WO1996012569A1 - Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier. - Google Patents

Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier. Download PDF

Info

Publication number
WO1996012569A1
WO1996012569A1 PCT/JP1995/002151 JP9502151W WO9612569A1 WO 1996012569 A1 WO1996012569 A1 WO 1996012569A1 JP 9502151 W JP9502151 W JP 9502151W WO 9612569 A1 WO9612569 A1 WO 9612569A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
separation
mesh
separated
tubular
component
Prior art date
Application number
PCT/JP1995/002151
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Rintaro Komoda
Masashi Yoshioka
Osamu Tsuge
Original Assignee
Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho
Kabushiki Kaisha Samushingu
Nisshin Shoji Kabushiki Kaisha
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho, Kabushiki Kaisha Samushingu, Nisshin Shoji Kabushiki Kaisha filed Critical Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho
Priority to EP95934848A priority Critical patent/EP0739657A4/en
Priority to KR1019960703268A priority patent/KR960706376A/ko
Publication of WO1996012569A1 publication Critical patent/WO1996012569A1/ja

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B1/00Sieving, screening, sifting, or sorting solid materials using networks, gratings, grids, or the like
    • B07B1/18Drum screens
    • B07B1/22Revolving drums
    • B07B1/24Revolving drums with fixed or moving interior agitators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03BSEPARATING SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS
    • B03B9/00General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets
    • B03B9/06General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets specially adapted for refuse
    • B03B9/061General arrangement of separating plant, e.g. flow sheets specially adapted for refuse the refuse being industrial
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/02Separating plastics from other materials
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/02Pretreatment of the raw materials by chemical or physical means
    • D21B1/026Separating fibrous materials from waste
    • D21B1/028Separating fibrous materials from waste by dry methods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B17/00Recovery of plastics or other constituents of waste material containing plastics
    • B29B17/02Separating plastics from other materials
    • B29B2017/0213Specific separating techniques
    • B29B2017/0217Mechanical separating techniques; devices therefor
    • B29B2017/0224Screens, sieves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/48Wearing apparel
    • B29L2031/4871Underwear
    • B29L2031/4878Diapers, napkins
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Description

明 細 書 紙おむつ等の不良品から有価物を分離回収する分離装置及び分離方 法 背景技術
本発明は、 紙おむつや生理用ナプキン等の排泄物吸収用被着品の製造 工程で発生する不良品から、 再利用可能なパルプ等の繊維質材料や吸水 性樹脂等の有価物を分離回収する分雜方法および分離装置に関するもの である。
従来、 紙おむつや生理用ナプキン等の排泄物を外都に漏洩しないよう に保持しかつ吸収する排泄物吸収用被着品 (以下被着品とのみいう) は, 吸湿性に優れたパルプ等の繊維質材料からなる内装材と、 この内装材の 外周面を被覆する袋状の外装材とから形成されていた。 このような被着 品については、 製造工程で不良品が生じた場合、 構成材料の内、 特に織 維質材料は再生使用が可能であるため、 不良品から繊維質材料を分離回 収することが行われている。
この分離回収は以下のようにして行われる。 すなわち、 まず不良品を 寸断し、 内部の内装材を露出させ、 この状態の不良品を気流中に供給す る。 そうすると、 繊維質材料はほぐされ、 気流に同伴して移動する。 そ して、 気流の通路中には繊維質材料のみが通過可能な網目を有するスク リーンが設けられており、 繊維質材料はこのスクリーンの網目を通って 導出されるとともに、 外装材はスクリーンに補足され、 内装材と外裝材 とが分離される。 このような被着品の不良品からパルプ等の繊維質材料 を分離回収する方法として、 例えば特開昭 5 8 - 1 8 6 6 1 5号公報に 開示されたものが知られている。
ところで、 近年自重の数百倍の水分を吸収することができるいわゆる 吸水性樹脂が開発され、 この吸水性樹脂が被着品の繊維質材料中に混入 されるようになった。 この吸水性樹脂は、 0 . 】〜】 . 5 m m程度の粒 状物であり、 この細かい粒状物がパルプ等の繊維質材料の中に均一に分 散されている。 このような吸水性樹脂は非常に高価であり、 これの分離 回収は経済的に大きな価値がある。
しかしながら、 従来の上記特開昭 5 8— 1 8 6 6 1 5号公報に開示さ れた方法においては、 紙おむつ等の不良品が寸断され、 内部の吸湿性部 材の細片がスクリーンの網目を通過するに際しては、 上記細片に吸水性 樹脂が同伴するとともに、 寸断された外装材にも吸水性樹脂が付着した 状態で導出されるため、 吸水性樹脂を分離回収することが実質的にでき ないという問題点が存在した。
まだ、 分離過程で吸水性樹脂が空気中の水分を吸収すると、 粘着性を 有するようになり、 スクリーンの網目に粘着する。 そしてその上に繊維 質材料が次々に付着して目詰まりを生じ、 篩い分けができなくなるとい う問題点を有していた。
本発明は、 上記のような問題点を解決するだめになされたものであり、 紙おむつや生理用ナプキン等の被着品の製造工程で生じた不良品から内 装材中に含まれる繊維質材料および吸水性樹脂を確実に高収率で分離回 収することができる分離方法および分離装置を提供することを目的とし ている。 発明の開示
上記のような問題点を解決するために、 本発明は以下に述べるような 構成を採用した。
すなわち、 本発明の分離回収装置は、 第 1のサイズをもった第 1の成 分と、 第】の成分のサイズよりも大きいサイズをもった第 2の成分とか らなる材料を解体して再使用可能な物質を分離回収する分離回収装置で あって、 略水平方向に回転可能に配設された筒状網体と、 この筒状網体 を所定方向に回転させる駆動手段と、 上記筒状網体内に設けられた撹拌 手段と、 上記筒状網体の一端から上記材料を筒状網体内に供給する材料 供給装置と、 上記筒状網体の他端から第 1分離物を回収する第〗分離物 回収装置と、 上記筒状網体の網目を通過した第 2分離物を回収する第 2 分離物回収装置とからなるものである。
また、 本発明の分離回収方法は、 第 1のサイズをもった第 1の成分と、 第 1の成分のサイズよリも大きいサイズをもった第 2の成分とからなる 材料を解体して再使用可能な物質を分離回収する分離问収方法であって、 上記材料を回転している略水平方向に配設された筒状網体にその一端か ら材料供給装置を介して供給し、 上記筒状網体の所定方 への问転と、 上記筒状網体内に設けられた撹拌手段とによって撹拌しつつ上記材料を 筒状網体内に残る第一分離物と、 筒状網体の網目を通過する第 2分離物 とに分離し、 上記第 1分離物を筒状網体の他端から第 1分離物冋収装置 によって回収するとともに、 上記第 2分離物を第 2分離物回収装置によ つて回収するようにしたものである。
この分離回収装置および分離回収方法によれば、 第 1の成分と第 2の 成分とからなる材料を材料供給装 Sを介して筒状網体内に装填し、 駆動 手段の駆動によつて筒状網体を所定方向に回転させることにより、 内都 の材料は撹拌手段によって撹拌され、 これによつて上記材料は筒状網体 の内周面に均一に分布した状態になり、 第 1の成分が筒状網体の網目を 通って第 2の成分と効率的に分離される。 そして、 筒状網体内に残った 主に第 2の成分から成る第】分離物は、 第 1分離物回収装置によって冋 収され、 第 1の成分からなる第 2分離物は第 2分離物回収装 gによって 回収される。
このように、 この分離装 gは、 筒状網体の回転と、 内都の撹拌手段と によって筒状網体内に装填された材料が撹拌されるようにしているため, それらの相乗作用によって成分分離が効率的に行われ、 サイズの異なる 成分の分離回収を確実にかつ迅速に行う上で有効である。
上記筒状網体を困繞するケーシングを設け、 このケーシング内の空気 を吸引する吸引手段と、 上記筒状網体と同心で筒状網体を貫通し、 かつ, 自軸心回リに回転可能に設けられた回転軸とを備え、 上記搲拌手段は、 複数本が上記回転軸に放射状に長手方向の全長に直って設けられた撹拌 ロッ ドを有するようにし、 上記ケーシングには上記材料を筒状網体内の 上流側に装填する材料装填口と、 同下流側に上記第 1分離物を排出する 第 1分離物排出口と、 上記筒状網体の網目を通過した第 2分離物を排出 する第 2分離物排出口とを備えるようにしてもよい。
このようにすると、 筒状網体内で発生した粉塵が吸引手段によって吸 引除去され、 この吸引除去された粉塵から再使用可能な物質を取り出す ことが可能になる。 また、 撹拌手段は、 複数本が上記回転軸に放射状に 長手方向の全長に亘つて設けられた攪拌口ッドを有するものが用いられ ているから、 材料装填口から順次装填された材料はこの撹拌口ッドの回 転によって第 1分離物排出口の方向に移動し、 この移動の間に第 2分離 物のみが筒状網体の網目を通過するため、 効率的に分離が行われる。
また、 上記ケーシング内に、 上記筒状網体の下方に設けられだ自軸心 回りに回転可能なスクリユー軸と、 このスクリユー軸の下都に摺接状態 でその全長に亘つて張設された円弧状網体と、 この円弧状網体の下部に 配設される移送手段とを設け、 上記第 2分離物排出门は上記円弧状網体 の下流端に設け、 上記円弧状網体の網目寸法は筒状網体の網目寸法よリ も小さく設定し、 上記ケーシングには上記筒状網体の網目を通過し上記 移送手段によって移送された第 3分離物を排出する第 3分離物排出口を 設けるようにしてもよい。
このようにすると、 筒状網体の網目を通過した第 2分離物は、 再度円 弧状網体によって篩い分けられ、 この網目を通過した第 3分離物を回収 することがる可能になる。
特に、 上記撹拌ロッドを上記回転軸の外周面に螺旋状に配列すれば、 筒状網体内に供給された材料は、 回転軸の軸心回りの回転により撹拌口 ッドによって筒状網体内で撹拌され、 上記撹拌ロッドの螺旋軌跡に沿つ た配列に誘導されて上流側から下流側に向かって進行する。 従って筒状 網体に下流側に向かう先下がりの傾斜を設けたり、 別途材料を移動させ る機構を設ける必要はなく、 設備コストの軽減を図る上で有効である。 また、 上記回転軸の周長を第 2の成分を材料の長さよリも大きく寸法 設定すれば、 筒状網体内に導入された材料は、 回転軸の外周を一周した 状態では巻き付かず、 材料の回転軸への巻き付きによる詰りの発生が阻 止され、 筒状網体内での詰りを防止する上で極めて有効である。
本発明の他の分離回収方法は、 上記筒状網体に装填する上記材料に前 処理を施す前処理工程と、 上記筒状網体によって上記材料を分離する分 離工程と、 この分離工程で分離された第 1分離物と第 2分離物とを回収 する回収工程とが備えられ、 上記前処理工程においては、 上記材料と、 この材料を被 Sした外装材とを所定のサイズに切断するとともに、 切断 された切断品を気流輸送で分離工程に送り込み、 上記分離工程において は、 上記切断品を筒状網体の一端から装填して上記切断品を主に上記第 1の成分からなる第 1分離品と、 第 2の成分および外装材からなる第 2 分離品とに分離し、 この分離によって得られた第 2分離品をさらに篩い 分けて第 2分離品中に混入している第 2の成分を取り除き、 上記回収ェ 程においては、 上記分離て程で分離された第 1の成分および第 2の成分 をそれぞれ別個に気流輸送で取リ出して集塵手段で回収するようにした ものである。
この分離回収方法によれば、 ケーシング内の回転軸を所定方向に軸心 回りに回転させるとともに、 この回転軸を囲繞する筒状網体を軸心回り に逆方向に回転させた状態で、 前処理工程からの切断品を筒状網体内に 装填することによって、 この切断品は撹拌口ッドに撹拌されつつ順次下 流側に移動する。 この移動中に材料は回転している撹拌ロッドに引つ搔 けられて上昇し、 逆回転している筒状網体の内周面に打ち付けられて、 外装材内都の第 1の成分および第 2の成分が投げ出される。 この過程で は外装材は細かく寸断されるのではなく、 内都の第 1および第 2の成分 のみが外装材から剥がれ、 空気中に投げ出される状態になる。 そして、 投げ出される第 1および第 2の成分は、 撹拌ロッ ドと、 逆回転している 筒状網体とに衝突し、 順次ばらばらに解体され、 第 1の成分は筒状網体 の網目を通って下方に落下し、 第 2分離物排出口から導出されるととも に、 破砕された外装材および網目を通過しなかつた第 2の成分は第 1分 離物となって順次下流側に移動し、 第 1分離物排出口からケーシング外 に導出される。
また、 筒状網体を軸心回りに回転させることにより、 材料が網部分に 到達した際、 筒状網体自体の冋転によって材料に力が加わり、 さらに内 容物相互の衝突が活発に起こり、 その結果材料が網に付着し難くなる。 まだ、 第 1の成分が吸水性樹脂であり、 第 2の成分が繊維質材料であ る場合、 空気中の水分を吸着して第 1の成分に粘着性が生じ、 それに第 2の成分が付着して目詰まりが発生したとしても、 筒状網体が回転して いるため、 目詰まリ部分が筒状網体の頂部付近に位置した時点で重力に より自然落下し、 目詰まリが有効に抑止される。
まだ、 筒状網体を、 撹拌ロッドの軸心回りの回転方向に対して逆方向 に回転させることにより、 筒状網体内での処理物の詰りが確実に防止さ れる。 その理由は以下の通りである。 すなわち、 撹拌ロッ ドの先端部と 筒状網体の内周面との間に処理物が挟持された状態になることがあるが、 筒状網体と撹拌口ッドとが同一方向に回転している場合は処理物に対し て上記挟持状態を解消させるような力は働き難いからである。 これに対 して筒状網体と撹拌口ッドとが互いに逆方向に回転している場合には、 上記挟持された処理物に対して互いに逆方向の力が働き、 詰り状態は確 実に解消される。
そして、 上記分離工程で分離された第 1の成分および第 2の成分は、 最終的にそれぞれ別個に気流輸送で取り出して集塵手段で回収される。
さらに、 筒状網体と撹拌ロッ ドとを互いに逆方向に回転させることに より、 外装材から分離した吸収性郁材に対する衝突撹拌作用が大きくな リ、 繊維質材料に絡まっている吸水性樹脂の解除が確実に行われる。 従って、 上記分離回収方法を適用することにより、 材料を解体して再 使用可能な物質を分離回収する効率が向上し、 かつ、 従来分離すること が困難とされていた繊維質材料中に混入している粒状物を確実に分離回 収することが可能になり、 この问収物を再使用することによって有用な 資源の有効活用を図ることができ好都合である。
この分離方法において、 特に、 筒状網体内から導出された外装材に付 着している第 1の成分を分離し、 得られた第 1の成分を気流輸送で上記 分離工程にフィードバックするようにすれば、 外装材に付着していた第 1の成分までもが回収され、 回収効率をさらに向上させる上で好都合で ある。
また、 この分離方法において、 撹拌ロッドの周速度を 2 . 0〜2 5 m ノ s e cの範囲内に設定し、 上記筒状網体の周速度を 0 . 1〜】 . 5 m ノ s e cの範圓内に設定すれば、 周速度が 2 . O m Z s e c未満の場合 は、 速度が遅すぎて筒状網体内で確実に切断品を解体することができず、 また、 2 S mZ s e cよりも速いと、 一旦搠拌ロッドに絡みついた切断 品が外れず、 確実に切断品を下流側に移動させることができなくなり、 筒状網体内で詰り現象が発生したり、 さらに非常に速い場合は、 切断品 が解体されないまま、 筒状網体を通過して第 1分離物排出口に送られ、 分離が行われなくなるというような不都合が起こ ず、 筒状網体内の切 断品は、 適切かつ確実に解体され、 順次下流側に送り出され、 分離装置 を確実に運転し、 かつ、 分離効率を向上させる上で好都合である。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本発明に係る分離方法の第 1実施例を示すフローシートで ある。
第 2図は、 本発明に係る分離方法の第 2実施例を示すフローシー卜で ある。
第 3図は、 二段分離機の一例を示す一部切欠き斜視図である。
第 4図は、 第 3図の A— A線断面図である。
第 5図は、 第 4図の B— B線断面図である。
第 6図は、 一段分離機の一例を示す横断面図である。 第 7図は、 第 6図の C— C線断面図である。
第 8図は、 一段分離機の他の例を示す横断面図である。 発明を実施するための最良の形態
本実施形態においては、 衛生上の目的で身体に被着する被着品である 紙おむつ等の不良品から有価物を分離回収する際に、 本発明に係る分離 回収装置および分離回収方法を適用している。 本発明で処理対象として 適用される被着品 (第 1の成分と第 2の成分とからなる材料) は、 外装 材として紙ゃ不織布さらには合成樹脂シートが用いられ、 この外装材で パルプ等の繊維質材料 (第 2の成分) と吸水性樹脂 (第 1の成分) とか らなる内装材が被 されたものであれば、 上記紙おむつに限定されるも のではなく、 生理用ナプキン、 肌拭い材、 布団類さらにはマット類等で あっても処理対象として適用可能である。 また、 被着品の内、 内装材に 吸水性樹脂が含まれていないものから'、 パルプ等の繊維質材料と外装材 とを分離する場合にも、 本発明の分離装置および分離方法を適用するこ とができる。
第 1図は、 本発明に係る紙おむつ等の不良品から有価物を分離回収す る分離方法の第 1実施例を示すフローシートである。 第 1図に示すよう に、 本実施例の分離方法は、 被着品の不良品 (第 ]の成分と第 2の成分 と外装材からなる材料) 1 0 1を所定のサイズに切断する切断工程 (前 処理工程) P 1と、 この切断工程 P 1で切断された切断品 1 0 2を外装 材 1 0 3と内装材 1 0 4とに分離する分離工程 P 2と、 この分離工程 P 2で分離された内装材 1 0 4を回収する回収工程 P 3とから構成されて いる。
上記切断工程 P 1には、 不良品 1 0 1を移送するコンペャ 2 1と、 こ のコンペャ 2 1によって移送された不良品 1 0 1を切断処理する切断機 2 2と、 この切断機 2 2の下流側に設けられた送風ブロワ 2 3とが備え られている。 そして、 コンぺャ 2 1によって送りこまれた不良品 1 0 1 は、 切断機 2 2によって所定サイズに切断され、 送風ブロワ (材料供給 装置) 2 3の稼働によって切断機 2 2の下流側に設けられだ第 1気流管 S 1を通って分離工程 P 2に送出されるようになっている。
上記分離工程 P 2には、 二段分離機 3力備えられている。 この二段分 離機 3は、 内部に分離空間を有する横長のケ一シング 3 1と、 このケー シング 3 1内の上都に長手方向に亘つて設けられかつ図略の駆動手段に よって軸心回りに回転駆動する回転軸 3 2と、 この回 ¾軸 3 2と同心で 図略の駆動手段によって上記回転軸 3 2とは逆方向に回転駆動する筒状 網体 3 3と、 上記筒状網体 3 3の下都に長手方向に直って設けられかつ 図略の駆動手段によって軸心回りに回転駆動するスクリユー軸 (第 2分 離物回収装置) 3 4と、 このスクリュー軸 3 4の下部に設けられた円弧 状網体 3 5と、 この円弧状網体 3 5の下部に設けられかつ図略の駆動手 段によって軸心回りに回転駆動する下郎スクリユー軸 (第 3分離物回収 装置、 移送手段) 3 6と、 ケ一シング 3 1の頂部の適所に設けられたケ 一シング 3 1内の雰困気を気流輸送で吸引するための一対の第 2気流管 S 2とから基本構成されている。
上記ケーシング 3 1には、 上流側に切断工程 P 1からの切断品 1 0 2 を導入するための不良品装填口 (材料装填口) が開口されているととも に、 下流側に外装材 1 0 3を排出する第】分離物排出口が設けられてい る。 また、 ケーシング 3 1の上記第 1分離物排出口の下都には、 分離さ れた内装材 1 0 4の内の後述する中質繊維質材料 1 0 6を排出するため の第 2分離物排出口が設けられている。 さらに、 ケ一シング 3 1の底都 には、 分離された後述する吸水性樹脂 (第 3分離物) 1 0 7を排出する ための第 3分離物排出口が設けられている。
上記回転軸 3 2は、 その周長が切断品】 0 2の長さよりも大きく寸法 設定されている。 このようにされる回転軸 3 2の周長が切断品 1 0 2の 長さよりも大きく寸法設定すれば、 筒状網体 3 3内に導入された不良品 1 0 2は、 決して回転軸の外周を一周した状態では巻き付かず、 不良品 1 0 2の回転軸 3 2への巻き付きによる詰りの発生が有効に抑止される からである。
上記回転軸 3 2の外周面には蜾旋を描くように複数の撹拌ロッ ド 3 2 aが設けられている。 また、 上記筒状網体 3 3の下流端には筒状網体 3 3からの排出物をケーシング 3 1外に搬出する上部コンペャベルト (第 1分離物回収装置) 3 8が設けられているとともに、 上記スクリュー軸 3 4の下流側にはスクリユー軸 3 4からの排出物を回収工程 P 3に送り 出す下部コンペャペルト 3 9が設けられている。 また、 ケーシング 3 1 内底部の下都スクリユー軸 3 6下流端には下部スクリユー軸 3 6による 排出物を気流輸送で吸引するための第 3気流管 S 3が設けられている。 そして、 上記筒状網体 3 3の網目は、 分解された内装材の繊維質材料 が通過可能なメッシュサイズに寸法設定されているとともに、 上記円弧 状網体 3 5の網目は筒状網体 3 3の網目よりも小さく、 かつ、 内装材の 吸水性樹脂の粒径よりも極わずか大きめで吸水性樹脂がかろうじて通過 することができるメッシュサイズに寸法設定されている。
従って、 二段分離機 3のケ一シング 3 1内に設けられている筒状網体 3 3内に導入された切断品 1 0 2は、 上記撹拌口ッド 3 2 aを備えた回 転軸 3 2と筒状網体 3 3との軸心回りの互いに逆方向の回転によって筒 状網体 3 3の内周面に沿って搔き上げられたり落下しだりしながら、 螺 旋状に配設された複数の撹拌口ッド 3 2 aに誘導されつつ下流側に移動 する。
そして、 上記移動の間に切断品】 0 2はばらばらに解され、 内装材 1 0 4の内の細かい上質繊維質材料 1 0 5は第 2気流管 S 2を通って送出 され、 残余の繊維質材料および吸水性樹脂 (第 2分離物) は、 筒状網体 3 3の網目を通って下都の円弧状網体 3 5上に落下し、 筒状網体 3 3内 に残留した外装材 1 0 3は、 筒状網体 3 3の下流端から上部コンべャぺ ル卜 3 8を介して系外に送出されるようになっている。
また、 円弧状網体 3 5上に落下した繊維質材料と吸水性樹脂とは、 ス クリユー軸 3 4の回転駆動によって下流側に移動し、 その間に吸水性榭 脂 1 0 7のみが円弧状網体 3 5の網目を通って下都の下部スクリユー軸 3 6上に落下し、 この下部スクリユー軸 3 6の回転駆動によって下流端 に移動し、 そこから第 3気流管 S 3を介して次工程に供給される一方、 円弧状網体 3 5上に残留した若干吸水性樹脂を含んでいる中質繊維質材 料 1 0 6は、 スクリュ一軸 3 4の下流端から下部コンぺャベルト 3 9に 受け継がれ、 次工程に搬出される。
上記回収工程 P 3には、 上記各第 2気流管 S 2に接続された一対のベ イラ一 4 1と、 上記下部コンペャペル卜 3 9からの移送物を受け入れて 梱包するベイラー 4 2と、 上記第 3気流管 S 3に接続された回収機 4 3 とが備えられている。 上記各第 2気流管 S 2には、 それぞれ吸引ブロワ 4 4が設けられ、 これらの吸引ブロワ 4 4の駆動によって、 ケーシング 3 1内の雰囲気が上質繊維質材料 1 0 5を同伴して第 2気流管 S 2を通 つてベイラー 4 1に押し込み供給されるようになっている。
このベイラー 4 1は、 すり鉢状のサイクロン都 4 1 aと、 このサイク ロン部 4 1 aの底部に連設されたプレス都 4 1 bと、 このブレス部 4 1 bに連設された梱包部 4 1 cとから構成されており、 上記サイクロン都 1 aで補足された気流中の上質繊維質材料 1 0 5は、 その下部のプレ ス部 4 1 bにおいて所定サイズの直方体状に圧縮減容され、 梱包部 4 1 cで自動的に梱包されて系外に送出されるようになっている。
上記各サイクロン部 4 1 aには第 4気流管 S 4が延設されてぉリ、 こ れらの第 4気流管 S 4の合流部分にバッグ集塵機 5 1が設けられており、 サイクロン部 4 1 aで捕捉されなかった微細な繊維質材料が集塵される ようになつている。 このバッグ集塵機 5 】に集塵された繊維質材料も、 分離物として再利用されるようになっている。
上記べイラ一 4 2は、 下都コンペャペルト 3 9によって二段分離機 3 内のスクリユー軸 3 4から送り出された中質繊維質材料 1 0 6を回収す るためのものであり、 下都コンペャペルト 3 9からの中質繊維質材料 1 0 6を受け入れるホッパー 4 2 aと、 このホッパー 4 2 aの下部に設け られたプレス都 4 2 bと、 このプレス部 4 2 bに連設された、 梱包部 4 2 cとから構成されている。 そして、 下都コンペャベルト 3 9を介して ホッパー 4 2 aに供給された中質繊維質材料 1 0 6は、 ブレス都 4 2 b において所定寸法の直方体状に圧縮減容され、 梱包都 4 2 cにおいて梱 包されて系外に導出されるようになっている。
上記回収機 4 3は、 サイクロン部 4 3 aと、 このサイクロン部 4 3 a の下部に設けられた貯留部 4 3 bとから構成されている。 一方、 上記第 3気流管 S 3には吸引ブロワ 4 5が設けられており、 この吸引ブロワ 4 5によって二段分離機 3の底都から気流輸送された吸水性樹脂 (第 3分 離物) 1 0 7は、 サイクロン部 4 3 aに導入されるようになっている。 また、 サイクロン部 4 3 aの頂部には、 第 5気流管 S 5が延設されてお リ、 この第 5気流管 S 5の端部には集塵バッグの内装されたバッグ集塵 機 5 2が設けられている。
従って、 吸引ブロワ 4 5の稼働によリニ段分離機 3の底部から第 3気 流管 S 3を通ってサイクロン都 4 3 aに導入された吸水性樹脂 1 0 7は, 気流の円運動によって遠心力でサイクロン都 4 3 aの内周壁面に捕捉さ れ、 下部の貯留都 4 3 bに貯留され、 適宜切り出されて外郞に搬出され るとともに、 吸水性樹脂 1 0 7に付着した微細な繊維質材料は、 サイク ロン都 4 3 aの頂部から第 5気流管 S 5を通って導出され、 バッグ集塵 機 5 2で集塵捕捉されるようになっている。
第 1実施例の分離方法は以上のように構成されているので、 切断工程 P 1に送り込まれた不良品】 0 1は、 まずコンぺャ 2 1によって切断機 2 2に供給され、 ここで所定サイズに切断されて内装材が露出した状態 にされる。 同時に上記送風ブロワ 2 3、 吸引ブロワ 4 4および吸引プロ ヮ 4 5が運転され、 送風ブロヮ 2 3の送風と、 これらブロワ 4 4 . 4 5 の吸引力によって、 第 1気流管 S 〗内、 二段分離機 3 ί )、 ¾ 2 流管 S 2内第 3気流管 S 3内等の気流管内に気流輸送用の空気流が形成された 状態にされる。 また、 二段分離機 3、 ベイラ一 4 1 、 ベイラ一 4 2およ び回収機 4 3も稼働状態にされる。
そして、 上記第 1気流管 S 1内に気流が形成された後、 切断品 1 0 2 が切断機 2 2力、ら第 1気流管 S 1に供給される。 そうすると、 切断品 1 0 2は第 1気流管 S 1内を気流に同伴して移動し二段分離機 3の上流側 からケーシング 3 1内に供耠される。 ケーシング 3 1内には、 外周面に 螺旋状に多数の携拌ロッド 3 2 aの設けられた回転轴 3 2と、 この回転 軸 3 2を囲繞しかつ同心で逆回転する筒状網体 3 3が設けられており、 切断品 1 0 2はこのような筒状網体 3 3内に供給されるようになってい るため、 筒状網体 3 3の内の切断品 1 0 2は、 筒状網体 3 3の回転、 お よび撹拌ロッド 3 2 aによって充分に撹拌や叩打が行われ、 切断品】 0 2の外装材から内装材が飛び出すとともに、 ケーシング 3 】内は上記の 撹拌解体によって細かい繊維質材料からなる粉塵が立ちこめた状態にな る。
そして、 この状態で螺旋状に設けられた撹拌ロッ ド 3 2 aに誘導され つつ切断品 1 0 2は筒状網体 3 3内を下流側に移動し、 上記繊維質材料 からなる粉塵は、 上質織維質材料 1 0 5として第 2気流管 S 2内の気流 に同伴して導出されるとともに、 粗い繊維質材料および吸水性樹脂は筒 状網体 3 3の網目を通って下部に落下する。 残余の破断された外装材 1 0 3は、 筒状網体 3 3の下流端から排出され、 上部コンペャペルト 3 8 を介して系外に搬出される。
また、 上記筒状網体 3 3の網目を通過した吸水性樹脂と粗い繊維質材 料は、 円弧状網体 3 5上に落下し、 その上都で軸心回りに回転駆動して いるスクリユー軸 3 4によって撹拌されつつ下流側に移動するが、 円弧 状網体 3 5の網目は吸水性樹脂 1 0 7がかろうじて通過するサイズに寸 法設定されているため、 吸水性樹脂 1 0 7のみが網目を通過して下部に 落下し、 残余の中質繊維質材料 1 0 6は円弧状網体 3 5の下流端から下 都コンペャベル卜 3 9に供給され、 二段分離機 3外に排出される。 一方、 円弧状網体 3 5の網目を通過した吸水性樹脂 1 0 7は、 ケ一シング 3 1 の底都に落下し、 下部スクリュ一軸 3 6の軸心回りの回転によって下流 端から第 3気流管 S 3内に気流に同伴して導出される。
そして、 上記第 2気流管 S 2内に気流に同伴して導出されたケーシン グ 3 1内の上質繊維質材料 1 0 5は、 吸引ブロワ 4 4を介してペイラー 4 1のサイク口ン都 4 1 aに導入され、 ここで遠心分離が施され、 サイ クロン部 4 1 aの内周面に補足された上質繊維質材料 1 0 5は、 下都の ブレス部 4 1 bに落下供給され、 ここで所定の減容処理が施された後、 梱包部 4 1 cにおいて梱包され、 回収された上質繊維質材料 1 0 5とし て系外に搬出される。 なお、 サイクロン部 4 1 aにおいて発生した微細 な織維質材料からなる粉塵は、 第 4気流管 S 4を介してバッグ集塵機 5 1に供給され補足される。 この補足粉塵も上質繊維質材料 1 0 5として 別途回収される。
また、 上記下都コンペャペルト 3 9によって搬出された二段分離機 3 の円弧状網体 3 5からの中質繊維質材料 1 0 6は、 ベイラー 4 2のホッ パ一 4 2 aに投入され、 下部のプレス都 4 2 bにおいて所定の減容処理 が施された後、 梱包都 4 2 cにおいて梱包され、 回収された中質縝維質 材料 1 0 6として系外に搬出される。
また、 上記二段分離機 3の底都の下都スクリュー軸 3 6によって第 3 気流管 S 3に送り込まれた吸水性樹脂 1 0 7は、 回収機 4 3のサイクロ ン部 4 3 aに導入され、 ここで遠心分離によって比重の大きい吸水性樹 脂 1 0 7がサイクロン部 4 3 aの内周面に分離され、 順次滑り落ちて下 都の貯留都 4 3 bに収容されるとともに、 回収された吸水性樹脂 1 0 7 として適宜系外に搬出される。 そして、 吸水性樹脂〗 0 7の外周面に付 着している微細な繊維質材料は、 サイクロン都 4 3 a内での旋回気流中 で吸水性樹脂 1 0 7から分離され、 第 5気流管 S 5を通ってバッグ集塵 機 5 2に供給され補足される。 この補足された繊維質材料は、 別途中質 繊維質材料として回収される。
以上詳述したように、 本発明の分離方法は、 切断機 2 2を備えた切断 工程 P 1と、 二段分離機 3を備えた分離工程 P 2と、 ペイラー 4 1、 ぺ イラ一 4 2および回収機 4 3を備えた回収工程 P 3とから構成され、 そ れらの各工程間を気流管 S 1 , S 2 , S 3 , S 4 , S 5でつなぎ、 切断 品】 0 2を気流輸送しながら各工程において所定の処理を行うものであ る。
そして、 特に上記二段分離機 3は、 軸心回りに回転する筒状網体 3 3 とその下都の円弧状網体 3 5との二段構造で形成され、 筒状網体 3 3内 では同心で逆回転する撹拌口ッ ド 3 2 aを備えた回転軸 3 2の回転によ つて切断品 1 0 2を撹拌解体するとともに、 この撹拌解体によって生じ た粉塵が上質繊維質材料 1 0 5として回収され、 筒状網体 3 3の網目を 通過した吸水性樹脂 1 0 7、 およびこの吸水性樹脂 1 0 7に同伴した繊 維質材料は、 下都の円弧状網体 3 5において、 さらに、 スクリュー軸 3 4によって撹拌されながら篩い分けられるようになつている。 従って、 従来内装材】 0 4の繊維質材料中に均一に混入され、 分離が困難である とされていた吸水性樹脂 1 0 7を、 確実に分離することができるように なる。
第 2図は、 本発明の分離方法の第 2実施例を示すフローシートである。 この例の場合は、 分離工程 P 2が、 二段分離機 3を適用した一次分離ェ 程 P 2 1と、 一段分離機 5を適用した二次分離工程 P 2 2とに分割され ている。 このような二次分離工程 P 2 2が採用されている理由は、 二段 分離機 3から上部コンぺャペルト 3 8を介して導出された分離外装材 1 0 3の表面には、 繊維質材料や吸水性樹脂が若干残留付着しており、 こ のような有価物をさらに回収するためである。 第 2実施例の分離方法は、 この二次分離工程 P 2 2が第 1実施例に追加され、 さらに、 除湿機 6 1 を通した乾燥空気を二段分離機 3および问収機 4 3に導入するようにし 回収機 4 3の下部に振動スクリーン 4 3 cを設けている。 その他は第 1 実施例と略同じである。
除湿機 6 1を通した乾燥空気を二段分離機 3および回収機 4 3に供給 している理由は、 空気中の湿度が高い雨天時等に、 吸水性樹脂 1 0 7が 水分を吸収するのを防止するためである。 また、 冋収機 4 3に振動スク リーン 4 3 cを追加下理由は、 回収された吸水性樹脂 1 0 7に極微少量 付着している微細繊維性材料 1 0 8をさらに除去して吸水性樹脂〗 0 7 の純度を向上させるためである。
上記一段分離機 5は、 横長のケーシング 5 1と、 このケーシング 5 1 内に長手方向に亘つて軸心回りに回転自在に設けられた回転軸 5 2と、 この回転軸 5 2を囲繞する筒状網体 5 3と、 この筒状網体 5 3の下都に 設けられたコンペャペルト 5 4、 筒状網体 5 3の下流端に到達した外装 材 1 0 3を系外に排出するコンペャペル卜 5 5と、 筒状網体 5 3の下部 に設けられたコンべャベルト 5 4とから構成されている。 上記回転軸 5 2および筒状網体 5 3は、 図略の駆動手段によって互いに逆方向に回転 駆動するとともに、 上記コンペャペルト 5 4は、 図略の駆動手段によつ て周回駆動するようになっている。
上記回転軸 5 2の外周面には長手方向に亘つて螺旋を描くように複数 の撹拌ロッド 5 2 aが設けられ、 上流側から筒状網体 5 3内に供給され た一次分離工程 P 2 ]からの外装材】 0 3は、 この撹拌ロッ ド 5 2 aに よって叩打撹拌され、 外装材 1 0 3の表面に付着している繊維状材料は 上記叩打撹拌によって払い落され、 筒状網体 5 3の網目を通って下部に 篩い分けられるとともに、 筒状網体 5 3の下流端に到達した外装材 1 0 3 aはコンペャベル卜 5 5によって系外に搬出される。
そして、 ケーシング 5 1のコンペャペルト 5 4の下流端に対応した都 分には、 第 6気流管 S 6が接続されており、 この第 6気流管 S 6の先端 都は上記一次分離工程 P 2 1に設けられた二段分離機 3の筒状網体 3 3 よリ下方の空間に接続されており、 この第 6気流管 S 6の途中に配設さ れた吸引ブロワ 4 6の稼働によってケ一シング 5 1内の雰囲気が二段分 離機 3内に筒状網体 3 3の下都の空間にフイードバックされるようにな つている。
従って、 筒状網体 5 3内で外装材】 0 3が撹拌ロッド 5 2 aに叩打さ れることによって払い落された繊維状材料は、 筒状網体 5 3の網目を通 つてコンべャペル卜 5 4上に落下し、 このコンぺャペルト 5 4の周回移 動によって下流端まで搬送され、 ここから吸引ブロワ 4 6の吸引力によ つて中質繊維質材料 1 0 6 aとして第 6気流管 S 6内を気流輸送され、 二段分離機 3内の筒状網体 3 3より下の空間にフィードバックされ、 こ こで再度円弧状網体 3 5による篩い分け操作が行われる。
以上のような分離工程 P 2内に二次分離て程 P 2 2を設けることによ り、 外装材〗 0 3に付着していた繊維質材料が回収されるため、 系全体 としての有価物の回収効率が向上する。 そして、 除湿機 6 1を通した乾 燥空気を二段分離機 3および回収機 4 3に導入することにより、 空気中 の水分が多い雨天時等でも、 吸水性樹脂 1 0 7の回収率を向上させるこ とができる。 さらに、 回収機 4 3に振動スクリーン 4 3 cを追加するこ とにより、 回収される吸水性樹脂 1 0 7の純度を一層高めることができ る。 なお、 吸水性樹脂 1 0 7の回収率をさらに向上させるためには、 除 湿した乾燥空気や乾燥窒素ガスを系全体に導入するとよい。
以下、 第 3図〜第 8図を基に、 二段分離機および一段分離機の詳細に ついて説明する。 第 3図は、 二段分離機の一例を示す一都切欠き斜視図 であり、 第 4図はその A— A線断面図である。 また第 5図は、 第 4図の B— B線断面図である。 これらの図に示すように、 本実施例においては、 二段分離機 3のケーシング 3 1は、 横長の箱体によって形成され、 下部 の幅は漏斗状に下方に向かって先細りに形成されている。 このような回 転軸 3 2の上都の上流側 (図面の左方) に、 第 1気流管 S 1が接続され, この第 1気流管 S 1によって切断品】 0 2がケ一シング 3 1内に導入さ れるようになっている。
このようなケ一シング 3 1内の上部に、 長手方向に直って複数の撹拌 ロッ ド 3 2 aが設けられ 回転軸 3 2が、 中心軸 3 2 b回りに一体回転 可能に設けられている。 この回転軸 3 2の表面には螺旋状のスクリユー 3 2 0が設けられ、 このスクリュー 3 2 0上に、 隣接しているもの同士 力、'、 略等間隔になるように、 撹拌ロッ ド 3 2 aが設けられている。 上記 中心軸 3 2 bは、 図略の駆動手段に接練されている。 そして、 このよう な回転軸 3 2を包囲するように同心の筒状網体 3 3が股けられている。 この筒状網体 3 3の両側面都は閧放されているとともに、 両側部近傍に は、 表面に環状溝を有する環状レール 3 3 aが筒状網体 3 3に一体に外 嵌されている。
—方、 ケ一シング 3 1内の筒状網体 3 3の下側都には、 長手方向に亘 つた左右一対の支持軸 3 3 cが設けられており、 この支持軸 3 3 cの上 記環状レール 3 3 aに対応した部分にはプーリ 3 3 dが同心で設けられ ている。 そして、 これらのプーリ 3 3 d力、'、 環状レール 3 3 aの璨状潸 に嵌め込まれた状態で筒状網体 3 3を支持するように寸法設定および配 設定されている。
そして、 このような一対の支持軸 3 3 cを同方向に回転駆動させる図 略の駆動手段が設けられており、 この駆動手段によって支持軸 3 3 cを 回転駆動させると、 プーリ 3 3 dが支持軸 3 3 c回りに回転し、 これに 摺接している環状レール 3 3 aが回転し、 それと一体の筒状網体 3 3が 回転することになる。 また、 筒状網体 3 3の端都には、 環状のシール溝 を有するシール環 3 3 bがー体に外嵌されており、 このシール環 3 3 b のシール溝に第 1垂直壁 3 7 a円穴の内縁端都が嵌入されている。 この 内緑端都にはポル卜で固定されたゴム製のシール材が付設されており、 このゴム製のシール材とシール環 3 3 bとでケーシング 3 1内外のシー ル性が確保されている。
上記ケーシング 3 1の天井都には、 複数の第 2気流管 S 2が接続され ている。 この第 2気流管 S 2の先端はケーシング 3 1内に貫入され、 そ の先の都分にフード S 2 aが取り付けられ、 ケーシング 3 】内の雰囲気 の吸引が容易に行われるようになつている。
上記ケーシング 3 1内であって、 筒状網体 3 3の下流端 (図面の右方〉 には、 ケーシング 3 1内の筒状網体 3 3側を遮蔽する上部仕切リ部材 3 7が設けられている。 この上郁仕切リ部材 3 7は、 筒状網体 3 3を外嵌 する穴の形成された上都垂直壁 3 7 aと、 下都でこの上部垂直壁 3 7 a に延設された上部水平床 3 7 bとから構成されている。
また、 筒状網体 3 3の下流端には、 筒状網体 3 3の下流側 口から排 出される分離された外装材 1 0 3をケーシング 3 1外に搬出するための 上都コンべャペル卜 3 8が設けられている。 この上 コンべャベル卜 3 8は、 上部水平床 3 7 b上のブラケット 3 7 cに設けられたローラに張 設され、 図略の駆動手段によって周回移動し、 その上に供給された外装 材 1 0 3を系外または次工程に搬送するようになっている。
上記ケーシング 3 1内の筒状網体 3 3の下都に設けられるスクリユー 軸 3 4は、 ケーシング 3 1の長手方向に亘つてケーシング 3 1の両端都 を莨通して架橋された中心軸 3 4 a回りに一体回転可能に設けられてい る。 上記中心軸 3 4 aは図略の駆動手段によって軸心回りに回転するよ うになつており、 この回転によってスクリユー軸 3 4が回転し、 筒状網 体 3 3から落下してきた吸水性樹脂と繊維状材料との混合物を下流側に 移動させ、 吸水性樹脂 1 0 7のみを円弧状網体 3 5の篩い下産物とし分 離するようになっている。
上記スクリユー軸 3 4の下流端には、 ケーシング 3 1内のスクリュー 軸 3 4側を遮蔽するための下部仕切リ都材 3 7 ' が設けられている。 こ の下都仕切り都材 3 7 ' は、 下都垂直壁 3 7 a ' と下部水平床 3 7 b ' とから構成されている。 下都垂直壁 3 7 a ' には、 スクリユー軸 3 4の 螺旋羽根が貫通する貫通穴が穿設されている。
また、 下都水平床 3 7 b ' には、 一対のブラケット 3 7 c ' が立設さ れ、 さらにこのブラケット 3 7 c ' にローラが設けられ、 このローラに 下部コンペャベルト 3 9が張設されている。 そして、 この下邬コンペャ ペルト 3 9は、 図略の駆動手段によって周回移動するようになっており、 スクリユー軸 3 4の下流端から送り出された中質繊維質材料】 0 6は、 この下部コンべャベルト 3 9によって次工程に搬送されるようになって いる。
上記円弧状網体 3 5の下部には下部スクリユー軸 3 6が設けられてい る。 この下都スクリュー軸 3 6は、 第 4図に示すように、 ケーシング 3 1の左方の壁と、 下部垂直壁 3 7 a ' とを貫通して架橋された中心軸 3 6 aに同心で一体に設けられている。 また、 ケーシング 3 】の底面は円 弧状に形成され、 下部スクリユー軸 3 6の羽根の外周面が摺接するよう に寸法設定されている。 このケーシング 3 〗の底部の下流端 (図面の左 方) には第 3気流管 S 3が接統されている。
従って、 円弧状網体 3 5の網目を通過して下都に落下した吸水性樹脂 1 0 7は、 下部スクリユー軸 3 6の回転駆動によって下流側に移動され、 第 3気流管 S 3を通って気流輸送で次工程に排出される。
第 6図は、 第 2実施例において適用される一段分離機の一例を示す横 断面図であり、 第 7図はその C— C線断面図である。 これらの図に示す ように、 一段分離機 5は、 上記二段分離機 3のスクリユー軸 3 4と円弧 状網体 3 5を取り除き、 一段階のみの分離処理を行うような構成になつ ている。 すなわち、 ケーシング 5 1の内部には、 上記回転軸 3 2と同様 の撹拌ロッ ド 5 2 aを有する回転軸 5 2が設けられており、 また, この 回転軸 5 2を囲繞する、 上記筒状網体 3 3と同様の筒状網体 5 3が設け られている。 上記回転軸 5 2は図略の駆動手段によって回転駆動するよ うになっている。
また、 筒状網体 5 3のケ一シング 5 1内の支持構造も上記第】実施例 の場合と同じであり、 筒状網体 5 3の下部に設けられた幅方向一対の支 持軸 5 3 cによって支持されている。 すなわち、 この支持軸 5 3 cに設 けられたプーリ 5 3 dと筒状網体 5 3に外嵌された環状レール 5 3 aと が当接状態とされ、 支持軸 5 3 cを図略の駆動手段によって回転駆動さ せることにより、 プーリ 5 3 dを介して筒状網体 5 3が回転軸 5 2とは 逆方向に回転するようになっている。 また、 筒状網体 5 3の下流端には 付着している繊維状材料の除去された外装材 1 0 3を系外に排出するコ ンべャベル卜 5 5が設けられている。
そして、 ケーシング 3 1の上流側には、 外装材 1 0 3 aを一段分離機 5の筒状網体 5 3内に導入する外装材導入部 5 6が設けられ、 この外装 材導入都 5 6を介して二段分離機 3の上都コンペャベルト 3 8からの分 離された外装材 1 0 3が筒状網体 5 3内に導入されるようになっている 点は、 上記第 1実施例と異なっている事項である。
すなわち、 外装材導入都 5 6は、 上都コンペャベル卜 3 8からの外装 材 1 0 3を受け取るホッパー 5 6 aと、 このホッパー 5 6 aの下都の内 部空洞の本体部と、 この本体部内の底都に設けられた装填コンペャ 5 6 bとから構成され、 装填コンペャ 5 6 bの周回駆動によって、 上部コン ぺャベルト 3 8から運び込まれた外装材 1 0 3を简状網体 5 3内に導入 するようになつている。
そして、 筒状網体 5 3内に供給された外装材 1 0 3は、 ト.記同様筒状 網体 5 3内において撹拌ロッド 5 2 aの軸心回りの问転によって叩打さ れ、 表面に付着している繊維状材料が払い落され、 この払い落された繊 維状材料は筒状網体 5 3の網目を通って下都に篩い分けられるとともに, 残余の外装材】 0 3は筒状網体 5 3の下流端の開口からコンペャベルト 5 5に供給され、 コンぺャペルト 5 5の周回移動によって系外に排出さ れるようになっている。
また、 ケーシング 5 】内の筒状網体 5 3の下都にはコンぺャベル卜 5 4が設けられている。 このコンペャベル卜 5 4によって上方から落下し てきた繊維状材料は受け止められ、 その周回駆動によって下流側に搬送 されるようになつている。 そして、 ケ一シング 5 1下部の下流端には第 6気流管 S 6が接続され、 第 2図に示す吸引ブロワ 4 6の駔勛による気 流輸送によってコンペャペルト 5 4の下流端に溜った織維状材料は、 中 質繊維質材料 1 0 6 aとして二段分離機 3の中断にフィードバックされ るようになっている。
第 8図は、 第 2実施例において適用される一段分離機の他の例を示す 横断面図ある。 この例の一段分離機 5 ' は、 筒状網体 5 3 ' が上流側か ら下流側に向かって拡がりに形成されている以外は、 先の例の一段分離 機 5と全く同じである。 筒状網体 5 3 ' を拡がりに形成することによつ て、 外装材 1 0 3の上流側から下流側 aの移動が容易になる。
(操業例) 本発明の第 2実施例に示す分離方法によって実際に紙おむつ等の被着 品の不良品を実規模で処理した。 使用された装置は、 処理能力が 50 t /曰のものである。 そして、 操業に先立って二段分離機 3の操業条件を 設定した。 すなわち、 二段分離機 3の撹拌ロッド 3 2 aの周速度は、 2. 0〜 2 bm/s e cの範囲内の値に設定し、 筒状網体 3 3の周速度は、 0. 1〜 1. 5m/s e cの範困内の値に設定した。 なお、 二段分離機 3の撹拌ロッド 3 2 aの周速度を、 2. 0〜 2 5 m/ s e cの範囲内の 値に設定したのは、 周速度が 2. OmZs e c未満の場合は、 速度が遅 すぎて筒状網体 3 3内で確実に切断品 1 0 2を解体することができず、 また、 2 5m/s e cよリも速いと、 一旦撹拌口ッド 3 2 aに絡みつい た切断品 1 0 2が外れず、 確実に切断品 1 0 2を下流側に移動させるこ とができなくなり、 筒状網体 3 3内で詰リ現象が発生するからである。 まだ、 非常に速い場合は、 切断品〗 0 2が解体されないまま、 筒状網体 3 3を通過して上部コンペャペルト 3 8に送られ、 分離が行われない現 象が発生することもある。
また、 二段分離機 3内のスクリュー軸 34の羽根の周速度は、 0. 1 〜 3 m/ s e cの範囲内の値に設定した。 このような値に設定したのは、 スクリユー軸 34の羽根の周速度を 0. 1 m/s e c以下にすると、 遅 すぎて確実に繊維質材料を円弧状網体 3 5上で移動させることができず、 また、 3m s e cよりも速いと、 羽根と円弧状網体 3 5との間の速い 摺接によって円弧状網体 3 5が破損しやすくなるからである。 また、 下 部スクリュー軸 3 6の羽根の周速度は、 0. 1〜2. 5 mノ s e cの範 囲内の値に設定した。
そして、 一段分離機 5の撹拌ロッド 5 2 a周速度は 2. 0〜 2 5mZ s e cの範囲内の値に設定している。 このような範囲設定の理由は、 上 記と同じである。 また、 筒状網体 5 3の周速度は、 0 . 0 5〜 3 mZ s e cに設定している。
以上のような操業条件を設定した後、 各装置を作動させて紙おむつ等 の不良品 1 0 1の分離回収処理を施した。 その結果 5 0 tの不良品 1 0
1に対して、 2〜5 tの吸水性樹脂 1 0 7が回収され、 5〜8 tの上質 織雑質材料 1 0 5が回収され、 1 8 ~ 2 2 tの中質繊維質材料 1 0 6が 回収され、 2 5〜 1 5 tの外装材 1 0 3が回収された。 合計の回収率は
1 0 0 %であった。
そして、 回収された吸水性榭脂 1 0 7の純度は 9 9 . 9重量%であり、 上質繊維質材料 1 0 5の純度は 9 9 . 9重量%であり、 中質繊維質材料
1 0 6の純度は 9 9 . 0重量%であった。 この結果より、 回収品である 吸水性樹脂 1 0 7および上質織維質材料 1 0 5は、 全く新品として使用 可能でぁリ、 中質繊維質材料 1 0 6も整理用ナプキン等の製造原料とし て充分に使用可能であることが確認され、 このことからも本発明が優れ たものであることが判る。 産業上の利用性
以上詳述したように、 本発明は、 外装材の内部に吸水性部材が装填さ れてなる紙おむつ等の不良品から、 有価物である吸水性都材ゃ繊維 材 料を、 効率的に、 かつ、 確実に分離回収することが可能になり、 この回 収物を再使用することによって有用な ¾源の有効活用を図ることが可能 になり、 資源の有効活用上、 および地球環境の保全上で極めて好都合で ある。

Claims

請求の範囲
1 . 第 1のサイズをもった第 1の成分と、 第 1の成分のサイズよりも 大きいサイズをもった第 2の成分とからなる材料を解体して再使用可能 な物質を分離回収する分離回収装置であって、 略水平方向に回転可能に 配設された筒状網体と、 この筒状網体を所定方向に回転させる駆動手段 と、 上記筒状網体内に設けられた撹拌手段と、 上記筒状網体の一端から 上記材料を筒状網体内に供給する材料供給装置と、 上記筒状網体の他端 から第 1分離物を回収する第 1分離物回収装置と、 上記筒状網体の網目 を通過した第 2分離物を回収する第 2分離物回収装置とからなることを 特徴とする分離回収装 g。
2 . 請求の範囲第 1項に記載の分離冋収装置において、 ト.記筒状網体 を囲繞するケーシングと、 このケーシング内の空気を吸引する吸引手段 と、 上記筒状網体と同心で筒状網体を貫通し、 かつ、 自軸心回りに回転 可能に設けられた回転軸とが備えられ、 上記撹拌手段は、 複数本が上記 回転軸に放射状に長手方向の全長に亘つて設けられた撹拌口ッドを有し、 上記ケーシングには上記材料を筒状網体内の h流側に装填する材料装填 口と、 同下流側に上記第 1分離物を排出する第 1分離物排出口と、 上記 筒状網体の網目を通過した第 2分離物を排出する第 2分離物排出口とが 備えられていることを特徴とする分離回収装置。
3 . 請求の範囲第 2項に記載の分離回収装置において、 上記ケーシン グ内に、 上記筒状網体の下方に設けられた自軸心问リに回転可能なスク リユー軸と、 このスクリユー軸の下都に摺接状態でその全長に直って張 設された円弧状網体と、 この円弧状網体の下都に配設された移送手段と が備えられ、 上記第 2分離物排出口は上記円弧状網体の下流端に設けら れ、 上記円弧状網体の網目寸法は筒状網体の網目寸法よりも小さく設定 され、 上記ケーシングには上記筒状網体の網目を通過し上記移送手段に よって移送された第 3分離物を排出する第 3分離物排出口が設けられて いることを特徴とする分離回収装置。
4 . 請求の範囲第 3項に記載の分離回収装置において、 上記撹拌ロッ ドは、 上記回転軸の外周面に螺旋状に配列されていることを特徴とする 分離回収装置。
5 . 請求の範囲第第 3項または第 4項に記載の分離回収装置において、 上記回転軸の周長は、 上記材料の長さよリも大きく寸法設定されている ことを特徴とする分離回収装置。
6 . 第 1のサイズをもった第 1の成分と、 第 1の成分のサイズよりも 大きいサイズをもった第 2の成分とからなる材料を解体して苒使用可能 な物質を分離回収する分離回収方法であって、 上記材料を回転している 略水平方向に配設された筒状網体にその一端から材料供給装置を介して 供給し、 上記筒状網体の所定方向への回転と、 上記筒状網体内に設けら れた撹拌手段とによつて撹拌しつつ上記材料を筒状網体内に残る第一分 離物と、 筒状網体の網目を通過する第 2分離物とに分離し、 上記第 1分 離物を筒状網体の他端から第 1分離物冋収装置によって回収するととも に、 上記第 2分離物を第 2分離物回収装置によって回収することを特徴 とする分離回収方法。
7 . 請求の範囲第 6項に記載の分離回収方法において、 上記筒状網体 に装填する上記材料に前処理を施す前処理工程と、 上記筒状網体によつ て上記材料を分離する分離工程と、 この分離工程で分離された第 1分離 物と第 2分離物とを回収する回収工程と力 ί備えられ、 上記前処理工程に おいては、 上記材料と、 この材料を被覆した外装材とを所定のサイズに 切断するとともに、 切断された切断品を気流輸送で分離工程に送リ込み. 上記分離工程においては、 上記切断品を筒状網体の一端から装填して上 記切断品を主に上記第 1の成分からなる第 1分離品と、 第 2の成分およ び外装材からなる第 2分離品とに分離し、 この分離によって得られた第 2分離品をさらに篩い分けて第 2分離品中に混入している第 2の成分を 取り除き、 上記回収 T.程においては、 上記分離工程で分離された第 1の 成分および第 2の成分をそれぞれ別個に気流輸送で取り出して集塵手段 で回収することを特徴とする分離回収方法。
8. 請求の範囲第 7項に記載の分離回収方法において、 上記筒状網体 内から導出されだ外装材の切断品に付着している第〗の成分を分離し、 これを気流輸送で上記分離工程にフィードバックすることを特徴とする 分離回収方法。
9. 請求の範囲第 6項乃至第 8項のいずれかに記載の分離回収方法に おいて、 上記撹拌手段として、 自軸回りに回転する回転軸と、 この回転 軸に螺旋状に長手方向の全長に亘つて設けられた複数本の撹拌口ッドと からなるものを用い、 上記撹拌ロッドの周速度は 2. O Z SmZs e cの範囲内に設定し、 上記筒状網体の周速度は 0. 1〜 1. SmZs e cの範囲内に設定していることを特徴とする分離回収方法。
PCT/JP1995/002151 1994-10-20 1995-10-19 Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier. WO1996012569A1 (fr)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95934848A EP0739657A4 (en) 1994-10-20 1995-10-19 METHOD AND DEVICE FOR SEPARATING AND RECOVERING RECYCLED ARTICLES LIKE PAPER DIAPERS.
KR1019960703268A KR960706376A (ko) 1994-10-20 1995-10-19 종이기저귀 등의 불량품에서 유가물을 분리하고 회수하는 분리장치 및 분리방 법(separation apparatu for and separation method of separating and recovering valuable substances from defectives of paper diapers and the like)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6/255522 1994-10-20
JP25552294A JP3566760B2 (ja) 1994-10-20 1994-10-20 紙おむつ等の不良品から有価物を分離回収する分離装置および分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO1996012569A1 true WO1996012569A1 (fr) 1996-05-02

Family

ID=17279922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP1995/002151 WO1996012569A1 (fr) 1994-10-20 1995-10-19 Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier.

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0739657A4 (ja)
JP (1) JP3566760B2 (ja)
KR (1) KR960706376A (ja)
CN (1) CN1137245A (ja)
WO (1) WO1996012569A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8617281B2 (en) 2007-08-13 2013-12-31 Applied Cleantech, Inc Methods and systems for feedstock production from sewage and product manufacturing therefrom
US9169597B2 (en) 2005-03-10 2015-10-27 Applied Cleantech Inc. Method of recycling fibers from sewage sludge and means thereof

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT983803E (pt) * 1998-08-31 2001-04-30 Oelde Gmbh Ventilatorfab Processo e dispositivo para a separacao material de materiais susceptiveis de escoamento
JP5462520B2 (ja) * 2009-04-24 2014-04-02 株式会社ツカサ 2段式円筒形シフタ
EP2430086B1 (en) * 2009-05-16 2015-08-26 Knowaste International LLC Methods for separation and conditioning of products containing super absorbent polymers
EP2374548B1 (en) * 2009-06-05 2015-04-01 Tsukasa Co., Ltd. Cylindrical sieve and cylindrical sifter
US9126233B2 (en) 2009-11-27 2015-09-08 Arrowcorp Inc. Cylinder exchange device and method for solid material processor
EP2361740B1 (en) * 2010-02-25 2013-12-18 The Procter and Gamble Company Method of separating suberabsorbent polymer particles from a solidified thermoplastic composition comprising polymers
CN102225415A (zh) * 2011-03-31 2011-10-26 广州市万绿达集团有限公司 报废一次性卫生用品的回收处理方法
ITTO20111091A1 (it) 2011-11-28 2013-05-29 Fater Spa Apparecchiatura e procedimento per il riciclaggio di prodotti sanitari assorbenti
ITTO20111092A1 (it) 2011-11-28 2013-05-29 Fater Spa Apparecchiatura e procedimento per il riciclaggio di prodotti sanitari assorbenti
ITTO20111090A1 (it) 2011-11-28 2013-05-29 Fater Spa Apparecchiatura e procedimento per il riciclaggio di prodotti sanitari assorbenti
JP5948223B2 (ja) 2012-11-02 2016-07-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る材料の分離装置、及び分離方法
JP5948222B2 (ja) * 2012-11-02 2016-07-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る材料の分離装置、及び分離方法
JP5948221B2 (ja) * 2012-11-02 2016-07-06 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る材料の分離装置、及び分離方法
JP5934631B2 (ja) * 2012-11-02 2016-06-15 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る材料の分離装置
CN105073283B (zh) * 2013-02-15 2018-07-06 株式会社大贵 分离装置
EP2957354B1 (en) 2013-02-15 2018-04-11 Daiki Co., Ltd. Separation device
EP2957355B1 (en) * 2013-02-15 2018-04-11 Daiki Co. Ltd. Separation device and separation method
WO2014181468A1 (ja) * 2013-05-10 2014-11-13 株式会社大貴 吸水処理材及びその製造方法
CN105188912B (zh) * 2013-05-10 2018-09-07 株式会社大贵 吸水处理材料及其制造方法
CN103506308A (zh) * 2013-08-29 2014-01-15 张家港市联达机械有限公司 一种废旧塑料薄膜杂质分离机
JP6389744B2 (ja) * 2014-11-27 2018-09-12 鹿島建設株式会社 規格外製品処理システム
JP6317265B2 (ja) 2015-01-22 2018-04-25 株式会社大貴 分離装置、及び吸水処理材の製造方法
JP6173363B2 (ja) * 2015-01-27 2017-08-02 株式会社大貴 分離装置、及び吸水処理材の製造方法
JP6173365B2 (ja) 2015-02-03 2017-08-02 株式会社大貴 分離装置、及び吸水処理材の製造方法
JP6173366B2 (ja) * 2015-02-03 2017-08-02 株式会社大貴 分離装置、及び吸水処理材の製造方法
CN105342023A (zh) * 2015-11-06 2016-02-24 苏州布舞佳乡纺织科技有限公司 一种纺织用绒毛浆清理装置
CN105598027A (zh) * 2016-01-21 2016-05-25 淮南润辉环保科技有限公司 一种有机肥料打碎筛分机
US11364661B2 (en) * 2016-04-20 2022-06-21 Broadview Group International, Llc Processes and structures for recycling carpet and products of such processes
CN107333584A (zh) * 2016-05-03 2017-11-10 许杰霖 纸尿布回收再生成培养介质的方法
IT201600097297A1 (it) * 2016-09-28 2018-03-28 Fater Spa Procedimento e apparecchiatura per separare plastica e cellulosa da prodotti sanitari assorbenti post-consumo
CA172569S (en) 2017-01-16 2018-02-08 Arrowcorp Inc Grading cylinder
CN106984541A (zh) * 2017-04-27 2017-07-28 石河子市华农种子机械制造有限公司 茎叶分选机
CN111021120A (zh) * 2019-10-25 2020-04-17 张东先 一种基于卫生巾棉纱线与纸浆膜片的拉网式纤维分离机
CN110960353A (zh) * 2019-12-06 2020-04-07 刘伟彬 一种快速提取纤维的卫生巾生产设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168566A (ja) * 1984-02-10 1985-09-02 株式会社 サタケ 粒大選別機
JPH04358578A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Kurimoto Ltd 廃棄物の回転式選別装置
JPH05293400A (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 Sanko Giken Kk 破砕選別装置
JPH05309337A (ja) * 1992-03-09 1993-11-22 Fuji Kogyo Kk 破砕物選別装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR9205392A (pt) * 1991-09-18 1994-06-21 Phoenix Fibreglass Inc Processo para separar fibras de materiais compósitos

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168566A (ja) * 1984-02-10 1985-09-02 株式会社 サタケ 粒大選別機
JPH04358578A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Kurimoto Ltd 廃棄物の回転式選別装置
JPH05309337A (ja) * 1992-03-09 1993-11-22 Fuji Kogyo Kk 破砕物選別装置
JPH05293400A (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 Sanko Giken Kk 破砕選別装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
See also references of EP0739657A4 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9169597B2 (en) 2005-03-10 2015-10-27 Applied Cleantech Inc. Method of recycling fibers from sewage sludge and means thereof
US8617281B2 (en) 2007-08-13 2013-12-31 Applied Cleantech, Inc Methods and systems for feedstock production from sewage and product manufacturing therefrom

Also Published As

Publication number Publication date
EP0739657A1 (en) 1996-10-30
JP3566760B2 (ja) 2004-09-15
CN1137245A (zh) 1996-12-04
KR960706376A (ko) 1996-12-09
EP0739657A4 (en) 1998-10-14
JPH08117688A (ja) 1996-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1996012569A1 (fr) Appareil et procede pour separer et recuperer des articles utiles parmi des articles a jeter tels que des serviettes en papier.
US4634060A (en) Processing and sorting of refuse
US5429310A (en) Method and arrangement for processing or reprocessing waste material accumulating in the production or processing of cigarettes
JPS6028734B2 (ja) 袋入材料の解袋分離装置
JP3665758B2 (ja) 廃棄物の粉砕洗浄処理方法及びその粉砕洗浄処理装置
CN109967494B (zh) 一种处理建筑垃圾的工艺方法及系统装置
JP2009535205A (ja) 二重壁分離ドラム
CN115303590B (zh) 一种全自动密闭式拆内袋设备
CN212035877U (zh) 一种花生加工流水线
CN116213249B (zh) 一种用于sg水溶性粒剂加工的输送装置
JP2000126684A (ja) 破砕塵の選別機
CN115518880A (zh) 一种可除杂质的粮食烘干设备
CN108453941A (zh) 一种用于地膜回收再利用的清杂装置
CN208165447U (zh) 一种可提高物料利用率的全自动拆包机
CN218838293U (zh) 一种再生塑料颗粒除杂机构
JP4805397B2 (ja) 振動篩装置及びその運転方法
CN208555030U (zh) 一种旋振谷物清理筛
JP4966990B2 (ja) トロンメル式廃棄物選別装置、廃棄物処理設備、及び廃棄物分別方法
JP2005324170A (ja) 振動篩装置及びその運転方法
CN210284906U (zh) 一种无尘筛分自动拆包装置
EP0472242A1 (en) Method for separating waste
CN113335682A (zh) 一种全自动小袋开袋站
JP2022015986A (ja) 吸水材回収システム及び吸水材回収方法
JP2004323138A (ja) 紙容器分別・洗浄・脱水コンベア
JPH05277393A (ja) 破袋兼分別装置

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 95191070.1

Country of ref document: CN

AK Designated states

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): CN KR US

AL Designated countries for regional patents

Kind code of ref document: A1

Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IE IT LU MC NL PT SE

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 1996 663116

Country of ref document: US

Date of ref document: 19960620

Kind code of ref document: A

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1995934848

Country of ref document: EP

WWW Wipo information: withdrawn in national office

Ref document number: 1995934848

Country of ref document: EP

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 1995934848

Country of ref document: EP