6
に挾まれつつ内部へ送り込まれ、先ず、左右一対のロッ
クアーム28a,28b前端に当接し、センタリングピ
ン27a,27bを中心として各々のロックアームを後
方へ向けて回動させる。かかる動作により、ロックピン
39a,39bと第1ロック片20c1,20d1各々
の係合が解除され、左右一対のセンタリングアーム26
a,26bは回動(左側のセンタリングアーム26aが
時計回りに、又右側のセンタリングアーム26bが反時
計回りに各々回動)可能となる。尚、ディスクAが僅か
に右側(R)に偏って挿入された場合は、先ず右側のロ
ックアーム28bの前端にのみ当接し、これを反時計回
りに回動させてロックピン39bと第1ロック片20d
1との係合が解除されるが、左側のセンタリングアーム
26aの回動が規制されているため(左右一対のセンタ
リングアーム26a,26bは中間レバー30を介し同
期して動作するようになっており、かつ、左側のロック
アーム28aのロックピン39aと第1ロック片20c
1との係合が解除されていないため、左側のセンタリン
グアーム26aは回動できない)、右側のセンタリング
アーム26bは回動できず、ディスクAはそのセンタリ
ングピン27bにより中央に案内される。そして、前述
の如く、ディスクAが左側のロックアーム28aにも当
接して、ロックピン39aと第1ロック片20c1との
係合が解除されると、初めて両センタリングアーム26
a,26bの回動が可能となる。
【0048】さらに、ディスクAが送り込まれスピンド
ルモータの中心(S.C)近傍に達すると、図16に示
すように、ロックアーム28a,28bとの係合が解除
されて、左側のロックアーム28aは反時計回りに、一
方、右側のロックアーム28bは時計回りに、それぞれ
スプリング40a,40bの付勢力により回動し、ロッ
クピン39a,39bは各々第2ロック片20c2,2
0d2前方の凹部位置に達する。尚、この搬送行程にお
いては、軸32も円弧状溝20fに沿って後方に移動
し、ディスクAと検知アーム33の当接部33bとの未
接触状態が維持される。
【0049】そして、図16に示す如く、ディスクAが
スピンドルモータの中心(S.C)近傍に達したとき、
検知アームの当接部33bにディスクAの端部が当接
し、検知アーム33は軸32を中心として、僅かに時計
回りに回動する。このとき、検知アームの他端に位置す
る係合ピン33aが第1スライダ34の後側傾斜部34
aを押圧し、第1スライダ34は僅かに前方(FR)移
動する。この動作がトリガ動作となり、この後、第1ス
ライダ34は所定の駆動手段(不図示)により、前方
(FR)に向けてさらに移動する。そして、図17に示
されるように、第1スライダ34の前側傾斜部34bが
第2スライダ36の捩り型コイルスプリング38右側傾
斜部に係合しつつ移動すると、今度は第2スライダ36
が左側(L)に向かって移動する。その後、第2スライ
ダ36の左側端部に形成された係合片36aの端部テー
パ形状部が、中間レバー30の立ち上げ片30b後端部
に係合するのと時期を同じにして、第1スライダ34の
動作に連動して上下一対のディスクの搬送用ローラ6の
回転が停止すると共に、下側のローラ(従動ローラ)が
下方に移動してディスクから離れ、送り込み動作が解除
される。
【0050】この後、さらに第2スライダ36が左側
(L)に移動すると、係合片36aの平坦部が立ち上げ
片30bと係合し、この間に中間レバー30は前方(F
R)に移動して、左右一対のセンタリングアーム26
a,26bは開く方向に回動し、ロックピン39a,3
9bが第2ロック片20c2,20d2各々に係合した
ところで停止する。このとき、ディスクAに係合してい
たセンタリングピン27a,27bがディスク外径部か
ら離れて係合状態が解除される。一方、検知アーム33
も前述20cm径ディスクの場合と同様に、後方に移動し
てその当接部33bがディスク外径部から離れ、両者の
係合が解除される。尚、この場合において、ガイドアー
ム24a,24bはセンタリング動作に関与しないが、
ロックシャフト29a,29bが円弧状溝29a,29
bの略中央に位置することから、ガイドアーム24a,
24bは回動可能となる。従って、適当な付勢手段を設
けて、両ガイドアーム24a,24bの屈曲部が第1案
内溝20a,20bの内側端部20a1,20b1に各
々当接するように付勢することで、これらガイドアーム
のがたつきを防止できる。
【0051】以上の動作により、12cm径ディスクAの
センタリングが完了すると共に、センタリング機構によ
る挾持状態等が解除される。尚、クランパプレート20
の揺動によるディスクのクランプ動作及びディスクの搬
出動作等については、前述20cm径ディスクCの場合と
同様であるため説明を省略する。
【0052】次に、12cm径のディスクAが挿入口の右
側に偏って挿入された場合のセンタリング動作につい
て、図18及び図19に基づき説明する。図18に示さ
れるように、挿入口の右側に偏って挿入されたディスク
Aは、先ず、右側ガイドアーム24bのガイドピン25
bに当接する。このとき、ガイドアーム24bの他端部
に形成された円弧状溝24b1の後方端部にロックシャ
フト29bが当接しているため、ガイドアーム24bは
反時計回りに回動することができず、よって、ディスク
Aはガイドピン25bにより中央に向けて案内される。
かかるガイドピン25bに案内されつつ、さらに送り込
まれると、今度は右側のロックアーム28b前端部に当
接し、これを反時計回りに回動させて、ロックピン39
bと第1ロック片20d1との係合を解除する。
【0053】さらに、送り込まれると、ロックアーム2
8bに係合した状態でセンタリングピン27bにも当接
し、右側のセンタリングアーム26bを反時計回りに回
動させるような当接力が作用する。しかしながら、右側
のセンタリングアーム26bは中間レバー30を介し左
側のセンタリングアーム26aと同期して回動するよう
になっているため、左側ロックアームのロック状態が解
除されない限り、右側のセンタリングアーム26bは回
動することができない。従って、ディスクAはかかるロ
ック状態にあるセンタリングピン27bによっても案内
され、中央に向かって移動することになる。
【0054】そして、ディスクAがさらに送り込まれ、
左側のロックアーム28aに係合すると、これを時計回
りに回動させて、ロックピン39aと第1ロック片20
c1との係合を解除する。これにより両センタリングア
ーム26a,26bの回動が可能となり、ディスクAは
両センタリングアームを回動させつつ、図19に示すよ
うに、スピンドルモータの中心(S.C)に向けて送り
込まれる。
【0055】これ以後の動作は、ディスクAが挿入口の
中心近傍に挿入された場合と同様であり、説明を省略す
る。次に、8cm径のディスクBが挿入口の右側に偏って
挿入された場合のセンタリング動作について、図20な
いし図23に基づき説明する。図20に示されるよう
に、挿入口の右側に偏って挿入されたディスクBは、先
ず、右側ガイドアーム24bのガイドピン25bに当接
する。このとき、ガイドアーム24bの他端部に形成さ
れた円弧状溝24b1の後方端部にロックシャフト29
bが当接しているため、ガイドアーム24bは反時計回
りに回動することができず、よって、ディスクBはガイ
ドピン25bにより中央に向けて案内される。かかるガ
イドピン25bに案内されつつさらに送り込まれると、
図21に示されるように、今度は右側のロックアーム2
8b前端部に当接し、これを反時計回りに回動させて、
ロックピン39bと第1ロック片20d1との係合を解
除する。
【0056】さらに、送り込まれると、ロックアーム2
8bに係合した状態でセンタリングピン27bにも当接
し、右側のセンタリングアーム26bを反時計回りに回
動させるような当接力が作用する。しかしながら、前述
同様、右側のセンタリングアーム26bは中間レバー3
0を介して左側のセンタリングアーム26aと同期して
回動するようになっているため、左側ロックアームのロ
ック状態が解除されない限り、右側のセンタリングアー
ム26bは回動することができない。従って、ディスク
Bはかかるロック状態にあるセンタリングピン27bに
よっても案内され、中央に向って移動することになる。
【0057】そして、ディスクBがさらに送り込まれる
と、図22に示されるように、今度は左側のセンタリン
グピン27aに当接する。このとき、ディスクBはスピ
ンドルモータの中心(S.C)近傍に達し、右側ロック
アーム28b前端部との係合が解除されて、ロックアー
ム28bはコイルスプリング40bの付勢力により時計
回りに回動し、そのロックピン39bは第1ロック片2
0d2の前方位置に達する。
【0058】また、ディスクBがスピンドルモータの中
心(S.C)近傍に達すると同時に、その最奥端部が検
知アーム33の当接部33bに当接し、検知アーム33
は軸32を中心として、僅かに時計回りに回動する。こ
のとき、検知アームの他端に位置する係合ピン33aが
第1スライダ34の後側傾斜部34aを押圧し、第1ス
ライダ34は僅かに前方(FR)へ移動する。この動作
がトリガ動作となり、この後、第1スライダ34は所定
の駆動手段(不図示)により、前方(FR)向けてさら
に移動する。そして、図23に示されるように、第1ス
ライダ34の前側傾斜部34bが第2スライダ36の捩
り型コイルスプリング38右側傾斜部に係合しつつ移動
すると、今度は第2スライダ36が左側(L)に向かっ
て移動する。その後、第2スライダ36の左側端部に形
成された係合片36aの端部テーパ形状部が、中間レバ
ー30の立ち上げ片30aに係合するのと時期を同じに
して、第1スライダ34の動作に連動して上下一対のデ
ィスク搬送用ローラ6の回転が停止すると共に、下側の
ローラ(従動ローラ)が下方に移動してディスクから離
れ、送り込み動作が解除される。
【0059】この後、さらに第2スライダ36が左側
(L)に移動すると、係合片36aの平坦部が立ち上げ
片30aと係合し、この間に中間レバー30は前方(F
R)に移動して、左右一対のセンタリングアーム26
a,26bは開く方向に回動し、ロックピン39a,3
9bが第1ロック片20c1,20d1各々に係合した
ところで停止する。このとき、ディスクBに係合してい
たセンタリングピン27a,27bがディスク外径部か
ら離れて係合状態が解除される。
【0060】一方、検知アーム33も前述20cm径、1
2cm径ディスクの場合と同様に、後方に移動してその当
接部33bがディスク外径部から離れ、両者の係合が解
除される。以上の動作により、8cm径ディスクBのセン
タリングが完了すると共に、センタリング機構による挾
持状態等が解除される。尚、クランパプレート20の揺
動によるディスクのクランプ動作及び演奏終了後のディ
スク搬出動作等については、前述20cm径、12cm径デ
ィスクの場合と同様であるため、その説明を省略する。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスクセ
ンタリング機構を備えたディスクプレーヤによれば、大
径、中径、小径いずれのディスクが挿入されても、又、
挿入口の一側に偏って挿入されても、その搬入行程で確
実に演奏のための所定中央位置に案内されて、自動的に
その位置出し(センタリング)が行われ、もって、スム
ーズな演奏が行える。
【0062】また、左右一対の回動アーム等によりセン
タリングを行う機構としたので、従来の機構に比べ特に
複雑化を来たすこともなく、結果として構造の簡略化及
び小型化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のディスクプレーヤを示す外観斜視構成
図である。
【図2】 従来のディスクプレーヤ内に設けられたセン
タリング機構を示す平面図である。
【図3】 従来のセンタリング機構により、12cm径の
ディスクがセンタリングされる過程を示した平面透視図
である。
【図4】 従来のセンタリング機構により、12cm径の
ディスクがセンタリングされた状態を示す平面透視図で
ある。
【図5】 従来のセンタリング機構により、8cm径のデ
ィスクがセンタリングされる過程を示した平面透視図で
ある。
【図6】 従来のセンタリング機構により、8cm径のデ
ィスクがセンタリングされた状態を示す平面透視図であ
る。
【図7】 本発明のディスクプレーヤ内に設けられたセ
ンタリング機構を支持するクランパプレートの平面図で
ある。
【図8】 本発明に係るセンタリング機構の外側平面図
である。
【図9】 本発明に係るセンタリング機構の内側平面図
である。
【図10】 本発明に係るセンタリング機構を外側から
見た平面透視図である。
【図11】 本発明に係るセンタリング機構により、2
0cm径のディスクがセンタリングされる過程を示した平
面透視図である。
【図12】 本発明に係るセンタリング機構により、2
0cm径のディスクがセンタリングされる過程を示した平
面透視図である。
【図13】 本発明に係るセンタリング機構により、2
0cm径のディスクがセンタリングされた状態を示す平面
透視図である。
【図14】 本発明に係るセンタリング機構によりセン
タリングされた20cm径ディスクの挾持が解除された状
態を示す平面透視図である。
【図15】 本発明に係るセンタリング機構により、1
2cm径のディスクがセンタリングされる過程を示した平
面透視図である。
【図16】 本発明に係るセンタリング機構により、1
2cm径のディスクがセンタリングされた状態を示す平面
透視図である。
【図17】 本発明に係るセンタリング機構によりセン
タリングされた12cm径ディスクの挾持が解除された状
態を示す平面透視図である。
【図18】 本発明に係るセンタリング機構により、偏
って挿入された12cm径のディスクがセンタリングされ
る過程を示した平面透視図である。
【図19】 本発明に係るセンタリング機構により、偏
って挿入された12cm径のディスクがセンタリングされ
た状態を示す平面透視図である。
【図20】 本発明に係るセンタリング機構により、偏
って挿入された8cm径のディスクがセンタリングされる
過程を示した平面透視図である。
【図21】 本発明に係るセンタリング機構により、偏
って挿入された8cm径のディスクがセンタリングされる
過程を示した平面透視図である。
【図22】 本発明に係るセンタリング機構により、偏
って挿入された8cm径のディスクがセンタリングされた
状態を示す平面透視図である。
【図23】 本発明に係るセンタリング機構によりセン
タリングされた8cm径ディスクの挾持が解除された状態
を示す平面透視図である。
【主要部分の符号の説明】
1 ディスクプレーヤ筐体 2 スピンドルモータ 3 ターンテーブル 5 クランパ 6 ディスク搬送用ローラ 20 クランパプレート 20a,20b 第1案内溝 20c,20d 第2案内溝 20c1,20d1 第1ロック片 20c2,20d2 第2ロック片 20c3,20d3 第3ロック片 21a,21d 軸 24a,24b ガイドアーム(第2回動アーム) 24a1,24d1 円弧状溝 25a,25b ガイドピン 26a,26b センタリングアーム(第1回動アー
ム) 27a,27b センタリングピン 28a,28b ロックアーム 29a,29b ロックシャフト 30 中間レバー 30a 立ち上げ片(8cm径ディスク用) 30b 立ち上げ片(12cm径ディスク用) 30c 立ち上げ片(20cm径ディスク用) 32 軸 33 検知アーム 33a 係合ピン 33b 当接部 34 第1スライダ 34a 後側傾斜部 34b 前側傾斜部 36 第2スライダ 36a 係合片 38 捩り型コイルスプリング 39a,39b ロックピン 40a,40b 捩り型コイルスプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入口から挿入され得る大径、中径、及
    び小径3種類のディスクを、その搬入行程においてその
    外径部に径方向から当接して所定中央位置に案内するデ
    ィスクセンタリング機構を有するディスクプレーヤであ
    って、 前記ディスクセンタリング機構は、 所定基板に回動可能に支持され、各々の一端部にディス
    クに当接する第1当接部を有する左右一対の第1回動ア
    ームと、 前記左右一対の第1回動アームの一端部に位置する各々
    の第1当接部が、相対的に近接及び離間するように、前
    記左右一対の第1回動アームを同期させて回動せしめる
    べく連結する連結手段と、 前記左右一対の第1回動アーム各々の回動方向と同一方
    向に回動可能に支持され、各々の一端部にディスクに当
    接する第2当接部を有する左右一対の第2回動アーム
    と、 ディスクの当接により動作し、前記ディスクが前記所定
    中央位置に到達したことを検知する検知手段と、 ディスクに当接する第3当接部を有し、前記第1回動ア
    ームの前記一端部各々に回動可能に支持されて、一方向
    への回動により前記第1回動アームの回動をロックし、
    前記第3当接部へのディスクの当接による他方向への回
    動により前記第1回動アームのロックを解除し得る左右
    一対のロック手段と、を有し、 前記左右一対の第2回動アームは、前記左右一対の第1
    回動アームの前記ロック手段によるロック状態が解除さ
    れた状態でのみ回動可能となるべく、前記左右一対の第
    1回動アーム各々に係合する係合部を有し、 前記第1当接部各々は、大径、中径及び小径いずれのデ
    ィスクに対しても、その外径部に同時に当接可能に配置
    され、 前記第2当接部各々は、大径ディスクに対してのみ、そ
    の外径部に同時に当接可能に配置され、 前記第3当接部各々は、大径及び中径のディスクに対し
    てのみ、その外径部に同時に当接して回動可能に配置さ
    れている、 ことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記検知手段の動作に連動して作動し、
    前記第1当接部、前記第2当接部及び前記第3当接部の
    うち、前記所定中央位置に位置するディスクに当接した
    ものを移動せしめてその当接を解除する解除手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のディスクプレーヤ。
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